JP2005010944A - 印刷課金管理システム、印刷課金管理方法及びそのプログラム - Google Patents

印刷課金管理システム、印刷課金管理方法及びそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷ジョブの利用用途ごとの課金管理を容易に行う
【解決手段】印刷課金管理サーバ12は、印刷ジョブの印刷に課される金額を支払う承認を請求先から予め得て、1のユーザIDに対し複数の請求先IDを対応づけてユーザ情報DBとしてHDD15に記憶する。ユーザPC40からユーザIDを受信すると印刷課金管理サーバ12のCPU17は、HDD15に記憶されたユーザ情報DBによりユーザIDを認証し、ユーザIDに対応づけられた複数の請求先IDをユーザPC40に送信し、一つの請求先IDをユーザに指定させる。請求先IDを受信すると、CPU17は、プリント端末30に印刷情報を送信し印刷を実行させ、ユーザから取得した請求先IDに対応づけられた請求先や印刷場所などに応じた印刷ジョブの課金額を決定し、課金額などの情報を請求先PC50に送信して印刷ログをHDD15に記憶する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷課金管理システム、印刷課金管理方法及びそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、印刷サービスを提供するシステムとしては、電気通信回線を通じてユーザコンピュータから取得した印刷ジョブを印刷装置に実行させると共に印刷ジョブの印刷に課される金額を管理する印刷課金管理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このシステムは、ユーザIDと請求先情報とを1対1で対応づけてユーザ対応情報として記憶し、ネットワークを介してユーザ識別情報及び印刷ジョブをユーザから印刷課金サーバが受信しユーザ識別情報を認証し、その後受信した印刷ジョブを印刷ジョブに含まれる印刷情報に基づいて印刷し、その印刷内容によって課金額を管理する。
【0003】
【特許文献1】
特開平13−228983号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした印刷課金管理システムでは、1のユーザIDによって複数の請求先の中から利用用途に応じた請求先を指定することはできなかった。このため、あるユーザが私用で印刷した場合には自分が料金を負担するようにし社用で印刷した場合には会社が料金を負担するようにしたいときは、そのユーザは別々のユーザIDを取得してユーザIDごとに料金の請求先を自分と会社に分けるしかなかった。このように利用用途に応じた課金管理を行おうとすれば、一人のユーザが複数のユーザIDを管理する必要があり管理が煩雑になるという問題があった。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、印刷ジョブの利用用途ごとの課金管理を容易に行うことのできる印刷課金管理システム、印刷課金管理方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその作用・効果】
本発明の印刷課金管理システム、印刷課金管理方法及びそのプログラムは、上述の目的を達成するために以下の手段をとった。
【0007】
本発明の印刷課金管理システムは、電気通信回線を通じてユーザコンピュータから取得した印刷ジョブを印刷装置に実行させると共に該印刷ジョブの印刷に課される金額を管理する印刷課金管理システムであって、
1のユーザ識別情報と複数の請求先情報とを対応づけてユーザ対応情報として記憶するユーザ対応情報記憶手段と、
前記ユーザコンピュータから印刷要求する者のユーザ識別情報、該印刷要求の対象となる印刷ジョブ及び該印刷ジョブの請求先情報を同時に又は別々に前記電気通信回線を通じて取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段によって取得されたユーザ識別情報及び請求先情報を前記ユーザ対応情報記憶手段に記憶されたユーザ対応情報と照合する照合手段と、
前記照合手段による照合の結果前記ユーザ識別情報及び請求先情報が前記ユーザ対応情報に対応づけられていたときには前記情報取得手段によって取得された前記印刷ジョブを前記印刷装置に実行させると共に該請求先情報の請求先に課される金額を決定する印刷課金制御手段と、を備えたものである。
【0008】
この印刷課金管理システムでは、ユーザコンピュータからユーザ識別情報、印刷ジョブ及び請求先情報を電気通信回線を通じて取得し、ユーザ対応情報記憶手段に記憶された1のユーザ識別情報と複数の請求先情報を対応づけたユーザ対応情報を用いてユーザ識別情報及び請求先情報が照合されたとき印刷装置を制御して印刷を実行させると共にユーザから取得した請求先情報の請求先に対応した印刷ジョブの課金額を決定する。したがって、ユーザは自己が有する1のユーザ識別情報に対応する請求先情報を利用用途に応じて変えることにより、利用用途に応じた課金管理を行うことができる。つまり、ユーザは、別々のユーザ識別情報を用意しユーザ識別情報ごとに請求先を分けるという手間をかけることなく、利用用途に応じた課金管理を容易に行うことができる。ここで、ユーザ識別情報は、ユーザを識別可能な情報であればよく、ユーザ識別番号やユーザの氏名、eメールアドレスなどが挙げられるし、請求先情報は、請求先を識別可能な情報であればよく、請求先識別番号や請求先の名称、eメールアドレスなどが挙げられる。なお、印刷ジョブは、ユーザ識別情報及び請求先情報が照合される前にユーザコンピュータから取得してもよいし、照合された後にユーザコンピュータから取得してもよい。
【0009】
本発明の印刷課金管理システムにおいて、前記情報取得手段は、前記ユーザコンピュータから印刷要求する者のユーザ識別情報、該印刷要求の対象となる印刷ジョブ及び該印刷ジョブの請求先情報を同時に又は別々に前記電気通信回線を通じて取得して受信データ記憶手段に記憶し、前記照合手段は、前記受信データ記憶手段に記憶されたユーザ識別情報及び請求先情報を読み出し該読み出されたユーザ識別情報及び請求先情報を前記ユーザ対応情報記憶手段に記憶されたユーザ対応情報と照合し、前記印刷課金制御手段は、前記照合手段による照合の結果前記ユーザ識別情報及び請求先情報が前記ユーザ対応情報に対応づけられていたときには前記受信データ記憶手段に記憶された前記印刷ジョブを前記印刷装置に実行させると共に該請求先情報の請求先に課される金額を決定してもよい。こうすれば、印刷課金管理の情報処理をユーザ対応情報記憶手段などのハードウエア資源を用いて具体的に実現することができる。
【0010】
本発明の印刷課金管理システムは、電気通信回線を通じてユーザコンピュータから取得した印刷ジョブを印刷装置に実行させると共に該印刷ジョブの印刷に課される金額を管理する印刷課金管理システムであって、
1のユーザ識別情報と複数の請求先情報とを対応づけてユーザ対応情報として記憶するユーザ対応情報記憶手段と、
前記ユーザコンピュータから印刷要求する者のユーザ識別情報、該印刷要求の対象となる印刷ジョブ及び該印刷ジョブの請求先情報を同時に又は別々に前記電気通信回線を通じて取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段によって取得されたユーザ識別情報が正規なユーザ識別情報であるか否かの認証を行う認証手段と、
前記認証手段によって前記ユーザ識別情報が正規なユーザ識別情報であると認証されたときには前記ユーザ対応情報から前記ユーザ識別情報に対応した複数の請求先情報を読み出し該複数の請求先情報の中から一つを選択可能な表示データとしてユーザコンピュータへ出力する表示データ出力手段と、
前記表示データにおいて選択された請求先情報を前記ユーザコンピュータから前記情報取得手段が取得したとき前記情報取得手段によって取得された前記印刷ジョブを前記印刷装置に実行させると共に前記請求先情報の請求先に課される金額を決定する印刷課金制御手段と、
を備えたものである。
【0011】
この印刷課金管理システムでは、ユーザコンピュータからユーザ識別情報を電気通信回線を通じて取得して認証し、取得したユーザ識別情報が認証されたとき、ユーザ対応情報から認証されたユーザ識別情報に対応した複数の請求先情報を読み出して一つを選択可能な表示データとしてユーザコンピュータへ出力し、表示データにおいて選択された請求先情報を取得し印刷ジョブを印刷装置に実行させると共に請求先情報の請求先に対応した課金額を決定する。したがって、ユーザは自己が有する1のユーザ識別情報に対応する請求先情報を利用用途に応じて変えることにより、利用用途に応じた課金管理を行うことができる。つまり、ユーザは、別々のユーザ識別情報を用意しユーザ識別情報ごとに請求先を分けるという手間をかけることなく、利用用途に応じた課金管理を容易に行うことができる。また、印刷を依頼するたびに請求先情報をユーザが調べて入力するといった必要がなく利用しやすい。なお、印刷ジョブは、ユーザ識別情報を認証する前にユーザコンピュータから取得してもよいし、認証した後にユーザコンピュータから取得してもよい。
【0012】
本発明の印刷課金管理システムにおいて、前記情報取得手段は、前記ユーザコンピュータから印刷要求する者のユーザ識別情報、該印刷要求の対象となる印刷ジョブ及び該印刷ジョブの請求先情報を同時に又は別々に前記電気通信回線を通じて取得して受信データ記憶手段に記憶し、前記認証手段は、前記受信データ記憶手段に記憶されたユーザ識別情報を読み出し該読み出されたユーザ識別情報を認証情報記憶手段に記憶された認証情報に基づいて前記ユーザ識別情報が正規なユーザ識別情報であるか否かの認証を行い、前記表示データ出力手段は、前記認証手段によってユーザ識別情報が正規なユーザ識別情報であると認証されたときにはユーザ対応情報記憶手段に記憶された前記ユーザ対応情報から前記認識手段により認識されたユーザ識別情報に対応した前記複数の請求先情報を読み出し該複数の請求先情報の中から一つを選択可能な表示データとしてユーザコンピュータへ出力し、前記情報取得手段は、前記表示データにおいて選択された請求先情報を前記ユーザコンピュータから前記情報取得手段が取得して前記受信データ記憶手段に記憶し、前記印刷課金制御手段は、前記情報取得手段によって取得された前記印刷ジョブを前記印刷装置に実行させると共に前記受信データ記憶手段に記憶された請求先情報の請求先に課される金額を決定してもよい。こうすれば、印刷課金管理の情報処理をユーザ対応情報記憶手段などのハードウエア資源を用いて具体的に実現することができる。
【0013】
本発明の印刷課金管理システムにおいて、前記ユーザ対応情報にて1のユーザ識別情報と対応づけられている複数の請求先情報に含まれる各請求先は、前記ユーザ識別情報を持つユーザによる印刷ジョブの印刷に課される金額の支払いを予め了承していてもよい。こうすれば、予め請求先から承認を得ているため、印刷ジョブ実行ごとに承認をとる等の面倒な操作を必要としない。
【0014】
本発明の印刷課金管理システムは、前記ユーザ識別情報に対応づけられた請求先情報の請求先ごとに印刷ジョブの実行に課される対価を定めた課金情報を記憶する課金情報記憶手段、を備え、前記印刷課金制御手段は、前記請求先情報の請求先に課される金額を決定するに際し、前記課金情報記憶手段に記憶された前記請求先に対応する課金情報に基づいて前記金額を決定してもよい。こうすれば、請求先情報ごとに課金額を設定することができるため、各請求先がこのシステムを利用する頻度等をふまえた適正な課金額を請求することができる。
【0015】
この態様を採用した本発明の印刷課金管理システムにおいて、前記課金情報記憶手段に記憶された課金情報は、前記印刷装置の設置場所、印刷媒体及び印刷種別のうち少なくとも一つに応じて定められていてもよい。こうすれば、印刷利用状況に応じた印刷の課金額を設定することができる。ここで、印刷装置の設置場所に応じて定めるとは、設置場所の土地や建物の価格に応じて定めたりしてもよいし、印刷媒体の種類とは、印刷用紙のサイズ、光沢紙、普通紙等の印刷用紙の種類であってもよいし、印刷種別とは、モノクロ印刷とカラー印刷などの印刷種類、インクジェット印刷とレーザ印刷などの印刷方法であってもよい。
【0016】
本発明の印刷課金管理システムは、前記印刷課金制御手段によって印刷ジョブが前記印刷装置に実行されたとき前記印刷ジョブの履歴を各請求先からの要求に応じて開示可能な印刷履歴情報として記憶する印刷履歴情報記憶手段、を備えていてもよい。こうすれば、請求先は、課金された内容に印刷ジョブの不正な請求があるか否かを確認することができるため、ユーザから請求先への不正な課金請求を防止することができる。
【0017】
本発明の印刷課金管理システムにおいて、前記印刷課金制御手段によって決定された前記印刷ジョブの印刷に課される課金情報を前記電気通信回線を通じて前記請求先へ出力する課金情報出力手段、を備えていてもよい。こうすれば、電気通信回線を通じて請求先へ印刷ジョブに課される課金情報を送ることができるため、郵送等で通知する場合に比べて迅速に印刷ジョブの課金情報を通知することができる。ここで課金情報とは、課金額のほか実行した印刷ジョブの概略、例えば、ユーザ識別情報、請求先情報、印刷日時、印刷ジョブのファイル名とファイル容量などを含んでいてもよい。
【0018】
本発明の印刷課金管理システムは、前記各手段を備えた1又は複数の印刷課金管理コンピュータからなっていてもよい。こうすれば、印刷課金管理コンピュータが、ユーザ識別情報を認証し、印刷ジョブの実行の可否及び印刷ジョブの課金額を決定するため、容易に本発明を実現することができる。
【0019】
本発明の印刷課金管理システムは、前記情報取得手段によって取得された前記印刷ジョブを前記印刷課金制御手段が前記印刷装置を制御して実行させるまえに前記情報取得手段によって取得された請求先情報の請求先へ前記電気通信回線を通じて印刷実行の許可確認情報を出力する印刷許可情報出力手段と、を備え、前記情報取得手段は、前記請求先から印刷の許可又は不許可の情報を前記電気通信回線を通じて取得し、前記印刷課金制御手段は、前記印刷許可情報取得手段から印刷許可の情報を取得したあとで前記印刷装置を制御して前記印刷ジョブを実行させてもよい。こうすれば、ユーザの印刷ジョブが実行される前に課金される印刷ジョブの内容を請求先が確認することができるため、ユーザの請求先への不正な課金請求をより防止することができる。
【0020】
本発明の印刷課金管理方法は、電気通信回線を通じてユーザコンピュータから取得した印刷ジョブを印刷装置に実行させると共に該印刷ジョブの印刷に課される金額を管理するコンピュータ・ソフトウエアによる印刷課金管理方法であって、
(a)前記ユーザコンピュータから印刷要求する者のユーザ識別情報、該印刷要求の対象となる印刷ジョブ及び該印刷ジョブの請求先情報を同時に又は別々に前記電気通信回線を通じて取得するステップと、
(b)前記ステップ(a)によって取得されたユーザ識別情報及び請求先情報を1のユーザ識別情報と複数の請求先情報とを対応づけてユーザ対応情報記憶手段に記憶されたユーザ対応情報に照合するステップと、
(c)前記ステップ(b)の照合の結果前記取得されたユーザ識別情報及び請求先情報が前記ユーザ対応情報に対応づけられていたときには前記情報取得手段によって取得された前記印刷ジョブを前記印刷装置に実行させると共に該請求先情報の請求先に課される金額を決定するステップと、
を含むものである。
【0021】
この印刷課金管理方法では、ユーザコンピュータからユーザ識別情報、印刷ジョブ及び請求先情報を電気通信回線を通じて取得し、ユーザ対応情報記憶手段に記憶された1のユーザ識別情報と複数の請求先情報を対応づけたユーザ対応情報を用いてユーザ識別情報及び請求先情報が照合されたとき印刷装置を制御して印刷を実行させると共にユーザから取得した請求先情報の請求先に対応した印刷ジョブの課金額を決定する。したがって、ユーザは自己が有する1のユーザ識別情報に対応する請求先情報を利用用途に応じて変えることにより、利用用途に応じた課金管理を行うことができる。つまり、ユーザは、別々のユーザ識別情報を用意しユーザ識別情報ごとに請求先を分けるという手間をかけることなく、利用用途に応じた課金管理を容易に行うことができる。なお、この印刷課金管理方法において、上述した印刷課金管理システムの種々の態様を採用してもよいし、また、上述した印刷課金管理システムの機能を実現するようなステップを追加してもよい。
【0022】
本発明の印刷課金管理方法は、電気通信回線を通じてユーザコンピュータから取得した印刷ジョブを印刷装置に実行させると共に該印刷ジョブの印刷に課される金額を管理するコンピュータ・ソフトウエアによる印刷課金管理方法であって、
(a)前記ユーザコンピュータから印刷要求する者のユーザ識別情報、該印刷要求の対象となる印刷ジョブ及び該印刷ジョブの請求先情報を同時に又は別々に前記電気通信回線を通じて取得するステップと、
(b)前記ステップ(a)によって取得されたユーザ識別情報が正規なユーザ識別情報であるか否かの認証を行うステップと、
(c)前記ステップ(b)によってユーザ識別情報が正規なユーザ識別情報であると認証されたときには1のユーザ識別情報と複数の請求先情報とを対応づけてユーザ対応情報記憶手段に記憶されたユーザ対応情報から前記ユーザ識別情報に対応した複数の請求先情報を読み出し該複数の請求先情報の中から一つを選択可能な表示データとしてユーザコンピュータへ出力するステップと、
(d)前記ステップ(c)によって前記表示データにおいて選択された請求先情報を前記ユーザコンピュータから前記情報取得手段が取得したとき前記情報取得手段によって取得された前記印刷ジョブを前記印刷装置に実行させると共に前記請求先情報の請求先に課される金額を決定するステップと、
を含むものである。
【0023】
この印刷課金管理方法では、ユーザコンピュータから印刷ジョブとユーザ識別情報及び請求先情報を電気通信回線を通じて取得し、ユーザ対応情報記憶手段に記憶された1のユーザ識別情報と複数の請求先情報を対応づけたユーザ対応情報を用いてユーザ識別情報及び請求先情報が認証されたとき印刷装置に印刷を実行させ、ユーザから取得した請求先情報の請求先に対応する印刷ジョブの課金額を決定する。したがって1のユーザ識別情報により印刷ジョブの利用用途に応じて異なる請求先に金額が請求されるため、様々な利用用途の印刷ジョブに課される金額がすべて一つの請求先に請求される場合に比べて印刷ジョブの利用用途ごとの課金管理を容易に行うことができる。なお、この印刷課金管理方法において、上述した印刷課金管理システムの種々の態様を採用してもよいし、また、上述した印刷課金管理システムの機能を実現するようなステップを追加してもよい。
【0024】
本発明は、上述した印刷課金管理方法の各ステップを1又は複数のコンピュータに実行させるためのプログラムとしてもよい。このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(例えばハードディスク、ROM、FD、CD、DVDなど)に記録されていてもよいし、伝送媒体(インターネットやLANなどの通信網)を介してあるコンピュータから別のコンピュータへ配信されてもよいし、その他どのような形で授受されてもよい。このプログラムを一つのコンピュータに実行させるか複数のコンピュータに分散して実行させれば、上述の印刷課金管理方法の各ステップが実行されるため、上述の印刷課金管理方法と同様の作用効果が得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態である印刷課金管理システムの構成の概略を示す構成図である。本実施形態の印刷課金管理システム10は、図1に示すように、インターネット等を介してユーザに依頼された印刷ジョブの印刷課金管理を行うシステムであり、印刷課金管理を管理印刷サービスを提供する印刷課金管理サーバ12及びユーザからの依頼によって印刷を行うプリント端末30により構成されている。
【0026】
印刷課金管理サーバ12は、ネットワークインターフェース14と、ハードディスクドライブ(HDD)15と、電子制御ユニット16とを備えた周知のサーバコンピュータ(以下コンピュータをPCとする。)である。ネットワークインターフェース14は、電気通信回線としてのインターネット20を介してプリント端末30、ユーザPC40、請求先PC50等と通信するためのインターフェースである。HDD15は、大容量メモリであり、各種データファイルや各種アプリケーションプログラム等を記憶する。電子制御ユニット16は、各種制御を実行するCPU17、各種制御プログラムを記憶するROM18、データを一時的に記憶するメモリであるRAM19等で構成され、HDD15に格納されているアプリケーションプログラムを実行したりネットワークインターフェース14で受信した印刷課金管理に関する情報をHDD15に登録したりする。なお、RAM19は、受信バッファ19a及び送信バッファ19bを含み、受信バッファ19aは、データを受信するときに一時的にデータを蓄えるバッファであり、送信バッファ19bは、データを送信するときに一時的にデータを蓄えるバッファである。この印刷課金管理サーバ12は、プリント端末30、ユーザPC40、請求先PC50などの要求元からの要求をインターネット20を通じて受信する要求窓口となるサーバであり、要求元から受信した要求内容に応じた応答内容をその要求元へ送信する。
【0027】
HDD15は、磁性体を塗った金属の円盤にデータを読み書きすることができる周知の記憶装置である。このHDD15には、図2に表すように、ユーザ情報データベース15a(以下データベースをDBとする。)、プリント端末DB15b及び印刷ログDB15cなどのデータファイルと、ユーザ登録プログラム15d、請求先登録プログラム15e及び印刷課金管理プログラム15fなどのアプリケーションプログラムが記憶されている。
【0028】
ユーザ情報DB15aには、図3に表すように、ユーザ識別情報としてのユーザIDと、個人情報や請求先情報を含む各種情報とを対応づけたテーブルが記憶されている。このうち、個人情報としては、ユーザの氏名、ユーザ認証に使用するユーザパスワード、eメールアドレス、住所、電話番号などが挙げられ、請求先情報としては、請求先ごとに付与された請求先ID、請求先の氏名又は名称、eメールアドレス、住所、電話番号、課金情報、請求先金融機関などが挙げられる。このテーブルは、一つのユーザIDに複数の請求先情報を対応づけて記憶することが可能である。請求先情報に含まれる課金情報には、請求先の利用頻度などによって定めた減額率などの情報が記憶されている。この減額率は、例えば、継続して利用している請求先や高い利用率である請求先には、印刷に課される金額の割引を多くするように設定してもよい。
【0029】
プリント端末DB15bには、図4に表すように、プリント端末の識別情報としてのプリント端末IDとプリント端末に関わる各種情報とを対応づけたテーブルが記憶されている。プリント端末に関わる各種情報としては、プリンタの設置場所、インクジェットプリンタやレーザプリンタ等のプリンタの種別、プリンタのIPアドレス、プリンタドライバなどが挙げられる。このプリント端末DB15bによって、印刷課金管理サーバ12は、印刷ジョブを送信するプリント端末を特定することができる。
【0030】
印刷ログDB15cには、図5に示すように、印刷依頼時に付与され印刷ジョブを識別する印刷ジョブIDと印刷ジョブに関わる各種情報とを対応づけたテーブルが記憶されている。印刷ジョブに関わる各種情報としては、印刷を依頼したユーザのユーザID、ユーザが指定した請求先の請求先ID、印刷したイメージデータ、印刷用紙のサイズ、枚数、印刷媒体、印刷種類、印刷場所及び課金額などが挙げられる。この印刷ログDB15cにより誰がいつどのような印刷物をどこで印刷したのかを照合することができる。
【0031】
ユーザ登録プログラム15dは、印刷サービスを受けるためにユーザが登録するときに実行するプログラムである。このプログラムを実行すると、ユーザから取得した個人情報と請求先情報とを対応づけたテーブルとしてHDD15に記憶されたユーザ情報DB15aに登録する。また、請求先登録プログラム15eは、ユーザが選択した請求先を登録するときに実行するプログラムである。このプログラムを実行し請求先をユーザ情報DB15aに登録することによって、ユーザは、印刷を依頼する際に請求先を指定することができるようになる。
【0032】
印刷課金管理プログラム15fは、図2に表すように、ユーザからの印刷依頼を受信したりプリント端末30へ印刷ジョブを送信するモジュールである情報送受信モジュール15g、ユーザからの印刷依頼を受ける際にユーザIDを認証するユーザ認証モジュール15h、プリント端末30に印刷を実行させ印刷の課金額を決定する印刷課金制御モジュール15i、ユーザの指定した請求先に印刷の課金額を請求する課金請求処理モジュール15j、印刷ジョブの情報を記憶する印刷ログモジュール15kからなるプログラムである。これらのモジュールによって印刷課金管理処理が実行される。
【0033】
プリント端末30は、インターネット20を介して印刷課金管理サーバ12から印刷ジョブを受信する印刷サーバ32とこの印刷サーバ32から送信される印刷ジョブを実行するプリンタ34によって構成され、ユーザに印刷サービスを提供するために各地のコンビニなどに設置されている。印刷サーバ32は、周知のサーバPCであって、印刷課金管理サーバ12から印刷ジョブを受信したり、プリンタ34のステータスデータを印刷課金管理サーバ12へ送信したりする。プリンタ34は、カラーインクカートリッジから印刷媒体へインクを吐出することにより印刷を行う周知のインクジェットプリンタであり、印刷サーバ32から入力した印刷データに基づいて印刷媒体への印刷を行ったり、印刷状況に関するステータスデータを印刷サーバ32へ出力したりする。
【0034】
ユーザPC40は、周知の汎用ノートパソコンであり、インストールされたウェブブラウザによりインターネット20を通じて印刷課金管理サーバ12へ印刷情報の印刷の要求を送信したり印刷課金管理サーバ12から応答を受信したりする。このユーザPC40は、各種情報を画面表示するディスプレイ42や、ユーザが各種指令を入力するキーボード等の入力装置44などを備え、印刷課金管理サーバ12から送信されるブラウザ画面をディスプレイ42に表示すると共に、そのブラウザ画面に表示されたボタン等をユーザが入力装置44を介して入力操作したときにその入力操作に応じた動作を実行する機能を有している。
【0035】
請求先PC50は、周知の汎用パソコンであり、インストールされたウェブブラウザによりインターネット20を通じて印刷課金管理サーバ12から印刷の金額を請求を受信したり印刷課金管理サーバ12へ応答を送信したりする。この請求先PC50は、各種情報を画面表示するディスプレイ52や、ユーザが各種指令を入力するキーボード等の入力装置54などを備え、印刷課金管理サーバ12から送信されるブラウザ画面をディスプレイ52に表示すると共に、そのブラウザ画面に表示されたボタン等をユーザが入力装置54を介して入力操作したときにその入力操作に応じた動作を実行する機能を有している。
【0036】
次に、本実施形態の印刷課金管理システムの動作、特に印刷課金管理サーバ12の動作について説明する。図6は印刷課金管理サーバ12のCPU17により実行されるユーザ登録ルーチンのフローチャートを表す。このルーチンは、印刷課金管理サーバ12が開設している印刷サービス提供ホームページにおいてユーザからのユーザ登録の要求をインターネット20を介して受信したときに、印刷課金管理サーバ12のHDD15に記憶されたユーザ登録プログラム15dにより実行される。このユーザ登録を行ったのちに、ユーザは、印刷サービスの提供を受けることができるようになる。
【0037】
印刷課金管理サーバ12は、このユーザ登録ルーチンが開始されると、ユーザ識別情報を入力するユーザ登録画面をユーザPC40へ送信する(ステップS100)。ユーザPC40のディスプレイ42に表示されるユーザ登録画面には、ユーザの氏名、ユーザパスワード、住所、電話番号、eメールアドレスなどの情報を入力するセルが設けられている。ユーザは、パソコンの入力装置44を操作してユーザが選択したユーザパスワードなどの情報を画面上のセルに入力して画面上に表示された送信ボタンをクリックする。すると、ユーザPC40は、入力されたユーザ登録画面を印刷課金管理サーバ12へ送信する。印刷課金管理サーバ12のCPU17は、ユーザPC40から送信されたユーザ登録画面を受信すると、このユーザ登録画面に含まれるセル内の情報を読み出しユーザIDを付与してユーザ情報DBへ格納する(ステップS110)。
【0038】
そして、印刷課金管理サーバ12のCPU17は、請求先情報を入力する請求先登録画面をユーザPC40へ送信する(ステップS120)。ユーザPC40のディスプレイ42上に表示される請求先登録画面には、請求先の氏名又は名称、eメールアドレス、住所、電話番号などの情報を入力するセルが設けられ、複数の請求先を入力できるようになっている。なお、請求先登録画面には、ユーザに通知するためにステップS110で付与されたユーザIDも表示されている。ユーザは、ユーザPC40の入力装置44を操作して画面上のセルに印刷ジョブの請求先として選択したい請求先の情報を入力して画面上に表示された送信ボタンをクリックする。すると、ユーザPC40は、入力された請求先登録画面を印刷課金管理サーバ12へ送信する。印刷課金管理サーバ12のCPU17は、ユーザPC40から送信された請求先登録画面を受信すると、この情報に含まれるセル内の請求先情報を読み出し仮の請求先IDを付与し、ユーザIDと請求先IDとを関連づけてユーザ情報DBへ格納する(ステップS130)。そして、印刷課金管理サーバ12は、印刷ジョブの印刷に課される金額の請求先として登録してもよいかの承諾の確認を仮登録された請求先へ行い(ステップS140)このルーチンを終了する。この段階では仮登録状態であるため、請求先IDは、ユーザPC40へは送信されない。請求先への承諾の確認は、請求先から支払いの承諾の証明を得られればよく、例えば、印刷した請求先承諾書と請求先へ郵送する旨の指示書とを印刷し、仮登録された請求先へ郵送し必要な事項を記入した後返送してもらうようにしてもよいし、仮登録されている請求先のeメールアドレスに請求先承諾書を添付して送信し、添付した請求先承諾書を印刷して必要な事項を記入して返送してもらってもよい。
【0039】
次に、請求先の登録確認について説明する。図7は印刷課金管理サーバ12のCPU17により実行される請求先登録確認ルーチンのフローチャートを表す。このルーチンは、ユーザが利用した印刷ジョブの印刷に課される金額の請求を行う請求先としての登録の承諾についての返答を受けてオペレータが実行キーを入力することにより印刷課金管理サーバ12のHDD15に記憶された請求先登録プログラム15eによって実行される。まず、オペレータは、請求先からの返答内容であるユーザIDと仮の請求先IDと登録の承諾の可否の情報などを図示しないキーボード等の入力手段を操作して印刷課金管理サーバ12に入力する(ステップS200)。すると、印刷課金管理サーバ12のCPU17は、入力された登録の承諾の可否の情報を読み出し(ステップS210)、登録を承諾するものである場合、仮登録されていた請求先IDを正規の登録とし、請求先IDと共に登録確認のメッセージをユーザPC40へ送信し(ステップS220)、このルーチンを終了する。一方、ステップS210において入力された登録の可否情報が登録を承諾しないものである場合、請求先から承諾が得られなかった旨のメッセージをユーザPC40へ送信し(ステップS230)、承諾されなかった請求先の仮登録情報を印刷課金管理サーバ12のHDD15に記憶されたユーザ情報DBから削除して(ステップS240)、このルーチンを終了する。ここで、ユーザPC40へのメッセージの送信は、例えばeメールによって行ってもよい。このようにして、図3に表したユーザ情報DBに新たなユーザIDと請求先IDとが対応づけられて登録される。
【0040】
次に、ユーザが印刷の依頼を行う際の本実施形態の印刷課金管理サーバ12の動作について説明する。図8は、印刷課金管理サーバ12のCPU17により実行される印刷課金管理ルーチンのフローチャートを表す。このルーチンは、印刷課金管理サーバ12のHDD15に記憶された印刷課金管理プログラム15fによって実行され、印刷課金管理プログラム15fに含まれる各モジュール15g〜kによって各処理が行われる。このルーチンは、印刷課金管理サーバ12が開設している印刷サービス提供ホームページにおいてユーザからの印刷の要求をインターネット20を介して受信することによりCPU17によって実行される。ここでは、ユーザは、ノートPCであるユーザPC40を持ち、外出先で印刷を行う場合について説明する。また、説明の便宜上、ユーザはユーザ登録及び請求先の登録が済んでおり、印刷サービス提供場所に行き、印刷実行の要求を印刷課金管理サーバ12に送信する場合について説明する。
【0041】
印刷課金管理サーバ12は、ユーザPC40から印刷実行の要求を受信すると、ユーザIDを取得するユーザID取得画面をユーザPC40へ送信する(ステップS300)。ユーザPC40のディスプレイ42に表示されるユーザID取得画面には、ユーザIDの入力セル、ユーザが選択して定めたユーザパスワードの入力セル及び入力された情報をユーザPC40から印刷課金管理サーバ12へ送信する送信ボタンが含まれている。
【0042】
ユーザは、ユーザID及びユーザパスワードを入力装置44によって入力して画面上に表示された送信ボタンをクリックする。すると、ユーザPC40は、入力されたユーザID取得画面を印刷課金管理サーバ12へ送信する。印刷課金管理サーバ12のCPU17は、ユーザPC40から送信されたユーザID取得画面を受信すると、この情報に含まれるセル内の情報を読み出し(ステップS310)、HDD15に記憶されたユーザ情報DBに照らし合わせることにより受信したユーザID及びユーザパスワードを認証する(ステップS320)。ステップS320において、受信したユーザID及びユーザパスワードが認証されなかったとき、「入力されたユーザIDは認証されませんでした。」というメッセージをユーザPC40へ送信して(ステップS330)、このルーチンを終了する。一方、ステップS320において受信したユーザIDが認証されたとき、CPU17は、認証されたユーザIDに対応した本登録されている請求先IDを表示させてユーザに請求先の指定をさせる請求先情報取得画面と登録された各請求先の名称及び請求先IDとを含めてユーザPC40に送信する(ステップS340)。
【0043】
図9は、ユーザPC40のディスプレイ42上に表示される請求先情報取得画面60を表している。請求先情報取得画面60には、入力操作を行うカーソル61、認証されたユーザIDに対応した本登録されている請求先IDと請求先の氏名又は名称が表示された請求先情報表示部62及び入力された情報をユーザPC40から印刷課金管理サーバ12へ送信する送信ボタン64が含まれている。ユーザは、カーソル61を操作して画面上に表示された請求先を選び、送信ボタン64を押すことにより印刷ジョブ実行の課金額の請求先を指定することができる。なお、この請求先情報取得画面60には、ユーザが登録した請求先がすべて表示されるため、ユーザは、どのような請求先を登録していたかを確認することができる。
【0044】
ユーザは、請求先情報取得画面60に表示された請求先を一つ選択して画面上に表示された送信ボタン64をクリックする。すると、ユーザPC40は、入力された請求先情報取得画面を印刷課金管理サーバ12へ送信する。印刷課金管理サーバ12のCPU17は、ユーザPC40から送信された請求先情報取得画面を受信すると、印刷条件や印刷データなどの印刷ジョブを取得する印刷情報取得画面をユーザPC40へ送信する(ステップS350)。図10は、ユーザPC40のディスプレイ42上に表示される印刷情報取得画面70を表している。この印刷情報取得画面70には、入力操作を行うカーソル71、印刷を行うプリント端末を指定するプリント端末ID入力セル72、用紙サイズ入力セル73、普通紙や光沢紙などの印刷媒体の種類を入力する印刷媒体入力セル74、印刷を依頼するデータファイルを入力する印刷データ入力セル75及びユーザPC40から印刷課金管理サーバ12へ送信する送信ボタン76が含まれている。印刷データ入力セル75はユーザPC40の図示しない記憶媒体に記憶されたデータファイルをプルダウンメニューで指定することができるようになっている。また、ユーザが今いる印刷サービス提供場所には、プリント端末IDがプリンタごとに表示されていて、ユーザは、印刷情報取得画面のプリント端末IDの入力セルにこのプリント端末IDを入力して印刷場所の指定を行う。なお、ユーザの望みの印刷媒体が印刷サービス提供場所のプリンタにセットされていないときは、ユーザがプリンタにセットされた印刷媒体を取り替えて望みの印刷媒体にすることができる。
【0045】
さて、ユーザは、これらの印刷の依頼に必要な情報を印刷情報取得画面70に表示されたセルに入力して画面上に表示された送信ボタンをクリックする。すると、ユーザPC40は、入力された印刷情報取得画面及び印刷を依頼するデータファイルを印刷ジョブとして印刷課金管理サーバ12へ送信する。印刷課金管理サーバ12のCPU17は、ユーザPC40から送信された印刷ジョブを受信すると、ユーザが入力したプリント端末IDに対応するプリント端末30の情報をプリント端末DB15bから読み出し、該当するプリント端末30のIPアドレスを取得し、プリンタ34に適合するプリタドライバを読み出し、プリンタ34が印刷を実行できる形式に印刷データを変換し、変換された印刷データ及び印刷条件をユーザが指定した印刷サーバ32のIPアドレスへ送信する(ステップS360)。印刷データ及び印刷条件を受信した印刷サーバ32は、プリンタ34に印刷を実行させ、印刷が終了すると、印刷終了信号を印刷課金管理サーバ12へ送信する。
【0046】
一方、印刷課金管理サーバ12のCPU17は、ユーザが請求先情報取得画面60で指定した請求先の請求先情報に含まれる課金情報をHDD15に記憶されたユーザ情報DB15aから読み出し課金額を決定する(ステップS370)。課金額の決定は、印刷サービスの提供に見合う金額を決定できればよく、例えば、印刷の種別や印刷媒体の種類によって定められる基本単価に印刷枚数、印刷装置の設置場所によって定められた変動率及び請求先の課金情報に定められた減額率を乗算することによって求めてもよい。ここで、印刷種別とは、モノクロ印刷とカラー印刷などの印刷種類、インクジェット印刷とレーザ印刷などの印刷方法であってもよいし、印刷媒体の種類とは、印刷用紙のサイズ、光沢紙、普通紙等の印刷用紙の種類であってもよいし、印刷装置の設置場所に応じた変動率は、設置場所の土地や建物の価格に応じて定めたりしてもよいし、請求先の減額率は、請求先の利用率や継続率などの利用頻度が高い請求先の割引率を高くするように設定してもよい。
【0047】
続いて、印刷サーバ32から印刷終了信号を受けると、印刷課金管理サーバ12は、課金額及び実行した印刷ジョブの概要の情報を含む課金情報を請求先PC50に送信する(ステップS380)。印刷ジョブの概要の情報は、例えば、ユーザID、請求先ID、印刷日時、印刷ジョブのファイル名とファイル容量などを含んでいてもよい。課金情報の送信は、請求先へ課金情報を通知できればよく、例えば、eメールによって送信してもよい。そして、印刷課金管理サーバ12のCPU17は、印刷サーバ32から印刷終了信号を受信すると、印刷を実行した印刷ジョブに印刷ジョブIDを付与してHDD15の印刷ログDBに記憶し(ステップS390)、このステップを終了する。
【0048】
このように、印刷課金管理サーバ12は、印刷ジョブの印刷に課される金額の支払いを予め請求先から承認を得て1のユーザIDと複数の請求先IDとを対応づけてHDD15のユーザ情報DB15aに記憶し、ユーザPC40からユーザIDが送信されるとHDD15に記憶されたユーザ情報DBのユーザIDとユーザパスワードを用いて認証し、ユーザPC40へ複数の請求先IDを送信しユーザに請求先IDを選択させ、ユーザIDが認証されたときプリント端末30に印刷を実行させ、CPU17がユーザから取得した請求先情報の請求先や印刷場所などに対応した印刷ジョブの課金額を決定し、課金情報を請求先に送信し印刷ログ情報をHDD15に記憶する。
【0049】
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のHDD15が本発明のユーザ対応情報記憶手段、印刷履歴情報記憶手段及びユーザ課金情報記憶手段に相当し、電子制御ユニット16が認証手段及び課金額決定手段に相当し、電子制御ユニット16及び印刷サーバ32が印刷制御手段に相当し、ネットワークインターフェース14及び電子制御ユニット16が情報取得手段、表示データ出力手段、課金情報出力手段、印刷許可情報出力手段及び印刷許可情報取得手段に相当する。なお、本実施形態では、印刷課金管理システムの動作を説明することにより本発明の印刷課金管理方法の一例も明らかにしている。
【0050】
以上詳述した本実施形態の印刷課金管理システム10によれば、ユーザは自己が有する1のユーザIDに対応する請求先IDを利用用途に応じて変えることにより、利用用途に応じた課金管理を行うことができ、印刷ジョブ実行ごとに請求先から承認をとる等の面倒な操作を必要としない。また、各請求先に対してこのシステムを利用する頻度等をふまえた適正な課金額を設定したり、プリンタの設置場所と印刷媒体の種類及び印刷種別などの印刷利用状況に応じた印刷の課金額を設定したりすることができる。更に、印刷を依頼するたびに請求先情報をユーザが調べて入力するといった必要がなく利用しやすい。更にまた、ユーザの請求先への不正な課金請求を防止することができ、郵送等で通知する場合に比べて迅速に印刷ジョブの課金情報を通知することができる。
【0051】
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
【0052】
例えば、上述した実施形態では、ユーザIDが認証されたときユーザIDに対応づけられた複数の請求先情報をユーザPC40へ送信して一つの請求先IDを選択させるようにしたが、印刷課金管理サーバ12から複数の請求先情報をユーザPC40へ送信することなく、ユーザID及び請求先IDをユーザPC40から受信し、HDD15に記憶されたユーザ情報DB15aと照合し、照合の結果ユーザID及び請求先IDがユーザ情報DB15aに対応づけられていたときに印刷ジョブを印刷装置に実行させると共に請求先情報の請求先に課される金額を決定させるとしてもよい。こうしても、ユーザは自己が有する1のユーザ識別情報に対応する請求先情報を利用用途に応じて変えることにより、利用用途に応じた課金管理を行うことができる。
【0053】
また、上述した実施形態では、ユーザIDが認証されると印刷ジョブを取得して印刷を実行するとしたが、ユーザPC40から印刷ジョブを受信した後、印刷を実行する前にユーザが指定した請求先に印刷ジョブ情報を送信し、その請求先から印刷の許可を印刷課金管理サーバ12が取得したあとで印刷を実行するとしてもよい。こうすれば、ユーザの印刷ジョブが実行される前に課金される印刷ジョブの内容を請求先が確認することができるため、ユーザから請求先への不正な課金請求をより防止することができる。ここで、請求先に送信する印刷ジョブ情報は、印刷ジョブの内容が請求先にわかるものであればよく、例えば、印刷によって課される金額、印刷する枚数、光沢紙、普通紙等の印刷用紙の種類、モノクロ印刷とカラー印刷などの印刷種類及びインクジェット印刷とレーザ印刷などの印刷方法などであってもよい。また、請求先へ印刷の許可を送信又は取得する方法は、例えばeメールで行ってもよい。
【0054】
更に、上述した実施形態では、請求先情報取得画面は、認証されたユーザIDに対応したすべての請求先を表示させてユーザに請求先の選択をさせるとしたが、私用、社用などのカテゴリ別に分けて請求先の名称又は氏名と請求先IDとを対応づけて表示させてもよい。こうすれば、ユーザは、どのような請求先を登録していたかをカテゴリ別に確認することができる。なお、請求先のカテゴリ情報は、請求先を登録する際に予めユーザによって入力され、ユーザ情報DBに記憶されるようにしてもよい。
【0055】
更にまた、上述した実施形態では、印刷ログ情報を印刷ログDBとしてHDD15に記憶するとしたが、この印刷ログDBを請求先IDの認証を条件としてインターネット20を介していつでもアクセス可能にしてもよい。こうすれば、請求先は、印刷内容の機密を保持した上でユーザの請求先への課金請求が不正なものであるか否かの確認を行いやすい。
【0056】
そして、上述した実施形態では、一つの印刷課金管理サーバ12が、各種データベースや各種アプリケーションプログラムを記憶し印刷課金管理処理を実行するとしたが、これらの各種データベースやアプリケーションプログラムを複数のコンピュータやサーバに記憶させ、印刷課金管理処理を実行させてもよい。
【0057】
そしてまた、上述した実施形態では、ユーザの端末は、ユーザPC40としたが、携帯電話やPDAなどの携帯端末であってもよい。こうすれば、ユーザの使用している端末から印刷サービスを受けることができ便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の印刷課金管理システムの説明図である。
【図2】HDDの説明図である。
【図3】本実施形態のユーザ情報データベースの説明図である。
【図4】本実施形態のプリント端末データベースの説明図である。
【図5】本実施形態の印刷ログデータベースの説明図である。
【図6】本実施形態のユーザ登録ルーチンである。
【図7】本実施形態の請求先登録確認ルーチンである。
【図8】本実施形態の印刷課金管理ルーチンである。
【図9】請求先情報取得画面である。
【図10】印刷情報取得画面である。
【符号の説明】
10 印刷課金管理システム、12 印刷課金管理サーバ、14 ネットワークインターフェース、15 ハードディスクドライブ、15a ユーザ情報データベース、15b プリント端末データベース、15c 印刷ログデータベース、15d ユーザ登録プログラム、15e 請求先登録プログラム、15f 印刷課金管理プログラム、15g 情報送受信モジュール、15h ユーザ認証モジュール、15i 印刷課金制御モジュール、15j 課金請求処理モジュール、15k 印刷ログモジュール、16 電子制御ユニット、17 CPU、18ROM、19 RAM、19a 受信バッファ、19b 送信バッファ、20インターネット、30 プリント端末、32 印刷サーバ、34 プリンタ、40 ユーザコンピュータ、42 ディスプレイ、44 入力装置、50 請求先コンピュータ、52 ディスプレイ、54 入力装置、60 請求先情報取得画面、61 カーソル、62 請求先情報表示部、64 送信ボタン、70 印刷情報取得画面、71 カーソル、72 プリント端末ID入力セル、73 用紙サイズ入力セル、74印刷媒体入力セル、75 印刷データ入力セル、76 送信ボタン。

Claims (14)

  1. 電気通信回線を通じてユーザコンピュータから取得した印刷ジョブを印刷装置に実行させると共に該印刷ジョブの印刷に課される金額を管理する印刷課金管理システムであって、
    1のユーザ識別情報と複数の請求先情報とを対応づけてユーザ対応情報として記憶するユーザ対応情報記憶手段と、
    前記ユーザコンピュータから印刷要求する者のユーザ識別情報、該印刷要求の対象となる印刷ジョブ及び該印刷ジョブの請求先情報を同時に又は別々に前記電気通信回線を通じて取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段によって取得されたユーザ識別情報及び請求先情報を前記ユーザ対応情報記憶手段に記憶されたユーザ対応情報と照合する照合手段と、
    前記照合手段による照合の結果前記ユーザ識別情報及び請求先情報が前記ユーザ対応情報に対応づけられていたときには前記情報取得手段によって取得された前記印刷ジョブを前記印刷装置に実行させると共に該請求先情報の請求先に課される金額を決定する印刷課金制御手段と、
    を備えた印刷課金管理システム。
  2. 前記情報取得手段は、前記ユーザコンピュータから印刷要求する者のユーザ識別情報、該印刷要求の対象となる印刷ジョブ及び該印刷ジョブの請求先情報を同時に又は別々に前記電気通信回線を通じて取得して受信データ記憶手段に記憶し、
    前記照合手段は、前記受信データ記憶手段に記憶されたユーザ識別情報及び請求先情報を読み出し該読み出されたユーザ識別情報及び請求先情報を前記ユーザ対応情報記憶手段に記憶されたユーザ対応情報と照合し、
    前記印刷課金制御手段は、前記照合手段による照合の結果前記ユーザ識別情報及び請求先情報が前記ユーザ対応情報に対応づけられていたときには前記受信データ記憶手段に記憶された前記印刷ジョブを前記印刷装置に実行させると共に該請求先情報の請求先に課される金額を決定する、
    請求項1に記載の印刷課金管理システム。
  3. 電気通信回線を通じてユーザコンピュータから取得した印刷ジョブを印刷装置に実行させると共に該印刷ジョブの印刷に課される金額を管理する印刷課金管理システムであって、
    1のユーザ識別情報と複数の請求先情報とを対応づけてユーザ対応情報として記憶するユーザ対応情報記憶手段と、
    前記ユーザコンピュータから印刷要求する者のユーザ識別情報、該印刷要求の対象となる印刷ジョブ及び該印刷ジョブの請求先情報を同時に又は別々に前記電気通信回線を通じて取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段によって取得されたユーザ識別情報が正規なユーザ識別情報であるか否かの認証を行う認証手段と、
    前記認証手段によって前記ユーザ識別情報が正規なユーザ識別情報であると認証されたときには前記ユーザ対応情報から前記ユーザ識別情報に対応した複数の請求先情報を読み出し該複数の請求先情報の中から一つを選択可能な表示データとしてユーザコンピュータへ出力する表示データ出力手段と、
    前記表示データにおいて選択された請求先情報を前記ユーザコンピュータから前記情報取得手段が取得したとき前記情報取得手段によって取得された前記印刷ジョブを前記印刷装置に実行させると共に前記請求先情報の請求先に課される金額を決定する印刷課金制御手段と、
    を備えた印刷課金管理システム。
  4. 前記情報取得手段は、前記ユーザコンピュータから印刷要求する者のユーザ識別情報、該印刷要求の対象となる印刷ジョブ及び該印刷ジョブの請求先情報を同時に又は別々に前記電気通信回線を通じて取得して受信データ記憶手段に記憶し、
    前記認証手段は、前記受信データ記憶手段に記憶されたユーザ識別情報を読み出し該読み出されたユーザ識別情報を認証情報記憶手段に記憶された認証情報に基づいて前記ユーザ識別情報が正規なユーザ識別情報であるか否かの認証を行い、
    前記表示データ出力手段は、前記認証手段によってユーザ識別情報が正規なユーザ識別情報であると認証されたときにはユーザ対応情報記憶手段に記憶された前記ユーザ対応情報から前記認識手段により認識された前記ユーザ識別情報に対応した前記複数の請求先情報を読み出し該複数の請求先情報の中から一つを選択可能な表示データとしてユーザコンピュータへ出力し、
    前記情報取得手段は、前記表示データにおいて選択された請求先情報を前記ユーザコンピュータから前記情報取得手段が取得して前記受信データ記憶手段に記憶し、
    前記印刷課金制御手段は、前記情報取得手段によって取得された前記印刷ジョブを前記印刷装置に実行させると共に前記受信データ記憶手段に記憶された請求先情報の請求先に課される金額を決定する、
    請求項3に記載の印刷課金管理システム。
  5. 前記ユーザ対応情報にて1のユーザ識別情報と対応づけられている複数の請求先情報に含まれる各請求先は、前記ユーザ識別情報を持つユーザによる印刷ジョブの印刷に課される金額の支払いを予め了承している、
    請求項1〜4のいずれかに記載の印刷課金管理システム。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の印刷課金管理システムであって、
    前記ユーザ識別情報に対応づけられた請求先情報の請求先ごとに印刷ジョブの実行に課される対価を定めた課金情報を記憶する課金情報記憶手段、
    を備え、
    前記印刷課金制御手段は、前記請求先情報の請求先に課される金額を決定するに際し、前記課金情報記憶手段に記憶された前記請求先に対応する課金情報に基づいて前記金額を決定する、
    印刷課金管理システム。
  7. 前記課金情報記憶手段に記憶された課金情報は、前記印刷装置の設置場所、印刷媒体及び印刷種別のうち少なくとも一つに応じて定められている、
    請求項6に記載の印刷課金管理システム。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の印刷課金管理システムであって、
    前記印刷課金制御手段によって印刷ジョブが前記印刷装置に実行されたとき前記印刷ジョブの履歴を各請求先からの要求に応じて開示可能な印刷履歴情報として記憶する印刷履歴情報記憶手段、
    を備えた印刷課金管理システム。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の印刷課金管理システムであって、
    前記印刷課金制御手段によって決定された前記印刷ジョブの印刷に課される課金情報を前記電気通信回線を通じて前記請求先へ出力する課金情報出力手段、
    を備えた印刷課金管理システム。
  10. 前記各手段を備えた1又は複数の印刷課金管理コンピュータからなる、
    請求項1〜9のいずれかに記載の印刷課金管理システム。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の印刷課金管理システムであって、
    前記情報取得手段によって取得された前記印刷ジョブを前記印刷課金制御手段が前記印刷装置を制御して実行させるまえに前記情報取得手段によって取得された請求先情報の請求先へ前記電気通信回線を通じて印刷実行の許可確認情報を出力する印刷許可情報出力手段と、
    を備え、
    前記情報取得手段は、前記請求先から印刷の許可又は不許可の情報を前記電気通信回線を通じて取得し、
    前記印刷課金制御手段は、前記印刷許可情報取得手段から印刷許可の情報を取得したあとで前記印刷装置を制御して前記印刷ジョブを実行させる、
    印刷課金管理システム。
  12. 電気通信回線を通じてユーザコンピュータから取得した印刷ジョブを印刷装置に実行させると共に該印刷ジョブの印刷に課される金額を管理するコンピュータ・ソフトウエアによる印刷課金管理方法であって、
    (a)前記ユーザコンピュータから印刷要求する者のユーザ識別情報、該印刷要求の対象となる印刷ジョブ及び該印刷ジョブの請求先情報を同時に又は別々に前記電気通信回線を通じて取得するステップと、
    (b)前記ステップ(a)によって取得されたユーザ識別情報及び請求先情報を1のユーザ識別情報と複数の請求先情報とを対応づけてユーザ対応情報記憶手段に記憶されたユーザ対応情報に照合するステップと、
    (c)前記ステップ(b)の照合の結果前記取得されたユーザ識別情報及び請求先情報が前記ユーザ対応情報に対応づけられていたときには前記情報取得手段によって取得された前記印刷ジョブを前記印刷装置に実行させると共に該請求先情報の請求先に課される金額を決定するステップと、
    を含む印刷課金管理方法。
  13. 電気通信回線を通じてユーザコンピュータから取得した印刷ジョブを印刷装置に実行させると共に該印刷ジョブの印刷に課される金額を管理するコンピュータ・ソフトウエアによる印刷課金管理方法であって、
    (a)前記ユーザコンピュータから印刷要求する者のユーザ識別情報、該印刷要求の対象となる印刷ジョブ及び該印刷ジョブの請求先情報を同時に又は別々に前記電気通信回線を通じて取得するステップと、
    (b)前記ステップ(a)によって取得されたユーザ識別情報が正規なユーザ識別情報であるか否かの認証を行うステップと、
    (c)前記ステップ(b)によってユーザ識別情報が正規なユーザ識別情報であると認証されたときには1のユーザ識別情報と複数の請求先情報とを対応づけてユーザ対応情報記憶手段に記憶されたユーザ対応情報から前記ユーザ識別情報に対応した複数の請求先情報を読み出し該複数の請求先情報の中から一つを選択可能な表示データとしてユーザコンピュータへ出力するステップと、
    (d)前記ステップ(c)によって前記表示データにおいて選択された請求先情報を前記ユーザコンピュータから前記情報取得手段が取得したとき前記情報取得手段によって取得された前記印刷ジョブを前記印刷装置に実行させると共に前記請求先情報の請求先に課される金額を決定するステップと、
    を含む印刷課金管理方法。
  14. 請求項12又は13に記載の印刷課金管理方法の各ステップを1又は複数のコンピュータに実現させるためのプログラム。
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