JP2005070090A - 多波長光源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】第1及び第2の光ファイバーから出射される偏光の波長ごとの出力値を、第1及び第2の光ファイバー毎に光源や電源を必要とすることなく、調整できるようにする。
【解決手段】複数の光源1〜4から出射されてダイクロイックミラー17〜20によって合波された偏光をs偏光とp偏光とに分波する偏光子22と、この偏光子22により分波されたs偏光を入射させる第1の光ファイバ25A及びp偏光を入射させる第2の光ファイバ25Bと、前記第1及び第2の光ファイバ25A,25Bから出射されるs偏光及びp偏光の出力値をその波長ごとに測定する測定器28と、この測定器28により測定されたs偏光及びp偏光の各波長ごとの出力値に基づいて偏光子22に入射するs偏光及びp偏光の各波長ごとの偏光比率を調整する調整機構24とを具備する。
【選択図】 図1
【解決手段】複数の光源1〜4から出射されてダイクロイックミラー17〜20によって合波された偏光をs偏光とp偏光とに分波する偏光子22と、この偏光子22により分波されたs偏光を入射させる第1の光ファイバ25A及びp偏光を入射させる第2の光ファイバ25Bと、前記第1及び第2の光ファイバ25A,25Bから出射されるs偏光及びp偏光の出力値をその波長ごとに測定する測定器28と、この測定器28により測定されたs偏光及びp偏光の各波長ごとの出力値に基づいて偏光子22に入射するs偏光及びp偏光の各波長ごとの偏光比率を調整する調整機構24とを具備する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば光によって情報を伝送する光通信技術に係わり、特に、複数の波長光をもつ多波長光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の多波長光源装置としては、図4に示すようなものが知られている。
【0003】
この多波長光源装置は、第1及び第2の光源部100A,100Bを備えている。これら第1及び第2の光源部100A,100Bは同様に構成されるため、第1の第1の光源部100Aを代表して説明し、同一部分については同一符号を付す。
【0004】
第1の光源部100Aは、並列に配置される第1乃至第4の光源101〜104を備え、これら第1乃至第4の光源101〜104にはそれぞれ第1乃至第4の電源105〜108が接続されている。
【0005】
第1乃至第4の光源101〜104の光出射方向には、第1乃至第4のレンズ109〜112及びダイクロイックミラー117〜120がそれぞれ配設されている。第1のダイクロイックミラー117の光反射方向及び光透過方向には、レンズ123A,123Bを介して第1及び第2の光ファイバー125A,125Bが配設されている。
【0006】
上記した構成において、第1及び第2の電源部100A,100Bの第1乃至第4の電源105〜108から第1乃至第4の光源101〜104に通電されると、第1乃至第4の光源101〜104からそれぞれ異なる波長λ1〜λ4の偏光が出射され、これら偏光はレンズ109〜112を介してダイクロイックミラー117〜120に送られて合波されたのち、レンズ123A,123Bを介して第1及び第2の光ファイバー125A,125Bに入射される。
【0007】
そして、第1及び第2の光ファイバー125A,125Bに出射される偏光は、例えば、例えば人体に照射されてその血糖値等の測定に用いられる。
【0008】
ところで、この血糖値等の測定時おいて、第1及び第2の光ファイバー125A,125Bから出射される各波長の偏光の出力値、例えば、第1の光ファイバー125Aから出射される波長λ1の偏光と、第2の光ファイバー125Bから出射される波長λ1の偏光の出力値が異なると、精度良く血糖値を測定できなくなる。
【0009】
そこで、波長λ1の偏光の出力値が異なった場合には、第1の光源101から第1の電源105への通電量を制御することにより波長λ1の偏光の出力値を等しくするようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、第1及び第2の光ファイバー125A,125Bから出射される偏光の波長ごとの出力値を調整するためには、第1〜第4の光源101〜104及び第1〜第4の電源105〜108を第1及び第2の光ファイバー125A,125B毎に必要としていたため、構成が複雑化し、装置全体が大型化するとともに、非効率化し、しかも、電源105〜108による雑音などのリスクも増大するという問題があった。
【0011】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、第1及び第2の光ファイバーから出射される偏光の出力値を、第1及び第2の光ファイバー毎に光源や電源を必要とすることなく、調整できるようにした多波長光源装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、請求項1記載のものは、異なる波長の偏光をそれぞれ出射する複数の光源と、これら複数の光源から出射される偏光を合波する合波手段と、この合波手段によって合波された偏光をs偏光とp偏光とに分波する分波手段と、この分波手段により分波されたs偏光を入射させる第1の光ファイバ及びp偏光を入射させる第2の光ファイバと、前記第1及び第2の光ファイバから出射されるs偏光及びp偏光の出力値をその波長ごとに測定する測定手段と、この測定手段により測定されたs偏光及びp偏光の各波長ごとの出力値に基づいて前記第1及び第2の光ファイバに入射するs偏光及びp偏光の各波長ごとの出力値を調整する調整手段とを具備する。
【0013】
請求項5記載のものは、異なる波長の偏光をそれぞれ出射する複数の光源と、これら複数の光源から出射される偏光をそれぞれs偏光とp偏光とに分波する複数の分波手段と、これら複数の分波手段により分波されたs偏光を合波する第1の合波手段と、前記複数の分波手段により分波されたp偏光を合波する第2の合波手段と、前記第1の合波手段により合波されたs偏光を入射させる第1の光ファイバと、前記第2の合波手段により合波されたp偏光を入射させる第2の光ファイバと、前記第1及び第2の光ファイバから出射されるs偏光及びp偏光の出力値をその波長ごとに測定する測定手段と、この測定手段により測定されたs偏光及びp偏光の各波長ごとの出力値に基づいて前記第1及び第2の光ファイバに入射するs偏光及びp偏光の各波長ごとの出力値を調整する調整手段とを具備する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して詳細に説明する。
【0015】
図1は本発明の第1の実施の形態である多波長光源装置を示す構成図である。
【0016】
この多波長光源装置は、並列に配置されて異なる波長λ1〜λ4の直線偏光を出射する第1乃至第4の光源(LD)1〜4を備え、これら第1乃至第4の光源1〜4には、それぞれ第1乃至第4の電源5〜8が接続されている。
【0017】
第1乃至第4の光源5〜8の光出射方向には、第1乃至第4のレンズ9〜12、出力調整手段としての回転自在なλ/4板13〜16及び合波手段としてのダイクロイックミラー17〜20がそれぞれ配設されている。
【0018】
第1のダイクロイックミラー17の光出射方向には、分波手段としての偏光子22が設けられ、偏光をs偏光とp偏光に分波するようになっている。即ち、s偏光は偏光子22を透過し、p偏光は偏光子22によって反射される。
【0019】
s偏光の出射方向には、レンズ23を介して第1の光ファイバー25Aが配設されている。p偏光の反射方向にはp偏光を全反射させる全反射ミラー26が設けられ、この全反射ミラー26の光反射方向には、レンズ27を介して第2の光ファイバー25Bが配置されている。
【0020】
図2は、上記したλ/4板13〜16の駆動制御系を示すものである。
【0021】
図中28は、第1及び第2の光ファイバー25A,25Bから出射されるs偏光及びp偏光の出力値をその波長λ1〜λ4ごとに測定する測定手段として測定器である。この測定器28には測定値送信回路を介して制御装置29が接続されている。制御装置29には制御回路を介して駆動機構30が接続され、この駆動機構30によってλ/4板13〜16が回転されるようになっている。
【0022】
上記制御手段29、駆動機構30及びλ/4板13〜16によって調整手段としての調整機構24が構成されている。
【0023】
制御装置29は測定器28から送信されてくるs偏光及びp偏光の出力測定値をその波長λ1〜λ4ごとに比較し、出力測定値が異なる場合には、駆動機構30を動作さてλ/4板13〜16を回転させるようになっている。これにより、s偏光とp偏光がλ/4板13〜16を透過する比率を可変制御し、s偏光及びp偏光の出力値がその波長λ1〜λ4ごとに等しくなるようにする。
【0024】
次に、上記したように構成される多波長光源装置の動作について説明する。
【0025】
なお、光源1〜4としてLDを用いており、LDは直線偏光であるので、λ/4板13〜16を透過するp偏光とs偏光がそれぞれ約1/2になるようにλ/4板13〜16を予め、約45度回転しておく。
【0026】
第1乃至第4の電源5〜8から第1乃至第4の光源1〜4に通電されると、第1乃至第4の光源1〜4から波長λ1〜λ4の偏光がそれぞれ出射される。この出射される偏光は、レンズ9〜12及びλ/4板13〜16を介してダイクロイックミラー17〜20に送られ、このダイクロイックミラー17〜20で波長λ1〜λ4の偏光が合波される。この合波された偏光は偏光子22によりs偏光とp偏光とに分波される。
【0027】
分波されたs偏光はレンズ23Aを介して第1の光ファイバ25Aに入射されて出射され、p偏光は全反射ミラー26及びレンズ23Bを介して第2の光ファイバ25Aに入射されて出射される。
【0028】
第1及び第2の光ファイバ25A,25Bから出射されるs偏光及びp偏光は例えば、人体に照射されて血糖値の測定に用いられる。この測定に使用されるs偏光及びp偏光の出力値(エネルギー強度)は波長λ1〜λ4ごとに測定器28によって測定され、その測定値が制御装置29に送信される。制御装置29では測定値をs偏光とp偏光の波長λ1〜λ4ごとに比較し、例えば、波長λ1の出力値のみが異なる場合には、制御装置29により駆動機構30を動作させてλ/4板13のみを回転させ、また、波長λ1〜λ4の全てが異なる場合には、λ/4板13〜16の全てを回転する。これにより、偏光子22におけるs偏光とp偏光の偏光比が微調整され、s偏光及びp偏光の出力値が各波長λ1〜λ4ごとに等しくされることになる。
【0029】
上記したように、第1乃至第4の光源1〜4から出射される異なる波長λ1〜λ4の偏光をダイクロイックミラー17〜20によって合波し、この合波した偏光を偏光子22によりs偏光とp偏光とに分波し、これら分波した偏光を第1及び第2の光ファイバー25A,25Bに入射させる。そして、光ファイバー25A,25Bから出射されるs偏光とp偏光の出力値を波長ごとに測定して比較し、出力値が異なる場合には、λ/4板13〜16を回転させてs偏光とp偏光の偏光比を微調整してs偏光及びp偏光の出力値を各波長λ1〜λ4ごとに等しくする。
【0030】
従って、従来のように、第1及び第2の光ファイバー25A,25Bごとに光源、電源、及びダイクロイックミラーを必要とすることがなく、光源、電源、及びダイクロイックミラーの個数を半減することができる。
【0031】
よって、装置の小型化、及び効率化が可能になるとともに、電源によるノイズなどのリスクも低減でき、S/Nも向上することができる。
【0032】
図3は本発明の第2の実施の形態である多長波光源装置を示すものである。
【0033】
この多長波光源装置は、非対向状態で配設される第1及び第2の光源31,32及び同じく非対向状態で配設される第3及び第4の光源33,34を備えている。第1乃至第4の光源31〜34からは異なる波長λ1〜λ4の偏光がそれぞれ出射されるようになっている。
【0034】
第1の光源31の光出射方向には、レンズ36、出力調整手段としてのλ/4板37、フィルタ38、及び分波手段としての偏光子39、及び全反射ミラー40が順次配設されている。第2の光源32の光出射方向には、レンズ42、出力調整手段としてのλ/4板43、フィルタ44、及び分波手段としての偏光子45,フィルタ80、偏光子46及び全反射ミラー47が順次配設されている。
【0035】
また、上記した全反射ミラー40によって反射される光の光路中には、上記した偏光子45及びダイクロイックミラー64が配設され、偏光子39によって反射される光路中には、フィルタ78、及び上記した偏光子46が設けられている。さらに、上記した全反射ミラー47によって反射される光の光路中にはダイクロイクミラー65が設けられている。
【0036】
上記した全反射ミラー40,54,57及びダイクロイックミラー64により第1の合波手段が構成されている。
【0037】
一方、第3の光源33の光出射方向には、レンズ50、出力調整手段としてのλ/4板51、フィルタ52、及び分波手段としての偏光子53、及び全反射ミラー54が順次配設されている。第4の光源34の光出射方向には、レンズ56、出力調整手段としてのλ/4板57、フィルタ58、及び分波手段としての偏光子59,フィルタ81、偏光子60及び全反射ミラー61が順次配設されている。
【0038】
また、上記した全反射ミラー54によって反射される光の光路中には、上記した偏光子59及び全反射ミラー57が配設されている。この全反射ミラー57によって反射される光の光路中には上記したダイクロイックミラー64、レンズ69及び第1の光ファイバー70Aが配設されている。
【0039】
さらに、上記した偏光子53によって反射される光路中にはフィルタ79及び上記した偏光子60が設けられ、また、上記した全反射ミラー61によって反射される光の光路中には全反射ミラー72が設けられている。この全反射ミラー72によって反射される光の光路中には上記したダイクロイックミラー65、レンズ73及び第2の光ファイバー70Bが配設されている。
【0040】
上記した全反射ミラー47,61,72及びダイクロイックミラー65によって第2の合波手段が構成されている。
【0041】
次に、上記したように構成される多長波光源装置の動作について説明する。
【0042】
第1の光源31から出射される波長λ1の偏光はレンズ36、λ/4板37、フィルタ38を介して偏光子39に送られ、この偏光子39でs偏光とp偏光に分波される。分波されたs偏光は全反射ミラー40により全反射されて偏光子45及びダイクロイックミラー64さらにレンズ69を介して第1の光ファイバー70Aに入射される。また、偏光子39で分波されたp偏光はフィルタ78、偏光子46を介して全反射ミラー47に送られ、この全反射ミラー47により全反射されてダイクロイックミラー65及びレンズ73を介して第2の光ファイバー75Bに入射される。
【0043】
また、第2の光源32から出射される波長λ2の光はレンズ42、λ/4板43、フィルタ44を介して偏光子45に送られ、この偏光子45でs偏光とp偏光に分波される。分波されたs偏光はダイクロイックミラー64さらにレンズ69を介して第1の光ファイバー70Aに入射される。また、偏光子45で分波されたp偏光はフィルタ80、偏光子46を介して全反射ミラー47に送られ、この全反射ミラー47により全反射されてダイクロイックミラー65及びレンズ73を介して第2の光ファイバー75Bに入射される。
【0044】
一方、第3の光源33から出射される波長λ3の光はレンズ50、λ/4板51、フィルタ52を介して偏光子53に送られ、この偏光子53でs偏光とp偏光に分波される。分波されたs偏光は全反射ミラー54により全反射されて偏光子59を介して全反射ミラー57に送られる。このs偏光は全反射ミラー57で全反射されてダイクロイックミラー64及びレンズ69を介して第1の光ファイバー70Aに入射される。また、偏光子53で分波されたp偏光はフィルタ79、偏光子60を介して全反射ミラー61に送られ、この全反射ミラー61により全反射される。このp偏光は全反射ミラー72により全反射されダイクロイックミラー65及びレンズ73を介して第2の光ファイバー75Bに入射される。
【0045】
また、第4の光源34から出射される波長λ4の光はレンズ56、λ/4板57、フィルタ58を介して偏光子59に送られ、この偏光子59でs偏光とp偏光に分波される。分波されたs偏光は全反射ミラー57により全反射されてダイクロイックミラー64及びレンズ69を介して第1の光ファイバー70Aに入射される。また、偏光子59で分波されたp偏光はフィルタ81、偏光子60を介して全反射ミラー61に送られ、この全反射ミラー61で全反射され、さらに全反射ミラー72で全反射されてダイクロイックミラー65及びレンズ73を介して第2の光ファイバー75Bに入射される。
【0046】
この第2の実施の形態においても上記した第1の実施の形態と同様に光ファイバー70A,70Bから出射されるs偏光とp偏光の出力値を波長λ1〜λ4ごとに測定して比較し、出力値が異なる場合には、λ/4板39,45,53,59を回転させてs偏光とp偏光の偏光比を微調整してs偏光及びp偏光の出力値を各波長λ1〜λ4ごとに等しくすることができる。
【0047】
この第2の実施の形態によっても上記した第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0048】
なお、上記した第1の実施の形態では、s偏光及びp偏光の出力値をλ/4板13〜16を回転させることにより各波長ごとに微調整するようにしたが、これに限られることなく、第1乃至第4の光源1〜4を45度傾けても良く、また、第1乃至第4の光源1〜4自体を回転させるようにしても良い。第1乃至第4の光源1〜4自体を回転させた場合には、λ/4板13〜16を不要とすることができる。
【0049】
その他、本発明はその要旨の範囲内で種々変形実施可能なことは勿論である。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、装置の小型化及び効率化が可能となり、しかも、S/Nの向上が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である多波長光源装置を示す概略的構成図。
【図2】同実施の形態のλ/4の駆動制御系を示すブロック図。
【図3】本発明の第2の実施の形態である多波長光源装置を示す概略的構成図。
【図4】従来の多波長光源装置を示す概略的構成図。
【符号の説明】
1〜4…第1乃至第4の光源
17〜20…ダイクロイックミラー(合波手段)
22…偏光子(分波手段)
24…調整機構
25A…第1の光ファイバ
25B…第2の光ファイバ
28…測定器(測定手段)
13〜16…λ/4板
31〜34…第1乃至第4の光源
39,45,53,59…偏光子(分波手段)
40,54,57…全反射ミラー(第1の合波手段)
64…ダイクロイックミラー(第1の合波手段)
47,61,72…全反射ミラー(第2の合波手段)
65…ダイクロイックミラー(第2の合波手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば光によって情報を伝送する光通信技術に係わり、特に、複数の波長光をもつ多波長光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の多波長光源装置としては、図4に示すようなものが知られている。
【0003】
この多波長光源装置は、第1及び第2の光源部100A,100Bを備えている。これら第1及び第2の光源部100A,100Bは同様に構成されるため、第1の第1の光源部100Aを代表して説明し、同一部分については同一符号を付す。
【0004】
第1の光源部100Aは、並列に配置される第1乃至第4の光源101〜104を備え、これら第1乃至第4の光源101〜104にはそれぞれ第1乃至第4の電源105〜108が接続されている。
【0005】
第1乃至第4の光源101〜104の光出射方向には、第1乃至第4のレンズ109〜112及びダイクロイックミラー117〜120がそれぞれ配設されている。第1のダイクロイックミラー117の光反射方向及び光透過方向には、レンズ123A,123Bを介して第1及び第2の光ファイバー125A,125Bが配設されている。
【0006】
上記した構成において、第1及び第2の電源部100A,100Bの第1乃至第4の電源105〜108から第1乃至第4の光源101〜104に通電されると、第1乃至第4の光源101〜104からそれぞれ異なる波長λ1〜λ4の偏光が出射され、これら偏光はレンズ109〜112を介してダイクロイックミラー117〜120に送られて合波されたのち、レンズ123A,123Bを介して第1及び第2の光ファイバー125A,125Bに入射される。
【0007】
そして、第1及び第2の光ファイバー125A,125Bに出射される偏光は、例えば、例えば人体に照射されてその血糖値等の測定に用いられる。
【0008】
ところで、この血糖値等の測定時おいて、第1及び第2の光ファイバー125A,125Bから出射される各波長の偏光の出力値、例えば、第1の光ファイバー125Aから出射される波長λ1の偏光と、第2の光ファイバー125Bから出射される波長λ1の偏光の出力値が異なると、精度良く血糖値を測定できなくなる。
【0009】
そこで、波長λ1の偏光の出力値が異なった場合には、第1の光源101から第1の電源105への通電量を制御することにより波長λ1の偏光の出力値を等しくするようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、第1及び第2の光ファイバー125A,125Bから出射される偏光の波長ごとの出力値を調整するためには、第1〜第4の光源101〜104及び第1〜第4の電源105〜108を第1及び第2の光ファイバー125A,125B毎に必要としていたため、構成が複雑化し、装置全体が大型化するとともに、非効率化し、しかも、電源105〜108による雑音などのリスクも増大するという問題があった。
【0011】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、第1及び第2の光ファイバーから出射される偏光の出力値を、第1及び第2の光ファイバー毎に光源や電源を必要とすることなく、調整できるようにした多波長光源装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、請求項1記載のものは、異なる波長の偏光をそれぞれ出射する複数の光源と、これら複数の光源から出射される偏光を合波する合波手段と、この合波手段によって合波された偏光をs偏光とp偏光とに分波する分波手段と、この分波手段により分波されたs偏光を入射させる第1の光ファイバ及びp偏光を入射させる第2の光ファイバと、前記第1及び第2の光ファイバから出射されるs偏光及びp偏光の出力値をその波長ごとに測定する測定手段と、この測定手段により測定されたs偏光及びp偏光の各波長ごとの出力値に基づいて前記第1及び第2の光ファイバに入射するs偏光及びp偏光の各波長ごとの出力値を調整する調整手段とを具備する。
【0013】
請求項5記載のものは、異なる波長の偏光をそれぞれ出射する複数の光源と、これら複数の光源から出射される偏光をそれぞれs偏光とp偏光とに分波する複数の分波手段と、これら複数の分波手段により分波されたs偏光を合波する第1の合波手段と、前記複数の分波手段により分波されたp偏光を合波する第2の合波手段と、前記第1の合波手段により合波されたs偏光を入射させる第1の光ファイバと、前記第2の合波手段により合波されたp偏光を入射させる第2の光ファイバと、前記第1及び第2の光ファイバから出射されるs偏光及びp偏光の出力値をその波長ごとに測定する測定手段と、この測定手段により測定されたs偏光及びp偏光の各波長ごとの出力値に基づいて前記第1及び第2の光ファイバに入射するs偏光及びp偏光の各波長ごとの出力値を調整する調整手段とを具備する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して詳細に説明する。
【0015】
図1は本発明の第1の実施の形態である多波長光源装置を示す構成図である。
【0016】
この多波長光源装置は、並列に配置されて異なる波長λ1〜λ4の直線偏光を出射する第1乃至第4の光源(LD)1〜4を備え、これら第1乃至第4の光源1〜4には、それぞれ第1乃至第4の電源5〜8が接続されている。
【0017】
第1乃至第4の光源5〜8の光出射方向には、第1乃至第4のレンズ9〜12、出力調整手段としての回転自在なλ/4板13〜16及び合波手段としてのダイクロイックミラー17〜20がそれぞれ配設されている。
【0018】
第1のダイクロイックミラー17の光出射方向には、分波手段としての偏光子22が設けられ、偏光をs偏光とp偏光に分波するようになっている。即ち、s偏光は偏光子22を透過し、p偏光は偏光子22によって反射される。
【0019】
s偏光の出射方向には、レンズ23を介して第1の光ファイバー25Aが配設されている。p偏光の反射方向にはp偏光を全反射させる全反射ミラー26が設けられ、この全反射ミラー26の光反射方向には、レンズ27を介して第2の光ファイバー25Bが配置されている。
【0020】
図2は、上記したλ/4板13〜16の駆動制御系を示すものである。
【0021】
図中28は、第1及び第2の光ファイバー25A,25Bから出射されるs偏光及びp偏光の出力値をその波長λ1〜λ4ごとに測定する測定手段として測定器である。この測定器28には測定値送信回路を介して制御装置29が接続されている。制御装置29には制御回路を介して駆動機構30が接続され、この駆動機構30によってλ/4板13〜16が回転されるようになっている。
【0022】
上記制御手段29、駆動機構30及びλ/4板13〜16によって調整手段としての調整機構24が構成されている。
【0023】
制御装置29は測定器28から送信されてくるs偏光及びp偏光の出力測定値をその波長λ1〜λ4ごとに比較し、出力測定値が異なる場合には、駆動機構30を動作さてλ/4板13〜16を回転させるようになっている。これにより、s偏光とp偏光がλ/4板13〜16を透過する比率を可変制御し、s偏光及びp偏光の出力値がその波長λ1〜λ4ごとに等しくなるようにする。
【0024】
次に、上記したように構成される多波長光源装置の動作について説明する。
【0025】
なお、光源1〜4としてLDを用いており、LDは直線偏光であるので、λ/4板13〜16を透過するp偏光とs偏光がそれぞれ約1/2になるようにλ/4板13〜16を予め、約45度回転しておく。
【0026】
第1乃至第4の電源5〜8から第1乃至第4の光源1〜4に通電されると、第1乃至第4の光源1〜4から波長λ1〜λ4の偏光がそれぞれ出射される。この出射される偏光は、レンズ9〜12及びλ/4板13〜16を介してダイクロイックミラー17〜20に送られ、このダイクロイックミラー17〜20で波長λ1〜λ4の偏光が合波される。この合波された偏光は偏光子22によりs偏光とp偏光とに分波される。
【0027】
分波されたs偏光はレンズ23Aを介して第1の光ファイバ25Aに入射されて出射され、p偏光は全反射ミラー26及びレンズ23Bを介して第2の光ファイバ25Aに入射されて出射される。
【0028】
第1及び第2の光ファイバ25A,25Bから出射されるs偏光及びp偏光は例えば、人体に照射されて血糖値の測定に用いられる。この測定に使用されるs偏光及びp偏光の出力値(エネルギー強度)は波長λ1〜λ4ごとに測定器28によって測定され、その測定値が制御装置29に送信される。制御装置29では測定値をs偏光とp偏光の波長λ1〜λ4ごとに比較し、例えば、波長λ1の出力値のみが異なる場合には、制御装置29により駆動機構30を動作させてλ/4板13のみを回転させ、また、波長λ1〜λ4の全てが異なる場合には、λ/4板13〜16の全てを回転する。これにより、偏光子22におけるs偏光とp偏光の偏光比が微調整され、s偏光及びp偏光の出力値が各波長λ1〜λ4ごとに等しくされることになる。
【0029】
上記したように、第1乃至第4の光源1〜4から出射される異なる波長λ1〜λ4の偏光をダイクロイックミラー17〜20によって合波し、この合波した偏光を偏光子22によりs偏光とp偏光とに分波し、これら分波した偏光を第1及び第2の光ファイバー25A,25Bに入射させる。そして、光ファイバー25A,25Bから出射されるs偏光とp偏光の出力値を波長ごとに測定して比較し、出力値が異なる場合には、λ/4板13〜16を回転させてs偏光とp偏光の偏光比を微調整してs偏光及びp偏光の出力値を各波長λ1〜λ4ごとに等しくする。
【0030】
従って、従来のように、第1及び第2の光ファイバー25A,25Bごとに光源、電源、及びダイクロイックミラーを必要とすることがなく、光源、電源、及びダイクロイックミラーの個数を半減することができる。
【0031】
よって、装置の小型化、及び効率化が可能になるとともに、電源によるノイズなどのリスクも低減でき、S/Nも向上することができる。
【0032】
図3は本発明の第2の実施の形態である多長波光源装置を示すものである。
【0033】
この多長波光源装置は、非対向状態で配設される第1及び第2の光源31,32及び同じく非対向状態で配設される第3及び第4の光源33,34を備えている。第1乃至第4の光源31〜34からは異なる波長λ1〜λ4の偏光がそれぞれ出射されるようになっている。
【0034】
第1の光源31の光出射方向には、レンズ36、出力調整手段としてのλ/4板37、フィルタ38、及び分波手段としての偏光子39、及び全反射ミラー40が順次配設されている。第2の光源32の光出射方向には、レンズ42、出力調整手段としてのλ/4板43、フィルタ44、及び分波手段としての偏光子45,フィルタ80、偏光子46及び全反射ミラー47が順次配設されている。
【0035】
また、上記した全反射ミラー40によって反射される光の光路中には、上記した偏光子45及びダイクロイックミラー64が配設され、偏光子39によって反射される光路中には、フィルタ78、及び上記した偏光子46が設けられている。さらに、上記した全反射ミラー47によって反射される光の光路中にはダイクロイクミラー65が設けられている。
【0036】
上記した全反射ミラー40,54,57及びダイクロイックミラー64により第1の合波手段が構成されている。
【0037】
一方、第3の光源33の光出射方向には、レンズ50、出力調整手段としてのλ/4板51、フィルタ52、及び分波手段としての偏光子53、及び全反射ミラー54が順次配設されている。第4の光源34の光出射方向には、レンズ56、出力調整手段としてのλ/4板57、フィルタ58、及び分波手段としての偏光子59,フィルタ81、偏光子60及び全反射ミラー61が順次配設されている。
【0038】
また、上記した全反射ミラー54によって反射される光の光路中には、上記した偏光子59及び全反射ミラー57が配設されている。この全反射ミラー57によって反射される光の光路中には上記したダイクロイックミラー64、レンズ69及び第1の光ファイバー70Aが配設されている。
【0039】
さらに、上記した偏光子53によって反射される光路中にはフィルタ79及び上記した偏光子60が設けられ、また、上記した全反射ミラー61によって反射される光の光路中には全反射ミラー72が設けられている。この全反射ミラー72によって反射される光の光路中には上記したダイクロイックミラー65、レンズ73及び第2の光ファイバー70Bが配設されている。
【0040】
上記した全反射ミラー47,61,72及びダイクロイックミラー65によって第2の合波手段が構成されている。
【0041】
次に、上記したように構成される多長波光源装置の動作について説明する。
【0042】
第1の光源31から出射される波長λ1の偏光はレンズ36、λ/4板37、フィルタ38を介して偏光子39に送られ、この偏光子39でs偏光とp偏光に分波される。分波されたs偏光は全反射ミラー40により全反射されて偏光子45及びダイクロイックミラー64さらにレンズ69を介して第1の光ファイバー70Aに入射される。また、偏光子39で分波されたp偏光はフィルタ78、偏光子46を介して全反射ミラー47に送られ、この全反射ミラー47により全反射されてダイクロイックミラー65及びレンズ73を介して第2の光ファイバー75Bに入射される。
【0043】
また、第2の光源32から出射される波長λ2の光はレンズ42、λ/4板43、フィルタ44を介して偏光子45に送られ、この偏光子45でs偏光とp偏光に分波される。分波されたs偏光はダイクロイックミラー64さらにレンズ69を介して第1の光ファイバー70Aに入射される。また、偏光子45で分波されたp偏光はフィルタ80、偏光子46を介して全反射ミラー47に送られ、この全反射ミラー47により全反射されてダイクロイックミラー65及びレンズ73を介して第2の光ファイバー75Bに入射される。
【0044】
一方、第3の光源33から出射される波長λ3の光はレンズ50、λ/4板51、フィルタ52を介して偏光子53に送られ、この偏光子53でs偏光とp偏光に分波される。分波されたs偏光は全反射ミラー54により全反射されて偏光子59を介して全反射ミラー57に送られる。このs偏光は全反射ミラー57で全反射されてダイクロイックミラー64及びレンズ69を介して第1の光ファイバー70Aに入射される。また、偏光子53で分波されたp偏光はフィルタ79、偏光子60を介して全反射ミラー61に送られ、この全反射ミラー61により全反射される。このp偏光は全反射ミラー72により全反射されダイクロイックミラー65及びレンズ73を介して第2の光ファイバー75Bに入射される。
【0045】
また、第4の光源34から出射される波長λ4の光はレンズ56、λ/4板57、フィルタ58を介して偏光子59に送られ、この偏光子59でs偏光とp偏光に分波される。分波されたs偏光は全反射ミラー57により全反射されてダイクロイックミラー64及びレンズ69を介して第1の光ファイバー70Aに入射される。また、偏光子59で分波されたp偏光はフィルタ81、偏光子60を介して全反射ミラー61に送られ、この全反射ミラー61で全反射され、さらに全反射ミラー72で全反射されてダイクロイックミラー65及びレンズ73を介して第2の光ファイバー75Bに入射される。
【0046】
この第2の実施の形態においても上記した第1の実施の形態と同様に光ファイバー70A,70Bから出射されるs偏光とp偏光の出力値を波長λ1〜λ4ごとに測定して比較し、出力値が異なる場合には、λ/4板39,45,53,59を回転させてs偏光とp偏光の偏光比を微調整してs偏光及びp偏光の出力値を各波長λ1〜λ4ごとに等しくすることができる。
【0047】
この第2の実施の形態によっても上記した第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0048】
なお、上記した第1の実施の形態では、s偏光及びp偏光の出力値をλ/4板13〜16を回転させることにより各波長ごとに微調整するようにしたが、これに限られることなく、第1乃至第4の光源1〜4を45度傾けても良く、また、第1乃至第4の光源1〜4自体を回転させるようにしても良い。第1乃至第4の光源1〜4自体を回転させた場合には、λ/4板13〜16を不要とすることができる。
【0049】
その他、本発明はその要旨の範囲内で種々変形実施可能なことは勿論である。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、装置の小型化及び効率化が可能となり、しかも、S/Nの向上が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である多波長光源装置を示す概略的構成図。
【図2】同実施の形態のλ/4の駆動制御系を示すブロック図。
【図3】本発明の第2の実施の形態である多波長光源装置を示す概略的構成図。
【図4】従来の多波長光源装置を示す概略的構成図。
【符号の説明】
1〜4…第1乃至第4の光源
17〜20…ダイクロイックミラー(合波手段)
22…偏光子(分波手段)
24…調整機構
25A…第1の光ファイバ
25B…第2の光ファイバ
28…測定器(測定手段)
13〜16…λ/4板
31〜34…第1乃至第4の光源
39,45,53,59…偏光子(分波手段)
40,54,57…全反射ミラー(第1の合波手段)
64…ダイクロイックミラー(第1の合波手段)
47,61,72…全反射ミラー(第2の合波手段)
65…ダイクロイックミラー(第2の合波手段)
Claims (8)
- 異なる波長の偏光をそれぞれ出射する複数の光源と、
これら複数の光源から出射される偏光を合波する合波手段と、
この合波手段によって合波された偏光をs偏光とp偏光とに分波する分波手段と、
この分波手段により分波されたs偏光を入射させる第1の光ファイバ及びp偏光を入射させる第2の光ファイバと、
前記第1及び第2の光ファイバから出射されるs偏光及びp偏光の出力値をその波長ごとに測定する測定手段と、
この測定手段により測定されたs偏光及びp偏光の各波長ごとの出力値に基づいて前記分波手段に入射するs偏光及びp偏光の各波長ごとの偏光比率を調整する調整手段とを具備することを特徴とする多波長光源装置。 - 前記調整手段は、前記複数の光源と前記合波手段との間に配設される複数のλ/4板を有し、これら複数のλ/4板を回転させることにより、前記複数の光源から出射される偏光のs偏光とp偏光の偏光比率を可変することを特徴とする請求項1記載の多波長光源装置。
- 前記合波手段は、前記複数の光源から出射される異なる波長の偏光毎に配設される複数のダイクロイックミラーを有して構成されることを特徴とする請求項1記載の多波長光源装置。
- 前記分波手段は、偏光子であることを特徴とする請求項1記載の多波長光源装置。
- 異なる波長の偏光をそれぞれ出射する複数の光源と、
これら複数の光源から出射される偏光をそれぞれs偏光とp偏光とに分波する複数の分波手段と、
これら複数の分波手段により分波されたs偏光を合波する第1の合波手段と、
前記複数の分波手段により分波されたp偏光を合波する第2の合波手段と、
前記第1の合波手段により合波されたs偏光を入射させる第1の光ファイバと、
前記第2の合波手段により合波されたp偏光を入射させる第2の光ファイバと、
前記第1及び第2の光ファイバから出射されるs偏光及びp偏光の出力値をその波長ごとに測定する測定手段と、
この測定手段により測定されたs偏光及びp偏光の各波長ごとの出力値に基づいて前記複数の分波手段に入射するs偏光及びp偏光の各波長ごとの偏光比率を調整する調整手段とを具備することを特徴とする多波長光源装置。 - 前記調整手段は、前記複数の光源と前記複数の分波手段との間に配設される複数のλ/4板を有し、これら複数のλ/4板を回転させることにより、前記複数の光源から出射される偏光のs偏光とp偏光の偏光比率を可変することを特徴とする請求項5記載の多波長光源装置。
- 前記第1及び第2の合波手段は、前記複数の分波手段を通過したs偏光或いはp偏光を所定方向に全反射させる全反射ミラー及びダイクロイックミラーを有して構成されることを特徴とする請求項5記載の多波長光源装置。
- 前記分波手段は、偏光子であることを特徴とする請求項5記載の多波長光源装置。
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Cited By (2)
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JP2019002937A (ja) * | 2013-02-22 | 2019-01-10 | ケーエルエー−テンカー コーポレイション | 光計測において照明を提供するためのシステム |
-
2003
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