JP2006053735A - ネットワーク機器およびこれに用いるプログラム並びにこの制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ネットワーク機器の処理内容のカスタマイズをより容易に行なえるようにする。
【解決手段】 プリントサーバ20において、処理ルールが設定されたXML文書としての処理ルール設定ファイルをファイルサーバ60からダウンロードし、ダウンロードした処理ルール設定ファイルをXMLパーサ31を用いて解析すると共に解析結果(DOMツリー)をRAM23に保存し、この解析結果に基づいて受信した印刷データをRAM23上にスプールするスプール処理を実行する。したがって、ユーザは、所望の処理ルールを記述した処理ルール設定ファイルを用意することによりプリントサーバ20の処理内容をより容易にカスタマイズすることができる。さらに、XML文書における要素を階層構造を用いて記述することにより処理ルールを設定するから、処理内容のカスタマイズをより柔軟に行なうことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワーク機器およびこれに用いるプログラム並びにこの制御方法に関し、詳しくは、ネットワークに接続可能なネットワーク機器およびこれに用いるプログラム並びにこの制御方法に関する。
従来、この種のネットワーク機器としては、ファクシミリなどの通信装置において各種設定内容などの内部情報を出力する際に、予め定められた書式設定情報に基づくレイアウトで出力するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、書式設定情報を変更することにより、内部情報を出力する際のレイアウトを変更することができるようになっている。
特開2004−145490号公報
しかしながら、上述の通信装置では、内部情報を出力する際のレイアウトを比較的容易に変更することができるものの、その他の処理内容のカスタマイズには対応していない。こうした処理内容のカスタマイズを実現する手法として、処理内容を制御するパラメータを専用画面を介して設定する手法なども考えられるが、この場合、画面レイアウト上の制約などによりカスタマイズ可能な処理内容が限られてしまう傾向にある。
本発明のネットワーク機器およびこれに用いるプログラム並びにこの制御方法は、ネットワーク機器の処理内容のカスタマイズをより容易に行なえるようにすることを目的の一つとする。また、本発明のネットワーク機器およびこれに用いるプログラム並びにこの制御方法は、ネットワーク機器の処理内容のカスタマイズをより柔軟に行なえるようにすることを目的の一つとする。
本発明のネットワーク機器およびこれに用いるプログラム並びにこの制御方法は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明のネットワーク機器は、
ネットワークに接続可能なネットワーク機器であって、
情報を記憶する情報記憶手段と、
条件を定める条件要素と処理内容を定める処理内容要素とを用いて前記ネットワーク機器の処理ルールが設定された構造化文書を取得する文書取得手段と、
該取得した構造化文書を解析すると共に該解析結果を前記情報記憶手段に記憶させる文書解析手段と、
前記情報記憶手段に記憶されている解析結果に基づいて前記処理ルールに従うよう前記ネットワーク機器の動作を制御する動作制御手段と、
を備えることを要旨とする。
このネットワーク機器では、条件要素と処理内容要素とを用いて処理ルールが設定された構造化文書を解析し、この解析結果に基づいて、構造化文書に設定された処理ルールに従うようにネットワーク機器の動作を制御する。したがって、構造化文書に設定された処理ルールに応じてネットワーク機器の動作を制御することができる。この結果、ユーザは、所望の処理ルールを設定した構造化文書を用意することによりネットワーク機器の処理内容をより容易にカスタマイズすることができる。また、条件要素と処理内容要素とを用いて処理ルールを設定するから、専用画面を用いて設定する場合などと比較してより柔軟に処理内容をカスタマイズすることができる。ここで「構造化文書」としては、所定のマークアップ言語(例えば、XML(eXtensible Markup Language)など)を用いて記述されてなるものなどを挙げることができる。
こうした本発明のネットワーク機器において、前記構造化文書は前記条件要素と前記処理内容要素とを木構造を用いて記述することにより前記ネットワーク機器の処理ルールが設定されてなり、前記動作制御手段は親方向の全ての条件要素の条件が成立する処理内容要素の処理内容を実行するよう前記ネットワーク機器の動作を制御する手段であるものとすることもできる。この態様の本発明のネットワーク機器において、前記動作制御手段は、前記処理内容要素の前記構造化文書における記述順序に基づく順序に従って該処理内容要素の処理内容を実行するよう前記ネットワーク機器の動作を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、条件要素と処理内容要素とを木構造を用いて記述することにより、複雑な条件を設定したり処理内容の実行順序を設定したりすることができる。
また、本発明のネットワーク機器において、前記文書取得手段は、前記ネットワークに接続されたコンピュータに記憶されている構造化文書を該コンピュータから所定のタイミングで取得する手段であるものとすることもできる。こうすれば、ネットワークに接続されたコンピュータから構造化文書を取得することができる。この結果、複数のネットワーク機器で構造化文書を共有することができる。ここで「所定のタイミング」としては、ネットワーク機器の電源が投入されたタイミングや所定の時刻(例えば、毎日2時)などを挙げることができる。
さらに、本発明のネットワーク機器において、前記ネットワーク機器は前記ネットワークに接続されたクライアント端末からの要求に伴って動作する機器であり、前記構造化文書は前記条件要素の一つとして前記クライアント端末に関する識別情報が所定の識別情報であるときに成立する条件を定める条件要素を用いて前記処理ルールが設定されてなるものとすることもできる。こうすれば、クライアント端末に関する識別情報が所定の識別情報であることを条件の一つとして処理ルールを設定することができる。ここで「クライアント端末に関する識別情報」には、クライアント端末のコンピュータ名やIPアドレス,MACアドレス,ログインユーザ名など、クライアント端末やユーザを識別する各種の情報が含まれる。
こうした本発明のネットワーク機器において、前記ネットワーク機器は前記ネットワークに接続されたクライアント端末からの要求に伴って動作する機器であり、前記構造化文書は前記条件要素の一つとして前記クライアント端末のネットワーク識別情報が所定のネットワーク識別情報であるときに成立する条件を定める条件要素を用いて前記処理ルールが設定されてなるものとすることもできる。こうすれば、クライアント端末のネットワーク識別情報が所定のネットワーク識別情報であることを条件の一つとして処理ルールを設定することができる。ここで「ネットワーク識別情報」としては、IPアドレスにおけるネットワークアドレスやドメイン名などを挙げることができ、「所定のネットワーク識別情報」としては、ネットワーク機器のネットワーク識別情報などを挙げることができる。
また、本発明のネットワーク機器において、前記構造化文書は、前記処理内容要素の一つとして前記ネットワーク機器の動作を禁止する処理内容を定める処理内容要素を用いて前記処理ルールが設定されてなるものとすることもできる。こうすれば、ネットワーク機器の動作を禁止することを処理内容の一つとして処理ルールを設定することができる。なお、「ネットワーク機器の動作を禁止する処理」には、エラー処理が含まれる。
さらに、本発明のネットワーク機器において、前記ネットワーク機器は、前記ネットワークに接続されたクライアント端末から受信した印刷データの印刷を通信可能な所定のプリンタへ指示するプリントサーバであるものとすることもできる。こうすれば、本発明をプリントサーバに適用することができる。
この態様の本発明のネットワーク機器において、前記構造化文書は、前記処理内容要素の一つとして前記印刷データに含まれるプリンタ制御コードを更新する処理内容を定める処理内容要素を用いて前記処理ルールが設定されてなるものとすることもできる。こうすれば、印刷データに含まれるプリンタ制御コードの更新を処理内容の一つとして処理ルールを設定することができる。ここで「プリンタ制御コードの更新」には、プリンタ制御コードの追加や削除,修正などが含まれる。
こうした本発明のネットワーク機器において、前記ネットワーク機器は、原稿を走査して画像データとして取り込むイメージスキャナであるものとすることもできる。こうすれば、本発明をイメージスキャナに適用することができる。
この態様の本発明のネットワーク機器において、前記構造化文書は、前記処理内容要素の一つとして前記画像データを所定の保存先に保存する処理内容を定める処理内容要素を用いて前記処理ルールが設定されてなるものとしたり、前記条件要素の一つとして前記原稿の所定領域に所定の文字列が存在するときに成立する条件を定める条件要素を用いて前記処理ルールが設定されてなるものとすることもできる。こうすれば、画像データを所定の保存先に保存する処理を処理内容の一つとしたり原稿の所定領域に所定の文字列が存在することを条件の一つとして処理ルールを設定することができる。
また、本発明のネットワーク機器において、前記ネットワーク機器は、前記ネットワークに接続されたクライアント端末からの要求に伴って画像を投影するプロジェクタであるものとすることもできる。こうすれば、本発明をプロジェクタに適用することができる。
この態様の本発明のネットワーク機器において、前記構造化文書は、前記処理内容要素の一つとして前記画像の背景に前記クライアント端末に関する識別情報を付加する処理内容を定める処理内容要素を用いて前記処理ルールが設定されてなるものとすることもできる。こうすれば、画像の背景にクライアント端末に関する識別情報を付加する処理を処理内容の一つとして処理ルールを設定することができる。ここで「クライアント端末に関する識別情報」には、クライアント端末のコンピュータ名やIPアドレス,MACアドレス,ログインユーザ名など、クライアント端末やユーザを識別する各種の情報が含まれる。
本発明の動作制御用プログラムは、
情報を記憶する情報記憶手段を備えると共にネットワークに接続可能なネットワーク機器にインストールされ、該ネットワーク機器の動作を制御するプログラムであって、
条件を定める条件要素と処理内容を定める処理内容要素とを用いて前記ネットワーク機器の処理ルールが設定された構造化文書を取得する文書取得モジュールと、
該取得した構造化文書を解析すると共に該解析結果を前記情報記憶手段に記憶させる文書解析モジュールと、
前記情報記憶手段に記憶されている解析結果に基づいて前記処理ルールに従うよう前記ネットワーク機器の動作を制御する動作制御モジュールと、
を備えることを要旨とする。
この動作制御用プログラムでは、条件要素と処理内容要素とを用いて処理ルールが設定された構造化文書を解析し、この解析結果に基づいて、構造化文書に設定された処理ルールに従うようにネットワーク機器の動作を制御する。したがって、構造化文書に設定された処理ルールに応じてネットワーク機器の動作を制御することができる。この結果、ユーザは、所望の処理ルールを設定した構造化文書を用意することによりネットワーク機器の処理内容をより容易にカスタマイズすることができる。また、条件要素と処理内容要素とを用いて処理ルールを設定するから、専用画面を用いて設定する場合などと比較してより柔軟に処理内容をカスタマイズすることができる。ここで「構造化文書」としては、所定のマークアップ言語(例えば、XMLなど)を用いて記述されてなるものなどを挙げることができる。
本発明のネットワーク機器の制御方法は、
情報を記憶する情報記憶手段を備えると共にネットワークに接続可能なネットワーク機器の制御方法であって、
(a)条件を定める条件要素と処理内容を定める処理内容要素とを用いて前記ネットワーク機器の処理ルールが設定された構造化文書を取得し、
(b)該取得した構造化文書を解析すると共に該解析結果を前記情報記憶手段に記憶させ、
(c)前記情報記憶手段に記憶されている解析結果に基づいて前記処理ルールに従うよう前記ネットワーク機器の動作を制御する、
ことを要旨とする。
このネットワーク機器の制御方法では、条件要素と処理内容要素とを用いて処理ルールが設定された構造化文書を解析し、この解析結果に基づいて、構造化文書に設定された処理ルールに従うようにネットワーク機器の動作を制御する。したがって、構造化文書に設定された処理ルールに応じてネットワーク機器の動作を制御することができる。この結果、ユーザは、所望の処理ルールを設定した構造化文書を用意することによりネットワーク機器の処理内容をより容易にカスタマイズすることができる。また、条件要素と処理内容要素とを用いて処理ルールを設定するから、専用画面を用いて設定する場合などと比較してより柔軟に処理内容をカスタマイズすることができる。ここで「構造化文書」としては、所定のマークアップ言語(例えば、XMLなど)を用いて記述されてなるものなどを挙げることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の第1実施例としてのネットワーク機器として機能するプリントサーバ20を含むシステムの構成の概略を示す構成図である。プリントサーバ20は、図示するように、装置全体を制御するCPU21と、各種プログラムなどを記憶するROM22と、データを一時的に記憶するRAM23と、データを不揮発的に記憶するEEPROM24とを備え、LAN側インタフェース25を介してLAN35に接続されると共にプリンタ側インタフェース27を介してプリンタ40に接続されており、クライアント端末50などから送信される印刷データをRAM23上にスプールしてプリンタ40に転送するプリントサーバ専用機として機能する。プリントサーバ20のROM22には、装置全体の動作を制御するファームウェア30やXML文書の解析を行なうXMLパーサ31などが記憶されている。また、LAN35には、汎用のコンピュータとしてのファイルサーバ60が接続されており、ファイルサーバ60の図示しないハードディスクに記憶された情報をLAN35上で共有できるようになっている。
次に、こうして構成されたプリントサーバ20の動作、特に、プリントサーバ20の処理内容をカスタマイズする際の動作について説明する。図2は、プリントサーバ20のCPU21によりファームウェア30やXMLパーサ31などを用いて実行される処理ルール設定ファイル受信処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、所定のタイミング(例えば、プリントサーバ20の電源を投入したタイミングや毎日2時など)で実行される。処理ルール設定ファイル受信処理では、まず、図示するように、プリントサーバ20の処理ルールが設定された処理ルール設定ファイルをファイルサーバ60からダウンロードする処理を実行する(ステップS100)。ここで、処理ルール設定ファイルの保存先に関する情報(コンピュータ名やフォルダ名,ファイル名など)は、EEPROM24などに予め記憶しておくものとした。図3は、処理ルール設定ファイルの記述例を示す説明図である。処理ルール設定ファイルは、図示するように、マークアップ言語としてのXMLを用いて記述されたXML文書であり、一対の開始タグと終了タグとにより囲まれる「要素」を基本的な単位として構成され、この要素の内容として開始タグと終了タグとの間に「文字列データ」や他の要素を記述することにより、各要素や文字列データなどが階層構造を有するようになっている。また、開始タグの中には要素に付加する補足情報としての「属性」を記述するようになっている。処理ルール設定ファイルでは、こうしたXML文書における「要素」や「文字列データ」,「属性」を用いてプリントサーバ20の処理ルールが記述されている。処理ルールの具体的な記述内容については後述する。なお、XML文書では、XMLのバージョンなどを記述するXML宣言やXML文書におけるタグの規則などを記述するDTD(Document Type Definition)なども有するが、本発明の中核をなさないから、これ以上の詳細な説明は省略する。
続いて、ダウンロードした処理ルール設定ファイルをXMLパーサ31を用いて解析すると共に解析結果をRAM23に保存して(ステップS110,S120)、この処理を終了する。第1実施例では、XMLパーサ31のAPI(Application Program Interface)としてDOM(Document Object Model)を採用し、解析結果をDOMツリーとしてRAM23に保存するものとした。図4は、図3に例示した処理ルール設定ファイルの解析結果としてのDOMツリーを概念的に示す説明図である。DOMツリーは、図示するように、要素や文字列データ,属性などをノード(節)としたツリー構造となっており、ある要素を親ノードとすると、その要素の属性やその要素の内容としての文字列データ,他の要素が子ノードとして配置される。また、子ノードが複数存在する場合には、親ノードである要素の属性が一番左側の子ノードとして配置され、以下XML文書における記述順序に従って文字列データや他の要素が右側の子ノードとして配置される。
次に、こうした処理ルール設定ファイルの解析結果に基づくプリントサーバ20の動作について説明する。図5は、プリントサーバ20のCPU21によりファームウェア30を用いて実行される印刷データ受信時処理の一例を示す説明図である。この処理は、クライアント端末50などから印刷データを受信する度に実行される。印刷データ受信時処理では、まず、図示するように、RAM23に記憶されている処理ルール設定ファイルの解析結果(DOMツリー)を読み込み(ステップS200)、読み込んだ解析結果に基づいて、受信した印刷データをRAM23上にスプールするスプール処理を実行して(ステップS210)、処理を終了する。処理ルール設定ファイルの解析結果に基づくスプール処理は、読み込んだDOMツリーの根の部分に相当するルート要素から左方向の子ノードを優先して順に探索(深さ優先探索)して参照し、参照した各ノードの属性や内容(文字列データ)に応じた処理内容を実行することにより行なわれる。ここで、図3に例示した処理ルール設定ファイルに記述されている処理ルールの内容を具体例として、処理ルール設定ファイルの解析結果に基づくスプール処理について、図4に例示したDOMツリーを用いて説明する。
まず、図4に例示したDOMツリーのルート要素である要素「処理ルール」(N0)の子ノードのうち左側の要素「条件処理」(N1)を参照する。プリントサーバ20では、要素「条件処理」は処理ルールにおける条件を定める要素であり、その要素の属性が条件式であると予め定められている。具体例では、要素「条件処理」(N1)の属性「DeviceSeg=ClientSeg」(N2)が条件式となる。ここで、「DeviceSeg」や「ClientSeg」は、処理ルールの中で使用可能な変数として予め定められており、「DeviceSeg」はプリントサーバ20のネットワークアドレスを示し「ClientSeg」は印刷データの送信元(クライアント端末50など)のネットワークアドレスを示す。
そして、条件式(DeviceSeg=ClientSeg)が成立するときには、要素「条件処理」(N1)の子ノードのうち属性(N2)の右隣の要素「条件処理」(N3)を参照する。前述したように、要素「条件処理」は条件を定める要素であり、その属性「UserName=“A,B,C,D”」(N4)が条件式となる。ここで「UserName」は、印刷データのヘッダ部に記述されるユーザ名を示す変数として予め定められたものである。
そして、条件式(UserName=“A,B,C,D”)が成立するときには、属性(N4)の右隣の要素「印刷データ」(N5)を参照する。続いて、要素「印刷データ」(N5)の子ノードのうち一番左側の要素「動作」(N6)を参照し、その子ノードである文字列データ「挿入」(N7)を参照する。同様に、要素「場所」(N8)と文字列データ「先頭」(N9),要素「データ」(N10)と文字列データ「@ESC“c”」(N11)とを順に参照する。ここで、要素「印刷データ」は、子ノードである要素「動作」「場所」「データ」の内容(文字列データ)に応じて印刷データに対してプリンタ制御コードの更新を行なう処理内容を定める要素として予め定められている。従って、ここでは、印刷データの先頭にプリンタ制御コード「@ESC“c”」を追加する処理を実行することになる。なお、プリンタ制御コード「@ESC“c”」は、印刷データをカラー印刷するようにプリンタ40を制御するコードとして予め設定されたものである。このように、ノード(N1)〜(N11)において、「プリントサーバ20のネットワークアドレスと印刷データの送信元のネットワークアドレスとが一致し、かつ、印刷データのヘッダ部に記述されるユーザ名が“A,B,C,D”のいずれかであるときに、印刷データの先頭にプリンタ制御コード「@ESC“c”」を追加する(カラー印刷する)」という処理ルールが記述されていることなる。
こうしてノード(N1)〜(N11)を参照すると、次に、要素「条件処理」(N3)の右隣の要素「条件処理」(N12)を参照し、属性(N13)である条件式(UserName≠“A,B,C,D”)が成立するときには、属性(N13)の右隣の要素「印刷データ」(N14)を参照する。そして、前述したノード(N6)〜(N11)と同様に、ノード(N15)〜(N20)を参照し、印刷データの先頭にプリンタ制御コード「@ESC“m”」を追加する処理を実行する。なお、プリンタ制御コード「@ESC“m”」は、印刷データをモノクロ印刷するようにプリンタ40を制御するコードとして予め設定されたものである。このように、ノード(N1),(N12)〜(N20)において、「プリントサーバ20のネットワークアドレスと印刷データの送信元のネットワークアドレスとが一致し、かつ、印刷データのヘッダ部に記述されるユーザ名が“A,B,C,D”のいずれでもないときに、印刷データの先頭にプリンタ制御コード「@ESC“m”」を追加する(モノクロ印刷する)」という処理ルールが記述されていることになる。
こうしてノード(N12)〜(N20)を参照すると、次に、要素「条件処理」(N1)の右隣の要素「条件処理」(N21)を参照し、属性(N22)である条件式(DeviceSeg≠ClientSeg)が成立するときには、属性(N22)の右隣の要素「エラー」(N23)を参照し、子ノードである文字列データ「e001」(N24)を参照する。ここで、要素「エラー」は、その内容(文字列データ)をエラーコードとするエラー処理を定める要素として予め定められている。従って、ここでは、エラーコード「e001」のエラー処理を実行することになる。このように、ノード(N21)〜(N24)においては、「プリントサーバ20のネットワークアドレスと印刷データの送信元のネットワークアドレスとが異なるときに、エラーコード「e001」のエラー処理を実行する」という処理ルールが記述されていることになる。
このように、DOMツリーのルート要素から左方向の子ノードを優先して順に探索して参照し、条件が定められた要素(要素「条件処理」)や処理内容が定められた要素(要素「印刷データ」「エラー」など)の内容に応じて各処理を実行し、印刷データをRAM23にスプールするのである。図6は、こうした具体例の処理ルールに基づくスプール処理を、フローチャートとして示した説明図である。即ち、印刷データの送信元(クライアント端末50)のネットワークアドレスを取得してプリントサーバ20のネットワークアドレスと比較し(ステップS300,S310)、これらが一致しないときにはエラーコード「e001」のエラー処理を実行して(ステップS320)、処理を終了する。一方、送信元のネットワークアドレスとプリントサーバ20のネットワークアドレスとが一致する場合には、印刷データのヘッダ情報からユーザ名を取得し(ステップS330)、このユーザ名が「A,B,C,D」のいずれかであるときには印刷データのヘッダ部にカラー印刷を指示するプリンタ制御コード「@ESC“c”」を追加し(ステップS350)、「A,B,C,D」のいずれでもないときには印刷データのヘッダ部にモノクロ印刷を指示するプリンタ制御コード「@ESC“m”」を追加し(ステップS360)、印刷データをRAM23上にスプールして(ステップS370)、処理を終了する。このように、処理ルール設定ファイルを用いることにより、プリントサーバ20のスプール処理を、図6のフローチャートに示した処理となるようにカスタマイズすることができるのである。
以上説明した第1実施例のプリントサーバ20によれば、XMLを用いて処理ルールが記述された処理ルール設定ファイルをファイルサーバ60からダウンロードして解析すると共に解析結果(DOMツリー)をRAM23に保存し、この保存した解析結果に基づいてスプール処理を実行することができる。即ち、処理ルール設定ファイルに記述された処理ルールに従ってスプール処理を実行するから、ユーザは、所望の処理ルールを記述した処理ルール設定ファイルをファイルサーバ60などに用意することによりプリントサーバ20の処理内容をより容易にカスタマイズすることができる。また、処理ルール設定ファイルでは、条件が定められた要素(要素「条件処理」)や処理内容が定められた要素(要素「印刷データ」「エラー」など)を階層構造(木構造)を用いて記述することにより処理ルールを設定するから、専用画面を用いて処理ルールを設定する場合などと比較して、複雑な条件を設定したり処理内容の実行順序を設定したりすることができる。即ち、より柔軟に処理内容をカスタマイズすることができる。
ここで、第1実施例のプリントサーバ20では、RAM23が情報記憶手段に相当し、処理ルール設定ファイルが構造化文書に相当し、ステップS100の処理を実行するCPU21やファームウェア30が文書取得手段に相当し、ステップS110,S120の処理を実行するCPU21やファームウェア30,XMLパーサ31が文書解析手段に相当し、図5に例示した印刷データ受信時処理を実行するCPU21やファームウェア30が動作制御手段に相当する。また、印刷データのヘッダ部に記述されるユーザ名がクライアント端末に関する識別情報に相当し、ネットワークアドレスがネットワーク識別情報に相当する。さらに、ファームウェア30やXMLパーサ31が本発明の動作制御用プログラムに相当する。
第1実施例のプリントサーバ20では、処理ルール設定ファイルは、XMLを用いて記述されたXML文書としたが、条件を定める要素と処理内容を定める要素とを用いて処理ルールが設定されていればよく、その他の言語を用いても構わない。
第1実施例のプリントサーバ20では、処理ルール設定ファイルをファイルサーバ60からダウンロードするものとしたが、処理ルール設定ファイルを取得することができればよく、必ずしもLAN35に接続されたファイルサーバ60などのコンピュータからダウンロードする必要はない。また、処理ルール設定ファイルの解析結果をRAM23に保存するものとしたが、保存先は問わず、例えば、EEPROM24などに保存するものとしてもよい。さらに、処理ルール設定ファイル自体をRAM23やEEPROM24などに保存するものとし、印刷データ受信時処理を実行する際に、この処理ルール設定ファイルを解析して用いるものとしても差し支えない。
第1実施例のプリントサーバ20では、処理ルール設定ファイルの解析結果をDOMツリーとして保存するものとしたが、プリントサーバ20のファームウェア30により処理ルールを解釈することができればよいから、DOMツリー以外の形式で保存するものとしてもよい。
第1実施例のプリントサーバ20では、印刷データをRAM23上にスプールするスプール処理において処理ルール設定ファイルの解析結果に基づく処理を行なうものとしたが、プリントサーバ20の処理であればよく、スプール処理以外のその他の処理を実行する際に、処理ルール設定ファイルの解析結果に基づく処理を行なうものとしてもよい。
第1実施例のプリントサーバ20では、送信元のネットワークアドレスとプリントサーバ20のネットワークアドレスとが一致する条件やこれらが異なる条件を処理ルールにおける条件として例示したが、ネットワークアドレス以外のネットワーク識別情報(例えば、ドメイン名など)を用いても構わない。また、印刷データのヘッダ部に記述されるユーザ名が“A,B,C,D”のいずれかである条件やいずれでもない条件を例示したが、ユーザ名以外のクライアント端末50に関する識別情報(例えば、コンピュータ名やIPアドレスなど)を用いても構わない。また、処理ルールにおける条件として、その他の各種の条件を用いても構わないのは勿論である。
第1実施例のプリントサーバ20では、処理ルールにおける処理内容として、印刷データに対してプリンタ制御コードの更新を行なう処理やエラー処理を例示したが、その他の各種の処理内容を用いても構わないのは勿論である。
第1実施例のプリントサーバ20では、図3の処理ルール設定ファイルを具体例として説明したが、各要素の名称や意味がこの具体例に限られないのは勿論であり、例えば、要素「条件処理」以外の要素を条件を定める要素として用いても構わない。
第1実施例では、処理ルール設定ファイルの解析結果に基づいて動作する本発明の内容をプリントサーバ20として説明したが、こうしたネットワーク機器の制御方法の形態としてもよい。
次に、第2実施例のイメージスキャナ120について説明する。図7は、本発明の第2実施例としてのネットワーク機器として機能するイメージスキャナ120を含むシステムの構成の概略を示す構成図である。イメージスキャナ120は、図示するように、装置全体を制御するCPU121と、各種プログラムなどを記憶するROM122と、データを一時的に記憶するRAM123と、データを不揮発的に記憶するEEPROM124と、スキャナ機能を実現するスキャナエンジン126とを備え、LAN側インタフェース125を介してLAN135に接続されており、セットされた原稿をスキャンして画像データとして取り込むイメージスキャナとして機能する。イメージスキャナ120のROM122には、装置全体の動作を制御するファームウェア130やXML文書の解析を行なうXMLパーサ131などが記憶されている。また、LAN135には、汎用のコンピュータとしてのファイルサーバ160が接続されており、ファイルサーバ160の図示しないハードディスクに記憶された情報をLAN135上で共有できるようになっている。
次に、こうして構成されたイメージスキャナ120の動作、特に、イメージスキャナ120の処理内容をカスタマイズする際の動作について説明する。第2実施例のイメージスキャナ120では、第1実施例のプリントサーバ20と同様に、図2に例示した処理ルール設定ファイル受信処理を所定のタイミングで実行する。即ち、イメージスキャナ120の処理ルールが設定された処理ルール設定ファイルをファイルサーバ160からダウンロードし(ステップS100)、ダウンロードした処理ルール設定ファイルをXMLパーサ131を用いて解析すると共に解析結果をRAM123に保存する(ステップS110,S120)。図8は第2実施例の処理ルール設定ファイルの記述例を示す説明図であり、図9は図8に例示した処理ルール設定ファイルの解析結果としてのDOMツリーを概念的に示す説明図である。処理ルール設定ファイルは、第1実施例と同様に、マークアップ言語としてのXMLを用いて記述されたXML文書であり、XML文書における「要素」や「文字列データ」,「属性」を用いてイメージスキャナ120の処理ルールが記述されている。処理ルールの具体的な記述内容については後述する。
次に、こうした処理ルール設定ファイルの解析結果に基づくイメージスキャナ120の動作について説明する。図10は、イメージスキャナ120のCPU121によりファームウェア130を用いて実行されるサーバスキャン時処理の一例を示す説明図である。この処理は、イメージスキャナ120の図示しない操作パネルなどを介してサーバスキャンの指示がなされたときに実行される。サーバスキャン時処理では、まず、図示するように、RAM123に記憶されている処理ルール設定ファイルの解析結果(DOMツリー)を読み込み(ステップS1200)、読み込んだ解析結果に基づいて、セットされた原稿をスキャンして画像データとして取り込むと共にこの画像データを所定の保存先に保存するサーバスキャン処理を実行して(ステップS1210)、処理を終了する。処理ルール設定ファイルの解析結果に基づくサーバスキャン処理は、読み込んだDOMツリーの根の部分に相当するルート要素から左方向の子ノードを優先して順に探索(深さ優先探索)して参照し、参照した各ノードの属性や内容(文字列データ)に応じた処理内容を実行することにより行なわれる。ここで、図8に例示した処理ルール設定ファイルに記述されている処理ルールの内容を具体例として、処理ルール設定ファイルの解析結果に基づくサーバスキャン処理について、図9に例示したDOMツリーを用いて説明する。
まず、図9に例示したDOMツリーのルート要素である要素「処理ルール」(N100)の子ノードのうち一番左側の要素「データ転送先」(N101)を参照し、その子ノードである文字列データ「¥¥ServerA¥その他¥」(N102)を参照する。ここで、イメージスキャナ120では、要素「データ転送先」は、その内容(文字列データ)をサーバスキャンにおける画像データの転送先(保存先)として設定する処理内容を定める要素であると予め定められている。従って、ここでは、画像データの転送先として「¥¥ServerA¥その他¥」を設定することになる。
次に、要素「データ転送先」(N101)の右隣の要素「条件処理」(N103)を参照する。要素「条件処理」は、処理ルールにおける条件を定める要素であり、その要素の属性が条件式であると予め定められている。ここでは、要素「条件処理」(N103)の属性「HeadOCR=“見積書”」(N104)が条件式となる。ここで、「HeadOCR」は、処理ルールの中で使用可能な変数として予め定められており、原稿の所定のヘッダ領域を仮スキャンした画像データから識別される文字列を示す。
そして、条件式(HeadOCR=“見積書”)が成立するときには、属性(N104)の右隣の要素「データ転送先」(N105)を参照する。前述したように、要素「データ転送先」は、その内容を画像データの転送先として設定する処理内容を定める要素であり、ここでは文字列データ「¥¥ServerA¥見積書¥」(N106)を画像データの転送先として設定する。
次に、要素「条件処理」(N103)の右隣の要素「条件処理」(N107)を参照し、属性(N108)である条件式(HeadOCR=“納品書”)が成立するときには、属性(N108)の右隣の要素「データ転送先」(N109)を参照し、その内容である文字列データ「¥¥ServerA¥納品書¥」(N110)を画像データの転送先として設定する。このように、ノード(N100)〜(N110)において、「データ転送先を「¥¥ServerA¥その他¥」に設定し、原稿のヘッダ領域の画像データに“見積書”が識別されるときにはデータ転送先を「¥¥ServerA¥見積書¥」に設定(変更)し、原稿のヘッダ領域の画像データに“納品書”が識別されるときにはデータ転送先を「¥¥ServerA¥納品書¥」に設定(変更)する」という処理ルールが記述されていることになる。
このように、DOMツリーのルート要素から左方向の子ノードを優先して順に探索して参照し、条件が定められた要素(要素「条件処理」)や処理内容が定められた要素(要素「データ転送先」)の内容に応じて各処理を実行し、セットされた原稿をスキャンして画像データとして取り込むと共にこの画像データを設定されたデータ転送先に保存するのである。図11は、こうした具体例の処理ルールに基づくサーバスキャン処理を、フローチャートとして示した説明図である。即ち、データ転送先に「¥¥ServerA¥その他¥」を設定し(ステップS1300)、原稿の所定のヘッダ領域を仮スキャンして文字列を識別すると共に(ステップS1310〜S1320)、識別された文字列が「見積書」のときにはデータ転送先を「¥¥ServerA¥見積書¥」に変更し(ステップS1330)、識別された文字列が「納品書」のときにはデータ転送先を「¥¥ServerA¥納品書¥」に変更する(ステップS1340)。そして、原稿をスキャンして画像データとして取り込むと共に設定されているデータ転送先に画像データを保存して(ステップS1350,S1360)、処理を終了する。このように、処理ルール設定ファイルを用いることにより、イメージスキャナ120のサーバスキャン処理を、図11のフローチャートに示した処理となるようにカスタマイズすることができるのである。
以上説明した第2実施例のイメージスキャナ120によれば、XMLを用いて処理ルールが記述された処理ルール設定ファイルをファイルサーバ160からダウンロードして解析すると共に解析結果(DOMツリー)をRAM123に保存し、この保存した解析結果に基づいてサーバスキャン処理を実行することができる。即ち、処理ルール設定ファイルに記述された処理ルールに従ってサーバスキャン処理を実行するから、ユーザは、所望の処理ルールを記述した処理ルール設定ファイルをファイルサーバ160などに用意することによりイメージスキャナ120の処理内容をより容易にカスタマイズすることができる。また、処理ルール設定ファイルでは、条件が定められた要素(要素「条件処理」)や処理内容が定められた要素(要素「データ転送先」など)を階層構造(木構造)を用いて記述することにより処理ルールを設定するから、専用画面を用いて処理ルールを設定する場合などと比較して、複雑な条件を設定したり処理内容の実行順序を設定したりすることができる。即ち、より柔軟に処理内容をカスタマイズすることができる。
ここで、第2実施例のイメージスキャナ120では、RAM123が情報記憶手段に相当し、処理ルール設定ファイルが構造化文書に相当し、ステップS100の処理を実行するCPU121やファームウェア130が文書取得手段に相当し、ステップS110,S120の処理を実行するCPU121やファームウェア130,XMLパーサ131が文書解析手段に相当し、図10に例示したサーバスキャン時処理を実行するCPU121やファームウェア130が動作制御手段に相当する。また、ファームウェア130やXMLパーサ131が本発明の動作制御用プログラムに相当する。
第2実施例のイメージスキャナ120では、処理ルール設定ファイルは、XMLを用いて記述されたXML文書としたが、条件を定める要素と処理内容を定める要素とを用いて処理ルールが設定されていればよく、その他の言語を用いても構わない。
第2実施例のイメージスキャナ120では、処理ルール設定ファイルをファイルサーバ160からダウンロードするものとしたが処理ルール設定ファイルを取得することができればよく、必ずしもLAN135に接続されたファイルサーバ160などのコンピュータからダウンロードする必要はない。また、処理ルール設定ファイルの解析結果をRAM123に保存するものとしたが、保存先は問わず、例えば、EEPROM124などに保存するものとしてもよい。さらに、処理ルール設定ファイル自体をRAM123やEEPROM124などに保存するものとし、サーバスキャン時処理を実行する際に、この処理ルール設定ファイルを解析して用いるものとしても差し支えない。
第2実施例のイメージスキャナ120では、処理ルール設定ファイルの解析結果をDOMツリーとして保存するものとしたが、イメージスキャナ120のファームウェア130により処理ルールを解釈することができればよいから、DOMツリー以外の形式で保存するものとしてもよい。
第2実施例のイメージスキャナ120では、スキャンして取り込んだ画像データを所定の保存先に保存するサーバスキャン処理において処理ルール設定ファイルの解析結果に基づく処理を行なうものとしたが、イメージスキャナ120の処理であればよく、サーバスキャン処理以外のその他の処理を実行する際に、処理ルール設定ファイルの解析結果に基づく処理を行なうものとしてもよい。
第2実施例のイメージスキャナ120では、原稿のヘッダ領域の画像データに“見積書”や“納品書”が識別される条件などを例示したが、処理ルールにおける条件として、その他の各種の条件を用いても構わないのは勿論である。
第2実施例のイメージスキャナ120では、画像データの転送先を設定する処理内容を例示したが、処理ルールにおける処理内容として、その他の各種の処理内容を用いても構わないのは勿論である。
第2実施例のイメージスキャナ120では、図8の処理ルール設定ファイルを具体例として説明したが、各要素の名称や意味がこの具体例に限られないのは勿論であり、例えば、要素「条件処理」以外の要素を条件を定める要素として用いても構わない。
第2実施例では、処理ルール設定ファイルの解析結果に基づいて動作する本発明の内容をイメージスキャナ120として説明したが、こうしたネットワーク機器の制御方法の形態としてもよい。
次に、第3実施例のプロジェクタ220について説明する。図12は、本発明の第3実施例としてのネットワーク機器として機能するプロジェクタ220を含むシステムの構成の概略を示す構成図である。プロジェクタ220は、図示するように、装置全体を制御するCPU221と、各種プログラムなどを記憶するROM222と、データを一時的に記憶するRAM223と、データを不揮発的に記憶するEEPROM224と、プロジェクタ機能を実現するプロジェクタエンジン226とを備え、LAN側インタフェース225を介してLAN235に接続されており、クライアント端末250などからの要求に伴って画像をスクリーンなどに投影する液晶プロジェクタとして機能する。プロジェクタ220のROM222には、装置全体の動作を制御するファームウェア230やXML文書の解析を行なうXMLパーサ231などが記憶されている。また、LAN235には、汎用のコンピュータとしてのファイルサーバ260が接続されており、ファイルサーバ260の図示しないハードディスクに記憶された情報をLAN235上で共有できるようになっている。
次に、こうして構成されたプロジェクタ220の動作、特に、プロジェクタ220の処理内容をカスタマイズする際の動作について説明する。第3実施例のプロジェクタ220では、第1実施例のプリントサーバ20や第2実施例のイメージスキャナ120と同様に、図2に例示した処理ルール設定ファイル受信処理を所定のタイミングで実行する。即ち、プロジェクタ220の処理ルールが設定された処理ルール設定ファイルをファイルサーバ260からダウンロードし(ステップS100)、ダウンロードした処理ルール設定ファイルをXMLパーサ231を用いて解析すると共に解析結果をRAM223に保存する(ステップS110,S120)。図13は第3実施例の処理ルール設定ファイルの記述例を示す説明図であり、図14は図13に例示した処理ルール設定ファイルの解析結果としてのDOMツリーを概念的に示す説明図である。処理ルール設定ファイルは、第1実施例や第2実施例と同様に、マークアップ言語としてのXMLを用いて記述されたXML文書であり、XML文書における「要素」や「文字列データ」,「属性」を用いてプロジェクタ220の処理ルールが記述されている。処理ルールの具体的な記述内容については後述する。
次に、こうした処理ルール設定ファイルの解析結果に基づくプロジェクタ220の動作について説明する。図15は、プロジェクタ220のCPU221によりファームウェア230を用いて実行される画像再生時処理の一例を示す説明図である。この処理は、クライアント端末250などから画像再生の指示がなされたときに実行される。画像再生時処理では、まず、図示するように、RAM223に記憶されている処理ルール設定ファイルの解析結果(DOMツリー)を読み込み(ステップS2200)、読み込んだ解析結果に基づいて、指示された画像の再生(スクリーンへの投影)を行なう画像再生処理を実行して(ステップS2210)、処理を終了する。処理ルール設定ファイルの解析結果に基づく画像再生処理は、読み込んだDOMツリーの根の部分に相当するルート要素から左方向の子ノードを優先して順に探索(深さ優先探索)して参照し、参照した各ノードの属性や内容(文字列データ)に応じた処理内容を実行することにより行なわれる。ここで、図13に例示した処理ルール設定ファイルに記述されている処理ルールの内容を具体例として、処理ルール設定ファイルの解析結果に基づく画像再生処理について、図14に例示したDOMツリーを用いて説明する。
まず、図14に例示したDOMツリーのルート要素である要素「処理ルール」(N200)の子ノードのうち左側の要素「条件処理」(N201)を参照する。要素「条件処理」は、処理ルールにおける条件を定める要素であり、その要素の属性が条件式であると予め定められている。ここでは、要素「条件処理」(N201)の属性「DeviceSeg=ClientSeg」(N202)が条件式となる。ここで、「DeviceSeg」や「ClientSeg」は、処理ルールの中で使用可能な変数として予め定められており、「DeviceSeg」はプロジェクタ220のネットワークアドレスを示し「ClientSeg」は画像再生の指示元(クライアント端末250など)のネットワークアドレスを示す。
そして、条件式(DeviceSeg=ClientSeg)が成立するときには、属性(N202)の右隣の要素「背景データ」(N204)を参照する。さらに、要素「背景データ」(N204)の子ノードのうち一番左側の要素「動作」(N205)を参照し、その子ノードである文字列データ「挿入」(N206)を参照する。同様に、要素「場所」(N207)と文字列データ「右下」(N208),要素「データ」(N209)と文字列データ「@ログオンユーザ名」(N210)とを順に参照する。ここで、要素「背景データ」は、子ノードである要素「動作」「場所」「データ」の内容(文字列データ)に応じて再生する画像の背景データの更新を行なう処理内容を定める要素として予め定められている。従って、ここでは、背景データの右下に「@ログオンユーザ名」を追加する処理を実行することになる。なお「@ログオンユーザ名」は、処理ルールの中で使用可能な変数として予め定められており、画像再生の指示元のログオンユーザ名を示す。
そして、要素「条件処理」(N201)の右隣の要素「条件処理」(N211)を参照し、属性(N212)である条件式(DeviceSeg≠ClientSeg)が成立するときには、属性(N212)の右隣の要素「エラー」(N213)を参照し、子ノードである文字列データ「e001」(N214)を参照する。ここで、要素「エラー」は、その内容(文字列データ)をエラーコードとするエラー処理を定める要素として予め定められている。従って、ここでは、エラーコード「e001」のエラー処理を実行することになる。このように、ノード(N200)〜(N214)において、「プロジェクタ220のネットワークアドレスと画像再生の指示元のネットワークアドレスとが一致するときには、画像再生の指示元のログオンユーザ名を背景データの右下に追加し、プロジェクタ220のネットワークアドレスと画像再生の指示元のネットワークアドレスとが異なるときには、エラーコード「e001」のエラー処理を実行する」という処理ルールが記述されていることになる。
このように、DOMツリーのルート要素から左方向の子ノードを優先して順に探索して参照し、条件が定められた要素(要素「条件処理」)や処理内容が定められた要素(要素「背景データ」「エラー」)の内容に応じて各処理を実行し、指示された画像の再生を行なうのである。図16は、こうした具体例の処理ルールに基づく画像再生処理を、フローチャートとして示した説明図である。即ち、画像再生の指示元(クライアント端末250)のネットワークアドレスを取得してプロジェクタ220のネットワークアドレスと比較し(ステップS2300,S2310)、これらが一致しないときにはエラーコード「e001」のエラー処理を実行して(ステップS2320)、処理を終了する。一方、指示元のネットワークアドレスとプロジェクタ220のネットワークアドレスとが一致する場合には、画像再生の指示元のログオンユーザ名を検索すると共にこのログオンユーザ名を背景データの右下に追加して画像を再生し(ステップS2330〜S2350)、処理を終了する。このように、処理ルール設定ファイルを用いることにより、プロジェクタ220の画像再生処理を、図16のフローチャートに示した処理となるようにカスタマイズすることができるのである。
以上説明した第3実施例のプロジェクタ220によれば、XMLを用いて処理ルールが記述された処理ルール設定ファイルをファイルサーバ260からダウンロードして解析すると共に解析結果(DOMツリー)をRAM223に保存し、この保存した解析結果に基づいて画像再生処理を実行することができる。即ち、処理ルール設定ファイルに記述された処理ルールに従って画像再生処理を実行するから、ユーザは、所望の処理ルールを記述した処理ルール設定ファイルをファイルサーバ260などに用意することによりプロジェクタ220の処理内容をより容易にカスタマイズすることができる。また、処理ルール設定ファイルでは、条件が定められた要素(要素「条件処理」)や処理内容が定められた要素(要素「背景データ」など)を階層構造(木構造)を用いて記述することにより処理ルールを設定するから、専用画面を用いて処理ルールを設定する場合などと比較して、複雑な条件を設定したり処理内容の実行順序を設定したりすることができる。即ち、より柔軟に処理内容をカスタマイズすることができる。
ここで、第3実施例のプロジェクタ220では、RAM223が情報記憶手段に相当し、処理ルール設定ファイルが構造化文書に相当し、ステップS100の処理を実行するCPU221やファームウェア230が文書取得手段に相当し、ステップS110,S120の処理を実行するCPU221やファームウェア230,XMLパーサ231が文書解析手段に相当し、図15に例示した画像再生時処理を実行するCPU221やファームウェア230が動作制御手段に相当する。また、ファームウェア230やXMLパーサ231が本発明の動作制御用プログラムに相当する。
第3実施例のプロジェクタ220では、処理ルール設定ファイルは、XMLを用いて記述されたXML文書としたが、条件を定める要素と処理内容を定める要素とを用いて処理ルールが設定されていればよく、その他の言語を用いても構わない。
第3実施例のプロジェクタ220では、処理ルール設定ファイルをファイルサーバ260からダウンロードするものとしたが、処理ルール設定ファイルを取得することができればよく、必ずしもLAN235に接続されたファイルサーバ260などのコンピュータからダウンロードする必要はない。また、処理ルール設定ファイルの解析結果をRAM223に保存するものとしたが、保存先は問わず、例えば、EEPROM224などに保存するものとしてもよい。さらに、処理ルール設定ファイル自体をRAM223やEEPROM224などに保存するものとし、画像再生時処理を実行する際に、この処理ルール設定ファイルを解析して用いるものとしても差し支えない。
第3実施例のプロジェクタ220では、処理ルール設定ファイルの解析結果をDOMツリーとして保存するものとしたが、プロジェクタ220のファームウェア230により処理ルールを解釈することができればよいから、DOMツリー以外の形式で保存するものとしてもよい。
第3実施例のプロジェクタ220では、指示された画像の再生(スクリーンへの投影)を行なう画像再生処理において処理ルール設定ファイルの解析結果に基づく処理を行なうものとしたが、プロジェクタ220の処理であればよく、画像再生処理以外のその他の処理を実行する際に、処理ルール設定ファイルの解析結果に基づく処理を行なうものとしてもよい。
第3実施例のプロジェクタ220では、指示元のネットワークアドレスとプロジェクタ220のネットワークアドレスとが一致する条件やこれらが異なる条件を処理ルールにおける条件として例示したが、ネットワークアドレス以外のネットワーク識別情報(例えば、ドメイン名など)を用いても構わない。また、処理ルールにおける条件として、その他の各種の条件を用いても構わないのは勿論である。
第3実施例のプロジェクタ220では、処理ルールにおける処理内容として、再生する画像の背景データの更新を行なう処理やエラー処理などを例示したが、その他の各種の処理内容を用いても構わないのは勿論である。
第3実施例のプロジェクタ220では、図13の処理ルール設定ファイルを具体例として説明したが、各要素の名称や意味がこの具体例に限られないのは勿論であり、例えば、要素「条件処理」以外の要素を条件を定める要素として用いても構わない。
第3実施例では、処理ルール設定ファイルの解析結果に基づいて動作する本発明の内容をプロジェクタ220として説明したが、こうしたネットワーク機器の制御方法の形態としてもよい。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
第1実施例のプリントサーバ20を含むシステム構成を示す構成図。 処理ルール設定ファイル受信処理の一例を示すフローチャート。 第1実施例の処理ルール設定ファイルの記述例を示す説明図。 第1実施例のDOMツリーを示す説明図。 印刷データ受信時処理の一例を示すフローチャート。 カスタマイズされたスプール処理の一例を示すフローチャート。 第2実施例のイメージスキャナ120を含むシステム構成を示す構成図。 第2実施例の処理ルール設定ファイルの記述例を示す説明図。 第2実施例のDOMツリーを示す説明図。 サーバスキャン時処理の一例を示すフローチャート。 カスタマイズされたサーバスキャン処理の一例を示すフローチャート。 第3実施例のプロジェクタ220を含むシステム構成を示す構成図。 第3実施例の処理ルール設定ファイルの記述例を示す説明図。 第3実施例のDOMツリーを示す説明図。 画像再生時処理の一例を示すフローチャート。 カスタマイズされた画像再生処理の一例を示すフローチャート。
符号の説明
20 プリントサーバ、21,121,221 CPU、22,122,222 ROM、23,123,223 RAM、24,124,224 EEPROM、25,125,225 LAN側インタフェース、27 プリンタ側インタフェース、30,130,230 ファームウェア、31,131,231 XMLパーサ、35,135,235 LAN、40 プリンタ、50,250 クライアント端末、60,160,260 ファイルサーバ、120 イメージスキャナ、126 スキャナエンジン、220 プロジェクタ、226 プロジェクタエンジン。

Claims (17)

  1. ネットワークに接続可能なネットワーク機器であって、
    情報を記憶する情報記憶手段と、
    条件を定める条件要素と処理内容を定める処理内容要素とを用いて前記ネットワーク機器の処理ルールが設定された構造化文書を取得する文書取得手段と、
    該取得した構造化文書を解析すると共に該解析結果を前記情報記憶手段に記憶させる文書解析手段と、
    前記情報記憶手段に記憶されている解析結果に基づいて前記処理ルールに従うよう前記ネットワーク機器の動作を制御する動作制御手段と、
    を備えるネットワーク機器。
  2. 前記構造化文書は、所定のマークアップ言語を用いて記述されてなる請求項1記載のネットワーク機器。
  3. 請求項1または2記載のネットワーク機器であって、
    前記構造化文書は、前記条件要素と前記処理内容要素とを木構造を用いて記述することにより前記ネットワーク機器の処理ルールが設定されてなり、
    前記動作制御手段は、親方向の全ての条件要素の条件が成立する処理内容要素の処理内容を実行するよう前記ネットワーク機器の動作を制御する手段である、
    ネットワーク機器。
  4. 前記動作制御手段は、前記処理内容要素の前記構造化文書における記述順序に基づく順序に従って該処理内容要素の処理内容を実行するよう前記ネットワーク機器の動作を制御する手段である請求項3記載のネットワーク機器。
  5. 前記文書取得手段は、前記ネットワークに接続されたコンピュータに記憶されている構造化文書を該コンピュータから所定のタイミングで取得する手段である請求項1ないし4いずれか記載のネットワーク機器。
  6. 請求項1ないし5いずれか記載のネットワーク機器であって、
    前記ネットワーク機器は、前記ネットワークに接続されたクライアント端末からの要求に伴って動作する機器であり、
    前記構造化文書は、前記条件要素の一つとして、前記クライアント端末に関する識別情報が所定の識別情報であるときに成立する条件を定める条件要素を用いて、前記処理ルールが設定されてなる、
    ネットワーク機器。
  7. 請求項1ないし6いずれか記載のネットワーク機器であって、
    前記ネットワーク機器は、前記ネットワークに接続されたクライアント端末からの要求に伴って動作する機器であり、
    前記構造化文書は、前記条件要素の一つとして、前記クライアント端末のネットワーク識別情報が所定のネットワーク識別情報であるときに成立する条件を定める条件要素を用いて、前記処理ルールが設定されてなる、
    ネットワーク機器。
  8. 前記構造化文書は、前記処理内容要素の一つとして、前記ネットワーク機器の動作を禁止する処理内容を定める処理内容要素を用いて、前記処理ルールが設定されてなる請求項1ないし7いずれか記載のネットワーク機器。
  9. 前記ネットワーク機器は、前記ネットワークに接続されたクライアント端末から受信した印刷データの印刷を通信可能な所定のプリンタへ指示するプリントサーバである請求項1ないし8いずれか記載のネットワーク機器。
  10. 前記構造化文書は、前記処理内容要素の一つとして、前記印刷データに含まれるプリンタ制御コードを更新する処理内容を定める処理内容要素を用いて、前記処理ルールが設定されてなる請求項9記載のネットワーク機器。
  11. 前記ネットワーク機器は、原稿を走査して画像データとして取り込むイメージスキャナである請求項1ないし8いずれか記載のネットワーク機器。
  12. 前記構造化文書は、前記処理内容要素の一つとして、前記画像データを所定の保存先に保存する処理内容を定める処理内容要素を用いて、前記処理ルールが設定されてなる請求項11記載のネットワーク機器。
  13. 前記構造化文書は、前記条件要素の一つとして、前記原稿の所定領域に所定の文字列が存在するときに成立する条件を定める条件要素を用いて、前記処理ルールが設定されてなる請求項11または12記載のネットワーク機器。
  14. 前記ネットワーク機器は、前記ネットワークに接続されたクライアント端末からの要求に伴って画像を投影するプロジェクタである請求項1ないし8いずれか記載のネットワーク機器。
  15. 前記構造化文書は、前記処理内容要素の一つとして、前記画像の背景に前記クライアント端末に関する識別情報を付加する処理内容を定める処理内容要素を用いて、前記処理ルールが設定されてなる請求項14記載のネットワーク機器。
  16. 情報を記憶する情報記憶手段を備えると共にネットワークに接続可能なネットワーク機器にインストールされ、該ネットワーク機器の動作を制御するプログラムであって、
    条件を定める条件要素と処理内容を定める処理内容要素とを用いて前記ネットワーク機器の処理ルールが設定された構造化文書を取得する文書取得モジュールと、
    該取得した構造化文書を解析すると共に該解析結果を前記情報記憶手段に記憶させる文書解析モジュールと、
    前記情報記憶手段に記憶されている解析結果に基づいて前記処理ルールに従うよう前記ネットワーク機器の動作を制御する動作制御モジュールと、
    を備える動作制御用プログラム。
  17. 情報を記憶する情報記憶手段を備えると共にネットワークに接続可能なネットワーク機器の制御方法であって、
    (a)条件を定める条件要素と処理内容を定める処理内容要素とを用いて前記ネットワーク機器の処理ルールが設定された構造化文書を取得し、
    (b)該取得した構造化文書を解析すると共に該解析結果を前記情報記憶手段に記憶させ、
    (c)前記情報記憶手段に記憶されている解析結果に基づいて前記処理ルールに従うよう前記ネットワーク機器の動作を制御する、
    ネットワーク機器の制御方法。
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