JP2007148593A - 情報通信システム、決済仲介装置及び情報端末装置 - Google Patents

情報通信システム、決済仲介装置及び情報端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 異なる決済システム間で送金処理を行うことができる情報通信システム等を提供する。
【解決手段】 送金側の携帯電話端末装置10のユーザがメッセージの送信時に現金情報の添付を要求すると、電子メールクライアント120は、添付する現金情報の種類(電子通貨等)の選択を要求する。決済処理部140は選択された種類に応じた現金情報を生成し、電子メールクライアント120が生成された現金情報を添付したメッセージを送信する。DCS31の配信管理部31bは、現金情報が添付されたメッセージを受信すると、送金先のユーザの携帯電話端末装置10にその旨を通知する。送金先のユーザが受領に用いる電子通貨等を選択すると、電子メールクライアント120はDCS31に、対応する決済サーバ51.52,53に対する受領処理を要求する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、異なる決済システム間で送金処理を行うことができる情報通信システム等に関する。
不正な書き換え等を防止した電子情報を金額情報として扱い、電子通貨として決済を行い得るようにした電子通貨システムが知られている(例えば特許文献1参照。)。
また、FeliCa(登録商標)等の非接触ICカードを用いたEdy(登録商標)やSuica(登録商標)等の電子通貨システムも普及しつつある。さらに、FeliCa(登録商標)の機能を搭載した携帯電話も普及しつつある(例えば特許文献2)。
これらの電子通貨システムでは、同一の電子通貨間であれば、電子通貨による送金処理を実現できる可能性がある。
特許第3263673号公報(第3頁−第5頁、図1) 特許第3562647号公報(第4頁−第7頁、図1、図2)
しかしながら、従来の電子通貨システムでは、異なる電子通貨間での決済処理は考慮されておらず、異なる電子通貨間での送金処理をあきらめるか、複数のシステムを別個に利用する必要があった。
また、送金処理を行うためには、送金しようとする相手が電子通貨を利用できるか否か、あるいは、利用できる電子通貨の種類等を、送金しようとする者が予め知っている必要があり、確認等の作業が繁雑であった。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、異なる決済システム間で送金処理を行うことができる情報通信システム等を提供することを目的とする。また、本発明は、電子メールのメッセージを用いて簡単に送金処理を行うことができる情報通信システム等を提供することを目的とする。
上述の問題を解決するために、本発明の請求項1に係る情報通信システムは、少なくとも2つの異なる電子通貨システムに対して決済を要求する情報を生成し得る決済要求手段と,電子通貨システムに対して決済を要求する情報(決済情報)を電子メールのメッセージに添付して送信する添付制御手段と,ユーザからの指示に応じてメッセージに添付する決済情報の種類の選択を行う選択手段とを有する情報端末装置と、各電子通貨システム毎に設けられた決済センタの口座を管理する口座管理手段と,この情報端末装置からのメッセージに添付されている決済情報の種類に対応する決済センタの口座に対して当該決済情報によって指定された金額の決済を行う収納処理手段とを有する決済仲介装とを備えることを特徴とする。
この情報通信システムでは、情報端末装置の選択手段が、ユーザからの指示に応じて、メッセージに添付する決済情報(電子通貨システムに対して決済を要求する情報)の種類の選択を行い、添付制御手段が、選択された決済情報を電子メールのメッセージに添付して送信する。決済仲介手段の収納処理手段は、情報端末装置からのメッセージに添付されている決済情報の種類に対応する決済センタの口座に対して当該決済情報によって指定された金額の決済を行う。
また、本発明の請求項2に係る情報通信システムは、請求項1に係る情報通信システムにおいて、決済仲介装置が、メッセージの宛先に対応するユーザの情報端末装置からの要求に応じて、当該要求中で指定された種類の電子通貨システムの口座に、当該電子通貨システムに対する決済センタの口座から決済情報中で指定された金額の決済を行う領収処理手段を備えることを特徴とする。
この情報通信システムでは、決済仲介装置の領収処理手段が、メッセージの宛先に対応するユーザの情報端末装置からの要求に応じて、当該要求中で指定された種類の電子通貨システムの口座に、当該電子通貨システムに対する決済センタの口座から決済情報中で指定された金額の決済を行う。
また、本発明の請求項4に係る決済仲介装置は、少なくとも2つの異なる電子通貨システムに対する決済センタの口座を管理する口座管理手段と、情報端末装置からのメッセージに添付された,電子通貨システムに対して決済を要求する情報(決済情報)の種類に対応する決済センタの口座に対して当該決済情報によって指定された金額の決済を行う収納処理手段と、メッセージの宛先に対応するユーザの情報端末装置からの要求に応じて、当該要求中で指定された種類の電子通貨システムの口座に、当該電子通貨システムに対する決済センタの口座から決済情報中で指定された金額の決済を行う領収処理手段とを備えることを特徴とする
この決済仲介装置では、収納処理手段が、情報端末装置からのメッセージに添付されている決済情報の種類に対応する決済センタの口座に対して当該決済情報によって指定された金額の決済を行い、領収処理手段が、メッセージの宛先に対応するユーザの情報端末装置からの要求に応じて、当該要求中で指定された種類の電子通貨システムの口座に、当該電子通貨システムに対する決済センタの口座から決済情報中で指定された金額の決済を行う。
また、本発明の請求項6に係る情報端末装置は、少なくとも2つの異なる電子通貨システムに対して決済を要求する情報を生成し得る決済要求手段と、電子通貨システムに対して決済を要求する情報(決済情報)を電子メールのメッセージに添付して送信する添付制御手段と、ユーザからの指示に応じて、メッセージに添付する決済情報の種類の選択を行う選択手段とを備えることを特徴とする。
この情報端末装置では、選択手段が、ユーザからの指示に応じて、メッセージに添付する決済情報(電子通貨システムに対して決済を要求する情報)の種類の選択を行い、添付制御手段が、選択された決済情報を電子メールのメッセージに添付して送信する。
また、本発明の請求項7に係る情報端末装置は、少なくとも2つの電子通貨システムに対して決済を行い得る決済仲介装置から決済情報が添付されたメッセージを受信した旨の通知を受信する通知受信手段と、通知に応じて,受領に用いる電子通貨システムの選択を入力する選択入力手段と、選択された電子通貨システムの種類及び口座を示す情報を決済仲介装置に送信する領収要求手段と、要求に応じた決済仲介装置からの指示に応じて電子通貨システムによる決済を行う決済手段とを備えることを特徴とする。
この情報端末装置では、選択入力手段が、決済仲介装置から決済情報が添付されたメッセージを受信した旨の通知に応じて,受領に用いる電子通貨システムの選択を入力し、領収要求手段が、選択された電子通貨システムの種類及び口座を示す情報を決済仲介装置に送信し、決済手段が、要求に応じた決済仲介装置からの指示に応じて電子通貨システムによる決済を行う。
本発明の請求項1に係る情報通信システムでは、情報端末装置の選択手段が、ユーザからの指示に応じて、メッセージに添付する決済情報(電子通貨システムに対して決済を要求する情報)の種類の選択を行い、添付制御手段が、選択された決済情報を電子メールのメッセージに添付して送信する。決済仲介手段の収納処理手段は、情報端末装置からのメッセージに添付されている決済情報の種類に対応する決済センタの口座に対して当該決済情報によって指定された金額の決済を行うことにより、メッセージに添付する決済情報を異なる電子通貨システムのいずれかから選択することができる。これにより、ユーザは複数の電子通貨システムから決済に用いるものを選択することができ、利便性の向上に寄与することができる。また、メッセージに決済情報を添付して送信を行うことにより、ユーザに電子メールのメッセージにより送金を行うような操作感を与えることができ、操作性の向上に寄与することができる。
本発明の請求項2に係る情報通信システムでは、決済仲介装置の領収処理手段が、メッセージの宛先に対応するユーザの情報端末装置からの要求に応じて、当該要求中で指定された種類の電子通貨システムの口座に、当該電子通貨システムに対する決済センタの口座から決済情報中で指定された金額の決済を行うことにより、メッセージの宛先のユーザが、送信側のユーザが用いた電子決済システムとは独立に、受領に用いる電子通貨システムを選択することができる。これにより、ユーザの利便性の向上に寄与することができる。
本発明の請求項4に係る決済仲介装置では、収納処理手段が、情報端末装置からのメッセージに添付されている決済情報の種類に対応する決済センタの口座に対して当該決済情報によって指定された金額の決済を行い、領収処理手段が、メッセージの宛先に対応するユーザの情報端末装置からの要求に応じて、当該要求中で指定された種類の電子通貨システムの口座に、当該電子通貨システムに対する決済センタの口座から決済情報中で指定された金額の決済を行うことにより、メッセージの宛先のユーザが、送信側のユーザが用いた電子通貨システムと異なる電子通貨システムを用いた場合でも決済を行うことができる。これにより、ユーザの選択の幅を広げ、利便性の向上に寄与することができる。
本発明の請求項6に係る決済仲介装置では、選択手段が、ユーザからの指示に応じて、メッセージに添付する決済情報(電子通貨システムに対して決済を要求する情報)の種類の選択を行い、添付制御手段が、選択された決済情報を電子メールのメッセージに添付して送信することにより、メッセージに添付する決済情報を異なる電子通貨システムのいずれかから選択することができる。これにより、ユーザは複数の電子通貨システムから決済に用いるものを選択することができ、利便性の向上に寄与することができる。また、メッセージに決済情報を添付して送信を行うことにより、ユーザに電子メールのメッセージにより送金を行うような操作感を与えることができ、操作性の向上に寄与することができる。
本発明の請求項7に係る決済仲介装置では、選択入力手段が、決済仲介装置から決済情報が添付されたメッセージを受信した旨の通知に応じて,受領に用いる電子通貨システムの選択を入力し、領収要求手段が、選択された電子通貨システムの種類及び口座を示す情報を決済仲介装置に送信し、決済手段が、要求に応じた決済仲介装置からの指示に応じて電子通貨システムによる決済を行うことにより、メッセージの宛先のユーザが、送信側のユーザが用いた電子決済システムとは独立に、受領に用いる電子通貨システムを選択することができる。これにより、ユーザの利便性の向上に寄与することができる。
本発明は、例えば複数の電子通貨システム間で決済を行い得る情報通信システムに適用することができる。
(全体構成)
この情報通信システムは、例えば図1に示すように、携帯電話端末装置(UE:User Equipment)10と、この携帯電話端末装置10との間で無線通信サービスを提供する移動体通信網20と、決済仲介サーバ(CCS:Cash Control Server)30と、ファイアウォール(F/W)40と、このF/W40を介してCCS30と接続され,ユーザ(当該情報通信システムの加入者)の口座からの決済を行う決済サーバ群50とを備えている。
決済サーバ群50は、例えばSuica等の第1の電子通貨による決済を行う第1の決済サーバ(電子通貨S)51と、例えばEdy等の第1の電子通貨とは異なる第2の電子通貨による決済を行う第2の決済サーバ(電子通貨E)52と、例えば銀行口座に対する振込等を行う決済サーバ(銀行)53と、これら以外の例えばクレジットカード等の手段による決済を行う決済サーバ(その他)とを備えている。
この情報通信システムでは、異なる決済手段の間(例えば電子通貨Sと電子通貨Eの間、あるいはこれらの電子通貨と銀行口座の間)で送金処理を行うことができるようになっている。
携帯電話端末装置10は、例えば移動体通信網20と通信を行う高周波(RF:Radio Frequency)部11と、MPU(Micro Processing Unit)12と、メモリ(図示せず)と、FeliCa(登録商標)チップ等の非接触IC13と、PIN(Personal Identity Number)コード等のユーザの識別情報等が格納されたSIM(Subscriber Identity Module)14と、ユーザからの指示を入力する操作キー15と、液晶ディスプレイ等からなる表示部16と、音声通話を行うための音声CODEC17,スピーカ18,MIC19等を備えている。
また、MPU12は、例えばメモリに保持されている制御プログラムの実行により、RF部11,操作キー15,表示部16,音声CODEC17を含む携帯電話端末装置10全体の動作を制御する。また、MPU12は、制御プログラムの実行により、携帯電話端末装置10全体の通信を制御する通信制御部110,電子メールサービスを利用する電子メールクライアント120,HTTPサービスを利用するWebブラウザ130,決済処理を実行する決済処理部140等としても機能する。
メモリは、例えば音声通信,データ通信等のデータを一時的に保持するバッファ、携帯電話端末装置10の動作設定,制御プログラムの実行時の変数,電子メールのメッセージ等を格納する保持部等として用いられる。
移動体通信網20は、例えば無線アクセス系としてW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式,コアネットワーク系としてGPRS(General Packet Radio Service)方式を採用したデジタル無線通信網等からなる。この移動体通信網20は、携帯電話端末装置10との間で無線通信を行う基地局装置(NB:NodeB)21a,21b,…,21nと、各基地局装置21a〜21nの制御を行うRNC(Radio Network Controller)22と、コアネットワーク(CN)を構成するSGSN(Serving GPRS Support Node)23及びGGSN(Gateway GPRS Support Node)24と、移動体通信網20の加入者の情報を保持するDS(ディレクトリサーバ:Directory Server)25と、MSC(Mobile Switching Circuit)26と、ショートメッセージサービスを提供するショートメッセージセンタ(SMSC:Short Message Service Center)27と、ショートメッセージの送信管理等を行うPPG(Push Proxy Gateway)28とを備えている。
CCS30は、例えば決済を要求するメッセージの配信管理を行うDCS(デリバリコトロールサーバ:Delivery Control Server)31と、決済処理に関する電子メールのメッセージを保持するMB(メールボックス:Mail Box)32と、ユーザの口座等に対する振り込み,送金等の決済処理を行うAS(アカウントサーバ:Account Server)33とを備えている。これら各サーバは、図示しないCPU、RAM、ROM、ハードディスクドライブ(HDD)や光ディスクドライブ等からなる記憶装置、あるいはシステムバスなどからなるハードウェアを備えている。そして、これらのハードウェア上で所定のプログラムを実行することにより、処々の機能を実現している。各処理を動作させるためのプログラムはROMや記憶装置に記憶されており、必要に応じてCPUやRAM上の作業エリアに呼び出されて実行される。なお、これらのサーバは1台のコンピュータシステムで構成してもいいし、複数のサーバ機能をそれぞれ受け持つ複数台のコンピュータをネットワークで結んで構成するようにしてもよい。
この情報通信システムでは、メッセージの配信サービスとして、SMS(Short Message Service)と、MMS(Multimedia Messaging Service)の2系統の電子メールサービスとを利用することができるようになっている。電子メールクライアント120は、メッセージのサイズ,添付ファイルの有無,送信先あるいはユーザの選択等に応じて、いずれのサービスを利用するか選択する。
携帯電話端末装置10から送信されたSMSのメッセージは、NB21a(NB21b,…,21n),RNC22,MSC26を経由してSMSC27に供給される。このように送信されたSMSのメッセージは、いわゆるWAP Pushと言われる動作により、SMSC27から、MSC26,RNC22,NB21a(NB21b,…,21n)を経由して携帯電話端末装置10に供給されるようになっている。
この情報通信システムでは、DCS31は、MMSのメッセージの送受信を行うメールサーバ(SMTP/POP[あるいはIMAP]サーバ)34の機能として実装されている。上述のMMSのメッセージを送信する際には、当該メッセージは、携帯電話端末装置10から、NB21a(NB21b,…,21n),RNC22,SGSN23,GGSN24,DCS31を経由してMB32に格納される。DCS31は、MMSのメッセージを受信すると、MMSのメッセージを受信した旨を通知するSMSのメッセージを生成し、PPG28経由で当該MMSのメッセージの宛先のユーザの携帯電話端末装置10宛に送信する。
このようなSMSのメッセージを確認したユーザからの指示があると、電子メールクライアント120は、MB32に対してMMSのメッセージの送信を要求する。これに応じてMB32は、要求されたMMSのメッセージを携帯電話端末装置10宛に送信する。このメッセージは、MB32から、GGSN24,SGSN23,RNC22,NB21a(NB21b,…,21n)を経由して、携帯電話端末装置10に供給される。
携帯電話端末装置10の非接触IC13には、例えば図2に示すように、電子通貨Sにおける識別情報(ID),残高等を記憶する記憶領域131と、電子通貨Eにおける識別情報(ID),残高等を記憶する記憶領域132と、記憶領域131,132に対するアクセスを制御するアクセス制御部133と、外部のリーダライタ等の装置との通信を制御する通信制御部134とが設けられている。
通信制御部134は、外部のリーダライタ等の装置と非接触で通信を行うことができるようになっている。アクセス制御部133と決済処理部140は、配線等を介して接続されている。決済処理部140には、記憶領域131(電子通貨S)に対するアクセス手順等を定義したAPI(Application Program Interface)141と、記憶領域132(電子通貨E)に対するアクセス手順,データ等を定義したAPI142と、決済サーバ53に対するアクセス手順,データ等を定義したAPI143とが設けられている。電子メールクライアント120は、これらのAPI141,142,143を利用して電子通貨S,電子通貨Eあるいは銀行口座における現金情報を添付したメッセージの送受信等を行うことができるようになっている。
MB32には、例えば図3に示すように、現金情報が添付されたメッセージを格納する領域322と、これ以外の通常のメッセージを格納する領域323と、これらのメッセージの管理情報を格納する領域321とが設けられている。現金情報が添付されたメッセージは、送信者からのメッセージ(支払要求)と、受信者に対するメッセージ(領収要求)で1つの単位として格納されている。
各領域322,323に格納されるメッセージは、例えば図4に示すように、メッセージ毎にメールアドレス等の送信元の識別情報(Origination ID),送信先の識別情報(Destination ID),メッセージID(Mail ID),メッセージのデータ(Mail Data)を有している。具体的には、各々のメッセージは、例えば図5に示すように構成されている。メッセージヘッダ201中のFromフィールドがOrigination IDに、ToフィールドがDestination IDに、Message−IDフィールドがMail IDに、それぞれ対応している。また、メール本文202がMail Dataに対応している。
また、添付ファイル202b中の現金情報“cash.dat”は、例えば図6に示すように、当該添付ファイルに対応する電子通貨等の種類を示す情報(Attached Type)と、当該電子通貨等の識別情報(ID)と、添付した金額を示す情報(Attached Price)等の情報が所定の手順で暗号化・符号化されて含まれている。
また、DCS31は、例えば上述の図3に示すように、メッセージの管理情報を保持する管理DB31aと、メッセージの配信管理を行う配信管理部31bとを有している。管理DB31aには、現金情報が添付されているメッセージ毎に、例えば図7に示すように、メールアドレス等の送信元の識別情報(Origination ID).送信先の識別情報(Destination ID),メッセージID(Mail ID),添付金額(Attached price),添付された現金情報の種類(Attached Type),メッセージの処理状況(Mail Status)等を示す情報が格納されている。メッセージの処理状況は、例えば「Mail送信」,「Mail受信」,「入金処理」,「出金処理」等のパラメータを含んでいる。各パラメータは、例えば「未」あるいは「済」の値を取り得るようになっている。具体的には、例えば「Mail送信=未」といった文字データから構成することができる。
配信管理部31bは、受信したメッセージに現金情報が添付されている場合には、当該メッセージを決済メッセージ格納領域322に格納し、当該メッセージについての情報を上述の管理DB31aに登録し、配信管理を行う。一方、受信したメッセージに現金情報が添付されていない場合には、当該メッセージを通常メッセージ格納領域323に格納し、通常のメッセージと同様の配信管理を行う。
また、この情報通信システムでは、CCS30を仮想的に決済センタとし、電子通貨S,電子通貨E,銀行等の決済システム毎に対応させて決済センタの口座を設けている。このため、AS33には、例えば上述の図3に示すように、決済センタの銀行口座に対する入出金処理を行う銀行口座管理部333と、決済センタの電子通貨S口座に対する入出金処理を行う電子通貨S口座管理部331と、決済センタの電子通貨E口座に対する入出金処理を行う電子通貨E口座管理部332と、決済処理を行う決済処理部335と、決済サーバ群50との間の通信処理等を行う通信処理部336とを有している。
現金情報を添付したメッセージを送受信する際に、携帯電話端末装置10,DCS31,MB32,AS33,DS25,決済サーバ群50等の間で送受信するコマンドは、例えば図8〜図13に示すように定義されている。これらの図中では、「方向」欄の矢印が、対応する装置間のコマンドの向きを示している。例えば図8中では、右矢印が、携帯電話端末装置10からDCS31に対するコマンド、左矢印がDCS31から携帯電話端末装置10に対するコマンドであることを示している。
携帯電話端末装置10とDCS31との間のコマンドは、例えば図8に示すように定義されている。Money Submitコマンドは、現金情報を添付したメッセージを送金するコマンドである。Money Notifyコマンドは、現金情報が添付されているメッセージを受信した旨を携帯電話端末装置10に通知するコマンドである。Deliver Requestコマンドは、現金情報が添付されているメッセージの現金データ以外の部分の受信を要求するコマンドであり、Deliver Messageコマンドは、これに対する応答としてメッセージの現金データ以外の部分を携帯電話端末装置10に供給するコマンドである。Money Requestコマンドは、携帯電話端末装置10が現金情報の受信を要求するコマンドである。これらのコマンドの他に、電子メールのメッセージの送受信等の一般的なコマンドが別途定義されている。
DCS31とMB32との間のコマンドは、例えば図9に示すように定義されている。Save Requestコマンドは、MB32にメッセージの保存を要求するコマンドである。Deliver Requestコマンドは、メッセージの現金情報以外の部分の受信(MB32からの読み出し)を要求するコマンドであり、Deliver Messageコマンドは、これに対する応答としてMB32から読み出されたメッセージの現金情報以外の部分を供給するコマンドである。Delete Requestコマンドは、MB32にメッセージの削除を求めるコマンドである。これらのコマンドの他に、MB32に対してメッセージの読み出し,転送等を要求する一般的なコマンドが定義されている。
DCS31とAS33との間のコマンドは、例えば図10に示すように定義されている。Deposit Requestコマンドは、決済センタの口座からの電子通貨の出金を要求するコマンドである。Charge Requestコマンドは、決済センタの口座に対する電子通貨の入金を要求するコマンドである。Charge Informationコマンドは、決済センタの口座に対する入出金があったことを通知するコマンドである。
DCS31とDS25との間のコマンドは、例えば図11に示すように定義されている。Subscriber Data Requestコマンドは、ユーザ(加入者)についての情報を要求するコマンドであり、Subscriber Dataコマンドは、これに対する応答として加入者の情報を供給するコマンドである。
AS33と決済サーバ群50との間のコマンドは、例えば図12に示すように定義されている。Cash Data Synchronizeコマンドは、決済サーバ51,52に対して電子通貨の情報の同期を求めるコマンドである。Deposit Requestコマンドは、決済センタの口座からの電子通貨の出金を要求するコマンドである。Charge Requestコマンドは、決済センタの口座に対する電子通貨の入金を要求するコマンドである。
以上の他に、一般的なコマンドとして、例えば図13に示すように、コマンドに対する応答(RSP:Response)等が定義されている。
(動作:送金処理)
図14は、メッセージの作成及び送信処理の例を示すフローチャートであり、図15は、当該処理において携帯電話端末装置10の表示部16に表示される画像の例を示している。現金情報を添付したメッセージを作成する際には、ユーザはまず宛先・件名等を入力し(図14中のS1)、メッセージの本文を入力する(S2)。この状態で、電子メールクライアント120は、例えば図15(A)に示すように、表示部16にメッセージ本文を示す画像を表示させる。
この状態において、ユーザがファイルの添付を指示すると、電子メールクライアント120は、例えば図15(B)に示すように、添付ファイルの種類の入力を求める画像を表示させる(S3)。これに応じてユーザが添付ファイルの種類を入力すると、電子メールクライアント120は、指示されたファイルの形式が「現金」か否かを判定する(S4)。指示されたファイルの形式が「現金」でない場合には、電子メールクライアント120は、指示されたファイルの形式に応じた処理を実行し(S5)、メッセージの送信処理を実行する(S14)。
一方、指示されたファイルの形式が「現金」である場合には、電子メールクライアント120は、例えば図15(C)に示すように、添付する「現金」の種類(送金に用いる電子通貨等)の選択を求める画像を表示させる。これに応じて、ユーザが選択を行うと、電子メールクライアント120は、ユーザの選択に応じて対応するAPI141,142,143を選択する(S6)。この後、電子メールクライアント120は、API141,142,143を介して、記憶領域131,132からの識別情報の取得(S7,S8)あるいは銀行口座の口座番号の取得(S9)等の処理を行う。この後、例えば図15(D)に示すような画像を表示させ、添付する金額を入力させる(S7,S8,S9)。
金額の入力が終了すると、電子メールクライアント120は、例えば図15(E)に示す画像を表示させ、ユーザからの指示を待機する。ユーザからの指示があると、電子メールクライアント120は、送信指示であるか否かを判断し(S10)、送信指示でなければ、一時保存(保存)や破棄(終了)といった他の指示に対応する処理を実行する(S11)。送信指示である場合には、電子メールクライアント120は、例えば図15(F)に示す画像を表示させ、ユーザにPINコードの入力を要求する(S12)。これに応じてユーザがPINコードを入力すると、電子メールクライアント120は、SIM14に記録されているPINコードと比較し、正しいか否かを判断する(S13)。誤っている場合には、ユーザにPINコードの再入力を求める(S12)。入力されたPINコードが正しい場合には、電子メールクライアント120は、例えば図15(G)に示す画像を表示させ、DCS31宛にメッセージを送信する(S14)。メッセージの送信が正常に終了すると、電子メールクライアント120は、例えば図15(H)に示す画像を表示させ、ユーザに、メッセージの送信が終了した旨を通知する。
この後、電子メールクライアント120は、メッセージに添付した現金情報に対応するAPI141,142を介して、記憶領域131,132に格納されている電子通貨の残高を添付した金額分、減少させる。
(電子通貨E)
図16は、例えば電子通貨Eによる送金処理を行う際の情報通信システム全体の動作を示している。上述の図14中のS14における現金情報を添付したメッセージの送信は、上述の図8中のMoney Submitコマンドによって行われる(S103)。このようなメッセージを受信すると、DCS31は、まず、Subscriber Data RequestコマンドによりDS25に送信先のアドレスに対応するユーザ(加入者)についての情報を確認する(S104)。ユーザが現金情報を添付したメッセージの送受信サービスを利用できるか否かは、ユーザ毎にDS25に登録されている。現金情報を添付したメッセージを受領可能である場合には、DCS31は、上述の図10中のDeposit Requestコマンドにより、AS33に加入者の口座からの電子通貨の出金(決済センタの口座に対する入金)を要求する(S105)。これに応じて、AS33は、Cash Data Synchronizeコマンドにより決済サーバ52との間で電子通貨のデータを同期させ(S106)、Deposit Requestコマンドによりユーザの口座からの出金を決済サーバ52に要求する(S107)。これに対する応答(RSP)は、決済サーバ53からAS33を経由してDCS31に通知される(S108,S109)。
DCS31は、決済サーバ52からの応答があると、当該メッセージについての管理情報を管理DB31aに登録し(S110)、携帯電話端末装置10に現金情報を添付したメッセージの送信が終了したことを通知し(S111)、MB32にSave Requestコマンドと共に当該メッセージを供給する(S112)。MB32は、当該メッセージを保存すると(S113)、DCS31に応答(RSP)を送信する(S114)。
一方、携帯電話端末装置10の電子メールクライアント120は、上述のDCS31からの応答(S111)があると、API142を介して、記憶領域132に格納されている電子通貨Eの残高を減少させる(S115)。
また、決済サーバ52は、AS33からのDeposit Requestコマンド(S107)を受信すると、ユーザの口座(電子通貨E)からの出金処理を実行し(S120)、Charge RequestコマンドによりAS33に決済センタの口座(電子通貨E)に対する入金を要求する(S121)。AS33の決済処理部335は、この要求に応じて、電子通貨E口座管理部332により決済センタの口座(電子通貨E)に入金処理を行って電子通貨Eの残高を増加させる(S122)。
入金処理が終了すると、AS33は、決済サーバ52に入金処理が終了した旨を示す応答(RSP)を送信する(S123)。さらに、AS33は、Charge Informationコマンドにより、決済センタの口座に対する入出金があったことをDCS31に通知する(S124)。DCS31は、これに応じて、管理DB31a中の当該メッセージの処理状況を変更する(S125)。具体的には、例えば図7中のMail Statusを“入金処理=済”にする。変更が終了すると、DCS31は、その旨をAS33に通知する(S126)。
以上の処理により、携帯電話端末装置10のユーザの口座(電子通貨E)から決済センタの口座(電子通貨E)に送金が行われた状態となる。なお、電子通貨Sによる送金処理では、電子通貨Sにおける入出金処理に従って、上述の動作と同様に、ユーザの口座(電子通貨S)から決済センタの口座(電子通貨S)に送金が行われる。また、銀行の口座による送金処理では、例えば図17に示すように、AS33と銀行の決済サーバ53の間で所定の手順で振込等の出金処理が行われ(S106’〜S108’,S120’〜S123’)、上述の動作と同様に、ユーザの口座(銀行)から決済センタの口座(銀行)に送金が行われる。
(動作:受領処理)
図18は、メッセージの受信処理の例を示すフローチャートであり、図19は、当該処理において携帯電話端末装置10の表示部16に表示される画像の例を示している。現金情報が添付されたメッセージを受信すると、DCS31は、その旨を上述の図8中のMoney NotifyコマンドによりSMSで携帯電話端末装置10の電子メールクライアント120に通知する。このような通知があると、電子メールクライアント120は、この図18に示す処理を開始する。
これに応じて、電子メールクライアント120は、MB32に当該メッセージの受信を要求する。このような要求を受信すると、MB32は、例えば図20及び図21に示すように、要求されているメッセージの現金情報以外の部分に、現金情報が添付されていることを示す情報と金額を示す情報から生成したファイルを添付し、電子メールクライアント120宛に送信する。
このようなメッセージを受信すると、電子メールクライアント120は、例えば図19(A)に示す画像を表示部16に表示させ、ユーザにメッセージを受信したことを通知する。これに応じて、ユーザがメッセージの表示を指示すると、例えば図19(B)に示すように、メッセージの本文と、現金情報が添付されている旨を示す画像61と、金額を示す画像62と、受領の指示入力の画像63を表示部16に表示させる(S21)。この後、ユーザから受領が指示されると(S22)、電子メールクライアント120は、例えば図19(C)に示すように、受領に用いる電子通貨等の選択を求める画像を表示させる。これに応じて、ユーザが電子通貨等を選択すると、電子メールクライアント120は、例えば図19(D)に示すような画像を表示させ、ユーザにPINコードの入力を要求する(S27)。ユーザがPINコードを入力すると、電子メールクライアント120は、SIM14に記録されているPINコードと比較し、正しいか否かを判断する(S28)。誤っている場合には、ユーザにPINコードの再入力を求める(S27)。入力されたPINコードが正しい場合には、電子メールクライアント120は、例えば図19(E)に示す画像を表示させ、受領を要求するメッセージをDCS31宛に送信する(S29)。電子通貨等の受領が正常に終了し、DCS31からの応答があると(S30)、電子メールクライアント120は、対応するAPI141,142,143を介して、記憶領域131,132の電子通貨を増加させる(あるいは銀行口座の残高情報を増加させる。)。この後、例えば図19(F)に示す画像を表示させ、ユーザに、受領が終了した旨を通知する。また、電子メールクライアント120は、当該メッセージの状態を例えば「受領済」とする。これにより、ユーザが当該メッセージの表示を指示しても、電子メールクライアント120は、例えば図19(G)に示すように、上述のボタンの画像63は表示させない。
図22は、例えば電子通貨Sによる受領処理を行う際の情報通信システム全体の動作を示している。上述のSMSによる現金情報が添付されたメッセージの受信通知(S201)があると、携帯電話端末装置10の電子メールクライアント120は、上述の図8中のDeliver RequestコマンドによりDCS31にメッセージの送信を要求する(S202)。DCS31は、これに応じて、Deliver RequestコマンドによりMB32にメッセージの現金情報以外の部分の受信を要求する(S203)。これに応じてMB32からDeliver Messageコマンドによりメッセージが読み出されると(S204)、DCS31は、このメッセージを携帯電話端末装置10の電子メールクライアント120に供給する(S205)。この後、電子メールクライアント120から応答(RSP)があると(S206)、DCS31は、管理DB31a内の当該メッセージの処理状況を変更する(S207)。具体的には、例えば図7中のMail Statusを“Mail受信=済”にする。
一方、携帯電話端末装置10の電子メールクライアント120は、受信したメッセージを表示させ(S211)、ユーザに受領に用いる電子通貨等の選択を求める(S212)。この後、例えば電子通貨Sとしての受領が指示されると(S213)、電子メールクライアント120は、上述の図8中のMoney RequestコマンドをDCS31に送信し(S214)、電子通貨Sとしての受領を要求する。DCS31は、この要求に応じて、AS33に上述の図10中のCharge Requestコマンドを送信し、ユーザの口座(電子通貨S)に対する入金を要求する(S215)。
この要求に応じて、AS33の決済処理部335は、電子通貨S口座管理部331に指示して決済サーバ51に、ユーザの口座(電子通貨S)に対する入金を要求させる。電子通貨S口座管理部331は、Cash Data Synchronizeコマンドにより決済サーバ51との間で電子通貨のデータを同期させ(S216)、Charge Requestコマンドによりユーザの口座に対する入金を決済サーバ51に要求する(S217)。これに対する応答(RSP)は、決済サーバ51からAS33,DCS31を介して携帯電話端末装置10の電子メールクライアント120に通知される(S218,S219,S220)。
電子メールクライアント120は、この応答(S220)があると、API141を介して、記憶領域131に格納されている電子通貨Sの残高を増加させる(S221)。
一方、決済サーバ51は、AS33からのCharge Requestコマンド(S217)を受信すると、ユーザの口座(電子通貨S)に対する入金処理を実行し(S230)、Deposit RequestコマンドによりAS33に決済センタの口座(電子通貨S)からの出金を要求する(S231)。AS33の決済処理部335は、この要求に応じて、電子通貨S口座管理部331により決済センタの口座(電子通貨S)からの出金処理を行って電子通貨Sの残高を減少させる(S232)。
出金処理が終了すると、AS33は、決済サーバ51に入金処理が終了した旨を示す応答(RSP)を送信する(S233)。さらに、AS33は、Charge Informationコマンドにより、決済センタの口座に対する入出金があったことをDCS31に通知する(S234)。DCS31は、これに応じて、管理DB31a中の当該メッセージの処理状況を変更する(S235)。具体的には、例えば図7中のMail Statusを“出金処理=済”にする。変更が終了すると、DCS31は、その旨をAS33に通知する(S236)。
この後、DCS31は、上述の図9中のDelete Requestコマンドにより、当該メッセージの削除をMB32に要求する(S237)。MB32は、この要求に応じて当該メッセージを削除し(S238)、削除が終了すると、その旨をDCS31に通知する(S239)。
以上の処理により、決済センタの口座(電子通貨S)から携帯電話端末装置10のユーザの口座(電子通貨S)に送金が行われた状態となる。なお、電子通貨Eによる受領処理では、電子通貨Eにおける入出金処理に従って、上述の動作と同様に、決済センタの口座(電子通貨E)からユーザの口座(電子通貨E)に送金が行われる。また、銀行の口座による受領処理では、例えば図23に示すように、AS33と銀行の決済サーバ53の間で所定の手順で振込等の送金処理が行われ(S216’〜S218’,S230’〜S233’)、上述の動作と同様に、決済センタの口座(銀行)からユーザの口座(銀行)に送金が行われる。
(効果)
この情報通信システムでは、送信側のユーザからの電子通貨等を、当該電子通貨等に対応する決済センタの口座に一旦プールし、受信側のユーザが選択した電子通貨等に対応する決済センタの口座から受信側のユーザの口座に入金している。この情報通信システムでは、受信側のユーザは、送信側のユーザが用いた電子通貨等とは独立に、受領に用いる電子通貨等を選択することができる。これにより、この情報通信システムでは、電子メールのメッセージを用いて、異なる電子通貨等の間で決済を行うことができ、利便性の向上に寄与することができる。また、送信側と受信側で独立に電子通貨等を選択することができるため、送金が成功する確率の向上に寄与することができる。
また、この情報通信システムでは、上述のように、電子メールのメッセージの作成において添付する電子通貨等の選択,金額の選択等を行ない、選択に応じた現金情報をメッセージに添付して送信している。このため、ユーザに、電子メールのメッセージに擬似的に現金を添付して送信するような操作感を提供することができ、操作性の向上に寄与することができる。
また、この情報通信システムでは、携帯電話端末装置10に複数の電子通貨等による決済を行い得る決済処理部140を設け、メッセージに添付する電子通貨等を、メッセージの作成時に選択することができる。これにより、ユーザがアプリケーションの切り換え等を行わずに、使用する電子通貨等を選択することができ、利便性の向上に寄与することができる。
また、この情報通信システムでは、上述のように、送信側の携帯電話端末装置10において、現金情報を添付したメッセージの送信が指示された際に、PINコード等の認証情報の入力を求めている。これにより、セキュリティの向上に寄与することができる。また、受信側の携帯電話端末装置10において、受領が指示された際に、PINコード等の認証情報の入力を求めている。これにより、セキュリティの向上に寄与することができる。
また、この情報通信システムでは、上述のように、DCS31が、現金情報を添付したメッセージの処理状況について、メッセージの配信状態と共に、現金情報の入出金状態を、管理DB31aに保持している管理情報中の「Mail Status」中の各パラメータの値により管理している。これにより、現金情報の授受を適切に管理し、電子通貨等の不正等を防止することができる。
ところで、上述の図22,23中に示す受領処理においては、センタ口座から出金が終了した旨の通知(S234,S234’)を確認し、管理DB31aに登録(S235)した後に、MB32から現金情報が添付されたメッセージを削除するようにしている(S238)。処理の迅速化等の観点からは、DCS31が受領処理を開始した後(S215)に当該メッセージを削除するようにすることもできる。しかし、この場合は、入金処理(S230,S230’)がエラー等になってしまうと、メッセージを復元することが困難である。このため、センタ口座からの出金が完了した後に、メッセージを削除することにより、処理の確実性の向上に寄与することができる。
また、この情報通信システムでは、上述のように、現金情報を添付したメッセージの送受信状態を送金側のユーザの携帯電話端末装置10及び受領側の携帯電話端末装置10各々に通知するようにしている。これにより、ユーザはメッセージの処理状態を知ることができ、操作性の向上に寄与することができる。
(電子通貨同期処理詳細)
上述の図16中のS106における電子通貨の同期処理は、具体的には、例えば図24に示すように実行される。AS33は、DCS31からDeposit Requestコマンドが供給されると(S105)、送金側のユーザの電子通貨Eの口座番号等の識別情報と残高を示す情報等をCash Data Synchronizeコマンドのパラメータとして決済サーバ52に送信して電子通貨の同期処理を開始する(S300)。
決済サーバ52は、AS33から供給された識別情報が電子通貨Eの正規の登録ユーザのものであるか否かを確認し(S301)、正規の登録ユーザでない場合には、AS33にエラーである旨の応答[RSP(Error)]を送信する(S302)。この応答は、AS33からDCS31を介して携帯電話端末装置10に供給される(S303,S304)。
このような応答を受信すると、携帯電話端末装置10の電子メールクライアント120は、正規の登録ユーザではない旨のエラーメッセージを表示させ(S305)、以降の送金処理を実行しない。
正規の登録である場合には、決済サーバ52は、電子通貨Eの残高が正しいか否かを確認し(S311)、正しくない場合には、AS33にエラーである旨の応答[RSP(Error)]を送信する(S312)。この応答は、AS33からDCS31を介して携帯電話端末装置10に供給される(S313,S314)。
このような応答を受信すると、携帯電話端末装置10の電子メールクライアント120は、電子通貨Eの残高が正しくない旨のエラーメッセージを表示させ(S315)、以降の送金処理を実行しない。
電子通貨Eの残高が正しい場合には、決済サーバ52は、電子通貨の同期処理を終了し(S320)、以降の処理を実行する。
このように、電子通貨の同期処理においてエラーが発生した場合に、送金側の携帯電話端末装置10にエラー通知を行い、エラー内容の表示を行うことにより、送金側のユーザは、送金処理が失敗したことを知ることができる。これにより、利便性の向上に寄与することができる。さらに、エラー内容に応じた通知を行い、エラー内容に応じた表示を行うことにより、送金側のユーザは、送金処理が失敗した理由を知ることができる。これにより、エラー内容に応じた対処が容易になる。
(加入者確認処理詳細)
上述の図16中のS104における加入者の確認処理は、具体的には、例えば図25に示すように実行される。携帯電話端末装置10から電子通貨の送金が指示されると(S103)、DCS31は、DS25に、メッセージの送信先のユーザについての情報を要求する(S400)。DS25から加入者情報が供給されると(S401)、DCS31は、送信先のユーザが当該情報通信システムの加入者か否かを確認する(S402)。
当該情報通信システムの加入者でない場合には、DCS31は、利用できない旨の応答[RSP(Error)]を携帯電話端末装置10宛に送信する(S403)。このような応答を受信すると、携帯電話端末装置10の電子メールクライアント120は、
送信先のユーザが当該情報通信システムの加入者でない旨のエラーメッセージを表示させ(S404)、以降の送金処理を実行しない。
送信先が当該情報通信システムの加入者である場合には、DCS31は、送信先のユーザが現金情報を添付したメッセージの配信サービスを利用できるか否かを確認する(S405)。送信先のユーザが当該サービスを利用できない場合には、DCS31は、送信先のユーザが当該サービスを利用できない旨の応答[RSP(Error)]を携帯電話端末装置10宛に送信する(S406)。このような応答を受信すると、携帯電話端末装置10の電子メールクライアント120は、送信先のユーザが当該サービスを利用できない旨のエラーメッセージを表示させ(S407)、以降の送金処理を実行しない。
送信先が当該情報通信システムの加入者であり、現金情報を添付したメッセージの配信サービスを利用可能である場合には、DCS31は、以降の処理を実行する。
この情報通信システムでは、DCS31が、メッセージの送信先のユーザが当該情報通信システムの加入者であり、現金情報を添付したメッセージの配信サービスを利用可能である場合に送金処理を実行し、それ以外の場合には、携帯電話端末装置10にエラー通知を行う。すなわち、送金側のユーザが、現金情報を添付したメッセージの配信サービスを利用可能か否か相手先のユーザに確認しなくても、利用可能な場合にのみ送金処理が行われる。これにより、利便性の向上に寄与することができる。
(有効期間管理)
また、この情報通信システムでは、送金側のユーザが送金処理を行った後、所定の期間(有効期間)内に送金先のユーザが受領処理を行わない場合に、送金側のユーザに対する返金処理を実行するようになっている。DCS31は、管理DB31aに基づいて、現金情報が添付されているメッセージ有効期間が経過した場合に、図26に示す処理を実行する。
有効期間が経過した場合に、DCS31は、まず、上述の図8中のMoney Notifyコマンドにより、有効期間が経過した旨を携帯電話端末装置10に通知する(S501)。この通知は、SMSにより携帯電話端末装置10の電子メールクライアント120に供給される。このような通知があると、電子メールクライアント120は、上述の図8中のDeliver RequestコマンドによりDCS31にメッセージの送信を要求する(S502)。DCS31は、これに応じて、Deliver RequestコマンドによりMB32に当該メッセージの受信を要求する(S503)。これに応じてMB32からDeliver Messageコマンドによりメッセージが読み出されると(S504)、DCS31は、このメッセージを携帯電話端末装置10の電子メールクライアント120に供給する(S505)。この後、電子メールクライアント120から応答(RSP)があると(S506)、DCS31は、管理DB31a内の当該メッセージの処理状況を変更する(S507)。
電子メールクライアント120は、メッセージを受信すると、例えば図27(A)に示すように、先の送金先のユーザが有効期間内に受領しなかった旨を示すエラーメッセージを表示させる(S511)。
これに応じて、ユーザが返金処理を指示すると(S512)、電子メールクライアント120は、上述の図8中のMoney RequestコマンドをDCS31に送信し(S513)、送金側のユーザが添付した電子通貨(この場合は電子通貨E)の受領を要求する。DCS31は、この要求に応じて、AS33に上述の図10中のCharge Requestコマンドを送信し、ユーザの口座(電子通貨E)に対する入金を要求する(S514)。
この要求に応じて、AS33の決済処理部335は、電子通貨E口座管理部332に指示して決済サーバ52に、ユーザの口座(電子通貨E)に対する入金を要求させる。電子通貨S口座管理部331は、Cash Data Synchronizeコマンドにより決済サーバ52との間で電子通貨のデータを同期させ(S515)、Charge Requestコマンドによりユーザの口座に対する入金を決済サーバ52に要求する(S516)。これに対する応答(RSP)は、決済サーバ52からAS33,DCS31を介して携帯電話端末装置10の電子メールクライアント120に通知される(S517,S518,S519)。
電子メールクライアント120は、この応答(S519)があると、API141を介して、記憶領域132に格納されている電子通貨Eの残高を増加させた後(S510)、例えば図27(B)に示すように、返金後の電子通貨Eの残高を表示させる。これにより、ユーザは現在の電子通貨Eの残高を知ることができる。
一方、決済サーバ52は、AS33からのCharge Requestコマンド(S516)を受信すると、ユーザの口座(電子通貨E)に対する入金処理を実行し(S530)、Deposit RequestコマンドによりAS33に決済センタの口座(電子通貨E)からの出金を要求する(S531)。AS33の決済処理部335は、この要求に応じて、電子通貨E口座管理部332により決済センタの口座(電子通貨E)からの出金処理を行って電子通貨Eの残高を減少させる(S532)。
出金処理が終了すると、AS33は、決済サーバ52に入金処理が終了した旨を示す応答(RSP)を送信する(S533)。さらに、AS33は、Charge Informationコマンドにより、決済センタの口座に対する入出金があったことをDCS31に通知する(S534)。DCS31は、これに応じて、管理DB31a中の当該メッセージの処理状況を変更する(S535)。変更が終了すると、DCS31は、その旨をAS33に通知する(S536)。
この後、DCS31は、上述の図9中のDelete Requestコマンドにより、当該メッセージの削除をMB32に要求する(S537)。MB32は、この要求に応じて当該メッセージを削除し(S538)、削除が終了すると、その旨をDCS31に通知する(S539)。
以上の処理により、決済センタの口座(電子通貨E)から携帯電話端末装置10のユーザの口座(電子通貨E)に返金が行われた状態となる。
この後、送金先のユーザが受領処理を指示し(S553)、上述の図8中のMoney RequestコマンドをDCS31に送信しても(S554)、DCS31は、管理DB31aを確認してエラーであると判定する(S555)。エラーと判定した場合には、DCS31は、有効期間が経過したことを示す応答[RSP(Error)]を携帯電話端末装置10に送信する。このような応答を受信すると、携帯電話端末装置10の電子メールクライアント120は、例えば図27(C)に示すように、有効期間(保存期間)が過ぎた旨の表示を行う(S557)。これにより、送金先のユーザは有効期間が過ぎたことを知ることができる。
この情報通信システムでは、上述のように、現金情報を添付したメッセージの保存期間(有効期間)を設定している。また、有効期限が経過した場合に、送金元のユーザに対する返金処理を行うようにしている。また、上述のように、送金元のユーザが添付した電子通貨等と同一の電子通貨等で返金処理を行うため、返金を受けるユーザは改めて受け取りに用いる電子通貨等を指定する必要がなく、利便性の向上に寄与することができる。
また、この情報通信システムでは、有効期間が経過した後に、送金先のユーザが受領を指示した場合に、DCS31がエラーである旨を示す応答を携帯電話端末装置10に送信するため、送金先のユーザが有効期間を経過したことを知ることができる。これにより、送金元、送金先の双方のユーザが、送金処理が行われなかったことを知ることができる。
(エラー処理詳細)
また、この情報通信システムでは、送金先のユーザが受領処理を実行した際に、電子通貨の状態不正である等のエラーが発生した場合にも、送金側のユーザに対する返金処理を実行するようになっている。例えば図28中のS601において、送金先のユーザが電子通貨Sとしての受領を要求すると、電子メールクライアント120は、上述の図8中のMoney RequestコマンドをDCS31に送信する(S602)。DCS31は、この要求に応じて、AS33に上述の図10中のCharge Requestコマンドを送信し、ユーザの口座(電子通貨S)に対する入金を要求する(S603)。
この要求に応じて、AS33の決済処理部335は、電子通貨S口座管理部331に指示して決済サーバ51に、ユーザの口座(電子通貨S)に対する入金を要求させる。電子通貨S口座管理部331は、Cash Data Synchronizeコマンドにより決済サーバ51との間で電子通貨のデータを同期させる(S604)。
ここで、例えば電子通貨Sの残高が不正である等のエラーが発生すると(S605)、決済サーバ51はその旨を示す応答[RSP(Error)]をAS33に送信する(S606)。この応答は、DCS31を介して携帯電話端末装置10に供給される(S607.S608)。DCS31は、この応答に応じて、管理DB31a中の当該メッセージの状態(Mail Status)を変更する(S609)。
このような応答を受信すると、携帯電話端末装置10の電子メールクライアント120は、例えば図29(A)に示すように、電子通貨が不正である旨の表示を行う(S610)。これにより、送金先のユーザは、受領処理が失敗したことを知ることができる。
さらに、DCS31は、送金元のユーザの携帯電話端末装置10に送金処理が失敗したことを通知する(S621〜S626)。これに応じて、送金元のユーザの携帯電話端末装置10の電子メールクライアント120は、例えば図29(B)に示すように、送信先のユーザが受領できなかったことを示すエラーメッセージを表示させる(S631)。これに応じて、送信元のユーザが返金処理を指示すると(S632)、上述の図26中のS513〜S539と同様の処理により、送金元のユーザに対する返金処理が実行される(S633〜S659)。
返金処理が終了すると、携帯電話端末装置10の電子メールクライアント120にはその旨が通知され(S639)、電子メールクライアント120は、API142を介して記憶領域132に格納されている電子通貨Eの残高を増加させた後(S640)、例えば図29(C)に示すように、返金後の残高を表示させる。これにより、送金元のユーザは返金後の電子通貨Eの残高を知ることができる。
この情報通信システムでは、上述のように、送金先のユーザが受領に失敗した際に、送金元のユーザの携帯電話端末装置10に、その旨を通知し、送金元のユーザに対する返金処理を実行するようにしている。これにより、現金情報の取り扱いの確実性の向上に寄与することができる。
また、この情報通信システムでは、上述の図28中に示す返金処理と同様に、送金元のユーザが添付した電子通貨等と同一の電子通貨等で返金処理を行うため、返金を受けるユーザは改めて受け取りに用いる電子通貨等を指定する必要がなく、利便性の向上に寄与することができる。
本発明の実施例1に係る情報通信システムの構成例を示すブロック図である。 前記情報通信システムを構成する携帯電話端末装置の要部の構成例を示すブロック図である。 前記情報通信システムを構成するCCSの構成例を示すブロック図である。 前記CCSを構成するMBに格納される電子メールのメッセージの構成の例を示す図である。 前記メッセージの具体例を示す図である。 前記メッセージの要部の具体例を示す図である。 前記CCSを構成するDCSの管理DBに格納される情報の例を示す図である。 前記情報通信システムにおけるコマンドの例を示す図である。 前記情報通信システムにおけるコマンドの例を示す図である。 前記情報通信システムにおけるコマンドの例を示す図である。 前記情報通信システムにおけるコマンドの例を示す図である。 前記情報通信システムにおけるコマンドの例を示す図である。 前記情報通信システムにおけるコマンドの例を示す図である。 前記情報通信システムを構成する携帯電話端末装置における送金処理の例を示すフローチャートである。 前記送金処理において携帯電話端末装置の表示部に表示される画像の例を示す図である。 前記送金処理において電子通貨を選択した場合の前記情報通信システム全体の動作の例を示すシーケンス図である。 前記送金処理において銀行を選択した場合の前記情報通信システム全体の動作の例を示すシーケンス図である。 前記情報通信システムを構成する携帯電話端末装置における受領処理の例を示すフローチャートである。 前記受領処理において携帯電話端末装置の表示部に表示される画像の例を示す図である。 現金情報が添付されたメッセージに応じて送金先の携帯電話端末装置に供給されるメッセージの具体例を示す図である。 前記メッセージの要部の具体例を示す図である。 前記受領処理において電子通貨を選択した場合の前記情報通信システム全体の動作の例を示すシーケンス図である。 前記受領処理において銀行を選択した場合の前記情報通信システム全体の動作の例を示すシーケンス図である。 前記送金処理における電子通貨の同期処理の詳細の例を示すシーケンス図である。 前記送金処理における加入者確認処理の詳細の例を示すシーケンス図である。 前記送金処理において所定の保存期間が経過した場合の、返金処理の詳細の例を示すシーケンス図である。 前記返金処理において携帯電話端末装置の表示部に表示される画像の例を示す図である。 前記受領処理においてエラーが発生した場合の、返金処理の詳細の例を示すシーケンス図である。 前記返金処理において携帯電話端末装置の表示部に表示される画像の例を示す図である。
符号の説明
10 携帯電話端末装置,30 CCS、31 DCS、32 MB、33 AS、51,52,43 決済サーバ、120 電子メールクライアント、140 決済処理部、141,142,143 API

Claims (7)

  1. 少なくとも2つの異なる電子通貨システムに対して決済を要求する情報を生成し得る決済要求手段と,前記電子通貨システムに対して決済を要求する情報(決済情報)を電子メールのメッセージに添付して送信する添付制御手段と,ユーザからの指示に応じて前記メッセージに添付する決済情報の種類の選択を行う選択手段とを有する情報端末装置と、
    前記各電子通貨システム毎に設けられた決済センタの口座を管理する口座管理手段と,該情報端末装置からのメッセージに添付されている前記決済情報の種類に対応する前記決済センタの口座に対して当該決済情報によって指定された金額の決済を行う収納処理手段とを有する決済仲介装置と
    を備えることを特徴とする情報通信システム。
  2. 前記決済仲介装置は、
    前記メッセージの宛先に対応するユーザの情報端末装置からの要求に応じて、当該要求中で指定された種類の電子通貨システムの口座に、当該電子通貨システムに対する前記決済センタの口座から前記決済情報中で指定された金額の決済を行う領収処理手段を備えることを特徴とする請求項1記載の情報通信システム。
  3. 前記決済仲介装置は、
    前記収納処理手段による決済の後に、前記メッセージの宛先に対応するユーザの情報端末装置に、前記決済情報が添付されたメールを受信した旨を通知する通知手段を備えることを特徴とする請求項1記載の情報通信システム。
  4. 少なくとも2つの異なる電子通貨システムに対する決済センタの口座を管理する口座管理手段と、
    情報端末装置からのメッセージに添付された,前記電子通貨システムに対して決済を要求する情報(決済情報)の種類に対応する前記決済センタの口座に対して当該決済情報によって指定された金額の決済を行う収納処理手段と、
    前記メッセージの宛先に対応するユーザの情報端末装置からの要求に応じて、当該要求中で指定された種類の電子通貨システムの口座に、当該電子通貨システムに対する前記決済センタの口座から前記決済情報中で指定された金額の決済を行う領収処理手段と
    を備えることを特徴とする決済仲介装置。
  5. 前記収納処理手段による決済の後に、前記メッセージの宛先に対応するユーザの情報端末装置に、前記決済情報が添付されたメールを受信した旨を通知する通知手段を備えることを特徴とする請求項4記載の決済仲介装置。
  6. 少なくとも2つの異なる電子通貨システムに対して決済を要求する情報を生成し得る決済要求手段と、
    前記電子通貨システムに対して決済を要求する情報(決済情報)を電子メールのメッセージに添付して送信する添付制御手段と、
    ユーザからの指示に応じて、前記メッセージに添付する決済情報の種類の選択を行う選択手段と
    を備えることを特徴とする情報端末装置。
  7. 少なくとも2つの電子通貨システムに対して決済を行い得る決済仲介装置から決済情報が添付されたメッセージを受信した旨の通知を受信する通知受信手段と、
    該通知に応じて,受領に用いる前記電子通貨システムの選択を入力する選択入力手段と、
    該選択された電子通貨システムの種類及び口座を示す情報を前記決済仲介装置に送信する領収要求手段と、
    該要求に応じた前記決済仲介装置からの指示に応じて前記電子通貨システムによる決済を行う決済手段と
    を備えることを特徴とする情報端末装置。
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