JP2006075373A - 携帯型泡立て装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被泡立て物を撹拌して泡立て可能な携帯型泡立て装置を提供すること。
【解決手段】 容器等内で飲食物および嗜好品等を撹拌と泡立てを行なう携帯型泡立て装置において、多数の突起を回転体の軸線周りにランダムあるいは歯車状もしくはスパイラル状に有する撹拌用の回転子1とし、この回転子1の一部は通気孔1mを有している。カバーケースは、その筒状内に突出箇所を設け、回転子との間で狭帯域を形成する。飲食物の種類に対応して、キャップケースとカバーケース等は着脱、選び換えて使用できる携帯型の装置とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、容器に入れた液体や粉末粒子等を混合、撹拌、さらに泡立てるのに有用な携帯型泡立て装置で、飲食物や抹茶、コーヒー、ヨーグルト、酒等の嗜好品等に使用できる浸漬タイプの小形・軽量の携帯型泡立て装置に関する。
泡立て器としては、たとえば茶筅があり、お茶を点てる場合、茶筅を撹拌体として小刻みに振動させることで、粉末粒子状の抹茶を衝撃作用により細かく砕いて溶かし込み適度に泡を立てている。ところで茶筅は、構造的に他の飲食物への転用は殆どなく、また、茶筅の穂先は折損し易いし、茶渋等によって汚れ易く、十分な管理と慎重な取り扱いを要求され、消耗品としての一面がある。
一方、メカニック的なものとしては、たとえば特許文献1に記載されている手持ち型ブレンダーがある。この構成は、駆動モーターの駆動力を受けて回転する回転軸先端の回転子で被泡立て物を撹拌して泡立てするものである。
この特許文献1のように、回転子が剥き出しである場合、回転する回転子によって被泡立て物が飛ばされて飛散することがある。また、被泡立て物が抹茶等の粉末であるものでは、お湯の温度や水質により、小さな塊やだまになり易く、適度な泡を立てにくいという問題がある。
さらに、このように回転子が剥き出しであるものは、被泡立て物が入る容器を回転子そのもので傷つけてしまうことがある。
特表2001−500774公報
解決しようとする課題は、第1には、溶液状の被泡立て物を撹拌して泡立て可能な携帯型泡立て装置を、第2には、さらに、撹拌、泡立て中における被泡立て物の飛散を抑制し、撹拌能力が高く、効率的に泡立て可能な携帯型泡立て装置を、第3には、さらに、被泡立て物の種類に応じて手早く泡立て可能な携帯型泡立て装置を提供することにある。
本発明は前記した課題を達成するため、以下の構成にしたことを特徴とする。
1.容器等内で飲食物および嗜好品等を撹拌と泡立てを行なう携帯型泡立て装置において、多数の突起を回転軸線周りにランダムあるいは歯車状もしくはスパイラル状に有する撹拌用の回転子とし、この回転子の一部に通気孔を有していることを特徴とする。
回転子は、外周面部に多数の突起を同心円状に有している一枚の歯車からなる一段歯車状部を有する態様、それぞれ外周面部に多数の突起を同心円状に有している複数の歯車からなる多段歯車状部を有する態様、胴部外周面部に多数の突起を同心円状および/またはスパイラル状に形成した歯車状部を有する態様のいずれであってもよいし、また、これらの各歯車状部の適宜組み合わせからなる態様のものでもよい。この突起は、独立した突起であってもよいし、連続した突起すなわち突条でもよい。また、突起は、回転子が多段歯車状である場合、各段の突起が軸線方向に沿い連続した突条を呈する態様もあり、この態様のものも含まれる。さらに、突起は下向きあるいは横向きもしくは斜め下向きであってもよい。突起の先端は、先鋭状あるいは先丸状もしくは截頭状でもよく、たとえば回転子が歯車状である場合、その歯先を先鋭状あるいは先丸状もしくは截頭状のいずれにしてもよい。
かかる回転子は、高速回転(手動あるいは自動)することで、被泡立て物に旋回乱流を発生させて、被泡立て物を粉砕、撹拌、混合、泡立てして放射状に拡散し得るものであればよい。また、撹拌効率のアップのため、被泡立て物を汲み上げ可能な働きを兼ね備えた態様のものであることが望ましい。そのため、回転子は、当該回転子下側に汲み上げ体を同軸線上に備えている態様であってもよい。この汲み上げ体は、プロペラあるいはスクリュー軸もしくはこれらに類した他のもの等であり、被泡立て物を上位の回転子に向けて汲み上げるのに適したものであればよい。これにより、被泡立て物が回転子に向けて強制的に送られることになるので、積極的に撹拌が行なわれ、撹拌能力が高く、効率的に泡立てされることになる。
また、回転子の一部に設けられた上下に貫通状の通気孔は、被泡立て物の撹拌・泡立て中に、この通気孔を経て空気が回転子下側に通り抜け、撹拌されている被泡立て物中に入り込むことで、泡立てが促進されるようにしてある。これにより、回転子を回転させて被泡立て物に浸漬することで、被泡立て物に旋回乱流を発生させられると共に、強制的に気泡が被泡立て物中に送り込まれることになるので、被泡立て物は効率良く泡立てされる。
2.前記した1において、吸い込み口と吐き出し口を有するカバーケースは、溶液の飛散を防止すると共に、その筒状内に突出箇所を設け、回転子との間で狭帯域を形成することを特徴とする。
カバーケースは、内部に回転子が収まり、溶液の飛散を防止する形態のものであればよい。そして、筒状体内の突出箇所は単数であってもよいし、複数であってもよく、この突出箇所と回転子との間で狭帯域を形成する限り制限はない。この狭帯域では気泡が溶液中に混入されることになる。さらに、その小さな気泡を含んだ溶液は狭帯域を通過する過程で流速と圧力の変化を受け乱流となり、気泡はより微細なものになる。回転子による旋回乱流の発生は、筒状体内面における羽状あるいは突起状等の突出箇所すなわち乱流促進部によって、旋回乱流の発生が促進されることになる。この乱流促進部は、なくともよいが、あれば泡立て効率がさらにアップすることになる。また、突出箇所はカバーケース外に微細な気泡を含んだ溶液を放出する案内板としての役目を持つように例えば羽状に形成してもよい。
3.前記した1または2において、キャップケース内に回転子を回転可能な駆動部を収め、このキャップケースに、用途によりカバーケースを選び換えて着脱使用可能にしてあることを特徴とする。
そのため、かかる携帯型泡立て装置では、外部電源あるいは内蔵した電池や蓄電池等の電源と連絡するモーターを有しているキャップケースと、当該キャップケースの下側のカバーケースからなり、カバーケースは、筒状体内の飛散防止兼泡立て空間部に回転子をモーターの駆動軸と着脱可能に接続させて回転可能に備え、且つ、筒状体に、吸い込み口部と、この吸い込み口部に前記飛散防止兼泡立て空間部を経て連通状の吐き出し口部を開口形成してある態様にするのが望ましい。
飛散防止兼泡立て空間部を経て連通状に形成される吸い込み口部と吐き出し口部は、ともに筒状体の側面部に形成してもよいし、吸い込み口部を筒状体下端に、吐き出し口部を筒状体側面部に形成するようにしてもよい。筒状体は円筒状あるいは角筒状もしくはこれらに類する形態のいずれであってもよい。吸い込み口部および吐き出し口部は単数であってもよいし、複数であってもよく、この口の形状に制限はない。被泡立て物に浸漬される回転子は撥水性部材をコーティングして形成してもよいし、撥水性部材そのもので形成してもよく、この点、同じように被泡立て物に浸漬される筒状体についても同様である。
これにより、吸い込み口部から飛散防止兼泡立て空間部に吸い込まれた被泡立て物は、同空間部内における回転子の回転によって作り出されている旋回乱流および回転子の突起で撹拌されて泡立てられることになる。
そして、かかる撹拌、泡立てが飛散防止兼泡立て空間部において行なわれるので、撹拌時に生じる飛沫は筒状体内面に衝突して阻止され、一部の飛沫が吐き出し口部から吐出されることになり、被泡立て物の飛散が抑制されることになる。また、回転子が筒状体の飛散防止兼泡立て空間部内に位置していることにより、カバーケース下端を容器に接触させた状態で泡立て操作しても、容器は傷つけられず、泡立てされることになる。
さらに、回転子が着脱可能であるから、泡立て物の種類に応じた回転子にすることで、効率良く撹拌して泡立てされることになる。また、だまができやすい抹茶等の微細粉末状の被泡立て物である場合においても、効率良く泡立てされることになる。
4.前記した3において、飛散防止兼泡立て空間部の入口としての吸い込み口部を筒状体における軸線方向の下端に開口し、飛散防止兼泡立て空間部の出口としての吐き出し口部を筒状体側面部に内部の回転子と対向させて開口し、この飛散防止兼泡立て空間部内において、回転する回転子により吸い込み口部から吸い込みした被泡立て物を粉砕、撹拌、混合、泡立てした後に、当該被泡立て物を吐き出し口部から吐出可能に形成してある態様にするのが望ましい。
吸い込み口部は、筒状体下端部を全開して形成してもよいし、下端部の一部を開いて形成してもよく、また、網目のスクリーン状に形成してもよい。吐き出し口部は、横長孔状あるいは縦長孔状もしくは網目のスクリーン状のいずれに形成してもよい。
これにより、被泡立て物は、下端の吸い込み口部から飛散防止兼泡立て空間部内に吸い込まれて粉砕、撹拌、混合、泡立てされた後に、同空間部内から筒状体側面の上方の吐き出し口部を通り抜けて吐出される。したがって、被泡立て物が入った容器にカバーケースを立てた状態で浸漬した場合、被泡立て物の泡立てルートは下方から上方へ移動して撹拌されて泡立てられた後に水平方向に放射状に拡散するという所謂一方通行の流れになり、効率良く泡立てされることになる。
5.前記した3または4において、カバーケースとキャップケースを分離可能に接続し、モーターの駆動軸に対する回転子の接続関係を着脱・交換可能な接続関係にしてある態様にするのが望ましい。
カバーケースとキャップケースの分離可能な接続関係は、嵌め合いあるいは螺子込みもしくはその他の公知の着脱可能な接続関係であればよい。同様に、駆動軸と回転子の着脱・交換可能な接続関係についても、嵌め合いあるいは螺子込みもしくはその他の公知の着脱可能な接続関係であれば全て含まれる。
これにより、さらに、カバーケースとキャップケースが分離可能な接続関係で、しかも、駆動軸と回転子が着脱・交換可能な接続関係であるため、キャップケースを分離して回転子が露出した状態あるいは駆動軸から回転子を外した状態にすることで、点検や洗浄あるいは消毒等を迅速に行なえることになる。
A.請求項1により、突起を有する回転子を回転させて被泡立て物に浸漬することで、被泡立て物に旋回乱流を発生させることができ、被泡立て物を撹拌して泡立てることができる。
そして、この被泡立て物の撹拌・泡立て中に、回転子の一部に設けられた通気孔を経て空気が回転子下側に通り抜け、撹拌されている被泡立て物中に入り込むことで、泡立てが促進される。
これにより、回転子を回転させて被泡立て物に浸漬することで、被泡立て物に旋回乱流を発生させられると共に、強制的に気泡を被泡立て物中に送り込むことができるので、被泡立て物を効率良く泡立てすることができ、だまができやすい抹茶等の微細粉末状の被泡立て物である場合においても、効率良く泡立てすることができる。
B.請求項2により、さらに、吸い込み口部からカバーケース内に吸い込まれた被泡立て物は、同ケース内における突出箇所と回転子との間の狭帯域を通過する過程で繰り返し強制的に撹拌されるため、撹拌効率および泡立て効率が高い。
そして、かかる撹拌、泡立てをカバーケース内において行なうので、撹拌時に生じる飛沫は筒状ケース内面に衝突して阻止されるため、被泡立て物の飛散を抑制できる。また、回転子が筒状ケース内に位置していることにより、カバーケース下端を容器に接触させた状態で泡立て操作しても、容器を傷つけずに泡立てすることができる。
C.請求項3により、さらに、駆動部の駆動力を受けて回転する回転子で被泡立て物を手早く泡立てすることができる。
さらに、カバーケースが着脱可能であるから、泡立て物の種類や容器の大きさに応じたカバーケースに選び換えることで、効率良く撹拌して泡立てすることができる。
図1には本発明の携帯型泡立て装置における回転子の実施の1形態を例示している。
図1の(A)に示す回転子1は、下位のスクリュー軸1aと、中位の上下の平歯車1cと、上位の歯車1eからなり、3者一体に回転するように同軸上に備えてある。この下位のスクリュー軸1aは螺旋溝1bを有し、回転することで被泡立て物を強制的に汲み上げ可能に形成してある。中位にある上下の同形の平歯車1cは横向き突部1dをそれぞれ有し、回転することで先に汲み上げられた被泡立て物に旋回乱流を発生させ且つ被泡立て物がだまにならぬように粉砕し泡立て飛散可能に形成してある。上位の歯車1eは下向き突部1fを有し、被泡立て物に旋回乱流を発生させ且つ被泡立て物がだまにならぬように粉砕し泡立て飛散可能に形成してある。
そして、上位の歯車1eおよび中位の上下の平歯車1cにはそれぞれ通気孔1mを上下に貫通状に開口してあり、この通気孔1mを通り強制的に気泡が被泡立て物中に送り込まれて、被泡立て物が効率良く泡立てされるように形成してある。
図1の(B)に示す回転子1は、下位のスクリュー1gと、上位の上中下の平歯車1cからなり、2者一体に回転するように同軸上に備えてある。この下位のスクリュー1gは、回転することで被泡立て物を強制的に汲み上げ可能に形成してある。上位にある上中下の大小中の平歯車1cは横向き突部1dをそれぞれ有し、回転することで先に汲み上げられた被泡立て物に旋回乱流を発生させ且つ被泡立て物がだまにならぬように粉砕し泡立て飛散可能に形成してある。
そして、上位の上下の平歯車1cにはそれぞれ通気孔1mを上下に貫通状に開口してあり、この通気孔1mを通り強制的に気泡が被泡立て物中に送り込まれて、被泡立て物が効率良く泡立てされるように形成してある。
図1の(C)に示す回転子1は、下位の歯車1eと、上位の上中下の平歯車1cからなり、2者一体に回転するように同軸上に備えてある。この下位の歯車1eは下向き突部1fを有し、回転することで被泡立て物に旋回乱流を発生させ且つ被泡立て物がだまにならぬように粉砕し泡立て飛散可能に形成してある。上位にある上中下の大小大の平歯車1cは横向き突部1dをそれぞれ有し、回転することで被泡立て物に旋回乱流を発生させ且つ被泡立て物がだまにならぬように粉砕し泡立て飛散可能に形成してある。この態様のものでは、下位の歯車1eと上位の平歯車1cが旋回乱流を発生させて被泡立て物を飛散することにより、下方から被泡立て物が汲み上げられることになる。
そして、上位の上下の平歯車1cにはそれぞれ通気孔1mを上下に貫通状に開口してあり、この通気孔1mを通り強制的に気泡が被泡立て物中に送り込まれて、被泡立て物が効率良く泡立てされるように形成してある。
図1の(D)に示す回転子1は、輪郭を下端が先鋭状の半紡錘形状に形成してあり、下位のスパイラル軸1hと中位の胴軸1jと上位の平歯車1cが3者一体に回転するように同軸上に備えてある。この下位のスパイラル軸1hは螺旋状の突条1iを有し、回転することで被泡立て物を強制的に汲み上げ可能に形成してある。
中位の胴軸1jは突起部1kを螺旋軌道上に等間隔状に配設して有し、回転することで先に汲み上げられた被泡立て物をさらに汲み上げると共に、被泡立て物に旋回乱流を発生させ且つ被泡立て物がだまにならぬように粉砕し泡立て飛散可能に形成してある。上位の平歯車1cは横向き突部1dを有し、回転することで先に汲み上げられた被泡立て物に旋回乱流を発生させ且つ被泡立て物がだまにならぬように粉砕し泡立て飛散可能に形成してある。
そして、上位の歯車1cおよび中位の胴軸1jには通気孔1mを上下に貫通状に開口してあり、この通気孔1mを通り強制的に気泡が被泡立て物中に送り込まれて、被泡立て物が効率良く泡立てされるように形成してある。
図2〜図3には本発明の携帯型泡立て装置における実施の1形態を例示しており、回転子として図1の(A)の回転子1を組み付けている。この携帯型泡立て装置2は、バッテリー4およびこのバッテリー4と連絡したモーター5並びに調速回路16等からなる駆動部20を有しているキャップケース3と、当該キャップケース3の下側に脱着可能に接続されているカバーケース7とで構成してある。
キャップケース3は、上端が閉じられて下端が開口している略円筒状に形成して持ちやすいようにしてあると共に、持った状態で側面のスイッチ6をONすることによりモーター5が回転して撹拌・泡立て運転し、OFFにすることでモーター5が停止するように制御可能にしてある。また、キャップケース3にはジャック15を備え、このジャック15に電源プラグ17を差し込み、スイッチ6をON、OFFすることによっても、モーター5の運転を制御可能にしてある。モーター5の駆動軸5a部分にはグリス等の防水材18をオイルシール等の防水パッキング19で封入することで、浸水がないようにしてある。
そして、キャップケース3における軸線方向の下端の被嵌合部3aにはカバーケース7上端の嵌合部7aを脱着可能に嵌合して接続してある。
カバーケース7は、筒状体8上端の開口を嵌合部7aとして形成してあり、この筒状体8内の飛散防止兼泡立て空間部9には回転子1をモーター5の駆動軸5aとジョイント11を経て接続させて回転可能に備えてある。
そして、飛散防止兼泡立て空間部9の入口としての吸い込み口部12を筒状体8における軸線方向の下端に開口し、飛散防止兼泡立て空間部9の出口としての吐き出し口部13を筒状体8の側面部8aに内部の回転子1と対向させて開口し、この飛散防止兼泡立て空間部9内において、回転する回転子1により吸い込み口部12から吸い込みした被泡立て物を粉砕、撹拌、混合、泡立てした後に、当該被泡立て物を吐き出し口部13から吐出可能に形成してある。
飛散防止兼泡立て空間部9は、筒状体8内における下端の吸い込み口部12と上位の吐き出し口部13との間に形成してあり、下端の吸い込み口部12から筒状体8内に吸い込まれた被泡立て物が同空間部9を上方に移動途中に撹拌され泡立てられた後に、同空間部9上位の吐き出し口部13から外部へ吐出されるようにしてある。
この飛散防止兼泡立て空間部9における回転子1は、下位のスクリュー軸1aと、中位の上下の平歯車1cと、上位の歯車1eからなり、3者一体に回転するように同軸上に備えてある。また、回転子1はジョイント11に着脱可能に接続して駆動軸5aと一体回転するようにしてある。
吸い込み口部12は筒状体8下端を軸線方向と直交する水平方向に沿うように整えることによって円状に形成してあり、この吸い込み口部12の口縁を座部14として倒立し得るようにしてある。吐き出し口部13は筒状体8の側面部8a上位に縦長孔状に開口してある。そして、吐き出し口部13は、飛散防止兼泡立て空間部9内の回転子1における下位のスクリュー軸1aを除いた中位の上下の平歯車1cおよび上位の歯車1eと内外に対向するように配設してあり、飛散される被泡立て物の飛沫の一部が通過し得るように形成してある。
図4には本発明の携帯型泡立て装置における実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図2の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。回転子には図1の(B)の回転子1を一部変更したものを組み付けている。
回転子1は、下位のスクリュー1gと、上位の上中下の平歯車1cからなり、2者一体に回転するように同軸上に備えてある。下位のスクリュー1gは、回転することで吸い込み口部12から被泡立て物を飛散防止兼泡立て空間部9に吸い込み可能に形成してある。上位にある上中下の大小の平歯車1cは横向き突部1dを有し、回転することで飛散防止兼泡立て空間部9に旋回乱流を発生させ且つ被泡立て物がだまにならぬように粉砕し泡立て飛散可能に形成してある。
吸い込み口部12は有底状の筒状体8における側面部8a下位に開口してあり、底部を座部14として倒立し得るようにしてある。吐き出し口部13は筒状体8の側面部8a上位に縦長孔状に開口してある。そして、側面部8aに等間隔状に周設した吐き出し口部13は、飛散防止兼泡立て空間部9内の回転子1における下位のスクリュー1gを除いた上位の上中下の平歯車1cと内外に対向するように配設してあり、飛散される被泡立て物の飛沫の一部が通過し得るように形成してある。
図5には本発明の携帯型泡立て装置における実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図2の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。回転子には図1の(B)の回転子1を一部変更したものを組み付けている。
回転子1は、下位のスクリュー1gと、上位の上中下の平歯車1cからなり、2者一体に回転するように同軸上に備えてある。下位のスクリュー1gは、回転することで吸い込み口部12から被泡立て物を飛散防止兼泡立て空間部9に吸い込み可能に形成してある。上位にある上中下の大小の平歯車1cは横向き突部1dを有し、回転することで飛散防止兼泡立て空間部9に旋回乱流を発生させ且つ被泡立て物がだまにならぬように粉砕し泡立て飛散可能に形成してある。
カバーケース7は、側面部8aにおける飛散防止兼泡立て空間部9内の回転子1と対向する下側部分8bをメッシュ状に形成してあり、この態様のものでは、下側部分8bにおける下位が吸い込み口部12として、上位が吐き出し口部13として、それぞれ働くことになる。
図6および図7には本発明の携帯型泡立て装置における実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図2の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
カバーケース7における筒状体8は、側面部8a内面に羽状の乱流促進部8dを突設してある。この乱流促進部8dは、吐き出し口部13に沿うように配設してあり、この乱流促進部8dと平歯車1cとの間で狭帯域21を形成することで、旋回乱流の一部にさらに乱流を強制的に生じさせることにより旋回乱流の発生を補助している。かかる乱流促進部8dは、単数あるいは複数のいずれであってもよい。
また、回転子1における平歯車1cには上下に貫通する通気孔1mを開孔してあり、被泡立て物の撹拌・泡立て中に、この通気孔1mを経て空気が平歯車1c下側に通り抜け、撹拌されている被泡立て物中に入り込み、泡立てが促進されるようにしてある。
前記した図2〜図6における回転子1は、図1の(A)〜(D)のいずれにすることも自由であり制限はない。また、図示していないが、キャップケース部3およびカバーケース7を細長いデザイン形状に成形することで、口径が小さい容器あるいは深い容器に対応可能にすることも自由である。さらに、側面部8aにおける縦長状開口を、下位が吸い込み口部12として、上位が吐き出し口部13として、それぞれ働くように形成してもよい。
(A)〜(D)はそれぞれ本発明の携帯型泡立て装置における回転子の実施の1形態を例示している各部分正面図。 本発明の携帯型泡立て装置における実施の1形態を例示している縦断側面図。 正面図。 本発明の携帯型泡立て装置における実施の他の1形態を例示している部分拡大正面図。 本発明の携帯型泡立て装置における実施の他の1形態を例示している部分拡大正面図。 本発明の携帯型泡立て装置における実施の他の1形態を例示している部分拡大横断面図。 カバーケースの斜視図。
符号の説明
1 回転子
1a スクリュー軸
1b 螺旋溝
1c 平歯車
1d 横向き突部
1e 歯車
1f 下向き突部
1g スクリュー
1h スパイラル軸
1i 突条
1J 胴軸
1k 突起部
1m 通気孔
2 携帯型泡立て装置
3 キャップケース
3a 被嵌合部
4 電池
5 モーター
5a 駆動軸
6 スイッチ
7 カバーケース
7a 嵌合部
8 筒状体
8a 側面部
8b 下側部分
8c 縦長状開口部
8d 乱流促進部(突出箇所)
9 飛散防止兼泡立て空間部
11 ジョイント
12 吸い込み口部
13 吐き出し口部
14 座部
15 ジャック
16 調速器
17 電源プラグ
18 防水材
19 防水パッキング
20 駆動部
21 狭帯域

Claims (3)

  1. 容器等内で飲食物および嗜好品等を撹拌と泡立てを行なう携帯型泡立て装置において、
    多数の突起を回転体の軸線周りにランダムあるいは歯車状もしくはスパイラル状に有する撹拌用の回転子とし、
    この回転子の一部は通気孔を有していることを特徴とする携帯型泡立て装置。
  2. 吸い込み口と吐き出し口を有するカバーケースは、溶液の飛散を防止すると共に、その筒状内に突出箇所を設け、回転子との間で狭帯域を形成することを特徴とする請求項1記載の携帯型泡立て装置。
  3. キャップケース内に回転子を回転可能な駆動部を収め、このキャップケースに、用途によりカバーケースを選び換えて着脱使用できる特徴を持つ請求項1または2記載の携帯型泡立て装置。
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