JP2007055283A - 自動二輪車用のサイドトランク取付け構造および自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイドトランクの容量を小さくすることなく車体の全幅を小さく形成する。
【解決手段】車体後部に配設されたリヤフレーム14と、サイドトランク3と、リヤフレーム14に設けられたトランク支持部32とを備える。サイドトランク3に設けられ、前記トランク支持部32に係止されるサイドトランク側係止手段54(第1の凸部58と第2の凸部61)とを備える。トランク支持部32は、リヤフレーム14の車幅方向側面から外側に突出してリヤフレーム14と一体に形成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車体の後部にサイドトランクを着脱自在に取付ける自動二輪車用のサイドトランク取付け構造およびこの取付け構造を採用した自動二輪車に関するものである。
従来、車体の後部にサイドトランクが着脱可能に装備された自動二輪車としては、例えば特許文献1に示されているものがある。この特許文献1に示された自動二輪車のサイドトランクは、車体フレームの後端部を構成するリヤフレームにサイドトランク支持用のブラケットを介して取付けられている。
前記サイドトランク支持用ブラケットは、前記リヤフレームの車幅方向外側の端部に外側方から取付けられる縦板と、この縦板の下端から側方に延びる横板と、この横板の上に突設された係合用凸部とから構成されている。この係合用凸部は、車体の前後方向に複数設けられており、サイドトランクに下方へ向けて開放するように形成された係合用凹部に係合する。
すなわち、前記サイドトランクは、係合用凹部内に下方から係合用凸部を挿入させ、これら両者を係合させることによって、リヤフレームに着脱可能に係止される。
このように車体の側部にサイドトランクを装備する自動二輪車においては、サイドトランクの容量を大きくとりながら、車体の全幅を可及的小さく形成することが要請されている。
特開2003−81157号公報(第3−4頁、第22図)
しかしながら、特許文献1に示されているサイドトランク取付け構造では、上述した要請に応えることはできなかった。これは、サイドトランク支持用ブラケットがリヤフレームの側部に取付けられているからである。すなわち、特許文献1に示された自動二輪車においては、リヤフレームとサイドトランクとの間にサイドトランク支持用ブラケットが位置しているために、このブラケットの分だけサイドトランクが車幅方向の外側に位置付けられるからである。なお、上述した要請に応えるためには、サイドトランクの取付け操作性が損なわれるようなことがないようにしなければならない。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、サイドトランクの容量を小さくすることなく車体の全幅を小さく形成することを可能としたサイドトランク取付け構造およびこの構造を採用した自動二輪車を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る自動二輪車用のサイドトランク取付け構造は、車体後部に配設されたフレーム部材と、サイドトランクと、前記フレーム部材に設けられたトランク支持部と、前記サイドトランクに設けられ、前記トランク支持部に係止されるサイドトランク側係止手段とを備えた自動二輪車用のサイドトランク取付け構造であって、前記トランク支持部は、前記フレーム部材の車幅方向側面から外側に突出してフレーム部材と一体に形成されているものである。
請求項2に記載した自動二輪車用のサイドトランク取付け構造は、請求項1に記載した自動二輪車用のサイドトランク取付け構造において、フレーム部材は下方または上方に開放される断面U字状に形成され、トランク支持部は、下方または上方に開放する断面U字状に形成されているものである。
請求項3に記載した自動二輪車用のサイドトランク取付け構造は、請求項2に記載した自動二輪車用のサイドトランク取付け構造において、トランク支持部のU字を形成する壁のうち車幅方向外側に位置する壁は、車幅方向内側に位置する壁よりU字の底からの高さが低く形成されているものである。
請求項4に記載した自動二輪車用のサイドトランク取付け構造は、請求項2に記載した自動二輪車用のサイドトランク取付け構造において、トランク支持部は、車体の前後方向に間隔をおいて複数設けられ、上方に向けて開口する断面U字状の第1の凹部と、下方に向けて開口する断面U字状の第2の凹部とから構成されているものである。
請求項5に記載した自動二輪車用のサイドトランク取付け構造は、請求項4に記載した自動二輪車用のサイドトランク取付け構造において、第1の凹部は、車体の前後方向に形成された前側凹部と後側凹部とを含み、第2の凹部は、前記前側凹部と前記後側凹部の間に設けられているものである。
請求項6に記載した自動二輪車用のサイドトランク取付け構造は、請求項4または請求項5に記載した自動二輪車用のサイドトランク取付け構造において、サイドトランク側係止手段は、サイドトランクにおける車幅方向内側の端部に設けられ、サイドトランクから下方に突出する第1の凸部を含み、この第1の凸部は、第1の凹部に上方に移動可能に支持されているものである。
請求項7に記載した自動二輪車用のサイドトランク取付け構造は、請求項4または請求項5に記載した自動二輪車用のサイドトランク取付け構造において、サイドトランク側係止手段は、サイドトランクにおける車幅方向内側の端部に設けられ、サイドトランクから上方に突出する第2の凸部を含み、この第2の凸部は、第2の凹部に下方に移動可能に支持されているものである。
請求項8に記載した自動二輪車用のサイドトランク取付け構造は、請求項7に記載した自動二輪車用のサイドトランク取付け構造において、第1の凸部の第1の凹部における支持位置と、第2の凸部の第2の凹部における支持位置とを上下方向にずらせたものである。
請求項9に記載した自動二輪車用のサイドトランク取付け構造は、請求項1に記載した自動二輪車用のサイドトランク取付け構造において、フレーム部材には、トランク支持部より下方において前後方向に延びる下部係合手段が取付けられ、前記下部係合手段は、サイドトランク前部において前方に向けて突設された車幅方向一対のガイド壁の間で係合されているものである。
請求項10に記載した自動二輪車は、請求項1に記載した自動二輪車用のサイドトランク取付け構造によってサイドトランクが取付けられたものである。
本発明によれば、サイドトランクを支持するトランク支持部をフレーム部材に一体成形したので、サイドトランクのフレームへの取付け操作性を損ねず、またサイドトランクの容量を小さくすることなく車体の車幅を小さく確保できる。
請求項2記載の発明によれば、フレーム部材とトランク支持部を上下割の簡単な型構造で一体成形できる。
請求項3記載の発明によれば、トランク支持部においてサイドトランク側係止手段が係合するための入口を広く形成できる。このため、この発明によれば、トランク支持部にサイドトランク側係止手段を容易に係止できる。
請求項4記載の発明によれば、フレーム部材のトランク支持部を上下方向から挟むようにサイドトランクを取付けることができる。このため、サイドトランクの上方への移動および下方への移動を容易に規制できる。
請求項5記載の発明によれば、サイドトランクの荷重を複数の第1の凹部によって受けることができるから、サイドトランクを強固に支持できる。
請求項8記載の発明によれば、第1の凸部の支持位置と第2の凸部の支持位置の間に間隔を形成できる。このため、この発明によれば、フレームのトランク支持部に容易にサイドトランク側係止手段を支持できる。
請求項9記載の発明によれば、サイドトランクの車幅方向への移動が規制される。
請求項10記載の発明によれば、サイドトランクを装備している状態で車体の全幅が小さい自動二輪車を提供することができる。
以下、本発明に係る自動二輪車用のサイドトランク取付け構造とこの取付け構造を採用した自動二輪車の一実施の形態を図1ないし図11によって詳細に説明する。
図1は本発明に係るサイドトランク取付け構造によってサイドトランクが取付けられた自動二輪車の側面図、図2はサイドトランクを取外した車体後部の平面図、図3はリヤフレームの側面図、図4はリヤフレーム本体の平面図である。図5はリヤフレーム本体の概略構成を示す斜視図で、同図においては一部を仮想線で描き省略してある。
図6は図3におけるVI−VI線断面図、図7は図3におけるVII−VII線断面図、図8は図3におけるVIII−VIII線断面図、図9は図3におけるIX−IX線断面図で、図6〜図9においては、車体にサイドトランクを装着した状態で描いてある。図10はフレーム部材のトランク支持部にサイドトランクを支持させた状態を示す平面図、図11はサイドトランクの斜視図である。
これらの図において、符号1で示すものは、この実施の形態による自動二輪車を示す。この自動二輪車1は、後端部における車幅方向の両側に本発明に係るサイドトランク取付け構造2によってサイドトランク3がそれぞれ装着されている。
図1において、符号4は前輪を示し、5はフロントフォーク、6は操向ハンドル、7は燃料タンク、8は運転者用のメインシート、9は同乗者用のタンデムシート、10は後輪、11はエンジン、12はマフラーをそれぞれ示す。前記マフラー12は、図2に示すように、車幅方向の両側に装備されている。これらのマフラー12,12は、図1ないし図3に示すように、マフラー支持用ブラケット13によって後述するリヤフレーム14に支持されている。
リヤフレーム14は、マフラー12の他に車体後部に位置するメインシート8やタンデムシート9などの部材を支持している。このリヤフレーム14は、図3に示すように、左右一対のシートレール15,15およびバックステー16,16と、シートレール15とバックステー16の後端部にそれぞれ溶接されたダイカスト製のリヤフレーム本体17とによって構成されている。このリヤフレーム14によって本発明でいうフレーム部材が構成されている。
前記シートレール15は角パイプによって形成され、このシートレール15の前端部は、メインフレーム(図示せず)の後端部に接続されている。前記バックステー16は角パイプによって形成され、このバックステー16の前端部は、図1に示すように、リヤアームブラケット18の上下方向の中間であって後端部に接続されている。
上述したマフラー支持用ブラケット13は、図3に示すように、このバックステー16の後端部付近に後下がりに延びるように取付けられている。このマフラー支持用ブラケット13の長さ方向中間部には、後述するサイドトランク3の車幅方向への移動を規制するための下部係合手段21が設けられている。
下部係合手段21は、図3および図9に示すように、マフラー支持用ブラケット13の一部を部分的に後方へ突出するように形成された係合片22と、この係合片22の車体後側の端部に固着した緩衝用ゴム23とから構成されている。この緩衝用ゴム23は、係合片22を上下・左右方向および後方を覆っており、後述するサイドトランク3の車体前側の端部に設けられた左右一対のガイド壁24,24どうしの間に係入可能な形状に形成されている。
前記リヤフレーム本体17は、図4および図5に示すように、車幅方向の両側部(図4においては上下方向の両端部)において車体の前後方向(図4においては左右方向)に延びる左右一対の前後方向延在部25と、これらの前後方向延在部25,25どうしを接続する第1ないし第3のクロスメンバ26〜28とから構成されている。
このリヤフレーム本体17の左右一対の前後方向延在部25は、上下方向に離型する金型(図示せず)によって成型されたものである。この実施の形態においては、これらの前後方向延在部25は、図6〜図8に示すように、前記金型によって下方に向けて開放する断面U字状に形成されている。
これらの前後方向延在部25の車体前側の端部と車体後側の端部には、前記取付け構造2の一部を構成する第1の凹部31が形成されている。この実施の形態による第1の凹部31は、図3〜図5に示すように、前後方向延在部25の車体前側の端部に位置する前側凹部31Fと、前後方向延在部25の車体後側の端部に位置する後側凹部31Rとから構成されている。
また、これらの前後方向延在部25における前記前側凹部31Fと後側凹部31Rの間には、第1の凹部31とともに本発明でいうトランク支持部32を構成する第2の凹部33が形成されている。この実施の形態による前後方向延在部25は、図1および図2に示すように、テールカバー34によって車体外側から覆われている。しかし、このテールカバー34には、前記第1の凹部31と第2の凹部33とに対応する部位にそれぞれ開口34aが形成されており、第1、第2の凹部31,33は、前記開口34aによって上方または下方に露出している。
これらの第1および第2の凹部31,33は、図4および図5に示すように、前後方向延在部25における車幅方向の外側の端部を部分的に側方へ突出させるように形成された突出部25a〜25cに設けられている。
第1の凹部31の前側凹部31Fと後側凹部31Rは、図6および図8に示すように、突出部25a,25bに上方に向けて開放するように形成され、第2の凹部33は、図7に示すように、突出部25bに下方に向けて開放するように形成されている。すなわち、第1の凹部31と第2の凹部33は、リヤフレーム14の車幅方向側面から外側に突出してリヤフレーム14と一体に形成されている。
第1の凹部31は、上方に向けて開口する断面U字状に形成されている。詳述すると、第1の凹部31は、図4〜図6および図8に示すように、平面視において車体の前後方向に長い長方形状に形成された底部35と、この底部35における前後方向の両端部から上方に延びる前壁36および後壁37と、底部35における車体内側の端部から上方に延びる内側壁38と、底部35における車幅方向の外側の端部から上方に延びる外側壁39とによって形成されている。前記底部35には、図4に示すように、水抜き用の小孔40が穿設されている。第1の凹部31のU字を形成する壁のうち車幅方向外側に位置する前記外側壁39の上縁の高さh1は、図6および図8に示すように、内側壁38の上縁の高さh2より低く(凹部31のU字の底からの高さが相対的に低く)形成されている。
第2の凹部33は、下方に向けて開放する断面U字状に形成されている。詳述すると、第2の凹部33は、図4,5および図7に示すように、平面視において車体の前後方向に長い長方形状に形成された上壁41と、この上壁41における前後方向の両端部から下方に延びる前壁42および後壁43と、上壁41における車体内側の端部から下方に延びる内側壁44と、上壁41における車幅方向の外側の端部から下方に延びる外側壁45とによって形成されている。
第2の凹部33のU字を形成する壁のうち車幅方向外側に位置する外側壁45の下縁の高さh3(上壁41から下方向への長さ)は、図7に示すように、内側壁44の下縁の高さh4より高く(凹部33のU字の底からの高さが相対的に低く)形成されている。
サイドトランク3は、図10および図11に示すように、車幅方向の内側に位置するトランク本体51と、このトランク本体51の車幅方向外側の端部に開閉可能に取付けられた蓋体52とを備えている。
トランク本体51の上端部51aには、このサイドトランク3を持ち運ぶときに把持するためのハンドル53が車体の前後方向の軸線回りに回動自在に取付けられている。このハンドル53は、図11に示すように、水平方向を指向するように回動させた収納位置と、上方を指向するように起立した使用位置(図示せず)との間で回動する。
トランク本体51における車幅方向内側の上部であって、車体の前後方向の両端部には、本発明でいうサイドトランク側係止手段54の一部を構成するフック55,55が形成されている。
フック55は、図6および図8に示すように、トランク本体51の車幅方向内側の壁56から車幅方向の内側(図6,8において左側)に延びる横方向延在部57と、この横方向延在部57の先端から下方に延びる第1の凸部58とから構成されている。この第1の凸部58は、サイドトランク3をリヤフレーム14に取付けた状態においては、第1の凹部31内に嵌合し、第1の凹部31に上方に移動可能に支持される。この第1の凸部58の長さは、第1の凹部31の深さより長く形成されている。
また、トランク本体51の上部における前記フック55,55どうしの間には、図11に示すように、棒状に形成された第2の凸部61が設けられている。この第2の凸部61と、前記フック55の第1の凸部58とによって、前記サイドトランク側係止手段54が構成されている。
第2の凸部61は、トランク本体51に昇降自在に設けられており、図示していない連動機構を介して前記ハンドル53に連結されている。この実施の形態による第2の凸部61は、図11に示すように、トランク本体51の車幅方向内側の端部に形成された段部51bから上方に突出する上昇位置と、その上面が段部51bの上面と同一平面上に位置するような下降位置との間で昇降する。前記連動機構は、ハンドル53の操作に第2の凸部61の昇降動作を連動させる構造が採られている。すなわち、連動機構は、図11に示すように、ハンドル53が収納位置に回動されることにより第2の凸部61を上昇位置に上昇させ、ハンドル53が起立位置に回動されることによって、第2の凸部61を下降位置に下げる。
この第2の凸部61は、第1の凸部58を第1の凹部31に係止させた状態で、上昇位置に上昇することにより第2の凹部33に係合するように構成されている。すなわち、サイドトランク3をリヤフレーム14に取付けた状態において、第2の凸部61は、第2の凹部33に下方に移動可能に支持される。
また、第2の凸部61は、下降位置に下がることによって、第2の凹部33との係合が解除される。
さらに、これらの第1の凸部58の第1の凹部31における支持位置と、第2の凸部61の第2の凹部33における支持位置とは、図3に示すように、上下方向にずれるように形成されている。この構成を採ることにより、第1の凸部58の支持位置と第2の凸部61の支持位置の間に間隔を形成できる。
トランク本体51における車幅方向内側の下部であって車体前側の端部には、図9および図11に示すように、車体の前方に向けて突出する前記ガイド壁24が一体に形成されている。このガイド壁24は、車幅方向に対をなすように複数設けられている。これらのガイド壁24,24どうしの間隔は、前記下部係合手段21が係合することができるような寸法に設定されている。
上述した第1、第2の凹部31,33と、第1、第2の凸部58,61とを備えたサイドトランク取付け構造2によってサイドトランク3を車体に搭載するに当たっては、サイドトランク3のハンドル53を起立状態として把持し、フック55の第1の凸部58を車体側の第1の凹部31に上方から係合させる。この係合操作は、サイドトランク3の一対のガイド壁24どうしの間にマフラー支持用ブラケット13の下部係合手段21を下方から係入させながら行う。
このように第1の凹部31と第1の凸部58とを係合させ、ガイド壁24と下部係合手段21とを係合させた後、ハンドル53を回動させてトランク本体51の収納位置に収納する。このハンドル操作により、第2の凸部61は、上昇位置に上昇し、第2の凹部33に係合する。このように第2の凸部61と第2の凹部33とが係合することによって、サイドトランク3は、車体に外れることがないように取付けられる。サイドトランク3を車体から取外すためには、ハンドル53を起立させて把持し、そのままハンドル53とともにサイドトランク3を上方へ引き上げることによって行う。
このように構成されたサイドトランク取付け構造2においては、第1および第2の凹部31,33がリヤフレーム本体17の車幅方向側面から突出してリヤフレーム本体17と一体に形成されているから、リヤフレーム本体17にサイドトランク3を直接係止させることができる。この結果、この取付け構造2を採用した自動二輪車1においては、サイドトランク3として従来のものと同等の大きさのものを使用しているにもかかわらず、サイドトランク3を装備した状態での車体の全幅を従来のようにリヤフレーム本体にトランク支持用ブラケットを取付ける場合に較べて狭く形成することができた。しかも、このサイドトランク取付け構造2においては、サイドトランク3のリヤフレーム14への取付け操作性を損ねることもない。
この実施の形態によるサイドトランク取付け構造2においては、リヤフレーム本体17の前後方向延在部25が下方に向けて開放する断面U字状に形成され、この前後方向延在部25に上方に向けて開放する断面U字状の第1の凹部31と、下方に向けて開放する断面U字状の第2の凹部33とが設けられている。このため、この取付け構造を採ることによって、前後方向延在部25と第1および第2の凹部31,33とを上下割の簡単な型構造で一体成形することができるから、鋳造を容易に行うことができる。
また、この実施の形態によるサイドトランク取付け構造2によれば、第1および第2の凹部31,33の外側壁39,45の上下方向の高さを内側壁38,44の上下方向の高さに較べて低く形成しているから、第1および第2の凹部31,33における第1および第2の凸部58,61が係入する入口を広く形成することができる。このため、トランク支持部32に第1および第2の凸部58,61を容易に係止できる。
この実施の形態によるサイドトランク取付け構造2によれば、サイドトランク3は、リヤフレーム本体17に前後方向延在部25をフック55と第2の凸部61とによって上下方向から挟む状態で取付けられる。このため、サイドトランク3の上方への移動と下方への移動とをリヤフレーム本体17を使用して容易に規制することができる。
この実施の形態によるサイドトランク取付け構造2によれば、サイドトランク3の荷重は、フック55が係合する第1の凹部31で受けるようになる。このため、この実施の形態によるサイドトランク取付け構造2においては、サイドトランク3の荷重を二箇所の第1の凹部31,31によって分散させて受けることができるから、サイドトランク3を強固に支持することができる。
この実施の形態によるサイドトランク取付け構造2においては、サイドトランク3の第2の凸部61を下げ、第1の凸部58と第2の凸部61との上下方向の間隔を拡げることにより、これら両凸部58,61どうしの間にリヤフレーム本体17の前後方向延在部25を挿入することができる。このため、このサイドトランク取付け構造2にれば、第1の凸部58と第2の凸部61とを第1の凹部31と第2の凹部33とに係合させたり取外すための操作、言い換えればサイドトランク3の着脱を容易に行うことができる。
この実施の形態によるサイドトランク取付け構造2においては、マフラー支持用ブラケット13の下部係合手段21がサイドトランク3のガイド壁24に係合するから、サイドトランク3を車体に搭載した状態ではサイドトランク3の車幅方向への移動が規制される。このため、このサイドトランク取付け構造2によれば、サイドトランク3の支持が安定するようになる。
本発明に係るサイドトランク取付け構造によってサイドトランクが取付けられた自動二輪車の側面図である。 サイドトランクを取外した車体後部の平面図である。 リヤフレームの側面図である。 リヤフレーム本体の平面図である。 リヤフレーム本体の概略構成を示す斜視図である。 図3におけるVI−VI線断面図である。 図3におけるVII−VII線断面図である。 図3におけるVIII−VIII線断面図である。 図3におけるIX−IX線断面図である。 フレーム部材のトランク支持部にサイドトランクを支持させた状態を示す平面図である。 サイドトランクの斜視図である。
符号の説明
1…自動二輪車、2…サイドトランク取付け構造、3…サイドトランク、14…リヤフレーム、17…リヤフレーム本体、21…下部係合手段、24…ガイド壁、25…前後方向延在部、31…第1の凹部、31F…前側凹部、31R…後側凹部、32…トランク支持部、33…第2の凹部、54…サイドトランク側係止手段、55…フック、58…第1の凸部、61…第2の凸部。

Claims (10)

  1. 車体後部に配設されたフレーム部材と、
    サイドトランクと、
    前記フレーム部材に設けられたトランク支持部と、
    前記サイドトランクに設けられ、前記トランク支持部に係止されるサイドトランク側係止手段と、
    を備えた自動二輪車用のサイドトランク取付け構造であって、
    前記トランク支持部は、前記フレーム部材の車幅方向側面から外側に突出してフレーム部材と一体に形成されていることを特徴とする自動二輪車用のサイドトランク取付け構造。
  2. 請求項1記載の自動二輪車用のサイドトランク取付け構造において、
    フレーム部材は下方または上方に開放される断面U字状に形成され、
    トランク支持部は、下方または上方に開放する断面U字状に形成されている自動二輪車用のサイドトランク取付け構造。
  3. 請求項2記載の自動二輪車用のサイドトランク取付け構造において、
    トランク支持部のU字を形成する壁のうち車幅方向外側に位置する壁は、車幅方向内側に位置する壁よりU字の底からの高さが低く形成されている自動二輪車用のサイドトランク取付け構造。
  4. 請求項2記載の自動二輪車用のサイドトランク取付け構造において、
    トランク支持部は、車体の前後方向に間隔をおいて複数設けられ、
    上方に向けて開口する断面U字状の第1の凹部と、
    下方に向けて開口する断面U字状の第2の凹部とから構成されている自動二輪車用のサイドトランク取付け構造。
  5. 請求項4記載の自動二輪車用のサイドトランク取付け構造において、
    第1の凹部は、車体の前後方向に形成された前側凹部と後側凹部とを含み、
    第2の凹部は、前記前側凹部と前記後側凹部の間に設けられている自動二輪車用のサイドトランク取付け構造。
  6. 請求項4または請求項5記載の自動二輪車用のサイドトランク取付け構造において、
    サイドトランク側係止手段は、サイドトランクにおける車幅方向内側の端部に設けられ、
    サイドトランクから下方に突出する第1の凸部を含み、
    この第1の凸部は、第1の凹部に上方に移動可能に支持されている自動二輪車用のサイドトランク取付け構造。
  7. 請求項4または請求項5記載の自動二輪車用のサイドトランク取付け構造において、
    サイドトランク側係止手段は、サイドトランクにおける車幅方向内側の端部に設けられ、
    サイドトランクから上方に突出する第2の凸部を含み、
    この第2の凸部は、第2の凹部に下方に移動可能に支持されている自動二輪車用のサイドトランク取付け構造。
  8. 請求項7記載の自動二輪車用のサイドトランク取付け構造において、
    第1の凸部の第1の凹部における支持位置と、
    第2の凸部の第2の凹部における支持位置とを上下方向にずらせてなる自動二輪車用のサイドトランク取付け構造。
  9. 請求項1記載の自動二輪車用のサイドトランク取付け構造において、
    フレーム部材には、トランク支持部より下方において前後方向に延びる下部係合手段が取付けられ、
    前記下部係合手段は、サイドトランク前部において前方に向けて突設された車幅方向一対のガイド壁の間で係合されている自動二輪車用のサイドトランク取付け構造。
  10. 請求項1記載の自動二輪車用のサイドトランク取付け構造によってサイドトランクが取付けられた自動二輪車。
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