JP2005136605A - 画像撮影制御装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 緊急時において優先して撮影と緊急通報とを実行できるように制御する画像撮影制御装置を実現する。
【解決手段】 カメラ付き携帯電話機1200に、操作入力キー1210に緊急撮影ボタン1213を設ける。緊急撮影ボタン1213が押下されたならば、撮影制限装置である携帯電話機1100a,1100bから撮影拒否信号を受信している場合であっても、撮影の機能制限は行わずに撮影を実行する。そして、警察又は消防の緊急通報受信サーバ装置1300にアクセスし、撮影した画像を緊急通報情報5に含めて送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子的な画像撮影を制御する画像撮影制御装置等に関する。
小型のデジタルカメラを内蔵した「カメラ付き携帯電話機」と称される携帯電話が開発され、日本国内のみならず世界中で急速に普及している。カメラ付き携帯電話機は、電話機能(通話機能)に加えて、被写体を電子的に撮影できる撮影機能を備えており、ユーザはあたかもデジタルカメラのようにして自由に被写体を撮影し、撮影したデジタル画像を気軽に電子メールへ添付したりパソコン等に送信して利用するといったことができるようになった。
しかし、カメラ付き携帯電話機によって、デジタル写真をより気軽に撮影し利用することができるようになった反面、撮影していることが分かり難く、撮影を望まない人がいつの間にか撮影されてしまい不愉快な思いをするケースや、盗撮によって撮影禁止の被写体の画像を公開されて著作権が侵害されるケースが多くなっている。
こうした問題を未然に防ぐために、従来、カメラ付き携帯電話機等の撮影装置に撮影そのものを制限する技術が提案されている。例えば、撮影を禁止したい対象物や禁止区域に撮影禁止信号を発信する撮影禁止信号装置を設置し、撮影装置が撮影禁止信号を受信した場合に映像データの出力を停止することで撮影を制限するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−152217号公報
ところで、事故や犯罪を目撃した場合に警察や消防へ緊急通報する際に、カメラ付き携帯電話機で現場を撮影することは状況を適確に記録するばかりでなく、事故や犯罪の解決の手助けともなり極めて有効である事が知られている。しかし、前述のような従来の技術が普及した場合、カメラ付き携帯電話機が撮影禁止信号を受信している場合には、こうした利点を発揮することができなくなる。
本発明はこうした不具合を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、緊急時において優先して撮影と緊急通報とを実行できるように制御する画像撮影制御装置を実現することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明の画像撮影制御装置(例えば、図1のカメラ付き携帯電話機1200)は、無線通信手段(例えば、図1の無線通信モジュール1206、近距離無線通信モジュール1207、図2の携帯電話通信部263、近距離無線通信部264)と、ユーザによる撮影操作の入力に応じて電子的に画像を撮影する撮影手段(例えば、図1のカメラモジュール1202、図2の撮影部250、図3のステップS8)と、所定の緊急実行操作が入力された場合に、前記撮影手段に撮影を実行させ、前記無線通信手段に対して予め登録されている警察又は消防の送信先(例えば、図1の緊急通報受信サーバ装置1300)に前記撮影した画像を送信させる制御を行う緊急通信制御手段(例えば、図2のCPU210、図3のステップS20;YES→S24〜S36)と、を備えることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明のプログラムは、無線通信手段(例えば、図1の無線通信モジュール1206、近距離無線通信モジュール1207、図2の携帯電話通信部263、近距離無線通信部264)と、ユーザによる撮影操作の入力に応じて電子的に画像を撮影する撮影手段(例えば、図1のカメラモジュール1202、図2の撮影部250、図3のステップS8)と、を備えたコンピュータ(例えば、図1のカメラ付き携帯電話機1200、制御ユニット1220)に、所定の緊急実行操作が入力された場合に、前記撮影手段に撮影を実行させ、前記無線通信手段に対して予め登録されている警察又は消防の送信先に前記撮影した画像を送信させる制御を行う緊急通信制御機能(例えば、図2のCPU210、図3のステップS20;YES→S24〜S36)と、を実現させることを特徴とする。
請求項1又は4に記載の発明によれば、所定の緊急実行操作が入力された場合、自動的に撮影を実行し、撮影した画像を警察又は消防の送信先に送信することができる。したがって、撮影禁止が課せられているか否かにかかわらず、緊急通報と共に現場の様子を撮影した画像を送信することができる。
より好適には、請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の画像撮影制御装置であって、緊急ボタン(例えば、図1の緊急撮影ボタン1213)を備え、前記所定の緊急実行操作を前記緊急ボタンの押下操作としても良い。この場合、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、ボタンを押下する一動作で操作が済むので、気が動転し易い状況でも確実に操作できる。
或いは、請求項3に記載の発明のように、請求項1に記載の撮影装置であって、前記所定の緊急実行操作を、警察又は消防の緊急通報先電話番号の入力操作としても良い。この場合、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、一般的に緊急時には「110」又は「119」をダイヤルするといった基本行動が擦り込まれているので、気が動転し易い状況でも操作に悩むことなく確実に操作できる。
請求項5に記載の発明の画像撮影制御装置(例えば、図1のカメラ付き携帯電話機1200)は、無線通信手段(例えば、図1の無線通信モジュール1206、近距離無線通信モジュール1207、図2の携帯電話通信部263、近距離無線通信部264)と、ユーザによる撮影操作の入力に応じて電子的に画像を撮影する撮影手段(例えば、図1のカメラモジュール1202、図2の撮影部250、図3のステップS8)と、通常撮影操作が行われた際は、外部から撮影拒否を受けているか否かを判断し、撮影拒否を受けていると判断した場合には前記撮影手段による撮影を制限させ、緊急撮影操作が行われた際は、外部から撮影拒否を受けているか否かにかかわらず、前記撮影手段に撮影を実行させ、前記無線通信手段に対して予め登録されている送信先(例えば、図1の緊急通報受信サーバ装置1300)に前記撮影した画像を送信させる制御を行う制御手段(例えば、図2のCPU210、図3のステップS2〜S36)と、を備えることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明のプログラムは、無線通信手段(例えば、図1の無線通信モジュール1206、近距離無線通信モジュール1207、図2の携帯電話通信部263、近距離無線通信部264)と、ユーザによる撮影操作の入力に応じて電子的に画像を撮影する撮影手段(例えば、図1のカメラモジュール1202、図2の撮影部250、図3のステップS8)とを備えたコンピュータに、通常撮影操作が行われた際は、外部から撮影拒否を受けているか否かを判断し、撮影拒否を受けていると判断した場合には前記撮影手段に撮影を制限させ、緊急撮影操作が行われた際は、外部から撮影拒否を受けているか否かにかかわらず、前記撮影手段に撮影を実行させ、前記無線通信手段に対して予め登録されている送信先に前記撮影した画像を送信させる制御を行う制御機能(例えば、図2のCPU210、図3のステップS2〜S36)を実現させることを特徴とする。
請求項5又は6に記載の発明によれば、通常の撮影操作が行われたが、外部から撮影拒否を受けている場合には、撮影機能を制限することができる。しかし、その一方で、緊急撮影操作が行われた場合には、外部からの撮影拒否の有無に係らず撮影を実行して、予め登録されている通信先に、撮影した画像を送信することができる。したがって、撮影禁止が課せられているか否かにかかわらず、緊急通報と共に現場の様子を撮影した画像を送信することができる。
本発明によれば、所定の緊急実行操作が入力された場合、自動的に撮影を実行し、撮影した画像を警察又は消防の送信先に送信することができる。したがって、撮影禁止が課せられているか否かにかかわらず、緊急通報と共に現場の様子を撮影した画像を送信することができる。
更に、緊急実行操作を緊急ボタンの押下、または警察又は消防の緊急通報先電話番号の入力とすることによって、気が動転し易い状況でも操作に悩むことなく確実に操作できるようにできる。
本発明を実施するための最良の形態として、撮影装置の一つである「カメラ付き携帯電話機」で交通事故の緊急通報をする場合を例に挙げて説明する。尚、本発明はカメラ付き携帯電話機に限らず、通信機能を有するデジタルカメラ、デジタル撮影機能を有するPHS(Personal Handyphone System)端末やパソコンやPDA(Personal Digital Assistant)及び携帯用ゲーム機、といったその他の電子装置にも同様に適用可能である。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態におけるシステム構成の一例を示す図である。同図に示すように、カメラ付き携帯電話機1200のユーザは、子供4と自動車6との交通事故の現場に居合わせ、カメラ付き携帯電話機1200で事故の現場を撮影して警察又は消防に緊急通報する。
子供4と自動車6の運転手8は、携帯電話機1100a及び1100bをそれぞれ所持している。携帯電話機1100a,1100bは、基本的に従来の携帯電話機と同様のものであるが、特には近距離無線通信モジュール1107を備え、無線通信範囲に入ったカメラ付き携帯電話機1200とアドホックな通信ネットワークを形成する。そして、設定にしたがって撮影拒否信号をカメラ付き携帯電話機1200に送信して、カメラ付き携帯電話機1200に撮影に係る機能を制限させることができる。尚、携帯電話機1100は、PHS端末やPDA、パソコン、携帯用ゲーム装置、腕時計、関数電卓、電子辞書、ETC端末と言った電子機器であっても良い。
カメラ付き携帯電話機1200は、光学レンズやCCD(Charge Coupled Diode)素子などを備えたカメラモジュール1202と、撮影された画像のプレビューや各種操作画面等を表示するディスプレイ1204と、携帯電話網の基地局と無線通信する無線通信モジュール1206と、比較的近距離の機器とアドホックな通信ネットワークを形成するための近距離無線通信モジュール1207と、位置情報を検出するための基準電波を受信し位置情報を取得する測位モジュール1209とを備える。
また、ダイヤルや撮影操作を入力する操作入力キー1210と、着脱自在なメモリカード1212へのデータの読み書きが可能なスロット1214と、スピーカ1218と、マイク1216と、CPU(Central Processing Unit)及び各種ICメモリ等を搭載し演算処理によって装置を統合的に制御する制御ユニット1220と、電源部(図示略)とを備える。
操作入力キー1210には、通常の撮影操作を入力する通常撮影ボタン1211と、緊急撮影ボタン1213とが設けられている。
通常撮影ボタン1211が操作入力された場合、制御ユニット1220は、近距離無線通信モジュール1207で携帯電話機1100a又は1100bから撮影拒否信号を受信したか否かを判定し、受信した場合にはカメラモジュール1202による撮影を禁止するように制御する。撮影拒否信号を受信しなかった場合には、カメラモジュール1202に搭載されたCCD素子で取得された輝度情報に基づいて画像データを作成し、この画像データをメモリカード1212に記憶させ保存することによって画像を撮影する。
一方、緊急撮影ボタン1213の押下を含む所定の緊急操作が入力された場合、制御ユニット1220は、携帯電話機1100a及び1100bから撮影拒否信号を受信している場合であってもこれを無効とし、カメラモジュール1202による撮影を実行可能とする。そして、無線通信モジュール1206で通信回線2を介して、予め設定されている警察や消防の緊急通報受信サーバ装置1300にアクセスし、自動的に緊急通報情報5を送信して緊急通報する。
緊急通報情報5には、例えば予め登録しておいた通報者の氏名や連絡先などの通報者情報244と、測位モジュール1209で取得した位置情報223と、カメラモジュール1202で撮影した撮影画像データ273とが含まれる。制御ユニット1220の内部時計機能による日時情報を含むとしても良い。
[機能ブロックの説明]
図2は、本実施形態におけるカメラ付き携帯電話機1200の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。同図に示すように、カメラ付き携帯電話機1200は、CPU210と、送話部212と、受話部214と、操作入力部216と、表示部218と、RAM(Random Access Memory)220と、ROM(Read Only Memory)230と、内蔵フラッシュメモリ240と、撮影部250と、位置情報取得部254と、通信回線2を介して外部装置262とデータ通信可能とする通信部260と、記憶媒体272へのデータの読み書きを行う記憶媒体読取部270とを備える。そして、これらはデータバス280によって接続されている。
CPU210は、ROM230や記憶媒体272に記憶されている各種のプログラムやデータを読み出し、RAM220を一時的な記憶領域にしながら演算処理することによって、上記各機能ブロックを制御してカメラ付き携帯電話機1200を統合的に制御する。
RAM220は、書き換え可能な半導体素子で構成されており、CPU210が実行する各種プログラムやこれらプログラムにより処理されたデータなどを一時的に記憶する。具体的には、RAM220は、撮影部250で撮影された画像データを一時的に記憶する撮影画像データ記憶領域221Rと、位置情報223を記憶する位置情報記憶領域223Rとを有する。
ROM230は、CPU210に携帯電話機としての基本的な諸機能を実現させるためのシステムプログラム231と、CPU210に撮影に関する種々の機能制限を実現させるための撮影プログラム232とを記憶している。
内蔵フラッシュメモリ240は、何度でも電気的に記憶の消去・書き込みができるROMの一種であって、例えばNOR型フラッシュメモリによって実現される。本実施形態では、緊急通報先情報242と、通報者情報244とを記憶している。
緊急通報先情報242は、メーカ等によって予め設定される情報であって、警察又は消防の緊急通報受信サーバ装置1300に通信回線2を介してアクセスするためのアドレスやネゴシエーションに必要な情報を格納している。
通報者情報244は、ユーザが所定の設定手続きによって予め設定する情報であって、例えば、ユーザの氏名や、電話番号や住所と言った連絡先情報を格納している。
送話部212と受話部214は、電話機としての送話音声を音声入力する手段と受話部受話音声を音声出力する手段である。それぞれ、図1のマイク1216、スピーカ1218がこれに該当する。
操作入力部216は、ユーザによる各種の入力を受け付け、操作入力信号をCPU210に出力する。具体的には、ボタンスイッチ、レバー、ジョグダイヤル、タッチパネルによって実現することができる。操作入力部216は、撮影拒否信号の受信/未受信に係らず撮影の実行と緊急通報の実行をさせる操作を入力するための緊急撮影操作部217を有する。図1では、操作入力部216は操作入力キー1210に該当し、緊急撮影操作部217は緊急撮影ボタン1213に該当する。
表示部218は、撮影部250で撮影されるファインダー画像や、撮影された画像のプレビュー、各種操作画面、テキスト、図形などを表示出力する。具体的には、LCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electronic Luminescent Display)といった表示素子やこれらのドライバ回路、表示用のバッファメモリによって実現される。図1では、ディスプレイ1204がこれに該当する。
撮影部250は、ガラスやプラスチックなどからなる光学レンズと、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子、及びタイミングジェネレータなどから構成されており、光学レンズを介して入力される被写体の像を撮像素子で電気信号に変換し、画像データを生成する。図1ではカメラモジュール1202がこれに該当する。
位置情報取得部254は、位置情報(例えば、緯度や経度、高度)を検出するための電波を受信して、現在の位置情報を算出してCPU210に出力する。例えば、GPS(Global Positioning System)衛星からの電波を受信するアンテナ又は予め位置情報が分かっている基地局からの電波を受信するアンテナ、及びアンテナで受信した電波に基づいて位置情報を算出する演算ユニット等によって実現される。図1では、測位モジュール1209がこれに該当する。
通信部260は、携帯電話のサービス事業者が設置した無線基地局との間で無線通信をおこなうアンテナ及びRF変換器等によって実現される携帯電話通信部263と、IEEE802.11によるワイヤレスLAN規格やBluetooth(登録商標)によって実現される近距離無線通信部264とを含む。図1では、前者が無線通信モジュール1206、後者が近距離無線通信モジュール1207に該当する。
記憶媒体272は、撮影された画像のデータや各種のプログラムやデータを記憶する。具体的には、フラッシュメモリなど着脱自在型な情報記憶媒体によって実現される。図1では、メモリカード1212がこれに該当する。記憶媒体272には、撮影部250で撮影された撮影画像データ273が記憶される。
記憶媒体読取部270は、記憶媒体272へのデータの書き込みやデータの読み出しをする。具体的には、記憶媒体272のメディアの種類に応じた読み書き装置及びそのドライバ回路等によって実現される。図1では、スロット1214がこれに該当する。
[処理の流れの説明]
図3は、本実施形態におけるカメラ付き携帯電話機1200の撮影処理の流れを説明するためのフローチャートである。ここで説明される処理は、CPU210が撮影プログラム232を読み出して実行することによって実現される。
同図に示すように、CPU210は、通常撮影ボタン1211が押下された場合(ステップS2;通常)、近距離無線通信部264で撮影拒否信号を受信したか否かを判定する(ステップS4)。
近距離無線通信部264で撮影拒否信号を受信した場合(ステップS4;YES)、CPU210は、撮影機能を制限するように制御する(ステップS6)。すなわち、通常撮影ボタン1211が押下されても撮影はされない。撮影拒否信号を受信していなければ(ステップS4;NO)、撮影機能に制限はされない。すなわち、通常撮影ボタン1211が押下された瞬間に撮影を実行し(ステップS8)、撮影した画像を記憶媒体272に保存する(ステップS10)。
一方、緊急撮影ボタン1213が押下された場合と(ステップS20;YES)、操作入力部216から緊急通報電話番号「110」又は「119」が入力されて所定時間内に通常撮影ボタン1211が押下された場合には(ステップS22;YES)、CPU210は、近距離無線通信部264で撮影拒否信号を受信したか否かは判定せず、また撮影機能の制限は行わずに、撮影を実行する(ステップS24)。ここで撮影された画像は一旦、RAM220の撮影画像データ記憶領域221Rに格納される。
次に、記憶媒体272に撮影画像データ記憶領域221Rに格納された撮影画像データを保存できるだけの十分な空領域が有るか否かを判定する(ステップS26)。空領域が不足する場合には(ステップS26;NO)、記憶媒体272に既に保存されている画像データの内、適当数をランダムに選択して消去し、空領域を確保する(ステップS28)。そして、撮影画像データ記憶領域221Rに格納していたデータを撮影画像データ273として保存する(ステップS30)。
次いで、CPU210は位置情報取得部254から現在の位置情報を取得し、これをRAM220の位置情報記憶領域223Rに格納する(ステップS32)。
次に、CPU210は、通信部260で警察又は消防の緊急通報受信サーバ装置1300にアクセスする(ステップS34)。具体的には、例えば公知のインターネット接続サービスを利用して、緊急通報先情報242の設定に基づいてアクセスする。そして、CPU210は、緊急通報受信サーバ装置1300に、撮影画像データ273を含む緊急通報情報5を送信して(ステップS36)、撮影処理を終了する。
以上の処理によって、撮影拒否信号を受信し、通常であれば撮影が制限される状況であっても、撮影を実行し、撮影した画像を所定の緊急通報先に送信できる。しかも、その操作は緊急撮影ボタン1213を押下するだけといった簡単な操作であるので、気が動転し易い場合でも確実に操作できる。
また、一般的に事件や事故が有った場合には先ず「110」か「119」をダイヤルして通報するといった習慣があるが、本実施形態によれば「緊急通報先に撮影した画像を送って通報する」イメージを「緊急通報電話番号の入力」+「通常撮影ボタンの操作」といった直感的な操作組み合わせによって撮影と通報とを実行できるので、気が動転し易い場合でも更に確実に操作できる。
尚、緊急通報情報5には撮影画像データ273のみではなく、マイク1216で集音された音データを含める構成としても良いのは勿論である。その場合、例えば、緊急撮影ボタン1213が押下されて所定時間の間、マイク1216で集音された音をサンプリングして一時的にRAM220に記憶させ、緊急通報情報5に含めて緊急通報受信サーバ装置1300に送信する。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は基本的に第1実施形態と同様の構成要素によって実現されるが、操作入力キー1210から緊急通報電話番号「110」又は「119」を入力することによって、撮影拒否信号の受信/未受信にかかわらず緊急撮影と緊急通報を実施する点において異なる。尚、第1実施形態と同様の構成要素については、同じ符号を付け説明を省略するものとする。
図4は、本実施形態におけるカメラ付き携帯電話機1200の機能構成の一例を示すブロック図である。同図に示すように、基本的に第1実施形態と同様にして実現される。特には、ROM230では第1実施形態における撮影プログラム232に相当する自動撮影プログラム234が記憶されている。
図5は、本実施形態におけるカメラ付き携帯電話機1200の撮影処理の流れについて説明するためのフローチャートである。ここで説明される処理は、CPU210が自動撮影プログラム234を読み出して実行することによって実現される。
同図に示すように、CPU210は、操作入力部216から緊急通報電話番号「110」又は「119」が入力されたのを検知したならば(ステップS50)、所定時間経過するのをカウントし、カウントダウンを表示部218に表示して報知する(ステップS52)。そして、カウント終了までに操作入力キー1210のいわゆる「通話ボタン」が押下されていない場合(ステップS54;NO→S56;YES)、緊急通報用の自動撮影を実行するものと判断し、撮影操作の検知無しに自動的に撮影を実行する(ステップS58)。そして、第1実施形態と同様にして、記憶媒体272に空領域を確保して、撮影した画像を保存し(ステップS26〜S30)、位置情報を取得した後に警察又は消防の緊急通報受信サーバ装置1300にアクセスして緊急通報情報5を送信する(ステップS32〜S36)。
一方、カウントが終了する前に「通話ボタン」が押下された場合(ステップS54;YES)、従来の電話による緊急通報が選択されたものと判断して、携帯電話通信部263で警察又は消防の緊急通報先に電話を繋ぐ(ステップS60)。
したがって、本実施形態によれば、操作入力キー1210で緊急通報電話番号を入力すれば、撮影拒否信号の受信如何に係らず撮影を実行して緊急通報先に送信することができる。また、従来通りのオペレータと対話する形式の緊急通報(110番通報など)を望む場合には、緊急通報電話番号を入力した後に従来と同様に所定の通話ボタンを押下すれば良い。このように、緊急通報電話番号の入力を契機とすることによって、直感的な操作で緊急時の撮影と通報とを可能とし、気が動転し易い場合でも確実に操作できるようにできる。
〔変形例の説明〕
以上、本発明の第1及び第2実施形態について説明したが、本発明がこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱せず同様の作用・効果が得られる限りにおいて、適宜構成要素の追加・削除・変更を行っても構わない。
例えば、カメラ付き携帯電話機1200を人間が所持しているものとして説明したが、交差点、金融機関の出入口など事故や事件の発生し易い場所に固定的に設置する装置としても良い。その場合、カメラモジュール1202のレンズは交差点や強盗の予想逃走経路を向いているのが望ましい。
また、カメラ付き携帯電話機1200及び携帯電話機1100が、それぞれの位置情報を取得する方法を、それぞれが具備するGPS等を用いる構成としたがこれに限らない。例えば、カメラ付き携帯電話機1200及び携帯電話機1100へ携帯電話サービスを提供する事業者等が提供する位置情報サービスを利用する構成としても良い。
第1実施形態におけるシステム構成の一例を示す図。 第1実施形態におけるカメラ付き携帯電話機の機能構成の一例を示す機能ブロック図。 第1実施形態におけるカメラ付き携帯電話機の撮影処理の流れを説明するためのフローチャート。 第2実施形態におけるカメラ付き携帯電話機の機能構成の一例を示すブロック図。 第2実施形態におけるカメラ付き携帯電話機の撮影処理の流れについて説明するためのフローチャート。
符号の説明
5 緊急通報情報
210 CPU
216 操作入力部
217 緊急撮影操作部
220 RAM
221R 撮影画像データ記憶領域
223R 位置情報記憶領域
230 ROM
232 撮影プログラム
234 自動撮影プログラム
240 内蔵フラッシュメモリ
242 緊急通報先情報
244 通報者情報
250 撮影部
254 位置情報取得部
260 通信部
263 携帯電話通信部
264 近距離無線通信部
272 記憶媒体
273 撮影画像データ
1100a,1100b 携帯電話機
1200 カメラ付き携帯電話機
1202 カメラモジュール
1207 近距離無線通信モジュール
1209 測位モジュール
1210 操作入力キー
1211 通常撮影ボタン
1213 緊急撮影ボタン
1300 緊急通報受信サーバ装置

Claims (6)

  1. 無線通信手段と、
    ユーザによる撮影操作の入力に応じて電子的に画像を撮影する撮影手段と、
    所定の緊急実行操作が入力された場合に、前記撮影手段に撮影を実行させ、前記無線通信手段に対して予め登録されている警察又は消防の送信先に前記撮影した画像を送信させる制御を行う緊急通信制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像撮影制御装置。
  2. 緊急ボタンを備え、
    前記所定の緊急実行操作は、前記緊急ボタンの押下操作である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像撮影制御装置。
  3. 前記所定の緊急実行操作は、警察又は消防の緊急通報先電話番号の入力操作である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像撮影制御装置。
  4. 無線通信手段と、ユーザによる撮影操作の入力に応じて電子的に画像を撮影する撮影手段と、を備えたコンピュータに、
    所定の緊急実行操作が入力された場合に、前記撮影手段に撮影を実行させ、前記無線通信手段に対して予め登録されている警察又は消防の送信先に前記撮影した画像を送信させる制御を行う緊急通信制御機能、
    を実現させるためのプログラム。
  5. 無線通信手段と、
    ユーザによる撮影操作の入力に応じて電子的に画像を撮影する撮影手段と、
    通常撮影操作が行われた際は、外部から撮影拒否を受けているか否かを判断し、撮影拒否を受けていると判断した場合には前記撮影手段による撮影を制限させ、緊急撮影操作が行われた際は、外部から撮影拒否を受けているか否かにかかわらず、前記撮影手段に撮影を実行させ、前記無線通信手段に対して予め登録されている送信先に前記撮影した画像を送信させる制御を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像撮影制御装置。
  6. 無線通信手段と、ユーザによる撮影操作の入力に応じて電子的に画像を撮影する撮影手段と、を備えたコンピュータに、
    通常撮影操作が行われた際は、外部から撮影拒否を受けているか否かを判断し、撮影拒否を受けていると判断した場合には前記撮影手段に撮影を制限させ、緊急撮影操作が行われた際は、外部から撮影拒否を受けているか否かにかかわらず、前記撮影手段に撮影を実行させ、前記無線通信手段に対して予め登録されている送信先に前記撮影した画像を送信させる制御を行う制御機能、
    を実現させるためのプログラム。
JP2003369079A 2003-10-29 2003-10-29 画像撮影制御装置およびプログラム Abandoned JP2005136605A (ja)

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