JP2006024203A - コーディネート支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 コーディネート対象者の印象作りのためのコーディネート用商品の選択、購入の支援を効果的に実現できるコーディネート支援システム提供。
【解決手段】 男性用に関しては、コーディネート対象者の顔の肌色、髪色、顔の造作、挙動特性に関するデータに基づいて印象タイプを判定し、判定した印象タイプに対応する商品情報等のコーディネート支援情報を提供する支援システム10を提供する。女性用に関しては、コーディネート対象者の顔の肌色、髪色、顔の造作、挙動特性に関するデータに基づいて印象タイプを判定し、判定した印象タイプに対応する商品情報等のコーディネート支援情報を提供する支援システム10を提供する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、化粧品、衣料品、靴等であるコーディネート用商品の選択、購入を支援してコーディネートを容易にするコーディネート支援システムに関する。
近年、顔のメイクアップ分野においては、髪を含む顔全体のトータルなカラーコーディネートを追求する意識が高まっている。口紅、アイシャドウ、チークカラー等を用いた顔全体(髪を含む)のメイクアップにおけるカラーコーディネートでは、髪の色、顔の肌色等に応じた似合う色の分析(周知のドレープ分析等)を利用して行うコーディネート手法が幾つか確立されている。しかし、ドレープ分析等を利用したコーディネート方法は、専門知識を有するカラーコーディネータを必要とする。
本発明者は、高い専門知識を有するカラーコーディネータの不足に鑑みて、消費者による化粧品等の商品の購入を支援するカラーコーディネートシステム及び支援方法等を既に提案している(例えば、特許文献1)。
特開2002−336044号公報
ところで、最近、顔のメイクアップ分野においては、カラーコーディネートによる「イメージ作り」も強く意識されるようになってきており、さらに、衣服、靴等を含むトータルなコーディネートによって、効果的なイメージ作りを行いたいという要求も高まってきている。ここで、イメージ作りの「イメージ」とは、主として、他人に与える視覚的(外見的)印象であり、例えば、エレガント、ワイルド(野性的)、ナチュラルなどといった表現で代表される印象である。コーディネートによる「イメージ作り」とは、主として、メイクアック、衣服等のコーディネートによって、「他人から見た印象」を調整又は形成することと考えられる(以下、「イメージ作り」を「印象作り」と称する場合がある)。
しかしながら、「印象作り」を支援する手法は、現在の所、適当なものが提供されていない。また、コーディネータの数は不足していることから、消費者がコーディネータの意見を仰ぐことも容易では無い。また、消費者が希望する「印象作り」は、多くの場合、メイクアップに限定されず、衣服等の衣料品、靴等の多種多様な物品に亘るトータルなコーディネートである。このため、消費者の「印象作り」を支援するには、多種多様な物品について広範な知識を有する専門家が必要であるが、このような専門家の数は非常に少ないのが現状である。
また、化粧品、衣服、靴等のコーディネート用商品を販売する専門店では、教育を受けた販売員を置いているケースが多いが、取り扱う商品に係る知識に留まる場合が多く、消費者が求める「印象作り」の有効な支援には至らない。また、仮に、コーディネートに関して高いレベルの教育を受けた販売員を置いたとしても、現実的には、この販売員が他店の商品情報についてまで詳細に把握することは困難であるから、効果的な支援は難しい。
また、消費者が、適切な商品を求めて複数の店を巡回するケースも多く、商品の選定に多大な労力を要することもしばしば発生していた。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたもので、コーディネート対象者の「印象作り」のためのコーディネート用商品の選択、購入の支援を効果的に実現できるコーディネート支援システムの提供を目的としている。
上記課題を解決するために、本発明では以下の構成を提供する。
請求項1記載の発明は、ネクタイ、衣服、靴を含む男性用商品であり男性のコーディネート対象者が身に付けることで当該コーディネート対象者の外見上の印象を形成する印象形成要因として機能する男性用のコーディネート用商品についての商品情報及び/又は売り場位置情報と、前記コーディネート用商品を用いたコーディネートのためのアドバイス情報とから選択される1以上の情報を含む男性用のコーディネート支援情報を消費者に提供するコーディネート支援システムであって、前記コーディネート支援情報を、コーディネート対象者に備わっている顔の肌色のベースカラータイプと、髪色と、顔の造作及び/又は挙動特性と、顔の肌色の明度とを判定条件として判定する印象タイプと関連付けて管理する管理装置と、この管理装置に対して情報の送受信を行う端末装置とを有し、前記管理装置は、端末装置から入力された前記ベースカラータイプ及び前記髪色のデータに基づいて印象ベースタイプを判定し、判定した印象ベースタイプに対応して、顔の肌色の明度、及び、顔の造作及び/又は挙動特性のデータをコーディネート対象者から取得するための質問情報を端末装置に送出し、前記質問情報に対する回答として端末装置から受信した情報に基づいて印象タイプを判定し、判定した印象タイプに対応するコーディネート支援情報を端末装置に送出する情報処理部を有することを特徴とするコーディネート支援システムである。
請求項2記載の発明は、前記情報処理部は、端末装置から入力された前記ベースカラータイプ及び前記髪色のデータから、前記ベースカラータイプと前記髪色とによって決まる印象ベースタイプを判定し、判定した印象ベースタイプに対応して、顔の肌色の明度、及び、顔の造作及び/又は挙動特性のデータをコーディネート対象者から取得するための質問情報を端末装置に送出する質問情報送出部と、前記質問情報に対する回答として端末装置から受信した情報に基づいて印象タイプを判定する判定部と、判定した印象タイプに対応するコーディネート支援情報を端末装置に送出する支援情報送出部とを具備してなる情報処理部を有することを特徴とする請求項1記載のコーディネート支援システムである。
請求項3記載の発明は、前記情報処理部は、さらに、判定した印象タイプとは異なる印象タイプへの変更要求が端末装置から入力されたときに、入力済みの前記ベースカラータイプ、顔の造作及び/又は挙動特性のデータに基づいて、髪色の変更によって変更可能な印象タイプを示す情報、及び/又は、変更可能な印象タイプに対応するコーディネート支援情報を端末装置に送出する変更情報送出部を有することを特徴とする請求項1又は2記載のコーディネート支援システムである。
請求項4記載の発明は、前記端末装置は、コーディネート商品に添付するかあるいは消費者に供給するカードに設けられている情報記録部から、印象タイプの判定条件の内の、少なくとも、前記ベースカラータイプと、顔の造作及び/又は挙動特性と、顔の肌色の明度とに関する情報を読み取るリーダーを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のコーディネート支援システムである。
請求項5記載の発明は、化粧品、衣服を含む女性用商品であり女性のコーディネート対象者が使用することで当該コーディネート対象者の外見上の印象を形成する印象形成要因として機能する女性用のコーディネート用商品の商品情報及び/又は売り場位置情報と、前記コーディネート用商品を用いたコーディネートのためのアドバイス情報とから選択される1以上の情報を含む女性用のコーディネート支援情報を消費者に提供するコーディネート支援システムであって、前記コーディネート支援情報を、コーディネート対象者の印象を髪形でタイプ分類した印象タイプと関連付けて管理するとともに、コーディネート対象者に備わっている顔の肌色と髪色とによって決まるフェイスカラータイプと前記印象タイプとを関連付けて管理する管理装置と、この管理装置に対して情報の送受信を行う端末装置とを具備し、前記管理装置は、端末装置からの入力情報に含まれる、コーディネート対象者に備わっている顔の肌色及び髪色、あるいは、前記フェイスカラータイプ、のデータから識別したフェイスカラータイプが、印象タイプの判定にコーディネート対象者に備わっている顔の造作と挙動特性とを必要とするものである場合には前記端末装置から入力された顔の造作と挙動特性とについてのデータを加味して前記フェイスカラータイプに対応する1又は複数の印象タイプを判定し、入力された情報から識別されるフェイスカラータイプが印象タイプの判定に顔の造作と挙動特性とを必要としないものである場合には前記フェイスカラータイプに対応する1又は複数の印象タイプを判定し、当該管理装置に格納しておいた印象タイプ毎の髪形情報の内、判定した印象タイプに対応する髪形情報を端末装置に送出し、端末装置に送出した髪形情報の内の一つが端末装置にて指定されたことを示す指定情報を端末装置から受信することで、指定された髪形情報に基づいて印象タイプを判定するとともに、指定された髪形情報の印象タイプに対応する前記コーディネート支援情報を端末装置に送出する情報処理部を有することを特徴とするコーディネート支援システムである。
請求項6記載の発明は、前記情報処理部は、端末装置からの入力情報に含まれる、コーディネート対象者に備わっている顔の肌色及び髪色、あるいは、前記フェイスカラータイプ、のデータから識別したフェイスカラータイプが、印象タイプの判定にコーディネート対象者に備わっている顔の造作と挙動特性とを必要とするものである場合には前記端末装置から入力された顔の造作と挙動特性とについてのデータを加味して前記フェイスカラータイプに対応する1又は複数の印象タイプを判定し、入力情報から識別されるフェイスカラータイプが印象タイプの判定に顔の造作と挙動特性とを必要としないものである場合には前記フェイスカラータイプに対応する1又は複数の印象タイプを判定する判定部と、当該管理装置に格納しておいた印象タイプ毎の髪形情報の内、前記判定部にて判定された印象タイプに対応する髪形情報を端末装置に送出する髪形情報送出部と、該髪形情報送出部から端末装置に送出した髪形情報の内の一つが端末装置にて指定され、この指定された髪形情報を示す情報を端末装置から受信することで、指定された髪形情報に基づいて印象タイプを判定するとともに、指定された髪形情報の印象タイプに対応する前記コーディネート支援情報を端末装置に送出する支援情報送出部とを具備してなることを特徴とする請求項5記載のコーディネート支援システムである。
請求項7記載の発明は、前記端末装置は、コーディネート用商品に添付するかあるいは消費者に供給するカードに設けられている情報記録部からフェイスカラータイプを示す情報を読み取るリーダーを有することを特徴とする請求項5又は6記載のコーディネート支援システムである。
請求項8記載の発明は、コーディネート用商品に係る商品情報と、売り場位置情報と、コーディネート用のアドバイス情報とから選択される1以上の情報を含む女性用のコーディネート支援情報を消費者に提供するコーディネート支援システムであって、前記コーディネート支援情報を、コーディネート対象者の印象を髪形でタイプ分類した印象タイプと関連付けて管理する管理装置と、この管理装置に対して情報の送受信を行う端末装置とを具備し、前記管理装置は、端末装置から入力された髪形情報に基づいて印象タイプを判定して、判定した印象タイプに対応する前記コーディネート支援情報を端末装置に送出する情報処理部を有することを特徴とするコーディネート支援システムである。
請求項9記載の発明は、さらに、前記情報処理部は、判定した印象タイプとは異なる印象タイプの髪形への変更要求が端末装置から入力された場合に、判定した印象タイプとは異なる印象タイプに対応する髪形情報を必ず含む1以上の髪形情報を端末装置に送出し、端末装置に送出した1又は複数の髪形情報の内の一つが端末装置にて指定され、この指定された髪形情報を端末装置から受信したときに、指定された髪形情報の印象タイプに対応するコーディネート支援情報を端末装置に送信する機能を有することを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載のコーディネート支援システムである。
請求項10記載の発明は、前記情報処理部が端末装置にコーディネート支援情報として送出する売り場位置情報の売り場は、複数の売り場が集合配置された店舗内あるいは複数の店舗が集合配置された商業施設内において、同一の印象タイプに関連付けされているコーディネート用商品を販売する複数の売り場を結ぶ消費者動線上に位置し、しかも、前記消費者動線は印象タイプ毎に異なっていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のコーディネート支援システムである。
請求項11記載の発明は、請求項10記載のコーディネート支援システムにおいて、さらに、前記管理装置にメンテナンス指令を入力するための入力手段及び表示装置を具備するメンテナンス用操作端末を有し、前記情報処理部は、複数の消費者動線と各消費者動線上の全ての売り場とを印象タイプ毎に区別して地図形式の画像情報として前記メンテナンス用操作端末の表示装置に表示させる機能と、前記メンテナンス用操作端末からの入力指令に対応して前記消費者動線及び前記売り場の位置を変更する機能とを有することを特徴とするコーディネート支援システムである。
請求項12記載の発明は、前記管理装置は、消費者動線毎にアクセス数を集計して記録する集計記録部を有し、前記情報処理部は、前記集計記録部にて記録された消費者動線毎のアクセス数を示す表示を、前記メンテナンス用操作端末の表示装置に表示させる地図形式の画像情報にて消費者動線毎に表示させる機能を有することを特徴とする請求項11記載のコーディネート支援システムである。
請求項13記載の発明は、前記端末装置が、携帯形端末装置であることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のコーディネート支援システムである。
本発明は、「印象分析」を利用して、コーディネート対象者の「印象作り」のためのコーディネートを効果的に支援する手段を提案するものである。
本発明者等は、コーディネート対象者に備わっている髪形、顔の肌色、化粧品の使用、コーディネート対象者が身に付けた衣服、靴、鞄、傘等のコーディネート用商品によって形成される印象と、印象を形成する諸要因(印象形成要因)の内の印象に与える影響が大きい要因との関係を分析し、コーディネート対象者の髪形、顔の肌色、化粧品の使用、衣服、靴などといった印象形成要因によって形成される印象を、複数のカテゴリー(印象タイプ)にタイプ分類できることを見出した(例として、表2、図6(女性用)、表1(男性用)を参照)。また、この印象タイプの分類は、コーディネート対象者に備わっている髪形、髪色、顔の肌色といった印象形成要因の内、印象に与える影響が大きいものが、深く関与する分類になっていることを把握した。
ここで、コーディネート対象者に備わっている印象形成要因としては、コーディネート対象者の顔の造作に関するもの(顔の輪郭、顔の骨格(頭骨)、顎の形、目の大きさ、まつげの長さ、眉の形・太さ・濃さ、鼻の形(大きさ、高さも含む)、口の大きさ)の他、瞳の色、顔の肌色(ベースカラータイプや明度)、身長、体格(太っている、痩せている、筋肉質など)等の身体的条件(身体的要因)や、声の大きさ、話す速度、立ち居振る舞いの他、身振り手振り(動作が大きい、小さい、速い、ゆっくり)、表情(豊か、乏しいなど。顔の表情筋の挙動)、歩く速度等の動作的な要因(挙動特性。挙動的要因)といった、コーディネート対象者個人に固有の身体的要因及び挙動的要因のみによって形成されるものではなく、例えば、髪形等の人為的に形状が調整されるものや、ヘアカラー(髪色を変える)の使用による髪色も含まれる。本発明者等は、コーディネート対象者に備わっている印象形成要因の内、男性に関しては、顔の肌色(ベースカラータイプと明度)、髪色(コーディネート対象者の固有の髪色に限らず、ヘアカラーの使用等による髪色も含む)、顔の造作(ごつい、シャープ、ソフト)、挙動的要因、女性に関しては、顔の肌色(ベースカラータイプと明度)、髪色、髪形、顔の造作(ごつい、シャープ、ソフト)、挙動的要因が印象に与える影響が大きいことを見出した。
前記「印象分析」は、印象に与える影響が大きい要因(以下、印象基礎要因とも言う)を判定条件として、印象タイプを判定するものである。
また、本発明者等は、顔のメイクアップに係るカラーコーディネートに関する多数の事例から鋭意検討の結果、男性については髪色と顔の造作(または挙動特性)、女性については髪形が、印象に与える影響が非常に大きいとの結論に達した。本発明では、男性の印象タイプについては、顔の肌色(ベースカラータイプと明度)、髪色、顔の造作及び/又は挙動特性を、印象分析における印象タイプの判定のための判定条件として用いる(但し、表1には、顔の造作が判定条件とはならない印象タイプ、挙動特性が決定的な判定条件とはならない印象タイプが存在する)。女性の印象タイプについては、上述したように髪形が印象に与える影響が非常に大きいため、髪形のみを判定条件として印象タイプを判定することができる。また、女性の「印象」のタイプ分類については、表2、図9に示すように顔の肌色(ベースカラータイプと明度)、髪色、顔の造作及び/又は挙動特性も、髪形ほどではないが、「印象」に与える影響が大きい要因であり、髪形に加えて、顔の肌色(ベースカラータイプと明度)、髪色、顔の造作及び/又は挙動特性も、印象タイプの判定のための判定条件として用いることが可能である(但し、図9に示した印象タイプには、顔の造作及び挙動特性の内の一方を判定条件に用いる必要が無いものが存在する)。
本発明では、予め、各印象タイプについて、コーディネートに適したコーディネート用商品を選定しておく。本発明のコーディネート支援システムに係る管理装置には、コーディネート用商品に関する商品情報、売り場位置情報、コーディネートのアドバイス情報といったコーディネート支援情報が、印象タイプと関連付けして格納(記録)される。本発明では、端末装置から入力される印象基礎要因のデータによって判定される印象タイプに対応するコーディネート支援情報を管理装置から端末装置に送出することで、コーディネート支援情報を消費者に提供できるが、ここで、消費者に提供するコーディネート支援情報は、消費者に備わっている印象基礎要因のデータに基づいて判定された印象タイプのコーディネート支援情報であるから、このコーディネート支援情報を消費者がコーディネート用商品の選択に活用することで、コーディネート用商品とコーディネート対象者に備わっている印象基礎要因とのミスマッチを防止でき、マッチングの良いコーディネートを実現でき、これにより、「印象作り」を容易に実現できるようになる。
本発明によれば、端末装置から入力された印象基礎要因のデータに基づいて判定される印象タイプに対応して、予め印象タイプ毎に分類しておいたコーディネート支援情報の中から、判定された印象タイプに対応するコーディネート支援情報を管理装置から端末装置に送出することで、コーディネート支援情報を本コーディネート支援システムのユーザー(消費者)に提供できるので、コーディネート対象者に備わっている印象基礎要因とのミスマッチを防止でき、マッチングの良いコーディネートを実現でき、これにより、効果的な「印象作り」の支援を効率良く実現できる。
また、コーディネート支援情報として売り場位置情報を提供する場合には、消費者が、所望のコーディネート用商品を販売する売り場の位置を容易に把握できるようになるため、消費者が複数の売り場や店舗を巡回する労力を軽減できるといった効果がある。
また、印象タイプを判定するための判定条件として、印象に与える影響が大きい印象基礎要因を用いるようになっているため、「印象作り」を実現するためのコーディネート支援システムとしても構成が簡単なもので済み、コーディネート支援システムを利用するユーザー(消費者)による操作も簡単で済む。これにより、熟練を要することなく、「印象作り」のためのコーディネートを容易に実現できる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
ここでは、本発明を百貨店(店舗)において適用した例を説明する。
図1は、本発明に係るコーディネート支援システムを適用した店舗1(ここでは百貨店。以下、店舗を百貨店とも言う)を示す。図1中、符号10はコーディネート支援システムである。
図1、図2に示すように、このコーディネート支援システム10は、店舗1内に設置された管理装置11と、この管理装置11と接続された複数の端末装置12(図2では「入出力ユニット」と表示)とを有する。店舗1内には複数の売り場2があり、端末装置12はそれぞれ売り場2に設置されている。
図2に示すように、管理装置11は、情報処理部111と、データベース112とを備えている。また、この管理装置11には、メンテナンス用操作ユニット113が接続されている。
前記端末装置12は、パソコン本体121と、ディスプレイ122と、キーボード123と、リーダー124と、マウス125と、スピーカ126と、プリンタ127とを備えている。ディスプレイ122と、キーボード123と、リーダー124と、マウス125と、スピーカ126と、プリンタ127とは、パソコン本体121に接続されている。
なお、メンテナンス用操作ユニット113は、端末装置13と同様の構成であり、キーボード123及びマウス125がメンテナンス用操作端末として機能する。
なお、この実施形態では、コーディネート対象者自身が端末装置を操作する場合について説明するが、端末装置の操作を、コーディネート対象者以外の者、例えば、コーディネート対象者の家族や友人、売り場の販売員等が代行するといったことも可能であることは言うまでも無い。コーディネート支援システム10の端末装置12から出力されるコーディネート支援情報は、コーディネート用商品を購入する消費者に提供されるが、ここで、消費者は、コーディネート対象者に限定されず、例えば、コーディネート対象者の家族や友人等であっても良い。
前記管理装置11のデータベース112は、店舗1内で販売されている多種多様なコーディネート用商品(以下、「商品」と略称する場合がある)に係る商品情報が格納(記録)されている商品情報格納部112aと、印象タイプ別の売り場の位置が地図形式の画像情報(図17、図21、図22参照)として格納(記録)されている売り場位置情報格納部112bとを有する。また、図示を略すが、このデータベース112には、印象分析用の質問情報を格納した質問情報格納部等も設けられている。
図3は、商品情報格納部112aに格納されている情報を示す。
図3に示すように、商品情報格納部112aには、一つの商品に係るコーディネート用商品についての商品名情報42と、物品種別情報43と、印象タイプ情報44と、メーカー名情報45と、商品情報46とが、登録番号41毎に格納されている。商品情報46は、商品情報格納部112aにおいて、商品名情報42と、物品種別情報43と、印象タイプ情報44と、メーカー名情報45とに関連付けて格納されている。
このコーディネート支援システム10は、男性用のコーディネート支援機能と、女性用のコーディネート支援機能とを有しており、印象タイプ情報には、男性の「印象」を印象基礎要因に基づいて7分類した印象タイプ(表1参照。土星、月、木星、水星、太陽、火星、金星)のいずれか一つを示す情報と、女性の「印象」を印象基礎要因に基づいて6分類した印象タイプ(図6参照。カジュアル・ナチュラル、シャープ・モダン、アーティスティック、ゴージャス・ドラマティック、クラッシック、ロマンティック・フェミニン)のいずれか一つを示す情報とが存在する。
商品情報46は、ここでは、実際の商品を撮像した画像に、商品名、メーカー名等の文字情報を追加した画像情報(図20の商品情報表示画面S18を参照)であるが、これに限定されず、例えば撮像画像を省略したもの(文字情報のみのもの)等であっても良い。
この商品情報46は、管理装置11の情報処理部111からの出力指令によって端末装置12のディスプレイ122に表示され、しかも、キーボード123又はマウス125の操作によってプリンタ127からプリントアウトできるものである。
図4に示すように、売り場位置情報格納部112bに格納されている地図形式の画像情報である売り場位置情報5は、店舗全体図51(図17参照)と、フロア別売り場配置図52(図21参照)の2つであり、印象タイプ毎に設けた店舗全体図51とフロア別売り場配置図52とが印象タイプ情報44と関連付けて格納されている。なお、図17に示す店舗全体図51、及び、図21、図22に示すフロア別売り場配置図52は、いずれも、管理装置11の情報処理部111からの出力指令によって端末装置12のディスプレイ122に表示される画像情報を示すが、これらの画像情報はいずれもキーボード123又はマウス125の操作によってプリンタ127からプリントアウトすることも可能である。
端末装置12は、男性コーディネート対象者に提供されるカードに設けられている情報記録部や、店舗1内で販売されている商品に添付しておいたカラーコーディネート用カード3(以下、「カード」と略称する場合がある。但し、ここでは女性用。図5参照)の情報記録部31などといった、コーディネート支援用の情報を記録した情報記録部からリーダー124で読み出した情報を管理装置11に入力する機能と、キーボード123やマウス125の操作によって入力される情報を管理装置11に入力する機能と、管理装置11から送られてきたアドバイス情報(後述)、売り場位置情報(後述)、髪形情報(後述)、商品情報等をディスプレイ122及び/又はプリンタ127から画像情報として出力する機能と、管理装置11からの指令に基づいて、スピーカ126から当該端末装置12を操作するユーザーに対する操作支援情報等を音声出力させる機能とを有している。また、パソコン本体121は、リーダー124で読み出した情報、キーボード123の操作による入力情報、マウス125の操作による入力情報を、管理装置11に送信する送信機能と、管理装置11から受信した指令に基づいてディスプレイ122、スピーカ126、プリンタ127を駆動させる受信・制御機能とを有する。
店舗1内で販売される商品に対するカード3の添付方式としては、例えば、図5(a)に示すように、情報記録部61(情報記録部31)を有するタブ6(カード3)を取り付けたり、図5(b)に示すように、商品のパッケージ71の中に、カラーコーディネート用情報を記録した情報記録部31(以下、「記録部」と略称する場合がある)を有するカード3を、商品72とともに同封することなどである。
情報記録部31、61としては、ここではICチップであり、タグ6やカード3は所謂ICタグであるが、情報記録部としてはICチップに限定されず、例えば、バーコード等の光学読み取り可能な印刷、磁気記録部等であっても良い。バーコード等の光学読み取り可能な印刷や磁気記録部であれば、商品を格納するパッケージに直接情報記録部を設けたり、商品自体に直接情報記録部を設けることも容易である。また、商品に添付するコーディネート用カードとしては、例えば、ハンドバック等の商品の中に入れておくといったことも可能である。男性用の商品に設けられる(商品に添付されるカードに設けられることを含む)情報記録部には、男性の7分類の印象タイプの内、この商品をコーディネートに使用すると適する印象タイプを示す情報が記録されている。女性用の商品に設けられる(商品に添付されるカードに設けられることを含む)情報記録部には、女性用の6種類の印象タイプの内、この商品をコーディネートに使用すると適する印象タイプを示す情報が記録されている。
また、本発明で用いるコーディネート用カードは、売り場の販売員等からコーディネート対象者に手渡したものであっても良い。男性コーディネート対象者に渡すカードの情報記録部は、男性コーディネート対象者の印象基礎要因(顔の肌色(ベースカラータイプと明度)、髪色、顔の造作(顔における特徴的部分の有無等)、挙動特性)を示すデータが記録されたものである。一方、女性コーディネート対象者に渡すカードの情報記録部には、女性コーディネート対象者の印象基礎要因(顔の肌色(ベースカラータイプと明度)、髪色、髪形、顔の造作(顔における特徴的部分の有無等)、挙動特性)の内、顔の肌色(ベースカラータイプと明度)を示すデータ及び髪色を示すデータが記録されるか、あるいは、女性コーディネート対象者の顔の肌色(ベースカラータイプと明度)と髪色とによって決まる「フェイスカラータイプ」を示すデータが記録される。ここで、「フェイスカラータイプ」は、女性コーディネート対象者の顔のメイクアップに係るカラーコーディネート用の「フェイスカラータイプ」(後述)であり、化粧品(コーディネート用商品)に添付する情報記録部に記録しておいた場合、化粧品の選定に利用できる等の点で好都合である。
なお、リーダー12は、ここではICタグから情報を読み取るものであるが、情報記録部の構成に対応して、適宜、情報読み取り可能なものを採用することは言うまでもない。
次に、男性の「印象」を、男性の印象基礎要因をベースに分類した印象タイプについて説明する。
表1に示すように、男性の印象タイプは、クール系4分類、ウォーム系3分類の計7分類になっている。
Figure 2006024203
ここでは、7類型の印象タイプのそれぞれに、それぞれを象徴する呼称として、月(M)(あるいはムーン(M)、Moon(M))、火星(M)(あるいはマース(M)、Mars(M))、水星(M)(あるいはマーキュリー(M)、Mercury(M))、木星(M)(あるいはジュピター(M)、Jupiter(M))、金星(M)(あるいはビーナス(M)、Venus(M))、土星(M)(あるいはサターン(M)、Saturn(M))、太陽(M)(あるいはサン(M)、Sun(M))の言葉を当てている。一つの類型(印象タイプ)には、3種類の呼称を当てており、月(M)、火星(M)、水星(M)、木星(M)、金星(M)、土星(M)、太陽(M)は第1呼称、ムーン(M)、マース(M)、マーキュリー(M)、ジュピター(M)、ビーナス(M)、サターン(M)、サン(M)は第2呼称、Moon(M)、Mars(M)、Mercury(M)、Jupiter(M)、Venus(M)、Saturn(M)、Sun(M)は第3呼称である。本明細書では、3種類の呼称は、それぞれ単独でも、特定の1つのカラータイプを示すが、2種類以上の呼称を一括して用いる場合でも、特定の1つのカラータイプを指す。
クール系の4つの印象タイプは水星(M)、木星(M)、月(M)、土星(M)の順で次第に顔の肌色の深さが増す(明度が暗い側となる)ように配列され、ウォーム系の3つの印象タイプは太陽(M)、火星(M)、金星(M)の順で顔の肌色の深さが増す(明度が暗い側となる)ように配列されている。
なお、以下、男性用の印象タイプの呼称について、(M)の表示を省略して説明する場合がある。
本発明者等は、鋭意検討の結果、人(男性)の印象と、人(男性)に備わっている顔の肌色(ベースカラータイプと明度)、髪色、顔の造作(顔における特徴的部分の有無等)、挙動特性といった印象基礎要因との関係を探求し、日本人男性の場合、印象基礎要因をベースに7つの印象タイプに分類して「印象作り」を検討することが適切であることを見いだした。日本人男性の顔の肌色や髪色は、ラテン系民族や黒人系民族に比べて色の種類や明度の個人差が非常に小さい反面、顔の肌色(ベースカラータイプと明度)と髪色との関係やネクタイ等のコーディネート用商品の色が「印象」に与える影響が大きく、分類数が少なすぎても(例えば4分類等)、多すぎても(例えば10分類以上)、コーディネート用商品を用いたときのコーディネートのミスマッチなどといった不都合の増加が顕著になる。なお、本発明では、男性の印象を7つの印象タイプに分類することに限定されず、分類数には限定は無い。また、以下、男性用のコーディネート支援機能については、印象タイプを日本人男性に適用可能な7分類にした例で説明するが、本発明は、日本人男性のみを適用対象とするものでないことも言うまでも無い。
表1では、印象基礎要因によって形成される人(男性)の印象を、顔のスキントーン(肌色)の2つのベースカラータイプ(クール系、ウォーム系)と髪色との関係によって2つの印象ベースタイプ(表1のクール系とウォーム系)に大別している。さらに、クール系の印象ベースタイプを4つの印象タイプ(土星、月、木星、水星)、ウォーム系の印象ベースタイプを3つの印象タイプ(太陽、火星、金星)に分類し、合計7類型に分類している。クール系の4つの印象タイプ(土星、月、木星、水星)は、髪色が、黒髪、ダークブラウン(黄色みが入っていない)、ダークグレー、シルバー、白髪等のクール系であり、このクール系の髪色とクール系の顔の肌色との組み合わせが、クール系の印象ベースタイプである。ウォーム系の印象ベースタイプに属する3つの印象タイプ(太陽、火星、金星)は、髪色が、黄色みの入ったブラウン、明るい茶色といったウォーム系であるが、顔の肌色のベースカラータイプはクール系、ウォーム系のいずれでも良い。
クール系の印象ベースタイプの4つの印象タイプ(土星、月、木星、水星)は、顔の肌色の深さ(明度)にさらに印象基礎要因として「顔の造作」を加味して分類したものであり、ウォーム系の印象ベースタイプの3つの印象タイプ(太陽、火星、金星)は、顔の肌色の深さ(明度)にさらに「顔の造作」「表現や仕草に豊かさがある(挙動的な印象基礎要因。挙動特性)」といった印象基礎要因を加味して分類したものである。
例えば、表1の「印象キーワード」欄に示す「個性的、創造的、重厚、神秘的、存在感」などといった印象キーワードに代表される「土星」の印象タイプの「印象作り」には、印象ベースタイプがクール系に属し、顔の肌色が色黒(深い色。明るさ(明度)が暗い)、顔の造作については眉毛が濃い、鼻が大きい、顎が大きく全体にごついなど、顔に特徴的部分がある(以下「ごつい」という表現を使用する場合がある。表1でも同様)タイプである人が適している。表1の「似合う色」の欄は、ネクタイ、シャツ(但し、ネクタイ無しで着用の場合)等、男性のカラーコーディネートを考慮した「印象作り」において影響の大きいアイテム(コーディネート用商品)の色について、「印象作り」に適した(ミスマッチが無く、良く似合う)色を示すものであり、土星の場合、例えば、ワイン、ブラックといった色のネクタイ等を使用することで、効果的な「印象作り」を実現できることを意味する。
「月」、「木星」の印象タイプに適する人は、クール系の印象ベースタイプに属する点で共通しており、顔の肌色の明度だけの分類では重複が生じて明瞭な分類は難しいが、顔の造作に関する印象基礎要因に大きな違いがある。「月」の印象タイプの「印象作り」には、顔の造作が全体にシャープな印象(眉が濃い、鼻が高い、目が切れ長、顎に贅肉が無い等)の人が適しており、「木星」の印象タイプの「印象作り」には顔の造作のバランスが良く、目立った特徴点が無い人が適している。
「水星」の印象タイプの「印象作り」には、クール系の印象ベースタイプに属する人の内、顔の肌色が最も明るく色白(明度が高い)のタイプの人が適する。この「水星」の印象タイプは、さらに、顔の造作が全体にソフト(顔に角張っている部分が少ない。丸顔など)な人がより好適である。
「太陽」の印象タイプの「印象作り」には、ウォーム系の印象ベースタイプに属する人の内、顔の肌色が最も明るく色白(明度が高い)のタイプの人が適する。この「太陽」の印象タイプは、さらに、顔の造作が全体にソフト(顔に角張っている部分が少ない。柔和な丸顔など)な人がより好適である。
「火星」の印象タイプの「印象作り」には、ウォーム系の印象ベースタイプに属する人の内、「表情や仕草に豊かさがある(挙動的な印象基礎要因。挙動特性)」といった印象基礎要因を持つ人が適している。「火星」の印象タイプについては、顔の造作の影響よりも、表情や仕草に豊かさがあるといった、挙動的な印象基礎要因の影響が大きい。「声が大きく、よくしゃべる」「だれとでも気さくに話しをする」「面倒見が良い」などといった行動的(挙動的)な要因も、この「火星」の印象タイプの特徴的な要因である。また、印象キーワードは「元気、行動的、愉快、パワフル、親しみ」等であり、このような挙動的印象基礎要因や印象キーワードが該当する印象タイプは、ウォーム系の印象ベースタイプの「金星」「太陽」には無い、「火星」独自のものである。
「金星」の印象タイプの「印象作り」には、ウォーム系の印象ベースタイプに属する人の内、顔の肌色が色黒で、かつ、顔の造作がごつい(鼻が高い、顎が大きいなど、顔の起伏が大きい)人が適する。
男性コーディネート対象者を対象とする印象タイプの7分類は、印象ベースタイプと顔の肌色の明度とによって明瞭に区分けされるものではなく、顔の造作(あるいは挙動特性)を加味した分類である。顔の肌色の明度と顔の造作(あるいは挙動特性)とは総合的に判断されるが、男性コーディネート対象者については、顔の肌色の明度よりも、顔の造作(あるいは挙動特性)の方が印象に与える影響が大きい。
印象ベースタイプがクール系の人(顔の肌色と髪色とが両方ともクール系)は、髪色をウォーム系にすると、ウォーム系の印象ベースタイプの印象タイプに変更できる。しかし、印象ベースタイプがウォーム系の人(髪色がウォーム系の人)の内、顔の肌色がウォーム系の人は、髪色をクール系にしてもクール系にはならない。これは、黒髪、グレー系(ダークグレー等。但し、ダークブラウン等、茶色や黄色みが入った色は含まない)、シルバー、白髪の髪色が、クール系、ウォーム系の両方のスキントーン(顔の肌色)のいずれにも「印象」に影響しない(あるいは殆ど影響が無い)ニュートラルな色であるためで、スキントーンがウォーム系であれば、髪色をクール系にしても、印象ベースタイプはウォーム系のままである。印象ベースタイプのクール系、ウォーム系に関係無く、顔のスキントーンがクール系であれば、髪色によって、印象ベースタイプのクール系、ウォーム系が決まることとなり、髪色によって印象ベースタイプを変更できる。
なお、日本人(男・女共通)のスキントーンは、殆どがクール系であり、ウォーム系は稀であるから、大多数の人が、髪色の変更による印象タイプの変更が可能である。
次に、女性の「印象」を、女性の印象基礎要因をベースに分類した印象タイプについて説明する。
前述した通り、女性の「印象」は、髪形の影響が非常に大きく、髪形のみを判定条件として複数(ここでは6分類)の印象タイプに分類できる(表2、図6、図8等参照)。また、図8に示すように、女性の「印象」は、顔の肌色(ベースカラータイプと明度)と髪色とによって決まるタイプ分類であるカラータイプ(以下、フェイスカラータイプとも言う。表2参照。表2では7分類。また、表2では「Fカラータイプ」との略称表示を用いている)や、顔の造作、挙動特性といった印象基礎要因にも影響を受ける。
図8は、印象タイプとフェイスカラータイプとの関係を示す。
まず、フェイスカラータイプについて説明する。
髪の色を含む顔全体のメイクアップに係るカラーコーディネートでは、従来から、ドレープ分析等によって、女性の髪の色(以下、髪色ともいう)、顔の肌色や明度等の情報(これら情報を、以下、対象者側色情報とも言う。髪色、顔の肌色は、本発明に係る印象基礎要因としても利用できる)を、口紅、ヘアカラー、アイシャドウ等の化粧品の色との適合性の観点で複数のフェイスカラータイプにタイプ分類し、化粧品を使用するコーディネート対象者に対して売り場の販売員等が適合色のアドバイス等を行うにあたり、コーディネート対象者の対象者側色情報をドレープ分析等によって取得して各フェイスカラータイプを判定し、予めフェイスカラータイプ毎に口紅、ヘアカラー、アイシャドウ等の適合色(似合う色)を検証して構築しておいたデータベースを利用して、アドバイス等を行う手法が幾つか確立されている。フェイスカラータイプの分類については、ブルーベースとイエローベースの2類型に大別し(顔の肌色のベースカラータイプを2種類に大別する)、さらに各類型(ベースカラータイプ)を顔の肌色の深さ(明度)によって数類型(例えば2類型)に分類することが従来広く行われていたが、本発明者は、鋭意検討の結果、従来よりも的確なフェイスカラータイプの分類を検討した。すなわち、日本人のスキントーンをベースとした分類では、所謂ラテン系民族や黒人系民族のスキントーンに比べて明度の個人差が非常に小さく、また、その反面、化粧品の色が顔のメイクアップによって作り出されるイメージに与える影響が大きいため、ある程度、細かい分類が必要であるが、現在普及している一般的なドレープ分析では、日本人女性の場合、例えば10以上の類型に細かく分類しようとすると類型分類がしにくい上、口紅、ヘアカラー、アイシャドウ、チークカラー、マスカラといった化粧品の色との適合性(似合うか、ミスマッチか)や、カラーコーディネート用商品を使用して形成される顔の印象との関係性も極めて複雑かつ不明瞭となる。一方、分類数が少ない場合(例えば、4分類以下)は、口紅、ヘアカラー、アイシャドウ、チークカラー、マスカラといった化粧品の色との適合性、形成される顔の「印象」との関係を鑑みると、ミスマッチとなる例が多くなる。このため、ここでは、日本人のスキントーンの分析等を考慮して、フェイスカラータイプの分類は7類型による分類とした。但し、本発明においては、7分類に限定されず、分類数が7以外である場合でも適用可能である。また、フェイスカラータイプは、ブルーベースとイエローベースとの中間に、どちらとも分類しがたい微妙かつ複雑なスキントーンが存在するが、表2では、顔のメイクアップによって形成される「印象」上の取り扱いに鑑みて、クールスキントーンに分類している(表2の水星(W))。
表2は、フェイスカラータイプの具体例を示す。表2に示すフェイスカラータイプは、具体的には、(顔の)肌の色(スキントーン。素肌の色。以下「アンダートーン」と言うこともある)の2つのベースカラータイプ(クールスキントーン、ウォームスキントーン)をベースに、髪の色(以下、髪色と略す場合がある)を加味して、クールスキントーン(寒色系。ブルーベース)4類型、ウォームスキントーン(暖色系。イエローベース)3類型の合計7類型(カラータイプ)に分類している。
ここでは、7類型のフェイスカラータイプに、それぞれを象徴する呼称として、月(W)(ムーン(W)、Moon(W))、火星(W)(マース(W)、Mars(W))、水星(W)(マーキュリー(W)、Mercury(W))、木星(W)(ジュピター(W)、Jupiter(W))、金星(W)(ビーナス(W)、Venus(W))、土星(W)(サターン(W)、Saturn(W))、太陽(W)(サン(W)、Sun(W))の言葉を当てている。一つの類型(フェイスカラータイプ)には、3種類の呼称を当てており、月(W)、火星(W)、水星(W)、木星(W)、金星(W)、土星(W)、太陽(W)は第1呼称、ムーン(W)、マース(W)、マーキュリー(W)、ジュピター(W)、ビーナス(W)、サターン(W)、サン(W)は第2呼称、Moon(W)、Mars(W)、Mercury(W)、Jupiter(W)、Venus(W)、Saturn(W)、Sun(W)は第3呼称である。本明細書では、3種類の呼称は、それぞれ単独でも特定の1つのフェイスカラータイプを示すが、2種類以上の呼称を一括して用いる場合でも、特定の1つのフェイスカラータイプを指す。また、以下、女性のフェイスカラータイプの呼称として、「(W)」を省略して示す場合がある。
クールスキントーンの4つのカラータイプはマーキュリー(水星)、ジュピター(木星)、ムーン(月)、サターン(土星)の順で次第に顔の肌色の深さが増す(明度が暗い側となる)ように配列され、ウォームスキントーンの3つのカラータイプはサン(太陽)、マース(火星)、ビーナス(金星)の順で顔の肌色の深さが増す(明度が暗い側となる)ように配列されている。
なお、表2中、「ソフトブラック」とは灰色がかった黒、「ソフトブラウン」とは灰色がかった茶色である。
Figure 2006024203
クールスキントーンの4つのフェイスカラータイプは、単に顔の肌色(スキントーン)の明度が異なるのみでは無く、顔の肌色と髪の色との関係(表2中「肌×髪」)にも違いがある。具体的には、ウォームスキントーンに近い側から順に、7種のフェイスカラータイプの内、顔の肌色の明度が、クール系とウォーム系の中間的位置にあるマーキュリー(水星)を基準に、ジュピター(木星)はライト系(ローコントラスト)、ムーン(月)はハイコントラスト、サターン(土星)はダーク系(ローコントラスト)である。このことは、ウォームスキントーンの3つのカラータイプについても同様であり、顔の肌色と髪の色との関係がクールスキントーンに近い側から順に、サン(太陽)はライト系(ローコントラスト)、マース(火星)はハイコントラスト、ビーナス(金星)はダーク系(ローコントラスト)になっている。ライト系、ハイコントラスト、ダーク系のそれぞれの肌と髪の色の組み合わせは、表2に示す通りである。ライト系、ダーク系は、顔の肌色と髪の色との関係がいずれもローコントラストになっており、ライト系は明るい色同士、ダーク系は深い色同士の組み合わせである。
表3、表4は、各フェイスカラータイプにおける、口紅、ヘアカラー、アイシャドウ、チークカラー、マスカラの色(適合色)を、フェイスカラータイプ毎に分類して示したものである。
各フェイスカラータイプで、適合する化粧品の適合色にはある程度の幅がある。例えば「土星、サターン、Saturn」のフェイスカラータイプに適合する口紅色には、表3のラズベリーレッド(赤紫色)の他、表4のローズワイン等が存在する。口紅以外の化粧品(ヘアカラー、アイシャドウ、チークカラー、マスカラ)の色は、表3、表4に例示したように、口紅色との組み合わせで口紅色と同じフェイスカラータイプに適合する適合色であれば、口紅色に対する共通の適合色としてカラーコーディネートに用いることが可能である。「土星、サターン、Saturn」のフェイスカラータイプに適合する口紅色であるローズワインに適合するアイシャドウの適合色としては、表3に例示したダブグレー、表4に例示したモーブ(青紫)以外に、チャコールグレー(図10参照)やシルバー等も存在するが、これらの色も、このフェイスカラータイプに属する口紅色に対応する適合色として用いることが可能である。
Figure 2006024203
Figure 2006024203
対象者側色情報に基づくフェイスカラータイプの分類は、熟練カラーコーディネータの経験則、カラーコーディネートにかかるコンサルティング記録の統計等に基づいて構築されたものであり、具体的には、ドレープ分析を主とする対象者の髪の色、瞳の色、顔の肌色や明度等の分析結果である対象者側色情報を7類型に分類している。また、表3、表4では、熟練カラーコーディネータの経験則、カラーコーディネートにかかるコンサルティング記録の統計等に基づいて、各類型(フェイスカラータイプ)毎に、メイクアップ用化粧品(ここでは口紅、ヘアカラー、アイシャドウ、チークカラー、マスカラ)の適合色(似合う色)を分類している。但し、瞳の色は、顔の肌色や髪色に比べて顔のメイクアップ上の影響、「印象」に与える影響が小さいため、ここでは、フェイスカラータイプを決める判定条件や、印象タイプを判定する判定条件として用いない。
なお、化粧品の各フェイスカラータイプ毎の適合色の分類は、単に対象者側色情報に対応する適合色(似合う色)ということでは無く、化粧品間の適合色も考慮したものになっている。
次に、印象タイプについて説明する。
すでに述べたように、印象タイプは、人(ここでは特に女性)に備わっている印象基礎要因によって形成される「印象」を分類したものである。
本発明者等は、髪形、髪色、顔の造作(顔の骨格、眉の形、目の大きさ・形、鼻の形、口の形、まつげの長さ・量)、声の大きさ、身振り手振り、表情等といった印象基礎要因と、人の「印象」との関係を分析した結果、日本人女性については6分類(図6、図7参照)に大別できることを見いだした。なお、ここで説明する6分類の印象タイプは、日本人のみに適用されるものではなく、他の民族にも適用可能であることは言うまでもない。
図6、図7において、各印象タイプT1〜T6には、カジュアル・ナチュラル(符号T1)、シャープ・モダン(符号T2)、アーティスティック(符号T3)、ゴージャス・ドラマティック(符号T4)、クラッシック(符号T5)、ロマンティック・フェミニン(符号T6)の呼称を用いている。
図6は、6つの印象タイプT1〜T6毎に「印象」を示す言葉(キーワード)を纏めた印象マップM1、図7は、6つの印象タイプT1〜T6毎に、コーディネートに適した商品の代表例を纏めた印象マップM2を示す。ここで、「コーディネートに適した商品」とは、図6に示した各印象タイプT1〜T6別の「印象」の形成に適した商品のことである。ある印象タイプに対応する商品を、別の印象タイプの人のコーディネートに用いた場合は、印象基礎要因とのミスマッチが生じる可能性があり、「印象作り」の上で不都合が生じる場合がある。逆に、印象基礎要因に基づく印象タイプに対応して、当該印象タイプ用のコーディネート用商品として選定されている商品をコーディネートに用いるならば、当該印象タイプの「印象」を一層引き立てる「印象作り」を実現できる。
なお、図3に示したように、コーディネート支援システム10の管理装置11のデータベース112の商品情報格納部112aに商品毎に格納されている情報は、商品毎に、6つの印象タイプのいずれか1つに対応する印象タイプ情報44が付されて分類されている。この商品情報格納部112aに情報が格納されている商品は、いずれも、6つの印象タイプのいずれか1つに対応する「コーディネートに適した商品」である。
但し、既に述べたように、女性の印象分析においては髪形の影響が大きく、本実施形態で挙げた6つの印象タイプも、図8(a)〜(f)に示した髪形(符号H1〜H6)のみを判定条件として分類することができる。図8に例示した6つの髪形H1〜H6は、6つの印象タイプに対応するものであり、髪形H1はカジュアル・ナチュラル、髪形H2はシャープ・モダン、髪形H3はアーティスティック、髪形H4はゴージャス・ドラマティック、髪形H5はクラッシック、髪形H6はロマンティック・フェミニンにぞれぞれ対応している。
一方、女性の場合、顔のメイクアップについて適切なカラーコーディネートを実現することの必要性が高いことから、ここでは、印象タイプとフェイスカラータイプとの関係によって、トータルなコーディネートを実現するために、7つのフェイスカラータイプと6つの印象タイプとの対応関係についても検討した。「印象作り」のための印象タイプと、これに適合するフェイスカラータイプとが決まれば、フェイスカラータイプによって、顔のメイクアップ用の化粧品の適切な色を選定することができ、顔のメイクアップを含むトータルなコーディネート及び「印象作り」を効率良く実現できる。
図9は、7つのフェイスカラータイプと6つの印象タイプとの対応関係を示す。
図9に示すように、7つのフェイスカラータイプと6つの印象タイプとの関連付けは1対1の関係では無い。
「土星 サターン Saturn」のフェイスカラータイプは、シャープ・モダンの「印象作り」、アーティスティックの「印象作り」、のいずれにも適している。「月 ムーン Moon」のフェイスカラータイプは、ゴージャス・ドラマティックの「印象作り」に適している。
「木星 ジュピター Jupiter」のフェイスカラータイプは、髪形とコーディネート用商品の使用とによって形成される「印象」との関係を考慮して、ソフト系(図9中「ソフト」)と、ミュート系(図9中「ミュート」)とに分かれる。ソフト系はロマンティック・フェミニンの「印象作り」に適しており、ミュート系はシャープ・モダン及びクラッシックのいずれの「印象作り」にも適している。「木星 ジュピター Jupiter」のフェイスカラータイプにおけるソフト系、ミュート系の分類は、顔の骨格、眉の形、目の大きさ・形、鼻の形、口の形、まつげの長さ・量、声の大きさ、身振り手振り、表情などといった、印象基礎要因によって決めることができる(1又は複数の印象基礎要因を使用する)。概ね、「顔の造作」によって分類することができ、例えば、眉毛が濃い、鼻が大きい(あるいは高い)、あごがごつい等、顔に特徴的な部分がある場合はミュート系、特に特徴的部分が無い場合はソフト系である。なお、ソフト系、ミュート系を判定するための印象基礎要因としては、例えば、身振り手振り(動作が速い、ゆっくり)、話す速度(速い、ゆっくり)などといった挙動特性に関するものを追加しても良いことは言うまでも無い。
「水星 マーキュリー Mercury」のフェイスカラータイプは、カジュアル・ナチュラルの「印象作り」に適している。
「太陽 サン Sun」のフェイスカラータイプは、「木星 ジュピター Jupiter」と同様にソフト系とミュート系とに分類される。ソフト系、ミュート系の分類は、「木星 ジュピター Jupiter」におけるソフト系とミュート系との分類と同様である。この「太陽 サン Sun」のフェイスカラータイプのソフト系は、ロマンティック・フェミニンの「印象作り」に適しており、ミュート系はカジュアル・ナチュラルの「印象作り」に適している。
「火星 マース Mars」のフェイスカラータイプは、カジュアル・ナチュラル、ゴージャス・ドラマティックのいずれの「印象作り」にも適している。
「金星 ビーナス Venus」のフェイスカラータイプは、髪形とコーディネート用商品の使用とによって形成される「印象」との関係を考慮して、アート系とリッチ系とに分かれる。アート系はアーティスティックの「印象作り」に適しており、リッチ系はゴージャス・ドラマティックの「印象作り」に適している。「金星 ビーナス Venus」のフェイスカラータイプにおけるアート系、リッチ系の分類は、顔の骨格、眉の形、目の大きさ・形、鼻の形、口の形、まつげの長さ・量、声の大きさ、身振り手振り、表情などといった、印象基礎要因によって決めることができる(1又は複数の印象基礎要因を使用する)。概ね、「顔の造作」によって分類することができ、例えば、眉毛が濃い、鼻が大きい(あるいは高い)、あごがごつい等、顔に特徴的な部分がある場合はアート系、特に特徴的部分が無い場合はリッチ系といったように、アート系とリッチ系とはフェイスカラータイプ以外の印象基礎要因によって分類される。なお、アート系、リッチ系を判定するための印象基礎要因としては、例えば、身振り手振り(動作が速い、ゆっくり)、話す速度(速い、ゆっくり)などといった挙動特性に関するものを追加しても良いことは言うまでも無い。
ところで、本発明者の鋭意検討の結果、「金星 ビーナス Venus」のリッチ系に関しては、図23に示す髪形を採用することで、既述の6つの印象タイプとは異なる印象タイプを形成することが判ってきた。図24では、この印象タイプを「ワイルド・リッチ」の呼称を用いて示した。
図25は、ワイルド・リッチを含む7つの印象タイプの特徴を纏めたものである。図25において、各印象タイプに付した説明の内、(a)は当該印象タイプの印象を示す代表的な言葉、(b)はマッチングの良いコーディネート方針、(c)はコーディネートに適した素材、(d)は当該印象タイプの印象を示す。
本発明に係るコーディネート支援システム10についての説明を続ける。
コーディネート支援システム10は、(a)コーディネート対象者に備わった印象基礎要因に対応して、「印象作り」に好適な印象タイプを判定し、判定結果(診断結果)及びアドバイス情報を提供する機能(印象分析機能)と、(b)判定された印象タイプの「印象作り」に適したコーディネート用商品に係る商品情報、売り場位置情報、髪形情報(女性用)を提供する機能(アイテム情報提供機能)と、(c)コーディネート対象者が希望する印象タイプの「印象作り」に適したコーディネート用商品に係る商品情報、売り場位置情報、髪色情報(男性用)、髪形情報(女性用)を提供する機能(タイプ変更支援機能)と、(d)店舗内の消費者動線(以下、印象動線とも言う)の調整を支援する機能(売り場管理支援機能)とを有する。
なお、印象分析機能には、男性用診断機能と女性用診断機能とがある。また、アイテム情報提供機能及びタイプ変更支援機能も、男性用と女性用とで異なる。
コーディネート支援システム10の管理装置11の情報処理部111は、コーディネート支援システム10全体の動作制御用の制御装置を兼ねる。端末装置12については、パソコン本体121が、情報処理部111からの指令や、本コーディネート支援システム10を利用するユーザーによるキーボード123やマウス125の操作によって入力される指令に基づいて、ディスプレイ122やスピーカ126やプリンタ127の駆動を制御する制御装置としての機能を果たす。
図26に示すように、前記情報処理部111は、男性用のコーディネート支援を行うための男性用処理部111Aと、女性用のコーディネート支援を行うための女性用処理部111Bとを具備している。
男性用処理部111Aは、端末装置12から入力された前記ベースカラータイプ及び前記髪色のデータから、前記ベースカラータイプと前記髪色とによって決まる印象ベースタイプを判定し、判定した印象ベースタイプに対応して、顔の肌色の明度、及び、顔の造作及び/又は挙動特性のデータをコーディネート対象者から取得するための質問情報を端末装置に送出する質問情報送出部111aと、前記質問情報に対する回答として端末装置から受信した情報に基づいて印象タイプを判定する判定部111bと、判定した印象タイプに対応するコーディネート支援情報を端末装置に送出する支援情報送出部111cと、判定した印象タイプとは異なる印象タイプへの変更要求が端末装置から入力されたときに、入力済みの前記ベースカラータイプ、顔の造作及び/又は挙動特性のデータに基づいて、髪色の変更によって変更可能な印象タイプを示す情報、及び/又は、変更可能な印象タイプに対応するコーディネート支援情報を端末装置に送出する変更情報送出部111dを有する。
女性用処理部111Bは、端末装置12からの入力情報に含まれる、コーディネート対象者に備わっている顔の肌色及び髪色、あるいは、前記フェイスカラータイプ、のデータから識別したフェイスカラータイプが、印象タイプの判定にコーディネート対象者に備わっている顔の造作と挙動特性とを必要とするものである場合には前記端末装置から入力された顔の造作と挙動特性とについてのデータを加味して前記フェイスカラータイプに対応する1又は複数の印象タイプを判定し、入力情報から識別されるフェイスカラータイプが印象タイプの判定に顔の造作と挙動特性とを必要としないものである場合には前記フェイスカラータイプに対応する1又は複数の印象タイプを判定する判定部111eと、当該管理装置に格納しておいた印象タイプ毎の髪形情報の内、前記判定部にて判定された印象タイプに対応する髪形情報を端末装置に送出する髪形情報送出部111fと、該髪形情報送出部111fから端末装置に送出した髪形情報の内の一つが端末装置にて指定され、この指定された髪形情報を示す情報を端末装置から受信することで、指定された髪形情報に基づいて印象タイプを判定するとともに、指定された髪形情報の印象タイプに対応する前記コーディネート支援情報を端末装置に送出する支援情報送出部111gとを具備して構成されている。
コーディネート支援システム10は、まず、情報処理部111の制御によって端末装置12のディスプレイ122に性別選択画面を表示させておき(ステップ201)、ユーザーによって性別が選択されると、選択された性別に対応するスキントーン入力支援画面をディスプレイ122に表示させる。ユーザーが「男性」を選択すると男性用のスキントーン入力支援画面(男性用印象分析の解説等を表示する画面)をディスプレイ122に表示させ(ステップM1)、「女性」を選択すると女性用のスキントーン入力支援画面(女性用印象分析の解説等を表示する画面)をディスプレイ122に表示させる(図28のステップW1)。
(男性用印象分析機能)
男性用印象分析機能(男性用診断機能)は、コーディネート対象者(男性)に係る顔の肌色(印象基礎要因。スキントーンと明度)に係る情報と、髪性状(印象基礎要因。特に髪色の影響が大きい)に係る情報と、これら以外の印象基礎要因(主として、顔の造作、顔における特徴的部分の有無等)に係る情報とを、端末装置12から管理装置11に入力することで、この入力情報に基づいて、情報処理部111がコーディネート対象者の印象タイプを判定し、判定結果(診断結果)及びアドバイス情報を提供するものである。
スキントーンや明度、髪色の診断は、例えば、売り場の販売員のサポート等によっても行うことができるが、このコーディネート支援システム10は、コーディネート支援システム10を利用するユーザーによる印象基礎要因情報の入力をサポートするための入力支援画面として、スキントーン入力支援画面S11(図11参照)、質問表示画面S12、S13(図12、図13参照)を表示(ステップM1、ステップM3)する機能を有しており、コーディネート支援システム10を利用するコーディネート対象者が、ディスプレイ122に表示する入力支援画面に従って端末装置12を操作することで、印象基礎要因情報の入力を簡単に行える。
図11は、男性用のスキントーン入力支援画面S11の一例を示す。スキントーン入力支援画面S11は、コーディネート対象者の顔の肌色のスキントーン(ベースカラータイプ)がクール系、ウォーム系のいずれに属するかを分析(肌色診断)した情報を管理装置11に入力するためのものである。図11のスキントーン入力支援画面S11の具体的表示内容は、金色製品、銀色製品を分析用ドレープとして用いる肌色診断を、コーディネート支援システム10のユーザー(コーディネート対象者)に指示するものであり、表示内容に従って肌色診断を行った結果、ユーザーが、クール系、ウォーム系のいずれか一方を選択することで、管理装置11にコーディネート対象者のスキントーンに係る情報(スキントーン情報)が入力されるようになっている。なお、図11では、端末装置12に備え付けの金色シート、銀色シートを分析用ドレープとして用いる肌色分析をコーディネート対象者に指示する入力支援画面になっている。
コーディネート対象者(男性)の髪色についても、例えば、分析用ドレープを用いるドレープ分析(髪色診断)をコーディネート支援システム10のユーザー(コーディネート対象者)に指示するとともに、診断によって判明した髪色(髪色情報)を入力できるようになっている入力支援画面の表示等によって、髪色情報の入力を支援することが可能であることは言うまでもない。
なお、端末装置12には、肌色診断や髪色診断等の利便性のため、分析用ドレープとして利用できる金色製品、銀色製品や、髪色診断用の分析用ドレープ、鏡等を備え付けておくことが好ましい。
管理装置11に入力される髪色情報は、入力支援画面の指示表示等によって、少なくとも、髪色がクール系、ウォーム系のいずれに属するかを把握できるものである。例えば、ドレープ分析を利用して端末装置12から入力する髪色情報が、黒、ダークグレー、シルバー、黄色みの入ったブラウン、明るい茶色などといった具体的な色を把握可能なもの(髪色の分析(髪色診断)に用いたドレープの番号なども含まれる)であれば、入力された髪色情報から、管理装置11にてコーディネート対象者の髪色がクール系、ウォーム系のいずれに属するかを把握できる。
スキントーン情報と髪色情報とが管理装置11に入力されると、情報処理部111の制御によって、スキントーン(クール系、ウォーム系)と髪色情報から判定される髪色のカラータイプ(クール系、ウォーム系)とによって印象ベースタイプ(クール系、ウォーム系)が判定され、この判定された印象ベースタイプに対応する質問表示画面がディスプレイ122に表示される(ステップM2)。
図12、図13は、男性用の質問表示画面S12、S13の一例を示す。質問表示画面は、ここでは、コーディネート対象者の顔の肌色の明度に関する情報(印象基礎要因)と、人(コーディネート対象者)の顔の特徴的な部分の有無(眉の色や形、目の大きさや形、鼻の形(高さ等)、口の形、まつげの長さ・量、顎の形(大きさも含む)などといった、顔の造作(ごつい、シャープ、ソフト(丸みを帯びている)等)を判断するためのものや、声の大きさ、身振り手振り、表情、行動パターンなどといった挙動に係るもの、などの印象基礎要因に係る情報とを管理装置11に入力するための入力支援画面である。図12に例示した質問表示画面S12は、判定された印象ベースタイプがクール系の場合に表示するもの、図13に例示した質問表示画面S13は、判定された印象ベースタイプがウォーム系の場合に表示するものである。
図12、図13に例示した質問表示画面S12、S13は、印象タイプ毎に複数の質問情報を集合配置して表示している。図12、図13において、符号Q1〜7は、印象タイプ毎に複数の質問情報を集合配置した質問情報ユニットであり、各質問情報ユニットQ1〜7には、質問情報として、コーディネート対象者の顔の肌色の明度に関する情報を入力するための明度入力用質問情報q1〜7と、挙動的印象基礎要因に関する情報の入力用の質問情報(挙動的要因質問情報q11〜17)が設けられている。なお、各挙動的要因質問情報q11〜17は、印象タイプの判定の的確性を担保するために、5以上の質問情報によって構成することが好ましく、図12、図13に例示した質問表示画面S12、S13では5個の質問情報を集合させた挙動的要因質問情報q11〜17を例示している。
顔の肌色の明度は、ドレープ分析等によって診断して入力する方式とすることがより的確ではあるが、図12、図13に例示したように、例えば「色白」とか「色黒」といった単純な内容の明度入力用質問情報によって、入力の手間を簡素化することも可能である。
図12、図13に例示した質問表示画面S12、S13に表示した各質問情報ユニットQ1〜7には、質問情報毎のチェックボックスcbが設けられている。コーディネート対象者が質問情報の内容について「該当する」と判断したら、この質問情報について設けられているチェックボックスcbをクリックしてチェック印を入れることで、質問情報として記載された印象基礎要因に関するデータが入力されることになる。
なお、印象基礎要因情報を端末装置12から入力するための方式としては、上述したチェックボックスcbをクリックするものに限定されず、これ以外の方式を採用可能であることも言うまでも無い。
なお、情報処理部111は、各印象タイプの顔の肌色の明度の範囲を予め設定しておき、例えば分析用ドレープ番号の入力等によって、顔の肌色の明度が属する印象タイプを判定できるようにしておく。
クール系の印象ベースタイプ用の質問表示画面S12には、クール系の印象ベースタイプに属する4つの印象タイプ(土星、月、木星、水星)に係る質問情報ユニットQ1〜4が表示される。そして、この質問表示画面S12は、コーディネート対象者が選択して質問への回答の入力(ここでは、チェックボックスcbのクリックによるチェック印の入力)を行った質問情報ユニットについて、チェック数(該当数)が質問情報の数の過半数に達したら、該当の印象タイプに係る顔の肌色、顔の造作、挙動特性のいずれか1以上に係る情報である印象基礎要因情報が管理装置11に入力されることとなり、管理装置11の情報処理部111によって、このコーディネート対象者に係る「印象作り」に適した印象タイプが、選択した質問情報ユニットに係る印象タイプであるものと判定されるようになっている。最初に回答を行った質問情報ユニットについて、チェック数(該当数)が質問情報の数の過半数に満たなかったら、当該質問情報ユニットに表示した別の質問情報ユニット(変更先ユニット指示表示h1)について回答入力を行い、チェック数(該当数)が質問情報の数の過半数に達する質問情報ユニットを見付けるようにする。チェック数(該当数)が質問情報の数の過半数に達する質問情報ユニットが発生したら、印象タイプが判定可能となり、例えば、自動的に画面表示が切り替わるなどにより、質問表示画面S12からの印象基礎要因情報の入力作業が完了する。図27のステップM3では、チェック数(該当数)が質問情報の数の過半数に達する質問情報ユニットの有無を把握する。また、チェック数(該当数)が質問情報の数の過半数に達する質問情報ユニットが発生しなかった場合は、印象分析は不能であるので、その旨を示す情報をディスプレイ122に表示する(ステップM4の分析不能表示画面の表示)。
一方、ウォーム系の質問表示画面S13には、ウォーム系の印象ベースタイプに属する3つの印象タイプ(太陽、火星、金星)に係る質問情報ユニットQ5〜7が表示される。
この質問表示画面S13についても、質問情報毎に設けられているチェックボックスcbのチェック数(該当数)が質問情報の数の過半数に達したら、印象タイプが判定されること、チェック数(該当数)が質問情報の数の過半数に達しない場合に、変更先ユニット指示表示h1にしたがって、別の質問情報ユニットの質問情報について回答するようになっていることは、クール系の質問表示画面S12と同様である。
男性コーディネート対象者の印象分析の場合、印象タイプは、顔の肌色のベースカラータイプ、髪色、顔の肌色の明度のデータに、顔の造作に関する情報(データ)と挙動的要因に関する情報(データ)とを加味して総合的に判定される。前記コーディネート支援システム10では、印象ベースタイプの判定後、質問表示画面S12、S13を用いた入力支援によって入力される顔の造作に関する情報(データ)と挙動的要因に関する情報(データ)とに基づく総合的な判定によって印象タイプを判定する。ここで判定される印象タイプは、必ずしも、顔の肌色の明度のみによって決定付けられるものではない。男性コーディネート対象者の印象分析の場合、顔の造作や挙動的要因が印象に与える影響が大きい。顔の肌色の明度は、印象タイプを判定するための1要素に過ぎず、顔の造作や挙動的要因のデータは、印象タイプの判定の上で、顔の肌色の明度に比べて重要性が高い。
なお、質問表示画面を利用して、コーディネート対象者に適合する印象タイプを判定する手法としては、上述したような各印象タイプにチェック数(該当数)が質問情報の数の過半数に達することを条件にするもの以外、各種方式のものを採用できることは言うまでも無い。
ベースカラータイプ(クール系、ウォーム系)、髪色のカラータイプ(クール系、ウォーム系)、顔の肌色の明度、顔の造作あるいは挙動、といった印象基礎要因の端末装置12への入力が済んだら、管理装置11の情報処理部111によって印象タイプが判定される。
前記コーディネート支援システム10の情報処理部111は、印象ベースタイプ別に印象タイプを判定する。図14は、クール系の印象ベースタイプにおける印象タイプの判定の流れを示すフローチャート、図15は、ウォーム系の印象ベースタイプにおける印象タイプの判定の流れを示すフローチャートである。前記コーディネート支援システム10の情報処理部111は、端末装置12から入力されたコーディネート対象者に係るベースカラータイプ及び髪色に基づいてコーディネート対象者の印象ベースタイプを判定すると、判定した印象ベースタイプがクール系であれば、図14のフローチャートに示される流れによる印象タイプの判定に進み、判定した印象ベースタイプがウォーム系であれば、図15のフローチャートに示される流れによる印象タイプの判定に進む。図14、図15のフローチャートに示す印象タイプの判定の流れは、具体的には、図12、図13に示した質問表示画面S12、S13にて表示した質問情報に対するコーディネート対象者からの回答(印象基礎要因の入力)に基づいて情報処理部111が印象タイプを判定する判定手順である。
図14のフローチャートに示すように、クール系における印象タイプの判定は、まず、ステップ101にて、質問表示画面S12の顔造作入力用質問情報に対してコーディネート対象者から入力された情報(回答)に基づいて「ぱっと見たとき、顔のどこかに印象的な部分がある」かどうかを判定し、「ある」場合(図14中「YES」)はステップ102に進み、無い場合(図14中「NO」)はステップ103に進む。ステップ102、103は、いずれも、顔の肌色の明度に関する判定事項であり、質問表示画面S12の明度入力用質問情報に対してコーディネート対象者から入力された情報(回答)に基づいて印象タイプを判定するものである。ステップ102にて、「かなり日に焼けているか、もともと色が黒い方だ」ということに該当する場合(図14中「YES」)は印象タイプが「土星」タイプであるものと判定し、該当しない場合は印象タイプが「月」タイプであるものと判定する。ステップ103にて、「色が白く(明るく)、顔立ちがソフトな印象を与える。」ということに該当する場合(図14中「YES」)は印象タイプが「水星」タイプであるものと判定し、該当しない場合は印象タイプが「木星」タイプであるものと判定する。
一方、図15のフローチャートに示すウォーム系における印象タイプの判定は、まず、ステップ104にて、質問表示画面S13の明度入力用質問情報に対してコーディネート対象者から入力された情報(回答)に基づいて、「かなり日に焼けているか、もともと色が黒い方だ」ということに該当する場合(図15中「YES」)は印象タイプが「金星」タイプであるものと判定し、該当しない場合はステップ105に進む。ステップ105は、質問表示画面S13の顔造作入力用質問情報に対してコーディネート対象者から入力された情報(回答)に基づいて「ぱっと見たとき、顔のどこかに印象的な部分がある」かどうかを判定し、「ある」場合(図15中「YES」)は印象タイプが「火星」であるものと判定し、無い場合(図15中「NO」)は印象タイプが「太陽」であるものと判定する。
コーディネート支援システム10は、ステップM5にて印象タイプが判定されたら、判定結果(診断結果)を含むアドバイス情報(「印象作り」のためのコーディネートに関するアドバイスの情報)を提供するアドバイス表示画面S14を、端末装置12のディスプレイ122に表示する(ステップM6)。また、アドバイス表示画面S14は、キーボード123やマウス125の操作等によってプリントアウト指令を入力することで、プリンタ127からプリントアウトできる。
図16は、ディスプレイ122に表示されるアドバイス情報(アドバイス表示画面S14)の一例を示す。ディスプレイ122に表示されるアドバイス情報は、管理装置11によって判定された印象タイプに係るものであることは言うまでも無い。
(男性用アイテム情報提供機能)
次に、アイテム情報の要求の有無を判断する(ステップM7)。端末装置12からアイテム情報の要求指令を入力すると、管理装置11から端末装置12に回答として、管理装置11によって判定された印象タイプの「印象作り」に適したコーディネート用商品に係る商品情報及び売り場位置情報が返信され、この商品情報や売り場位置情報がディスプレイ122に表示される(ステップM8)。アイテム情報の要求指令は、例えば、図16に設けておいた要求指令用のボタン(図示略)のクリック操作などにより、端末装置12から管理装置11に送信できる。
図17は、要求指令に対する回答として、管理装置11から端末装置12のディスプレイ122に表示される売り場位置情報の一例を示す。図17は、店舗1(百貨店)内の売り場の配置を示す地図形式の情報(売り場位置表示画面S15)になっており、管理装置11によって判定された印象タイプの「印象作り」に適したコーディネート用商品を扱う売り場2aに印が付けられている。図示を略すが、売り場位置表示画面S15では、前記売り場2aを示す印以外に、売り場2aの取り扱い商品(但し、管理装置11によって判定された印象タイプに適合する商品)の物品名等を示す表示を売り場2aの表示の近傍に表示させることがより好ましい。さらに、この売り場位置表示画面S15に表示された前記売り場2aを示す表示のクリック操作などによって、売り場の指定操作を行うと、この売り場2aで扱う商品(但し、管理装置11によって判定された印象タイプに適合する商品)に係る商品情報などがディスプレイ122に表示される。ディスプレイ122に表示される商品情報は、例えば、商品実物を撮像した画像や、メーカー、素材、取り揃えサイズ、取り揃え色などである。
売り場位置情報や商品情報については、例えば、図16における「Yシャツ」、「ジャケット」、「タイ」、「シャツ・セーター」、「スーツ」、「パンツ」などいった物品名を示す文字表示をクリック用のボタンB1としておき、コーディネート対象者によってボタンB1がクリックされたら、このボタンB1が設けられていた物品名の商品情報を、情報処理部111が管理装置11のデータベース112に格納しておいた商品情報から検索して端末装置12のディスプレイ122に表示させ、さらに、コーディネート対象者が、ディスプレイ122に表示された商品情報を示す表示のクリック操作などによって商品の指定操作を行うことで、指定した商品を扱う売り場位置情報がディスプレイ122に表示されるようにすることも可能である。
なお、ディスプレイ122に表示された売り場位置情報や商品情報は、キーボード123やマウス125の操作等によってプリントアウト指令を入力することで、プリンタ127からプリントアウトできる。
(男性用タイプ変更支援機能)
コーディネート支援システム10は、男性コーディネート対象者から印象タイプの変更要求があった場合、予め、コーディネート対象者に係る印象タイプを示す情報(印象タイプ情報)が与えられた状態で、端末装置12から印象タイプの変更要求指令を入力することで、管理装置11がコーディネート対象者の印象タイプに基づいて変更可能な印象タイプを端末装置12に回答する。印象タイプの変更要求の有無を判断する(ステップM9)。コーディネート支援システム10の、コーディネート対象者に係る印象タイプ情報が与えられた状態とは、前述した男性用印象分析機能による印象タイプの判定結果が管理装置11に保存されている状態、あるいは、予めコーディネート対象者に発行したカードの情報記録部に記録されている印象タイプ情報(印象タイプを示す情報)をリーダー124で読み取ったり、売り場の販売員やコーディネート対象者自身が行った印象分析結果をキーボード123やマウス125を使って入力して、管理装置11に印象タイプ情報が入力された状態のことを指す。
管理装置11にコーディネート対象者に係る印象タイプ情報が与えられた状態で、端末装置12から印象タイプの変更要求指令を入力した場合は、情報処理部111によって、管理装置11に与えられている印象タイプ情報に基づいて変更可能な髪色及び印象タイプが判定され、変更可能な印象タイプに関する情報として、変更可能な髪色及び印象タイプについての情報(アドバイス情報、髪色情報等)が、管理装置11から端末装置12に回答され、ディスプレイ122への表示等によって提供される(ステップM10、M11)。但し、変更可能な印象タイプが無い場合は、その旨を示す回答情報を表示する(ステップM12)。なお、ここで、変更可能な印象タイプ、とは、変更できる可能性があるものも含む(例えば、後述の月、木星の火星への変更)。
既に述べたように、男性コーディネート対象者の場合、印象ベースタイプがクール系の人(顔の肌色と髪色とが両方ともクール系)は、髪色をウォーム系にすると、ウォーム系の印象ベースタイプの印象タイプに変更できる。管理装置11に、コーディネート対象者に係る印象タイプ情報が与えられた状態では、与えられている印象タイプ情報から、コーディネート対象者の印象タイプを形成する印象ベースタイプが判明するので、変更要求指令が入力されれば、変更可能な印象タイプや髪色の有無が判明する。また、表1を参照して判るように、土星と金星、水星と太陽は、印象ベースタイプが異なるのみで、顔の肌色の明度及び顔の造作はほぼ共通していることから、髪色の変更によって、土星から金星、水星から太陽への印象タイプの変更が可能である。また、月と木星は、表情、仕草に関する印象基礎要因を再度確認する必要があるものの、髪色をウォーム系に変更しさえすれば、顔の肌色と髪色との関係の点では、火星への印象タイプの変更が可能である。一方、管理装置11にウォーム系の印象タイプ情報が与えられている場合は、顔の肌色がクール系であれば、髪色をクール系にすれば印象ベースタイプをクール系に変更できる。但し、顔の肌色がウォーム系である場合は、髪色の変更によって変更可能な印象タイプは無い。例えば、金星、火星、太陽の内、顔の肌色がクール系であれば、髪色をウォーム系からクール系に変更すれば、金星は土星に変更可能であり、火星は月又は木星に変更可能であり、太陽は水星に変更可能である。
管理装置11の情報処理部111は、印象タイプ情報が与えられた状態で、端末装置12から印象タイプの変更要求指令が管理装置11に入力されると、管理装置11に与えられている印象タイプに対応して変更可能な印象タイプに係るアドバイス情報と髪色の情報とを端末装置12に送出し、ディスプレイ122に表示させる(ステップ11)。但し、管理装置11に与えられている印象タイプ情報が、ウォーム系の印象ベースタイプに属するものである場合は、コーディネート対象者に発行したカードの情報記録部に印象タイプ情報(印象タイプを示す情報)とともに予め記録しておいたスキントーン情報(顔の肌色のベースカラータイプ)をリーダー124で読み取るか、端末装置12のキーボード123及び/又はマウス125の操作による入力(情報処理部111からの指令によって端末装置12のディスプレイ122に入力支援画面を表示することも良い)によって、顔の肌色がクール系であることを示すデータが情報処理部111に与えられた場合に、変更可能な印象タイプに係るアドバイス情報と髪色の情報とを端末装置12に送出し、ディスプレイ122に表示させる(ステップM11)。また、男性用印象分析機能と同様に、質問表示画面S12、S13(図12、図13参照)を表示させ、変更先の印象タイプの確定を図ることがより好ましい。管理装置11に与えられている印象タイプ情報が、ウォーム系の太陽、火星、金星であり、しかも、顔の肌色がウォーム系である場合は、変更可能な印象タイプが無い旨を示す回答情報を表示する。
なお、管理装置11から端末装置12へ返信されディスプレイ122に表示される情報としては、変更可能な印象タイプに関するアドバイス情報及び髪色情報の内の片方のみであっても良い。
上述の髪色の変更による印象タイプの変更は、髪色以外の印象基礎要因が変化しないことを前提としている。しかし、顔の肌色の深さ(明るさ、明度)や顔の造作も、変更される可能性はある。
日焼けなどによって顔の肌色の明度(色の深さ)が変わったり、顔の整形(例えば顎を小さくする)などによって顔の造作が変わったり、日焼けサロン等によって人為的に顔の肌色の明度を変える場合には、コーディネート支援システム10(詳細には管理装置11)にコーディネート対象者に係る印象タイプ情報が与えられた状態において、端末装置12から、印象基礎要因情報の変更情報を入力することで、変更しない印象基礎要因情報(表1に示すように、印象タイプ毎に設定されている印象基礎要因に基づく情報)を保存したまま、変更を要する該当の印象基礎要因情報(顔の肌色の明度及び/又は顔の造作)のみを更新することができ、さらに、印象分析機能によって、更新後の印象基礎要因情報に基づく印象タイプの分析(診断)結果(変更可能な印象タイプ)やアドバイス情報等をディスプレイ122への表示等によって提供することができる。この場合も、男性用印象分析機能と同様にディスプレイ122への質問表示画面S12、S13(図12、図13参照)等の入力支援画面の表示を行うことによって、変更先の印象タイプの確定を図ることがより好ましい。さらに、髪色の変更によって、変更可能な印象タイプをディスプレイ122に表示させることも可能である。但し、変更可能な印象タイプが存在しない場合には、該当無しの旨を示す回答情報をディスプレイ122に表示させる。
(女性用印象分析機能)
図28は、女性用のコーディネート支援動作を示す、フローチャートである。
女性用印象分析機能は、コーディネート対象者(女性)に係る顔の肌色(スキントーン(ベースカラータイプ)と明度)、髪色(表2では「髪の色」)、顔の造作といった情報である印象基礎要因情報を、コーディネート支援システム10に端末装置12から入力することで、管理装置11の情報処理部111によって、「印象作り」に適した印象タイプを判定し、この印象タイプに係る情報(印象タイプ情報)を端末装置12のディスプレイ122に回答情報として表示して提供するものである。
ここで、顔の肌色(スキントーン(ベースカラータイプ)と明度)と、髪色(表2では「髪の色」)とについては、顔のメイクアップ支援用のカラーコーディネート用カード3(後述)や売り場の商品に添付しておいた情報記録部31に記録されているフェイスカラータイプ情報(フェイスカラータイプを示す情報)を端末装置12のリーダー124によって読み込むことなどによって簡単に入力できる。また、顔の造作、挙動特性に係る印象基礎要因の入力は、例えば、男性用印象分析機能にて説明した質問表示画面S12、S13に例示した顔造作入力用質問情報と同様に、端末装置12のディスプレイ122に表示(ステップW2)した顔造作入力用質問情報に対する回答として入力したり、顔造作入力用質問情報を印刷したマークシート形式等の質問シートを利用して入力を支援することも可能である。
フェイスカラータイプの分析を行ったコーディネート対象者に提供したカード3に記録されているフェイスカラータイプ情報を、印象タイプの判定(コーディネート支援システムの情報処理部が行う印象タイプの判定も含む)に利用する場合は、コーディネート対象者への「印象作り」のための印象タイプの判定、適切なアドバイス情報、商品情報、売り場位置情報等の提供を簡単に実現できる。カード3を商品に添付しておけば、カード3が添付されていた商品とコーディネート対象者のフェイスカラータイプとの適合性を見ることでコーディネート対象者のフェイスカラータイプを把握できるようになるため、カード3に記録されているフェイスカラータイプ情報を印象タイプ(コーディネート支援システムの情報処理部が行う印象タイプの判定も含む)の判定に利用することで、やはり、コーディネート対象者への「印象作り」のための適切なアドバイス情報、商品情報、売り場位置情報の提供を簡単に実現できる。
なお、コーディネート対象者のフェイスカラータイプの判定は、専門知識を有するカラーコーディネータが行うことがより適切であるが、近年、カラーコーディネートに関するコーディネート対象者の意識の向上、知識の普及が急速に進んでおり、また、化粧品等のコーディネート用商品を販売する売り場の販売員の教育も高度化していることに鑑みて、本発明では、「印象作り」のためのコーディネート用商品の選定に使用するフェイスカラータイプ情報として、コーディネート対象者が自分で判断したものや、販売員が判断したものを使用することを排除しない。
また、端末装置から入力された顔の肌色(スキントーン(ベースカラータイプ)と明度)のデータ、及び、髪色のデータによって、情報処理部111がフェイスカラータイプを判定することも可能である。この場合、情報処理部111は、各印象タイプの顔の肌色の明度の範囲を予め設定しておき、例えば分析用ドレープ番号の入力等によって、顔の肌色の明度が属する印象タイプを判定できるようにしておく。
情報記録部31に記録されたカラーコーディネート用情報は、顔のメイクアップ(ここでは、特に女性コーディネート対象者を対象とするものを指す)における顔の肌色(ベースカラータイプと明度)と髪色との組み合わせを、コーディネート対象者の顔の肌色をベースにタイプ分類した複数のカテゴリー(フェイスカラータイプ)の内の一つを示す情報である。フェイスカラータイプが判明すれば、これに適合する(似合う)化粧品の色も把握できるため、「印象作り」のためのトータルコーディネート(特に、カラーコーディネート)を行う上で有利である。
次に、カード3の具体例を説明する。
図10に示すカード3は、例えば、図5(b)に例示したように、商品(具体的には、ここでは口紅)を販売するためのパッケージ71に商品72(口紅)と一緒に同封することなどによって、商品に添付されるものである。但し、このカード3を添付する商品の種類、商品に対する添付方式(タグ取り付け糸による取り付け、クリップ止め等も含む)などには特に限定は無い。また、このカード3は、販売員から商品に対応するものとしてコーディネート対象者に手渡すようにしても良いことは言うまでも無い。
図10に示すように(図10はカード3の表側を示す)、カラーコーディネート用カード3の表面32には、フェイスカラータイプ表示部33と、適合色表示部34とが印刷によって設けられている。
記録部31は、カード3が添付される商品に係るフェイスカラータイプ情報(7種類のフェイスカラータイプのいずれか一つ)と、このカード3が添付されるコーディネート用商品(ここでは口紅)の物品種別情報(ここでは、物品種別情報は「口紅」を指す情報)とを含む情報が記録されたICチップであり、ここでは、カード3の意匠性に鑑みて、カード3の厚みを利用してカード3を構成する表裏一対のフィルムの間に挟み込んで固定し、外側からは目視で確認できないようにして設けられている。
フェイスカラータイプ表示部33は、このカード3が添付される商品に係るフェイスカラータイプ情報(このカード3が添付される商品の使用に適したフェイスカラータイプ)を目視で読み取り可能な記号33aや文字33bによって表示したものである。フェイスカラータイプを示す記号33aや文字33bは、複数のフェイスカラータイプ毎に設定されているものである。前述の表2、表3に示すように、ここではフェイスカラータイプを7分類としているため、フェイスカラータイプ毎に異なる記号33aや文字33bが表示された7種類のカード3が存在する。
なお、記録部31に記録されているフェイスカラータイプ情報のフェイスカラータイプは、フェイスカラータイプ表示部33に表示されているフェイスカラータイプと同じである。また、このカード3は、添付した口紅(の色)をカラーコーディネート用の基準商品(コーディネート基準商品)とし、該カード3に記録されたフェイスカラータイプ情報は、この口紅色が属するフェイスカラータイプを示す情報である。したがい、このカード3のフェイスカラータイプ情報を把握すれば、口紅以外のカラーコーディネート商品についての、コーディネート基準商品である口紅の色に適合する(似合う)色が判明する。
適合色表示部34は、前記フェイスカラータイプ情報、及び、当該カード3が添付される口紅の色の両方に適合する色に係る適合色情報を、口紅以外のカラーコーディネート商品(ここでは、ヘアカラー、アイシャドウ、チークカラー)別に目視可能に表示するものであり、具体的には、適合色情報の実際の色での着色によって表示したものである。この適合色表示部34によって表示される適合色情報は、7類型のフェイスカラータイプの内、カード3が添付される口紅(の色)をカラーコーディネートに利用できる特定のフェイスカラータイプ(複数有る場合は、選択した一つ)に属するものであり、7類型のフェイスカラータイプ毎に対応するものが採用される。
カード3の適合色表示部34に表示される適合色情報は、このカード3が添付される口紅(但し7類型のいずれかに属するもの)の色と、該当のフェイスカラータイプとに対応する適合色の中から選択した色を示す。図10は「土星、サターン、Saturn」の類型において口紅色がローズワインである場合を例示したものであり、口紅色に対する適合色のカラーサンプルを示す適合色表示部34では、ヘアカラー3色、アイシャドウ3色、チークカラー2色を表示している。表示する適合色の数には限定は無く、これより少なくても、多くても良い。
なお、情報記録部31を有するカード3としては、必ずしも、上述したようなフェイスカラータイプ表示部33、適合色表示部34を有する構成である必要は無く、少なくとも、フェイスカラータイプ情報が記録された情報記録部(一例として情報記録部31。フェイスカラータイプ表示部33も情報記録部として機能する)が設けられているカードであれば良い。
顔の肌色(スキントーン(ベースカラータイプ)と明度)、髪色(表2では「髪の色」)、顔の造作といった印象基礎要因情報の入力(あるいは、フェイスカラータイプ情報と顔の造作に関する情報の入力)が完了すると、顔の肌色と髪色とによって決まるフェイスカラータイプ情報と顔の造作に係る印象基礎要因情報とから、情報処理部111が図9に示すカラータイプと印象タイプとの対応関係に基づいて適合する印象タイプを判定し(ステップW3)、この判定した印象タイプを示す情報(印象タイプ情報)を端末装置12に回答情報として返信(送出)して、この回答情報をディスプレイ122に表示させる(ステップW4)。また、端末装置12からの入力された表示要求指令によって、判定した印象タイプに対応するアドバイス情報、商品情報、売り場位置情報の内の1以上を表示することも可能である。
ところで、女性の印象分析の場合、既に述べたように、髪形が印象に大きい影響を与える。また、フェイスカラータイプから採用可能と判定される印象タイプは1つは限らず、複数存在する場合がある。このため、このコーディネート支援システム10では、端末装置12から入力された印象基礎要因に基づいて判定した印象タイプ情報を端末装置12のディスプレイ122に表示させるにあたり、表示する各印象タイプ情報に対応する髪形についての情報も、画像情報として表示するようにする。
例えば、フェイスカラータイプが「土星」である場合、印象分析の分析結果(診断結果)として、判定された印象タイプであるシャープ・モダンの髪形(図8(b)の符号H2)と、アーティスティックの髪形(図8(c)の符号H3)とを画像情報(髪形情報)としてディスプレイ122に表示させる。図18は、印象分析の分析結果を表示する分析結果表示画面S16の一例であり、アーティスティックの印象タイプ情報を示す画面表示を例示している。この分析結果表示画面S16には、髪形H3の画像表示も含まれている。
印象基礎要因の分析の結果、判定される印象タイプが複数存在する場合は、1つの画面に複数の印象タイプに係る分析結果を並列表示したり、選択表示できるようにして、各印象タイプについての分析結果及び髪形情報の対比参照が容易なようにしておく。
ディスプレイ122に表示した髪形情報のクリック等によって髪形の指定操作を行うと、印象タイプが指定されたこととなり、指定した印象タイプの「印象作り」に好適なコーディネートのアドバイス情報が管理装置11から端末装置12に送出されてディスプレイ122に表示される。図19は、アドバイス情報を表示するアドバイス表示画面S17の一例であり、アーティスティックの印象タイプについてのアドバイス情報を表示するアドバイス表示画面を例示している。
なお、図18に例示した分析結果表示画面S16には、アイテム情報表示部h11が存在するが、このアイテム情報表示部h11は、アドバイス表示画面S17や、後述の商品情報表示画面S18に表示するようにしても良い。
(女性用アイテム情報提供機能)
また、髪形の指定操作後であれば、端末装置12から表示要求指令を入力すれば、指定した印象タイプの「印象作り」に好適なコーディネート用商品に係る商品情報や売り場位置情報を管理装置11から端末装置12に取り出し(情報処理装置111の駆動による管理装置11から端末装置12へのコーディネート支援情報の送出)、ディスプレイ122に表示させることができる。
図20は、商品情報(本明細書では、アイテム情報とも言う)を表示する商品情報表示画面の一例として、アーティスティックの商品情報表示画面S18を示す。また、売り場位置情報としては、例えば、図17に例示したように、店舗1(百貨店)内の売り場の配置を示す地図形式の画像情報を提供する。
なお、分析結果表示画面S16、アドバイス表示画面S17、ディスプレイ122に表示させた商品情報や売り場位置情報は、いずれも、プリンタからプリントアウト可能である。
(女性用タイプ変更支援機能)
このコーディネート支援システム10では、端末装置12から髪形選択要求指令を管理装置11に送信することで、適宜、髪形指定画面(例えば、図8(a)〜(f)に示す全ての髪形を表示させる)を表示させることができる(ステップW5において、髪形選択要求指令が有りの場合)。女性用の「印象作り」の場合、髪形の選定(指定)によって印象タイプが決まるため、コーディネート支援システム10の女性用印象分析機能によってフェイスカラータイプに基づいて印象タイプが判定された後でも、髪形指定画面を端末装置に呼び出して髪形を指定することで、印象タイプを変更できる。髪形の指定操作後であれば、端末装置12から表示要求指令を入力すれば、指定した印象タイプの「印象作り」に好適なコーディネート用商品に係る商品情報や売り場位置情報を管理装置11から端末装置12に取り出し、ディスプレイ122に表示させることができる。
また、このコーディネート支援システム10は、例えば、判定済みの印象タイプとフェイスカラータイプとに関する情報(データ)を端末装置12から管理装置11に入力することで、情報処理部111にて、印象タイプ及びフェイスカラータイプのみならず、顔の造作(及び/又は挙動特性)に関する情報(木星のソフト系、ミュート系の区別、太陽のソフト系、ミュート系の区別、金星のアート系、リッチ系の区別)をも識別できることから、髪形指定画面には、フェイスカラータイプ、顔の造作(及び/又は挙動特性)との適合性を加味して、端末装置12から入力した情報とフェイスカラータイプが共通するもの、顔の造作(及び/又は挙動特性)が共通するもの(ソフト系あるいはミュート系)については、特に適合性の良い印象タイプの髪形であることを示す表示を設けることがより好ましい。なお、髪形指定画面は、図8(a)〜(f)に示す全ての髪形を表示させる構成に限定されず、例えば、判定済みの印象タイプに係る髪形情報を表示しない構成であっても良い。
女性用印象分析機能にて、コーディネート対象者の髪形と同じタイプのものが無いとか、コーディネート対象者が髪形の変更を予定しているとか、「印象作り」のための印象タイプを変更したい(あるいは探したい)等の理由により、印象分析の結果、ディスプレイ122に表示した髪形情報に、コーディネート対象者が指定したい髪形が無い場合は、端末装置12から変更要求指令を管理装置11に送信することで、6つの印象タイプの内、印象分析にてフェイスカラータイプに基づいて判定された印象タイプ以外の印象タイプ、あるいは、全ての印象タイプについて、印象タイプ毎に対応する髪形情報(髪形指定画面)を管理装置11から端末装置12に呼び出してディスプレイ122に表示させることができる。そして、ディスプレイ122に表示させた髪形の中の1つについて指定操作が行われることで、この髪形に対応する印象タイプに係るアドバイス情報を表示するアドバイス表示画面がディスプレイ122に表示される。髪形の指定操作後であれば、端末装置12から表示要求指令を入力すれば、指定した印象タイプの「印象作り」に好適なコーディネート用商品に係る商品情報や売り場位置情報を管理装置11から端末装置12に取り出し、ディスプレイ122に表示させることができることは言うまでも無い。これによって、印象分析によって判定した印象タイプ以外の印象タイプの「印象作り」が可能となる。
また、この場合も、ディスプレイ122に表示される髪形指定用の画面では、入力済みのフェイスカラータイプ、顔の造作(及び/又は挙動特性)との適合性を加味して、端末装置12から入力した情報とフェイスカラータイプが共通するもの、顔の造作(及び/又は挙動特性)が共通するもの(ソフト系あるいはミュート系)については、特に適合性の良い印象タイプの髪形であることを示す表示を設けることがより好ましい。
また、コーディネート支援システムは、髪形の指定によって変更先の印象タイプを選定(指定)した後、この印象タイプに適合するフェイスカラータイプに係るカラーコーディネート用カードを発行する機能を有していても良い。この場合、コーディネート対象者にとって、口紅、マスカラ、ヘアカラーなどといった化粧品(コーディネート用商品)に関する適合色の把握が非常に容易になる。
(売り場管理支援機能)
売り場管理支援機能は、店舗1内の印象動線の調整を支援する機能であり、例えば、店内の混雑緩和、来店者の「印象作り」の利便性向上等を図ることを目的に、各フロアにおける売り場位置の変更によって印象動線の位置を調整する作業を効率良く行えるようにするものである。
ここで、「印象動線」とは、「印象作り」を目的として来店したコーディネート対象者が店舗内を移動する移動動線(移動ルート)のことであるが、ここでは、特に、店舗1内の複数の売り場の内、同一の印象タイプに係るコーディネート用商品を扱う売り場を結んで形成される移動ルートのことを指す。
例えば、メンテナンス用端末装置(メンテナンス用操作ユニット113)の表示装置(ディスプレイ122)にメンテナンス用画面として、図21のフロア別売り場配置図52と同じ画面(地図形式の画像情報)を表示することで、店舗経営者等が、売り場の配置や、店舗内のレイアウトの設計、変更等に利用することができる。ここで、メンテナンス用画面は、複数の印象動線と各印象動線上の全ての売り場とを印象タイプ毎に区別して地図形式の画像情報として表示するものである。印象動線及び売り場の印象タイプ毎の区別は、例えば、表示画面の色の違いや、線の太さの違い等によって行える。
図21において、符号Dは衣料品を販売する売り場、符号Aはアクセサリー売り場である。図21に示した3本の印象動線L1、L2、L3は、印象タイプが違いに異なっている。
フロア別売り場配置図52の売り場位置及び印象動線は、メンテナンス用端末装置(メンテナンス用操作ユニット113)からの指令入力によって変更することができる。例えば、図21において、通路R1には3本の印象動線が集中しているが、図22に示すように、印象動線L3に係る売り場D1、D2、A1の位置を変更し、これに伴い印象動線L3を変更すると、通路R1を通る印象動線は2本(L1、L2)となり、通路R1の混雑が軽減されることとなる。また、印象動線L3に係る売り場が、フロアの特定の領域に纏められることで、印象動線L3の印象タイプのコーディネート対象者にとっては、複数の売り場を短時間で効率良く巡回できるようになるといった利点がある。印象動線L1、L2に係る売り場も特定の領域に纏めることで、印象動線L3に係る売り場と同様に、複数の売り場の巡回効率を向上できる。
さらに、印象動線毎に、売り場を一定の領域に纏めた場合、この領域に纏められた複数の売り場によって、一種のテーマ性を持った領域を形成できる。例えば、印象タイプ毎に、アーティスティック、クラシック等といった印象タイプのキーワードに関連する装飾(例えば、図18に例示した分析結果表示画面S16の柄欄h12や、アドバイス表示画面S17の柄欄h13に記載の柄に合わせた装飾柄等)などを施した領域(売り場集合領域)を形成するといったことも可能である。
店舗内の局所的な混雑発生を回避する点では、印象動線同士の重複箇所を出来る限り解消することが好ましい。
さらに、前記コーディネート支援システム10の管理装置11は、印象動線毎にアクセス数を集計して記録する機能(図示略の集計記録部)を有し、前記情報処理部111は、前記集計記録部にて記録された印象動線毎のアクセス数を示す表示を、前記メンテナンス用操作端末の表示装置に表示させる地図形式の画像情報にて印象動線毎に表示させる機能を有する。この場合、印象動線毎に表示されるアクセス数は、例えば、メンテナンス用画面の印象動線の近傍に文字情報(数字情報)として表示したり、あるいは、メンテナンス用画面に表示する印象動線の色や線の太さ等によって表示することが可能である。このアクセス数表示は、店舗内の局所的な混雑の緩和などを目的として、売り場の配置変更等に利用できる。
売り場管理支援機能は、1フロアに関する売り場位置及び印象動線の位置の調整に限定されず、店舗全体に関する売り場位置、印象動線の位置の調整にも利用できる。百貨店の場合は、例えば、図17に示したような店舗全体図をメンテナンス用画面とすることで、店舗全体に関する売り場位置、印象動線の位置の調整に利用できる。
また、上述した例では、フロア内での売り場の移動を説明したが、この売り場管理支援機能は、売り場の統廃合、売り場の新設、フロアのレイアウト変更等にも、同様にメンテナンス用画面を利用することで、売り場位置、印象動線の位置の調整の支援に有効に機能させることができる。このコーディネート支援システム10の売り場管理支援機能は、複数の売り場を集合して構成された商業施設についても、百貨店の場合と同様に有効に機能する。
本発明は、上述した実施形態の構成に限定されず、主旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、端末装置12として、パソコン本体121、ディスプレイ122、キーボード123、カードリーダ124、マウス125、スピーカ126、プリンタ127を具備した構成のものを例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、キーボード、マウスといった操作手段に代えて、表示用ディスプレイを兼ねるタッチパネル型ディスプレイを採用したものであっても良い。また、前記端末装置としては、コーディネート対象者等が携帯する携帯形端末装置(但しディスプレイ付きの装置)であっても良い。この場合は、店舗に出かけなくても、コーディネート支援システムの印象分析機能等の諸機能を活用できる。携帯形端末装置としては、PDA(Personal Digital Assistance)も採用可能であり、この場合は、撮像部を利用して、例えば、カード3のフェイスカラータイプ表示部33に印刷されているフェイスカラータイプ情報(女性用)あるいは印象タイプ情報(男性用)を読み取って、フェイスカラータイプ情報や印象タイプ情報として管理装置11に送信するといったことも可能である。
上述した実施形態では、男性用支援機能と女性用支援機能とを兼ねるコーディネート支援システムを例示したが、本発明はこれに限定されず、男性用と女性用とで、それぞれ専用になっているコーディネート支援システムも採用可能であることは言うまでも無い。
本発明に係るコーディネート支援システムを適用した店舗(ここでは百貨店)を示す全体図である。 本発明に係るコーディネート支援システムの一例を示すブロック図である。 図2のコーディネート支援システムの管理装置の商品情報格納部における情報の格納状態を示す図である。 図2のコーディネート支援システムの管理装置の売り場位置情報格納部における情報の格納状態を示す図である。 (a)、(b)は、情報記録部を有するカードの商品に対する添付状態を示す図である。 女性用の印象タイプの分類を示す印象マップを示す図である。 女性用の印象タイプとコーディネート用商品との関係を示す印象マップを示す図である。 (a)〜(f)は、女性の印象タイプ毎の髪形を示す図である。 女性のフェイスカラータイプと印象タイプとの関係を示す図である。 女性用のカラーコーディネート用カードの一例を示す平面図である。 スキントーン入力画面の一例を示す図である。 質問表示画面の一例を示す図である。 質問表示画面の一例を示す図である。 クール系の男性用印象分析の流れを示すフローチャートである。 ウォーム系の男性用印象分析の流れを示すフローチャートである。 男性用アドバイス表示画面の一例を示す図である。 売り場位置情報の一例として、店舗(百貨店)内の売り場の配置を示す地図形式の情報(売り場位置表示画面)を示す図である。 女性用分析結果表示画面の一例を示す図である。 女性用アドバイス表示画面の一例を示す図である。 女性用商品情報表示画面の一例を示す図である。 売り場位置情報の一例としてのフロア別売り場配置図を示す図である。 図21のフロア別売り場配置図の売り場位置及び印象動線を、メンテナンス用操作ユニットによって調整した例を示す図である。 ワイルド・リッチの髪形を示すを示す図である。 女性のフェイスカラータイプと、ワイルド・リッチを含む7つの印象タイプとの関係を示す図である。 ワイルド・リッチを含む7つの印象タイプの特徴を纏めた図である。 情報処理部の一例を示す図である。 男性のコーディネート支援動作を示すフローチャートである。 女性のコーディネート支援動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…店舗、2、2a…売り場、3…カラーコーディネート用カード、46…商品情報、5…売り場位置情報、10…コーディネート支援システム、11…管理装置、111…情報処理部。

Claims (13)

  1. ネクタイ、衣服、靴を含む男性用商品であり男性のコーディネート対象者が身に付けることで当該コーディネート対象者の外見上の印象を形成する印象形成要因として機能する男性用のコーディネート用商品についての商品情報及び/又は売り場位置情報と、前記コーディネート用商品を用いたコーディネートのためのアドバイス情報とから選択される1以上の情報を含む男性用のコーディネート支援情報を消費者に提供するコーディネート支援システムであって、
    前記コーディネート支援情報を、コーディネート対象者に備わっている顔の肌色のベースカラータイプと、髪色と、顔の造作及び/又は挙動特性と、顔の肌色の明度とを判定条件として判定する印象タイプと関連付けて管理する管理装置と、この管理装置に対して情報の送受信を行う端末装置とを有し、
    前記管理装置は、端末装置から入力された前記ベースカラータイプ及び前記髪色のデータに基づいて印象ベースタイプを判定し、判定した印象ベースタイプに対応して、顔の肌色の明度、及び、顔の造作及び/又は挙動特性のデータをコーディネート対象者から取得するための質問情報を端末装置に送出し、前記質問情報に対する回答として端末装置から受信した情報に基づいて印象タイプを判定し、判定した印象タイプに対応するコーディネート支援情報を端末装置に送出する情報処理部を有することを特徴とするコーディネート支援システム。
  2. 前記情報処理部は、端末装置から入力された前記ベースカラータイプ及び前記髪色のデータから、前記ベースカラータイプと前記髪色とによって決まる印象ベースタイプを判定し、判定した印象ベースタイプに対応して、顔の肌色の明度、及び、顔の造作及び/又は挙動特性のデータをコーディネート対象者から取得するための質問情報を端末装置に送出する質問情報送出部と、前記質問情報に対する回答として端末装置から受信した情報に基づいて印象タイプを判定する判定部と、判定した印象タイプに対応するコーディネート支援情報を端末装置に送出する支援情報送出部とを具備してなる情報処理部を有することを特徴とする請求項1記載のコーディネート支援システム。
  3. 前記情報処理部は、さらに、判定した印象タイプとは異なる印象タイプへの変更要求が端末装置から入力されたときに、入力済みの前記ベースカラータイプ、顔の造作及び/又は挙動特性のデータに基づいて、髪色の変更によって変更可能な印象タイプを示す情報、及び/又は、変更可能な印象タイプに対応するコーディネート支援情報を端末装置に送出する変更情報送出部を有することを特徴とする請求項1又は2記載のコーディネート支援システム。
  4. 前記端末装置は、コーディネート商品に添付するかあるいは消費者に供給するカードに設けられている情報記録部から、印象タイプの判定条件の内の、少なくとも、前記ベースカラータイプと、顔の造作及び/又は挙動特性と、顔の肌色の明度とに関する情報を読み取るリーダーを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のコーディネート支援システム。
  5. 化粧品、衣服を含む女性用商品であり女性のコーディネート対象者が使用することで当該コーディネート対象者の外見上の印象を形成する印象形成要因として機能する女性用のコーディネート用商品の商品情報及び/又は売り場位置情報と、前記コーディネート用商品を用いたコーディネートのためのアドバイス情報とから選択される1以上の情報を含む女性用のコーディネート支援情報を消費者に提供するコーディネート支援システムであって、
    前記コーディネート支援情報を、コーディネート対象者の印象を髪形でタイプ分類した印象タイプと関連付けて管理するとともに、コーディネート対象者に備わっている顔の肌色と髪色とによって決まるフェイスカラータイプと前記印象タイプとを関連付けて管理する管理装置と、この管理装置に対して情報の送受信を行う端末装置とを具備し、
    前記管理装置は、端末装置からの入力情報に含まれる、コーディネート対象者に備わっている顔の肌色及び髪色、あるいは、前記フェイスカラータイプ、のデータから識別したフェイスカラータイプが、印象タイプの判定にコーディネート対象者に備わっている顔の造作と挙動特性とを必要とするものである場合には前記端末装置から入力された顔の造作と挙動特性とについてのデータを加味して前記フェイスカラータイプに対応する1又は複数の印象タイプを判定し、入力された情報から識別されるフェイスカラータイプが印象タイプの判定に顔の造作と挙動特性とを必要としないものである場合には前記フェイスカラータイプに対応する1又は複数の印象タイプを判定し、当該管理装置に格納しておいた印象タイプ毎の髪形情報の内、判定した印象タイプに対応する髪形情報を端末装置に送出し、端末装置に送出した髪形情報の内の一つが端末装置にて指定されたことを示す指定情報を端末装置から受信することで、指定された髪形情報に基づいて印象タイプを判定するとともに、指定された髪形情報の印象タイプに対応する前記コーディネート支援情報を端末装置に送出する情報処理部を有することを特徴とするコーディネート支援システム。
  6. 前記情報処理部は、端末装置からの入力情報に含まれる、コーディネート対象者に備わっている顔の肌色及び髪色、あるいは、前記フェイスカラータイプ、のデータから識別したフェイスカラータイプが、印象タイプの判定にコーディネート対象者に備わっている顔の造作と挙動特性とを必要とするものである場合には前記端末装置から入力された顔の造作と挙動特性とについてのデータを加味して前記フェイスカラータイプに対応する1又は複数の印象タイプを判定し、入力情報から識別されるフェイスカラータイプが印象タイプの判定に顔の造作と挙動特性とを必要としないものである場合には前記フェイスカラータイプに対応する1又は複数の印象タイプを判定する判定部と、
    当該管理装置に格納しておいた印象タイプ毎の髪形情報の内、前記判定部にて判定された印象タイプに対応する髪形情報を端末装置に送出する髪形情報送出部と、
    該髪形情報送出部から端末装置に送出した髪形情報の内の一つが端末装置にて指定され、この指定された髪形情報を示す情報を端末装置から受信することで、指定された髪形情報に基づいて印象タイプを判定するとともに、指定された髪形情報の印象タイプに対応する前記コーディネート支援情報を端末装置に送出する支援情報送出部
    とを具備してなることを特徴とする請求項5記載のコーディネート支援システム。
  7. 前記端末装置は、コーディネート用商品に添付するかあるいは消費者に供給するカードに設けられている情報記録部からフェイスカラータイプを示す情報を読み取るリーダーを有することを特徴とする請求項5又は6記載のコーディネート支援システム。
  8. コーディネート用商品に係る商品情報と、売り場位置情報と、コーディネート用のアドバイス情報とから選択される1以上の情報を含む女性用のコーディネート支援情報を消費者に提供するコーディネート支援システムであって、
    前記コーディネート支援情報を、コーディネート対象者の印象を髪形でタイプ分類した印象タイプと関連付けて管理する管理装置と、この管理装置に対して情報の送受信を行う端末装置とを具備し、
    前記管理装置は、端末装置から入力された髪形情報に基づいて印象タイプを判定して、判定した印象タイプに対応する前記コーディネート支援情報を端末装置に送出する情報処理部を有することを特徴とするコーディネート支援システム。
  9. さらに、前記情報処理部は、判定した印象タイプとは異なる印象タイプの髪形への変更要求が端末装置から入力された場合に、判定した印象タイプとは異なる印象タイプに対応する髪形情報を必ず含む1以上の髪形情報を端末装置に送出し、端末装置に送出した1又は複数の髪形情報の内の一つが端末装置にて指定され、この指定された髪形情報を端末装置から受信したときに、指定された髪形情報の印象タイプに対応するコーディネート支援情報を端末装置に送信する機能を有することを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載のコーディネート支援システム。
  10. 前記情報処理部が端末装置にコーディネート支援情報として送出する売り場位置情報の売り場は、複数の売り場が集合配置された店舗内あるいは複数の店舗が集合配置された商業施設内において、同一の印象タイプに関連付けされているコーディネート用商品を販売する複数の売り場を結ぶ消費者動線上に位置し、しかも、前記消費者動線は印象タイプ毎に異なっていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のコーディネート支援システム。
  11. 請求項10記載のコーディネート支援システムにおいて、
    さらに、前記管理装置にメンテナンス指令を入力するための入力手段及び表示装置を具備するメンテナンス用操作端末を有し、
    前記情報処理部は、複数の消費者動線と各消費者動線上の全ての売り場とを印象タイプ毎に区別して地図形式の画像情報として前記メンテナンス用操作端末の表示装置に表示させる機能と、前記メンテナンス用操作端末からの入力指令に対応して前記消費者動線及び前記売り場の位置を変更する機能とを有することを特徴とするコーディネート支援システム。
  12. 前記管理装置は、消費者動線毎にアクセス数を集計して記録する集計記録部を有し、
    前記情報処理部は、前記集計記録部にて記録された消費者動線毎のアクセス数を示す表示を、前記メンテナンス用操作端末の表示装置に表示させる地図形式の画像情報にて消費者動線毎に表示させる機能を有することを特徴とする請求項11記載のコーディネート支援システム。
  13. 前記端末装置が、携帯形端末装置であることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のコーディネート支援システム。
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