JP2005316940A - リコール対応支援システム、リコール対応支援方法、およびリコール対応支援プログラム - Google Patents

リコール対応支援システム、リコール対応支援方法、およびリコール対応支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】条件の異なる複数のリコール対策案を提示し、またその対策案実施に要する費用や日数を提示可能とする。
【解決手段】商品の問題発生に伴うクレーム情報を入力インターフェイスより取得し、当該クレーム情報が含む商品属性を抽出する商品属性取得部11と、前記商品属性を前記基本データベース55に照合して、該当する商品属性に応じた対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を取得する対応情報取得部12と、前記対応策データベース53に含まれる対応策や原因究明の種別毎の前記実施範囲情報を抽出し、当該実施範囲情報に前記対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を適用し、対応策や原因究明の種別毎のコストまたは期間を含む評価指標を算定する評価指標算出部102と、前記評価指標の情報を、出力インターフェイスに出力する出力処理部106と、からシステムを構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、リコール対応支援システム、リコール対応支援方法、およびリコール対応支援プログラムに関し、特に、商品において問題等が発生し、消費者などからクレームが出た商品に関して、販売差止や回収などの対応策を関係会社に指示し、問題の原因調査を関係会社に依頼するリコール対応支援システムに関する。
商品に関する問題や災害の発生に際して、起こすべき行動の指針を提示する手法として、例えば、複数の端末機とホストコンピュータを含み、災害発生時において事業体が実施すべき実施業務及び行動計画を予めホストコンピュータあるいは端末機の記憶装置に記憶させ、災害による被害状況の入力に応じて、自動的に実施業務及び行動計画の各々に優先順位を付して、それらを上記端末機の画面に優先順に識別して表示すると共に、被害状況に応じた実施業務及び行動計画を新たに作成し、表示することを特徴とする災害発生時における意思決定表示方法(特許文献1等参照)などが提案されている。
特開平11−316781号公報
しかしながら従来技術においては、まず、リコール時などの行動方針として、商品の販売差止や回収など複数の対応策の案が考えられ、それらを意思決定責任者に提示して意思決定を支援すべきであるが、複数の対応策の案を提示することがなかった。
また、前記対応策の案として考えられる販売差止や回収は、その対象となる商品の範囲(例:製造地域による限定や、製造時期による限定)に応じて、対応策に要する費用、日数などが異なるが、それらを見積もって意思決定責任者に提示することとなっていないため、意思決定の判断材料が乏しいという課題があった。
そこで本発明の目的は、条件の異なる複数のリコール対策案を提示し、またその対策案実施に要する費用や日数を提示可能とすることにある。
上記課題を解決する本発明のリコール対応支援システムは、商品の問題発生時における対応策や原因究明の提案を行うシステムであって、商品の属性に応じた前記対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を格納した基本データベースと、前記対応策または原因究明の種別毎に当該対応策または原因究明の実施範囲情報を格納した対応策データベースとを利用可能であり、商品の問題発生に伴うクレーム情報を入力インターフェイスより取得し、当該クレーム情報が含む商品属性を抽出する商品属性取得部と、前記商品属性を前記基本データベースに照合して、該当する商品属性に応じた対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を取得する対応情報取得部と、前記対応策データベースに含まれる対応策や原因究明の種別毎の前記実施範囲情報を抽出し、当該実施範囲情報に前記対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を適用し、対応策や原因究明の種別毎のコストまたは期間を含む評価指標を算定する評価指標算出部と、前記評価指標の情報を、出力インターフェイスに出力する出力処理部と、を有する。
また、本発明のリコール対応支援方法は、商品の問題発生時における対応策や原因究明の提案を情報処理装置により行う方法であって、前記システムが、商品の属性に応じた前記対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を格納した基本データベースと、前記対応策または原因究明の種別毎に当該対応策または原因究明の実施範囲情報を格納した対応策データベースとを利用可能であり、商品の問題発生に伴うクレーム情報を入力インターフェイスより取得し、当該クレーム情報が含む商品属性を抽出し、前記商品属性を前記基本データベースに照合して、該当する商品属性に応じた対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を取得し、前記対応策データベースに含まれる対応策や原因究明の種別毎の前記実施範囲情報を抽出し、当該実施範囲情報に前記対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を適用し、対応策や原因究明の種別毎のコストまたは期間を含む評価指標を算定し、前記評価指標の情報を、出力インターフェイスに出力することを特徴とする。
また、本発明のリコール対応支援プログラムは、商品の問題発生時における対応策や原因究明の提案を、商品の属性に応じた前記対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を格納した基本データベースと、前記対応策または原因究明の種別毎に当該対応策または原因究明の実施範囲情報を格納した対応策データベースとを利用可能な情報処理装置に実行させるプログラムであって、商品の問題発生に伴うクレーム情報を入力インターフェイスより取得し、当該クレーム情報が含む商品属性を抽出するステップと、前記商品属性を前記基本データベースに照合して、該当する商品属性に応じた対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を取得するステップと、前記対応策データベースに含まれる対応策や原因究明の種別毎の前記実施範囲情報を抽出し、当該実施範囲情報に前記対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を適用し、対応策や原因究明の種別毎のコストまたは期間を含む評価指標を算定するステップと、前記評価指標の情報を、出力インターフェイスに出力するステップと、を備える。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、条件の異なる複数のリコール対策案を提示し、またその対策案実施に要する費用や日数を提示可能とできる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。なお、本実施形態においては、ある商品の製造を行うメーカーが、原材料メーカより納入された原材料を用いて商品製造を行うとともに、この商品に関して発生する問題について本発明のリコール対応支援システムによりリコール対応策を策定し実行する状況を想定する。また、商品製造から、この商品の卸し業者から小売り業者への引き渡し、およびこの小売り業者を通じての消費者への商品販売といった一連の流通過程でトレーサビリティ対応を行って商品所在情報を蓄積するものとする。ただし、これにより本発明が限定されるものではなく、商品に関しリコール対応を行ういずれの状況にも本発明は適用可能である。
−−−実施例1−−−
図1は、本発明を実施するための最良の形態において、リコール対応支援システム100を含む、業際トレーサビリティ全体システムの一利用形態における構成図である。
商品を製造しているメーカ210のクレーム分析者は、端末20を用いて、消費者などからあがってきたクレーム情報をリコール対応支援システム100に入力する。このリコール対応支援システム100では、業際トレーサビリティデータセンタ220のトレーサビリティサーバ221を介してトレーサビリティデータベース222からリコール対応に必要なデータを取得・利用する。
そして、リコール対応支援システム100は、リコール対応策の案を特定し、また対策実施に要するコストや日数を算定する。また、意思決定責任者の端末110に前記対応策の案、原因究明の依頼先候補等を提示し、意思決定がなされた時はそれを実施するように指示する。
なお、業際トレーサビリティデータセンタ220におけるトレーサビリティサーバ221は、トレーサビリティデータベース222を通じて、前記メーカ210だけでなく、前記小売・医療機関230、卸240、および原材料メーカ250など、商品に関わる複数当事者間(業際)でトレーサビリティデータを管理するものである。
また、メーカ210では、基幹業務システム120を用いて、商品の入出荷や加工状況など、前記商品のトレーサビリティに必要なデータをトレーサビリティデータベース222に登録する。また、小売・医療機関230や卸240や原材料メーカ250は自社のサーバであるサーバ231、サーバ241、サーバ251を用いて前記トレーサビリティに必要なデータを前記トレーサビリティデータベース222に登録する。これらシステム間の通信には、通信回線130を利用する。
なお、前記通信回線130に関しては、インターネットやLANの他、専用回線やWAN(Wide Area Network)、電灯線ネットワーク、無線ネットワーク、公衆回線網、携帯電話網など様々なネットワークを採用することも出来る。また、VPNなど仮想専用ネットワーク技術を用いれば、インターネットを採用した際にセキュリティ性を高めた通信が確立され好適である。
図2は、メーカ210のリコール対応支援システム100と基幹業務システム120をより詳細に記述したものである。図2において、リコール対応支援システム100は、意思決定支援部101、評価指標算出部102、対応策及び原因究明依頼の実行部103、通信部104、クレーム受付GUI部105、意思決定GUI生成部106を備えている。なお、これらの機能部は、本発明のリコール対応支援システムの有する機能を実現するプログラム107を構成するものとできる。このプログラム107はシステムの適宜な記憶装置(メモリなど)108に格納されていて、演算装置たるCPUを含む制御部109が読み出して実行する。
ここで、前記意思決定支援部101は、リコール対応支援システム全体の処理フローを制御する。また、前記評価指標算出部102は、意思決定責任者の意思決定に必要な、リコール対応の対策等に要する費用や日数などの評価指標を、評価基本データベース51や原因究明基本値データベース52、対応策データベース53等を参照して見積計算する。なお、評価基本データベース51と原因究明基本値データベース52とを含むデータベースを、基本データベース55としている。
また、前記評価指標算出部102は、商品の問題発生に伴うクレーム情報を、クレーム受付GUI部105(入力インターフェイス)より取得し、当該クレーム情報が含む商品属性を抽出する商品属性取得部11を備えるものとできる。また、前記商品属性を前記基本データベース55に照合して、該当する商品属性に応じた対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を取得する対応情報取得部12を備えるものとできる。更に、前記商品属性を前記トレーサビリティデータベース222に照合して、該当する商品の所在情報を取得する所在情報取得部13を備えるものとできる。
こうして前記評価指標算出部102は、前記対応策データベース53に含まれる対応策や原因究明の種別毎の実施範囲情報を抽出する一方で、当該実施範囲情報に前記対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報(前記基本データベース55より取得)を適用し、対応策や原因究明の種別毎のコストまたは期間、つまり評価指標を算出する。
また、前記評価指標算出部102は、前記基本データベース55、対応策データベース53、およびトレーサビリティデータベース222のいずれか、または、対応策或いは原因究明の実施者リストを格納したデータベースに基づき、前記対応策または原因究明の実施依頼先候補を抽出し、出力インターフェイスに出力すべく意志決定GUI生成部106(出力処理部)に送信することとできる。
前記対応策及び原因究明依頼の実行部(指示実行部)103は、前記意志決定GUI生成部106を通じて出力インターフェイス(意志決定責任者が使用する端末110でディスプレイ表示されるGUI)に出力した前記評価指標の情報に応じて、入力インターフェイス(意志決定責任者が使用する端末110でディスプレイ表示されるGUI)より対応策または原因究明の選択を受け付けると共に、該当対応策または原因究明の実施指示を出力インターフェイスに出力する。この出力先は、例えば前記の小売・医療機関のサーバ231、卸業者のサーバ241、や原材料メーカのサーバ251などとなる。
また、前記通信部104は、基幹業務システム120との通信と通信回線130を介する他企業のサーバ231、241、251らとの通信を行う。
なお、前記クレーム受付GUI部105は、クレーム分析者の端末20からクレーム情報を受け付けるインターフェースであり、前記意思決定GUI生成部106は、対応策の実施や原因究明の依頼に要する費用や日数などを意思決定責任者の端末110に提示し、対応策および原因究明の依頼先企業等を意思決定責任者に選択させるインターフェースを生成する。
また、前記基幹業務システム120は、メーカ210全体の経営資源を管理し、有効に活用して、業務の効率的な遂行を支援するシステムである。当該基幹業務システム120は、通信部121と、製造履歴データベース123と、部品表データベース124と、在庫情報データベース125とで構成され、メーカ210の通常業務を統括管理する。製造履歴データベース123は、工場などで製造される商品の製造履歴データを保持するデータベースであり、部品表データベース124は、商品の部品構成およびその部品データを保持するデータベースであり、在庫情報データベース125は、倉庫における商品の在庫データを保持するデータベースである。通信部121は、リコール対応支援システム100との通信と、通信回線130を介する他企業との通信を行う。
次に、前記した各データベースについてその詳細を説明する。図3で、対応策データベース53の例を示す。対応策データベース53は、前記対応策または原因究明の種別毎に当該対応策または原因究明の実施範囲情報を格納したデータベースである。データ構造としては、例えば、指示種類901と指示範囲902とで構成される。前記指示種類901は、注意喚起、販売差止、回収など、社外の企業に対するリコール対応指示の内容を示す。また、指示範囲902は、指示の内容が商品のどの範囲に適用すべきか指定するもので、製造ロット限定903、地域限定904、期間限定905などの情報で構成される。
ここで、前記製造ロット限定903の情報は、リコール対応策等の適用範囲を製造ロットで限定するもので、全ての製造ロットを指定する「全指定」や、クレームのあった商品と同一の製造ロットだけを指定する「製造ロット限定」などが想定できる。
また、地域限定904の情報は、リコール対応策等の適用範囲を、商品が製造された地域で限定するもので、全ての地域を指定する「全指定」や、クレームのあった商品と同一の工場で製造された製造ロットを指定する「工場限定」などが想定できる。
また、期間限定905の情報は、リコール対応策等の適用範囲を、商品が製造された期間で限定するもので、全ての期間を指定する「全指定」や、クレームのあった商品と製造期間が重複する製造ロットを指定する「期間限定」などが想定できる。
また、対応策の案は、指示種類901、製造ロット限定903、地域限定904、期間限定905などの組み合わせによって決まり、対応策の案の数はこの組み合わせの数だけ存在する。
次に、本発明の前記基本データベース55を構成する評価基本データベース51と原因究明基本値データベース52について説明する。図4で、評価基本データベース51の例を示す。この評価基本データベース51は、対応策の評価指標を算出する元となるデータを保持するデータベースである。そのデータ構造としては、例えば、商品ID1101をキーとして、所在企業ID1102、回収費用1103、回収時間1104、保管費用/日1105、および社告費用/日1106などの情報が関連付けされたものとなる。
ここで、前記商品ID1101の情報は、どの商品に関するデータなのかを示すキーデータであり、また、所在企業ID1102の情報は、その商品の所在として想定される企業の識別番号を示す。また、回収費用1103の情報は、前記所在企業ID1102の企業から商品を1つ回収する際にかかる費用を示し、回収時間1104の情報は、商品回収にかかる時間を示す。また、保管費用/日1105の情報は、商品の販売差止などのために所在企業ID1102の企業で1つの商品を1日保管する際の費用を示し、社告費用/日1106は、商品に関する注意喚起を1日間社告する際にかかる費用を示すものとできる。
次に、原因究明基本値データベース52について説明する。図5で、原因究明基本値データベース52の例を示す。原因究明基本値データベース52は、リコール発生の原因究明に必要な費用や日数を保持するデータベースである。そのデータ構造例としては、例えば、対象企業ID1201をキーとして、商品ID1202、クレーム内容1203、原因究明基本費用1204、および原因究明基本時間1205の情報を関連付けしたものとなる。
ここで、前記対象企業ID1201の情報は、原因究明の依頼先として想定される企業の識別番号を示し、商品ID1202の情報は、原因究明の対象として想定される商品を示す。また、クレーム内容1203の情報は、想定されるクレームの内容として、危害異物混入(金属、石、ガラス)、異物混入(原材料由来の夾雑物)などを示す。原因究明基本費用1204の情報は、商品ID1202の商品に関して対象企業ID1201に対し、クレーム内容1203の原因究明を依頼する際にかかる費用を示し、原因究明基本時間1205の情報は、原因が判明するまでの時間を示す。
次に、前記基幹業務システム120が備えるデータベースについて説明する。図6で、製造履歴データベース123の例を示す。製造履歴データベース123は、商品1301と、製造工程1302との各情報で構成される。前記商品1301の情報は、どの商品に関するデータなのかを示し、商品の識別番号を示す商品ID1304と、商品の製造ロット番号を示す製造ロット番号1305とで構成される。
また、製造工程1302の情報は、工場ID1306と、作業開始時刻1307と、作業終了時刻1308などの情報で構成される。ここで、工場ID1306の情報は、商品がどの工場で製造されたのかを工場の識別番号で示し、作業開始時刻1307は、商品の製造を開始した時刻を示し、作業終了時刻1308は、商品の製造が終了した時刻を示す。
次に、部品表データベース124について説明する。図7で、部品表データベース124の例を示す。部品表データベース124は、商品1401および原材料1402の各情報で構成される。商品1401の情報は、どの商品に関するデータなのかを示し、商品の識別番号を示す商品ID1404と、商品の製造ロット番号を示す製造ロット番号1405で構成される。また、原材料1402の情報は、名称1406と、商品ID1407と、製造ロット番号1408と、入荷元企業ID1409などで構成され、商品1401の原材料を示す。ここで、名称1406は、原材料の名称を示し、商品ID1407は、原材料の商品としての識別番号を示し、製造ロット番号1408は、原材料の製造ロット番号を示し、入荷元企業ID1409は、原材料を出荷した企業の識別番号を示す。
次に、在庫情報データベース125について説明する。図8で、在庫情報データベース125の例を示す。在庫情報データベース125は、商品1501と、入庫時刻1502と、出庫時刻1503などの各情報で構成される。商品1501の情報は、どの商品に関するデータなのかを示し、商品の識別番号を示す商品ID1505と、商品の製造ロット番号を示す製造ロット番号1506で構成される。また、入庫時刻1502の情報は、商品が倉庫に入庫した時刻を示し、出庫時刻1503は、商品が倉庫から出庫した時刻を示す。
続いて、トレーサビリティデータベース222について説明する。図9で、トレーサビリティデータベース222の例を示す。トレーサビリティデータベース222は、メーカ210や、小売・医療機関230、卸240、原材料メーカ250から登録されたデータを保持するデータベースで、商品1001、所在企業ID1002、状態1003、日時1004などの各情報で構成される。
ここで、商品1001の情報は、商品の名称を示す名称1005と、商品の種類の識別番号を示すEAN(European Article Number)などの商品ID1006と、商品の製造ロット番号を示す製造ロット番号1007で構成され、どの商品に関するデータなのかを示す。また、所在企業ID1002の情報は、データを登録した企業の識別番号を示し、状態1003の情報は、商品の状態(出荷、加工、入荷など)を示し、日時1004の情報は、状態1003の日時を示す。
なお、これまで示したリコール対応支援システム100の構成各部101〜106は、リコール対応支援システム100においてハードウェアとして実現してもよいし、HDDやメモリなどの適宜な記憶装置に格納したプログラムとして実現するとしてもよい。この場合、前記システムの制御部109がプログラム実行に合わせて記憶装置より該当プログラムをメモリ108に読み出して、これを実行することとなる。
また、前記リコール対応支援システム100は、クレーム分析者の端末20、意志決定責任者の端末110、基幹業務システム120、業際トレーサビリティデータセンタ220らの外部装置と通信回線130を介して接続され、互いにデータ授受を行う形態例の他、リコール対応支援システム100の備える機能として、前記各外部装置(の全部または一部)がリコール対応支援システム100に備わって稼動するといった例も想定できる。また、リコール対応支援システム100に前記外部装置らが備わる場合にも、通信回線130上で連係する場合と、ハードウェアとして一体となる場合とが想定できる。
また、リコール対応支援システム100がメーカにて運営されている例をあげたが、例えばASP用サーバとしてネットワーク上に配置され、複数の企業が適宜利用するような形態を採用してもよい。この形態における実施例を後述の「実施例2」で述べる。
続いて、本実施形態におけるリコール対応支援方法の実施手順について説明する。図10は、消費者から商品へのクレームが出た場合に、クレーム分析者からのクレーム情報の受付に始まり、対応策の実施を経て、原因究明の依頼に終わる、リコール対応支援システム100での処理フローを示す。なお、この処理フローの制御は、前記意思決定支援部101が行うものとする。
処理S3010では、リコール対応支援システム100における前記クレーム受付GUI部105が、前記クレーム分析者の端末20にクレーム情報受付画面のデータを送り表示させる。このクレーム情報受付画面の構成例は、例えば図11に示す画面となる。このクレーム情報受付画面は、商品名(商品ID)601と、製造ロット番号602と、クレーム内容603と、詳細604、登録ボタン605とで構成される。
前記商品名601は、メーカが扱う商品の一覧であり、クレーム分析者はこの一覧の中からクレームの出た商品を選択する。商品601の選択は必須である。なお、商品の一覧は、在庫情報データベース125の商品1501のうち、出庫時刻1503が確定した商品、つまり出庫された商品のみの一覧でもよい。
また、製造ロット番号602は、クレームの出た商品の製造ロット番号であり、クレーム分析者が消費者などから聞き取り入力する。製造ロット番号602の入力は、必須ではない。クレーム内容603は、クレーム内容の一覧であり、クレーム分析者は一覧の中から実際のクレームに最も近いものを選択する。クレーム内容603の選択は、必須ではない。クレーム内容の一覧は、原因究明基本値データベース52のクレーム内容1203の一覧である。なお、クレーム分析者が商品名601で具体的な商品を選択した時に、それに対応する商品ID1202のクレーム内容1203のみを一覧表示しても良い。詳細604は、クレーム内容603の詳細な内容を入力するためのもので、クレーム分析者が入力する。詳細604の入力は、必須でない。
クレーム受付GUI部105は、このような画面を前記端末20に提供し、当該画面を通じて、クレーム分析者が端末20を操作して入力したクレーム情報を、登録ボタン605の押下をトリガーとして、受け付ける。
続いて、処理S3020では、評価指標算出部102が、トレーサビリティデータベース222、基幹業務システム120、対応策データベース53、評価基本データベース51を用いて、注意喚起に要する費用、販売差止に要する費用、回収に要する費用、回収に要する日数を算出する。
また、処理S3022では、意思決定GUI生成部106が、処理S3020で算出した費用および日数を対応策案毎でまとめ、前記意志決定責任者の端末110に表示する。また、対応策の対象となる製造ロット番号に対し、基幹業務システム120の在庫情報データベース125の出庫時刻1503が確定しているものを検索し、その個数を対象数として表示する。ここで表示する対応策表示画面は、例えば図12に示す例となる。この図12の対応策表示画面は、クレーム情報701と、対応策の選択702とで構成される。前記クレーム情報701では、端末20を介してクレーム分析者から入力された商品名、製造ロット番号、クレーム内容、クレーム内容の詳細、入力の受付日などのクレーム情報を表示する。前記対応策の選択702は、対応策の案を示しており、指示種類703と、範囲(対象数)704と、見積費用705と、見積日数706と、チェックボックス709と、対応策実行ボタン710で構成される。
また、指示種類703には、対応策データベース53の指示種類901を表示する。範囲(対象数)704には、指示範囲902に対応した表示を行う。例えば、製造ロット限定903、地域限定904、期間限定905が全て全指定ならば「全商品」と表示し、地域限定904が工場限定ならば「工場限定」と表示する。対象数には、その範囲の商品で、基幹業務システム120の在庫情報データベース125の出庫時刻データベース125が確定している個数を検索し、その個数を括弧内に表示する。
また、見積費用705には、評価指標算出部102が範囲(対象数)704の商品に関して算出した費用を表示する。見積日数706には、指示種類703が「回収」ならば、評価指標算出部102が範囲(対象数)704の商品に関して算出した日数を表示する。指示種類703が「注意喚起」や「販売差止」ならば、意思決定責任者がその必要日数を入力枠707に入力する。意思決定責任者は、対応策の選択702の中から最適と考える対応策の案を一つ選択し、その対応策のチェックボックス709をチェックし、対応策実行ボタン710を押下する。
こうして、意思決定責任者が端末110を操作してチェックしたチェックボックス709の対応策および入力枠707に入力した値を、対応策実行ボタン710の押下をトリガーとして、意思決定GUI生成部106が受け付けることとなる。
続いて、処理S3024では、対応策及び原因究明依頼の実行部103が、対応策の指示を実施する。また、処理S3030では、評価指標算出部102が、トレーサビリティデータベース222、基幹業務システム120、原因究明基本値データベース52を用いて、原因究明の依頼先毎の原因究明に要する費用、日数を算出する。
続いて、処理S3040では、意思決定GUI生成部106が、処理S3030で算出した費用および日数を原因究明の依頼先毎でまとめ、前記端末110に表示する。ここで表示する原因究明依頼先表示画面は、例えば図13に示す画面例となる。この図13に示す画面は、クレーム情報801と、対応策802と、原因究明依頼先の選択803とで構成される。クレーム情報801では、クレーム分析者に入力されたクレームの情報(クレーム情報701と同一の内容)を表示する。
また、対応策802では、意思決定責任者が図12で示した画面において端末110でチェックしたチェックボックス709の対応策を示し、対応策の指示種類703、範囲(対象数)704、見積費用705、見積日数706を表示する。原因究明依頼先の選択803は、原因究明の依頼先候補を示しており、対象企業804と、対象ロット805と、見積費用806と、見積日数807と、チックボックス808と、原因究明依頼実行ボタン809で構成される。
対象企業804では、トレーサビリティデータベース222の商品ID1006と製造ロット番号1007でクレーム情報801の商品に関係した企業を検索し、その所在企業ID1002の企業を表示する。また、基幹業務システム120の部品表データベース124から、クレーム情報801の商品の原材料を抽出し、トレーサビリティデータベース222の商品ID1006と製造ロット番号1007で原材料に関係した企業を検索し、その所在企業ID1002の企業を表示する。
対象ロット805では、クレーム情報801の製造ロット番号を表示する。また、原材料に関しては、基幹業務システム120の部品表データベース124から、原材料1402の製造ロット番号1408を抽出し、原材料ロット番号として表示する。見積費用806は原因究明に要する費用の見積を示し、見積日数807は原因究明に要する日数を示す。見積費用806では、原因究明基本値データベース52の対象企業ID1201と商品ID1202とクレーム内容1203で原因究明基本費用1204を検索し、それを表示する。見積日数807では、原因究明基本時間1205を検索し、それを表示する。意思決定責任者は、原因究明依頼先の選択803の中から依頼先の候補を選択し、その依頼先のチェックボックス808をチェックし、原因究明依頼実行ボタン809を押下する。複数のチェックボックス808にチェックしても良い。
こうして、意思決定責任者が端末110を操作してチェックしたチェックボックス808の原因究明依頼先を、原因究明依頼実行ボタン809の押下をトリガーとして、意思決定GUI生成部106が受け付けることとなる。
続いて、処理S3060では、対応策及び原因究明依頼の実行部103が、原因究明の依頼を実施し、処理は終了する。
次に、前記フローに含まれる処理のうち、処理S3020、処理S4080、処理S3030の各々について詳細フローを示して詳述する。まず、処理S3020での評価指標算出部102の詳細な処理フローを図14に示す。この処理フローにおける処理S4010では、クレーム分析者の端末20から受け付けたクレーム情報が含む商品の商品IDを、変数「GID」に代入する。そして、つづく処理S4020では、商品IDが前記変数「GID」と一致する商品を、基幹業務システム120の在庫情報データベース125の商品ID1505で検索し、出庫時刻1503が確定している製造ロット番号1506を全て検索する。そしてその製造ロット番号の集合を「SA」とする。
次に、処理S4030では、クレーム分析者の端末20から受け付けたクレーム情報の中に製造ロット番号があるかどうかを判断する。製造ロット番号があれば(S4030:有)、それを変数「b」に代入して処理S4040へ進む。一方、製造ロット番号がなければ(S4030:無)、処理S4070へ進む。
前記処理S4040では、基幹業務システム120の製造履歴データベース123の製造ロット番号1305が前記変数「b」である工場ID1306を検索し、それと同一の工場IDを持つ製造ロット番号1305を検索する。そしてその製造ロット番号の集合を「SF」とする。
そして処理S4050では、基幹業務システム120の製造履歴データベース123の製造ロット番号1305が前記変数「b」である作業開始時刻1307と作業終了時刻1308とを検索し、その期間と重複する作業開始時刻と作業終了時刻の期間を持つ製造ロット番号1305を検索する。そしてその製造ロット番号の集合を「ST」とする。
処理S4060では、対応策の対象となる製造ロット番号のパターンを集合「S」とする。この集合「S」の要素は、製造ロット番号「b」のみの集合、集合「SF」、集合「ST」、「SF」と「ST」の積集合、集合「SA」とする。これにより、集合「S」は対応策のパターンを網羅する。
一方、処理S4070では、対応策の対象となる製造ロット番号のパターンを集合「S」とし、その要素を集合「SA」のみとする。この集合「SA」のみとする理由は、クレーム情報の中に製造ロット番号がないため、前記変数「b」のみの集合や集合「SF」や集合「ST」が不明なためである。
続いて、処理S4080では、前記の集合「S」の要素の商品に対し、トレーサビリティデータベース222を用いてその所在を検索し、評価指標算出部102で評価指標である費用、日数を算出する。
また、処理S4090では、集合「S」に次の要素があるかどうか判断する。次の要素があれば、処理S4080に戻る。次の要素がなければ、集合「S」の要素ごとの評価指標(費用、日数)を、対応策ごとの評価指標として、当該フロー(処理S3020)を終了する。
次に、処理S4080での評価指標算出部102の詳細な処理フローを説明する。図15にそのフローを示す。処理S5020では、集合「S」の要素の商品が、現在どこの企業にあるのか検索する。この検索は、集合「S」の要素である複数の製造ロットに関して、それぞれの製造ロットをトレーサビリティデータベース222の製造ロット番号1007で検索し、その日時1004が最新であるものの所在企業ID1002を現在の所在の企業として検出する。ここで検索された所在企業ID1002とその商品ID1006で、評価基本データベース51の所在企業ID1102と商品ID1101を検索し、両者が合致するときの回収費用1103、回収時間1104、保管費用/日1105、社告費用/日1106を参照する。これを集合「S」の要素の全ての製造ロットに関して行う。
つづく処理S5030では、評価指標である費用、日数を算出する。費用、日数の算出で用いる数式で使用するため、以下の記号を定義する。
i :対象範囲の商品
j :所在企業
a(i,j):jでiを1つ管理するための1日当たりの費用
c(i,j):jからiを1つ回収するための費用
d(i,j):jからiを回収するための時間
y(i,j):jにあるiの個数

1日当たりの注意喚起費用は、社告費用/日1106を代入して算出する。これを数式で表せば、
Figure 2005316940
となる。
販売差止費用/日は、所在企業ID1102にある商品の個数と保管費用/日1105の積を、各商品、各所在企業で和をとって算出する。これを数式で表せば、
Figure 2005316940
となる。
回収費用は、所在企業ID1102にある商品の個数と回収費用1103の積を、各商品、各所在企業で和をとって算出する。これを数式で表せば、
Figure 2005316940
となる。
回収日数は、回収時間1104の最大値を代入して算出する。これを数式で表せば、
Figure 2005316940
となる。
こうした全ての算出が終わったら、処理S4080を終了する。
次に、処理S3030での評価指標算出部102の詳細な処理フローを説明する。図16にそのフローを示す。処理S16010では、クレーム分析者の端末20から受け付けたクレーム情報の中に製造ロット番号があるかどうかを判断する。製造ロット番号があれば、それを変数「b」に代入して処理S16020へ進む。製造ロット番号がなければ処理S16040へ進む。
処理S16020では、入荷や出荷など、製造ロット番号「b」の商品に関わった企業をトレーサビリティデータベース222で検索する。検索では、トレーサビリティデータベース222の製造ロット番号1007が「b」である所在企業ID1002を抽出する。抽出した所在企業ID1002の企業の集合を原因究明依頼の対象企業とする。
処理S16030では、基幹業務システム120の部品表データベース124で、製造ロット番号「b」の商品の原材料1402とその製造ロット番号1408を検索し、入荷や出荷など、製造ロット番号1408に関係した企業をトレーサビリティデータベース222で検索する。検索では、トレーサビリティデータベース222の製造ロット番号1007が製造ロット番号1408と一致する所在企業ID1002を抽出する。抽出した所在企業ID1002の企業の集合を原因究明依頼の対象企業に追加する。そして処理16060へ進む。
他方、処理S16040では、入荷や出荷など、クレーム情報の商品に関係した企業をトレーサビリティデータベース222で検索する。検索では、トレーサビリティデータベース222の商品ID1006がクレーム情報の商品と一致する所在企業ID1002を抽出する。抽出した所在企業ID1002の企業の集合を原因究明依頼の対象企業とする。
処理S16050では、基幹業務システム120の部品表データベース124で、商品の原材料1402を検索し、入荷や出荷など、原材料1402の商品ID1407に関わった企業をトレーサビリティデータベース222で検索する。検索では、トレーサビリティデータベース222の商品ID1006が原材料の商品ID1407と一致する所在企業ID1002を抽出する。抽出した所在企業ID1002の企業の集合を原因究明依頼の対象企業に追加する。
処理S16060では、クレーム情報の商品およびクレーム内容が、原因究明基本値データベース52の商品ID1202とクレーム内容1203に一致し、処理S16020から処理S16050までに決定した対象企業と対象企業ID1201が一致するもの(クレーム情報のクレーム内容がない場合は、クレーム内容1203が「不明」のもの)を検索し、その原因究明基本費用1204、原因究明基本時間1205を抽出する。抽出した原因究明基本費用1204を原因究明に要する費用とし、原因究明基本時間1205を原因究明に要する日数として算出し、処理S3030を終了する。
以上、本実施の形態において、図10の処理S3022の代わりに、以下に示す処理「SS」を実施することにより、意思決定責任者の端末110に表示する対応策表示画面の内容を絞り込んで意思決定を容易にすることも可能である。
前記処理「SS」では、意思決定GUI生成部106が、端末110に、対応策の絞込み画面を表示する。対応策の絞り込み画面は、例えば、図17に示す画面例となる。この対応策の絞り込み画面は、図に示すようにクレーム情報1701と、対応策の絞込み1702とで構成される。
前記クレーム情報1701では、クレーム分析者に入力されたクレームの情報(クレーム情報701と同一の内容)を表示する。対応策の絞込み1702は、指示種類プルダウンメニュー1703と、範囲(対象数)プルダウンメニュー1704と、指示種類1705と、範囲(対象数)1706と、見積費用1707と、見積日数1708と、チェックボックス1709と、対応策実行ボタン1710で構成される。指示種類プルダウンメニュー1703は、指示種類703の一覧であり、意思決定責任者は端末110を通じて一覧の中から指示の種類を一つ選択する。
意思決定GUI生成部106は、端末110を介して意思決定責任者に選択された指示種類を指示種類1705に表示する。範囲(対象数)プルダウンメニュー1704は、範囲(対象数)704の一覧であり、意思決定責任者は端末110を介して一覧の中から指示の範囲を一つ選択する。
意思決定GUI生成部106は、端末110を介して意思決定責任者に選択された指示範囲を範囲(対象数)1706に表示する。また、意思決定GUI生成部106は、指示種類1705、範囲(対象数)1706の対応策の案に関して、前記処理S3020で算出した費用および日数を、見積費用1707、見積日数1708に表示する。次に、意思決定責任者が端末110を操作してチェックしたチェックボックス1709の対応策を、対応策実行ボタン1710の押下をトリガーとして、意思決定GUI生成部106が受付けることとなる。
なお、上述の処理フローのうち、処理S3020〜S3024と、処理S3030〜S3060とは、どちらの一連の処理を先にしてもよく、或いはどちらか一方だけを実行するとしてもよい。
−−−実施例2−−−
本発明の実施例2を以下で説明する。なお実施例2は、実施例1と重複する部分が多いため、実施例1と重複する部分は省略し、相違する部分を中心に説明する。
図18は、センタ側リコール対応支援システム1801、メーカ側リコール対応支援システム1805を含む、業際トレーサビリティ全体システムの一利用形態における構成図である。実施例2では、実施例1で説明したリコール対応支援システム100が実現する機能を、センタ側リコール対応支援システム1801とメーカ側リコール対応支援システム1805の両システムで、共同して実現する。
商品を製造しているメーカ210のクレーム分析者は、端末20を用いて、消費者1803の携帯端末1804などからあがってきたクレーム情報をメーカ側リコール対応支援システム1805に入力する。このメーカ側リコール対応支援システム1805では、リコール対応策の案を特定し、リコール対応に必要なデータ(対策実施に要するコストや日数、原因究明の依頼先候補など)を、業際トレーサビリティデータセンタ220のセンタ側リコール対応支援システム1801から取得・利用する。さらに、意思決定責任者の端末110に前記対応策の案、原因究明の依頼先候補等を提示し、意思決定がなされた時はそれを実施するように、センタ側リコール対応支援システム1801に指示する。
一方で、業際トレーサビリティデータセンタ220におけるセンタ側リコール対応支援システム1801は、対策実施に要するコストや日数を計算し、計算結果をメーカ側リコール対応支援システム1805に送信する。
図19は、メーカ210のメーカ側リコール対応支援システム1805と、業際トレーサビリティデータセンタ220のセンタ側リコール対応支援システム1801をより詳細に記述したものである。
図19において、メーカ側リコール対応支援システム1805は、意思決定支援部101、評価指標取得部1910、通信部104、クレーム受付GUI部105、意思決定GUI生成部106を備えている。なお、これらの機能部は、本発明のリコール対応支援システムの有する機能を実現するプログラム1911を構成するものとできる。このプログラム1911はシステムの適宜な記憶装置(メモリなど)108に格納されていて、演算装置たるCPUを含む制御部109が読み出して実行する。
ここで、前記意思決定支援部101は、メーカ側リコール対応支援システム全体の処理フローを制御する。また、前記評価指標取得部1910は、意思決定責任者の意思決定に必要な、リコール対応の対策等に要する費用や日数などの評価指標を、対応策データベース53等を参照して、センタ側リコール対応支援システム1801から取得する。
また、前記評価指標取得部1910は、商品の問題発生に伴うクレーム情報を、クレーム受付GUI部105(入力インターフェイス)より取得し、当該クレーム情報が含む商品属性を抽出する商品属性取得部11を備えるものとできる。また、前記商品属性を前記センタ側リコール対応支援システム1801に照合して、該当する商品属性に応じた対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を取得する対応情報取得部12を備えるものとできる。
こうして前記評価指標取得部1910は、前記対応策データベース53に含まれる対応策や原因究明の種別毎の実施範囲情報を抽出する一方で、当該実施範囲情報に前記対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報(前記センタ側リコール対応支援システム1801より取得)を適用し、対応策や原因究明の種別毎のコストまたは期間、つまり評価指標を取得する。
また、前記評価指標取得部1910は、前記センタ側リコール対応支援システム1801、対応策データベース53のいずれかに基づき、前記対応策または原因究明の実施依頼先候補を取得し、出力インターフェイスに出力すべく意志決定GUI生成部106(出力処理部)に送信することとできる。
また、図19において、センタ側リコール対応支援システム1801は、評価指標算出部102、対応策及び原因究明依頼の実行部103、アクセス制御部1902、通信部1901を備えている。なお、これらの機能部は、本発明のリコール対応支援システムのセンタ側で有する機能を実現するプログラム1903を構成するものとできる。このプログラム1903はシステムの適宜な記憶装置(メモリなど)1904に格納されていて、演算装置たるCPUを含む制御部1905が読み出して実行する。
ここで、前記評価指標算出部102は、メーカ側リコール対応支援システム1805から照合される前記商品属性を、前記トレーサビリティデータベース222に照合して、該当する商品の所在情報を取得する所在情報取得部13を備えるものとできる。
こうして前記評価指標算出部102は、メーカ側リコール対応支援システム1805が抽出した前記当該実施範囲情報に前記対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報(前記基本データベース55より取得)を適用し、対応策や原因究明の種別毎のコストまたは期間、つまり評価指標を算出する。
また、前記評価指標算出部102は、前記基本データベース55、およびトレーサビリティデータベース222のいずれか、または、対応策或いは原因究明の実施者リストを格納したデータベースに基づき、前記対応策または原因究明の実施依頼先候補を抽出し、前記メーカ側リコール対応支援システム1805に通信部1901を介して送信することとできる。この際、アクセス制御部1902に基づき、メーカ側リコール対応支援システム1805に、前記対応策または原因究明の実施依頼先候補の具体的な名称などを公開してよいか、アクセス制御データベース1802を参照して決定し、公開可能な範囲で情報を送信することとできる。
前記対応策及び原因究明依頼の実行部(指示実行部)103は、メーカ側リコール対応支援システム1801から、対応策または原因究明の選択を受信する。この対応策または原因究明の選択は、前記意志決定GUI生成部106を通じて出力インターフェイス(意志決定責任者が使用する端末110でディスプレイ表示されるGUI)に出力した前記評価指標の情報に応じて、前記メーカ側リコール対応支援システム1801が入力インターフェイス(意志決定責任者が使用する端末110でディスプレイ表示されるGUI)から受け付けたものとなる。
また、前記実行部103は、該当対応策または原因究明の実施指示を出力インターフェイスに出力する。この出力先は、例えば前記の小売・医療機関のサーバ231、卸業者のサーバ241、や原材料メーカのサーバ251、消費者1803の携帯端末1804などとなる。
また、前記通信部1901は、トレーサビリティサーバ221との通信と通信回線130を介するメーカの基幹業務システム120や、他企業のサーバ231、241、251、消費者の携帯端末1804らとの通信を行う。基幹業務システム120の通信部121は、メーカ側リコール対応支援システム1805との通信と、通信回線130を介する他企業との通信を行う。
次に、前述した各データベースのうち、実施例1では説明しなかったセンタ側リコール対応支援システム1801が備えるアクセス制御データベース1802について、その詳細を説明する。図20で、アクセス制御データベース1802の例を示す。
アクセス制御DB1802は、商品の所在情報などから判明する、前記対応策または原因究明の実施依頼先候補の具体的な名称などの公開可否情報を格納したデータベースである。データ構造としては、例えば、情報登録企業2201と認証対象企業2202とトレーサビリティデータベースへのアクセス制御情報2203とで構成される。
前記情報登録企業2201は、トレーサビリティデータベース222に情報を登録する企業を示す。また、情報の登録者が消費者1803の場合は、消費者の携帯端末1804を示しても良い。認証対象企業2202は、前記情報(トレーサビリティデータベースの登録情報)を利用する企業を示す。前記トレーサビリティデータベースへのアクセス制御情報2203は、前記情報(トレーサビリティデータベースの登録情報)に関して、情報利用をどの程度まで許可するか指定するもので、企業ID開示2204、取扱数量開示2205、サプライチェーン下流情報開示2206、対応策受信2207、原因究明依頼受信2208などに関する可否(或いは可否の程度)の情報で構成される。
ここで、前記企業ID開示2204の情報は、情報登録企業2201がトレーサビリティデータベース222に登録した情報のうち、対象企業ID1201(図5参照)の情報を認証企業2202に開示してよいかどうか(利用させてよいかどうか)を示す。また、前記取扱数量開示2205の情報は、情報登録企業2201が取り扱う商品の数量(トレーサビリティデータベース222から算出可能)を、認証企業2202に開示してよいかどうかを示す。また、サプライチェーン下流情報開示2206は、情報登録企業2201から見てサプライチェーンで下流の企業が登録したトレーサビリティデータベース222の情報を、認証企業2202に開示してよいかどうかを示す。また、対応策受信2207の情報は、商品の問題発生時において、認証対象企業2202が意思決定した対応策の指示を、情報登録企業2201が受信するかどうかを示す。また、原因究明依頼受信2208の情報は、商品の問題発生時において、認証対象企業2202から依頼された原因究明の提案を、情報登録企業2201が受信するかどうかを示す。
なお、これまで示したメーカ側リコール対応支援システム1805の構成各部101、104〜106、1910は、メーカ側リコール対応支援システム1805においてハードウェアとして実現してもよいし、HDDやメモリなどの適宜な記憶装置に格納したプログラムとして実現するとしてもよい。この場合、前記メーカ側リコール対応支援システム1805の制御部109がプログラム実行に合わせて記憶装置より該当プログラムをメモリ108に読み出して、これを実行することとなる。
また、センタ側リコール対応支援システム1801の構成各部1901、1902、102、103は、センタ側リコール対応支援システム1801においてハードウェアとして実現してもよいし、HDDやメモリなどの適宜な記憶装置に格納したプログラムとして実現するとしてもよい。この場合、前記センタ側リコール対応支援システム1801の制御部1905がプログラム実行に合わせて記憶装置より該当プログラムをメモリ1904に読み出して、これを実行することとなる。
また、前記メーカ側リコール対応支援システム1805は、クレーム分析者の端末20、意志決定責任者の端末110、基幹業務システム120、センタ側リコール対応支援システム1801、業際トレーサビリティデータセンタ220らの外部装置と通信回線130を介して接続され、前記センタ側リコール対応支援システム1801は、トレーサビリティサーバ221らの外部装置と接続され、互いにデータ授受を行う形態例の他、メーカ側リコール対応支援システム1805やセンタ側リコール対応支援システム1801の備える機能として、前記各外部装置(の全部または一部)がメーカ側リコール対応支援システム1805やセンタ側リコール対応支援システム1801に備わって稼動するといった例も想定できる。また、メーカ側リコール対応支援システム1805やセンタ側リコール対応支援システム1801に前記外部装置らが備わる場合にも、通信回線130上で連係する場合と、ハードウェアとして一体となる場合とが想定できる。
続いて、本実施形態におけるリコール対応支援方法の実施手順について説明する。本実施手順は、実施例1で説明した図10、図14〜図16の実施手順と重複する部分が多いため、相違する部分を中心に説明する。なお、実施例1では、処理フローの制御をリコール対応支援システム100の意思決定支援部101が行うとしたが、本実施例では、前記処理フローをメーカ側リコール対応支援システム1805またはセンタ側リコール対応支援システム1801の機能部が制御することとする。
実施例1の図10における処理S3024および処理S3060は、実施例2では以下の処理となる。
処理S3024では、メーカ側リコール対応支援システム1805の意思決定支援部101が、処理S3022で受け付けた対応策の指示内容を、センタ側リコール対応支援システム1801に送信する。センタ側リコール対応支援システム1801では、対応策及び原因究明依頼の実行部103が、対応策の指示を実施する。
処理S3060では、メーカ側リコール対応支援システム1805の意思決定支援部101が、処理S3040で受け付けた原因究明の依頼内容を、センタ側リコール対応支援システム1801に送信する。センタ側リコール対応支援システム1801では、対応策及び原因究明依頼の実行部103が、原因究明の依頼を実施する。
図21は、実施例1の図14における処理フローのうち、実施例2で変更した、処理S4060・処理S4070から処理S3020の終了までの部分を示している。ここで、業際トレーサビリティデータセンタ220のセンタ側リコール対応支援システム1801のアクセス制御部1902が制御する処理フローは、S4080、S4090、S2020である。
処理S2010では、対応策の対象となる製造ロット番号のパターンの集合「S」を、メーカ側リコール対応支援システム1805(或いは基幹業務システム120)がセンタ側リコール対応支援システム1801に送信する。
処理S4080では、実施例1の場合と同様に、前記の集合「S」の要素の商品に対し、前記センタ側リコール対応支援システム1801が、トレーサビリティデータベース222を用いてその所在を検索し、評価指標算出部102で評価指標である費用、日数を算出する。
処理S4090では、実施例1の場合と同様に、前記センタ側リコール対応支援システム1801が、集合「S」に次の要素があるかどうか判断する。次の要素があれば、処理S4080に戻る。次の要素がなければ、処理S2020に進む。
処理S2020では、前記センタ側リコール対応支援システム1801が、集合「S」の要素ごとの評価指標(費用、日数)を対応策ごとの評価指標とし、アクセス制御データベース1802で開示が許可されている企業名や取扱数量と合わせて、メーカ側リコール対応支援システム1805に送信し、当該フロー(処理S3020)を終了する。
次に、図22は、実施例1の図16の処理フローのうち、実施例2で変更した部分を示している。ここで、業際トレーサビリティデータセンタ220のセンタ側リコール対応支援システム1801のアクセス制御部1902が制御する処理フローは、処理S2130、処理S2160、処理S16060、処理S2170である。
処理S16010では、実施例1の場合と同様に、クレーム分析者の端末20から受け付けたクレーム情報の中に製造ロット番号があるかどうかを、メーカ側リコール対応支援システム1805が判断する。製造ロット番号があれば、それを変数「b」に代入して処理S2110へ進む。製造ロット番号がなければ処理S2140へ進む。
処理S2110では、前記メーカ側リコール対応支援システム1805が、基幹業務システム120の部品表データベース124で、製造ロット番号「b」の商品の原材料1402とその製造ロット番号1408を検索する。
処理S2120では、前記メーカ側リコール対応支援システム1805が、製造ロット番号「b」および原材料1402の製造ロット番号1408を、センタ側リコール対応支援システム1801に送信する。
処理S2130では、前記センタ側リコール対応支援システム1801が、入荷や出荷など、製造ロット番号「b」の商品に関わった企業をトレーサビリティデータベース222で検索する。この検索では、トレーサビリティデータベース222の製造ロット番号1007が「b」である所在企業ID1002を抽出する。抽出した所在企業ID1002の企業の集合を原因究明依頼の対象企業とする。
また、商品の原材料1402とその製造ロット番号1408に関して、入荷や出荷など、製造ロット番号1408に関係した企業を前記センタ側リコール対応支援システム1801がトレーサビリティサーバ221を介してトレーサビリティデータベース222で検索する。この検索では、トレーサビリティデータベース222の製造ロット番号1007が製造ロット番号1408と一致する所在企業ID1002を抽出する。
抽出した所在企業ID1002の企業の集合を、前記センタ側リコール対応支援システム1801がトレーサビリティが原因究明依頼の対象企業に追加する。そして処理16060へ進む。
他方、処理S2140では、前記メーカ側リコール対応支援システム1805が、基幹業務システム120の部品表データベース124で、商品の原材料1402を検索する。
処理S2150では、前記メーカ側リコール対応支援システム1805が、クレーム情報の商品および商品の原材料1402を、センタ側リコール対応支援システム1801に送信する。
処理S2160では、前記センタ側リコール対応支援システム1801が、入荷や出荷など、クレーム情報の商品に関係した企業をトレーサビリティサーバ221を介してトレーサビリティデータベース222で検索する。この検索では、トレーサビリティデータベース222の商品ID1006がクレーム情報の商品と一致する所在企業ID1002を抽出する。抽出した所在企業ID1002の企業の集合を原因究明依頼の対象企業とする。また、商品の原材料1402に関して、前記センタ側リコール対応支援システム1801が、入荷や出荷など、原材料1402の商品ID1407に関わった企業をトレーサビリティデータベース222で検索する。検索では、トレーサビリティデータベース222の商品ID1006が原材料の商品ID1407と一致する所在企業ID1002を抽出する。抽出した所在企業ID1002の企業の集合を、前記センタ側リコール対応支援システム1801が、原因究明依頼の対象企業に追加する。
処理S16060では、実施例1の場合と同様に、前記センタ側リコール対応支援システム1801において、クレーム情報の商品およびクレーム内容が、原因究明基本値データベース52の商品ID1202とクレーム内容1203に一致し、処理S2110から処理S2160までに決定した対象企業と対象企業ID1201が一致するもの(クレーム情報のクレーム内容がない場合は、クレーム内容1203が「不明」のもの)を検索し、その原因究明基本費用1204、原因究明基本時間1205を抽出する。抽出した原因究明基本費用1204を原因究明に要する費用とし、原因究明基本時間1205を原因究明に要する日数として算出する。
処理S2170では、前記センタ側リコール対応支援システム1801が、原因究明に要する費用と原因究明に要する日数を、アクセス制御データベース1802で開示が許可されている企業名と合わせて、メーカ側リコール対応支援システム1805に送信し、処理S3030を終了する。
実施例1の図10における処理S3040では、表示する原因究明依頼先表示画面を例えば図13としたが、実施例2では、表示する原因究明依頼先表示画面は、例えば図23に示す画面例となる。図23に示す画面例と図13の相違点は、対象企業804の中に企業ID(あるいは企業名)が、「×××」などのように具体的に表示されないものがある点である。これは、処理S2170において、アクセス制御データベース1802の企業ID開示2204で企業名の開示が許可されていない場合に起こる。
また、実施例1の処理S3022や処理「SS」においては、端末110に表示する図12のような対応策表示画面や図17のような対応策の絞込み画面への入力により、対応策に関する意思決定を受け付けたが、この際、リコール対応支援システム100はトレーサビリティデータベース222を参照しているため、商品の所在を具体的な企業IDや企業名として意思決定責任者に確認させた上で、意思決定を受け付けることも可能であった。しかし、実施例2においては、アクセス制御データベース1802の設定によっては、処理S2020においてトレーサビリティデータベース222の情報の開示が許可されず、具体的な企業IDや企業名を意思決定責任者に確認させられない場合もある。以上を踏まえると、意思決定責任者に商品の所在を確認させるための所在確認画面は、例えば、図24に示す画面例となる。この図24の所在確認画面は、企業ID2401と数量2402と見積費用2403と見積日数2404で構成される。前記企業ID2401では、商品の所在である企業IDを表示する。前記数量2402は、前記企業ID2401における対応策の対象商品の保有量を表示する。前記見積費用2403は、対応策の見積費用のうち、前記数量2402に要する費用を表示する。前期見積日数2404は、対応策の見積日数のうち、前記数量2402に要する日数を表示する。
本発明によれば、意思決定責任者などに対して、リコール時の対応策の案を複数提示することが可能となる。また、その対応策案の実施に要する費用、日数の見積を提示し、意思決定責任者による対応策の選択の意思決定を支援することが可能となる。これにより、メーカなどにおけるリコール対応を、その費用、日数の概算も予め考慮した上で、迅速に意思決定できる。また、商品に対するクレームの原因を分析する際に、商品に関わった特定の企業に対して、原因究明を指示することが可能となる。この結果、クレームに関する責任の所在が明確になり、クレームの新たな発生を低減することができる。
したがって、条件の異なる複数のリコール対策案を提示し、またその対策案実施に要する費用や日数を提示可能とできる。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本発明の一実施形態にかかる業際トレーサビリティ全体システムの構成図である。 メーカにおけるリコール対応支援システムおよび基幹業務システムの構成図である。 対応策データベースの具体例を示す図である。 評価基本データベースの具体例を示す図である。 原因究明基本値データベースの具体例を示す図である。 製造履歴データベースの具体例を示す図である。 部品表データベースの具体例を示す図である。 在庫情報データベースの具体例を示す図である。 トレーサビリティデータベースの具体例を示す図である。 クレーム情報の受付から、対応策の実施、原因究明の依頼までの処理フロ クレーム情報受付画面の外観を示す図である。 対応策表示画面の外観を示す図である。 原因究明依頼先表示画面の外観を示す図である。 全ての対応策に要する費用、日数を算出する処理フローである。 特定の対応策が対象とする製造ロット番号の商品に関して、対応策に要する費用、日数を算出する処理フローである。 原因究明の依頼に要する費用、日数を算出するフローである。 対応策の絞込み画面の外観を示す図である 本発明の第二の実施形態にかかる、業際トレーサビリティ全体システムの構成図である。 メーカ側リコール対応支援システムおよびセンタ側リコール対応支援システムの構成図である。 アクセス制御データベースの具体例を示す図である。 本発明の第二の実施形態にかかる、全ての対応策に要する費用、日数を算出する処理フローである。 本発明の第二の実施形態にかかる、原因究明の依頼に要する費用、日数を算出する処理フローである。 本発明の第二の実施形態にかかる、原因究明依頼先表示画面の外観を示す図である。 所在確認画面の外観を示す図である。
符号の説明
11 商品属性取得部 12 対応情報取得部
13 所在情報取得部 20 (クレーム分析者の)端末
50 記憶装置 51 評価基本データベース
52 原因究明基本値データベース 53 対応策データベース
55 基本データベース 100 リコール対応支援システム
101 意思決定支援部 102 評価指標算出部
103 対応策及び原因究明依頼の実行部 104 通信部
105 クレーム受付GUI生成部 106 意思決定GUI部、出力処理部
107 プログラム 108 メモリ
109 制御部 110 (意志決定責任者の)端末
120 基幹業務システム 121 通信部
123 製造履歴データベース 124 部品表データベース
125 在庫情報データベース 130 通信回線
210 メーカ
220 業際トレーサビリティデータセンタ
221 トレーサビリティサーバ 222 トレーサビリティデータベース
230 小売・医療機関 231 サーバ
240 卸 241 サーバ
250 原材料メーカ 251 サーバ
1801 センタ側リコール対応支援システム 1802 アクセス制御データベース
1803 消費者 1804 携帯端末
1805 メーカ側リコール対応支援システム 1901 通信部
1902 アクセス制御部 1903 プログラム
1904 メモリ 1905 制御部
1910 評価指標取得部 1911 プログラム

Claims (13)

  1. 商品の問題発生時における対応策や原因究明の提案を行うシステムであって、
    商品の属性に応じた前記対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を格納した基本データベースと、前記対応策または原因究明の種別毎に当該対応策または原因究明の実施範囲情報を格納した対応策データベースとを利用可能であり、
    商品の問題発生に伴うクレーム情報を入力インターフェイスより取得し、当該クレーム情報が含む商品属性を抽出する商品属性取得部と、
    前記商品属性を前記基本データベースに照合して、該当する商品属性に応じた対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を取得する対応情報取得部と、
    前記対応策データベースに含まれる対応策や原因究明の種別毎の前記実施範囲情報を抽出し、当該実施範囲情報に前記対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を適用し、対応策や原因究明の種別毎のコストまたは期間を含む評価指標を算定する評価指標算出部と、
    前記評価指標の情報を、出力インターフェイスに出力する出力処理部と、
    を有することを特徴とするリコール対応支援システム。
  2. 請求項1において、
    商品の所在情報を格納したトレーサビリティデータベースを利用可能であり、前記商品属性を当該トレーサビリティデータベースに照合して、該当する商品の所在情報を取得する所在情報取得部を備えて、
    前記評価指標算出部が、前記実施範囲情報に前記対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を適用するにあたり、前記所在情報に基づいて前記対応策または原因究明の実施に要する日数を算定するとともに、この日数分の前記対応策や原因究明の種別毎のコストを算定することを特徴とするリコール対応支援システム。
  3. 請求項1または2において、
    前記評価指標算出部が、前記基本データベース、対応策データベース、およびトレーサビリティデータベースのいずれか、または、対応策或いは原因究明の実施者リストを格納したデータベースに基づき、前記対応策または原因究明の実施依頼先候補を抽出し、前記出力処理部に送信することを特徴とするリコール対応支援システム。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記出力インターフェイスに出力した前記評価指標の情報に応じて、入力インターフェイスより対応策または原因究明の選択を受け付けると共に、該当対応策または原因究明の実施指示を出力インターフェイスに出力する、指示実行部を有することを特徴とするリコール対応支援システム。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記評価指標算出部が、ネットワークを介してアクセス可能で前記実施範囲情報を有する他システムより、前記実施範囲情報を受信し、当該実施範囲情報に前記対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を適用し、対応策や原因究明の種別毎のコストまたは期間を含む評価指標を算定するものであり、
    前記通信部が、前記評価指標の情報を前記他システムに送信するものであることを特徴とするリコール対応支援システム。
  6. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記対応情報取得部が、前記入力インターフェイスより取得したクレーム情報から前記商品属性取得部が抽出した商品属性を、ネットワークを介してアクセス可能で前記基本データベースを備えた他システムに照合し、該当する商品属性に応じた対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を取得するものであり、
    前記通信部が、前記対応策データベースに含まれる対応策や原因究明の種別毎の前記実施範囲情報を抽出して前記他システムに送信するものであり、
    前記評価指標算出部を備えた他システムにおいて算定された前記評価指標を、当該他システムから受信し取得する評価指標取得部を、評価指標算出部に代えて備え、
    前記出力処理部が、前記評価指標の情報を出力インターフェイスに出力するものであることを特徴とするリコール対応支援システム。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、
    前記評価指標が含む情報に応じた当該評価指標の全部または一部の開示可否の情報を格納したアクセス制御データベースに、前記評価指標を照合し、当該評価指標の前記出力インターフェイスにおける開示管理を実行するアクセス制御部を有することを特徴とするリコール対応支援システム。
  8. 商品の問題発生時における対応策や原因究明の提案を情報処理装置により行う方法であって、前記システムが、
    商品の属性に応じた前記対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を格納した基本データベースと、前記対応策または原因究明の種別毎に当該対応策または原因究明の実施範囲情報を格納した対応策データベースとを利用可能であり、
    商品の問題発生に伴うクレーム情報を入力インターフェイスより取得し、当該クレーム情報が含む商品属性を抽出し、
    前記商品属性を前記基本データベースに照合して、該当する商品属性に応じた対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を取得し、
    前記対応策データベースに含まれる対応策や原因究明の種別毎の前記実施範囲情報を抽出し、当該実施範囲情報に前記対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を適用し、対応策や原因究明の種別毎のコストまたは期間を含む評価指標を算定し、
    前記評価指標の情報を、出力インターフェイスに出力することを特徴とするリコール対応支援方法。
  9. 請求項8において、
    ネットワークを介してアクセス可能で前記実施範囲情報を有する他システムより、前記実施範囲情報を受信し、当該実施範囲情報に前記対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を適用し、対応策や原因究明の種別毎のコストまたは期間を含む評価指標を算定し、
    前記評価指標の情報を前記他システムに送信することを特徴とするリコール対応支援方法。
  10. 請求項8において、
    前記入力インターフェイスより取得したクレーム情報から抽出した商品属性を、ネットワークを介してアクセス可能で前記基本データベースを備えた他システムに照合し、該当する商品属性に応じた対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を取得し、
    前記対応策データベースに含まれる対応策や原因究明の種別毎の前記実施範囲情報を抽出して前記他システムに送信し、
    他システムにおいて算定された前記評価指標を、当該他システムから受信し取得し、
    前記評価指標の情報を出力インターフェイスに出力することを特徴とするリコール対応支援方法。
  11. 商品の問題発生時における対応策や原因究明の提案を、商品の属性に応じた前記対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を格納した基本データベースと、前記対応策または原因究明の種別毎に当該対応策または原因究明の実施範囲情報を格納した対応策データベースとを利用可能な情報処理装置に実行させるプログラムであって
    商品の問題発生に伴うクレーム情報を入力インターフェイスより取得し、当該クレーム情報が含む商品属性を抽出するステップと、
    前記商品属性を前記基本データベースに照合して、該当する商品属性に応じた対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を取得するステップと、
    前記対応策データベースに含まれる対応策や原因究明の種別毎の前記実施範囲情報を抽出し、当該実施範囲情報に前記対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を適用し、対応策や原因究明の種別毎のコストまたは期間を含む評価指標を算定するステップと、
    前記評価指標の情報を、出力インターフェイスに出力するステップと、
    を備えることを特徴とするリコール対応支援プログラム。
  12. 請求項11において、
    ネットワークを介してアクセス可能で前記実施範囲情報を有する他システムより、前記実施範囲情報を受信し、当該実施範囲情報に前記対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を適用し、対応策や原因究明の種別毎のコストまたは期間を含む評価指標を算定するステップと、
    前記評価指標の情報を前記他システムに送信するステップと、
    を備えることを特徴とするリコール対応支援プログラム。
  13. 請求項11において、
    前記入力インターフェイスより取得したクレーム情報から抽出した商品属性を、ネットワークを介してアクセス可能で前記基本データベースを備えた他システムに照合し、該当する商品属性に応じた対応策または原因究明に要するコストまたは期間の情報を取得するステップと、
    前記対応策データベースに含まれる対応策や原因究明の種別毎の前記実施範囲情報を抽出して前記他システムに送信するステップと、
    他システムにおいて算定された前記評価指標を、当該他システムから受信し取得するステップと、
    前記評価指標の情報を出力インターフェイスに出力するステップと、
    を備えることを特徴とするリコール対応支援プログラム。
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