JP2006196638A - パルスレーザーのレーザー発振制御方法およびパルスレーザーシステム - Google Patents

パルスレーザーのレーザー発振制御方法およびパルスレーザーシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2006196638A
JP2006196638A JP2005006038A JP2005006038A JP2006196638A JP 2006196638 A JP2006196638 A JP 2006196638A JP 2005006038 A JP2005006038 A JP 2005006038A JP 2005006038 A JP2005006038 A JP 2005006038A JP 2006196638 A JP2006196638 A JP 2006196638A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
pulse laser
light
pulse
mirror
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005006038A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuo Tanaka
拓男 田中
Takayuki Hayashi
孝之 林
Satoshi Kawada
聡 河田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Original Assignee
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RIKEN Institute of Physical and Chemical Research filed Critical RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Priority to JP2005006038A priority Critical patent/JP2006196638A/ja
Priority to US11/330,223 priority patent/US20060182154A1/en
Publication of JP2006196638A publication Critical patent/JP2006196638A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/10Controlling the intensity, frequency, phase, polarisation or direction of the emitted radiation, e.g. switching, gating, modulating or demodulating
    • H01S3/13Stabilisation of laser output parameters, e.g. frequency or amplitude
    • H01S3/139Stabilisation of laser output parameters, e.g. frequency or amplitude by controlling the mutual position or the reflecting properties of the reflectors of the cavity, e.g. by controlling the cavity length
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/02Positioning or observing the workpiece, e.g. with respect to the point of impact; Aligning, aiming or focusing the laser beam
    • B23K26/06Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing
    • B23K26/062Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing by direct control of the laser beam
    • B23K26/0622Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing by direct control of the laser beam by shaping pulses
    • B23K26/0624Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing by direct control of the laser beam by shaping pulses using ultrashort pulses, i.e. pulses of 1ns or less
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/70Auxiliary operations or equipment
    • B23K26/702Auxiliary equipment
    • B23K26/705Beam measuring device
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/05Construction or shape of optical resonators; Accommodation of active medium therein; Shape of active medium
    • H01S3/08Construction or shape of optical resonators or components thereof
    • H01S3/081Construction or shape of optical resonators or components thereof comprising three or more reflectors
    • H01S3/082Construction or shape of optical resonators or components thereof comprising three or more reflectors defining a plurality of resonators, e.g. for mode selection or suppression
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/10Controlling the intensity, frequency, phase, polarisation or direction of the emitted radiation, e.g. switching, gating, modulating or demodulating
    • H01S3/106Controlling the intensity, frequency, phase, polarisation or direction of the emitted radiation, e.g. switching, gating, modulating or demodulating by controlling devices placed within the cavity
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/10Controlling the intensity, frequency, phase, polarisation or direction of the emitted radiation, e.g. switching, gating, modulating or demodulating
    • H01S3/11Mode locking; Q-switching; Other giant-pulse techniques, e.g. cavity dumping
    • H01S3/1106Mode locking

Abstract

【課題】フェムト秒レーザーなどの超短パルスレーザーや、ピコ秒レーザーやサブピコ秒レーザーなどの短パルスレーザーなどのような各種のパルスレーザーを光源に用いた光加工技術や光記録技術などにおいて、光加工や光記録などを行う際におけるパルスレーザー光の集光スポットの位置制御を高精度で行う。
【解決手段】パルスレーザーからの出射光を検出し、上記検出結果に基づいて、上記出射光がパルスレーザー光とともにCWレーザー光を含むように上記パルスレーザーのレーザー発振を制御し、上記パルスレーザーから上記出射光として上記パルスレーザー光と上記CWレーザー光とを同時に出射するようにしたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パルスレーザーのレーザー発振制御方法およびパルスレーザーシステムに関し、さらに詳細には、フェムト秒レーザーなどの超短パルスレーザーや、ピコ秒レーザーやサブピコ秒レーザーなどの短パルスレーザーに用いて好適なパルスレーザーのレーザー発振制御方法およびパルスレーザーシステムに関する。
近年、フェムト秒レーザーなどの超短パルスレーザーを、光メモリなどの光記録技術や光造形などの光加工技術における光源として用いる技術開発が盛んに行われている。
例えば、特許文献1として提示する特開2003−1599号公報には、フェムト秒レーザーから出射されたフェムト秒レーザー光を光硬化樹脂中に集光して3次元微小構造物を製造する手法が開示されており、また、特許文献2として提示する特開2003−211400号公報には、超短パルスレーザーを用いてナノレベルの微細加工を行う手法が開示されており、また、特許文献3として提示する特開2001−216649号公報には、超短パルスレーザーから出射された超短パルスレーザー光の集光スポットを3次元的に移動させて発光イオンを含有した固体材料中に3次元的に情報を記録する3次元光メモリ媒体およびその記録に関する手法が開示されている。
上記したような各種の手法は、非線形光学効果を利用して波長の制限を超えた微細構造を作成したり、3次元的な微小物体を直接作成したりする手法として注目されている。
しかしながら、こうした従来の手法においては、超短パルスレーザー光の集光スポットの位置制御に関する技術開発が全く考慮されておらず、実際に超短パルスレーザー光の集光スポットが照射対象のどの部分に位置しているかを高精度に検知する方法がないという問題点があった。
即ち、従来のフェムト秒レーザーなどの超短パルスレーザーを用いた光加工技術や光記録技術においては、そのビームの高精度な位置制御に関する手法については全く考慮されておらず、本願発明者が調査したところでは、超短パルスレーザー光のビームの高精度な位置制御に関する手法までを具体的に開示した論文などの報告書や特許出願を発見することはできなかった。

一方、光リソグラフィー技術などにおいては、レーザー干渉計などを用いて、極めて高い精度で転写像と記録材料との間の位置関係を制御していることが知られている。
また、光ディスクなどにおいても、非点収差法やナイフエッジ法などを用いて、レーザー光の集光スポットが所望のトラックを追従するように絶えずフィードバック制御されている。
しかしながら、これらの技術においては全て、常時光が出射されている、所謂、連続レーザー(CW(Continuous Wave)レーザー)から出射されるCWレーザー光が集光スポットの位置制御に用いられており、時間的にほんのわずかの間しか発光していない超短パルスレーザーを用いて同様の位置制御を行うことは極めて困難であるという問題点があった。
即ち、光リソグラフィーや光ディスクなどの技術分野においては、レーザー干渉計や非点収差法などの各種光学的手法を用いて、レーザー光や光パターンと被加工物(光ディスクも含む。)との相対的な位置関係を制御する手法が提案されているが、これらの手法ではいずれも光源としてはCWレーザーが用いられており、超短パルスレーザーをそのまま位置制御用の光源として利用するものではなかった。
ここで、超短パルスレーザーをそのまま位置制御用の光源に利用することができないのは、上記したように超短パルスレーザーが時間軸上でほんのわずかの時間しか発光していない光源であり、そのような光源では連続的に位置情報を取得することができないからである。

なお、先行技術情報として、上記においても説明した以下の特許文献1乃至3を提示するが、本願発明者の調査によれば先行技術として本発明と直接関連するものは存在しておらず、これら特許文献1乃至3のいずれも本発明とは直接関連するものではなく、本発明を用いることにより特許文献1乃至3に開示された技術が大幅に改善されるものである。
特開2003−1599号公報 特開2003−211400号公報 特開2001−216649号公報
本発明は、従来の技術の有する上記したような種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、フェムト秒レーザーなどの超短パルスレーザーや、ピコ秒レーザーやサブピコ秒レーザーなどの短パルスレーザーなどのような各種のパルスレーザーを光源に用いた光加工技術や光記録技術などにおいて、光加工や光記録などを行う際におけるパルスレーザー光の集光スポットの位置制御を高精度で行うことを可能にしたパルスレーザーのレーザー発振制御方法およびパルスレーザーシステムを提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、通常のパルスレーザーの制御の手法とは逆に、パルスレーザーから出射される出射光として、強制的にパルスレーザー光とCWレーザー光とが同時に含まれるように当該パルスレーザーをレーザー発振させ、当該出射光のなかでパルスレーザー光の成分(以下、「パルス成分」と適宜に称する。)を光加工や光記録などの処理に用いることを可能にするとともに、当該出射光のなかでCWレーザー光の成分(以下、「CW成分」または「直流成分」と適宜に称する。)をそのパルス成分の集光スポットの位置制御に利用することを可能にしたものである。
即ち、本発明は、フェムト秒パルスレーザーなどの超短パルスレーザーや、ピコ秒レーザーやサブピコ秒レーザーなどの短パルスレーザーなどのような各種のパルスレーザーが、パルスレーザー光とCWレーザー光とを同時に出射するようにレーザー発振をフィードバック制御し、パルス成分によって光加工や光記録を行いながらも、CW成分を用いてパルス成分の集光スポットの位置制御を行えるようにしたものである。

なお、本願発明者が確認はしていないが、超短パルスレーザーとCWレーザーとの2つのレーザーを用い、これらを光学系で合波して光加工や光記録と位置制御とを行うという手法は、既に存在しているかも知れない。
しかしながら、この手法では、超短パルスレーザーとCWレーザーとの2つのレーザーの集光スポットをサブミクロンオーダーで合わせる必要があり、一般的にこれは極めて難しく高度な技術を要する作業であり、実用化が極めて困難であるという問題点がある。
一方、本願発明によれば、パルス成分とCW成分とは単一のパルスレーザーから出射されるため、その光軸はあらかじめ完全に一致しており、外部の調整手段を用いて位置合わせする必要がないといった優れた作用効果が奏される。
また、本願発明によれば、位置制御は必ずしも常時行う必要がないため、例えば、TV画像のラスタスキャンに伴うブランキングなどを利用して、ある一定時間だけパルスレーザーからの出射光にCW成分が含まれるようにしてもよい。

即ち、本発明のうち請求項1に記載の発明は、パルスレーザーからの出射光を検出し、上記検出結果に基づいて、上記出射光がパルスレーザー光とともにCWレーザー光を含むように上記パルスレーザーのレーザー発振を制御し、上記パルスレーザーから上記出射光として上記パルスレーザー光と上記CWレーザー光とを同時に出射するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、本発明のうち請求項1に記載の発明において、上記パルスレーザーを超短パルスレーザーまたは短パルスレーザーとしたものである。
また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、少なくとも一対のミラーを構成部材として有して構成されるレーザー共振器と上記レーザー共振器の上記一対のミラーの間に配置されたレーザー媒質とを有するパルスレーザーと、上記パルスレーザーからの出射光を検出する検出手段と、上記検出手段の検出結果に基づいて、上記出射光がパルスレーザー光とともにCWレーザー光を含むように上記パルスレーザーのレーザー発振を制御する制御手段とを有するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項4に記載の発明は、本発明のうち請求項3に記載の発明において、上記制御手段は、上記レーザー共振器の少なくともいずれか一つの構成部材の位置を制御するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項5に記載の発明は、本発明のうち請求項3に記載の発明において、上記制御手段は、上記レーザー共振器の上記一対のミラーの少なくともいずれか一方の位置を制御するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項6に記載の発明は、本発明のうち請求項3に記載の発明において、上記制御手段は、上記レーザー共振器の少なくともいずれか一つの構成部材の外形の形状を制御するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項7に記載の発明は、本発明のうち請求項3に記載の発明において、上記制御手段は、上記レーザー共振器の上記一対のミラーの少なくともいずれか一方の反射面の形状を制御するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項8に記載の発明は、本発明のうち請求項3に記載の発明において、上記レーザー共振器の外部に上記レーザー共振器からの出射光を増幅する増幅手段を有し、上記制御手段は、上記増幅手段を制御するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項9に記載の発明は、本発明のうち請求項3に記載の発明において、上記レーザー共振器の外部に上記レーザー共振器内へ光を入射する入射手段を有し、上記制御手段は、上記入射手段を制御するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項10に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、上記制御手段は、上記パルスレーザーの環境を変化するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項11に記載の発明は、本発明のうち請求項3、4、5、6、7、8、9または10のいずれか1項に記載の発明において、上記パルスレーザーを超短パルスレーザーまたは短パルスレーザーとしたものである。
本発明によれば、フェムト秒レーザーなどの超短パルスレーザーや、ピコ秒レーザーやサブピコ秒レーザーなどの短パルスレーザーなどのような各種のパルスレーザーを光源に用いた光加工技術や光記録技術などにおいて、光加工や光記録などを行う際におけるそのレーザーの集光スポットの位置制御を精度良く行うことができるようになるという優れた効果が奏される。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明によるパルスレーザーの発振制御方法およびパルスレーザーシステムの実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
なお、以下においては、図面を参照しながら本発明によるパルスレーザーの発振制御方法およびパルスレーザーシステムの第1の実施の形態乃至第5の実施の形態についてそれぞれ説明するが、各実施の形態において同一あるいは相当する構成については、以下の説明ならびに図面においては同一の符号を付して示すことにより、その重複する説明は適宜に省略するものとする。

図1には、本発明の第1の実施の形態によるパルスレーザーシステムの概念構成説明図が示されている。
このパルスレーザーシステム100は、エンドミラー112と出射側ミラー114との一対のミラーを有して構成されるレーザー共振器と、このレーザー共振器のエンドミラー112と出射側ミラー114との間に配置されたレーザー媒質116とを有する、例えば、フェムト秒レーザーなどの超短パルスレーザー110を備えている。
また、パルスレーザーシステム100は、出射側ミラー114の位置、例えば、光軸に沿った配置場所や傾きなどを変化させる、例えば、ピエゾ素子により構成されるアクチュエーター118を備えている。
さらに、パルスレーザーシステム100は、超短パルスレーザー110からの出射光Lを2つの光路の光L1、L2に分岐するビームスプリッター(BS)120と、ビームスプリッター120により分岐された一方の光路の光L2のパルス成分とCW成分との比を検出する光検出器122と、光検出器120の検出結果を示す検出信号に基づいてアクチュエーター118を制御する制御回路124とを備えている。
ここで、制御回路124は、アクチュエーター118が出射側ミラー114の位置を変化させることにより、光検出器120の検出結果を示す検出信号が光L2のなかにパルス成分の他にCW成分が必ず所定の割合で含まれたものとなるように、光検出器120の検出結果に基づいてアクチュエーター118をフィードバック制御することにより、レーザー発振を制御するものである。
以上の構成において、パルスレーザーシステム100においては、超短パルスレーザー110からの出射光Lが出射されると、出射光Lはビームスプリッター120により2つの光路の光L1、L2に分岐される。
こうして2つの光路に分岐された一方の光L1は、光加工技術や光記録技術などにおける光加工や光記録などに用いられる。
一方、2つの光路に分岐されたもう一方の光L2は光検出器120に入力され、光検出器120は光L2のパルス成分とCW成分との比を検出し、その検出結果を示す検出信号を制御回路124へ出力する。
制御回路124は、光検出器120から出力された検出信号に基づいて、当該検出信号が光L2のなかにパルス成分の他にCW成分が必ず所定の割合で含まれたものとなるように、アクチュエータ118が出射側ミラー114の位置を変化するための駆動信号をアクチュエータ118に出力するフィードバック制御を行い、レーザー発振を制御する。
そして、アクチュエータ118は、制御回路124から出力された駆動信号に基づいて出射側ミラー114の位置、例えば、光軸に沿った配置場所や傾きなどを変化させて、光検出器122の検出信号が光L2のなかにパルス成分の他にCW成分が必ず所定の割合で含まれたものとなるようにする。
従って、パルスレーザーシステム100によれば、超短パルスレーザー110からの出射光Lを分岐した一方の光路の光L2には、パルス成分の他にCW成分が必ず所定の割合で含まれているものであり、超短パルスレーザー110からの出射光Lを分岐したもう一方の光路の光L1にも、パルス成分の他にCW成分が光L2と同じ所定の割合で含まれていることになる。
即ち、上記したレーザー発振の制御によって、超短パルスレーザー110から出射光Lとして超短パルスレーザー光とCWレーザー光とが同時に出射されることになる。
このため、出射光Lを分岐した光L1を光加工技術や光記録技術などにおける光加工や光記録などに用いる場合には、光L1に含まれているCW成分を用いて、パルス成分を含む光L1の集光スポットの位置制御を高精度で行うことができるようになる。
なお、上記したパルスレーザーシステム100においては、レーザー共振器の出射側ミラー114の位置を制御するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、レーザー共振器の出射側ミラー114の位置の制御に代えて、同様な構成によりレーザー共振器のエンドミラー112の位置を制御するようにして、光検出器122の検出信号が光L2のなかにパルス成分の他にCW成分が必ず所定の割合で含まれたものとなるようにしてもよい。また、レーザー共振器の出射側ミラー114とエンドミラー112とのいずれか一方の位置の制御ではなく、両者の位置を制御するようにして、光検出器122の検出信号が光L2のなかにパルス成分の他にCW成分が必ず所定の割合で含まれたものとなるようにしてもよく、要は、レーザー共振器の出射側ミラー114とエンドミラー112との少なくともいずれか一方の位置の制御をするようにして、光検出器122の検出信号が光L2のなかにパルス成分の他にCW成分が必ず所定の割合で含まれたものとなるようにすればよい。
また、超短パルスレーザー110が、そのレーザー共振器の構成部材として、エンドミラー112と出射側ミラー114とよりなる一対のミラーの他に、例えば、他のミラーやプリズムなどを備えている場合には、こうしたミラーやプリズムなどの少なくとも一つの構成部材に対して上記したエンドミラー112あるいは出射側ミラー114と同様な位置の制御を行うことにより、光検出器122の検出信号が光L2のなかにパルス成分の他にCW成分が必ず所定の割合で含まれたものとなるようにしてもよい。

以下、上記した超短パルスレーザー110のレーザー共振器を構成する構成部材の位置を制御する際における具体的な制御の手法の一例について説明するが、この説明の理解を容易にするために、上記した超短パルスレーザー110のレーザー共振器が図2に示すような構成を備えているものとする。
即ち、図2に示すレーザー共振器は、その構成部材としてミラーA、ミラーB、ミラーC、ミラーDおよびプリズムを備えており、ミラーBとミラーCとの間にレーザー媒質(図1におけるレーザー媒質116に相当する。)が配置され、ミラーAとミラーBとの間に上記プリズムが配置されている。
そして、ミラーCを介して励起光がレーザー共振器内に導入され、また、ミラーBが図1におけるエンドミラー112に相当し、ミラーDが図1における出射側ミラー114に相当するものであり、ミラーDから出射光(図1における出射光Lに相当する。)が出射される。
この図2に示すレーザー共振器の構成部材たるミラーA、ミラーB、ミラーC、ミラーDおよびプリズムの少なくともいずれか一つの位置、例えば、光軸に沿った配置場所や傾きなどを制御して変化させることで、レーザーの発振状態を変化させることができる。
即ち、ミラーA、ミラーB、ミラーC、ミラーDおよびプリズムには、例えば、ミラーAを例にとって示せば、図3に示すように、パラメータとしてx軸、y軸、z軸にそれぞれ沿った移動方向とそれぞれの軸周りの回転角度θx、θy、θzとの計6つの自由度がある。
x軸、y軸、z軸は、図4に示すように、z軸をミラーAのミラー中心とミラー曲率中心とを結ぶ直線とし、また、x軸、y軸をz軸がミラー表面と交わる点を含むとともにz軸と垂直な面内で互いに直交しかつx−z面がレーザー共振器内で共振しているレーザー光の伝播面と一致するように設定する。
パラメータとしてこれら6つの自由度をもつそれぞれのミラーA、ミラーB、ミラーC、ミラーDおよびプリズムの1つもしくは複数について、1つもしくは複数のパラメータをを適時制御することにより、出射光にパルス成分の他にCW成分が必ず所定の割合で含まれたものとなるような所望の制御を実現する。
こうした制御を行う場合には、制御する各パラータは完全に対等ではなく、以下のような特徴がある。
(a)ミラーA、ミラーB、ミラーC、ミラーDのようなレーザー共振器に用いるミラーとしては、一般に、平面ミラーか、凹面または凸面の軸対称面ミラーが用いられることがほとんどであるため、z軸周りの回転であるθzの制御によるレーザ共振器への影響は、θx、θyの回転によるレーザ共振器への影響に比べると少ない。
(b)レーザー光の出射端、即ち、出射光を出射する位置にあるミラー(図2におけるミラーD)の配置位置や傾きを変えると、出射ビームの方向が大きく変わり、これは通常好ましくない。従って、出射端に位置するミラーの制御はできるだけ避けることが望ましい。
(c)ミラーA、ミラーB、ミラーC、ミラーDのようなレーザー共振器に用いるミラーが平面鏡である場合には、θxの回転角がゼロであるならばy軸方向への平行移動Δyは無効である。同様に、θy=0であるならば、X軸方向の平行移動Δxは無効である。
(d)レーザー共振器内で発振状態にあるビームの伝播面が図3に示すようにx−z面内にある場合、この伝播面外へビームを偏向させる向きへの制御、即ち、y軸周りの回転であるθyは、レーザー共振器の共振器状態を著しく乱し、出射光強度の大幅な低下をもたらす可能性がある。
(e)平行移動量や回転角がわずかである場合、具体的には、Δx、Δy、Δzが数μm以下、θx、θy、θzが数10ミリラジアン以下である場合には、以下の近似式が成り立つ。
Δx≒θy十Δz
Δy≒θx+Δz

次に、ミラーA、ミラーB、ミラーC、ミラーDおよびプリズムなどの、具体的なミラー、プリズムの駆動の手法について説明すると、
平行移動Δx、Δy、Δzについては、例えば、
・ピエゾ素子による駆動
・電動モーター(例えば、リニアモーター、ステッピングモーター、DCサーボモーター、ACモーターなどである。)による駆動
・ボイスコイルによる駆動
・静電アクチュエータによる駆動
などを適宜に選択して用いることができる。
また、傾きθx、θy、θzについても、平行移動Δx、Δy、Δzの場合と同様に、例えば、
・ピエゾ素子による駆動
・電動モーター(例えば、リニアモーター、ステッピングモーター、DCサーボモーター、ACモーターなどである。)による駆動
・ボイスコイルによる駆動
・静電アクチュエータによる駆動
などを適宜に選択して用いることができる。
なお、本発明においては、アクチュエータ118の動作時にできるだけ余計な振動などを発生しないことが好ましく、また、具体的な駆動量も少なくて充分であるため、上記した各種の駆動手段のなかでも、ピエゾ素子による駆動の手法が有効である。
また、実際の制御手順としては、例えば、以下に示すように制御すればよい。即ち、例えば、超短パルスレーザーであるフェムト秒パルスレーザーには、広帯域で発振している複数のモードをロックする、所謂、モードロック状態を作り出すために、波長の分散を補正する光学素子が入っている。例えば、これは、図2におけるプリズムに相当するが(実際には、単一のプリズムではなく、2つ以上のプリズムペアである。)、それ以外にレーザー共振器を構成するミラー(図2におけるミラーA、ミラーB、ミラーC、ミラーDに相当する。)に特殊なコーティングが施されていることもある。
レーザーの発振状態を制御する上では、上記したプリズムや特殊なコーティングを施されたミラーを制御することが最も効果的であるが、発振状態を大幅に変化させると、出射光の出力強度が大幅に低下する恐れがある。そこで、上記したプリズムや特殊なコーティングを施されたミラーを制御する際には、この出力強度の低下分を補正するように、他のミラーも制御することが好ましい。

次に、図5には、本発明の第2の実施の形態によるパルスレーザーシステムの概念構成説明図が示されている。
このパルスレーザーシステム200は、反射面の曲率半径などの外形の形状を変化することのできる、例えば、デフォーマブルミラー(Deformable Mirro)などがエンドミラー212として用いられているとともに、制御回路124から出力された駆動信号により制御されるアクチュエータ118が、エンドミラー212の反射面の曲率半径などの外形の形状を変化するためにエンドミラー212に配設されている点において、パルスレーザーシステム100と異なる。
なお、デフォーマブルミラーとは、ミラー裏面にピエゾ素子や静電アクチュエーターのアレイを配置し、これらを適時制御してミラーの外形の形状を直接制御することができるものである。
以上の構成において、パルスレーザーシステム200においては、パルスレーザーシステム100と同様に、制御回路124は、光検出器120から出力された検出信号に基づいて、当該検出信号が光L2のなかにパルス成分の他にCW成分が必ず所定の割合で含まれたものとなるように、アクチュエータ118がエンドミラー212の外形の形状を変化するための駆動信号をアクチュエータ118に出力するフィードバック制御を行い、レーザー発振を制御する。
そして、アクチュエータ118は、制御回路124から出力された駆動信号に基づいてエンドミラー212の外形の形状、例えば、曲率半径などを変化させて、光検出器122の検出信号が光L2のなかにパルス成分の他にCW成分が必ず所定の割合で含まれたものとなるようにする。
従って、パルスレーザーシステム200によれば、超短パルスレーザー110からの出射光Lを分岐した一方の光路の光L2には、パルス成分の他にCW成分が必ず所定の割合で含まれているものであり、超短パルスレーザー110からの出射光Lを分岐したもう一方の光路の光L1にも、パルス成分の他にCW成分が光L2と同じ所定の割合で含まれていることになる。
即ち、上記したレーザー発振の制御によって、超短パルスレーザー110から出射光Lとして超短パルスレーザー光とCWレーザー光とが同時に出射されることになる。
このため、出射光Lを分岐した光L1を光加工技術や光記録技術などにおける光加工や光記録などに用いる場合には、光L1に含まれているCW成分を用いて、パルス成分を含む光L1の集光スポットの位置制御を高精度で行うことができるようになる。
なお、上記したパルスレーザーシステム200においては、レーザー共振器のエンドミラー212の外形の形状を制御するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、レーザー共振器のエンドミラー212の外形の形状の制御に代えて、同様な構成によりレーザー共振器の出射側ミラー114の外形の形状を制御するようにして、光検出器122の検出信号が光L2のなかにパルス成分の他にCW成分が必ず所定の割合で含まれたものとなるようにしてもよい。また、レーザー共振器のエンドミラー212と出射側ミラー114とのいずれか一方の外形の形状の制御ではなく、両者の外形の形状を制御するようにして、光検出器122の検出信号が光L2のなかにパルス成分の他にCW成分が必ず所定の割合で含まれたものとなるようにしてもよく、要は、レーザー共振器の出射側ミラー114とエンドミラー212との少なくともいずれか一方の外形の形状の制御をするようにして、光検出器122の検出信号が光L2のなかにパルス成分の他にCW成分が必ず所定の割合で含まれたものとなるようにすればよい。
また、超短パルスレーザー110が、そのレーザー共振器の構成部材として、エンドミラー212と出射側ミラー114とよりなる一対のミラーの他に、例えば、他のミラーやプリズムなどを備えている場合には、こうしたミラーやプリズムなどの少なくとも一つの構成部材に対して上記したエンドミラー212あるいは出射側ミラー114と同様な外形の形状の制御を行うことにより、光検出器122の検出信号が光L2のなかにパルス成分の他にCW成分が必ず所定の割合で含まれたものとなるようにしてもよい。

以下、上記した超短パルスレーザー110のレーザー共振器を構成する構成部材の外形の形状を制御する際における具体的な制御の手法の一例について説明する。
即ち、図6に示すように、レーザー共振器の構成部材として用いられているミラーなどの外形の形状を変化させることで、レーザー共振器内を伝搬するレーザー光のモードプロファイルを制御することができ、これによりレーザー発振の発振状態を制御することができる。
具体的な制御の手法としては、例えば、上記したデフォーマブルミラーを用いたり、あるいは、リニアモーターやピエゾ素子などを用いてレーザー共振器を構成する構成部材に対して力学的なひずみを生じさせることでも、制御することが可能である。

次に、図7には、本発明の第3の実施の形態によるパルスレーザーシステムの概念構成説明図が示されている。
このパルスレーザーシステム300は、超短パルスレーザー110が、エンドミラー112と出射側ミラー114との一対のミラーを有して構成されるレーザー共振器の外部に、当該レーザー共振器からの出射光を増幅する増幅手段として外部共振器302を備え、制御回路124から出力された駆動信号により制御されるアクチュエータ118が、外部共振器302の構成部材たるミラーやプリズムなどの位置や外形の形状を制御するために当該構成部材に配設されている点において、パルスレーザーシステム100と異なる。
このパルスレーザーシステム300においては、制御回路124から出力された駆動信号に基づき、増幅手段たる外部共振器302を制御する、即ち、アクチュエータ118により外部共振器302の構成部材たるミラーやプリズムなどの位置や外形の形状を制御することにより、光検出器122の検出信号が光L2のなかにパルス成分の他にCW成分が必ず所定の割合で含まれたものとなるようにすることができる。
なお、アクチュエータ118による外部共振器302の構成部材たるミラーやプリズムなどの位置や外形の形状の制御については、パルスレーザーシステム100またはパルスレーザーシステム200における制御と同様であるので、上記の記載を援用することによりその詳細な説明は省略する。
また、パルスレーザーシステム300における増幅手段としては、上記したような外部共振器の他に、例えば、再生増幅器やOPA(光パラメトリックアンプ)あるいはOPO(光パラメトリックオシレーター)などがある。
こうした再生増幅器やOPAあるいはOPOを制御する場合には、これらの光学系を構成しているミラーやプリズムの位置や傾きをレーザー共振器の場合と同様に制御すればよい。

次に、図8には、本発明の第4の実施の形態によるパルスレーザーシステムの概念構成説明図が示されている。
このパルスレーザーシステム400は、超短パルスレーザー110の出射側ミラー114とビームスプリッター120との間に、出射側ミラー114と対向する面402aに反射率が可変できるように反射膜が形成された反射率可変ミラー402を配設され、制御回路124から出力された駆動信号により制御されるアクチュエータ118が、反射率可変ミラー402の反射率を制御するために反射率可変ミラー402に配設されている点において、パルスレーザーシステム100と異なる。
反射率可変ミラー402は、外部から超短パルスレーザー110のレーザー共振器内へ光を入射する入射手段として機能することになる。
このパルスレーザーシステム400においては、制御回路124から出力された駆動信号に基づき反射率可変ミラー402の反射率を制御する、即ち、アクチュエータ118により反射率可変ミラー402の反射率を変化させて、出射光Lのうちで反射率可変ミラー402で反射されて超短パルスレーザー110のレーザー共振器内へ戻される光L3の強度を制御することにより、光L3がレーザー発振状態に及ぼす影響を利用して、光検出器122の検出信号が光L2のなかにパルス成分の他にCW成分が必ず所定の割合で含まれたものとなるようにすることができる。

次に、図9には、本発明の第5の実施の形態によるパルスレーザーシステムの概念構成説明図が示されている。
このパルスレーザーシステム500は、制御回路124から出力された駆動信号により出射光L4の出力を制御されるレーザー502を備えるとともに、超短パルスレーザー110からの出射光Lを透過するとともにレーザー502からの出射光L4を反射して超短パルスレーザー110のレーザー共振器内へ入射するビームスプリッター504とを備えている点において、パルスレーザーシステム100と異なる。このレーザー502は、超短パルスレーザー110の発振帯域と同じ波長を持つレーザー光を出射光L4として出力する。
レーザー502およびビームスプリッター504は、外部からレーザー共振器内へ光を入射する入射手段として機能することになる。
このパルスレーザーシステム500においては、制御回路124から出力された駆動信号に基づきレーザー502の出力を制御する、即ち、レーザー502からの出射光L4の出力強度や位相あるいは強度変調状態を変化させて、ビームスプリッター504を介して超短パルスレーザー110のレーザー共振器内へ入射される出射光L4を変調することにより、出射光L4がレーザー発振状態に及ぼす影響を利用して、光検出器122の検出信号が光L2のなかにパルス成分の他にCW成分が必ず所定の割合で含まれたものとなるようにすることができる。
なお、上記したパルスレーザーシステム500において、光の利用効率を上げるには、ビームスプリッター504を偏光ビームスプリッターにすることができる。

ところで、上記したパルスレーザーシステム100、200、300、400、500に関する説明において、光L1のCW成分を用いて光L1の集光スポットの位置制御を行うタイミングについて詳細な説明は省略したが、例えば、光ディスクのように記録対象物が高速に動いているような場合には常に位置制御をしつづける必要があるが、光リソグラフィーに用いるレジスト基板のように静止していることが多い対象物の場合は、常に位置制御することは必ずしも必要でなく、このような場合には、例えば、TV信号のブランキングタイミングのようなものを利用して、一定周期だけ位置制御をするようなことでも問題ない。
また、このように常に位置制御することが必ずしも必要でない場合には、位置制御することが必要なタイミングと同期して出射光LがCW成分を含むように、制御回路124による制御を行ってもよい。

なお、上記したように、本願発明者が確認はしていないが、パルスレーザーとCWレーザーとの2つのレーザーを用い、これらを光学系で合波して光加工や光記録と位置制御とを行うという手法は、既に存在しているかも知れない。
しかしながら、以下の(1)乃至(3)に示すように、この手法と本発明によるパルスレーザーシステムとを比較すると、本発明によるパルスレーザーシステムには、当該手法では達成し得ない優れた効果がある。
(1)パルスレーザーとCWレーザーとの2つのレーザーを使用することは、コスト的にもまた装置の小型化においても不利である。本発明によるパルスレーザーシステムは、パルス光とCW光とを1つのレーザーから発振させることができるため、この点で極めて有利である。
(2)パルスレーザーとCWレーザーとの2つのレーザーを光源に使用する場合は、パルスレーザーとCWレーザーとの2つのレーザーから出射される2つのレーザー光の集光スポット位置がサブミクロンの精度で一致するように、当該2つのレーザー光を同軸に合わせる必要がある。しかしながら、サブミクロンの精度で一致するように2つのレーザー光を同軸に合わせることは、極めて困難であって高度な技術を要する作業であり、また、2つのレーザー光を同軸に合わせ得たとしても、時間経過とともに軸がズレる恐れがあるという問題も無視できないものである。さらに、一般的には、パルスレーザーのレーザー光の出射方向は常に一定しているわけではなく、わずかではあるが時間的にランダムに揺らいでいることが多く、このような状態では2つのレーザー光を同軸上に揃えることは事実上極めて困難であるかもしくは不可能である。本発明によるパルスレーザーシステムは、パルスレーザー光とCWレーザー光とを1つのレーザーから発振させることができるため、パルスレーザー光とCWレーザー光とは同軸上に位置することになる。
(3)一般的には、パルスレーザーとCWレーザーとでは共振器の構成が異なることが多く、共振器の構成が異なる場合には、共振器から出射されたレーザー光の広がり角度も異なる。このような状況では、仮に上記した(1)および(2)の問題を解決してレーザー光を同軸上に調整したとしても、2つのレーザー光のスポット位置は光軸方向にずれてしまう。この位置ずれを調整することは、レーザービームを同軸に合わせるよりもさらに難しく、広がり角補正用の複雑な光学素子を別途用意しなければならない。一方、本発明によるパルスレーザーシステムにおいては、そもそもパルスレーザー光とCWレーザー光との2つのレーザー光成分は、1つの共振器から出射されているので、そのレーザービームの光軸ならびに広がり角はあらかじめ完全に一致しており、外部の調整手段を用いて位置合わせする必要がない。

なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(3)に示すように変形することができるものである。
(1)上記した実施の形態においては、パルスレーザーとして、超短パルスレーザーと称されるフェムト秒レーザーについて説明したが、本発明が適用可能なパルスレーザーは超短パルスレーザーに限られるものではないことは勿論であり、ピコ秒レーザーやサブピコ秒レーザーなどの、所謂、短パルスレーザーと称されるパルスレーザーのような各種のパルスレーザーに本発明は適用することができる。
(2)上記した実施の形態においては、レーザー発振を制御するにあたって、レーザー共振器の構成部材を制御したり、外部からレーザー共振器内へ光を入射したりしたが、レーザー発振を制御する手法はこれに限られるものではないことは勿論であり、例えば、レーザ共振器もしくは共振器内のレーザー媒質の環境を制御することにより、レーザー発振を制御するようにしてもよい。
即ち、レーザ共振器や共振器内のレーザー媒質の環境を変えることにより、レーザー共振器の共振状態を変化させることができるものであり、これによりレーザー発振を制御することができる。
ここで、環境とは温度や空気圧などであり、具体的には、レーザー共振器内の温度や空気圧を制御したり、レーザー媒質やミラーやプリズムなどのレーザー共振器の構成部材の温度を局所的に制御したりする。
こうした温度は、ペルチェ素子での冷却や加熱、あるいはヒーターによる加熱によって直接制御することができる。
また、通常、レーザー媒質は冷却水やファンで強制冷却されているが、この冷却水の水温やファンの回転数を制御することでも同様の効果が得られる。
(3)上記した実施の形態においては、ビームスプリッター120、504における光の分岐率の詳細については説明を省略したが、ビームスプリッター120、504は光を「1:1」、即ち、「50%:50%」に分離するものに限られるものではないことは勿論であり、ビームスプリッター120、504における光の分岐率は適宜に設定可能である。即ち、パルスレーザーシステム500におけるビームスプリッター120は、光L2として光検出器122で検出可能となる量の光を取り出せばよいので、例えば、「透過:反射=99%:1%」のような分岐率のものでもよい。また、パルスレーザーシステム500におけるビームスプリッター504についても、上記したビームスプリッター120の場合と同様であり、超短パルスレーザー110に入射させる出射光L4はわずかな強度でよいので、超短パルスレーザー110からの出射光Lのロスを防ぐには、ビームスプリッター504は、例えば、「透過:反射=90%:10%」のような分岐率のものでもよい。
(4)上記した実施の形態ならびに上記した(1)乃至(3)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
本発明は、フェムト秒レーザーなどの超短パルスレーザーや、ピコ秒レーザーやサブピコ秒レーザーなどの短パルスレーザーなどのような各種のパルスレーザーを光源に用いた光加工技術や光記録技術などに利用されるものである。
図1は、本発明の第1の実施の形態によるパルスレーザーシステムの概念構成説明図である。 図2は、超短パルスレーザーのレーザー共振器の詳細な構成の一例を示す概念構成説明図である。 図3は、超短パルスレーザーのレーザー共振器の構成部材の自由度を説明するための概念説明図である。 図4は、超短パルスレーザーのレーザー共振器の構成部材の自由度を説明するための概念説明図である。 図5は、本発明の第2の実施の形態によるパルスレーザーシステムの概念構成説明図である。 図6は、レーザー共振器の構成部材として用いられているミラーなどの外形の形状を変化させる場合を示す概念説明図である。 図7は、本発明の第3の実施の形態によるパルスレーザーシステムの概念構成説明図である。 図8は、本発明の第4の実施の形態によるパルスレーザーシステムの概念構成説明図である。 図9は、本発明の第5の実施の形態によるパルスレーザーシステムの概念構成説明図である。
符号の説明
100、200、300、400、500 パルスレーザーシステム
110 超短パルスレーザー
112、212 エンドミラー
114 出射側ミラー
116 レーザー媒質
118 アクチュエーター
120 ビームスプリッター
122 光検出器
124 制御回路
302 外部共振器
402 反射率可変ミラー
402a 面
502 レーザー
504 ビームスプリッター

Claims (11)

  1. パルスレーザーからの出射光を検出し、
    前記検出結果に基づいて、前記出射光がパルスレーザー光とともにCWレーザー光を含むように前記パルスレーザーのレーザー発振を制御し、
    前記パルスレーザーから前記出射光として前記パルスレーザー光と前記CWレーザー光とを同時に出射する
    ことを特徴とするパルスレーザーのレーザー発振制御方法。
  2. 請求項1に記載のパルスレーザーのレーザー発振制御方法において、
    前記パルスレーザーは、超短パルスレーザーまたは短パルスレーザーである
    ことを特徴とするパルスレーザーのレーザー発振制御方法。
  3. 少なくとも一対のミラーを構成部材として有して構成されるレーザー共振器と前記レーザー共振器の前記一対のミラーの間に配置されたレーザー媒質とを有するパルスレーザーと、
    前記パルスレーザーからの出射光を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記出射光がパルスレーザー光とともにCWレーザー光を含むように前記パルスレーザーのレーザー発振を制御する制御手段と
    を有することを特徴とするパルスレーザーシステム。
  4. 請求項3に記載のパルスレーザーシステムにおいて、
    前記制御手段は、前記レーザー共振器の少なくともいずれか一つの構成部材の位置を制御する
    ことを特徴とするパルスレーザーシステム。
  5. 請求項3に記載のパルスレーザーシステムにおいて、
    前記制御手段は、前記レーザー共振器の前記一対のミラーの少なくともいずれか一方の位置を制御する
    ことを特徴とするパルスレーザーシステム。
  6. 請求項3に記載のパルスレーザーシステムにおいて、
    前記制御手段は、前記レーザー共振器の少なくともいずれか一つの構成部材の外形の形状を制御する
    ことを特徴とするパルスレーザーシステム。
  7. 請求項3に記載のパルスレーザーシステムにおいて、
    前記制御手段は、前記レーザー共振器の前記一対のミラーの少なくともいずれか一方の反射面の形状を制御する
    ことを特徴とするパルスレーザーシステム。
  8. 請求項3に記載のパルスレーザーシステムにおいて、
    前記レーザー共振器の外部に前記レーザー共振器からの出射光を増幅する増幅手段を有し、
    前記制御手段は、前記増幅手段を制御する
    ことを特徴とするパルスレーザーシステム。
  9. 請求項3に記載のパルスレーザーシステムにおいて、
    前記レーザー共振器の外部に前記レーザー共振器内へ光を入射する入射手段を有し、
    前記制御手段は、前記入射手段を制御する
    ことを特徴とするパルスレーザーシステム。
  10. 請求項3に記載のパルスレーザーシステムにおいて、
    前記制御手段は、前記パルスレーザーの環境を変化する
    ことを特徴とするパルスレーザーシステム。
  11. 請求項3、4、5、6、7、8、9または10のいずれか1項に記載のパルスレーザーシステムにおいて、
    前記パルスレーザーは、超短パルスレーザーまたは短パルスレーザーである
    ことを特徴とするパルスレーザーシステム。
JP2005006038A 2005-01-13 2005-01-13 パルスレーザーのレーザー発振制御方法およびパルスレーザーシステム Pending JP2006196638A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005006038A JP2006196638A (ja) 2005-01-13 2005-01-13 パルスレーザーのレーザー発振制御方法およびパルスレーザーシステム
US11/330,223 US20060182154A1 (en) 2005-01-13 2006-01-12 Method of controlling laser oscillation of pulsed laser and pulsed laser system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005006038A JP2006196638A (ja) 2005-01-13 2005-01-13 パルスレーザーのレーザー発振制御方法およびパルスレーザーシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006196638A true JP2006196638A (ja) 2006-07-27

Family

ID=36802479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005006038A Pending JP2006196638A (ja) 2005-01-13 2005-01-13 パルスレーザーのレーザー発振制御方法およびパルスレーザーシステム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20060182154A1 (ja)
JP (1) JP2006196638A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009145107A1 (ja) * 2008-05-29 2009-12-03 浜松ホトニクス株式会社 レーザ光源
JP7362082B2 (ja) 2018-07-23 2023-10-17 ユニバーシティ オブ メリーランド, カレッジ パーク レーザキャビティ繰返率チューニングおよび高帯域幅安定化

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4605236B2 (ja) * 2008-03-26 2011-01-05 ソニー株式会社 光記録再生装置および光記録再生方法
DE102009012664A1 (de) * 2009-03-13 2010-09-16 T-Mobile International Ag Vorrichtung zur Aufnahme, Fernübertragung und Wiedergabe dreidemensionaler Bilder
CN104242022B (zh) * 2014-09-26 2017-08-29 天津大学 锁模激光器状态实时监测报警处置系统
EP3217401A1 (en) * 2016-03-10 2017-09-13 Joanneum Research Forschungsgesellschaft mbH Method for producing a high definition analogue audio storage medium
CZ307523B6 (cs) * 2017-04-27 2018-11-07 Fyzikální Ústav Av Čr, V. V. I. Způsob a systém polohování svazku a aktivní stabilizace polohy svazku
EP3961825A1 (en) 2017-06-20 2022-03-02 Boston Scientific Scimed, Inc. Laser systems and methods
JP7142227B2 (ja) * 2018-05-24 2022-09-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 角度調節を有する交換可能レーザ共振器
US10910786B2 (en) 2018-07-23 2021-02-02 University Of Maryland, College Park Laser cavity optical alignment
US11349569B2 (en) 2018-10-26 2022-05-31 Raytheon Company Methods and apparatus for implementing an optical transceiver using a vapor cell
EP3898058A4 (en) 2018-12-19 2022-08-17 Seurat Technologies, Inc. ADDITIONAL MANUFACTURING SYSTEM USING A PULSE MODULATED LASER FOR TWO-DIMENSIONAL PRINTING
US11303356B1 (en) 2019-04-18 2022-04-12 Raytheon Company Methods and apparatus for maintaining receiver operating point with changing angle-of-arrival of a received signal
US11307395B2 (en) * 2019-05-23 2022-04-19 Raytheon Company Methods and apparatus for optical path length equalization in an optical cavity
EP3987687B1 (en) 2019-06-20 2023-07-05 Raytheon Company Methods and apparatus for tracking moving objects using symmetric phase change detection
WO2021003429A1 (en) 2019-07-03 2021-01-07 Raytheon Company Optical receiver comprising a rotatable optical resonator, and method for demodulating an optical signal using said receiver
US11199754B2 (en) * 2019-07-15 2021-12-14 Raytheon Company Demodulator with optical resonator

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04249388A (ja) * 1991-02-05 1992-09-04 Toshiba Corp レーザ配線形成装置
JPH06140701A (ja) * 1992-10-29 1994-05-20 Hamamatsu Photonics Kk モードロッキングレーザ装置
JPH08335737A (ja) * 1995-06-08 1996-12-17 Hitachi Ltd 固体レーザ装置
JPH11238929A (ja) * 1998-02-23 1999-08-31 Amada Co Ltd Yagレーザ発振方法およびその装置
JPH11261139A (ja) * 1998-03-12 1999-09-24 Sumitomo Electric Ind Ltd レーザ用曲率可変鏡
JP2001230478A (ja) * 2000-02-15 2001-08-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 紫外レーザ発振器
JP2001339115A (ja) * 2000-05-30 2001-12-07 Komatsu Ltd レーザ装置
JP2002252401A (ja) * 2001-02-22 2002-09-06 Oyokoden Lab Co Ltd レーザ装置
WO2004009282A1 (en) * 2002-07-23 2004-01-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Laser processing method and laser processing apparatus using ultra-short pulse laser
JP2004288996A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Topcon Corp 固体レーザ装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3866141A (en) * 1973-12-21 1975-02-11 Us Air Force Bandwidth-limited, cavity-dumped, laser system
US5448417A (en) * 1993-03-16 1995-09-05 Adams; Jeff C. Laser pulse synthesizer
DE10052461B4 (de) * 2000-10-23 2007-09-06 Lumera Laser Gmbh Vorrichtung zum Erzeugen von Laserlicht
EP1384293B1 (en) * 2001-04-04 2009-12-23 Coherent Deos Q-switched co 2 laser for material processing
US6930822B2 (en) * 2001-11-20 2005-08-16 Spectra Physics, Inc. Wavelength locker
US7277526B2 (en) * 2004-04-09 2007-10-02 Lyncean Technologies, Inc. Apparatus, system, and method for high flux, compact compton x-ray source

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04249388A (ja) * 1991-02-05 1992-09-04 Toshiba Corp レーザ配線形成装置
JPH06140701A (ja) * 1992-10-29 1994-05-20 Hamamatsu Photonics Kk モードロッキングレーザ装置
JPH08335737A (ja) * 1995-06-08 1996-12-17 Hitachi Ltd 固体レーザ装置
JPH11238929A (ja) * 1998-02-23 1999-08-31 Amada Co Ltd Yagレーザ発振方法およびその装置
JPH11261139A (ja) * 1998-03-12 1999-09-24 Sumitomo Electric Ind Ltd レーザ用曲率可変鏡
JP2001230478A (ja) * 2000-02-15 2001-08-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 紫外レーザ発振器
JP2001339115A (ja) * 2000-05-30 2001-12-07 Komatsu Ltd レーザ装置
JP2002252401A (ja) * 2001-02-22 2002-09-06 Oyokoden Lab Co Ltd レーザ装置
WO2004009282A1 (en) * 2002-07-23 2004-01-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Laser processing method and laser processing apparatus using ultra-short pulse laser
JP2004288996A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Topcon Corp 固体レーザ装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009145107A1 (ja) * 2008-05-29 2009-12-03 浜松ホトニクス株式会社 レーザ光源
JP2009289991A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Hamamatsu Photonics Kk レーザ光源
US8295321B2 (en) 2008-05-29 2012-10-23 Hamamatsu Photonics K.K. Laser light source
JP7362082B2 (ja) 2018-07-23 2023-10-17 ユニバーシティ オブ メリーランド, カレッジ パーク レーザキャビティ繰返率チューニングおよび高帯域幅安定化

Also Published As

Publication number Publication date
US20060182154A1 (en) 2006-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006196638A (ja) パルスレーザーのレーザー発振制御方法およびパルスレーザーシステム
US10495943B2 (en) Multi-channel phase-capable acousto-optic modulator (AOM) including beam stabilizer and related methods
JP5376707B2 (ja) レーザアニール装置
US7991037B2 (en) Multi-beam laser apparatus
US10509245B2 (en) Multi-channel laser system including an acousto-optic modulator (AOM) with beam stabilizer and related methods
US20180299745A1 (en) Multi-channel laser system including an acousto-optic modulator (aom) with atom trap and related methods
KR20040058055A (ko) 다중빔 레이저 구멍뚫기 가공장치
JP2011110591A (ja) レーザ加工装置
JPS59140420A (ja) 半導体レ−ザ−を用いた光源装置
JP2000042779A (ja) レーザ加工装置
JP6817027B2 (ja) レーザ加工装置
TW201728967A (zh) 偏振器配置、極紫外線輻射產生裝置及用於雷射光束之線性偏振之方法
WO2012090520A1 (ja) レーザ加工装置およびレーザ加工方法
TW201702762A (zh) 圖案描繪裝置及圖案描繪方法
US11515681B2 (en) Laser module and laser system including the same
US20210260691A1 (en) Optical device and method for providing two offset laser beams
US10725287B2 (en) Image rotation compensation for multiple beam material processing
TW201617684A (zh) 光學裝置、處理裝置及物品製造方法
JP4290698B2 (ja) 誘導ブリルアン散乱位相共役鏡を有する増幅器で位相を自己制御する装置及び方法
WO2018211691A1 (ja) レーザ加工装置
US11878367B2 (en) Optical device and article manufacturing method
JPH11267873A (ja) レーザ光の走査光学系及びレーザ加工装置
JPH07120220A (ja) 移動体の直進精度測定装置
EP3576231B1 (en) Laser device
JP2006196645A (ja) パルスレーザーのレーザー発振制御方法およびパルスレーザーシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101019

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20101021

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20101021

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110301