JP2007004595A - コンピュータ制御方法、コンピュータ、情報処理システム、及びプログラム - Google Patents

コンピュータ制御方法、コンピュータ、情報処理システム、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007004595A
JP2007004595A JP2005185257A JP2005185257A JP2007004595A JP 2007004595 A JP2007004595 A JP 2007004595A JP 2005185257 A JP2005185257 A JP 2005185257A JP 2005185257 A JP2005185257 A JP 2005185257A JP 2007004595 A JP2007004595 A JP 2007004595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
request
execution environment
processing
server computer
processing request
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005185257A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiichi Ishida
貴一 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2005185257A priority Critical patent/JP2007004595A/ja
Priority to US11/368,056 priority patent/US7734782B2/en
Publication of JP2007004595A publication Critical patent/JP2007004595A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/46Multiprogramming arrangements
    • G06F9/50Allocation of resources, e.g. of the central processing unit [CPU]
    • G06F9/5005Allocation of resources, e.g. of the central processing unit [CPU] to service a request
    • G06F9/5027Allocation of resources, e.g. of the central processing unit [CPU] to service a request the resource being a machine, e.g. CPUs, Servers, Terminals
    • G06F9/505Allocation of resources, e.g. of the central processing unit [CPU] to service a request the resource being a machine, e.g. CPUs, Servers, Terminals considering the load
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/46Multiprogramming arrangements
    • G06F9/50Allocation of resources, e.g. of the central processing unit [CPU]
    • G06F9/5005Allocation of resources, e.g. of the central processing unit [CPU] to service a request
    • G06F9/5011Allocation of resources, e.g. of the central processing unit [CPU] to service a request the resources being hardware resources other than CPUs, Servers and Terminals
    • G06F9/5016Allocation of resources, e.g. of the central processing unit [CPU] to service a request the resources being hardware resources other than CPUs, Servers and Terminals the resource being the memory
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2209/00Indexing scheme relating to G06F9/00
    • G06F2209/50Indexing scheme relating to G06F9/50
    • G06F2209/5022Workload threshold
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2209/00Indexing scheme relating to G06F9/00
    • G06F2209/50Indexing scheme relating to G06F9/50
    • G06F2209/508Monitor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Hardware Redundancy (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Memory System (AREA)

Abstract

【課題】コンピュータの処理効率の低下を削減することができるようにする。
【解決手段】クライアントコンピュータと通信可能に接続され、前記クライアントコンピュータから送信される処理要求に応じた情報処理を行うプログラムを実行する第1及び第2の実行環境を備えるサーバコンピュータの制御方法であって、前記サーバコンピュータが、前記第1の実行環境が前記処理要求に応じて行う前記情報処理について、所定の処理効率を確保できるかどうかを判断するための条件を記憶し、前記クライアントコンピュータから送信される前記処理要求を受信し、前記条件に基づいて前記所定の処理効率を確保できるかどうかを判断し、前記所定の処理効率を確保できないと判断した場合は、前記第2の実行環境に前記処理要求を割り当てるようにする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、コンピュータ制御方法、コンピュータ、情報処理システム、及びプログラムに関する。
コンピュータの処理効率が稼動時間の経過に従って低下することがある。この現象は、コンピュータで実行されるプログラムにおいて確保した記憶領域を解放する処理が記述されていないなどのプログラミングエラーに起因することが知られており、ソフトウェアエージングと呼ばれている。このソフトウェアエージングに対して、特許文献1では、所定時間毎にアプリケーションやシステムのリセットを行うことで、元の処理効率に回復させるようにしている。
特開2001−188684号公報
しかしながら、アプリケーションやシステムがリセットされた場合には、それらが再起動されるまでの間はシステムによるサービスを提供することができなくなるという不都合がある。
本発明は、このような背景を鑑みてなされたものであり、不都合を生じさせることなくコンピュータの処理効率の低下を抑えることのできる、サーバコンピュータの制御方法、サーバコンピュータ、情報処理システム、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、クライアントコンピュータと通信可能に接続され、前記クライアントコンピュータから送信される処理要求に応じた情報処理を行うプログラムを実行する第1及び第2の実行環境を備えるサーバコンピュータの制御方法であって、前記サーバコンピュータが、前記第1の実行環境が前記処理要求に応じて行う前記情報処理について、所定の処理効率を確保できるかどうかを判断するための条件を記憶し、前記クライアントコンピュータから送信される前記処理要求を受信し、前記条件に基づいて前記所定の処理効率を確保できるかどうかを判断し、前記所定の処理効率を確保できないと判断した場合は、前記第2の実行環境に前記処理要求を割り当てることとする。
本発明によれば、コンピュータの処理効率の低下を削減することができる。
図1は本実施形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。同図に示すように、本実施形態の情報処理システムはクライアントコンピュータ(端末ともいう。以下、単にクライアントという。)10と、サーバコンピュータ(計算機、情報処理装置、ブレードともいう。以下、単にサーバという。)20とを含んで構成されている。クライアント10とサーバ20とは通信ネットワーク30を介して通信可能に接続されている。通信ネットワーク30としては、例えば、インターネットやLAN(Local Area Network)、無線ネットワーク、電話回線網などがある。
本実施形態の情報処理システムは、クライアント10から送信されてくる要求に応じてサーバ20が情報処理を行うものである。
サーバ20はアプリケーションサーバ(APサーバ)として機能するサーバプログラムを有する。
アプリケーションサーバは、ミドルウェアの一種であり、Webブラウザ等のフロントエンドのクライアント層と、DBMS(DataBese Management System)やERP(Enterprise Resource Planning)パッケージ等のバックエンドの企業情報システムとの中間に位置し、業務アプリケーションプログラム(AP)やビジネスロジックプログラム(BL)の実行環境を提供する。インターネットおよびブロードバンドの普及や高可用性・高信頼性を実現する技術の成熟によって、アプリケーションサーバは、企業内の業務システムだけでなく、オンラインショッピングやオンライントレード、企業間の電子商取引、さらには、ミッションクリティカル業務にも利用されるようになってきている。
ところが、例えば、J2EE(Java2 Platform, Enterprise Edition;登録商標)を実装するアプリケーションサーバでは、未使用の記憶領域を解放するFull GC(Garbase Collection;ガーベージコレクション)が発生すると、そのアプリケーションサーバで行われる処理効率が極端に低下し、サービス品質目標を維持することが困難になる場合がある。特にマルチプロセッサシステムなどにおいて大規模な仮想メモリ領域がアプリケーションサーバに割り当てられている場合には、ガーベージコレクションが行われることによるアプリケーションサーバ全体としての処理効率の低下は非常に顕著である。
また、実行環境において実行されるアプリケーションプログラム(ユーザプログラム、業務プログラムともいう。)において、例えばスレッド間の排他制御やリソースに対するロックを解放しなかったり、オープンしたファイルのクローズ処理を行わなかったりするような不具合が含まれているような場合には、そのアプリケーションプログラムに割り当てられる資源が増加し続けることとなり、これによってアプリケーションサーバの処理効率が低下してしまうこともある。
本実施形態に係るサーバ20では、プログラムの実行環境を2つ備えるようにして、片方の実行環境の処理効率が低下しそうなときには、クライアント10からの要求の割り当て先を他方の実行環境に切り替えることで情報処理サービスを継続しつつ、処理効率が低下した実行環境において処理効率を確保できるような回復処理を行うようにしている。これにより、サーバ20が、情報処理システム全体に影響を及ぼすことなく、実行環境がプログラムを実行することにより提供されるサービスの品質(例えば、レスポンス時間やスループット)の低下を防止することができるようにしている。このような本実施形態のサーバ20について以下詳細に説明する。
===ハードウェア構成===
図2はサーバ20のハードウェア構成を示す図である。同図に示すように、本実施形態のサーバ20は、CPU(Central Processor Unit)201、主記憶装置202、2次記憶装置203、ネットワークインタフェース204を備えており、これらはバス205で接続されている。
2次記憶装置203は、データやプログラムを記憶する、例えば、ハードディスクドライブなどである。CPU201は2次記憶装置203にプログラムが記憶されている場合には、主記憶装置202にそのプログラムを読み出す。CPU201は、主記憶装置202に記憶されているプログラムを実行することにより、サーバ20の各種の機能を実現する。ネットワークインタフェース204は、通信ネットワーク30に接続するためのインタフェースであり、例えば、イーサネット(登録商標)に接続するアダプタや電話回線網に接続するモデムなどである。
主記憶装置202には、実行環境プログラム211、ディスパッチャプログラム212、オペレーティングシステム213などの各種のプログラムが記憶されている。実行環境プログラム211は、アプリケーションプログラムやビジネスロジックなどのプログラムの実行環境(以下、AP/BL実行環境400という。)を実現するプログラムである。ディスパッチャプログラム212は、実行環境に対してクライアント10からの要求を振分ける後述のディスパッチャ300を実現するプログラムである。また、主記憶装置202には、2つのAP/BL実行環境400からアクセス可能な共有メモリ領域221が設定されている。2次記憶装置203には、AP/BL実行環境400における処理に関するデータを記憶しておく永続記憶領域222が設定されている。
===ソフトウェア構成===
図3は、本実施形態に係るサーバ20の構成を示す。同図に示すように、サーバ20は、クライアント10からの要求受付窓口であるディスパッチャ300と、2つの業務AP/BL実行環境400とを備えている。また、AP/BL実行環境400には、AP/BL実行部411、サービス品質目標未到達予兆監視部412、サービス品質目標回復部413が含まれている。
ディスパッチャ300はクライアント10から送信される要求を受信し、受信した要求をAP/BL実行環境400の片方に振分ける。なお、以下の説明において、ディスパッチャ300からの要求の振分け先となるAP/BL実行環境400を、アクティブなAP/BL実行環境400といい、他方のAP/BL実行環境400をスタンバイのAP/BL実行環境400という。また、ディスパッチャ300は、サービス品質目標未到達予兆検知イベントが発生すると、要求を振分ける先のAP/BL実行環境400を切り替える処理(以下、アクティブスタンバイ切替処理や系切替処理という。)を行う。なお、ディスパッチャ300の詳細については後述する。
AP/BL実行部411は、ディスパッチャ300から振分けられた要求に応じた処理を行う業務アプリケーションプログラムやビジネスロジックプログラムを実行する。
サービス品質目標未到達予兆監視部412は、ディスパッチャ300から振分けられた要求に応じて実行される業務アプリケーションプログラムやビジネスロジックプログラムによる情報処理(サービス)について、所定の処理効率を確保できるかどうか(所定のサービス品質に到達できるかどうか)を判断する。
サービス品質目標未到達予兆監視部412は、例えば、AP/BL実行環境400に割り当てられているメモリのうち使用中の領域のサイズや、AP/BL実行環境400において実行されているプログラムがオープンしているファイルについてのファイルディスクリプタの数、データベースに対するトランザクションなどの排他制御により確保されている排他ロックの数、CPU201の利用率(使用率ともいう。)、AP/BL実行環境400において起動されているスレッドの数などの資源の利用状況を監視し、これらの値が所定の閾値を超えた場合(所定の条件を満たした場合)に、所定の処理効率を実現できないと判断する。なお、サービス品質目標未到達予兆監視部412は、上記のような各種資源の使用量を集計した結果に基づいて上記の判断を行うようにしてもよい。上記の閾値などの条件は主記憶装置202又は2次記憶装置203が提供する記憶領域に予め記憶されているものとする。
サービス品質目標未到達予兆監視部412は、AP/BL実行環境400におけるサービスについて、所定のサービス品質に到達できなくなると判断した場合にはイベントを発生して、その旨をディスパッチャ300に通知する。なお、以下の説明ではこのイベントをサービス品質目標未到達予兆検知イベントという。
サービス品質目標回復部413は、AP/BL実行環境400において実行されるプログラムによる情報処理について、所定の処理効率(例えば、レスポンス時間やスループット)を確保できるようにするための処理を行う。サービス品質目標回復部413は、例えば、メモリ領域の強制ガーベージコレクションやAP/BL実行環境400の再起動、AP/BL実行環境400で利用しているデータの最適化や、各種メモリに記憶しているデータの最適配置化などを行う。
なお、ディスパッチャ300とAP/BL実行環境400のそれぞれは、例えばパイプ等のプロセス間通信を使用して、要求や応答の送受信およびイベント通知等を行うようにすることができる。
また、図3に示すように、共有メモリ領域221には、対話状態231と、AP/BL実行環境400の提供するサービスに関する様々なデータであるキャッシュ232とが記憶される。対話状態231は、クライアント10から送信される一連の要求(セッション)に対するプログラムの実行処理において引き継ぐべき情報である。対話状態231には、例えば、セッション情報やJ2EE(登録商標)に規定されるステートフルセッションオブジェクトなどがある。本実施形態では、対話状態231が2つのAP/BL実行環境400からアクセス可能な共有メモリ領域221に記憶されるため、アクティブスタンバイ切替処理が行われた場合でも、スタンバイのAP/BL実行環境400において対話状態231を引き継ぐことができるようになっている。
永続記憶領域222には、環境設定情報241とAP/BL配備情報242とが記憶されており、AP/BL実行環境400はそれぞれ同一の環境設定情報241とAP/BL配備情報242とを読み込んでアプリケーションプログラムやビジネスロジックプログラムなどの各種のプログラムの実行を行う。永続記憶領域222は、例えばオペレーティングシステム(OS)により提供されるファイルシステム上のファイルとして実現される。
===ディスパッチャ300===
図4にディスパッチャ300の構成を示す。同図に示すように、ディスパッチャ300は、要求受信部311、要求振分け部312、要求応答部313、要求実行キュー321、処理待ち要求キュー322、応答キュー323、A/S切替フラグ331、Aフラグ332、処理中要求管理テーブルA340、処理中要求管理テーブルS350、処理待ち要求管理テーブル360を備えている。
要求受信部311は、クライアント10から送信される要求を受信する。要求振分け部312は、要求受信部311が受信した要求をアクティブなAP/BL実行環境400に振分ける。要求応答部313は、AP/BL実行環境400からの要求に対する応答をクライアント10に送信する。
要求実行キュー321には、要求受信部311が受信したクライアント10からの要求が登録される。応答キュー323には、AP/BL実行環境400からの応答が登録される。処理待ち要求キュー322には、後述するアクティブスタンバイ切替処理が行われているときに、一時的に要求が登録される。
A/S切替フラグ331は、アクティブスタンバイ切替処理が行われているか否かを示す情報であり、「真」または「偽」のいずれかの値(初期値は「偽」)をとる。
Aフラグ332は、アクティブなAP/BL実行環境400を示す情報である。アクティブなAP/BL実行環境400がAP/BL実行環境0(400)である場合にはAフラグ332は「0」となり、そうでない場合には「1」となる。
処理中要求管理テーブルA340は、アクティブな業務AP/BL実行環境400に振分けられた要求を管理する。図5に処理中要求管理テーブルA340の構成を示す。処理中要求管理テーブルA340には、クライアント10からの要求の識別情報(以下、要求IDという。)341と、共有メモリ領域221に記憶されている対話状態231の識別情報(以下、対話状態IDという。)342とが対応付けて記憶されている。処理中要求管理テーブルA340には、アクティブな業務AP/BL実行環境400において処理中である要求毎に1レコードが存在する。本実施形態では、新規の要求を受信した場合など、対話状態231が記憶されていない場合には、対話状態ID342には「NULL」が設定される。また、後述するように、AP/BL実行環境400において要求に対するプログラムの実行が完了すると、処理中要求管理テーブルA340からその要求の要求IDに対応するレコードが削除される。
処理中要求管理テーブルS350は、アクティブスタンバイ切替処理が行われている間に、スタンバイの業務AP/BL実行環境400に振分けられた要求を管理する。図6に処理中要求管理テーブルS350の構成を示す。処理中要求管理テーブルS350は、処理中要求管理テーブルA340と同様に、要求ID351と、対話状態ID352とが対応付けて記憶されてるレコードが、要求毎に1つ登録される。
処理待ち要求管理テーブル360は、アクティブスタンバイ切替処理中に、一時的に振分けが待たされる要求を管理する。図7に、処理待ち要求管理テーブル360の構成を示す。処理待ち要求管理テーブル360は、上述した処理中要求管理テーブルA340及び処理中要求管理テーブルS350と同様に、要求ID361と対話状態ID362とを対応付けて記憶している。
===起動処理===
図8にディスパッチャ300の起動処理の流れを示す。ディスパッチャ300は、共有メモリ領域221を確保して初期化し(S501)、処理中要求管理テーブルA340、処理中要求管理テーブルS350、および処理待ち要求管理テーブル360を初期化し(S502)、A/S切替フラグ331を「偽」に初期化する(S503)。ディスパッチャ300は、AP/BL実行環境0(400)を起動し(S504)、AP/BL実行環境1(400)を起動し(S505)、Aフラグ332を「0」に初期化してアクティブなAP/BL実行環境400を設定する(S506)。上記処理が終わるとディスパッチャ300は、クライアント10からの要求の受信を開始する(S507)。
図9は、AP/BL実行環境400の起動処理の流れを示す図である。AP/BL実行環境400は、永続記憶領域222に配置された環境設定情報241を読み込み(S521)、AP/BL配備情報242を読み込み(S522)、プログラムを実行するための初期設定を行う。AP/BL実行環境400は、共有メモリ領域221を自身のアドレス空間にマップし(S523)、AP/BL実行環境400がアプリケーションプログラムやビジネスロジックプログラムに提供する各種のサービスや、AP、BLなどのプログラムの実行を開始し(S524)、サービス品質目標未到達予兆監視部412を実現するためのプログラムを実行して(S525)、ディスパッチャ300にAP/BL実行環境400の起動処理が完了した旨を通知する(S526)。
===サービス品質目標未到達予兆監視処理===
図10は、各AP/BL実行環境400のサービス品質目標未到達予兆監視部412による処理の流れを示す図である。AP/BL実行環境400が起動すると、それぞれのAP/BL実行環境400においてサービス品質目標未到達予兆監視部412が、AP/BL実行環境400に割り当てられている資源の利用量を測定し、それらが所定の閾値を超えたかどうかにより、サービス品質目標に到達できるかどうかを判断する(S541)。サービス品質目標未到達予兆監視部412は、サービス品質目標に未到達と判断した場合には(S541:YES)、サービス品質目標未到達予兆検知イベントを発行する(S542)。なお、サービス品質目標未到達予兆監視部412は、各種の資源の利用量を集計し、その集計結果に応じて、サービス品質目標に到達できるかどうかを判断するようにしてもよい。
AP/BL実行環境400においてサービス品質未到達予兆検知イベントが発生したときのディスパッチャ300の処理を図11に示す。ディスパッチャ300は、サービス品質未到達予兆検知イベントを受けて(S561)、A/S切替フラグ331を「真」に設定する(S562)。
===要求の振分け処理===
ディスパッチャ300は、AP/BL実行環境400のそれぞれから起動完了の通知を受け付けると、図12に示すクライアント10からの要求の到着を監視する処理を行う。
要求受信部311は、クライアント10からの要求の到着を監視し(S581)、クライアント10から要求を受信すると(S582:YES)、受信した要求を一意に識別する要求IDを生成し(S583)、要求IDと要求とを要求実行キュー321に登録し(S584)、再びクライアントからの要求の到着を監視する(S585)。
一方、ディスパッチャ300はクライアント10からの要求の到着を監視している間に終了割り込みを受けた場合には(S586)、クライアント10からの要求を受け付ける窓口を閉鎖し(S587)、現在AP/BL実行環境400で実行中のAPやBLによる処理が完了するか、タイムアウトするまで待機する(S588)。例えば、ディスパッチャ300は、処理中要求管理テーブルA340、処理要求管理テーブルS350、処理待ち要求管理テーブル360、要求実行キュー321、および、応答キュー323がすべて空になったことにより、AP/BL実行環境400で実行中のAPやBLによる処理がすべて完了したことを検知することができる。ディスパッチャ300は、クライアント10と持続的に接続している場合には、その接続を閉鎖し(S589)、AP/BL実行環境400のそれぞれを停止し(S590)、共有メモリ領域221をクリアして(S591)、ディスパッチャ300の処理を終了する。
要求実行キュー321に登録された要求は、ディスパッチャ300の要求振分け部312によりAP/BL実行環境400に振分けられる。図13に要求の振分け処理の流れを示す。
要求振分け部312は、要求実行キュー321に要求IDと要求とが登録されると(S601)、要求実行キュー321から要求IDと要求を取り出し(S602)、取り出した要求に付帯されている対話状態IDを取得する(S603)。
A/S切替フラグ331が「偽」であれば(S604:YES)、要求振分け部312は、処理中要求管理テーブルA340に、要求IDと対話状態IDとを登録する(S605)。ここで、要求実行キュー321から取り出した要求に対話状態IDが付帯されていない場合、処理中要求管理テーブルA340の対話状態ID欄342には「NULL」を登録する。
要求振分け部312は、Aフラグ332の値が「0」であれば(S606:YES)、AP/BL実行環境0(400)に要求を振分け(S607)、Aフラグ332の値が「0」でなければ(S606:NO)、AP/BL実行環境1(400)に要求を振り分ける(S608)。
一方、要求振分け部312は、A/S切替フラグ331が「真」であれば(S604:NO)、図14に示すアクティブスタンバイ切替時の振分け処理を行う(S609)。
上記の要求に対話状態IDが付帯されており(S621:YES)、かつ、その対話状態IDが処理中要求管理テーブルA340に登録されている場合(S622:YES)、要求振分け部312は、要求IDと対話状態IDとを処理待ち要求管理テーブル360に登録し(S623)、要求に要求IDを付帯させて処理待ち要求キュー322へ登録する(S624)。
一方、要求に対話状態IDが付帯されていない場合(S621:NO)または、処理中要求管理テーブルA340に上記対話状態IDが登録されていない場合(S622:NO)には、要求振分け部312は、処理中要求管理テーブルS350に、要求IDと対話状態IDとを登録する(S625)。ここで、要求実行キュー321から取り出した要求に対話状態IDが付帯されていない場合は、処理中要求管理テーブルS350の対話状態ID欄352には「NULL」を登録する。要求振分け部312は、Aフラグ332の値が「0」であれば(S626:YES)、AP/BL実行環境1(400)に要求を振り分け(S627)、そうでなければAP/BL実行環境0(400)に要求を振り分ける(S628)。
このように、アクティブなAP/BL実行環境400に割り当てられた要求と同じ対話状態IDが付帯された要求は、処理待ち要求キュー322に登録され、スタンバイのAP/BL実行環境400への振分けを一時的に待機することになる。したがって、同一の対話状態231に対してアクセスする可能性のある処理が2つのAP/BL実行環境400において同時に実行されることを防ぐことができる。したがって、対話状態231に対する排他制御が不要となり、排他制御に係る処理負荷が軽減され、非常に素早くアクティブスタンバイ切替処理を行うことができる。
===要求に応じたプログラムの実行処理===
図15は、AP/BL実行環境400における、ディスパッチャ300から振分けられた要求に応じたプログラムの実行処理の流れを示す図である。なお、図15に示すAP/BL実行環境400におけるプログラムの処理は、一般的なアプリケーションサーバなどによるプログラムの実行処理と同様のものである。
AP/BL実行環境400のAP/BL実行部411は、要求振分け部312から要求が振分けられると(S641)、振分けられた要求に対話状態IDが付帯されているかどうかにより、その要求に対応する対話状態231が存在するかどうかを判断し(S642)、対話状態231が存在する場合(S642:YES)、共有メモリ領域221から対話状態231を取得し(S643)、対話状態231がなければ(S642:NO)、対話状態231を共有メモリ領域221に新規作成する(S644)。
AP/BL実行部411は、要求に応じてAPまたはBLを実行する(S645)。AP/BL実行環境400の提供する様々なサービスをAPやBLが利用している場合、APやBLを実行することにより行われる情報処理において、共有メモリ領域221に格納されたキャッシュ232にアクセスが行われる(S646)。
AP/BL実行部411は、割り当てられた要求が、クライアント10から送信される一連の要求群の最後のものであるかどうかを判断する(S647)。この判断は、例えば、APやBLにおいてセッションを破棄する処理が行われることや、タイムアウトなどによって行う。AP/BL実行部411は、この要求が最後のものであると判断した場合は(S647:YES)、共有メモリ領域221から対話状態231を削除し(S648)、そうでない場合には(S647:NO)、共有メモリ領域221に記憶されている対話状態231を更新する(S649)。AP/BL実行部411は、要求に対する応答を作成して、ディスパッチャ300の要求振分け部312に引き渡す(S650)。
上記のようにして、AP/BL実行環境400においてクライアント10からの要求に応じたプログラムが実行されて各種の情報処理が行われる。
===応答処理===
AP/BL実行環境400から応答が引き渡されると、ディスパッチャ300の要求振分け部312は、図16に示す処理を行う。
要求振分け部312は、AP/BL実行環境400からの応答を受けると(S661)、引き渡された応答に付帯されている要求IDを取得する(S662)。要求振分け部312は、Aフラグ332を参照し、応答があったAP/BL実行環境400がアクティブであるかスタンバイであるかを判断する(S663)。応答がスタンバイのAP/BL実行環境400からの応答であれば(S663:NO)、処理中要求管理テーブルS350から上記の要求IDに対応するレコードを削除し(S664)、要求IDと応答とを応答キュー323に登録する(S665)。
一方、応答がアクティブなAP/BL実行環境400からのものであれば(S663:YES)、要求振分け部312は、処理中要求管理テーブルA340から上記の要求IDに対応するレコードを削除し(S666)、上記の要求IDと応答とを応答キュー323に登録する(S667)。
要求振分け部312は、A/S切替フラグ331が「真」である場合(S668:YES)、図17に示す待ちキュー処理を行う(S669)。
待ちキュー処理において、要求振分け部312は、応答に付帯されている対話状態IDを取得し(S681)、取得した対話状態IDが「NULL」でなく(S682:YES)、その対話状態IDが処理中要求管理テーブルA340に登録されておらず(S683:YES)、かつ、処理待ち要求管理テーブル360にその対話状態IDが登録されている場合(S684:YES)には、処理待ち要求キュー322から上記要求IDに対応する要求を順次取り出して(S685)、処理待ち要求管理テーブル360から上記要求IDに対応するレコードを削除し(S686)、Aフラグ332が「0」であれば(S687:YES)、AP/BL実行環境1(400)に要求を振分け(S688)、Aフラグ332が「1」であれば(S678:NO)、AP/BL実行環境0(400)に要求を振分けて、スタンバイのAP/BL実行環境400に要求を振分けるようにする。
次に、要求振分け部312は、処理中要求管理テーブルA340に要求IDが登録されていなければ(S670:NO)、Aフラグ332にスタンバイのAP/BL実行環境400を示す値として((Aフラグ332の値+1)mod2))を設定し(S671)、A/S切替フラグ331を「偽」として(S672)、アクティブなAP/BL実行環境400とスタンバイのAP/BL実行環境400との入れ替え処理を終了する。ここで、要求振分け部312は、アクティブなAP/BL実行環境400がスタンバイのAP/BL実行環境400に切り替わった旨の通知を、スタンバイとなったAP/BL実行環境400に通知し、通知を受けたAP/BL実行環境400のサービス品質目標回復部413は、例えば、メモリ領域の強制ガーベージコレクションやAP/BL実行環境400の再起動、共有メモリ領域221に記憶しているキャッシュ232の最適化や、各種メモリに記憶しているデータの最適配置化など、予め設定されたレスポンス時間やスループット等のサービス品質目標を達成するための処理を行う(S673)。これにより、アクティブからスタンバイとなったAP/BL実行環境400ではサービス品質目標を達成することができるようになり、スタンバイからアクティブとなったAP/BL実行環境400において、処理効率が低下してきた場合には、上記と同様にしてアクティブスタンバイ切替処理を行うことで、サービス品質を維持することができる。
AP/BL実行環境400からの応答が応答キュー323に登録されると、ディスパッチャ300の要求応答部313が、その応答をクライアント10に送信する。図18に要求応答部313による応答処理の流れを示す。要求応答部313は、応答キュー323に応答が登録されると(S701)、応答キュー323から要求IDと応答とを取得し(S702)、取得した応答をクライアント10に送信する(S703)。
===情報処理システムの他の構成例===
なお、本実施形態のサーバ20は、上述した図1のような構成以外にも、一般的な構成の情報処理システムにおけるアプリケーションサーバを実現するサーバコンピュータと置き換えることができる。したがって、従来の高可用性・高信頼性技術をそのまま適用できる。
例えば、図19に示すように、本実施形態のサーバ20を複数含むようにしてもよい。図19に示す情報処理システムは、二重化された負荷分散装置81と、水平スケーリングされたサーバ20と、二重化されたデータベースサーバ82とを含んで構成されている。このような可用性及び信頼性が高くなるように構成されている情報処理システムにおいても、本実施形態のサーバ20を透過的に適用することができる。
また、図20に示すように、業務アプリケーションプログラムを実行するためのサーバコンピュータと、ビジネスロジックプログラムを実行するためのサーバコンピュータとを分離した構成の情報処理システムに本実施形態のサーバ20を適用することもできる。
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
本発明における一実施形態である情報処理システムの構成を示す図である。 本発明における一実施形態であるサーバ20のハードウェア構成を示す図である。 本発明における一実施形態であるサーバ20の構成を示した説明図である。 ディスパッチャ300を詳細に示した説明図である。 アクティブな業務AP/BL実行環境400で処理中の要求を管理するテーブルである。 スタンバイの業務AP/BL実行環境400で処理中の要求を管理するテーブルである。 アクティブ/スタンバイ切替処理中に、一時的に実行を待たされる要求を管理するテーブルである。 ディスパッチャ300の起動処理の流れを示すフローチャートである。 業務AP/BL実行環境400の起動処理の流れを示すフローチャートである。 サービス品質目標未到達予兆監視部412の処理の流れを示すフローチャートである。 サービス品質目標未到達予兆検知イベントが発生したときのディスパッチャ300の処理の流れを示すフローチャートである。 ディスパッチャ300によるクライアント10からの要求の到着を監視する処理の流れを示すフローチャートである。 ディスパッチャ300による要求の振分け処理の流れを示すフローチャートである。 アクティブスタンバイ切替時の振分け処理の流れを示すフローチャートである。 AP/BL実行環境400による、要求に応じたプログラムの実行処理の流れ示すフローチャートである。 ディスパッチャ300による応答監視処理の流れを示すフローチャートである。 待ちキュー処理の流れを示すフローチャートである。 応答キュー監視処理の流れを示すフローチャートである。 情報処理システムの構成例を示す図である。 情報処理システムの構成例を示す図である。
符号の説明
10 クライアント 20 サーバ
30 通信ネットワーク
201 CPU 202 主記憶装置
203 2次記憶装置 204 ネットワークインタフェース
205 バス 211 実行環境プログラム
212 ディスパッチャプログラム 213 オペレーティングシステム
221 共有メモリ領域 222 永続記憶領域
231 対話状態 232 キャッシュ
241 環境設定情報 242 AP/BL配備情報
300 ディスパッチャ 311 要求受信部
312 要求振分け部 313 要求応答部
321 要求実行キュー 322 処理待ち要求キュー
323 応答キュー 331 A/S切替フラグ
332 Aフラグ 340 処理中要求管理テーブルA
350 処理中要求管理テーブルS 360 処理待ち要求管理テーブル
400 AP/BL実行環境 411 AP/BL実行部
412 サービス品質目標未到達予兆監視部 413 サービス品質目標回復部
81 負荷分散装置 82 データベースサーバ

Claims (10)

  1. クライアントコンピュータと通信可能に接続され、前記クライアントコンピュータから送信される処理要求に応じた情報処理を行うプログラムを実行する第1及び第2の実行環境を備えるサーバコンピュータの制御方法であって、
    前記サーバコンピュータが、
    前記第1の実行環境が前記処理要求に応じて行う前記情報処理について、所定の処理効率を確保できるかどうかを判断するための条件を記憶し、
    前記クライアントコンピュータから送信される前記処理要求を受信し、
    前記条件に基づいて前記所定の処理効率を確保できるかどうかを判断し、
    前記所定の処理効率を確保できないと判断した場合は、前記第2の実行環境に前記処理要求を割り当てること、
    を特徴とするサーバコンピュータの制御方法。
  2. 請求項1に記載のサーバコンピュータの制御方法であって、
    前記条件は、前記第1の実行環境に現在割り当てられている資源に基づいて前記所定の処理効率を確保できるかどうかを判断するものであること、
    を特徴とするサーバコンピュータの制御方法。
  3. 請求項1に記載のサーバコンピュータの制御方法であって、
    前記条件は、前記第1の実行環境に現在割り当てられている、メモリの記憶領域のサイズ、ファイル記述子の数、及び資源に対する排他ロックの数のうちの少なくともいずれかが所定の閾値を超えているかどうかにより、前記所定の処理効率を確保できるかどうかを判断するものであること、
    を特徴とするサーバコンピュータの制御方法。
  4. 請求項1に記載のサーバコンピュータの制御方法であって、
    前記条件は、前記第1の実行環境に割り当てられているメモリの記憶領域のうち、使用中の前記記憶領域のサイズが所定の閾値を超えたかどうかに応じて、前記所定の処理効率を確保できるかどうかを判断するものであり、
    前記サーバコンピュータが、前記所定の処理効率を確保できないと判断した場合に、前記第1の実行環境についてガーベージコレクションを行うこと、
    を特徴とするサーバコンピュータの制御方法。
  5. 請求項1に記載のサーバコンピュータの制御方法であって、
    前記サーバコンピュータが、
    前記所定の処理効率を確保できないと判断した場合に、前記処理要求が属する一連の前記処理要求間で引き継がれるデータを、前記第1及び第2の実行環境からアクセス可能な記憶領域に記憶すること、
    を特徴とするサーバコンピュータの制御方法。
  6. 請求項1に記載のサーバコンピュータの制御方法であって、
    前記サーバコンピュータが、
    前記第1の実行環境に割り当てられている前記処理要求が属する一連のセッションを特定するセッションIDを記憶し、
    前記所定の処理効率を確保できないと判断した場合に、前記クライアントから受信した前記処理要求が属する前記セッションを特定する前記セッションIDを記憶しているかどうかを判断し、
    前記セッションIDを記憶している場合、前記処理要求を前記第2の実行環境に割り当てないこと、
    を特徴とするサーバコンピュータの制御方法。
  7. 請求項6に記載のサーバコンピュータの制御方法であって、
    前記サーバコンピュータが、
    前記第2の実行環境に割り当てない前記処理要求を待ち要求として記憶し、
    前記待ち処理要求が属する前記セッションを特定する前記セッションIDが、前記第1の実行環境からの応答に付帯されている場合、前記待ち要求を前記第2の実行環境に割り当てること、
    を特徴とするサーバコンピュータの制御方法。
  8. クライアントコンピュータと通信可能に接続され、
    前記クライアントコンピュータから送信される前記処理要求を受信する処理要求受信部と、
    前記処理要求に応じた情報処理を行うプログラムを実行する第1及び第2の実行環境と、
    前記第1の実行環境が前記処理要求に応じて行う前記情報処理について、所定の処理効率を確保できるかどうかを判断するための条件を記憶する条件記憶部と、
    前記条件に基づいて前記所定の処理効率を確保できるかどうかを判断する判断部と、
    前記所定の処理効率を確保できないと判断した場合は、前記第2の実行環境に前記処理要求を割り当てる処理要求割当部と、
    を備えることを特徴とするサーバコンピュータ。
  9. クライアントコンピュータと、前記クライアントコンピュータに通信可能に接続されるサーバコンピュータとを含んで構成される情報処理システムであって、
    前記サーバコンピュータは、
    CPUとメモリと、
    前記クライアントコンピュータから送信される前記処理要求を受信する処理要求受信部と、
    前記処理要求に応じた情報処理を行うプログラムを実行する第1及び第2の実行環境と、
    前記第1の実行環境が前記処理要求に応じて行う前記情報処理について、所定の処理効率を確保できるかどうかを判断するための条件を記憶する条件記憶部と、
    前記条件に基づいて前記所定の処理効率を確保できるかどうかを判断する判断部と、
    前記所定の処理効率を確保できないと判断した場合は、前記第2の実行環境に前記処理要求を割り当てる処理要求割当部と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  10. クライアントコンピュータと通信可能に接続され、前記クライアントコンピュータから送信される処理要求に応じた情報処理を行うプログラムを実行する第1及び第2の実行環境を備えるサーバコンピュータに、
    前記第1の実行環境が前記処理要求に応じて行う前記情報処理について、所定の処理効率を確保できるかどうかを判断するための条件を記憶するステップと、
    前記クライアントコンピュータから送信される前記処理要求を受信するステップと、
    前記条件に基づいて前記所定の処理効率を確保できるかどうかを判断するステップと、
    前記所定の処理効率を確保できないと判断した場合は、前記第2の実行環境に前記処理要求を割り当てるステップと、
    を実行させるためのプログラム。

JP2005185257A 2005-06-24 2005-06-24 コンピュータ制御方法、コンピュータ、情報処理システム、及びプログラム Pending JP2007004595A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005185257A JP2007004595A (ja) 2005-06-24 2005-06-24 コンピュータ制御方法、コンピュータ、情報処理システム、及びプログラム
US11/368,056 US7734782B2 (en) 2005-06-24 2006-03-02 Method and system for controlling computer in system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005185257A JP2007004595A (ja) 2005-06-24 2005-06-24 コンピュータ制御方法、コンピュータ、情報処理システム、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007004595A true JP2007004595A (ja) 2007-01-11

Family

ID=37568917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005185257A Pending JP2007004595A (ja) 2005-06-24 2005-06-24 コンピュータ制御方法、コンピュータ、情報処理システム、及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7734782B2 (ja)
JP (1) JP2007004595A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009140319A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Internatl Business Mach Corp <Ibm> データベースへのアクセスを制御する技術
JP2010113585A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 外部資源を排他使用しながら実行される命令の実行時間の遅延を防ぐためのコンピュータ・システム、並びにその方法及びコンピュータ・プログラム
WO2011114496A1 (ja) * 2010-03-18 2011-09-22 富士通株式会社 マルチコアプロセッサシステム、調停回路制御方法、および調停回路制御プログラム
CN102656560A (zh) * 2009-12-15 2012-09-05 国际商业机器公司 请求处理和请求的分析的并发执行
JP5259725B2 (ja) * 2008-10-31 2013-08-07 株式会社日立製作所 計算機システム
JP2014139851A (ja) * 2014-05-08 2014-07-31 Fujitsu Ltd マルチコアプロセッサシステム、マルチコアプロセッサシステムの制御方法、およびマルチコアプロセッサシステムの制御プログラム
JP5666620B2 (ja) * 2010-12-07 2015-02-12 株式会社日立製作所 ネットワークシステム、及びそのサービス品質制御方法
JP2018156553A (ja) * 2017-03-21 2018-10-04 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 識別情報付与システム及び識別情報付与方法

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080052397A1 (en) 2006-08-24 2008-02-28 Ramanathan Venkataraman Future locking of resources
US8935510B2 (en) * 2006-11-02 2015-01-13 Nec Corporation System structuring method in multiprocessor system and switching execution environment by separating from or rejoining the primary execution environment
JP5052955B2 (ja) * 2007-05-09 2012-10-17 株式会社日立製作所 アプリケーションの高可用運用方法、オンラインバージョン変更方法及び計算機システム
US8429652B2 (en) * 2009-06-22 2013-04-23 Citrix Systems, Inc. Systems and methods for spillover in a multi-core system
US8874638B2 (en) * 2009-12-15 2014-10-28 International Business Machines Corporation Interactive analytics processing
US8892762B2 (en) * 2009-12-15 2014-11-18 International Business Machines Corporation Multi-granular stream processing
CN111867006B (zh) * 2020-06-29 2023-10-24 新华三技术有限公司 一种配置文件恢复方法及装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002373085A (ja) * 2001-06-13 2002-12-26 Mitsubishi Electric Corp 多重化コンピュータシステム
JP2003167775A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Mitsubishi Electric Corp 負荷分散システムおよび負荷分散装置

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5594491A (en) * 1995-12-29 1997-01-14 Vxl/Hcr Technology Corporation Near-video-on-demand digital video distribution system utilizing asymmetric digital subscriber lines
GB9702458D0 (en) * 1997-02-06 1997-03-26 British Telecomm Adaptive distributed information network
US6983463B1 (en) * 1998-10-02 2006-01-03 Microsoft Corporation Network independent profiling of applications for automatic partitioning and distribution in a distributed computing environment
US6618820B1 (en) * 2000-01-10 2003-09-09 Imagex.Com, Inc. Method for configuring an application server system
US6772333B1 (en) * 1999-09-01 2004-08-03 Dickens Coal Llc Atomic session-start operation combining clear-text and encrypted sessions to provide id visibility to middleware such as load-balancers
US7028298B1 (en) * 1999-09-10 2006-04-11 Sun Microsystems, Inc. Apparatus and methods for managing resource usage
US6629266B1 (en) * 1999-11-17 2003-09-30 International Business Machines Corporation Method and system for transparent symptom-based selective software rejuvenation
US6594784B1 (en) 1999-11-17 2003-07-15 International Business Machines Corporation Method and system for transparent time-based selective software rejuvenation
US7054943B1 (en) * 2000-04-28 2006-05-30 International Business Machines Corporation Method and apparatus for dynamically adjusting resources assigned to plurality of customers, for meeting service level agreements (slas) with minimal resources, and allowing common pools of resources to be used across plural customers on a demand basis
US7139792B1 (en) * 2000-09-29 2006-11-21 Intel Corporation Mechanism for locking client requests to a particular server
GB0107967D0 (en) * 2001-03-29 2001-05-23 Ibm Workload management of stateful program entities
US7702791B2 (en) * 2001-07-16 2010-04-20 Bea Systems, Inc. Hardware load-balancing apparatus for session replication
US7174379B2 (en) * 2001-08-03 2007-02-06 International Business Machines Corporation Managing server resources for hosted applications
US20030172164A1 (en) * 2002-03-11 2003-09-11 Coughlin Chesley B. server persistence using a session identifier
US7860975B2 (en) * 2002-07-31 2010-12-28 Oracle America, Inc. System and method for secure sticky routing of requests within a server farm

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002373085A (ja) * 2001-06-13 2002-12-26 Mitsubishi Electric Corp 多重化コンピュータシステム
JP2003167775A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Mitsubishi Electric Corp 負荷分散システムおよび負荷分散装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009140319A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Internatl Business Mach Corp <Ibm> データベースへのアクセスを制御する技術
JP5259725B2 (ja) * 2008-10-31 2013-08-07 株式会社日立製作所 計算機システム
US8745425B2 (en) 2008-10-31 2014-06-03 Hitachi, Ltd. Computer system with blade system and management server
JP2010113585A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 外部資源を排他使用しながら実行される命令の実行時間の遅延を防ぐためのコンピュータ・システム、並びにその方法及びコンピュータ・プログラム
US8201178B2 (en) 2008-11-07 2012-06-12 International Business Machines Corporation Preventing delay in execution time of instruction executed by exclusively using external resource
CN102656560A (zh) * 2009-12-15 2012-09-05 国际商业机器公司 请求处理和请求的分析的并发执行
WO2011114496A1 (ja) * 2010-03-18 2011-09-22 富士通株式会社 マルチコアプロセッサシステム、調停回路制御方法、および調停回路制御プログラム
JP5541355B2 (ja) * 2010-03-18 2014-07-09 富士通株式会社 マルチコアプロセッサシステム、調停回路制御方法、制御方法、および調停回路制御プログラム
US9110733B2 (en) 2010-03-18 2015-08-18 Fujitsu Limited Multi-core processor system, arbiter circuit control method, and computer product
JP5666620B2 (ja) * 2010-12-07 2015-02-12 株式会社日立製作所 ネットワークシステム、及びそのサービス品質制御方法
JP2014139851A (ja) * 2014-05-08 2014-07-31 Fujitsu Ltd マルチコアプロセッサシステム、マルチコアプロセッサシステムの制御方法、およびマルチコアプロセッサシステムの制御プログラム
JP2018156553A (ja) * 2017-03-21 2018-10-04 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 識別情報付与システム及び識別情報付与方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20060294239A1 (en) 2006-12-28
US7734782B2 (en) 2010-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007004595A (ja) コンピュータ制御方法、コンピュータ、情報処理システム、及びプログラム
JP6186787B2 (ja) データ転送装置、データ転送システム、データ転送方法及びプログラム
US8346933B2 (en) Virtual machine location system, virtual machine location method, program, virtual machine manager, and server
US11281484B2 (en) Virtualized server systems and methods including scaling of file system virtual machines
JP4920391B2 (ja) 計算機システムの管理方法、管理サーバ、計算機システム及びプログラム
US8612413B2 (en) Distributed data cache for on-demand application acceleration
JP4054616B2 (ja) 論理計算機システム、論理計算機システムの構成制御方法および論理計算機システムの構成制御プログラム
KR102406564B1 (ko) 비용-효율적 고-가용성 다중-단일-테넌트 서비스들
EP2631796A1 (en) Data collection method and information processing system
US20070168525A1 (en) Method for improved virtual adapter performance using multiple virtual interrupts
US8635318B1 (en) Message broadcast protocol which handles configuration changes in a cluster of virtual servers
US20110179162A1 (en) Managing Workloads and Hardware Resources in a Cloud Resource
WO2014087850A1 (ja) 自動障害対応キャッシュシステム及びキャッシュサーバの障害対応処理方法並びにキャッシュマネージャ
US8909761B2 (en) Methods and computer program products for monitoring and reporting performance of network applications executing in operating-system-level virtualization containers
JP2011258098A (ja) 仮想計算機システム、仮想計算機システムの監視方法及びネットワーク装置
US11888926B2 (en) Automatic application scaling between private and public cloud platforms
US8141084B2 (en) Managing preemption in a parallel computing system
WO2018003031A1 (ja) 仮想化管理プログラム、仮想化管理装置および仮想化管理方法
KR20200080458A (ko) 클라우드 멀티-클러스터 장치
JP2015075898A (ja) 処理再開方法、処理再開プログラムおよび情報処理システム
JP2006323526A (ja) クラスタ管理プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、クラスタ管理方法、ノード、およびクラスタ
US20080115127A1 (en) Apparatus and method for carrying out information processing by virtualization
JP2008107966A (ja) 計算機システム
JP5151509B2 (ja) 仮想マシンシステム及びそれに用いる仮想マシン分散方法
US8036105B2 (en) Monitoring a problem condition in a communications system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100427

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100907