JP2005027757A - スロットマシン、遊技機用プログラム及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

スロットマシン、遊技機用プログラム及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ストック切れ状態を無くし、ストックの有無にかかわらず期待値が一定であり、遊技者に対してはストック切れの不安感を払拭することができ、店側にとってはストック未放出のまま閉店時間となってしまうことによる閉店時の稼働率低下の心配がないスロットマシンを提供すること。
【解決手段】ストック放出抽選は、前記特別当選の当選時に行われるものとし、前記ストック放出抽選のストック放出確率は、前記特別遊技終了後、N回の遊技が終了するまでの放出確率をM、前記N回の遊技終了後、L回の遊技が終了するまでの放出確率をP、前記L回の遊技終了後の放出確率をQとしたとき、M>PかつQ>Pの条件を満たすよう設定する。
【選択図】 図1

Description

【発明の属する技術分野】
この発明は、ボーナスゲームのストック機能を有するスロットマシンに関するものである。
【従来の技術】
従来より、短期間で大量のメダルを獲得できる可能性を有するスロットマシンとして、いわゆるストック機能を有するものが知られている(特許文献1参照)。
この種のスロットマシンは、ビッグボーナスゲームなどの特別遊技についての当選の権利を次遊技以降に持ち越し可能とするとともに、特別当選役が入賞し難い制御を行うことにより、複数の特別当選の権利を貯留可能にした遊技区間(ストックタイム)と、所定条件(例えば放出抽選に当選、所定回数の遊技消化)に該当した場合に、特別当選役が入賞しやすい制御に変更し、ストックされた特別当選を順次入賞可能とした遊技区間(放出タイム)を有している。
【特許文献1】
特開2002−346054号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来のストック機において、ストックタイムではメダルの大量獲得はできないものの、期間終了後に連続してボーナスゲームが行えるという期待感を遊技者に持たせる効果はあるが、ストックされている特別当選の権利を遊技者に知らせるように形成したスロットマシンなどでは、ストック数が少ない場合には期待感を持たせられない。また、ストックされている当選(当選の権利)を放出する(入賞させやすくする)か否かの放出抽選は、特別当選の当選の有無にかかわらず行われる場合もあり、このようなときには、ストックのないときに抽選結果が「放出」となる場合もあるわけで、遊技者の期待を甚だ削ぐものである。さらに、ストックが放出されないまま閉店時間になってしまうのを懸念して、遊技者は閉店間際のストック機の利用を敬遠し、稼働率が低下する、などの問題点があった。
そこで、本発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、ストック切れ状態を無くし、ストックの有無にかかわらず期待値が一定であり、遊技者に対してはストック切れの不安感を払拭することができ、店側にとってはストック未放出のまま閉店時間となってしまうことによる閉店時の稼働率低下の心配がないスロットマシンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(特徴点)
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、複数の図柄を表示した回転リール(40)と、前記回転リール(40)の回転を開始させるためのスタートスイッチ(30)と、前記回転リール(40)の回転を停止させるためのストップスイッチ(50)と、所定確率で当選に関する抽選を行うための当選抽選手段(110)とを少なくとも備え、複数の前記回転リール(40)が停止した状態で視認可能な複数の図柄(61)が、予め定められた態様で表示されることを条件に入賞となるスロットマシン(10)に係る。
ここで、「図柄(61)が、予め定められた態様で表示」されるとは、当選役に係る図柄61が予め定められた入賞有効ライン上に停止することのみならず、所定位置に停止した図柄61が予め定められた態様となること(例えばバックライト等により照明されること)も含む。スロットマシン(10)としては、上記以外にも、入賞の場合に入賞役に応じた遊技メダルを払い出すための払い出し装置(ホッパーユニット(65))や、当選抽選手段(110)を含めスロットマシンの作動を制御するための制御装置(20)を有している。
また、このスロットマシン(10)は、遊技として、通常遊技と、通常遊技よりも多くの利益を遊技者に付与可能な特別遊技とを有し、当選として、小役当選と、前記特別遊技を開始可能な特別当選とを有し、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が前記特別当選の場合に、当該当選の権利を次遊技以降に持ち越し可能な特別当選貯留手段を備えている。
ここで、「特別当選貯留手段」は、例えば特別フラグ貯留手段(123)とすることができる。「フラグ」とは、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が所定の当選役に当選の場合に、当選であることを記憶しておくためのメモリであり、小役当選の場合には小役当選フラグを成立させ、特別当選の場合には特別当選フラグを成立させることができる。そして、当選フラグの有無に基づいて、回転リール(40)を適当な位置で停止させるための停止制御を行わせることができるものである。
また、「当選の権利を次遊技以降に持ち越す」とは、当選に係る遊技で入賞させられなくても、例えば前記特別当選フラグを消滅させないことにより、次遊技以降も当選図柄を入賞有効ライン上に停止させやすく制御することを含む。
そして、前記特別遊技は、前記特別当選貯留手段に貯留された当選を放出するか否かのストック放出抽選に当選したときに実行可能であり、前記特別当選を入賞し難く制御することにより、複数の特別当選を前記特別当選貯留手段に貯留可能とした特別当選のストック機能を有している。
前記ストック放出抽選は、例えばストック放出抽選手段(140)が行う抽選である。ここで、前記特別遊技が「ストック放出抽選に当選したときに実行可能」とは、前記ストック放出抽選の当選の有無にかかわらず入賞すれば実行できることを含み、前記ストック放出抽選に当選した場合に入賞し易くなることも含む。
また、「特別当選を入賞し難く制御する」方法としては、(1)通常は特別当選により一度成立したら当該当選に係る当選役が入賞するまで消滅しない特別当選フラグを、所定条件の下で一時無効にする、(2)停止制御において特別当選図柄を引き込みにくくする、(3)特別当選が内部当選中(特別当選フラグ成立中)に小役が当選した場合には小役図柄を優先して引き込む様にし、抽選テーブルとして通常テーブル以外にハズレ領域の少ない(特定の小役領域が多い)テーブルを設ける、などにより実行可能である。
上記のように、特別当選役が入賞し難いと、その特別当選役が入賞する前に、別の特別当選役が当選してしまう場合もある。このようなとき、前記特別当選貯留手段は、前回当選した特別当選と、今回当選した特別当選と、双方を別々に記憶する。このようにして、特別当選が貯留(ストック)されるものである。
そして本発明では、前記ストック放出抽選は、前記特別当選の当選時に行われるものとし、前記ストック放出抽選のストック放出確率は、前記特別遊技終了後、N回の遊技が終了するまでの放出確率をM、前記N回の遊技終了後、L回の遊技が終了するまでの放出確率をP、前記L回の遊技終了後の放出確率をQとしたとき、M>PかつQ>Pの条件を満たすよう設定されていることを特徴とする。
ここで、「ストック放出確率」とは、貯留されている特別当選を放出する割合のことである。また、上記N、M、L、P、Qそれぞれの値は、予め定められていてもよいし、抽選等により変動可能に形成してもよい。
(作用)
まず、特別遊技が終了すると、ストック放出抽選のストック放出確率がMに設定される。それからNゲームの間に特別当選役が当選した場合には、ストック放出確率Mでストック放出抽選が行われる。ストック放出抽選の抽選結果が「放出」の場合には、特別当選役が入賞し易い制御が行われる。ここで、ストック放出抽選は特別当選の当選時にのみ行われるので、特別当選貯留手段にストックが無い場合には、当該特別当選を即放出するか貯留するかの抽選となる。従って、放出すべきストックがないのに放出タイムに移行するということがない。特別当選貯留手段にストックがある場合には、ストック放出抽選に当選することによりストックされた順番放出される。一方、ストック放出抽選の抽選結果が「放出しない」場合には、特別当選役が入賞し難い制御が行われる。
前記Nゲームの間に特別当選役が当選しなかった場合には、ストック放出確率がPに設定される。それからLゲームの間に特別当選役が当選した場合には、ストック放出確率Pでストック放出抽選が行われる。このとき、M>Pなので、前記Nゲームの間よりも、Lゲームの間の方が特別当選がストックされる確率が高く、特別当選の入賞が少ない遊技区間となる。遊技者には、後に連続して特別遊技が行えるという期待感を抱かせることができる一方、遊技者のメダル獲得数は少なくなる。なお、入賞により開始された特別遊技が終了したら、ストック放出確率はMに戻る。
前記Lゲームの間に特別当選役が当選しなかった場合には、ストック放出確率がQに設定される。Lゲーム以降に特別当選役が当選した場合には、ストック放出確率Qでストック放出抽選が行われる。このとき、Q>Pなので、前記Lゲームの間よりも、特別当選がストックされる確率が高くなる。従って、Lゲームの間に貯留されたストックが放出される可能性が高くなる。入賞により開始された特別遊技が終了したら、ストック放出確率はMに戻る。
このように、遊技回数に応じてストック放出確率に高低の差を設けることにより、特別当選の当選確率を変えることなく、出玉(払い出しメダル数)の波を周期的に作り出すことができる。なお、M値及びQ値と、P値との差が大きいほど、出玉の変動が激しくなる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、少なくとも前記L値及びP値を、抽選により決定可能に形成したことを特徴とする。
本発明は、少なくとも特別当選の入賞が少ない遊技区間となるLゲームの間について、そのゲーム数やストック放出確率を変動可能としたものである。L値、P値以外の数値については、固定されていてもよいし、抽選により決定するものとしてもよい。
(作用)
本発明によれば、特別当選役の入賞が少ない遊技区間を長くも短くもでき、ストック放出確率の如何によっては特別当選役が入賞する可能性もあることから、遊技者の期待感を失わせることがない。従って、特別遊技終了後Nゲームが経過してストックタイムに移行した時点で、このさき大量のメダル獲得を望めない事を理由に遊技者が遊技をやめてしまうのを防ぐことができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、遊技機を、複数の図柄を変動表示及び停止表示可能な図柄表示手段、前記図柄表示手段の図柄を変動表示させるための図柄変動開始手段、前記図柄表示手段の図柄を停止表示させるための図柄変動停止手段、所定確率で当選に関する抽選を行うための当選抽選手段(110)、複数の前記図柄表示手段が停止した状態で視認可能な複数の図柄が、予め定められた位置態様に表示されることを条件に入賞とするための入賞手段、通常遊技を行わせるための通常遊技制御手段(70)、通常遊技よりも多くの利益を遊技者に付与可能な特別遊技を行わせるための特別遊技制御手段(80)、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が所定の当選役に当選の場合に当該当選を記憶するための当選記憶手段、前記当選抽選手段の抽選結果が前記特別遊技を開始可能な特別当選の場合に、当該特別当選の権利を次遊技以降に複数持ち越し可能な当選貯留手段、及び、前記特別当選の当選時に、前記当選貯留手段に貯留された当選を放出するか否かの抽選を行い、そのその抽選確率は、前記特別遊技終了後、N回の遊技が終了するまでの放出確率をM、前記N回の遊技終了後、L回の遊技が終了するまでの放出確率をP、前記L回の遊技終了後の放出確率をQとしたとき、M>PかつQ>Pの条件を満たすよう設定されているストック放出抽選手段(140)、として機能させるための遊技機用プログラムである。
ここで、遊技機としては、スロットマシンなどの現実の遊技機でもよく、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置に表示させた擬似的な遊技機であってもよい。
また、前記図柄表示手段を、周囲に複数の図柄(61)を表示した回転リール(40)とし、この回転リール(40)の回転を制御するように形成することができる。この場合、前記図柄変動開始手段は、回転リール(40)の回転を開始させるためのスタートスイッチ(30)とすることができ、前記図柄変動停止手段は、回転リール(40)の回転を停止させるためのストップスイッチ(50)とすることができる。
あるいは、前記図柄表示手段を、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置とし、これに複数の図柄を変動表示又は停止表示させるように形成してもよい。
前記入賞手段は、この遊技機用プログラムを用いて現実の遊技機を制御しようとする場合には、ホッパーユニット(65)を作動させて遊技者に対してメダル等対価の払い出しを行うように形成することができる。一方、この遊技機用プログラムを用いて業務用、家庭用のテレビゲーム機等を制御しようとする場合には、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置に、入賞時にメダルの払い出しがなされるような画像や、手持ちの遊技メダル数が増加するような表示や、所定の得点が加算されるような表示を行うように形成することができる。
前記当選記憶手段は、当選フラグ成立手段(120)とすることができ、前記当選貯留手段は、特別フラグ貯留手段(123)とすることができる。
このように、本発明は、現実の遊技機を制御するためのプログラムと、業務用、家庭用のテレビゲーム機等に読み込まれることによりそれらを遊技機として機能させるためのプログラムとの双方を含むものである。
(作用)
本発明によれば、まず、特別遊技が終了すると、ストック放出抽選手段(140)の行うストック放出抽選の抽選確率がMに設定される。それからNゲームの間に特別当選役が当選した場合には、ストック放出確率Mでストック放出抽選が行われる。ストック放出抽選の抽選結果が「放出」の場合には、特別当選役が入賞し易い制御が行われる。ここで、ストック放出抽選は特別当選の当選時にのみ行われるので、特別当選貯留手段にストックが無い場合には、当該特別当選を即放出するか貯留するかの抽選となる。従って、放出すべきストックがないのに放出タイムに移行するということがない。特別当選貯留手段にストックがある場合には、ストック放出抽選に当選することによりストックされた順番放出される。一方、ストック放出抽選の抽選結果が「放出しない」場合には、特別当選役が入賞し難い制御が行われる。
前記Nゲームの間に特別当選役が当選しなかった場合には、ストック放出確率がPに設定される。それからLゲームの間に特別当選役が当選した場合には、ストック放出確率Pでストック放出抽選が行われる。このとき、M>Pなので、前記Nゲームの間よりも、Lゲームの間の方が特別当選がストックされる確率が高く、特別当選の入賞が少ない遊技区間となる。遊技者には、後に連続して特別遊技が行えるという期待感を抱かせることができる一方、遊技者のメダル獲得数は少なくなる。なお、入賞により開始された特別遊技が終了したら、ストック放出確率はMに戻る。
前記Lゲームの間に特別当選役が当選しなかった場合には、ストック放出確率がQに設定される。Lゲーム以降に特別当選役が当選した場合には、ストック放出確率Qでストック放出抽選が行われる。このとき、Q>Pなので、前記Lゲームの間よりも、特別当選がストックされる確率が高くなる。従って、Lゲームの間に貯留されたストックが放出される可能性が高くなる。入賞により開始された特別遊技が終了したら、ストック放出確率はMに戻る。
このように、遊技回数に応じてストック放出確率に高低の差を設けることにより、特別当選の当選確率を変えることなく、出玉(払い出しメダル数)の波を周期的に作り出すことができる。
ところで、本発明は、少なくとも前記L値及びP値を、抽選により決定可能に形成することができる。このように形成することにより、特別当選役の入賞が少ない遊技区間を長くも短くもでき、ストック放出確率の如何によっては特別当選役が入賞する可能性もあることから、遊技者の期待感を失わせることがない。従って、特別遊技終了後Nゲームが経過してストックタイムに移行した時点で、このさき大量のメダル獲得を望めない事を理由に遊技者が遊技をやめてしまうのを防ぐことができる。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項4記載の発明は、遊技機を、複数の図柄を変動表示及び停止表示可能な図柄表示手段、前記図柄表示手段の図柄を変動表示させるための図柄変動開始手段、前記図柄表示手段の図柄を停止表示させるための図柄変動停止手段、所定確率で当選に関する抽選を行うための当選抽選手段(110)、複数の前記図柄表示手段が停止した状態で視認可能な複数の図柄が、予め定められた位置態様に表示されることを条件に入賞とするための入賞手段、通常遊技を行わせるための通常遊技制御手段(70)、通常遊技よりも多くの利益を遊技者に付与可能な特別遊技を行わせるための特別遊技制御手段(80)、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が所定の当選役に当選の場合に当該当選を記憶するための当選記憶手段、前記当選抽選手段の抽選結果が前記特別遊技を開始可能な特別当選の場合に、当該特別当選の権利を次遊技以降に複数持ち越し可能な当選貯留手段、及び、前記特別当選の当選時に、前記当選貯留手段に貯留された当選を放出するか否かの抽選を行い、そのその抽選確率は、前記特別遊技終了後、N回の遊技が終了するまでの放出確率をM、前記N回の遊技終了後、L回の遊技が終了するまでの放出確率をP、前記L回の遊技終了後の放出確率をQとしたとき、M>PかつQ>Pの条件を満たすよう設定されているストック放出抽選手段(140)、として機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明は、請求項3記載の遊技用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
(作用)
本発明によれば、まず、特別遊技が終了すると、ストック放出抽選手段(140)の行うストック放出抽選の抽選確率がMに設定される。それからNゲームの間に特別当選役が当選した場合には、ストック放出確率Mでストック放出抽選が行われる。ストック放出抽選の抽選結果が「放出」の場合には、特別当選役が入賞し易い制御が行われる。ここで、ストック放出抽選は特別当選の当選時にのみ行われるので、特別当選貯留手段にストックが無い場合には、当該特別当選を即放出するか貯留するかの抽選となる。従って、放出すべきストックがないのに放出タイムに移行するということがない。特別当選貯留手段にストックがある場合には、ストック放出抽選に当選することによりストックされた順番放出される。一方、ストック放出抽選の抽選結果が「放出しない」場合には、特別当選役が入賞し難い制御が行われる。
前記Nゲームの間に特別当選役が当選しなかった場合には、ストック放出確率がPに設定される。それからLゲームの間に特別当選役が当選した場合には、ストック放出確率Pでストック放出抽選が行われる。このとき、M>Pなので、前記Nゲームの間よりも、Lゲームの間の方が特別当選がストックされる確率が高く、特別当選の入賞が少ない遊技区間となる。遊技者には、後に連続して特別遊技が行えるという期待感を抱かせることができる一方、遊技者のメダル獲得数は少なくなる。なお、入賞により開始された特別遊技が終了したら、ストック放出確率はMに戻る。
前記Lゲームの間に特別当選役が当選しなかった場合には、ストック放出確率がQに設定される。Lゲーム以降に特別当選役が当選した場合には、ストック放出確率Qでストック放出抽選が行われる。このとき、Q>Pなので、前記Lゲームの間よりも、特別当選がストックされる確率が高くなる。従って、Lゲームの間に貯留されたストックが放出される可能性が高くなる。入賞により開始された特別遊技が終了したら、ストック放出確率はMに戻る。
このように、遊技回数に応じてストック放出確率に高低の差を設けることにより、特別当選の当選確率を変えることなく、出玉(払い出しメダル数)の波を周期的に作り出すことができる。
ところで、本発明は、少なくとも前記L値及びP値を、抽選により決定可能に形成することができる。このように形成することにより、特別当選役の入賞が少ない遊技区間を長くも短くもでき、ストック放出確率の如何によっては特別当選役が入賞する可能性もあることから、遊技者の期待感を失わせることがない。従って、特別遊技終了後Nゲームが経過してストックタイムに移行した時点で、このさき大量のメダル獲得を望めない事を理由に遊技者が遊技をやめてしまうのを防ぐことができる。
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施の形態を、図面に基づき説明する。
(図面の説明)
図1乃至図8は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1はスロットマシンの入力、制御及び出力のブロック図、図2はスロットマシンの外観正面図、図3は遊技区間を示す概念図である。図4乃至図8はスロットマシンの動作及び制御の概略を示すフローである。
(スロットマシン10)
スロットマシン10は、図2に示すように、四角箱状の筐体11を有する。この筐体11には、遊技者側に向かって臨む表示窓12が形成されており、さらに表示窓12には、三個の回転リール40の図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。そして、スロットマシン10の略中央右端部には、メダル投入口14が設けられている。
スロットマシン10の内部には、図示していないが、スロットマシン10の全体の動作を制御するための制御装置20(図1参照)が内蔵されている。
(制御装置20)
上記制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。ここでCPUは、一個に限定されず、二個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を構成する。
(1)遊技制御装置21
(2)演出制御装置22
遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。この遊技制御装置21の詳細については後述する。
演出制御装置22は、ランプ68やスピーカ69等の表示装置66を制御するためのものである。具体的には、演出制御装置22は、特に図示しないが、演出データを記憶した記憶手段を有し、前記遊技制御装置21からの出力信号を受信可能に形成されており、所定条件に応じて前記表示装置66に演出データを出力し、当選の報知など遊技に付随する演出を行わせるものである。
ここで、制御装置20を、主制御装置と、主制御装置からの信号を受信して作動する副制御装置とから構成し、前記遊技制御装置21を主制御装置に、前記演出制御装置22を副制御装置に配置することができる。このように、遊技を司る制御装置と演出を司る制御装置を別個に形成することにより、演出制御に当てられるメモリを大幅に増やすことができると共に、演出のみを変更することもできる。
(入力段)
上記制御装置20の入力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30
(5)ストップスイッチ50
なお、入力段としては、上記した(1)乃至(5)のパーツに限定されるものではない。
(投入スイッチ15)
投入スイッチ15は、図2に示すように、メダル投入口14の下方に内蔵されたスイッチであって、投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(ベットスイッチ16)
ベットスイッチ16は、図2に示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのものである。
(精算スイッチ17)
精算スイッチ17は、図2に示すように、回転リールの斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30)
スタートスイッチ30は、図2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
なお、ここで、「再遊技(Replay)」とは、当選抽選手段110の抽選により、「再遊技(Replay)」のフラグが成立し、「再遊技(Replay)」の図柄が入賞有効ライン上に揃うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技を行うことができるものである。
(ストップスイッチ50)
ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図2に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
(出力段)
前記制御装置20の出力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)リールユニット60
(2)ホッパーユニット65
(3)表示装置66(演出表示部67及びランプ68及びスピーカ69)
なお、出力段としては、上記した(1)乃至(3)のパーツに限定されるものではない。
(リールユニット60)
リールユニット60は、特に図示しないが枠体に固定或いは支持された三個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された三個の回転リール40とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示されている。
(ホッパーユニット65)
ホッパーユニット65は、図示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技者にメダルを払い出すためのものである。
(表示装置66)
表示装置66は、演出制御装置22の制御により、遊技者に入賞等を報知させるなど、種々の演出を行うものである。具体的には、表示装置66は、演出表示部67及びランプ68及びスピーカ69から構成されている。
演出表示部67は、回転リール40の上方に設けられた窓部であり、LED、ドットマトリックス、液晶画面等を用いて、入賞の報知その他の演出を表示するためのものである。なお、演出表示部67としては上記のものに限られず、例えば演出専用の回転リールを設け、リールの図柄や文字等により演出を表示するようにしても良い。
ランプ68及びスピーカ69は、発光体の点灯又は点滅、入賞音の発生により入賞等を報知するためのものである。
(遊技制御装置21)
次に、遊技制御装置21について詳述する。
遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置21は、次の(1)乃至(6)の手段として機能する。
(1)通常遊技制御手段70
(2)特別遊技制御手段80
(3)当選抽選手段110
(4)当選フラグ成立手段120
(5)停止制御手段130
(6)ストック放出抽選手段140
なお、前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるために通常遊技に関する制御を行うものであり、前記特別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊技に関する制御を行うものである。
また、遊技制御装置21としては、上記した(1)乃至(6)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(通常遊技制御手段70)
通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の押下を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。
そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し終わると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の入賞有効ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
当選には、入賞により遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選と、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選と、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(Replay)」とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの当選役に当選となった場合、後述する当選フラグ成立手段120がその当選に対応した当選フラグを成立させる。そして、抽選結果が特別当選である場合に、特別当選フラグが成立し、この特別当選フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄61の組み合わせが、予め定められた所定の特別当選役(例えば、入賞有効ライン上に「7」が三個揃うもの)と一致したことを条件に入賞し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。 なお、特別当選フラグ成立にもかかわらず、回転リール40の停止図柄61の組み合わせが特別当選図柄61と一致していない場合には、それ以後の遊技に特別当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されているが、これについては後述する。
また、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるものであるが、これについても、後述する。
(特別遊技制御手段80)
特別遊技制御手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。
上記特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。
(1)特定導入遊技(ビッグボーナスゲーム、以下BBゲームという)
(2)特定遊技(レギュラーボーナスゲーム、以下RBゲームという)
(3)特定当選遊技(JACゲーム)
なお、RBゲームは、特定導入遊技、例えばBBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中でないときにも単独で行われる場合がある。また、上記特定当選遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に行われるものである。また、特別遊技としては、上記した(1)乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
特別遊技制御手段80は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)特定導入遊技制御手段90
(2)特定遊技制御手段100
(特定導入遊技制御手段90)
特定導入遊技制御手段90は、BBゲームを制御するためのものである。
具体的には、通常遊技において、図示しないが、例えば「7」等の図柄61が入賞有効ライン上に三個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始される。
BBゲームに移行すると、通常遊技と同様に最大3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リールの回転を各々停止させた際に、入賞有効ライン上に当選図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しが行われるものである。
したがって、BBゲーム中では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための特定当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへの移行が、例えば最大3回行われることになっているために、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な抽選及び制御が行われるものである。
そして、BBゲームでは、BBゲーム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或いはBBゲーム中の通常遊技が所定の最大回数、例えば最大30回の終了により、BBゲームは終了するものである。
(特定遊技制御手段100)
特定遊技制御手段100は、RBゲームを制御するためのものである。
具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選遊技が行われるものである。そして、RBゲームでは、入賞するか否かの特定当選遊技が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、最大8回の入賞するか、或いは最大12回の特定当選遊技の終了により、RBゲームは終了するものである。
ところで、スロットマシン10は、上記特別遊技について、所定の場合にストック可能に形成されている。ストックとは、BB、RBが当選してもなるべく入賞しないような制御を行うと共に、複数のBB、RB当選の権利を次遊技以降に持ち越し可能とするものである。そして、所定条件該当を契機にBB、RB当選について入賞させやすくする制御に切り替え、ストックされているBB、RB当選に係るBBゲーム又はRBゲームを順次行わせるように形成されているものであるが、この制御の詳細については後述する。
(当選抽選手段110)
当選抽選手段110は、所定の抽選確率に基づいて当選に関する抽選を行うものである。そして、当選抽選手段110による抽選の結果、所定の当選役に当選である場合に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた当選の態様と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
上記当選抽選手段110は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)乱数発生手段111
(2)乱数抽出手段112
(3)当選判定テーブル113
(4)判定手段114
(5)判定テーブル変更手段115
なお、当選抽選手段110としては、上記した(1)乃至(5)の手段に限定されるものではない。
(乱数発生手段111)
乱数発生手段111は、当選抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0〜65535)で発生させるものである。
(乱数抽出手段112)
乱数抽出手段112は、乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
なおここで、「乱数発生手段」としては、ソフト乱数としての平均採中法等で乱数を発生させることができるものの他に、一定範囲の数字を高速で1づつ加算するカウンタを用いて構成することもできる。例えば、0〜16383の範囲の数字を、1秒間に700万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。そして、「乱数抽出手段」としては、スタートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読みとることなる。
このように形成すると、「乱数発生手段」では乱数を発生しているわけではないものの、「乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となる。このように、結果として乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、ここでは「乱数発生手段」あるいは「乱数抽出手段」に含めて考えるものとする。
(当選判定テーブル113)
当選判定テーブル113は、乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を有するものである。
ここで、当選判定テーブル113は、各当選及びハズレの領域がそれぞれ異なる、複数の抽選テーブルを有している。例えば、スロットマシン10の設定を変更した場合や、通常遊技中と特別遊技中とでは、各当選役について当選確率が異なる抽選テーブルを用いるようになっている。
そして、本実施の形態においては、当選判定テーブル113として、特別当選をストックする場合に用いるストックテーブルと、ストックされた特別当選を放出する場合に用いるストック放出テーブルとを有している。
前記ストックテーブルは、例えば、通常の抽選テーブルに比べて特定の当選領域(例えばリプレイ領域)が多くハズレ領域の少ないテーブルとし、特別当選フラグが成立中には抽選結果がハズレの場合のみ特別当選図柄を引き込む停止制御を行うことにより、特別当選を入賞し難くすることができるものである。
一方、前記ストック放出テーブルは、ストックテーブルよりもハズレ領域の多いテーブルとし、上記と同様の停止制御を行うことにより、特別当選を入賞し易くすることができるものである。この場合、ストック放出テーブルは通常遊技に用いる通常テーブルと同じであってもよい。
(判定手段114)
判定手段114は、乱数抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル113の抽選確率データを基に、乱数発生手段111がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。
(判定テーブル変更手段115)
判定テーブル変更手段115は、所定条件に応じて、当選に関する抽選に使用する当選判定テーブル113を選択するためのものである。例えば、BB、RBゲームが開始された場合には、BB、RBゲーム用の抽選テーブルを選択決定する。あるいは、スロットマシンの設定を変更した場合には、当該設定に対応する抽選テーブルを選択決定する。
さらに、後述するストック放出抽選手段140の抽選結果に基づいて、前記ストックテーブル及びストック放出テーブルのいずれを用いるかを選択決定する。具体的には、ストック放出抽選の抽選結果が「放出」の場合にはストック放出テーブルを選択し、抽選結果が「ストック」の場合にはストックテーブルを選択するようになっている。
(当選フラグ成立手段120)
当選フラグ成立手段120は、前記当選抽選手段110の抽選結果が所定の当選役に当選した場合、当該当選に応じた当選フラグを成立させるためのものである。
ここで、当選フラグとは、「当たり」「ハズレ」のデータを制御装置に記憶しておくメモリ部分のことである。そして、当選フラグ成立手段120は、図1に示すように、次の(1)乃至(3)の手段を有している。
(1)小役フラグ成立手段121
(2)特別フラグ成立手段122
(3)特別フラグ貯留手段123
(小役フラグ成立手段121)
小役フラグ成立手段121は、小役当選フラグを成立させるためのものである。具体的には、当選抽選手段110の抽選結果が小役当選又はリプレイ当選の場合に、それらの各当選役ごとに設けられたメモリに、その当選役が「当たり」であることを記憶(ビットを立てる)し、それ以外の当選役に係るメモリには「ハズレ」であることを記憶(ビットを立てない)するためのものである。
この小役フラグ成立手段121により成立した当選フラグは、一回の遊技ごとにリセットされる。従って、当選に係る遊技で入賞させられなかった(当選図柄を入賞有効ライン上に揃えられなかった)場合には、当該小役当選フラグは消滅し、次遊技以降は次遊技の抽選結果に基づき、当選フラグを成立させたりさせなかったりする。
(特別フラグ成立手段122)
特別フラグ成立手段122は、特別当選フラグを成立させるためのものである。具体的には、当選抽選手段110の抽選結果が特別当選(BB、RB当選)の場合に、それらの当選役ごとに設けられた所定のメモリに、その当選役が「当たり」であることを記憶するとともに、当該当選役が入賞するまで、その記憶を保留するためのものである。
この特別フラグ成立手段122により成立した特別当選フラグは、当該当選に係る特別当選役が入賞するまで次遊技以降に持ち越し可能になっている。さらに、この特別当選フラグは、以下に述べる特別フラグ貯留手段123に複数個貯留可能に形成されている。
(特別フラグ貯留手段123)
特別フラグ貯留手段123は、複数の特別当選フラグを貯留するためのものである。すなわち、特別当選フラグがすでに成立中に、当選抽選手段110の抽選結果が特別当選となった場合、今回当選した特別当選について、既にある特別当選フラグとは別個に、特別当選フラグを成立可能に形成されているものである。そして、複数の特別当選フラグを成立させることにより、特別当選の権利を貯留可能にしているものである。特別フラグ貯留手段123により貯留された特別当選フラグは、当選に係る特別当選役が入賞するたびに、古い順から消滅していく。
なお、前記小役フラグ成立手段121と特別フラグ成立手段122は独立して機能しているので、特別当選フラグが成立中に小役当選フラグを成立させることも可能である。
(停止制御手段130)
停止制御手段130は、回転リール40の所定の図柄61について、当選抽選手段110の抽選結果(当選フラグの有無)と、ストップスイッチ50の押下タイミングに従って、停止させるべき図柄を所定の位置に極力停止させ(引き込み)、停止させてはいけない図柄をその位置で停止させない(蹴飛ばす)制御をするためのものである。
停止制御手段130は、特に図示しないが、複数の停止テーブルを有していて、回転リール40の図柄61の現在位置を把握すると共に、ストップスイッチ50の押下タイミングに応じて所定の停止テーブルを選択可能に形成されている。
ここで、停止テーブルとは、所定の図柄から何コマ回転させて回転リール40を停止させるかを、所定条件に応じ各図柄毎に規定したものである。具体的には、当選フラグが成立しているときには、その当選フラグに対応する図柄が入賞有効ライン上に揃いやすいように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み設定の一種を備えているものである。また、当選フラグが成立していないときには、他の当選図柄が入賞有効ライン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備えているものである。
なお、停止テーブルを、各図柄毎についてすべての位置でストップスイッチ50を操作した場合を想定して作成してもよいが、各図柄毎にすべての組み合わせを作らなければならないのでテーブル数が膨大になってしまう。そこで、停止テーブルに従って停止位置候補を決定し、候補の妥当性を判断しながら停止図柄を決定するようにしてもよい。この場合の停止制御は、当選図柄に対応したビットを、停止させるべき当選図柄と停止させてはいけない図柄とにわけてそれぞれ設け、ビットに記憶されているデータに基づいて、停止位置候補が妥当な場合にはその位置で停止させ、妥当でない場合には他の妥当な位置を決定して停止させるようにするものである。例えば、ストップスイッチ押下タイミングにより選択された停止テーブルによる停止位置候補が妥当でない場合には、当該図柄をその位置に停止させないよう回転リール40を余分に回転させる。
ところで、この停止制御手段130は、特別当選フラグが成立中には、抽選結果がハズレの場合のみ特別当選図柄を引き込むように設定されている。すなわち、特別当選フラグ成立中に小役当選フラグが成立した場合には、小役当選図柄を優先的に引き込むようになっている。具体的には、特別当選フラグ成立中に小役当選フラグが成立した場合、当該小役の当選図柄を入賞有効ラインに引き込むための停止テーブルを用い、他のいかなる当選図柄も入賞有効ライン上に停止しないよう停止制御を行う。あるいは、特別当選フラグと小役当選フラグが併存している場合には、特別図柄を低い確率で引き込み、小役当選図柄を高い確率で引き込む停止テーブルを用いて停止制御を行うようにしてもよい。
ここで、前記当選抽選手段110の抽選において、当選判定テーブル113としてストックテーブルが用いられている場合には、ハズレの領域が少なく小役(リプレイ)が高い確率で当選するので、特別当選フラグが成立していても、特別当選役は入賞し難くなる。このさい、ストックテーブルにおいて当選領域を多く設定された小役の入賞が極端に高くなってしまうのを防ぐには、ストップスイッチ50の押し順抽選を行い、抽選結果に応じた押し順でストップスイッチ50を押下しないと当該当選図柄を引き込まないような停止制御を行えばよい。つまり、当該小役の当選確率が高くても、実際に入賞となるのは当選確率の何分の一か(好ましくは、通常その小役にあてられる当選確率と同等になるよう)に抑えることができ、見かけ上の当選確率は通常と変わらないものとなる。
一方、当選判定テーブル113としてストック放出テーブル(通常テーブル)が使用されている場合には、抽選結果がハズレとなる確率が一番高いので、特別当選フラグが成立していれば、特別当選を入賞し易くすることができるものである。そして、特別当選フラグが複数ストックされた状態において、ストック放出テーブル(通常テーブル)を用いて当選抽選が行われると、一回の特別遊技が終了して当該遊技の特別当選フラグが消滅しても、ストックされている別の特別当選フラグが成立している状態であり、かつ抽選結果がハズレとなる確率が一番高いので、特別当選役が連続して入賞するという現象がおこる。すなわち、抽選結果がハズレの時には、ストックされている特別当選フラグに基づいて、特別図柄の引き込み制御が行われるので、特別図柄を入賞有効ライン上に揃えやすくなるからである。
(ストック放出抽選手段140)
ストック放出抽選手段140は、特別当選役すなわちBB又はRBの当選ごとに、当該特別当選又は前記特別フラグ貯留手段123に貯留されている特別当選フラグに係る特別当選を、放出するか否かの決定をする、ストック放出抽選を行うためのものである。そして、本実施の形態においては、前記ストック放出抽選の放出確率が、遊技回数に応じて変化するよう形成されている。
ストック放出抽選手段140は、図1に示すように、次の(1)乃至(3)の手段を有している。
(1)抽選手段141
(2)遊技回数記憶手段142
(3)放出確率変更手段143
なお、ストック放出抽選手段140としては、上記以外の手段を有していても構わない。
(抽選手段141)
抽選手段141は、BB又はRBの当選を契機に、ストック放出抽選を行うためのものである。抽選手段141の基本的構成は、前記当選抽選手段110と同様である。すなわち、「放出する」「ストックする」の二つの領域から成る放出抽選テーブルを有し、乱数発生手段の発生した乱数を抽出して、取得した抽出乱数データと放出抽選テーブルとを比較し、当該抽出乱数データの属する領域を判定する。
前記放出抽選テーブルには、各領域の異なる複数の抽選テーブルが設けられている。この領域の違いにより、特別当選を実行させることが可能な確率、すなわち放出確率が変わってくる。例えば、「放出する」「ストックする」の領域比率が1対1である放出抽選テーブルの放出確率は50%であり、同上の比率が1対3である放出抽選テーブルの放出確率は25%である。そして、後述する放出確率変更手段143の決定に基づき、複数の放出抽選テーブルの中から一の放出抽選テーブルが選択され、それを用いて放出抽選を行う。
(遊技回数記憶手段142)
遊技回数記憶手段142は、遊技回数をカウントするためのものであり、例えばスタートスイッチ50の操作信号をインクリメントしてしていくカウント手段と、このカウント手段のカウント値を記憶する記憶手段を有している。そして、以下に述べる放出確率変更手段143の放出確率変更信号受信ごとに、記憶したカウント値をクリアーするように形成されている。
(放出確率変更手段143)
放出確率変更手段143は、特別遊技終了、又は前記遊技回数記憶手段142の記憶したカウント値が所定回数に達することを条件に、放出確率を変更させるためのものである。具体的には、前記抽選手段141に所定の放出抽選テーブルを選択させるるとともに、遊技回数記憶手段142にカウント値をクリアーさせるための放出確率変更信号を出力可能に形成されているものである。
ここで、ストック放出抽選の結果が「放出」である場合には、判定テーブル変更手段115がストック放出テーブルを選択し、停止制御手段130が小役当選フラグを優先的に取り扱うことにより、ストックされている特別当選役が入賞し易い制御が行われる。このため、放出確率が高いときには、BB又はRBゲームが実行され易くなり、BB又はRBが複数ストックされていれば、BB又はRBゲームが連続して行われることもある。その結果、大量のメダルを獲得することが可能となる。このような遊技区間を放出タイムという。
一方、ストック放出抽選の結果が「ストック」である場合には、前記当選抽選手段110及び停止制御手段130は特別当選役が入賞し難い制御を行う。このため、放出確率が低いときには、内部当選してもBB又はRBゲームが実行され難くなり、消化されないBB、RBフラグが貯留されていくことになる。そのため、大量のメダル獲得は望めない。このような遊技区間をストックタイムという。
放出確率変更手段143は、放出確率を変動させることにより、上記放出タイム及びストックタイムを作りだし、出玉の波を作る手段として機能するものである。
(遊技区間及び放出確率の変更)
次に、この放出確率変更手段143の作用を具体的に説明する。
放出確率変更手段143は、まず、特別遊技終了を契機に、放出確率変更信号を出力する。この信号を受けて、抽選手段141は放出確率Mの放出抽選テーブルを選択し、遊技回数記憶手段142は遊技回数のカウントを開始する。次に、遊技回数記憶手段142のカウント値がNとなったら、放出確率変更手段143は放出確率変更信号を出力する。この信号を受けて、抽選手段141は放出確率Pの放出抽選テーブルを選択し、遊技回数記憶手段142はNをゼロクリアーして再び遊技回数のカウントを開始する。さらに遊技回数記憶手段142のカウント値がLとなったら、放出確率変更手段143は放出確率変更信号を出力する。この信号を受けて、抽選手段141は放出確率Qの放出抽選テーブルを選択し、遊技回数記憶手段142はLをゼロクリアーする。このようにして、図3に示す三つの遊技区間A、B、Cが形成される。
ここで、前記N、M、L、P、Qの値は、固定値としてもよいし、抽選により変動可能としてもよい。これらの値の設定の仕方により、様々な出玉の波を作ることができるのであるが、その一例を以下に述べる。
L値、P値を変動可能とし、N、M、Qの各値は固定する。このとき、P<M、P<Qとし、かつM=Q=1(100%)とする。なお、L値、P値の変動は、例えば特別遊技終了時等に行う抽選により決定する。
このような設定を行うことにより、図3に示す放出確率Mの遊技区間Aは放出タイム、放出確率Pの遊技区間Bはストックタイム、放出確率Qの遊技区間Cは放出タイムとなる。
遊技区間Aは、BB又はRBゲームが終了した後に移行する遊技区間である。
遊技区間Aの間に、BB又はRBが当選した場合には、ストック放出抽選が行われるが、放出確率100%であるため抽選結果は必ず「放出」となり、当選判定テーブル113としてストック放出テーブル(小役の当選確率はハズレよりも少ない)が選択される。従って、BB又はRBが当選した遊技でBB又はRBを入賞させることができなくても、次遊技以降は、小役当選の場合を除き、BB又はRB図柄の引き込み制御がされるので、その後数ゲーム中に入賞させられる可能性が高い。なお、BB又はRBが入賞したら、遊技区間Aの最初に戻る(図3の(1))。すなわち、BB又はRBが終了したら、遊技回数記憶手段142はカウントをゼロクリアーして、再びN回までのカウントを開始する。
この遊技区間Aは、特別遊技終了後100%ストック放出のNゲームが保証されるので、遊技者に安心感を与えることができるという利点がある。また、例えば、BB又はRBの当選確率を1/120に設定し、N=120とすれば、この遊技区間Aの間に、一回はBB又はRBが当選する可能性がある。そして、この遊技区間中は、ストックがある場合にはBB、RBが連続して入賞する確率が高いが、ストックが無い場合でも、放出抽選は特別当選ごとに行うので、いわゆるストック切れと呼ばれるものがなく、遊技者に期待を持ち続けさせることができる。
遊技区間Aが終了すると、すなわち、遊技回数記憶手段142がNまでカウントする間にBB、RBが入賞しなかった場合には、遊技区間Bに移行する。
遊技区間Bの間に、BB又はRBが当選した場合には、放出確率Pでストック放出抽選が行われる。P値はM値よりも低く設定されているので、抽選結果が「ストック」となる割合が遊技区間Aより多い。抽選結果が「ストック」ならば、当選判定テーブル113としてストックテーブル(小役の当選確率が高くハズレの確率が非常に少ない)が選択される。従って、BB又はRBが当選した遊技で入賞させられないと、その後の当選抽選では小役当選となる確率が極めて高く、小役当選の場合はBB、RB図柄は引き込み制御されないので、その後数ゲーム中にBB又はRBを入賞させられる可能性は極めて低くなる。よって、当選に係るBB又はRBが入賞しないうちに、次のBB又はRBが当選してしまうこともあり、このようにしてBB、RBがストックされる。なお、BB又はRBが入賞したら、遊技区間Aの最初に戻る(図3の(2))。
このように、遊技区間Bは、BB、RB入賞が少ない、換言すればメダル獲得が望めない遊技区間となるので、遊技者がストックモード突入と同時に遊技をやめてしまうおそれがある。しかし、ゲーム数L値、放出確率P値は抽選により変動可能としたため、遊技者は、ストックタイム期間が早く終わるかもしれない、たまにはBB、RBが入賞することがあるかもしれない、といった期待感を抱くので、即止め防止に役立つ。
遊技区間Bが終了すると、すなわち、遊技回数記憶手段142がLまでカウントする間にBB、RBが入賞しなかった場合には、遊技区間Cに移行する。遊技区間Cでは、100%ストック放出するので、遊技区間Bの間にストックされたBB、RBが入賞しやすくなる。BB、RBが入賞したら遊技区間Cは終わり、遊技区間Aの最初に戻る(図3の(3))。なお、遊技区間Cで放出されなかった残りストックは、次に移行する遊技区間Aで高い確率で放出される。
以上のように形成した場合には、遊技者にストック切れの不安感を抱かせることもなく、ストックが放出されないまま閉店となってしまうことを懸念して客がこの機種の台を敬遠することがないので、店側にとっては閉店間際の稼働率低下を防止できるという利点がある。
なお、M値、Q値が1以下であっても、P値よりは高く設定することにより、上記と同様の遊技区間を形成することができる。また、N、M、L、P、Qの値をすべて抽選により変動可能に形成した場合には、ストックタイム、放出タイムの期間や放出確率が不安定になり、出玉の変動の振幅幅が大きくなる。
(スロットマシン10の動作)
次に、上記構成を備えたスロットマシン10の動作の概略について、図4及び図5のフローを用いて説明する。
先ず、図4に示すステップ100において、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ101に進む。
ステップ101において、当選抽選手段110により抽選処理が行われる。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ106に進む。
ステップ106において、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する当選図柄が入賞有効ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合、次のステップ107に進む。
ステップ107において、当選図柄に相当するメダルが払い出される。そして、遊技が終了する。
前記ステップ105において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ103に戻る。
前記ステップ106において、入賞していないと判定された場合、ステップ107を飛び越して、遊技が終了する。
上述したステップ101の抽選処理について、図5のフローを用いて説明する。
ステップ200において、当選抽選手段110の乱数発生手段111により発生された乱数の中から乱数抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、抽出された乱数が乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、判定手段114により、抽出された乱数と、当選判定テーブル113の当選判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、判定手段114により、抽出された乱数が、当選判定テーブル113のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、抽選処理が終了する。
なお、抽選結果が所定の当選の場合には、当選フラグ成立手段120が抽選結果に応じた当選フラグを成立させる。そして、停止制御手段130がストップスイッチ50の押下位置と当選フラグの有無に基づいて、所定の停止テーブルを取得し、所得した停止テーブルに基づいて、回転リール40の停止制御を行う。
次に、スロットマシン10における、特別当選のストック及びストック放出制御の概略を、図6乃至図8のフローに基づき説明する。
図6は、遊技区間Aのストック及びストック放出制御を示すフローである。ここで、「n」は遊技回数記憶手段142の記憶するカウント値を表し、初期状態ではゼロである。
ステップ300において、特別遊技(BB又はRBゲーム)が終了したかどうかを判断する。終了していない場合には、ステップ300に戻る。特別遊技が終了したと判断した場合には、次のステップ301に進む。
ステップ301において、ストック放出抽選の放出確率をMに設定する。具体的には、放出確率変更手段143が放出確率変更信号を出力し、抽選手段141に放出確率Mの放出抽選テーブルを選択させる。なおこのとき、遊技回数記憶手段はカウント値をゼロクリアーする。そして、次のステップ302に進む。
ステップ302において、特別遊技を開始させるための当選役に当選したかどうかを判断する。特別当選役が当選の場合には、次のステップ303に進む。
ステップ303において、放出確率Mでストック放出抽選を行う。そして、次のステップ304に進む。
ステップ304において、抽選結果が「放出」かどうかを判断する。「放出」の場合には、次のステップ305に進む。
ステップ305において、所定のストック放出処理を行う。具体的には、当選判定テーブル113をストック放出テーブルに切り替える。そして、ステップ307に進む。
前記ステップ304において、抽選結果が「放出」でない場合には、ステップ306に進む。
ステップ306において、所定のストック処理を行う。具体的には、当選判定テーブル113をストックテーブルに切り替える。そして、ステップ307に進む。
ステップ307において、特別当選役が入賞したかどうかを判断する。特別当選入賞の場合には、ステップ300に戻る。一方、特別当選役が入賞しなかった場合には、次のステップ308に進む。
前記ステップ302において、特別当選役が当選しなかった場合にも、ステップ308に進む。
ステップ308において、遊技回数記憶手段142がカウント値nをn+1とする。そして、次のステップ309に進む。
ステップ309において、n=Nかどうかを判断する。すなわち、遊技回数が遊技区間Aの終了条件であるNゲームに達したかどうかを判断する。n=N出でい場合には、ステップ302に戻る。一方、n=Nの場合には、図7のステップ400に進む。
図7は、遊技区間Bのストック及びストック放出制御を示すフローである。ここで、「l」は遊技回数記憶手段142の記憶するカウント値を表し、初期状態ではゼロである。
ステップ400において、ストック放出抽選の放出確率をPに変更する。具体的には、放出確率変更手段143が放出確率変更信号を出力し、抽選手段141に放出確率Pの放出抽選テーブルを選択させる。このとき、遊技回数記憶手段142はカウント値をゼロクリアーする。ここで、放出抽選テーブルは、それぞれ放出確率の異なる複数のテーブルの中から一のテーブルを抽選により決定したものであるが、その放出抽選テーブルの抽選は、例えば前記ステップ300において特別遊技が終了した時点で行うこともできるし、このステップ400で行ってもよい。あるいは、その他の機会に行ってもよい。そして、次のステップ401に進む。ステップ401において、特別当選役が当選したかどうかを判断する。特別当選に当選した場合には、次のステップ402に進む。
ステップ402において、放出確率Pでストック放出抽選を行う。そして、次のステップ403に進む。
ステップ403において、抽選結果に応じた処理を行う。具体的には、図6におけるステップ304〜306の処理を行う。そして、次のステップ404に進む。
ステップ404において、特別当選役が入賞したかどうかを判断する。特別当選入賞の場合には、前記ステップ300に戻る。一方、特別当選役が入賞しなかった場合には、次のステップ405に進む。
ステップ405において、遊技回数記憶手段142がカウント値lをl+1とする。そして、次のステップ406に進む。
ステップ406において、l=Lかどうかを判断する。すなわち、遊技回数が遊技区間Bの終了条件であるLゲームに達したかどうかを判断する。l=Lでない場合には、ステップ401に戻る。一方、l=Lの場合には、図8のステップ500に進む。
図8は、遊技区間Bのストック及びストック放出制御を示すフローである。
ステップ500において、ストック放出抽選の放出確率をQに変更する。なお、このとき、遊技回数記憶手段142はカウント値をゼロクリアーする。そして、次のステップ501に進む。
ステップ501において、特別当選役が当選したかどうかを判断する。特別当選に当選でない場合には、ステップ501に戻る。一方、特別当選役が当選した場合には、次のステップ502に進む。
ステップ502において、放出確率Qでストック放出抽選を行う。そして、次のステップ503に進む。
ステップ503において、抽選結果に応じた処理を行う。そして、次のステップ504に進む。
ステップ504において、特別当選役が入賞したかどうかを判断する。特別当選入賞の場合には、前記ステップ300に戻る。一方、特別当選役が入賞しなかった場合には、ステップ501に戻る。
本実施の形態は、以上のように構成されているものであるが、このスロットマシン10は、遊技機を、複数の図柄を変動表示及び停止表示可能な図柄表示手段、前記図柄表示手段の図柄を変動表示させるための図柄変動開始手段、前記図柄表示手段の図柄を停止表示させるための図柄変動停止手段、所定確率で当選に関する抽選を行うための当選抽選手段110、複数の前記図柄表示手段が停止した状態で視認可能な複数の図柄が、予め定められた位置態様に表示されることを条件に入賞とするための入賞手段、通常遊技を行わせるための通常遊技制御手段70、通常遊技よりも多くの利益を遊技者に付与可能な特別遊技を行わせるための特別遊技制御手段80、前記当選抽選手段110の抽選結果が所定の当選役に当選の場合に当該当選を記憶するための当選記憶手段、前記当選抽選手段の抽選結果が前記特別遊技を開始可能な特別当選の場合に、当該特別当選の権利を次遊技以降に複数持ち越し可能な当選貯留手段、及び、前記特別当選の当選時に、前記当選貯留手段に貯留された当選を放出するか否かの抽選を行い、そのその抽選確率は、前記特別遊技終了後、N回の遊技が終了するまでの放出確率をM、前記N回の遊技終了後、L回の遊技が終了するまでの放出確率をP、前記L回の遊技終了後の放出確率をQとしたとき、M>PかつQ>Pの条件を満たすよう設定されているストック放出抽選手段140、として機能させるための遊技機用プログラムによって制御することができる。
さらに、前記遊技用プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を用いて制御することができる。
ここで、前記図柄表示手段は、回転リール40を用いたものでもよいし、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置に複数の図柄を順次表示させるようにしたものでもよい。また、前記図柄変動開始手段はスタートスイッチ30、図柄変動停止手段はストップスイッチ50とすることができる。
前記入賞手段としては、前記遊技機用プログラムを用いてスロットマシンを制御する場合には、ホッパーユニット65を介して遊技者にメダルを払い出すように形成することができる。一方、前記遊技機用プログラムを用いて、業務用若しくは家庭用のテレビゲーム機を制御しようとする場合には、現実の遊技メダルの払い出しは行えないので、例えば液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置に、獲得メダル数の枚数表示をしたり、メダルの増減がわかるような絵(動画でも静止画でもよい)を表示するように形成することができる。
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、本発明によれば、ストック切れ状態を無くし、ストックの有無にかかわらず期待値が一定であり、遊技者に対してはストック切れの不安感を払拭することができ、店側にとってはストック未放出のまま閉店時間となってしまうことによる閉店時の稼働率低下の心配がないスロットマシンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であって、スロットマシンの入力、制御及び出力を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態であって、スロットマシンを示す外観正面図である。
【図3】本発明の実施の形態であって、スロットマシンの遊技区間を示す概念図である。
【図4】本発明の実施の形態であって、スロットマシンの動作の概略を示すフローである。
【図5】本発明の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、抽選処理の概略を示すフローである。
【図6】本発明の実施の形態であって、特別当選のストック及びストック放出制御の概略を示すフローである。
【図7】本発明の実施の形態であって、特別当選のストック及びストック放出制御の概略を示すフローである。
【図8】本発明の実施の形態であって、特別当選のストック及びストック放出制御の概略を示すフローである。
【符号の説明】
10 スロットマシン 11 筺体
12 表示窓 13 図柄表示窓
15 投入スイッチ 16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ 20 制御装置
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
30 スタートスイッチ 40 回転リール
42 リールテープ 50 ストップスイッチ
60 リールユニット 65 ホッパーユニット
66 表示装置 70 通常遊技制御手段
80 特別遊技制御手段 90 特定導入遊技制御手段
100 特定遊技制御手段 110 当選抽選手段
111 乱数発生手段 112 乱数抽出手段
113 当選判定テーブル 114 判定手段
115 判定テーブル変更手段
120 当選フラグ成立手段 121 小役フラグ成立手段
122 特別フラグ成立手段 123 特別フラグ貯留手段
130 停止制御手段
140 ストック放出抽選手段 141 抽選手段
142 遊技回数記憶手段 143 放出確率変更手段

Claims (4)

  1. 複数の図柄を表示した回転リールと、
    前記回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
    前記回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
    所定確率で当選に関する抽選を行うための当選抽選手段とを少なくとも備え、
    複数の前記回転リールが停止した状態で視認可能な複数の図柄が、予め定められた態様で表示されることを条件に入賞となるスロットマシンであって、
    遊技として、通常遊技と、通常遊技よりも多くの利益を遊技者に付与可能な特別遊技とを有し、当選として、小役当選と、前記特別遊技を開始可能な特別当選とを有し、
    前記当選抽選手段の抽選結果が前記特別当選の場合に、当該当選の権利を次遊技以降に持ち越し可能な特別当選貯留手段を備え、
    前記特別遊技は、前記特別当選貯留手段に貯留された当選を放出するか否かのストック放出抽選に当選したときに実行可能であり、
    前記特別当選を入賞し難く制御することにより、複数の特別当選を前記当選貯留手段に貯留可能とした特別当選のストック機能を有するスロットマシンにおいて、
    前記ストック放出抽選は、前記特別当選の当選時に行われるものとし、
    前記ストック放出抽選のストック放出確率は、
    前記特別遊技終了後、N回の遊技が終了するまでの放出確率をM、前記N回の遊技終了後、L回の遊技が終了するまでの放出確率をP、前記L回の遊技終了後の放出確率をQとしたとき、M>PかつQ>Pの条件を満たすよう設定されていることを特徴とするスロットマシン。
  2. 少なくとも前記L値及びP値を、抽選により決定可能に形成したことを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
  3. 遊技機を、
    複数の図柄を変動表示及び停止表示可能な図柄表示手段、
    前記図柄表示手段の図柄を変動表示させるための図柄変動開始手段、
    前記図柄表示手段の図柄を停止表示させるための図柄変動停止手段、
    所定確率で当選に関する抽選を行うための当選抽選手段、
    複数の前記図柄表示手段が停止した状態で視認可能な複数の図柄が、予め定められた態様で表示されることを条件に入賞とするための入賞手段、
    通常遊技を行わせるための通常遊技制御手段、
    通常遊技よりも多くの利益を遊技者に付与可能な特別遊技を行わせるための特別遊技制御手段、
    前記当選抽選手段の抽選結果が所定の当選役に当選の場合に当該当選を記憶するための当選記憶手段、
    前記当選抽選手段の抽選結果が前記特別遊技を開始可能な特別当選の場合に、当該特別当選の権利を次遊技以降に複数持ち越し可能な特別当選貯留手段、
    及び、前記特別当選の当選時に、前記特別当選貯留手段に貯留された当選を放出するか否かの抽選を行い、そのその抽選確率は、前記特別遊技終了後、N回の遊技が終了するまでの放出確率をM、前記N回の遊技終了後、L回の遊技が終了するまでの放出確率をP、前記L回の遊技終了後の放出確率をQとしたとき、M>PかつQ>Pの条件を満たすよう設定されているストック放出抽選手段、として機能させるための遊技機用プログラム。
  4. 遊技機を、
    複数の図柄を変動表示及び停止表示可能な図柄表示手段、
    前記図柄表示手段の図柄を変動表示させるための図柄変動開始手段、
    前記図柄表示手段の図柄を停止表示させるための図柄変動停止手段、
    所定確率で当選に関する抽選を行うための当選抽選手段、
    複数の前記図柄表示手段が停止した状態で視認可能な複数の図柄が、予め定められた態様で表示されることを条件に入賞とするための入賞手段、
    通常遊技を行わせるための通常遊技制御手段、
    通常遊技よりも多くの利益を遊技者に付与可能な特別遊技を行わせるための特別遊技制御手段、
    前記当選抽選手段の抽選結果が所定の当選役に当選の場合に当該当選を記憶するための当選記憶手段、
    前記当選抽選手段の抽選結果が前記特別遊技を開始可能な特別当選の場合に、当該特別当選の権利を次遊技以降に複数持ち越し可能な特別当選貯留手段、
    及び、前記特別当選の当選時に、前記特別当選貯留手段に貯留された当選を放出するか否かの抽選を行い、その抽選確率は、前記特別遊技終了後、N回の遊技が終了するまでの放出確率をM、前記N回の遊技終了後、L回の遊技が終了するまでの放出確率をP、前記L回の遊技終了後の放出確率をQとしたとき、M>PかつQ>Pの条件を満たすよう設定されているストック放出抽選手段、として機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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