JP2005137940A - Hollow golf club head - Google Patents
Hollow golf club head Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005137940A JP2005137940A JP2005044400A JP2005044400A JP2005137940A JP 2005137940 A JP2005137940 A JP 2005137940A JP 2005044400 A JP2005044400 A JP 2005044400A JP 2005044400 A JP2005044400 A JP 2005044400A JP 2005137940 A JP2005137940 A JP 2005137940A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- golf club
- face
- club head
- crown
- sole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Golf Clubs (AREA)
Abstract
Description
本発明は、ゴルフボールを打撃する打撃面が金属材料からなるフェース部と、このフェース部と隣接したクラウン部、ヒール部、ソール部およびトウ部とを有する中空ゴルフクラブヘッドに関する。 The present invention relates to a hollow golf club head having a face portion in which a hitting surface for hitting a golf ball is made of a metal material, and a crown portion, a heel portion, a sole portion, and a toe portion adjacent to the face portion.
近年、金属製の中空ゴルフクラブヘッドにおいて、ゴルフボールを打撃する打撃面にチタン合金等を用いる他に、打撃面を成すフェース部材の厚さを薄くすることで、あるいは、フェース部材がクラウン部材やソール部材等の他の部材と接合した接合端の部分を部分的に薄くすることで、ゴルフボールの反発係数を向上することができることが知られている（例えば、特許文献１参照。）。 In recent years, in a metal hollow golf club head, in addition to using a titanium alloy or the like as a striking surface for striking a golf ball, by reducing the thickness of the face member forming the striking surface, It is known that the coefficient of restitution of a golf ball can be improved by partially thinning the joint end portion joined to another member such as a sole member (see, for example, Patent Document 1).
特許文献１は、ゴルフボールの打撃面の内周縁に薄肉部が形成された中空ゴルフクラブヘッドを開示している。これにより、ゴルフボールの打撃時における打撃面の弾性的な撓みを助長させて打ち出されるゴルフボールの反発係数を高め、ゴルフボールの飛距離の向上を実現している。
しかし、フェース部材を全体的に薄くしたりあるいは部分的に薄くすると、フェース部材自体の剛性が低下し、ゴルフボールのインパクト時のインパクト力に対する力学強度が低下することになるため、薄くするフェース部材の肉厚の厚さには限界がある。このため、フェース部材を全体的に薄くしたりあるいは部分的に薄くする上記方法によって、打ち出されるゴルフボールの反発係数を一層高めることができないといった問題がある。 However, if the face member is made thinner or partially thinner, the rigidity of the face member itself is lowered, and the mechanical strength against the impact force at the time of impact of the golf ball is lowered. There is a limit to the thickness of the wall. For this reason, there is a problem in that the rebound coefficient of the golf ball to be launched cannot be further increased by the above-described method in which the face member is entirely thinned or partially thinned.
そこで、本発明は、フェース部材の肉厚の変更によって反発係数を高める上記方法とは全く異なる方法によって、打ち出されるゴルフボールの反発係数を高め、ゴルフボールの飛距離を伸ばすことのできる中空ゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。 Accordingly, the present invention provides a hollow golf club that can increase the rebound coefficient of a golf ball to be hit and extend the flight distance of the golf ball by a method completely different from the above method of increasing the restitution coefficient by changing the thickness of the face member. The object is to provide a head.
上記目的を達成するために、本発明は、ゴルフボールを打撃する打撃面が金属材料からなるフェース部と、このフェース部に隣接したクラウン部、ヒール部、ソール部およびトウ部とを有する中空ゴルフクラブヘッドであって、前記クラウン部、前記ヒール部、前記ソール部および前記トウ部のうち少なくとも２つの部分において、前記フェース部と隣接する端に沿ったこの隣接する端から３０ｍｍの範囲内の領域に、前記金属材料と異なる異種金属材料および繊維強化プラスチック材料の少なくとも一方が用いられていることを特徴とする中空ゴルフクラブヘッドを提供する。 In order to achieve the above object, the present invention provides a hollow golf ball having a face portion made of a metal material and a crown portion, a heel portion, a sole portion, and a toe portion adjacent to the face portion. A club head, wherein at least two portions of the crown portion, the heel portion, the sole portion, and the toe portion are regions within a range of 30 mm from the adjacent end along the end adjacent to the face portion. Further, the present invention provides a hollow golf club head characterized in that at least one of a different metal material different from the metal material and a fiber reinforced plastic material is used.
また、本発明は、前記クラウン部、前記ヒール部、前記ソール部および前記トウ部のうち少なくとも２つの部分が、前記フェース部と隣接する端に沿ったこの隣接する端から３０ｍｍの範囲内の領域で２分割され、フェース部まで延在する第１部材と、繊維強化プラスチックの第２部材とを有してそれぞれ構成され、前記第２部材が前記第１部材と重なって接合した接合部が形成されていてもよい。
ここで、前記クラウン部、前記ヒール部、前記ソール部および前記トウ部のうち少なくとも２つの部分は、前記フェース部の隣接する端から３０ｍｍの範囲内に前記隣接する端に沿って切欠き部を有し、前記切欠き部を閉塞するように、前記繊維強化プラスチック材料および前記異種金属材料の少なくとも一方が設けられているのが好ましい。
Further, according to the present invention, at least two portions of the crown portion, the heel portion, the sole portion, and the toe portion are regions within a range of 30 mm from the adjacent end along the end adjacent to the face portion. And a first member extending to the face portion and a second member made of fiber reinforced plastic, and a joint portion is formed by joining the second member and the first member. May be.
Here, at least two portions of the crown portion, the heel portion, the sole portion, and the toe portion have a notch portion along the adjacent end within a range of 30 mm from the adjacent end of the face portion. It is preferable that at least one of the fiber-reinforced plastic material and the dissimilar metal material is provided so as to close the notch.
また、前記繊維強化プラスチック材料および前記異種金属材料の少なくとも一方が、前記切欠き部の周りの部材と接着されて設けられているのが好ましい。
さらに、前記異種金属材料は、チタン合金、マグネシウム合金、ステンレス合金およびアルミニウム合金の中から選ばれた合金材料であるのが好ましい。
また、前記繊維強化プラスチック材料の繊維の弾性率が２７×１０3（ｋｇ重／ｍｍ2）未満であるのが好ましい。
Moreover, it is preferable that at least one of the fiber-reinforced plastic material and the dissimilar metal material is provided by being bonded to members around the notch.
Further, the dissimilar metal material is preferably an alloy material selected from a titanium alloy, a magnesium alloy, a stainless alloy, and an aluminum alloy.
Moreover, it is preferable that the fiber elastic modulus of the fiber reinforced plastic material is less than 27 × 10 3 (kg weight / mm 2 ).
本発明の中空ゴルフクラブヘッドのクラウン部、ヒール部、ソール部およびトウ部のうち少なくとも２つの部分は、フェース部と隣接する端に沿ってこの隣接する端から３０ｍｍの範囲内の領域に、繊維強化プラスチック材料およびフェース部を構成する金属材料と異なる異種金属材料の少なくとも一方が用いられているので、この部分における曲げ剛性をフェース部における曲げ剛性に比べて低下させることができ、ゴルフボールのインパクト時のフェース部の変形を大きくし、これによって、打ち出されるゴルフボールの反発係数を高めゴルフボールの飛距離を増大させることができる。 At least two portions of the crown portion, the heel portion, the sole portion, and the toe portion of the hollow golf club head according to the present invention have fibers in an area within a range of 30 mm from the adjacent end along the end adjacent to the face portion. Since at least one of a reinforced plastic material and a metal material different from the metal material constituting the face portion is used, the bending rigidity in this portion can be reduced as compared with the bending rigidity in the face portion. It is possible to increase the deformation of the face part at the time, thereby increasing the coefficient of restitution of the golf ball to be launched and increasing the flight distance of the golf ball.
以下、本発明の中空ゴルフクラブヘッドについて、添付の図面に示される好適実施形態を基に詳細に説明する。 Hereinafter, the hollow golf club head of the present invention will be described in detail based on preferred embodiments shown in the accompanying drawings.
［第１実施形態］
図１（ａ）は、本発明の中空ゴルフクラブヘッドの第１実施形態である中空ゴルフクラブヘッド（以降、単にゴルフクラブヘッドという）１０の概略を示す正面図であり、図１（ｂ）はゴルフクラブヘッド１０のフェース部側から見た側面図である。図１（ｃ）はゴルフクラブヘッド１０のソール部側から見た底面図である。
[First Embodiment]
FIG. 1A is a front view showing an outline of a hollow golf club head (hereinafter simply referred to as a golf club head) 10 which is a first embodiment of the hollow golf club head of the present invention, and FIG. 1 is a side view of a
ゴルフクラブヘッド１０は、ゴルフボールを打撃する金属材料からなる打撃面を有するフェース部１２と、ゴルフクラブヘッド１０の上面を形成するクラウン部１４と、ゴルフクラブシャフトが挿入されるシャフト挿入孔１５を有するネック部１６と、クラウン部１４の縁に沿って接続したサイド部であって、ネック部１６側に位置するヒール部１８と、フェース部１２を挟んでネック部１６の反対側に位置するトウ部２０と、ヒール部１８およびトウ部２０の縁に沿って接続され、クラウン部１４と対向するように配置されたゴルフクラブヘッド１０の底面を成すソール部２２とを有して構成される。
The
クラウン部１４、ヒール部１８、トウ部２０およびソール部２２は、フェース部１２と隣接している。
ここで、ヒール部１８とトウ部２０は、少なくとも１つのサイド部材によってサイド部が形成されている。
The
Here, the
なお、フェース部１２、クラウン部１４、ソール部２２およびサイド部の各部分は、それぞれ対応する部材が作製された後溶接や接着剤等による接合により一体的になって形成されたものであってもよいし、あるいは、フェース部１２、クラウン部１４、ソール部２２およびサイド部の少なくとも２つの部分に対応する部材が一体的に作製された後溶接や接着剤等による接合により一体的になって形成されたものであってもよい。また、クラウン部１４およびソール部２２のそれぞれは、部材の一部分が残りの部分と別々に作製された後溶接や接着剤等による接合により一体的になって形成されたものであってもよい。
In addition, each part of the
少なくとも、ゴルフクラブヘッド１０において作製方法は特に限定されない。
フェース部１２、ヒール部１８およびトウ部２０は、チタン合金、マグネシウム合金、ステンレス合金およびアルミニウム合金の中から選択された合金によって構成されている。
At least the manufacturing method in the
The
クラウン部１４は、チタン合金、マグネシウム合金、ステンレス合金およびアルミニウム合金の中から選択された合金材料によって構成され、スリット状の切欠き部１４ｂを有するクラウン本体部材１４ａと、このスリット状の切欠き部１４ｂに係合し、切欠き部１４ｂの周りのクラウン本体部材１４ａと接着されて切欠き部１４ｂを閉塞する閉塞部材１４ｃとによって構成される。
The
また、ソール部２２は、チタン合金、マグネシウム合金、ステンレス合金およびアルミニウム合金等の中から選択された合金によって構成されたソール本体部材２２ａと、ソール本体部２２ａに設けられたスリット状の切欠き部２２ｂに係合し、切欠き部２２ｂの周りのソール本体部材２２ａと接着されて切欠き部２２ｂを閉塞する閉塞部材２２ｃとによって構成される。
なお、切欠き部１４ｂ，２２ｂはともに、切欠き部１４ｂ，２２ｂの両端の切欠き幅を大きくして余分な応力が集中しないように構成されている。
The
In addition, both the
閉塞部材１４ｃ，２２ｃは、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維等の強化繊維を、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂等のマトリクス樹脂に含浸させて形成された繊維強化プラスチック材料により構成され、所定の方向に繊維を配向させた繊維強化プラスチック材料を層状に複数積層して形成された複合材料となっている。なお、強化繊維は、弾性率が２７×１０3（ｋｇ重／ｍｍ2）未満であるのが好ましい。
また、閉塞部材１４ｃ，２２ｃは、フェース部１２に用いられる金属材料の曲げ剛性よりも低い材料が用いられ、好ましくは、ヤング率が低い材料が用いられる。ここで、曲げ剛性は、フェース部の打撃面に垂直な平面でクラウン部を切断した時のクラウン部の切断線に沿った方向に沿って面外方向に曲げたときの曲げ剛性である。
The blocking
Further, the
図２は、図１（ａ）に示すＡ−Ａ線に沿って切断されたゴルフクラブヘッド１０のＡ−Ａ矢視断面図である。
閉塞部材１４ｃは、フェース部１２と隣接するクラウン部１４の縁から３０ｍｍの範囲内のクラウン部１４の領域にフェース部１２と隣接するクラウン部１４の縁に沿って配されており、閉塞部材２２ｃは、フェース部１２と隣接するソール部２２の縁から３０ｍｍの範囲内のソール部２２の領域にフェース部１２と隣接するソール部２２の縁に沿って配されている。
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line AA of the
The
フェース部１２と隣接する縁に沿ってこの縁から３０ｍｍ以内の領域に閉塞部材１４ｃ，２２ｃを設けるのは、フェース部１２のインパクト時の変形を効果的に大きくして打ち出されるゴルフボールの反発係数を高め飛距離を上昇させることができるからである。すなわち、このような構成とすることで、後述する実施例に示すように、フェース部１２の厚さを薄くすることなく打ち出されたゴルフボールの反発係数を上げることができゴルフボールの飛距離が向上するといった効果を発揮する。なお、フェース部１２と隣接するクラウン部１４およびソール部２２の縁に沿って配される閉塞部材１４ｃ，２２ｃの長さは、２０〜５０ｍｍとするのが上記効果を効果的に発揮する点から好ましい。
なお、上記実施形態では、クラウン部１４とソール部２２の切欠き部１４ｂ，２２ｂの閉塞部材１４ｃ，２２ｃに、繊維強化プラスチック材料を用いるものであるが、閉塞部材として、フェース部１２に用いられる金属材料と異なる異種金属材料が用いられてもよい。この場合、クラウン部１４とソール部２２の一方に繊維強化プラスチックが他方に異種金属材料が用いられてもよい。
この場合においても、用いられる異種金属材料は、フェース部１２の金属材料に比べて曲げ剛性の低い材料、好ましくは、ヤング率が低い材料が用いられる。
The reason why the
In the above-described embodiment, fiber reinforced plastic material is used for the
Also in this case, the dissimilar metal material used is a material having a lower bending rigidity than the metal material of the
異種金属材料とは、単体金属の場合種類が異なる金属であるほか、合金の場合は、比較する合金との間で、共通する元素の組成比率のうち小さい方の値を取り出して合計した時の値が２０％未満である場合をいう。例えば、６−４チタン合金（Ｔｉ：Ａｌ：Ｖ＝９０：６：４）と１５−５−３チタン合金（Ｔｉ：Ｍｏ：Ｚｒ：Ａｌ＝７７：１５：５：３）とを比較する場合、上記合計値が８０％（＝７７＋３）となるので、６−４チタン合金と１５−５−３チタン合金とは異種金属材料とはいわない。一方、マグネシウムが８０％以上の組成比率を持つマグネシウム合金と６−４チタン合金とは異種金属材料といえる。 Dissimilar metal materials are different types of metals in the case of simple metals, and in the case of alloys, the smaller value of the composition ratio of the common elements is compared with the alloy to be compared. The value is less than 20%. For example, when comparing a 6-4 titanium alloy (Ti: Al: V = 90: 6: 4) and a 15-5-3 titanium alloy (Ti: Mo: Zr: Al = 77: 15: 5: 3) Since the total value is 80% (= 77 + 3), the 6-4 titanium alloy and the 15-5-3 titanium alloy are not different metal materials. On the other hand, a magnesium alloy having a composition ratio of 80% or more of magnesium and a 6-4 titanium alloy can be said to be different metal materials.
また、クラウン部１４およびソール部２２の他に、ヒール部１８およびトウ部２０に切欠き部が設けられ、この切欠き部を閉塞するようにフェース部１２に用いられる金属材料と異なる異種金属材料や上記繊維強化プラスチック材料が用いられてもよい。この場合、図３（ａ）、（ｂ）に示すように、フェース部１２との隣接する縁からトウ部２０やヒール部１８の輪郭に沿った３０ｍｍの範囲内の領域に切欠き部がフェース部１２と隣接する縁に沿って設けられ、したがって、ヒール部１８およびトウ部２０の部分は、フェース部１２と隣接する端から３０ｍｍの範囲内にこの隣接する端に沿って切欠き部を有し、この切欠き部を閉塞する閉塞部材が設けられる。この場合、フェース部１２と隣接する縁に沿って配される閉塞部材の長さは１０〜２０ｍｍとするのが好ましい。
Further, in addition to the
本発明においては、上記繊維強化プラスチック材料およびフェース部１２に用いられる金属材料と異なる異種金属材料が、クラウン部、ソール部、ヒール部およびトウ部の少なくとも２つの部分に用いられる。
なお、フェース部１２と隣接する縁とは、フェース部１２の中央付近の曲率半径に比べて半分以下に曲率半径が小さくなった部位であり、実質的に、曲率半径が略不連続に変化する部位である。
In the present invention, a different metal material different from the fiber reinforced plastic material and the metal material used for the
The edge adjacent to the
このように、本発明の中空ゴルフクラブヘッドは、このゴルフクラブヘッドのクラウン部、ヒール部、ソール部およびトウ部のうち少なくとも２つの部分が、ゴルフクラブヘッドのフェース部との隣接する端に沿った隣接する端から３０ｍｍの範囲内の領域において、フェース部に用いられる金属材料と異なる異種金属材料および繊維強化プラスチック材料の少なくとも一方が用いられるので、フェース部の他にクラウン部、ヒール部、ソール部およびトウ部のうち少なくとも２つの部分がゴルフボールのインパクトに対して変形し易い構造となり、フェース部を従来に比べて大きく変形させ、したがって打ち出されるゴルフボールの反発係数を高めゴルフボールの初速度を高めて飛距離を向上させることができる。 Thus, in the hollow golf club head of the present invention, at least two of the crown portion, heel portion, sole portion, and toe portion of the golf club head are along the edge adjacent to the face portion of the golf club head. Further, in the region within 30 mm from the adjacent end, at least one of a different metal material and a fiber reinforced plastic material different from the metal material used for the face portion is used, so that in addition to the face portion, a crown portion, a heel portion, a sole At least two of the toe and the toe are easily deformed with respect to the impact of the golf ball, and the face is greatly deformed compared to the conventional one, thus increasing the restitution coefficient of the launched golf ball and increasing the initial velocity of the golf ball. Can be increased to improve the flight distance.
上記実施形態におけるゴルフクラブヘッド１０の閉塞部材１４ｃ，２２ｃをクラウン部１４に設ける方法は特に制限されず、どのような方法によってもよい。例えばクラウン本体部材やソール部材等の本体部材を切欠き部を境にして２つの本体部分部材に分けて作製し、作製された２つの本体部分部材によって形成される切欠き部の位置に閉塞部材を配した後２つの本体部分部材で閉塞部材を挟みつつ接着剤で閉塞部材と閉塞部材周りの本体部分部材を接合するとともに、２つの本体部分部材を溶接や接着剤で接合するとよい。
The method of providing the
本発明の中空ゴルフクラブヘッドを用いてゴルフボールの飛距離を測定し、本発明の効果を調べた。
本発明の中空ゴルフクラブヘッドとして、図１（ａ）〜（ｃ）に示すゴルフクラブヘッドを作製した。クラウン部１４とソール部２２との閉塞部材１４ｃ，２２ｃに炭素繊維強化プラスチック材料から成る積層複合材料を用い、フェース部に１５−５−３チタン合金からなる部材を、その他の部分に６−４チタン合金からなる部材を用いたゴルフクラブヘッドを作製した（実施例１）。
The flight distance of a golf ball was measured using the hollow golf club head of the present invention, and the effect of the present invention was examined.
As the hollow golf club head of the present invention, golf club heads shown in FIGS. 1A to 1C were produced. A laminated composite material made of a carbon fiber reinforced plastic material is used for the
炭素繊維強化プラスチック材料は、炭素繊維の弾性率が２７×１０3（ｋｇ重／ｍｍ2）未満のものを用いた。なお、複合材料の構成は、配向角を±４５度で交互に積層した４層構成の複合材料とした。ここで、配向角はゴルフボールの打ち出し方向を基準方向とした炭素繊維の配向方向である。 As the carbon fiber reinforced plastic material, one having an elastic modulus of carbon fiber of less than 27 × 10 3 (kg weight / mm 2 ) was used. The composite material was a four-layer composite material in which orientation angles were alternately stacked at ± 45 degrees. Here, the orientation angle is the orientation direction of the carbon fibers with the launch direction of the golf ball as the reference direction.
さらに、クラウン部１４、ヒール部１８、トウ部２０およびヒール部２２に、フェース部１２と隣接する端から３０ｍｍの範囲内の領域にこの隣接する端に沿って切欠き部を設け、実施例１と同様の複合材料を切欠き部の閉塞部材とし、これ以外の部分に実施例１に用いたチタン合金と同じチタン合金を用いたゴルフクラブヘッドを作製した（実施例２）。
Further, the
また、図１（ａ）〜（ｃ）に示すクラウン部１４とソール部２２との閉塞部材１４ｃ，２２ｃにマグネシウムの組成比率が８０％以上のマグネシウム合金を用い、これ以外の部分に実施例１に用いたチタン合金と同じチタン合金を用いたゴルフクラブヘッドを作製した（実施例３）。上記マグネシウム合金は、上記チタン合金と異種金属材料の関係にあるものを用いた。
Further, magnesium alloy having a magnesium composition ratio of 80% or more is used for the
さらに、クラウン部１４、ヒール部１８、トウ部２０およびヒール部２２に、フェース部１２と隣接する端から３０ｍｍの範囲内の領域にこの隣接する端に沿って切欠き部を設け、実施例３と同様のマグネシム合金を切欠き部の閉塞部材とし、これ以外の部分に実施例１に用いたチタン合金と同じチタン合金を用いたゴルフクラブヘッドを作製した（実施例４）。
なお、実施例１〜４に用いる閉塞部材における曲げ剛性はいずれも、フェース部における曲げ剛性に比べて値を低くなるようにした。
Further, the
In addition, all the bending rigidity in the closure member used for Examples 1-4 was made to become a value low compared with the bending rigidity in a face part.
また、比較例として、実施例１〜４において用いたチタン合金と同様のチタン合金により構成した単一合金からなる中空ゴルフクラブヘッドを作製した。
作製したゴルフクラブヘッドに、ゴルフクラブシャフトを装着し、さらに、このゴルフクラブシャフトにグリップ部を設けてゴルフクラブを作製した。
As a comparative example, a hollow golf club head made of a single alloy composed of the same titanium alloy as that used in Examples 1 to 4 was produced.
A golf club shaft was attached to the manufactured golf club head, and a golf club was manufactured by providing a grip portion on the golf club shaft.
飛距離の測定は、ミヤマエ社製ミヤショットロボ４により、ヘッドスピード４０（ｍ／秒）の条件の下で、作製されたゴルフクラブを用いてゴルフボールを試打して行った。 The measurement of the flight distance was performed by hitting a golf ball using the manufactured golf club with a Miya shot robot 4 manufactured by Miyamae under the condition of a head speed of 40 (m / sec).
飛距離は、比較例を１００として指数によりまとめ、下記表１に示す結果が得られた。なお、指数が大きいほどゴルフボールの飛距離が伸びたことを表す。
下記表１における「ＦＲＰ」は炭素繊維強化プラスチックを意味する。
The flight distance was summarized by index with the comparative example being 100, and the results shown in Table 1 below were obtained. In addition, it represents that the flight distance of the golf ball was extended, so that an index | exponent was large.
“FRP” in the following Table 1 means a carbon fiber reinforced plastic.
上記表１からわかるように、実施例１〜４のゴルフクラブヘッドを用いたゴルフクラブはいずれも比較例に比べて飛距離が伸びていることがわかった。 As can be seen from Table 1 above, it was found that the golf clubs using the golf club heads of Examples 1 to 4 all had a longer flight distance than the comparative example.
［第２実施形態］
図４（ａ）は、本発明の中空ゴルフクラブヘッドの第２実施形態である中空ゴルフクラブヘッド（以降、単にゴルフクラブヘッド１１０という）のヒール側から見た側面図であり、図４（ｂ）は、図４（ａ）に示すゴルフクラブヘッドのクラウン側から見た上面図であり、図４（ｃ）は、図４（ａ）に示すゴルフクラブヘッドのフェース側から見た正面図である。
[Second Embodiment]
FIG. 4A is a side view of a hollow golf club head (hereinafter simply referred to as a golf club head 110), which is a second embodiment of the hollow golf club head of the present invention, as viewed from the heel side, and FIG. ) Is a top view seen from the crown side of the golf club head shown in FIG. 4 (a), and FIG. 4 (c) is a front view seen from the face side of the golf club head shown in FIG. 4 (a). is there.
ゴルフクラブヘッド１１０は、ゴルフボールを打撃する金属材料からなる打撃面を有するフェース部１１２と、ゴルフクラブヘッド１１０の上面を形成するクラウン部１１４と、ゴルフクラブシャフトが挿入されるシャフト挿入孔１１５を有するネック部１１６と、クラウン部１１４の縁に沿って接続したサイド部であって、ネック部１１６側に位置するヒール部１１８と、フェース部１１２を挟んでネック部１１６の反対側に位置するトウ部１２０と、ヒール部１１８およびトウ部１２０の縁に沿って接続され、クラウン部１１４と対向するように配置されたゴルフクラブヘッド１１０の底面を成すソール部１２２とを有して構成される。
The
ヒール部１１８、トウ部１２０、ソール部１２２およびクラウン部１１４、は、フェース部１１２と隣接している。
ここで、ヒール部１１８とトウ部１２０は、少なくとも１つのサイド部材によってサイド部が形成されている。フェース部１１２、ヒール部１１８およびトウ部１２０は、チタン合金からなるが、チタン合金、マグネシウム合金、ステンレス合金およびアルミニウム合金の中から選択された合金から構成されてもよい。
クラウン部１１４およびソール部１２２は、チタン合金からなるが、チタン合金、マグネシウム合金、ステンレス合金およびアルミニウム合金の中から選択された合金材料や繊維強化プラスチック（ＦＲＰ）から構成されてもよい。
The
Here, the
The
クラウン部、ヒール部、ソール部およびトウ部のうち少なくとも２つの部分が、フェース側とバック側にそれぞれ分割される。 At least two portions of the crown portion, the heel portion, the sole portion, and the toe portion are divided into a face side and a back side, respectively.
本実施形態では、２つの部分としてクラウン部およびソール部とを選択し、図４に示すように、クラウン部１１４は樹脂からなる接合線１３０を境界としフェース側クラウン部とバック側クラウン部に分割され、ソール部は樹脂からなる接合線１３２を境界としてフェース側ソール部とバック側ソール部に分割される。これら接合線１３０、１３２は、フェース部１１２と隣接する端に沿ったこの隣接する端から３０ｍｍの範囲内にある。なお、接合線１３０、１３２の全てが、フェース部１１２と隣接する端に沿ったこの隣接する端から３０ｍｍの範囲に含まれてなくてもよく、少なくとも２箇所存在する接合線の全長が４０ｍｍ以上あればよい。
In this embodiment, a crown part and a sole part are selected as two parts, and as shown in FIG. 4, the
接合線に沿って２分割されたクラウン部１１４およびソール部１２２のそれぞれの部材は、接着剤により、図５（ａ）（または図５（ｂ））に示す接合部１４０（または１４４）、１４２と接着されて、フェース側とバック側とが一体となって形成されている。接合部は、炭素繊維を強化繊維として、マトリクス樹脂に含浸させて形成した炭素繊維強化プラスチック材料により構成される。なお、接合部は、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維等の強化繊維を、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂等のマトリクス樹脂に含浸させて形成された繊維強化プラスチック材料により構成されてもよい。
Each member of the
本実施形態では、クラウン部およびソール部がそれぞれ２分割されており、分割された部材は接合部を介して一体となっているため、ゴルフボールのインパクトに対して変形し易い構造となっている。したがって、フェース部を従来に比べて大きく変形させ、したがって打ち出されるゴルフボールの反発係数を高めゴルフボールの初速度を高めて飛距離を向上させることできる。 In the present embodiment, each of the crown portion and the sole portion is divided into two parts, and the divided members are integrated with each other through the joint part, and therefore, the structure is easily deformed with respect to the impact of the golf ball. . Therefore, the face portion can be greatly deformed as compared with the conventional one, so that the rebound coefficient of the launched golf ball can be increased and the initial velocity of the golf ball can be increased to improve the flight distance.
図５（ａ）は、図４（ｂ）に示すＢ−Ｂ線に沿って切断されたゴルフクラブヘッド１１０のＢ−Ｂ矢視断面図である。
２分割されたクラウン部およびソール部のそれぞれの部分のうち、フェース側を構成する部材をフェース側部材１１２といい、バック側を構成する部材をバック側部材１１４、１２２という。図４（ａ）、（ｂ）に示す実施形態では、フェース側部材とバック側部材とは共にチタン合金で構成され、接合線１４０、１３２に沿って隔てられているが、この接合線はフェース側部材とソール側部材との隙間を埋める樹脂である。しかし、接合線はこれに限定されず、例えば、繊維強化プラスチック材料（ＦＲＰ）を用いて隙間を埋めてもよい。また、この隙間の幅は１ｍｍとするが、ゴルフボールのインパクトに対して変形し易い構造とするために設けられており、その幅は適宜設定することができる。
FIG. 5A is a cross-sectional view of the
Of the two parts of the crown part and the sole part divided into two, the member constituting the face side is referred to as the
接合部１４０、１４２はそれぞれ１つの接合部材によって構成されており、炭素繊維強化プラスチックからなる。接合部１４０の全長をＦ１として、フェース側クラウン部と接着する部分の長さをＧ１とし、バック側クラウン部と接着する部分の長さをＨ１とすると、接合部の全長Ｆ１は１５ｍｍ〜８０ｍｍであればよい。また、フェース側接合部長さＧ１は、８ｍｍ〜３０ｍｍのものが好ましく、１２ｍｍ〜２０ｍｍのものがより好ましい。バック側接合部長さＨ１は、５ｍｍ〜４０ｍｍのものが好ましく、５ｍｍ〜３０ｍｍのものがより好ましく、さらに５ｍｍ〜２０ｍｍのものが好ましい。
なお、接合部１４２の全長や接合長さは、接合部１４０と同様である。
Each of the
Note that the entire length and the bonding length of the
図５（ｂ）は、図４（ｂ）に示すＢ−Ｂ線に沿って切断されたゴルフクラブヘッド１１０のＢ−Ｂ矢視断面図であり、接合部１４０の変形例を示す。図５（ｂ）では、フェース側と接着する接合部１４４の一部分が湾曲して、フェース部１１２と接着されている。このようにフェース側の接合部は、クラウン部のみならず、フェース部と接してもよい。同様にソール部１４２もフェース部に接してもよい。だたし、この場合にも、接合部の全長Ｆ２は１５ｍｍ〜８０ｍｍであり、好ましくは５〜２０ｍｍである。
FIG. 5B is a cross-sectional view of the
［第３実施形態］
図６（ａ）は、本発明の中空ゴルフクラブヘッドの第３実施形態である中空ゴルフクラブヘッド（以下、ゴルフクラブヘッド１６０という）のヒール側から見た側面図であり、図６（ｂ）は、図６（ａ）に示すゴルフクラブヘッドのクラウン側から見た上面図であり、図６（ｃ）は、図６（ａ）に示すゴルフクラブヘッドのフェース側から見た正面図である。
第２実施形態では、クラウン部１１４とソール部１２２に、フェース部１１２と同じ金属材料（チタン合金）を用いたが、第３実施形態では、フェース部とは異なる異種金属材料を用いる。なお、第２実施形態と同じ部分には同じ符号を付し説明を省略する。
異種金属材料とは、単体金属の場合種類が異なる金属であるほか、合金の場合は、比較する合金との間で、共通する元素の組成比率のうち小さい方の値を取り出して合計した時の値が２０％未満である場合をいう。
[Third Embodiment]
FIG. 6A is a side view of a hollow golf club head (hereinafter referred to as golf club head 160), which is a third embodiment of the hollow golf club head of the present invention, as viewed from the heel side, and FIG. FIG. 6 is a top view seen from the crown side of the golf club head shown in FIG. 6 (a), and FIG. 6 (c) is a front view seen from the face side of the golf club head shown in FIG. 6 (a). .
In the second embodiment, the same metal material (titanium alloy) as that of the
Dissimilar metal materials are different types of metals in the case of simple metals, and in the case of alloys, the smaller value of the composition ratio of the common elements is compared with the alloy to be compared. The value is less than 20%.
本発明の中空ゴルフクラブヘッドは、クラウン部１２４、ヒール部１１８、ソール部１２６およびトウ部１２０のうち少なくとも２つの部分が、フェース部と隣接する端に沿ったこの隣接する端から３０ｍｍの範囲内の領域で２分割され、フェース部１１２まで延在する第１部材と、その他の第２部材とを有してそれぞれ構成される。
In the hollow golf club head of the present invention, at least two portions of the
本実施形態では、２分割される部分としてクラウン部１２４およびソール部１２６とを選択し、図７に示すように、クラウン部１２４は樹脂からなる接合線１３０を境界としフェース側クラウン部とバック側クラウン部に分割され、ソール部１２６は樹脂からなる接合線１３２を境界としてフェース側ソール部とバック側ソール部に分割される。
In the present embodiment, the
さらに、図７（ａ），（ｂ）に示すように、これら第１部材および第２部材と重なって接合する接合部材１４０（または１４４）、１４２により接合部が形成され、この接合部材は繊維強化プラスチックからなる。このため、本発明の中空ゴルフクラブヘッドは、ゴルフボールのインパクトに対して変形し易い構造となり、フェース部を従来に比べて大きく変形させ、したがって打ち出されるゴルフボールの反発係数を高めゴルフボールの初速度を高めて飛距離を向上させることができる。 Further, as shown in FIGS. 7A and 7B, a joining portion is formed by joining members 140 (or 144) and 142 which are joined to the first member and the second member so as to overlap with each other. Made of reinforced plastic. For this reason, the hollow golf club head of the present invention has a structure that is easily deformed with respect to the impact of the golf ball, greatly deforms the face portion as compared with the conventional one, and thus increases the coefficient of restitution of the golf ball to be launched and improves the initial golf ball. The flying speed can be improved by increasing the speed.
図７（ａ）は、図６（ｂ）に示すＣ−Ｃ線に沿って切断されたゴルフクラブヘッドのＣ−Ｃ矢視断面図である。図５（ａ）に示すゴルフクラブヘッド１１０では、接合部は１つの接合部材によって構成されていたが、図７（ａ）に示すゴルフクラブヘッド１６０では、接合部１４０はバック側部材１２４の一部分として構成され、炭素強化繊維プラスチックからなる。
FIG. 7A is a cross-sectional view taken along the line CC of the golf club head cut along the line CC shown in FIG. In the
図７（ｂ）は、図６（ｂ）に示すＣ−Ｃ線に沿って切断されたゴルフクラブヘッド１６０のＣ−Ｃ矢視断面図であり、接合部１４０の変形例を示す。図７（ｂ）では、フェース側と接着する接合部１４４の一部分が湾曲して、フェース部と接着されている。このようにフェース側の接合部はクラウン部のみならず、フェース部と接してもよい。だたし、この場合にも、接合部の全長Ｆ２は１５ｍｍ〜８０ｍｍである。また、ソール部１４２も同様にフェース部に接してもよい。
FIG. 7B is a cross-sectional view taken along the line C-C of the
本発明の中空ゴルフクラブヘッドは、クラウン部、ヒール部、ソール部およびトウ部のうち少なくとも２つの部分が、フェース部と隣接する端に沿ったこの隣接する端から３０ｍｍの範囲内の領域で２分割され、フェース部まで延在する第１部材と、繊維強化プラスチックからなる第２部材とを有してそれぞれ構成される。さらに、中空ゴルフクラブヘッドの第２部材が第１部材と重なって接合した、接合部が形成されている。このため、本発明の中空ゴルフクラブヘッドは、ゴルフボールのインパクトに対して変形し易い構造となり、フェース部を従来に比べて大きく変形させ、したがって打ち出されるゴルフボールの反発係数を高めゴルフボールの初速度を高めて飛距離を向上させることができる。 In the hollow golf club head of the present invention, at least two portions of the crown portion, the heel portion, the sole portion, and the toe portion are 2 in a region within a range of 30 mm from the adjacent end along the end adjacent to the face portion. The first member is divided and extends to the face portion, and the second member is made of fiber reinforced plastic. Further, a joined portion is formed in which the second member of the hollow golf club head is joined with the first member. For this reason, the hollow golf club head of the present invention has a structure that is easily deformed with respect to the impact of the golf ball, greatly deforms the face portion as compared with the conventional one, and thus increases the coefficient of restitution of the golf ball to be launched and improves the initial golf ball. The flying speed can be improved by increasing the speed.
本発明の中空ゴルフクラブヘッドを用いて耐久性および反発性を測定し、本発明の効果を調べた。
本発明の中空ゴルフクラブヘッドとして、図４（ａ）〜（ｃ）に示すゴルフクラブヘッドを作製した。
Durability and resilience were measured using the hollow golf club head of the present invention to investigate the effect of the present invention.
As the hollow golf club head of the present invention, golf club heads shown in FIGS. 4A to 4C were produced.
分割する部分として、図４（ａ）〜（ｃ）に示すようにクラウン部およびソール部を選択し、それぞれの第１部材および第２部材に図５（ａ）に示すようにチタン合金（Ｔｉ合金）を用いた。このチタン合金は、Ｖが１５ｗｔ％、Ｃｒが３ｗｔ％、Ａｌが３ｗｔ％、Ｓｎが３ｗｔ％で、残部がＴｉで組成されたものである。また、第１部材と第２部材の隙間を樹脂で詰めて塞いだ。 As shown in FIGS. 4A to 4C, a crown part and a sole part are selected as the parts to be divided, and titanium alloys (Ti) are used as the first member and the second member as shown in FIG. 5A. Alloy). In this titanium alloy, V is 15 wt%, Cr is 3 wt%, Al is 3 wt%, Sn is 3 wt%, and the balance is Ti. Further, the gap between the first member and the second member was filled with resin and closed.
複合部に炭素繊維強化プラスチック材料（ＣＦＲＰ）が積層された複合材料を用いた。この炭素繊維強化プラスチック材料は、炭素繊維の弾性率が２４×１０3（ｋｇ重／ｍｍ2）であって、繊維目付が１６０ｇ／ｍ２で、レジンコンテントが３８％のものである。なお、複合材料の構成は、配向角を±４５°で交互に積層した６層構成の複合材料である。ここで、配向角は、図８に示すように、ゴルフボールの打ち出し方向Ｄを基準方向とした炭素繊維の配向方向をいう。
フェース部材には１５−５−３チタン合金からなる部材を用いた。
さらに、図９に示すように、クラウン部およびソール部の第１部材の肉厚をｔ１とし、複合部の炭素繊維強化プラスチック材料の肉厚をｔ２として、図５（ａ）に示すフェース側複合部長さをＧとし、バック側複合長さをＨとして、下記表２に示すように設定して実験例１〜２０を作製した。なお、本発明において、ｔ１の肉厚が０．５〜２．０ｍｍであり、かつｔ２の肉厚が０．５〜１．５ｍｍものが好ましく、ｔ１の肉厚が０．８〜１．８ｍｍであり、かつｔ２の肉厚が０．８〜１．２ｍｍであるものがより好ましい。
A composite material in which a carbon fiber reinforced plastic material (CFRP) was laminated on the composite part was used. This carbon fiber reinforced plastic material has a carbon fiber elastic modulus of 24 × 10 3 (kg weight / mm 2 ), a fiber basis weight of 160 g / m 2 , and a resin content of 38%. The composite material is a six-layer composite material in which orientation angles are alternately stacked at ± 45 °. Here, the orientation angle refers to the orientation direction of the carbon fibers with the launch direction D of the golf ball as the reference direction, as shown in FIG.
A member made of 15-5-3 titanium alloy was used as the face member.
Further, as shown in FIG. 9, the thickness of the first member of the crown portion and the sole portion is t1, and the thickness of the carbon fiber reinforced plastic material of the composite portion is t2, and the face side composite shown in FIG. Experimental examples 1 to 20 were prepared by setting the part length as G and setting the back side composite length as H, as shown in Table 2 below. In the present invention, the thickness of t1 is preferably 0.5 to 2.0 mm, the thickness of t2 is preferably 0.5 to 1.5 mm, and the thickness of t1 is 0.8 to 1.8 mm. It is more preferable that the thickness of t2 is 0.8 to 1.2 mm.
第１部材の肉厚ｔ１、複合部の炭素繊維強化プラスチック材料の肉厚ｔ２、フェース側複合部長さＧ、およびバック側複合長さＨは、フェースのトウ、ヒール方向の幅を１００％として、その幅の中央から±２０％の範囲内のいずれかの断面において達成されていればよい。この幅を規定するにあたり、トウの端部は通常のアドレスポジションにおいて最もトウ側に張り出した箇所にて規定し、ヒールの端部は通常のアドレスポジションにおいて基準面から上方１６ｍｍの箇所において規定される。上記断面はフェース面および基準面に対して直角であることが好ましい。
The thickness t1 of the first member, the thickness t2 of the carbon fiber reinforced plastic material of the composite portion, the face-side composite portion length G, and the back-side composite length H are defined as 100% of the width in the toe and heel directions of the face. It may be achieved in any cross section within a range of ± 20% from the center of the width. In defining this width, the end of the toe is defined at the most protruding position at the normal address position, and the end of the heel is defined at a
ここで、通常のアドレスポジションに設置するとは、ゴルフクラブヘッド１をライ角度通りに設置し、かつ、その時のゴルフクラブシャフトの中心軸とゴルフクラブヘッドのフェース部のリーディングエッジとが基準面の垂直上方から見て互いに平行になるように、つまりフェースアングルが０度になるように設置することをいう。ライ角度通りに設置とはゴルフクラブヘッドの底面を成すソール部のラウンド面と基準面との間の隙間がトウ側およびヒール側で略等しくなるように設置することをいう。ソール部のラウンド面が不明瞭な場合、フェース面に形成されているスコアラインと基準面とが平行になるように設置してもよい。また、ゴルフクラブにおいて、ソール部のラウンド面が不明瞭であり、かつスコアラインが直線状でない等により基準面との平行か否かの判別が困難な場合は、ライ角度は、ライ角度（度）＝（１００−クラブ長さ（インチ））にて設定される。例えば、４４インチのクラブ長さであれば、ライ角度は１００−４４＝５６度になる。
ここで、クラブ長さは、社団法人日本ゴルフ用品協会が定める測定法により測定される。測定器としては、株式会社鴨下精衡所製のクラブ・メジャーＩＩが挙げられる。
Here, the installation at the normal address position means that the golf club head 1 is installed at the lie angle, and the central axis of the golf club shaft and the leading edge of the face portion of the golf club head at that time are perpendicular to the reference plane. The installation is such that they are parallel to each other when viewed from above, that is, the face angle is 0 degree. Installation according to the lie angle means that the clearance between the round surface of the sole portion forming the bottom surface of the golf club head and the reference surface is substantially equal on the toe side and the heel side. If the round surface of the sole portion is unclear, the score line formed on the face surface may be installed so that the reference surface is parallel. In addition, in a golf club, when it is difficult to determine whether or not the round surface of the sole portion is parallel to the reference surface because the round surface of the sole portion is unclear and the score line is not linear, the lie angle is the lie angle (degree ) = (100−club length (inch)). For example, if the club length is 44 inches, the lie angle is 100−44 = 56 degrees.
Here, the club length is measured by a measuring method defined by the Japan Golf Equipment Association. An example of the measuring device is Club Major II manufactured by Kamoshita Seikosho Co., Ltd.
実験例１を従来例とし、従来例ではクラウン部およびソール部は共に分割しておらず、チタン合金のみを用い、その肉厚は１．７ｍｍである。実験例２〜１１は、複合部長さＧおよびＨを一定にして、第１部材の肉厚ｔ１と複合部の肉厚ｔ２を変化させ、実験例１２〜２０は、第１部材の肉厚ｔ１と複合部材の肉厚ｔ２を一定にして、複合部材長さＧおよびＨを変化させて設定した。 Experimental example 1 is a conventional example. In the conventional example, both the crown part and the sole part are not divided, only a titanium alloy is used, and the thickness thereof is 1.7 mm. In Experimental Examples 2 to 11, the composite part lengths G and H are made constant, and the thickness t1 of the first member and the thickness t2 of the composite part are changed. In Experimental Examples 12 to 20, the thickness t1 of the first member is changed. The composite member lengths G and H were changed while the thickness t2 of the composite member was kept constant.
作製したゴルフクラブヘッドに横浜ゴム株式会社製 ＴＲＸ−ＤＵＯ Ｍ４０（商品名）用のゴルフクラブシャフトを取り付けてゴルフクラブを作製し、以下に示す試験を行った。このゴルフクラブの長さは、４５インチである。
また、各試験で用いたゴルフボールには、横浜ゴム社製 ＴＲＸ（商品名）ボールを用いた。
A golf club shaft for TRX-DUO M40 (trade name) manufactured by Yokohama Rubber Co., Ltd. was attached to the produced golf club head to produce a golf club, and the following tests were performed. The length of this golf club is 45 inches.
In addition, as a golf ball used in each test, a TRX (trade name) ball manufactured by Yokohama Rubber Co., Ltd. was used.
耐久性については、エアーキャノン試験機を用いて、ゴルフボールを５０ｍ／秒の速度で実験例の各ゴルフクラブヘッドのフェース部の中心部に衝突させて、破壊するまでの打球数を測定した。この場合、従来例（実験例１）の破壊するまでの打球数を１００として、各実施例の強度を数値で表した。 Regarding the durability, the number of hit balls until the golf ball hit the center part of the face part of each golf club head of the experimental example was measured using an air cannon tester at a speed of 50 m / sec. In this case, the strength of each example was expressed by a numerical value, where the number of hit balls until destruction in the conventional example (Experimental Example 1) was 100.
反発性については、ＵＳＧＡ（United States Golf Association：全米ゴルフ協会）で規定されている「Procedure for Measuring the Velocity Ratio of a Club Head for Conformance to Rule 4-1e,Appendix II Revision 2 February 8,1999」に基づいて測定された実施例の反発係数を用いて評価した。この場合、従来例の反発係数を１００として、各実施例の反発を数値で表した。
下記表２における合計点は耐久性と反発性とを足した値であり、従来例（実験例１）の２００が基準値となり、耐久性および反発性が優れている程、数値が大きくなる。
For rebound, see "Procedure for Measuring the Velocity Ratio of a Club Head for Conformance to Rule 4-1e, Appendix II Revision 2 February 8, 1999" as defined by the USGA (United States Golf Association). Evaluation was made using the coefficient of restitution of the examples measured on the basis. In this case, the restitution coefficient of the conventional example was set to 100, and the restitution of each example was represented by a numerical value.
The total score in the following Table 2 is a value obtained by adding the durability and the resilience, and 200 in the conventional example (Experimental Example 1) is the reference value, and the greater the durability and the resilience, the larger the numerical value.
上記表２に示す実験例２〜１１から分かるように、実験例２〜１１は、いずれも従来例（実験例１）と比較して合計点が大きいことが分かる。特に実験例２〜５の合計値が大きく、更に実験例３および４の合計値が最大であることが分かる。 As can be seen from Experimental Examples 2 to 11 shown in Table 2 above, it can be seen that Experimental Examples 2 to 11 have a larger total score than the conventional example (Experimental Example 1). In particular, it can be seen that the total value of Experimental Examples 2 to 5 is large, and the total value of Experimental Examples 3 and 4 is the maximum.
したがって、ｔ１の肉厚が０．５〜２．０ｍｍであり、かつｔ２の肉厚が０．５〜１．５ｍｍものが好ましく、さらに、好ましくは、ｔ１の肉厚が０．８〜１．８ｍｍであり、かつｔ２の肉厚が０．８〜１．２ｍｍであるものがよいと言える。 Therefore, the thickness of t1 is preferably 0.5 to 2.0 mm, and the thickness of t2 is preferably 0.5 to 1.5 mm, and more preferably, the thickness of t1 is 0.8 to 1. mm. It can be said that the thickness is 8 mm and the thickness of t2 is 0.8 to 1.2 mm.
また、表２に示す実験例１２〜２０を、ｔ１の肉厚およびｔ２の肉厚が同一の実験例３と比較すると、複合部Ｇの値が８ｍｍ以下であり、かつ複合部Ｈの値が５ｍｍ以下である実験例１４より、複合部Ｇの値が８ｍｍ以上である実験例１３および１６の方が合計点が大きく、複合部Ｇの値が８ｍｍ以下であり、かつ複合部Ｈの値が５ｍｍ以下である実験例１４より、複合部Ｈの値が５ｍｍ以上である実験例１２および１５の方が合計点が大きく、複合部Ｇの値が２０ｍｍ以上である実験例２０より、複合部Ｇの値が２０ｍｍ以下である実験例３の方が合計点が大きく、複合部Ｈの値が２０ｍｍ以上である実験例１６より、複合部Ｈの値が２０ｍｍ以下である実験例３の方が合計点が大きい。 Further, when the experimental examples 12 to 20 shown in Table 2 are compared with the experimental example 3 in which the thickness of t1 and the thickness of t2 are the same, the value of the composite part G is 8 mm or less and the value of the composite part H is Compared to Experimental Example 14 in which the value is 5 mm or less, Experimental Examples 13 and 16 in which the value of the composite part G is 8 mm or more has a larger total score, the value of the composite part G is 8 mm or less, and the value of the composite part H is Compared to Experimental Example 14 in which the value of the composite part H is 5 mm or less, Experimental Examples 12 and 15 in which the value of the composite part H is 5 mm or more has a larger total point, and in the Experimental Example 20 in which the value of the composite part G is 20 mm or more The total value is larger in Experimental Example 3 in which the value of the composite part H is 20 mm or less, and in Experimental Example 3 in which the value of the composite part H is 20 mm or less than in Experimental Example 16 in which the value of the composite part H is 20 mm or more. The point is big.
フェース側複合部長さＧは８ｍｍ〜３０ｍｍのものが好ましく、１２ｍｍ〜２０ｍｍのものがより好ましい。バック側複合部長さＨは、５ｍｍ〜４０ｍｍのものが好ましく、５ｍｍ〜３０ｍｍのものがより好ましく、さらに５ｍｍ〜２０ｍｍのものが好ましい。 The face-side composite part length G is preferably 8 mm to 30 mm, and more preferably 12 mm to 20 mm. The back side composite part length H is preferably 5 mm to 40 mm, more preferably 5 mm to 30 mm, and even more preferably 5 mm to 20 mm.
［第４実施形態］
図１０（ａ）は、本発明の中空ゴルフクラブヘッド（以降、単にゴルフクラブヘッド２１０という）のヒール側から見た側面図であり、図１０（ｂ）は、図１０（ａ）に示すゴルフクラブヘッドのクラウン側から見た上面図であり、図１０（ｃ）は、図１０（ａ）に示すゴルフクラブヘッドのフェース側から見た正面図である。
[Fourth Embodiment]
FIG. 10A is a side view of the hollow golf club head of the present invention (hereinafter simply referred to as a golf club head 210) as viewed from the heel side, and FIG. 10B is the golf shown in FIG. FIG. 10C is a top view seen from the crown side of the club head, and FIG. 10C is a front view seen from the face side of the golf club head shown in FIG.
ゴルフクラブヘッド２１０は、ゴルフボールを打撃する金属材料からなる打撃面を有するフェース部２１２と、ゴルフクラブヘッド２１０の上面を形成するクラウン部２１４と、ゴルフクラブシャフトが挿入されるシャフト挿入孔２１５を有するネック部２１６と、クラウン部２１４の縁に沿って接続したサイド部であって、ネック部２１６側に位置するヒール部２１８と、フェース部２１２を挟んでネック部２１６の反対側に位置するトウ部２２０と、ヒール部２１８およびトウ部２２０の縁に沿って接続され、クラウン部２１４と対向するように配置されたゴルフクラブヘッド２１０の底面を成すソール部２２２とを有して構成される。
The
ヒール部２１８、トウ部２２０、ソール部２２２およびクラウン部２１４、は、フェース部２１２と隣接している。
ここで、ヒール部２１８とトウ部２２０は、少なくとも１つのサイド部材によってサイド部が形成されている。フェース部２１２、ヒール部２１８およびトウ部２２０は、チタン合金からなるが、チタン合金、マグネシウム合金、ステンレス合金およびアルミニウム合金の中から選択された合金から構成されてもよい。
The
Here, the
クラウン部２１４およびソール部２２２の一部分は、チタン合金からなるが、チタン合金、マグネシウム合金、ステンレス合金およびアルミニウム合金の中から選択された合金材料や繊維強化プラスチック（ＦＲＰ）から構成されてもよい。
A part of the
本実施形態では、２つ以上の部分としてクラウン部、ソール部、およびサイド部（ヒール部２１８およびトウ部２２０）を選択する。図１０に示すように、クラウン部はフェース側クラウン部とバック側クラウン部に分割され、フェース側クラウン部の一端はフェース部２１２に隣接し、フェース部２１２と隣接する一端から３０ｍｍの範囲内に他端２３０がある。ソール部もクラウン部と同様にフェース側とバック側に分割され、一端はフェース面に隣接し、フェース面と隣接する一端から３０ｍｍの範囲内に他端２３３がある。ヒール部２１８およびトウ部２２０からなるサイド部も同様にフェース側とバック側に分割され、一端はフェース部２１２に隣接し、フェース部２１２と隣接する一端から３０ｍｍの範囲内に他端２３６、２３７がある。
In this embodiment, a crown part, a sole part, and a side part (heel
図１１（ａ）は、図１０（ｂ）に示すＥ−Ｅ線に沿って切断されたゴルフクラブヘッドのＥ−Ｅ矢視断面図である。
フェース側クラウン部とバック側クラウン部とは互いに重なって接合され、フェース側ソール部とバック側ソール部とは互いに重なって接合される。さらに、フェース側ヒール部とバック側ヒール部とは互いに重なって接合され、同様に、フェース側トウ部とバック側トウ部とは互いに重なって接合される。
図１１（ａ）に示す接合部分の長さＧ２は、８ｍｍ〜３０ｍｍのものが好ましく、１２ｍｍ〜２０ｍｍのものがより好ましい。
FIG. 11A is a cross-sectional view of the golf club head taken along the line E-E shown in FIG.
The face-side crown portion and the back-side crown portion are joined to overlap each other, and the face-side sole portion and the back-side sole portion are joined to each other. Further, the face-side heel portion and the back-side heel portion are joined to overlap each other, and similarly, the face-side toe portion and the back-side toe portion are joined to each other.
The length G2 of the joined portion shown in FIG. 11 (a) is preferably 8 mm to 30 mm, and more preferably 12 mm to 20 mm.
本実施形態では、フェース側クラウン部は、フェース部と同じチタン合金で構成されるが、チタン合金、マグネシウム合金、ステンレス合金およびアルミニウム合金の中から選択された合金材料で構成されてもよい。また、バック側クラウン部は炭素繊維強化プラスチックで構成されるが、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維等の強化繊維を、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂等のマトリクス樹脂に含浸させて形成された繊維強化プラスチック材料により構成されてもよい。なお、ソール部およびサイド部（トウ部、ヒール部）についても同様である。 In the present embodiment, the face-side crown portion is made of the same titanium alloy as the face portion, but may be made of an alloy material selected from a titanium alloy, a magnesium alloy, a stainless alloy, and an aluminum alloy. The back crown is made of carbon fiber reinforced plastic. Carbon fiber, glass fiber, aramid fiber and other reinforcing fibers are impregnated in matrix resin such as epoxy resin, unsaturated polyester resin and vinyl ester resin. You may comprise the formed fiber reinforced plastic material. The same applies to the sole part and the side part (toe part, heel part).
フェース側クラウン部とバック側クラウン部、フェース側ソール部とバック側ソール部、フェース側サイド部（トウ部、ヒール部）とソール側サイド部（トウ部、ヒール部）とは、互いに接着剤や樹脂フィルムにより接合される。この接着剤の種類としては、エポキシ、ウレタン、アクリル、シアノアクリレート樹脂を例示できる。また、樹脂フィルムとしては、例えば、ポリウレタン樹脂、ナイロン樹脂、変性ナイロン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、エチルセルロース樹脂、および酢酸セルロース樹脂などの熱可塑性樹脂フィルムが例示される。
なお、この樹脂フィルムは、プリプレグのマトリクス樹脂との相溶性の高いものを使用することが好ましい。例えば、マトリクス樹脂にエポキシ系樹脂などを使用した場合には、樹脂フィルムとしては、ポリウレタン樹脂、変性ナイロン樹脂フィルムなどが好適である。この樹脂フィルムの厚さは、０．０２〜０．２ｍｍとすることが好ましい。
The face side crown part and the back side crown part, the face side sole part and the back side sole part, the face side side part (toe part, heel part) and the sole side side part (toe part, heel part) Bonded by a resin film. Examples of the adhesive include epoxy, urethane, acrylic and cyanoacrylate resins. Examples of the resin film include thermoplastic resin films such as polyurethane resin, nylon resin, modified nylon resin, polyethylene terephthalate resin, polyvinyl chloride resin, polycarbonate resin, polyvinylidene chloride resin, ethyl cellulose resin, and cellulose acetate resin. Illustrated.
In addition, it is preferable to use this resin film having high compatibility with the matrix resin of the prepreg. For example, when an epoxy resin or the like is used as the matrix resin, a polyurethane resin, a modified nylon resin film, or the like is preferable as the resin film. The thickness of this resin film is preferably 0.02 to 0.2 mm.
図１１（ｂ）は、図１０（ｂ）に示すＥ−Ｅ線に沿って切断されたゴルフクラブヘッド２１０のＥ−Ｅ矢視断面図であり、接合部の変形例を示す。図１１（ｂ）では、バック側クラウン部はフェース側クラウン部と接着する接合部の一部分が湾曲して、フェース部と接着されている。このようにバック側クラウン部の接合部はフェース側クラウン部のみならず、フェース部と接してもよい。だたし、この場合に、フェース側接合部長さＧ３は８ｍｍ〜３０ｍｍのものが好ましく、１２ｍｍ〜２０ｍｍのものがより好ましい。同様に、バック側ソール部の接合部もフェース側ソール部のみならず、フェース部と接してもよい。このとき、ソール側接合長さＧ４もフェース部に接していてもよい。さらに、同時にサイド部（トウ部、ヒール部）もフェース部に接していてもよい。
FIG. 11B is a cross-sectional view of the
本発明の中空ゴルフクラブヘッドは、クラウン部、ヒール部、ソール部およびトウ部のうち少なくとも２つの部分が、フェース部と隣接する端に沿ったこの隣接する端から３０ｍｍの範囲内の領域で２分割され、フェース部まで延在する第１部材と、繊維強化プラスチックからなる第２部材とを有してそれぞれ構成される。さらに、中空ゴルフクラブヘッドの第２部材が第１部材と重なって接合した、接合部が形成されている。このため、本発明の中空ゴルフクラブヘッドは、ゴルフボールのインパクトに対して変形し易い構造となり、フェース部を従来に比べて大きく変形させ、したがって打ち出されるゴルフボールの反発係数を高めゴルフボールの初速度を高めて飛距離を向上させることができる。 In the hollow golf club head of the present invention, at least two portions of the crown portion, the heel portion, the sole portion, and the toe portion are 2 in a region within a range of 30 mm from the adjacent end along the end adjacent to the face portion. The first member is divided and extends to the face portion, and the second member is made of fiber reinforced plastic. Further, a joined portion is formed in which the second member of the hollow golf club head is joined with the first member. For this reason, the hollow golf club head of the present invention has a structure that is easily deformed with respect to the impact of the golf ball, greatly deforms the face portion as compared with the conventional one, and thus increases the coefficient of restitution of the golf ball to be launched and improves the initial golf ball. The flying speed can be improved by increasing the speed.
以上、本発明の中空ゴルフクラブヘッドについて詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんである。 The hollow golf club head of the present invention has been described in detail above. However, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various improvements and modifications may be made without departing from the gist of the present invention. Of course.
１０，１１０，１６０，２１０ ゴルフクラブヘッド
１２，１１，１１２，２１２ フェース部
１４，１１４，２１４ クラウン部
１５，１１５，２１５ シャフト挿入孔
１６，１１６，２１６ ネック部
１８，１１８，２１８ ヒール部
２０，１２０，２２０ トウ部
２２，１２２，２２２ ソール部
１３０，１３２，１４０，１４２，１４４ 接合部
10, 110, 160, 210
Claims (6)
前記クラウン部、前記ヒール部、前記ソール部および前記トウ部のうち少なくとも２つの部分において、前記フェース部と隣接する端に沿ったこの隣接する端から３０ｍｍの範囲内の領域に、前記金属材料と異なる異種金属材料および繊維強化プラスチック材料の少なくとも一方が用いられていることを特徴とする中空ゴルフクラブヘッド。 A hollow golf club head having a face portion in which a hitting surface for hitting a golf ball is made of a metal material, and a crown portion, a heel portion, a sole portion and a toe portion adjacent to the face portion,
In at least two portions of the crown portion, the heel portion, the sole portion, and the toe portion, the metal material is disposed in a region within a range of 30 mm from the adjacent end along the end adjacent to the face portion. A hollow golf club head characterized in that at least one of different dissimilar metal materials and fiber reinforced plastic materials is used.
前記第２部材が前記第１部材と重なって接合した、接合部が形成されている請求項１に記載の中空ゴルフクラブヘッド。 At least two portions of the crown portion, the heel portion, the sole portion, and the toe portion are divided into two in a region within a range of 30 mm from the adjacent end along the end adjacent to the face portion. Each having a first member extending to a portion and a second member made of fiber reinforced plastic,
The hollow golf club head according to claim 1, wherein a joined portion is formed in which the second member is joined to the first member so as to overlap.
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005044400A JP2005137940A (en) | 2002-12-06 | 2005-02-21 | Hollow golf club head |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002355820 | 2002-12-06 | ||
| JP2005044400A JP2005137940A (en) | 2002-12-06 | 2005-02-21 | Hollow golf club head |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004558435A Division JP3819409B2 (en) | 2002-12-06 | 2003-12-08 | Hollow golf club head |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005137940A true JP2005137940A (en) | 2005-06-02 |
Family
ID=34702764
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2005044400A Withdrawn JP2005137940A (en) | 2002-12-06 | 2005-02-21 | Hollow golf club head |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005137940A (en) |
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006345911A (en) * | 2005-06-13 | 2006-12-28 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | Golf club head and golf club |
| JP2013165962A (en) * | 2012-02-15 | 2013-08-29 | Taylor Made Golf Co Inc | Golf club head having stress-reducing feature with aperture |
| JP2013544178A (en) * | 2010-11-30 | 2013-12-12 | ナイキ インターナショナル リミテッド | Golf club head or other ball striking device having a face plate with distributed impact repulsion and stiffening |
| JP2016531637A (en) * | 2013-10-01 | 2016-10-13 | カーステン マニュファクチュアリング コーポレーション | Golf club head with groove features and related methods |
| US9770632B2 (en) | 2012-05-31 | 2017-09-26 | Nike, Inc. | Golf club head or other ball striking device having impact-influencing body features |
| US10245485B2 (en) | 2010-06-01 | 2019-04-02 | Taylor Made Golf Company Inc. | Golf club head having a stress reducing feature with aperture |
| US10300350B2 (en) | 2010-06-01 | 2019-05-28 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club having sole stress reducing feature |
| US10369429B2 (en) | 2010-06-01 | 2019-08-06 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club head having a stress reducing feature and shaft connection system socket |
| US10874915B2 (en) | 2017-08-10 | 2020-12-29 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club heads |
| US10888747B2 (en) | 2008-07-15 | 2021-01-12 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Aerodynamic golf club head |
| US11045694B2 (en) | 2008-07-15 | 2021-06-29 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Aerodynamic golf club head |
| US11130026B2 (en) | 2008-07-15 | 2021-09-28 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Aerodynamic golf club head |
| EP4194061A1 (en) | 2021-12-10 | 2023-06-14 | Honma Holdings Group Limited | Golf club head |
| US11701557B2 (en) | 2017-08-10 | 2023-07-18 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club heads |
-
2005
- 2005-02-21 JP JP2005044400A patent/JP2005137940A/en not_active Withdrawn
Cited By (38)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4586640B2 (en) * | 2005-06-13 | 2010-11-24 | 横浜ゴム株式会社 | Golf club head and golf club |
| JP2006345911A (en) * | 2005-06-13 | 2006-12-28 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | Golf club head and golf club |
| US10888747B2 (en) | 2008-07-15 | 2021-01-12 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Aerodynamic golf club head |
| US11707652B2 (en) | 2008-07-15 | 2023-07-25 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Aerodynamic golf club head |
| US11633651B2 (en) | 2008-07-15 | 2023-04-25 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Aerodynamic golf club head |
| US11465019B2 (en) | 2008-07-15 | 2022-10-11 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Aerodynamic golf club head |
| US11130026B2 (en) | 2008-07-15 | 2021-09-28 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Aerodynamic golf club head |
| US11045694B2 (en) | 2008-07-15 | 2021-06-29 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Aerodynamic golf club head |
| US11364421B2 (en) | 2010-06-01 | 2022-06-21 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club head having a shaft connection system socket |
| US11045696B2 (en) | 2010-06-01 | 2021-06-29 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Iron-type golf club head |
| US11865416B2 (en) | 2010-06-01 | 2024-01-09 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club head having a shaft connection system socket |
| US11771964B2 (en) | 2010-06-01 | 2023-10-03 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Multi-material iron-type golf club head |
| US10245485B2 (en) | 2010-06-01 | 2019-04-02 | Taylor Made Golf Company Inc. | Golf club head having a stress reducing feature with aperture |
| US10300350B2 (en) | 2010-06-01 | 2019-05-28 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club having sole stress reducing feature |
| US10369429B2 (en) | 2010-06-01 | 2019-08-06 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club head having a stress reducing feature and shaft connection system socket |
| US10556160B2 (en) | 2010-06-01 | 2020-02-11 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club head having a stress reducing feature with aperture |
| US11478685B2 (en) | 2010-06-01 | 2022-10-25 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Iron-type golf club head |
| US10792542B2 (en) | 2010-06-01 | 2020-10-06 | Taylor Made Golf Company, Inc | Golf club head having a stress reducing feature and shaft connection system socket |
| US10843050B2 (en) | 2010-06-01 | 2020-11-24 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Multi-material iron-type golf club head |
| US11351425B2 (en) | 2010-06-01 | 2022-06-07 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Multi-material iron-type golf club head |
| US9908011B2 (en) | 2010-11-30 | 2018-03-06 | Nike, Inc. | Golf club heads or other ball striking devices having distributed impact response |
| US10610746B2 (en) | 2010-11-30 | 2020-04-07 | Nike, Inc. | Golf club heads or other ball striking devices having distributed impact response |
| US10071290B2 (en) | 2010-11-30 | 2018-09-11 | Nike, Inc. | Golf club heads or other ball striking devices having distributed impact response |
| US9914025B2 (en) | 2010-11-30 | 2018-03-13 | Nike, Inc. | Golf club heads or other ball striking devices having distributed impact response |
| US9908012B2 (en) | 2010-11-30 | 2018-03-06 | Nike, Inc. | Golf club heads or other ball striking devices having distributed impact response |
| JP2013544178A (en) * | 2010-11-30 | 2013-12-12 | ナイキ インターナショナル リミテッド | Golf club head or other ball striking device having a face plate with distributed impact repulsion and stiffening |
| JP2017012769A (en) * | 2010-11-30 | 2017-01-19 | ナイキ イノベイト セー． フェー． | Golf club head having face plate in which impact reaction is dispersed and reinforced or other ball striking device |
| JP2013165962A (en) * | 2012-02-15 | 2013-08-29 | Taylor Made Golf Co Inc | Golf club head having stress-reducing feature with aperture |
| US9770632B2 (en) | 2012-05-31 | 2017-09-26 | Nike, Inc. | Golf club head or other ball striking device having impact-influencing body features |
| US11083936B2 (en) | 2012-05-31 | 2021-08-10 | Nike, Inc. | Golf club head or other ball striking device having impact-influencing body features |
| US10150017B2 (en) | 2012-05-31 | 2018-12-11 | Nike, Inc. | Golf club head or other ball striking device having impact-influencing body features |
| JP2016531637A (en) * | 2013-10-01 | 2016-10-13 | カーステン マニュファクチュアリング コーポレーション | Golf club head with groove features and related methods |
| US10874915B2 (en) | 2017-08-10 | 2020-12-29 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club heads |
| US11701557B2 (en) | 2017-08-10 | 2023-07-18 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club heads |
| US10881917B2 (en) | 2017-08-10 | 2021-01-05 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club heads |
| EP4194061A1 (en) | 2021-12-10 | 2023-06-14 | Honma Holdings Group Limited | Golf club head |
| KR20230088219A (en) | 2021-12-10 | 2023-06-19 | 혼마 홀딩스 그룹 리미티드 | Golf club head |
| US11931628B2 (en) | 2021-12-10 | 2024-03-19 | Honma Holdings Group Limited | Golf club head |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3819409B2 (en) | Hollow golf club head | |
| JP2005137940A (en) | Hollow golf club head | |
| JP4410606B2 (en) | Golf club head | |
| US7402113B2 (en) | Golf club head and golf club | |
| JP4683526B2 (en) | Golf club head | |
| JP5902912B2 (en) | Golf club head and golf club | |
| WO2001083049A1 (en) | Golf club | |
| JP2009022622A (en) | Golf club shaft | |
| JP4586640B2 (en) | Golf club head and golf club | |
| JP2007136067A (en) | Golf club | |
| JP2007229391A (en) | Golf club head | |
| JP2006204893A (en) | Golf club | |
| JP2006312013A (en) | Golf club | |
| JP4672489B2 (en) | Golf club | |
| JP4634828B2 (en) | Golf club head | |
| JP4694143B2 (en) | Golf club head | |
| JP4403084B2 (en) | Golf club head | |
| JP2004180759A (en) | Golf club head and golf club | |
| JP2006102038A (en) | Golf club | |
| JP5324992B2 (en) | Golf club head | |
| JP4283836B2 (en) | Golf club shaft and golf club | |
| JP4120990B2 (en) | Design method for hollow golf club head | |
| JP2005230054A (en) | Golf club | |
| JP2007044253A (en) | Golf club head | |
| JP4528281B2 (en) | Golf club head |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070306 |