JP2005123981A - 画像信号受信装置およびその画像符号化信号合成方法 - Google Patents
画像信号受信装置およびその画像符号化信号合成方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 画像符号化信号にI PictureおよびP Pictureが混在していても、I PictureをP Pictureに変換してP Pictureで統一し、画像符号化信号を合成することができる利便性の高い画像信号受信装置を提供する。
【解決手段】 通信網NTから伝送されてくる画像信号送信装置T1〜Tnからのマルチメディア多重化信号(画像符号化信号および音声符号化信号)を受信し、複数のフレーム間予測モードおよびフレーム内予測モードの画像符号化信号をフレーム間予測モードに統一した画像符号化信号のままで合成し、単一の画像信号に復元する復号化装置3と、復元した複数の画像信号を一画面に表示する画像モニタ4と、復元した音声信号を音声で出力するスピーカ5とから構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 通信網NTから伝送されてくる画像信号送信装置T1〜Tnからのマルチメディア多重化信号(画像符号化信号および音声符号化信号)を受信し、複数のフレーム間予測モードおよびフレーム内予測モードの画像符号化信号をフレーム間予測モードに統一した画像符号化信号のままで合成し、単一の画像信号に復元する復号化装置3と、復元した複数の画像信号を一画面に表示する画像モニタ4と、復元した音声信号を音声で出力するスピーカ5とから構成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は通信網を介して送信されてくる複数の画像符号化信号を受信し、画像符号化信号のままで合成した後に、単一の画像信号に復元する画像信号受信装置に係り、特に送信されてくるフレーム間予測モードとフレーム内予測モードの混在した複数の画像符号化信号をフレーム間予測モードで統一して変換し、合成する画像信号受信装置に関する。
従来の画像信号受信装置において、複数の画像信号送信装置から通信網を介して送信されてくる画像符号化信号(音声符号化信号も含む)を受信し、複数の画像符号化信号を符号化信号の状態のままで合成し、合成した画像符号化信号を復号化して複数の画像信号を表示するように構成されたものが知られている。
このように構成された従来の画像信号受信装置は、複数の画像信号送信装置で画像信号に圧縮を施した低解像度で符号化された複数の画像符号化信号を受信し、受信した複数の画像符号化信号を解析して水平や垂直を表わすアドレスを補正した後に、符号化信号のまま合成して単一の画像符号化信号とし、単一の画像符号化信号を復号化して合成した画面信号に復元して画像モニタに表示させる。
従来の画像信号受信装置は、H.261で規定された動き補償フレーム間予測と称される符号化方式が採用されている場合であり、H.261の符号化方式では、符号化効率は高いが伝送誤りが一度発生すると、原理的に無限にその影響が伝播する動き補償フレーム間予測と、伝送効率は低いが伝送誤りの影響をなくするフレーム内予測が一つの画面に混在しており、どの画面も同一の構成となっている。
このため、従来の画像信号受信装置は、複数の画像信号送信装置から伝送されてくる画像符号化信号を符号化信号のままで容易に合成可能となっている。
特開平5−22321号公報
近年、放送や通信で広く用いられているMPEG−2(Moving Picture Experts Group-2)等では、フレーム内予測モード(以降、I Pictureと呼称)と動き補償フレーム間予測を含むフレーム間予測モード(以降、P Pictureと呼称)の2通りの画面があり、これらの画像符号化信号は互いに体系が異なっており、1画面の中でI PictureとP Pictureが混在することは許されない。
このため、従来の画像信号受信装置は、I PictureとP Pictureの混在する複数の画像符号化信号を符号化信号のまま直接合成することができない基本的な課題がある。
この発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は画像符号化信号にI PictureおよびP Pictureが混在していても、I PictureをP Pictureに変換してP Pictureで統一し、画像符号化信号を合成することができる利便性の高い画像信号受信装置を提供することにある。
前記課題を解決するためこの発明に係る画像信号受信装置は、複数の符号化装置から伝送される複数の画像符号化信号を受信してフレーム間予測モードに統一した画像符号化信号のままで合成し、単一の画像信号に復元する復号化装置を備えたことを特徴とする。
この発明に係る画像信号受信装置は、複数の符号化装置から伝送される複数の画像符号化信号を受信してフレーム間予測モードに統一した画像符号化信号のままで合成し、単一の画像信号に復元する復号化装置を備えたので、MPEG−2の画像符号化信号であってもフレーム内予測モード(I Picture)とフレーム間予測モード(P Picture)の画像符号化信号を合成することができる。
また、この発明に係る復号化装置は、受信した画像符号化信号がフレーム間予測符号化モードの場合には、そのまま画像符号化信号を記憶し、一方、受信した画像符号化信号がフレーム内予測符号化モードの場合には、フレーム間予測符号化モードのフレーム内予測符号化信号に変換する信号変換手段を備えたことを特徴とする。
この発明に係る復号化装置は、受信した画像符号化信号がフレーム間予測符号化モードの場合には、そのまま画像符号化信号を記憶し、一方、受信した画像符号化信号がフレーム内予測符号化モードの場合には、フレーム間予測符号化モードのフレーム内予測符号化信号に変換する信号変換手段を備えたので、受信した画像符号化信号をフレーム間予測モードに統一することができる。
さらに、この発明に係る復号化装置は、信号変換手段からの画像符号化信号を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された画像符号化信号を予め設定された順序で読み出すシーケンス手段を備えたことを特徴とする。
この発明に係る復号化装置は、信号変換手段からの画像符号化信号を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された画像符号化信号を予め設定された順序で読み出すシーケンス手段を備えたので、複数の符号化装置から伝送される複数の画像符号化信号を単一の高解像度符号化信号に配列することができる。
また、この発明に係る復号化装置は、シーケンス手段が読み出した画像符号化信号の垂直アドレスや水平アドレスを予め設定されたアドレス番号に補正するアドレス補正手段と、アドレス補正手段からの補正画像符号化信号を合成し、一つの高解像度画像符号化信号を生成する符号化信号合成手段と、符号化信号合成手段からの高解像度画像符号化信号を元の画像信号に復元する復号化手段とを備えたことを特徴とする。
この発明に係る復号化装置は、シーケンス手段が読み出した画像符号化信号の垂直アドレスや水平アドレスを予め設定されたアドレス番号に補正するアドレス補正手段と、アドレス補正手段からの補正画像符号化信号を合成し、一つの高解像度画像符号化信号を生成する符号化信号合成手段と、符号化信号合成手段からの高解像度画像符号化信号を元の画像信号に復元する復号化手段とを備えたので、水平、垂直アドレスに従って複数の画面を任意に配置して高解像度の1画面を表示することができる。
さらに、この発明に係る画像信号受信装置の画像符号化信号合成方法は、通信網から複数の画像符号化信号を受信するステップ(S1)と、受信した画像符号化信号がフレーム間予測符号化モードか否かを判定するステップ(S2)と、フレーム間予測符号化モードの場合、画像符号化信号をそのまま記憶するステップ(S3)と、フレーム内予測符号化モードの場合、フレーム間予測符号化モードのフレーム内予測符号化信号に変換して記憶するステップ(S4)と、画像符号化信号を予め設定された順序で読み出すステップ(S5)と、画像符号化信号の垂直アドレスや水平アドレスを予め設定されたアドレス番号に補正するステップ(S6)と、補正画像符号化信号を合成し、一つの高解像度画像符号化信号を生成するステップ(S7)とを備えたことを特徴とする。
この発明に係る画像信号受信装置の画像符号化信号合成方法は、通信網から複数の画像符号化信号を受信するステップ(S1)と、受信した画像符号化信号がフレーム間予測符号化モードか否かを判定するステップ(S2)と、フレーム間予測符号化モードの場合、画像符号化信号をそのまま記憶するステップ(S3)と、フレーム内予測符号化モードの場合、フレーム間予測符号化モードのフレーム内予測符号化信号に変換して記憶するステップ(S4)と、画像符号化信号を予め設定された順序で読み出すステップ(S5)と、画像符号化信号の垂直アドレスや水平アドレスを予め設定されたアドレス番号に補正するステップ(S6)と、補正画像符号化信号を合成し、一つの高解像度画像符号化信号を生成するステップ(S7)とを備えたので、MPEG−2の画像符号化信号であってもフレーム内予測モード(I Picture)とフレーム間予測モード(P Picture)の画像符号化信号を合成することができる。
この発明に係る画像信号受信装置は、複数の符号化装置から伝送される複数の画像符号化信号を受信してフレーム間予測モードに統一した画像符号化信号のままで合成し、単一の画像信号に復元する復号化装置を備えたので、MPEG−2の画像符号化信号であってもフレーム内予測モード(I Picture)とフレーム間予測モード(P Picture)の画像符号化信号を合成することができ、1台の装置で装置構成を単純化して利便性の向上を図ることができる。
また、この発明に係る復号化装置は、受信した画像符号化信号がフレーム間予測符号化モードの場合には、そのまま画像符号化信号を記憶し、一方、受信した画像符号化信号がフレーム内予測符号化モードの場合には、フレーム間予測符号化モードのフレーム内予測符号化信号に変換する信号変換手段を備えたので、受信した画像符号化信号をフレーム間予測モードに統一することができる。
さらに、この発明に係る復号化装置は、信号変換手段からの画像符号化信号を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された画像符号化信号を予め設定された順序で読み出すシーケンス手段を備えたので、複数の符号化装置から伝送される複数の画像符号化信号を単一の高解像度符号化信号に配列することができる。
また、この発明に係る復号化装置は、シーケンス手段が読み出した画像符号化信号の垂直アドレスや水平アドレスを予め設定されたアドレス番号に補正するアドレス補正手段と、アドレス補正手段からの補正画像符号化信号を合成し、一つの高解像度画像符号化信号を生成する符号化信号合成手段と、符号化信号合成手段からの高解像度画像符号化信号を元の画像信号に復元する復号化手段とを備えたので、水平、垂直アドレスに従って複数の画面を任意に配置して高解像度の1画面を表示することができる。
さらに、この発明に係る画像信号受信装置の画像符号化信号合成方法は、通信網から複数の画像符号化信号を受信するステップ(S1)と、受信した画像符号化信号がフレーム間予測符号化モードか否かを判定するステップ(S2)と、フレーム間予測符号化モードの場合、画像符号化信号をそのまま記憶するステップ(S3)と、フレーム内予測符号化モードの場合、フレーム間予測符号化モードのフレーム内予測符号化信号に変換して記憶するステップ(S4)と、画像符号化信号を予め設定された順序で読み出すステップ(S5)と、画像符号化信号の垂直アドレスや水平アドレスを予め設定されたアドレス番号に補正するステップ(S6)と、補正画像符号化信号を合成し、一つの高解像度画像符号化信号を生成するステップ(S7)とを備えたので、MPEG−2の画像符号化信号であってもフレーム内予測モード(I Picture)とフレーム間予測モード(P Picture)の画像符号化信号を合成することができ、装置構成を単純化して利便性の向上を図ることができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。なお、本発明はMPEG−2の符号化方式において、I Pictureにはフレーム内予測モードしか存在しないが、P Pictureにはフレーム内予測モードとフレーム間予測モードの2通りがあり、P Pictureであっても、フレーム間の相関が小さい場合にはフレーム間予測モードを実行する代わりにフレーム内予測モードを採用することができるので、P Pictureの信号はそのままとし、I Pictureの信号はP Pictureのフレーム内予測モードに変換することにより、全ての画面の画像符号化信号をP Pictureに統一することができることを活用し、複数の符号化装置から伝送されてくる低解像度の画像符号化信号をP Pictureに変換して画像符号化信号のままで合成し、合成された画像符号化信号を単一の高解像度画面に復元するものである。
図1はこの発明に係る画像信号受信装置が適用される画像信号伝送システムの構成図である。図1において、画像信号伝送システム1は、画像信号送信装置T1〜Tnと、通信網NTと、画像信号受信装置2から構成する。
画像信号送信装置T1〜Tnは、それぞれカメラB1〜Bnと、マイクC1〜Cnと、MPEG−2符号化装置A1〜Anとから構成し、カメラB1〜BnおよびマイクC1〜Cnで収集した画像・音声信号をMPEG−2符号化装置A1〜Anに送り、MPEG−2符号化装置A1〜Anは、画像・音声信号を符号化した複数の画像符号化信号をIP網、ATM網等の通信網NTに送信する。
図2は画像信号送信装置の一実施の形態ブロック構成図である。なお、画像信号送信装置T1〜Tnは同じ構成なので、画像信号送信装置T1について説明する。図2において、カメラB1で撮像されたTV信号やマイクC1で集音された音声信号がMPEG−2符号化装置A1に入力される。
MPEG−2符号化装置A1内部で、輝度色差分離器K1は、TV信号を輝度信号と色差信号に分離し、A/D変換器K2は、輝度信号と色差信号にA/D変換を施してディジタル化した後にMPEG−2画像符号化器K3に供給する。
MPEG−2画像符号化器(画像コーデック)K3は、ディジタル化した画像信号(輝度信号と色差信号)を予め設定されたアルゴリズムにしたがって高能率符号化し、画像符号化信号を画像符号化バッファK4に格納する。
MPEG−2音声符号化器(音声コーデック)K5は、音声信号を符号化して音声符号化信号を音声符号化バッファK6に格納する。音声信号の代表的な標本化周波数は32KHz、代表的な量子化精度は16bit/sampleなので、符号化しない時の情報伝送速度は512kbit/sに相当する。ステレオ音声信号の場合には2倍の情報伝送速度1024kbit/sになる。このステレオ音声信号をMPEG−2音声符号化により、例えば256kbit/sの音声符号化信号に圧縮する。
マイクロプロセッサK7は、画像符号化バッファK4に格納された画像符号化信号と音声符号化バッファK6に格納された音声符号化信号を内部バスBA1を介して読出してマルチメディア多重化し、マルチメディア多重化信号を内部バスBA1を介して送信バッファK8に送出する。送信バッファK8は、マルチメディア多重化信号を平滑し、内部バスBA2を介してマイクロプロセッサK9に提供する。
マイクロプロセッサK9は、平滑されたマルチメディア多重化信号に通信網NTに適した通信プロトコルを付与し、通信インタフェースK10に供給する。通信インタフェースK10は、通信網NTとの物理的な整合を取り、マルチメディア多重化信号(画像符号化信号および音声符号化信号)を通信網NTに送出する。
画像信号受信装置2は、通信網NTから伝送されてくる画像信号送信装置T1〜Tnからのマルチメディア多重化信号(画像符号化信号および音声符号化信号)を受信し、複数のフレーム間予測モードおよびフレーム内予測モードの画像符号化信号をフレーム間予測モードに統一した画像符号化信号のままで合成し、単一の画像信号に復元する復号化装置3と、復元した複数の画像信号を一画面に表示する画像モニタ4と、復元した音声信号を音声で出力するスピーカ5とから構成する。
このように、この発明に係る画像信号受信装置2は、複数の画像符号化信号を受信してフレーム間予測モードに統一した画像符号化信号のままで合成し、単一の画像信号に復元する復号化装置3を備えたので、MPEG−2の画像符号化信号であってもフレーム内予測モード(I Picture)とフレーム間予測モード(P Picture)の画像符号化信号を合成することができ、1台の装置で装置構成を単純化して利便性の向上を図ることができる。
図3はこの発明に係る画像信号受信装置の一実施の形態要部ブロック構成図である。図3において、画像信号受信装置2は、通信インタフェース6、マイクロプロセッサ7、受信バッファ8、マイクロプロセッサ9、画像復号化バッファ10a〜10d、スイッチ11、MPEG−2画像復号化器12、D/A変換器13、輝度色差合成器14、音声符号化バッファ15、MPEG−2音声復号化器16を備えた復号化装置3と、画像モニタ4と、スピーカ5とから構成する。
通信インタフェース6は、通信網NTから伝送されてくる画像符号化信号と音声符号化信号のマルチメディア多重化信号を受信して物理的な整合を取り、マイクロプロセッサ7に提供する。
マイクロプロセッサ7は、マルチメディア多重化信号の通信プロトコルを解読し、誤り訂正、再送等の手順によって通信網NTで発生した伝送路における誤りの修正等の処理を実行した後、受信バッファ8に格納する。
マイクロプロセッサ9は、受信バッファ8からマルチメディア多重化信号(画像符号化信号および音声符号化信号)を読出してマルチメディア多重分離を実行して画像符号化信号と音声符号化信号に分離し、制御バスBUS2を介して画像信号送信装置毎(ここでは、画像信号送信装置T1〜T4の4台)に対応した画像復号化バッファ10a〜10dに画像符号化信号を格納するとともに、音声符号化バッファ15に音声符号化信号を格納する。
図4はこの発明に係るマイクロプロセッサの一実施の形態要部機能ブロック構成図である。図4において、マイクロプロセッサ9は、機能ブロックとして制御手段17、信号変換手段18、アドレス補正手段19、シーケンス手段20を備える。
制御手段17は、信号変換手段18、アドレス補正手段19、シーケンス手段20の機能動作を制御する。
制御手段17は、マルチメディア多重化信号(画像符号化信号および音声符号化信号)を読出してマルチメディア多重分離を実行して画像符号化信号と音声符号化信号に分離する。
また、制御手段17は、分離された画像符号化信号がフレーム間予測モード(P Picture)であるかフレーム内予測モード(I Picture)であるかを検査する。
信号変換手段18は、制御手段17で検査した画像符号化信号がフレーム間予測符号化モード(P Picture)の場合には、そのまま画像符号化信号を記憶し、一方、受信した画像符号化信号がフレーム内予測符号化モード(I Picture)の場合には、フレーム間予測符号化モードのフレーム内予測符号化信号に変換する。
アドレス補正手段19は、複数の画像符号化信号(画面)を1画面に展開するため、各画像符号化信号(スライス)に付与されている水平アドレスまたは垂直アドレスの一方または双方を予め設定されたアドレス番号に補正(変更)する。
制御手段17は、信号変換を伴わないフレーム間予測モード(P Picture)およびフレーム内予測モード(I Picture)をフレーム間予測モード(P Picture)に信号変換した画像符号化信号で、かつアドレス番号補正した補正画像符号化信号を対応したバッファ10a〜10d(ここでは、4個の画像信号送信装置からの画像符号化信号に対応して準備)に格納する。なお、画像復号化バッファ10a〜10dは、記憶手段を構成する。
シーケンス手段20は、スイッチ11の接続を制御し、画像復号化バッファ10a〜10dに格納された4画面分の補正画像符号化信号を1画面に表示すべく、予め設定された順序で読出し、スイッチ11を介してMPEG−2画像復号化器12に供給する。なお、シーケンス手段20およびスイッチ11は、アドレス補正手段19からの補正画像符号化信号を合成し、一つの高解像度画像符号化信号を生成する符号化信号合成手段を構成する。
復号化手段を構成するMPEG−2画像復号化器(画像デコーダ)12は、画像復号化バッファ10a〜10dから読み出した4画面分の補正画像符号化信号を元の画像信号に復元し、D/A変換器13でD/A変換が施されたアナログの画像信号に、輝度色差合成器14で輝度・色差を合成したアナログの画像信号(TV信号)を生成し、4画面分の画像信号(TV信号)を1画面で画像モニタ4に表示する。
MPEG−2音声復号化器(音声デコーダ)16は、音声符号化バッファ15から読み出した音声符号化信号を元の音声信号に復元し、音声をスピーカ5から出力する。
次に、本発明は画像信号の高能率符号化の特徴を活用して実行するので、MPEG−2画像符号化方式について詳しく説明する。高能率符号化の目的は、画像信号の冗長性を抑圧して情報伝送速度を低減し、伝送路(通信網NT)を効率良く使用することである。
元の画像信号の代表的な標本化周波数を13.5MHzとし、代表的な量子化制度を8bit/sampleとすると、元の画像信号を符号化しないで伝送する時の情報伝送速度は、標本化周波数13.5MHzと量子化精度8bit/sampleの積である108Mbit/sに相当する。
これをMPEG−2画像符号化では、ほとんど画像品質の劣化が現れない情報伝送速度、例えば6Mbit/sに圧縮する。これにより、情報伝送速度を1/18にまで圧縮し、伝送路を効率良く使用できることになる。
冗長性を圧縮する手法としては、前フレームと現フレームとの差分を符号化するフレーム間予測符号化と、前フレームからの予測を実行せず、現フレームの信号のみを用いて符号化するフレーム内予測符号化がある。
フレーム間予測符号化は、被写体の動きが少ない場合にはフレーム間の相関が高いので、高い効率で符号化することができ、冗長性を大幅に圧縮することができる。その反面、前フレームに伝送誤りが発生した場合には、伝送誤りの影響が現フレームにも影響するので、伝送誤りの影響を継続して受け易い欠点と、被写体の動きが大きい場合には、フレーム間の相関が低いので、符号化効率は必ずしも高くない欠点もある。
フレーム内予測符号化は、被写体の動きに影響されず符号化効率が一般的に低いが、被写体の動きが激しい場合には、フレーム間予測符号化と同等の符号化効率を達成することができる。また、前フレームの伝送誤りの影響を受けない長所もある。このように、フレーム間予測符号化とフレーム間予測符号化は、それぞれ特徴があるので、フレーム間の相関によって適応的に選択される。
フレーム間の相関は、近接した画素同士が互いに類似していることと、画素毎にフレーム間予測とフレーム内予測の判定結果を符号化するのでは符号化効率が悪いので、MPEG−2では以下のように画像信号をマクロブロックに分割し、マクロブロック単位でフレーム間予測とフレーム内予測を選択している。MPEG−2のブロックについて説明する。
1):ブロック…縦、横8画素の信号を1ブロックとし、ブロックを単位にDCTと呼ばれる直交変換を行い、直交変換した計数を量子化し、DCT符号に変換する。
2):マクロブロック…1)のブロックの内、輝度信号を4個、色差信号を各1個の計6個のブロックを纏めてマクロブロックとし、マクロブロック単位でフレーム間の優位差有無の判定を実行する。動きが無いと判定した時には無効マクロブロックとし、無効マクロブロックが連続する個数をマクロブロック・アドレス・インクリメント(MBAI)により伝送する。この場合、フレーム間の差分等は一切伝送しない。有効と判定したマクロブロックは、前フレームと比較して動き補償し、動きベクトル、動き補償後の予測誤差をDCT変換して量子化した係数、マクロブロック内部でDCT係数が全ゼロか否かを識別するCBP等により符号化して伝送する。
3):スライス…伝送誤りの影響を軽減するために、水平方向の複数のマクロブロックを1つのスライスに纏め、スライス単位に先頭を識別するスライスヘッダや量子化パラメータを伝送する。通常の解像度では、水平方向に45個のマクロブロックが含まれる(720/16画素=45)。
4):画面…画面の先頭に、先頭を識別する符号語と、画面をI Picture/P Pictureのいずれで符号化するかを識別する符号を付与する。その後に、複数のスライスが続いて1画面を構成する。通常の解像度では、1画面内に30個のスライスを含む(480走査線/16画素=30)。
上記の画面、スライス、マクロブロックおよびブロックの各段階を次のように符号化する。
1):通信の最初の画面は、I Pictureである旨を表示する識別信号を画面先頭信号の直後に伝送した後に、I Pictureの符号化方式で1画面を伝送する。
2):I Pictureは、スライスの先頭を識別するスライスヘッダ、スライス番号を伝送する。I Pictureでは、全てのマクロブロックが有効マクロブロックなので、初めに、有効マクロブロック間の距離を示すMBAIとして「1」(符号語では“1”)を伝送する。次に、マクロブロックの符号化タイプを示すMTYPEを伝送する。I PictureのMTYPEの符号語は、INTRA符号化“1”と量子化パラメータ変更を伴うINTRA符号化“01”の2通りがある。
3):次に、量子化パラメータ変更を伴う場合には、量子化パラメータを伝送した後に、1マクロブロック内の6個のブロックをDCT変換したDCT係数を量子化し、符号化して伝送する。
4):I Pictureで1画面の伝送が完了した後、P Pictureである旨を表示する識別信号を画面先頭信号の直後に伝送した後に、P Picture符号化方式で伝送済みの前フレーム信号を参照して現フレームとの差分を符号化する。この時、被写体の動きが激しい領域などでは、フレーム内予測を採用し、動きが少なくフレーム間の相関が大きい領域では、フレーム間予測を採用する。
5):有効マクロブロックは、P Picture用MTYPEによって符号化方式を指定し、フレーム間予測、動き補償フレーム間予測、フレーム内予測を識別する。MTYPEの要求する符号化方法により、動きベクトル、CBP、DCT係数などを必要に応じて符号化して伝送する。例えば、MTYPEがINTRA符号の場合には、3)と同様にマクロブロック内の6個のブロックをDCT変換したDCT係数を量子化し、符号化して伝送する。ただし、P PictureのINTRA符号化に対するMTYPE符号語は“00011”、量子化パラメータの変更を伴うINTRA符号化のMTYPE符号語は“000001”であり、2)と異なる符号語を割り当てる。
6):以降もI PictureとP Pictureを伝送する。通信開始時以外でもIPictureを伝送する理由は、送信側が伝送を開始した後に受信側が受信を開始することがあることや、通信の途中で伝送誤りが発生し、伝送誤りの影響が次の画面に伝播することを抑圧するのに、前の画面の影響を受けないI Pictureを周期的に伝送する必要があることに拠る。一般的に、I Pictureを1画面伝送し、その後P Pictureを11画面または14画面伝送する。
以上の性質を利用して、本発明の特徴であるI Picture内のフレーム内予測符号化信号からP Picture内のフレーム内予測符号化信号に変換し、符号化信号のままで合成する方法について説明する。
図3において、マイクロプロセッサ9は、より具体的に説明すると、画像符号化信号から「画面先頭符号」を検出し、これを基準として「I Picture識別信号」や「P Picture識別信号」を検出する。
検出した「画面先頭符号」が一画面の左上に挿入すべき画面の場合、「識別信号」を強制的にP Pictureに変更する。一方、他の画面の場合には、「画面先頭符号」から付属するパラメータ類の全てを削除する。「識別信号」がI Pictureの場合のみI PictureからP Pictureに変換する。I PictureからP Pictureへの変換方法は以下の通りである。
I PictureのINTRA符号化MTYPEを“1”→“00011”、量子化パラメータ変更付きのINTRA符号化MTYPEを“01”→“000001”とする。他のMBAI、DCT係数や量子化パラメータは、I PictureとP Pictureとで共通なので、そのまま使用する。これらの動作をフローチャートに基づいて説明する。
図5はこの発明に係るI PictureからP Pictureへの実施の形態変換フローチャート図である。図5において、変換開始時に、FLAG1=0と初期化し、符号化信号の符号語を解読する。
1):P Pictureヘッダの場合には、FLAG1=0と設定する。
2):I Pictureヘッダの場合には、FLAG1=1に設定し、P Pictureヘッダに置換(変換)する。
3):マクロブロックタイプの場合には、FLAG1を検査し、FLAG1=0(P Pictureの中のマクロブロックタイプ)ならば、何もしないで次の符号語の解読に進む。一方、FLAG1=1(I Picture)ならば、P Picture用マクロブロックタイプに置換(変換)する。
4):その他の符号語の場合には、何もしないで次の符号語の解読に進む。
次に複数の符号化信号の合成について説明する。図6はこの発明に係る符号化信号合成の一実施の形態イメージ図である。(a)図に4画面合成における1画面の符号化信号の処理、(b)図に4画面合成の符号化信号の処理を示す。(a)図において、縦、横の解像度がそれぞれ、例えば1/2の大きさの画面を符号化する。
通常、スライスの数は、30個/画面、45マクロブロック/スライスなので、これを水平、垂直が各々1/2の画面では、15個/画面、22マイクロブロック/スライス(小数点以下は切捨て)となる。
(b)図において、スライスの垂直位置は、スライス番号と呼ばれる値で表わす。スライス番号に任意のオフセット値を加算することにより、任意の垂直方向が表示可能となる。水平方向の合成については、同一のスライス番号が付与された2個のスライスを合成する場合、前述のMBAIによって表示位置を設定することができる。左側に合成するスライスのMBAIの値は変更しない。右側に合成するスライスの先頭のMBAIは、左側スライスの長さに相当する値を加算する。
例えば、左側スライスの長さが352画素(=22MBAI)とした時に、右側に合成すべきスライスの最初のMBAIを22+最初のMBAI(通常は1)とする。このような方法により、MPEG−2の復号化は、自動的に、所定の位置にアナログのTV信号を表示させることができる。
例えば、4台のMPEG−2符号化装置A,B,CおよびDから伝送されてくるスライス(a1,a2,…,a15)、(b1,b2,…,b15)、(c1,c2,…,c15)、(d1,d2,…,d15)のスライスの中で、MPEG−2符号化装置C,Dから伝送されてくるスライス番号に15を加算した後に、次のように並べ替える。⇒(a1,b1,a2,b2,…,a15,b15,c16,d16,…,c30,d30)。
また、MPEG−2符号化装置B,Dから伝送されてくるスライスの最初のMBAIを1から23に置換(変換)する。この結果、MPEG−2符号化装置A,Cから伝送されてくるスライスは左端に表示され、MPEG−2符号化装置B,Dから伝送されてくるスライスは22マクロブロック分だけ右に移動した位置に表示されることになる。
以上の符号化信号合成をフローチャートで説明する。図7はこの発明に係る符号化信号の一実施の形態合成フローチャート図である。図7において、合成開始時に、FLAG2=0と初期化する。以降符号語を解読する毎似に以下の処理を実行する。
1):画面ヘッダが解読され、左上に合成するMPEG−2符号化装置(例えば、符号化装置A)から伝送されてくる符号化信号の場合には、画面ヘッダの解像度を低解像度から高解像度に変換する。一方、左上に合成する符号化信号でない場合には、画面ヘッダを削除する。これにより、合成する4画面の中で、一つの画面ヘッダのみを高解像度に変換し、他の画面ヘッダを除去する。
2):スライスヘッダが解読され、画面の上下の何れに合成するかを判定し、下側に合成するべきMPEG−2符号化装置C,Dから伝送されてくる符号化信号の場合には、スライス番号に15を加算して下側に合成する。続いて、画面の左右何れに合成するか判定し、右側に合成するべきMPEG−2符号化装置B,Dから伝送されてくる符号化信号の場合には、FLAG2=1に設定する。
3):MBAIが解読され、FLAG2=0の場合には、何もしないで次の符号語の解読に進む。一方、FLAG2=1の場合には、MBAIを23に置換(変換)する。この時に、FLAG2=0に設定し、スライス内の以降のMBAIが置換(変換)されないようにする。この結果、右側に合成するスライスの最初のMBAIのみを23に置換(変換)し、以降は通常と同様に置換を実行しないことにより、右側に合成すべきスライスを正確に右側に合成することができる。
このように、この発明に係る復号化装置3は、受信した画像符号化信号がフレーム間予測符号化モードの場合には、そのまま画像符号化信号を記憶し、一方、受信した画像符号化信号がフレーム内予測符号化モードの場合には、フレーム間予測符号化モードのフレーム内予測符号化信号に変換する信号変換手段18を備えたので、受信した画像符号化信号をフレーム間予測モードに統一することができる。
また、この発明に係る復号化装置3は、信号変換手段18からの画像符号化信号を記憶する記憶手段(画像復号化バッファ10a〜10d)と、記憶手段に記憶された画像符号化信号を予め設定された順序で読み出すシーケンス手段20を備えたので、複数の符号化装置(MPEG−2符号化装置A1〜An)から伝送される複数の画像符号化信号を単一の高解像度符号化信号に配列することができる。
さらに、この発明に係る復号化装置3は、シーケンス手段20が読み出した画像符号化信号の垂直アドレスや水平アドレスを予め設定されたアドレス番号に補正するアドレス補正手段19と、アドレス補正手段19からの補正画像符号化信号を合成し、一つの高解像度画像符号化信号を生成する符号化信号合成手段と、符号化信号合成手段からの高解像度画像符号化信号を元の画像信号に復元する復号化手段(MPEG−2画像復号化器12)とを備えたので、水平、垂直アドレスに従って複数の画面を任意に配置して高解像度の1画面を表示することができる。
次に、画像信号受信装置の画像符号化信号合成方法について説明する。図8はこの発明に係る画像信号受信装置の画像符号化信号合成方法の一実施の形態要部動作フロー図である。図8において、ステップS1では、通信網から複数の画像符号化信号を受信する。なお、ステップS1の動作は、通信インタフェース6およびマイクロプロセッサ7が実行する。
ステップS2では、受信した画像符号化信号がフレーム間予測符号化モードか否かを判定する。なお、ステップS2の動作は、マイクロプロセッサ9の制御手段17が実行する。
ステップS3では、フレーム間予測符号化モードの場合、画像符号化信号をそのまま記憶する。
ステップS4では、フレーム内予測符号化モードの場合、フレーム間予測符号化モードのフレーム内予測符号化信号に変換して記憶する。なお、ステップS3およびステップS4の動作は、マイクロプロセッサ9の信号変換手段18および画像復号化バッファ10a〜10dが実行する。
ステップS5では、画像符号化信号を予め設定された順序で読み出す。なお、ステップS5の動作は、マイクロプロセッサ9のシーケンス手段20が実行する。
ステップS6では、画像符号化信号の垂直アドレスや水平アドレスを予め設定されたアドレス番号に補正する。なお、ステップS6の動作は、マイクロプロセッサ9のアドレス補正手段19が実行する。
ステップS7では、補正画像符号化信号を合成し、一つの高解像度画像符号化信号を生成する。なお、ステップS7の動作は、MPEG−2画像復号化器12が実行する。
このように、この発明に係る画像信号受信装置の画像符号化信号合成方法は、通信網から複数の画像符号化信号を受信するステップS1と、受信した画像符号化信号がフレーム間予測符号化モードか否かを判定するステップS2と、フレーム間予測符号化モードの場合、画像符号化信号をそのまま記憶するステップS3と、フレーム内予測符号化モードの場合、フレーム間予測符号化モードのフレーム内予測符号化信号に変換して記憶するステップS4と、画像符号化信号を予め設定された順序で読み出すステップS5と、画像符号化信号の垂直アドレスや水平アドレスを予め設定されたアドレス番号に補正するステップS6と、補正画像符号化信号を合成し、一つの高解像度画像符号化信号を生成するステップS7とを備えたので、MPEG−2の画像符号化信号であってもフレーム内予測モード(I Picture)とフレーム間予測モード(P Picture)の画像符号化信号を合成することができ、装置構成を単純化して利便性の向上を図ることができる。
本発明に係る画像信号受信装置は、MPEG−2の画像符号化信号であってもフレーム内予測モード(I Picture)とフレーム間予測モード(P Picture)の画像符号化信号を合成することができ、1台の装置で装置構成を単純化して利便性の向上を図ることができ、画像符号化信号にI PictureおよびP Pictureが混在する画像信号送信装置からの画像・音声信号を受信するあらゆる画像信号受信装置に適用することができる。
1 画像信号伝送システム
2 画像信号受信装置
3 復号化装置
4 画像モニタ
5 スピーカ
6 通信インタフェース
7,9 マイクロプロセッサ
8 受信バッファ
10a〜10d 画像復号化バッファ
11 スイッチ
12 MPEG−2画像復号化器
13 D/A変換器
14 輝度色差合成器
15 音声符号化バッファ
16 MPEG−2音声復号化器
17 制御手段
18 信号変換手段
19 アドレス補正手段
20 シーケンス手段
T1〜Tn 画像信号送信装置
A1〜An MPEG−2符号化装置
B1〜Bn カメラ
C1〜Cn マイク
NT 通信網
K1 輝度色差分離器
K2 A/D変換器
K3 MPEG−2画像符号化器
K4 画像符号化バッファ
K5 MPEG−2音声符号化器
K6 音声符号化バッファ
K7,K9 マイクロプロセッサ
K8 送信バッファ
K10 通信インタフェース
BA1,BA2 内部バス
BUS1,BUS2 制御バス
2 画像信号受信装置
3 復号化装置
4 画像モニタ
5 スピーカ
6 通信インタフェース
7,9 マイクロプロセッサ
8 受信バッファ
10a〜10d 画像復号化バッファ
11 スイッチ
12 MPEG−2画像復号化器
13 D/A変換器
14 輝度色差合成器
15 音声符号化バッファ
16 MPEG−2音声復号化器
17 制御手段
18 信号変換手段
19 アドレス補正手段
20 シーケンス手段
T1〜Tn 画像信号送信装置
A1〜An MPEG−2符号化装置
B1〜Bn カメラ
C1〜Cn マイク
NT 通信網
K1 輝度色差分離器
K2 A/D変換器
K3 MPEG−2画像符号化器
K4 画像符号化バッファ
K5 MPEG−2音声符号化器
K6 音声符号化バッファ
K7,K9 マイクロプロセッサ
K8 送信バッファ
K10 通信インタフェース
BA1,BA2 内部バス
BUS1,BUS2 制御バス
Claims (5)
- 複数の符号化装置から伝送される複数の画像符号化信号を受信してフレーム間予測モードに統一した画像符号化信号のままで合成し、単一の画像信号に復元する復号化装置を備えたことを特徴とする画像信号受信装置。
- 前記復号化装置は、受信した画像符号化信号がフレーム間予測符号化モードの場合には、そのまま画像符号化信号を記憶し、一方、受信した画像符号化信号がフレーム内予測符号化モードの場合には、フレーム間予測符号化モードのフレーム内予測符号化信号に変換する信号変換手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像信号受信装置。
- 前記復号化装置は、前記信号変換手段からの画像符号化信号を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像符号化信号を予め設定された順序で読み出すシーケンス手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像信号受信装置。
- 前記復号化装置は、前記シーケンス手段が読み出した画像符号化信号の垂直アドレスや水平アドレスを予め設定されたアドレス番号に補正するアドレス補正手段と、前記アドレス補正手段からの補正画像符号化信号を合成し、一つの高解像度画像符号化信号を生成する符号化信号合成手段と、前記符号化信号合成手段からの高解像度画像符号化信号を元の画像信号に復元する復号化手段と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像信号受信装置。
- 画像信号受信装置の画像符号化信号合成方法であって、
通信網から複数の画像符号化信号を受信するステップ(S1)と、
受信した画像符号化信号がフレーム間予測符号化モードか否かを判定するステップ(S2)と、
フレーム間予測符号化モードの場合、画像符号化信号をそのまま記憶するステップ(S3)と、
フレーム内予測符号化モードの場合、フレーム間予測符号化モードのフレーム内予測符号化信号に変換して記憶するステップ(S4)と、
画像符号化信号を予め設定された順序で読み出すステップ(S5)と、
画像符号化信号の垂直アドレスや水平アドレスを予め設定されたアドレス番号に補正するステップ(S6)と、
補正画像符号化信号を合成し、一つの高解像度画像符号化信号を生成するステップ(S7)と、
を備えたことを特徴とする画像信号受信装置の画像符号化信号合成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003358065A JP2005123981A (ja) | 2003-10-17 | 2003-10-17 | 画像信号受信装置およびその画像符号化信号合成方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2003-10-17 JP JP2003358065A patent/JP2005123981A/ja active Pending
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