JP2006332965A - 印刷システム、ならびに印刷システムのための印刷装置および文書管理装置 - Google Patents

印刷システム、ならびに印刷システムのための印刷装置および文書管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】企業の従業者等によってその外出先で文書データ等の印刷出力が行われる際に、印刷出力する文書データが公的なデータであるのか私的なデータであるのかを判別し、公的なデータである場合にのみ企業等に対して課金処理を行う印刷システムを提供する。
【解決手段】企業等の文書管理装置300において、画像形成用データに暗号化された識別用データを付加して印刷データを作成する。企業等の従業者は、印刷データを携帯端末装置400に格納し、その携帯端末装置400を携えて外出する。また、従業者は、識別用データと照合するための照合用データが格納されたICカード500も携帯する。印刷装置200では、識別用データと照合用データとが一致しているか否かが判定される。その結果、一致していれば、照合用データと対応付けられている会社課金先情報に基づいて課金処理が行われる。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷システムに関し、更に詳しくは、実行された印刷出力処理に応じて課金処理が行われる印刷システム、およびその印刷システムのための印刷装置、文書管理装置に関する。
近年、印刷機能の他にコピー機能やスキャナ機能等が一台の装置に集約された複合機(MFP:Multi Function Peripherals)と呼ばれる印刷装置が知られている。この印刷装置は、外部とデータ通信を行うための機能を有しており、例えば、携帯電話に保存されているデータを取り込むことができる。これにより、携帯電話等の携帯端末装置に保存されているデータの印刷装置からの印刷出力が行われるようになっている。このため、企業等において、次のようなことが行われている。
企業の事務所内のパソコンで文書作成用アプリケーションソフトウェア等によって文書データが作成される。企業の従業者は、その文書データを携帯端末装置に格納し、その携帯端末装置を携えて外出する。従業者は、必要に応じて、その文書データを印刷物として外出先の印刷装置で出力する。
例えば、上述のような印刷出力がコンビニエンスストアに設置されている印刷装置で行われる場合、印刷出力の枚数等に応じて、従業者が現金にて決済をしなければならない。一方、印刷装置がインターネット等によって外部と接続されている場合など、会社の指定する課金先に課金が行われることもある。このような場合には、従業者が私用で印刷出力を実行した場合にも、会社の指定する課金先に課金が行われてしまう。
上述のような問題に対して、公的なデータの印刷出力が行われたのか私的なデータの印刷出力が行われたのかを判別し、その判別結果に応じて課金処理を行う印刷制御装置が提案されている(特許文献1参照)。これによると、公的なデータであるのか私的なデータであるのかを判別するためのキーワードがネットワーク上のサーバー内のデータベースに格納され、印刷出力の際にそれらキーワードに基づいて判別が行われる。これにより、私用で印刷出力が行われた場合には、個々の従業員等の指定する課金先に課金が行われる。
特開2003−50691号公報 特開2004−280613号公報
ところが、上述の印刷制御装置によると、データベースに登録されていないキーワードと関連のある印刷データについては、私的なデータであると判断される。このため、新しいキーワードについては、その都度、データベースに登録しなければならない。また、上述の印刷制御装置は、LAN(Local Area Network)による環境において印刷出力が行われることを想定したものであり、従業者等の外出先での印刷出力については想定されていない。
そこで、本発明では、企業の従業者等によってその外出先で文書データ等の印刷出力が行われる際に、印刷出力する文書データが公的なデータであるのか私的なデータであるのかを判別し、公的なデータである場合にのみ企業等に対して課金処理を行う印刷システムを提供する。
第1の発明は、印刷出力のための画像形成用データと所定の識別用データとを含む印刷データを受け取る印刷データ受け取り手段と、前記識別用データと照合するための照合用データと前記画像形成用データを印刷出力する際に課金する課金先を特定するためのデータであって前記照合用データと対応付けられている課金先特定データとを含む課金処理用データを受け取る課金処理用データ受け取り手段と、前記画像形成用データを印刷出力する際に課金処理を行う課金処理手段とを備えた印刷装置であって、
前記課金処理手段は、前記識別用データと前記照合用データとが一致している場合に、前記照合用データと対応付けられている課金先特定データに基づいて課金処理を行うことを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
暗号化されているデータを復号化する復号化手段を更に備え、
前記印刷データ受け取り手段は、暗号化された識別用データを受け取り、
前記復号化手段は、前記暗号化された識別用データを復号化し、
前記課金処理手段は、前記復号化手段によって復号化された識別用データと前記照合用データとが一致している場合に、前記照合用データと対応付けられている課金先特定データに基づいて課金処理を行うことを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、
前記課金処理用データ受け取り手段は、前記暗号化されているデータを復号化するための公開鍵を更に受け取り、
前記復号化手段は、前記公開鍵によって、前記暗号化された識別用データを復号化することを特徴とする。
第4の発明は、第2または第3の発明において、
所定のハッシュ関数によってデータのハッシュ値を求めるハッシュ手段を更に備え、
前記印刷データ受け取り手段は、前記画像形成用データのハッシュ値である第1のハッシュ値と前記識別用データとが暗号化されたデータを受け取り、
前記ハッシュ手段は、前記印刷データ受け取り手段によって受け取られた印刷データに含まれている画像形成用データのハッシュ値である第2のハッシュ値を求め、
前記復号化手段は、前記第1のハッシュ値と前記識別用データとが暗号化されたデータを復号化し、
前記課金処理手段は、前記識別用データと前記照合用データとが一致し、かつ、前記第1のハッシュ値と前記第2のハッシュ値とが一致している場合に、前記照合用データと対応付けられている課金先特定データに基づいて課金処理を行うことを特徴とする。
第5の発明は、第1の発明において、
所定のハッシュ関数によってデータのハッシュ値を求めるハッシュ手段を更に備え、
前記印刷データ受け取り手段は、前記画像形成用データのハッシュ値である第1のハッシュ値を更に受け取り、
前記ハッシュ手段は、前記印刷データ受け取り手段によって受け取られた印刷データに含まれている画像形成用データのハッシュ値である第2のハッシュ値を求め、
前記課金処理手段は、前記識別用データと前記照合用データとが一致し、かつ、前記第1のハッシュ値と前記第2のハッシュ値とが一致している場合に、前記照合用データと対応付けられている課金先特定データに基づいて課金処理を行うことを特徴とする。
第6の発明は、第1の発明において、
前記課金処理用データ受け取り手段は、第1のデータと第2のデータとを含む課金処理用データを受け取り、
前記課金処理手段は、前記識別用データと前記第1のデータに含まれている照合用データとが一致している場合には、前記第1のデータに含まれている課金先特定データに基づいて課金処理を行い、前記識別用データと前記第1のデータに含まれている照合用データとが一致していない場合には、前記第2のデータに含まれている課金先特定データに基づいて課金処理を行うことを特徴とする。
第7の発明は、第6の発明において、
前記課金処理に際して認証の確認を行うための個人認証処理手段を更に備え、
前記課金処理手段は、前記識別用データと前記第1のデータに含まれている照合用データとが一致していない場合に、前記課金先を特定するために外部から入力される課金先特定用入力データを受け取り、該課金先特定用入力データに基づいて前記個人認証手段によって認証されたときに、前記第2のデータに含まれている照合用データと対応付けられている課金先特定データに基づいて課金処理を行うことを特徴とする。
第8の発明は、文書管理装置であって、
文書データに基づく印刷出力のための画像形成用データに所定の識別用データを付加して印刷データを作成する印刷データ作成手段を備えていることを特徴とする。
第9の発明は、第8の発明において、
前記文書データを格納する記憶手段と、
前記記憶手段に格納された前記文書データへのアクセスの制限を行うアクセス制限手段とを更に備えていることを特徴とする。
第10の発明は、第8または第9の発明において、
前記印刷データ作成手段は、ページ記述言語で記述された画像形成用データを作成することを特徴とする。
第11の発明は、第8から第10までのいずれかの発明において、
公開鍵暗号方式によるデータの暗号化のための秘密鍵と、前記秘密鍵によってデータを暗号化する暗号化手段とを更に備え、
前記暗号化手段は、前記識別用データを暗号化し、
前記印刷データ作成手段は、前記暗号化された識別用データを前記画像形成用データに付加して前記印刷データを作成することを特徴とする。
第12の発明は、第11の発明において、
所定のハッシュ関数によってデータのハッシュ値を求めるハッシュ手段を更に備え、
前記ハッシュ手段は、前記画像形成用データのハッシュ値である第1のハッシュ値を求め、
前記暗号化手段は、前記識別用データと前記第1のハッシュ値とを暗号化し、
前記印刷データ作成手段は、暗号化された前記識別用データと前記第1のハッシュ値とを前記画像形成用データに付加して前記印刷データを作成することを特徴とする。
第13の発明は、第8から第10までのいずれかの発明において、
所定のハッシュ関数によってデータのハッシュ値を求めるハッシュ手段を更に備え、
前記ハッシュ手段は、前記画像形成用データのハッシュ値である第1のハッシュ値を求め、
前記印刷データ作成手段は、前記識別用データと前記第1のハッシュ値とを前記画像形成用データに付加して前記印刷データを作成することを特徴とする。
第14の発明は、文書データに基づく印刷出力のための画像形成用データに所定の識別用データを付加して印刷データを作成する印刷データ作成手段を備えた文書管理装置と、
前記印刷データを受け取る印刷データ受け取り手段と、前記識別用データと照合するための照合用データと前記画像形成用データを印刷出力する際に課金する課金先を特定するためのデータであって前記照合用データと対応付けられている課金先特定データとを含む課金処理用データを受け取る課金処理用データ受け取り手段と、前記画像形成用データを印刷出力する際に課金処理を行う課金処理手段とを備えた印刷装置とからなる印刷システムであって、
前記課金処理手段は、前記識別用データと前記照合用データとが一致している場合に、前記照合用データと対応付けられている課金先特定データに基づいて課金処理を行うことを特徴とする。
第15の発明は、第14の発明において、
前記文書管理装置は、公開鍵暗号方式によるデータの暗号化のための秘密鍵と、前記秘密鍵によってデータを暗号化する暗号化手段とを更に備え、
前記印刷装置は、前記秘密鍵によって暗号化されているデータを復号化する復号化手段を更に備え、
前記暗号化手段は、前記識別用データを暗号化し、
前記印刷データ作成手段は、前記暗号化された識別用データを前記画像形成用データに付加して前記印刷データを作成し、
前記印刷データ受け取り手段は、前記暗号化された識別用データを受け取り、
前記復号化手段は、前記暗号化された識別用データを復号化し、
前記課金処理手段は、前記復号化手段によって復号化された識別用データと前記照合用データとが一致している場合に、前記照合用データと対応付けられている課金先特定データに基づいて課金処理を行うことすることを特徴とする。
第16の発明は、第15の発明において、
前記文書管理装置は、所定のハッシュ関数によってデータのハッシュ値を求める第1のハッシュ手段を更に備え、
前記印刷装置は、前記所定のハッシュ関数と同じハッシュ関数によってデータのハッシュ値を求める第2のハッシュ手段を更に備え、
前記第1のハッシュ手段は、前記画像形成用データのハッシュ値である第1のハッシュ値を求め、
前記暗号化手段は、前記識別用データと前記第1のハッシュ値とを暗号化し、
前記印刷データ作成手段は、暗号化された前記識別用データと前記第1のハッシュ値とを前記画像形成用データに付加して前記印刷データを作成し、
前記印刷データ受け取り手段は、前記識別用データと前記第1のハッシュ値とが暗号化されたデータを受け取り、
前記第2のハッシュ手段は、前記印刷データ受け取り手段によって受け取られた印刷データに含まれている画像形成用データのハッシュ値である第2のハッシュ値を求め、
前記復号化手段は、前記識別用データと前記第1のハッシュ値とが暗号化されたデータを復号化し、
前記課金処理手段は、前記識別用データと前記照合用データとが一致し、かつ、前記第1のハッシュ値と前記第2のハッシュ値とが一致している場合に、前記照合用データと対応付けられている課金先特定データに基づいて課金処理を行うことを特徴とする。
第17の発明は、第14の発明において、
前記文書管理装置は、所定のハッシュ関数によってデータのハッシュ値を求める第1のハッシュ手段を更に備え、
前記印刷装置は、前記所定のハッシュ関数と同じハッシュ関数によってデータのハッシュ値を求める第2のハッシュ手段を更に備え、
前記第1のハッシュ手段は、前記画像形成用データのハッシュ値である第1のハッシュ値を求め、
前記印刷データ作成手段は、前記識別用データと前記第1のハッシュ値とを前記画像形成用データに付加して前記印刷データを作成し、
前記印刷データ受け取り手段は、前記第1のハッシュ値を更に受け取り、
前記第2のハッシュ手段は、前記印刷データ受け取り手段によって受け取られた印刷データに含まれている画像形成用データのハッシュ値である第2のハッシュ値を求め、
前記課金処理手段は、前記識別用データと前記照合用データとが一致し、かつ、前記第1のハッシュ値と前記第2のハッシュ値とが一致している場合に、前記照合用データと対応付けられている課金先特定データに基づいて課金処理を行うことを特徴とする。
第18の発明は、印刷出力の際に行う課金処理のためのプログラムであって、
前記印刷出力のための画像形成用データと所定の識別用データとを含む印刷データを受け取る印刷データ受け取りステップと、
前記識別用データと照合するための照合用データと前記画像形成用データを印刷出力する際に課金する課金先を特定するためのデータであって前記照合用データと対応付けられている課金先特定データとを含む課金処理用データを受け取る課金処理用データ受け取りステップと、
前記画像形成用データを印刷出力する際に課金処理を行う課金処理ステップとをコンピュータに実行させ、
前記課金処理ステップでは、前記識別用データと前記照合用データとが一致している場合に、前記照合用データと対応付けられている課金先特定データに基づいて課金処理が行われることを特徴とする。
上記第1の発明によれば、印刷データ受け取り手段は識別用データを含む印刷データを受け取り、課金処理用データ受け取り手段はその識別用データと照合するための照合用データを含む課金処理用データを受け取る。また、課金処理用データには、照合用データと対応付けられている課金先特定データが含まれている。そして、識別用データと照合用データとが一致していれば、照合用データと対応付けられている課金先特定データに基づいて課金処理が行われる。このため、印刷データが公的なデータである場合に、照合用データと一致する識別用データを印刷データに含めておけば、公的なデータの印刷出力のときだけ所定の課金先に対して課金処理が行われる。これにより、企業等において事務所内で作成される印刷データに所定の識別用データが含まれるようにしておけば、従業者が外出先でその印刷データを印刷出力する際に、会社の指定する課金先に対して課金処理が行われ、従業者自身による決済は不要となる。
上記第2の発明によれば、照合用データと照合される識別用データは暗号化されている。このため、照合用データが第三者に取得されても、その照合用データを使用した不正な印刷出力が実行されることを防止することができる。
上記第3の発明によれば、課金処理用データ受け取り手段が受け取るデータには、暗号化された識別用データを復号化するための公開鍵が含まれている。このため、予め印刷装置に公開鍵を備えておく必要がなくなる。
上記第4の発明によれば、印刷データ受け取り手段が受け取るデータには、画像形成用データのハッシュ値(第1のハッシュ値)が含まれている。また、印刷装置内のハッシュ手段によっても、画像形成用データに基づいてハッシュ値(第2のハッシュ値)が求められる。このため、第1のハッシュ値と第2のハッシュ値とを比較することで、画像形成用データが書き換えられているか否かを判別することができる。これにより、データの中身を書き換えて印刷出力するような不正な印刷出力を防止することができる。
上記第5の発明によれば、上記第4の発明と同様、データの中身を書き換えて印刷出力するような不正な印刷出力を防止することができる。
上記第6の発明によれば、第1のデータの印刷出力ではない場合には、第2のデータに含まれている課金先特定データに基づいて課金処理が行われる。このため、企業等における業務用の公的なデータを第1のデータとし、それ以外の私的なデータを第2のデータとすることで、企業の従業者等が私的なデータの印刷出力をする際に、その従業者の指定する課金先に対して課金処理を行うことができる。これにより、従業者等が私的なデータの印刷出力をする際にも現金による決済が不要となる。
上記第7の発明によれば、識別用データと照合用データとが一致しない場合には、外部から入力される課金先特定用入力データに基づいて認証の確認が行われる。そして、認証された場合には、課金先特定データに基づいて課金処理が行われる。このため、第三者による不正な印刷出力を抑制しつつ、上記第6の発明と同様、従業者等が私的なデータの印刷出力をする際に現金による決済が不要となる。
上記第8の発明によれば、文書管理装置で作成される印刷データには識別用データが含まれる。このため、公的なデータを作成する際に予め決められた識別用データを含めておけば、印刷出力の際に、公的なデータであるのか私的なデータであるのかによって処理を切り替えることができる。
上記第9の発明によれば、文書データは、アクセス制限手段によってアクセスの制限が行われる記憶手段に格納される。このため、例えば、所定のパスワードを知る者のみが記憶手段に格納された文書データを削除できるようにしておけば、企業等において私的なデータの記憶手段への格納が抑制される。その結果、その私的なデータの外出先での印刷出力も抑制される。
上記第10の発明によれば、印刷データはページ記述言語で作成される。このため、印刷出力が実行される印刷装置において印刷データの解析が行われ、実際に出力するためのビットマップイメージが作成される。これにより、印刷出力を実行する各印刷装置に応じた印刷データを作成する必要がなくなる。
上記第11の発明によれば、印刷データには、暗号化された識別用データが含まれる。このため、私的なデータに不正に識別用データが付加されることが防止される。
上記第12の発明によれば、印刷データには画像形成用データに基づいて算出されたハッシュ値が含まれる。このため、印刷装置においても画像形成用データに基づいてハッシュ値を算出し、両ハッシュ値を比較することで、画像形成用データの内容が書き換えられていないかを判別することができる。これにより、データの中身を書き換えて印刷出力するような不正な印刷出力を防止することができる。
上記第13の発明によれば、上記第12の発明と同様、データの中身を書き換えて印刷出力するような不正な印刷出力を防止することができる。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
<1.第1の実施形態>
<1.1 全体構成>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る印刷システムのハードウェア構成図である。この印刷システムは、印刷装置200と文書管理装置300と携帯端末装置(例えば、携帯電話)400とICカード500とから構成される。この印刷システムは、典型的には、或る企業や公的機関等において事務所内で作成された文書データを従業者が外出先で印刷物として出力するような場合に適用される。例えば、企業等の事務所内に文書データを作成するための文書管理装置300が設置されており、その文書データのデータを印刷することができる印刷装置200が従業者の外出先に設置されている。従業者は、外出時には携帯端末装置400とICカード500とを携える。そして、従業者が外出先で印刷出力を実行する際に、携帯端末装置400とICカード500とが使用される。なお、以下においては、或る「会社」で業務のために作成された文書データや印刷データ等を「公的」なものとして説明する。一方、会社の業務のためのものではなく、従業者の私用に用いられるデータ等を「私的」なものとして説明する。
文書管理装置300は、例えば文書作成用アプリケーションソフトウェアによって作成された文書データを管理するとともに、その文書データに基づいて、印刷装置200から印刷出力するための印刷データを作成する。なお、「文書データの管理」とは、外部から送信された文書データについての所定の領域(後述する記憶部303)への格納、外部からの要求に対する所定の領域からの文書データの取り出し、外部からの文書データへのアクセスの制限などを意味する。文書管理装置300は、外部との通信機能を有しており、赤外線やブルートゥース等の近距離用の接続手段によって携帯端末装置400と接続される。これにより、必要に応じて、文書管理装置300から携帯端末装置400への印刷データの送信が行われる。また、文書管理装置300は、ICカード500にデータを書き込む機能を有しており、この印刷システムで必要なデータのICカード500への書き込みを行う。印刷装置200も、文書管理装置300と同様、外部との通信機能を有しており、赤外線やブルートゥース等の近距離用の接続手段によって携帯端末装置400と接続される。そして、印刷装置200は携帯端末装置400から印刷データを受け取り、その印刷データを実際の印刷物として印刷出力する。また、印刷装置200は、ICカード500のデータを読み出す機能を有しており、この印刷システムで必要なデータのICカード500からの読み出しを行う。なお、この印刷装置200は、印刷機能の他にコピー機能やスキャナ機能等を備えており、一般には複合機(MFP:Multi Function Peripherals)と呼ばれている。携帯端末装置400は、上述したように、文書管理装置300から印刷データを受け取り、その印刷データを印刷装置200に送信する。本実施形態においては、或る会社の文書管理装置300で作成された印刷データをその会社の従業者の外出先に設置された印刷装置200で印刷出力することができるように、従業者が印刷データを携帯端末装置400に格納して持ち運ぶことを想定している。ICカード500には、この印刷システムで必要なデータが文書管理装置300によって書き込まれ、その書き込まれたデータは、印刷装置200によって読み出される。
<1.2 印刷装置の構成および動作>
図2は、本実施形態における印刷装置200の構成を示す機能ブロック図である。この印刷装置200は、画像読取部201と画像処理部202と画像形成部203と制御部204とネットワークインタフェース部205とユーザインタフェース部206と印刷データ受け取り手段としての近接通信部207と課金処理用データ受け取り手段としてのICカードリーダー208とを備えている。また、制御部204には、課金処理手段としての課金処理部21と課金先情報格納部22と印刷データ格納部23と印刷データ処理部24とが含まれている。なお、この印刷装置200は、外部の清算機211および課金サーバ212と接続されている。典型的には、清算機211は印刷装置200に併設され、課金サーバ212はインターネットによって印刷装置200と接続されている。
画像読取部201は、外部から与えられる原稿等に描かれている画像を読み取り、デジタル形式の画像データを出力する。画像処理部202は、画像読取部201や印刷データ処理部24から受け取ったデジタル形式の画像データに補正処理やフィルタ処理等の加工を施し、加工後の画像データを出力する。画像形成部203は、画像処理部202から出力された画像データに基づいて、用紙への印字等を行う。この画像形成部203で印字等が行われた用紙が印刷物として印刷装置200の外部に出力される。
制御部204は、この印刷装置200の動作の全体を制御する。課金処理部21は、この印刷装置200で印刷出力が実行された際に、印刷データやICカード500に記録されているデータに応じて課金処理を行う。課金先情報格納部22には、印刷出力が実行される際に行われる課金処理に係る課金先の各種情報が課金処理用データとして格納される。この課金処理用データは、ICカードリーダー208によってICカード500から読み出され、課金先情報格納部22に格納される。印刷データ格納部23には、印刷データが格納される。この印刷データは、携帯端末装置400から送信され、近接通信部207を介して印刷データ格納部23に格納される。印刷データ処理部24は、オペレータ(典型的には、会社の従業者)による印刷出力の指示のあった印刷データを印刷データ格納部23から読み出し、その読み出した印刷データを印刷出力実行用の画像データとして出力する。
ネットワークインタフェース部205は、インターネット等の広域用の通信回線による外部とのデータ通信のために機能する。このネットワークインタフェース部205の機能により、印刷装置200は、外部の課金サーバ212とのデータ通信が可能となっている。ユーザインタフェース部206は、印刷装置200を利用するオペレータのための画面の表示およびキーボード等によるオペレータからのデータの入力の受け付けを行う。近接通信部207は、赤外線やブルートゥース等の近距離用の接続手段による外部とのデータ通信のためのインタフェース部として機能する。この近接通信部207の機能により、印刷装置200は、携帯端末装置400とのデータ通信が可能となっている。ICカードリーダー208は、上述したように、ICカード500から課金処理用データを読み出す。
<1.3 文書管理装置の構成および動作>
図3は、本実施形態における文書管理装置300の構成を示す機能ブロック図である。この文書管理装置300は、ネットワークインタフェース部301と制御部302と記憶手段としての記憶部303とユーザインタフェース部304と近接通信部305とICカードライター306とを備えている。また、制御部302には、文書登録呼出部30と文書ID生成部31と課金先情報登録呼出部32とアクセス制限手段としてのアクセス制限処理部33と印刷データ作成手段としての印刷データ生成部34とHTTPサーバ部35とが含まれている。なお、この文書管理装置300は、LAN(Local Area Network)320によってユーザ端末(パソコン)310と接続されている。
ネットワークインタフェース部301は、LAN320およびインターネットによる外部とのデータ通信のために機能する。制御部302は、この文書管理装置300の動作の全体を制御する。記憶部303には、文書作成用アプリケーションソフトウェア等によってユーザ端末310で作成された文書データや課金処理用データ等が格納される。ユーザインタフェース部304は、文書管理装置300を利用するオペレータのための画面の表示およびオペレータからの入力の受け付けを行う。近接通信部305は、赤外線やブルートゥース等の近距離用の接続手段による外部とのデータ通信のためのインタフェース部として機能する。この近接通信部305の機能により、文書管理装置300は、外部の携帯端末装置400とのデータ通信が可能となっている。ICカードライター306は、ICカード500への課金処理用データの書き込みを行う。
文書登録呼出部30は、文書データの記憶部303への書き込みと、記憶部303からの文書データの読み出しを行う。ユーザ端末310で文書データが作成されると、その文書データはユーザ端末310から文書管理装置300に送信される。文書登録呼出部30は、文書データを一意に識別するための番号(以下、「文書ID」という)を文書データに付加し、文書IDが付加された文書データを記憶部303に格納する。また、文書管理装置300において印刷データの作成が行われる際に、文書登録呼出部30は、印刷データの作成元となる文書データを記憶部303から読み出す。文書ID生成部31は、上述の文書IDを生成する。課金先情報登録呼出部32は、課金処理用データの記憶部303への書き込みと、記憶部303からの課金処理用データの読み出しを行う。アクセス制限処理部33は、記憶部303に格納されている文書データに対するオペレータからのアクセスの制御を行う。換言すれば、記憶部303内の文書データに対するオペレータの操作は、アクセス制限処理部33によって制限される。例えば、予め決められたパスワードが入力された場合にのみ、記憶部303に格納された文書データの削除が認められる。これにより、特定の者に対してのみ文書データの削除が認められ、私的な文書データが記憶部303に格納されることを抑制することができる。印刷データ生成部34は、オペレータが指定した文書データに基づいて、印刷データを作成する。HTTPサーバ部35は、文書データや画像データ等について、インターネットによる外部と送受信が可能となるように機能する。
<1.4 携帯端末装置の構成および動作>
図4は、本実施形態における携帯端末装置400の構成を示す機能ブロック図である。この携帯端末装置400は、近接通信部401と遠隔通信部402と制御部403とユーザインタフェース部404と送話受話部405とを備えている。制御部403には、ビューア41と印刷データ記憶部42とが含まれている。
近接通信部401は、赤外線やブルートゥース等の近距離用の接続手段による外部とのデータ通信のためのインタフェース部として機能する。この近接通信部401の機能により、携帯端末装置400は、印刷装置200や文書管理装置300とのデータ通信が可能となっている。遠隔通信部402は、電子メールの送受信や通話等の広域用の通信回線によるデータ通信のためのインタフェース部として機能する。制御部403は、この携帯端末装置400の動作の全体を制御する。ビューア41は、印刷データ等の内容をユーザインタフェース部404に表示する。印刷データ記憶部42には、文書管理装置300から受け取った印刷データが格納される。ユーザインタフェース部404は、携帯端末装置400を利用するオペレータのための画面表示およびオペレータからの入力の受け付けを行う。送話受話部405は、外部からの音声の受け付けおよび音声の外部への出力を行う。
<1.5 印刷データのデータ構造>
次に、図5を参照しつつ、本実施形態における印刷データのデータ構造について説明する。図5に示すように、印刷データには、画像形成用データと付加データとが含まれている。画像形成用データとは、印刷装置200から印刷出力される画像を形成するためのデータのことである。一方、付加データとは、印刷出力される画像の形成のために直接的には用いられないデータのことである。付加データには、文書IDと課金先識別用データとが含まれている。文書IDとは、上述したとおり、文書データを一意に識別するための番号のことである。課金先識別用データとは、各印刷データの印刷出力に対する課金先を識別するためのデータである。本実施形態においては、課金先識別用データとして課金先IDが印刷データの一部となっている。
本実施形態においては、上述したデータ構造の印刷データが文書管理装置300で作成される。そして、その印刷データが、文書管理装置300から携帯端末装置400に送信される。さらに、その印刷データが携帯端末装置400から印刷装置200に送信される。その後、印刷装置200において印刷出力が行われる。なお、印刷データはページ記述言語で作成されていても良いし、文書作成用アプリケーションソフトウェアによって作成されたデータそのものであっても良い。
<1.6 ICカードのデータ構造>
図6は、本実施形態における印刷出力時の課金処理のために必要なデータであって、ICカードに格納されるデータ(以下、「課金処理用データ」という)のデータ構造について説明するための図である。図6に示すように、この課金処理用データには、会社を識別するための番号(項目名を「会社ID」とする)と、当該会社の名称(項目名を「会社名称」とする)と、当該会社の公的な文書データについての印刷出力が実行された際の課金先を示す情報(項目名を「会社課金先情報」とする)とが含まれている。なお、課金処理用データは、予め文書管理装置300内の記憶部303に格納されている。また、本実施形態においては、会社IDによって照合用データが実現され、会社課金先情報によって課金先特定データが実現されている。
本実施形態においては、上述したデータ構造の課金処理用データが文書管理装置300で作成される。そして、その課金処理用データは、文書管理装置300のICカードライター306によってICカード500に書き込まれる。会社の従業者は、そのICカード500と携帯端末装置400とを携えて外出する。従業者の外出先での印刷出力の際に、ICカード500に書き込まれた課金処理用データは印刷装置200によって読み出され、その課金処理用データに基づいて課金処理が行われる。
<1.7 印刷データ作成処理>
次に、図3、図5および図7を参照しつつ、本実施形態における印刷データの作成について説明する。図7は、本実施形態において、印刷データの作成処理の開始から印刷データが携帯端末装置400に送信されるまでの文書管理装置300で行われる処理の手順を示すフローチャートである。印刷データの作成の指示がオペレータによってなされると、印刷データの作成処理が開始する。まず、文書登録呼出部30が、オペレータによって指示された文書データを記憶部303から読み出す(ステップS10)。その後、印刷データ生成部34が、記憶部303から読み出された文書データに基づいて印刷データを作成する(ステップS12)。この時点においては、印刷データには、文書データを識別するための文書IDと文書データに基づいて作成された画像形成用データとが含まれている。ステップS12の終了後、ステップS14に進み、印刷データ生成部34は、記憶部303から会社IDを読み出し、その会社IDを課金先IDとして印刷データに付加する。その結果、印刷データのデータ構造は、図5に示したようなものとなる。
ステップS14の終了後、ステップS16に進む。ステップS16では、上述のようにして作成された印刷データが、近接通信部207を介して携帯端末装置400に送信される。その印刷データは、携帯端末装置400の印刷データ記憶部42に格納される。以上のようにして、文書管理装置300において文書データに基づいて印刷データが作成され、その印刷データが携帯端末装置400の印刷データ記憶部42に格納される。
<1.8 印刷出力処理>
次に、図2および図8を参照しつつ、本実施形態における印刷出力処理の手順について説明する。図8は、本実施形態において、携帯端末装置400から印刷装置200に印刷データが送信されてから印刷装置200で印刷出力が実行されるまでの印刷装置200で行われる処理の手順を示すフローチャートである。なお、上述したICカード500に記録されている課金処理用データを印刷装置200が読み込むことができるように、印刷出力処理の開始前に、予めICカード500が印刷装置200のICカードリーダー208に挿入されているものとする。
携帯端末装置400から印刷装置200に印刷データが送信されると、その印刷データは印刷装置200の近接通信部207で受信される。近接通信部207は、印刷データを受け取り、制御部204へと出力する。制御部204は、近接通信部207から出力された印刷データを受け取り、印刷データ格納部23に格納する(ステップS20)。印刷データ格納部23への印刷データの格納が終了すると、課金処理部21が印刷データから課金先IDを取得する(ステップS22)。なお、印刷データが私的なデータである場合など課金先IDが印刷データに含まれていないときには、課金先IDは取得されない。ステップS22の終了後、ステップS24に進み、ICカードリーダー208によって課金処理用データが読み出され、その課金処理用データが課金先情報格納部22に格納される。そして、課金処理部21が課金処理用データから会社IDを取得する。なお、ICカード500がICカードリーダー208に挿入されていない場合には、課金処理用データは読み出されないので、会社IDは取得されない。
ステップS24の終了後、ステップS30に進み、課金処理部21によって、印刷出力の実行に対する課金先の判定が行われる。具体的には、ステップS22で取得された課金先IDとステップS24で取得された会社IDとが一致しているか否かが判定される。その結果、一致していれば、課金先は会社であると判定され、ステップS32に進む。一方、一致していなければ、課金先は会社ではないと判定され、ステップS34に進む。なお、課金先IDが取得されていない場合および会社IDが取得されていない場合には、ステップS34に進む。
ステップS32では、課金処理部21によって、ステップS30で課金先IDと一致していると判定された会社IDに基づいて課金処理用データから会社課金先情報が取得される。そして、その会社課金先情報の示す課金先に対して課金処理が行われる。例えば、会社の課金情報を管理している課金サーバ212にネットワークインタフェース部205を介して接続し、現在実行中の印刷処理に関する課金情報を課金サーバ212に記録する。ステップS32の終了後、ステップS40に進む。
一方、ステップS34では、清算機(コインサーバ等)201によって、現在実行中の印刷処理に対する入金の受け付けが行われる。ここで、オペレータは清算機211に入金(課金)することになる。ステップS34の終了後、ステップS40に進む。
ステップS40では、印刷データに基づいて印刷出力が実行される。具体的には、印刷データ処理部24が印刷データを印刷出力実行用の画像データとして出力する。そして、画像処理部202によってその画像データが加工された後、画像形成部203で印刷物として出力される。
<1.9 効果>
以上説明したように、本実施形態によると、印刷装置200から出力するために会社内の文書管理装置300で作成される印刷データには、課金先を識別するための課金先IDが含まれている。会社の従業者は、その印刷データを携帯端末装置400に格納して外出する。また、従業者が保有するICカード500には、その従業者の所属する会社を識別するための会社IDと課金先を示す会社課金先情報とが含まれている。従業者が外出先の印刷装置200で印刷出力を実行する際には、携帯端末装置400とICカード500に格納されているデータが印刷装置200に取り込まれる。そして、印刷装置200において、印刷データに含まれている課金先IDとICカード500に含まれている会社IDとが一致しているか否かが判定される。その結果、一致していれば、会社の指定する課金先に対して課金処理が行われる。一方、一致していなければ、印刷出力が行われている場所で決済が行われる。このため、印刷データが公的なデータである場合にのみ、会社の指定する課金先に対して課金処理が行われる。これにより、会社の従業者が公的な文書データを外出先で印刷出力する際に、従業者自身が印刷出力のための代金を立て替える必要がなくなる。また、従業者が私的なデータを印刷出力する際には、会社の指定する課金先に課金処理が行われることなく、印刷出力が行われている場所での決済が行われる。
<2.第2の実施形態>
<2.1 全体構成>
図1は、本発明の第2の実施形態に係る印刷システムのハードウェア構成図である。本実施形態におけるハードウェア構成は、上記第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
<2.2 印刷装置の構成および動作>
図9は、本実施形態における印刷装置200の構成を示す機能ブロック図である。この印刷装置200は、画像読取部201と画像処理部202と画像形成部203と制御部204とネットワークインタフェース部205とユーザインタフェース部206と印刷データ受け取り手段としての近接通信部207と課金処理用データ受け取り手段としてのICカードリーダー208とを備えている。また、制御部204には、課金処理手段としての課金処理部21と課金先情報格納部22と印刷データ格納部23と印刷データ処理部24と復号化手段としての非対称鍵復号処理部25とハッシュ手段としてのハッシュ処理部26とが含まれている。
非対称鍵復号処理部25は、携帯端末装置400から送信される印刷データに含まれている暗号化されたデータの復号化を行う。ハッシュ処理部26は、ハッシュ関数を用いて、印刷データに含まれている画像形成用データのハッシュ値(第2のハッシュ値)を求める。本実施形態における他の構成要素については、上記第1の実施形態と同様であるので、同一の構成要素については同一の参照符号を付して詳しい説明を省略する。
<2.3 文書管理装置の構成および動作>
図10は、本実施形態における文書管理装置300の構成を示す機能ブロック図である。この文書管理装置300は、ネットワークインタフェース部301と制御部302と記憶部303とユーザインタフェース部304と近接通信部305とICカードライター306とを備えている。また、制御部302には、文書登録呼出部30と文書ID生成部31と課金先情報登録呼出部32とアクセス制限処理部33と印刷データ生成部34とHTTPサーバ部35と非対称鍵作成手段としての非対処鍵生成部36と暗号化手段としての非対称鍵暗号処理部37とハッシュ処理部38とが含まれている。
非対処鍵生成部36は、データを暗号化するための秘密鍵とデータを復号化するための公開鍵とを生成する。これら秘密鍵と公開鍵とは記憶部303に格納される。非対称鍵暗号処理部37は、非対処鍵生成部36によって生成された秘密鍵によって、データの暗号化を行う。ハッシュ処理部38は、ハッシュ関数を用いて、印刷データ生成部34によって生成された画像形成用データのハッシュ値(第1のハッシュ値)を求める。本実施形態における他の構成要素については、上記第1の実施形態と同様であるので、同一の構成要素については同一の参照符号を付して詳しい説明を省略する。
<2.4 携帯端末装置の構成および動作>
図4は、本実施形態における携帯端末装置400の構成を示す機能ブロック図である。本実施形態における携帯端末装置400の構成は、上記第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
<2.5 印刷データのデータ構造>
次に、図11を参照しつつ、本実施形態における印刷データのデータ構造について説明する。第1の実施形態と同様、印刷データには、画像形成用データと付加データとが含まれている。第1の実施形態においては、図5に示すように付加データには文書IDと課金先IDとが含まれていたが、本実施形態においては、付加データには文書IDと課金先IDとに加えて文書管理装置300のハッシュ処理部38で生成された第1のハッシュ値とが含まれている。また、課金先IDと第1のハッシュ値については、文書管理装置300の非対称鍵暗号処理部37によって暗号化された後に、印刷データに付加されている。
<2.6 ICカードのデータ構造>
図12は、本実施形態におけるICカード500に格納されるデータのデータ構造について説明するための図である。本実施形態においては、第1の実施形態と異なり、公開鍵が付加されている。公開鍵は、文書管理装置300の非対処鍵生成部36によって生成され、予め記憶部303に格納されている。そして、公開鍵と第1の実施形態で説明した課金処理用データとが、文書管理装置300のICカードライター306によってICカード500に書き込まれる。なお後述するように、公開鍵は、印刷装置200においてデータを復号化するために使用される。
<2.7 印刷データ作成処理>
次に、図10、図11および図13を参照しつつ、本実施形態における印刷データの作成について説明する。図13は、本実施形態において、印刷データの作成処理の開始から印刷データが携帯端末装置400に送信されるまでの文書管理装置300で行われる処理の手順を示すフローチャートである。印刷データの作成の指示がオペレータによってなされると、印刷データ作成処理が開始する。まず、文書登録呼出部30が、オペレータによって指示された文書データを記憶部303から読み出す(ステップS50)。その後、印刷データ生成部34が、記憶部303から読み出された文書データに基づいて印刷データを作成する(ステップS52)。この時点においては、印刷データには、文書データに基づいて作成された画像形成用データのみが含まれている。
ステップS52の終了後、ステップS54に進み、ハッシュ処理部38が、ハッシュ関数を用いて上述の画像形成用データのハッシュ値(第1のハッシュ値)を算出する。その後、非対称鍵暗号処理部37が、第1のハッシュ値を暗号化し、さらに、記憶部303から会社IDを読み出して、その会社IDを暗号化する(ステップS56)。その後、印刷データ生成部34が、暗号化された課金先IDとしての会社IDと第1のハッシュ値とを印刷データに付加する(ステップS58)。
ステップS58の終了後、ステップS60に進む。ステップS60では、上述のようにして作成された印刷データが、近接通信部207を介して携帯端末装置400に送信される。その印刷データは、携帯端末装置400の印刷データ記憶部42に格納される。以上のようにして、文書管理装置300において印刷データが作成され、その印刷データが携帯端末装置400の印刷データ記憶部42に格納される。
<2.8 印刷出力処理>
次に、図9、図14および図15を参照しつつ、本実施形態における印刷出力処理の手順について説明する。図14は、本実施形態において、携帯端末装置400から印刷装置200に印刷データが送信されてから印刷装置200で印刷出力が実行されるまでの印刷装置200で行われる処理の手順を示すフローチャートである。図15は、印刷出力に関連するデータの流れを説明するための図である。なお、上述したICカード500に記録されている公開鍵および課金処理用データを印刷装置200が読み込むことができるように、印刷出力処理の開始前に、予めICカード500が印刷装置200のICカードリーダー208に挿入されているものとする。
携帯端末装置400から印刷装置200に印刷データが送信されると、その印刷データは印刷装置200の近接通信部207で受信される。近接通信部207は、印刷データを受け取り、制御部204へと出力する。制御部204は、近接通信部207から出力された印刷データを受け取り、印刷データ格納部23に格納する(ステップS70)。印刷データ格納部23への印刷データの格納が終了すると、課金処理部21が、暗号化されたデータ(課金先IDおよび第1のハッシュ値)を印刷データから取得する(ステップS72)。なお、印刷データが私的なデータである場合などには、暗号化されたデータは取得されない。ステップS72の終了後、ステップS74に進み、ICカードリーダー208によって公開鍵と課金処理用データとが読み出され、それら公開鍵と課金処理用データとが課金先情報格納部22に格納される。そして、課金処理部21が課金処理用データから会社IDを取得する。なお、ICカード500がICカードリーダー208に挿入されていない場合には、公開鍵および会社IDは取得されない。
ステップS74の終了後、ステップS76に進み、非対称鍵復号処理部25が、上述の暗号化されているデータを公開鍵によって復号化する。これにより、課金先IDと第1のハッシュ値とが取得される。なお、ステップS74で公開鍵が取得されなかったときには、データの復号化は行われない。その後、ステップS78に進み、ハッシュ処理部26が、ハッシュ関数を用いて、印刷データ格納部23に格納された印刷データに含まれる画像形成用データのハッシュ値(第2のハッシュ値)を求める。その後、ステップS80に進む。なお、印刷装置200のハッシュ処理部26で用いられるハッシュ関数と上述した文書管理装置300のハッシュ処理部38で用いられるハッシュ関数とは同じものである。
ステップS80では、課金処理部21によって、印刷出力の実行に対する課金先の判定が行われる。ここでは、まず、ステップS74で取得された会社IDとステップS76で復号化によって取得された課金先IDとが一致しているか否かが判定される。次に、ステップS76で復号化によって取得された第1のハッシュ値とステップS80で算出された第2のハッシュ値とが一致しているか否かが判定される。その結果、いずれもが一致していれば、課金先は会社であると判定され、ステップS82に進む。一方、いずれか一方でも一致していなければ、課金先は会社ではないと判定され、ステップS84に進む。なお、暗号化されたデータが取得されていない場合や公開鍵、会社IDが取得されていない場合には、ステップS84に進む。
ステップS82では、課金処理部21によって、ステップS80で課金先IDと一致していると判定された会社IDに基づいて課金処理用データから会社課金先情報が取得される。そして、その会社課金先情報の示す課金先に対して課金処理が行われる。例えば、会社の課金情報を管理している課金サーバ212にネットワークインタフェース部205を介して接続し、現在実行中の印刷処理に関する課金情報を課金サーバ212に記録する。ステップS82の終了後、ステップS90に進む。
一方、ステップS84では、清算機(コインサーバ等)201によって、現在実行中の印刷処理に対する入金の受け付けが行われる。ここで、オペレータは清算機211に入金(課金)することになる。ステップS84の終了後、ステップS90に進む。
ステップS90では、印刷データに基づいて印刷出力が実行される。具体的には、印刷データ処理部24が印刷データを印刷出力実行用の画像データとして出力する。そして、画像処理部202によってその画像データが加工された後、画像形成部203で印刷物として出力される。
<2.9 効果>
以上説明したように、本実施形態によると、印刷装置200から出力するために会社内の文書管理装置300で作成される印刷データには、課金先IDとして暗号化された会社IDが含まれている。そして、印刷装置200において、暗号化された会社IDが復号化された後、ICカード500に含まれている会社IDと一致しているか否かが判定される。ここで、ICカード500が例えば盗難等に会い、不正に使用された場合を想定する。このような場合、そのICカード500に記録されている会社IDと同じ内容のデータが暗号化されて印刷データに格納されていない限り、その印刷データの印刷出力が実行されることによって会社の指定する課金先に対して課金処理が行われることはない。このため、ICカード500の不正使用による印刷出力の実行を防止することができる。
また、ICカード500には、課金処理用データに加えて公開鍵が含まれている。このため、各会社の文書管理装置300で暗号化されたデータを復号化するための各会社の公開鍵を、予め印刷装置200に備えておく必要がない。
さらに、印刷データには、画像形成用データに基づいて算出された第1のハッシュ値が暗号化されて格納されている。その暗号化された第1のハッシュ値は、印刷装置200において、ICカード500に記録された公開鍵によって復号化される。また、印刷出力が実行される際にも、画像形成用データに基づいてハッシュ値(第2のハッシュ値)が算出される。そして、第1のハッシュ値と第2のハッシュ値とが一致しているか否かの判定が行われる。このため、文書データに基づいて作成された画像形成用データが印刷データに埋め込められた後に、データの内容を改ざんして印刷出力が実行された場合に、会社の指定する課金先に対して課金処理が行われることはない。これにより、携帯端末装置400とICカード500とを不正に使用にした印刷出力を防止することができる。
<3.第3の実施形態>
<3.1 全体構成>
図16は、本発明の第3の実施形態に係る印刷システムのハードウェア構成図である。この印刷システムは、印刷装置200と文書管理装置300と携帯端末装置(例えば、携帯電話)400とICカード500と認証サーバ600とから構成される。認証サーバ600は、例えばインターネットによって印刷装置200と接続されている。また、認証サーバ600には、会社の従業者が私的なデータを印刷出力する際に当該従業者の指定する課金先に対して課金処理が行われるように、従業者毎の認証データが格納される。本実施形態における他の構成要素については、上記第1および第2の実施形態と同様であるので、同一の構成要素については同一の参照符号を付して詳しい説明を省略する。
<3.2 印刷装置の構成および動作>
図17は、本実施形態における印刷装置200の構成を示す機能ブロック図である。この印刷装置200は、画像読取部201と画像処理部202と画像形成部203と制御部204とネットワークインタフェース部205とユーザインタフェース部206と印刷データ受け取り手段としての近接通信部207と課金処理用データ受け取り手段としてのICカードリーダー208とを備えている。また、制御部204には、課金処理手段としての課金処理部21と課金先情報格納部22と印刷データ格納部23と印刷データ処理部24と復号化手段としての非対称鍵復号処理部25と個人認証処理手段としての個人認証処理部27とが含まれている。
個人認証処理部27は、印刷装置200において私的なデータの印刷出力が実行された際に、認証サーバ600に接続し、認証の確認を行うとともに印刷出力に対する課金先を取得する。なお、詳細については後述する。本実施形態における他の構成要素については、上記第1の実施形態と同様であるので、同一の構成要素については同一の参照符号を付して詳しい説明を省略する。
<3.3 文書管理装置の構成および動作>
図18は、本実施形態における文書管理装置300の構成を示す機能ブロック図である。この文書管理装置300は、ネットワークインタフェース部301と制御部302と記憶部303とユーザインタフェース部304と近接通信部305とICカードライター306とを備えている。また、制御部302には、文書登録呼出部30と文書ID生成部31と課金先情報登録呼出部32とアクセス制限処理部33と印刷データ生成部34とHTTPサーバ部35と非対処鍵生成部36と非対称鍵暗号処理部37と認証処理部39とが含まれている。図10に示した第2の実施形態の構成と比較すると、ハッシュ処理部38に替えて認証処理部39が設けられている。
認証処理部39は、会社の各従業者の認証データ(個人認証データ)を取得し、記憶部303に格納する。認証データとは、パスワードや指紋など従業者の識別が可能となるようなデータであって、不正な取得が容易にはなされないデータのことである。本実施形態における他の構成要素については、上記第2の実施形態と同様であるので、同一の構成要素については同一の参照符号を付して詳しい説明を省略する。
<3.4 携帯端末装置の構成および動作>
図4は、本実施形態における携帯端末装置400の構成を示す機能ブロック図である。本実施形態における携帯端末装置400の構成および動作は、上記第1および第2の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
<3.5 印刷データのデータ構造>
図19は、本実施形態における印刷データのデータ構造図である。第1の実施形態と同様、印刷データには、画像形成用データと付加データとが含まれている。しかし、第1の実施形態とは異なり、課金先IDは、文書管理装置300の非対称鍵暗号処理部37によって暗号化された後に、印刷データに付加されている。
<3.6 ICカードのデータ構造>
図20は、本実施形態におけるICカード500に格納されるデータのデータ構造について説明するための図である。本実施形態においては、ICカード500には、公的なデータの印刷出力の際に課金先を特定するために必要となる第1のデータとしての公的データと、私的なデータの印刷出力の際に課金先を特定するために必要となる第2のデータとしての私的データとが含まれている。図20(a)は公的データのデータ構造図であり、図20(b)は私的データのデータ構造図である。
図20(a)に示すように、公的データのデータ構造は、図12に示した第2の実施形態においてICカード500に格納されるデータのデータ構造と同様である。一方、私的データのデータ構造については、公的データの「公開鍵」に替えて「個人認証先データ」が設けられている。「個人認証先データ」とは、認証の確認を行うために接続する認証サーバ600を特定するためのデータである。なお、私的データの「個人ID」、「個人氏名」、「個人課金先情報」については、それぞれ、公的データ「会社ID」、「会社名称」、「会社課金先情報」と同様の内容である。
上述のとおり、本実施形態においては、ICカード500には、公的データと私的データとが含まれている。また、私的データには複数の従業者のデータが含まれている。例えば、1レコードの公的データとnレコードの私的データとが含まれるICカード500のデータ構造は図21に示すようなものとなる。会社の従業者は、このようなICカード500を携えて外出し、外出先で印刷出力を実行する際に使用する。
<3.7 印刷データ作成処理>
次に、図18、図19および図22を参照しつつ、本実施形態における印刷データの作成について説明する。図22は、本実施形態において、印刷データの作成処理の開始から印刷データが携帯端末装置400に送信されるまでの文書管理装置300で行われる処理の手順を示すフローチャートである。印刷データの作成の指示がオペレータによってなされると、印刷データ作成処理が開始する。まず、文書登録呼出部30が、オペレータによって指示された文書データを記憶部303から読み出す(ステップS100)。その後、印刷データ生成部34が、記憶部303から読み出された文書データに基づいて印刷データを作成する(ステップS102)。この時点においては、印刷データには、文書データに基づいて作成された画像形成用データのみが含まれている。
ステップS102の終了後、ステップS104に進み、非対称鍵暗号処理部37によって会社IDの暗号化が行われる。その後、印刷データ生成部34が、暗号化された課金先IDとしての会社IDを印刷データに付加する(ステップS106)。
ステップS106の終了後、ステップS108に進む。ステップS108では、上述のようにして作成された印刷データが、近接通信部207を介して携帯端末装置400に送信される。その印刷データは、携帯端末装置400の印刷データ記憶部42に格納される。以上のようにして、文書管理装置300において印刷データが作成され、その印刷データが携帯端末装置400の印刷データ記憶部42に格納される。
<3.8 印刷出力処理>
次に、図17および図23を参照しつつ、本実施形態における印刷出力処理の手順について説明する。図23は、本実施形態において、携帯端末装置400から印刷装置200に印刷データが送信されてから印刷装置200で印刷出力が実行されるまでの印刷装置200で行われる処理の手順を示すフローチャートである。なお、上述したICカード500に記録されている公開鍵および課金処理用データを印刷装置200が読み込むことができるように、印刷出力処理の開始前に、予めICカード500が印刷装置200のICカードリーダー208に挿入されているものとする。
携帯端末装置400から印刷装置200に印刷データが送信されると、その印刷データは印刷装置200の近接通信部207で受信される。近接通信部207は、印刷データを受け取り、制御部204へと出力する。制御部204は、近接通信部207から出力された印刷データを受け取り、印刷データ格納部23に格納する(ステップS120)。印刷データ格納部23への印刷データの格納が終了すると、課金処理部21が暗号化されたデータ(課金先ID)を印刷データから取得する(ステップS122)。ステップS122の終了後、ステップS124に進み、ICカードリーダー208によって公開鍵と課金処理用データとが読み出され、それら公開鍵と課金処理用データとが課金先情報格納部22に格納される。そして、課金処理部21が課金処理用データから会社IDと個人IDとを取得する。なお、ICカード500がICカードリーダー208に挿入されていない場合には、会社ID、個人ID、および公開鍵は取得されない。
ステップS124の終了後、ステップS126に進み、非対称鍵復号処理部25が、上述の暗号化されているデータを公開鍵によって復号化する。これにより、課金先IDが取得される。その後、ステップS130に進む。
ステップS130では、課金処理部21によって、印刷出力の実行に対する課金先の判定が行われる。具体的には、ステップS124で取得された会社IDとステップS126で復号化によって取得された課金先IDとが一致しているか否かが判定される。その結果、一致していれば、課金先は会社であると判定され、ステップS140に進む。一方、一致していなければ、課金先は会社ではないと判定され、ステップS150に進む。なお、課金先IDが取得されていない場合および会社IDが取得されていない場合には、ステップS150に進む。
ステップS140では、課金処理部21によって、ステップ130で課金先IDと一致していると判定された会社IDに基づいて課金処理用データから会社課金先情報が取得される。そして、その会社課金先情報の示す課金先に対して課金処理が行われる。例えば、会社の課金情報を管理している課金サーバ212にネットワークインタフェース部205を介して接続し、現在実行中の印刷処理に関する課金情報を課金サーバ212に記録する。ステップS140の終了後、ステップS190に進む。
ステップS150では、認証の確認を行うために、個人IDと認証確認用データ(パスワード等)の入力の受け付けが行われる。例えば、印刷装置200のユーザインタフェース部206に個人IDおよび認証確認用データを入力するための画面を表示し、オペレータからの入力を受け付ける。これにより、認証の確認に必要なデータが取得される。その後、個人認証処理部27が、ステップS150で入力された個人IDと対応付けられている個人認証先データに基づいて認証サーバ600への接続を行い、ステップS150で入力された認証確認用データと認証サーバ600に保存されている認証データとが一致しているか否かを確認する(ステップS152)。なお、本実施形態においては、個人IDと認証確認用データとによって課金先特定用入力データが実現されている。
ステップS152の終了後、ステップS160に進む。ステップS160では、課金処理部21によって、印刷出力の実行に対する課金先の判定が行われる。ステップS152における認証の確認で認証確認用データと認証データとが一致していれば、課金先は従業員の指定する課金先であると判定され、ステップS170に進む。一方、ステップS152における認証の確認で認証確認用データと認証データとが一致していなければ、課金先は従業員の指定する課金先ではないと判定され、ステップS180に進む。なお、個人IDや認証確認用データが入力されなかった場合には、ステップS180に進む。
ステップS170では、課金処理部21によって、ステップ150で入力された個人IDに基づいて課金処理用データから個人課金先情報が取得される。そして、その個人課金先情報の示す課金先に対して課金処理が行われる。ステップS170の終了後、ステップS190に進む。
一方、ステップS180では、清算機(コインサーバ等)201によって、現在実行中の印刷処理に対する入金の受け付けが行われる。ここで、オペレータは清算機211に入金することになる。ステップS180の終了後、ステップS190に進む。
ステップS190では、印刷データに基づいて印刷出力が実行される。具体的には、印刷データ処理部24が印刷データを印刷出力実行用の画像データとして出力する。そして、画像処理部202によってその画像データが加工された後、画像形成部203で印刷物として出力される。
<3.9 効果>
以上説明したように、本実施形態によると、ICカード500には公的データと私的データとが含まれている。そして、印刷装置200は、印刷出力に対する課金先が会社ではないと判断した場合には、認証の確認のためのデータの入力を受け付ける。そして、オペレータによって入力されたデータに基づいて認証の確認が行われ、正当な使用である旨の確認がなされると、個人課金先情報に基づいて課金処理が行われる。このため、ICカード500に複数の従業者のデータが格納されていても、印刷出力の際に入力されたデータに基づいて従業者を特定し、その従業者の指定する課金先に対して課金処理を行うことができる。また、不正な使用も防止される。
<4.その他>
上記各実施形態においては、印刷出力するための印刷データは携帯端末装置400に格納され、印刷装置200はその携帯端末装置400から印刷データを受け取る構成としているが、本発明はこれに限定されない。印刷装置200と文書管理装置300とがインターネット等の回線により接続可能であれば、その回線を通じて文書管理装置300から印刷装置200に印刷データが送信される構成としても良い。
また、上記各実施形態においては、印刷データには課金先識別用データが含まれているが、本発明はこれに限定されず、印刷データと課金先識別用データとは別々になっていても良い。
さらに、上記各実施形態においては、課金処理は印刷装置200で行われているが、本発明はこれに限定されない。例えば、印刷装置200にパソコンを併設し、印刷出力を印刷装置200で行われ、課金処理はパソコンで行われる構成としても良い。例えば、パソコンのCPUによって実行される所定のプログラムに基づき、上述の課金処理が実現される。このようなプログラムの一部または全部は、例えば、そのプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供される。使用者は、上記プログラムの記録媒体としてのCD−ROMを購入して、CD−ROM駆動装置(図示せず)に装着し、そのCD−ROMからそのプログラムを読み出してパソコンの補助記憶装置にインストールすることができる。このように、例えば図8に示す各ステップをコンピュータに実行させるプログラムの形態として提供することもできる。
本発明の第1の実施形態に係る印刷システムのハードウェア構成図である。 上記第1の実施形態における印刷装置の構成を示す機能ブロック図である。 上記第1の実施形態における文書管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 上記第1の実施形態における携帯端末装置の構成を示す機能ブロック図である。 上記第1の実施形態における印刷データのデータ構造を示すデータ構成図である。 上記第1の実施形態において、ICカードに格納されるデータのデータ構造を示すデータ構成図である。 上記第1の実施形態における印刷データ作成の手順を示すフローチャートである。 上記第1の実施形態における印刷出力処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における印刷装置の構成を示す機能ブロック図である。 上記第2の実施形態における文書管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 上記第2の実施形態における印刷データのデータ構造を示すデータ構成図である。 上記第2の実施形態において、ICカードに格納されるデータのデータ構造を示すデータ構成図である。 上記第2の実施形態における印刷データ作成の手順を示すフローチャートである。 上記第2の実施形態における印刷出力処理の手順を示すフローチャートである。 上記第2の実施形態において、印刷出力に関連するデータの流れを説明するための図である。 本発明の第3の実施形態に係る印刷システムのハードウェア構成図である。 上記第3の実施形態における印刷装置の構成を示す機能ブロック図である。 上記第3の実施形態における文書管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 上記第3の実施形態における印刷データのデータ構造を示すデータ構成図である。 上記第3の実施形態において、ICカードに格納される公的データおよび私的データのデータ構造を示すデータ構成図である。 上記第3の実施形態において、ICカードに格納されるデータのデータ構造を示すデータ構成図である。 上記第3の実施形態における印刷データ作成の手順を示すフローチャートである。 上記第3の実施形態における印刷出力処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
21…課金処理部
22…課金先情報格納部
23…印刷データ格納部
24…印刷データ処理部
32…課金先情報登録呼出部
34…印刷データ生成部
42…印刷データ記憶部
200…印刷装置
211…清算機
212…課金サーバ
204…印刷装置の制御部
208…ICカードリーダー
300…文書管理装置
302…文書管理装置の制御部
306…ICカードライター
400…携帯端末装置
500…ICカード

Claims (18)

  1. 印刷出力のための画像形成用データと所定の識別用データとを含む印刷データを受け取る印刷データ受け取り手段と、前記識別用データと照合するための照合用データと前記画像形成用データを印刷出力する際に課金する課金先を特定するためのデータであって前記照合用データと対応付けられている課金先特定データとを含む課金処理用データを受け取る課金処理用データ受け取り手段と、前記画像形成用データを印刷出力する際に課金処理を行う課金処理手段とを備えた印刷装置であって、
    前記課金処理手段は、前記識別用データと前記照合用データとが一致している場合に、前記照合用データと対応付けられている課金先特定データに基づいて課金処理を行うことを特徴とする、印刷装置。
  2. 暗号化されているデータを復号化する復号化手段を更に備え、
    前記印刷データ受け取り手段は、暗号化された識別用データを受け取り、
    前記復号化手段は、前記暗号化された識別用データを復号化し、
    前記課金処理手段は、前記復号化手段によって復号化された識別用データと前記照合用データとが一致している場合に、前記照合用データと対応付けられている課金先特定データに基づいて課金処理を行うことを特徴とする、請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記課金処理用データ受け取り手段は、前記暗号化されているデータを復号化するための公開鍵を更に受け取り、
    前記復号化手段は、前記公開鍵によって、前記暗号化された識別用データを復号化することを特徴とする、請求項2に記載の印刷装置。
  4. 所定のハッシュ関数によってデータのハッシュ値を求めるハッシュ手段を更に備え、
    前記印刷データ受け取り手段は、前記画像形成用データのハッシュ値である第1のハッシュ値と前記識別用データとが暗号化されたデータを受け取り、
    前記ハッシュ手段は、前記印刷データ受け取り手段によって受け取られた印刷データに含まれている画像形成用データのハッシュ値である第2のハッシュ値を求め、
    前記復号化手段は、前記第1のハッシュ値と前記識別用データとが暗号化されたデータを復号化し、
    前記課金処理手段は、前記識別用データと前記照合用データとが一致し、かつ、前記第1のハッシュ値と前記第2のハッシュ値とが一致している場合に、前記照合用データと対応付けられている課金先特定データに基づいて課金処理を行うことを特徴とする、請求項2または3に記載の印刷装置。
  5. 所定のハッシュ関数によってデータのハッシュ値を求めるハッシュ手段を更に備え、
    前記印刷データ受け取り手段は、前記画像形成用データのハッシュ値である第1のハッシュ値を更に受け取り、
    前記ハッシュ手段は、前記印刷データ受け取り手段によって受け取られた印刷データに含まれている画像形成用データのハッシュ値である第2のハッシュ値を求め、
    前記課金処理手段は、前記識別用データと前記照合用データとが一致し、かつ、前記第1のハッシュ値と前記第2のハッシュ値とが一致している場合に、前記照合用データと対応付けられている課金先特定データに基づいて課金処理を行うことを特徴とする、請求項1に記載の印刷装置。
  6. 前記課金処理用データ受け取り手段は、第1のデータと第2のデータとを含む課金処理用データを受け取り、
    前記課金処理手段は、前記識別用データと前記第1のデータに含まれている照合用データとが一致している場合には、前記第1のデータに含まれている課金先特定データに基づいて課金処理を行い、前記識別用データと前記第1のデータに含まれている照合用データとが一致していない場合には、前記第2のデータに含まれている課金先特定データに基づいて課金処理を行うことを特徴とする、請求項1に記載の印刷装置。
  7. 前記課金処理に際して認証の確認を行うための個人認証処理手段を更に備え、
    前記課金処理手段は、前記識別用データと前記第1のデータに含まれている照合用データとが一致していない場合に、前記課金先を特定するために外部から入力される課金先特定用入力データを受け取り、該課金先特定用入力データに基づいて前記個人認証手段によって認証されたときに、前記第2のデータに含まれている照合用データと対応付けられている課金先特定データに基づいて課金処理を行うことを特徴とする、請求項6に記載の印刷装置。
  8. 文書データに基づく印刷出力のための画像形成用データに所定の識別用データを付加して印刷データを作成する印刷データ作成手段を備えていることを特徴とする、文書管理装置。
  9. 前記文書データを格納する記憶手段と、
    前記記憶手段に格納された前記文書データへのアクセスの制限を行うアクセス制限手段とを更に備えていることを特徴とする、請求項8に記載の文書管理装置。
  10. 前記印刷データ作成手段は、ページ記述言語で記述された画像形成用データを作成することを特徴とする、請求項8または9に記載の文書管理装置。
  11. 公開鍵暗号方式によるデータの暗号化のための秘密鍵と、前記秘密鍵によってデータを暗号化する暗号化手段とを更に備え、
    前記暗号化手段は、前記識別用データを暗号化し、
    前記印刷データ作成手段は、前記暗号化された識別用データを前記画像形成用データに付加して前記印刷データを作成することを特徴とする、請求項8から10までのいずれか1項に記載の文書管理装置。
  12. 所定のハッシュ関数によってデータのハッシュ値を求めるハッシュ手段を更に備え、
    前記ハッシュ手段は、前記画像形成用データのハッシュ値である第1のハッシュ値を求め、
    前記暗号化手段は、前記識別用データと前記第1のハッシュ値とを暗号化し、
    前記印刷データ作成手段は、暗号化された前記識別用データと前記第1のハッシュ値とを前記画像形成用データに付加して前記印刷データを作成することを特徴とする、請求項11に記載の文書管理装置。
  13. 所定のハッシュ関数によってデータのハッシュ値を求めるハッシュ手段を更に備え、
    前記ハッシュ手段は、前記画像形成用データのハッシュ値である第1のハッシュ値を求め、
    前記印刷データ作成手段は、前記識別用データと前記第1のハッシュ値とを前記画像形成用データに付加して前記印刷データを作成することを特徴とする、請求項8から10までのいずれか1項に記載の文書管理装置。
  14. 文書データに基づく印刷出力のための画像形成用データに所定の識別用データを付加して印刷データを作成する印刷データ作成手段を備えた文書管理装置と、
    前記印刷データを受け取る印刷データ受け取り手段と、前記識別用データと照合するための照合用データと前記画像形成用データを印刷出力する際に課金する課金先を特定するためのデータであって前記照合用データと対応付けられている課金先特定データとを含む課金処理用データを受け取る課金処理用データ受け取り手段と、前記画像形成用データを印刷出力する際に課金処理を行う課金処理手段とを備えた印刷装置とからなる印刷システムであって、
    前記課金処理手段は、前記識別用データと前記照合用データとが一致している場合に、前記照合用データと対応付けられている課金先特定データに基づいて課金処理を行うことを特徴とする、印刷システム。
  15. 前記文書管理装置は、公開鍵暗号方式によるデータの暗号化のための秘密鍵と、前記秘密鍵によってデータを暗号化する暗号化手段とを更に備え、
    前記印刷装置は、前記秘密鍵によって暗号化されているデータを復号化する復号化手段を更に備え、
    前記暗号化手段は、前記識別用データを暗号化し、
    前記印刷データ作成手段は、前記暗号化された識別用データを前記画像形成用データに付加して前記印刷データを作成し、
    前記印刷データ受け取り手段は、前記暗号化された識別用データを受け取り、
    前記復号化手段は、前記暗号化された識別用データを復号化し、
    前記課金処理手段は、前記復号化手段によって復号化された識別用データと前記照合用データとが一致している場合に、前記照合用データと対応付けられている課金先特定データに基づいて課金処理を行うことすることを特徴とする、請求項14に記載の印刷システム。
  16. 前記文書管理装置は、所定のハッシュ関数によってデータのハッシュ値を求める第1のハッシュ手段を更に備え、
    前記印刷装置は、前記所定のハッシュ関数と同じハッシュ関数によってデータのハッシュ値を求める第2のハッシュ手段を更に備え、
    前記第1のハッシュ手段は、前記画像形成用データのハッシュ値である第1のハッシュ値を求め、
    前記暗号化手段は、前記識別用データと前記第1のハッシュ値とを暗号化し、
    前記印刷データ作成手段は、暗号化された前記識別用データと前記第1のハッシュ値とを前記画像形成用データに付加して前記印刷データを作成し、
    前記印刷データ受け取り手段は、前記識別用データと前記第1のハッシュ値とが暗号化されたデータを受け取り、
    前記第2のハッシュ手段は、前記印刷データ受け取り手段によって受け取られた印刷データに含まれている画像形成用データのハッシュ値である第2のハッシュ値を求め、
    前記復号化手段は、前記識別用データと前記第1のハッシュ値とが暗号化されたデータを復号化し、
    前記課金処理手段は、前記識別用データと前記照合用データとが一致し、かつ、前記第1のハッシュ値と前記第2のハッシュ値とが一致している場合に、前記照合用データと対応付けられている課金先特定データに基づいて課金処理を行うことを特徴とする、請求項15に記載の印刷システム。
  17. 前記文書管理装置は、所定のハッシュ関数によってデータのハッシュ値を求める第1のハッシュ手段を更に備え、
    前記印刷装置は、前記所定のハッシュ関数と同じハッシュ関数によってデータのハッシュ値を求める第2のハッシュ手段を更に備え、
    前記第1のハッシュ手段は、前記画像形成用データのハッシュ値である第1のハッシュ値を求め、
    前記印刷データ作成手段は、前記識別用データと前記第1のハッシュ値とを前記画像形成用データに付加して前記印刷データを作成し、
    前記印刷データ受け取り手段は、前記第1のハッシュ値を更に受け取り、
    前記第2のハッシュ手段は、前記印刷データ受け取り手段によって受け取られた印刷データに含まれている画像形成用データのハッシュ値である第2のハッシュ値を求め、
    前記課金処理手段は、前記識別用データと前記照合用データとが一致し、かつ、前記第1のハッシュ値と前記第2のハッシュ値とが一致している場合に、前記照合用データと対応付けられている課金先特定データに基づいて課金処理を行うことを特徴とする、請求項14に記載の印刷システム。
  18. 印刷出力の際に行う課金処理のためのプログラムであって、
    前記印刷出力のための画像形成用データと所定の識別用データとを含む印刷データを受け取る印刷データ受け取りステップと、
    前記識別用データと照合するための照合用データと前記画像形成用データを印刷出力する際に課金する課金先を特定するためのデータであって前記照合用データと対応付けられている課金先特定データとを含む課金処理用データを受け取る課金処理用データ受け取りステップと、
    前記画像形成用データを印刷出力する際に課金処理を行う課金処理ステップとをコンピュータに実行させ、
    前記課金処理ステップでは、前記識別用データと前記照合用データとが一致している場合に、前記照合用データと対応付けられている課金先特定データに基づいて課金処理が行われることを特徴とする、プログラム。
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