JP2007021905A - 印刷支援装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】インク乾燥時間や印刷時間、速度を印刷前に認識可能とする。
【解決手段】印刷データから刷版を作成し印刷を行う前に、印刷される画像を推定して表示し、必要に応じて印刷データを修正し(50〜54)た後に、使用する印刷機の機種及びインクの種類を取得し(56〜62)、対応する演算式を読み込み(64)、印刷データをラスタライズし(66)、ラスタライズ後の各画素毎のCMYK濃度(各階調範囲毎・各色毎に求めた画素数の計数値)に基づいて演算式によりインク乾燥時間を演算し(68)、インク乾燥時間から求まる印刷時間及び印刷速度と共に表示する(68)。またインク使用量の削減が指示された場合(72が肯定)は、インク使用量削減方法を選択させ(74,76)、選択されたインク使用量削減方法に従って印刷データを修正し(78)、印刷画像を推定・表示して画質を確認させ(80,82)た後に、インク乾燥時間を再演算し、印刷時間及び印刷速度と共に再表示する(86〜90)。
【選択図】図2

Description

本発明は印刷支援装置、方法及びプログラムに係り、特に、ページ記述言語で記述された印刷データをラスタ形式の印刷画像データへ展開し、印刷画像データに基づいて製版装置で刷版を作成し、作成した刷版を用いて印刷画像データが表す画像を印刷機によって記録媒体へ印刷する印刷工程を行うにあたり、印刷データの適否を検討する検討作業を支援する印刷支援装置、該印刷支援装置に適用可能な印刷支援方法、及び、記憶手段を備えたコンピュータを印刷支援装置として機能させるための印刷支援プログラムに関する。
印刷の分野では、少数種の印刷物を大量に印刷することが多いために、従来は殆どの場合、印刷データに基づいて版下を生成し、生成した版下を使用して印刷を行っていたが、近年のDTP(DeskTop Publishing/Prepress)の普及による印刷工程の変化、所謂「印刷のデジタル革命」により、DTPデータから直接印刷を行う「ダイレクト印刷」又は「オンデマンド印刷」が採用されるようになってきている。ダイレクト印刷(オンデマンド印刷)では、従来の印刷(例えばオフセット印刷)における写植等の紙焼き(印画紙)、版下、網ネガ、網ポジ、PS版等の中間成果物を生成せずにプリプレス工程を完全にデジタル化することで、製版装置(CTP:Computer To Plate)により印刷データ(DTPデータ)から刷版を直接作成し、作成した刷版を印刷機にセットすることで印刷が行われる。
印刷機による印刷では、ページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述された印刷データがRIP(Raster Image Processor)によってラスタ化されることでビットマップ形式の印刷画像データが生成され、この印刷画像データに基づいて製版装置により刷版が作成されるが、印刷画像データはデータ量が大きく、また1頁当り複数色(例えばC,M,Y,K)の刷版を作成する必要があるので、処理に時間がかかる。そして、作成した刷版を用いて印刷した画像に濃度や色合いが適切でない等の画質不良が生じることが判明した場合、印刷データ又は印刷画像データを修正した上で刷版を再度作成する、という手戻り作業が生じ、大幅な処理遅延が発生すると共に、作成した刷版が無駄になることで印刷コストも増大するという問題がある。このため、所望の印刷結果が得られるか否かを印刷データの段階で事前に確認したいという要求がある。
上記に関連して特許文献1には、入力画像データを印刷装置の制御コードへ変換し、印刷装置の制御量公差から生成した制御量誤差と制御コードを基に印刷装置の動作シミュレーションを行ない、印刷誤差を含んだ印刷画像データを形成することで、印刷装置の制御量公差による印刷画像のばらつきを求めることを可能とする技術が開示されている。
また特許文献2には、デジタル印刷装置において、印刷装置から供給されるインクキー開度値と画像データとに基づいて印刷後の発色を各画素毎に算出してディスプレイに送ることで、作業者がディスプレイ上の予想画像を参照してインクキー開度値を調整することを可能とする技術が開示されている。
特開2003−326686号公報 特開2001−347645号公報
上述した特許文献1、2に記載の技術を適用すれば、印刷される画像の画質を実際に印刷を行う前に確認することができ、必要に応じて印刷データ(画像データ)を修正することも可能となる。しかしながら、前述の手戻り作業は、印刷される画像に画質不良が生ずることが判明した場合に限られるものではなく、作成した刷版を用いて印刷を行ったところ、インクの乾燥に予想外に時間がかかるために印刷速度を低速にせざるを得ないことが判明した場合にも、印刷データの修正や刷版の再作成等の作業が必要となることがある。これに対し、インク乾燥時間に関しては印刷前に予測する手段が存在しておらず、実際に印刷を行う段階になって初めてインク使用量が確定することでインク乾燥時間が判明し、判明したインク乾燥時間から導き出される印刷速度(印刷時間)が許容範囲外であったために印刷データの修正や刷版の再作成等の作業が必要となることが、少なからず発生しているのが実情であった。
本発明は上記事実を考慮して成されたもので、インク乾燥時間又は印刷時間又は印刷速度をユーザが印刷前に認識することができる印刷支援装置、方法及びプログラムを得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係る印刷支援装置は、ページ記述言語で記述された印刷データをラスタ形式の印刷画像データへ展開し、印刷画像データに基づいて製版装置で刷版を作成し、作成した刷版を用いて前記印刷画像データが表す画像を印刷機によって記録媒体へ印刷する印刷工程を行うにあたり、前記印刷データの適否を検討する検討作業を支援する印刷支援装置であって、前記印刷機の機種毎及び前記印刷機による印刷に用いるインクの種類毎に、インク使用量とインク乾燥時間との関係を記憶する記憶手段と、前記印刷データを取得すると共に、印刷に用いる印刷機の機種、当該印刷機による印刷に用いるインクの種類を含む、前記取得した印刷データに基づく印刷における印刷条件を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された印刷データに基づいて使用インク量を演算し、演算した使用インク量、前記取得手段によって取得された印刷条件及び前記記憶手段に記憶されているインク使用量とインク乾燥時間との関係に基づいて、前記取得された印刷データに基づく印刷におけるインク乾燥時間を推定する推定手段と、前記推定手段によって推定されたインク乾燥時間、或いは当該インク乾燥時間から求まる印刷時間又は印刷速度を出力する出力手段と、を含んで構成されている。
請求項1記載の発明に係る印刷支援装置は、ページ記述言語で記述された印刷データをラスタ形式の印刷画像データへ展開し、印刷画像データに基づいて製版装置で刷版を作成し、作成した刷版を用いて印刷画像データが表す画像を印刷機によって記録媒体へ印刷する印刷工程を行うにあたり、印刷データの適否を検討する検討作業を支援する装置であり、記憶手段には、印刷機の機種毎及び印刷機による印刷に用いるインクの種類毎に、インク使用量とインク乾燥時間との関係が記憶されている。なお、記憶手段に記憶されている上記情報は、例えば複数種の印刷機と複数種のインクの各組み合わせについて、インク使用量が各値(離散値)のときのインク乾燥時間を各々測定すると共に、インク乾燥時間を未測定のインク使用量におけるインク乾燥時間については、実測したインク乾燥時間から補間する等によって求めることができる。
また請求項1記載の発明では、取得手段により、印刷データが取得されると共に、印刷に用いる印刷機の機種、当該印刷機による印刷に用いるインクの種類を含む、取得した印刷データに基づく印刷における印刷条件が取得される。また推定手段は、取得手段によって取得された印刷データに基づいて使用インク量を演算し、演算した使用インク量、取得手段によって取得された印刷条件及び記憶手段に記憶されているインク使用量とインク乾燥時間との関係に基づいて、取得された印刷データに基づく印刷におけるインク乾燥時間を推定し、出力手段は推定手段によって推定されたインク乾燥時間、或いは当該インク乾燥時間から求まる印刷時間又は印刷速度を出力する。なお、出力手段による出力は、例えばインク乾燥時間又は印刷時間又は印刷速度を表示手段に表示させる等によって行うことができる。
これにより、ユーザがインク乾燥時間又は印刷時間又は印刷速度を印刷前に認識することができ、例えばインク乾燥時間又は印刷時間又は印刷速度が不適切であった場合に、インク乾燥時間又は印刷時間又は印刷速度を適切な範囲内に収まるように印刷データを修正する等の対策を印刷前に講ずることで、大幅な処理遅延が発生したり印刷コストが増大することを回避することができる。
なお、請求項1記載の発明において、例えば請求項2に記載したように、出力手段によって出力されたインク乾燥時間又は印刷時間又は印刷速度に対し、インク乾燥時間の短縮又は印刷時間の短縮又は印刷速度の増速を指示する情報が入力手段を介して入力された場合に、インク使用量が減少するように印刷データを修正する修正手段を更に設けることが好ましい。これにより、出力手段によって出力されたインク乾燥時間又は印刷時間又は印刷速度が不適切であることをユーザが認識した場合にも、インク乾燥時間の短縮又は印刷時間の短縮又は印刷速度の増速を指示する情報を入力するのみで、インク使用量が減少するように印刷データが修正されるので、印刷データ自体を修正する作業をユーザが行う必要がなくなり、上記場合のユーザの負担を軽減することができる。なお、修正手段による印刷データの修正には、例えば印刷機による印刷がC,M,Y,K各色毎に行われる場合には、C,M,Yのインクの一部をKのインクに置き換える処理や、印刷する画像全体又は文字部分を除いた領域の濃度が低下するように変換する処理等を適用することができる。
また請求項2記載の発明において、推定手段は、例えば請求項3に記載したように、修正手段によって印刷データが修正された場合に、修正後の印刷データに基づいてインク乾燥時間を再度推定するように構成することが好ましい。これにより、推定手段によって再度推定されたインク乾燥時間、或いは当該インク乾燥時間から求まる印刷時間又は印刷速度が出力手段によって再度出力されることで、修正手段による印刷データの修正に伴ってインク乾燥時間又は印刷時間又は印刷速度がどのように変化するかをユーザが容易に認識することができる。
また、請求項2記載の発明において、例えば請求項4に記載したように、印刷支援装置は、ページ記述言語で記述された印刷データをラスタ形式の印刷画像データへ展開し、印刷画像データに基づいて印刷画像データが表す画像を記録媒体へ直接記録する画像記録装置と接続されているか、又は画像記録装置に内蔵されており、修正手段によって印刷データが修正された場合に、修正後の印刷データに基づいて、該修正後の印刷データに基づく印刷によって得られる画像をシミュレートした画像が、画像記録装置によって記録媒体に記録されるように制御する記録制御手段を更に設けることが好ましい。これにより、実際に印刷される画像が修正手段による印刷データの修正に伴ってどのように変化するかをユーザが容易に認識することができる。
また、請求項2記載の発明において、例えば請求項5に記載したように、修正手段によって印刷データが修正された場合に、修正後の印刷データに基づいて、該修正後の印刷データに基づく印刷によって得られる画像をシミュレートした画像を表示手段に表示させる表示制御手段を更に設けることが好ましい。この場合も、実際に印刷される画像が修正手段による印刷データの修正に伴ってどのように変化するかをユーザが容易に認識することができる。
請求項6記載の発明に係る印刷支援方法は、ページ記述言語で記述された印刷データをラスタ形式の印刷画像データへ展開し、印刷画像データに基づいて製版装置で刷版を作成し、作成した刷版を用いて前記印刷画像データが表す画像を印刷機によって記録媒体へ印刷する印刷工程を行うにあたり、前記印刷データの適否を検討する検討作業を支援する印刷支援方法であって、前記印刷機の機種毎及び前記印刷機による印刷に用いるインクの種類毎に、インク使用量とインク乾燥時間との関係を記憶手段に記憶しておき、前記印刷データを取得すると共に、印刷に用いる印刷機の機種、当該印刷機による印刷に用いるインクの種類を含む、前記取得した印刷データに基づく印刷における印刷条件を取得し、前記取得した印刷データに基づいて使用インク量を演算し、演算した使用インク量、前記取得手段によって取得された印刷条件及び前記記憶手段に記憶されているインク使用量とインク乾燥時間との関係に基づいて、前記取得された印刷データに基づく印刷におけるインク乾燥時間を推定し、前記推定したインク乾燥時間、或いは当該インク乾燥時間から求まる印刷時間又は印刷速度を出力するので、請求項1記載の発明と同様に、インク乾燥時間又は印刷時間又は印刷速度をユーザが印刷前に認識することができる。
請求項7記載の発明に係る印刷支援プログラムは、記憶手段を備えたコンピュータを、ページ記述言語で記述された印刷データをラスタ形式の印刷画像データへ展開し、印刷画像データに基づいて製版装置で刷版を作成し、作成した刷版を用いて前記印刷画像データが表す画像を印刷機によって記録媒体へ印刷する印刷工程を行うにあたり、前記印刷データの適否を検討する検討作業を支援する印刷支援装置として機能させるための印刷支援プログラムであって、前記記憶手段には、前記印刷機の機種毎及び前記印刷機による印刷に用いるインクの種類毎に、インク使用量とインク乾燥時間との関係が記憶されており、前記コンピュータを、前記印刷データを取得すると共に、印刷に用いる印刷機の機種、当該印刷機による印刷に用いるインクの種類を含む、前記取得した印刷データに基づく印刷における印刷条件を取得する取得手段、前記取得手段によって取得された印刷データに基づいて使用インク量を演算し、演算した使用インク量、前記取得手段によって取得された印刷条件及び前記記憶手段に記憶されているインク使用量とインク乾燥時間との関係に基づいて、前記取得された印刷データに基づく印刷におけるインク乾燥時間を推定する推定手段、及び、前記推定手段によって推定されたインク乾燥時間、或いは当該インク乾燥時間から求まる印刷時間又は印刷速度を出力する出力手段として機能させることを特徴としている。
請求項7記載の発明に係る印刷支援プログラムは、上記の記憶手段を備えたコンピュータを、上記の取得手段、推定手段及び出力手段として機能させるためのプログラムであるので、コンピュータが請求項7記載の発明に係る印刷支援プログラムを実行することにより、コンピュータが請求項1に記載の印刷支援装置として機能することになり、請求項1記載の発明と同様に、インク乾燥時間又は印刷時間又は印刷速度をユーザが印刷前に認識することができる。
以上説明したように本発明は、印刷データを取得すると共に、印刷に用いる印刷機の機種、印刷に用いるインクの種類を含む印刷条件を取得し、印刷データに基づいて使用インク量を演算し、使用インク量、印刷条件及び記憶手段に印刷機の機種毎及びインクの種類毎に記憶されているインク使用量とインク乾燥時間との関係に基づいて、前記印刷データに基づく印刷におけるインク乾燥時間を推定し、推定したインク乾燥時間、或いはインク乾燥時間から求まる印刷時間又は印刷速度を出力するようにしたので、インク乾燥時間又は印刷時間又は印刷速度をユーザが印刷前に認識することができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。図1には本実施形態に係る印刷システム10が示されている。印刷システム10は、入力された印刷データに基づき電子写真プロセスにより可視のカラー画像を所定の記録用紙上に形成するプリンタとして機能するプリンタ12と、印刷機(プレス装置)14で印刷を行うための印刷版を入力された印刷データから直接作成する製版装置(CTP:Computer To Plate)16を備えている。プリンタ12は通信線を介してプリンタサーバ20に接続されており、プリンタサーバ20は、製版装置16、多数台のクライアントPC22(図1ではクライアントPC22を2台のみ示す)及びRIP(Raster Image Processor)24と通信回線26(例えば通信速度が1Gbps(Giga bit per second)程度の汎用の通信プロトコルによる高速有線LAN(Local Area Network)等)を介して互いに接続されている。
プリンタ12としては、例えばプリンタサーバ20から入力されたC,M,Y,K各色のビットマップ形式の印刷画像データに基づいて各色の画像(トナー像)を形成する画像形成部を各々備え、各画像形成部によって形成された各色の画像を中間転写体上で重ね合わせてフルカラーの画像を形成すると共に、中間転写体上に形成したフルカラーの画像を記録用紙へ転写して定着させることで、記録用紙上にフルカラーの画像を記録する構成を採用することができる。なお、プリンタ12は複写機としての機能やファクシミリとしての機能を兼ね備えていてもよい。また製版装置16としては、例えば円筒形の回転ドラムの外周面にシート状の印刷版を巻き付けて固定し、回転ドラムを回転させると共に、入力された特定色成分の印刷データに応じて変調した光ビームを回転ドラムと一体回転する印刷版に照射することで印刷版に画像を記録した後に、画像を記録した印刷版を現像することで、特定の色成分の印刷版(刷版)を製作する構成を採用することができる。この場合、上記工程をC,M,Y,Kの各色成分について繰り返すことで各色成分に対応する印刷版を得ることができる。製版装置16によって製作された各色成分の印刷版は印刷機14に各々セットされて印刷に使用される。
本実施形態に係る印刷システム10では、プリンタ12及び製版装置16に対してユーザがクライアントPC22からオンラインで印刷を指示可能とされていると共に、プリンタ12を用いて印刷を行わせるか、製版装置16を用いて印刷を行わせるか(製版装置16によって印刷版を製作させ、製作された印刷版を印刷機14にセットして印刷を行わせるか)を任意に選択可能とされている。プリンタ12を用いた印刷は、印刷版の作成及び作成した印刷版を印刷機にセットする等の作業が不要で、印刷を指示してから短時間で印刷を完了させることができる(印刷速度は60枚/分程度)が、印刷可能な記録用紙のサイズに制限がある(通常A3サイズ以下)ので、所定サイズ以下の多数種の印刷物を比較的少量印刷する場合に利用される。一方、製版装置16を用いた印刷では、製版装置16による印刷版の製作に比較的長い時間がかかる(例えば印刷版1枚当り数分程度)と共に製作された印刷版を印刷機にセットする手間もかかるものの、印刷機への印刷版のセットが完了してしまえば高速に印刷を行うことができ(例えば数百枚/分)、印刷物のサイズの制限も緩やかであるため、大サイズの印刷物を印刷する場合や少数種の印刷物を大量に印刷する場合に利用される。
クライアントPC22はパーソナル・コンピュータ(PC)から成り、CPU、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性の記憶手段を含むと共に、ディスプレイやマウス、キーボード等が接続されて構成されている。また、クライアントPC22のHDDには任意のOS(Operating System)及び任意のアプリケーション・ソフトがインストールされている。本実施形態において、ユーザはクライアントPC22を操作して任意のアプリケーション・ソフトを利用することで印刷対象の原稿を作成する。この原稿は文字原稿であってもよいし、写真や図表等の画像であってもよいし、文字と画像が混在している原稿であってもよい。
印刷対象の原稿の作成が完了すると、ユーザはクライアントPC22を介して印刷対象の原稿の印刷を指示する操作を行う。この操作では、印刷を行わせる装置の種別(プリンタ12/製版装置16)や印刷部数、印刷物のサイズや紙質等、実行すべき印刷ジョブの処理条件を規定するパラメータも同時に指定される。ユーザによって上記操作が行われると、ページ記述言語(PDL:Page Description Language)によって印刷対象の原稿を記述した印刷データと、がクライアントPC22からRIP24へ送信されると共に、ユーザによって設定された印刷条件を表す印刷制御情報が、当該印刷を行わせる装置が製版装置16であればRIP24へ送信され、当該印刷を行わせる装置がプリンタ12であればプリンタサーバ20へ送信される。
RIP24はパーソナル・コンピュータ(PC)等のコンピュータから成り、CPU、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性の記憶手段を含んで構成されている。RIP24は、クライアントPC22から受信した印刷データ(PDLで記述されR,G,Bで色が表現された印刷データ)及び印刷制御情報をスプール等に一旦格納すると共に、
印刷データ及び印刷制御情報をスプールから取り出して解釈し、R,G,B→C,M,Y,Kの色変換及びラスタイメージデータ(ビットマップ形式のデータ)への展開をページ単位で行って、製版装置16での印刷に使用可能な印刷画像データ(例えば解像度が2400dpi又は4800dpiで1画素(1ドット)当りC,M,Y,K各1ビット(複数ドットで階調を表現する)の2値/高解像度の画像データ)を生成するRIP(Raster Image Process)処理を行う。
またRIP24は、スプールから取り出した印刷制御情報を参照することでユーザが指定した印刷条件を認識し、必要に応じて、大サイズの記録用紙に対応する大サイズの印刷面上に複数頁分の画像を割り付ける面付けやスクリーン処理等を行う。更に、RIP24はRIP処理で生成した印刷画像データを圧縮し、圧縮後の印刷画像ファイルを所定フォーマット(例えばTIFF(Tagged Image File Format)フォーマット)の印刷ファイルデータとして製版装置16へ順次転送する(例えばFTO(Fast Transfer Protocol)等によるファイル転送)。製版装置16へ転送された印刷ファイルデータは製版装置16での印刷(印刷版の作成)に用いられる。
次にプリンタサーバ20について説明する。プリンタサーバ20もPC等のコンピュータから成り、CPU、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性の記憶手段を含むと共に、ディスプレイやマウス、キーボード等が接続されて構成されている。HDDには後述する印刷シミュレート処理を行うための印刷シミュレートプログラムが予めインストールされている。この印刷シミュレートプログラムは本発明に係る印刷支援プログラムに対応しており、プリンタサーバ20のCPUが印刷シミュレートプログラムを実行することで、プリンタサーバ20は本発明に係る印刷支援装置として機能する。プリンタサーバ20は、クライアントPC22から受信した印刷データ及び印刷制御情報をスプール等に一旦格納すると共に、印刷データ及び印刷制御情報をスプールから取り出して解釈し、R,G,B→C,M,Y,Kの色変換及びラスタイメージデータ(ビットマップ形式のデータ)への展開をページ単位で行って、プリンタ12での印刷に使用可能な印刷画像データ(例えば解像度が600dpiで1画素当りC,M,Y,K各8ビットで階調を表現する多値/低解像度の画像データ)を生成するラスタライズを行う。
またプリンタサーバ20は、スプールから取り出した印刷制御情報を参照することでユーザが指定した印刷条件を認識し、必要に応じて、例えば回転(Rotation)や用紙上の画像位置の調整、画像の拡大/縮小、1枚の用紙内へのページ割付(N-UP)、昇順/降順のページの並べ替え、両面印刷時の処理ページ順決定、リピート処理、デバイス差を補正するCMS(Color Management System:カラー管理システム)処理、解像度変換、コントラスト調整、多次元ルックアップテーブル(DLUT)を用いた色変換・グレーバランス補正・色ずれ補正等のキャリブレーション処理、スクリーン指定処理、プリンタ12のフィニッシャモジュールで実行されるフィニッシング処理に対応したページ再配置(ステープラやパンチ穴の場所確保)、コレーション(丁合)、排出面(上下)合わせ等の処理を行った後にプリンタ12へ出力する。
次に本実施形態の作用を説明する。本実施形態に係る印刷システム10のプリンタサーバ20は、ユーザに対し、印刷機14で印刷することを前提としてクライアントPC22上でユーザが作成した印刷対象の原稿に対し、実際に製版装置16で印刷版を作成して印刷機14で印刷を行う前に、印刷機14で印刷される画像の画質を確認したり、印刷機14における印刷時間(印刷速度)を確認し、必要に応じて印刷対象の原稿の印刷データを修正することを可能とする印刷シミュレート機能を提供している。この機能を利用する場合、ユーザはクライアントPC22を操作することで、プリンタサーバ20に対して印刷シミュレート機能の利用を通知する情報をクライアントPC22からプリンタサーバ20へ送信させた後に、シミュレート対象の原稿の印刷データをクライアントPC22からプリンタサーバ20へ転送させる。
プリンタサーバ20では、印刷シミュレート機能の利用が通知されてシミュレート対象の印刷データをクライアントPC22から受信すると、HDDにインストールされている印刷シミュレートプログラムがCPUによって実行されることで、図2に示す印刷シミュレート処理を行う。この印刷シミュレート処理は、本発明に係る印刷支援方法が適用された処理であり、まずステップ50において、受信したシミュレート対象の印刷データに基づいて、当該印刷データが表す原稿を印刷機14で印刷した場合に得られる印刷画像を推定し、推定結果に相当するシミュレート画像データを生成してクライアントPC22へ転送することで、シミュレート画像データが表すシミュレート画像をクライアントPC22のディスプレイに表示させる。なお、印刷画像の推定には公知の技術を適用することができる。また、シミュレート画像をクライアントPC22のディスプレイに表示させることに代えて、プリンタサーバ20のディスプレイにシミュレート画像を表示させるようにしてもよいし、シミュレート画像データをプリンタ12へ転送することで、プリンタ12によってシミュレート画像を印刷させるようにしてもよい。
次のステップ52では、クライアントPC22のディスプレイに表示したシミュレート画像の画質をユーザに検定させると共に、検定結果を表す情報をクライアントPC22のキーボード又はマウスを介して入力させ、ユーザによって入力された情報をクライアントPC22から受け取ることで、シミュレート画像の画質が適正と判断されたか否か判定する。判定が否定された場合はステップ54へ移行し、印刷データの明度や色バランス等の修正を指示可能な画質調整画面をクライアントPC22のディスプレイに表示させ、表示されているシミュレート画像の画質を所望の画質に近づけるための印刷データの画質調整指示をユーザに入力させ、ユーザが入力した画質調整指示をクライアントPC22から受信し、受信した画質調整指示に応じて印刷データを修正する等により、シミュレート画像の画質がユーザが所望している画質に近づくように印刷データを修正する。
ステップ54の処理を行った後はステップ50に戻り、修正後の印刷データに基づいて印刷画像の推定・シミュレート画像の表示を再度行う。これにより、ステップ52の判定が肯定される迄ステップ50〜ステップ54が繰り返され、シミュレート画像(印刷画像の推定結果)の画質がユーザが所望している画質に一致されることになる。
ステップ52の判定が肯定されるとステップ56へ移行し、例として図3(A)に示すように、シミュレート対象の印刷データが表す原稿の印刷に使用可能な印刷機14の機種が選択肢として一覧表示された印刷機選択画面をクライアントPC22のディスプレイに表示させる。次のステップ58では印刷機の機種が選択されたか否か判定し、判定が肯定される迄ステップ58を繰り返す。印刷機選択画面には、シミュレート対象の印刷データが表す原稿の印刷に用いる印刷機14の機種を選択するようユーザに要請するメッセージが表示されており、クライアントPC22のディスプレイに上記の印刷機選択画面が表示されると、ユーザはクライアントPC22のマウス等を操作して、シミュレート対象の印刷データが表す原稿の印刷に使用する印刷機14の機種を選択する。
印刷機14の機種が選択されると、ステップ58の判定が肯定されてステップ60へ移行し、例として図3(B)に示すように、シミュレート対象の印刷データが表す原稿の印刷に使用可能なインクの種類が選択肢として一覧表示されたインク種選択画面をクライアントPC22のディスプレイに表示させる。次のステップ62ではインクの種類が選択されたか否か判定し、判定が肯定される迄ステップ62を繰り返す。インク種選択画面には、シミュレート対象の印刷データが表す原稿の印刷に用いるインクの種類を選択するようユーザに要請するメッセージが表示されており、クライアントPC22のディスプレイに上記のインク種選択画面が表示されると、ユーザはクライアントPC22のマウス等を操作して、シミュレート対象の印刷データが表す原稿の印刷に使用するインクの種類を選択する。なお、上記のステップ56〜ステップ62は本発明に係る取得手段に対応している。
インクの種類が選択されると、ステップ62の判定が肯定されてステップ64へ移行する。本実施形態では、プリンタサーバ20のHDDに、印刷機選択画面に一覧表示した印刷機14の各機種毎及びインク種選択画面に一覧表示したインクの各種類毎に、印刷対象の原稿の画像の各画素毎の濃度(各画素毎の濃度値を積算した値が印刷時のインク使用量に相当する)から、前記画像を印刷する際のインク乾燥時間を演算するための演算式が記憶されている。このように、プリンタサーバ20のHDDは本発明に係る記憶手段に対応している。上記の演算式は、例えば以下のようにして導出することができる。
すなわち、印刷時のインク使用量(全体的な濃度)が互いに相違する複数種の画像を用意し(印刷版を作成し)、特定種の印刷機14と特定種のインクの組み合わせにおいて、複数種の画像を記録用紙に各々印刷させると共に、記録用紙に印刷させた画像のインク乾燥時間(画像を形成するインクが画像の全面に亘って乾燥する迄の時間)を前記複数種の画像について各々測定する。ここで、上記の演算式としては、画像全体のインク使用量からインク乾燥時間を求める演算式であってもよく、この場合は、上記の測定結果に基づき画像全体のインク使用量とインク乾燥時間との関係を最小自乗法等によって求めることで、上記演算式を演算することができる。しかし、例えば特定画素が高濃度、すなわち多量のインクによって形成される画素であっても、特定画素の周囲の画素の濃度が所定値以下であれば(周囲の画素が比較的少量のインクによって形成される画素であれば)、特定画素を形成するインクの量の割には特定画素を形成するインクの乾燥時間は短くなるので、画像全体のインク使用量とインク乾燥時間との相関は必ずしも高くない。
このため、本実施形態では個々の画像の各画素がとり得る濃度値(階調値)の範囲を複数の濃度範囲(階調範囲)に分割すると共に、複数種の画像の各々について、C,M,Y,K各色毎に濃度が所定値以上の画素が所定個以上連続している(例えば画像上のX方向とこのX方向に直交するY方向の少なくとも一方に連続している)領域の画素のみを計数対象とし、分割した個々の濃度範囲(階調範囲)毎に、計数対象の画素の数を計数する。例えば図4には、各画素がとり得る階調値の範囲が0〜255である場合に、この階調値の範囲を階調範囲a〜eに分割し、各階調範囲a〜eについて、階調値が対応する階調範囲内で、かつ対応する階調範囲以上の階調値の画素がX方向及びY方向の少なくとも一方にS画素以上連続している領域内の画素をC,M,Y,K各色毎に計数することで、画素数PaC,PaM,PaY,PaK,PbC,PbM,PbY,PbK, PcC,PcM,PcY,PcK, PdC,PdM,PdY,PdK, PeC,PeM,PeY,PeKを求める例を示している。
そして、複数種の画像について各々各階調範囲毎・各色毎に求めた画素数の計数値(上記のPaC〜PeK)と、複数種の画像について各々計測したインク乾燥時間TAに基づいて、重回帰分析等を適用することで、各階調範囲毎・各色毎に求めた画素数の計数値(これらの値は印刷時のインク使用量を代表する値であり、インク乾燥時間に影響を与える画素におけるインク使用量を表している)からインク乾燥時間TAを求めるための演算式(次の(1)式も参照)を導出する。
インク乾燥時間TA=f(PaC,PaM,PaY,PaK,PbC,PbM,PbY,PbK, PcC,PcM,PcY,PcK, PdC,PdM,PdY,PdK, PeC,PeM,PeY,PeK) …(1)
上記の作業を、印刷機選択画面に一覧表示した印刷機14の各機種と、インク種選択画面に一覧表示したインクの各種類の全ての組み合わせについて各々行うことで、印刷機14の機種とインクの種類の各組み合わせに対応する演算式が各々得られる。これらの演算式は、プリンタサーバ20のHDDへの印刷シミュレートプログラムのインストール時に、プリンタサーバ20のHDDに記憶される。
なお、インク乾燥時間は、詳しくは、印刷時の周囲の温度及び湿度、インクの種類や材質、インクの色、インクがUV(紫外線)が照射されることで乾燥・硬化するように構成されたUVインクである場合のUVランプの発光強度(UVの照射光量)、UVインクに添加される光重合開始剤の種類及び量、インク量等の要因の影響を受けて変化するが、周囲の温度・湿度とインク乾燥時間との関係は定式化が困難であるので、本実施形態では、演算式を導出するためのインク乾燥時間測定時の温度及び湿度を一定値に保つことで、インク乾燥時間測定時の周囲温度・湿度の変動が演算式に基づくインク乾燥時間TAの推定演算の精度に及ぼす影響を排除しており、これに伴い、本実施形態では温度及び湿度が上記一定値のときのインク乾燥時間TAが推定演算される。一方、インクの材質、UVインクに添加される光重合開始剤の種類及び量等の要因はインクの種類毎に相違し、UVランプの発光強度(UVの照射光量)等の要因は印刷機14の機種毎に相違するものであるので、上記のように、印刷機14の機種毎及びインクの種類毎にインク乾燥時間を測定して導出した演算式を用いることで、インク乾燥時間の推定演算では上記要因も考慮された値が演算されることになる。
ステップ64では、クライアントPC22のHDDに記憶されているインク乾燥時間の複数の演算式のうち、印刷機選択画面上で選択された印刷機14の機種と、インク種選択画面上で選択されたインクの種類の組み合わせに対応するインク乾燥時間の演算式をHDDから読み込む。次のステップ66では、クライアントPC22から受信したシミュレート対象の印刷データのラスタライズを行うことで、シミュレート対象の印刷データを用いて対応する原稿を印刷機14で印刷する際の各画素毎のC,M,Y,K各色毎の濃度を求める。なお、上記のラスタライズによって生成するラスタライズデータは多階調のデータであり、RIP24で生成されて製版装置16へ出力される印刷画像データがnドットで階調を表現する2値の画像データの画像データである場合、ラスタライズデータの解像度は印刷画像データの1/nとされ、印刷画像データ上でnドット単位で表現される階調値(濃度値)を、ラスタライズデータ上の個々の画素に階調値(濃度値)として各々割り付けたデータが生成される。
ステップ68では、ステップ66で生成したラスタライズデータが表す各画素のC,M,Y,K各色毎の濃度に基づき、まず各階調範囲毎・各色毎の画素数の計数値PaC〜PeKを各々求め、求めた計数値PaC〜PeKをステップ64で読み込んだ演算式に代入することで、シミュレーション対象の印刷データを用いて印刷機14で原稿を印刷した場合のインク乾燥時間TAの推定演算を行う。またステップ70では、ステップ68で求めたインク乾燥時間TAを所定の演算式に代入することで、シミュレーション対象の印刷データを用いて印刷機14で原稿を印刷した場合の印刷速度(例えば一定時間当りの印刷枚数)及び印刷時間(例えば印刷の開始から終了迄の時間)を演算する。そして、例として図3(C)に示すように、演算したインク乾燥時間、印刷速度及び印刷時間が表示された演算結果表示画面をクライアントPC22のディスプレイに表示させる。なお、上述したステップ64〜ステップ68は本発明に係る推定手段に、ステップ70は本発明に係る出力手段に各々対応している。
なお、ユーザによって作成される印刷対象の原稿は複数頁から成ることが多いが、シミュレート対象の印刷データが複数頁から構成されている場合、ステップ68では、インク乾燥時間TAを各頁について各々推定演算すると共に、インク乾燥時間TAの最大値を判断し、ステップ70では、インク乾燥時間TAの最大値に基づいて印刷速度を演算すると共に、インク乾燥時間TAの最大値に基づいて求めた1頁当りの印刷時間に頁数を乗ずることで印刷時間を求めることができる。
この演算結果表示画面を参照することで、ユーザは、現在の印刷データを用いて印刷機14で原稿を印刷した場合の印刷時間及び印刷速度を認識し、認識した印刷時間及び印刷速度が適正か否かを判断することができる。図3(C)に示すように、演算結果表示画面には、印刷速度向上のために印刷時のインク使用量を削減した場合のシミュレーションを行うか否かをユーザに判断させるメッセージ30Aが表示されており、シミュレーションの実行を指示するためのボタン30Bとシミュレーションを実行しないことを指示するためのボタン30Cも表示されている。ユーザによってボタン30B,30Cの何れかが選択されると次のステップ72へ移行し、ユーザによって選択されたボタンがボタン30Bか否かを判断することで、インク使用量を削減した場合のシミュレーションの実行が指示されたか否かを判定する。
先に確認した画質に加えて、演算結果表示画面に表示されたインク乾燥時間、印刷時間及び印刷速度も適正であると判断した場合、ユーザはマウス等を操作してボタン30Cを選択する。この場合、ステップ72の判定が否定されて印刷シミュレート処理が終了されるので、印刷機14での原稿の印刷(製版装置16による印刷版の作成)には現在の印刷データが用いられることになるが、印刷機14による印刷は上記処理によってユーザが確認したインク乾燥時間、印刷時間及び印刷速度で行われると共に、印刷機14によって記録用紙に印刷される画像の画質も上記処理によってユーザが確認しているので、印刷版を再度作成する必要が生ずることはなく、印刷工程の大幅な遅延が発生したり印刷コストが増大することを防止することができる。
一方、画質が適正であることは先に確認したものの、演算結果表示画面に表示されたインク乾燥時間や印刷時間が長すぎる(印刷速度が遅すぎる)と判断した場合、ユーザはマウス等を操作してボタン30Bを選択する。この場合はステップ72の判定が肯定されてステップ74へ移行し、例として図3(D)に示すように、インク使用量削減方法が選択肢として一覧表示された削減方法選択画面をクライアントPC22のディスプレイに表示させる。なお、図3(D)に示す削減方法選択画面ではインク使用量削減方法の一例として「C,M,YインクをKインクで置換する」方法と、「明度を変更する」方法が表示されているが、他のインク使用量削減方法も選択肢にしてもよいことは言うまでもない。
次のステップ76では、削減方法選択画面に選択肢として一覧表示した各種のインク使用量削減方法の中から、何れかの方法が選択されたか否か判定し、判定が肯定される迄ステップ76を繰り返す。削減方法選択画面は何れかのインク使用量削減方法を選択するようユーザに要請するメッセージが表示されており、クライアントPC22のディスプレイに上記の削減方法選択画面が表示されると、ユーザはクライアントPC22のマウス等を操作して、所望のインク使用量削減方法を選択する。これにより、ステップ76の判定が肯定されてステップ78へ移行し、先にクライアントPC22から受信した印刷データをユーザによって選択されたインク使用量削減方法に従って修正する。なお、このステップ78は請求項2に記載の修正手段に対応している。
例えば「C,M,YインクをKインクで置換する」方法が選択された場合には、公知のUCR(Under Color Removal)処理と同様に、RIP24によるRIP処理により、インク量ICのCのインク、インク量IMのMのインク、インク量IYのYのインク、インク量IKのKのインクによって各画素を形成する印刷画像データが生成される印刷データに対し、RIP24によるRIP処理により、各画素のKのインク量IKが各画素におけるインク量IC,IM,IYの最小値min(IC,IM,IY)だけ増大されると共に、各画素のC,M,Yのインク量IC,IM,IYが各画素におけるインク量の最小値min(IC,IM,IY)だけ減少される印刷画像データが生成されるように印刷データを修正する。この場合、Kのインク使用量が増大する一方でC,M,Yのインク使用量が減少されるので、印刷時のインク使用量は削減される。また、「明度を変更する」方法が選択された場合には、印刷データをL*a*b*色空間の画像データへ変換し、この画像データの明度が全体的に増大するように(或いは画像データが表す画像のうち文字領域を除いた領域の明度が増大するように)画像データを修正した後に、修正後の画像データを元の色空間のデータ(印刷データ)へ変換することで行うことができる。この場合も画像全体(又は文字領域以外の領域)の明度が増大することで、印刷時のインク使用量が削減される。
印刷データの修正を完了するとステップ80へ移行し、修正後の印刷データに基づいて、先に説明したステップ50と同様にシミュレート画像データを生成し、シミュレート画像データが表すシミュレート画像を、例として図3(E)に示すような画質確認画面としてクライアントPC22のディスプレイに表示させる。なお、ステップ80は請求項5に記載の表示制御手段に対応している。また、このステップ80においても、前述のステップ50と同様に、シミュレート画像をクライアントPC22のディスプレイに表示させることに代えて、シミュレート画像データをプリンタ12へ転送することで、プリンタ12によってシミュレート画像を印刷させることも可能であるが、この態様におけるステップ80は、請求項4に記載の記録制御手段に対応している。
図3(E)に示す画質確認画面には、現在の印刷データで印刷を行った場合のインク乾燥時間の表示を指示するためのボタン32Aと、先に選択したインク使用量削減方法以外のインク使用量削減方法の選択を指示するためのボタン32Bと、インク使用量の削減方法の適用のキャンセルを指示するためのボタン32Cが設けられており、ユーザによってボタン32A〜32Cの何れかが選択されると次のステップ82へ移行し、ユーザによって選択されたボタンが32Aか否かを判断することで、クライアントPC22のディスプレイに表示した画質確認画面内のシミュレーション画像の画質が適正と判断されたか否か判定する。
表示されたシミュレート画像の画質が適正でなかった場合、ユーザはマウス等を操作してボタン32B又はボタン32Cを選択する。この場合ステップ82の判定が否定されてステップ84へ移行し、ユーザによって選択されたボタンが32Bか否かを判断することで、他のインク量削減方法の選択がユーザによって指示されたか否か判定する。ユーザがボタン32Bを選択した場合はステップ84の判定が肯定されてステップ74に戻り、前述した削減方法選択画面がクライアントPC22のディスプレイに再表示される。この場合、他のインク使用量削減方法を選択した場合のシミュレーション画像の画質をユーザが確認することが可能となる。
また、ユーザがボタン32Cを選択された場合はステップ84の判定が否定されてステップ70に戻り、前述した演算結果表示画面(インク使用量削減方法を適用しない場合のインク乾燥時間や印刷速度、印刷時間が表示された画面)がクライアントPC22のディスプレイに再表示される。これにより、例えばインク使用量削減方法を適用しない場合にはインク乾燥時間や印刷時間が長い(印刷速度が遅い)ものの許容範囲内である一方、インク使用量削減方法を適用した場合の画質低下の度合いは許容範囲外であるとユーザが判断した場合、マウス等を操作して演算結果表示画面内のボタン30Cを選択することで、印刷時のインク使用量削減方法の適用を解除することも可能となる。
一方、クライアントPC22のディスプレイにシミュレーション画像(画質確認画面)が表示されている状態で、シミュレート画像の画質が適正であると判断した場合、或いはインク乾燥時間等の確認を所望している場合、ユーザはマウス等を操作してボタン32Aを選択する。この場合、ステップ82の判定が肯定されてステップ86へ移行し、先のステップ78の修正を経た印刷データに対し、前述のステップ66〜ステップ70と同様に、修正後の印刷データのラスタライズ(ステップ86)、画素毎のC,M,Y,K濃度に基づくインク乾燥時間TAの演算(ステップ88)、インク乾燥時間TAに基づく印刷速度及び印刷時間の演算(ステップ90)の各処理が順に行われ、例として図3(F)に示すような演算結果表示画面がクライアントPC22のディスプレイに表示される。なお、ステップ86,88は請求項3に記載の推定手段に対応している。
この演算結果表示画面を参照することで、ユーザは、先に選択したインク使用量削減方法を適用した場合のインク乾燥時間、印刷時間及び印刷速度の変化を認識し、先に選択したインク使用量削減方法を適用すべきか否かを判断することができる。図3(F)に示す演算結果表示画面には、インク量を削減するか(先に選択されたインク使用量削減方法を適用するか)否かをユーザに問い合わせるメッセージ34Aが表示されており、インク量削減を指示するためのボタン34Bと、インク量削減の中止を指示するためのボタン34Cも設けられている。ユーザがマウス等を操作してボタン34B又はボタン34Cを選択すると次のステップ92へ移行し、ユーザによってボタン34Bが選択されたか否かを判断することで、インク量の削減が指示されたか否か判定する。
判定が否定された場合は何ら処理を行うことなく印刷シミュレート処理を終了するが、判定が肯定された場合はステップ94へ移行し、先のステップ78の修正を経た印刷データ(インク使用量削減方法が適用された印刷データ)をクライアントPC22へ転送することで、転送した修正後の印刷データ(インク使用量削減方法が適用された印刷データ)を、クライアントPC22のHDDに保存されている元の印刷データに上書きして保存する。この場合、印刷機14による印刷時(製版装置16による印刷版の作成時)には、インク使用量削減方法が適用された印刷データがクライアントPC22からRIP24へ転送されてRIP処理が行われることで、インク使用量削減方法が適用された印刷画像データが生成され、当該印刷画像データが印刷機14による印刷(製版装置16による印刷版の作成)に用いられることになる。
このように、本実施形態では、現在の印刷データを用いて印刷機14で印刷を行った場合のインク乾燥時間、印刷時間及び印刷速度をユーザが印刷前に認識することができると共に、インク乾燥時間、印刷時間及び印刷速度が不適切であった場合にも、適切なインク使用量削減方法を選択してインク乾燥時間、印刷時間及び印刷速度を適切な範囲内に収まるように印刷データを修正させることで、印刷機14で実際に印刷を行う際に印刷工程の大幅な遅延が発生したり印刷コストが増大することを回避することができる。
なお、上記で説明した印刷シミュレート処理では、まずシミュレート画像を表示させて画質が適正か否かをユーザに確認させ、必要に応じて印刷データの修正を行った後に、インク乾燥時間、印刷時間及び印刷速度を表示させてユーザに確認させており、印刷機14による印刷におけるインク乾燥時間、印刷時間及び印刷速度がユーザが所望する値となることよりも、印刷機14によって印刷される画像の画質がユーザが所望する画質になることを優先させる処理となっているが、本発明はこれに限定されるものではない。
例として図5に示すように、まずステップ100〜114で、図3のステップ56〜70と同様に、インク乾燥時間、印刷時間及び印刷速度の演算及び表示を行い、印刷速度向上のためにインク使用量削減方法の適用が指示された場合(ステップ116の判定が肯定された場合)には、ステップ118〜122で、図3のステップ74〜78と同様に、選択されたインク使用量削減方法に従って印刷データを修正した後、インク乾燥時間、印刷時間及び印刷速度の演算及び表示を再度行い、インク乾燥時間、印刷時間及び印刷速度が適正であると判断された(ステップ116の判定が否定された)後にシミュレーション画像の表示を行う(ステップ124)と共に、画質が適正でないために印刷データを修正する場合(ステップ126の判定が否定された場合)も、まず印刷時間及び印刷速度の演算及び表示(ステップ130〜134)を行い、必要に応じて、選択されたインク使用量削減方法に従って印刷データを修正し、インク乾燥時間、印刷時間及び印刷速度の演算及び表示を再度行い、インク乾燥時間、印刷時間及び印刷速度が適正であると判断された(ステップ136の判定が否定された)後にシミュレーション画像の再表示(ステップ124)を行うようにしてもよい。この場合、印刷機14によって印刷される画像の画質がユーザが所望する画質になることよりも、印刷機14による印刷におけるインク乾燥時間、印刷時間及び印刷速度がユーザが所望する値となることが優先されることになる。
また、上記では本発明に係る印刷シミュレート処理をプリンタサーバ20で実行する例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えばクライアントPC22、プリンタ12、RIP24の何れかで実行させるように構成することも可能である。
本実施形態に係る印刷システムの概略構成図である。 プリンタサーバによって実行される印刷シミュレート処理の一例を示すフローチャートである。 印刷シミュレート処理における画面イメージの一例を示すイメージ図である。 インク乾燥時間の演算方法の一例を説明するための概略図である。 印刷シミュレート処理の他の例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 印刷システム
12 プリンタ
14 印刷機
16 製版装置
20 プリンタサーバ
22 クライアントPC
24 RIP
26 通信回線

Claims (7)

  1. ページ記述言語で記述された印刷データをラスタ形式の印刷画像データへ展開し、印刷画像データに基づいて製版装置で刷版を作成し、作成した刷版を用いて前記印刷画像データが表す画像を印刷機によって記録媒体へ印刷する印刷工程を行うにあたり、前記印刷データの適否を検討する検討作業を支援する印刷支援装置であって、
    前記印刷機の機種毎及び前記印刷機による印刷に用いるインクの種類毎に、インク使用量とインク乾燥時間との関係を記憶する記憶手段と、
    前記印刷データを取得すると共に、印刷に用いる印刷機の機種、当該印刷機による印刷に用いるインクの種類を含む、前記取得した印刷データに基づく印刷における印刷条件を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された印刷データに基づいて使用インク量を演算し、演算した使用インク量、前記取得手段によって取得された印刷条件及び前記記憶手段に記憶されているインク使用量とインク乾燥時間との関係に基づいて、前記取得された印刷データに基づく印刷におけるインク乾燥時間を推定する推定手段と、
    前記推定手段によって推定されたインク乾燥時間、或いは当該インク乾燥時間から求まる印刷時間又は印刷速度を出力する出力手段と、
    を含む印刷支援装置。
  2. 前記出力手段によって出力されたインク乾燥時間又は印刷時間又は印刷速度に対し、インク乾燥時間の短縮又は印刷時間の短縮又は印刷速度の増速を指示する情報が入力手段を介して入力された場合に、インク使用量が減少するように印刷データを修正する修正手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の印刷支援装置。
  3. 前記推定手段は、前記修正手段によって前記印刷データが修正された場合に、修正後の印刷データに基づいてインク乾燥時間を再度推定することを特徴とする請求項2記載の印刷支援装置。
  4. 前記印刷支援装置は、ページ記述言語で記述された印刷データをラスタ形式の印刷画像データへ展開し、前記印刷画像データに基づいて前記印刷画像データが表す画像を記録媒体へ直接記録する画像記録装置と接続されているか、又は前記画像記録装置に内蔵されており、
    前記修正手段によって前記印刷データが修正された場合に、修正後の印刷データに基づいて、該修正後の印刷データに基づく印刷によって得られる画像をシミュレートした画像が、前記画像記録装置によって記録媒体に記録されるように制御する記録制御手段を更に備えたことを特徴とする請求項2記載の印刷支援装置。
  5. 前記修正手段によって前記印刷データが修正された場合に、修正後の印刷データに基づいて、該修正後の印刷データに基づく印刷によって得られる画像をシミュレートした画像を表示手段に表示させる表示制御手段を更に備えたことを特徴とする請求項2記載の印刷支援装置。
  6. ページ記述言語で記述された印刷データをラスタ形式の印刷画像データへ展開し、印刷画像データに基づいて製版装置で刷版を作成し、作成した刷版を用いて前記印刷画像データが表す画像を印刷機によって記録媒体へ印刷する印刷工程を行うにあたり、前記印刷データの適否を検討する検討作業を支援する印刷支援方法であって、
    前記印刷機の機種毎及び前記印刷機による印刷に用いるインクの種類毎に、インク使用量とインク乾燥時間との関係を記憶手段に記憶しておき、
    前記印刷データを取得すると共に、印刷に用いる印刷機の機種、当該印刷機による印刷に用いるインクの種類を含む、前記取得した印刷データに基づく印刷における印刷条件を取得し、
    前記取得した印刷データに基づいて使用インク量を演算し、演算した使用インク量、前記取得手段によって取得された印刷条件及び前記記憶手段に記憶されているインク使用量とインク乾燥時間との関係に基づいて、前記取得された印刷データに基づく印刷におけるインク乾燥時間を推定し、
    前記推定したインク乾燥時間、或いは当該インク乾燥時間から求まる印刷時間又は印刷速度を出力する印刷支援方法。
  7. 記憶手段を備えたコンピュータを、ページ記述言語で記述された印刷データをラスタ形式の印刷画像データへ展開し、印刷画像データに基づいて製版装置で刷版を作成し、作成した刷版を用いて前記印刷画像データが表す画像を印刷機によって記録媒体へ印刷する印刷工程を行うにあたり、前記印刷データの適否を検討する検討作業を支援する印刷支援装置として機能させるための印刷支援プログラムであって、
    前記記憶手段には、前記印刷機の機種毎及び前記印刷機による印刷に用いるインクの種類毎に、インク使用量とインク乾燥時間との関係が記憶されており、
    前記コンピュータを、
    前記印刷データを取得すると共に、印刷に用いる印刷機の機種、当該印刷機による印刷に用いるインクの種類を含む、前記取得した印刷データに基づく印刷における印刷条件を取得する取得手段、
    前記取得手段によって取得された印刷データに基づいて使用インク量を演算し、演算した使用インク量、前記取得手段によって取得された印刷条件及び前記記憶手段に記憶されているインク使用量とインク乾燥時間との関係に基づいて、前記取得された印刷データに基づく印刷におけるインク乾燥時間を推定する推定手段、
    及び、前記推定手段によって推定されたインク乾燥時間、或いは当該インク乾燥時間から求まる印刷時間又は印刷速度を出力する出力手段
    として機能させることを特徴とする印刷支援プログラム。
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