JP2006174120A - 情報提供装置および携帯端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】刻々と変化する情報を余計な労力を要することなくリアルタイムに提供することができ、装置導入コストを抑制し、利用者に対して情報の取得を促進させる効果が高く、しかも、複数色の光源が混在する環境での可視光通信を積極的に行うことができる情報提供装置および携帯端末を提供する。
【解決手段】複数の異なる所定情報を利用者に提供するための情報提供装置10であって、前記各所定情報に対応した互いに異なる色で可視発光するとともに、該可視光により前記各所定情報を光送信する照明通信ユニット14(1)〜14(n)と、前記異なる色の可視光を選択的に受光し、前記選択した可視光から前記各所定情報を抽出し、抽出した前記各所定情報を再生する移動端末16と備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報提供装置および携帯端末、例えば、販売者が商品情報等の所定情報を利用者に提供するための情報提供装置および携帯端末に関する。
従来、百貨店やスーパー等の商品売場において、利用者への商品情報(例えば、価格、在庫数、特売情報、タイムサービス情報、新製品入荷情報等)の提供は、値札や張り紙等の紙媒体、あるいは館内放送等の音声媒体により行われていた。
紙媒体の場合、商品情報が変わる度にそれを作り直し、所定の売り場まで交換に出向く必要があり、販売者あるいは店員は、かなりの労力を強いられていた。中には商品情報があまりにも頻繁に変わるため、紙媒体の準備が追いつかず、情報提供を断念するケースもあった。
一方、音声媒体は、即時性が高いので刻々と変化する商品情報に臨機応変に対応することができる。しかしながら、館内アナウンス自体が店舗の雰囲気にそぐわない場合があり(例えば、高級ブランド品売場等)、積極的な採用がためらわれていた。
そこで、商品情報を管理する店側サーバと無線(例えば、電波や赤外線)により接続されるとともに、ディスプレイ画面を備えた端末装置を利用者に付与し、前記無線を介して店側サーバから送信された商品情報を前記ディスプレイ画面に表示させるようにした情報提供装置が知られている。この装置によれば、刻々と変化する商品情報をリアルタイムに利用者に提供することができるとともに、派手な館内アナウンスも不要となるから店舗の雰囲気を害することもない。
しかしながら、前述した電波や赤外線によって情報を提供する装置は、それを新規に導入する際、店内の既存設備(例えば、照明設備)をほとんど流用することができない。従って、導入コストが高いものとなってしまう課題があった。
また、電波や赤外線の場合、利用者がその通信範囲内にいれば通信は可能であって店側サーバから所望の情報を取得することはできる。ところが、これらの無線媒体は目に見えないため、利用者の情報取得意欲をさほど刺激せず、情報取得促進効果(商品売場の場合は、販売促進効果に直結する)が思うほどに向上しないという課題があった。
そこで、前述した電波や赤外線等の無線媒体が持つ欠点を克服する技術として、その照射場所(通信範囲)を視認することができる光、すなわち、人の目に感じる波長の電磁波である可視光を用いて情報をやりとする可視光通信技術を挙げることができる。この可視光通信技術の一例として、特許文献1に開示された技術を挙げることができる。
この特許文献1に開示された技術は、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)等の人の目に感じる波長の電磁波である可視光を発生する光源で構成される所定の道路標識に視覚的情報、例えば、「右折禁止」を表示するとともに、該道路標識が発する可視光を利用して前記視覚的情報の付随情報、例えば、「右折禁止です」という音声情報を運転者に提供するものである。
すなわち、特許文献1に開示された技術によれば、既存設備である道路標識を送信機として流用することができる。従って、装置導入コストを抑えることができる。さらに、利用者(この場合は、運転者)は、音声情報を送信する場所を道路標識の発光そのもので認識することができるので、情報を取得しようとする意欲が高まり、情報報知効果(交通システムの場合は、交通安全効果となる)を向上させることができる。
特開2002−202741号公報(段落[0068]、[0077]、図5、図8)
ところで、上記した百貨店やスーパー等の商品売場には、当然のことながら売場や特定の商品を照明するための照明が数多く設置されている。これらの照明は、売場内の演出等を考慮して、1色に限らず、複数色で構成される場合がある。そして、このような複数色の照明を利用して可視光通信が行われる可能性がある。
しかしながら、前述した特許文献1には、前述したような複数色のLEDが混在する環境で可視光通信を行うことについての積極的な記載がない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、刻々と変化する情報を余計な労力を要することなくリアルタイムに提供することができ、装置導入コストを抑制し、利用者に対して情報の取得を促進させる効果が高く、しかも、複数色の光源が混在する環境での可視光通信を積極的に行うことができる情報提供装置および携帯端末を提供することを目的とする。
本発明の第1の情報提供装置は、複数の異なる所定情報を利用者に提供するための情報提供装置であって、
前記各所定情報に対応した互いに異なる色で可視発光するとともに、該可視光により前記各所定情報を光送信する照明通信ユニットと、
前記異なる色の可視光を選択的に受光し、前記選択した可視光から前記各所定情報を抽出し、抽出した前記各所定情報を再生する携帯端末と、
を備える。
この場合、前記照明通信ユニットは、互いに異なる色の光を出力する複数のLEDの内の少なくとも1色以上のLEDから構成されるLED部を有し、前記各LEDの内の少なくとも1色以上のLEDを発光させ、発光させた各LEDの内の少なくとも1色以上のLEDを所定の周波数で点滅させることにより、前記各所定情報を可視光信号として送信する構成であってもよい。
また、前記LED部を赤色LED、緑色LED、青色LEDで構成し、前記照明通信ユニットが、前記3色のLEDの内のいずれか1色のLEDを発光させ、あるいは、3色全てのLEDを発光させることにより、前記LED部を赤色、緑色、青色、白色の内のいずれか1色で発光させるようにしてもよい。
また、前記LED部を赤色LED、緑色LED、青色LEDの内のいずれか1色のLEDで構成してもよい。
また、前記LED部を赤色LED、緑色LED、青色LED、白色LEDの内のいずれか1色のLEDで構成してもよい。
この場合、前記白色LEDは、青色LEDと赤緑2波長蛍光体を組み合わせた構成や、紫外線LEDと赤緑青3波長蛍光体を組み合わせた構成とすることができる。
さらに、前記LED部を赤色LED、緑色LED、青色LEDの内の少なくとも2色以上のLEDで構成し、前記照明通信ユニットが、該構成した各LEDの発光量の比率を任意に異ならせて発光させることにより、前記LED部を前記所定情報毎に異なる色で発光させてもよい。
また、前記携帯端末は、前記各所定情報に対応した互いに異なる色の可視光を各々透過させる複数の色フィルタと、前記色フィルタ毎に設けられ、透過した各光の量に応じた電気信号を得る光電変換素子と、前記得られた各電気信号から前記所定情報を抽出する情報抽出部と、抽出した前記所定情報を再生する情報再生手段とを有してもよい。
また、前記携帯端末は、前記各所定情報に対応した互いに異なる色の可視光を各々透過させる複数の色フィルタと、前記各色フィルタの内から所望の色フィルタを選択する色フィルタ選択部と、前記選択された色フィルタを透過した光の量に応じた電気信号を得る光電変換素子と、前記得られた電気信号から前記所定情報を抽出する情報抽出部と、抽出した前記所定情報を再生する情報再生手段とを有してもよい。
上記の場合、前記複数の色フィルタを、赤、緑、青の各色フィルタで構成することができる。
前記情報再生手段は、視覚的情報を表示するディスプレイ装置であってもよく、また、音声情報を出力するスピーカ装置であってもよい。
さらに、前記携帯端末を、荷物を運搬するためのカートに取り付けてもよく、また、前記携帯端末を携帯電話とすることもできる。
前記複数の異なる所定情報を格納するとともに、格納した前記各所定情報を前記照明通信ユニットに供給する情報管理サーバを新たに設けてもよい。
この場合、前記情報管理サーバに格納された前記各所定情報を更新する情報更新端末を設けてもよい。
本発明の第2の情報提供装置は、利用者および店員の位置情報を管理する情報管理サーバと、
異なる位置に設置され、前記各位置に対応して互いに異なる色で可視発光するとともに、該可視光により前記各位置情報を光送信する複数の照明通信ユニットと、
前記利用者に携帯されるとともに、前記異なる色の可視光を選択的に受光し、前記選択した可視光から前記位置情報を取得する利用者端末と、
前記店員に携帯されるとともに、前記異なる色の可視光を選択的に受光し、前記選択した可視光から前記位置情報を取得する店員端末と、
を備え、前記情報管理サーバと前記利用者端末と前記店員端末とがネットワークにより接続され、前記利用者端末および前記店員端末は、前記各照明通信ユニットと可視光通信することにより取得した位置情報を前記ネットワークにより前記情報管理サーバに送信する。
この場合、前記情報管理サーバは、前記利用者端末から取得した位置情報を、前記ネットワークにより前記店員端末に送信するようにしてもよい。
さらに、前記情報管理サーバは、前記利用者端末から取得した位置情報を、この位置の近くにいる店員の前記店員者端末に送信するようにしてもよい。
また、前記利用者端末および店員端末と前記情報管理サーバとを無線ネットワークにより接続する構成であってもよい。
本発明の携帯端末は、複数の異なる所定情報に対応した互いに異なる色の可視光を選択的に受光し、前記選択した可視光から前記各所定情報を抽出し、抽出した前記各所定情報を再生する。
この場合、前記携帯端末は、前記各所定情報に対応した互いに異なる色の可視光を各々透過させる複数の色フィルタと、前記色フィルタ毎に設けられ、透過した各光の量に応じた電気信号を得る光電変換素子と、前記得られた各電気信号から前記所定情報を抽出する情報抽出部と、抽出した前記所定情報を再生する情報再生手段とを有してもよい。
また、前記携帯端末は、前記各所定情報に対応した互いに異なる色の可視光を各々透過させる複数の色フィルタと、前記各色フィルタの内から所望の色フィルタを選択する色フィルタ選択部と、前記選択された色フィルタを透過した光の量に応じた電気信号を得る光電変換素子と、前記得られた電気信号から前記所定情報を抽出する情報抽出部と、抽出した前記所定情報を再生する情報再生手段とを有してもよい。
上記の場合、前記複数の色フィルタを赤、緑、青の各色フィルタで構成することができる。
尚、前記情報再生手段は、視覚的情報を表示するディスプレイ装置であってもよく、また、音声情報を出力するスピーカ装置であってもよい。
本発明の情報提供装置は、所定の情報を、照射範囲、すなわち情報取得範囲が一目で分かる可視光を用いた可視光通信により提供している。従って、利用者は、その発光を目にすることで、情報取得意欲を刺激される可能性がある。すなわち、電波や赤外線などの目に見えない通信媒体を採用する情報提供装置に比して、情報取得を促進させる効果が高い。
また、本発明の情報提供装置は、可視光源である照明通信ユニットを所定情報毎に異なる色で発光させている。従って、利用者は、情報の種類を発光色の違いによって容易に区別することができる。すなわち、情報を取得しようとする意欲がより一層増す可能性がある。
しかも、通信用の光源は、情報提供場所、例えば、売場や通路を照らすための既存の照明設備を使用することができる。従って、既存の設備を流用することがほとんどできない電波や赤外線等の通信媒体を採用する情報提供装置に比して導入コストを抑えることが可能となる。
また、本発明の携帯端末は、異なる色の可視光を選択的に受光し、この受光した可視光から前記各所定情報を抽出している。すなわち、本発明によれば、複数色の光源が混在する場合であっても、共通の携帯端末で、発光色の違いに依存することなく確実に可視光信号を受信することができる。
しかも、前記携帯端末は、抽出した前記所定情報を再生する構成となっている。従って、本発明の情報提供装置を、例えば、スーパーや百貨店等の商業施設に導入した場合、派手な館内アナウンスや面倒な値札の張り替え作業を省き、刻々と変化する情報を利用者にリアルタイムに提供することができる。
本発明の最良の実施の形態について図面を参照して以下詳細に説明する。尚、以下の説明では、百貨店やスーパー等の商品売場において、商品に関する情報、例えば、価格、在庫数、特売情報、タイムサービス情報、新製品入荷情報等を、来店した利用者に提供するために用いられる情報提供装置を一例として挙げる。
本発明の第1の実施形態に係わる情報提供装置10は、図1に示すように、情報管理サーバ12と、複数の照明通信ユニット14(1)〜14(n)と、移動端末16(携帯端末)と、情報更新端末18とを基本的に備える。この場合、情報管理サーバ12と照明通信ユニット14(1)〜14(n)と情報更新端末18とが有線ネットワーク20により接続されている。
情報管理サーバ12は、CPU(Central Processing Unit)と、記憶装置と、ネットワークインターフェースとを基本的に備えるコンピュータやワークステーション等の情報処理装置であって、情報更新端末18から各種情報を受信し、利用者に提供すべき情報を照明通信ユニット14(1)〜14(n)に送信する等して情報提供装置10全体を制御する。
また、情報管理サーバ12は、図示しない記憶部を有し、該記憶部には、図2に示すように、照明通信ユニット情報DB(データベース)30が構築され、この照明通信ユニット情報DB30は前記CPUによってランダムにアクセスされる。
ここで、照明通信ユニット情報DB30について説明する。照明通信ユニット情報DB30は、照明通信ユニット14(1)〜14(n)毎に各々設けられた複数の情報データ群からなる。前記情報データ群は、発光色情報データ32と、位置情報データ34と、商品情報データ36とで構成される。
発光色情報データ32には、照明通信ユニット14(1)〜14(n)を構成する後述のLED部40のどの色のLEDを発光させるか等を決定する情報データが格納される。
位置情報データ34には、各照明通信ユニット14(1)〜14(n)固有の位置を示す情報データが格納される。通常、各照明通信ユニット14(1)〜14(n)には互いに異なる固有の位置情報が与えられる。
商品情報データ36には、照明通信ユニット14(1)〜14(n)毎に異なる商品情報データ(例えば、価格、在庫数、特売情報、タイムサービス情報、新製品入荷情報等のデータ)が格納される。
なお、発光色情報データ32に格納される発光色情報は、商品情報データ36に格納される商品情報に対応して設定される。すなわち、照明通信ユニット14(1)〜14(n)毎に異なる発光色が設定される。
情報管理サーバ12の前記CPUは、所定のタイミングで照明通信ユニット情報DB30にアクセスし、所定のデータ(発光色情報データ32、位置情報データ34、商品情報データ36)を読み出し、読み出したデータを対応する照明通信ユニット14(1)〜14(n)に有線ネットワーク20を介して送信する。
照明通信ユニット14(1)〜14(n)は、図3に示すように、各売場の天井等に所定間隔L以上離間して所定数設置され、利用者によって携帯された移動端末16との間で可視光通信を行う。この場合、所定間隔Lは、照明通信ユニット14(1)〜14(n)から放射される可視光同士が干渉しないための最低限の距離である。但し、可視光の照射領域同士は、必ずしも完全に分離している必要はない。図3において、例えば、利用者の膝より下では照射領域が多少重複しているが、これでも問題はない。これは、移動端末16は、通常、利用者の手に携帯されるものであるから、膝より下で可視光通信を行うケースは極めて希であるという理由に基づくものである。
照明通信ユニット14(1)〜14(n)は、図4に示すように、LED部40と、データ受信部42と、転送データ作成部44と、LED駆動制御部46とを備えて基本的に構成される。
LED部40は、赤色LED50と、緑色LED52と、青色LED54とからなる組を少なくとも1組以上備えて構成される。尚、図4では、赤色、緑色、青色各色LED50、52、54が各々一個の場合を示す。
データ受信部42は、図2に示す自己に関連する情報データ(発光色情報データ32、位置情報データ34、商品情報データ36)を情報管理サーバ12から受信し、発光色情報データ32をLED駆動制御部46に送信し、位置情報データ34と商品情報データ36とを転送データ作成部44に送信する。
転送データ作成部44は、受信した位置情報データ34および商品情報データ36に転送制御用データ(転送開始データ、転送終了データ、転送容量データ、誤り検出データ等)を付加して転送データ(位置情報データ34+商品情報データ36+転送制御用データ)を作成する。作成した転送データをシリアルデータに変換しLED駆動制御部46に送信する。
LED駆動制御部46は、データ受信部42から受信した発光色情報データ32に基づいて各色LED50、52、54の内の少なくとも1色以上のLEDに電流を供給して発光させる発光回路と、発光させた各色LED50、52、54の内の少なくとも1色以上のLEDを、前記シリアルデータに基づいて所定の周波数、例えば、数KHz〜数MHz、すなわち、人がLEDの点滅を視認できないような周波数で高速点滅させるスイッチング回路とから構成される。
尚、データ受信部42は、情報管理サーバ12から受信した前述の情報データを図示しない記憶部に格納し、格納した情報データを所定間隔で繰り返し読み出し、読み出した情報データを転送データ作成部44およびLED駆動制御部46に所定間隔で繰り返し送信している。すなわち、照明通信ユニット14(1)〜14(n)は、所定の間隔でサイクリックに可視光送信を行っている。これは、照明通信ユニット14(1)〜14(n)と移動端末16との通信が一方向通信であることによる問題を回避するための措置である。すなわち、移動端末16側でデータ化け等の送信エラーを検出したとしても、移動端末16が照明通信ユニット14(1)〜14(n)に対してデータ再送を要求することができないから、データをサイクリックに送信することで、再送要求ができない不備を補い、データ受信の確実性を担保している。
移動端末16は、図3に示すように、利用者によって携帯され、各売場の天井等の所定位置に設けられた照明通信ユニット14(1)〜14(n)との間で可視光通信を行う。
移動端末16は、図5に示すように、制御部60と、操作部62と、スピーカ部64(情報再生手段)と、表示部66(情報再生手段)と、受光部70とから基本的に構成される。
制御部60は、CPU等の演算デバイスを有し移動端末16全体を制御する。
操作部62は、電源/終了キーや、各種設定の入力および変更を行うためのマルチダイヤルキー、テンキー、ポインティングデバイス等の入力手段を備える。操作部62は、これらの入力手段の押下結果を示す信号を制御部60に出力する。
スピーカ部64は、制御部60の指令に基づき、声、音楽、ボタン確認音等の音声情報を出力する。
表示部66は、LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)等の表示デバイスであり、制御部60の指令に基づいて、文字、図形あるいは画像等の視覚的情報を表示する。
受光部70は、図5に示すように、可視光を受光する受光レンズ78と、受光した可視光から赤、緑、青各波長帯域の光を各々透過させる赤、緑、青の各色フィルタ80、82、84と、各色フィルタ80、82、84に各々対応して設けられ、透過した各光の量に応じた電気信号を得るフォト・ダイオード86、88、90(光電変換素子)と、各電気信号から各種情報(照明通信ユニット14(1)〜14(n)の位置情報や商品情報)を抽出する情報抽出部92とから構成される。
情報抽出部92は、各フォト・ダイオード86、88、90によって光電変換された各電気信号の電圧と、各種の転送制御用データ(転送開始データ、転送終了データ、転送容量データ、誤り検出データ)とを監視することにより、確実に受信できた情報だけを抽出する。すなわち、LEDの照射範囲の外や限界近傍で可視光通信をしたことによる光量不足や、予定外の外光の侵入等による光同士の干渉等によるデータ欠落やデータ化けを起こした不確実な情報を無視し、確実な情報のみを抽出する。
情報抽出部92で抽出された前記各種情報は、制御部60の制御によってスピーカ部64や表示部66等の情報再生手段により再生され、利用者に報知される。
再び図1において、情報更新端末18は、CPUと、記憶装置と、データ入力部(キーボード、バーコードリーダ、ICタグリーダ等)と、ネットワークインターフェースとを基本的に備えるコンピュータ等の情報処理装置である。情報更新端末18は、商品に関する情報(価格、在庫数、特売情報、タイムサービス情報、新製品入荷情報等)を、店員等によって更新される度に、あるいは定期的に、有線ネットワーク20を介して情報管理サーバ12に送信する。情報管理サーバ12は、受信した更新情報を、記憶部に構築された照明通信ユニット情報DB30に反映させる。
本発明の第1の実施形態に係わる情報提供装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、この情報提供装置10の動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。
先ず、店員等の操作により情報更新端末18における商品情報が更新される(ステップS1)。情報更新端末18は、更新された商品情報を、有線ネットワーク20を介して情報管理サーバ12に送信する(ステップS2)。
情報管理サーバ12は、送信された商品情報を受信(ステップS3)し、該商品情報を自らの記憶部に構築された照明通信ユニット情報DB30にフィードバックし、情報を更新する(ステップS4)。
ここで、具体的には、4つの照明通信ユニット14(1)〜14(4)が、図3に示すような日用品売場に設置されたものとする。そして、照明通信ユニット情報DB30には、図7に示すような諸情報が設定されているものとする。
日用品売場における位置W1に配置された照明通信ユニット14(1)は、商品情報としての「特売情報」を示す赤色で発光する。この場合、赤色LED50のみが発光する。位置W2に配置された照明通信ユニット14(2)は、「タイムサービス情報」を示す緑色で発光する、この場合、緑色LED52のみが発光する。位置W3に配置された照明通信ユニット14(3)は、「在庫数情報」を示す青色で発光する。この場合、青色LED54のみが発光する。そして、位置W4に配置された照明通信ユニット14(4)は、「新製品入荷情報」を示す白色で発光する。この場合、赤、緑、青すべてのLED50、52、54が発光する。
情報管理サーバ12は、照明通信ユニット情報DB30に格納された情報データ(発光色情報データ32、位置情報データ34、商品情報データ36)を読み出し、該読み出した情報データを照明通信ユニット14(1)〜14(4)に送信する(ステップS5)。
各照明通信ユニット14(1)〜14(4)の各データ受信部42は、自己に関する情報データを受信し、前記記憶部(不図示)に一旦格納する(ステップS6)。その後、データ受信部42は、所定のタイミング(例えば、情報管理サーバ12から可視光通信開始を示すコマンドを受信したタイミング)から格納した情報データを所定間隔で読み出し、該読み出した発光色情報データ32をLED駆動制御部46に、位置情報データ34および商品情報データ36を転送データ作成部44に各々所定間隔で繰り返し送信する。
転送データ作成部44は、受信した位置情報データ34および商品情報データ36に転送制御用データ(転送開始データ、転送終了データ、転送容量データ、誤り検出データ等)を付加して転送データ(位置情報データ34+商品情報データ36+転送制御用データ)を作成する。作成した転送データをシリアルデータに変換しLED駆動制御部46に送信する。
LED駆動制御部46は、データ受信部42から受信した発光色情報データ32に基づいて各色LED50、52、54の内の少なくとも1色以上のLEDに電流を供給して発光させ、発光させた各色LED50、52、54の内の少なくとも1色以上のLEDを、前記シリアルデータに基づいて数KHz〜数MHzの周波数で高速点滅させることにより、位置情報データ34と商品情報データ36とを可視光送信する(ステップS7)。
例えば、照明通信ユニット14(1)の場合は、赤色LED50のみが発光し、さらに、これが高速点滅することで位置情報「W1」と商品情報「特売情報」とを可視光送信する。また、照明通信ユニット14(4)の場合は、赤色LED50、緑色LED52、青色LED54全てのLEDが発光することで白色の可視光を発生し、さらに、例えば、赤色LED50のみが高速点滅することで、位置情報「W4」と商品情報「新製品入荷情報」とを可視光送信する。
尚、全ての照明通信ユニット14(1)〜14(4)が所定周期でサイクリックに可視光送信を行う。
ここで、移動端末16を携帯した利用者が、例えば、図3に示すように、日用品売場における「特売情報」を取得するべく日用品売場の位置W1に設置された照明通信ユニット14(1)の照射範囲内に入ったとする。
すると、照明通信ユニット14(1)から発せられた赤色の可視光は、移動端末16によって受信される(ステップS8)。
具体的には、受光レンズ78により受光された赤色の可視光は、赤色フィルタ80、緑色フィルタ82および青色フィルタ84に入射する。この場合、緑色フィルタ82および青色フィルタ84に入射した赤色の可視光はその波長帯域がカットされ、しかも他の色の波長成分は元々含まれていないので、フォト・ダイオード88および90の出力は低い値を示す。一方、赤色フィルタ80に入射した赤色の可視光はそのまま透過するとともに、他の波長帯域の光はカットされるので、フォト・ダイオード86の出力は、所定の電圧値を有し、しかも位置情報「W1」および商品情報「特売情報」を含む前記シリアルデータに基づくパルスを含んでいる。
情報抽出部92は、低い値を示す緑色および青色波長帯域の信号成分を無視し、赤色波長帯域の前記信号成分における転送制御用データ(転送開始データ、転送終了データ、転送容量データ、誤り検出データ等)をチェックする。前記転送制御用データのチェックに問題が無ければ、確実な情報を受信したと見なしこれを抽出し(ステップS9)、抽出した情報を表示部66に表示する(ステップS10)。従って、利用者は、日用品売場における「特売情報」を取得することができる。
なお、転送制御用データのチェックにおいて問題が発生した場合、情報抽出部92は該データを破棄し、次回に可視光送信されるデータを同様にチェックする。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態に係わる情報提供装置10は、商品情報を、照射範囲すなわち情報取得範囲が一目で分かる可視光を用いた可視光通信により提供している。従って、利用者は、その発光を目にすることで、商品情報を取得する意欲が刺激される可能性がある。すなわち、電波や赤外線などの目に見えない通信媒体を採用する情報提供装置に比して、情報取得を促進させる効果が高く、結果として販売促進に繋がり好適である。
また、情報提供装置10は、可視光源である照明通信ユニット14(1)〜14(n)を情報毎に異なる色で発光させている。従って、利用者は、情報の種類を発光色の違いによって容易に区別することができる。すなわち、情報を取得しようとする意欲がより一層増す可能性がある。
しかも、通信用の光源LED部40は、本来は売場や通路を照らすために用いられていた照明設備をそのまま使用することができる。従って、既存の設備を流用することがほとんどできない電波や赤外線等の通信媒体を採用する情報提供装置に比して導入コストを抑えることが可能となる。
また、移動端末16は、異なる色の可視光を選択的に受光し、この受光した可視光から情報を抽出している。すなわち、情報提供装置10によれば、複数色の光源が混在する場合であっても、共通の移動端末16で、発光色の違いに依存することなく確実に可視光信号を受信することができる。
しかも、移動端末16は、抽出した情報を表示部66やスピーカ部64等の情報再生手段で再現するようにしている。従って、派手な館内アナウンスや面倒な値札の張り替え作業を省き、刻々と変化する情報を利用者にリアルタイムに提供することができる。
ところで、図5に示す移動端末16は、この構成に限定されることはなく、例えば、図8に示す移動端末100の構成とすることもできる。尚、図8において、図5に示すのと同様の構成要素には、図5と同一の参照符号を付し、その説明は省略する。
移動端末100と移動端末16との差異は、受光部70にある。移動端末16が、色フィルタ80、82、84毎にフォト・ダイオード86、88、90を各々設けているのに対して、移動端末100は、フォト・ダイオード102を共通にし、色フィルタ選択部104によって所望の色フィルタ80、82、84を選択するようにしている。この構成の場合、色の自動選択はできず、可視光通信を行う以前に利用者が色フィルタ選択部104を操作して所望の色フィルタを予め選択しておかなければならない。しかしながら一方で、この構成は、フォト・ダイオードおよびその周辺回路を削減することができ、回路コスト、回路規模、消費電力等を低減させるメリットを有する。
また、上記では、図4に示すように、照明通信ユニット14(1)〜14(n)のLED部40を、赤色LED50、緑色LED52、青色LED54各1つずつからなる組を1組備える構成としたが、この構成に限定されるものではない。例えば、図9に示すように、前記組を複数備える構成とすることもできる。
また、各LED部40を、図10に示すように、赤色LED50、緑色LED52、青色LED54の内のいずれか1色のLEDで構成するようにしてもよい。
また、上記の例では、赤色LED、緑色LED、青色LEDを同時に発光させることにより白色を発生させていたが、最初から白色を発光するLEDを使用することもできる。そして、この白色LEDと前記三原色(赤色、緑色、青色)LEDとを組み合わせて、あるいは各々単独で使用することもできる。
最初から白色を発光するLEDとしては、青色LEDと赤緑2波長蛍光体を組み合わせた構成の白色LEDや、紫外線LEDと赤緑青3波長蛍光体を組み合わせた構成の白色LED等を挙げることができる。
さらに、各LED部40を赤色LED50、緑色LED52、青色LED54の内の少なくとも2色以上のLEDで構成し、照明通信ユニット14(1)〜14(n)が、該構成した各LEDの発光量の比率を任意に異ならせることにより、LED部40を三原色以外の中間色で且つ商品情報毎に互いに異なる色で発光させる構成とすることもできる。
また、最初から中間色を発光するLED(例えば、橙色LED、黄緑色LED等)を採用することもできる。その場合、該中間色の波長帯域の光を透過させる色フィルタを移動端末16側に設ければよい。さらに、この中間色LEDと、前記三原色LEDと、前記白色LEDとを組み合わせて、あるいは各々単独で使用することもできる。
また、上記の例では、図3に示すように、移動端末16を利用者が携帯する場合を例に挙げたが、例えば、図11に示すように、移動端末16を利用者が商品を運搬するためのカート110の所定位置に取り付けるようにしてもよい。このようにすることにより、利用者は手が自由となり、買い物に集中できる効果を奏する。
また、前述した移動端末16は、必ずしも専用端末である必要はなく、少なくとも、受光部70の機能(異なる色の可視光を選択的に受光し、この受光した可視光から所定の情報を抽出することができる機能)と、表示部66の機能(視覚的情報を表示する機能)またはスピーカ部64の機能(音声情報を出力する機能)を有した汎用端末、例えば、カメラと、ディスプレイおよび/またはスピーカとを備えた携帯電話、PHS、PDA(Personal Digital Assistance)等の携帯情報端末であってもよい。
また、図7に示す照明通信ユニット情報DB30を構成する商品情報データ36の内、例えば、「特売情報」を、図12に示すように、報知する重要度が高い主情報と比較的に低い副情報とに細分化し、さらに、例えば、主情報のアピール度を70%、副情報のアピール度を30%に各々設定する。そして、この「特売情報」を可視光通信により受信した移動端末16は、前記アピール度に比例した表示比率で、主情報と副情報とを表示部66に表示するようにしてもよい。図5(または図8)に示す移動端末16(または移動端末100)の制御部60は、主情報と副情報のアピール度を判定し、図13に示すように、主情報と副情報とを各々のアピール度に応じた表示面積比率で表示部66に表示する。
さらに、上記の場合、情報更新端末18からの更新情報(在庫数および入荷予定数)に対応させて、主情報と副情報とのアピール比率を変更するようにしてもよい。例えば、情報更新端末18からの更新情報により、主情報に示す製品が、在庫および入荷予定数に比して予想外の売れ行きであることが判明した場合、主情報と副情報とのアピール比率を、例えば、4:6に変更し、これを移動端末16の表示部66に表示させることにより(図14参照)、主情報の報知効果を低下させ、主情報製品の売れ行きを抑制させることができる。
尚、表示比率を異ならせて表示する方法としては、前述の表示面積を異ならせる方法以外に、主情報と副情報との間で、例えば、文字数や字の太さを異ならせる方法でもよいし、あるいは、文字色、文字フォント、文字太さ、アンダーラインの有無等で異ならせる方法であってもよい。
また、上記の例では、商品情報を主情報と副情報の2つに分けているが、3つ以上に分けてもよい。
さらに、商品情報を音声情報としてスピーカ部64から出力する場合、主情報と副情報とのアピール度を音の大小で差をつけるようにしてもよい。
図15には、本発明の第2の実施形態に係わる情報提供装置200の概略構成を示す。情報提供装置200と、図1に示す第1の実施形態の情報提供装置10との差異は、情報管理サーバ12と移動端末16とが無線ネットワーク202によって接続された点と、店員によって携帯される店員端末204が新たに追加された点にある。尚、図15において、図1に示すのと同様の構成要素には、図1と同一の参照符号を付し、その説明は省略する。
店員端末204の構成は、図5(あるいは図8)に示す移動端末16の構成と同様である。すなわち、受光部70を有し、照明通信ユニット14(1)〜14(n)から可視光通信された情報を表示部66あるいはスピーカ部64で再生することができる。また、図15から諒解されるように、店員端末204は無線ネットワーク202を介して情報管理サーバ12と接続される。
また、この場合、情報管理サーバ12の記憶部には、図16に示すように、店員端末204を携帯した店員の位置を管理する店員位置管理DB300が構築されている。店員位置管理DB300は、店員端末204毎に固有の端末ID302と、その端末の現在位置を示す端末位置情報304とから構成される。
本発明の第2の実施形態に係わる情報提供装置200は、以上のように構成されるものであり、次に、この情報提供装置200の動作について、図3に示す日用品売場を例に挙げて以下説明する。
日常品売場を担当する店員により携帯された店員端末204は、所定の時間間隔で照明通信ユニット14(1)〜14(4)と可視光通信を行う。店員端末204は、照明通信ユニット14(1)〜14(4)から取得した位置情報W1〜W4(すなわち、店員の現在位置)に店員端末204自体に記憶されている端末ID302を付加して、無線ネットワーク202により情報管理サーバ12に送信する。
位置情報W1〜W4と端末ID302とからなる情報を受信した情報管理サーバ12は、この情報を店員毎の情報として店員位置管理DB300にフィードバックし、店員の現在位置を常に管理する。例えば、図16に示す店員位置管理DB300は、あるタイミングにおいて、端末ID=1の店員端末204を携帯する店員が位置W3に設置された照明通信ユニット14(3)付近におり、端末ID=2の店員端末204を携帯する店員が位置W4に設置された通信照明ユニット14(4)付近にいることを示す。
一方、利用者によって携帯される移動端末16は、所定の時間間隔で照明通信ユニット14(1)〜14(n)と可視光通信を行う。移動端末16は、可視光通信によって得られた位置情報W1〜W4の変化を時間と関連付けて監視し、その変化パターンが、所定の変化パターン(図3において、例えば、W1→W2→W1→W2→W1のように、位置W1かW2で利用者が何かを探していると判断できる行動パターンを意味する)に合致するか否かを判定する。変化パターンが所定の変化パターンに合致したならば、移動端末16は、無線ネットワーク202を介して、位置情報(上記の例では、W1あるいはW2)を情報管理サーバ12に転送する。
情報管理サーバ12は、店員位置管理DB300の端末位置情報304にアクセスし、利用者が迷っている位置W1またはW2に最も近い店員端末204を探し出す。この場合、図16から諒解されるように、位置W1またはW2に最も近い位置、すなわち位置W3にいる端末ID=1の店員端末204が選択される。情報管理サーバ12は、位置W3にいる店員端末204に対して、直行すべき位置情報、すなわち位置W1、W2を無線ネットワーク202により送信する。直行すべき位置W1またはW2を受信した店員端末204は、自己の表示部66にその位置情報を表示する。その表示を見た店員は、該位置に急行し、迷っている利用者をサポートする。
すなわち、以上説明した本発明の第2の実施形態に係わる情報提供装置200によれば、移動端末16および店員端末204と売場の至るところに設置されている照明通信ユニット14(1)〜14(n)との間の可視光通信を逐次行うことにより、容易にその位置を特定することができる。従って、店員が店員端末204の操作部62を操作してその位置情報を入力する方法等に比して明らかに効率的である。
また、照明通信ユニット14(1)〜14(n)は、無線ネットワーク202を構成するアクセスポイントよりも圧倒的に数が多く、通常、各照明ユニット14(1)〜14(n)毎に異なる位置情報が付与されている。従って、可視光通信により位置を特定する方法は、無線ネットワーク202により位置を特定する方法(すなわち、アクセスポイント毎の位置情報で特定する方法)に比してより細分化された位置情報を得ることができる。従って、利用者および店員の位置をより正確に把握することができ、迅速な対応をすることができる等サービスの向上に繋がる。
本発明の第1の実施形態に係わる情報提供装置の概略構成図である。 図1に示す情報管理サーバに構築される照明通信ユニット情報データベースのデータ構造を説明するフォーマット図である。 図1に示す照明通信ユニットと移動端末との配置関係を説明するための所定売場の概略正面図である。 照明通信ユニットの概略構成図である。 移動端末の概略構成図である。 本発明の第1の実施形態に係わる情報提供装置の動作を説明するためのフローチャートである。 照明通信ユニット情報データベースの具体的設定例である。 図5に示す移動端末と異なる構成の移動端末の概略構成図である。 赤色LED、緑色LEDおよび青色LEDからなる組を複数備えたLED部の構成を説明するLEDの接続図である。 各照明通信ユニットを赤色LED、緑色LED、青色LEDの内のいずれか1色のLEDで構成した情報提供装置の概略構成図である。 移動端末を所定位置に取り付けた状態の荷物運搬カートを示す。 特売情報を主情報と副情報とに細分化した状態を示すフォーマット図である。 主情報と副情報のアピール比率が7:3の場合の移動端末側の表示部の表示例である。 主情報と副情報のアピール比率が4:6の場合の移動端末側の表示部の表示例である。 本発明の第2の実施形態に係わる情報提供装置の概略構成図である。 情報管理サーバに構築される店員位置管理データベースのデータ構造を説明するフォーマット図である。
符号の説明
10、200 情報提供装置
12 情報管理サーバ
14(1)〜14(n) 照明通信ユニット
16 移動端末
18 情報更新端末
20 有線ネットワーク
40 LED部
42 データ受信部
44 転送データ作成部
46 LED駆動制御部
50 赤色LED
52 緑色LED
54 青色LED
64 スピーカ部
66 表示部
70 受光部
80 赤色フィルタ
82 緑色フィルタ
84 青色フィルタ
86、88、90、102 フォト・ダイオード
92 情報抽出部
104 色フィルタ選択部
110 カート
202 無線ネットワーク
204 店員端末

Claims (27)

  1. 複数の異なる所定情報を利用者に提供するための情報提供装置であって、
    前記各所定情報に対応した互いに異なる色で可視発光するとともに、該可視光により前記各所定情報を光送信する照明通信ユニットと、
    前記異なる色の可視光を選択的に受光し、前記選択した可視光から前記各所定情報を抽出し、抽出した前記各所定情報を再生する携帯端末と、
    を備えることを特徴とする情報提供装置。
  2. 前記照明通信ユニットは、互いに異なる色の光を出力する複数のLEDの内の少なくとも1色以上のLEDから構成されるLED部を有し、前記各LEDの内の少なくとも1色以上のLEDを発光させ、発光させた各LEDの内の少なくとも1色以上のLEDを所定の周波数で点滅させることにより、前記各所定情報を可視光信号として送信することを特徴とする請求項1記載の情報提供装置。
  3. 前記LED部を赤色LED、緑色LED、青色LEDで構成し、前記照明通信ユニットが、前記3色のLEDの内のいずれか1色のLEDを発光させ、あるいは、3色全てのLEDを発光させることにより、前記LED部を赤色、緑色、青色、白色の内のいずれか1色で発光させることを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
  4. 前記LED部を赤色LED、緑色LED、青色LEDの内のいずれか1色のLEDで構成したことを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
  5. 前記LED部を赤色LED、緑色LED、青色LED、白色LEDの内のいずれか1色のLEDで構成したことを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
  6. 前記白色LEDは、青色LEDと赤緑2波長蛍光体を組み合わせた構成であることを特徴とする請求項5記載の情報提供装置。
  7. 前記白色LEDは、紫外線LEDと赤緑青3波長蛍光体を組み合わせた構成であることを特徴とする請求項5記載の情報提供装置。
  8. 前記LED部を赤色LED、緑色LED、青色LEDの内の少なくとも2色以上のLEDで構成し、前記照明通信ユニットが、該構成した各LEDの発光量の比率を任意に異ならせて発光させることにより、前記LED部を前記所定情報毎に異なる色で発光させることを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
  9. 前記携帯端末は、前記各所定情報に対応した互いに異なる色の可視光を各々透過させる複数の色フィルタと、前記色フィルタ毎に設けられ、透過した各光の量に応じた電気信号を得る光電変換素子と、前記得られた各電気信号から前記所定情報を抽出する情報抽出部と、抽出した前記所定情報を再生する情報再生手段とを有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  10. 前記携帯端末は、前記各所定情報に対応した互いに異なる色の可視光を各々透過させる複数の色フィルタと、前記各色フィルタの内から所望の色フィルタを選択する色フィルタ選択部と、前記選択された色フィルタを透過した光の量に応じた電気信号を得る光電変換素子と、前記得られた電気信号から前記所定情報を抽出する情報抽出部と、抽出した前記所定情報を再生する情報再生手段とを有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  11. 前記複数の色フィルタを赤、緑、青の各色フィルタで構成することを特徴とする請求項9または10記載の情報提供装置。
  12. 前記情報再生手段は、視覚的情報を表示するディスプレイ装置であることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  13. 前記情報再生手段は、音声情報を出力するスピーカ装置であることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  14. 前記携帯端末を、荷物を運搬するためのカートに取り付けることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  15. 前記携帯端末は、携帯電話であることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  16. 前記複数の異なる所定情報を格納するとともに、格納した前記各所定情報を前記照明通信ユニットに供給する情報管理サーバを設けたことを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  17. 前記情報管理サーバに格納された前記各所定情報を更新する情報更新端末を設けたことを特徴とする請求項16記載の情報提供装置。
  18. 利用者および店員の位置情報を管理する情報管理サーバと、
    異なる位置に設置され、前記各位置に対応して互いに異なる色で可視発光するとともに、該可視光により前記各位置情報を光送信する複数の照明通信ユニットと、
    前記利用者に携帯されるとともに、前記異なる色の可視光を選択的に受光し、前記選択した可視光から前記位置情報を取得する利用者端末と、
    前記店員に携帯されるとともに、前記異なる色の可視光を選択的に受光し、前記選択した可視光から前記位置情報を取得する店員端末と、
    を備え、前記情報管理サーバと前記利用者端末と前記店員端末とがネットワークにより接続され、前記利用者端末および前記店員端末は、前記各照明通信ユニットと可視光通信することにより取得した前記位置情報を前記ネットワークにより前記情報管理サーバに送信することを特徴とする情報提供装置。
  19. 前記情報管理サーバは、前記利用者端末から取得した位置情報を、前記ネットワークにより前記店員端末に送信することを特徴とする請求項18記載の情報提供装置。
  20. 前記情報管理サーバは、前記利用者端末から取得した位置情報を、この位置の近くにいる店員の前記店員端末に送信することを特徴とする請求項19記載の情報提供装置。
  21. 前記利用者端末および店員端末と前記情報管理サーバとが無線ネットワークにより接続されることを特徴とする請求項18〜20のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  22. 複数の異なる所定情報に対応した互いに異なる色の可視光を選択的に受光し、前記選択した可視光から前記各所定情報を抽出し、抽出した前記各所定情報を再生することを特徴とする携帯端末。
  23. 前記携帯端末は、前記各所定情報に対応した互いに異なる色の可視光を各々透過させる複数の色フィルタと、前記色フィルタ毎に設けられ、透過した各光の量に応じた電気信号を得る光電変換素子と、前記得られた各電気信号から前記所定情報を抽出する情報抽出部と、抽出した前記所定情報を再生する情報再生手段とを有することを特徴とする請求項22記載の携帯端末。
  24. 前記携帯端末は、前記各所定情報に対応した互いに異なる色の可視光を各々透過させる複数の色フィルタと、前記各色フィルタの内から所望の色フィルタを選択する色フィルタ選択部と、前記選択された色フィルタを透過した光の量に応じた電気信号を得る光電変換素子と、前記得られた電気信号から前記所定情報を抽出する情報抽出部と、抽出した前記所定情報を再生する情報再生手段とを有することを特徴とする請求項22記載の携帯端末。
  25. 前記複数の色フィルタを赤、緑、青の各色フィルタで構成することを特徴とする請求項23または24記載の携帯端末。
  26. 前記情報再生手段は、視覚的情報を表示するディスプレイ装置であることを特徴とする請求項23〜25のいずれか1項に記載の携帯端末。
  27. 前記情報再生手段は、音声情報を出力するスピーカ装置であることを特徴とする請求項23〜25のいずれか1項に記載の携帯端末。
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