JP2005018285A - バーチャルセイフティープラン - Google Patents
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Abstract
・ 建設工事での一番のリスクは施工においての事故(労働災害)であり、事故に遭われた当事者はもちろん御施主・施工業者など社会的信用・民事における補償など、様々な面で損失を「事故」として捉えられていますが、事故=リスクの構図の中から事故を減らすことが一番の利益を生むことがわかります。
・ 3次元での仮設計画の打ち合わせによる事前の安全評価の基準作りと、ネットワークを生かしたデータの共有など次世代の安全管理をすることによって、リスクの軽減・労働災害の軽減につながります。
【選択図】図11
・ 3次元での仮設計画の打ち合わせによる事前の安全評価の基準作りと、ネットワークを生かしたデータの共有など次世代の安全管理をすることによって、リスクの軽減・労働災害の軽減につながります。
【選択図】図11
Description
【0001】
発明が属する技術分野本発明は、建設業におけるCADに関するものである。
【0002】この発明は、建設現場をリアルな3次元映像で誰にでもわかるように工事の現場を事前に再現することにより、工事全体の流れや、作業員・物品の管理、そしてリスク回避など計画段階において事前評価を建設現場の全員が体感できるシステムです。そして共有のフリーソフトを配信することで印刷コストの削減、高速インターネット使用によるリアルタイムでの情報を共有することによって時間の短縮につながり、現場においての急な計画変更の際にも簡単で迅速に対応し、総合仮設計画をサポートするシミュレーションシステムである。
【0003】
【従来の技術】従来は2次元で平面上の計画書が作成されていますが、建設現場では様々な業種が携わっており、▲1▼計画の検証が十分になされていない▲2▼計画を吟味する時間の余裕がない▲3▼急な計画変更の際に対応の遅れが生じる▲4▼クレーンなどの仮設重機設置の際に平面上では配置は出来るが、実際の建設現場では近隣の建物や電線など障害物があるのが当然でそれらを考慮していない、▲5▼各社の設計用ソフトの統一がなされておらずデータのやりとりが困難▲5▼提出されている計画図と実際の建設現場で差異が生じるなどの問題があった。
【0004】これらの問題によって生じる工期の遅れ・工程の不備による時間や金銭的の損失・施工の品質低下・不適切な安全衛生による近隣への損害・急な計画変更の際に届出の遅れなど計画の不備によって起きた労働災害事・ 故が後を絶ちません。特に大規模の施工工事の場合と違い、中低層建築工・ 事は施工計画自体されていないことも多々あり、労働災害事故は起こる・ べくして起きた人災である。
【0005】
発明が解決しようとしている課題 本発明は具体化された実寸大の建設現場の環境を3次元のデータ化にすることによりリアルに現場をバーチャルイメージさせて危険箇所の事前回避や近隣への配慮など事前に安全の検証を行うことによって、スムーズな工期の工程作成・労働災害の軽減・時間や金銭、人的リスクの回避を図ります。
【0006】クレーン重機の配置時にどの角度でアームが電線に当たるのか、その際電線養生の範囲はどこまですべきか、アームを伸ばした場合仮設足場に当たらぬよう開口すべき範囲はどこまでなのか、屋根や建物に接触せず効率よく作業できるのか、重機自体の大きさや性能は適切であるかなど事前に3次元で検証し、安全な総合仮設計画図を完成させるべき課題です。
【0007】そして互換性のある共通のフリーソフトを使うことにより、建設現場で作業する各業者間でデータの共有化を図ることによって、お互いにその場にいなくてもバーチャルで事前に体感でき、データでやりとりするので印刷コストの軽減につながります。
【0008】
【課題を解決する為の手段】これを図面で説明すると、図1平面図、図2立面図を図3のような3次元のデータ化にします。次にパソコンを使い、各業者間で3次元の仮設計画のデータを操作しながら必要な管理項目の打ち合わせをします。図4足場の強度計算書の設計、図5シートの風力係数の設計、図6.レッカーの性能表示に基づく設置計画、(電線の養生の設置計画・仮設足場の開口計画・図7レッカーのアームが建物や屋根に当たらない作業環境の確認、図8平面上で道路使用に基づき歩行者、自動車や警備員などに対する安全計画・仮設足場の施工計画それらをもとに、図9のような3次元の仮設計画のデータを作成し、図10で確立した仮設計画を総合仮設計画として各業者間のネットワークで共有のデータとする。
【0009】
作用従来の総合仮設計画では、既存建物・建築物・敷地は実寸大で合っているのに対してクレーンの設置計画・仮設足場の施工計画・電線の養生設置計画など、実寸大の計画がなされていない為に、レッカーの転倒・仮設足場からの墜落、飛来や落下などの人的災害も少なくありません。
今までの建設現場の仮設計画は労働基準監督署への届出の為の図面であり実際の建設現場とのあいだにかなりのズレが多く建設現場での設計変更が必要になり事前の評価体制がとれなかったのが現状です。そこで実寸大の3次元の仮設設計データを使うことにより計画のズレをなくし、計画→実行→検証を繰り返し行うことによって作業環境の標準化を図ることができ、労働災害や人的災害を事前に回避できる環境を整えることができます。
それを各業者間でのネットワーク化を図ることにより、リアルタイムでの実寸大で正確な安全総合仮設計画が実施できます。
【0010】
【実施例】仮設足場業者・レッカー業者・その他の下請け業者が計画を作成する際には、まず設計データを建築会社から配信してもらい、それをもとに3次元の仮設計画をアバウトに作成し、建設現場にて次の項目を検証し打ち合わせ用のデータを作成する。(配置図面と実際の建設現場との検証・電線の位置・交通量の計測・道路幅・近隣や地域の環境など)
そのデータをもとに、着工前の打ち合わせで建設会社の安全衛生責任者を中心に、各下請け業者(大工・基礎業者・設備業者・電気工事業者・仮設足場業者など)へ向けて3次元の仮設計画の提示と説明を行ない、計画の最終変更を全業者の前で決定する。そこで決定された仮設計画のデータを全業者へ配信し規格の統一を図ります。
【0011】
発明の効果 建築工事での一番のリスクは施工においての事故であり、事故に遭われた当事者はもちろん、御施主・施工業者など社会的信用・民事における補償など見えない損失も多く、様々な面で損失を「事故」として例えるのと同じように、事故=リスクの構図の中から事故を減らすことが一番の利益を生むということがわかります。
3次元での仮設計画の打ち合わせによる事前の安全評価の基準作りと、ネットワークを生かしたデータの共有など次世代の安全管理をすることによって、リスクの軽減・労働災の軽減につながります
図1
図 1
図 2
図 3
図 4
図 5
図 6
図 7
図 8
発明が属する技術分野本発明は、建設業におけるCADに関するものである。
【0002】この発明は、建設現場をリアルな3次元映像で誰にでもわかるように工事の現場を事前に再現することにより、工事全体の流れや、作業員・物品の管理、そしてリスク回避など計画段階において事前評価を建設現場の全員が体感できるシステムです。そして共有のフリーソフトを配信することで印刷コストの削減、高速インターネット使用によるリアルタイムでの情報を共有することによって時間の短縮につながり、現場においての急な計画変更の際にも簡単で迅速に対応し、総合仮設計画をサポートするシミュレーションシステムである。
【0003】
【従来の技術】従来は2次元で平面上の計画書が作成されていますが、建設現場では様々な業種が携わっており、▲1▼計画の検証が十分になされていない▲2▼計画を吟味する時間の余裕がない▲3▼急な計画変更の際に対応の遅れが生じる▲4▼クレーンなどの仮設重機設置の際に平面上では配置は出来るが、実際の建設現場では近隣の建物や電線など障害物があるのが当然でそれらを考慮していない、▲5▼各社の設計用ソフトの統一がなされておらずデータのやりとりが困難▲5▼提出されている計画図と実際の建設現場で差異が生じるなどの問題があった。
【0004】これらの問題によって生じる工期の遅れ・工程の不備による時間や金銭的の損失・施工の品質低下・不適切な安全衛生による近隣への損害・急な計画変更の際に届出の遅れなど計画の不備によって起きた労働災害事・ 故が後を絶ちません。特に大規模の施工工事の場合と違い、中低層建築工・ 事は施工計画自体されていないことも多々あり、労働災害事故は起こる・ べくして起きた人災である。
【0005】
発明が解決しようとしている課題 本発明は具体化された実寸大の建設現場の環境を3次元のデータ化にすることによりリアルに現場をバーチャルイメージさせて危険箇所の事前回避や近隣への配慮など事前に安全の検証を行うことによって、スムーズな工期の工程作成・労働災害の軽減・時間や金銭、人的リスクの回避を図ります。
【0006】クレーン重機の配置時にどの角度でアームが電線に当たるのか、その際電線養生の範囲はどこまですべきか、アームを伸ばした場合仮設足場に当たらぬよう開口すべき範囲はどこまでなのか、屋根や建物に接触せず効率よく作業できるのか、重機自体の大きさや性能は適切であるかなど事前に3次元で検証し、安全な総合仮設計画図を完成させるべき課題です。
【0007】そして互換性のある共通のフリーソフトを使うことにより、建設現場で作業する各業者間でデータの共有化を図ることによって、お互いにその場にいなくてもバーチャルで事前に体感でき、データでやりとりするので印刷コストの軽減につながります。
【0008】
【課題を解決する為の手段】これを図面で説明すると、図1平面図、図2立面図を図3のような3次元のデータ化にします。次にパソコンを使い、各業者間で3次元の仮設計画のデータを操作しながら必要な管理項目の打ち合わせをします。図4足場の強度計算書の設計、図5シートの風力係数の設計、図6.レッカーの性能表示に基づく設置計画、(電線の養生の設置計画・仮設足場の開口計画・図7レッカーのアームが建物や屋根に当たらない作業環境の確認、図8平面上で道路使用に基づき歩行者、自動車や警備員などに対する安全計画・仮設足場の施工計画それらをもとに、図9のような3次元の仮設計画のデータを作成し、図10で確立した仮設計画を総合仮設計画として各業者間のネットワークで共有のデータとする。
【0009】
作用従来の総合仮設計画では、既存建物・建築物・敷地は実寸大で合っているのに対してクレーンの設置計画・仮設足場の施工計画・電線の養生設置計画など、実寸大の計画がなされていない為に、レッカーの転倒・仮設足場からの墜落、飛来や落下などの人的災害も少なくありません。
今までの建設現場の仮設計画は労働基準監督署への届出の為の図面であり実際の建設現場とのあいだにかなりのズレが多く建設現場での設計変更が必要になり事前の評価体制がとれなかったのが現状です。そこで実寸大の3次元の仮設設計データを使うことにより計画のズレをなくし、計画→実行→検証を繰り返し行うことによって作業環境の標準化を図ることができ、労働災害や人的災害を事前に回避できる環境を整えることができます。
それを各業者間でのネットワーク化を図ることにより、リアルタイムでの実寸大で正確な安全総合仮設計画が実施できます。
【0010】
【実施例】仮設足場業者・レッカー業者・その他の下請け業者が計画を作成する際には、まず設計データを建築会社から配信してもらい、それをもとに3次元の仮設計画をアバウトに作成し、建設現場にて次の項目を検証し打ち合わせ用のデータを作成する。(配置図面と実際の建設現場との検証・電線の位置・交通量の計測・道路幅・近隣や地域の環境など)
そのデータをもとに、着工前の打ち合わせで建設会社の安全衛生責任者を中心に、各下請け業者(大工・基礎業者・設備業者・電気工事業者・仮設足場業者など)へ向けて3次元の仮設計画の提示と説明を行ない、計画の最終変更を全業者の前で決定する。そこで決定された仮設計画のデータを全業者へ配信し規格の統一を図ります。
【0011】
発明の効果 建築工事での一番のリスクは施工においての事故であり、事故に遭われた当事者はもちろん、御施主・施工業者など社会的信用・民事における補償など見えない損失も多く、様々な面で損失を「事故」として例えるのと同じように、事故=リスクの構図の中から事故を減らすことが一番の利益を生むということがわかります。
3次元での仮設計画の打ち合わせによる事前の安全評価の基準作りと、ネットワークを生かしたデータの共有など次世代の安全管理をすることによって、リスクの軽減・労働災の軽減につながります
図1
図 1
図 2
図 3
図 4
図 5
図 6
図 7
図 8
Claims (1)
- 2次元の仮設計画図の平面図・立面図を3次元化することで、見た目にわかりやすく、着工前の打ち合わせの段階で具体化された実寸大のシミュレーションを行うことにより、リスク管理と労働災害を軽減すべく建設現場での安全な環境を提供し、そのデータをもとに計画の検証をして、安全で正確な総合仮設計画を作成する。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003180196A JP2005018285A (ja) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | バーチャルセイフティープラン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003180196A JP2005018285A (ja) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | バーチャルセイフティープラン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005018285A true JP2005018285A (ja) | 2005-01-20 |
Family
ID=34181305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003180196A Pending JP2005018285A (ja) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | バーチャルセイフティープラン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005018285A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7596608B2 (en) * | 2005-03-18 | 2009-09-29 | Liveprocess Corporation | Networked emergency management system |
-
2003
- 2003-06-24 JP JP2003180196A patent/JP2005018285A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7596608B2 (en) * | 2005-03-18 | 2009-09-29 | Liveprocess Corporation | Networked emergency management system |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060526 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081028 |
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A02 | Decision of refusal |
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