JP2005191452A - 放熱器、冷却装置および冷却装置を有する電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、放熱フィンの数を増やして液状冷媒を効率良く冷却できる放熱器の提供を目的とする。
【解決手段】放熱器は、放射状に冷却風を吐き出す吐出口(70)を取り囲むように互いに間隔を存して並べられた複数の放熱フィン(80)と、液状冷媒が流れる通路部(62)とを備えている。通路部は、放熱フィンの並び方向に沿って設けられるとともに、放熱フィンの縁部(81a)に熱的に接続されている。
【選択図】 図5
【解決手段】放熱器は、放射状に冷却風を吐き出す吐出口(70)を取り囲むように互いに間隔を存して並べられた複数の放熱フィン(80)と、液状冷媒が流れる通路部(62)とを備えている。通路部は、放熱フィンの並び方向に沿って設けられるとともに、放熱フィンの縁部(81a)に熱的に接続されている。
【選択図】 図5
Description
本発明は、液状冷媒が流れる通路部と複数の放熱フィンとを有する放熱器、および例えばCPUのような発熱体を液状冷媒を用いて冷却する液冷式の冷却装置に関する。さらに、本発明は上記冷却装置を搭載したポータブルコンピュータのような電子機器に関する。
例えばポータブルコンピュータに用いられるCPUは、処理速度の高速化や多機能化に伴い動作中の発熱量が増加している。このCPUの温度が高くなり過ぎると、CPUの効率的な動作が失われたり、動作不要に陥るといった問題が生じてくる。
この放熱対策として、近年、空気よりも遥かに高い比熱を有する液状冷媒を用いてCPUを冷却する、いわゆる液冷式の冷却システムが実用化されている。
この種の冷却システムは、CPUの熱を受ける受熱部と、CPUの熱を放出する放熱部と、これら受熱部と放熱部との間で液状冷媒を循環させる循環経路と、上記放熱部に冷却風を供給するファンとを備えている。
放熱部は、受熱部での熱交換により加熱された液状冷媒が流れるパイプと、複数の平板状の放熱フィンとを有している。放熱フィンは、互いに間隔を存して一列に並んでおり、これら放熱フィンの中央部を上記パイプが貫通している。パイプの外周面は、放熱フィンの中央部に例えば半田付け等の手段により熱的に接続されている。
ファンは、羽根車を収容するファンケースを有し、このファンケースに冷却風を吐き出す吐出口が形成されている。吐出口は、上記放熱部と向かい合っている。吐出口から吐き出される冷却風は、隣り合う放熱フィンの間を通り抜ける。これにより、放熱フィンやパイプに伝えられた液状冷媒の熱が冷却風の流れに乗じて持ち去られ、受熱部で加熱された液状冷媒が冷却風との熱交換により冷却されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−101272号公報
上記特許文献1によると、ファンの吐出口は、羽根車の回転中心に対し一つの方向にしか開口しておらず、その開口範囲に制約がある。しかも、放熱部は吐出口の開口範囲内に収める必要があるので、この放熱部の大きさや放熱フィンの数が大幅に制限されてしまう。
この結果、放熱部の放熱面積を充分に確保することができなくなり、液状冷媒に吸収されたCPUの熱を放熱部から効率良く放出することができなくなる。
本発明は、このような事情にもとづいてなされたもので、放熱フィンの数を増やすことができ、液状冷媒を効率良く冷却できる放熱器を得ることになる。
本発明の他の目的は、放熱フィンの数を増やすことができ、液状冷媒に吸収された発熱体の熱を効率良く放出することができる冷却装置を得ることにある。
本発明のさらに他の目的は、上記冷却装置を搭載した電子機器を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る放熱器は、
放射状に冷却風を吐き出す吐出口を取り囲むように互いに間隔を存して並べられた複数の放熱フィンと、
上記放熱フィンの並び方向に沿って設けられ、上記放熱フィンの縁部に熱的に接続されるとともに液状冷媒が流れる通路部とを備えていることを特徴としている。
放射状に冷却風を吐き出す吐出口を取り囲むように互いに間隔を存して並べられた複数の放熱フィンと、
上記放熱フィンの並び方向に沿って設けられ、上記放熱フィンの縁部に熱的に接続されるとともに液状冷媒が流れる通路部とを備えていることを特徴としている。
本発明によれば、吐出口の周囲に数多くの放熱フィンを配置することができ、通路部を流れる液状冷媒の熱を放熱フィンから効率良く放出することができる。
以下本発明の第1の実施の形態を、図1ないし図11にもとづいて説明する。
図1ないし図3は、電子機器としてのポータブルコンピュータ1を開示している。ポータブルコンピュータ1は、コンピュータ本体2、表示ユニット3および支持部材4を備えている。コンピュータ本体2は、偏平な箱形の第1の筐体5を有している。第1の筐体5の上面にキーボード6が配置されている。
第1の筐体5の後端部に取り付け座7が形成されている。取り付け座7は、第1の筐体5の幅方向に延びているとともに、第1の筐体5の上面よりも上方に張り出している。取り付け座7は、第1ないし第3の中空凸部8a,8b,8cを有している。これら中空凸部8a,8b,8cは、第1の筐体5の幅方向に間隔を存して一列に並んでいる。
図5に示すように、第1の筐体5は、プリント回路板9を収容している。プリント回路板9の上面に発熱体としてのCPU10が実装されている。CPU10は、ベース基板11と、このベース基板11の上面中央部に位置するICチップ12とを有している。ICチップ12は、処理速度の高速化や多機能化に伴って動作中の発熱量が非常に大きく、安定した動作を維持するために冷却を必要としている。
表示ユニット3は、コンピュータ本体2から独立した一つの構成要素となっている。表示ユニット3は、液晶表示パネル14と、この液晶表示パネル14を収容する第2の筐体15とを備えている。液晶表示パネル14は、画像を表示するスクリーン14aを有している。第2の筐体15は、第1の筐体5と略同じ大きさの偏平な箱形であり、その前面に四角い開口部16が形成されている。液晶表示パネル14のスクリーン14aは、開口部16を通じて第2の筐体15の外部に露出している。
第2の筐体15は、液晶表示パネル14の背後に位置する背板17を有している。背板17に図5に示すような一対の中空凸部18a,18bが形成されている。中空凸部18a,18bは、第2の筐体15の高さ方向の中間部によりも上方に位置している。これら中空凸部18a,18bは、第2の筐体15の幅方向に互いに離れているとともに、第2の筐体15の後方に向けて突出している。
図2や図3に示すように、上記支持部材4は、コンピュータ本体2と表示ユニット3との間に跨っている。支持部材4は第3の筐体20を有している。第3の筐体20は、天板21a、底板21b、左右の側板21c,21dおよび一対の端板21e,21fを有する偏平な中空の箱形をなしている。この第3の筐体20は、第1および第2の筐体5,15よりも幅寸法が小さく形成されている。
第3の筐体20は、その一端部に取り付け座7に向けて突出する脚部22を有している。脚部22に第1ないし第3の凹部23a,23b,23cが形成されている。第1および第2の凹部23a,23bは、上記取り付け座7の第1および第2の中空凸部8a,8bに対応するように、第3の筐体20の幅方向に離れている。第1および第2の中空凸部8a,8bは、第1および第2の凹部23a,23bの内側に入り込んでいる。第3の凹部23cは、取り付け座7の第3の中空凸部8cに対応するように、第1および第2の凹部23a,23bの間に位置している。第3の中空凸部8cは、第3の凹部23cの内側に入り込んでいる。
第3の筐体20の脚部22は、一対のヒンジ24a,24bを介して第1の筐体5の取り付け座7に回動可能に連結されている。一方のヒンジ24aは、取り付け座7の第1の中空凸部8aと第3の筐体20との間に跨っている。他方のヒンジ24bは、取り付け座7の第2の中空凸部8bと第3の筐体20との間に跨っている。
第3の筐体20は、脚部22とは反対側の他端部に一対の凹部25a,25bを有している。凹部25a,25bは、第2の筐体15の中空凸部18a,18bに対応するように、第3の筐体20の幅方向に離れている。中空凸部18a,18bは、凹部25a,25bの内側に入り込んでいる。
第3の筐体20の他端部は、一対の他のヒンジ26a,26bを介して第2の筐体15の背板17に回動可能に連結されている。一方のヒンジ26aは、第2の筐体15の一方の中空凸部18aと第3の筐体20との間に跨っている。他方のヒンジ26bは、第2の筐体15の他方の中空凸部18bと第3の筐体20との間に跨っている。
このことから、表示ユニット3は、支持部材4を介してコンピュータ本体2に連結され、このコンピュータ本体2に対し第1の位置と第2の位置との間で回動可能となっている。図4は表示ユニット3が第1の位置に回動された状態を示し、図1ないし図3は表示ユニット3が第2の位置に回動された状態を示している。
第1の位置では、表示ユニット3は第1の筐体5の上面やキーボード6を上方から覆うようにコンピュータ本体2の上に横たわっている。第2の位置では、表示ユニット3は第1の筐体5の上面、キーボード6およびスクリーン14aを露出させるようにコンピュータ本体2に対し起立している。表示ユニット3が第2の位置にある時に、支持部材4は表示ユニット3の背後で起立している。これにより、表示ユニット3はヒンジ26a,26bを支点に単独で回動可能となっており、スクリーン14aを見易い角度に表示ユニット3の起立角度を自由に調整し得るようになっている。
図5に示すように、コンピュータ本体2は、不凍液のような液状冷媒を用いてCPU10を冷却する液冷式の冷却装置30を収容している。冷却装置30は、ポンプユニット31、放熱部としての放熱器32および循環経路33を備えている。
ポンプユニット31は、コンピュータ本体2の第1の筐体5に収容されている。このポンポユニット31は、受熱部を兼ねるポンプハウジング35を備えている。図6および図7に示すように、ポンプハウジング35は、ハウジング本体36とトップカバー37とで構成されている。ハウジング本体36はCPU10よりも一回り大きな偏平な箱形であり、例えばアルミニウム合金にような熱伝導性に優れた金属材料で作られている。ハウジング本体36は、上向きに開放された凹部38を有している。凹部38の底壁39はCPU10と向かい合っている。底壁39の下面は、平坦な受熱面40となっている。トップカバー37は、合成樹脂製であり、凹部38の開口端を液密に閉塞している。
ポンプハウジング35の内部は、リング状の隔壁41によってポンプ室42とリザーブタンク43とに仕切られている。リザーブタンク43は、液状冷媒を一時的に蓄えるためのものであり、ポンプ室42を取り囲んでいる。隔壁41は、ハウジング本体36の底壁39から起立しており、この隔壁41にポンプ室42とリザーブタンク43とを連通させる連通口44が形成されている。
ハウジング本体36に吸込管45と吐出管46が一体に形成されている。吸込管45および吐出管46は、互いに間隔を存して水平に配置されている。吸込管45の上流端は、ハウジング本体36の側面から外方に突出している。吸込管45の下流端は、リザーブタンク43の内部に開口するとともに、隔壁41の連通口44と向かい合っている。図8に示すように、吸込管45の下流端と連通口44との間に気液分離用の隙間47が形成されている。隙間47は、ポンプハウジング35の姿勢が変化した場合でも、常にリザーブタンク43に蓄えられた液状冷媒の液面下に位置するようになっている。
吐出管46の下流端は、ハウジング本体36の側面から外方に突出するとともに、吸込管45の上流端と並んでいる。吐出管46の上流端は、隔壁41を貫通してポンプ室42に開口している。
ポンプハウジング35のポンプ室42に円盤状の羽根車48が収容されている。羽根車48は、その回転中心部に回転軸49を有している。回転軸49は、ハウジング本体36の底壁39とトップカバー37との間に跨るとともに、これら底壁39およびトップカバー37に回転自在に支持されている。
ポンプハウジング35に羽根車48を駆動するモータ50が組み込まれている。モータ50は、ロータ51およびステータ52を備えている。ロータ51は、リング状をなしている。このロータ51は、羽根車48の上面に同軸状に固定されているとともに、ポンプ室42に収容されている。ロータ51の内側に複数の正極と複数の負極が交互に着磁されたマグネット53が嵌め込まれている。マグネット53は、ロータ51および羽根車48と一体に回転するようになっている。
ステータ52は、トップカバー37の上面に形成した凹所54に収容されている。凹所54は、ロータ51に内側に入り込んでいる。このため、ステータ52は、ロータ51の内側に同軸状に収容されている。トップカバー37の上面にモータ50を制御する制御基板55が支持されている。制御基板55はステータ52に電気的に接続されている。
ステータ52に対する通電は、例えばポータブルコンピュータ1の電源投入と同時に行われる。この通電により、ステータ52の周方向に回転磁界が発生し、この磁界とロータ51のマグネット53とが磁気結合する。この結果、ステータ52とマグネット53との間にロータ51の周方向に沿う回転トルクが発生し、羽根車48が図6に矢印で示す時計回り方向に回転する。
トップカバー37の上面に複数のねじ56を介してバックプレート57が固定されている。バックプレート57は、ステータ52および制御基板55を覆い隠している。
このような構成のポンプユニット31は、CPU10を上方から覆うようにプリント回路板9の上に置かれている。ポンプユニット31のポンプハウジング35は、プリント回路板9と共に第1の筐体5の底に固定されている。この固定により、ハウジング本体36の受熱面40がCPU10のICチップ12に熱的に接続される。
図3および図5に示すように、冷却装置30の放熱器32は、支持部材4の第3の筐体20に収容されている。放熱器32は、ファン60、フィン集合体61および液状冷媒が流れる通路部62を含んでいる。
図10に示すように、ファン60は、ファンケース64と遠心式の羽根車65とを備えている。ファンケース64は、ベース66とトップカバー67を有している。ベース66およびトップカバー67は、夫々円盤状をなすとともに、その外周部の三ヶ所がピン68を介して連結されている。ベース66とトップカバー67とは、互いに同軸状に向かい合っている。
ファンケース64は、一対の吸込口69a,69bと吐出口70とを有している。吸込口69a,69bは、ベース66の中央部およびトップカバー67の中央部に夫々形成されている。吐出口70は、ファンケース64の外周部に位置するとともに、ベース66およびトップカバー67の周方向に連続している。
羽根車65は、ベース66とトップカバー67との間に介在されている。羽根車65は、ハブ72と、このハブ72の外周面から放射状に突出する複数の羽根73とを有している。ハブ72は、ベース66の中央部に図示しないモータを介して支持されている。全ての羽根73の先端は、ファンケース64の吐出口70と向かい合っている。羽根車65は、例えばポータブルコンピュータ1の電源投入時あるいはCPU10の温度が予め決められた値に達した時に上記モータによって駆動される。
羽根車65が図5に矢印で示す反時計回り方向に回転すると、ファンケース64の外部の空気が吸込口69a,69bを介して羽根車65の回転中心部に吸い込まれる。この吸い込まれた空気は、遠心力によって羽根73の先端からファンケース64の吐出口70に向けて吐き出される。したがって、ファン60は、ファンケース64の全周から放射状に冷却風を吐き出すようになっている。
ファン60のファンケース64は、第3の筐体20の底板21bの内面にねじ止めされている。この第3の筐体20の天板21aおよび底板21bは、夫々吸気口75a,75bを有している。吸気口75a,75bは、ファンケース64の吸込口69a,69bと向かい合っている。
第3の筐体20の側板21c,21dに夫々複数の排気口76が形成されている。排気口76は互いに間隔を存して一列に並んでおり、上記表示ユニット3の背後に位置している。
図5、図9および図10に示すように、フィン集合体61は、複数の放熱フィン80を有している。放熱フィン80は、例えばアルミニウム合金のような熱伝導性に優れた金属材料で作られており、四角い板状をなしている。放熱フィン80は、ファン60の吐出口70を外側から取り囲むように互いに間隔を存して並んでいる。言い換えると、放熱フィン80は、吐出口70からの冷却風の吐き出し方向に沿うように、羽根車65に対し放射状に配置されている。このため、フィン集合体61は、羽根車65を中心に円弧状に湾曲された形状を有している。
フィン集合体61は、放熱フィン80の並び方向に沿う一端に位置する第1の端部61aと、放熱フィン60の並び方向に沿う他端に位置する第2の端部61bとを有している。第1の端部61aと第2の端部61bは、フィン集合体61の周方向に互いに間隔を存して向かい合っている。
放熱フィン80は、冷却風の吐き出し方向に沿って延びる第1および第2の縁部81a,81bを有している。第1の縁部81aは、放熱フィン80の下端に位置している。第2の縁部81bは、第1の縁部81aとは反対側の放熱フィン80の上端に位置している。言い換えると、第1の縁部81aと第2の縁部81bとは、放熱フィン80の高さ方向に互いに離れている。放熱フィン80の第1の縁部81aに凹部82が形成されている。凹部82は、第1の縁部81aの中央部に位置している。
さらに、隣り合う放熱フィン80は、円弧状に湾曲する一つの連結板83a,83bによって連結されている。連結板83a,83bは、放熱フィン80の第1の縁部81aに半田付け等の手段により固定されている。これにより、放熱フィン80の配置間隔が一定に保たれている。
図11に示すように、上記通路部62は、偏平なパイプ85で構成されている。パイプ85は、例えば銅パイプを偏平に押し潰したものであり、放熱フィン80の長さ方向に沿う長軸L1と、放熱フィン80の高さ方向に沿う短軸S1とを有している。
パイプ85は、放熱フィン80の並び方向に沿うように円弧状に湾曲されており、隣り合う放熱フィン80の第1の縁部81aの間に跨っている。パイプ85は、放熱フィン80の凹部82に嵌め込んだ状態で放熱フィン80の第1の縁部81aに半田付けされている。このことにより、複数の放熱フィン80およびパイプ85が一体構造物として組み立てられるとともに、放熱フィン80とパイプ85とが互いに熱的に接続されている。
パイプ85の上流端では、その断面形状が円形に変化している。このパイプ85の上流端は、液状冷媒が流れ込む冷媒入口86となっている。パイプ85の下流端では、その断面形状が円形に変化している。このパイプ85の下流端は、液状冷媒が流出する冷媒出口87となっている。パイプ85の冷媒入口86および冷媒出口87は、フィン集合体61の第1の端部61aと第2の端部61bとの間に引き出されている。
図5に示すように、冷却装置30の循環経路33は、第1の接続管90と第2の接続管91とを有している。第1の接続管90は、ポンプハウジング35の吐出管46とフィン集合体61の冷媒入口86との間を結んでいる。第1の接続管90は、ポンプハウジング35から第1の筐体5の第3の中空凸部8cの内側に導かれた後、この中空凸部8cの一端と第3の筐体20との連結部分を通してフィン集合体61の冷媒入口86に導かれている。
第2の接続管91は、ポンプハウジング35の吸込管45とフィン集合体61の冷媒出口87との間を結んでいる。第2の接続管91は、ポンプハウジング35から第1の筐体5の第3の中空凸部8cの内側に導かれた後、この中空凸部8cの他端と第3の筐体20との連結部分を通してフィン集合体61の冷媒出口87に導かれている。このため、液状冷媒は、第1および第2の接続管90,91を通じてポンプハウジング35と放熱器32との間で循環するようになっている。
図5に示すように、第2の筐体15に収容された液晶表示パネル14は、ケーブル93を介して第1の筐体5の内部のプリント回路板9に接続されている。ケーブル93は、液晶表示パネル14から第2の筐体15の中空凸部18aと第3の筐体20の凹部25aとの連結部分を通して第3の筐体20の内部に導かれている。
さらに、ケーブル93は、第3の筐体20の内部において放熱器32と側板21cとの間を通過するとともに、第3の筐体20の第1の凹部23aと第1の筐体5の中空凸部8aとの連結部分を通して第1の筐体5の内部に導かれている。
次に、冷却装置30の動作について説明する。
ポータブルコンピュータ1の使用中、CPU10のICチップ12が発熱する。ICチップ12が発する熱は、受熱面40を介してポンプハウジング35に伝わる。ポンプハウジング35のポンプ室42およびリザーブタンク43は、液状冷媒で満たされているので、この液状冷媒がポンプハウジング35に伝えられた熱の多くを吸収する。
モータ50のステータ52に対する通電は、ポータブルコンピュータ1の電源投入と同時に行われる。これにより、ステータ52とロータ51のマグネット53との間に回転トルクが発生し、ロータ52が羽根車48を伴って回転する。羽根車48が回転すると、ポンプ室42内の液状冷媒が加圧されて吐出管46から吐き出されるとともに、第1の接続管90を介して放熱器32に導かれる。
詳しく述べると、ポンプハウジング35での熱交換により加熱された液状冷媒は、フィン集合体61の冷媒入口86からパイプ85に送り込まれる。この液状冷媒は、パイプ85の内部を冷媒出口87に向けて流れる。この流れの過程で液状冷媒に吸収されたICチップ12の熱がパイプ85に伝わるとともに、このパイプ85から放熱フィン80に伝わる。
ポータブルコンピュータ1の使用中にファン60の羽根車65が回転すると、ファンケース64の全周に亘って開口する吐出口70から冷却風が放射状に吐き出される。この冷却風は、フィン集合体61の隣り合う放熱フィン80の間を通り抜ける。これにより、放熱フィン80やパイプ85が冷やされ、放熱フィン80およびパイプ85に伝えられた熱の多くが冷却風の流れに乗じて排気口76から第3の筐体20の外部に放出される。
フィン集合体61のパイプ85を流れる過程で冷やされた液状冷媒は、第2の接続管91を通じてポンプハウジング35の吸込管45に導かれる。この液状冷媒は、吸込管45の下流端からリザーブタンク43の内部に吐き出される。これにより、パイプ85内を流れる液状冷媒に気泡が含まれていた場合に、この気泡がリザーブタンク43の内部で液状冷媒中から分離除去される。
リザーブタンク43に戻された液状冷媒は、連通口44からポンプ室42に吸い込まれるまでの期間中、再びICチップ12の熱を吸収する。リザーブタンク43の内部の液状冷媒は、羽根車48の回転に伴って連通口44からポンプ室42に吸い込まれる。ポンプ室42に吸い込まれた液状冷媒は、再び加圧されて吐出管46から放熱器32に向けて送り出される。
このようなサイクルを繰り返すことで、ICチップ12の熱が放熱器32のフィン集合体61に順次移送され、このフィン集合体61の放熱フィン80の間を通過する冷却風の流れに乗じて第3の筐体20の外部に放出される。
ところで、上記構成の放熱器32によると、ファン60は、ファンケース64の外周部の全周に亘って開口する吐出口70を有し、羽根車65の全周から放射状に冷却風を吐き出す。冷却風を受けるフィン集合体61は、吐出口70を取り囲むように互いに間隔を存して並べられた複数の放熱フィン80を有している。加熱された液状冷媒が導かれるパイプ85は、放熱フィン80の並び方向に沿うように円弧状に湾曲されているとともに、これら放熱フィン80の第1の縁部81aに熱的に接続されている。
このような構成によれば、ファン60を取り囲むように数多くの放熱フィン80を配置することができ、これら放熱フィン80と冷却風との接触面積が増大する。このため、パイプ85内を流れる液状冷媒の熱を放熱フィン80から効率良く放出することができ、放熱器32の放熱性能が格段に向上する。
しかも、複数の放熱フィン80を有するフィン集合体61とファン60とが同軸状に配置されるので、ファン60の周囲にフィン集合体61が大きく張り出すことはない。このため、放熱器32を全体的にコンパクトに形成することができ、大きさの限られた第3の筐体20の内部に放熱器32を無理なく収めることができる。
さらに、上記構成によると、放熱フィン80の第1の縁部81aに偏平なパイプ85が嵌まり込む凹部82を形成したので、個々の放熱フィン80とパイプ85との接触面積が増大する。そのため、パイプ85に伝わる液状冷媒の熱を効率良く放熱フィン80に移送することができる。この結果、放熱フィン80の表面温度が上昇し易くなり、液状冷媒に吸収されたICチップ12の熱を放熱フィン80の表面から効率良く放出することができる。
なお、上記第1の実施の形態では、冷却装置の放熱器をコンピュータ本体と表示ユニットとを連結する支持部材に収容したが、本発明はこれに制約されるものではない。例えば放熱器をコンピュータ本体の第1の筐体に収容したり、あるいは表示ユニットの第2の筐体に収容してもよい。
図12は、本発明の第2の実施の形態を開示している。
この第2の実施の形態は、主にフィン集合体61の放熱フィン80の向きが上記第1の実施の形態と相違している。これ以外の放熱器32の構成は、上記第1の実施の形態と同様である。
図12に示すように、ファン60の羽根車65の羽根73は、ハブ72の接線方向に沿うように羽根車65の回転方向に対し後方に向けて延びている。この羽根73の傾斜角αは、冷却風の送風量等に基づいて決定される。
羽根車65が矢印方向に回転すると、この羽根車65の回転中心部に空気が吸い込まれる。この空気は遠心力によって羽根73の先端から吐出口70に向けて吐き出される。羽根73は、所定の傾斜角αを存してハブ72の接線方向に沿って延びているので、羽根73の先端からの空気の吐き出し方向Dは羽根73の向きに対し略直交する方向となる。この空気の吐き出し方向Dと羽根73の向きとで規定される角度βは、羽根73の傾斜角αによって変化するが、一般的には80°〜105°となっている。
このため、羽根車65を取り囲むように配置された複数の放熱フィン80は、羽根73の先端から吐き出される空気(冷却風)の流れ方向に沿うように、羽根車65の羽根73の先端が描く軌跡に対し、羽根車65の回転方向に沿う接線の方向に傾斜している。
このような構成によると、ファンケース64の吐出口70からフィン集合体61に向けて吐き出される冷却風の流れ方向と放熱フィン80の向きが揃うので、冷却風が隣り合う放熱フィン80の間に流入し易くなる。このため、フィン集合体61を冷却風によって効率良く冷却することができ、放熱器32の放熱性能が向上する。
図13および図14は、本発明の第3の実施の形態を開示している。
この第3の実施の形態は、主に放熱器32の通路部62の形状が上記第1の実施の形態と相違している。
図13に示すように、通路部62は、第1ないし第3の冷媒流路100,101,102を有している。第1の冷媒流路100は、フィン集合体61の第1の端部61aから第2の端部61bに向けて延びている。第2の冷媒流路101は、フィン集合体61の第2の端部61bから第1の端部61aに向けて延びている。第3の冷媒流路102は、第1の冷媒流路100の下流端と第2の冷媒流路101の上流端との間を結んでいる。
第1および第2の冷媒流路100,101は、放熱フィン80の並び方向に沿うように円弧状に湾曲しているとともに、羽根車65の回転中心に対し同心状に並んでいる。さらに、第1の冷媒流路100は、第2の冷媒流路101の外側に位置している。
第1の冷媒流路100の上流端と第2の冷媒流路101の下流端は、互いに並んだ状態でフィン集合体61の第1の端部61aから引き出されている。第3の冷媒流路102は、フィン集合体61の第1の端部61aと第2の端部61bとの間に位置している。第1の冷媒流路100の上流端は、第1の接続管90を介してポンプユニット31の吐出管46に接続されている。第2の冷媒流路101の下流端は、第2の接続管91を介してポンプユニット31の吸込管45に接続されている。
第1ないし第3の冷媒流路100,101,102は、偏平なパイプ103で構成されている。図14に示すように、パイプ103は、長軸L1および短軸S1を有している。長軸L1は、放熱フィン80の長さ方向に沿って延びている。短軸S1は、放熱フィン80の高さ方向に沿って延びている。
各放熱フィン80の第1の縁部81aに第1および第2の凹部105a,105bが形成されている。第1および第2の凹部105a,105bは、放熱フィン80の長さ方向に間隔を存して並んでいる。第1の冷媒流路100は、第1の凹部105aに嵌まり込むとともに、第1の縁部81aに半田付けされている。第2の冷媒流路101は、第2の凹部105bに嵌まり込むとともに、第1の縁部81aに半田付けされている。したがって、第1の冷媒流路100および第2の冷媒流路101は、夫々放熱フィン80に熱的に接続されている。
さらに、放熱フィン80の第2の縁部81bに円弧状に湾曲する連結板106が半田付けされている。このため、複数の放熱フィン80は、第1の冷媒流路100、第2の冷媒流路101および連結板106によって連結されており、この連結により隣り合う放熱フィン80の配置間隔が一定に保たれている。
このような構成によると、ポンプユニット31で加熱された液状冷媒は、先ず最初にフィン集合体61の第1の冷媒流路100に送り込まれる。この液状冷媒は、第1の冷媒流路100の下流端に達した後、第3の冷媒流路102を通じて第2の冷媒流路101に流れ込み、この第2の冷媒流路101の下流端に達する。この流れの過程で液状冷媒に吸収されたICチップ12の熱がパイプ103から放熱フィン80に伝わる。
上記構成では、ポンプハウジング35からフィン集合体61に導かれた液状冷媒は、フィン集合体61の第1の端部61aから第2の端部61bに向けて流れた後、この第2の端部61bから再び第1の端部61aに向けて流れる。このため、フィン集合体61に付設される液状冷媒の流れ経路が倍増し、一つの放熱フィン80に対し第1および第2の二つの冷媒流路100,101から熱が伝わることになる。
しかも、放熱フィン80の第1の縁部81aに偏平なパイプ103からなる第1および第2の冷媒流路100,101が嵌まり込む第1および第2の凹部105a,105bを形成したので、個々の放熱フィン80と第1および第2の冷媒流路100,101との接触面積が増大する。そのため、第1および第2の冷媒流路100,101を流れる液状冷媒の熱を効率良く放熱フィン80に移送することができる。
したがって、各放熱フィン80の表面温度が上昇するとともに、放熱フィン80の隅々にまで熱が伝わり易くなる。よって、液状冷媒の熱を放熱フィン80の表面から効率良く放出することができ、放熱器32の放熱性能が飛躍的に向上する。
さらに、上記構成によると、加熱された液状冷媒が最初に流れ込む第1の冷媒流路100は、第2の冷媒流路101の外側に位置している。このため、図14に矢印で示すように、ファン60の吐出口70から吐き出された冷却風は、第2の冷媒流路101と放熱フィン80との熱接続部を通過した後、第1の冷媒流路100と放熱フィン80との熱接続部を通過する。言い換えると、第1の冷媒流路100は、第2の冷媒流路101よりも冷却風の流れ方向に沿う下流側に位置している。
第2の冷媒流路101を流れる液状冷媒は、第1の冷媒流路100を流れる過程で既に放熱フィン80との熱交換によりある程度冷やされているので、この第2の冷媒流路101と放熱フィン80との熱接続部の温度が低くなる。これに対し、第1の冷媒流路100には高温の液状冷媒が最初に導かれるので、第1の冷媒流路100と放熱フィン80との熱接続部の温度が高くなり、ここを通過する冷却風の温度上昇も大きなものとなる。
上記構成の場合、第1の冷媒流路100と放熱フィン80との熱接続部は、第2の冷媒流路101と放熱フィン80との熱接続部よりも冷却風の流れ方向に沿う下流側に位置している。このため、第2の冷媒流路101と放熱フィン80との熱接続部に第1の冷媒流路100と放熱フィン80との熱接続部を通過することにより暖められた冷却風が導かれることはなく、第2の冷媒流路101が暖まった冷却風の熱影響を受けずに済む。
したがって、放熱器32からポンプユニット31に戻される液状冷媒の温度上昇を防止することができる。
図15ないし図19は、本発明の第4の実施の形態を開示している。
この第4の実施の形態は、放熱器32のフィン集合体61に付設される液状冷媒の流れ経路が上記第1の実施の形態と相違している。
図15ないし図17に示すように、フィン集合体61は、液状冷媒が流れる第1ないし第3の通路部110〜112を有している。第1ないし第3の通路部110〜112は、連続した一本の偏平なパイプ113で構成されている。
第1の通路部110は、放熱フィン80の並び方向に沿うように円弧状に湾曲しており、隣り合う放熱フィン80の第2の縁部81bの間に跨っている。第1の通路部110の上流端は、フィン集合体61の第2の端部61bに位置するとともに、第1の通路部110の下流端は、フィン集合体61の第1の端部61aに位置している。第1の通路部110の上流端は、第1の接続管90を介してポンプユニット31の吐出管46に接続されている。図19に示すように、第1の通路部110は、放熱フィン80の第2の縁部81bに形成した凹部114に嵌まり込むとともに、この第2の縁部81bに半田付けされている。
第2の通路部111は、放熱フィン80の並び方向に沿うように円弧状に湾曲しており、隣り合う放熱フィン80の第1の縁部81aの間に跨っている。第2の通路部111の上流端は、フィン集合体61の第2の端部61bに位置するとともに、第2の通路部111の下流端は、フィン集合体61の第1の端部61aに位置している。第2の通路部111の下流端は、第2の接続管91を介してポンプユニット31の吸込管45に接続されている。第2の通路部111は、放熱フィン80の第1の縁部81aに形成した凹部115に嵌まり込むとともに、この第1の縁部81aに半田付けされている。
第1の通路部110と第2の通路部111とは、放熱フィン80の高さ方向に離れている。さらに、これら第1および第2の通路部110,111は、ファン60の羽根車65を取り囲むように同軸状に配置されている。
第3の通路部112は、フィン集合体61の第1の端部61aと第2の端部61bとの間に配置されている。第3の通路部112は、第1の通路部110の下流端と第2の通路部111の上流端との間を結ぶように放熱フィン60の高さ方向に斜めに延びている。
さらに、放熱フィン80の第1の縁部81aに円弧状に湾曲する一対の連結板116a,116bが半田付けされている。同様に、放熱フィン80の第2の縁部81bに円弧状に湾曲する一対の連結板117a,117bが半田付けされている。これにより、複数の放熱フィン80が第1の通路部110、第2の通路部111および連結板116a,116b,117a,117bによって連結されており、隣り合う放熱フィン80の配置間隔が一定に保たれている。
このような構成によると、ポンプユニット31で加熱された液状冷媒は、先ず最初に第1の通路部110に導かれ、隣り合う放熱フィン80の第2の縁部81bを順次横断するように流れる。第1の通路部110の下流端に達した液状冷媒は、第3の通路部112を通じて第2の通路部111に導かれ、隣り合う放熱フィン80の第1の縁部80aを順次横断するように流れる。この流れの過程で液状冷媒の熱がパイプ103から放熱フィン80に伝わる。
上記構成では、ポンプユニット31から放熱器32に導かれた液状冷媒は、ファン65を取り囲む第1および第2の通路部110,111に沿ってフィン集合体61を二周した後、ポンプユニット31に戻される。このため、フィン集合体61に付設される液状冷媒の流れ経路が倍増し、一つの放熱フィン80に対し第1および第2の二つの通路部110,111から液状冷媒の熱が伝わることになる。
しかも、第1の通路部110は、放熱フィン80の第2の縁部81bに形成した凹部114に嵌まり込むとともに、第2の通路部111は、放熱フィン80の第1の縁部81aに形成した凹部115に嵌まり込んでいる。このため、放熱フィン80と第1および第2の通路部110,111との接触面積が増大し、第1および第2の通路部110,111を流れる液状冷媒の熱を効率良く放熱フィン80に移送することができる。
したがって、各放熱フィン80の表面温度が上昇するとともに、放熱フィン80の隅々にまで熱が伝わり易くなる。よって、液状冷媒の熱を放熱フィン80の表面から効率良く放出することができ、放熱器32の放熱性能が飛躍的に向上する。
また、図17に示すように、フィン集合体61を水平の姿勢で設置した場合、第1の通路部110が第2の通路部111の上方に位置し、第3の通路部112は、第1の通路部110の下流端から第2の通路部111の上流端に向けて下向きに傾斜する。このため、第3の通路部112内での液状冷媒の流れ方向が下向きとなる。この結果、液状冷媒を重力に抗して押し上げる必要はなく、液状冷媒が第1ないし第3の通路部110〜112を通過する時の抵抗を少なく抑えることができる。
したがって、液状冷媒を加圧して吐き出すポンプユニット31の負担が軽減され、大きな駆動力を要することなく液状冷媒をポンプユニット31と放熱器32との間で循環させることができる。
図20および図21は、本発明の第5の実施の形態に係る放熱器32を開示している。
図20に示すように、放熱器32のフィン集合体61は、第1および第2の連結板120,121を備えている。第1および第2の連結板120は、放熱フィン80の並び方向に沿うように円弧状に湾曲されている。第1の連結板120は、放熱フィン80の第1の縁部81aに半田付けされて、隣り合う放熱フィン80の間を連結するとともに、これら放熱フィン80に熱的に接続されている。第2の連結板121は、放熱フィン80の第2の縁部81bに半田付けされて、隣り合う放熱フィン80の間を連結するとともに、これら放熱フィン80に熱的に接続されている。
フィン集合体61に液状冷媒が流れる第1ないし第3の通路部122〜124が付設されている。第1の通路部122は、偏平なパイプ125で構成されている。パイプ125は、放熱フィン80の並び方向に沿うように円弧状に湾曲されているとともに、上記第2の連結板121の上に半田付けされている。
パイプ125の上流端および下流端は、夫々フィン集合体61の第1および第2の端部61a,61bからフィン集合体61の外側に引き出されている。パイプ125の上流端では、その断面形状が円形に変化している。このパイプ125の上流端は、加熱された液状冷媒が流れ込む冷媒入口126となっている。パイプ125の下流端では、その断面形状が円形に変化している。このパイプ125の下流端は、液状冷媒が流出する冷媒出口127となっている。
第2の通路部123は、羽根車65のハブ72を支持するベース66と、このベース66の下面に設けられたアウタカバー129との間に形成されている。ベース66およびアウタカバー129は、夫々フィン集合体61と略同等の外径寸法を有する円盤状をなしている。ベース66の外周部は、フィン集合体61の周方向に沿っており、このフィン集合体61の第1の連結板120がベース66の上面の外周部に重ね合わされている。
アウタカバー129は、その中央部に連通孔130を有している。連通孔130は、ベース66の吸込口69aに連なっている。アウタカバー129の連通孔130の開口縁部に上向きに起立する内周壁131が形成されている。内周壁131の先端はベース66の下面に突き合わされている。アウタカバー129の外周縁に上向きに起立する外周壁132が形成されている。外周壁132の先端はベース66の下面に突き合わされている。
このため、アウタカバー129の内周壁131および外周壁132は、ベース66とアウタカバー129との間に偏平な第2の通路部123を規定しており、この第2の通路部123は、フィン集合体61に沿うように円弧状に湾曲している。
図20に示すように、アウタカバー129は、冷媒入口133と冷媒出口134とを有している。冷媒入口133および冷媒出口134は、フィン集合体61の第1の端部61aおよび第2の端部61bの近傍に位置している。冷媒入口133は、第2の通路部123の上流端に連なっている。冷媒出口134は、第2の通路部123の下流端に連なっている。
第3の通路部124は、例えばゴムチューブのような柔軟なパイプ135にて構成されている。パイプ135は、第2の通路部123の冷媒入口133と第1の通路部122の冷媒出口127との間を接続している。
このような構成によると、加熱された液状冷媒は、先ず最初に第1の通路部122の冷媒入口126に導かれ、この第1の通路部122をフィン集合体61の周方向に沿って流れる。第1の通路部122の下流端に達した液状冷媒は、第3の通路部124を通じて第2の通路部124の冷媒入口133に導かれ、この第2の通路部122をフィン集合体61の周方向に沿って流れる。この流れの過程で液状冷媒の熱がフィン集合体61の放熱フィン80に伝わる。
上記構成では、放熱器32に導かれた液状冷媒は、フィン集合体61に沿うように円弧状に湾曲された第1および第2の通路部122,123に沿ってフィン集合体61を二周した後、第2の通路部123の冷媒出口134から吐き出される。このため、フィン集合体61に付設される液状冷媒の流れ経路が倍増し、一つの放熱フィン80に対し第1および第2の二つの通路部122,123から熱が伝わることになる。
したがって、各放熱フィン80の表面温度が上昇するとともに、放熱フィン80の隅々にまで熱が伝わり易くなる。よって、液状冷媒の熱を放熱フィン80の表面から効率良く放出することができ、放熱器32の放熱性能が飛躍的に向上する。
図22および図23は、本発明の第6の実施の形態に係る放熱器32を開示している。
この第6の実施の形態は、主に軸流式のファン140を用いる点と、液状冷媒が流れる第2の通路部の構成が上記第5の実施の形態と相違している。それ以外の放熱器32の構成は、上記第5の実施の形態と同様である。
ファン140の羽根車141は、その回転中心部に位置するハブ142と、このハブ142の外周面から放射状に突出する複数の羽根143とを備えている。ハブ142は、図示しないモータを介してベース144の中央部に支持されている。ベース144は、フィン集合体61と略同等の外径寸法を有する円盤状をなしている。ベース144の外周部は、フィン集合体61の周方向に沿っており、このフィン集合体61の第1の連結板120がベース144の上面の外周部に重ね合わされている。
羽根車141の羽根143は、羽根車141の回転軸線に対し斜めに傾いている。羽根車141が回転すると、この羽根車141の回転軸線に沿って空気が流れる。この空気は、ベース144に吹き付けられることでその流れ方向が羽根車141の径方向に沿うように変化する。この空気は冷却風となってフィン集合体61の放熱フィン80に向けて流れる。
ベース144の下面にアウタカバー146が取り付けられている。アウタカバー146は、ベース144との間に密閉された空間を形成している。この空間は隔壁147によって伝熱室148と第2の通路部を兼ねるリザーブタンク149とに仕切られている。伝熱室148は、ベース144を間に挟んでフィン集合体61と向かい合っており、このフィン集合体61の周方向に沿って延びている。リザーブタンク149は、上記空間の中央部に位置し、伝熱室148およびフィン集合体61によって取り囲まれている。
アウタカバー146は、液状冷媒が流れ込む入口管151と、液状冷媒が流出する出口管152とを有している。入口管151および出口管152は、フィン集合体61の第1の端部61aおよび第2の端部61bの近傍に位置するとともに、夫々リザーブタンク149の内部に開口している。入口管151は、第3の通路部124を介して第1の通路部122の冷媒出口127に接続されている。
図22に示すように、出口管152は、入口管151よりもリザーブタンク149の内部に大きく挿入されている。出口管152は、リザーブタンク149の略中央部に位置する冷媒入口152aを有している。冷媒入口152aは、放熱器32の姿勢が変化した場合でも、リザーブタンク149に蓄えられる液状冷媒の液面よりも下方に位置し、常に液状冷媒に漬かった状態に保たれるようになっている。
このような構成によると、加熱された液状冷媒は、先ず最初に第1の通路部122の冷媒入口126に導かれ、この第1の通路部122をフィン集合体61の周方向に沿って流れる。第1の通路部122の下流端に達した液状冷媒は、第3の通路部124および入口管151を通じてリザーブタンク149に導かれ、このリザーブタンク149に一時的に蓄えられる。
液状冷媒は、入口管151からリザーブタンク149の内部に吐き出される。これにより、第1の通路部122を流れる液状冷媒中に気泡が含まれていた場合、この気泡はリザーブタンク149の内部で液状冷媒中から分離除去される。出口管152の冷媒入口152aは、常にリザーブタンク149に蓄えられた液状冷媒に漬かっているので、出口管152は液状冷媒のみを吸い込むことになる。
したがって、本実施形態の場合は、入口管151および出口管152が液状冷媒中の気泡を除去する気液分離機構を構成していることなり、この気液分離機構はリザーブタンク149と一体化されている。
リザーブタンク149は、フィン集合体61に沿うように湾曲された伝熱室148で取り囲まれている。これにより、リザーブタンク149に一時的に蓄えられた液状冷媒の熱が伝熱室148からベース144を通じてフィン集合体61の放熱フィン80に伝わる。
上記構成では、放熱器32に導かれた液状冷媒は、第1の通路部122に沿ってフィン集合体61を一周した後、フィン集合体61によって囲まれたリザーブタンク149に流れ込む。このため、フィン集合体61に付設される液状冷媒の流れ経路が倍増し、一つの放熱フィン80に対し第1の通路部122およびリザーブタンク149の双方から液状冷媒の熱が伝わることになる。
したがって、各放熱フィン80の表面温度が上昇するとともに、放熱フィン80の隅々まで熱が伝わり易くなる。よって、液状冷媒の熱を放熱フィン80の表面から効率良く放出することができ、放熱器32の放熱性能が飛躍的に向上する。
さらに、上記構成によると、羽根車141を支持するベース144は、アウタカバー146との間に液状冷媒を一時的に蓄えるリザーブタンク149を形成しているので、このベース144に液状冷媒の熱が直に伝えられる。羽根車141が回転すると、羽根車141の回転軸線の方向に流れる空気がベース144に吹き付けられる。このため、ベース144が効率良く冷やされるとともに、ベース144に伝えられた液状冷媒の熱が空気(冷却風)の流れに乗じて持ち去られる。
よって、リザーブタンク149に一時的に蓄えられる液状冷媒を積極的に冷却することができ、この点でも放熱器32の放熱性能の向上に寄与することになる。
図24および図25は、本発明の第7の実施の形態に係る放熱器32を開示している。
この第7の実施の形態は、第2の通路部の構成が上記第6の実施の形態と相違している。それ以外の放熱器32の構成は、上記第6の実施の形態と同様である。
図24に示すように、アウタカバー146は、ベース144との間に偏平な第2の通路部161を形成している。第2の通路部161は、仕切り壁162によって第1の冷媒通路163と第2の冷媒通路164とに分けられている。第1の冷媒通路163と第2の冷媒通路164とは、アウタカバー146の外周部に位置する一つの連通路165を介して互いに連通している。
アウタカバー146は、冷媒入口167と冷媒出口168とを有している。冷媒入口167および冷媒出口168は、連通路165に対し第1および第2の冷媒通路163,164を間に挟んだ反対側に位置するとともに、フィン集合体61の第1および第2の端部61a,61bの近傍に位置している。
冷媒入口167は、第1の冷媒通路163の上流端に位置している。冷媒出口168は、第2の冷媒通路164の下流端に位置している。冷媒入口167は、第3の通路部124を介して第1の通路部122の冷媒出口127に接続されている。
第1および第2の冷媒通路163,164に夫々熱拡散部材169,170が収容されている。熱拡散部材169,170は、例えば四角い金網にて構成されており、ベース144とアウタカバー146との間で挟み込まれている。そのため、熱拡散部材169,170は、ベース144およびアウタカバー146に熱的に接続されている。
このような構成によると、加熱された液状冷媒は、先ず最初に第1の通路部122の冷媒入口126に導かれ、この第1の通路部122をフィン集合体61の周方向に沿って流れる。第1の通路部122の下流端に達した液状冷媒は、第3の通路部124および冷媒入口167を通じて第2の通路部161の第1の冷媒通路163に導かれる。さらに、液状冷媒は、連通路165を通って第2の冷媒通路164に流れ込む。
第1および第2の冷媒通路163,164に導かれた液状冷媒は、夫々熱拡散部材169,170の網目を縫うようにして通り抜ける。これにより、液状冷媒の熱が熱拡散部材169,170に伝わるとともに、この熱拡散部材169,170を通じてベース144やアウタカバー146に移送される。さらに、この熱の多くはベース144の外周部からフィン集合体61に伝えられる。
上記構成では、放熱器32に導かれた液状冷媒は、第1の通路部122に沿ってフィン集合体61を一周した後、第2の通路部161の第1および第2の冷媒通路163,164を流れる。このため、フィン集合体61に付設される液状冷媒の流れ経路が倍増し、個々の放熱フィン80に対し第1の通路部122および第2の通路部161の双方から熱を伝えることができる。
したがって、各放熱フィン80の表面温度が上昇するとともに、放熱フィン80の隅々にまで熱が伝わり易くなる。よって、液状冷媒に吸収された熱を放熱フィン80の表面から効率良く放出することができ、放熱器32の放熱性能が飛躍的に向上する。
さらに、上記構成によると、第2の通路部161を流れる液状冷媒は、熱拡散部材169,170を通り抜けるので、、液状冷媒の熱が熱拡散部材169,170に効率良く伝わる。このため、第2の通路部161を流れる液状冷媒の熱を、熱拡散部材169,170を利用して積極的にベース144やアウタカバー146に伝えることができるとともに、このベース144の外周部からフィン集合体61に移送することができる。
この結果、第2の通路部161を流れる液状冷媒の熱交換が効率良く行なわれ、放熱器32の放熱性能を高めることができる。
図26および図27は、本発明の第8の実施の形態に係る放熱器32を開示している。
この放熱器32は、一対の空冷ユニット200,201と、液状冷媒が流れる通路部202とを備えている。空冷ユニット200,201は互いに同一の構成であり、夫々軸流式のファン203と、このファン203を取り囲むリング状のフィン集合体204とを備えている。
ファン203の羽根車205は、その回転中心部に位置するハブ206と、このハブ206の外周面から放射状に突出する複数の羽根207とを備えている。羽根車205の羽根207は、羽根車205の回転軸線に対し斜めに傾いている。羽根車205が回転すると、この羽根車205の回転軸線に沿って空気が流れる。
フィン集合体204は、複数の平板状の放熱フィン208とリング状の連結板209とを備えている。放熱フィン208は、羽根車205の周方向に互いに間隔を存して並んでおり、羽根車205の回転中心部から放射状に延びている。連結板209は、放熱フィン208の縁部に半田付けされて、隣り合う放熱フィン208の間に跨っている。これにより、複数の放熱フィン208の配置間隔が一定となるとともに、隣り合う放熱フィン208が互いに連結されている。
通路部202は、本体211とトップカバー212とで構成されている。本体211およびトップカバー212は、フィン集合体204と略同等の外径寸法を有する円盤状をなしている。本体211とトップカバー212との間に密閉された空間が形成されている。空間は、隔壁213によって伝熱室214とリザーブタンク215とに仕切られている。伝熱室214は、フィン集合体204の周方向に沿うように円弧状に湾曲されている。リザーブタンク215は、上記空間の中央部に位置し、伝熱室214によって取り囲まれている。
本体211は、加熱された液状冷媒が流れ込む入口管217と、液状冷媒が流出する出口管218とを有している。入口管217および出口管218は、互いに間隔を存して並んでいるとともに、夫々リザーブタンク215の内部に開口している。図26に示すように、出口管218は、入口管217よりもリザーブタンク215の内部に大きく挿入されている。出口管218は、リザーブタンク215の略中央部に位置する冷媒入口218aを有している。冷媒入口218aは、放熱器32の姿勢が変化した場合でも、リザーブタンク215に蓄えられる液状冷媒の液面よりも下方に位置し、常に液状冷媒に漬かった状態に保たれるようになっている。
一対の空冷ユニット200,201は、通路部202を挟み込んでいる。一方の空冷ユニット200のフィン集合体204は、トップカバー212の上面に外周部に重ね合わされて、このトップカバー212に熱的に接続されている。フィン集合体204によって囲まれたファン203の羽根車205は、そのハブ206がトップカバー212の上面中央部に支持されている。
他方の空冷ユニット201のフィン集合体204は、本体211の下面の外周部に重ね合わされて、この本体211に熱的に接続されている。フィン集合体204によって囲まれたファン203の羽根車205は、そのハブ206が本体211の下面中央部に支持されている。
羽根車205が回転すると、この羽根車205の回転軸線に沿って空気が流れる。この空気はトップカバー212の上面および本体211の下面に吹き付けられることで、その流れ方向が羽根車205の径方向に沿うように変化する。この空気は、冷却風となってフィン集合体204の放熱フィン208に向けて流れる。
このような構成によると、加熱された液状冷媒は、入口管217からリザーブタンク215の内部に吐き出される。これにより、液状冷媒中に気泡が含まれていた場合に、この気泡はリザーブタンク215の内部で液状冷媒中から分離除去される。出口管218の冷媒入口218aは、常にリザーブタンク215に蓄えられた液状冷媒中に漬かっているので、リザーブタンク215内の液状冷媒のみを吸い込むことになる。
したがって、本実施形態の場合は、入口管217および出口管218が液状冷媒中の気泡を除去する気液分離機構を構成しており、この気液分離機構はリザーブタンク215と一体化されている。
リザーブタンク215に一時的に蓄えられた液状冷媒の熱は、本体211の下面およびトップカバー212の上面から夫々フィン集合体204に伝わる。このフィン集合体204に伝えられた熱は、放熱フィン208の間を通り抜ける冷却風の流れに乗じて放熱器32の外部に放出される。
上記構成では、一対の空冷ユニット200,201の間に通路部202が介在されている。そのため、通路部202のリザーブタンク215に一時的に蓄えられる液状冷媒の熱を二つのフィン集合体204に伝えることができ、放熱面積が倍増する。
しかも、羽根車205が回転すると、通路部202の本体211およびトップカバー212に冷却風が吹き付けられるので、リザーブタンク215に一時的に蓄えられる液状冷媒を効率良く冷却することができる。したがって、放熱面積が倍増することと合わせて、放熱器32の放熱性能が飛躍的に向上するといった利点がある。
なお、上記第3ないし第8の実施の形態において、複数の放熱フィンを上記第2の実施の形態と同様に羽根車の羽根の先端から吐き出される空気の流れ方向に沿うように傾斜させるようにしてもよい。
10…発熱体(CPU)、20…筐体(第3の筐体)、30…冷却装置、31…受熱部(ポンプユニット)、32…放熱部(放熱器)、33…循環経路、60,140,203…ファン、62…通路部、65,141,205…羽根車、70…吐出口、76…排気口、80,208…放熱フィン、81a…第1の縁部、81b…第2の縁部、100…第1の冷媒流路、101…第2の冷媒流路、102…第3の冷媒流路、110,122…第1の通路部、111,123,161…第2の通路部、112,124…第3の通路部。
Claims (20)
- 放射状に冷却風を吐き出す吐出口を取り囲むように互いに間隔を存して並べられた複数の放熱フィンと、
上記放熱フィンの並び方向に沿って設けられ、上記放熱フィンの縁部に熱的に接続されるとともに液状冷媒が流れる通路部と、を具備したことを特徴とする放熱器。 - 請求項1の記載において、上記通路部は、上記放熱フィンの並び方向に沿う一端から他端に向かう第1の冷媒流路と、上記放熱フィンの並び方向に沿う他端から一端に向かう第2の冷媒流路と、上記第1の冷媒流路の下流端と上記第2の冷媒流路の上流端との間を接続する第3の冷媒流路とを含むことを特徴とする放熱器
- 請求項1又は請求項2の記載において、上記通路部は、偏平なパイプで構成され、上記放熱フィンの縁部は、上記冷却風の吐き出し方向に沿って延びるとともに、上記パイプが入り込む凹部を有することを特徴とする放熱器。
- 放射状に冷却風を吐き出す吐出口を取り囲むように互いに間隔を存して配置され、上記冷却風の吐き出し方向に沿う第1の縁部と、この第1の縁部の反対側において上記冷却風の吐き出し方向に沿う第2の縁部とを有する複数の放熱フィンと、
上記放熱フィンの並び方向に沿って設けられ、上記放熱フィンの第1の縁部に熱的に接続されるとともに液状冷媒が流れる第1の通路部と、
上記放熱フィンの並び方向に沿って設けられ、上記放熱フィンの第2の縁部に熱的に接続されるとともに、上記第1の通路部よりも上記液状冷媒の流れ方向の下流に位置する第2の通路部と、
上記第1の通路部の下流端と上記第2の通路部の上流端との間を接続する第3の通路部と、を具備したことを特徴とする放熱器。 - 発熱体に熱的に接続される受熱部と、
上記発熱体の熱を放出する放熱部と、
上記受熱部と上記放熱部との間で液状冷媒を循環させる循環経路と、を具備し、
上記放熱部は、放射状に冷却風を吐き出す吐出口を取り囲むように互いに間隔を存して並べられた複数の放熱フィンと、上記放熱フィンの並び方向に沿って設けられ、上記放熱フィンの縁部に熱的に接続されるとともに、上記受熱部で加熱された液状冷媒が流れる通路部と、を具備したことを特徴とする冷却装置。 - 発熱体に熱的に接続される受熱部と、
上記発熱体の熱を放出する放熱部と、
上記受熱部と上記放熱部との間で液状冷媒を循環させる循環経路と、
複数の羽根の先端から放射状に冷却風を吐き出す羽根車を有し、上記放熱部に冷却風を供給するファンと、を具備し、
上記放熱部は、上記ファンの羽根車を取り囲むように互いに間隔を存して配置され、上記冷却風の吐き出し方向に沿う縁部を有する複数の放熱フィンと、上記放熱フィンの並び方向に沿って設けられ、上記放熱フィンの縁部に熱的に接続されるとともに、上記受熱部で加熱された液状冷媒が導かれる通路部とを含み、上記放熱フィンは、上記羽根車の羽根の先端が描く軌跡に対し、上記羽根車の回転方向に沿う接線の方向に傾斜していることを特徴とする冷却装置。 - 請求項5又は請求項6の記載において、上記通路部は、偏平なパイプで構成され、上記放熱フィンの縁部は、上記パイプが入り込む凹部を有することを特徴とする冷却装置。
- 請求項6の記載において、上記羽根車は、その回転中心に位置するハブを有し、上記羽根は上記ハブの外周面から放射状に突出するとともに、上記放熱フィンは、上記羽根の先端に対し略直交する方向に沿って延びていることを特徴とする冷却装置。
- 発熱体に熱的に接続される受熱部と、
上記発熱体の熱を放出する放熱部と、
上記受熱部と上記放熱部との間で液状冷媒を循環させる循環経路と、
複数の羽根の先端から放射状に冷却風を吐き出す羽根車を有し、上記放熱部に冷却風を供給するファンと、を具備し、
上記放熱部は、
上記ファンの羽根車を取り囲むように互いに間隔を存して配置され、上記冷却風の吐き出し方向に沿う縁部を有する複数の放熱フィンと、
上記放熱フィンの並び方向に沿って設けられ、上記放熱フィンの縁部に熱的に接続されるとともに、上記受熱部で加熱された液状冷媒が導かれる通路部とを含み、
上記通路部は、上記放熱フィンの並び方向に沿う一端から他端に向かう第1の冷媒流路と、上記放熱フィンの並び方向に沿う他端から一端に向かう第2の冷媒流路と、上記第1の冷媒流路の下流端と上記第2の冷媒流路の上流端との間を接続する第3の冷媒流路とを有することを特徴とする冷却装置。 - 請求項9の記載において、上記第1の冷媒流路は、上記第2の冷媒流路よりも上記冷却風の流れ方向に沿う下流側に位置することを特徴とする冷却装置。
- 請求項9又は請求項10の記載において、上記放熱フィンは、上記羽根車の外周部に沿うように円弧状に並んでいるとともに、上記第1および第2の冷媒流路は、上記羽根車を取り囲むように円弧状に湾曲していることを特徴とする冷却装置。
- 請求項9の記載において、上記通路部の第1および第2の冷媒流路は、偏平なパイプで構成され、上記放熱フィンの縁部は、上記パイプが入り込む一対の凹部を有することを特徴とする冷却装置。
- 発熱体に熱的に接続される受熱部と、
上記発熱体の熱を放出する放熱部と、
上記受熱部と上記放熱部との間で液状冷媒を循環させる循環経路と、
複数の羽根の先端から放射状に冷却風を吐き出す羽根車を有し、上記放熱部に冷却風を供給するファンと、を具備し、
上記放熱部は、
上記ファンの羽根車を取り囲むように互いに間隔を存して配置され、上記冷却風の吐き出し方向に沿う第1の縁部と、この第1の縁部の反対側において上記冷却風の吐き出し方向に沿う第2の縁部とを有する複数の放熱フィンと、
上記放熱フィンの並び方向に沿って設けられ、上記放熱フィンの第1の縁部に熱的に接続されるとともに、上記受熱部で加熱された上記液状冷媒が流れる第1の通路部と、
上記放熱フィンの並び方向に沿って設けられ、上記放熱フィンの第2の縁部に熱的に接続されるとともに、上記第1の通路部よりも上記液状冷媒の流れ方向の下流に位置する第2の通路部と、
上記第1の通路部の下流端と上記第2の通路部の上流端との間を接続する第3の通路部と、を備えていることを特徴とする冷却装置。 - 請求項13の記載において、上記第1および第2の通路部は、夫々偏平なパイプで構成され、上記放熱フィンの第1および第2の縁部は、夫々上記パイプが入り込む凹部を有することを特徴とする冷却装置。
- 請求項13の記載において、上記第2の通路部は、上記液状冷媒を一時的に蓄えるリザーブタンクと、上記液状冷媒に含まれる気泡を分離する気液分離機構とを有することを特徴とする冷却装置。
- 請求項5、請求項6、請求項9および請求項13のいずれかの記載において、上記受熱部は、上記液状冷媒を加圧して吐き出すポンプを含むことを特徴とする冷却装置。
- 排気口を有する筐体と、
上記筐体に収容され、液状冷媒を用いて発熱体を冷却する冷却装置と、を具備した電子機器であって、
上記冷却装置は、
上記発熱体に熱的に接続される受熱部と、
上記発熱体の熱を放出する放熱部と、
上記受熱部と上記放熱部との間で上記液状冷媒を循環させる循環経路と、を含み、
上記放熱部は、放射状に冷却風を吐き出す吐出口を取り囲むように互いに間隔を存して並べられた複数の放熱フィンと、上記放熱フィンの並び方向に沿って設けられ、上記放熱フィンの縁部に熱的に接続されるとともに、上記受熱部で加熱された液状冷媒が流れる通路部と、を備えていることを特徴とする電子機器。 - 排気口を有する筐体と、
上記筐体に収容され、液状冷媒を用いて発熱体を冷却する冷却装置と、を具備した電子機器であって、
上記冷却装置は、
発熱体に熱的に接続される受熱部と、
上記発熱体の熱を放出する放熱部と、
上記受熱部と上記放熱部との間で上記液状冷媒を循環させる循環経路と、
複数の羽根の先端から放射状に冷却風を吐き出す羽根車を有し、上記放熱部に冷却風を供給するファンと、を含み、
上記放熱部は、
上記ファンの羽根車を取り囲むように互いに間隔を存して配置され、上記冷却風の吐き出し方向に沿う縁部を有する複数の放熱フィンと、
上記放熱フィンの並び方向に沿って設けられ、上記放熱フィンの縁部に熱的に接続されるとともに、上記受熱部で加熱された液状冷媒が導かれる通路部とを備え、
上記通路部は、上記放熱フィンの並び方向に沿う一端から他端に向かう第1の冷媒流路と、上記放熱フィンの並び方向に沿う他端から一端に向かう第2の冷媒流路と、上記第1の冷媒流路の下流端と上記第2の冷媒流路の上流端との間を接続する第3の冷媒流路とを有することを特徴とする電子機器。 - 排気口を有する筐体と、
上記筐体に収容され、液状冷媒を用いて発熱体を冷却する冷却装置と、を具備した電子機器であって、
上記冷却装置は、
発熱体に熱的に接続される受熱部と、
上記発熱体の熱を放出する放熱部と、
上記受熱部と上記放熱部との間で上記液状冷媒を循環させる循環経路と、
複数の羽根の先端から放射状に冷却風を吐き出す羽根車を有し、上記放熱部に冷却風を供給するファンと、を具備し、
上記放熱部は、
上記ファンの羽根車を取り囲むように互いに間隔を存して配置され、上記冷却風の吐き出し方向に沿う第1の縁部と、この第1の縁部の反対側において上記冷却風の吐き出し方向に沿う第2の縁部とを有する複数の放熱フィンと、
上記放熱フィンの並び方向に沿って設けられ、上記放熱フィンの第1の縁部に熱的に接続されるとともに、上記受熱部で加熱された上記液状冷媒が流れる第1の通路部と、
上記放熱フィンの並び方向に沿って設けられ、上記放熱フィンの第2の縁部に熱的に接続されるとともに、上記第1の通路部よりも上記液状冷媒の流れ方向の下流に位置する第2の通路部と、
上記第1の通路部の下流端と上記第2の通路部の上流端との間を接続する第3の通路部と、を備えていることを特徴とする電子機器。 - 請求項17、請求項18および請求項19のいずれかの記載において、上記受熱部は、上記液状冷媒を加圧して吐き出すポンプを含むことを特徴とする電子機器。
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2004
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2006
- 2006-06-22 US US11/473,561 patent/US20060279930A1/en not_active Abandoned
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016536788A (ja) * | 2013-10-31 | 2016-11-24 | マイクロソフト テクノロジー ライセンシング,エルエルシー | 一体型熱伝導ユニットを持つ遠心ファン |
Also Published As
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