【０００１】
技術分野：
この発明は縦方向と横方向を持ち、かつカバー内に収容された吸収体を含む吸収性物品に関し、このカバーは流体透過性表面と流体不透過性表面を持ち、吸収体は第一切断縁と第二切断縁を持つ貫通スリットを示す少なくとも一つの吸収層を含む。
【０００２】
この発明はまた、この吸収性物品を製造する方法に関する。
【０００３】
背景技術：
おむつ、衛生ナプキン及び失禁保護体のような吸収性物品は使用者の生殖器領域からの体液を捕えて吸収することを意図している。物品が吸収することができなければならない流体量及び用途に依存して、もちろん種々の形状と寸法を持つ物品が存在する。例えば、重症の失禁成人のためのおむつは幼児のためのおむつより明らかに極めて大きくかつより大きな吸収容量を持つ。更に、十分な吸収容量と洩れ安全性に対する要求に加えて、物品は着用に対しても快適であることが要求される。また成人使用者に対しては物品が目立たず、通常の衣類の下に人目を引くことなく着用されることができることが重要である。
【０００４】
従って吸収性物品は排泄された体液を吸収するために十分な吸収容量を持つように設計されねばならないが、それらが着用するのに快適でありかつ柔軟でありかつそれらが使用者の身体にうまく適合して洩れを防ぐような良好な適合性を持たねばならない。使用者の股部領域に着用されることを意図した吸収性物品の形状付与における一つの困難性は使用者の脚間の空間が限定されていることである。これは着用するのが快適であるために、物品が使用者から放出された流体の大部分が物品に衝突するであろうところの領域で最も狭くなければならないことを意味する。従って、最初にぬれる物品の領域が流体で飽和され、たとえ物品の端部の吸収性材料の大部分が未使用のまま残っているとしても更なる放出された流体を吸収することができなくなるという明らかな危険がある。これは物品が流体の比較的少量を吸収したときでさえ洩れの危険が大きいことを意味する。従って、この種の吸収性物品の側縁を通過する流体の洩れを防ぐために、ある種の縁遮断壁を物品に備えるのが普通である。かかる縁遮断壁は弾力性があることが多く、流体流に対して立ち上がった物理的遮断壁を形成する。吸収性パンツとして着用される種類のおむつ及び失禁保護体において、使用者の脚の周りに締めつけられる弾性部材を配置することが普通であり、それにより物品の縁を脚と密封的に接触して保つ。
【０００５】
弾力性脚バンド及び立ち上がり遮断壁は、重い失禁のためのおむつ及び失禁保護体のような物品において、物品が物品の湿り領域内の十分な吸収容量を達成するために比較的幅広の股部を持つように形状付与されるという事実と通常組み合わされる。かかる股部領域は使用時に使用者の脚の間に一緒に折りたたまれるであろうし、または流体収集袋として脚間に吊り下げられるであろう。かかる形状付与は洩れを起こすランダム溝を作り、特に快適でなくまたは目立ち、かつ更に使用者が座るときにうまく機能しない。使用時に目立たないことに対する要求が特に大きい衛生ナプキン及び他の吸収性物品のためには、かかる不体裁で適応性のない構造は全く容認できない。また衛生ナプキン及び軽い失禁のための失禁保護体のような物品はむしろ小さく、自立的でなく、普通のパンツの内側に取り付けられ、それが使用時に物品を使用者の体と接触状態に保つ。従って垂れ下がったまたは一緒に折りたたまれた股部領域を持つ構造はこの範囲の物品に対しては全く有用性がない。
【０００６】
上記から明らかなように、良好な適合性、高い洩れ安全性及び初期ぬれ領域の高い吸収容量を持ち、かつ着用するのが目立たず、快適である、吸収性物品に対する要求がある。また例えば弾性部材の形の特別の形成要素または洩れ遮断壁を避けることができるような良好な適合性を持つ吸収性物品を提供することができることが望ましい。
【０００７】
発明の開示：
本発明において、縦方向と横方向を持ち、かつカバー内に収容された吸収体を含み、このカバーが流体透過性表面と流体不透過性表面を持ち、かつ吸収体が第一切断縁と第二切断縁を持つ貫通スリットを示す少なくとも一つの吸収層を含む物品が達成された。この物品は良好な適合性、高い洩れ安全性、高い吸収容量、高い目立ちにくさ及び快適性を持つ。
【０００８】
この発明により作られた物品は主として二つの切断縁が、二つの切断縁の両側の材料がスリットに対して本質的に直角の方向に移動されかつその移動位置に固定されることにより吸収層が形状付与されるような態様で互いに関して変位されることを特徴とする。
【０００９】
切断縁の両側の材料を移動することにより、吸収層の変形が制御された態様で成し遂げられる。この変形は切断縁が互いに向けて接近させられ、または互いから離れるように移動するときに吸収層内に起こる応力及び歪の結果であり、吸収層が縦方向（Ｘ方向）、幅方向（Ｙ方向）及び吸収層の面に対して直角（Ｚ方向）に曲げられるような態様で現れる。材料が内向きに移動するとき、もしスリットが吸収性物品の縦方向に配置されるなら吸収層の側縁の内向きの曲がりが更に得られる。もし吸収層が切断縁の移動前に既に内向きに曲がった縁を持つなら、増大した曲率が得られる。従って、一方では平面内の、すなわちＸ−Ｙ方向の吸収層の形状付与が得られ、他方では空間的な、すなわちＸ−Ｙ方向に対して直角のＺ方向の形状付与が得られる。結果として、曲がった層は吸収性物品、例えばおむつ、衛生ナプキン、失禁保護体等の要素として極めてうまく適している。なぜなら曲がった形状は使用者の体の曲率に追従させることができるからである。
【００１０】
吸収層内のスリットは簡単な切断であることができ、またはゼロとは違うある幅を持つ開口の形であることができる。吸収層のかかる開口は最初に切り抜き部分が吸収層から除去された結果であることができる。開口は尖った末端と幅広の中央部を持つ適当には本質的にボート形状または葉形状である。かかる開口の切断縁が互いに向けて接近させられるとき、吸収層は切断縁が一緒に接近させられる度合いに対応する幅を持つ流体流入溝を持つことができる。極端な場合、切断縁は完全に一緒に接近させられ、または重複させられる。
【００１１】
切り抜き部分が吸収層から除去されることにより開口が形成されるとき、切り抜き部分は形状付与された吸収層の吸収容量を増加させるために使用されることができる。従って切り抜き部分は使用時に使用者に向いて対面する吸収層のその側の、もしそれが存在するなら、好ましくは流体流入溝の上に置かれた吸収層に適用されることができる。更に、切り抜き部分は好ましくは縦方向に延びる吸収層の中心線に関して対称的に配置される。
【００１２】
この発明の別の実施例では、切り抜き部分は使用時に使用者から離れる方に対面する吸収層のその側の吸収層の下に、縦方向に延びる吸収層の中心線に関して対称的に適用される。
【００１３】
この発明の好適実施例によれば、第一切断縁に沿って位置した第一領域が第二切断縁に沿って位置した第二領域に重複し、重複領域が少なくとも一つの弓状に曲がった縁を持つように配置される。
【００１４】
スリットの両端で最少の、かつ両端間で最大を示す重複を持つように切断縁に再接近した領域が重複させられているために、吸収層の面に垂直な縦方向の吸収層の曲がり、及び吸収層の側縁の内向きの曲がりが達成される。ここで吸収層の縦方向は吸収層のスリットに平行な方向をさす。従って、一方では平面内の、すなわちＸ−Ｙ方向の吸収層の形状付与、及び他方ではＸ−Ｙ方向に垂直なＺ方向の形状付与が得られる。
【００１５】
この発明の一実施例によれば、吸収層は貫通スリットに加えて、スリットの各側に対称的に配置された弓状折り曲げ表示を持ち、この弓状折り曲げ表示はスリットから離れる方向に曲がっており、吸収層はスリットの各側の、スリットとそれぞれの折り曲げ表示との間にある部分を持ち、その部分は折り曲げ表示に沿ってスリットから離れる方向に、折り曲げられる。
【００１６】
スリットの両側の折り曲げ部分は好ましくは吸収層に対して完全に下に折り曲げられ、下に折り曲げられた位置で吸収層に固定されることができる。下に折り曲げられた部分のかかる固定は例えば接着により達成されることができる。また下に折り曲げられた部分を吸収層の残りに取り付けるために吸収層内に加熱溶融可能な成分を用いることもできる。下に折り曲げられた部分を吸収層に固定するための別の方法は下に折り曲げられた部分の上に固定部材を配置することである。かかる固定部材の例は例えば接着または溶接によりスリットの両側の下に折り曲げられた部分の上に取り付けられる材料層である。
【００１７】
好適実施例によれば、曲がった折り曲げ表示に沿って形成された折り曲げ縁は一緒に接近させられ、互いから０−２０ｍｍの距離で固定される。折り曲げ縁間に小さな隙間を保持するのが適当であるかもしれない。かかる隙間は物品において流体のための流入溝としての役目をし、更に物品の吸収材料により吸収される時間をまだ持たない流体のための一時的液溜めを構成することができる。隙間は更に物品の端部中への流体の迅速な拡散を促進する。
【００１８】
曲がった折り曲げ縁が一緒に接近させられることにより、吸収層は曲がった、三次元形状を与えられる。スリットの両側の折り曲げ部分の吸収材料は体液の吸収のために利用できるので、吊り下げ“袋”が形成されることなく、または吸収層が非制御態様で一緒に折り曲げられることなく、スリット周りの領域内の吸収容量に貢献する。吸収層の折り曲げ部分はまた、スリットの両側の吸収層の幅を減らす役目をする。これは解剖学的に適合した狭い股部の形状付与に使用されることができ、平坦な長方形吸収素材に基づいて内向きに曲がった側縁を持つ三次元的に形状付与された吸収体を得ることを可能とする。
【００１９】
好ましくは完全にまたは部分的に一緒に接近させられたスリットの両側の折り曲げ縁を持つ予め決められた曲がった形状への吸収層の固定は適当には安定化手段により成し遂げられる。かかる安定化は以下により詳細に述べられる。
【００２０】
この発明によれば、スリットの両側の領域が離れるように動かされた吸収層を形成することもまた可能である。かかる吸収層は、二つの切断縁が、吸収層が二つの末端点と末端点間にある長さを持ち、かつ長さに対して直角のある幅を持つ開口を持つような態様で、互いに関して変位されており、この開口の幅が末端点間に最大値を持つこと、及び吸収層が物品の縦方向と横方向の両方に曲がっていること、及び吸収層が曲がった形状に安定化手段により固定されていることにより特徴付けられる。
【００２１】
スリットの切断縁が離れるように移動されていることにより、開口が吸収層に形成される。同時に、吸収層の面に対して直角の吸収層の横方向の曲がり及び縦方向の曲がりが引き起こされる。これに関して、吸収層の縦方向は吸収層のスリットに平行な方向を意味し、吸収層の横方向は吸収層のスリットに直角の方向を意味する。吸収層の平面からの、すなわちＸ−Ｙ方向に直角のＺ方向の、形状付与が従って得られる。結果として、スリット及び曲がった層は吸収性物品、例えばおむつ、衛生ナプキン、失禁保護体等の要素として極めてうまく適している。曲がった形状はそのとき使用時に使用者に対面することを意図している物品のその側にボウル形状を作るために用いられることができる。かかる実施例では、身体に追従する物品の縦方向の曲がりも得られる。これに代えて、物品は反対方向に曲げられることができ、立ち上がり部分は使用時に使用者に対面することを意図している側に形成される。かかる立ち上がり部分は特に使用者の体と吸収性物品との間の直接接触を作るのに適しており、衛生ナプキンで有利に使用される。
【００２２】
吸収層はボート形状の開口を形成するように幅広のスリットを持ってその曲がった状態で固定される。かかる固定は例えば開口の上に固定部材を配置することにより成し遂げられることができ、従って開口の両側のそれぞれの切断縁の直ぐ次の部分が互いから予め決められた距離で固定される。かかる固定部材の例は例えば接着または溶接によりスリットの縁の両側の吸収層の上に取り付けられる材料層である。吸収層の曲がった形状を固定する別の方法は吸収層がまず形状付与され、その後で吸収層内の熱溶融可能成分が吸収層内の材料、好ましくは繊維を結合するために使用され、かくして吸収層を曲がった形状に固定することである。
【００２３】
この発明の一実施例によれば、吸収層は第一スリットに本質的に平行な少なくとも第二スリットを示しており、そこでは各スリットは第一切断縁と第二切断縁を示しており、それらは吸収層が各スリットに沿った少なくとも一つの重複領域を示すような態様で互いに関して対で変位されており、更に各スリットに沿った重複領域は弓状に曲がった縁を持つ。
【００２４】
かかる実施例では、重複領域は各スリット毎に各スリットの末端点を通る直線の各側に、形成される。スリット間の距離及び重複領域の寸法に依存して、各スリットに沿った重複領域は互いからある距離に位置しているか、互いに隣接するか、または互いに重複するかのいずれかであろう。最後に述べた場合はもしスリット間の重複領域がスリット間の距離を越える最大幅を持つなら起こる。そのときはスリット間に吸収層の三つの重複層からなる部分があるであろう。平行スリットは好ましくは０．５−１５センチメートルの相互距離で設けられる。
【００２５】
この種の吸収性物品は一般的に二つの端部とこれらの端部間に設けられた股部を示し、そこでは股部は横断方向に端部より小さい延長部をもつ。そこでは、もしスリットが少なくとも主として股部に配置されるなら特に有利である。更に、もしスリットが物品の縦方向に延びるなら有利である。吸収層に唯一のスリットが作られるとき、これは適当には縦方向に延びる物品の中心線に沿って配置される。もし吸収層に二つのスリットが作られるなら、それらは有利には縦方向に延びる物品の中心線の各側に対称的に配置される。
【００２６】
吸収層が重複領域を持つとき、これらは適当には互いに固定される。かかる固定は例えば接着により達成されることができる。また吸収層の重複部を互いに、例えば熱結合または超音波溶接により付着するために吸収層内の熱溶融可能成分を使用することもできる。重複領域の互いの固定のための別の方法は重複部分の上に固定部材を配置することによる。かかる固定部材の例は例えば接着または溶接により、スリットの切断縁の両側の重複領域の上に付着される材料層である。
【００２７】
スリットの側方の材料を一緒に接近させ、もし適切なら重複させることにより、吸収層は曲がった三次元形状を与えられる。重複して配置された領域内の、または吸収層の上に配置された切り抜き部分内の吸収材料が体液の吸収のために利用できるので、吊り下げ“袋”が形成されることなく、または吸収層が非制御態様で一緒に折り曲げられることなく、スリット周りの領域内の吸収容量に寄与する。重複の場合、重複した吸収層の領域はまた、スリットに沿った吸収層の幅を減らすことに貢献する。これは吸収性物品の解剖学的に適合した狭い股部の形状付与に使用されることができ、平坦な、長方形吸収素材に基づいて曲がった側縁を持つ三次元的に形状付与された吸収体を得させる。この発明は従って吸収材料のＸ−Ｙ面からＺ方向に、制御された態様で吸収容量を移動させる可能性を提供すると言うことができる。
【００２８】
吸収層の予め決められた曲がった形状での固定は適当には安定化手段により達成される。
【００２９】
かかる安定化手段は、先に述べたように、吸収層に、例えば接着または溶接によりしっかりと連結された安定化層であることができる。
【００３０】
安定化層はそれが吸収体とカバーの流体透過性表面との間の距離層も構成するように配置されることができる。距離層は幾つかの機能を実施することができ、かつ例えば多孔性流体受け層、流体移動層、柔らかい詰め綿層、再湿潤遮断層、カモフラージュ層であることができ、または二つまたは幾つかの機能を組み合わせて実施することができる。
【００３１】
安定化層は吸収層の表面の一つまたは両方の上に配置されることができ、そこではスリットの両側に付着される。もし二つの安定化層が用いられるなら、追加の安定化層は例えば流体透過性カバー層または流体不透過性カバー層、または完成した吸収性物品で、強化層として、流体受け層、流体分散層または追加の吸収層として作用する層であることができる。もし吸収層が重複領域を含むなら、安定化層は重複領域と同じ側、または吸収層の反対側のいずれかの上の、吸収層の重複領域の上に付着されることができる。
【００３２】
安定化手段はまた、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルの繊維または粒子、または二成分繊維等のような熱可塑性繊維または粒子の形の吸収層の一部である結合剤を含むことができる。一つまたは二つの安定化層と結合剤の組み合わせも使用されることができる。吸収層の重複領域は重複位置で両領域間に接着剤を配置することにより固定されることができる。
【００３３】
吸収層の形状を固定する追加の方法は重複領域間の機械的連結の形の安定化手段を用いることによる。かかる機械的連結は例えば重複領域のエンボス加工、ニードリング、またはリベット留めにより完成されることができる。
【００３４】
重複領域は物品のカバーの一部を含むことができる。そのとき重複領域は物品の一部を形成する流体透過性カバー層の一部、物品の一部を形成する流体不透過性カバー層の一部、または両方を含むことができる。流体透過性カバー層はまた、流体分散層または流体受容層を含むことができる。もし重複領域が流体不透過性カバー層の一部を含むなら、一般に、物品が使用時に使用者から離れる方に向けられることを意図しているその物品の側に流体不透過性表面を持つように計らうのが適当である。かかる流体不透過性は流体不透過性シール、例えば重複領域間に流体不透過性溶接、または流体不透過性接着線を配置することにより達成されることができる。これに代えて、流体不透過性材料ストリップが重複領域間の接合部の上に配置されることができる。
【００３５】
吸収層に使用するための適当な吸収材料は例えばＷＯ ９４／１０９５６に記述された種類のかつ０．２−１．０ｇ／ｃｍ３の密度を持つ乾式形成されたセルロースフラッフパルプの層である。他の適当な材料は上述されたのと同じオーダーの密度を持つ高度に圧縮されたセルロースフラッフパルプ、ティッシュ層、不織布層及び吸収性発泡材料である。吸収層は一つまたはそれ以上の同じまたは異なる材料の層を含むことができ、有利には高吸収性材料、すなわち液体含有ゲルを形成してそれら自身の重量の多数倍の体液を吸収する能力を持つ繊維、粒子等の形の高分子材料も含む。吸収層中の材料層は例えば接着または溶接により、またはエンボス加工、ニードリングまたは圧縮によって機械的に接合されることができる。
【００３６】
この発明によるスリット形成及び成形のために適切である吸収材料のためには、その材料は凝集層として取り扱われるのに十分な凝集力を持つべきである。これは例えば本質的にセルロースフラッフパルプからなる層のような吸収性繊維構造に、吸収層の凝集のために活性化されるある量の結合剤の混合により達成されることができる。結合剤の例は熱可塑性繊維である。吸収性繊維構造の十分な凝集はまた、長い繊維の混合及び／または繊維構造の圧縮により達成されることができる。凝集を完成する他の方法は網、不織布層またはティッシュ層のような支持層または補強層を用いることによるか、または圧縮、エンボス加工、ニードリング等による。吸収性発泡材料はこの発明による吸収層で直接実用化可能であるためには一般的にそれら自身の十分な凝集能力を持つ。
【００３７】
この発明による吸収性物品は移動した部分により取り囲まれ、同じまたは異なる材料層に配置された幾つかのスリットを備えることができる。例えば、吸収材料層は物品の縦方向に延びる中心線の各側に対称的に配置された二つのスリットを示すことができる。更に、縦方向に中心に延びる一つのスリット、及び物品の端部に配置された二つまたはそれ以上のスリットを考えることができる。スリットの両側の材料が吸収層が重複領域を持つまで横方向に移動されているとき、重複領域の縁の曲率並びに重複領域の最大幅はその形状が使用者の体の曲率に従うように調整されることができる。例えば、物品の股部の縦方向の曲がりが端部の縦方向の曲がりより大きいことは好都合でありうる。
【００３８】
子供のためのおむつではスリットが１５−４０センチメートル、好ましくは約２５センチメートルの長さを持ち、重複領域が２−１０センチメートル、好ましくは約６センチメートルの最大幅を持つのが適当である。成人のためのおむつ及び他の形式の身体取り巻き失禁保護体ではスリットが２０−６０センチメートル、好ましくは約３０センチメートルの長さを持ち、重複領域が２−１４センチメートル、好ましくは約８センチメートルの最大幅を持つのが適当である。ここでスリットの長さはスリットの二つの末端点間の距離をさす。重複領域の幅は重複部に配置された切断縁間の距離をさす。衛生ナプキン、または軽度失禁のための失禁保護体では、スリットは適当には１０−４０センチメートル、好ましくは約１５センチメートルの末端点間の長さを持ち、重複領域は２−１０センチメートル、好ましくは５センチメートルの最大幅を持つ。
【００３９】
吸収層は平坦で本質的に長方形の素材から形成されることができ、それはスリット形成及び重複部を持つように移動後に三次元の曲がった砂時計形状を与えられる。
【００４０】
かくして、この発明により本質的に平坦で長方形の材料層から狭い股部と幅広の端部を持ち、かつ股部に高い吸収容量を持つ吸収体を完成することができる。吸収性物品は使用者の股領域の曲率に極めてうまく順応する形状を与えられることができる。同時に、スリットの各側の、適用された切り抜き部の形のまたは移動された材料部の形の、重複部の吸収材料は、形状及び容量に関して、物品の股部の吸収容量に対して予測できる貢献をする。
【００４１】
しかし、吸収層が最初から長方形である必要はない。例えば、長円形層が使用されることができ、または最初から既に吸収層のスリット形成及び折り曲げにより付与された砂時計形状を持つ層が使用されることができる。最初から砂時計形状であり、かつ吸収層のスリットの両側の材料が離れるように移動され、その移動された位置に固定されることにより幅を広げられた吸収層を使用することもできる。
【００４２】
ある利用のためには、もしスリットが物品の端部を向いた方向に幾らか変位されるなら有利でありうる。例えば、吸収性物品の湿潤領域は一般的に物品の横断中心線の幾らか前方に位置しているので使用時に使用者の前方に向けられることを意図した端部に接近してスリットを配置することが好都合でありうる。しかし、もし形状付与及び／または追加の吸収容量が物品の後方部に望まれるなら、例えばもし物品が夜間使用を意図した衛生ナプキン、またはゆるい便を吸収するためのおむつまたは失禁保護体であるなら、スリットは物品の幾らか後方に変位されることができる。もちろん先に述べたように、同じ物品に二つまたはそれ以上のスリットを配置することもできる。追加のスリットはそのとき第一スリットと同じ層に配置され、または別の必然的に吸収性ではない材料層に置かれることができる。吸収層のスリットはまた、身体に順応する立ち上がり部分を形成するために使用されることができる。例えば、衛生ナプキンがかかる立ち上がり部分を備えることは普通であり、そのとき立ち上がり部分は排泄された体液が使用者の体を離れるや否やそれを捕えることができるように置かれるべきである。かかる立ち上がり部分の別の共通機能は使用者のでん部間の後方洩れシールの形成である。更に、一つまたはそれ以上のスリットの配置は少年または少女のために特に設計されたおむつを完成するために用いられることができる。
【００４３】
衛生ナプキンのような吸収性物品は物品の側縁に配置され、使用時に使用者のパンツの足バンド周りに折り曲げられてパンツの外側に固定される、固定フラップを備えることが多い。かかる固定フラップはパンツの足バンド間に延びる物品を保持するのに寄与し、側縁洩れに対する追加の保護に貢献する。この発明による衛生ナプキン及び失禁保護体のような吸収性物品は有利には固定フラップを備えることができる。
【００４４】
この発明はまた、吸収性物品で使用するための吸収層を製造する方法に関する。この発明によれば、吸収層は少なくとも一つの貫通スリットを備えており、それにより第一切断縁と第二切断縁が形成される。その後、スリットを形成された吸収層は凹状または凸状表面上に導かれ、それにより切断縁がスリットの縦方向に対して直角に移動される。形状付与表面が凹状であるとき、スリットの両側に位置する吸収層のそれらの領域は互いに向いた方向に移動される。かなりの移動により、一緒に接近させられた吸収部は互いに重複させられることができる。この点について、スリットに沿って少なくとも一つの曲がった縁を持つ重複領域が形成される。凹状表面は例えば凹状ロール、凹状折り曲げシート、またはある角度で置かれた二つの普通の円筒状ロールの表面であることができる。吸収層を凹状または凸状表面の上を表面にある圧力を持って通過させることにより、選ばれた形状付与表面に依存して、スリットの各側の領域が互いに向けて、または互いから離れるように移動し、重複位置で互いの上に徐々に重複させられ、または離れるように移動させられるであろう。
【００４５】
もし希望の結果が吸収層の一部に対し互いの上に接近させられること及び互いに重複させることであるなら、もし凹状表面がペグ等の形の制御素子を備えるなら有利であり、この制御素子はスリットの切断縁の移動を開始し、これら領域の一つが同じ方式で他の領域の上に常に重複させられること、すなわちこれらの領域が互いに関して同じ順序で常に組み立てられることを確実とする。
【００４６】
吸収層は好ましくは連続的に走行するウェブで製造され、このウェブから個々の吸収層が形状付与後に分離される。
【００４７】
スリット形成及びスリットの両側に位置した領域の移動後に形成された三次元形状を安定化するために、吸収層は安定化層に結合されることができる。そのとき安定化層は適当にはスリットの延長方向を横切って、吸収層の少なくとも一つの表面上に配置される。安定化層がスリットの全長に沿って配置されることは必要ではなく、スリットを横切ってバンドを配置することで十分であるかもしれない。
【００４８】
これに代えて、吸収層の形状は、スリット形成及び重複後に、吸収層の一部である結合剤の活性化により固定されることができる。かかる結合剤は熱可塑性繊維であることができ、吸収層の形状は吸収層の加熱及び続いての冷却により安定化される。
【００４９】
吸収層のスリット（単数または複数）は好ましくは真直ぐであり、吸収層の縦方向または横方向に本質的に平行である。しかし、曲がったまたは湾曲したスリット及び／または斜めのスリットを用いることもできる。ここで字句スリットは原則的に一次元切断、またははさみで切ること、並びに長い開口をさす。
【００５０】
図面の簡略説明：
この発明が以下に添付図面に示された例示的実施例に関して、より詳細に説明されるであろう。図面において：
図１はこの発明によるおむつを示し、
図２ａはこの発明の第一実施例による図１のおむつを通した線ＩＩａ−ＩＩａに沿った断面を示し、
図２ｂはこの発明の第二実施例による図１のおむつを通した線ＩＩｂ−ＩＩｂに沿った断面を示し、
図３はこの発明による失禁保護体を示し、
図４は図３の失禁保護体を通した線ＩＶ−ＩＶに沿った断面を示し、
図５はこの発明の更なる実施例によるおむつを示し、
図６は図５のおむつを通した線ＶＩ−ＶＩに沿った断面を示し、
図７はこの発明による衛生ナプキンを示し、
図８は図７の衛生ナプキンを通した線ＶＩＩＩ−ＶＩＩＩに沿った断面を示し、
図９はこの発明による吸収体で使用するための吸収層を示し、
図１０はこの発明による吸収層を形成する方法を示し、
図１１はこの発明による完全に形状付与された吸収層を示し、
図１２はこの発明の代替実施例による吸収層を示し、
図１３はこの発明による吸収体で使用するための更なる吸収層を示し、
図１４は第一折り曲げ工程後に見える図１３の吸収層を示し、
図１５は図１３と１４に示された種類の吸収層に形状付与する方法を示し、
図１６は図１３と１４に示された種類の完全に形状付与された吸収層を示し、
図１７は立ち上がり部を持つ吸収層を示し、
図１８はこの発明による吸収体で使用するための更なる吸収層を示し、
図１９は切り抜き部分の除去後に見える図１８の吸収層を示し、
図２０はこの発明による吸収層に形状付与する方法を示し、
図２１はこの発明によるロール掛けと関連して切抜き部分を適用した吸収層に形状付与する方法を示し、
図２２は切り抜き部分を適用した、図７または８の方法により形状付与された吸収層を示し、そして
図２３は切り抜き部分を適用した完全に形状付与された吸収層を示す。
【００５１】
例示的実施例の説明：
図１，２ａ及び２ｂに示されたおむつ１０１は第一流体透過性カバー層１０２、第二流体不透過性カバー層１０３、及びカバー層１０２，１０３間に配置された吸収体１０４を含む。二つのカバー層１０２，１０３は吸収体１０４より大きな広がりを平面内に持ち、吸収体１０４を越えてその全周周りに突出する。カバー層１０２，１０３は例えば接着によりまたは熱または超音波溶接により突出部１０５内で互いに結合されている。
【００５２】
流体透過性カバー層１０２は不織布材料、多孔プラスチックフィルム、網材料、トウ（平行繊維）等の層のようなその目的に適したどのような材料からなることもできる。もちろん、カバー層１０２はまた、同じまたは異なる材料の二つまたはそれ以上の層のラミネートからなることもできる。しかし、流体透過性カバー層１０２は、この発明の範囲内では、別個の要素である必要はなく、吸収体１０４の一体化部分であることができる。吸収体１０４周りの突出縁１０５はかかる実施例では流体透過性カバー層１０２を必然的に含まない。カバー層１０２であることができかつ吸収体１０４に含まれることのできる材料の例は発泡体、繊維詰め綿、不織布材料等である。
【００５３】
流体不透過性カバー層１０３は流体不透過性プラスチックフィルム、流体ブロッキング材料で覆われた不織布層、または流体浸透に抵抗する能力を持つ他の柔軟な材料層からなることができる。しかし、もし流体不透過性カバー層１０３が一定の通気性を示すなら、すなわち層１０３を通して水蒸気の通過を可能とするなら、有利であることができる。流体不透過性カバー層１０３は、流体透過性カバー層１０２のように、吸収体の一体化部分であることができ、例えば吸収性発泡材料上の流体不透過性皮膚状表面からなることができる。
【００５４】
おむつ１０１は幅広の前方及び後方部１０６，１０７と狭い中間股部１０８を持つ、長い形状を持つ。前方部１０６はおむつが使用されるとき使用者の前方に向けられることを意図しているおむつ１０１の部分であり、後方部１０７は使用者の後方に向けられるおむつの部分である。加えて、おむつ１０１は内向きに曲がった二つの縦方向側縁１０９，１１０、前方縁１１１及び後方縁１１２を持つ。
【００５５】
おむつ１０１は使用時にパンツ状態様で使用者の胴の下方部を囲むように固定される形式のものである。この目的のために、テープフラップ１１７，１１８がおむつの後方縁１１２に隣接して各側縁１０９，１１０から突出するように配置されている。テープフラップ１１７，１１８はおむつ１０１の前方部１０６の流体不透過性カバー層１０３上に配置された受容領域１１９と共働することを意図している。かかる受容領域１１９は適当には流体不透過性カバー層１０３の補強材のある形、例えば追加のプラスチック層または流体不透過性カバー層１０３上に配置された被膜の形を含む。もちろん、代替的にボタンとボタン穴、ホック留め、プレススタッド、フックとループファスナー等のような、おむつ１０１のための他の形式の固定手段を考えることができる。更なる代替物はおむつがいわゆるパンツおむつであることであり、これはそれが使用者に連続吸収パンツとして供給されることを意味する。おむつの別の共通形式はベルトにより固定され、そこではおむつはしっかりとまたは取り外し可能に吊り下げられる。
【００５６】
更に、おむつ１０１はおむつの側縁１０９，１１０に沿って配置された予め緊張した状態で配置された縦方向の弾性部材１２０，１２１を備えている。弾性部材１２０，１２１は使用時に使用者の体に沿ったおむつ１０１の曲がりに寄与し、同時におむつの脚ゴムを構成する。従って、弾性部材１２０，１２１はおむつの側縁１０９，１１０を使用者の脚と密封的接触で保つ役目をし、おむつと使用者の体との間の隙間を通して体液がおむつから洩れるその隙間の使用時の発生を阻止する。弾性部材はこの発明には必要ではなく、従って排除されることができる。なぜならこの発明による吸収体１０４は弾性部材１２０，１２１なしでさえ、非常に良好な適合性を持ち、使用者の体にうまく順応するからである。
【００５７】
吸収体１０４はセルロースフラッフパルプ、ティッシュ、吸収性発泡体等のような吸収性材料の一つまたはそれ以上の層から作られることができる。また吸収体が高吸収剤、すなわちヒドロゲルを形成しながらそれら自身の重量の多数倍の体液を吸収することのできる高分子材料、を含むのが一般的である。かかる高吸収剤は一般的に粒子の形で存在するが、また繊維、フレーク、顆粒及びフィルムの形も見出せる。加えて、吸収体１０４は剛化要素、成形要素、結合剤等のような非吸収性成分を含むことができる。繊維詰め綿等のような種々の形式の流体受容多孔構造もおむつ１０１に含まれることができる。
【００５８】
吸収体１０４は、この発明によれば、本質的に二つのカバー層１０２，１０３と同じＸ−Ｙ面形状を持つ吸収層１２４を含む。吸収層１２４は良好な凝集力を持つ層状材料、例えばＷＯ ９４／１０９５６に記載された乾式成形セルロースフラッフ材料から形成されることが好適である。他の適当な材料は高度に圧縮されたセルロースフラッフパルプ、ティッシュ層、不織布層及び吸収性発泡材料である。吸収性繊維材料は繊維構造に関して０．２−１．０ｇ／ｃｍ３の密度を持つべきである。
【００５９】
吸収層１２４に、第一と第二切断縁１２６，１２７を持つスリットの形の切断が配置される。このスリットは本質的におむつ１０１の縦方向に平行であり、本質的に股部１０８内に配置される。このスリットは二つの末端点１３４，１３５と末端点１３４，１３５間に長さｌを持つ。スリットの切断縁１２６，１２７は縦方向に延びるおむつの中心線１２８周りに重複させられ、従っておむつ１０１の股部１０８は吸収層１２４の二重層を持つ領域１２９を示す。第一切断縁１２６と第一側縁１０９との間に位置した吸収層１２４の第一領域１３０は縦方向中心線１２８から離れる方向に吸収層１２４の上に移動させられ、第二切断縁１２７と第二側縁１１０間の吸収層１２４の第二領域１３１は吸収層１２４の上に反対方向に移動させられる。スリットの各側に位置する吸収層１２４の領域１３０，１３１の重複は、切断縁１２６，１２７が弓形に曲げられるような態様で実施される。これは重複、従って重複領域１２９の幅ｂがスリットの末端点１３４，１３５間で最大であり、末端点を向いた方向にゼロに減少することを意味する。示された実施例において、重複領域１２９は縦方向並びに横方向に対称的である。これは好適実施例であるけれども、他の実施例がこの発明の範囲内で可能である。例えば、重複領域１２９がスリットの中心点にその最大幅を持つことは必要ではない。従って、幅ｂはスリットの末端点１３４，１３５の一方近くに最大であることができる。
【００６０】
更に、おむつ１０１は流体移動層１２２を含む。図２ａと２ｂは図１のおむつ１０１の異なる実施例を示す。図２ａに示された実施例において全流体移動層１２２は流体透過性カバー層１０２と吸収層１２４との間に配置されている。図２ｂでは流体移動層１２２は吸収層１２４と一緒にスリットされており、おむつ１０１の股部１０８の吸収層１２４と同じ態様で重複させられている。
【００６１】
示された実施例では流体移動層１２２は平面で吸収層１２４と同じ形状と寸法を持つが、もちろんこれはこの発明に必要ではない。従って、流体移動層１２２は吸収層１２４より小さくてもまたは大きくてもよく、吸収層１２４に対して異なる形状を持つことができる。
【００６２】
流体移動層１２２は適当には吸収層１２４より高い多孔度を持ち、流体を受けて吸収層１２４の上に分散する良好な能力と流体を吸収層に放出する能力を持つ。流体移動層１２２はまた、吸収層１２４に吸収された流体と使用者の体との間に距離層を形成し、それにより再湿潤、すなわち既に吸収された体液が流体透過性カバー層１０２を通して浸透して戻ること、を減らしまたは防ぐ。一般的に、もし流体移動層１２２が流体移動層１２２を流体透過性カバー層１０２及び／または吸収層１２４と一緒に結合するために使用されることができる熱可塑性成分を含むなら有利である。従って、流体移動層１２２は、吸収層１２４と一緒に結合されることができ、この態様で吸収層１２４を重複する三次元形状付与状態に保つための安定化手段としての役目をする。
【００６３】
流体移動層１２２が吸収層１２４の重複部１３０，１３１間に延びている、図２ｂに示された実施例では、流体移動層１２２はまた、流体が吸収層１２４の重複領域間に迅速に到達することができるように吸収体１０４中への輸送通路を構成する。
【００６４】
上述のように、吸収層１２４がスリット形成され、スリットの各側に位置した領域１３０，１３１が重複させられるという事実は、おむつ１０１が股部１０８で体に適合した曲がった形状を与えられ、また追加の吸収容量が股部１０８に供給される結果をもたらす。従って、より厚くて、より吸収性の部分が、最初に体液によりぬれると予想されるおむつ１０１の領域内に制御された態様で得られ、同時に股部１０８が通常のおむつで可能なものより極めて狭く作られることができる。吸収材料の追加量が股部１０８の小さくて、比較的狭い領域に配置され、それが増大した吸収容量にもかかわらずおむつを着用するのを快適とする。股部１０８の安定化及び剛直化も重複部１２９内に得られる。
【００６５】
かかる剛直化は非制御の変形及び折り曲げ形成を阻止し、それはまた快適性を強化すること、及びおむつ１０１を目立たずに着用でき洩れに対して安全であることに寄与する。
【００６６】
先に示したように、ある方式で吸収層１２４の三次元形状を固定するのが適当である。例えば、吸収層はカバー層１０２，１０３、流体移動層１２２、またはおむつの一部を形成する幾つかの他の材料層のような、少なくとも一つの安定化層と結合されることができる。この結合はどのような適当な方式でも、例えば接着、ニードリングまたは溶接により実施されることができる。また吸収層１２４の三次元形状を、層１２４の一部を形成する結合剤、例えば熱可塑性繊維または粒子の活性化により、または重複領域１２９のニードリングにより、安定化することができる。
【００６７】
図３に示された失禁保護体３０１は図１及び２ａ，ｂのおむつと同じ基本構造を持ち、従って第一流体透過性カバー層３０２、第二流体不透過性カバー層３０３、及びカバー層３０２，３０３間に配置された吸収体３０４を含む。二つのカバー層３０２，３０３は吸収体３０４より大きな広がりを平面内に持ち、吸収体３０４の全周周りに突出するカバー縁３０５を形成する。カバー層３０２，３０３は突出カバー縁３０５内で互いに例えば接着または熱または超音波溶接により結合される。失禁保護体３０１の種々の要素に使用されている材料は図１及び２ａ，ｂに示されたおむつと同じ方式で選ばれることができる。
【００６８】
失禁保護体３０１は一般的に幅広の端部３０６，３０７と狭い中間股部３０８を持つ砂時計形状をしている。更に、失禁保護体３０１は二つの本質的に縦方向の内向きに曲がった側縁３０９，３１０と二つの本質的に横方向の端縁３１１，３１２を持つ。
【００６９】
失禁保護体３０１は使用者のパンツの内側に着用されることを意図した形式のものであり、この目的のために、粘着性接着剤の長方形の縦方向領域の形の固定手段３３２を持って供給される。示された固定手段３３２の実施例は例としてのみを意図している。従って、他の形の接着固定手段、例えば固定手段の他のパターン、または場所を使用することができる。また摩擦ライニング、フックとループライニング、クリップ、プレススタッド、固定フラップ等のような機械的固定手段のような、他の形式の固定手段が個別にまたは接着固定手段とまたは互いに組み合わせて使用されることができる。接着固定手段３３２は通常使用前は幾つかの形式の取り外し可能な保護シート、例えばシリコーン処理紙シート等により保護される。
【００７０】
失禁保護体３０１に縦方向に曲がった形状を与えるため、及び曲がった側縁３０９，３１０を持つ狭い股部３０８を制御された態様で形状付与するために、かつ同時に股部３０８に十分な吸収容量を供給するために、二つの切断縁３２６，３２７を持つスリットの形の切断が吸収層３２４内に配置され、その後重複するボート形状の領域３２９がスリットに沿って形成される。スリットの各側の、かつスリットの切断縁３２６，３２７と失禁保護体３０１の対応する側縁３０９，３１０との間に位置した領域３３０，３３１が、図１と２ａ，ｂに示されたおむつ１０１に関して述べたように、重複させられる。
【００７１】
図４に示すように、重複は本質的に平坦表面が流体透過性カバー層３０３に形成されるように、かつ立ち上がり部分３３８が使用時に使用者を向く方向であることを意図した失禁保護体のその側に形成されるように実施される。もちろんこれに代えて重複領域３２９を使用時に使用者から離れる方向であることを意図したその表面で膨らませることができる。かかる実施例では吸収層３２４はむしろ流体透過性カバー層３０２にボウル形状を形成する。重複領域３２９が流体透過性カバー層３０２と流体不透過性カバー層３０３の両方で幾らか膨らむ中間形状もまた考えられる。
【００７２】
失禁保護体３０１は使用時に使用者のパンツの圧力のため使用者の体と密着接触して保持される。使用者が吸収体３０４の重複領域３２９の存在のため、流体透過性カバー層３０２を通して失禁保護体３０１の表面に不規則でかつ不快な感覚として気づくのを防ぐために、距離層３２２が流体透過性カバー層３０２と吸収体３０４間に配置される。かかる距離層３２２は先に述べたように、幾つかの機能を実施することができる。例えば、特に失禁保護体及びおむつにおいて、高い瞬時流体吸収能力を持つ流体受容層として多孔性の通常弾性材料層を配置することは普通である。更に、層３２２は吸収性物品の流体受容表面と物品の吸収体間の流体分散及び流体移動部材としての役目をすることができる。距離層３２２は単一層または例えば互いに異なる組成及び／または異なる機能を持つ幾つかの層からなることができる。距離層で普通に使用される材料の例はポリエステル詰め綿、嵩高の不織布材料、種々の形式のラミネート、架橋セルロース繊維等である。距離層は好ましくは親水性が小さく、その内側に位置する吸収層より高い多孔度を持つべきであり、かつ使用者の体に対して柔らかくかつ気持ちのよいものであるべきである。
【００７３】
吸収体３０４は更に、示された実施例では、吸収層３２４と流体不透過性カバー層３０３との間に置かれた貯蔵層３４４を含む。貯蔵層３４４は適当には良好な流体分散能力を持ち、吸収層３２４から移動した流体を吸収しかつ貯蔵することができる。また貯蔵層３４４は安定化層として使用されることができ、従って吸収層３２４に結合されることができる。
【００７４】
図５と６はこの発明による別のおむつ５０１を示す。おむつ５０１は本質的に図１と２ａ，ｂのおむつと同じ方式で構成されている。従って、図５と６のおむつは流体透過性カバー層５０２、流体不透過性カバー層５０３、及びカバー層５０２，５０３の間に配置された吸収体５０４を含む。カバー層５０２，５０３は吸収体５０４周りの突出カバー縁５０５内で互いに結合されている。
【００７５】
おむつ５０１は幅広の端部５０６，５０７及び狭い中間股部５０８を持つ、主として砂時計形状をしている。更に、おむつ５０１は二つの縦方向の内向きに曲がった側縁５０９，５１０と二つの端縁５１１，５１２を持つ。
【００７６】
おむつ５０１はおむつの側縁５０９，５１０に沿って配置された予め緊張されて配置された、縦方向の弾性部材５２０，５２１を備えている。弾性部材５２０，５２１は使用時におむつ５０１の使用者の体に沿った曲がりに寄与する。従って、弾性部材５２０，５２１はおむつの側縁５０９，５１０を使用者の脚と接触して保つ役目をする。弾性部材はこの発明に必要ではなく、従って排除されることができる。なぜならこの発明による吸収体５０４は弾性部材５２０，５２１なしでさえ、非常に良好な適合性を持ち、かつ使用者の体にうまく順応するからである。
【００７７】
更に、おむつ５０１は内部弾性遮断壁５５１，５５２を持つ。内部弾性遮断壁５５１，５５２は二重に折り曲げられた材料ストリップ５５３，５５４からなる。材料ストリップ５５３，５５４は適当には流体浸透に抵抗することができる材料、例えば疎水性不織布、プラスチックフィルムまたは不織布及びプラスチックフィルムのラミネートからなる。各材料ストリップ５５３，５５４は取り付け縁５５５，５５６に沿って流体透過性カバー層５０２に固定され、対向折り曲げ縁５５９，５６０に予め緊張して配置された弾性部材５５７，５５８を含む。
【００７８】
図５において内部遮断壁５５１，５５２は伸張された弾性部材５５７，５５８を持って示されている。遮断壁５５１，５５２はそのとき流体透過性カバー層５０２に向けて下向きに位置する。使用時に遮断壁がおむつ５０１の側縁５０９，５１０に沿って流体捕獲側方ポケットを形成することを確実とするために、二重折り曲げ材料ストリップ５５３，５５４はおむつ５０１の端縁５１１，５１２に隣接して流体透過性カバー層５０２に対して下向きに固定される。おむつが用いられるとき、弾性部材５５７，５５８は収縮し、内部遮断壁５５１，５５２はそのとき図６に示された立ち上がり形状をとる。内部遮断壁５５１，５５２内の弾性部材５５７，５５８はおむつの側縁５０９，５１０の突出カバー縁５０５内の弾性部材５２０，５２１と共働する。
【００７９】
おむつ５０１は固定部材なしで示されており、図示の形状ではパンティー内または特別のパンツ状おむつ、タイパンツ等内の挿入体として用いられることができる。これに代えて、このおむつは例えば図１と２ａ，ｂで示されたおむつに関連して述べた種類の固定部材を備えることができる。またフックとループ表面、ボタン／ボタン穴、ベルト等のようなこの目的のための既知の他の形式の固定部材が用いられることができる。このおむつが吸収性パンツ状おむつとして構成されて配送されることも考えられる。
【００８０】
吸収体５０４は吸収層５２４を含み、この吸収層５２４にスリットの形の二つの切断が配置され、そのそれぞれは第一と第二の切断縁５２６′，５２７′；５２６′′，５２７′′を持つ。スリットは本質的におむつ５０１の縦方向に平行で、おむつ５０１の縦中心線５２８の各側に対称的に、本質的に股部５０８に配置される。スリットの切断縁５２６′５２７′；５２６′′，５２７′′はおむつ５０１の各側縁５０９，５１０に沿った領域５６１，５６２がおむつの縦中心線５２８に向けて動かされるような態様で、スリット間の中央に位置した吸収層５２４の領域５６３上に重複させられる。ここで“上に”は側縁５０９，５１０の吸収領域５６１，５６２がスリット間の中央に位置した吸収領域５６３より流体透過性カバー層５０２により近く配置されることを意味する。この配置により、空洞５６４が縦中心線５２８に最も近接して位置する切断縁５２６′，５２６′′間に形成される。この空洞５６４はおむつの縦方向に延びる溝の形状を持ち、この溝は使用時に流体を一時的に保持し、この流体をおむつの縦方向に分散する役目をする。空洞５６４は、もしそう望むなら、例えば繊維詰め綿、発泡材料、または良好な流体輸送性を持つ他のいずれかの材料で充填されることができる。
【００８１】
更に、おむつ５０１は流体移動層５２２を含む。図示の実施例では全流体移動層５２２が流体透過性カバー層５０２と吸収層５２４との間に配置されている。これに代えて、流体移動層５２２は吸収層５２４と一緒にスリット形成されることができ、股部５０８に重複して含まれることができる。
【００８２】
図６に示されるように、スリット間の中央に位置した領域５６４を側縁５０９，５１０に最も接近した領域５６１，５６２の下に配置する代わりに、逆配置を用いることももちろん可能であり、そこでは中央領域５６４は側方領域５６１，５６２上に配置される。
【００８３】
図７と８に示された衛生ナプキン７０１は流体透過性カバー層７０２、流体不透過性カバー層７０３、及びカバー層７０２，７０３間に配置された吸収体７０４を含む。二つのカバー層７０２，７０３は吸収体７０４より大きい広がりを平面内に持ち、吸収体７０４の全周周りに突出するカバー縁７０５を形成する。カバー層７０２，７０３は突出するカバー縁７０５内で、例えば接着または熱または超音波による溶接により、互いに結合される。衛生ナプキン７０１内の種々の要素で用いられる材料は上述の実施例に対するのと同じ方式で選ばれることができる。
【００８４】
衛生ナプキン７０１は幅広の端部７０６，７０７と狭い中間股部７０８を持つ主として砂時計形状をしている。更に、衛生ナプキン７０１は二つの主として縦方向内向きに曲がった側縁７０９，７１０と二つの主として横方向端縁７１１，７１２を持つ。
【００８５】
衛生ナプキン７０１は使用者のパンツの内側に着用されることを意図しており、衛生ナプキン７０１の各端部７０６，７０７に横方向に配置された粘着接着剤の長方形領域の形の固定手段７３２を備えている。先に述べたように、多数の種々の形式と形状の固定手段が吸収性物品をパンツの内側に固定するのに用いられることができる。
【００８６】
吸収体７０４は吸収層７２４を含み、この吸収層７２４にスリットの形の二つの切断が配置され、そのそれぞれは第一と第二の切断縁７２６′，７２７′；７２６′′，７２７′′を持つ。スリットは本質的に衛生ナプキン７０１の縦方向に平行で、衛生ナプキン７０１の縦中心線７２８の各側に対称的に、本質的に股部７０８に配置されている。スリットの切断縁７２６′，７２７′；７２６′′，７２７′′は、重複して置かれたボート形状領域が縦中心線７２８に沿って形成されるように互いを越えて移動された第一切断縁７２６′，７２６′′を持って、衛生ナプキン７０１の各側縁７０９，７１０に沿った側方領域７６１，７６２が衛生ナプキンの縦中心線７２８に向けて移動されるような態様で、重複させられる。側方領域７６１，７６２により形成された重複領域７６５は図示の例ではスリット間の中央に位置した吸収層７２４の領域７６３の下に配置される。ここで“下に”は側縁７０９，７１０の吸収領域７６１，７６２がスリット間の中央に位置した吸収領域７６３に関して流体不透過性カバー層７０２により接近して配置されることを意味することを意図している。
【００８７】
吸収層７２４の側方領域７６１，７６２がスリット間の中央に位置した吸収層７２４の領域７６３の下に重複させられているために、吸収層７２４の三層を持つ中央領域が形成される。この態様で、縦中心線７２８に沿って中央に延びるうまく構成された立ち上がり部７３８が完成された。この立ち上がり部は女性使用者のために解剖学的にうまく適合した形状を与える。立ち上がり部７３８は使用時に使用者の膣開口と接触し、従って月経流体が使用者の体を離れるや否やそれを捕えることができる。排泄された流体は股部７０８内の盛り上がった吸収材料により吸収されることができる。
【００８８】
図７の衛生ナプキンの図８に示された断面は切断部を越えて位置する衛生ナプキン７０１の部分が衛生ナプキン７０１の面からどのように曲がっているかを示す。スリット形成及びスリットに沿って位置した材料領域の重複の結果として曲がりが発生する。曲がりの範囲はスリットの数、スリットまたは複数のスリットの長さにより、そして重複がどのような大きさであるかにより制御される。先に述べたように、吸収層７２４の重複部により、縦中心線に向く方向の側縁７０９，７１０の曲がりと、衛生ナプキンの平面からの縦及び横方向の曲がりの両方が得られる。
【００８９】
図７と８に示された衛生ナプキンの吸収体７０４は単一吸収層７２４からなる。しかし、もちろん、更なる層及び要素が先に述べた実施例に関して特定されたように、吸収体７０４の一部であることができる。スリット形成された吸収層７２４は重複及び曲がった状態で適当にはカバー層７０２，７０３の一方または両方に溶接または接着されることにより固定される。これに代えて、またはそれと組み合わせて、重複部分はある結合剤により一緒に結合されることができる。かかる結合剤は重複部分間に単独で配置されることができ、または吸収体内の熱可塑性成分からなることができる。吸収層７２４の吸収材料と混合されることができる適当な熱可塑性結合剤は加熱及び圧縮または溶接により活性化される熱可塑性繊維である。もちろん、吸収層７２４を重複状態に保つために別個の固定手段、例えば安定化層を用いることもできる。
【００９０】
また図１−６に示された吸収性物品は物品の一部である吸収層のスリット形成及び重複のため縦並びに横方向に曲げられる。物品の股部がボウル形状をとるかまたは物品上の流体透過性表面に立ち上がり部を備えるかを選択することができるので、横方向曲がりは図２ａ，ｂ及び６には断面で示されていない。更に、切断部を超えて位置した物品の部分は図２ａ，ｂ及び６には示されていない。しかし、これらの物品は図７と８に示された衛生ナプキン７０１に対応して縦方向に曲がっていることは明らかである。
【００９１】
図９−１１においてこの発明による吸収層９２４がどのようにスリット形成され、形状付与されるかが概略的に示されている。図９には長方形の、平坦な吸収層９２４が縦側縁９０９，９１０と横端縁９１１，９１２を持って示されており、それに直線状貫通スリット９２５が配置されている。スリット９２５は側縁９０９，９１０に平行に配置されている。スリット９２５の各側に吸収層９２４の形状付与のために重複させられるであろう領域９３０，９３１が示されている。各領域９３０，９３１はスリット９２５の切断縁９２６，９２７と、スリットの末端点９３４，９３５間に延びる曲がった境界線９４６，９４７との間に位置しており、スリット９２５から離れる方向に曲がっている。
【００９２】
スリット９２５と境界線９４６，９４７との間の領域９３０，９３１は一緒に、二つの尖った先端９３４，９３５、末端点間の長さｌ及び幅ｂを持つボートまたは葉形状を持つ領域を形成する。
【００９３】
末端点９３４，９３５間で凸状に曲がっている境界線９４６，９４７のため、スリット９２５と境界線９４６，９４７との間の領域９３０，９３１は末端点に隣接してより末端点９３４，９３５からある距離により大きな幅ｂを持つ。境界線９４６，９４７は図に示すように、縦方向並びに横方向にスリット９２５周りに好ましくは対称的に配置されている。しかし、スリット９２５の異なる部分に沿って異なる曲率半径を持つ境界線を考えることもできる。例えば、スリット９２５の一端９３４に接近して他端９３５に接近してよりより大きな曲率半径を持つことができる。
【００９４】
図１０にスリット９２５に沿って重複領域９２９を形成するための方法が示されている。複数の結合した吸収層９２４が連続材料ウェブ９４０として回転凹状ロール９４１の上に供給される。図ではスリットの各側の領域９３０，９３１が重複させられるように切断縁９２６，９２７がどのように互いの上に反対方向に移動されるかが示されている。重複の結果として、一方では重複領域９２９内の吸収材料の隆起が得られ、他方では吸収層９２４がそれが曲がった側縁９０９、９１０を持つように形状付与される。更に、吸収層９２４は縦方向並びに横方向に曲がっている。
【００９５】
個々のスリット形成及び形状付与された吸収層９２４は図１０に点線で印された横断分割線９４２に沿って走行材料ウェブ９４０から分離される。
【００９６】
図１１に、図１０に示された材料ウェブ９４０から分離されたときに完全に形状付与された吸収層９２４がどのように見えるかが示されている。スリット９２５の各側の曲がった領域９３０，９３１のスリット形成及び重複により、吸収層９２４は縦方向に曲がった形状を与えられている。加えて、吸収層９２４の側縁９０９，９１０は内向きに、スリット９２５を向いた方向に、曲がっており、従って吸収層９２４は平面内で殆ど砂時計の形状をしている。
【００９７】
吸収層９２４を形状付与状態に固定するのが通常好都合である。固定は例えば接着、または溶接により、または吸収層に含まれた結合剤、例えば熱可塑性繊維の活性化により達成されることができる。吸収層９２４の形状の安定化はまた、追加の材料層を、例えば接着または溶接により折り曲げられた吸収層９２４に固定することにより達成されることができる。かかる追加の材料層は例えば流体透過性カバー層または流体不透過性カバー層、または完成した吸収性物品で補強層として、流体受容層、流体分散層、または別の吸収層として作用する層であることができる。安定化層はその一方または両側の吸収層の重複領域の上に固定されることができる。
【００９８】
吸収層９２４は図示された長方形とは別の初期形状、例えば砂時計形状または長円形状を持つことができる。先に述べたように、幾つかのスリット９２５が同じ吸収層９２４に配置されることができる。これらのスリットは互いに関して異なる層に配置されることができ、互いに完全にまたは部分的に重複した重複部分９３０，９３１を持って置かれることができ、または平面内で分離されることができる。物品の端部にスリット９２５を配置することにより、端部はまた希望の方式で形状付与されることができる。記述した実施例ではスリットは縦方向に中央に配置されて示されているが、もし適当と考えるなら、一端部に向けて、好ましくは少なくとももし追加の吸収容量が尿吸収のためを意図しているなら、使用時に使用者の前方に向けられることを意図した端部に向けて幾らか変位して設けられることができる。
【００９９】
スリット９２５は吸収性物品のカバー層の一方または両方を通して作られることができる。更に、吸収層は吸収層と一緒にスリット形成されることができる流体輸送層、及び／または流体貯蔵層を含むことができる。
【０１００】
この発明による吸収層の凹状回転ロールにより実施される形状付与が図９−１１に示されている。もちろん、これに代えて吸収層を凹状折り曲げ板上またはある角度で置かれた二つの普通の回転円筒ロール上を通過させることにより吸収層の種々の部分の形状付与及び結合を完成することもできる。
【０１０１】
図１２に二つのスリット１２２５′，１２２５′′を持つ吸収層１２２４が示されている。吸収層１２２４は凹状回転ロールの上を移動され、その結果として各スリット１２２５′，１２２５′′と吸収層１２２４上の対応する側縁１２０９，１２１０との間のバンド形領域１２６１，１２６２が吸収層１２２４の縦中心線１２２８に向いた矢印Ａの方向に移動させられている。形状付与前は、吸収層１２２４は長方形であり、それは図に連続線で示されている。形状付与後、層１２２４は一点鎖線で示された計画形状をとる。従って、吸収層１２２４は形状付与後、曲がった側縁１２０９，１２１０を持つ。バンド形領域１２６１，１２６２はスリット１２２５′，１２２５′′間のバンド形領域１２６３の下に移動されるか、または中央バンド形領域１２６３の上に配置されることができる。形状付与された吸収層１２２４は吸収性物品内に配置されるので、これは流体透過性カバー層に最も接近した、または流体不透過性カバー層に最も接近した中央バンド形領域１２６３を持ってなされることができる。
【０１０２】
図１３−１６は図式的にどのようにこの発明による吸収層１３２４がスリット形成されかつ形状付与されるかを示す。図１３は縦側縁１３０９，１３１０と横端縁１３１１，１３１２を持つ長方形の平坦な吸収層１３２４を示し、この層内に貫通スリット１３２５が配置されている。スリット１３２５は側縁１３０９，１３１０に平行に配置されている。スリット１３２５の両側に、スリット１３２５から離れる方向に曲がった圧縮線１３２９の形の曲がった折り曲げ表示が形成されている。圧縮線１３２９はスリット１３２５の各側の部分１３２６の境界を定め、この部分はスリット１３２５とそれぞれの圧縮線１３２９との間に位置している。
【０１０３】
スリット１３２５と圧縮線１３２９との間の部分１３２６は一緒にスリット１３２５とそれぞれの圧縮線１３２９との間の各部分１３２６に二つの尖った末端１３３４，１３３５、この末端点間に長さｌ及び幅ｂを持つボート、または葉形状を持つ領域を形成する。
【０１０４】
圧縮線１３２９が末端１３３４、１３３５間で凸状に曲がっているため、スリット１３２５と圧縮線１３２９との間の部分１３２６は末端１３３４，１３３５からある距離に末端に接近してよりより大きな幅ｂを持つ。圧縮線１３２９は好ましくは図示のように、スリット１３２５周りに縦方向及び横方向の両方で対称的に配置される。しかし、スリット１３２５の異なる部分に沿って異なる曲率半径を持つ圧縮線１３２９を配置することも考えられる。例えば、曲率半径はスリット１３２５の一端１３３４に接近して他端１３３５に接近してよりより大きいことができる。圧縮線１３２９はいずれにしても連続である必要はなく、曲がった折り曲げ線に沿って配置された破線または点圧縮がこれに代えて折り曲げ表示として用いられることができる。もちろんまた折り曲げ線に沿って配置された材料弱化及び切断、または細孔のような他の形式の折り曲げ表示を用いることもできる。
【０１０５】
図１４はスリット１３２５の両側の部分１３２６が圧縮線１３２９に沿って吸収層１３２４の平面から上に折り曲げられたときに見える吸収層１３２４を示す。部分１３２６の上への折り曲げは、例えば吸収層１３２４がスリット１３２５の側の部分１３２６を圧縮線１３２９から真直ぐ上に折り曲げる上向きに突出する部分を持つ回転ロールの上を通過させることにより実行されることができる。
【０１０６】
上への折り曲げ部分１３２６は続いて例えばすき形折り曲げ板により吸収層１３２４の平面に向けて下に折り曲げられる。この発明の幾つかの実施例に対しては下への折り曲げ操作は省かれることができる。例えば、上への折り曲げ部分１３２６は、曲がった折り曲げ縁１３２７が一緒に接近させられた後、衛生ナプキン等にこぶ（ｈｕｍｐ）として知られた狭い立ち上がり部分を一緒に形成することができる。
【０１０７】
図１５は圧縮線１３２９に形成された曲がった折り曲げ縁１３２７を一緒に接近させる方法を示す。複数の連結された吸収層１３２４が回転凹状ロール１３４１上に連続材料ウェブ１３４０として供給される。図はどのように折り曲げ縁１３２７が完全に一緒に接近されるかを示す。これに代えて、略２０ｍｍまでの小さな隙間が折り曲げ縁１３２７間に残されることもできる。
【０１０８】
個々のスリット形成され形状付与された吸収層１３２４は図１５に点線により印された横断分割線１３４２に沿って走行材料ウェブ１３４０から分離される。
【０１０９】
図１６は図１５に示された材料ウェブ１３４０から完全に形状付与された吸収層１３２４が分離されたときにどのようにそれらが見えるかを示す。吸収層１３２４は、切断、折り曲げ及び曲がった折り曲げ縁１３２７を一緒に接近させることにより、縦方向に曲がった形状を与えられている。更に、吸収層１３２４の側縁１３０９，１３１０はスリット１３２５を向いた方向に内向きに曲がっており、従って吸収層１３２４は平面で略砂時計の形状をしている。
【０１１０】
吸収層１３２４に向けて下に折り曲げられたスリット１３２５の両側に位置する部分１３２６を持つ吸収層１３２４を形状付与状態に固定するのが通常は適当である。この固定は例えば接着または溶接により、または吸収層内に含まれた結合剤、例えば熱可塑性繊維を活性化することにより成し遂げられることができる。
【０１１１】
吸収層１３２４の形状の安定化はまた、追加の材料層を、例えば接着または溶接により折り曲げられた吸収層１３２４に固定することにより完成されることができる。かかる追加の材料層は例えば流体透過性カバー層または流体不透過性カバー層、または完成した吸収性物品で補強層として、流体受容層、流体分散層、または別の吸収層として作用する層であることができる。安定化層は吸収層のスリット１３２５の上に、折り曲げ部分１３２６と同じ側に、及び／またはその反対側のいずれかに固定されることができる。
【０１１２】
吸収層１３２４は図示された長方形とは別の初期形状、例えば砂時計形状または長円形状を持つことができる。先に述べたように、数個のスリット１３２５が同じ吸収層１３２４に配置されることができる。スリットは互いに関して異なる層に配置されることができ、互いに完全にまたは部分的に重複する折り曲げ部１３２６を持って置かれることができ、または平面内で分離されることができる。物品の端部にスリット１３２５を配置することにより、これら端部はまた、希望の方式で形状付与されることができる。説明した実施例ではスリットは中央に配置されるように示されているが、もし適当と考えられるなら、一端部に向けて、好ましくは少なくとももし追加の吸収容量が尿吸収を意図しているなら、使用時に使用者の前方に向けられることを意図した端部に向けて、幾らか変位されて位置させることができる。
【０１１３】
スリット１３２５は吸収性物品のカバー層の一方または両方を通して作られることができる。
【０１１４】
図１７は例えば衛生ナプキン等で使用するのに適している吸収層１７２４を示す。吸収層１７２４は縦スリット１７２５を備えており、先に述べたように、スリットの両側に上に折り曲げられた弓形部分１７２６を持つ。折り曲げ部分１７２６の折り曲げ縁１７２７を一緒に接近させることにより、吸収層１７２４は曲がった側縁１７０９，１７１０を持つ縦方向に曲がった形状を与えられている。更に、折り曲げ部分１７２６は吸収層１７２４の平面に向けて下に折り曲げられておらず、それらの部分は吸収層の平面から本質的に直角に立ち上がった状態で一緒に結合されている。この方式で、折り曲げ部分１７２６は狭いアーチ状の立ち上がり部分１７５０を形成し、この立ち上がり部分は吸収層１７２４を含む物品の使用時にそれが使用者の体に対面するように有利には配置されることができる。かかる身体追従立ち上がり部分は、それらが使用者の体に関して吸収性物品の正しい配置を容易とするので、かつそれらが更に体液が使用者の体を離れるや否や排出された体液を捕えて吸収することができるので、有利である。
【０１１５】
図１８−２３はどのようにこの発明による吸収層１８２４が開口され形状付与されるかを図式的に示す。図１８と１９は長方形の平坦な吸収層１８２４を示し、それは縦側縁１８０９，１８１０及び横端縁１８１１，１８１２を持ち、その層内に貫通開口１８２５が配置されている。開口１８２５は側縁１８０９，１８１０に平行に配置され、図１８では開口は開口１８２５内でなお除去される部分、すなわち切り抜き部分１８２９を示す。この開口は取り巻き切断縁１８２７により境界を定められている。
【０１１６】
切り抜き部分１８２９は末端点１８３４，１８３５を持つ二つの尖った末端、及び末端点１８３４，１８３５間に長さＬ１を持つボートまたは葉形状を持ち、取り巻き自由縁１８２３により境界を定められている。
【０１１７】
自由縁１８２３が末端１８３４，１８３５間で凸状に曲がっているために、切断縁１８２７と自由縁１８２３間の重複領域１８２６（図２１）は末端に接近してより尖った末端１８３４，１８３５からある距離に大きな幅を持つ。切断縁１８２７は好ましくは開口１８２５周りに、または切断縁１８２７が一緒に接近させられた後に形成された流体流入溝１８３０周りに、図示のように縦方向及び横方向の両方で対称的に配置されている。しかし、開口１８２５の異なる部分に沿って異なる曲率半径を持つ切断縁１８２７を配置することも考えられる。例えば曲率半径は開口１８２５の一端で他端よりより大きくすることができる。
【０１１８】
図１９は切り抜き部分１８２９が吸収層１８２４から除去されたときに見える吸収層１８２４を示し、これはこの技術分野で既知の多数の方法で行われることができる。
【０１１９】
図２０は切断縁１８２７を一緒に接近させて流体流入溝１８３０を形成する方法を示す。複数の連結された吸収層１８２４が回転凹状ロール１８４１上を連続材料ウェブ１８４０として供給される。
【０１２０】
図はどのように切断縁１８２７が一緒に接近され、狭い流体流入溝１８３０を形成するかを示す。切断縁１８２７をロール１８４１上で一緒に接近させることはまた上述したような方式で吸収層１８２４を三次元で変形する。図２０は吸収層１８２４がロール掛け中及びロール掛け後に、平面で砂時計の形に変形されたことを示す。もちろん切断縁１８２７を一緒に完全に密接させることもでき、そのときは吸収層１８２４の三次元形状付与は成し遂げられるが、流入溝の形成は達成されない。
【０１２１】
個々の形状付与された流体流入溝１８３０を持つ吸収層１８２４は、図２０に点線により印された横断分割線１８４２に沿って走行材料ウェブ１８４０から分離される。
【０１２２】
図２１はこの発明の別の実施例を示し、そこでは切り抜き部分１８２９がロール１８４１の上を移動させられる吸収層１８２４に関して、流体流入溝１８３０の上の吸収層１８２４の上側に適用される。図は流体流入溝１８３０が予め決められた幅を持つ迄ロールの上で一緒に接近させられている切断縁１８２７と同時に連続移動している形成された流体流入溝１８３０の上の吸収層に切り抜き部分が適用されることを示す。切り抜き部分は予め決められた位置に切断縁を固定するために使用されることができる。固定は接着、加熱、溶接または他のこの目的に適した方法により実現されることができる。また切り抜き部分が吸収層にロール側から適用されることもできる。
【０１２３】
上述の切り抜き部分の適用の別の実施例（図示せず）において、切り抜き部分１８２９は、図２０に示された予め決められた寸法に全流体流入溝が既に形成されたとき、ロール掛け後の、流体流入溝１８３０の上の、吸収層１８２４の下側に適用される。
【０１２４】
図２２は図２０または２１に示された材料ウェブ１８４０から吸収層１８２４が分離されたときどのように完全に形状付与された吸収層１８２４が見えるかを示す。吸収層１８２４は切断縁１８２７が一緒に接近させられているため、縦方向に曲がった形状を与えられている。更に、吸収層１８２４の側縁１８０９，１８１０は流体流入溝１８３０を向いた方向に内向きに曲がっており、従って吸収層１８２４は平面で殆ど砂時計形状をしている。
【０１２５】
吸収層１８２４を、吸収層１８２４に対して流体流入溝１８３０の両側に位置した切り抜き部分１８２９の重複部分１８２６を持つ形状付与状態に固定するのが通常適当である。固定は例えば、接着または溶接により、または吸収層に含まれた結合剤、例えば熱可塑性繊維を活性化することにより成し遂げられることができる。吸収層１８２４の形状の安定化はまた、追加の材料層を、例えば接着または溶接により、吸収層１８２４に固定することにより達成されることができる。かかる追加の材料層は例えば流体透過性カバー層または流体不透過性カバー層、または完成した吸収性物品において強化層として、流体受容層、流体分散層、または別の吸収層として作用する層であることができる。安定化層は吸収層の流体流入溝１８３０の上の、切り抜き部分１８２９と同じ側に、及び／またはその反対側のいずれかに固定されることができる。
【０１２６】
図２０−２２に示されたこの発明による吸収層の形状付与は凹状、回転ロールにより実施された。もちろん、これに代えて形状付与及び吸収層に流体流入溝を形成するために切断縁を一緒に接近させることを吸収層を凹状折り曲げ板上に、またはある角度で置かれた二つの回転する通常の円筒ロールの上に通過させることにより達成することもできる。
【０１２７】
吸収層１８２４は示された長方形とは別の初期形状、例えば砂時計形状または長円形状を持ってもよい。幾つかの開口が同じ吸収層１８２４に配置されることもできる。開口は互いに関して異なる層に配置されることができ、切り抜き部分１８２９は互いに完全にまたは部分的に重複して置かれてもよく、または平面内で分離されてもよい。物品の端部に開口を配置することにより、端部はまた、この発明により希望の方式で形状付与されることができる。
【０１２８】
記述した実施例では開口は中央に配置されるように示されているが、もし適当と考えられるなら、開口は一端部に向けて、好ましくは使用時に、少なくとももし切り抜き部分の適用により得られる追加の吸収容量が尿吸収を意図しているなら、使用者の前方に向けられることを意図した端部に向けて、幾らか変位されて設けられることができる。
【０１２９】
開口は吸収性物品の一つまたは両方のカバー層を通して作られることができる。
【０１３０】
図２３は例えば衛生ナプキン等で使用するのに適した吸収層２３２４を示す。吸収層２３２４は縦方向の流体流入溝２３３０を備えており、先に述べたように、流体流入溝２３３０の両側に重複する部分２３２６を持つ切り抜き部分２３２９を持つ。切断縁２３２７を一緒に接近させることにより、吸収層２３２４は曲がった側縁２３０９，２３１０を持つ縦方向に曲がった形状を与えられている。適用された切り抜き部分２３２９は狭い、弓状立ち上がり部２３５０を形成し、それはこの吸収層２３２４を含む物品の使用時にそれが使用者の体に対面するように有利には配置されることができる。かかる身体追従立ち上がり部は、それらが使用者の体に関して吸収性物品の正しい配置を容易とするので、かつそれらが更に体液が使用者の体を離れるや否や排出された体液を捕えて吸収することができるので、有利である。切り抜き部分はまた、図４ｃに示されたように吸収層の他方の側に適用されることもできる。
【０１３１】
図３と４に示された失禁保護体３０１、及び図７と８の衛生ナプキン７０１は弾性部材を備えてもよい。かかる弾性部材は吸収性物品の曲がり及び形状付与に寄与し、また物品の側縁に沿った立ち上がり遮断壁を作るために使用されることができる。しかし、この発明は解剖学的に正しい形状を持つ吸収性物品を完成可能とするので、一般的に弾性部材を用いることは必要ではない。
【図面の簡単な説明】
【０１３２】
【図１】
この発明によるおむつを示す。
【図２ａ】
この発明の第一実施例による図１のおむつを通した線ＩＩａ−ＩＩａに沿った断面を示す。
【図２ｂ】
この発明の第二実施例による図１のおむつを通した線ＩＩｂ−ＩＩｂに沿った断面を示す。
【図３】
この発明による失禁保護体を示す。
【図４】
図３の失禁保護体を通した線ＩＶ−ＩＶに沿った断面を示す。
【図５】
この発明の更なる実施例によるおむつを示す。
【図６】
図５のおむつを通した線ＶＩ−ＶＩに沿った断面を示す。
【図７】
この発明による衛生ナプキンを示す。
【図８】
図７の衛生ナプキンを通した線ＶＩＩＩ−ＶＩＩＩに沿った断面を示す。
【図９】
この発明による吸収体で使用するための吸収層を示す。
【図１０】
この発明による吸収層を形成する方法を示す。
【図１１】
この発明による完全に形状付与された吸収層を示す。
【図１２】
この発明の代替実施例による吸収層を示す。
【図１３】
この発明による吸収体で使用するための更なる吸収層を示す。
【図１４】
第一折り曲げ工程後に見える図１３の吸収層を示す。
【図１５】
図１３と１４に示された種類の吸収層に形状付与する方法を示す。
【図１６】
図１３と１４に示された種類の完全に形状付与された吸収層を示す。
【図１７】
立ち上がり部を持つ吸収層を示す。
【図１８】
この発明による吸収体で使用するための更なる吸収層を示す。
【図１９】
切り抜き部分の除去後に見える図１８の吸収層を示す。
【図２０】
この発明による吸収層に形状付与する方法を示す。
【図２１】
この発明によるロール掛けと関連して切抜き部分を適用した吸収層に形状付与する方法を示す。
【図２２】
切り抜き部分を適用した、図７または８の方法により形状付与された吸収層を示す。
【図２３】
切り抜き部分を適用した完全に形状付与された吸収層を示す。[0001]
Technical field:
The present invention relates to an absorbent article having a longitudinal and transverse direction and including an absorbent body contained in a cover, the cover having a fluid permeable surface and a fluid impermeable surface, wherein the absorbent body has a first cutting edge. And at least one absorbent layer showing a through slit having a second cutting edge.
[0002]
The invention also relates to a method for producing the absorbent article.
[0003]
Background technology:
Absorbent articles such as diapers, sanitary napkins and incontinence protectors are intended to capture and absorb bodily fluids from a user's genital area. Depending on the amount of fluid and the application that the article must be able to absorb, there are of course articles with various shapes and dimensions. For example, diapers for severely incontinent adults have a significantly greater and greater absorption capacity than diapers for infants. Furthermore, in addition to the requirement for sufficient absorption capacity and leak safety, the article is required to be comfortable to wear. It is also important that the article be inconspicuous for adult users and be able to be worn unobtrusively under ordinary clothing.
[0004]
Thus, while absorbent articles must be designed to have sufficient absorption capacity to absorb the excreted bodily fluids, they are comfortable and flexible to wear and they do not fit well in the user's body. It must have good compatibility to fit and prevent leakage. One difficulty in shaping an absorbent article intended to be worn on the user's crotch region is the limited space between the user's legs. This means that in order to be comfortable to wear, the article must be narrowest in the area where most of the fluid released from the user will strike the article. Thus, the first wetted area of the article will be saturated with fluid and will not be able to absorb further released fluid even if most of the absorbent material at the end of the article remains unused. There are obvious risks. This means that there is a great risk of leakage even when the article has absorbed a relatively small amount of fluid. Accordingly, it is common to provide the article with some type of edge barrier to prevent fluid leakage past the side edges of such absorbent articles. Such edge barriers are often resilient and form a physical barrier that rises to the fluid flow. In diapers and incontinence protectors of the type worn as absorbent pants, it is common to place an elastic member that is clamped around the user's leg, so that the edges of the article are in sealing contact with the leg. keep.
[0005]
Elastic leg bands and rising barriers may provide relatively wide crotch in articles such as diapers and incontinence protectors for heavy incontinence in order for the article to achieve sufficient absorption capacity in the wet area of the article. Usually combined with the fact that it is shaped to have. Such a crotch region would fold together between the user's legs in use, or hang between the legs as a fluid collection bag. Such shaping creates random grooves that cause leakage and are particularly uncomfortable or noticeable and also do not work well when the user sits down. For sanitary napkins and other absorbent articles, where the demand for inconspicuousness in use is particularly great, such a rugged and incompatible structure is totally unacceptable. Also, articles such as sanitary napkins and incontinence protectors for light incontinence are rather small, not self-supporting, and are mounted inside ordinary pants, which in use keep the article in contact with the user's body. Thus, structures with sagging or folded together crotch regions have no utility for articles in this area.
[0006]
As can be seen from the above, there is a need for an absorbent article that has good fit, high leakage safety, high absorption capacity in the area of initial wetting, and is unobtrusive and comfortable to wear. It would also be desirable to be able to provide an absorbent article with good conformity such that special forming elements in the form of elastic members or leak barriers can be avoided.
[0007]
DISCLOSURE OF THE INVENTION:
The present invention includes an absorbent body having a longitudinal direction and a lateral direction, and contained in a cover, the cover having a fluid-permeable surface and a fluid-impermeable surface, and the absorbent body having a first cutting edge and a second cut edge. An article comprising at least one absorbent layer exhibiting a through slit with two cutting edges has been achieved. The article has good fit, high leak safety, high absorption capacity, high inconspicuousness and comfort.
[0008]
Articles made in accordance with the present invention have an absorbent layer that is primarily composed of two cutting edges, the material on either side of the two cutting edges being moved in a direction essentially perpendicular to the slit and fixed in its moved position. It is characterized by being displaced with respect to each other in such a way as to be shaped.
[0009]
By moving material on either side of the cutting edge, deformation of the absorbent layer is achieved in a controlled manner. This deformation is the result of stresses and strains that occur within the absorbent layer as the cutting edges are moved toward or away from each other, and the absorbent layer is oriented longitudinally (X direction), widthwise (Y direction). Direction) and perpendicular to the plane of the absorbing layer (Z direction). As the material moves inward, an additional inward bend in the side edges of the absorbent layer is obtained if the slits are arranged in the longitudinal direction of the absorbent article. If the absorbent layer already has an inwardly curved edge before the movement of the cutting edge, an increased curvature is obtained. Thus, on the one hand, shaping of the absorbing layer in the plane, ie in the XY direction, is obtained, and on the other hand, shaping in the spatial, ie, Z-direction perpendicular to the XY direction, is obtained. As a result, the bent layer is very well suited as an element of an absorbent article such as a diaper, sanitary napkin, incontinence protector and the like. This is because the bent shape can follow the curvature of the body of the user.
[0010]
The slit in the absorbent layer can be a simple cut or it can be in the form of an opening with some width different from zero. Such an opening in the absorbent layer may be the result of the first cutout being removed from the absorbent layer. The opening is suitably essentially boat-shaped or leaf-shaped with pointed ends and a wide center. When the cutting edges of such openings are approached toward each other, the absorbent layer may have a fluid inflow groove having a width corresponding to the degree to which the cutting edges are brought together. In extreme cases, the cutting edges are brought together completely together or overlapped.
[0011]
When the opening is formed by removing the cutout from the absorbent layer, the cutout can be used to increase the absorption capacity of the shaped absorbent layer. The cutout can thus be applied to the absorbent layer on that side of the absorbent layer facing the user in use, if present, preferably above the fluid inlet channel. Furthermore, the cutouts are preferably arranged symmetrically with respect to the center line of the longitudinally extending absorbent layer.
[0012]
In another embodiment of the invention, the cutout is applied symmetrically about the centerline of the longitudinally extending absorbent layer below the absorbent layer on that side of the absorbent layer facing away from the user in use. .
[0013]
According to a preferred embodiment of the present invention, the first region located along the first cutting edge overlaps the second region located along the second cutting edge, and the overlapping region is bent in at least one arcuate shape. It is arranged to have an edge.
[0014]
Since the area re-approaching the cutting edge is overlapped so as to have the least overlap at both ends of the slit and the maximum between both ends, bending of the longitudinal absorption layer perpendicular to the surface of the absorption layer, And an inward bending of the side edges of the absorbent layer is achieved. Here, the longitudinal direction of the absorbing layer refers to a direction parallel to the slit of the absorbing layer. Thus, on the one hand, the shaping of the absorbing layer in the plane, ie in the XY direction, and on the other hand, the shaping in the Z direction perpendicular to the XY direction are obtained.
[0015]
According to one embodiment of the present invention, the absorbing layer has, in addition to the through slit, an arcuate fold indication symmetrically disposed on each side of the slit, the arcuate fold indication being bent away from the slit. The absorbent layer has a portion on each side of the slit, between the slit and the respective bend indication, which part is folded along the bend indication in a direction away from the slit.
[0016]
The folded portions on both sides of the slit are preferably completely folded down with respect to the absorbent layer and can be fixed to the absorbent layer in the downwardly folded position. Such fixation of the downwardly bent part can be achieved, for example, by gluing. In addition, a component that can be heated and melted can be used in the absorption layer in order to attach the portion bent downward to the rest of the absorption layer. Another method for securing the downwardly folded portion to the absorbent layer is to place a securing member over the downwardly folded portion. An example of such a fixing member is a layer of material which is mounted on the part folded down on both sides of the slit, for example by gluing or welding.
[0017]
According to a preferred embodiment, the fold edges formed along the bent fold representation are brought together and fixed at a distance of 0-20 mm from each other. It may be appropriate to keep a small gap between the folding edges. Such a gap may serve as an inflow channel for the fluid in the article, and may also constitute a temporary reservoir for the fluid that does not yet have time to be absorbed by the absorbent material of the article. The gap further facilitates rapid diffusion of the fluid into the ends of the article.
[0018]
By bringing the bent fold edges closer together, the absorbent layer is given a bent, three-dimensional shape. The absorbent material in the folded portions on both sides of the slit is available for absorption of bodily fluids, so that no hanging "bags" are formed or the absorbent layer is folded together in an uncontrolled manner around the slit. Contributes to the absorption capacity in the area. The bent portion of the absorbent layer also serves to reduce the width of the absorbent layer on both sides of the slit. It can be used for anatomically adapted narrow crotch shaping, providing a three-dimensionally shaped absorber with inwardly curved side edges based on flat rectangular absorbent material. To gain.
[0019]
The fixing of the absorbent layer in a predetermined bent configuration, preferably with folded edges on either side of the slits, which are completely or partially brought together together, is suitably achieved by stabilizing means. Such stabilization is described in more detail below.
[0020]
According to the invention, it is also possible to form an absorbing layer which has been moved apart on both sides of the slit. Such absorbent layers may be such that the two cutting edges have an opening having a length between the two end points and an opening having a width perpendicular to the length. And that the width of this opening has a maximum between the end points, and that the absorbent layer is bent both longitudinally and laterally of the article, and that the absorbent layer is stabilized in a bent shape. It is characterized by being fixed by means.
[0021]
The opening is formed in the absorbing layer by moving the cutting edge of the slit away. At the same time, lateral and longitudinal bending of the absorber layer perpendicular to the plane of the absorber layer is caused. In this regard, the longitudinal direction of the absorbing layer means a direction parallel to the slit of the absorbing layer, and the lateral direction of the absorbing layer means a direction perpendicular to the slit of the absorbing layer. Shaping from the plane of the absorbent layer, ie in the Z direction perpendicular to the XY direction, is thus obtained. As a result, the slits and bent layers are very well suited as elements of absorbent articles such as diapers, sanitary napkins, incontinence protectors and the like. The bent shape can then be used to create a bowl shape on that side of the article that is intended to face the user in use. In such an embodiment, a longitudinal bending of the article following the body is also obtained. Alternatively, the article can be bent in the opposite direction, with the raised portion being formed on the side intended to face the user in use. Such raised portions are particularly suitable for making direct contact between the user's body and the absorbent article, and are advantageously used in sanitary napkins.
[0022]
The absorption layer is fixed in a bent state with a wide slit so as to form a boat-shaped opening. Such fixation can be achieved, for example, by arranging a fixing member over the opening, so that the next portions of the respective cutting edges on both sides of the opening are fixed at a predetermined distance from each other. An example of such a fixing member is a layer of material which is mounted on the absorbent layer on both sides of the edge of the slit, for example by gluing or welding. Another method of fixing the bent shape of the absorbent layer is that the absorbent layer is first shaped, after which the heat-meltable components in the absorbent layer are used to bind the materials in the absorbent layer, preferably the fibers, and thus To fix the absorbing layer in a curved shape.
[0023]
According to one embodiment of the invention, the absorbent layer shows at least a second slit essentially parallel to the first slit, wherein each slit shows a first cutting edge and a second cutting edge, They are displaced in pairs with respect to each other in such a way that the absorbent layer shows at least one overlapping area along each slit, and furthermore the overlapping area along each slit has a bowed edge.
[0024]
In such an embodiment, an overlap region is formed for each slit on each side of a straight line passing through the end point of each slit. Depending on the distance between the slits and the size of the overlap region, the overlap regions along each slit will either be located at a distance from each other, adjacent to each other, or overlap each other. The last case occurs if the overlap area between the slits has a maximum width exceeding the distance between the slits. In that case, there will be a portion consisting of three overlapping layers of the absorbing layer between the slits. The parallel slits are preferably provided at a mutual distance of 0.5-15 cm.
[0025]
An absorbent article of this kind generally shows two ends and a crotch provided between these ends, where the crotch has a transversely smaller extension. There it is particularly advantageous if the slits are arranged at least mainly in the crotch. Furthermore, it is advantageous if the slit extends in the longitudinal direction of the article. When only one slit is made in the absorbent layer, this is suitably located along the centerline of the longitudinally extending article. If two slits are made in the absorbent layer, they are advantageously arranged symmetrically on each side of the longitudinal centerline of the article.
[0026]
When the absorbing layers have overlapping areas, they are suitably fixed to one another. Such a fixation can be achieved, for example, by gluing. It is also possible to use the heat-meltable components in the absorption layer to attach the overlapping parts of the absorption layer to one another, for example by thermal bonding or ultrasonic welding. Another method for securing the overlapping regions to each other is by placing a securing member over the overlapping portions. An example of such a fixing member is a layer of material applied over the overlap region on both sides of the cutting edge of the slit, for example by gluing or welding.
[0027]
By bringing the materials on the sides of the slit closer together and, if appropriate, overlapping, the absorbent layer is given a bent three-dimensional shape. No hanging "bags" are formed or the absorbent material is available for absorption of bodily fluids, since the absorbent material in the overlapping areas or in the cut-outs located above the absorbent layer The layers contribute to the absorption capacity in the area around the slit without being folded together in an uncontrolled manner. In the case of overlap, the area of the absorber layer that overlaps also contributes to reducing the width of the absorber layer along the slit. It can be used for anatomically adapted narrow crotch shaping of absorbent articles, three-dimensional shaped absorbent with curved side edges based on flat, rectangular absorbent material Get the body. This invention can therefore be said to provide the possibility of moving the absorption capacity in a controlled manner from the XY plane of the absorbing material in the Z direction.
[0028]
The fixing of the absorbent layer in a predetermined bent shape is suitably achieved by stabilizing means.
[0029]
Such a stabilizing means can be a stabilizing layer, as mentioned earlier, which is firmly connected to the absorbent layer, for example by gluing or welding.
[0030]
The stabilizing layer can be arranged such that it also constitutes a distance layer between the absorber and the fluid permeable surface of the cover. The distance layer can perform several functions and can be, for example, a porous fluid receiving layer, a fluid transfer layer, a soft wadding layer, a rewet barrier layer, a camouflage layer, or two or several Can be implemented in combination.
[0031]
The stabilizing layer can be disposed on one or both of the surfaces of the absorbent layer, where it is applied to both sides of the slit. If two stabilizing layers are used, the additional stabilizing layer may be, for example, a fluid permeable cover layer or a fluid impermeable cover layer, or a finished absorbent article; Or it can be a layer that acts as an additional absorbent layer. If the absorbent layer includes an overlapping region, the stabilizing layer can be deposited over the overlapping region of the absorbing layer, either on the same side as the overlapping region or on the opposite side of the absorbing layer.
[0032]
The stabilizing means may also include a binder that is part of the absorbent layer in the form of thermoplastic fibers or particles, such as, for example, polyethylene or polypropylene, polyester fibers or particles, or bicomponent fibers and the like. Combinations of one or two stabilizing layers and binders can also be used. The overlapping region of the absorbent layer can be fixed by placing an adhesive between the two regions at the overlapping position.
[0033]
An additional way of fixing the shape of the absorbent layer is by using stabilizing means in the form of a mechanical connection between the overlapping areas. Such a mechanical connection can be completed, for example, by embossing, needling, or riveting the overlap area.
[0034]
The overlap region can include a portion of the article's cover. The overlap region may then include a portion of the fluid permeable cover layer forming part of the article, a portion of the fluid impermeable cover layer forming part of the article, or both. The fluid permeable cover layer can also include a fluid distribution layer or a fluid receiving layer. If the overlap area includes a portion of the fluid impermeable cover layer, generally the article will have a fluid impermeable surface on the side of the article that is intended to be directed away from the user in use. It is appropriate to measure. Such fluid impermeability can be achieved by placing a fluid impervious seal, such as a fluid impervious weld, or a fluid impervious bond line between the overlapping regions. Alternatively, a strip of fluid impermeable material can be placed over the junction between the overlapping areas.
[0035]
Suitable absorbent materials for use in the absorbent layer are, for example, of the type described in WO 94/10956 and 0.2-1.0 g / cm 3 Is a layer of dry formed cellulose fluff pulp having a density of Other suitable materials are highly compressed cellulose fluff pulp, tissue layers, nonwoven layers and absorbent foam materials having densities on the same order as described above. The absorbent layer can include one or more layers of the same or different materials, and advantageously has the ability to form a superabsorbent material, i.e., a liquid-containing gel, to absorb many times its own weight of bodily fluids. And polymer materials in the form of fibers, particles, etc. The material layers in the absorbent layer can be mechanically joined, for example by gluing or welding, or by embossing, needling or compression.
[0036]
For an absorbent material to be suitable for slitting and forming according to the invention, the material should have sufficient cohesive strength to be treated as a coherent layer. This can be achieved, for example, by mixing the absorbent fibrous structure, such as a layer consisting essentially of cellulose fluff pulp, with an amount of a binder activated for cohesion of the absorbent layer. An example of a binder is a thermoplastic fiber. Sufficient cohesion of the absorbent fiber structure can also be achieved by mixing long fibers and / or compressing the fiber structure. Other methods of completing agglomeration are by using a support or reinforcing layer such as a mesh, nonwoven layer or tissue layer, or by compression, embossing, needling, and the like. Absorbent foam materials generally have their own sufficient cohesive capacity to be directly practicable in the absorbent layer according to the invention.
[0037]
An absorbent article according to the present invention may comprise several slits surrounded by the moved part and arranged in the same or different material layers. For example, the layer of absorbent material can show two slits symmetrically arranged on each side of a longitudinal centerline of the article. Furthermore, one slit can be envisaged, which extends longitudinally centrally, and two or more slits arranged at the end of the article. When the material on both sides of the slit is moved laterally until the absorbent layer has an overlapping area, the curvature of the edge of the overlapping area as well as the maximum width of the overlapping area are adjusted so that its shape follows the curvature of the user's body. Can be For example, it may be advantageous for the longitudinal bend of the crotch of the article to be greater than the longitudinal bend of the end.
[0038]
In a diaper for children, the slits have a length of 15-40 cm, preferably about 25 cm, and the overlap area has a maximum width of 2-10 cm, preferably about 6 cm. is there. In diapers and other forms of body incontinence protection for adults, the slit has a length of 20-60 cm, preferably about 30 cm, and the overlap area is 2-14 cm, preferably about 8 cm. Suitably it has a maximum width of meters. Here, the length of the slit refers to the distance between two end points of the slit. The width of the overlap region refers to the distance between the cutting edges arranged at the overlap portion. For sanitary napkins or incontinence protectors for mild incontinence, the slit suitably has a length between the end points of 10-40 cm, preferably about 15 cm, the overlap area is 2-10 cm, Preferably it has a maximum width of 5 cm.
[0039]
The absorbent layer can be formed from a flat, essentially rectangular material, which is given a three-dimensional bent hourglass shape after movement to have slits and overlaps.
[0040]
Thus, according to the present invention, an absorber having a narrow crotch portion and a wide end portion, and having a high absorption capacity in the crotch portion can be completed from an essentially flat and rectangular material layer. The absorbent article can be given a shape that conforms very well to the curvature of the user's crotch region. At the same time, the absorbent material of the overlap, in the form of an applied cutout or in the form of a displaced material, on each side of the slit, is predictable, in terms of shape and volume, relative to the absorbent capacity of the crotch of the article. Make a contribution.
[0041]
However, it is not necessary that the absorbent layer be rectangular initially. For example, an oval layer can be used, or a layer having an hourglass shape already applied from the beginning by slitting and folding the absorbent layer. It is also possible to use an absorbent layer which is initially hourglass shaped and which has been widened by moving the material on both sides of the slits of the absorbent layer apart and fixing it in its moved position.
[0042]
For some applications, it may be advantageous if the slit is displaced somewhat in a direction toward the end of the article. For example, the wet area of an absorbent article is generally located somewhat forward of the transverse centerline of the article so that the slit is positioned close to the end intended to be directed forward of the user in use. It may be advantageous. However, if shaping and / or additional absorbent capacity is desired at the rear of the article, for example, if the article is a sanitary napkin intended for night use, or a diaper or incontinence protector to absorb loose stool , The slit can be displaced somewhat behind the article. Of course, as mentioned above, two or more slits can be arranged in the same article. The additional slits can then be located in the same layer as the first slit, or in another necessarily non-absorbent material layer. The slits in the absorbent layer can also be used to form a rise that conforms to the body. For example, it is common for a sanitary napkin to have such a riser, where the riser should be positioned so that excreted body fluids can catch it as soon as they leave the user's body. Another common function of such raised portions is the formation of a rear leak seal between the user's hips. Further, the arrangement of one or more slits can be used to complete a diaper specifically designed for boys or girls.
[0043]
Absorbent articles, such as sanitary napkins, often include securing flaps that are disposed on the side edges of the article and that are folded around the foot band of the user's pants and secured to the outside of the pants during use. Such securing flaps help to retain the articles that extend between the pant's foot bands and provide additional protection against side edge leakage. Absorbent articles such as sanitary napkins and incontinence protectors according to the invention can advantageously be provided with a fixed flap.
[0044]
The invention also relates to a method of making an absorbent layer for use in an absorbent article. According to the invention, the absorbent layer is provided with at least one through slit, whereby a first cutting edge and a second cutting edge are formed. The slitted absorbent layer is then guided over a concave or convex surface, whereby the cutting edge is moved at right angles to the longitudinal direction of the slit. When the shaping surface is concave, those areas of the absorbent layer located on both sides of the slit are moved in a direction facing each other. Due to the considerable movement, the absorbers brought together can be overlapped with each other. In this regard, an overlap region is formed having at least one curved edge along the slit. The concave surface can be, for example, a concave roll, a concave folded sheet, or the surface of two conventional cylindrical rolls placed at an angle. By passing the absorbent layer over a concave or convex surface with a certain pressure on the surface, depending on the chosen shaping surface, the areas on each side of the slit may be directed towards or away from each other. And will be gradually overlapped or moved apart on top of each other at the overlap position.
[0045]
If the desired result is that a part of the absorbing layer is brought above and over one another, it is advantageous if the concave surface comprises a control element in the form of a peg or the like. Starts the movement of the cutting edge of the slit and ensures that one of these areas is always overlapped on the other in the same manner, ie these areas are always assembled in the same order with respect to each other.
[0046]
The absorbent layer is preferably made of a continuously running web from which the individual absorbent layers are separated after shaping.
[0047]
In order to stabilize the three-dimensional shape formed after the slit formation and the movement of the regions located on both sides of the slit, the absorbing layer can be combined with the stabilizing layer. The stabilizing layer is then disposed on at least one surface of the absorbent layer, suitably transverse to the extension of the slit. It is not necessary for the stabilizing layer to be located along the entire length of the slit; it may be sufficient to place the band across the slit.
[0048]
Alternatively, the shape of the absorber layer can be fixed after slit formation and overlap by activating the binder that is part of the absorber layer. Such a binder can be a thermoplastic fiber and the shape of the absorbent layer is stabilized by heating and subsequent cooling of the absorbent layer.
[0049]
The slit (s) of the absorbent layer are preferably straight and essentially parallel to the longitudinal or transverse direction of the absorbent layer. However, curved or curved slits and / or oblique slits can also be used. Here, the lexical slit basically means one-dimensional cutting or cutting with scissors, as well as a long opening.
[0050]
Brief description of the drawings:
The present invention will be described in more detail below with reference to exemplary embodiments illustrated in the accompanying drawings. In the drawing:
FIG. 1 shows a diaper according to the invention,
FIG. 2a shows a cross section along the line IIa-IIa through the diaper of FIG. 1 according to a first embodiment of the invention;
FIG. 2b shows a section along the line IIb-IIb through the diaper of FIG. 1 according to a second embodiment of the invention;
FIG. 3 shows an incontinence protector according to the present invention;
FIG. 4 shows a section along the line IV-IV through the incontinence protector of FIG. 3,
FIG. 5 shows a diaper according to a further embodiment of the invention,
FIG. 6 shows a section along the line VI-VI through the diaper of FIG. 5,
FIG. 7 shows a sanitary napkin according to the present invention,
FIG. 8 shows a section along the line VIII-VIII through the sanitary napkin of FIG.
FIG. 9 shows an absorber layer for use in an absorber according to the invention;
FIG. 10 shows a method of forming an absorption layer according to the invention,
FIG. 11 shows a fully shaped absorbent layer according to the invention;
FIG. 12 shows an absorbent layer according to an alternative embodiment of the present invention;
FIG. 13 shows a further absorbent layer for use in an absorber according to the invention;
FIG. 14 shows the absorbent layer of FIG. 13 visible after the first folding step;
FIG. 15 shows a method of shaping an absorbent layer of the type shown in FIGS. 13 and 14,
FIG. 16 shows a fully shaped absorbent layer of the type shown in FIGS. 13 and 14,
FIG. 17 shows an absorption layer having a rising portion,
FIG. 18 shows a further absorbent layer for use in an absorber according to the invention;
FIG. 19 shows the absorbent layer of FIG. 18 visible after removal of the cutout,
FIG. 20 shows a method for imparting a shape to an absorbent layer according to the present invention,
FIG. 21 shows a method for shaping an absorbent layer to which cutouts have been applied in connection with rolling according to the present invention;
FIG. 22 shows the absorbent layer shaped according to the method of FIG. 7 or 8 with the cutout applied, and
FIG. 23 shows a fully shaped absorbent layer with cutouts applied.
[0051]
Description of an exemplary embodiment:
The diaper 101 shown in FIGS. 1, 2a and 2b includes a first fluid-permeable cover layer 102, a second fluid-impermeable cover layer 103, and an absorber 104 disposed between the cover layers 102,103. The two cover layers 102 and 103 have a larger extent in the plane than the absorber 104 and protrude beyond the absorber 104 around the entire circumference. The cover layers 102, 103 are connected to one another in the projection 105, for example by gluing or by heat or ultrasonic welding.
[0052]
Fluid permeable cover layer 102 can be made of any material suitable for that purpose, such as a layer of nonwoven material, porous plastic film, mesh material, tow (parallel fiber), and the like. Of course, cover layer 102 can also consist of a laminate of two or more layers of the same or different materials. However, the fluid-permeable cover layer 102 need not be a separate element and can be an integral part of the absorber 104 within the scope of the present invention. The protruding edge 105 around the absorber 104 does not necessarily include the fluid permeable cover layer 102 in such an embodiment. Examples of materials that can be the cover layer 102 and that can be included in the absorber 104 are foams, fiber wadding, nonwoven materials, and the like.
[0053]
The fluid impermeable cover layer 103 can be comprised of a fluid impermeable plastic film, a nonwoven layer covered with a fluid blocking material, or other flexible material layer capable of resisting fluid penetration. However, it can be advantageous if the fluid-impermeable cover layer 103 exhibits a constant permeability, ie, allows the passage of water vapor through the layer 103. The fluid-impermeable cover layer 103, like the fluid-permeable cover layer 102, can be an integral part of the absorber, and can comprise, for example, a fluid-impermeable skin-like surface on an absorbent foam material. .
[0054]
The diaper 101 has a long shape with wide front and rear portions 106 and 107 and a narrow middle crotch portion 108. The front portion 106 is the portion of the diaper 101 that is intended to be oriented forward of the user when the diaper is used, and the rear portion 107 is the portion of the diaper that is oriented rearward of the user. In addition, the diaper 101 has two longitudinal side edges 109, 110 bent inward, a front edge 111 and a rear edge 112.
[0055]
The diaper 101 is of a type that is fixed so as to surround the lower part of the user's torso in a pants state when used. For this purpose, tape flaps 117, 118 are arranged to protrude from the respective side edges 109, 110 adjacent the rear edge 112 of the diaper. The tape flaps 117, 118 are intended to cooperate with a receiving area 119 located on the fluid impermeable cover layer 103 of the front part 106 of the diaper 101. Such receiving area 119 suitably comprises some form of reinforcement of the fluid impermeable cover layer 103, for example, an additional plastic layer or a coating disposed on the fluid impermeable cover layer 103. Of course, other types of fastening means for the diaper 101 are alternatively conceivable, such as buttons and buttonholes, hooks, press studs, hook and loop fasteners, and the like. A further alternative is that the diaper is a so-called pants diaper, which means that it is supplied to the user as a continuous absorbent pants. Another common type of diaper is secured by a belt, where the diaper is securely or removably suspended.
[0056]
Furthermore, the diaper 101 comprises longitudinal elastic members 120, 121 arranged along a side edge 109, 110 of the diaper and arranged in a pretensioned state. The elastic members 120 and 121 contribute to the bending of the diaper 101 along the user's body at the time of use, and at the same time constitute leg rubber of the diaper. Thus, the elastic members 120, 121 serve to keep the side edges 109, 110 of the diaper in sealing contact with the user's legs, and to prevent the bodily fluid from leaking out of the diaper through the gap between the diaper and the user's body. Prevents occurrence during use. Elastic members are not required for the present invention and can therefore be eliminated. This is because the absorber 104 according to the invention has a very good fit and adapts well to the user's body, even without the elastic members 120, 121.
[0057]
Absorber 104 can be made from one or more layers of absorbent material, such as cellulose fluff pulp, tissue, absorbent foam, and the like. It is also common for the absorbers to contain superabsorbents, i.e., polymeric materials capable of absorbing body fluids many times their own weight while forming a hydrogel. Such superabsorbents are generally present in the form of particles, but can also be found in the form of fibers, flakes, granules and films. In addition, the absorbent body 104 can include non-absorbable components such as stiffening elements, molding elements, binders, and the like. Various types of fluid-receiving porous structures, such as fiber wadding, etc., can also be included in the diaper 101.
[0058]
According to the present invention, the absorber 104 includes an absorber layer 124 having essentially the same XY plane shape as the two cover layers 102,103. The absorbent layer 124 is preferably formed from a layered material having good cohesion, for example a dry-formed cellulose fluff material as described in WO 94/10956. Other suitable materials are highly compressed cellulose fluff pulp, tissue layers, nonwoven layers and absorbent foam materials. The absorbent fiber material has a fiber structure of 0.2-1.0 g / cm 3 Should have a density of
[0059]
A cut in the form of a slit having first and second cut edges 126, 127 is arranged in the absorbent layer 124. This slit is essentially parallel to the longitudinal direction of the diaper 101 and is essentially located in the crotch 108. This slit has a length l between the two end points 134,135 and the end points 134,135. The cutting edges 126, 127 of the slit are overlapped about a longitudinally extending diaper centerline 128, so that the crotch 108 of the diaper 101 indicates a region 129 with a double layer of absorbent layer 124. A first region 130 of the absorbent layer 124 located between the first cut edge 126 and the first side edge 109 is moved over the absorbent layer 124 in a direction away from the longitudinal centerline 128 and a second cut edge 127 The second region 131 of the absorbing layer 124 between the first side edge 110 and the second side edge 110 is moved over the absorbing layer 124 in the opposite direction. The overlap of the areas 130, 131 of the absorption layer 124 located on each side of the slit is performed in such a way that the cutting edges 126, 127 are bowed. This means that the overlap, and thus the width b of the overlap region 129, is greatest between the end points 134, 135 of the slit and decreases to zero in the direction towards the end points. In the embodiment shown, the overlap region 129 is symmetric in the vertical and horizontal directions. Although this is the preferred embodiment, other embodiments are possible within the scope of the invention. For example, it is not necessary for the overlap region 129 to have its maximum width at the center of the slit. Thus, the width b can be maximum near one of the slit endpoints 134,135.
[0060]
Further, the diaper 101 includes a fluid transfer layer 122. 2a and 2b show different embodiments of the diaper 101 of FIG. In the embodiment shown in FIG. 2a, the entire fluid transfer layer 122 is located between the fluid permeable cover layer 102 and the absorbent layer 124. In FIG. 2b, the fluid transfer layer 122 is slit together with the absorbent layer 124 and overlaps in the same manner as the absorbent layer 124 of the crotch 108 of the diaper 101.
[0061]
In the embodiment shown, the fluid transfer layer 122 has the same shape and dimensions as the absorbent layer 124 in a plane, but of course this is not required for the present invention. Accordingly, the fluid transfer layer 122 may be smaller or larger than the absorbent layer 124 and may have a different shape relative to the absorbent layer 124.
[0062]
The fluid transfer layer 122 suitably has a higher porosity than the absorbent layer 124 and has a good ability to receive and disperse fluid onto the absorbent layer 124 and to release fluid to the absorbent layer. The fluid transfer layer 122 also forms a distance layer between the fluid absorbed by the absorbent layer 124 and the user's body, thereby rewet, ie, the already absorbed body fluid penetrates through the fluid permeable cover layer 102. Reduce or prevent returning. In general, it is advantageous if fluid transfer layer 122 includes a thermoplastic component that can be used to bond fluid transfer layer 122 together with fluid permeable cover layer 102 and / or absorbent layer 124. Thus, the fluid transfer layer 122 can be bonded together with the absorbent layer 124 and in this manner serves as a stabilizing means to keep the absorbent layer 124 in an overlapping three-dimensional shape.
[0063]
In the embodiment shown in FIG. 2b, where the fluid transfer layer 122 extends between the overlaps 130, 131 of the absorbent layer 124, the fluid transfer layer 122 also allows fluid to quickly reach between the overlapping areas of the absorbent layer 124. A transport path into the absorber 104 so as to be able to do so.
[0064]
As described above, the fact that the absorbent layer 124 is slit and the areas 130, 131 located on each side of the slit are overlapped, is that the diaper 101 is given a body-fitting bent shape at the crotch 108, It also results in additional absorption capacity being provided to the crotch 108. Thus, a thicker, more absorbent portion is obtained in a controlled manner within the area of the diaper 101 that is initially expected to be wetted by bodily fluids, while at the same time the crotch 108 is much more than possible with a normal diaper. Can be made narrow. The additional amount of absorbent material is located in a small, relatively small area of the crotch 108, which makes it comfortable to wear the diaper despite increased absorption capacity. Stabilization and stiffening of the crotch 108 is also obtained in the overlap 129.
[0065]
Such stiffening prevents uncontrolled deformation and fold formation, which also contributes to enhanced comfort and to the diaper 101 being inconspicuously wearable and leak-proof.
[0066]
As indicated above, it is appropriate to fix the three-dimensional shape of the absorbing layer 124 in some manner. For example, the absorbent layer can be combined with at least one stabilizing layer, such as the cover layers 102, 103, the fluid transfer layer 122, or some other material layer forming part of the diaper. This connection can be made in any suitable manner, for example by gluing, needling or welding. Also, the three-dimensional shape of the absorbent layer 124 can be stabilized by activation of a binder, eg, thermoplastic fibers or particles, that form part of the layer 124, or by needling the overlap region 129.
[0067]
The incontinence protector 301 shown in FIG. 3 has the same basic structure as the diaper of FIGS. 1 and 2a and 2b, and therefore has a first fluid permeable cover layer 302, a second fluid impermeable cover layer 303, and a cover layer 302. , 303 are included. The two cover layers 302 and 303 have a larger extent in the plane than the absorber 304 and form a cover edge 305 projecting around the entire circumference of the absorber 304. The cover layers 302, 303 are connected to one another within the protruding cover edge 305, for example by gluing or heat or ultrasonic welding. The materials used for the various elements of the incontinence protector 301 can be selected in the same manner as the diaper shown in FIGS. 1 and 2a, b.
[0068]
The incontinence protector 301 is generally in the shape of an hourglass with wide ends 306, 307 and a narrow middle crotch 308. Further, the incontinence protector 301 has two essentially longitudinal inwardly curved side edges 309, 310 and two essentially lateral edges 311, 312.
[0069]
The incontinence protector 301 is of the type intended to be worn inside the pants of the user and for this purpose has fixing means 332 in the form of a rectangular longitudinal area of adhesive glue. Supplied. The embodiment of the securing means 332 shown is intended by way of example only. Thus, other forms of adhesive fastening means, such as other patterns or locations of fastening means, can be used. Also other types of fixing means such as friction linings, hook and loop linings, mechanical fixing means such as clips, press studs, fixing flaps etc. are used individually or in combination with adhesive fixing means or with each other Can be. The adhesive securing means 332 is usually protected before use by some type of removable protective sheet, such as a siliconized paper sheet.
[0070]
In order to give the incontinence protector 301 a longitudinally bent shape and to shape the narrow crotch 308 with the bent side edges 309, 310 in a controlled manner, and at the same time sufficient absorption of the crotch 308 To provide capacity, a cut in the form of a slit with two cutting edges 326, 327 is placed in the absorbent layer 324, after which an overlapping boat-shaped region 329 is formed along the slit. The areas 330, 331 located on each side of the slit and between the cutting edges 326, 327 of the slit and the corresponding side edges 309, 310 of the incontinence protector 301 are provided in the diaper shown in FIGS. 1 and 2a, b. As described with respect to 101, they are duplicated.
[0071]
As shown in FIG. 4, the overlap is essentially an incontinence protector intended to have a flat surface formed in the fluid permeable cover layer 303 and that the raised portion 338 be oriented in a direction toward the user during use. Implemented to be formed on that side. Of course, instead, the overlap region 329 can be inflated on its surface intended to be away from the user during use. In such an embodiment, the absorbent layer 324 rather forms a bowl shape in the fluid permeable cover layer 302. Intermediate shapes where the overlap region 329 is somewhat bulged in both the fluid permeable cover layer 302 and the fluid impermeable cover layer 303 are also contemplated.
[0072]
The incontinence protector 301 is held in close contact with the user's body due to the pressure of the user's pants during use. The distance layer 322 may be fluid permeable to prevent the user from perceiving the surface of the incontinence protection body 301 as an irregular and unpleasant sensation through the fluid permeable cover layer 302 due to the presence of the overlap region 329 of the absorber 304. It is arranged between the cover layer 302 and the absorber 304. Such a distance layer 322 may perform several functions, as described above. For example, it is common to place a porous layer of generally elastic material as a fluid receiving layer with high instantaneous fluid absorption capacity, especially in incontinence protectors and diapers. In addition, layer 322 can serve as a fluid distribution and fluid transfer member between the fluid receiving surface of the absorbent article and the absorbent body of the article. The distance layer 322 can be a single layer or, for example, several layers having different compositions and / or different functions from each other. Examples of materials commonly used in the distance layer are polyester wadding, bulky nonwoven materials, various types of laminates, crosslinked cellulosic fibers, and the like. The distance layer should preferably be less hydrophilic, have a higher porosity than the absorbent layer located inside, and be softer and more comfortable to the user's body.
[0073]
Absorber 304 further includes a storage layer 344 located between absorbent layer 324 and fluid impermeable cover layer 303 in the embodiment shown. The storage layer 344 suitably has good fluid distribution capabilities and can absorb and store fluid transferred from the absorbent layer 324. Also, the storage layer 344 can be used as a stabilizing layer, and thus can be bonded to the absorbent layer 324.
[0074]
5 and 6 show another diaper 501 according to the present invention. The diaper 501 is configured in essentially the same manner as the diapers of FIGS. 1 and 2a, b. Accordingly, the diaper of FIGS. 5 and 6 includes a fluid-permeable cover layer 502, a fluid-impermeable cover layer 503, and an absorber 504 disposed between the cover layers 502,503. The cover layers 502, 503 are joined together within a protruding cover edge 505 around the absorber 504.
[0075]
The diaper 501 has a mainly hourglass shape with wide ends 506, 507 and a narrow middle crotch 508. Further, the diaper 501 has two longitudinally inwardly curved side edges 509, 510 and two edges 511, 512.
[0076]
The diaper 501 includes pre-tensioned, longitudinally elastic members 520, 521 disposed along the side edges 509, 510 of the diaper. The elastic members 520 and 521 contribute to bending of the diaper 501 along the user's body during use. Accordingly, the elastic members 520, 521 serve to keep the side edges 509, 510 of the diaper in contact with the user's legs. Elastic members are not required for the present invention and can therefore be eliminated. The reason is that the absorber 504 according to the invention has a very good fit and adapts well to the user's body, even without the elastic members 520, 521.
[0077]
Further, the diaper 501 has internal elastic blocking walls 551 and 552. The inner elastic barriers 551, 552 consist of double folded material strips 553, 554. The material strips 553, 554 suitably comprise a material capable of resisting fluid penetration, such as a hydrophobic nonwoven, a plastic film or a laminate of a nonwoven and a plastic film. Each strip of material 553, 554 is secured to the fluid permeable cover layer 502 along a mounting edge 555, 556 and includes resilient members 557, 558 that are pre-tensioned at opposing folded edges 559, 560.
[0078]
In FIG. 5, the inner blocking walls 551 and 552 are shown with the elastic members 557 and 558 extended. The blocking walls 551, 552 are then located downwards towards the fluid-permeable cover layer 502. To ensure that in use the barrier forms a fluid capture lateral pocket along the side edges 509, 510 of the diaper 501, the double fold material strips 553, 554 are attached to the edges 511, 512 of the diaper 501. Adjacent to the fluid permeable cover layer 502 and downwardly fixed. When the diaper is used, the elastic members 557, 558 contract, and the inner blocking walls 551, 552 then assume the rising shape shown in FIG. The elastic members 557 and 558 in the inner blocking walls 551 and 552 cooperate with the elastic members 520 and 521 in the projecting cover edges 505 of the side edges 509 and 510 of the diaper.
[0079]
The diaper 501 is shown without a securing member and can be used as an insert in panties or in special pants-like diapers, tie pants, etc., in the shape shown. Alternatively, the diaper may include a securing member of the type described in connection with the diaper, for example, as shown in FIGS. 1 and 2a, b. Also, other types of fastening members known for this purpose, such as hook and loop surfaces, buttons / buttonholes, belts, etc. can be used. It is also conceivable that the diaper is configured and delivered as an absorbent pant diaper.
[0080]
Absorber 504 includes an absorbing layer 524 in which two cuts in the form of slits are disposed, each of which has first and second cutting edges 526 ', 527'; 526 ", 527". have. The slits are arranged essentially parallel to the longitudinal direction of the diaper 501, symmetrically on each side of the longitudinal centerline 528 of the diaper 501, essentially at the crotch 508. The cutting edges 526'527 'of the slits 526 ", 527" are arranged in such a manner that the areas 561, 562 along each side edge 509, 510 of the diaper 501 are moved toward the longitudinal centerline 528 of the diaper. It is overlapped on the region 563 of the absorption layer 524 located at the center between the slits. Here, “above” means that the absorption regions 561 and 562 of the side edges 509 and 510 are disposed closer to the fluid-permeable cover layer 502 than the absorption region 563 located at the center between the slits. With this arrangement, a cavity 564 is formed between the cutting edges 526 ', 526 "located closest to the longitudinal centerline 528. The cavity 564 has the shape of a longitudinally extending groove in the diaper, which temporarily holds fluid in use and serves to distribute the fluid in the longitudinal direction of the diaper. The cavities 564 can be filled with, for example, fiber wadding, foam material, or any other material having good fluid transportability, if so desired.
[0081]
Further, the diaper 501 includes a fluid transfer layer 522. In the illustrated embodiment, the entire fluid transfer layer 522 is disposed between the fluid permeable cover layer 502 and the absorbent layer 524. Alternatively, the fluid transfer layer 522 can be slit along with the absorbent layer 524 and can be included in the crotch 508 overlapping.
[0082]
As shown in FIG. 6, instead of placing the centrally located region 564 between the slits below the regions 561, 562 closest to the side edges 509, 510, it is of course possible to use an inverted arrangement, There, the central region 564 is located on the side regions 561,562.
[0083]
The sanitary napkin 701 shown in FIGS. 7 and 8 includes a fluid-permeable cover layer 702, a fluid-impermeable cover layer 703, and an absorber 704 disposed between the cover layers 702,703. The two cover layers 702 and 703 have a larger extent in the plane than the absorber 704 and form a cover edge 705 protruding around the entire circumference of the absorber 704. The cover layers 702, 703 are bonded to one another in the projecting cover edge 705, for example by gluing or welding by heat or ultrasound. The materials used in the various elements within the sanitary napkin 701 can be selected in the same manner as for the embodiments described above.
[0084]
The sanitary napkin 701 has a mainly hourglass shape with wide ends 706 and 707 and a narrow middle crotch 708. Further, the sanitary napkin 701 has two predominantly longitudinally inwardly curved side edges 709, 710 and two predominantly lateral edges 711, 712.
[0085]
The sanitary napkin 701 is intended to be worn inside the user's pants and has fastening means 732 in the form of a rectangular area of adhesive glue laterally arranged at each end 706, 707 of the sanitary napkin 701. It has. As noted above, a number of different types and shapes of securing means can be used to secure the absorbent article to the inside of the pant.
[0086]
Absorber 704 includes an absorbent layer 724 in which two cuts in the form of slits are disposed, each of which has first and second cut edges 726 ', 727'; 726 ", 727". have. The slits are arranged essentially parallel to the longitudinal direction of the sanitary napkin 701 and symmetrically on each side of the longitudinal centerline 728 of the sanitary napkin 701, essentially at the crotch 708. The cutting edges 726 ′, 727 ′ of the slits 726 ″, 727 ″ are the first that have been moved past each other such that the overlaid boat-shaped regions are formed along the longitudinal centerline 728. With the cutting edges 726 ′, 726 ″, the side areas 761, 762 along each side edge 709, 710 of the sanitary napkin 701 are moved toward the longitudinal centerline 728 of the sanitary napkin, Can be duplicated. The overlapping region 765 formed by the side regions 761 and 762 is arranged below the region 763 of the absorbing layer 724 located at the center between the slits in the illustrated example. Here, "below" means that the absorbent areas 761, 762 of the side edges 709, 710 are located closer to the fluid impermeable cover layer 702 with respect to the absorbent area 763 located in the middle between the slits. Intended.
[0087]
Since the side regions 761 and 762 of the absorption layer 724 overlap under the region 763 of the absorption layer 724 located at the center between the slits, a central region having three layers of the absorption layer 724 is formed. In this manner, a well-configured riser 738 extending centrally along the longitudinal centerline 728 has been completed. This rise gives an anatomically well-shaped shape for a female user. The riser 738 contacts the user's vaginal opening during use, so that as soon as menstrual fluid leaves the user's body, it can be captured. The excreted fluid can be absorbed by the raised absorbent material in the crotch 708.
[0088]
The section shown in FIG. 8 of the sanitary napkin of FIG. 7 shows how the portion of the sanitary napkin 701 located beyond the cut is bent from the face of the sanitary napkin 701. Bending occurs as a result of the slit formation and the overlap of the material regions located along the slit. The extent of the bend is controlled by the number of slits, the length of the slit or slits, and by how large the overlap is. As previously mentioned, the overlap of the absorbent layer 724 provides both a bend of the side edges 709, 710 in a direction toward the longitudinal centerline and a longitudinal and lateral bend from the plane of the sanitary napkin.
[0089]
The sanitary napkin absorber 704 shown in FIGS. 7 and 8 comprises a single absorbent layer 724. However, of course, additional layers and elements can be part of the absorber 704, as specified with respect to the previously described embodiments. The slit-formed absorbing layer 724 is fixed in an overlapping and bent state by appropriately welding or bonding to one or both of the cover layers 702 and 703. Alternatively, or in combination, the overlaps can be joined together by a binder. Such a binder can be placed alone between the overlaps or can consist of a thermoplastic component within the absorbent body. Suitable thermoplastic binders that can be mixed with the absorbent material of the absorbent layer 724 are thermoplastic fibers that are activated by heating and compression or welding. Of course, separate securing means, such as a stabilizing layer, can be used to keep the absorbing layers 724 overlapping.
[0090]
Also, the absorbent article shown in FIGS. 1-6 is bent vertically and horizontally due to slit formation and overlap of the absorbent layer that is a part of the article. Lateral bends are not shown in cross-section in FIGS. 2a, b and 6 because the crotch of the article can be chosen to be bowl-shaped or with a rise in the fluid-permeable surface on the article. . Further, the portion of the article located beyond the cut is not shown in FIGS. 2a, b and 6. However, it is clear that these articles are bent longitudinally corresponding to the sanitary napkin 701 shown in FIGS.
[0091]
9-11 schematically show how the absorbing layer 924 according to the invention is slit and shaped. FIG. 9 shows a rectangular, flat absorbent layer 924 with longitudinal edges 909, 910 and lateral edges 911, 912, in which straight through slits 925 are arranged. The slit 925 is arranged parallel to the side edges 909 and 910. On each side of the slit 925 are shown regions 930, 931 that would be overlapped for shaping the absorbing layer 924. Each region 930, 931 is located between the cutting edges 926, 927 of the slit 925 and the curved boundaries 946, 947 extending between the end points 934, 935 of the slit, and is bent away from the slit 925. I have.
[0092]
The areas 930,931 between the slit 925 and the boundaries 946,947 together form a boat or leaf shaped area with two pointed tips 934,935, length l and width b between the end points. I do.
[0093]
Because of the boundaries 946 and 947 that are convexly curved between the end points 934 and 935, the regions 930 and 931 between the slit 925 and the boundary lines 946 and 947 are more adjacent to the end points 934 and 935. It has a larger width b at a certain distance from. The boundaries 946, 947 are preferably arranged symmetrically around the slit 925 in the vertical and horizontal directions as shown. However, boundary lines having different radii of curvature along different portions of the slit 925 can also be considered. For example, the slit 925 can have a larger radius of curvature closer to one end 934 and closer to the other end 935.
[0094]
FIG. 10 shows a method for forming the overlapping region 929 along the slit 925. A plurality of bonded absorbent layers 924 are provided as continuous material web 940 on rotating concave roll 941. The figure shows how the cutting edges 926, 927 are moved in opposite directions over each other such that the areas 930, 931 on each side of the slit are overlapped. As a result of the overlap, on the one hand, a ridge of absorbent material is obtained in the overlap region 929, and on the other hand, the absorbent layer 924 is shaped so that it has curved side edges 909, 910. Further, the absorbing layer 924 is bent in the vertical and horizontal directions.
[0095]
The individual slit formed and shaped absorbent layer 924 is separated from the running material web 940 along a transverse parting line 942 marked in FIG.
[0096]
FIG. 11 shows how the fully shaped absorbent layer 924 looks when separated from the material web 940 shown in FIG. Due to the slit formation and overlap of the bent regions 930 and 931 on each side of the slit 925, the absorbing layer 924 is given a vertically bent shape. In addition, the side edges 909, 910 of the absorbent layer 924 are curved inward, in the direction toward the slit 925, so that the absorbent layer 924 is almost hourglass shaped in a plane.
[0097]
It is usually convenient to fix the absorbent layer 924 in the shape-imparted state. The fixing can be achieved, for example, by gluing or welding, or by activating a binder, for example thermoplastic fibers, contained in the absorbent layer. Stabilization of the shape of the absorbent layer 924 can also be achieved by securing an additional layer of material to the folded absorbent layer 924, for example, by gluing or welding. Such additional material layers are, for example, a fluid-permeable or fluid-impermeable cover layer, or a layer that acts as a reinforcement layer in a finished absorbent article, acting as a fluid-receiving layer, a fluid-dispersing layer, or another absorbent layer. be able to. The stabilization layer can be fixed on one or both sides of the overlapping area of the absorption layer.
[0098]
The absorbent layer 924 can have an initial shape other than the illustrated rectangle, for example, an hourglass shape or an oval shape. As mentioned earlier, several slits 925 can be located in the same absorbent layer 924. These slits can be arranged in different layers with respect to each other, can be placed with overlapping portions 930, 931 completely or partially overlapping each other, or can be separated in a plane. By placing a slit 925 at the end of the article, the end can also be shaped in a desired manner. In the described embodiment the slits are shown longitudinally centrally arranged, but if appropriate, towards one end, preferably at least if an additional absorption capacity is intended for urine absorption. If used, it can be provided with some displacement towards the end intended to be directed forward of the user in use.
[0099]
The slit 925 can be made through one or both of the cover layers of the absorbent article. Further, the absorbent layer can include a fluid transport layer and / or a fluid storage layer that can be slit with the absorbent layer.
[0100]
The shaping performed by the concave rotating roll of the absorbent layer according to the invention is shown in FIGS. 9-11. Of course, alternatively, the shaping and bonding of the various parts of the absorbent layer can be completed by passing the absorbent layer over a concave folded plate or over two ordinary rotating cylindrical rolls placed at an angle. .
[0101]
FIG. 12 shows an absorbing layer 1224 having two slits 1225 ', 1225''. Absorbing layer 1224 is moved over the concave rotating roll so that band-shaped regions 1261, 1262 between each slit 1225 ', 1225 "and the corresponding side edge 1209, 1210 on absorbing layer 1224 form an absorbing layer. 1224 has been moved in the direction of arrow A toward the vertical centerline 1228. Prior to shaping, the absorbent layer 1224 is rectangular, which is indicated by a continuous line in the figure. After shaping, layer 1224 assumes the planned shape shown by the dashed line. Therefore, the absorbing layer 1224 has curved side edges 1209 and 1210 after the shape is imparted. The band-shaped regions 1261, 1262 can be moved below the band-shaped region 1263 between the slits 1225 ', 1225'', or placed above the central band-shaped region 1263. Since the shaped absorbent layer 1224 is disposed within the absorbent article, this is done with a central band-shaped region 1263 closest to the fluid permeable cover layer or closest to the fluid impermeable cover layer. Can be
[0102]
FIGS. 13-16 schematically show how an absorbent layer 1324 according to the present invention is slit and shaped. FIG. 13 shows a rectangular flat absorbent layer 1324 having vertical side edges 1309, 1310 and lateral edges 1311, 1312, in which a through slit 1325 is arranged. The slit 1325 is arranged parallel to the side edges 1309 and 1310. On both sides of the slit 1325, a bent display in the form of a compression line 1329 bent in a direction away from the slit 1325 is formed. The compression lines 1329 delimit a portion 1326 on each side of the slit 1325, which is located between the slit 1325 and the respective compression line 1329.
[0103]
The portion 1326 between the slit 1325 and the compression line 1329 together has two pointed ends 1334, 1335 in each portion 1326 between the slit 1325 and the respective compression line 1329, the length l and width between the end points Form a boat with b, or a region with leaf shape.
[0104]
Because the compression line 1329 is convexly curved between the ends 1334, 1335, the portion 1326 between the slit 1325 and the compression line 1329 is closer to the end a distance from the ends 1334, 1335 to increase the width b. Have. The compression lines 1329 are preferably symmetrically disposed about the slit 1325 in both the longitudinal and lateral directions, as shown. However, it is also conceivable to arrange compression lines 1329 having different radii of curvature along different parts of the slit 1325. For example, the radius of curvature can be greater closer to one end 1334 of the slit 1325 and closer to the other end 1335 of the slit 1325. The compression line 1329 does not need to be continuous in any case, and dashed lines or point compressions arranged along the bent fold line can be used instead as a fold indication. Of course, other forms of bending indications, such as material weakening and cutting, or pores located along the fold line can also be used.
[0105]
FIG. 14 shows the absorbent layer 1324 visible when the portions 1326 on both sides of the slit 1325 are bent upward from the plane of the absorbent layer 1324 along the compression line 1329. Folding over portion 1326 is performed, for example, by passing the absorbent layer 1324 over a rotating roll having an upwardly projecting portion that bends portion 1326 on the side of slit 1325 straight up from compression line 1329. Can be.
[0106]
The upwardly folded portion 1326 is then folded down, for example by a plow-shaped folding plate, toward the plane of the absorbent layer 1324. For some embodiments of the present invention, the downward folding operation can be omitted. For example, the upward fold 1326 can form together a narrow rise, known as a hump on a sanitary napkin or the like, after the bent folds 1327 have been brought together.
[0107]
FIG. 15 illustrates a method of bringing the bent folds 1327 formed on the compression line 1329 together. A plurality of connected absorbent layers 1324 are provided as a continuous material web 1340 on a rotating concave roll 1341. The figure shows how the folded edges 1327 are approached completely together. Alternatively, a small gap of up to approximately 20 mm may be left between the folded edges 1327.
[0108]
The individual slit shaped and shaped absorbent layer 1324 is separated from the traveling material web 1340 along a transverse parting line 1342 marked by a dotted line in FIG.
[0109]
FIG. 16 shows how the fully shaped absorbent layers 1324 appear when separated from the material web 1340 shown in FIG. Absorbent layer 1324 is given a longitudinally bent shape by cutting, folding and bending bent edges 1327 together approaching. Further, the side edges 1309 and 1310 of the absorbent layer 1324 are bent inward in the direction toward the slit 1325, and therefore, the absorbent layer 1324 is flat and substantially in the shape of an hourglass.
[0110]
It is usually appropriate to fix the absorbent layer 1324 with the portions 1326 located on both sides of the slit 1325 bent downward toward the absorbent layer 1324 in a shape-imparted state. This fixation can be achieved, for example, by gluing or welding or by activating a binder, for example thermoplastic fibers, contained in the absorbent layer.
[0111]
Stabilization of the shape of the absorbent layer 1324 can also be accomplished by securing additional layers of material to the folded absorbent layer 1324, for example, by gluing or welding. Such additional material layers are, for example, a fluid-permeable or fluid-impermeable cover layer, or a layer that acts as a reinforcement layer in a finished absorbent article, acting as a fluid-receiving layer, a fluid-dispersing layer, or another absorbent layer. be able to. The stabilizing layer can be fixed either on the slit 1325 of the absorbent layer, on the same side as the folded portion 1326, and / or on the opposite side.
[0112]
The absorbent layer 1324 can have an initial shape other than the illustrated rectangle, for example, an hourglass shape or an oval shape. As mentioned earlier, several slits 1325 can be located in the same absorbing layer 1324. The slits can be arranged in different layers with respect to each other, can be placed with folds 1326 that completely or partially overlap each other, or can be separated in a plane. By placing slits 1325 at the ends of the article, these ends can also be shaped in the desired manner. In the described embodiment, the slits are shown as being centrally located, but if appropriate, towards one end, preferably at least if the additional absorption capacity is intended for urine absorption. Can be positioned somewhat displaced towards the end intended to be directed forward of the user in use.
[0113]
The slit 1325 can be made through one or both of the cover layers of the absorbent article.
[0114]
FIG. 17 shows an absorbent layer 1724 suitable for use in, for example, sanitary napkins. Absorbing layer 1724 is provided with longitudinal slits 1725 and, as described above, has an arcuate portion 1726 folded up on each side of the slit. By bringing the folded edges 1727 of the folded portion 1726 closer together, the absorbent layer 1724 is given a longitudinally curved shape with curved side edges 1709, 1710. In addition, the folded portions 1726 are not folded down toward the plane of the absorbent layer 1724, and the portions are joined together in an essentially perpendicular rise from the plane of the absorbent layer. In this manner, the folded portion 1726 forms a narrow arched raised portion 1750 that is advantageously positioned such that when using the article including the absorbent layer 1724 it faces the user's body. Can be. Such body-following rising portions are such that they facilitate correct placement of the absorbent article relative to the user's body, and that they further capture and absorb the excreted body fluid as soon as the body fluid leaves the user's body. Is advantageous.
[0115]
FIGS. 18-23 schematically show how an absorbent layer 1824 according to the invention is opened and shaped. 18 and 19 show a rectangular flat absorbent layer 1824, which has longitudinal edges 1809, 1810 and lateral edges 1811, 1812, in which a through-opening 1825 is located. The opening 1825 is located parallel to the side edges 1809, 1810, and in FIG. This opening is bounded by a surrounding cutting edge 1827.
[0116]
The cut-out portion 1829 has two pointed ends with end points 1834, 1835, and a boat or leaf shape having a length L1 between the end points 1834, 1835, and is bounded by a free surrounding edge 1823.
[0117]
Because the free edge 1823 is convexly curved between the ends 1834, 1835, the overlap area 1826 (FIG. 21) between the cutting edge 1827 and the free edge 1823 is from the sharper ends 1834, 1835 closer to the ends. Has a wide range in distance. The cutting edge 1827 is preferably symmetrically disposed both around the opening 1825 or around the fluid inlet groove 1830 formed after the cutting edges 1827 are brought together as shown, both longitudinally and laterally. ing. However, it is also conceivable to arrange cutting edges 1827 with different radii of curvature along different parts of the opening 1825. For example, the radius of curvature can be greater at one end of the opening 1825 than at the other.
[0118]
FIG. 19 shows the absorbent layer 1824 visible when the cutout 1829 is removed from the absorbent layer 1824, which can be done in a number of ways known in the art.
[0119]
FIG. 20 shows how the cutting edges 1827 can be brought together to form a fluid inlet groove 1830. A plurality of connected absorbent layers 1824 are provided on a rotating concave roll 1841 as a continuous material web 1840.
[0120]
The figure shows how the cutting edges 1827 are approached together to form a narrow fluid inlet groove 1830. Bringing the cutting edges 1827 together on the roll 1841 also deforms the absorbent layer 1824 in three dimensions in a manner as described above. FIG. 20 shows that the absorbent layer 1824 has been deformed into an hourglass shape in a plane during and after rolling. Of course, the cutting edges 1827 can also be brought together completely intimately, in which case the three-dimensional shape of the absorbent layer 1824 is achieved, but the formation of the inflow grooves is not achieved.
[0121]
Absorbent layer 1824 with individual shaped fluid entry grooves 1830 is separated from running material web 1840 along a transverse split line 1842 marked by a dashed line in FIG.
[0122]
FIG. 21 shows another embodiment of the present invention, in which a cut-out portion 1829 is applied above the absorbent layer 1824 above the fluid inlet channel 1830 with respect to the absorbent layer 1824 being moved over the roll 1841. The figure shows a cut-out in the absorbent layer above the formed fluid inlet groove 1830 that is moving continuously with the cutting edge 1827 being brought together on the roll until the fluid inlet groove 1830 has a predetermined width. Indicates that the part applies. The cutout can be used to secure the cutting edge in a predetermined position. The fixing can be achieved by gluing, heating, welding or any other suitable method for this purpose. Also, the cutout can be applied to the absorbent layer from the roll side.
[0123]
In another embodiment (not shown) of the cut-out portion application described above, cut-out portion 1829 is provided after rolling, when all the fluid inlet channels have been formed to the predetermined dimensions shown in FIG. , Above the fluid inlet groove 1830 and below the absorbent layer 1824.
[0124]
FIG. 22 shows how a fully shaped absorbent layer 1824 is visible when the absorbent layer 1824 is separated from the material web 1840 shown in FIG. The absorbent layer 1824 is given a longitudinally curved shape because the cutting edges 1827 are brought together. In addition, the side edges 1809, 1810 of the absorbent layer 1824 are bent inward in a direction toward the fluid inflow groove 1830, so that the absorbent layer 1824 is planar and almost hourglass shaped.
[0125]
It is usually appropriate to secure the absorbent layer 1824 in a shaped state with overlapping portions 1826 of cutouts 1829 located on both sides of the fluid inflow groove 1830 relative to the absorbent layer 1824. The fixing can be achieved, for example, by gluing or welding or by activating a binder, for example thermoplastic fibers, contained in the absorbent layer. Stabilization of the shape of the absorbent layer 1824 can also be achieved by securing additional layers of material to the absorbent layer 1824, for example, by gluing or welding. Such additional material layers may be, for example, a fluid-permeable or fluid-impermeable cover layer, or a layer that acts as a reinforcement layer, a fluid-receiving layer, a fluid-dispersing layer, or another absorbent layer in the finished absorbent article. be able to. The stabilization layer can be secured either on the same side of the absorbent layer fluid entry channel 1830 as the cutout 1829 and / or on the opposite side.
[0126]
The shaping of the absorbent layer according to the invention shown in FIGS. 20-22 was carried out by means of a concave, rotating roll. Of course, instead of this, bringing the cutting edges closer together to form a fluid inflow groove in the shaping and absorbent layer may be done by placing the absorbent layer on a concave folded plate or two rotating normal By passing it over a cylindrical roll.
[0127]
The absorbent layer 1824 may have an initial shape other than the rectangle shown, for example, an hourglass shape or an oval shape. Several openings may be located in the same absorbent layer 1824. The openings can be arranged in different layers with respect to each other, and the cut-out portions 1829 can be placed completely or partially overlying each other, or can be separated in a plane. By placing an opening at the end of the article, the end can also be shaped in a desired manner according to the invention.
[0128]
In the described embodiment, the opening is shown as being centrally located, but if appropriate, the opening may be directed towards one end, preferably in use, at least if obtained by the application of a cutout. If the absorption capacity is intended for urine absorption, it can be provided somewhat displaced towards the end intended to be directed forward of the user.
[0129]
The openings can be made through one or both cover layers of the absorbent article.
[0130]
FIG. 23 shows an absorbent layer 2324 suitable for use, for example, in a sanitary napkin or the like. Absorbent layer 2324 has a longitudinal fluid inflow groove 2330 and, as described above, has cutout portion 2329 with overlapping portions 2326 on both sides of fluid inflow groove 2330. By bringing the cutting edges 2327 together, the absorbent layer 2324 is given a longitudinally curved shape with curved side edges 2309, 2310. The applied cutout 2329 forms a narrow, arcuate riser 2350, which can be advantageously positioned so that it faces the user's body when using the article including this absorbent layer 2324. Such body following risers ensure that they facilitate correct placement of the absorbent article relative to the user's body, and that they further capture and absorb the excreted body fluid as soon as the body fluid leaves the user's body. Is advantageous. The cutout can also be applied to the other side of the absorbent layer as shown in FIG. 4c.
[0131]
The incontinence protector 301 shown in FIGS. 3 and 4 and the sanitary napkin 701 of FIGS. 7 and 8 may include an elastic member. Such elastic members contribute to the bending and shaping of the absorbent article and can be used to create a raised barrier along the side edges of the article. However, it is not generally necessary to use elastic members, as the present invention allows for the completion of an anatomically correct absorbent article.
[Brief description of the drawings]
[0132]
FIG.
1 shows a diaper according to the invention.
FIG. 2a
2 shows a section along the line IIa-IIa through the diaper of FIG. 1 according to a first embodiment of the invention;
FIG. 2b
2 shows a cross section along the line IIb-IIb through the diaper of FIG. 1 according to a second embodiment of the invention.
FIG. 3
1 shows an incontinence protector according to the present invention.
FIG. 4
4 shows a section along the line IV-IV through the incontinence protection of FIG. 3.
FIG. 5
6 shows a diaper according to a further embodiment of the present invention.
FIG. 6
6 shows a section along the line VI-VI through the diaper of FIG. 5;
FIG. 7
1 shows a sanitary napkin according to the present invention.
FIG. 8
Fig. 8 shows a section along the line VIII-VIII through the sanitary napkin of Fig. 7;
FIG. 9
2 shows an absorbent layer for use in an absorbent according to the invention.
FIG. 10
3 shows a method for forming an absorption layer according to the present invention.
FIG. 11
1 shows a fully shaped absorbent layer according to the invention.
FIG.
5 illustrates an absorbent layer according to an alternative embodiment of the present invention.
FIG. 13
Fig. 4 shows a further absorbent layer for use in an absorber according to the invention.
FIG. 14
FIG. 14 shows the absorbent layer of FIG. 13 visible after the first folding step.
FIG.
15 shows a method for shaping an absorber layer of the type shown in FIGS.
FIG.
FIG. 15 shows a fully shaped absorbent layer of the type shown in FIGS.
FIG.
3 shows an absorption layer having a rising portion.
FIG.
Fig. 4 shows a further absorbent layer for use in an absorber according to the invention.
FIG.
FIG. 19 shows the absorbent layer of FIG. 18 visible after removal of the cutout.
FIG.
The method for shaping the absorbent layer according to the present invention will be described.
FIG. 21
5 shows a method for shaping an absorbent layer to which cutouts have been applied in connection with rolling according to the present invention.
FIG.
9 shows an absorbent layer shaped according to the method of FIG. 7 or 8 with a cut-out applied.
FIG. 23
Figure 3 shows a fully shaped absorbent layer with cutouts applied.
