JP2005055830A - 画像表示方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 表示画面上に生じる輝度と色の不均一性を効果的に低減することができる画像表示装置を提供する。
【解決手段】 原色の照明光を入力した映像信号に基づいて空間変調手段130で変調し、変調された原色の光を合成して投影して、画像を表示する場合に、投影された画像の二次元の強度分布特性をムラ検出部145で測定し、測定された二次元の強度分布に基づいて、空間変調手段130での変調状態を補正する。
【選択図】 図1
【解決手段】 原色の照明光を入力した映像信号に基づいて空間変調手段130で変調し、変調された原色の光を合成して投影して、画像を表示する場合に、投影された画像の二次元の強度分布特性をムラ検出部145で測定し、測定された二次元の強度分布に基づいて、空間変調手段130での変調状態を補正する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、プロジェクタ装置に適用して好適な画像表示方法及び装置に関する。
近年、プロジェクタ装置として、1次元の画像表示素子からの光束を、光走査手段で走査しながら、スクリーンに投影して、2次元画像を形成するものが開発されている。1次元の画像表示素子としては、米国Silicon Light Machine 社が開発した回折ライト・バルブ(GLV:grating light valve )が知られている(例えば特許文献1,2参照)。
GLVは光の回折を利用したマイクロマシン位相反射型回折格子より成っている。GLVを用いれば、光の階調を電気的にコントロールして、画像表示を行うことが可能となる。
例えば、GLVにおいて、数μmのリボン電極数本で1画素を形成する画素素子とし、その画素素子を1次元方向に数百〜数千個配置する。この複数の画素素子からなる1次元方向画素素子GLVは1次元空間変調器として機能し、1次元方向に集光した照明光をGLVにて変調した後にガルバノミラー(ポリゴンミラー)等で水平方向に走査することによって、2次元表示画像は形成され、その2次元表示画像をスクリーンに投影することで、画像が表示される。
このようなGLVを用いた画像表示装置は、通常の2次元表示装置、例えば、液晶パネルなどを用いた投射型表示装置と比較して、GLV自体に画素間の境界が存在しないため、極めて滑らかで自然な画像表現が可能である。さらに、3原色である赤色、緑色、青色のレーザを光源とし、これらの色を混合することで、極めて広い、自然な色再現範囲の画像が表現できるなど、従来にない優れた表示性能を有している。
米国特許第5982553号
特表平10−510374号公報
ところが、実際に、例えば、1080画素素子を含むGLVをスキャンして得た1080×1920画素の画像表示装置において、良好な画像表示を全画素で実現することは容易ではない。その理由は、通常デバイス製造上画素素子を構成するリボン電極の形状や表面状態を表示領域全体に対して均一に作成することが困難である。そのため、素子を動作させない状態でもnm程度の凹凸が発生するため、変調器としてのGLVは、画素素子毎に変調特性(駆動電圧−変調光輝度)が変動する。その結果、画面上に輝度の不均一性が生じ、例えば、均一な黒画像を得ることができない問題があった。この場合、GLVデバイス方向の不均一だけでなく、スキャン方向においても、輝度変動が生じることがあった。
また、1次元素子であるGLVを照明するために、照明光を1次元方向に集光させて、1列となっているGLVに照射する必要がある。この場合、全照明領域内に、照明光強度を均一にすることは容易ではない。光学設計並びに初期調整で均一照明を実現できたとしても、温度変化や経時変化による光源や光学系の変動の影響があるため常に均一な照明光を実現することは難しい。このような照明の不均一は単色では比較的目立たないが、カラー画像のように色を重ねた場合、画面全体で色異常として認識され画質の劣化を招く。特にレーザプロジェクタのように色毎に個別の照明系を使用する場合には、このような色の不均一性が起こりやすい。
この場合、従来のこの種の画像表示装置では、ホワイトバランスを考慮した照明光の補正については一般的に行うようにしてあるが、ブラックバランスは考慮していないため、表示される色が黒に近づくにつれて色温度が変化する問題があった。
本発明の目的は、表示画面上に生じる輝度と色の不均一性を効果的に低減することができる画像表示装置及び画像表示方法を提供することにある。
本発明は、原色の照明光を入力した映像信号に基づいて空間変調手段で変調し、変調された原色の光を合成して投影して、画像を表示する場合に、投影された画像の二次元の強度分布特性を測定し、測定された二次元の強度分布に基づいて、空間変調手段での変調状態を補正するようにしたものである。
このようにしたことで、二次元的に空間変調手段での変調状態を補正することが可能になる。
本発明によると、二次元的に空間変調手段での変調状態を補正することが可能になり、空間変調手段を使用して画像表示を行う場合の、二次元的な筋ムラや色ムラを効果的に補正してなくすことができ、良好な画像表示が可能になる。
この場合、原色の照明光は、レーザ光を一次元方向に集光して得た照明光とし、各原色の照明光を、一次元方向に画素数に対応して複数配置された空間変調手段で、入力した映像信号に基づいて空間変調を行い、その空間変調された各原色の光を合成して二次元方向に走査し、二次元方向に走査された光を投影して画像を表示するようにしたことで、レーザ光を光源として、GLV素子などの空間変調手段を使用して画像を投影表示させる場合の、投影画像を良好なものにすることができる。
また、二次元方向に走査される前の、空間変調された各原色の光の一部を分光させて、一次元方向の強度分布特性を測定し、その測定された一次元方向の強度分布に基づいて、空間変調手段での変調状態の補正をさらに行うことで、空間変調手段そのものの一次元方向の変調特性についても補正され、より良好な特性の画像を表示させることができる。
また、二次元の強度分布特性の測定は、空間変調手段の画素数よりも少ない分割数で測定して、その測定された分割数を単位として補正を行うことで、簡単な測定処理で良好な補正ができるようになる。
以下、本発明の第1の実施の形態を、図1〜図19を参照して説明する。
図1は本例の画像表示装置の構成の一例を示した図である。本例の画像表示装置は、光学系システムであるプロジェクタシステム100と信号処理部150とによって構成される。プロジェクタシステム100は、複数のGLV素子を変調手段として使用して、スクリーン99に画像を投影するプロジェクタである。
プロジェクタシステム100が備える光源部110としては、3原色のレーザ光源、即ち赤色のレーザ光源111Rと、緑色のレーザ光源111Gと、青色のレーザ光源111Bとを備える。各色のレーザ光源111R,111G,111Bから出力されたレーザ光は、照明光生成部120に供給されて、各色の照明光学系部121R,121G,121Bで、1次元に配置されているGLVの形状に合わせて、レーザ光の断面の形状を変換し、1次元方向に集光して照明光とする。
空間変調光生成部130には、赤色用のGLV素子131Rと、緑色用のGLV素子131Gと、青色用のGLV素子131Bが配置してある。各色のGLV素子131R,131G,131Bは、それぞれリボン電極が1次元に羅列されてアレイ化され、照明光の空間変調を行う。即ち、各色のGLV素子131R,131G,131Bは、例えば1080画素を表示する1080画素素子が1次元に配列してなり、映像信号に対応する駆動電圧の印加によって動作し、入射した1次元方向に集光した照明光を反射又は回折し、反射光、又は、0次光、±1次光、±2次光等を含む回折光を出射する。各GLV素子131R,131G,131Bで変調された変調光は、コンバイナ132で合成されて、カラー画像を表示させるための変調光となる。
コンバイナ132で合成された変調光は、オフナリレー光学系部141及び第1のムラ検出部142を介して、スキャナ143に供給して、変調光が集光された1次元方向と直交する方向に走査させる。オフナリレー光学系部141では、一次回折光以外の不要な変調光成分を除去する。第1のムラ検出部142は、ミラー142aを備えて、ムラ検出を行う際にだけ、変調光を反射させて、光学センサ142bで検出する。この第1のムラ検出部142は、主としてGLV素子及び1次元照明系に起因するムラの測定を行うもので、光学センサ142bとしては、例えば積分球あるいはCCD等によって構成される。ムラ検出をしない場合(即ち通常の投影時)には、オフナリレー光学系部141側から入力した光は、そのままスキャナ143に供給する。スキャナ143としては、例えば回転するミラーで構成されたガルバノスキャナ(ガルバノミラー)が使用され、映像信号に同期して回転させる制御が行われる。
スキャナ143で走査された光は、投影光学系部144に供給される。投影光学系部144としては、像面湾曲補正光学系144aとプロジェクションレンズ144bとを備え、像面湾曲補正光学系144aで走査位置によって発生する像面湾曲が補正されて、プロジェクションレンズ144bでスクリーン99に投影され、画像が表示される。
図2は、GLV素子を備えた空間変調光生成部130からプロジェクションレンズ144bまでの光学系の構成例を示した図である。空間変調光生成部130のコンバイナ132から出射された光は、スキャナ143により走査されて、プロジェクションレンズ144bに2次元中間像が入射する構成となっている。
スクリーン99に投影されて表示される画像は、プロジェクタシステム100が備える第2のムラ検出部145内のカメラ145aで撮影する。カメラ145aとしては、例えばCCD撮像素子を使用したいわゆるCCD型のビデオカメラが使用され、スクリーン99に投影された画像を撮影するように設定された光学系を備える。
信号処理部150の構成について説明すると、映像信号入力処理部151に、例えばDVD(Digital Video Disc又はDigital Versatile Disc)再生装置などの映像再生機器より入力された映像信号は、色差信号YCb Cr (又はYPb Pr )からRGB信号に変換される。このRGB信号には、非線形特性(γ特性)が付加されているため、映像信号処理部152内での逆ガンマ補正処理にて線形特性に変換した後に、照明光源の色再現範囲に対応させるために色空間変換処理が施される。処理が施されたRGB信号は、ユニフォミティ補正回路部153に供給されて、後述する補正処理が行われて、補正された信号が素子駆動回路部155に供給される。素子駆動回路部155では、供給されたRGB信号に基づいて、各色のGLV素子131R,131G,131Bに印加する駆動電圧信号を生成して、所定のタイミングで各色のGLV素子131R,131G,131Bに印加して、各色の照明光を変調する。
信号処理部150が備える中央制御ユニット(CPU)154は、映像信号処理部152での処理と、ユニフォミティ補正回路部153での補正処理を制御すると共に、スキャナ143での走査状態をスキャナ制御部157を介して制御する。このとき、素子駆動回路部155から各GLV素子131R,131G,131Bに印加する駆動電圧信号の供給タイミングと、スキャナの動作タイミングとを同期させて、入力映像信号による画像が正しく投影される制御を行う。
第1のムラ検出部142のセンサ142bで検出された信号と、第2のムラ検出部145内のカメラ145aで撮影された信号は、検出信号処理部158に供給されて、ムラ成分の検出処理が行われ、検出された信号が中央制御ユニット154に供給される。なお、第1のムラ検出部142と第2のムラ検出部145でムラ成分を検出する際には、中央制御ユニット154は、測定パターン生成部156で生成された測定パターンの映像信号を素子駆動回路部155に供給して、測定パターンの映像をスクリーン99に投影させる処理を行う。この場合、ムラ検出時には、3色のレーザ光源111R,111G,111Bを個別に点灯させて、各色の光学系毎に個別にムラ検出処理を行うようにしてある。中央制御ユニット154では、検出信号処理部158で検出されたムラ成分に基づいて、ユニフォミティ補正回路部153での映像信号の補正状態を設定する。
図3は、信号処理部150の詳細な構成例を示した図である。映像信号入力処理部151内の変換回路151aで、色差信号からRGB信号に変換し、変換されたRGB信号を、映像信号処理部152内の逆ガンマ補正回路152aで逆ガンマ補正処理にて線形特性に変換し、変換された信号を色空間変換回路152bで照明光源の色再現範囲に対応させるための色空間変換処理が行われる。処理されたR信号,G信号,B信号は、ユニフォミティ補正回路部153内のルックアップテーブル(以下LUTと称する)153aに供給する。LUT153aでは、補正値が加算されて補正処理が行われ、その補正された信号をセレクタ153bに供給する。セレクタ153bでは、測定パターン生成部156内の生成回路156aが出力する測定パターンのRGB信号と、LUT153aで補正されたRGB信号とのいずれか一方を選択する。通常の画像表示時はLUT153aの出力を選択し、補正用のデータ測定時には、測定パターンを選択する。セレクタ153aで選択された信号は、素子駆動回路部155内のデジタル/アナログ変換器155aに供給して印加電圧に変換し、その印加電圧を駆動回路155bでGLV素子131R,131G,131Bに印加する。
第1のムラ検出部142のセンサ142bで検出された信号は、第1のムラ検出部142内のゲイン調整部142cで照明光毎の波長感度差を補正するためのゲイン調整をした後、アナログ/デジタル変換器142dでデジタルデータに変換し、変換されたデータを、ユニフォミティ補正回路部153内の補正値演算器153cに供給する。
第2のムラ検出部145内のカメラ145aで撮影された信号は、アナログ/デジタル変換器145bに供給してデジタルデータに変換し、変換されたデータを補間処理部145cに供給して、メモリ145dに記憶されたデータを参照した線形補間処理を行う。この線形補間処理は、カメラ145aで撮影される画像サイズと、スクリーン99に投影される画像サイズとが異なる場合や、カメラ145aで撮影される画素数と、補正回路部153側で扱う画素数が異なる場合に必要な処理である。補間処理部145cで補間されたデータは、ユニフォミティ補正回路部153内の補正値演算器153cに供給する。
ユニフォミティ補正回路部153内の補正値演算器153cでは、後述する演算処理で各色の補正値を算出して、各色毎の補正値を補正テーブルとして用意し、その補正テーブルをLUT153aに書き込む。メモリ153bは、補正値の演算処理に必要なデータの一時記憶に使用される。補正テーブルをLUT153aに書き込むことで、映像信号処理部152からLUT153aに供給されるRGB信号は、画素及び信号レベル毎に随時補正されて、素子駆動回路部155に送られる。
次に、ユニフォミティ補正回路部153内の補正値演算器153cで補正値を演算する処理構成を、図4を参照して説明する。本例の場合には、各色毎に、変調特定測定結果と照明ムラ測定結果とが得られる。ここでは、変調特定測定結果は、図1の第1のムラ検出部142のセンサ142bの出力に基づいた測定結果であり、照明ムラ測定結果は、図1の第2のムラ検出部145のカメラ145aの出力に基づいた測定結果である。変調特定測定結果については、各色毎の(I−V)特性収納メモリ11R,11G,11Bで補正処理を行い、得られた照明ムラ測定結果と変調特定測定結果とを、各色毎に乗算器12R,12G,12Bで合成し、各乗算器12R,12G,12Bの出力を、電圧/輝度変換回路13に供給して、各色毎の輝度データとする。電圧/輝度変換回路13が出力する各色の輝度データは、輝度分布解析部14に供給して、最大輝度値と最小輝度値を求める。この輝度分布解析部14で求まった最大輝度値と最小輝度値のデータは、乗算器16で、理想変調特性格納部15が出力する理想変調特性を乗算する。そして、電圧/輝度変換回路13が出力する輝度データと、乗算器16の出力を、各色毎の補正テーブル生成部17R,17G,17Bに送り、補正テーブルを生成させ、その補正テーブルで各色毎のLUT153aに書き込まれたデータを補正する。
次に、GLV素子での空間変調原理を説明しながら、GLV素子と駆動回路特性のバラツキによる筋ムラが発生する状態について説明する。図5,図6は、GLV素子での空間変調原理を示した図である。GLV素子は、既に説明したように映像信号に対応する駆動電圧の印加によって動作する素子であり、図5,図6に示すように、GLV素子のリボン電極として、A群の電極とB群の電極とが交互に配置されているとする。このとき、例えば黒色の領域(即ちピクセル・オフの状態)では、図5に示すように、A群の電極とB群の電極の高さを揃えた状態として、入射した照明光λを、リボン電極でそのまま反射させる。これに対して、白色の領域(即ちピクセル・オンの状態)では、図6に示すように、A群の電極とB群の電極とで高さを変えて、入射した照明光λの回折状態を変えて出射させ、照明光を変調する。
ここで、例えばGLV素子で黒色の領域とする変調を行った場合における、GLV素子の状態の例(図7(b))と、そのときのスクリーン上での黒領域の表示輝度の変化の例(図7(a))を図7に示す。この例では、図7(b)に示すように、本来はA群の電極とB群の電極とを等しい位置状態として均一な輝度の黒画像を表示させる場合の例であるが、ある1個のリボン電極に+ΔD1のズレが発生し、また別の1個のリボン電極に+ΔD2のズレが発生したとする。このとき、図7(a)に示すように、対応した位置のスクリーン上の輝度が、そのズレ量に比例して明るくなってしまう。
また、GLV素子でグレーから白色の領域での変調を行った場合における、GLV素子の状態の例(図8(b))と、そのときのスクリーン上での表示輝度の変化の例(図8(a))を図8に示す。この例では、図8(b)に示すように、A群の電極とB群の電極との間の距離をZとして、その距離Zに対応した輝度の均一な画像を表示させるものであるが、ある1個のリボン電極に+ΔZ1のズレが発生し、また別の1個のリボン電極に−ΔZ2のズレが発生したとする。このとき、図8(a)に示すように、対応した位置のスクリーン上の輝度が、そのズレ量に比例して変化してしまう。電極位置が変化する方向に応じて、明るくなる場合と暗くなる場合とがあることが図8から判る。
本例においては、このようなバラツキを補正するようにしたものである。以下、図9のフローチャートを参照して、補正のための測定処理(ムラ検出処理)を説明する。まず、第1のムラ検出部142の出力に基づいて、主としてGLVデバイスおよび1次元照明系に起因するムラの測定を行う。ムラ検出のための測定処理が開始されると、まず赤色Rの照明(レーザ光源)を点灯させ、測定パターン生成部156で生成したパターンを、セレクタ153b(図3)を介して測定対象画素の駆動回路に入力させる(ステップS11)。図10(a)は、測定用パターンの一例を示したもので、ここでは時間の経過で一定比率で高くなる駆動電圧としてある。その測定用パターンに基づいて検出されるセンサ出力の例を、図10(b)に示してある。通常、測定用パターンとセンサ出力の波形変化は完全には一致してない。
この状態で、赤色用のGLV素子で変調された光を、第1のムラ検出部142のセンサ142bで検出させ、測定対象照明に対応する変調特性Iを測定する(ステップS12)。センサ142bの検出信号は、ゲイン調整部142cにて、照明光毎に波長感度差を補正した後にデジタルデータに変換され、ユニフォミティー補正回路部153内のメモリ153b内に順次蓄積される。全画素の変調特性を測定した後にR照明を消灯させる(ステップS13)。そして、3原色全てについて測定が終了したか否か判断し(ステップS14)、測定していない色がある場合には、ステップS11に戻って、測定してない色についての処理を行い、赤色、緑色、青色の3原色について同様の測定処理を行って、測定結果を記憶させ、ユニフォミティー補正に使用する変調特性I _r(v,y) ,I _g(v,y), I _b(v,y)の測定が完了する。ここでv は駆動信号レベルを示す。_rgb は色を示す。Y は、GLV素子の画素位置を示す。
次に、第2のムラ検出部145の出力に基づいた特性を測定する処理に移る。この第2のムラ検出部145の出力では、主としてプロジェクションレンズ等の光学特性によって起因する2次元的な輝度ムラおよび使用スクリーンによる色変化を測定する。この第2のムラ検出部145で測定する際にも、第1のムラ検出部142の出力に基づいて測定する場合と同様に、赤色、緑色、青色の各1色ごとに行われる。即ち、まず赤色照明を点灯させて(ステップS15)、測定パターン生成部で生成した最大輝度となるデータパターンを駆動回路に入力してスキャナー走査することによって、赤色画像をスクリーン上に投影させる。この状態で、ビデオカメラ145aの撮像出力から、2次元光強度分布特性Lr(x,y) を得る(ステップS16)。その後、赤色照明を消灯させる(ステップS17)。そして、3原色全てについて測定が終了したか否か判断し(ステップS18)、測定していない色がある場合には、ステップS15に戻って、測定してない色についての処理を行い、赤色、緑色、青色の3原色について同様の測定処理を行って、3原色全てについての測定結果Lr(x,y) , Lg(x,y) ,Lb(x,y) を得る。使用するビデオカメラ145aは、スクリーンに投影される画像の画像サイズに対応したものが望ましい。例えばHDサイズ画像の場合はW:1920xH:1080画像のものを使用する。もし画像サイズより小さな画素数のセンサ(W:640xH:580)を使用する場合には、測定したデータに基づいた線形補間処理を用いて2次元光強度分布特性Lr(x,y) を求めるようにする。
図11は、スクリーン上の2次元光強度分布の例を、単色で補正前の状態で示した写真の例であり、ほぼX字状にムラが発生していることが判る。また、図13は、スクリーン上の2次元光強度分布の例を、3原色を合成させたカラーで補正前の状態で示した写真の例であり、この場合にもほぼX字状にムラが発生していることが判る。これらの2次元光強度分布を、図12及び図14に示すようにほぼ均等することが補正の目的である。図16は、2次元空間変調特性の例を示した図である。
次に、このような補正処理の流れの例を、図19のフローチャートを参照して説明する。まず、第1のムラ検出部142で検出された各色の変調特性I(v,y)と、第2のムラ検出部145で検出された2次元光強度分布テ゛ータ L(x,y)をもとに、2次元空間変調特性S(v,x,y)が次式から求まる(ステップS31)。
S(v,x,y)=I(v,y) x L(x,y) ‥‥(1)
そして、求めた各色毎の2次元空間変調特性S _r(v,x,y) ,S _g(v,x,y), S _b(v,x,y)は、図4に示した輝度/電圧(強度)変換部13にて、RGB3原色の照明光の各3刺激値R(Xr,Yr,Zr),G(Xg,Yg,Zg) ,B(Xb,Yb,Zb) と目標とする白色光の三刺激値(Xw,Yw,Zw)より下記定義式(2)で算出されるRGB3原色の混合比係数(Rc,Gc,Bc)とあらかじめ光検出器の受光面積や波長感度より決定される輝度/ 電圧変換係数(Kr,Kg,Kb)に基づいて、(3)式に示す輝度スケール値Isr(v,x,y) ,Isg(v,x,y), Isb(v,x,y)に変換される(ステップS32)。
|Rc||Xr Xg Xb|-1|Xw|
|Gc| =|Yr Yg Yb||Yw|
|Bc||Zr Zg Zb||Zw| ‥‥(2)
Isr(v,x,y) = Kr x S _r(v,x,y)/Rc
Isg(v,x,y) = Kg x S _g(v,x,y)/Gc
Isb(v,x,y) = Kb x S _b(v,x,y)/Bc ‥‥(3)
S(v,x,y)=I(v,y) x L(x,y) ‥‥(1)
そして、求めた各色毎の2次元空間変調特性S _r(v,x,y) ,S _g(v,x,y), S _b(v,x,y)は、図4に示した輝度/電圧(強度)変換部13にて、RGB3原色の照明光の各3刺激値R(Xr,Yr,Zr),G(Xg,Yg,Zg) ,B(Xb,Yb,Zb) と目標とする白色光の三刺激値(Xw,Yw,Zw)より下記定義式(2)で算出されるRGB3原色の混合比係数(Rc,Gc,Bc)とあらかじめ光検出器の受光面積や波長感度より決定される輝度/ 電圧変換係数(Kr,Kg,Kb)に基づいて、(3)式に示す輝度スケール値Isr(v,x,y) ,Isg(v,x,y), Isb(v,x,y)に変換される(ステップS32)。
|Rc||Xr Xg Xb|-1|Xw|
|Gc| =|Yr Yg Yb||Yw|
|Bc||Zr Zg Zb||Zw| ‥‥(2)
Isr(v,x,y) = Kr x S _r(v,x,y)/Rc
Isg(v,x,y) = Kg x S _g(v,x,y)/Gc
Isb(v,x,y) = Kb x S _b(v,x,y)/Bc ‥‥(3)
そして、そのデータを使用して、輝度分布解析処理部14にて照明毎に各画素での最大輝度特性Isr _max(x,y),Isg_max(x,y), Isb _max(x,y)を求める。求めた輝度特性より白を実現可能な最大輝度Whtmax =Min(Isr _max, Isg_max,Isb _max)を探し、その値をユニフォミティー補正後の目標最高輝度に設定する(ステップS33)。図16(a)は、白レベルの測定された変調特性と、補正後の駆動信号との例を示したものである。
一方、黒レベルについても補正処理を行う。既に図7に示したように、デバイス表面は完全にフラットではないためGLVデバイスの駆動電圧を0にしても、デバイス表面粗さの影響で完全に輝度0にならない。そのときの変調特性は図16(b)に示すように、わずかながら黒浮しているような状態になる。この黒浮きのレベルは画素によって異なる他、デバイスによっても異なるためカラー画像を表示する場合には、この黒浮きレベルの差を考慮した補正をする必要があり、そのための補正処理を行う。具体的な処理としては、例えば、輝度分布解析部14にて、照明毎に各画素での最小輝度特性Isr _min(v,x,y),,Isg _min(v,x,y), Isb _min(v,x,y)を求める。黒浮き分の最小値BKmin=Max(Isr _min, Isg_min,Isb_min)を探し、その値を黒浮き分のオフセット値に設定する(ステップS34)。
次に、ユーザーが設定する任意の変調特性IV(v) と最大輝度Whtmaxおよびオフセット値BKmin より目標変調特性It(v)=(Whtmax-BKmin)x IV(v)+BKmin を求める(ステップS35)。図17は、この目標変調特性の設定状況を示した図である。
そして、補正テーブル生成部17R,17G,17Bにて、目標変調特性(例えば図18(a)に示す特性)と、実際に測定した画素毎(x,y) の変調特性(例えば図18(b)に示す特性)に基づいて求められる駆動信号に基づいた補正テーブル(例えば図18(c)に示す特性)を、RGB各照明毎に作製し(ステップS36)、その作成された補正テーブルを、各色毎のLUT153aを構成するメモリに書き込むことによって補正処理は完了する(ステップS37)。以後入力される画像信号は、LUT テーブルにて画素および信号レベル毎に随時駆動信号が補正されるため、筋ムラ色ムラ等が補正され、安定した画像が出力される。またスクリーン上のエネルギー強度分布に基づいた補正を実施するため、 レンズ特性の影響やスクリーン特性よる色ずれも補正可能となる。 また最大輝度の他に最小輝度の情報も使用するため、 無彩色中間調を表示する場合の色ずれも補正される。
次に、本発明の第2の実施の形態を、図20〜図24を参照して説明する。
図20は本例の画像表示装置の構成の一例を示した図である。本例の画像表示装置は、光学系システムであるプロジェクタシステム200と信号処理部250とによって構成される。プロジェクタシステム200は、複数のGLV素子を変調手段として使用して、スクリーン99に画像を投影するプロジェクタである。本例の場合には、GLV素子を4枚使用する例としてある。4枚のGLV素子を使用する例としては、例えば、輝度を上げるため照明に高出力レーザーを使用することによって、GLV素子1枚にかかる熱的な負荷が問題になる場合や、シアン系の色再現を補うためにもう1色分の色を追加する場合等が考えられる。 本実施の形態の例では、赤照明部に2枚のGLV素子を使用する例としてある。
図20は本例の画像表示装置の構成の一例を示した図である。本例の画像表示装置は、光学系システムであるプロジェクタシステム200と信号処理部250とによって構成される。プロジェクタシステム200は、複数のGLV素子を変調手段として使用して、スクリーン99に画像を投影するプロジェクタである。本例の場合には、GLV素子を4枚使用する例としてある。4枚のGLV素子を使用する例としては、例えば、輝度を上げるため照明に高出力レーザーを使用することによって、GLV素子1枚にかかる熱的な負荷が問題になる場合や、シアン系の色再現を補うためにもう1色分の色を追加する場合等が考えられる。 本実施の形態の例では、赤照明部に2枚のGLV素子を使用する例としてある。
プロジェクタシステム200が備える光源部210としては、3原色のレーザ光源、即ち赤色の第1のレーザ光源211R1と、赤色の第2のレーザ光源211R2と、緑色のレーザ光源211Gと、青色のレーザ光源211Bとを備える。各色のレーザ光源211R1,211R2,111G,111Bから出力されたレーザ光は、照明光生成部220に供給されて、各色の照明光学系部221R1,221R2,221G,221Bで、1次元に配置されているGLVの形状に合わせて、レーザ光の断面の形状を変換し、1次元方向に集光して照明光とする。
空間変調光生成部230には、赤色用の第1のGLV素子231R1と、赤色用の第2のGLV素子231R2と、緑色用のGLV素子231Gと、青色用のGLV素子231Bが配置してある。各色のGLV素子231R1,231R2,231G,231Bは、それぞれリボン電極が1次元に羅列されてアレイ化され、照明光の空間変調を行う。各GLV素子231R1,231R2,231G,231Bで変調された変調光は、コンバイナ232で合成されて、カラー画像を表示させるための変調光となる。
コンバイナ232で合成された変調光は、オフナリレー光学系部241及び第1のムラ検出部242を介して、スキャナ243に供給して、変調光が集光された1次元方向と直交する方向に走査させる。オフナリレー光学系部241では、一次回折光以外の不要な変調光成分を除去する。第1のムラ検出部242は、ミラー242aを備えて、ムラ検出を行う際にだけ、変調光を反射させて、光学センサ242bで検出する。この第1のムラ検出部242は、主としてGLV素子及び1次元照明系に起因するムラの測定を行うもので、光学センサ242bとしては、例えば積分球あるいはCCD等によって構成される。ムラ検出をしない場合(即ち通常の投影時)には、オフナリレー光学系部241側から入力した光は、そのままスキャナ243に供給する。スキャナ243としては、例えば回転するミラーで構成されたガルバノスキャナ(ガルバノミラー)が使用され、映像信号に同期して回転させる制御が行われる。
スキャナ243で走査された光は、投影光学系部244に供給される。投影光学系部244としては、像面湾曲補正光学系244aとプロジェクションレンズ244bとを備え、像面湾曲補正光学系244aで走査位置によって発生する像面湾曲が補正されて、プロジェクションレンズ244bでスクリーン99に投影され、画像が表示される。
スクリーン99に投影されて表示される画像は、プロジェクタシステム200が備える第2のムラ検出部245内のカメラ245aで撮影する。カメラ245aとしては、例えばCCD撮像素子を使用したいわゆるCCD型のビデオカメラが使用され、スクリーン99に投影された画像を撮影するように設定された光学系を備える。
信号処理部250の構成について説明すると、映像信号入力処理部251に、映像再生機器より入力された映像信号は、色差信号YCb Cr (又はYPb Pr )からRGB信号に変換される。このRGB信号には、非線形特性(γ特性)が付加されているため、映像信号処理部252内での逆ガンマ補正処理にて線形特性に変換した後に、照明光源の色再現範囲に対応させるために色空間変換処理が施される。処理が施されたRGB信号は、ユニフォミティ補正回路部253に供給されて、後述する補正処理が行われて、補正された信号が素子駆動回路部255に供給される。素子駆動回路部255では、供給されたRGB信号に基づいて、合計4つのGLV素子231R1,231R2,231G,231Bに印加する駆動電圧信号を生成して、所定のタイミングで各色のGLV素子231R1,231R2,231G,231Bに印加して、各色の照明光を変調する。
信号処理部250が備える中央制御ユニット(CPU)254は、映像信号処理部252での処理と、ユニフォミティ補正回路部253での補正処理を制御すると共に、スキャナ243での走査状態をスキャナ制御部257を介して制御する。このとき、素子駆動回路部255から各GLV素子231R1,231R2,231G,231Bに印加する駆動電圧信号の供給タイミングと、スキャナの動作タイミングとを同期させて、入力映像信号による画像が正しく投影される制御を行う。
第1のムラ検出部242のセンサ242bで検出された信号と、第2のムラ検出部245内のカメラ245aで撮影された信号は、検出信号処理部258に供給されて、ムラ成分の検出処理が行われ、検出された信号が中央制御ユニット254に供給される。なお、第1のムラ検出部242と第2のムラ検出部245でムラ成分を検出する際には、中央制御ユニット254は、測定パターン生成部256で生成された測定パターンの映像信号を素子駆動回路部255に供給して、測定パターンの映像をスクリーン99に投影させる処理を行う。この場合、ムラ検出時には、4つのレーザ光源211R1,211R2,,211G,211Bを個別に点灯させて、各光学系毎に個別にムラ検出処理を行うようにしてある。中央制御ユニット254では、検出信号処理部258で検出されたムラ成分に基づいて、ユニフォミティ補正回路部253での映像信号の補正状態を設定する。
ここで本例においては、補正処理に使用するデータ量を削減する処理を行うようにしてある。即ち、上述した第1の実施の形態では、 色毎に測定した2次元強度分布特性Lr(x,y) と変調特性I(v)によって決定される2次元空間変調特性に基づいてすべて画素について補正テーブルを求めていた。この方法ではHDサイズの画像を前提にした場合、1色あたり1080x1920x1024x 10ビット=約2.6Gバイトが必要で、本例のように4板分の補正テーブルが必要な場合には、2.6G×4=10.4Gバイトもの膨大な量のメモリに必要になる。そこで本例では、照明系むら、駆動特性に対して、レンズ特性に起因するむら変動は比較的緩やかであるため垂直方向むらに補正に重点をおき、レンズ特性に起因する水平方向むらの補正を間引くことによりメモリ量の削減を図るようにしたものである。
図21は、補正のためのエリアを分割設定した例である。走査方向Xでは、画素単位よりも間引いたエリアである、M分割したエリアを設定してあり、そのM分割したエリア毎に補正値を得るようにしてある。
次に、ユニフォミティ補正回路部253内の補正値演算器で補正値を演算する処理構成を、図4を参照して説明する。本例の場合には、各色毎に、変調特定測定結果と照明ムラ測定結果とが得られる。ここでは、変調特定測定結果は、図20の第1のムラ検出部242のセンサ242bの出力に基づいた測定結果であり、4つの照明R1,R2,G,B毎に得られる。この4つの照明ムラ測定結果は、領域分割処理部21に供給して、図21に示したM分割した領域毎の測定値とされる。照明ムラ測定結果は、図20の第2のムラ検出部245のカメラ245aの出力に基づいた測定結果である。
変調特定測定結果については、各照明毎の(I−V)特性収納メモリ24R1,24R2,24G,24Bで補正処理を行い、得られた照明ムラ測定結果と変調特定測定結果とを、各照明毎に乗算器22R1,22R2,22G,22Bで合成し、各乗算器22R1,22R2,22G,22Bの出力を、電圧/輝度変換回路23に供給して、各色毎の輝度データとする。電圧/輝度変換回路23が出力する各色の輝度データは、輝度分布解析部25に供給して、最大輝度値と最小輝度値を求める。この輝度分布解析部25で求まった最大輝度値と最小輝度値のデータは、乗算器27で、理想変調特性格納部26が出力する理想変調特性を乗算する。さらに、この乗算器27の出力を、別の乗算器28,29に供給して、第1の赤色R1用の補正データと第2の赤色R2用の補正データとを得る。そして、電圧/輝度変換回路23が出力する輝度データと、乗算器27,28,29の出力を、各GLV素子毎の補正テーブル生成部30R1,30R2,30G,30Bに送り、補正テーブルを生成させ、その補正テーブルで各GLV素子毎のLUT253aに書き込まれたデータを補正する。各GLV素子毎のLUT253aに書き込ませる際には、エリア分割された補正テーブルを使用する。
図23は、エリア分割補正テーブルの構成例を示した図である。映像信号(ビデオ信号)は、セレクタ42及びエリア判定処理部43に供給されて、エリア選択信号に基づいてそのときのエリアが判定され、そのエリア判定結果に基づいて、セレクタ42で、用意された複数のLUT43a,43b,‥‥43mの中の選択を行う。また、セレクタ42に連動して切換わるセレクタ44により、LUT43a,43b,‥‥43mの出力を選択する構成としてある。
この図23の構成で、映像信号の水平方向の位置に応じてどの領域の補正テーブルを使用するかを選択する。例えば、水平画像位置xpが、x1<xp<x2の領域に入る場合、x1〜x2の分割エリアに対して設定された補正テーブルに基づいて入力信号の補正が行われる。水平方向の分割数を例えば40分割とした場合、メモリは1色あたり1080× 1024 ×40×10ビット=53Mバイトとなり、メモリ量を大幅に削減することが出来る。
次に、本例の補正処理の流れを、図24のフローチャートを参照して説明する。第2のムラ検出部245によって検出されるRGB各色の対する2次元強度分布特性Lr(x,y) を図21に示すように水平方向に複数(m個)に分割し、RGB各エリアにおける垂直方向(GLV素子の照明方向)の平均プロファイルを算出する(ステップS41)。 エリアmの平均プロファイルは次式のように求まる。
各色に対して、各領域での平均フ゜ロファイルP(m,y)と変調特性I(v,y)より2次元空間変調特性Sp(x方向間引き)が求まる(ステップS42)。本例では、GLV素子を4枚使用していることから、4つの2次元空間変調特性Sp_r1(v,m,y) , Sp_r2(v,m,y),Sp_g(v,m,y), Sp_b(v,m,y)が求められることになる。
各色のSp_r1(v,m,y) , Sp_r2(v,m,y),Sp_g(v,m,y), Sp_b(v,m,y)は、輝度/ 電圧( 強度) 変換部23にて、RGB照明光の各三刺激値R(Xr,Yr,Zr)とG(Xg,Yg,Zg) とB(Xb,Yb,Zb) と目標とする白色光の三刺激値(Xw,Yw,Zw)より、下記定義式で算出されるRGB混合比係数(Rc,Gc,Bc)とあらかじめ光検出器の受光面積や波長感度より決定される輝度/電圧変換係数(Kr,Kg,Kb)に基づいて輝度スケール値Ispr1(v,m,y) ,Ispr2(v,m,y) ,Ispg(v,m,y), Ispb(v,m,y)に変換される(ステップS43)。
|Rc|=|Xr Xg Xb|-1|Xw|
|Gc|=|Yr Yg Yb| |Yw|
|Bc|=|Zr Zg Zb| |Zw|
Ispr1(v,m,y) = Kr x Sp_r1(v,m,y)/Rc
Ispr2(v,m,y) = Kr x Sp_r2(v,m,y)/Rc
Ispg(v,m,y) = Kg x Sp _g(v,m,y)/Gc
Ispb(v,m,y) = Kb x Sp _b(v,m,y)/Bc
|Rc|=|Xr Xg Xb|-1|Xw|
|Gc|=|Yr Yg Yb| |Yw|
|Bc|=|Zr Zg Zb| |Zw|
Ispr1(v,m,y) = Kr x Sp_r1(v,m,y)/Rc
Ispr2(v,m,y) = Kr x Sp_r2(v,m,y)/Rc
Ispg(v,m,y) = Kg x Sp _g(v,m,y)/Gc
Ispb(v,m,y) = Kb x Sp _b(v,m,y)/Bc
上記データは、輝度分布解析処理部25にて、照明毎に各画素での最大輝度特性Isr1_max(v,x,y), Isr2_max(v,x,y),ISg_max(v,x,y), Isb _max(v,x,y)を求める。求めた4つの輝度特性より白を実現可能な最大輝度Whtmax =Min(Ispr1 _max+ Ispr2_max, Isg_max, Isb_max)を探し、その値をユニフォミティー補正後の目標最高輝度に設定する(ステップS44)。この処理と同時に、輝度分布解析処理部25にて照明毎に各画素での最小輝度特性Isr1_min(x,y), Isr2_min(x,y),Isg_min(x,y), Isb_min(x,y)を求める(ステップS45)。黒浮き分の最小値BKmin=Max(Isr1_min+Isr2_min, Isg_min, Isb_min)を探し、その値を黒浮き分のオフセット値に設定する。
そして、ユーザーが設定する任意の変調特性IV(v) と、最大輝度Whtmaxおよびオフセット値-BKminより緑色G,青色Bの目標変調特性It(v)=(Whtmax-BKmin)x IV(v)+BKmin を求める(ステップS46)。赤色Rに関しては、Ispr1(v,m,y) , Ispr2(v,m,y) の2つの和に対して目標変調特性を設定することになるため、個々の目標変調特性は下記のように設定する。
Itr1(v)=(WhtmaxIsr1 _max/(Isr1 _max+Isr2_max))-(Bkminx Isr1_min/( Isr1_min+Isr2_min))xIV(v) + Bkminx Isr1 _min/( Isr1_min+Isr2_min)
Itr2(v)=(WhtmaxIsr2 _max/(Isr1 _max+Isr2_max))-(BkminxIsr2 _min/(Isr1 _min+Isr2_min))xIV(v) + Bkminx Isr2 _min /( Isr1 _min+Isr2_min)
Itr1(v)=(WhtmaxIsr1 _max/(Isr1 _max+Isr2_max))-(Bkminx Isr1_min/( Isr1_min+Isr2_min))xIV(v) + Bkminx Isr1 _min/( Isr1_min+Isr2_min)
Itr2(v)=(WhtmaxIsr2 _max/(Isr1 _max+Isr2_max))-(BkminxIsr2 _min/(Isr1 _min+Isr2_min))xIV(v) + Bkminx Isr2 _min /( Isr1 _min+Isr2_min)
そして、補正テーブル生成部30R1,30R2,30G,30Bにて、第1の実施の形態の場合と同様に、上述した目標変調特性と実際に測定した各分割領域( m,y) 毎の変調特性に基づいて求められる駆動信号の補正テーブルを、RGB各色の照明毎に作製した後に、分割エリア毎のLUTメモリに書き込むことによって補正処理は完了する(ステップS48)。
実際に入力画像データを補正する場合には、図23に示した構成により、水平方向の位置に応じてどの領域の補正テーブルを使用するかを選択する。例えば水平画像位置xpが、x1<xp<x2の領域に入る場合x1〜x2の分割エリアに対して設定された補正テーブルに基づいて入力信号の補正が行われる。このようにすることで、補正される精度については多少犠牲になるものの、メモリ量の大幅に削減出来る。
なお、ここまで説明した各実施の形態では、原色の照明光を入力した映像信号に基づいて変調する空間変調手段として、GLV素子を使用するようにしたが、その他の空間変調手段を使用した画像表示装置での補正処理に適用できることは勿論である。また、上述した各実施の形態では、第1のムラ検出部で測定された、GLV素子及び1次元照明系に起因するムラの測定に基づいた補正と、主としてプロジェクションレンズ等の光学特性によって起因する2次元的な輝度ムラおよび使用スクリーンによる色変化による補正とを行うようにしたが、いずれか一方の補正処理だけを行うように構成しても良い。また、各実施の形態での第2のムラ検出部145,245での検出としては、スクリーンに投影された画像を、ビデオカメラで撮像して検出する構成としたが、その他の構成で検出するようにしても良い。例えば、プロジェクションレンズの出射側の光を、ミラーなどで曲折させて、スクリーンに投影させずに直接的に撮像手段などのセンサで検出するようにしても良い。
また、上述した各実施の形態では、補正のための測定処理をいつ行うかについては特に説明しなかったが、例えばプロジェクタシステムを使用する毎に行ったり、或いはユーザ操作で測定を行う指示があった場合に行う等、種々の処理が適用可能である。いずれにしても、ある程度使用される毎に、補正のための測定を行うのが好ましい。
11R,11G,11B…変調特性収納メモリ、13…電圧/輝度変換回路、14…輝度分布解析部、15…理想変調特性格納部、17R,17G,17B…補正テーブル生成部、21…領域分割処理部、23…電圧/輝度変換回路、24R1,24R2,24G,24B…変調特性収納メモリ、25…輝度分布解析部、26…理想変調特性格納部、20R1,30R2,30G,30B…補正テーブル生成部、99…スクリーン、100…プロジェクタシステム、110…光源部、111R,111G,111B…レーザ光源、120…照明光生成部、121R,121G,121B…照明光学系部、130…空間変調光生成部、131R,131G,131B…GLV素子、132…コンバイナ、141…オフナリレー光学系部、142…第1のムラ検出部、142a…ミラー、142b…センサ、143…スキャナ、144…投影光学系部、144a…像面湾曲補正光学系、144b…プロジェクションレンズ、145…第2のムラ検出部、145a…カメラ、150…信号処理部、151…映像信号入力処理部、152…映像信号処理部、153…ユニフォミティ補正回路部、154…中央制御ユニット(CPU)、155…素子駆動回路部、156…測定パターン生成部、157…スキャナ制御部、158…検出信号処理部、200…プロジェクタシステム、210…光源部、211R1,211R2,211G,211B…レーザ光源、220…照明光生成部、221R1,221R2,221G,221B…照明光学系部、230…空間変調光生成部、231R1,231R2,231G,231B…GLV素子、232…コンバイナ、241…オフナリレー光学系部、242…第1のムラ検出部、242a…ハーフミラー、242b…センサ、243…スキャナ、244…投影光学系部、244a…像面湾曲補正光学系、244b…プロジェクションレンズ、245…第2のムラ検出部、245a…カメラ、250…信号処理部、251…映像信号入力処理部、252…映像信号処理部、253…ユニフォミティ補正回路部、254…中央制御ユニット(CPU)、255…素子駆動回路部、256…測定パターン生成部、257…スキャナ制御部、258…検出信号処理部
Claims (8)
- 原色の照明光を入力した映像信号に基づいて空間変調手段で変調し、
前記変調された原色の光を合成して投影して、画像を表示する画像表示方法において、
投影された画像の二次元の強度分布特性を測定し、測定された二次元の強度分布に基づいて、前記空間変調手段での変調状態を補正するようにした
画像表示方法。 - 請求項1記載の画像表示方法において、
前記原色の照明光は、レーザ光を一次元方向に集光して得た照明光とし、
各原色の照明光を、一次元方向に画素数に対応して複数配置された空間変調手段で、入力した映像信号に基づいて空間変調を行い、
前記空間変調された各原色の光を合成して二次元方向に走査し、
前記二次元方向に走査された光を投影して画像を表示する
画像表示方法。 - 請求項2記載の画像表示方法において、
前記二次元方向に走査される前の、空間変調された各原色の光の一部を分光させて、一次元方向の強度分布特性を測定し、その測定された一次元方向の強度分布に基づいて、前記空間変調手段での変調状態の補正をさらに行う
画像表示方法。 - 請求項2記載の画像表示方法において、
前記二次元の強度分布特性の測定は、前記空間変調手段の画素数よりも少ない分割数で測定して、その測定された分割数を単位として補正を行う
画像表示方法。 - 映像信号の入力部と、
照明光生成手段と、
前記照明光生成手段で生成された照明光を、前記入力部に得られる映像信号に基づいて空間変調を行う空間変調手段と、
前記空間変調手段により空間変調された光を投影する光学手段と、
前記光学手段により投影された画像を検出する撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された画像の二次元の強度分布特性を測定する二次元強度分布測定手段と、
前記二次元強度分布測定手段により測定された強度分布に基づいて、前記空間変調手段での変調状態を補正する補正手段とを備えた
画像表示装置。 - 請求項5記載の画像表示装置において、
前記照明光生成手段は、レーザ光源からの各原色のレーザ光を、一次元方向に集光した照明光とする手段であり、
前記空間変調手段は、前記照明光生成手段で生成された各原色の照明光を、一次元方向に画素数に対応して複数配置されて、前記入力部に得られる映像信号に基づいて空間変調を行う手段であり、
前記空間変調手段により空間変調された各原色の光を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された光を二次元方向に走査させる走査手段とを備え、
前記光学手段は、前記走査手段により走査された光を投影する
画像表示装置。 - 請求項6記載の画像表示装置において、
前記走査手段で二次元方向に走査される前の、空間変調された各原色の光の一部を分光する分光手段と、
前記分光手段で分光された光の一次元方向の強度分布特性を測定する一次元強度分布測定手段とを備えて、
前記補正手段は、前記二次元強度分布測定手段により測定された強度分布と、前記一次元強度分布測定手段により測定された強度分布に基づいて、前記空間変調手段での変調状態を補正する
画像表示装置。 - 請求項6記載の画像表示装置において、
前記二次元強度分布測定手段での二次元の強度分布特性の測定は、前記空間変調手段の画素数よりも少ない分割数で測定して、前記補正手段は、その測定された分割数を単位として補正を行う
画像表示装置。
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