JP2006254112A - 無線通信システムと送信装置と受信装置および無線通信方法 - Google Patents

無線通信システムと送信装置と受信装置および無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で容易に通信速度を高める。
【解決手段】送信データを分割して第1の系列と第2の系列のデータを生成する。第1の系列と第2の系列のデータに基づいて、系列毎に無線周波数の送信信号を生成する。第1の系列の送信信号を右旋円偏波方式、第2の系列の送信信号を左旋円偏波方式の無線信号として送信する。右旋円偏波方式と左旋円偏波方式の無線信号を受信し、得られた受信信号に基づいて第1の系列のデータと第2の系列のデータを生成する。第1の系列のデータと第2の系列のデータを合成して出力する。同じ周波数の無線信号を用いても2つの通信経路で独立して通信を行うことができるので、簡単かつ容易に通信速度を高めることができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、無線通信システムと送信装置と受信装置および無線通信方法に関する。詳しくは、送信データを分割して第1の系列と第2の系列のデータを生成して、該第1の系列と第2の系列のデータに基づいて、系列毎に無線周波数の送信信号を生成し、第1の系列の送信信号を右旋円偏波方式、第2の系列の送信信号を左旋円偏波方式の無線信号として送信する。また、右旋円偏波方式の無線信号を受信して得られた受信信号に基づいて第1の系列のデータを生成し、左旋円偏波方式の無線信号を受信して得られた受信信号に基づいて第2の系列のデータを生成し、該第1の系列のデータと第2の系列のデータを合成して出力するものである。
従来の無線通信システムでは、限られた周波数帯域を用いて送信装置と受信装置間で無線通信を行っているため、通信速度は限られたものとなる。ここで、通信速度を高めることができるように、広い周波数帯域を使用して通信を行うものとした場合、様々な周波数を使っている他の無線機器との干渉が起こり通信品質が低下するという問題を生じてしまう。このため、特許文献1や特許文献2に示されているように、複数組のアンテナを用いて別々の情報を同一の周波数で送信するMIMO(Multiple Input Multiple Output)通信によって通信速度を高めることが行われている。
図11は、MIMO通信を行う無線通信システムの構成を示す図である。なお、図11は、送信側と受信側でそれぞれ2つのアンテナを用いる場合を示している。送信側の通信装置50tのデータ分割部501では、送信データストリームDTを分割して2つのサブストリームDTa,DTbとして行列演算部502に供給する。行列演算部502は、データ分割部501から供給されたサブストリームDTa,DTbに、経路推定に応じたウェイト行列を掛け合わせることで、経路推定に応じた重み付けを行い送信信号DUa,DUbを生成する。送信部503aにはアンテナ60atが接続されており、送信部503aは、行列演算部502aで生成された送信信号DUaの変調処理や周波数変換処理を行いRF信号Satを生成してアンテナ60atに供給する。同様に、送信部503bにはアンテナ60btが接続されており、送信部503bは、行列演算部502bで生成された送信信号DUbの変調処理や周波数変換処理を行い送信部503aで生成したRF信号Satと同一周波数のRF信号Sbtを生成してアンテナ60btに供給する。
受信側の通信装置50rのアンテナ60crで受信されたRF信号Scrは、受信部505cに供給される。また、アンテナ60drで受信されたRF信号Sdrは、受信部505dに供給される。受信部505cでは、RF信号Scrの周波数変換処理や復調処理を行い、得られた受信信号DQcを行列演算部506に供給する。受信部505dでは、RF信号Sdrの周波数変換処理や復調処理を行い、得られた受信信号DQdを行列演算部506に供給する。
行列演算部506では、経路推定に応じたウェイト行列を受信信号DQc,DQdに掛け合わせて、アンテナ60atから送信された信号成分とアンテナ60atから送信された信号成分を抽出して、サブストリームDRc,DRdとしてデータ合成部507に供給する。データ合成部507では、供給されたサブストリームDRc,DRdを合成して、受信データストリームDRとして出力する。
このように、経路推定に基づいてウェイト行列を設定すれば、複数のアンテナから送信された信号を1つのアンテナで受信しても所望のアンテナから送信された信号のみを抽出することができ、同一周波数で複数のアンテナから送信を行っても、各アンテナから送信された信号を個々に抽出でき、この抽出した信号を合成して、元のデータ信号に復元できる。
特開2003−338781号公報 特開2004−254290号公報
ところで、上述のようにMIMO通信では、経路推定に応じたウェイト行列を求めたり、このウェイト行列を掛け合わせて、重み付けや信号成分の抽出を行わなければならないことから、回路が複雑かつ高価になる。また、信号の抽出を効果的に行うためには各伝送路間の相関が小さいことが望ましい。このため、反射波の多いマルチパス環境で使用する場合に比べて、反射波の少ない屋外や木造建築物内で使用する場合は、信号の抽出を効果的に行うことができなくなり、通信速度を高められない。さらに、MIMO通信では、減衰量の大きい反射波の利用が前提となるため、高い通信速度を維持したまま通信距離を伸ばすことができないという問題もある。
そこで、この発明では、簡単な構成で容易に通信速度を高めることができる無線通信システムと送信装置と受信装置および無線通信方法を提供するものである。
この発明に係る無線通信システムは、送信データを分割して第1の系列と第2の系列のデータを生成する送信データ処理手段と、第1の系列と第2の系列のデータに基づいて、系列毎に無線周波数の送信信号を生成する送信処理手段と、第1の系列の送信信号を右旋円偏波方式、第2の系列の送信信号を左旋円偏波方式の無線信号として送信する無線信号送信手段とを有する送信装置と、右旋円偏波方式と左旋円偏波方式の無線信号を受信する無線信号受信手段と、無線信号受信手段で右旋円偏波方式の無線信号を受信して得られた受信信号に基づいて第1の系列のデータを生成し、無線信号受信手段で左旋円偏波方式の無線信号を受信して得られた受信信号に基づいて第2の系列のデータを生成する受信処理手段と、受信処理手段で得られた第1の系列のデータと第2の系列のデータを合成して出力する受信データ出力手段とを有する受信装置とを用いて構成したものである。
また、送信装置は、送信データを分割して第1の系列と第2の系列のデータを生成する送信データ処理手段と、第1の系列と第2の系列のデータに基づいて、系列毎に無線周波数の送信信号を生成する送信処理手段と、第1の系列の送信信号を右旋円偏波方式、第2の系列の送信信号を左旋円偏波方式の無線信号として送信する無線信号送信手段とを有するものである。
また、受信装置は、右旋円偏波方式と左旋円偏波方式の無線信号を受信する無線信号受信手段と、無線信号受信手段で右旋円偏波方式の無線信号を受信して得られた受信信号に基づいて第1の系列のデータを生成し、無線信号受信手段で左旋円偏波方式の無線信号を受信して得られた受信信号に基づいて第2の系列のデータを生成する受信処理手段と、受信処理手段で得られた第1の系列のデータと第2の系列のデータを合成して出力する受信データ出力手段とを有するものである。
さらに、無線通信方法は、送信データを分割して第1の系列と第2の系列のデータを生成する送信データ処理工程と、第1の系列と第2の系列のデータに基づいて、系列毎に無線周波数の送信信号を生成する送信処理工程と、第1の系列の送信信号を右旋円偏波方式、第2の系列の送信信号を左旋円偏波方式の無線信号として送信する無線信号送信工程と、右旋円偏波方式と左旋円偏波方式の無線信号を受信する無線信号受信工程と、無線受信工程で右旋円偏波方式の無線信号を受信して得られた受信信号に基づいて第1の系列のデータを生成し、無線受信工程で左旋円偏波方式の無線信号を受信して得られた受信信号に基づいて第2の系列のデータを生成する受信処理工程と、受信処理工程で得られた第1の系列のデータと第2の系列のデータを合成して出力する受信データ出力工程とを有するものである。
この発明においては、送信データが第1の系列と第2の系列のデータに分割されて、各系列のデータに基づいて、系列毎に無線周波数の送信信号が生成される。第1の系列の送信信号は右旋円偏波方式、第2の系列の送信信号は左旋円偏波方式の無線信号として例えば2給電式の平面パッチアンテナから送信される。右旋円偏波方式と左旋円偏波方式の無線信号が受信されると、各円偏波方式の無線信号を受信して得られた受信信号に基づいて第1の系列と第2の系列のデータが生成されて、この第1の系列と第2の系列のデータが合成されて出力される。また、複数のアンテナを用いることでダイバーシティ方式の通信が行われる。さらに、通信動作モードとして、送信データの分割を行って得られた第1の系列のデータを右旋円偏波方式、第2の系列のデータを左旋円偏波方式で伝送する分割モードと、送信データの分割を行うことなく第1の系列あるいは第2の系列のデータとして1つの円偏波方式で伝送する非分割モードが設けられる。ここで、受信信号に基づいて受信特性が判別されて、受信特性の判別結果に基づき、通信動作モードの切り替えが行われる。
この発明によれば、送信データが第1の系列と第2の系列のデータに分割されて、第1の系列のデータが右旋円偏波方式、第2の系列のデータが左旋円偏波方式で無線信号として伝送される。また、右旋円偏波方式と左旋円偏波方式の無線信号を受信して得られたデータが合成して出力される。このため、右旋円偏波方式を用いた通信経路と左旋円偏波方式を用いた通信経路で、それぞれ独立して系列毎のデータを伝送できるので、容易に通信速度を高めることができる。また、互いに干渉しない2つの円偏波を用いて2つの系列の信号を同じ周波数帯域で送受信できるので、帯域幅を広げる必要がない。さらに、信号を分離するための複雑な演算処理を行うことなく2つの通信経路で同時通信が可能となるので、無線通信システムを安価に構築できる。また、反射波を必要としないので、減衰の少ない直接波を使って高い通信速度のまま、長い距離にわたって通信することもできる。
さらに、2給電式の平面パッチアンテナを用いることで、1つのアンテナで右旋円偏波方式と左旋円偏波方式の通信を行うことができるので、通信装置を小型化できる。また、従来の通信装置の送受信部をそのまま用いることが可能であり、複数のアンテナを用いてダイバーシティ方式の通信を行うことにより、さらに通信品質を高めることができる。
また、通信状況が良いときには右旋円偏波と左旋円偏波の両方を用いた通信が行われ、通信状況が良くないときには右旋円偏波と左旋円偏波のどちらか一方を用いた通信に切り替えられる。このため、通信状況が良いときには高速通信を行うことができ、通信状況が良くないときでも従来の通信装置と同等の通信速度を実現することができる。
以下、図を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。図1は、無線通信システムの構成を示している。この無線通信システムで用いる通信装置は、データ分割/合成部と、2つの送受信信号処理部および送受信部、および右旋円偏波方式と左旋円偏波方式で無線信号の送受信を行うアンテナ、通信装置の動作を制御する制御部を有している。ここで、送信データを無線信号として送信する通信装置を送信装置20t、無線信号を受信して受信データを出力する通信装置を受信装置20rとする。
送信装置20tの送信データ処理ブロック200tは、データ分割/合成部201tで構成されている。データ分割/合成部201tは、送信データストリームDTを分割して、2つの系列のデータであるサブストリームDTa,DTbを生成して送信処理ブロック210tに供給する。このデータ分割/合成部201tは、例えば、ビット単位やバイト単位で送信データストリームDTを分割してサブストリームDTa,DTbを生成する。また、送信データストリームDTを時分割して、サブストリームDTa,DTbを生成するものとしてもよい。
送信処理ブロック210tの送受信信号処理部211atは、データ分割/合成部201tから供給されたサブストリームDTaに基づき送信信号DVaを生成して、送受信部212atに供給する。また、送受信信号処理部211btは、データ分割/合成部201tから供給されたサブストリームDTbに基づき送信信号DVbを生成して、送受信部212btに供給する。この送受信信号処理部211at,211btは、例えば供給されたサブストリームをパケット化して、このパケット化されたデータに送信先アドレスや送信元アドレス等を示すヘッダ情報や誤り検出訂正用符号等を付加してベースバンドの送信信号を生成する。
送受信部212atは、送受信信号処理部211atから供給された送信信号DVaの変調処理や周波数変換処理を行い、無線周波数の送信信号であるRF信号Satを生成して無線信号送信ブロック30tのアンテナ31atに供給する。送受信部212btは、送受信信号処理部211btから供給された送信信号DVbの変調処理や周波数変換処理を行い、RF信号Satと同一周波数のRF信号Sbtを生成してアンテナ31btに供給する。
アンテナ31atと、アンテナ31btは異なる円偏波方式を用いてRF信号の送信を行う。例えば、アンテナ31atでは右旋円偏波方式を用いてRF信号Satの送信を行い、アンテナ31btでは左旋円偏波方式を用いてRF信号Sbtの送信を行う。
制御部40tは、通信制御信号CTtを生成して、データ分割/合成部201tや送受信信号処理部211at,211btおよび送受信部212at,212btに供給し、各部の動作を制御することで、送信データストリームDTを無線信号として送信させる。
受信装置20rにおける無線信号受信ブロック30rのアンテナ31crは、円偏波方式の無線信号を受信して、得られたRF信号Scrを受信処理ブロック210rの送受信部212crに供給する。また、アンテナ31drは、アンテナ31crで受信する信号とは異なる円偏波方式の無線信号を受信して、得られたRF信号Sdrを送受信部212drに供給する。例えば、アンテナ31crは右旋円偏波方式の無線信号を受信し、アンテナ31crは左旋円偏波方式の無線信号を受信する。
送受信部212crはRF信号Scrの周波数変換処理や復調処理を行い、得られた受信信号DPcを送受信信号処理部211crに供給する。また、送受信部212drはRF信号Sdrの周波数変換処理や復調処理を行い、得られた受信信号DPdを送受信信号処理部211drに供給する。
送受信信号処理部211crは、受信信号DPcのヘッダ情報に基づき、自己宛の受信信号DPcを抽出する。また、受信信号DPcの誤り検出訂正処理を行い、処理後の受信信号DPcからサブストリームDRcを取りだして、受信データ出力ブロック200rのデータ分割/合成部201rに供給する。同様に、送受信信号処理部211drは、受信信号DPdのヘッダ情報に基づき、自己宛の受信信号DPdを抽出する。また、受信信号DPdの誤り検出訂正処理を行い、処理後の受信信号DPdからサブストリームDRdを取りだしてデータ分割/合成部201rに供給する。
データ分割/合成部201rは、送信装置20tのデータ分割/合成部201tにおける分割処理とは逆の処理を行い、送受信信号処理部211crから供給されたサブストリームDRcと送受信信号処理部211drから供給されたサブストリームDRdを合成して、合成後のストリームを受信データストリームDRとして出力する。
制御部40rは、通信制御信号CTrを生成して、データ分割/合成部201rや送受信信号処理部211cr,211drおよび送受信部212cr,212drに供給し、各部の動作を制御することで、無線信号を受信して受信データストリームDRを出力させる。
このように送信装置では、送信データストリームを2つのサブストリームに分割して、一方のサブストリームを右旋円偏波方式、他のサブストリームを左旋円偏波方式で送信し、受信装置では、右旋円偏波方式の無線信号を受信して得られたサブストリームと左旋円偏波方式の無線信号を受信して得られたサブストリームを合成して出力する。このようにすれば、右旋円偏波方式を用いた通信経路と左旋円偏波方式を用いた通信経路でサブストリームをそれぞれ独立して伝送できるので、容易に通信速度を高めることができる。また、互いに干渉しない右旋円偏波と左旋円偏波によって2つの系列の信号を同じ周波数帯域で送受信できるので、帯域幅を広げる必要もない。さらに、従来のMIMO無線通信方式のように混ざり合った信号を分離するための複雑な演算処理を行うことなく2つの通信経路で同時通信が可能となるので、無線通信システムを安価に構築できる。また、従来のMIMO無線通信方式のように反射波を必要としないため、減衰の少ない直接波を使って高い通信速度のまま、長い距離にわたって通信することもできる。
ここで、送信装置20tで用いるアンテナ31at,31btは、右旋円偏波方式のアンテナと左旋円偏波方式のアンテナを個別に設けるものとしても良い。しかし、2点給電方式の平面パッチアンテナを用いるものとすれば、1つのアンテナで右旋円偏波方式と左旋円偏波方式での送信を行うことができることから、送信装置の構成を簡単かつ安価とすることができる。同様に、受信装置20rで用いるアンテナ31cr,31drを、2点給電方式の平面パッチアンテナとすれば、受信装置の構成を簡単かつ安価とすることができる。
図2は、アンテナとして2点給電方式の平面パッチアンテナを用いた構成を示している。平面パッチアンテナ31を用いる場合、平面パッチアンテナ31と送受信部212との間には、右旋円偏波方式と左旋円偏波方式での送受信を可能とするため、90度ハイブリッド回路32が設けられている。
図3は、90度ハイブリッド回路32が一体化されている平面パッチアンテナ31の斜視図を示している。平面パッチアンテナ31は、絶縁体301上に電波の放射面となる導体パターン302を形成した第1層300aと、接地パターン303である第2層300bと、絶縁体304上に90度ハイブリッド回路32を有した導体パターン305が形成された第3層300cを用いて構成されている。この第1層300a〜第3層300cは、導体パターン302と接地パターン303間には絶縁体301、接地パターン303と導体パターン305間には絶縁体304が介在されるように積層される。
図4は、平面パッチアンテナ31を構成する各層を示している。図4Aに示す第1層300aは、絶縁体301上に電波の放射面となる例えば矩形状の導体パターン302が形成されており、導体パターン302には2つの給電点302fp1,302fp2が設けられている。導体パターン302のサイズはアンテナで送受信する信号の周波数に応じて設定する。また、給電点302fp1,302fp2の位置も、損失が少なく効率良く送受信を行うことができるように設定する。絶縁体301には、給電点302fp1,302fp2と第3層300cの90度ハイブリッド回路を接続するための電気的導通孔、例えばスルーホールやVIAホール等が、図示せずも給電点302fp1,302fp2の位置に設けられている。
図4Bに示す第2層300bの接地パターン303において、給電点302fp1,302fp2と90度ハイブリッド回路32を接続するためのスルーホールやビアホール等の電気的導通孔(以下「ビア」という)が設けられる位置には、ビアと接地パターン303が電気的に導通しないように孔303p1,303p2が形成されている。
図4Cに示す第3層300cの導体パターン305には、導体パターンのない例えば矩形状の回路領域306が設けられており、この回路領域306の領域内に90度ハイブリッド回路32の回路パターンが形成される。また、回路領域306の外側の導体パターン305は接地パターンとして用いられるパターンであり、ビア(図示せず)によって接地パターン303と接続される。なお、図4Cは、導体パターンが明らかとなるように、図4Aや図4Bとは逆側の面から見た図を示している。
90度ハイブリッド回路32のアンテナ側ポートPT-gaは、ビア(図示せず)によって給電点302fp1と接続される。またアンテナ側ポートPT-gbは、ビア(図示せず)によって給電点302fp2と接続される。90度ハイブリッド回路32の送受信部側ポートPT-haは、送受信部212aと接続されて、RF信号の送受信が行われる。また、送受信部側ポートPT-hbは、送受信部212bと接続されて、RF信号の送受信が行われる。
90度ハイブリッド回路32は、マイクロストリップ線路で構成されている。この90度ハイブリッド回路32では、例えば送受信部側ポートPT-haに信号電力を入射したとき、アンテナ側ポートPT-gaから2等分された信号電力が出力されて、この出力に対して90度の位相遅れをもってアンテナ側ポートPT-gbから2等分された信号電力が出力されて、送受信部側ポートPT-hbからは、位相差によって電力が打ち消されて出力がなくなり、さらに、90度ハイブリッド回路32と接続される線路とインピーダンスマッチングするようにパターン長やパターン幅が設定される。
このように構成された平面パッチアンテナ31を用いるものとすると、送受信部212aから平面パッチアンテナ31に供給されたRF信号と、送受信部212bから平面パッチアンテナ31に供給されたRF信号は、それぞれ異なる円偏波方式で送信されることとなる。また、平面パッチアンテナ31で受信された信号は、円偏波方式が右旋円偏波方式であるか左旋円偏波方式であるかに応じて、送受信部212aあるいは送受信部212bに供給される。また、一方の送受信部側ポートに信号を供給しても、この信号が他方の送受信部側ポートから出力されることがないので、送受信部212a,212bは、互いの影響を少なくして通信を行うことができる。したがって、1対の平面パッチアンテナを用いることで、第1の円偏波方式を用いた通信経路と第2の円偏波方式を用いた通信経路で独立して通信を行うことが可能となる。
ところで、上述の平面パッチアンテナ31では、導体パターン302から、パターン面に対して垂直方向(正面方向あるいは背面方向)に電波が放射されるものであるが、導体パターン302から第3層300cの方向(背面方向)における利得は、第2層300bの接地パターン303によって小さいものとなる。したがって、送信側の平面パッチアンテナと受信側の平面パッチアンテナが略対向するように設けられていないと、通信を良好に行うことができなくなってしまう。
そこで、複数のアンテナを用いて電波の放射方向を広げることができる送信装置について説明する。図5は、2つの平面パッチアンテナ31t-1,31t-2を設けた送信装置21tの構成の一部を示している。なお、平面パッチアンテナ31t-1,31t-2は等しい構成とされているものである。
平面パッチアンテナ31t-1と平面パッチアンテナ31t-2は、電波の放射方向を広げるため、電波の放射方向が異なる向きとなるように設置する。例えば、平面パッチアンテナ31t-1の背面側と平面パッチアンテナ31t-2の背面側を向き合わせて設置する。このように平面パッチアンテナ31t-1,31t-2を設け、平面パッチアンテナ31t-1に設けた90度ハイブリッド回路32t-1と平面パッチアンテナ31t-2に設けた90度ハイブリッド回路32t-2の送受信部側ポートPT-haは、それぞれ送受信部212atを接続する。また、90度ハイブリッド回路32t-1,32t-2の送受信部側ポートPT-hbは、それぞれ送受信部212btを接続する。
このように構成すると、平面パッチアンテナ31-1における利得の小さい背面方向に対しては、平面パッチアンテナ31-2を用いて電波の送受信を行うことができるので、通信が可能となる方向を広げることが可能となる。
また、複数の平面パッチアンテナを用いるものとすれば、ダイバーシティ通信も可能となる。図6は、2つの平面パッチアンテナを用いてダイバーシティ受信を行う受信装置の構成の一部を示している。ダイバーシティ受信を行う受信装置22rは、送受信部と平面パッチアンテナ間に、使用する平面パッチアンテナを選択するための信号選択ブロック220rを有している。
送受信部212crは、信号選択ブロック220rにおける信号選択部221crの入出力ポートPT-mと接続される。また、信号選択部221crの入出力ポートPT-saは、90度ハイブリッド回路32r-1の送受信部側ポートPT-haと接続されており、信号選択部221crの入出力ポートPT-sbは、90度ハイブリッド回路32r-2の送受信部側ポートPT-haと接続されている。
送受信部212drは、信号選択部221drの入出力ポートPT-mと接続される。また、信号選択部221drの入出力ポートPT-saは、90度ハイブリッド回路32r-1の送受信部側ポートPT-hbと接続されており、信号選択部221drの入出力ポートPT-sbは、90度ハイブリッド回路32r-2の送受信部側ポートPT-hbと接続されている。
送受信部212crと接続される送受信信号処理部211crは、受信特性を検出して検出結果を示す特性検出信号MScを制御部40rに供給する。例えば、送受信信号処理部211crは、受信特性としてビットエラーレートやS/N比の検出を行い、検出結果を特性検出信号MScとして制御部40rに供給する。同様に、送受信部212drと接続される送受信信号処理部211drは、受信特性の検出を行い、検出結果を示す特性検出信号MSdを制御部40rに供給する。
信号選択部221crは、制御部40rから供給された選択制御信号CSaに基づき、入出力ポートPT-saから入力されたRF信号Scr-1あるいは入出力ポートPT-sbから入力されたRF信号Scr-2のいずれかを選択して、入出力ポートPT-mから送受信部212crに供給する。同様に、信号選択部221drは、制御部40rから供給された選択制御信号CSaに基づき、入出力ポートPT-saから入力されたRF信号Sdr-1あるいは入出力ポートPT-sbから入力されたRF信号Sdr-2のいずれかを選択して、入出力ポートPT-mから送受信部212drに供給する。
受信装置22rの制御部40rでは、選択制御信号CSaで信号選択部221cr,221drの動作を制御して、平面パッチアンテナ31r-1で得られたRF信号Scr-1,Sdr-1を送受信部212cr,212drに供給して、特性検出信号MSc,MSdに基づき平面パッチアンテナ31r-1を用いたときの受信特性の検出を行う。また、平面パッチアンテナ31r-2で得られたRF信号Scr-2,Sdr-2を送受信部212cr,212drに供給して、特性検出信号MSc,MSdに基づき平面パッチアンテナ31r-2を用いたときの受信特性の検出を行う。その後、平面パッチアンテナ31r-1を用いたときと平面パッチアンテナ31r-2を用いたときの受信特性を比較して、受信特性の良好な平面パッチアンテナで得られたRF信号が送受信部212cr,212drに供給されるように、選択制御信号CSaによって信号選択部221cr,221drの動作を制御する。このようにすれば、複数のアンテナから受信特性の良好なアンテナを選択して良好に通信を行うことが可能となり、ダイバーシティ受信を行うことができる。また、制御部40rは、上述のように通信制御信号CTrの生成も行う。
なお、図6ではダイバーシティ受信を行う受信装置の構成について説明したが、送信装置でダイバーシティ送信を行うものとしても良い。この場合、送信装置は、受信装置から供給された無線信号を受信して受信特性が良好なアンテナを判別し、受信特性が良好と判別されたアンテナにRF信号を供給して送信を行う。
このように、ダイバーシティ方式で通信を行うものとすれば、複数のアンテナを有効に利用して、通信品質を高めることができる。また、アンテナと信号選択部221を設ければ良いことから、受信特性の検出結果を利用して容易にダイバーシティ方式の通信を行うことができる。
ところで、円偏波方式を用いて通信を行う場合、電波が壁などに反射することによって軸比が変化することが知られている。すなわち、反射波にはもとの円偏波と同旋回である円偏波成分と逆旋回の円偏波成分が含まれることが知られている。このため、屋内のように電波の反射波が生じやすい環境で円偏波方式を用いた通信を行うと、送受信部212atから平面パッチアンテナ31tを介して例えば右旋回円偏波方式で送信された信号は、平面パッチアンテナ31rで受信されて送受信部212crに供給される。また、反射によって右旋回円偏波方式で送信された信号の成分の一部が左旋回円偏波方式の信号とされるので、この成分の信号が平面パッチアンテナ31rで受信されて、送受信部212drに供給されてしまう。同様に、送受信部212btから平面パッチアンテナ31tを介して例えば左旋回円偏波方式で送信された信号は、平面パッチアンテナ31rで受信されて送受信部212drに供給されるだけでなく、反射によって左旋回円偏波方式で送信された信号の成分の一部が右旋回円偏波方式の信号とされるので、この成分の信号が平面パッチアンテナ31rで受信されて、送受信部212crに供給されてしまう。したがって、送受信部212cr,212drに供給される信号は、送受信部212atと送受信部212btから送信された信号が混在された信号となる。すなわち、D/U比が低下して受信特性が悪化することとなり、正しく無線通信を行うことができなくなってしまう。
そこで、右旋円偏波方式を用いた通信経路における受信特性と、左旋円偏波方式を用いた通信経路における受信特性が、共に所定の特性より良好であるという条件を満たさなくなったときには、通信動作モードの切り替えを行い、受信特性が一方の通信経路に比べて良好である他方の通信経路を用いて、送信データストリームを非分割で通信することにより、従来と同様の通信速度を確保する。以下、送信データストリームを分割して送信する通信動作モードを分割モード、送信データストリームを分割することなく送信する通信動作モードを非分割モードといい、受信特性に応じて通信動作モードの切り替えを行う無線通信システムの構成を図7に示す。なお、図7において、図1,図2と対応する部分については同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
送信装置23tの送信データ処理ブロック200tには、送信データストリームDTをデータ分割/合成部201tあるいは送受信信号処理部211at,211btに、選択的に供給するための信号選択部202tが設けられている。受信装置23rの受信データ出力ブロック200rには、データ分割/合成部201rあるいは送受信信号処理部211cr,211drから供給されたストリームを選択的に出力するための信号選択部202rが設けられている。
送信データストリームDTは、送信装置23tにおける信号選択部202tの入出力ポートPT-mに供給される。信号選択部202tの入出力ポートPT-saは、送受信信号処理部211atと接続されている。また、入出力ポートPT-sbはデータ分割/合成部201t、入出力ポートPT-scは送受信信号処理部211btとそれぞれ接続されている。信号選択部202tは、制御部40tからの選択制御信号CSbに基づき、入出力ポートPT-mを入出力ポートPT-sa側あるいは入出力ポートPT-sb側又は入出力ポートPT-sc側に切り替えることで、送信データストリームDTを、送受信信号処理部211at,211btおよびデータ分割/合成部201tの何れか1つに供給する。
送受信信号処理部211atは、信号選択部202tから供給された送信データストリームDT、あるいはデータ分割/合成部201tから供給されたサブストリームDTaに基づき送信信号DVaを生成して送受信部212atに供給する。同様に、送受信信号処理部211btは、信号選択部202tから供給された送信データストリームDT、あるいはデータ分割/合成部201tから供給されたサブストリームDTbに基づき送信信号DVbを生成して送受信部212btに供給する。また、送受信信号処理部211at,211btは、選択制御信号CSbに基づき、通信動作モードが分割モードであるか非分割モードであるかを示すモード情報を送信信号に含めるものとする。このようにモード情報を送信信号に含めるものとすれば、受信装置で通信動作モードを正しく判別できる。さらに、送受信信号処理部211at,211btは、後述する受信装置23rからモード制御情報CCSが供給されたとき、このモード制御情報CCSを制御部40tに供給する。
送受信部212atは、供給された送信信号DVaからRF信号Satを生成して平面パッチアンテナ31tに供給し、円偏波方式で送信する。同様に、送受信部212btは、供給された送信信号DVbからRF信号Sbtを生成して平面パッチアンテナ31tに供給し、RF信号Satの送信とは異なる円偏波方式で送信する。
送信装置23tの制御部40tは、送受信信号処理部211at,211btから供給されたモード制御情報CCSに基づき、選択制御信号CSbを生成して信号選択部202tに供給して、送信データストリームDTの供給先を制御する。例えば、モード制御情報CCSに基づき、非分割モードへの通信動作モード切替要求がなされたことを判別したときには、このモード制御情報CCSが供給された通信経路側の送受信信号処理部に送信データストリームDTが供給されるように選択制御信号CSbを生成する。また、非分割モードに切り替え後、設定されている替え条件を満たしたときには通信動作モードを分割モードに切り替えて、送信データストリームDTをデータ分割/合成部201tに供給させて、サブストリームDTa,DTbを異なる通信経路で伝送させる。ここで、切り替え条件としては、例えば非分割モードに切り替えてから所定時間が経過したか否かを判別して、所定時間が経過したときには分割モードに切り替える。また、モード制御情報CCSによって分割モードへの通信動作モード切替要求がなされたとき、分割モードに切り替えるものとする。
また、制御部40tは、選択制御信号CSbを送受信信号処理部211at,211btに供給することで、上述のようにモード情報を送信信号に含めるものとする。なお、制御部40tは、通信制御信号CTtの生成も行う。
受信装置23rにおける送受信部212crは、平面パッチアンテナ31rで円偏波方式の信号を受信して得られたRF信号Scrを受信信号DPcに変換して送受信信号処理部211crに供給する。同様に、送受信部212drは、平面パッチアンテナ31rで異なる円偏波方式の信号を受信して得られたRF信号Sdrを受信信号DPdに変換して送受信信号処理部211drに供給する。
送受信信号処理部211crは、受信信号DPcを処理して得られたストリームを、信号選択部202rの入出力ポートPT-saとデータ分割/合成部201rに供給する。また、送受信信号処理部211crは、上述のように受信特性を検出して検出結果を示す特性検出信号MScを制御部40rに供給する。同様に、送受信信号処理部211drは、受信信号DPdを処理して得られたストリームを信号選択部202rの入出力ポートPT-scとデータ分割/合成部201rに供給する。また、送受信信号処理部211drは、受信特性を検出して検出結果を示す特性検出信号MSdを制御部40rに供給する。
さらに、送受信信号処理部211cr,211drは、受信信号DPc,DPdにモード情報が含まれているとき、モード情報を抽出して制御部40rに供給する。また、制御部40rからモード制御情報CCSが供給されたとき、このモード制御情報CCSを送信装置23tに供給できるように、モード制御情報CCSに基づき送信信号を生成して送受信部212crあるいは送受信部212drに供給して、平面パッチアンテナ31rから出力させる。
データ分割/合成部201rは、送受信信号処理部211crから供給されたサブストリームDTaと送受信信号処理部211drから供給されたサブストリームDTbの合成処理を行い、合成処理後のストリームを信号選択部202rの入出力ポートPT-sbに供給する。
受信装置23rの制御部40rは、送受信信号処理部211cr,211drから供給された特性検出信号MSc,MSdに基づき通信動作モードの切替要求を行うモード制御情報CCSを生成する。また、特性検出信号MSc,MSdに基づき通信経路を選択して、選択した通信経路と対応する送受信信号処理部にモード制御情報CCSを供給する。すなわち、送受信信号処理部211crと送受信信号処理部211drにおける受信特性が共に所定の特性よりも良好であるという条件を満たさなくなったとき、モード制御情報CCSとして、非分割モードへの通信動作モード切替要求を行う信号を生成する。また、送受信信号処理部211crと送受信信号処理部211drにおける受信特性を比較して、受信特性が良好である方の送受信信号処理部に対してモード制御情報CCSを供給する。なお、モード制御情報CCSの生成では、送受信信号処理部211cr,211drで検出されたS/N比が良好となったとき、分割モードへの通信動作モード切替要求を行う信号を生成するものとしても良い。
また、制御部40rは、送受信信号処理部211cr,211drから供給されたモード情報に基づき、選択制御信号CScを生成して信号選択部202rに供給し、送信装置23tから送信されたデータストリームを受信データ出力ブロック200rから正しく出力できるように、信号選択部202rの動作を制御する。なお、制御部40rは、通信制御信号CTrの生成も行う。
信号選択部202rは、選択制御信号CScに基づき送受信信号処理部211crと送受信信号処理部211drおよびデータ分割/合成部201rの何れか1つから供給されたデータストリームの選択を行い、通信動作モードが非分割モードであるときは、送受信信号処理部211crあるいは送受信信号処理部211drからのストリームを受信データストリームDRとして出力する。また、分割モードであるときは、データ分割/合成部201rから供給されるストリームを受信データストリームDRとして出力する。
このように、良好な受信特性を得ることができない場合が生じても、送信データストリームは、分割されることなく一方の系列のデータとして右旋回円偏波方式あるいは左旋回円偏波方式の用いた通信経路で送信されるので、従来と同様の通信速度を確保できる。また、受信特性が所定の特性よりも共に良好であれば、2つの通信経路を用いて通信が行われるので、通信速度を高めることができる。
さらに、通信動作モードが非分割モードであるとき、制御部40t,40rは、通信に関与していない送受信信号処理部211や送受信部212への電力供給を停止すれば、送信装置や受信装置の消費電力を少なくすることもできる。
図8は、受信特性に応じて通信動作モードを切り替わる場合の動作を示すフローチャートである。送信側と受信側の通信装置は、送信データストリームを分割して2つの通信経路すなわち第1の円偏波方式を用いる通信経路と第2の円偏波方式を用いる通信経路の両方を用いて通信を行う分割モードと、送信データストリームを分割しないで一方の通信経路で通信を行う非分割モードとで切替可能とされており、例えば分割モードで動作を開始する。
ステップST1で送信装置は、受信装置から後述するように非分割モードへの切替要求がなされたか否かを判別する。ここで、非分割モードへの切替要求がなされていないときはステップST2に進み、非分割モードへの切替要求がなされたときはステップST4に進む。
ステップST2で送信装置は、通信動作モードが分割モードであることから、送信データストリームを通信経路の数に合わせて2分割して2つのサブストリームを生成する。
ステップST3で送信装置は、送信処理を行い、2つのサブストリームを異なる通信経路でそれぞれ送信してステップST1に戻る。
ステップST4で送信装置は、通信動作モードを非分割モードに切り替えてステップST5に進む。
ステップST5で送信装置は、通信経路の設定を行う。ここで、非分割モードへの切替要求は、後述するように受信特性の良好な通信経路を用いるものとすると、送信装置は、いずれの通信経路から非分割モード切替要求がなされたを判別することで、受信特性の良好な通信経路を判別できる。このため、送信装置は、非分割モードへの切替要求がなされた通信経路を、通信に使用する通信経路に設定してステップST6に進む。
ステップST6で送信装置は、ステップST5で設定された通信経路を用いて、送信データストリームを分割することなく送信してステップST7に進む。
ステップST7で送信装置は、通信動作モードを分割モードに切り替えるための切り替え条件を満たしたか否かを判別する。ここで、例えば非分割モードに切り替えてから所定時間経過したときや受信装置から分割モードへの切替要求がなされたときには、ステップST8に進む。また、切り替え条件を満たしていないときにはステップST6に戻る。
ステップST8で送信装置は、通信動作モードを分割モードに設定してステップST1に戻る。また、送信装置は、分割モードへの切り替えが行われたことが判別できるように、送信する信号に通信動作モードを示すモード情報を含めるものとすれば、分割モードに切り替えられたことを受信装置側で正しく判別することが可能となる。
ステップST11で受信装置は、2つの通信経路を介して受信された信号に基づき受信特性を検出する。すなわち、受信特性として例えばS/N比やエラーレートを通信経路毎に検出してステップST12に進む。
ステップST12で受信装置は、2つの通信経路の受信特性が共に所定の特性よりも良好であるという条件を満たすか否かを判別する。すなわち、受信特性として通信経路毎に判別した例えばS/N比やエラーレートが、共に所定の基準レベルよりも良好であるときは、2つの通信経路の受信特性が良好であるとしてステップST13に進む。また、2つの通信経路の受信特性が共に所定の特性よりも良好であるという条件を満たさないときはステップST15に進む。
ステップST13で受信装置は、2つの通信経路を介して供給されたサブストリームを合成してステップST14に進む。ステップST14で受信装置は、合成されたサブストリームを受信データストリームとして出力してステップST11に戻る。
ステップST15で受信装置は、非分割モードへの切替要求を送信してステップST16に進む。ここで、受信装置では、切替要求を正しく送信装置で受信できるように、2つの通信経路のうち、受信特性が良好であるほうの通信経路を用いて切替要求を送信する。
ステップST16で受信装置は、受信した非分割モードのストリームを受信データストリームとして出力してステップST17に進む。
ステップST17で受信装置は、分割モードへの切り替えがなされたか否かを判別する。ここで、例えば受信した信号に分割モードへの切り替えがなされたこと示すモード情報が含まれているときは、ステップST11に戻る。また、分割モードへの切り替えがなされていないときにはステップST16に戻る。
このように、良好な受信特性を得ることができない場合であっても、送信データストリームは、分割されることなく1つの通信経路で送信されるので、従来と同様の通信速度を確保できる。また、受信特性が所定の特性よりも共に良好であれば、2つの通信経路が用いられるので、通信速度を高めることができる。
また、上述のダイバーシティ方式と通信動作モードの切り替えを合わせて行うものとすれば、さらに、効率よく良好に通信を行うことができる。図9は、ダイバーシティ受信と通信動作モードの切り替えを合わせて行う受信装置の構成の一部を示している。なお、図9において、図1,図2,図6および図7に対応する部分については同一符号を付している。
受信装置24rにおける送受信部212crは、信号選択ブロック220rにおける信号選択部221crの入出力ポートPT-mと接続される。また、信号選択部221crの入出力ポートPT-saは、90度ハイブリッド回路32r-1の送受信部側ポートPT-haと接続されており、信号選択部221crの入出力ポートPT-sbは、90度ハイブリッド回路32r-2の送受信部側ポートPT-haと接続されている。
送受信部212drは、信号選択部221drの入出力ポートPT-mと接続される。また、信号選択部221drの入出力ポートPT-saは、90度ハイブリッド回路32r-1の送受信部側ポートPT-hbと接続されており、信号選択部221drの入出力ポートPT-sbは、90度ハイブリッド回路32r-2の送受信部側ポートPT-hbと接続されている。
送受信部212crと接続される送受信信号処理部211crは、受信信号DPcを処理して得られたストリームを信号選択部202rの入出力ポートPT-saとデータ分割/合成部201rに供給する。また、送受信信号処理部211crは、上述のように受信特性を検出して検出結果を示す特性検出信号MScを制御部40rに供給する。同様に、送受信部212drと接続される送受信信号処理部211drは、受信信号DPdを処理して得られたストリームを信号選択部202rの入出力ポートPT-scとデータ分割/合成部201rに供給する。また、受信特性の検出を行い、検出結果を示す特性検出信号MSdを制御部40rに供給する。
さらに、送受信信号処理部211cr,211drは、制御部40rからモード制御情報CCSが供給されたとき、このモード制御情報CCSを送信装置に供給するため、モード制御情報CCSに基づき送信信号を生成して送受信部212crあるいは送受信部212drに供給する。
受信装置24rの制御部40rは、選択制御信号CSaによって、信号選択部221cr,221drで選択する平面パッチアンテナの切り替えを行い、平面パッチアンテナ31r-1を選択したときに送受信信号処理部211cr,211drから供給された特性検出信号MSc,MSdと、平面パッチアンテナ31r-2を選択したときに送受信信号処理部211cr,211drから供給された特性検出信号MSc,MSdに基づき、受信特性が良好となる平面パッチアンテナを検出する。さらに、この検出した平面パッチアンテナを選択して通信を行うように選択制御信号CSaを生成して信号選択部221cr,221drに供給する。
また、制御部40rは、選択した平面パッチアンテナを用いた通信の際に、送受信信号処理部211cr,211drから供給された特性検出信号MSc,MSdに基づいて、上述のようにモード制御情報CCSの生成を行う。また、特性検出信号MSc,MSdに基づき通信経路を選択して、選択した通信経路と対応する送受信信号処理部にモード制御情報CCSを供給する。さらに、制御部40rは、送受信信号処理部211cr,211drから供給されたモード情報に基づき、選択制御信号CScを生成して信号選択部202rに供給して、送信装置23tから送信されたデータストリームを受信データ出力ブロック200rから正しく出力できるように、信号選択部202rの動作を制御する。なお、制御部40rは、通信制御信号CTrの生成も行う。
信号選択部221crは、制御部40rから供給された選択制御信号CSaに基づき、入出力ポートPT-saあるいは入出力ポートPT-sbに供給されたRF信号を選択して、入出力ポートPT-mから送受信部212crに供給する。すなわち、受信特性が良好と判別された平面パッチアンテナからのRF信号を送受信部212crに供給する。同様に、信号選択部221drは、制御部40rから供給された選択制御信号CSaに基づき、入出力ポートPT-saあるいは入出力ポートPT-sbに供給されたRF信号を選択して、受信特性が良好と判別された平面パッチアンテナからのRF信号を送受信部212drに供給する。
信号選択部202rは、選択制御信号CScに基づき送受信信号処理部211crと送受信信号処理部211drおよびデータ分割/合成部201rの何れか1つを選択して、送受信信号処理部211crから供給されるストリーム、データ分割/合成部201rから供給されるストリーム、送受信信号処理部211drから供給されるストリームのいずれかを受信データストリームDRとして出力する。
また、図9では受信装置の構成を示したが、送信装置でダイバーシティ送信と通信動作モードの切り替えを行うこともできる。この場合、送信装置は、受信装置から供給された無線信号を受信して受信特性が良好なアンテナを判別し、この判別されたアンテナを用いて、上述の送信装置23tの動作を行うものとすれば良い。
このように、ダイバーシティ方式の通信と通信動作モードの切り替えを合わせて行うものとすれば、さらに良好に通信を行うことができる。
図10は、ダイバーシティ方式の通信と通信動作モードの切り替えを合わせて行う場合の受信装置の動作を示している。
ステップST21で受信装置は、第1と第2の平面パッチアンテナで受信を行いステップST22に進む。
ステップST22で受信装置は、第1の平面パッチアンテナを用いたときの受信特性と第2の平面パッチアンテナを用いたときの受信特性を比較して、受信特性が良好である平面パッチアンテナを選択してステップST23に進む。
ステップST23で受信装置は、2つの通信経路の受信特性が共にアンテナ再選択基準特性よりも悪化しているか否かを判別する。すなわち、上述のように通信動作モードの切り替えの判別に用いた受信特性よりも悪化したレベルをアンテナ再選択基準特性(例えば通信を行うことができなくなってしまうような特性)として設定し、2つの通信経路の受信特性がアンテナ再選択基準特性よりも共に悪化しているときは、ステップST21に戻る。また、他の場合にはステップST24に進む。
ステップST24で受信装置は、2つの通信経路の受信特性が共に所定の特性よりも良好であるか否かを判別する。ここで、2つの通信経路の受信特性が共に所定の特性よりも良好であるときにはステップST25に進む。また、他の場合にはステップST27に進む。
ステップST25で受信装置は、2つの通信経路を介して供給されたサブストリームを合成してステップST26に進む。ステップST26で受信装置は、合成されたサブストリームを受信データストリームとして出力してステップST23に戻る。
ステップST27で受信装置は、受信特性が良好である通信経路を用いて非分割モードへの切替要求を送信してステップST28に進む。
ステップST28で受信装置は、受信した非分割モードのストリームを受信データストリームとして出力してステップST29に進む。
ステップST29で受信装置は、ステップST23と同様にして、2つの通信経路の受信特性が共にアンテナ再選択基準特性よりも悪化しているか否かを判別する。ここで、共にアンテナ再選択基準特性よりも悪化しているときにはステップST21に戻り、他の場合にはステップST30に進む。
ステップST30で受信装置は、分割モードへの切り替えがなされたか否かを判別する。ここで、分割モードへの切り替えがなされたことが示されたときは、ステップST24に戻る。分割モードへの切り替えがなされていないときにはステップST28に戻る。
また、送信装置でダイバーシティ送信と通信動作モードの切り替えを行う場合には、受信装置から供給された無線信号を受信して、上述のステップST21〜ST23の処理を行い、その後、図8に示す送信装置の動作を行うものとすれば良い。
このように、ダイバーシティ方式の通信と通信動作モードの切り替えを合わせて行うものとすれば、さらに良好に通信を行うことができる。
以上のように、本発明に係る無線通信システムと送信装置と受信装置および無線通信方法は、限られた周波数帯域で通信速度を高めるのに好適である。
無線通信システムの構成を示す図である。 2給電式の平面パッチアンテナを用いた構成を示す図である。 2給電式の平面パッチアンテナの構成を示す斜視図である。 2給電式の平面パッチアンテナの構成を示す図である。 2つの平面パッチアンテナを設けた送信装置の構成の一部を示す図である。 ダイバーシティ受信を行う受信装置の構成の一部を示す図である。 受信特性に応じて通信動作モードを切り替える無線通信システムの構成を示す図である。 受信特性に応じて通信動作モードを切り替える場合の動作を示すフローチャートである。 ダイバーシティ受信と通信動作モードの切り替えを合わせて行う受信装置の構成の一部を示す図である。 ダイバーシティ受信と通信動作モードの切り替えを合わせて行う場合の受信装置の動作を示すフローチャートである。 MIMO通信を行う無線通信システムの構成を示す図である。
符号の説明
20t,21t,23t・・・送信装置、20r,22r,23r,24r・・・受信装置、30t・・・無線信号送信ブロック、30r・・・無線信号受信ブロック、31,31-1,31-2,31at,31bt,31cr,31dr,31t,31t-1,31t-2,31r,31r-1,31r-2,・・・アンテナ(平面パッチアンテナ)、32,32t-1,32t-2,32r-1,32r-2・・・90度ハイブリッド回路、40t,40r・・・制御部、50t,50r・・・通信装置、60at,60bt,60cr,60dr・・・アンテナ、200t・・・送信データ処理ブロック、200r・・・受信データ出力ブロック、201t,201r・・・データ分割/合成部、202t,202r・・・信号選択部、210t・・・送信処理ブロック、210r・・・受信処理ブロック、211at,211bt,211cr,211dr・・・送受信信号処理部、212,212a,212b、212at,212bt、212cr,212dr・・・送受信部、220r・・・信号選択ブロック、221cr,221dr・・・信号選択部、300a・・・第1層、300b・・・第2層、300c・・・第3層、301,304・・・絶縁体、302、305・・・導体パターン、302fp1,302fp2・・・給電点、303・・・接地パターン、303p1,303p2・・・孔、306・・・回路領域、501・・・データ分割部、502,502a,502b,506・・・行列演算部、503a,503b・・・送信部、505c,505d・・・受信部、507・・・データ合成部

Claims (20)

  1. 送信データを分割して第1の系列と第2の系列のデータを生成する送信データ処理手段と、
    前記第1の系列と第2の系列のデータに基づいて、系列毎に無線周波数の送信信号を生成する送信処理手段と、
    前記第1の系列の送信信号を右旋円偏波方式、前記第2の系列の送信信号を左旋円偏波方式の無線信号として送信する無線信号送信手段とを有する送信装置と、
    前記右旋円偏波方式と左旋円偏波方式の無線信号を受信する無線信号受信手段と、
    前記無線信号受信手段で前記右旋円偏波方式の無線信号を受信して得られた受信信号に基づいて第1の系列のデータを生成し、前記無線信号受信手段で前記左旋円偏波方式の無線信号を受信して得られた受信信号に基づいて第2の系列のデータを生成する受信処理手段と、
    前記受信処理手段で得られた第1の系列のデータと第2の系列のデータを合成して出力する受信データ出力手段とを有する受信装置とを用いて構成した
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記無線信号送信手段と前記無線信号受信手段は、平面パッチアンテナを用いて構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記無線信号送信手段は、送信方向の異なる複数のアンテナを用いて構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  4. 前記受信装置に、信号選択手段と該信号選択手段の動作を制御する受信制御手段を設け、
    前記無線信号受信手段は、複数のアンテナで前記無線信号を受信するものとし、
    前記信号選択手段は、前記無線信号受信手段の複数のアンテナで得られた受信信号の選択を行い、
    前記受信処理手段は、前記受信信号に基づいて受信特性を判別し、
    前記受信制御手段は、前記受信処理手段の受信特性の判別結果に基づき、受信特性が良好なアンテナで得られた受信信号を選択して前記受信処理手段に供給させる
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  5. 前記送信装置に前記送信データ処理手段と前記送信処理手段の動作を制御する送信制御手段を設け、
    前記送信制御手段では、前記送信データ処理手段で前記送信データの分割を行って得られた第1の系列と第2の系列のデータを前記送信処理手段に供給して送信させる分割モードと、前記送信データ処理手段で前記送信データの分割を行うことなく第1の系列あるいは第2の系列のデータとして前記送信処理手段に供給して送信させる非分割モードの切り替えを行う
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  6. 前記受信処理手段は、前記受信信号に基づいて受信特性を判別し、
    前記送信制御手段では、前記受信処理手段における受信特性の判別結果に基づき、前記分割モードあるいは前記非分割モードに切り替える
    ことを特徴とする請求項5記載の無線通信システム。
  7. 前記送信制御手段では、前記非分割モードに切り替え後、設定されている切り替え条件を満たしたとき前記分割モードに切り替える
    ことを特徴とする請求項6記載の無線通信システム。
  8. 前記受信装置に前記受信データ出力手段の動作を制御する出力制御手段を設け、
    前記出力制御手段では、前記分割モードで送信された無線信号を受信するとき、前記受信処理手段で得られた第1の系列のデータと第2の系列のデータを合成して前記受信データ出力手段から出力させ、前記非分割モードで送信された無線信号を受信するとき、前記受信処理手段で得られた第1の系列のデータあるいは第2の系列のデータを前記受信データ出力手段から出力させる
    ことを特徴とする請求項5記載の無線通信システム。
  9. 送信データを分割して第1の系列と第2の系列のデータを生成する送信データ処理手段と、
    前記第1の系列と第2の系列のデータに基づいて、系列毎に無線周波数の送信信号を生成する送信処理手段と、
    前記第1の系列の送信信号を右旋円偏波方式、前記第2の系列の送信信号を左旋円偏波方式の無線信号として送信する無線信号送信手段とを有する
    ことを特徴とする送信装置。
  10. 前記無線信号送信手段は、平面パッチアンテナを用いて構成した
    ことを特徴とする請求項9記載の送信装置。
  11. 前記無線信号送信手段は、送信方向の異なる複数のアンテナを用いて構成した
    ことを特徴とする請求項9記載の送信装置。
  12. 前記送信データ処理手段と前記送信処理手段の動作を制御する送信制御手段を設け、
    前記送信制御手段では、前記送信データ処理手段で前記送信データの分割を行って得られた第1の系列と第2の系列のデータを前記送信処理手段に供給して送信させる分割モードと、前記送信データ処理手段で前記送信データの分割を行うことなく第1の系列あるいは第2の系列のデータとして前記送信処理手段に供給して送信させる非分割モードの切り替えを行う
    ことを特徴とする請求項9記載の送信装置。
  13. 前記送信制御手段では、受信装置から前記右旋円偏波方式と左旋円偏波方式の無線信号の受信特性に関する情報が供給されたとき、該情報に基づき前記分割モードあるいは前記非分割モードの切り替えを行う
    ことを特徴とする請求項12記載の送信装置。
  14. 前記送信制御手段では、前記非分割モードに切り替え後、設定されている切り替え条件を満たしたとき前記分割モードに切り替える
    ことを特徴とする請求項12記載の送信装置。
  15. 右旋円偏波方式と左旋円偏波方式の無線信号を受信する無線信号受信手段と、
    前記無線信号受信手段で前記右旋円偏波方式の無線信号を受信して得られた受信信号に基づいて第1の系列のデータを生成し、前記無線信号受信手段で前記左旋円偏波方式の無線信号を受信して得られた受信信号に基づいて第2の系列のデータを生成する受信処理手段と、
    前記受信処理手段で得られた第1の系列のデータと第2の系列のデータを合成して出力する受信データ出力手段とを有する
    ことを特徴とする受信装置。
  16. 前記無線信号受信手段は、平面パッチアンテナを用いて構成した
    ことを特徴とする請求項15記載の受信装置。
  17. 信号選択手段と、該信号選択手段の動作を制御する受信制御手段を設け、
    前記無線信号受信手段は、複数のアンテナで前記無線信号を受信するものとし、
    前記信号選択手段は、前記無線信号受信手段の複数のアンテナで得られた受信信号の選択を行い、
    前記受信処理手段は、前記受信信号に基づいて受信特性を判別し、
    前記受信制御手段は、前記受信処理手段の受信特性の判別結果に基づき、受信特性が良好なアンテナで得られた受信信号を選択して前記受信処理手段に供給させる
    ことを特徴とする請求項15記載の受信装置。
  18. 情報通知手段を設け、
    前記受信処理手段は、前記受信信号に基づいて受信特性を判別し、
    前記情報通知手段は、前記受信特性の判別結果を示す情報を前記右旋円偏波方式と左旋円偏波方式の無線信号の送信元に通知する
    ことを特徴とする請求項15記載の受信装置。
  19. 前記受信データ出力手段の動作を制御する出力制御手段を設け、
    前記出力制御手段では、前記第1の系列のデータと前記第2の系列のデータを合成したデータあるいは前記第1の系列のデータ又は前記第2の系列のデータを前記受信データ出力手段で選択して出力させる
    ことを特徴とする請求項15記載の受信装置。
  20. 送信データを分割して第1の系列と第2の系列のデータを生成する送信データ処理工程と、
    前記第1の系列と第2の系列のデータに基づいて、系列毎に無線周波数の送信信号を生成する送信処理工程と、
    前記第1の系列の送信信号を右旋円偏波方式、前記第2の系列の送信信号を左旋円偏波方式の無線信号として送信する無線信号送信工程と、
    前記右旋円偏波方式と左旋円偏波方式の無線信号を受信する無線信号受信工程と、
    前記無線受信工程で前記右旋円偏波方式の無線信号を受信して得られた受信信号に基づいて第1の系列のデータを生成し、前記無線受信工程で前記左旋円偏波方式の無線信号を受信して得られた受信信号に基づいて第2の系列のデータを生成する受信処理工程と、
    前記受信処理工程で得られた第1の系列のデータと第2の系列のデータを合成して出力する受信データ出力工程とを有する
    ことを特徴とする無線通信方法。
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