JP2005333329A - 電話機 - Google Patents

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Abstract


【課題】 1つの電話回線を利用して転送電話機能を安価なランニングコストで実現することが可能な電話機を提供する。
【解決手段】 電話機は、電話回線網を経由した加入電話による通話と、IP網(インターネット)を経由したいわゆるIP電話による通話が可能である。電話回線網を経由して外部の発信元から着信を受けると、その音声信号をデジタル音声データに変換し、IP網を介して転送先電話番号へ発信する。即ち、加入電話で受信した外部からの着信を、IP電話を利用して他の電話番号へ転送する。よって、電話回線の契約は1回線でよく、従来のように転送電話を利用するために2回線の契約を必要としない。よって、低コストで転送電話を実現することができる。また、転送先電話番号への発信を低料金のIP電話で行うので、通話料金も安価とすることができ、ランニングコストも抑えることができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、IP(Internet Protocol)電話に使用可能な電話機における転送電話機能に関する。
従来の転送電話装置は、2つの電話回線を使用して、一方の電話回線で着信した電話を他方の電話回線を使用して転送するものであった。このため、ユーザは電話転送を実現するために2回線を引き込む必要があり、さらに2回線分の電話基本料金を支払う必要があった。
それとは別に、近年、インターネットの普及により、従来の公衆交換電話網(PSTN: Public Switched Telephone Network)を使用した電話(以下、「加入電話」と呼ぶ。)に加えて、インターネットを利用したIP電話サービス(以下、「IP電話」と呼ぶ。)が普及している。IP電話サービスは、1つの電話回線で通常の電話音声帯域とは異なる帯域を使用するADSLを利用し、IP網を介して音声信号をデジタルデータとして送受信するものである。これにより、ユーザは、安価な電話サービスを受けることができる。また、IP電話の特徴として、通常の加入電話と同時に使用することができることが挙げられる。
なお、IP電話に関連する文献として、特許文献1及び2などがある。
特開2003−134172号公報 特開2003−188992号公報
本発明が解決しようとする課題には上記のようなものが例として挙げられる。本発明は、1つの電話回線を利用して転送電話機能を安価なランニングコストで実現することが可能な電話機を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、電話機であって、電話回線網を経由して外部の発信元からの着信を受ける受信部と、着信した音声信号をデジタル音声データに変換する変換部と、前記デジタル音声データを、IP網を介して転送先電話番号へ発信する発信部と、を備えることを特徴とする。
本発明の好適な実施形態では、電話機は、電話回線網を経由して外部の発信元からの着信を受ける受信部と、着信した音声信号をデジタル音声データに変換する変換部と、前記デジタル音声データを、IP網を介して転送先電話番号へ発信する発信部と、を備える。
上記の電話機は、電話回線網を経由した加入電話による通話と、IP網(インターネット)を経由したいわゆるIP電話による通話が可能である。電話回線網を経由して外部の発信元から着信を受けると、その音声信号をデジタル音声データに変換し、IP網を介して転送先電話番号へ発信する。即ち、加入電話で受信した外部からの着信を、IP電話を利用して他の電話番号へ転送する。よって、電話回線の契約は1回線でよく、従来のように転送電話を利用するために2回線の契約を必要としない。よって、低コストで転送電話を実現することができる。また、転送先電話番号への発信を低料金のIP電話で行うので、通話料金も安価とすることができ、ランニングコストも抑えることができる。
上記の電話機の一態様は、前記転送先電話番号を記憶する記憶部と、前記着信を受けたときに、前記記憶部から前記転送先電話番号を取得する手段と、を備える。この態様では、外部からの着信を、予め記憶部に記憶しておいた転送先電話番号へ自動的に転送することができる。
上記の電話機の他の一態様では、前記受信部は、前記着信後に前記外部の発信元から転送先電話番号の指定を受信し、前記発信部は、指定された転送先電話番号へ発信する。この態様では、外部から発信したユーザが指定した転送先電話番号へ電話を転送することができる。よって、外部から低料金の経路で上記の電話機へ発信し、さらに転送先電話番号を低料金なIP電話とすることにより、通話料金をかなり抑えることが可能となる。
上記の電話機の他の一態様は、前記受信部が前記着信を受けた後、前記外部の発信元へ音声メッセージを送信する手段を備える。これにより、外部から発信したユーザは、転送電話処理中であることを知ることができる。また、外部から発信したユーザが転送先電話番号を指定する場合には、音声メッセージに、転送先電話番号の指定を促すメッセージを含めることができる。
上記の電話機の他の一態様は、前記着信した音声信号と、前記デジタル音声データとのレベル調整を行うレベル調整手段を備えることができる。これにより、違和感の無い音量で転送電話を実現することができる。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施例は、本発明をコードレス電話機に適用した例を示すが、これは本発明の適用をコードレス電話機に限定することを意図するものではない。
[基本構成]
図1に、本発明の実施例に係るコードレス電話機の全体構成を示す。図示のように、コードレス電話機100は、1つの親機110aと、1つ又は複数の子機110bとを備える。親機110aは外部の電話回線網103と接続されている。なお、親機110aはADSLモデムなどを介してIP網(インターネット)にも接続されるが、これについては後述する。
また、親機110aは、子機110bと無線通信を行うことにより、必要な電話帳データや各種の設定データなどを授受する。さらに、親機110aと子機110bとの通信により、ユーザは子機110bを利用して外部と通話することができる。
まず、親機110aの構成について説明する。図2は、コードレス電話機100の親機110aの概略構成を示すブロック図である。
図2において、親機110aは、検波回路1と、回線制御回路2と、通話回路3と、DSP(Digital Signal Processor)4と、無線送受信回路5と、アンテナ6と、CPU7と、キースイッチ8と、CPU7に接続されたドライバ9と、ドライバ9によって駆動される液晶パネルや有機ELなどのディスプレイ10とを備えている。
検波回路1は、外線接続端子L1、L2に入力される外線着信信号および受信信号を検波する。回線制御回路2は電話機と外線との回線接続を制御し、通話回路3は回線制御回路2を介して入力されてくる受信信号の後述する他の回路への送出や外線への送話信号の送出を行う。DSP4は、通話回路3を介して入力されてくる受信信号や外線に送出する送話信号の音声処理を行うとともに、CPU7に対してモデムとして機能する。無線送受信回路5は、子機との間でMCA(マルチ・チャンネル・アクセス)方式による無線通話回路を形成する。アンテナ6は、子機との間で無線の送受信を行うために使用される。
CPU7は、回線制御回路2、通話回路3、DSP4、及び無線送受信回路5に接続され、各回路の作動制御を行う。また、CPU7にはメモリなどにより構成される記憶部115aが接続されており、このメモリ115aは電話帳データなどを記憶する。
また、親機110aは、外線接続端子L1、L2から入力されてくる外線着信信号を検出するリング回路11、リング回路11による外線着信信号の検出によって呼出音を鳴らすモニタスピーカ12、オンフックモード時にハンズフリーによる通話を行うためのマイク13、及び、子機を置いたままで通話するためのオンフックモードへの切り換えを行うオンフックスイッチ14をさらに備える。
次に、子機110bの構成について説明する。図3は、コードレス電話機100の子機110bの概略構成を示すブロック図である。
図3において、子機110bは、アンテナ21と、無線送受信回路22と、DSP23と、CPU24と、CPU24に接続されて電話番号等のデータ入力や電話機操作を行うキースイッチ25と、CPU24に接続されたドライバ26と、ドライバ26によって駆動される液晶パネルや有機ELなどのディスプレイパネル27とを備えている。また、子機110bはさらに、マイク28、レシーバ29を備える。
アンテナ21は、親機110aとの間で無線の送受信を行うために使用される。無線送受信回路22は、アンテナ21を介して親機110aとの間でMCA方式による無線通話回路を形成する。DSP23は、無線送受信回路22を介して入力されてくる受信信号や外線に送出する送話信号の音声処理を行うとともに、CPU24に対してモデムとして機能する。CPU24は、DSP23および無線送受信回路22に接続され、各回路の作動制御を行う。CPU24には、記憶部としての115bが接続されており、メモリ115bは電話帳データなどを記憶する。
次に、IP電話と加入電話の通話経路について図4を参照して説明する。図4は、IP電話に対応したコードレス電話機100が通話を行う場合の経路を示す。具体的には、図示のように、本発明によるコードレス電話機100から、IP電話に対応した電話機(以下、「IP電話」と呼ぶ。)211、一般加入電話212、「110」、「119」などの特殊番号213、及び、携帯電話の「090」、フリーダイヤルの「0120」など現状ではIP電話による通話が制限されている所定の番号(以下、「除外番号」と呼ぶ)214にそれぞれ発信する際の通話の経路を説明する。なお、コードレス電話100はIP電話サービスを提供する特定のADSL通信事業者(以下、単に「通信事業者」、「キャリア」とも呼ぶ。)AのIP電話サービスに加入しているものとする。また、通話の相手であるIP電話211も同一の通信事業者AのIP電話サービスに加入しているものとする。
まず、通話の相手が同一の通信事業者AのIP電話211である場合には、基本的に通話は全てIP網105を経由する(ルートR1)。この場合は、一般の電話回線網103を経由しないので加入電話の通話料金は発生しない。IP網105のみの通信であるので、通信事業者Aは通話料金を非常に安価にすることができる。現実には、ルートR1のように同一通信事業者のIP電話同士の通話の場合、通話料金を無料に設定している通信事業者が多い。
相手が一般加入電話212である場合、通話はIP網105及び電話回線網103の一部を使用して行われる(ルートR2)。具体的には、通話経路はコードレス電話機100からIP網105を介して一般加入電話212の地域に近い通信事業者Aの端末へ到達し、そこから電話回線網103により電話局などを経由して一般加入電話212へと接続される。よって、電話回線網103のみを経由して一般加入電話212へ接続する場合と比較すると、IP網105を経由している分、電話回線網103を通過する区間が短くなるので、その分通話料金が安くなる。
一方、「110」、「119」などの特殊番号213への発信はIP電話を利用することができないので、コードレス電話100から電話回線網103を経由して特殊番号213へ接続される(ルートR3)。
また、携帯電話(「080」/「090」発信)、PHS(「070」発信)、フリーダイヤル(「0120」発信)などの所定の除外番号214についても、現状ではIP電話が利用できないので、電話回線網103のみを使用して通話が行われる(ルートR4)。
従って、IP網105を経由するルートR1及びR2の場合がIP電話通話であり、通常の電話回線網103を経由する場合と比べて通話料金が安くなる。一方、ルートR3及びR4の場合は、IP網105を経由しない加入電話通話であるので、通話料金は安くならない。
図5は、本実施例の転送電話機能に関連する部分の概略構成を示す機能ブロック図である。図示のように、コードレス電話機100は、親機110aと子機110bがそれぞれのアンテナ部6、21を介して通信可能とされている。
親機110aは、主制御部111aと、表示部112aと、操作部113aと、無線部114aと、記憶部115aを備えて構成される。主制御部111aは、親機110aを利用した通話処理に加えて、親機110aから子機110bへ、または逆に子機110bから親機110aへのデータの送受信処理全体にわたる必要な制御を行う。
表示部112aは例えば液晶パネルなどにより構成され、電話番号など、電話に関する必要な情報の表示に使用される。操作部113aは、ユーザが操作する操作ボタンなどにより構成される。無線部114aは子機との間で必要なデータを無線通信する。
記憶部115aは、ユーザが親機110aまたは子機110bに登録した登録データを電話帳データとして記録する。また、記憶部115aは送信履歴、着信履歴などのデータを記憶しておくことができる。
さらに、本実施例では、記憶部115aは、転送電話機能において使用される転送先電話番号を記憶する。転送先電話番号はコードレス電話機100のユーザにより予め設定され、複数であってもよい。但し、本実施例のコードレス電話機100では、転送先との通話はIP電話通話であるので、転送先電話番号はIP電話通話が可能な電話番号、即ち、特定の通信事業者(キャリア)によるIP電話サービスの対象となる電話番号である必要がある。
さらに、親機110aは、網制御部116及び119と、音声合成再生部117と、音声制御部118とを備える。網制御部116は外部の電話回線網103との間の通信に関する制御を行うものであり、網制御部119は外部のIP網105との間の通信に関する制御を行うものである。
音声合成再生部117は、外部からの着信を転送する間に、転送処理中である旨の音声メッセージを再生する。音声メッセージは、例えば「転送中です。しばらくお待ち下さい。」などとすることができる。なお、転送中に音声メッセージを再生せず、例えばリングバックトーン(RBT:Ring Back Tone)などを再生する場合には、音声合成再生部117を省略することもできる。
音声制御部118は、転送電話機能における音声信号と音声データの切り替え処理などを行う。具体的には、電話回線網103を通じて外部から着信があると、音声制御部118は音声合成再生部117から再生される音声メッセージを網制御部116へ供給し、発信元に対して当該音声メッセージを流す。これと同時に、音声制御部118は、主制御部111aから転送先電話番号を受け取り、網制御部119を制御してIP網105を介して転送先電話番号へ発信する。なお、主制御部111aは、記憶部115aから転送先電話番号を取得する。転送先電話番号への接続が確立すると、音声制御部118は、網制御部116への音声メッセージの供給を停止し、網制御部116と網制御部119とを接続する。
こうして転送先への接続が確立し、外部の発信元のユーザが通話を開始すると、音声制御部118はそのアナログ音声信号を網制御部116を通じて受信し、デジタル音声データに変換して網制御部119へ供給する。網制御部119が通話内容のデジタル音声データをIP網105を通じて送信することにより、IP電話通話がなされる。
なお、必要に応じて、音声制御部118は、網制御部116から供給されるアナログ音声信号と、網制御部119へ供給するデジタル音声データのレベル調整を行う。具体的には、網制御部119へ出力するデジタル音声データのレベルを、網制御部116から供給されたアナログ音声信号のレベルとほぼ同等となるように調整する。
一方、子機110bは、主制御部111bと、表示部112bと、操作部113bと、無線部114bと、を備え、各部の働きは親機110aのものと同様である。
なお、以下の説明において、親機又は子機の構成要素であって、いずれかを区別する必要が無い場合には、添え字を省略して表記する。例えば、「主制御部111a」と言った場合は親機の主制御部を指し、単に「主制御部111」と言った場合は親機又は子機のいずれかの主制御部を指すものとする。また、説明の便宜上、「コードレス電話機100」を単に「電話機100」と記すことがある。
次に、転送電話機能を実現するためのコードレス電話機100と周辺機器との接続例を図6に示す。図6の例では、コードレス電話機100は通常のアナログ電話機である。NTT交換局に接続されたモジュラーケーブルはスプリッタ206と接続される。また、スプリッタ206は、コードレス電話機100のLINE IN端子と接続されるとともに、IP電話対応ADSLモデム204を介してコードレス電話機100のLINE OUT端子と接続される。なお、LINE IN端子は図5における網制御部116の外部端子T1に対応し、LINE OUT端子は図5における網制御部119の外部端子T2に対応する。
スプリッタ206は、NTT交換局に接続されたケーブルにより伝送される信号のうち、通常の加入電話の低域アナログ信号と、ADSLによる高域アナログ信号を分離するフィルタである。ADSLモデム204は、スプリッタ206を通じて供給された高域アナログ信号をデジタルデータに変換し、PCなどに出力するとともに、コードレス電話機100から供給されたデジタル音声データをアナログ信号に変換してスプリッタ206へ供給する。
図6において、外部からの着信は破線の経路P1に沿って転送先電話番号へ転送される。即ち、外部からの着信はスプリッタ206により高域信号と分離され、コードレス電話機100へ入力される。コードレス電話機100内では、図5に示したように、外部からの着信信号をデジタル音声データに変換し、LINE OUT端子からADSLモデム204に供給する。デジタル音声データは、ADSLモデム204によりアナログ信号に変換され、スプリッタ206を介してISP(Internet Service Provider)へ送られ、IP網105を経由して転送先とIP電話通話がなされる。なお、ADSLによる通信データは破線の経路P2に示すように、スプリッタ206を介してADSLモデム204に入力され、デジタルデータに変換されてPCなどに出力される。
次に、本実施例における転送電話機能による転送処理について説明する。図7に転送処理のフローチャートを示す。この転送処理は、予めコードレス電話機100内に設定しておいた転送先電話番号への転送を行うものである。なお、転送処理は、図5に示す親機110aの主制御部111aが所定のプログラムを実行して記憶部115a、網制御部116及び119、音声合成再生部117及び音声制御部118を制御することにより実現される。
まず、主制御部111aは、LINE INに着信があったか否かを検出し(ステップS11)、着信が合った場合はLINE IN回線を閉結する(ステップS12)。即ち、主制御部111aは網制御部116を制御して、外部の電話回線網103との接続を確立する。次に、主制御部111aは、音声合成再生部117及び音声制御部118を制御し、網制御部116を介して音声メッセージを外部の発信元へ送出する(ステップS13)。これにより、外部の発信元のユーザは、電話転送処理中であることを知る。
次に、主制御部111aは網制御部119を制御してLINE OUT回線を閉結する(ステップS14)。即ち、主制御部111aは、網制御部119によりIP網105との接続を確立する。そして、主制御部111aは、記憶部115aから転送先電話番号を取得し(ステップS15)、LINE OUTへその転送先電話番号を送出する(ステップS16)。転送先電話番号はIP電話通話可能な番号であるので、当該電話番号へはIP網105を介して接続される。そして、転送先電話番号との接続が確立されると、主制御部111aは音声メッセージの再生を停止し、LINE INとLINE OUTの音声経路を結合する(ステップS17)。即ち、主制御部111aは、音声制御部118を介して、網制御部116と網制御部119とを接続する。これにより、それ以降は、外部の発信先ユーザの通話音声は網制御部116を介して音声制御部118へ入力され、デジタル音声データに変換される。そして、そのデジタル音声データは、網制御部119、IP網105を介して転送先電話番号へ送出される。こうして、電話転送が実現される。
次に、転送処理の他の例について説明する。上記の例では、予めコードレス電話機100に設定されていた転送先電話番号へ自動的に転送が行われている。その代わりに、外部の発信元のユーザが転送先電話番号を指定することができるようにすることもできる。その場合の転送処理のフローチャートを図8に示す。
図8に示すフローチャートにおいて、まず、主制御部111aは、LINE INに着信があったか否かを検出し(ステップS21)、着信があった場合はLINE IN回線を閉結する(ステップS22)。即ち、主制御部111aは網制御部116を制御して、外部の電話回線網103との接続を確立する。次に、主制御部111aは、音声合成再生部117及び音声制御部118を制御し、網制御部116を介して音声メッセージを外部の発信元へ送出する(ステップS23)。これにより、外部の発信元のユーザは、電話転送処理中であることを知る。ここで、本例では外部の発信元ユーザに対して送出される音声メッセージには、転送先電話番号の入力を促すメッセージを含める。これに対し、発信元のユーザが電話機を操作して転送先電話番号を入力すると、その電話番号はプッシュ信号(DTMF:Dual Tone-Multiple Frequency)としてLINE INからコードレス電話機100へ入力され、主制御部111aがその電話番号を取得する(ステップS24)。
次に、主制御部111aは、網制御部119を制御してLINE OUT回線を閉結する(ステップS25)。即ち、主制御部111aは、網制御部119によりIP網105との接続を確立する。そして、主制御部111aは、ステップS24で発信先ユーザから取得した転送先電話番号をLINE OUTへ送出する(ステップS26)。転送先電話番号はIP電話通話可能な番号であるので、当該電話番号へはIP網105を介して接続される。そして、転送先電話番号との接続が確立されると、主制御部111aは音声メッセージの再生を停止し、LINE INとLINE OUTの音声経路を結合する(ステップS27)。即ち、主制御部111aは、音声制御部118を介して、網制御部116と網制御部119とを接続する。これにより、それ以降は、外部の発信先ユーザの通話音声は網制御部116を介して音声制御部118へ入力され、デジタル音声データに変換される。そして、そのデジタル音声データは、網制御部119、IP網105を介して転送先電話番号へ送出される。こうして、電話転送が実現される。
以上説明したように、本実施例では、IP電話を利用することにより、1回線の電話回線契約で転送電話が実現できるので、2回線の工事や契約は不要であり、安価に転送電話を実現することができる。また、転送電話において、加入電話による着信をIP電話で転送することにより、通話料金を安くすることができる。また、加入電話とIP電話を利用可能な電話機に本発明を適用すれば、特に追加の部品コストなどが不要であり、低コストで転送電話を実現できる。
[他の接続例]
次に、コードレス電話機100と外部機器との他の接続例について説明する。
図9(a)はスプリッタ内蔵型のコードレス電話機100aを使用した場合の接続例を示す。コードレス電話100a内部のスプリッタを経由する以外は、信号の流れは図6に示した接続例と同様である。即ち、外部からの着信は、経路P1に従い、内蔵スプリッタ→コードレス電話機(転送機能)→ADSLモデム204→内蔵スプリッタと経由して外部のIP網へ接続される。なお、外部からのADSLデータは、経路P2に従い、コードレス電話機100aの内蔵スプリッタを経由してADSLモデム204へ至り、PCなどへ出力される。
図9(b)は、スプリッタ及びADSLモデムを内蔵したコードレス電話機100bを使用した場合の例であり、信号の経路は同様である。即ち、外部からの着信は、経路P1に従い、内蔵スプリッタ→コードレス電話機(転送機能)→内蔵ADSLモデム→内蔵スプリッタと経由して外部のIP網へ接続される。なお、外部からのADSLデータは、経路P2に従い、コードレス電話機100aの内蔵スプリッタを経由して内蔵ADSLモデムへ至り、PCなどへ出力される。
[変形例]
上記の実施例においては、電話回線網を通じて着信を受け、IP網を通じて転送先へ転送を行うこととしているが、それと逆に、IP網を通じて着信を受け、電話回線網を通じて転送先へ転送することとしてもよい。その場合、転送先への発信が加入電話通話となるので、通話料金はIP電話と比較して高くなるが、1回線の契約で転送電話を実現できるという利益は得られる。
本発明の実施例に係るコードレス電話機の全体構成を模式的に示す。 親機の概略構成を示すブロック図である。 子機の概略構成を示すブロック図である。 IP網及び電話回線網を利用した通話経路の例を示す図である。 本発明の実施例によるコードレス電話の構成を示す機能ブロック図である。 電話機と周辺機器の接続例を示す図である。 電話転送機能による転送処理の一例のフローチャートである。 転送処理の他の例のフローチャートである。 電話機と周辺機器の他の接続例を示す図である。
符号の説明
6、21 アンテナ 100 コードレス電話機
103 電話回線網
105 IP網
110a 親機
110b 子機
111a、111b 主制御部
112a、112b 表示部
113a、113b 操作部
114a、114b 無線部
115a 記憶部
116、119 網制御部
117 音声合成再生部
118 音声制御部
204 ADSLモデム
206 スプリッタ

Claims (5)

  1. 電話回線網を経由して外部の発信元からの着信を受ける受信部と、
    着信した音声信号をデジタル音声データに変換する変換部と、
    前記デジタル音声データを、IP網を介して転送先電話番号へ発信する発信部と、を備えることを特徴とする電話機。
  2. 前記転送先電話番号を記憶する記憶部と、
    前記着信を受けたときに、前記記憶部から前記転送先電話番号を取得する手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の電話機。
  3. 前記受信部は、前記着信後に前記外部の発信元から転送先電話番号の指定を受信し、
    前記発信部は、指定された転送先電話番号へ発信することを特徴とする請求項1に記載の電話機。
  4. 前記受信部が前記着信を受けた後、前記外部の発信元へ音声メッセージを送信する手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電話機。
  5. 前記着信した音声信号と、前記デジタル音声データとのレベル調整を行うレベル調整手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電話機。

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