JP2005020180A

JP2005020180A - Information processor, information processing method and computer program

Info

Publication number: JP2005020180A
Application number: JP2003179736A
Authority: JP
Inventors: Norifumi Yoshikawa; 典史吉川; Takuya Igarashi; 卓也五十嵐
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 2003-06-24
Filing date: 2003-06-24
Publication date: 2005-01-20

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a device and a method for remotely reproducing a content with which a client is set as a remote controller. <P>SOLUTION: Setting of a control instance permitting remote control is requested from a media renderer from a client unit. The control instance corresponding to a request is set in the media renderer. Content reproduction is controlled based on the control request from the client designating the control instance. The content can remotely be reproduced and the media renderer can securely be selected based on support protocol information on the media renderer and content metadata. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。特に、リモコン制御によるコンテンツ再生処理を実現する情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
昨今のデータ通信ネットワークの普及に伴い、家庭内においても家電機器やコンピュータ、その他の周辺機器をネットワーク接続し、各機器間での通信を可能とした、いわゆるホームネットワークが浸透しつつある。ホームネットワークは、ネットワーク接続機器間で通信を行なうことにより各機器のデータ処理機能を共有することを可能とするものである。ネットワーク接続機器間のコンテンツ送受信等、ユーザに利便性・快適性を提供するものであり、今後、ますます普及することが予測される。
【０００３】
このようなホームネットワークの構成に適するプロトコルとしてＵＰｎＰ（登録商標）が知られている。ＵＰｎＰは、複雑な操作を伴うことなく容易にネットワークを構築することが可能であり、困難な操作や設定を伴うことなくネットワーク接続された機器において各接続機器の提供サービスを受領可能とするものである。また、ＵＰｎＰはデバイス上のＯＳ（オペレーティングシステム）にも依存せず、容易に機器の追加ができるという利点を持つ。
【０００４】
ＵＰｎＰは、接続機器間で、ＸＭＬ（ｅＸｔｅｎｓｉｂｌｅＭａｒｋｕｐＬａｎｇｕａｇｅ）に準拠した定義ファイルを交換し、機器間において相互認識を行なう。ＵＰｎＰの処理の概要は、以下の通りである。
（１）ＩＰアドレス等の自己のデバイスＩＤを取得するアドレッシング処理。
（２）ネットワーク上の各デバイスの検索を行ない、各デバイスから応答を受信し、応答に含まれるデバイス種別、機能等の情報を取得するディスカバリ処理。
（３）ディスカバリ処理で取得した情報に基づいて、各デバイスにサービスを要求するサービス要求処理。
【０００５】
上記処理手順を行なうことで、ネットワーク接続された機器を適用したサービスの提供および受領が可能となる。ネットワークに新たに接続される機器は、上記のアドレッシング処理によりデバイスＩＤを取得し、ディスカバリ処理によりネットワーク接続された他のデバイスの情報を取得して、取得情報に基づいて他の機器にサービスの要求が可能となる。
【０００６】
例えばサーバに格納された音楽データ、画像データ等のコンテンツをクライアント側デバイスにおいて再生しようとする場合には、クライアントは、サーバの保有するコンテンツについての情報を取得する。サーバは、記憶部に格納したコンテンツや、チューナを介して外部から受信する様々なコンテンツに関するインフォメーションを含む属性情報を記憶部に格納しており、この情報をクライアントに提供する。属性情報には、例えばコンテンツとしての例えば曲や映画のタイトル、アーティスト名、記録日時、さらにデータの圧縮態様等に関する情報など様々である。これらの属性情報はメタデータあるいはメタ情報と呼ばれる。
【０００７】
クライアントは、サーバに対してサーバに格納されたコンテンツ情報、例えば曲や映画のタイトルやアーティスト名、さらにデータの圧縮態様情報（ＡＴＲＡＣ：ａｄａｐｔｉｖｅｔｒａｎｓｆｏｒｍａｃｏｕｓｔｉｃｃｏｄｉｎｇ，ＭＰＥＧ：ｍｏｖｉｎｇｐｉｃｔｕｒｅｅｘｐｅｒｔｓｇｒｏｕｐ等）、さらに必要に応じて著作権情報などの様々なコンテンツの属性情報の取得要求を行うことができる。
【０００８】
サーバは、クライアントからの要求に応じてサーバの保有するコンテンツに関するメタデータ（属性情報）をクライアントに送信する。クライアントは、サーバから取得したメタデータに基づいて所定の表示プログラムに従ってクライアントデバイスのディスプレイにコンテンツ情報を表示する。例えばアーティスト名、タイトル等からなる曲目リストなどがディスプレイに表示される。ユーザは、表示情報に基づいて、再生対象コンテンツを確認あるいは選択して、コンテンツの送信要求をサーバに送信する。サーバはクライアントからのコンテンツリクエストを受信し、受信リクエストに応じてサーバからクライアントに対するコンテンツの送信が行われ、クライアント側において受信コンテンツの再生が行われる。
【０００９】
このようにサーバに格納されたコンテンツは、ネットワーク接続された他の機器（クライアント）から検索を行い、特定のコンテンツを指定して再生することが可能となる。
【００１０】
また、コンテンツを提供するサーバにチューナ機能を併設し、チューナを介して受信したビデオまたはオーディオデータをクライアントに送信するいわゆるライブストリーミングデータの配信構成を持つサーバ構成が提案されている。例えば、地上波、衛星放送等、の各種のブロードキャストデータをホームサーバ内のチューナにおいて受信し、受信データをサーバからクライアント、例えばチューナを持たないＰＣ等に送信し、ユーザがＰＣに備えられたディスプレイ、スピーカを介して様々なＴＶ、ラジオ等の番組を視聴する構成である。
【００１１】
クライアントからサーバを遠隔操作し、サーバ内の格納コンテンツあるいはチューナ受信コンテンツをローカルエリアネットワークを介してクライアント側で受信、再生するシステムについては、例えば特許文献１に記載されている。
【００１２】
ただし、特許文献１に記載の構成は、サーバ内の格納コンテンツあるいはチューナ受信コンテンツの再生要求を実行したクライアントに対してコンテンツがサーバから送信され、コンテンツ要求を実行したクライアント側でのコンテンツ再生を実現する構成である。
【００１３】
例えば、クライアントからコンテンツ再生要求をサーバに対して送信し、サーバ側に備えられたディスプレイやスピーカ等を介して出力するといった、いわゆるクライアント機器をリモコンとして利用するといった構成については開示していない。サーバ側でコンテンツ再生を実行しようとする場合、ユーザはサーバ自体に付属するキーボード等の入力機器を直接操作することが必要となる。
【００１４】
【特許文献１】
特許公開２００２−８４４８４号公報
【００１５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、コンテンツを提供するサーバあるいは再生制御を実行する機器に対して、クライアントをリモコンとして設定し、クライアントからのコントロール信号に基づいて、サーバあるいは再生制御機器側でのコンテンツ再生および再生コンテンツの制御を可能とした情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
【００１６】
【課題を解決するための手段】
本発明の第１の側面は、
コンテンツ再生制御処理を実行する情報処理装置であり、
データ通信を実行する通信部と、
コンテンツ再生制御処理を実行するコンテンツ再生制御部を有し、
ネットワーク接続されたクライアントからのリモート制御要求情報を含む制御インスタンス設定要求に応じて、前記コンテンツ再生制御部にリモート制御を許容するリモート制御用の制御インスタンスを設定し、前記制御用インスタンスを指定したクライアントからの制御要求に基づいて、前記制御インスタンスに関連づけられたコンテンツの情報処理装置における出力制御を実行する構成を有することを特徴とする情報処理装置にある。
【００１７】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記情報処理装置は、前記リモート制御用の制御インスタンスと、クライアントに対するユーザインタフェース情報提供処理を実行するレンダリングコントロールサービスインスタンスとのバインド処理を実行し、前記レンダリングコントロールサービスを介して受領するクライアントからの制御情報に基づいて制御インスタンスによるコンテンツ再生制御を実行する構成であることを特徴とする。
【００１８】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記情報処理装置は、クライアントから受信するファンクションＩＤに基づいて制御対象機器を特定した制御インスタンスを設定するとともに、該ファンクションＩＤに伴って受信するリモート制御要求情報に基づいて、制御インスタンスをリモート制御許容インスタンスとして設定する構成であることを特徴とする。
【００１９】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記情報処理装置は、クライアントからの要求に応じてサポートプロトコル情報を提供する処理を実行し、該サポートプロトコル情報中にリモート制御を許容するか否かを示す識別情報を含めて提供する構成であることを特徴とする。
【００２０】
さらに、本発明の第２の側面は、
コンテンツに対応する属性情報としてのメタデータの管理およびクライアントに対する提供処理を実行するメディアサーバであり、
コンテンツおよびコンテンツ対応のメタデータを記憶したデータベースと、
前記データベースに格納したデータの管理を実行するコンテンツディレクトリサービスを有し、
前記データベースに格納されたコンテンツ対応のメタデータ中のプロトコル情報として、コンテンツがクライアントによるリモート制御を許容するか否かを示すリモート制御許容情報を格納した構成を有することを特徴とするメディアサーバにある。
【００２１】
さらに、本発明のメディアサーバの一実施態様において、前記メタデータには、コンテンツ再生時の制御対象機器識別情報としてのファンクションＩＤを含み、前記リモート制御許容情報は、前記ファンクションＩＤに対応する情報として設定された情報であることを特徴とする。
【００２２】
さらに、本発明の第３の側面は、
コンテンツ再生実行機器としてのメディアレンダラーに対してリモート制御を実行する情報処理装置であり、
リモート制御要求データを含む制御インスタンス設定要求を前記メディアレンダラーに対して送信し、該制御インスタンス設定要求に対する応答として受信する制御インスタンスＩＤを設定した制御要求を前記メディアレンダラーに送信して、該メディアレンダラーにおけるコンテンツ再生のリモート制御を実行する構成を有することを特徴とする情報処理装置にある。
【００２３】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記情報処理装置は、前記メディアレンダラーから受信するサポートプロトコル情報に基づいて、該メディアレンダラーがリモート制御可能か否かの判定処理を実行する構成であることを特徴とする。
【００２４】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記情報処理装置は、コンテンツ対応のメタデータを保持するメディアサーバからコンテンツ対応のプロトコル情報を受領し、該受領プロトコル情報に基づいてリモート制御可能なコンテンツであるか否かを判定し、リモート制御可能なコンテンツであることの確認を条件として、該コンテンツの指定情報を、前記メディアレンダラーに設定した制御インスタンスにセットする処理を実行する構成であることを特徴とする。
【００２５】
さらに、本発明の第４の側面は、
コンテンツの再生制御を実行する情報処理方法であり、
ネットワーク接続されたクライアントからのリモート制御要求データを含む制御インスタンス設定要求を受信するステップと、
前記制御インスタンス設定要求の受信に応じて、コンテンツ再生制御部にリモート制御用の制御インスタンスを設定する制御インスタンス設定ステップと、
前記制御インスタンスを指定したクライアントからの制御要求を受信するステップと、
指定制御インスタンスに関連づけられた再生対象コンテンツについて、自己の情報処理装置での出力制御を実行するステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法にある。
【００２６】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、前記リモート制御用の制御インスタンスと、クライアントに対するユーザインタフェース情報提供処理を実行するレンダリングコントロールサービスインスタンスとのバインド処理を実行し、前記レンダリングコントロールサービスを介して受領するクライアントからの制御情報に基づいて制御インスタンスによるコンテンツ再生制御を実行するステップを含むことを特徴とする。
【００２７】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記制御インスタンス設定ステップは、クライアントから受信するファンクションＩＤに基づいて制御対象機器を特定した制御インスタンスを設定するとともに、該ファンクションＩＤに伴って受信するリモート制御要求情報に基づいて、制御インスタンスをリモート制御許容インスタンスとして設定するステップであることを特徴とする。
【００２８】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、クライアントからの要求に応じてサポートプロトコル情報を提供する処理を実行するサポートプロトコル情報提供ステップを有し、該サポートプロトコル情報提供ステップにおいては、リモート制御を許容するか否かを示す識別情報を含めたサポートプロトコル情報の提供処理を実行することを特徴とする。
【００２９】
さらに、本発明の第５の側面は、
コンテンツ再生実行機器としてのメディアレンダラーに対してリモート制御を実行する情報処理方法であり、
リモート制御要求データを含む制御インスタンス設定要求を前記メディアレンダラーに対して送信するステップと、
前記制御インスタンス設定要求に対する応答として受信する制御インスタンスＩＤを設定した制御要求を前記メディアレンダラーに送信して、該メディアレンダラーにおけるコンテンツ再生のリモート制御を実行するステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法にある。
【００３０】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、前記メディアレンダラーから受信するサポートプロトコル情報に基づいて、該メディアレンダラーがリモート制御可能か否かの判定処理を実行するステップを有することを特徴とする。
【００３１】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、コンテンツ対応のメタデータを保持するメディアサーバからコンテンツ対応のプロトコル情報を受領し、該受領プロトコル情報に基づいてリモート制御可能なコンテンツであるか否かを判定し、リモート制御可能なコンテンツであることの確認を条件として、該コンテンツの指定情報を、前記メディアレンダラーに設定した制御インスタンスにセットする処理を実行するステップを有することを特徴とする。
【００３２】
さらに、本発明の第６の側面は、
コンテンツの再生制御を実行するコンピュータ・プログラムであり、
ネットワーク接続されたクライアントからのリモート制御要求データを含む制御インスタンス設定要求を受信するステップと、
前記制御インスタンス設定要求の受信に応じて、コンテンツ再生制御部にリモート制御用の制御インスタンスを設定する制御インスタンス設定ステップと、
前記制御インスタンスを指定したクライアントからの制御要求を受信するステップと、
指定制御インスタンスに関連づけられた再生対象コンテンツについて、自己の情報処理装置での出力制御を実行するステップと、
を有することを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
【００３３】
さらに、本発明の第７の側面は、
コンテンツ再生実行機器としてのメディアレンダラーに対してリモート制御を実行するコンピュータ・プログラムであり、
リモート制御要求データを含む制御インスタンス設定要求を前記メディアレンダラーに対して送信するステップと、
前記制御インスタンス設定要求に対する応答として受信する制御インスタンスＩＤを設定した制御要求を前記メディアレンダラーに送信して、該メディアレンダラーにおけるコンテンツ再生のリモート制御を実行するステップと、
を有することを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
【００３４】
【作用】
本発明の構成によれば、クライアント機器からのメディアレンダラーに対するＡＶＴ制御インスタンスの設定要求において、リモート制御を許容する制御インスタンスの設定を要求し、メディアレンダラーにおいて、要求に応じてリモート制御を許容する制御インスタンスを設定し、この制御インスタンスを指定したクライアントからの制御要求に基づいてコンテンツ再生の制御を行う構成としたので、クライアントをリモコンとし、メディアレンダラーを被制御機器として構成し、コンテンツ再生のリモート制御構成を実現することができる。
【００３５】
さらに、本発明の構成によれば、メディアレンダラーがサポートプロトコル情報として、リモコン制御を許容するか否かの情報を提供する構成とし、また、コンテンツのメタデータに基づくコンテンツ情報の提供処理を実行するメディアサーバの保持するメタデータ中のプロトコル情報にコンテンツがリモート制御許容コンテンツであるか否かを示す情報を保持する構成としたので、クライアントは、コンテンツ対応のプロトコル情報、およびメディアレンダラーのサポートプロトコル情報に基づいて、リモート制御可能なコンテンツを選択し、かつリモート制御を許容するメディアレンダラーを選択し、確実にコンテンツのリモート制御による再生処理を実行することができる。
【００３６】
なお、本発明のコンピュータ・プログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な汎用コンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体、例えば、ＣＤやＦＤ、ＭＯなどの記憶媒体、あるいは、ネットワークなどの通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
【００３７】
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づく、より詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
【００３８】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムの詳細について説明する。
【００３９】
［システム概要］
まず、図１を参照して、本発明の概要について説明する。図１においてクライアント１０１は、サーバ１０２の格納コンテンツあるいはサーバ１０２に付属するチューナによって受信するコンテンツの再生制御を行う。ここでコンテンツの出力は、クライアント１０１において実行することも可能であるが、本発明の構成においては、さらにクライアント１０１をリモコンとして機能させ、サーバ１０２の格納コンテンツあるいはサーバ１０２に付属するチューナによって受信するコンテンツの再生をサーバ１０２側で実行させる。すなわち、サーバ１０２に接続された出力機器としてのディスプレイ１０３、スピーカ１０４を介してコンテンツの出力を行うことを可能とした。
【００４０】
図１に示す構成は、サーバ１０２が、コンテンツ提供処理を実行するとともに、コンテンツ出力処理も実行する構成例であるが、本発明の構成に従えば、図２に示すように、コンテンツを格納したサーバ、すなわちメディアサーバ１１０と、コンテンツ再生制御を実行する情報処理装置、すなわちメディアレンダラー１２０とを別構成として、クライアント１０１がメディアサーバに対してコンテンツを指定し、指定したコンテンツをメディアサーバ１１０からコンテンツ再生制御機器としてのメディアレンダラー１２０に送信し、その後、再生制御情報をクライアント１０１からメディアレンダラー１２０に送信し、メディアレンダラー１２０に接続された出力機器としてのディスプレイ１２１、スピーカ１２２を介したコンテンツ再生における制御を行うことも可能である。
【００４１】
なお、本明細書において、メディアサーバは、コンテンツをハードディスク等の記憶媒体に格納し、クライアントからの要求に基づいてクライアントに対してコンテンツ情報（メタデータ）を提供するとともに、指定されたコンテンツをクライアントに対してまたはメディアレンダラーに対して出力する処理を実行する情報処理装置である。
【００４２】
メディアレンダラーは、メディアサーバから提供されるコンテンツ、あるいはメディアレンダラーに接続されたチューナによって受信するコンテンツの再生制御を実行する情報処理装置である。なお、メディアレンダラーは、チューナを介して受信するライブコンテンツのクライアントに対する配信制御も実行する。
【００４３】
図１に示すサーバ１０２は、メディアサーバとメディアレンダラーの両機能を持つ構成である。
【００４４】
クライアント、サーバ、メディアサーバ、メディアレンダラー等の情報処理装置は、有線または無線ネットワークを介して相互に通信可能な構成を持つ。各機器は、例えばイーサネット（登録商標）フレーム等の通信パケットをネットワークを介して送受信する。すなわち、クライアントは、イーサネットフレームのデータ部に処理要求情報を格納したフレームをサーバ、メディアサーバ、メディアレンダラーに送信することにより、各機器に対する処理を要求する。サーバ、メディアサーバ、メディアレンダラーは、処理要求の受信に応じて、データ処理を実行し、必要に応じてデータ処理結果としての結果データを通信パケットのデータ部に格納し、クライアントあるいはその他の機器に送信する。
【００４５】
これらのクライアント、サーバ、メディアサーバ、メディアレンダラー等の情報処理装置は、例えばＵＰｎＰ対応機器によって構成される。従って、ネットワークに対する接続機器の追加、削除が容易な構成である。ネットワークに新たに接続する機器は、
（１）ＩＰアドレス等の自己のデバイスＩＤを取得するアドレッシング処理。
（２）ネットワーク上の各デバイスの検索を行ない、各デバイスから応答を受信し、応答に含まれるデバイス種別、機能等の情報を取得するディスカバリ処理。
（３）ディスカバリ処理で取得した情報に基づいて、各デバイスにサービスを要求するサービス要求処理。
上記処理手順を行なうことで、ネットワーク接続された機器を適用したサービスを受領することが可能となる。
【００４６】
図３を参照してメディアサーバ２１０とメデイアレンダラー２２０の主要機能を説明する。なお、図１、図２を参照して説明したように、メディアサーバ２１０とメデイアレンダラー２２０は１つの情報処理装置（例えばＰＣ）として構成されている場合もあり、また個別の情報処理装置として構成されている場合もある。これらの様々な構成例については後述する。
【００４７】
メディアサーバ２１０は、画像、音楽等の様々なコンテンツをその属性情報（メタデータ）とともに格納したデータベース２１１を有する。属性情報（メタデータ）には、コンテンツのプロトコル情報が含まれる。プロトコル情報には、コンテンツの指定情報であるコンテンツ識別子、すなわちコンテンツの所在を示すアドレス情報としてのコンテンツＵＲＬ（ＵｎｉｆｏｒｍＲｅｓｏｕｒｃｅＬｏｃａｔｏｒｓ）、コンテンツのデータ態様、例えばＡＴＲＡＣ（ａｄａｐｔｉｖｅｔｒａｎｓｆｏｒｍａｃｏｕｓｔｉｃｃｏｄｉｎｇ）、ＭＰＥＧ（ｍｏｖｉｎｇｐｉｃｔｕｒｅｅｘｐｅｒｔｓｇｒｏｕｐ）等のデータ態様情報、さらにコンテンツ再生処理に必要となる機器（ファンクション）識別子としてのファンクションＩＤ（ｆｕｎｃ−ＩＤ）、およびクライアントをリモコンとして設定した再生制御が可能か否かを示すリモコン制御許容情報（ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１）が含まれる。
【００４８】
これらのプロトコル情報は、コンテンツの種類に応じて異なる情報が設定されることになる。各種の具体的な情報構成例については後述する。
【００４９】
ファンクションＩＤは、チューナ制御、ＤＶＤ制御、ハードディスク制御等、コンテンツ処理のために必要となる制御対象機器毎に設定されるＩＤである。例えばハードディスク格納コンテンツに対応する場合は、ｆｕｎｃ−ＩＤ＝ＨＤ等の設定がなされる。チューナが２つあればそれぞれ異なるファンクションＩＤ、例えばｆｕｎｃＩＤ＝ｔ０１、ｆｕｎｃＩＤ＝ｔ０２のように異なるＩＤが設定され、チューナ識別情報としても利用される。
【００５０】
ファンクションＩＤの設定されたコンテンツについては、さらに、クライアントをリモコンとして設定した再生制御が可能か否かを示す情報が付加される。これはリモコン制御許容情報（ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１）として設定される。ファンクションＩＤの設定されたコンテンツについては、リモコン再生可のコンテンツについてのみリモコン制御許容情報（ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１）が付加される。ファンクションＩＤの設定されたコンテンツで、リモコン再生不可のコンテンツについては、リモコン制御許容情報（ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１）が付加されない。これらの具体的なデータ構成については後述する。
【００５１】
コンテンツおよび属性情報（メタデータ）は、階層構成を持つディレクトリに基づいてコンテンツディレクトリサービス２１２によって管理される。クライアント２３０は、様々な検索タームに基づくコンテンツ検索としての「サーチ」、あるいは、特定のコンテンツを指定した「ブラウズ」をメディアサーバ２１０のコンテンツディレクトリサービス２１２に要求することで、コンテンツに対応する情報を取得することが可能であり、クライアント２３０は、のディスプレイにおいて閲覧することができる。
【００５２】
一方、メディアレンダラー２２０は、コンテンツの再生制御を行う情報処理装置であり、メディアサーバ２１０のデータベース２１１に格納されたコンテンツや、あるいは図示しないチューナの受信するコンテンツの再生制御を行う。コンテンツ制御部（ＡＶＴ）２２１は、再生制御対象コンテンツ毎の再生制御を実行する制御インスタンスとしてのＡＶＴインスタンス（ＡＶ−ＴｒａｎｓｐｏｒｔＩｎｓｔａｎｃｅ）を設定し、設定したＡＶＴインスタンスがコンテンツの再生制御を行う。
【００５３】
ＡＶＴインスタンスは、制御対象ハードウェア等の制御オブジェクトの設定が可能で、かつ設定オブジェクトに応じた制御パラメータの設定が可能な制御プログラムであり、この制御プログラムに従って制御対象ハードウェアを含む制御オブジェクトの制御が実行される。具体的には、例えばチユーナ受信コンテンツのライブストリーミング再生を実行する場合には、チューナ制御用のＡＶＴインスタンスが設定され、クライアントは、チューナ制御用のＡＶＴインスタンスに対して例えばチャンネル切り替えや音声モード切り替えなどの再生制御コマンドを送信することで、コンテンツの再生制御が実行される。
【００５４】
コネクションマネージャサービス２２２は、クライアント２３０とのコンテンツ配信用コネクションあるいは制御コマンド転送用コネクション等のコネクション管理を実行する。複数のクライアントとの接続がある場合は、それぞれのコネクションにコネクションＩＤを設定し、コネクションＩＤに基づいて、各コネクションを区別して管理する。
【００５５】
なお、クライアント２３０は、メディアレンダラー２２０の処理可能なプロトコル情報を取得可能である。例えばメディアレンダラーの再生可能なコンテンツがメディアレンダラーと一体として構成された情報処理装置（ＰＣ）内のメディアサーバのハードディスクに格納されたコンテンツのみであるか、あるいはネットワークを介して接続されたメディアサーバからの転送コンテンツの再生制御が可能か否か、あるいはリモコン再生が可能か否か等のメディアレンダラーの実行できるコンテンツ再生処理態様を示すプロトコル情報の取得が可能である。
【００５６】
クライアント２３０は、メディアサーバ２１０から受領したコンテンツに対応するメタデータに含まれるコンテンツ対応のプロトコル情報と、コンテンツ再生制御を要求するメディアレンダラーから受領するサポートプロトコル情報とを比較して、メディアレンダラーが再生予定コンテンツの再生処理を実行できるか否か、また、実行できる場合にはどのような態様、例えばリモコン再生が可能か否か等を確認して、再生可能な態様での再生要求を行うことになる。
【００５７】
［メディアサーバおよびメディアレンダラーの処理構成］
メディアすなわちコンテンツの提供処理を実行するメディアサーバと、再生制御を実行するメディアレンダラーは、１つの情報処理装置（たとえばＰＣ）に構成される場合もあり、また別々の情報処理装置として構成される場合もあり、また、その処理可能な態様も異なる。
【００５８】
図４、図５を参照して、情報処理装置に設定されるメディアサーバおよびメディアレンダラーの異なる処理構成例について説明する。
【００５９】
図４および図５にメディアサーバまたはメディアレンダラーとして機能する（ａ）〜（ｇ）の７種類の情報処理装置構成例を示す。
【００６０】
（ａ）は、メディア提供処理を実行するメディアサーバとしてのみ機能する情報処理装置の構成例である。この例において、メディアサーバ内のコンテンツディレクトリサービス（ＣＤＳ）は、ＨＴＴＰ（ＨｙｐｅｒＴｅｘｔＴｒａｎｓｆｅｒＰｒｏｔｏｃｏｌ）に規定されるＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドに基づくコンテンツ取得の際にコンテンツ指定情報として適用可能なＵＲＬ（ｈｔｔｐ）に基づくコンテンツ提供サービスを実行する。
【００６１】
メディアサーバのデータベースに格納したコンテンツに対応するメタデータのプロトコル情報には、ＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドに基づくコンテンツ指定情報として有効なＵＲＬ（ｈｔｔｐ）が設定されている。
【００６２】
クライアントは、コンテンツＵＲＬを指定したＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドをこのメディアサーバに送信することで、コンテンツ取得、すなわちメディアサーバからコンテンツを受信しクライアント側で再生を行うことが可能となる。ただし、（ａ）の情報処理装置は、メディアレンダラーを供えておらず、クライアントからのリモコン制御によるコンテンツ再生を実行する情報処理装置構成ではない。
【００６３】
（ｂ）は、メディアサーバとメディアレンダラーの両機能を持つ情報処理装置構成例を示している。メディアサーバは、（ａ）の構成と同様であり、ＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドに対応するコンテンツ指定情報としてのＵＲＬ（ｈｔｔｐ）に基づくコンテンツ提供サービスを実行する。クライアントはこの情報処理装置に対してコンテンツＵＲＬを指定したコンテンツ取得が可能である。
【００６４】
さらに、（ｂ）の構成のメディアレンダラーは、コンテンツ再生制御部（ＡＶＴ）と、コネクションマネージャサービス（ＣＭＳ）を有し、コネクションマネージャサービス（ＣＭＳ）は、ＨＴＴＰ対応のコンテンツＵＲＬ指定情報［ＵＲＬ（ｈｔｔｐ）］に基づいて取得されるコンテンツの処理が可能な構成であることを示している。具体的には、メディアレンダラーの構成された情報処理装置に設定されたメディアサーバから取得するコンテンツのみならず、他のネットワーク接続機器（メディアサーバ）に格納されたコンテンツをＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドに基づいて取得し、取得したコンテンツの再生制御を実行することが可能である。
【００６５】
図４（ｂ）に示すＣＭＳ（ｈｔｔｐ）は、メディアレンダラーのコネクションマネージャサービス（ＣＭＳ）の機能として自己の情報処理装置のみならず他サーバの格納コンテンツの再生制御も可能であることを示している。
【００６６】
図４（ｂ）に示す情報処理装置に対して、クライアントは、ＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドに基づくコンテンツ取得が可能であり、さらに、メディアレンダラーをリモコン制御し、メディアレンダラーの構成された情報処理装置内のメディアサーバに格納されたコンテンツ、あるいはネットワーク接続された他のメディアサーバの格納コンテンツをコンテンツＵＲＬ（ｈｔｔｐ）に基づいて取得して取得コンテンツについての再生制御を行うことが可能である。
【００６７】
図４（ｃ）も、メディアサーバとメディアレンダラーの両機能を持つ情報処理装置構成例である。メディアサーバのコンテンツディレクトリサービス（ＣＤＳ）は、ＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドに対応するコンテンツ指定情報としてのＵＲＬ（ｈｔｔｐ）に基づいて取得可能なコンテンツの提供サービスを実行する。さらに、情報処理装置内部でのコンテンツ指定情報として有効なコンテンツ指定情報としてのＵＲＬ（ｉｎｔｅｒｎａｌ）に基づいて取得可能なコンテンツの提供サービスを実行する。
【００６８】
メディアサーバのデータベースに格納したコンテンツに対応するメタデータのプロトコル情報には、ＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドに基づくコンテンツ指定情報として有効なＵＲＬ（ｈｔｔｐ）、または情報処理装置内部でのコンテンツ指定情報として有効なＵＲＬ（ｉｎｔｅｒｎａｌ）のいずれかまたはその両ＵＲＬが設定されている。
【００６９】
図４（ｃ）の構成のメディアレンダラーは、コンテンツ再生制御部（ＡＶＴ）と、コネクションマネージャサービス（ＣＭＳ）を有し、コネクションマネージャサービス（ＣＭＳ）は、情報処理装置内部でのみ有効なコンテンツ指定情報であるＵＲＬ（ｉｎｔｅｒｎａｌ）をプロトコル情報に持つコンテンツのみの再生制御を実行する構成である。
【００７０】
図４（ｃ）に示すＣＭＳ（ｉｎｔｅｒｎａｌ）は、メディアレンダラーのコネクションマネージャサービス（ＣＭＳ）の機能として自己の情報処理装置に格納されたコンテンツのみの再生制御が可能であることを示している。
【００７１】
図４（ｃ）に示す情報処理装置に対して、クライアントは、ＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドに基づくコンテンツ取得が可能であり、さらに、メディアレンダラーをリモコン制御し、メディアレンダラーの構成された情報処理装置内のメディアサーバに格納されたコンテンツのみ、すなわちコンテンツ対応のプロトコル情報にインターナルＵＲＬ［ＵＲＬ（ｉｎｔｅｒｎａｌ）］の設定されたコンテンツの再生制御を行うことができる。
【００７２】
図４（ｄ）も、メディアサーバとメディアレンダラーの両機能を持つ情報処理装置構成例である。メディアサーバのコンテンツディレクトリサービス（ＣＤＳ）は、情報処理装置内部でのコンテンツ指定情報として有効なコンテンツ指定情報としてのＵＲＬ（ｉｎｔｅｒｎａｌ）に基づいて取得可能なコンテンツの提供サービスを実行する。
【００７３】
メディアサーバのデータベースに格納したコンテンツに対応するメタデータのプロトコル情報には、情報処理装置内部でのみ移動可能なコンテンツの指定情報として有効なＵＲＬ（ｉｎｔｅｒｎａｌ）が設定されている。
【００７４】
図４（ｄ）の構成のメディアレンダラーは、コンテンツ再生制御部（ＡＶＴ）と、コネクションマネージャサービス（ＣＭＳ）を有し、コネクションマネージャサービス（ＣＭＳ）は、情報処理装置内部でのみ有効なコンテンツ指定情報であるＵＲＬ（ｉｎｔｅｒｎａｌ）をプロトコル情報に持つコンテンツのみの再生制御を実行する構成である。
【００７５】
図４（ｄ）に示すＣＭＳ（ｉｎｔｅｒｎａｌ）は、メディアレンダラーのコネクションマネージャサービス（ＣＭＳ）の機能として自己の情報処理装置に格納されたコンテンツのみの再生制御が可能であることを示している。
【００７６】
図４（ｄ）に示す情報処理装置に対して、クライアントは、ＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドに基づくコンテンツ取得は実行できず、メディアレンダラーをリモコン制御し、メディアレンダラーの構成された情報処理装置内のメディアサーバに格納されたコンテンツのみ、すなわちコンテンツ対応のプロトコル情報にインターナルＵＲＬ［ＵＲＬ（ｉｎｔｅｒｎａｌ）］の設定されたコンテンツの再生制御を行うことができる。
【００７７】
図５（ｅ）は、メディアサーバ機能を持たず、メディアレンダラーとしての機能のみを有する情報処理装置の構成例を示している。
【００７８】
図５（ｅ）の構成のメディアレンダラーは、コンテンツ再生制御部（ＡＶＴ）と、コネクションマネージャサービス（ＣＭＳ）を有し、コネクションマネージャサービス（ＣＭＳ）は、ＨＴＴＰ対応のコンテンツＵＲＬ指定情報［ＵＲＬ（ｈｔｔｐ）］に基づいて取得されるコンテンツの処理が可能な構成であることを示している。具体的には、他のネットワーク接続機器（メディアサーバ）に格納されたコンテンツをＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドに基づいて取得し、取得したコンテンツの再生制御を実行することが可能である。
【００７９】
図５（ｅ）に示す情報処理装置に対して、クライアントは、メディアレンダラーをリモコン制御し、メディアレンダラーに対して、コンテンツＵＲＬ（ｈｔｔｐ）によって特定されるネットワーク接続された他のメディアサーバの格納コンテンツについての再生制御を行うことが可能である。
【００８０】
図５（ｆ）は、メディアサーバとメディアレンダラーの両機能を持つ情報処理装置構成例である。メディアサーバのコンテンツディレクトリサービス（ＣＤＳ）は、ＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドに対応するコンテンツ指定情報としてのＵＲＬ（ｈｔｔｐ）に基づいて取得可能なコンテンツの提供サービスを実行する。さらに、メディアレンダラーによって制御されるハードウェア例えばチューナの受信コンテンツの提供サービスのための情報も管理している。
【００８１】
すなわち、コンテンツ再生処理に必要となる機器（ファンクション）識別子としてのファンクションＩＤ（ｆｕｎｃ−ＩＤ）に基づくコンテンツ管理を実行する機能を持つ。ファンクションＩＤは、コンテンツに対応するメタデータ中のプロトコル情報に記録されており、例えばチューナを示すファンクションＩＤ＝ｔ０１をプロトコル情報に持つコンテンツは、チューナを介して受信するコンテンツであることを示している。
【００８２】
チューナの制御を実行するのは、メディアレンダラーのコンテンツ再生制御部（ＡＶＴ）である。コンテンツ再生制御部（ＡＶＴ）に１つのチューナ制御用制御インスタンスが設定されてチューナコンテンツの再生制御を実行する。
【００８３】
図５（ｆ）のメディアレンダラーのコネクションマネージャサービス（ＣＭＳ）に記述された（ｉｎｔｅｒｎａｌ／ｆｕｎｃ）は、情報処理装置内部でのコンテンツ指定情報として有効なコンテンツ指定情報としてのＵＲＬ（ｉｎｔｅｒｎａｌ）に基づいて取得可能なコンテンツであり、コンテンツ再生処理に必要となるチューナ等の機器（ファンクション）制御を伴うコンテンツ再生制御を実行する構成であることを示している。
【００８４】
メディアサーバの管理するコンテンツに対応するメタデータのプロトコル情報には、インターナルＵＲＬ［ＵＲＬ（ｉｎｔｅｒｎａｌ）］およびファンクションＩＤ（ｆｕｎｃ−ＩＤ）が設定される。ファンクションＩＤの設定されたプロトコル情報を持つコンテンツにはさらに、リモコン再生の可否情報が付加される。
【００８５】
リモコン再生制御可能な場合には、プロトコル情報にリモコン制御許容情報（ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１）が設定される。すなわち、ファンクションＩＤの設定されたプロトコル情報を持つコンテンツのプロトコル情報にリモコン制御許容情報（ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１）の設定がある場合は、リモコン再生可能なコンテンツであり、設定がない場合は、リモコン再生のできないコンテンツである。
【００８６】
図５（ｆ）に示すメディアレンダラーのコネクションマネージャサービス（ＣＭＳ）は、情報処理装置内部でのみ有効なコンテンツ指定情報であるＵＲＬ（ｉｎｔｅｒｎａｌ）をプロトコル情報に持つコンテンツのみの再生制御を実行する構成であり、かつファンクションＩＤの設定されたプロトコル情報を持つコンテンツの再生制御、具体的には、たとえばチューナ受信コンテンツの再生制御を実行する構成であることを示している。
【００８７】
図５（ｆ）に示すＣＭＳ（ｉｎｔｅｒｎａｌ／ｆｕｎｃ）は、メディアレンダラーのコネクションマネージャサービス（ＣＭＳ）の機能として自己の情報処理装置に格納されたコンテンツの再生制御が可能であり、ファンクションＩＤの設定されたプロトコル情報を持つコンテンツの再生制御が可能であることを示している。
【００８８】
図５（ｆ）に示す情報処理装置に対して、クライアントは、ＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドに基づくコンテンツ取得は実行できず、メディアレンダラーを介するチューナ受信コンテンツ等のファンクションＩＤで指定される機能を適用したコンテンツ配信により、クライアント側で配信コンテンツの再生を行うことができる。
【００８９】
メディアレンダラーのプロトコルとして、ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１の設定がないので、ファンクションＩＤで指定される機能を適用したコンテンツ再生をメディアレンダラー側で実行するように、クライアントがリモコン制御を行うことはできない。
【００９０】
図５（ｇ）は、メディアサーバとメディアレンダラーの両機能を持つ情報処理装置構成例である。メディアサーバのコンテンツディレクトリサービス（ＣＤＳ）は、ＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドに対応するコンテンツ指定情報としてのＵＲＬ（ｈｔｔｐ）に基づいて取得可能なコンテンツの提供サービスを実行する。さらに、メディアレンダラーによって制御されるハードウェア例えばチューナの受信コンテンツの提供サービスのための情報も管理している。さらに、リモコン再生制御可能なコンテンツ、すなわち、プロトコル情報（ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１）が設定されたコンテンツの提供サービスを実行する構成である。
【００９１】
図５（ｇ）のメディアレンダラーのコネクションマネージャサービス（ＣＭＳ）に記述された（ｉｎｔｅｒｎａｌ／ｆｕｎｃ／ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ）は、情報処理装置内部でのコンテンツ指定情報として有効なコンテンツ指定情報としてのＵＲＬ（ｉｎｔｅｒｎａｌ）に基づいて取得可能なコンテンツの再生制御を実行し、チューナ等の機器（ファンクション）制御を伴うコンテンツ再生制御を実行し、またリモコン制御の可能な構成であることを示している。
【００９２】
メディアサーバの管理するコンテンツに対応するメタデータのプロトコル情報には、インターナルＵＲＬ［ＵＲＬ（ｉｎｔｅｒｎａｌ）］およびファンクションＩＤ（ｆｕｎｃ−ＩＤ）、さらに、リモコン再生制御可能なプロトコル情報（ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１）が設定された情報が含まれる。
【００９３】
図５（ｇ）に示す情報処理装置に対して、クライアントは、ＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドに基づくコンテンツ取得が実行可能であり、メディアレンダラーを介するチューナ受信コンテンツ等のファンクションＩＤで指定される機能を適用したコンテンツ配信により、クライアント側で配信コンテンツの再生を行うこと、として、メディアレンダラーに接続された出力機器においてチューナ受信コンテンツ等の再生制御が可能である。
【００９４】
図４、図５を参照して説明したように、コンテンツ提供、管理処理を実行するメディアサーバ、コンテンツ再生制御を実行するメディアレンダラーの機能は様々であり、これらの処理機能をクライアントが区別それぞれの機器に対して処理要求を行うことになる。以下、クライアントとメディアサーバ、メディアレンダラー間の情報通信処理を伴うコンテンツ再生制御処理シーケンスについて説明する。
【００９５】
［コンテンツ再生処理］
次に、メディアサーバとメディアレンダラーとを利用した具体的なコンテンツ再生処理について説明する。
【００９６】
図６は、コンテンツ再生時に、クライアント、メディアサーバ、メディアレンダラー間で実行する通信シーケンスを示した図である。
【００９７】
以下、各処理ステップについて説明する。まず、クライアントは、再生対象コンテンツの特定を行う。クライアントに提供可能なコンテンツを調べるため、ステップＳ１０１において、ブラウズまたはサーチ処理により、コンテンツ情報を取得する。コンテンツ検索を実行するクライアントは、「サーチ」、あるいは「ブラウズ」要求をメディアサーバに送信することで、コンテンツの情報を取得することが可能である。
【００９８】
メディアサーバのコンテンツディレクトリサービス（ＣＤＳ）は、クライアントからの要求に応じてコンテンツ対応のメタデータに基づくＸＭＬデータを生成してコンテンツ情報としてクライアントに提供する。
【００９９】
クライアントに提供されるメタデータの構成情報例を図７、図８に示す。図７（ａ）に示すメタデータは、メディアサーバのハードディスク等の記憶手段に格納されたコンテンツに対応するメタデータの例である。
【０１００】
（ａ）ハードディスク等の記憶手段に格納されたコンテンツ対応メタデータ

【０１０１】
［ｉｔｅｍｉｄ＝“ｖｉｄｅｏ２” ｐａｒｅｎｔＩＤ＝“ｃａｂ１”］は、コンテンツディレクトリサービスの管理するコンテンツ管理ディレクトリにおける管理オブジェクトの識別情報としてのアイテムＩＤおよび階層構成における親オブジェクトのＩＤを示している。
［＜ｄｃ：ｔｉｔｌｅ＞ビデオカプセル１＜／ｄｃ：ｔｉｔｌｅ＞］は、管理オブジェクトであるアイテムの名称を示している。
［＜ｕｐｎｐ：ｃｌａｓｓ＞ｏｂｊｅｃｔ．ｉｔｅｍ．ｖｉｄｅｏＩｔｅｍ．ａｖＶｉｄｅｏＣａｐｓｕｌｅ＜／ｕｐｎｐ：ｃｌａｓｓ＞］は、ＵＰｎＰにおいて規定されるクラス情報である。
［＜ｒｅｓｐｒｏｔｏｃｏｌＩｎｆｏ＝“ｈｔｔｐ−ｇｅｔ：＊：ｖｉｄｅｏ／ｍｐｅｇ：＊ ”ａｖ：ｃｏｄｅｃ＝“ＭＰＥＧ２Ｖ”・・＞ｈｔｔｐ：／／１．２．３．４／ｖｉｄｅｏＣａｐｓｕｌｅ？ｉｄ＝２＜／ｒｅｓ＞］は、プロトコル情報である。
【０１０２】
プロトコル情報［＜ｒｅｓｐｒｏｔｏｃｏｌＩｎｆｏ・・］には、ＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドにおけるコンテンツ指定情報として適用可能なコンテンツＵＲＬ［ＵＲＬ（ｈｔｔｐ）］、および提供可能なコンテンツのデータ態様情報が含まれる。
【０１０３】
クライアントはプロトコル情報に含まれるコンテンツＵＲＬ［ＵＲＬ（ｈｔｔｐ）］によって、このコンテンツが、ＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドに基づく取得可能なコンテンツであることを知ることができる。
【０１０４】
図７（ｂ）に示すメタデータは、（ａ）と同様のハードディスク等の記憶手段に格納されたコンテンツ対応メタデータである。

【０１０５】
（ａ）のメタデータと異なる部分は、
［＜ｒｅｓｐｒｏｔｏｃｏｌＩｎｆｏ＝“ｉｎｔｅｒｎａｌ：１．２．３．４：ｖｉｄｅｏ＊”．．＞・・ｆｉｌｅ：／ｖｉｄｅｏＣａｐｓｕｌｅ？ｉｄ＝２＜／ｒｅｓ＞］のプロトコル情報が追加されている点である。
【０１０６】
［ｉｎｔｅｒｎａｌ］は、前述したように、メディアレンダラーとメディアサーバが１つの情報処理装置内に構成され、メディアレンダラーと同一の情報処理装置内のメディアサーバからのコンテンツ取得処理によって再生するコンテンツに対応して設定されるプロトコル情報である。
【０１０７】
このように、インターナルＵＲＬの設定されたコンテンツについては、当該メディアサーバと同一の情報処理装置に構成されたメディアレンダラーを適用した再生制御を実行可能なコンテンツである。
【０１０８】
クライアントは、プロトコル情報に含まれるコンテンツＵＲＬ［ＵＲＬ（ｈｔｔｐ）］によって、このコンテンツが、ＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドに基づくコンテンツ取得可能なコンテンツであり、さらに、インターナルＵＲＬ［ＵＲＬ（ｉｎｔｅｒｎａｌ）］によって、当該メディアサーバと同一の情報処理装置に構成されたメディアレンダラーを適用した再生コンテンツとして指定することが可能であることを知ることができる。
【０１０９】
図８（ｃ）に示すメタデータは、チューナ受信コンテンツに対応するメタデータである。

【０１１０】
プロトコル情報［＜ｒｅｓｐｒｏｔｏｃｏｌＩｎｆｏ＝”・・］には、ＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドにおけるコンテンツ指定情報として適用可能なコンテンツＵＲＬ［ＵＲＬ（ｈｔｔｐ）］、およびチューナの制御が必要であることを示すファンクションＩＤ（ｆｕｎｃＩＤ＝ｔ０１）が設定されている。
【０１１１】
クライアントは、これらの情報から、このコンテンツ再生のためには、ファンクションＩＤ（ｆｕｎｃＩＤ＝ｔ０１）で指定された機器の制御を実行可能なメディアレンダラーに対して、機器制御およびコンテンツ配信制御を要求することが必要であることを知ることができる。
【０１１２】
このプロトコル情報は、ファンクションＩＤ（ｆｕｎｃＩＤ＝ｔ０１）を含むが、リモコン制御が可能であることを示すリモコン制御許容情報としての（ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１）が設定されていない。従って、クライアントは、このコンテンツはリモコン再生可能なコンテンツではないことを知ることができる。
【０１１３】
図８（ｄ）に示すメタデータは、チューナ受信コンテンツに対応するメタデータである。

【０１１４】
プロトコル情報［＜ｒｅｓｐｒｏｔｏｃｏｌＩｎｆｏ＝”・・］には、ＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドにおけるコンテンツ指定情報として適用可能なコンテンツＵＲＬ［ＵＲＬ（ｈｔｔｐ）］、およびチューナの制御が必要であることを示すファンクションＩＤ（ｆｕｎｃＩＤ＝ｔ０１）が設定されているとともに、リモコン制御が可能であることを示すリモコン制御許容情報としての（ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１）が設定されている。
【０１１５】
クライアントは、これらの情報から、このコンテンツ再生のためには、ファンクションＩＤ（ｆｕｎｃＩＤ＝ｔ０１）で指定された機器の制御を実行可能なメディアレンダラーに対して、機器制御およびコンテンツ配信制御を要求することが必要であり、また、リモコン制御が可能であることを示すリモコン制御許容情報としての（ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１）が設定されているので、クライアントからのリモコン制御により、メディアレンダラー側の出力機器を利用した再生処理を行うことが可能なコンテンツであることを知ることができる。
【０１１６】
図６に戻りコンテンツ再生処理におけるシーケンスの説明を続ける。ステップＳ１０１においてクライアントは、図７、図８に示すようなプロトコル情報を含むコンテンツ対応のメタデータを取得すると、次にコンテンツ再生制御を実行するメディアレンダラーに対して、メディアレンダラーのサポートするプロトコル情報の送信要求を行い、メディアレンダラーからサポートプロトコル情報を取得する。
【０１１７】
メディアレンダラーから受信するサポートプロトコル情報は、例えば、図９に示すような情報である。
【０１１８】
図９（ａ）に示す［ｈｔｔｐ−ｇｅｔ］は、ＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドにおいて適用可能なコンテンツ指定に基づいて取得可能なコンテンツの再生をサポートしていることを示し、このメディアレンダラーは、メディアレンダラーの構成された情報処理装置のメディアサーバのみならず、ネットワーク接続されたメディアサーバの格納コンテンツについても、ＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドに基づいて取得可能なコンテンツであれば、そのコンテンツについて再生制御を行うことを示している。
【０１１９】
図９（ｂ）に示す［ｉｎｔｅｒｎａｌ］は、インターナルＵＲＬ［ＵＲＬ（ｉｎｔｅｒｎａｌ）］によって指定されるコンテンツ、すなわち、メディアレンダラーの構成された情報処理装置のメディアサーバから取得可能なコンテンツのみの再生をサポートしていることを示している。
【０１２０】
図９（ｃ）に示す例は、情報処理装置内のサーバの格納コンテンツについてのみ再生をサポートし、ファンクションＩＤの設定されたコンテンツのリモコン制御をサポートしているメディアレンダラーのサポートプロトコル情報の例である。ファンクションＩＤおよびリモコン制御許容情報（ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１）が含まれる。
【０１２１】
クライアントは、再生処理を実行しようとするメディアレンダラーからこれらのサポートプロトコル情報を受信すると、先にメディアサーバから受信したメタデータ中のプロトコル情報と比較し、再生処理対象コンテンツのプロトコルをサポートするメディアレンダラーであるかを検証する。メディアレンダラーが再生対象コンテンツのプロトコルをサポートする場合は、ステップＳ１０３において、メディアレンダラーに対してリモコン再生用のＡＶＴインスタンスのセット要求を実行し、メディアレンダラーにおいてクライアントからの要求に基づいて設定されたリモコン再生用ＡＶＴインスタンスのＩＤを取得する。
【０１２２】
なお、クライアントに対しては、ＡＶＴインスタンスＩＤとともに、クライアント側に提示されるリモート制御用ユーザインタフェースに対するアクセスＩＤとしてのレンダリングコントロールサービス（ＲＣＳ）ＩＤのＡＶＴインスタンスとのバインドを示すＲＣＳＩＤ＝０の情報も通知される。
【０１２３】
ＡＶＴインスタンスは、たとえばコンテンツがチューナ受信コンテンツである場合には、チューナ制御用のリモコン再生用インスタンスがコンテンツ再生制御部２２１（図３参照）に設定される。ハードディスクの格納コンテンツの再生が必要な場合は、ハードディスクドライブ制御用のリモコン再生用インスタンスがコンテンツ再生制御部２２１（図３参照）に設定される。これらのインスタンスには識別子としてのＡＶＴインスタンスＩＤが設定され、メディアレンダラーは、このＡＶＴインスタンスＩＤをクライアントに通知する。
【０１２４】
このステップＳ１０３の処理の詳細について説明する。クライアントは、メディアレンダラーのコネクションマネージャサービスに対して、接続準備要求（ＰｒｅｐａｒｅＦｏｒＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎ）を送信する。クライアントが、例えばチューナを適用したライブストリーミングデータの配信を希望する場合は、先にメディアサーバのコンテンツディレクトリサービス（ＣＤＳ）から受領したコンテンツ情報としてのチューナコンテナに対応するコンテンツ情報に含まれるファンクションＩＤ（ｆｕｎｃＩＤ）と一致するファンクションＩＤを持つプロトコル情報を送信すればよい。この場合、リモコン制御可能なコンテンツである場合は、リモコン制御許容情報（ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１）が含まれる。
【０１２５】
接続準備（ＰｒｅｐａｒｅＦｏｒＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎ）において、クライアントは、例えばプロトコル情報［ｉｎｔｅｒｎａｌ：１．２．３．４：ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ／ｘ−ａｖ−ｔｕｎｅｒ−ｃｏｎｔｅｎｔ：ｆｕｎｃ−ｉｄ＝ｔ０１＆ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１］を送信する。
【０１２６】
クライアントから接続準備要求（ＰｒｅｐａｒｅＦｏｒＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎ）を受信したメディアレンダラーのコネクションマネージャサービスは、接続準備要求に含まれるプロトコル情報［ｉｎｔｅｒｎａｌ：１．２．３．４：ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ／ｘ−ａｖ−ｔｕｎｅｒ−ｃｏｎｔｅｎｔ：ｆｕｎｃ−ｉｄ＝ｔ０１１＆ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１］に基づいて、チューナによる受信データのリモコン再生要求であると判断し、コンテンツ再生制御部２２１（図３参照）に１つのリモコン再生用ＡＶＴインスタンスをチューナコントロールインスタンスとして設定（アサイン）し、接続準備要求（ＰｒｅｐａｒｅＦｏｒＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎ）のあったクライアントに対して、コネクションＩＤと、リモコン再生用ＡＶＴインスタンスＩＤを通知する。さらにこれらのＩＤのバインド処理、すなわち対応付けを行う。これらのバインド処理により、複数クライアントからの処理要求をコネクションＩＤに基づいて区別して管理することができる。
【０１２７】
ステップ１０３におけるリモコン再生用ＡＶＴインスタンスＩＤのクライアントに対する通知処理の後、ステップＳ１０４において、クライアントは再生対象コンテンツに対応するコンテンツＵＲＬをリモコン再生用ＡＶＴインスタンスにセットする。この際クライアントはＡＶＴインスタンスＩＤを指定して再生を行うコンテンツＵＲＬのセット要求を行う。
【０１２８】
コンテンツＵＲＬは、ＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドに基づいて指定可能なコンテンツＵＲＬ［ＵＲＬ（ｈｔｔｐ）］、またはインターナルＵＲＬ［ＵＲＬ（ｉｎｔｅｒｎａｌ）］のいずれかである。
【０１２９】
メディアレンダラーがＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドに基づいて指定可能なコンテンツＵＲＬ［ＵＲＬ（ｈｔｔｐ）］によって特定されるコンテンツの再生処理が実行できる場合、すなわち、図９（ａ）に示すサポートプロパティ情報を送信してきた場合は、他のメディアサーバに格納されたコンテンツであっても、コンテンツＵＲＬ［ＵＲＬ（ｈｔｔｐ）］の指定が可能である。
【０１３０】
ステップＳ１０５において、クライアントは、メディアレンダラーのＡＶＴインスタンスに対してコンテンツの再生開始命令を送信する。この再生命令の後に、メディアレンダラー側の出力機器を介してシテイコンテンツの再生が開始する。
【０１３１】
さらに、クライアントは、再生コンテンツのボリューム調整や再生コンテンツの輝度調整などをリモート制御することができる。
【０１３２】
コンテンツのリモコン再生構成は例えば図１０の制御構成となる。メディアレンダラー３１０にはリモコン再生制御用のＡＶＴインスタンス３１１が設定され、このＡＶＴインスタンスには再生対象コンテンツのコンテンツＵＲＬがセットされる。ＡＶＴインスタンス３１１はセットされたコンテンツＵＲＬに基づいて、自装置あるいはネットワーク接続されたメディアサーバ３２０からコンテンツＵＲＬによって特定されるコンテンツを取得（ロード）して再生処理を行う。
【０１３３】
リモコン再生制御用のＡＶＴインスタンス３１１にはバインドされたレンダリングコントロールサービス（ＲＣＳ）３１２が設定され、クライアントに対して、レンダリングコントロールサービス（ＲＣＳ）３１２の提供するユーザインタフェースが提示される。このユーザインタフェースは、再生開始、再生停止、ボリューム調整や輝度調整等の各種のコンテンツ再生制御用のアイコン等からなるユーザインタフェースであり、ユーザ３３０は、クライアントのディスプレイに提示されたユーザインタフェースを操作すると操作情報がレンダリングコントロールサービス（ＲＣＳ）３１２に送信され、レンダリングコントロールサービス（ＲＣＳ）３１２にバインドされたＡＶＴインスタンス３１１に操作情報が通知され、ユーザ操作を反映したコンテンツ制御が行われる。
【０１３４】
［ライブリモコン再生用ＡＶＴ設定による再生処理］
上述した処理例は、メディアレンダラーに対してリモコン再生用のＡＶＴインスタンスを設定することで、コンテンツ再生処理をメディアレンダラー側の出力機器のみにおいて出力する処理を実行する構成例であった。
【０１３５】
次に、リモコン再生と、ライブストリーミング再生を併せて実行する処理例について説明する。この処理の場合、クライアントはメディアレンダラーにライブリモコンリモコン再生用のＡＶＴ制御インスタンス、例えばリモコン制御を実行可能なチューナ制御用インスタンスを設定し、この制御インスタンスにコンテンツＵＲＬ、この場合は、チューナ受信コンテンツに対応して設定されたコンテンツＵＲＬを設定する。この処理によってクライアントはメディアレンダラーをリモコン制御してメディアレンダラー側においてコンテンツの再生、すなわちチューナ受信コンテンツの再生を行わせることができる。
【０１３６】
さらに、この状態において、メディアレンダラーのＡＶＴ制御インスタンスにセットしたコンテンツＵＲＬと同一のコンテンツＵＲＬを設定したＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドを生成して、メディアサーバに送信することで、メディアサーバは、すでにメディアレンダラーに設定されているＡＶＴ制御インスタンスによって再生状態にあるコンテンツであることを識別し、メディアレンダラーのチューナ制御によって受信しているコンテンツをクライアントに配信する。
【０１３７】
この処理を実行する際のメディアサーバのコンテンツ対応のメタデータのプロトコル情報の例と、メディアレンダラーのサポートプロトコル情報について図１１を参照して説明する。
【０１３８】
コンテンツ対応のプロトコル情報は、図１１（ａ）に示すように、例えば、
ｈｔｔｐ−ｇｅｔ：＊：ｖｉｄｅｏ／ｍｐｅｇ：ｆｕｎｃ−ｉｄ＝１＆ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１
のようなデータを含むものとなる。
【０１３９】
［ｈｔｔｐ−ｇｅｔ：＊：］は、コンテンツがＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドによって取得可能であることを示し、［ｆｕｎｃ−ｉｄ＝１］は、ファンクションＩＤ＝１例えばチューナ制御によるコンテンツ再生に基づくコンテンツであることを示し、［＆ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１］は、リモコン制御の可能なコンテンツであることを示している。
【０１４０】
さらに、リモコン制御対象となるメディアレンダラーのサポートプロトコル情報は、図１１（ｂ）に示すように、例えば、
ｉｎｔｅｒｎａｌ：１．２．３．４：ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ／ｘ−ａｖ−ｔｕｎｅｒ：ｆｕｎｃ−ｉｄ＝ｔ０１＆ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１
のデータを含む構成となる。
【０１４１】
［ｉｎｔｅｒｎａｌ：１．２．３．４：］は、情報処理装置内部のデータのみを制御対象としていることを示している。［ｆｕｎｃ−ｉｄ＝ｔ０１］は、ファンクションＩＤ＝ｔ０１例えばチューナ制御が実行可能であることを示し、［＆ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１］は、リモコン制御が可能であることを示している。
【０１４２】
クライアントは、メディアサーバから図１１（ａ）に示すコンテンツ対応のプロトコル情報を取得し、またメディアレンダラーから図１１（ｂ）に示すサポートプロトコル情報を取得して、メディアレンダラーにライブリモコン再生用のＡＶＴインスタンスを設定し、設定したＡＶＴインスタンスにチューナ対応のコンテンツＵＲＬをセットすることになる。
【０１４３】
図１２にクライアントおよびメディアサーバ、メディアレンダラー間で実行する通信処理シーケンスを示す。
【０１４４】
ステップＳ２０１において、まず、クライアントは、再生対象コンテンツの特定を行うため、ブラウズまたはサーチ処理により、メディアサーバからコンテンツ情報を取得する。
【０１４５】
メディアサーバのコンテンツディレクトリサービス（ＣＤＳ）は、クライアントからの要求に応じてコンテンツ対応のメタデータに基づくＸＭＬデータを生成してコンテンツ情報としてクライアントに提供する。
【０１４６】
クライアントは、ライブ再生を行おうとしているものであり、この場合のコンテンツに対応するメタデータは、チューナ受信コンテンツに対応するメタデータであり、先に図８（ｄ）を参照して説明したメタデータ、すなわち、

のようなデータ構成となる。
【０１４７】
このメタデータには、図１１（ａ）に示すプロトコル情報が含まれている。すなわち、プロトコル情報［＜ｒｅｓｐｒｏｔｏｃｏｌＩｎｆｏ＝”・・］には、ＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドにおけるコンテンツ指定情報として適用可能なコンテンツＵＲＬ［ＵＲＬ（ｈｔｔｐ）］、およびチューナの制御が必要であることを示すファンクションＩＤ（ｆｕｎｃＩＤ＝ｔ０１）が設定されているとともに、リモコン制御が可能であることを示すリモコン制御許容情報としての（ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１）が設定されている。
【０１４８】
クライアントは、これらの情報から、このコンテンツ再生のためには、ファンクションＩＤ（ｆｕｎｃＩＤ＝ｔ０１）で指定された機器の制御を実行可能なメディアレンダラーに対して、機器制御およびコンテンツ配信制御を要求することが必要であり、また、リモコン制御が可能であることを示すリモコン制御許容情報としての（ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１）が設定されているので、クライアントからのリモコン制御により、メディアレンダラー側の出力機器を利用した再生処理を行うことが可能なコンテンツであることを知ることができる。
【０１４９】
ステップＳ２０２においてクライアントは、コンテンツ再生制御を実行するメディアレンダラーに対して、メディアレンダラーのサポートするプロトコル情報の送信要求を行い、メディアレンダラーからサポートプロトコル情報を取得する。
【０１５０】
メディアレンダラーから受信するサポートプロトコル情報には、図１１（ｂ）に示す情報［ｉｎｔｅｒｎａｌ：１．２．３．４：ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ／ｘ−ａｖ−ｔｕｎｅｒ：ｆｕｎｃ−ｉｄ＝ｔ０１＆ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１］が含まれる。
【０１５１】
クライアントは、これらのサポートプロトコル情報から、このメディアレンダラーによって、コンテンツ、すなわちチューナ受信コンテンツのライブストリーミングおよびリモコン制御が可能であることを知ることができる。ただし、サポートプロトコル情報中の［ｉｎｔｅｒｎａｌ：１．２．３．４：］は、情報処理装置内部のデータのみを制御対象としていることを示しているものであり、この場合、コンテンツ情報を取得したメディアサーバと同じ情報処理装置内に構成されたメディアレンダラーであることが必要である。
【０１５２】
クライアントは、メディアレンダラーから受信したサポートプロトコル情報に含まれる［ｆｕｎｃ−ｉｄ＝ｔ０１］に基づいて、チューナ制御が実行可能であることを理解し、［＆ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１］に基づいて、リモコン制御が可能であることを理解する。
【０１５３】
クライアントは、再生処理を実行しようとするメディアレンダラーからこれらのサポートプロトコル情報を受信すると、先にメディアサーバから受信したメタデータ中のプロトコル情報と比較し、再生処理対象コンテンツのプロトコルをサポートするメディアレンダラーであるかを検証する。メディアレンダラーが再生対象コンテンツのプロトコルをサポートすることが検証されると、ステップＳ２０３において、メディアレンダラーに対してライブリモコン再生用のＡＶＴインスタンスのセット要求を実行し、メディアレンダラーにおいてクライアントからの要求に基づいて設定されたリモコン再生用ＡＶＴインスタンスのＩＤを取得する。
【０１５４】
なお、クライアントに対しては、ＡＶＴインスタンスＩＤとともに、クライアント側に提示されるリモート制御用ユーザインタフェースに対するアクセスＩＤとしてのレンダリングコントロールサービス（ＲＣＳ）ＩＤのＡＶＴインスタンスとのバインドを示すＲＣＳＩＤ＝０の情報も通知される。
【０１５５】
メディアレンダラーは、ライブリモコンＡＶＴインスタンスとして、チューナ制御用のインスタンスをコンテンツ再生制御部２２１（図３参照）に設定する。インスタンスには識別子としてのＡＶＴインスタンスＩＤが設定され、メディアレンダラーは、このＡＶＴインスタンスＩＤをクライアントに通知する。
【０１５６】
ステップＳ２０３の処理の詳細について説明する。クライアントは、メディアレンダラーのコネクションマネージャサービスに対して、接続準備要求（ＰｒｅｐａｒｅＦｏｒＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎ）を送信する。クライアントは、先にメディアサーバのコンテンツディレクトリサービス（ＣＤＳ）から受領したコンテンツ情報としてのチューナコンテナに対応するコンテンツ情報に含まれるファンクションＩＤ（ｆｕｎｃＩＤ）と一致するファンクションＩＤを持つプロトコル情報をメディアレンダラーに送信する。この送信情報には、リモコン制御許容情報（ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１）を含める。
【０１５７】
接続準備（ＰｒｅｐａｒｅＦｏｒＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎ）において、クライアントは、例えばプロトコル情報［ｉｎｔｅｒｎａｌ：１．２．３．４：ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ／ｘ−ａｖ−ｔｕｎｅｒ−ｃｏｎｔｅｎｔ：ｆｕｎｃ−ｉｄ＝ｔ０１＆ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１］を送信する。
【０１５８】
クライアントから接続準備要求（ＰｒｅｐａｒｅＦｏｒＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎ）を受信したメディアレンダラーのコネクションマネージャサービスは、接続準備要求に含まれるプロトコル情報［ｉｎｔｅｒｎａｌ：１．２．３．４：ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ／ｘ−ａｖ−ｔｕｎｅｒ−ｃｏｎｔｅｎｔ：ｆｕｎｃ−ｉｄ＝ｔ０１１＆ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ＝１］に基づいて、チューナによる受信データのリモコン再生要求であると判断し、コンテンツ再生制御部２２１（図３参照）に１つのリモコン再生用ＡＶＴインスタンスをチューナコントロールインスタンスとして設定（アサイン）し、ＡＶＴインスタンスＩＤをクライアントに通知する。
【０１５９】
ステップ２０３におけるライブリモコン再生用ＡＶＴインスタンスＩＤのクライアントに対する通知処理の後、ステップＳ２０４において、クライアントは再生対象コンテンツに対応するコンテンツＵＲＬをライブリモコン再生用ＡＶＴインスタンスにセットする。この際クライアントはＡＶＴインスタンスＩＤを指定して再生を行うコンテンツＵＲＬのセット要求を行う。
【０１６０】
セットするコンテンツＵＲＬは、先にメディアサーバから受信したメタデータ中のプロトコル情報に含まれるコンテンツＵＲＬであり、この場合はチューナ受信コンテンツに対応するコンテンツＵＲＬとなる。
【０１６１】
ステップＳ２０５において、クライアントは、メディアレンダラーにセッテイされたライブリモコン再生用のＡＶＴインスタンスに対してコンテンツの再生開始命令を送信する。この再生命令の後に、メディアレンダラー側の出力機器を介してシテイコンテンツの再生が開始する。
【０１６２】
さらに、クライアントは、ステップＳ２０６において、メディアサーバに対して、メディアレンダラーのＡＶＴ制御インスタンスにセットしたコンテンツＵＲＬと同一のコンテンツＵＲＬを設定したＨＴＴＰ−Ｇｅｔメソッドを送信する。メディアサーバは、すでにメディアレンダラーに設定されているＡＶＴ制御インスタンスによって再生状態にあるコンテンツであることを識別し、メディアレンダラーのチューナ制御によって受信しているコンテンツをクライアントに配信する。
【０１６３】
この処理によって、クライアント側の出力機器においてもコンテンツ、すなわちチューナ受信コンテンツのライブストリーミング再生が実行されることになる。
【０１６４】
この状態で、クライアントは、クライアント側でコンテンツ再生を実行しながら、メディアレンダラー側で再生中のコンテンツのボリューム調整やコンテンツの輝度調整などをリモート制御することができる。
【０１６５】
なお、クライアント側で再生を実行している場合、クライアント側の再生を停止する処理として、コネクション終了手続き（ＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎＣｏｍｐｌｅｔｅ）がある。
【０１６６】
図１３のシーケンス図を参照してライブストリーミングデータの配信処理を終了する場合の処理について説明する。ステップＳ３０１において、ストリーミングデータの配信が実行されているとする。
【０１６７】
ライブストリーミングデータの配信処理を終了しようとするクライアントは、ステップＳ３０２において、コネクションＩＤを格納したコネクション終了要求をメディアレンダラーのコネクションマネージャサービスに送信する。コネクションマネージャサービス４３１は、クライアントからの要求に従って、サーバクライアント間のコネクションの切断を行う。
【０１６８】
なお、この処理を実行した場合であっても、メディアレンダラー側でのコンテンツ再生は継続して実行され、リモコンとして機能するクライアントは、継続してメディアレンダラー側でのコンテンツ再生に対するリモコン制御を実行することができる。
【０１６９】
また、この状態で、再度クライアントがメディアレンダラー側に設定されたＡＶ送信すれば、再度、クライアントに対するライブストリーミングを開始することが可能となる。このように、クライアントに対するストリーミングの開始、終了は、メディアレンダラー側でのコンテンツ再生に影響を与えることなく実行できる。
【０１７０】
［情報処理装置構成］
次に、クライアント、メディアサーバ、メディアレンダラーを構成する情報処理装置のハードウェア構成例について、図１４を参照して説明する。図１４は、クライアント、メディアサーバ、メディアレンダラーとして設定可能なＰＣの構成例を示している。
【０１７１】
ＣＰＵ（ＣｅｎｔｒａｌＰｒｏｃｅｓｓｉｎｇＵｎｉｔ）５０１は、ＲＯＭ（ＲｅａｄＯｎｌｙＭｅｍｏｒｙ５０２、またはＨＤＤ（ＨａｒｄＤｉｓｋＤｒｉｖｅ）５０４等に記憶されているプログラムに従って、各種の処理を実行し、データ処理手段、あるいは通信制御処理手段として機能する。ＲＡＭ（ＲａｎｄｏｍＡｃｃｅｓｓＭｅｍｏｒｙ）５０３には、ＣＰＵ５０１が実行するプログラムやデータが適宜記憶される。ＣＰＵ５０１、ＲＯＭ５０２、およびＲＡＭ５０３、ＨＤＤ５０４は、バス５０５を介して相互に接続されている。
【０１７２】
バス５０５には、入出力インタフェース５０６が接続されており、この入出力インタフェース５０６には、例えば、ユーザにより操作されるキーボード、スイッチ、ボタン、ポインティングデバイス、あるいはマウス等により構成される入力部５０７、ユーザに各種の情報を提示するＬＣＤ、ＣＲＴ、スピーカ等により構成される出力部５０８が接続される。さらに、データ送受信手段として機能する通信部５０９、さらに、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体５１１を装着可能で、これらのリムーバブル記録媒体５１１からのデータ読み出しあるいは書き込み処理を実行するドライブ５１０が接続される。
【０１７３】
さらに、メディアレンダラーまたはメディアサーバの場合には、地上波放送データ、衛星放送データ、ケーブルＴＶデータ、インターネット配信データ等、様々な外部からの配信データの受信を行うチューナ５２０を備えている。
【０１７４】
図１４に示す構成は、ネットワーク接続機器の一例としてのサーバ、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）の例であるが、ネットワーク接続機器はＰＣに限らず、携帯電話、ＰＤＡ等の携帯通信端末、その他、再生装置、ディスプレイ等の様々な電子機器、情報処理装置によって構成することが可能である。従って、それぞれの機器固有のハードウェア構成を持つことが可能である。
【０１７５】
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【０１７６】
なお、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
【０１７７】
例えば、プログラムは記録媒体としてのハードディスクやＲＯＭ（ＲｅａｄＯｎｌｙＭｅｍｏｒｙ）に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、ＣＤ−ＲＯＭ（ＣｏｍｐａｃｔＤｉｓｃＲｅａｄＯｎｌｙＭｅｍｏｒｙ），ＭＯ（Ｍａｇｎｅｔｏｏｐｔｉｃａｌ）ディスク，ＤＶＤ（ＤｉｇｉｔａｌＶｅｒｓａｔｉｌｅＤｉｓｃ）、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納（記録）しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
【０１７８】
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、ＬＡＮ（ＬｏｃａｌＡｒｅａＮｅｔｗｏｒｋ）、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
【０１７９】
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
【０１８０】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の構成によれば、クライアント機器からのメディアレンダラーに対するＡＶＴ制御インスタンスの設定要求において、リモート制御を許容する制御インスタンスの設定を要求し、メディアレンダラーにおいて、要求に応じてリモート制御を許容する制御インスタンスを設定し、この制御インスタンスを指定したクライアントからの制御要求に基づいてコンテンツ再生の制御を行う構成としたので、クライアントをリモコンとし、メディアレンダラーを被制御機器として構成し、コンテンツ再生のリモート制御構成を実現することができる。
【０１８１】
さらに、本発明の構成によれば、メディアレンダラーがサポートプロトコル情報として、リモコン制御を許容するか否かの情報を提供する構成とし、また、コンテンツのメタデータに基づくコンテンツ情報の提供処理を実行するメディアサーバの保持するメタデータ中のプロトコル情報にコンテンツがリモート制御許容コンテンツであるか否かを示す情報を保持する構成としたので、クライアントは、コンテンツ対応のプロトコル情報、およびメディアレンダラーのサポートプロトコル情報に基づいて、リモート制御可能なコンテンツを選択し、かつリモート制御を許容するメディアレンダラーを選択し、確実にコンテンツのリモート制御による再生処理を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の適用可能なネットワーク構成例を示す図である。
【図２】本発明の適用可能なネットワーク構成例を示す図である。
【図３】本発明の情報処理装置の各構成および通信データの概要を説明する図である。
【図４】メディアサーバ、メディアレンダラーの各種組み合わせについて説明する図である。
【図５】メディアサーバ、メディアレンダラーの各種組み合わせについて説明する図である。
【図６】クライアントとメディアサーバ、メディアレンダラー間の通信シーケンスを示す図である。
【図７】コンテンツ対応のメタデータの例を示す図である。
【図８】コンテンツ対応のメタデータの例を示す図である。
【図９】メディアレンダラーのサポートプロトコル情報の例を説明する図である。
【図１０】チューナ受信データのストリーミング配信処理を実行するサーバの保有するコネクション管理テーブルの構成データについて説明する図である。
【図１１】クライアントのリモコン制御構成について説明する図である。
【図１２】ライブリモコン再生を実行する場合のプロトコル情報およびサポートプロトコル情報について説明する図である。
【図１３】ライブリモコン再生を実行する場合のクライアントとメディアサーバ、メディアレンダラー間の通信シーケンスを示す図である。
【図１４】クライアント、メディアサーバ、メディアレンダラーを構成する情報処理装置のハード構成例を示す図である。
【符号の説明】
１０１クライアント
１０２サーバ
１０３ディスプレイ
１０４スピーカ
１１０メディアサーバ
１２０メディアレンダラー
１２１ディスプレイ
１２２スピーカ
２１０メディアサーバ
２１１データベース
２１２コンテンツディレクトリサービス
２２０メディアレンダラー
２２１コンテンツ再生制御部
２２２コネクションマネージャサービス
２３０クライアント
３１０メディアレンダラー
３１１ＡＶＴインスタンス
３１２レンダリングコントロールサービス
３２０メディアサーバ
３３０ユーザ
５０１ＣＰＵ
５０２ＲＯＭ
５０３ＲＡＭ
５０４ＨＤＤ
５０５バス
５０６入出力インタフェース
５０７入力部
５０８出力部
５０９通信部
５１０ドライブ
５１１リムーバブル記録媒体
５２０チューナ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an information processing apparatus, an information processing method, and a computer program. In particular, the present invention relates to an information processing apparatus, an information processing method, and a computer program that realize content reproduction processing by remote control.
[0002]
[Prior art]
With the recent spread of data communication networks, so-called home networks that allow home appliances, computers, and other peripheral devices to be connected to each other in the home and communicated between the devices are becoming popular. The home network makes it possible to share the data processing function of each device by communicating between the network connection devices. It provides convenience and comfort to users, such as sending and receiving content between network-connected devices, and is expected to become increasingly popular in the future.
[0003]
UPnP (registered trademark) is known as a protocol suitable for such a home network configuration. UPnP can easily construct a network without complicated operations, and can receive a service provided by each connected device in a device connected to the network without complicated operations and settings. is there. Further, UPnP does not depend on the OS (operating system) on the device, and has an advantage that devices can be easily added.
[0004]
UPnP exchanges definition files conforming to XML (extensible Markup Language) between connected devices, and performs mutual recognition between devices. The outline of UPnP processing is as follows.
(1) Addressing processing for acquiring a self device ID such as an IP address.
(2) Discovery processing for searching each device on the network, receiving a response from each device, and acquiring information such as device type and function included in the response.
(3) Service request processing for requesting a service from each device based on information acquired by the discovery processing.
[0005]
By performing the above processing procedure, it is possible to provide and receive a service using a device connected to the network. A device newly connected to the network acquires a device ID by the above addressing process, acquires information of another device connected to the network by the discovery process, and requests a service from another device based on the acquired information. Is possible.
[0006]
For example, when content such as music data and image data stored in the server is to be played back on the client side device, the client acquires information about the content held by the server. The server stores attribute information including information on content stored in the storage unit and various contents received from the outside via the tuner, and provides this information to the client. The attribute information includes various information such as the title of a song or movie, the artist name, the recording date and time, and the data compression mode, for example. Such attribute information is called metadata or meta information.
[0007]
Content information stored in the server for the server, for example, titles and artist names of songs and movies, and data compression mode information (ATRAC: adaptive transform acoustic coding, MPEG: moving picture experts group) Accordingly, it is possible to request acquisition of attribute information of various contents such as copyright information.
[0008]
In response to a request from the client, the server transmits metadata (attribute information) regarding the content held by the server to the client. The client displays content information on the display of the client device according to a predetermined display program based on the metadata acquired from the server. For example, a music list including artist names and titles is displayed on the display. Based on the display information, the user confirms or selects the content to be reproduced, and transmits a content transmission request to the server. The server receives the content request from the client, the content is transmitted from the server to the client in response to the reception request, and the received content is reproduced on the client side.
[0009]
Thus, the content stored in the server can be searched from other devices (clients) connected to the network, and can be reproduced by designating specific content.
[0010]
In addition, a server configuration has been proposed in which a tuner function is added to a server that provides content, and so-called live streaming data distribution configuration in which video or audio data received via the tuner is transmitted to a client. For example, various broadcast data such as terrestrial and satellite broadcasts are received by a tuner in the home server, the received data is transmitted from the server to a client, for example, a PC without a tuner, and the user has a display provided on the PC. In this configuration, various TV programs, radio programs and the like are viewed through a speaker.
[0011]
For example, Patent Document 1 discloses a system that remotely operates a server from a client and receives and reproduces content stored in the server or tuner-received content on the client side via a local area network.
[0012]
However, the configuration described in Patent Document 1 realizes content reproduction on the client side that has executed the content request by transmitting the content from the server to the client that has executed the reproduction request for the stored content in the server or the tuner-received content. It is the structure to do.
[0013]
For example, a configuration in which a so-called client device is used as a remote controller in which a content reproduction request is transmitted from a client to a server and output via a display or a speaker provided on the server side is not disclosed. In order to execute content reproduction on the server side, the user needs to directly operate an input device such as a keyboard attached to the server itself.
[0014]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Publication No. 2002-84484
[0015]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above-described problems, and sets a client as a remote controller for a server that provides content or a device that performs playback control, and the server is based on a control signal from the client. Alternatively, an object of the present invention is to provide an information processing apparatus, an information processing method, and a computer program that enable content playback and playback content control on the playback control device side.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
The first aspect of the present invention is:
An information processing apparatus that executes content reproduction control processing,
A communication unit that performs data communication;
A content playback control unit for executing content playback control processing;
In response to a control instance setting request including remote control request information from a network-connected client, a remote control control instance that allows remote control is set in the content playback control unit, and the control instance is specified. The information processing apparatus is configured to execute output control in the information processing apparatus for the content associated with the control instance based on the control request from the control instance.
[0017]
Furthermore, in an embodiment of the information processing apparatus of the present invention, the information processing apparatus executes a binding process between the remote control control instance and a rendering control service instance that executes a user interface information providing process for the client. The content reproduction control by the control instance is executed based on the control information from the client received through the rendering control service.
[0018]
Furthermore, in an embodiment of the information processing apparatus of the present invention, the information processing apparatus sets a control instance that specifies a control target device based on a function ID received from a client and receives the control instance with the function ID. The configuration is such that the control instance is set as a remote control allowable instance based on the remote control request information.
[0019]
Furthermore, in an embodiment of the information processing apparatus of the present invention, the information processing apparatus executes a process of providing support protocol information in response to a request from a client, and permits remote control in the support protocol information. It is the structure provided including the identification information which shows no.
[0020]
Furthermore, the second aspect of the present invention provides
It is a media server that performs management of metadata as attribute information corresponding to content and processing for providing to clients,
A database storing content and content-enabled metadata;
A content directory service for managing data stored in the database;
In the media server, the protocol information in the metadata corresponding to the content stored in the database stores remote control permission information indicating whether or not the content allows remote control by the client. .
[0021]
Furthermore, in one embodiment of the media server of the present invention, the metadata includes a function ID as control target device identification information at the time of content reproduction, and the remote control permission information is information corresponding to the function ID. It is characterized by being set information.
[0022]
Furthermore, the third aspect of the present invention provides
An information processing apparatus that performs remote control on a media renderer as a content playback execution device,
A control instance setting request including remote control request data is transmitted to the media renderer, a control request in which a control instance ID received as a response to the control instance setting request is set is transmitted to the media renderer, and the media renderer is transmitted. An information processing apparatus having a configuration for performing remote control of content reproduction in the system.
[0023]
Furthermore, in an embodiment of the information processing apparatus according to the present invention, the information processing apparatus executes a determination process as to whether or not the media renderer can be remotely controlled based on support protocol information received from the media renderer. It is characterized by being.
[0024]
Furthermore, in an embodiment of the information processing apparatus of the present invention, the information processing apparatus can receive content-compatible protocol information from a media server that holds content-compatible metadata, and can be controlled remotely based on the received protocol information It is configured to execute a process of determining whether the content is correct and setting the specified information of the content in the control instance set in the media renderer on condition that the content is remote controllable. It is characterized by that.
[0025]
Furthermore, the fourth aspect of the present invention provides
An information processing method for executing content reproduction control,
Receiving a control instance setting request including remote control request data from a networked client;
In response to receiving the control instance setting request, a control instance setting step of setting a control instance for remote control in the content reproduction control unit;
Receiving a control request from a client designating the control instance;
A step of executing output control in its own information processing device for the content to be reproduced associated with the designated control instance;
There is an information processing method characterized by comprising:
[0026]
Furthermore, in an embodiment of the information processing method of the present invention, the information processing method further includes a binding process between the control instance for remote control and a rendering control service instance that executes a user interface information provision process for a client. And executing content reproduction control by the control instance based on control information from the client received through the rendering control service.
[0027]
Furthermore, in one embodiment of the information processing method of the present invention, the control instance setting step sets a control instance that specifies a control target device based on a function ID received from a client, and receives the control instance with the function ID. In this step, the control instance is set as a remote control allowable instance based on the remote control request information.
[0028]
Furthermore, in an embodiment of the information processing method of the present invention, the information processing method further includes a support protocol information providing step of executing a process of providing support protocol information in response to a request from a client. In the protocol information providing step, support protocol information providing processing including identification information indicating whether or not remote control is permitted is executed.
[0029]
Furthermore, the fifth aspect of the present invention provides
An information processing method for performing remote control on a media renderer as a content playback execution device,
Transmitting a control instance setting request including remote control request data to the media renderer;
Transmitting a control request in which a control instance ID received as a response to the control instance setting request is set to the media renderer, and executing remote control of content playback in the media renderer;
There is an information processing method characterized by comprising:
[0030]
Furthermore, in an embodiment of the information processing method of the present invention, the information processing method further executes a determination process as to whether or not the media renderer can be controlled remotely based on support protocol information received from the media renderer. It has the step to perform.
[0031]
Furthermore, in an embodiment of the information processing method of the present invention, the information processing method further receives content-compatible protocol information from a media server that holds content-compatible metadata, and performs remote control based on the received protocol information. A step of determining whether or not the content is controllable and executing a process of setting the content designation information in the control instance set in the media renderer on condition that the content is remotely controllable It is characterized by having.
[0032]
Furthermore, the sixth aspect of the present invention provides
A computer program that executes content playback control,
Receiving a control instance setting request including remote control request data from a networked client;
In response to receiving the control instance setting request, a control instance setting step of setting a control instance for remote control in the content reproduction control unit;
Receiving a control request from a client designating the control instance;
A step of executing output control in its own information processing device for the content to be reproduced associated with the designated control instance;
There is a computer program characterized by comprising:
[0033]
Furthermore, the seventh aspect of the present invention provides
A computer program for performing remote control on a media renderer as a content playback execution device,
Transmitting a control instance setting request including remote control request data to the media renderer;
Transmitting a control request in which a control instance ID received as a response to the control instance setting request is set to the media renderer, and executing remote control of content playback in the media renderer;
There is a computer program characterized by comprising:
[0034]
[Action]
According to the configuration of the present invention, in the setting request of the AVT control instance for the media renderer from the client device, the setting of the control instance that allows the remote control is requested, and the control that allows the remote control according to the request in the media renderer Since the instance is set and content playback is controlled based on the control request from the client specifying this control instance, the client is set as the remote control, the media renderer is configured as the controlled device, and the content playback is controlled remotely. A configuration can be realized.
[0035]
Further, according to the configuration of the present invention, the media renderer is configured to provide the information indicating whether or not the remote control is permitted as the support protocol information, and the content information providing process based on the content metadata is executed. Since the protocol information in the metadata held by the media server is configured to hold information indicating whether or not the content is remote control-permitted content, the client can use the content compatible protocol information and the media renderer support protocol information. Based on the above, it is possible to select a content that can be controlled remotely, select a media renderer that allows remote control, and reliably execute the reproduction processing by remote control of the content.
[0036]
The computer program of the present invention is, for example, a storage medium or communication medium provided in a computer-readable format to a general-purpose computer system capable of executing various program codes, such as a CD, FD, MO, etc. Or a computer program that can be provided by a communication medium such as a network. By providing such a program in a computer-readable format, processing corresponding to the program is realized on the computer system.
[0037]
Other objects, features, and advantages of the present invention will become apparent from a more detailed description based on embodiments of the present invention described later and the accompanying drawings. In this specification, the system is a logical set configuration of a plurality of devices, and is not limited to one in which the devices of each configuration are in the same casing.
[0038]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Details of the information processing apparatus, the information processing method, and the computer program of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0039]
[System Overview]
First, the outline of the present invention will be described with reference to FIG. In FIG. 1, a client 101 controls playback of content stored in the server 102 or content received by a tuner attached to the server 102. Here, the content output can be executed by the client 101. However, in the configuration of the present invention, the client 101 is further made to function as a remote controller and is received by the stored content of the server 102 or the tuner attached to the server 102. Content reproduction is executed on the server 102 side. That is, it is possible to output content via the display 103 and the speaker 104 as output devices connected to the server 102.
[0040]
The configuration shown in FIG. 1 is a configuration example in which the server 102 executes content providing processing and content output processing. However, according to the configuration of the present invention, content is stored as shown in FIG. The server 101, that is, the media server 110 and the information processing apparatus that executes content reproduction control, that is, the media renderer 120, are configured separately, and the client 101 designates content to the media server, and the designated content is sent from the media server 110 to the content. The content is transmitted to the media renderer 120 as the playback control device, and then the playback control information is transmitted from the client 101 to the media renderer 120 for content playback via the display 121 and the speaker 122 as the output device connected to the media renderer 120. It is also possible to perform a kick control.
[0041]
In this specification, the media server stores content in a storage medium such as a hard disk, provides content information (metadata) to the client based on a request from the client, and sends the specified content to the client. Or an information processing apparatus that executes processing for outputting to a media renderer.
[0042]
The media renderer is an information processing apparatus that performs playback control of content provided from a media server or content received by a tuner connected to the media renderer. Note that the media renderer also executes distribution control for live content clients received via the tuner.
[0043]
The server 102 shown in FIG. 1 has a configuration having both functions of a media server and a media renderer.
[0044]
Information processing apparatuses such as a client, a server, a media server, and a media renderer have a configuration capable of communicating with each other via a wired or wireless network. Each device transmits and receives a communication packet such as an Ethernet (registered trademark) frame via the network. That is, the client requests processing for each device by transmitting a frame in which processing request information is stored in the data portion of the Ethernet frame to the server, media server, and media renderer. The server, media server, and media renderer execute data processing in response to the reception of the processing request, store the result data as the data processing result in the data portion of the communication packet as necessary, and send it to the client or other device. Send.
[0045]
Information processing apparatuses such as these clients, servers, media servers, and media renderers are configured by UPnP-compatible devices, for example. Therefore, it is a configuration in which connection devices can be easily added to and deleted from the network. New devices connected to the network
(1) Addressing processing for acquiring a self device ID such as an IP address.
(2) Discovery processing for searching each device on the network, receiving a response from each device, and acquiring information such as device type and function included in the response.
(3) Service request processing for requesting a service from each device based on information acquired by the discovery processing.
By performing the above processing procedure, it is possible to receive a service to which a device connected to the network is applied.
[0046]
The main functions of the media server 210 and the media renderer 220 will be described with reference to FIG. As described with reference to FIGS. 1 and 2, the media server 210 and the media renderer 220 may be configured as one information processing apparatus (for example, a PC), or may be configured as individual information processing apparatuses. Sometimes it is. These various configuration examples will be described later.
[0047]
The media server 210 has a database 211 that stores various contents such as images and music along with their attribute information (metadata). The attribute information (metadata) includes content protocol information. The protocol information includes a content identifier as content specification information, that is, a content URL (Uniform Resource Locators) as address information indicating the location of the content, a data mode of the content, for example, ATRAC (adaptive transform acoustic coding), MPEG (moving picture). data type information such as "experts group", function ID (func-ID) as a device (function) identifier required for content reproduction processing, and remote control indicating whether or not reproduction control with the client set as a remote control is possible Permissible information (rendering = 1) is included.
[0048]
As these protocol information, different information is set according to the type of content. Various specific information configuration examples will be described later.
[0049]
The function ID is an ID set for each control target device required for content processing such as tuner control, DVD control, hard disk control, and the like. For example, when dealing with content stored on a hard disk, a setting such as func-ID = HD is made. If there are two tuners, different function IDs, for example, different IDs such as funcID = t01 and funcID = t02 are set and used as tuner identification information.
[0050]
For the content set with the function ID, information indicating whether or not the reproduction control with the client set as a remote control is possible is added. This is set as remote control control permission information (rendering = 1). As for the content for which the function ID is set, the remote control control permission information (rendering = 1) is added only for the content that can be played back by the remote control. Remote control control permission information (rendering = 1) is not added to content for which the function ID is set and content that cannot be played back by the remote control. These specific data structures will be described later.
[0051]
Content and attribute information (metadata) are managed by the content directory service 212 based on a directory having a hierarchical structure. The client 230 requests the content directory service 212 of the media server 210 for “search” as content search based on various search terms, or “browse” designating specific content, thereby obtaining information corresponding to the content. The client 230 can browse on the display.
[0052]
On the other hand, the media renderer 220 is an information processing apparatus that performs content playback control, and controls playback of content stored in the database 211 of the media server 210 or content received by a tuner (not shown). The content control unit (AVT) 221 sets an AVT instance (AV-Transport Instance) as a control instance for executing playback control for each playback control target content, and the set AVT instance controls playback of the content.
[0053]
The AVT instance is a control program in which control objects such as control target hardware can be set and control parameters can be set according to the setting object, and control of control objects including control target hardware according to the control program Is executed. Specifically, for example, when performing live streaming playback of tuner-received content, an AVT instance for tuner control is set, and the client performs channel switching, audio mode switching, etc., for the AVT instance for tuner control, for example. The content reproduction control is executed by transmitting the reproduction control command.
[0054]
The connection manager service 222 executes connection management such as a content distribution connection or control command transfer connection with the client 230. When there are connections with a plurality of clients, a connection ID is set for each connection, and each connection is distinguished and managed based on the connection ID.
[0055]
The client 230 can acquire protocol information that can be processed by the media renderer 220. For example, the content that can be played by the media renderer is only the content stored in the hard disk of the media server in the information processing apparatus (PC) configured integrally with the media renderer, or from the media server connected via the network. It is possible to acquire protocol information indicating a content reproduction processing mode that can be executed by the media renderer, such as whether or not the reproduction control of the transferred content is possible or whether remote control reproduction is possible.
[0056]
The client 230 compares the content-corresponding protocol information included in the metadata corresponding to the content received from the media server 210 with the support protocol information received from the media renderer requesting content playback control, and the media renderer plays back Whether or not the scheduled content playback process can be executed, and if so, what kind of mode, for example, remote control playback is possible, is checked, and a playback request is made in a playback mode. Become.
[0057]
[Processing configuration of media server and media renderer]
A media server that executes processing for providing media, that is, a content, and a media renderer that executes playback control may be configured in one information processing device (for example, a PC) or configured as separate information processing devices. In addition, the processable aspects are different.
[0058]
With reference to FIGS. 4 and 5, different processing configuration examples of the media server and the media renderer set in the information processing apparatus will be described.
[0059]
FIG. 4 and FIG. 5 show seven types of information processing apparatus configuration examples (a) to (g) that function as a media server or a media renderer.
[0060]
(A) is a configuration example of an information processing apparatus that functions only as a media server that executes media providing processing. In this example, the content directory service (CDS) in the media server uses a URL (http) that can be applied as content designation information when acquiring content based on the HTTP-Get method defined in HTTP (Hyper Text Transfer Protocol). Based content provisioning services.
[0061]
In the protocol information of the metadata corresponding to the content stored in the database of the media server, a valid URL (http) is set as content specifying information based on the HTTP-Get method.
[0062]
By transmitting an HTTP-Get method designating the content URL to the media server, the client can acquire the content, that is, receive the content from the media server and reproduce it on the client side. However, the information processing apparatus (a) does not provide a media renderer, and does not have an information processing apparatus configuration that executes content reproduction by remote control from a client.
[0063]
(B) shows an example of the configuration of an information processing apparatus having both functions of a media server and a media renderer. The media server is similar in configuration to (a) and executes a content providing service based on URL (http) as content designation information corresponding to the HTTP-Get method. The client can acquire the content specifying the content URL for the information processing apparatus.
[0064]
Further, the media renderer having the configuration (b) includes a content reproduction control unit (AVT) and a connection manager service (CMS). The connection manager service (CMS) includes HTTP-compatible content URL designation information [URL (http). )] Indicates that the content acquired can be processed. Specifically, not only the content acquired from the media server set in the information processing apparatus configured with the media renderer but also the content stored in another network connection device (media server) based on the HTTP-Get method. It is possible to acquire and execute playback control of the acquired content.
[0065]
CMS (http) shown in FIG. 4B indicates that playback control of not only the information processing apparatus itself but also stored contents of other servers is possible as a function of the media renderer connection manager service (CMS). .
[0066]
With respect to the information processing apparatus shown in FIG. 4B, the client can acquire content based on the HTTP-Get method, and further controls the media renderer by remote control so that the contents of the information processing apparatus in which the media renderer is configured. It is possible to acquire content stored in the media server or content stored in another media server connected to the network based on the content URL (http) and control reproduction of the acquired content.
[0067]
FIG. 4C is also a configuration example of an information processing apparatus having both functions of a media server and a media renderer. The content directory service (CDS) of the media server executes a content providing service that can be acquired based on URL (http) as content designation information corresponding to the HTTP-Get method. Furthermore, a content providing service that can be acquired based on URL (internal) as content specification information that is effective as content specification information within the information processing apparatus is executed.
[0068]
The protocol information of the metadata corresponding to the content stored in the database of the media server includes a URL (http) effective as content specifying information based on the HTTP-Get method, or a URL effective as content specifying information inside the information processing apparatus. Either (internal) or both URLs are set.
[0069]
The media renderer having the configuration shown in FIG. 4C includes a content reproduction control unit (AVT) and a connection manager service (CMS). The connection manager service (CMS) is content specification information that is valid only inside the information processing apparatus. It is the structure which performs reproduction | regeneration control only of the content which has URL (internal) which is.
[0070]
CMS (internal) shown in FIG. 4C indicates that playback control of only the content stored in the information processing apparatus can be performed as a function of the connection manager service (CMS) of the media renderer.
[0071]
With respect to the information processing apparatus shown in FIG. 4C, the client can acquire content based on the HTTP-Get method. Further, the client can control the media renderer by remote control, and the contents of the information processing apparatus in which the media renderer is configured. Only the content stored in the media server, that is, the content in which the internal URL [URL (internal)] is set in the protocol information corresponding to the content can be controlled to be played back.
[0072]
FIG. 4D is also a configuration example of an information processing apparatus having both functions of a media server and a media renderer. The content directory service (CDS) of the media server executes a content providing service that can be acquired based on URL (internal) as content specification information effective as content specification information inside the information processing apparatus.
[0073]
In the protocol information of the metadata corresponding to the content stored in the database of the media server, a URL (internal) that is effective as the designation information of the content that can be moved only inside the information processing apparatus is set.
[0074]
The media renderer having the configuration shown in FIG. 4D includes a content reproduction control unit (AVT) and a connection manager service (CMS). The connection manager service (CMS) is content specification information that is valid only inside the information processing apparatus. It is the structure which performs reproduction | regeneration control only of the content which has URL (internal) which is.
[0075]
CMS (internal) shown in FIG. 4D indicates that playback control of only the content stored in the information processing apparatus can be performed as a function of the media renderer connection manager service (CMS).
[0076]
In the information processing apparatus shown in FIG. 4D, the client cannot execute content acquisition based on the HTTP-Get method, controls the media renderer by remote control, and the media server in the information processing apparatus in which the media renderer is configured. Only the content stored in the URL, that is, the content for which the internal URL [URL (internal)] is set in the protocol information corresponding to the content can be controlled.
[0077]
FIG. 5E shows a configuration example of an information processing apparatus that does not have a media server function but has only a function as a media renderer.
[0078]
The media renderer having the configuration shown in FIG. 5E has a content reproduction control unit (AVT) and a connection manager service (CMS). The connection manager service (CMS) includes HTTP-compliant content URL designation information [URL (http). )] Indicates that the content acquired can be processed. Specifically, it is possible to acquire content stored in another network connection device (media server) based on the HTTP-Get method and execute reproduction control of the acquired content.
[0079]
For the information processing apparatus shown in FIG. 5E, the client controls the media renderer by remote control, and the content stored in another network server connected to the network specified by the content URL (http) for the media renderer. It is possible to perform the reproduction control for.
[0080]
FIG. 5F shows an example of the configuration of an information processing apparatus having both functions of a media server and a media renderer. The content directory service (CDS) of the media server executes a content providing service that can be acquired based on URL (http) as content designation information corresponding to the HTTP-Get method. It also manages information for providing content received by hardware, for example, a tuner, controlled by a media renderer.
[0081]
That is, it has a function of executing content management based on a function ID (func-ID) as a device (function) identifier required for content reproduction processing. The function ID is recorded in the protocol information in the metadata corresponding to the content. For example, the content having the function ID = t01 indicating the tuner in the protocol information is the content received via the tuner. .
[0082]
The content reproduction control unit (AVT) of the media renderer executes the tuner control. One tuner control control instance is set in the content reproduction control unit (AVT) to execute tuner content reproduction control.
[0083]
The (internal / func) described in the connection manager service (CMS) of the media renderer in FIG. 5 (f) is based on the URL (internal) as content specification information effective as content specification information in the information processing apparatus. This is a content that can be acquired, and indicates that the content reproduction control is performed with device (function) control such as a tuner necessary for content reproduction processing.
[0084]
An internal URL [URL (internal)] and a function ID (func-ID) are set in the protocol information of the metadata corresponding to the content managed by the media server. The content having the protocol information in which the function ID is set is further added with information indicating whether or not remote control reproduction is possible.
[0085]
When remote control reproduction control is possible, remote control control permission information (rendering = 1) is set in the protocol information. That is, if the remote control control permission information (rendering = 1) is set in the protocol information of the content having the protocol information for which the function ID is set, the content can be played back by the remote control. The content is not possible.
[0086]
The connection manager service (CMS) of the media renderer shown in FIG. 5 (f) is configured to execute playback control only for content having URL (internal), which is valid content designation information only in the information processing apparatus, as protocol information. This indicates that the playback control of content having protocol information with a function ID set, specifically, for example, playback control of tuner-received content is executed.
[0087]
The CMS (internal / func) shown in FIG. 5 (f) can control the reproduction of content stored in its own information processing apparatus as a function of the media renderer connection manager service (CMS), and the function ID is set. It is shown that the reproduction control of the content having the protocol information is possible.
[0088]
For the information processing apparatus shown in FIG. 5 (f), the client cannot execute the content acquisition based on the HTTP-Get method, and the content to which the function specified by the function ID such as the tuner received content via the media renderer is applied. Distribution enables reproduction of distribution content on the client side.
[0089]
Since there is no setting of rendering = 1 as the media renderer protocol, the client cannot perform remote control control so that the content reproduction to which the function specified by the function ID is applied is executed on the media renderer side.
[0090]
FIG. 5G shows an example of the configuration of an information processing apparatus having both functions of a media server and a media renderer. The content directory service (CDS) of the media server executes a content providing service that can be acquired based on URL (http) as content designation information corresponding to the HTTP-Get method. It also manages information for providing content received by hardware, for example, a tuner, controlled by a media renderer. Furthermore, it is a configuration that executes a content providing service for which remote control playback control is possible, that is, content for which protocol information (rendering = 1) is set.
[0091]
(Internal / func / rendering) described in the connection manager service (CMS) of the media renderer in FIG. 5G is a URL (internal) as content specification information effective as content specification information inside the information processing apparatus. It shows that the content can be obtained based on the reproduction control of the content, the content reproduction control accompanied by the device (function) control such as a tuner is executed, and the remote control can be performed.
[0092]
The protocol information of the metadata corresponding to the content managed by the media server includes an internal URL [URL (internal)] and a function ID (func-ID), and protocol information (rendering = 1) that allows remote control reproduction control. Contains configured information.
[0093]
For the information processing apparatus shown in FIG. 5G, the client can execute content acquisition based on the HTTP-Get method, and has applied a function specified by a function ID such as tuner-received content via a media renderer. It is possible to control the playback of tuner-received content and the like in an output device connected to the media renderer by playing back the distributed content on the client side by content distribution.
[0094]
As described with reference to FIGS. 4 and 5, the functions of the media server that executes the content providing and management processes and the media renderer that executes the content playback control are various. The client distinguishes these processing functions from each other. A processing request is made to the device. Hereinafter, a content reproduction control processing sequence involving information communication processing between the client, the media server, and the media renderer will be described.
[0095]
[Content playback processing]
Next, specific content reproduction processing using a media server and a media renderer will be described.
[0096]
FIG. 6 is a diagram showing a communication sequence executed between the client, the media server, and the media renderer during content reproduction.
[0097]
Hereinafter, each processing step will be described. First, the client specifies content to be played back. In order to check the content that can be provided to the client, in step S101, content information is acquired by browsing or search processing. A client that executes content search can acquire content information by sending a “search” or “browse” request to the media server.
[0098]
The content directory service (CDS) of the media server generates XML data based on metadata corresponding to the content in response to a request from the client, and provides it to the client as content information.
[0099]
Examples of configuration information of metadata provided to the client are shown in FIGS. The metadata shown in FIG. 7A is an example of metadata corresponding to content stored in storage means such as a hard disk of a media server.
[0100]
(A) Content-corresponding metadata stored in storage means such as a hard disk

[0101]
[Item id = “video2” parentID = “cab1”] indicates an item ID as identification information of a managed object in the content management directory managed by the content directory service and an ID of the parent object in the hierarchical configuration.
[<Dc: title> video capsule 1 </ dc: title>] indicates the name of an item that is a managed object.
[<Upnp: class> object. item. videoItem. avVideoCapture </ upnp: class>] is class information defined in UPnP.
[<Res protocolInfo = “http-get: *: video / mpeg: *” av: codec = “MPEG2V”...> Http://1.2.3.4/videoCapsule? id = 2 </ res>] is protocol information.
[0102]
The protocol information [<res protocolInfo...] Includes a content URL [URL (http)] that can be applied as content designation information in the HTTP-Get method, and data mode information of the content that can be provided.
[0103]
The client can know from the content URL [URL (http)] included in the protocol information that the content is acquirable content based on the HTTP-Get method.
[0104]
The metadata shown in FIG. 7B is content-corresponding metadata stored in storage means such as a hard disk similar to that shown in FIG.

[0105]
The difference from the metadata in (a)
[<Res protocolInfo = “internal: 1.2.3.4: video *”. . > ... file: / videoCapsule? Protocol information of id = 2 </ res>] is added.
[0106]
As described above, [internal] corresponds to content that is reproduced by content acquisition processing from the media server in the same information processing apparatus as the media renderer, in which the media renderer and the media server are configured in one information processing apparatus. Protocol information set by
[0107]
As described above, the content for which the internal URL is set is content that can be subjected to playback control to which a media renderer configured in the same information processing apparatus as the media server is applied.
[0108]
The client uses the content URL [URL (http)] included in the protocol information, and the content is content that can be acquired based on the HTTP-Get method. Further, the client uses the internal URL [URL (internal)] It is possible to know that it is possible to designate as a playback content to which a media renderer configured in the same information processing apparatus as the media server is applied.
[0109]
The metadata shown in FIG. 8C is metadata corresponding to the tuner received content.

[0110]
In the protocol information [<res protocolInfo = ”..], A content URL [URL (http)] that can be applied as content specification information in the HTTP-Get method, and a function ID (funcID) indicating that tuner control is required. = T01) is set.
[0111]
From these pieces of information, the client requests device control and content distribution control from a media renderer that can execute control of the device specified by the function ID (funcID = t01) in order to reproduce the content. Can know that is necessary.
[0112]
This protocol information includes a function ID (funcID = t01), but (rendering = 1) is not set as remote control control permission information indicating that remote control is possible. Therefore, the client can know that this content is not content that can be played back by the remote controller.
[0113]
The metadata shown in FIG. 8D is metadata corresponding to the tuner received content.

[0114]
In the protocol information [<res protocolInfo = ”..], A content URL [URL (http)] that can be applied as content specification information in the HTTP-Get method, and a function ID (funcID) indicating that tuner control is required. = T01) is set, and (rendering = 1) is set as remote control control permission information indicating that remote control is possible.
[0115]
From these pieces of information, the client requests device control and content distribution control from a media renderer that can execute control of the device specified by the function ID (funcID = t01) in order to reproduce the content. Is required, and (rendering = 1) is set as remote control control permission information indicating that remote control is possible. Therefore, the output device on the media renderer side is used by remote control from the client. It is possible to know that the content can be played back.
[0116]
Returning to FIG. 6, the description of the sequence in the content reproduction process will be continued. In step S101, when the client acquires content-compatible metadata including protocol information as shown in FIGS. 7 and 8, the client renders protocol information supported by the media renderer for the next media renderer that executes content playback control. Make a transmission request and get support protocol information from the media renderer.
[0117]
The support protocol information received from the media renderer is, for example, information as shown in FIG.
[0118]
[Http-get] shown in FIG. 9A indicates that playback of content that can be acquired based on the content specification applicable in the HTTP-Get method is supported. This media renderer is the media renderer's This indicates that playback control is performed not only on the media server of the configured information processing apparatus but also on the content stored in the network server connected to the network if the content can be acquired based on the HTTP-Get method. ing.
[0119]
[Internal] shown in FIG. 9B reproduces only the content specified by the internal URL [URL (internal)], that is, the content that can be acquired from the media server of the information processing apparatus configured with the media renderer. Indicates support.
[0120]
The example shown in FIG. 9C is an example of support protocol information of a media renderer that supports reproduction only for content stored in a server in the information processing apparatus and supports remote control of content set with a function ID. is there. A function ID and remote control control permission information (rendering = 1) are included.
[0121]
When the client receives the support protocol information from the media renderer that is going to execute the playback process, the client compares it with the protocol information in the metadata received from the media server earlier, and the media renderer that supports the protocol of the playback process target content It verifies whether it is. If the media renderer supports the protocol of the content to be played, in step S103, a request for setting an AVT instance for remote control playback is executed to the media renderer, and the remote control set based on the request from the client in the media renderer Get the ID of the playback AVT instance.
[0122]
In addition to the AVT instance ID, the client also has information of RCSID = 0 indicating the binding with the AVT instance of the rendering control service (RCS) ID as an access ID for the remote control user interface presented to the client side. Be notified.
[0123]
For example, when the content is tuner-received content, the remote control playback instance for tuner control is set in the content playback control unit 221 (see FIG. 3). When it is necessary to reproduce content stored on the hard disk, a remote control reproduction instance for controlling the hard disk drive is set in the content reproduction control unit 221 (see FIG. 3). These instances are set with an AVT instance ID as an identifier, and the media renderer notifies the client of this AVT instance ID.
[0124]
Details of the processing in step S103 will be described. The client transmits a connection preparation request (PrepareForConnection) to the connection manager service of the media renderer. For example, when the client wishes to deliver live streaming data to which a tuner is applied, the function ID (included in the content information corresponding to the tuner container as the content information received from the content directory service (CDS) of the media server first ( Protocol information having a function ID that matches (funcID) may be transmitted. In this case, if the content is remote controllable, remote control control permission information (rendering = 1) is included.
[0125]
In the connection preparation (PrepareForConnection), the client transmits, for example, protocol information [internal: 1.2.3.4: application / x-av-tuner-content: func-id = t01 & rendering = 1].
[0126]
The connection manager service of the media renderer that has received the connection preparation request (PrepareForConnection) from the client transmits the protocol information [internal: 1.2.3.4: application / x-av-tuner-content: func- Based on id = t011 & rendering = 1], it is determined that the tuner is a remote control playback request for received data, and one remote control playback AVT instance is set (assigned) as a tuner control instance in the content playback control unit 221 (see FIG. 3). The connection ID and remote control playback AVT instance are sent to the client that has made the connection preparation request (PrepareForConnection). To notify the D. Further, these IDs are bound, that is, associated. With these binding processes, it is possible to distinguish and manage processing requests from a plurality of clients based on the connection ID.
[0127]
After the process of notifying the client of the remote control playback AVT instance ID in step 103, in step S104, the client sets the content URL corresponding to the playback target content in the remote control playback AVT instance. At this time, the client makes a request for setting a content URL to be reproduced by designating the AVT instance ID.
[0128]
The content URL is either a content URL [URL (http)] that can be specified based on the HTTP-Get method or an internal URL [URL (internal)].
[0129]
When the media renderer can execute the reproduction process of the content specified by the content URL [URL (http)] that can be specified based on the HTTP-Get method, that is, the support property information shown in FIG. 9A has been transmitted. In this case, the content URL [URL (http)] can be specified even for content stored in another media server.
[0130]
In step S105, the client transmits a content playback start command to the AVT instance of the media renderer. After this playback command, playback of the city content starts via the output device on the media renderer side.
[0131]
Furthermore, the client can remotely control playback content volume adjustment, playback content brightness adjustment, and the like.
[0132]
The content remote control playback configuration is, for example, the control configuration shown in FIG. An AVT instance 311 for remote control playback control is set in the media renderer 310, and the content URL of the playback target content is set in this AVT instance. Based on the set content URL, the AVT instance 311 acquires (loads) the content specified by the content URL from its own device or the media server 320 connected to the network, and performs playback processing.
[0133]
A bound rendering control service (RCS) 312 is set in the AVT instance 311 for remote control playback control, and a user interface provided by the rendering control service (RCS) 312 is presented to the client. This user interface is a user interface including various content playback control icons such as playback start, playback stop, volume adjustment and brightness adjustment, and the user 330 operates the user interface presented on the display of the client. The operation information is transmitted to the rendering control service (RCS) 312, the operation information is notified to the AVT instance 311 bound to the rendering control service (RCS) 312, and content control reflecting the user operation is performed.
[0134]
[Playback processing by AVT settings for live remote control playback]
The above-described processing example is a configuration example in which a content playback process is performed only on the output device on the media renderer side by setting an AVT instance for remote control playback for the media renderer.
[0135]
Next, an example of processing for executing both remote control playback and live streaming playback will be described. In this process, the client sets an AVT control instance for live remote control remote control playback, for example, a tuner control instance capable of executing remote control, in the media renderer, and a content URL in this control instance, in this case, a tuner received content. The corresponding content URL is set. By this process, the client can control the media renderer by remote control and reproduce the content on the media renderer side, that is, the tuner received content.
[0136]
Furthermore, in this state, by generating an HTTP-Get method in which the same content URL as the content URL set in the AVT control instance of the media renderer is set and transmitting to the media server, the media server has already transferred to the media renderer. The content that is in the playback state is identified by the set AVT control instance, and the received content is distributed to the client by the tuner control of the media renderer.
[0137]
An example of the protocol information of the metadata corresponding to the content of the media server when executing this processing and the support protocol information of the media renderer will be described with reference to FIG.
[0138]
As shown in FIG. 11 (a), the protocol information corresponding to the content is, for example,
http-get: *: video / mpeg: func-id = 1 & rendering = 1
Such data is included.
[0139]
[Http-get: *:] indicates that the content can be acquired by the HTTP-Get method, and [func-id = 1] is the content based on the function playback of content ID = 1, for example, tuner control. [& Rendering = 1] indicates that the content can be controlled by the remote controller.
[0140]
Furthermore, as shown in FIG. 11B, the support protocol information of the media renderer to be controlled by the remote controller is, for example,
internal: 1.2.3.4: application / x-av-tuner: func-id = t01 & rendering = 1
It becomes the composition which includes the data of.
[0141]
[Internal: 1.2.3.4:] indicates that only data in the information processing apparatus is a control target. [Func-id = t01] indicates that function ID = t01, for example, tuner control can be executed, and [& rendering = 1] indicates that remote control is possible.
[0142]
The client acquires the protocol information corresponding to the content shown in FIG. 11A from the media server and the support protocol information shown in FIG. 11B from the media renderer, and sends the AVT for live remote control playback to the media renderer. An instance is set, and a content URL corresponding to the tuner is set in the set AVT instance.
[0143]
FIG. 12 shows a communication processing sequence executed between the client, the media server, and the media renderer.
[0144]
In step S201, first, the client acquires content information from the media server by browsing or search processing in order to specify content to be played back.
[0145]
The content directory service (CDS) of the media server generates XML data based on metadata corresponding to the content in response to a request from the client, and provides it to the client as content information.
[0146]
The client is going to perform live playback, and the metadata corresponding to the content in this case is the metadata corresponding to the tuner-received content, and the metadata described above with reference to FIG. Data, ie

The data structure is as follows.
[0147]
This metadata includes the protocol information shown in FIG. That is, the protocol information [<res protocolInfo = ”..] Includes a content URL [URL (http)] that can be applied as content designation information in the HTTP-Get method, and a function ID indicating that tuner control is required. (FuncID = t01) is set, and (rendering = 1) is set as remote control control permission information indicating that remote control is possible.
[0148]
From these pieces of information, the client requests device control and content distribution control from a media renderer that can execute control of the device specified by the function ID (funcID = t01) in order to reproduce the content. Is required, and (rendering = 1) is set as remote control control permission information indicating that remote control is possible. Therefore, the output device on the media renderer side is used by remote control from the client. It is possible to know that the content can be played back.
[0149]
In step S202, the client makes a transmission request for protocol information supported by the media renderer to the media renderer that executes content reproduction control, and acquires support protocol information from the media renderer.
[0150]
The support protocol information received from the media renderer includes information [internal: 1.2.3.4: application / x-av-tuner: func-id = t01 & rendering = 1] shown in FIG.
[0151]
From these support protocol information, the client can know that the media renderer can perform live streaming and remote control of the content, that is, the tuner-received content. However, [internal: 1.2.3.4:] in the support protocol information indicates that only the data in the information processing apparatus is to be controlled. In this case, the content information is acquired. It is necessary to be a media renderer configured in the same information processing apparatus as the media server.
[0152]
The client understands that tuner control can be executed based on [func-id = t01] included in the support protocol information received from the media renderer, and can perform remote control based on [& rendering = 1]. I understand that.
[0153]
When the client receives the support protocol information from the media renderer that is going to execute the playback process, the client compares it with the protocol information in the metadata received from the media server earlier, and the media renderer that supports the protocol of the playback process target content It verifies whether it is. If it is verified that the media renderer supports the protocol of the content to be played, in step S203, a request for setting an AVT instance for live remote control playback is executed to the media renderer, and the media renderer is based on a request from the client. The ID of the remote control playback AVT instance set in the above is acquired.
[0154]
In addition to the AVT instance ID, the client also has information of RCSID = 0 indicating the binding with the AVT instance of the rendering control service (RCS) ID as an access ID for the remote control user interface presented to the client side. Be notified.
[0155]
The media renderer sets an instance for tuner control in the content reproduction control unit 221 (see FIG. 3) as a live remote control AVT instance. An AVT instance ID as an identifier is set in the instance, and the media renderer notifies the client of this AVT instance ID.
[0156]
Details of the processing in step S203 will be described. The client transmits a connection preparation request (PrepareForConnection) to the connection manager service of the media renderer. The client sends protocol information having a function ID matching the function ID (funcID) included in the content information corresponding to the tuner container as the content information received from the content directory service (CDS) of the media server to the media renderer. To do. This transmission information includes remote control control permission information (rendering = 1).
[0157]
In the connection preparation (PrepareForConnection), the client transmits, for example, protocol information [internal: 1.2.3.4: application / x-av-tuner-content: func-id = t01 & rendering = 1].
[0158]
The connection manager service of the media renderer that has received the connection preparation request (PrepareForConnection) from the client transmits the protocol information [internal: 1.2.3.4: application / x-av-tuner-content: func- Based on id = t011 & rendering = 1], it is determined that the tuner is a remote control playback request for received data, and one remote control playback AVT instance is set (assigned) as a tuner control instance in the content playback control unit 221 (see FIG. 3). And notify the client of the AVT instance ID.
[0159]
After the notification process of the live remote control playback AVT instance ID to the client in step 203, in step S204, the client sets the content URL corresponding to the playback target content in the live remote control playback AVT instance. At this time, the client makes a request for setting a content URL to be reproduced by designating the AVT instance ID.
[0160]
The content URL to be set is a content URL included in the protocol information in the metadata previously received from the media server. In this case, the content URL corresponds to the tuner received content.
[0161]
In step S205, the client transmits a content playback start command to the live remote control playback AVT instance set in the media renderer. After this playback command, playback of the city content starts via the output device on the media renderer side.
[0162]
In step S206, the client transmits an HTTP-Get method in which the same content URL as the content URL set in the media renderer's AVT control instance is set to the media server. The media server identifies content that is in a playback state by the AVT control instance that has already been set in the media renderer, and distributes the received content to the client by tuner control of the media renderer.
[0163]
By this processing, live streaming reproduction of content, that is, tuner-received content is executed also on the output device on the client side.
[0164]
In this state, the client can remotely control the volume adjustment of the content being reproduced on the media renderer side and the brightness adjustment of the content while performing the content reproduction on the client side.
[0165]
In addition, when reproduction is being performed on the client side, there is a connection termination procedure (Connection Complete) as a process for stopping reproduction on the client side.
[0166]
With reference to the sequence diagram of FIG. 13, processing when the live streaming data distribution processing is terminated will be described. In step S301, it is assumed that distribution of streaming data is being executed.
[0167]
In step S302, the client who intends to end the live streaming data distribution process transmits a connection end request storing the connection ID to the connection manager service of the media renderer. The connection manager service 431 disconnects the connection between the server and client in accordance with a request from the client.
[0168]
Even when this processing is executed, content reproduction on the media renderer side is continuously executed, and the client functioning as a remote controller continuously executes remote control for content reproduction on the media renderer side. be able to.
[0169]
Also, in this state, if the client again performs AV transmission set on the media renderer side, live streaming to the client can be started again. In this way, the start and end of streaming for the client can be executed without affecting the content reproduction on the media renderer side.
[0170]
[Information processor configuration]
Next, a hardware configuration example of an information processing apparatus that configures a client, a media server, and a media renderer will be described with reference to FIG. FIG. 14 shows a configuration example of a PC that can be set as a client, a media server, and a media renderer.
[0171]
A CPU (Central Processing Unit) 501 executes various processes according to a program stored in a ROM (Read Only Memory 502) or an HDD (Hard Disk Drive) 504, and functions as a data processing unit or a communication control processing unit. A RAM (Random Access Memory) 503 appropriately stores programs executed by the CPU 501. The CPU 501, the ROM 502, the RAM 503, and the HDD 504 are connected to each other via a bus 505.
[0172]
An input / output interface 506 is connected to the bus 505. The input / output interface 506 includes, for example, an input unit 507 including a keyboard, a switch, a button, a pointing device, or a mouse operated by a user. An output unit 508 including an LCD, a CRT, a speaker, and the like for presenting various types of information to the user is connected. Further, a communication unit 509 functioning as a data transmission / reception means and a removable recording medium 511 such as a magnetic disk, an optical disk, a magneto-optical disk, or a semiconductor memory can be mounted, and data reading or writing processing from these removable recording media 511 is possible. Is connected.
[0173]
Further, in the case of a media renderer or media server, a tuner 520 is provided that receives various external distribution data such as terrestrial broadcast data, satellite broadcast data, cable TV data, and Internet distribution data.
[0174]
The configuration shown in FIG. 14 is an example of a server and a personal computer (PC) as an example of a network connection device. However, the network connection device is not limited to a PC, a mobile communication terminal such as a mobile phone or a PDA, and other playback devices. It can be constituted by various electronic devices such as a display and an information processing apparatus. Therefore, it is possible to have a hardware configuration unique to each device.
[0175]
The present invention has been described in detail above with reference to specific embodiments. However, it is obvious that those skilled in the art can make modifications and substitutions of the embodiments without departing from the gist of the present invention. In other words, the present invention has been disclosed in the form of exemplification, and should not be interpreted in a limited manner. In order to determine the gist of the present invention, the claims section described at the beginning should be considered.
[0176]
The series of processes described in the specification can be executed by hardware, software, or a combined configuration of both. When executing processing by software, the program recording the processing sequence is installed in a memory in a computer incorporated in dedicated hardware and executed, or the program is executed on a general-purpose computer capable of executing various processing. It can be installed and run.
[0177]
For example, the program can be recorded in advance on a hard disk or ROM (Read Only Memory) as a recording medium. Alternatively, the program is temporarily or permanently stored on a removable recording medium such as a flexible disk, a CD-ROM (Compact Disc Read Only Memory), an MO (Magneto Optical) disk, a DVD (Digital Versatile Disc), a magnetic disk, or a semiconductor memory. It can be stored (recorded). Such a removable recording medium can be provided as so-called package software.
[0178]
The program is installed on the computer from the removable recording medium as described above, or is wirelessly transferred from the download site to the computer, or is wired to the computer via a network such as a LAN (Local Area Network) or the Internet. The computer can receive the program transferred in this manner and install it on a recording medium such as a built-in hard disk.
[0179]
Note that the various processes described in the specification are not only executed in time series according to the description, but may be executed in parallel or individually according to the processing capability of the apparatus that executes the processes or as necessary. Further, in this specification, the system is a logical set configuration of a plurality of devices, and the devices of each configuration are not limited to being in the same casing.
[0180]
【The invention's effect】
As described above, according to the configuration of the present invention, in the setting request for the AVT control instance for the media renderer from the client device, the setting of the control instance that allows remote control is requested, and the media renderer responds to the request. The control instance that allows remote control is set, and the content playback is controlled based on the control request from the client that specified this control instance, so the client is the remote control and the media renderer is the controlled device Thus, a remote control configuration for content reproduction can be realized.
[0181]
Further, according to the configuration of the present invention, the media renderer is configured to provide the information indicating whether or not the remote control is permitted as the support protocol information, and the content information providing process based on the content metadata is executed. Since the protocol information in the metadata held by the media server is configured to hold information indicating whether or not the content is remote control-permitted content, the client can use the content compatible protocol information and the media renderer support protocol information. Based on the above, it is possible to select a content that can be controlled remotely, select a media renderer that allows remote control, and reliably execute the reproduction processing by remote control of the content.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating an example of a network configuration to which the present invention is applicable.
FIG. 2 is a diagram illustrating an example of a network configuration to which the present invention is applicable.
FIG. 3 is a diagram illustrating each configuration of an information processing apparatus according to the present invention and an outline of communication data.
FIG. 4 is a diagram illustrating various combinations of media servers and media renderers.
FIG. 5 is a diagram illustrating various combinations of media servers and media renderers.
FIG. 6 is a diagram showing a communication sequence between a client, a media server, and a media renderer.
FIG. 7 is a diagram illustrating an example of metadata corresponding to content.
FIG. 8 is a diagram illustrating an example of metadata corresponding to content.
FIG. 9 is a diagram illustrating an example of support protocol information of a media renderer.
FIG. 10 is a diagram illustrating configuration data of a connection management table held by a server that executes a streaming distribution process of tuner reception data.
FIG. 11 is a diagram illustrating a remote control control configuration of a client.
FIG. 12 is a diagram for describing protocol information and support protocol information when performing live remote control playback;
FIG. 13 is a diagram illustrating a communication sequence between a client, a media server, and a media renderer when performing live remote control playback.
FIG. 14 is a diagram illustrating a hardware configuration example of an information processing apparatus configuring a client, a media server, and a media renderer.
[Explanation of symbols]
101 clients
102 servers
103 display
104 Speaker
110 Media Server
120 Media Renderer
121 display
122 Speaker
210 Media server
211 database
212 Content Directory Service
220 Media Renderer
221 Content playback control unit
222 Connection Manager Service
230 clients
310 Media Renderer
311 AVT instance
312 Rendering control service
320 Media server
330 users
501 CPU
502 ROM
503 RAM
504 HDD
505 bus
506 I / O interface
507 Input section
508 output section
509 Communication Department
510 drive
511 Removable recording medium
520 tuner

Claims

An information processing apparatus that executes content reproduction control processing,
A communication unit that performs data communication;
A content playback control unit for executing content playback control processing;
In response to a control instance setting request including remote control request information from a network-connected client, a remote control control instance that allows remote control is set in the content playback control unit, and the control instance is designated An information processing apparatus having a configuration for executing output control in an information processing apparatus for content associated with the control instance based on a control request from the control instance.

The information processing apparatus includes:
A control instance for executing a binding process between the control instance for remote control and a rendering control service instance for executing a user interface information providing process for the client, and based on control information from the client received via the rendering control service The information processing apparatus according to claim 1, wherein the information reproduction apparatus is configured to execute content reproduction control according to claim 1.

The information processing apparatus includes:
The control instance that specifies the control target device based on the function ID received from the client is set, and the control instance is set as the remote control allowable instance based on the remote control request information received along with the function ID. The information processing apparatus according to claim 1, wherein the information processing apparatus is provided.

The information processing apparatus includes:
Execute processing to provide support protocol information in response to a request from the client,
The information processing apparatus according to claim 1, wherein the support protocol information includes an identification information indicating whether or not remote control is permitted.

It is a media server that performs management of metadata as attribute information corresponding to content and processing for providing to clients,
A database storing content and content-enabled metadata;
A content directory service for managing data stored in the database;
A media server having a configuration in which remote control permission information indicating whether or not content permits remote control by a client is stored as protocol information in content-compatible metadata stored in the database.

The metadata includes a function ID as control target device identification information at the time of content reproduction, and the remote control permission information is information set as information corresponding to the function ID. 5. The media server according to 5.

An information processing apparatus that performs remote control on a media renderer as a content playback execution device,
A control instance setting request including remote control request data is transmitted to the media renderer, a control request in which a control instance ID received as a response to the control instance setting request is set is transmitted to the media renderer, and the media renderer is transmitted. An information processing apparatus having a configuration for performing remote control of content reproduction in the system.

The information processing apparatus includes:
The information processing apparatus according to claim 7, wherein the information processing apparatus is configured to execute a process of determining whether or not the media renderer can be remotely controlled based on support protocol information received from the media renderer.

The information processing apparatus includes:
Receiving content-compatible protocol information from a media server holding content-compatible metadata, determining whether the content is remotely controllable based on the received protocol information, and determining whether the content is remotely controllable The information processing apparatus according to claim 7, wherein the information processing apparatus is configured to execute processing for setting the content designation information in a control instance set in the media renderer on the condition of confirmation.

An information processing method for executing content reproduction control,
Receiving a control instance setting request including remote control request data from a networked client;
In response to receiving the control instance setting request, a control instance setting step of setting a control instance for remote control in the content reproduction control unit;
Receiving a control request from a client designating the control instance;
A step of executing output control in its own information processing device for the content to be reproduced associated with the designated control instance;
An information processing method characterized by comprising:

The information processing method further includes:
A control instance for executing a binding process between the control instance for remote control and a rendering control service instance for executing a user interface information providing process for the client, and based on the control information from the client received via the rendering control service The information processing method according to claim 10, further comprising a step of executing content reproduction control according to claim 11.

The control instance setting step includes:
In the step of setting a control instance specifying a control target device based on a function ID received from a client, and setting a control instance as a remote control allowable instance based on remote control request information received along with the function ID The information processing method according to claim 10, wherein the information processing method is provided.

The information processing method further includes:
A support protocol information providing step for executing a process of providing support protocol information in response to a request from a client;
In the support protocol information providing step,
The information processing method according to claim 10, wherein a support protocol information providing process including identification information indicating whether or not remote control is permitted is executed.

An information processing method for performing remote control on a media renderer as a content playback execution device,
Transmitting a control instance setting request including remote control request data to the media renderer;
Transmitting a control request in which a control instance ID received as a response to the control instance setting request is set to the media renderer, and executing remote control of content playback in the media renderer;
An information processing method characterized by comprising:

The information processing method further includes:
15. The information processing method according to claim 14, further comprising a step of determining whether or not the media renderer can be controlled remotely based on support protocol information received from the media renderer.

The information processing method further includes:
Receiving content-compatible protocol information from a media server holding content-compatible metadata, determining whether the content is remotely controllable based on the received protocol information, and determining whether the content is remotely controllable 15. The information processing method according to claim 14, further comprising a step of executing a process of setting the content designation information in a control instance set in the media renderer on the condition of confirmation.

A computer program that executes content playback control,
Receiving a control instance setting request including remote control request data from a networked client;
In response to receiving the control instance setting request, a control instance setting step of setting a control instance for remote control in the content reproduction control unit;
Receiving a control request from a client designating the control instance;
A step of executing output control in its own information processing device for the content to be reproduced associated with the designated control instance;
A computer program characterized by comprising:

A computer program for performing remote control on a media renderer as a content playback execution device,
Transmitting a control instance setting request including remote control request data to the media renderer;
Transmitting a control request in which a control instance ID received as a response to the control instance setting request is set to the media renderer, and executing remote control of content playback in the media renderer;
A computer program characterized by comprising: