JP2004362106A - 電子機器、ディレクトリ生成方法、ディレクトリ読込み方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

電子機器、ディレクトリ生成方法、ディレクトリ読込み方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】互換の為に別途ファイルを生成しなくても、新しいインデックスファイルを用いた高速な検索機能を提供するファイルフォーマットと、従来の例えばExif規格のようなファイルフォーマットとの互換を容易とすることができる電子機器、その電子機器に用いられるディレクトリ生成方法、ディレクトリ読込み方法及びコンピュータプログラムを提供すること。
【解決手段】電子機器であるデジタルカメラ1はルートディレクトリの下に入力情報のインデックスファイル例えばAVIS00001.MQV39を関係付けるMQ ROOTディレクトリ36を生成するディレクトリ・ファイル生成機構29と、そのMQ ROOTディレクトリ36と並列に入力情報の少なくとも一部の実体ファイル例えばNRQ00001.JPGを関係付けるDCIMディレクトリ40を生成するディレクトリ・ファイル生成機構29を具備することとした。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばデジタルカメラ等の電子機器、その電子機器に用いられるディレクトリ生成方法、ディレクトリ読込み方法及びコンピュータプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子機器であるデジタルカメラの殆どがExif(Exchangeableimage file format)規格に従って半導体メディアに記録しているが、Exif規格の性格上コンテンツの数が多くなればなるほどその読込みに時間が掛かる。しかも最近では、記録容量は年々多くなり記録できるコンテンツの数も多くなっている。
【0003】
そこで新しい電子機器では、専用のインデックスファイルを用いコンテンツの読込みの時間を軽減させているが、その場合インデックスファイルにより例えば静止画ファイルの存在を認識することが基本となる。
【0004】
そのため、例えばExif規格でのみ作成された静止画ファイルはインデックスファイルにより静止画ファイルの存在を認識する新しい電子機器では、その存在を認識できないことになる。
【0005】
この問題を解決するものとしてExif規格と異なるファイルフォーマット(ファイル形式)間での互換を可能とする電子機器も考え出されている。
(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−204420号公報(段落[0015]、図2)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば特開2002−204420号公報に記載の電子機器では、既に存在するファイル以外に別途サムネイル画像用のサムネイルファイルを生成しなければならず、工程が増加してしまうという問題があった。
【0008】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされるもので、互換の為に別途ファイルを生成しなくても、新しいインデックスファイルを用いた高速な検索機能を提供するファイルフォーマットと、従来の例えばExif規格のようなファイルフォーマットとの互換を容易とすることができる電子機器、その電子機器に用いられるディレクトリ生成方法、ディレクトリ読込み方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の主たる観点に係る電子機器は、ルートディレクトリの下に、入力情報のインデックスファイルを前記ルートディレクトリに関係付ける第1のサブディレクトリを生成する第1の生成手段と、前記ルートディレクトリの下に、前記入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを前記ルートディレクトリに関係付ける第2のサブディレクトリを、前記第1のサブディレクトリと並列に生成可能な第2の生成手段とを具備することを特徴とする。
【0010】
ここで、「インデックスファイル」とは、例えば「AVIV00001.MQV」等と表記され、1以上のファイルの内容を識別する情報等を集めたファイルであり、「第1のサブディレクトリ」とは、例えば「MQ ROOT」等と表記され、ルートディレクトリの下に生成されるディレクトリである。また、「実体ファイル」とは、例えば「NRQ00001.JPG」等と表記される静止画ファイル等があり、「第2のサブディレクトリ」とは、例えば「DCIM」等と表記され、ルートディレクトリの下に生成されるディレクトリである。
【0011】
尚、「DCIM」はDigital Camera IMagesのことであり、「ディレクトリ」とは、例えばハードディスクやフロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体の中に登録されているファイルの管理情報(名称、編成方法、データの形式、情報の保護レベル、記録場所等)を記録するものをいう。
【0012】
本発明では、ルートディレクトリの下に入力情報のインデックスファイルを関係付ける第1のサブディレクトリを生成する第1の生成手段と、その第1のサブディレクトリと並列に入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを関係付ける第2のサブディレクトリを生成する第2の生成手段を具備することとしたので、互換の為に別途ファイルを生成しなくても、インデックスファイルを用いた高速な検索機能を提供しながら、従来の例えばExif規格により実体ファイルを読込むこと等も可能となり、異なるファイルフォーマット間の互換もより容易かつ低コストとすることが可能となる。
【0013】
本発明の一の形態によれば、前記第1の生成手段は、前記第1のサブディレクトリの下に前記インデックスファイルを生成し、前記第2の生成手段は、前記第2のサブディレクトリの下に前記入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを生成可能であることを特徴とする。これにより、第1のサブディレクトリの下に入力情報のインデックスファイルを生成し、第2のサブディレクトリの下に入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを生成することができるので、例えば第1のサブディレクトリの下に入力情報のインデックスファイルとして、静止画用の「AVIS00001.MQV」を生成し、その実体ファイルとして第2のサブディレクトリの下に「NRQ00001.JPG」を生成でき、インデックスファイルによる場合と従来の例えばExif規格による場合のいずれの場合も実体ファイルの「NRQ00001.JPG」を読込むことが可能となる。
【0014】
本発明の一の形態によれば、前記実体ファイルは、前記インデックスファイル内の情報の少なくとも一部に対応していることを特徴とする。これにより、同じ実体ファイルをインデックスファイルにより読込むこともできるし、従来の例えばExif規格により読込むこともできるような互換性のあるファイル構造とすることができる。
【0015】
本発明の一の形態によれば、少なくとも前記ルートディレクトリと、前記第1の生成手段により生成された第1のサブディレクトリ及びインデックスファイルと、前記第2の生成手段により生成された第2のサブディレクトリ及び実体ファイルとを可搬性の記録媒体に記録する記録手段を更に具備することを特徴とする。これにより、インデックスファイルを使った高速な検索機能を提供しながら、従来の例えばExif規格により実体ファイルを読込むこと等も可能なファイル構造として、映像情報等を可搬性の記録媒体例えばメモリーカード等に記録させ保存させることができる。それによって、他の電子機器にその記録媒体から映像情報等を入力させ、その電子機器で少なくともその映像情報の例えばExif規格による実体ファイルを見ることが可能となり、互換性が増すこととなる。
【0016】
本発明の一の形態によれば、前記入力情報は映像情報を有し、少なくとも前記第2のサブディレクトリはディジタルスチルカメラ用画像ファイルフォーマット規格に基づくことを特徴とする。これにより、例えば静止画ファイルを最も一般的なディジタルスチルカメラ用画像ファイルフォーマット規格(Exif(Exchangeableimage file format)規格)により生成するので、ほとんどの電子機器でその静止画ファイルを読込むことができることなり、更に互換性を図ることができる。
【0017】
本発明の他の観点に係る電子機器は、ルートディレクトリの下に生成された、入力情報のインデックスファイルを前記ルートディレクトリに関係付ける第1のサブディレクトリを読込む第1の読込み手段と、前記第1のサブディレクトリと並列に前記ルートディレクトリの下に生成された、前記入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを前記ルートディレクトリに関係付ける第2のサブディレクトリを読込み可能な第2の読込み手段とを具備することを特徴とする。
【0018】
本発明では、ルートディレクトリの下に入力情報のインデックスファイルを関係付けるように生成された第1のサブディレクトリを読込む第1の読込み手段と、その第1のサブディレクトリと並列に入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを関係付けるように生成された第2のサブディレクトリを読込む第2の読込み手段を具備することとしたので、互換の為に別途ファイルを生成しなくても、インデックスファイルを用いた高速な検索機能を提供しながら、従来の例えばExif規格により実体ファイルを読込むこと等も可能となり、異なるファイルフォーマット間の互換もより容易かつ低コストとすることが可能となる。
【0019】
本発明の一の形態によれば、前記第1の読込み手段は、前記第1のサブディレクトリの下に生成された前記インデックスファイルを読込み、前記第2の読込み手段は、前記第2のサブディレクトリの下に生成された前記入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを読込み可能なものであることを特徴とする。これにより、第1のサブディレクトリの下のインデックスファイルを読込み、第2のサブディレクトリの下の実体ファイルを読込むことができるので、例えば第1のサブディレクトリの下のインデックスファイルとして、静止画用の「AVIS00001.MQV」を読込み、その実体ファイルとして第2のサブディレクトリの下の「NRQ00001.JPG」を読込みでき、インデックスファイルによる場合と従来の例えばExif規格による場合のいずれの場合も実体ファイルの「NRQ00001.JPG」を読込むことが可能となる。
【0020】
本発明の一の形態によれば、前記第2の読込み手段は、前記第1の読込み手段により読込まれたインデックスファイル内の情報に基づき、前記実体ファイルを読込むものであることを特徴とする。これにより、例えばインデックスファイル内の情報に対応させて生成された従来のExif規格による静止画の実体ファイルを、インデックスファイルを使った高速な検索が可能となる。
【0021】
本発明の一の形態によれば、前記第2の読込み手段は、前記第2の読込み手段により読込まれた前記第2のサブディレクトリ内の情報に基づき、前記実体ファイルを読込むものであることを特徴とする。これにより、例えばインデックスファイル内の情報に対応させて生成された従来のExif規格による静止画の実体ファイルを、従来の例えばExif規格に則った電子機器により読込むこと等も可能となり、異なるファイルフォーマット間の互換もより容易かつ低コストとすることが可能となる。
【0022】
本発明の一の形態によれば、前記第2の読込み手段は、その読込み手段による読込みをするか否か選択することのできる選択手段を有し、その選択手段による選択情報により、前記第2のサブディレクトリの下に生成された前記入力情報の実体ファイルを読込むことを特徴とする。これにより、例えば最初にインデックスファイルによる実体ファイルの検索をし、その後必要に応じて例えば従来のExif規格に則り実体ファイルを読込むように、再生方法を選択できるので異なるファイルフォーマット間の互換性をより高めることができる。
【0023】
本発明の一の形態によれば、前記選択手段は、前記第2のサブディレクトリの下に実体ファイルが生成されたか否か判断する判断手段を有し、その判断手段が前記実体ファイルは生成されなかったと判断したときは、前記選択手段は規制されることを特徴とする。これにより、最初にインデックスファイルによる実体ファイルの検索をし、その後従来のExif規格に則り実体ファイルを読込みしようとしたときに、実体ファイルが例えばDCIMディレクトリの下に生成されなかったと判断されたときは、例えば選択ボタンを表示させないようにして無用な処理を無くすと共に、ユーザーに容易に実体ファイルが存在しないこと知らせることができる。
【0024】
本発明の一の形態によれば、前記判断手段は、前記第1の読込み手段により読込まれたインデックスファイル内の情報に基づき前記第2のサブディレクトリの下に実体ファイルが生成されたか否か判断することができることを特徴とする。これにより、例えばインデックスファイル内の情報に実体ファイルが生成されていないことを表すフラグを追加することにより、最初のインデックスファイルの読込みにより従来のExif規格に則り実体ファイルを読込む再生方法の選択を規制することが可能となる。
【0025】
本発明の一の形態によれば、前記入力情報は映像情報を有し、少なくとも前記第2のサブディレクトリはディジタルスチルカメラ用画像ファイルフォーマット規格に基づくことを特徴とする。これにより、例えば静止画ファイルを従来のExif規格に則り読込むことが可能となり、インデックスファイルを用いた高速な検索機能を提供しながら、更に互換性を向上させることができる。
【0026】
本発明の他の観点に係るディレクトリ生成方法は、ルートディレクトリの下に、入力情報のインデックスファイルを前記ルートディレクトリに関係付ける第1のサブディレクトリを生成する第1の生成工程と、前記ルートディレクトリの下に、前記入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを前記ルートディレクトリに関係付ける第2のサブディレクトリを、前記第1のサブディレクトリと並列に生成可能な第2の生成工程とを具備することを特徴とする。
【0027】
本発明では、ルートディレクトリの下に入力情報のインデックスファイルを関係付ける第1のサブディレクトリを生成する第1の生成工程と、その第1のサブディレクトリと並列に入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを関係付ける第2のサブディレクトリを生成する第2の生成工程を具備することとしたので、互換の為に別途ファイルを生成しなくても、インデックスファイルを用いた高速な検索機能を提供しながら、従来の例えばExif規格により実体ファイルを読込むこと等も可能となり、異なるファイルフォーマット間の互換もより容易かつ低コストとすることが可能となる。
【0028】
本発明の他の観点に係るディレクトリ読込み方法は、ルートディレクトリの下に生成された、入力情報のインデックスファイルを前記ルートディレクトリに関係付ける第1のサブディレクトリを読込む第1の読込み工程と、前記第1のサブディレクトリと並列に前記ルートディレクトリの下に生成された、前記入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを前記ルートディレクトリに関係付ける第2のサブディレクトリを読込み可能な第2の読込み工程とを具備することを特徴とする。
【0029】
本発明では、ルートディレクトリの下に入力情報のインデックスファイルを関係付けるように生成された第1のサブディレクトリを読込む第1の読込み工程と、その第1のサブディレクトリと並列に入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを関係付けるように生成された第2のサブディレクトリを読込み可能な第2の読込み工程を具備することとしたので、互換の為に別途ファイルを生成しなくても、インデックスファイルを用いた高速な検索機能を提供しながら、従来の例えばExif規格により実体ファイルを読込むこと等も可能となり、異なるファイルフォーマット間の互換もより容易かつ低コストとすることが可能となる。
【0030】
本発明の他の観点に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、ルートディレクトリの下に、入力情報のインデックスファイルを前記ルートディレクトリに関係付ける第1のサブディレクトリを生成する第1の生成工程と、前記ルートディレクトリの下に、前記入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを前記ルートディレクトリに関係付ける第2のサブディレクトリを、前記第1のサブディレクトリと並列に生成可能な第2の生成工程とを実行させることを特徴とする。
【0031】
本発明では、ルートディレクトリの下に入力情報のインデックスファイルを関係付ける第1のサブディレクトリを生成する第1の生成工程と、その第1のサブディレクトリと並列に入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを関係付ける第2のサブディレクトリを生成可能な第2の生成工程を具備することとしたので、当該コンピュータプログラムを用いることによって、互換の為に別途ファイルを生成しなくても、インデックスファイルを用いた高速な検索機能を提供しながら、従来の例えばExif規格により実体ファイルを読込むこと等も可能となり、異なるファイルフォーマット間の互換もより容易かつ低コストとすることが可能となる。
【0032】
本発明の他の観点に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、ルートディレクトリの下に生成された、入力情報のインデックスファイルを前記ルートディレクトリに関係付ける第1のサブディレクトリを読込む第1の読込み工程と、前記第1のサブディレクトリと並列に前記ルートディレクトリの下に生成された、前記入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを前記ルートディレクトリに関係付ける第2のサブディレクトリを読込み可能な第2の読込み工程とを実行させることを特徴とする。
【0033】
本発明では、ルートディレクトリの下に入力情報のインデックスファイルを関係付けるように生成された第1のサブディレクトリを読込む第1の読込み工程と、その第1のサブディレクトリと並列に入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを関係付けるように生成された第2のサブディレクトリを読込み可能な第2の読込み工程を具備することとしたので、当該コンピュータプログラムを用いることによって、互換の為に別途ファイルを生成しなくてもインデックスファイルを用いた高速な検索機能を提供しながら、従来の例えばExif規格により実体ファイルを読込むこと等も可能となり、異なるファイルフォーマット間の互換もより容易かつ低コストとすることが可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。尚、以下に実施形態を説明するにあたっては、電子機器の例として記録媒体を使用するデジタルカメラを中心に説明するが、これに限られるものではない。
【0035】
図1は本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラの操作部側から見た概略斜視図、図2はデジタルカメラの撮像部側から見た概略斜視図、図3はデジタルカメラの制御部を中心とするブロック図、図4はデジタルカメラで生成されたディレクトリ・ファイル構造の説明図、図5は映像情報を記録媒体に記録する場合のフローチャート図、図6は本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラで記録媒体に記録したあと他の規格による電子機器で再生する場合の説明図、図7は本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラで記録媒体に記録したあと他の規格による電子機器で更に記録媒体に記録する場合の説明図、図8は記録媒体に記録された映像情報を再生する場合のフローチャート図、図9は本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラのメニュー画面の説明図、図10は本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラの他機種再生メニュー画面の説明図、図11は静止画の実体ファイルが存在しないディレクトリ構造の説明図及び図12は静止画のインデックスファイルは存在しないが実体ファイルは存在するディレクトリ構造の説明図である。
【0036】
図1及び図2に示すように電子機器は、例えばデジタルカメラ1であり、そのデジタルカメラ1は可搬性の記録媒体2が着脱可能となっている。
【0037】
ここで、可搬性の記録媒体2は記録素子として例えばフラッシュメモリを用いた記録媒体をいう(以下単に「記録媒体」という。)
デジタルカメラ1は、例えば図1、図2及び図3に示すようにカメラ本体3、カメラ本体3の側面に閉じ込むように回転可能な表示部4を有する。
【0038】
また、カメラ本体3は操作情報や映像情報、音響情報等を入出力する入出力部5、記録媒体2等との情報のやり取りをするインターフェース部6及び情報の入出力や選択等のデジタルカメラ1全体の動作を制御する制御部7等を備えている。
【0039】
更に入出力部5は、例えば図3に示すようにデジタルカメラ1を操作する操作部8、被写体を撮像し電気信号に変換し処理する撮像部9、音響情報と電気信号との変換や処理をする音響部10等を有する。
【0040】
ここで、操作部8は例えば図1及び図2に示すようにカメラ本体3のレンズが配置された正面と反対側の側面(カメラ本体背面)にリング式ダイヤル11、その中央に配置されたアクションボタン12が設けられている。リング式ダイヤル11は、例えば表示部4に表示されたボタン等をマウスのように選択するためのものであり、アクションボタン12は例えば2段階に押し込めるようになっており、PLAYやREC、シャッター等を選択できる。
【0041】
また、リング式ダイヤル11の下には例えばモードダイヤル14、更にモードダイヤル14の中央に配置されたファンクションボタン15及びパワースイッチ16が設けられている。ここで、モードダイヤル14は静止画撮影モードや動画撮影モード及び再生モード等を選択するためのものである。更にファンクションボタン15は例えば2段階に押し込めるようになっており、MENU等を選択でき、パワースイッチ16は電源の投入等ができる。
【0042】
カメラ本体3のレンズ側には操作部8のズームスイッチ17等が設けられている。ここで、ズームスイッチ17は被写体をズームアップしたり、表示部4の表示画面に表示された動画を静止画に切り替えたりするとき等に使用するものである。
【0043】
また、撮像部9は例えば被写体の像を結ぶレンズ18、レンズ18からの結像を電気信号に変える図示しない撮像素子19及びその撮像素子19からの電気信号を処理する画像処理部等を備える。ここで、撮像素子19は例えばCCD(Charge Coupled Device)であり、多数の受光素子により構成されている。
【0044】
更に音響部10は、例えば外部から音声等を取り入れ電気信号に変換するマイク20や電気信号を音声等に変換するスピーカー21等を有する。
【0045】
インターフェース部6は、例えば図2及び図3に示すように記録媒体2等と制御部7等とを接続するものであり、その記録媒体2をカメラ本体3に着脱ができるようにメモリースロット22等を備えている。
【0046】
次に制御部7は、例えば図3に示すように演算と制御とをするCPU(Central Processing Unit)23、必要に応じて一時的に画像情報、ディレクトリ情報、ファイル情報、各種データ及びソフト等を記録し、デジタルカメラ1の制御をより円滑に行うDRAM(Dynamic Random Access Memory)24、ROM(Read Only Memory)25及び各種のソフトウェアが格納されたソフトウェア格納部26等が備えられている。
【0047】
また、ソフトウェア格納部26には例えば図3に示すように入力情報読込み機構27、撮像処理機構28、ディレクトリ・ファイル生成機構29、画像表示機構30、記録情報出力機構31、再生機構32及び他機種再生機構34等が格納されている。
【0048】
ここで、入力情報読込み機構27はCPU23の制御の下例えばインターフェース部6を介して入力された情報を読込み、その情報内容例えば記録媒体2に記録されたディレクトリやファイル構造等の情報、更にはそのファイルに格納された静止画に関する情報等をディレクトリ・ファイル生成機構29、画像表示機構30、再生機構32及び他機種再生機構34等に受け渡すことができる。
【0049】
更に入力情報読込み機構27は、CPU23の制御下例えば入出力部5の操作部8のモードダイヤル14等からの入力情報を読込み、静止画撮影モードや動画撮影モード及び再生モード等の選択の情報等を撮像処理機構28、ディレクトリ・ファイル生成機構29、画像表示機構30、記録情報出力機構31、再生機構32及び他機種再生機構34等に受け渡すこともできる。
【0050】
また、撮像処理機構28はCPU23の制御下例えば撮像部9の撮像素子19からの電気信号をデジタル化し画像表示機構30に受け渡すと共に、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)を使用して静止画を圧縮し、その圧縮された映像情報を一旦DRAM24に記録することができる。
【0051】
更にディレクトリ・ファイル生成機構29は、CPU23の制御下例えばDRAM24から圧縮された映像情報を読込んだときは、図4に示すようにROOTディレクトリ35の下にQuick Time(商標)の応用形式で静止画用等のインデックスファイルとしてのAVIndexファイル37を設けるためのサブディレクトリであるMQ ROOTディレクトリ36を生成でき、その下に例えば静止画用のインデックスファイルであるAVIS00001.MQV39を生成する。
【0052】
また、MQ ROOTディレクトリ36は主にMQT方式の動画・静止画・音声・音楽コンテンツを保存するためのディレクトリであり、本発明の電子機器例えばデジタルカメラ1は動画ファイル記録・再生の際、このディレクトリの下に実動画ファイル及び動画用のインデックスを記録する。更に本発明の電子機器、例えばデジタルカメラ1が静止画の実データの再生・他機種変換モード以外は、主にMQ ROOTディレクトリ36にアクセスするように制御される。
【0053】
ここで、インデックスファイルには例えばプロパティ、テキスト、サムネイル及びイントロの4種類のデータが収容できる。プロパティは各AVファイル(ファイルのデータが画像データやオーディオデータであるファイルをいう。)の属性を示すデータであり、AVファイルの実データを参照する情報を有する。
【0054】
また、ディレクトリ・ファイル生成機構29はCPU23の制御下例えば図4に示すように、ROOTディレクトリ35の下にMQ ROOTディレクトリ36と並列にDCIMディレクトリ40を生成できる。
【0055】
更にディレクトリ・ファイル生成機構29は、CPU23の制御下例えばDCIMディレクトリ40の下にサブディレクトリとして100MSDCFディレクトリ41を生成し、その下に静止画の実体ファイルとしてNRQ00001.JPG42を生成できる。
【0056】
すなわち、ディレクトリ・ファイル生成機構29はルートディレクトリの下に、インデックスファイルをルートディレクトリに関係付ける第1のサブディレクトリとしてのMQ ROOTディレクトリ36を生成する第1の生成手段であると共に、実体ファイルをルートディレクトリに関係付ける第2のサブディレクトリとしてのDCIMディレクトリ40を生成する第2の生成手段でもある。
【0057】
また、ディレクトリ・ファイル生成機構29はCPU23の制御下例えばDRAM24から、記録媒体2に既にインデックスファイル等が存在するか否か等の情報を読込み、その記録状況に対応し必要なディレクトリ及びファイルを生成することができる。
【0058】
ここで、DCIMディレクトリ40等は、後述するように画像ファイルフォーマット規格Exifと、着脱型メモリに効率よく記録し管理するためのディレクトリとファイルとの構造が規定されたCIFE(Camera Image File Format)とをベースとして策定されたDCF(Design rule for Camera File system)に基づいている。これによって、従来の画像ファイルフォーマット規格Exifにのみ対応する電子機器であっても、静止画を再生できることとなり異なるファイルフォーマットを採用した電子機器間でも簡単に静止画を再生できることとなる。
【0059】
次に、画像表示機構30はCPU23の制御下例えば撮像処理機構28から受取った映像情報を受取り、表示部4にモニター表示させることができる他、入力情報読込み機構27からの情報に基づきデジタルカメラ1の各操作の状況や各選択ボタン等を表示させること等もできる。
【0060】
また、画像表示機構30はCPU23の制御下例えば後述する再生機構32から受取った記録媒体2に記録された映像情報等を表示させることもできる。
【0061】
更に記録情報出力機構31は、CPU23の制御下例えば図4に示すようにディレクトリ・ファイル生成機構29により生成されたディレクトリ及びファイル等の情報を記録媒体2に出力し記録することができる。
【0062】
すなわち、記録情報出力機構31はルートディレクトリ、第1のサブディレクトリであるMQ ROOTディレクトリ36、インデックスファイル例えばAVIS00001.MQV39、第2のサブディレクトリであるDCIMディレクトリ40及び実体ファイル例えばNRQ00001.JPG42を記録媒体2に記録する記録手段でもある。
【0063】
また、再生機構32はCPU23の制御下例えば操作部8からの再生を指示する情報が入力情報読込み機構27より伝えられると、記録媒体2に記録された静止画等のディレクトリ及びファイル等を入力情報読込み機構27に読込ませ、その静止画の実データ等を受取ることができる。更に再生機構32は、その情報を必要な処理をして画像表示機構30に受け渡すことができる。
【0064】
すなわち、入力情報読込み機構27、再生機構32等はインデックスファイル例えばAVIS00001.MQV39をルートディレクトリであるROOTディレクトリ35に関係付ける第1のサブディレクトリであるMQ ROOTディレクトリ36を読込む第1の読込み手段でもある。
【0065】
また、他機種再生機構34はCPU23の制御下例えばメニー画面のときに他機種再生ボタンを画像表示機構30に表示させ、その他機種再生ボタンが選択され、実行されるとMQ ROOTディレクトリ36下のインデックスファイルによらずに直接、DCIMディレクトリ40及び例えば100MSDCFディレクトリ41、NRQ00001.JPG42等の生成されている全ての静止画の実体ファイルを読込み、画像表示機構30等に受け渡すことができる。
【0066】
これにより、MQ ROOTディレクトリ36下のインデックスファイルの例えばプロパティに参照情報がない静止画であっても再生が可能となる。
【0067】
すなわち、入力情報読込み機構27、他機種再生機構34等はMQ ROOTディレクトリ36と並列にROOTディレクトリ35の下に生成された第2のサブディレクトリであるDCIMディレクトリ40を読込み可能な第2の読込み手段でもある。
【0068】
更に表示部4は、撮像情報等の表示として例えばカラー液晶表示装置が用いられ、そのカラー液晶表示装置の液晶パネルの表示面13が図1に示すように表示部4の一方の面に形成されている。
【0069】
次に、図4のディレクトリ・ファイル構造(以下「ディレクトリ構造」という。)について簡単に説明する。
【0070】
ディレクトリ構造は例えば図4に示すようにROOTディレクトリ35を頂点としてツリー状に構成されており、Quick Timeの応用形式のインデックスファイルを使用するため、MQ ROOTディレクトリ36をそのROOTディレクトリ35の下に設けている。更にその下に、例えば動画用のインデックスファイルであるAVIV00001.MQV38と静止画用のインデックスファイルであるAVIS00001.MQV39とを並列に有するAVIndexファイル37が設けられている。
【0071】
また、動画用のインデックスファイルであるAVIV00001.MQV38には、例えば図4に示すようにAVIV00001.MQV38に並列に、そのサブディレクトリとして100VIDEOディレクトリ58が設けられ、更にその下に例えば動画の実体ファイルとしてNRQ00001.MQV59、NRQ00002.MQV60等が設けられている。
【0072】
また、ROOTディレクトリ35の下にはMQ ROOTディレクトリ36と並列にDCIMディレクトリ40が設けられている。DCIMディレクトリ40はDCFに対応する電子機器で再生可能なディレクトリであり、その下に例えばサブディレクトリとして100MSDCFディレクトリ41が設けられている。
【0073】
また、サブディレクトリ名としての例えば100MSDCFディレクトリ41はDCFに基づいて生成されており、先頭3文字は重複しない100〜999の番号であり、残りの5文字は使用可能として定められた中で自由に選択できる。DCFのディレクトリに関する規定に従って生成されたDCIMディレクトリ40下の画像格納用ディレクトリ(以下「DCFディレクトリ」という。)を追加生成する場合は、図4に示す101MSDCFディレクトリ45のように、ディレクトリ番号はすでに存在するディレクトリの最大番号+1より連番となることが望ましい。
【0074】
更に100MSDCFディレクトリ41の下には、例えばファイルとしてNRQ00001.JPGを設けられる。
【0075】
ここで、ファイル名として例えばNRQ00001.JPGは、先頭4文字はDCFで定められた文字の中で自由に選択可能であり、続く4桁番号はファイル番号で、その後に拡張子が記述される。
【0076】
また、ファイル番号はDCFで定められた規定に従って記録されたファイル群(DCFオブジェクト)では最大9999個まで記録可能であり、欠番があってもよい。
【0077】
更に拡張子JPGは、例えばファイル名NRQ00001.JPGのファイルがJPEG形式で圧縮された静止画情報であることを示すものである。他に「EMO」を拡張子に使用して、静止画用エモーションファイルであることを示すこともできる。これによって、「JPG」と「EMO」とで拡張子のみが異なる2つのファイルからDCFオブジェクトを構成できる。
【0078】
次に、インデックスファイルであるAVIS00001.MQV39についても簡単に説明する。
【0079】
AVIS00001.MQV39は、MQ ROOTディレクトリ36の下に静止画用のインデックスファイルとして設けられている。
【0080】
ここで、AVIS00001.MQV39は例えばプロパティ、テキスト及びサムネイル等のデータが収容されており、プロパティは各AVファイルの属性を示すデータであり、AVファイルの実データ例えばNRQ00001.JPG42等を参照する情報も有する。
【0081】
また、テキストは各AVファイルに係るタイトルの文字列を示すデータであり、サムネイルは各AVファイルの代表的な画像データを画素の間引き等により小型化、簡素化した画像データである。
【0082】
AVIS00001.MQV39は、具体的には例えばインデックスアトムとインデックスデータアトムとを有し、インデックスアトムにはムービーヘッダアトム、トラックアトム(プロパティ)、トラックアトム(テキスト)、トラックアトム(サムネイル)等を備えている。
【0083】
ここで、トラックアトム(プロパティ)にはインデックスデータアトムの夫々のエントリ番号に対応して、例えばAVファイルプロパティ♯1にデータ長及び開始バイト位置の情報が収容されており、実データであるインデックスデータアトムのプロパティを管理する情報となっている。
【0084】
また、インデックスデータアトムには各エントリ番号毎に例えばプロパティ、テキスト及びサムネイル等が収容されており、プロパティにはエントリ管理情報とファイル属性情報を有する。
【0085】
ここで、エントリ管理情報はエントリ自身を管理するための情報であり、エントリ番号、エントリプロパティ等を有する。エントリプロパティは、エントリの属性、状態を示すものである。
【0086】
更にファイル属性情報は例えばバージョン(version)、フラグ(flags)、データタイプ(data type)、製作日時(creationtime)、ファイル識別子(binary file identifier)、リファリングファイルリスト(referring file list)、URLファイルアイデンティファイア(URL file identifier)等によって構成されている。
【0087】
バージョンはエントリに登録されたファイルのバージョン番号であり、フラグはファイルの属性を識別するためのものである。
【0088】
また、データタイプはAVファイルのデータの種類例えば静止画等を示し、ファイル識別子は当該プロパティに係るファイルの所在を示すバイナリデータである。
【0089】
更にリファリングファイルリストはエントリ番号又は実際のファイルの所在を示すIDが記述され、URLファイルアイデンティファイアはファイルの所在を示すURL形式のデータである。
【0090】
次に、以上のように構成されたデジタルカメラ1の動作を説明する。
【0091】
まず、映像情報を記録媒体2に記録する場合について説明する。なお、MQ ROOTディレクトリ36は主にMQT方式の動画・静止画・音声・音楽コンテンツを保存するためのディレクトリであり、本発明の電子機器例えばデジタルカメラ1は、動画ファイル記録・再生の際、このディレクトリの下に実動画ファイル及び動画用のインデックスを記録する。以下に説明する映像情報を記録媒体2に記録する場合も、図4及び図6等に示すように既に動画用のインデックスファイルである例えばAVIV00001.MQV38、そのサブディレクトリである100VIDEOディレクトリ58及び実体ファイルであるNRQ00001.MQV59等が生成されているものとして説明する。
【0092】
図5に示すように、デジタルカメラ1のメモリースロット22に記録媒体2を装着し、パワースイッチ16により電源を投入する(ST101)と、CPU23は入力情報読込み機構27にメモリースロット22に記録媒体2が装着されているか判断させる(ST102)。CPU23は入力情報読込み機構27がメモリースロット22に装着されていないと判断したときは、画像表示機構30にエラー表示させる(ST103)。
【0093】
また、CPU23は例えばモードダイヤル14により静止画撮影モードが選択されたとの情報を入力情報読込み機構27から受取ると、画像表示機構30に録画待機画像を表示させる。このとき、画像サイズやファイル番号等の設定をすることも可能である。
【0094】
更にCPU23は静止画撮影モード等の設定がなされ(ST104)、例えばアクションボタン12が全押しされたとの情報が入力情報読込み機構27から伝えられたときは、その情報を撮像部9に受渡し静止画を撮像させる(ST105)。
【0095】
また、CPU23は撮像部9からの電気信号を撮像処理機構28に必要な処理例えばJPEGにより画像圧縮させ、その画像情報を一旦DRAM24に記録させる(ST106)。
【0096】
次に、CPU23は入力情報読込み機構27に記録媒体2の記録情報を読込ませ(ST107)、その読込んだ情報をディレクトリ・ファイル生成機構29に受渡らせる。そして、CPU23はディレクトリ・ファイル生成機構29に静止画のインデックスファイル例えば図4及び図6に示すAVIS00001.MQV39が存在するか判断させる(ST108)。
【0097】
CPU23は、ディレクトリ・ファイル生成機構29が例えばAVIS00001.MQV39が存在しないと判断したときは、更にディレクトリ・ファイル生成機構29にDCIMディレクトリ40が存在するか判断させる(ST109)。
【0098】
ここで、ディレクトリ・ファイル生成機構29がDCIMディレクトリ40は存在しないと判断したときは、記録媒体2にはまだ静止画の実体ファイルが存在しないこととなる。そして、ディレクトリ・ファイル生成機構29にインデックスファイルとしてAVIS00001.MQV39及びDCIMディレクトリ40、最初のDCFディレクトリとして例えば100MSDCFディレクトリ41、更に静止画の実体的ファイルとして例えばNRQ00001.JPG42という名のファイルの記録領域を確保させ、記録位置を決定させてディレクトリ及びファイルを生成させる(ST110)。
【0099】
このとき、AVIS00001.MQV39のプロパティにはDCIMディレクトリ40、例えば100MSDCFディレクトリ41、更に静止画の実体的ファイルとして例えばNRQ00001.JPG42に関する参照情報が収容される。これにより、インデックスファイルにより高速な検索機能を利用できると共に、従来の例えばExif規格により実体ファイル例えばNRQ00001.JPG42を読込むことも可能となり、異なるファイルフォーマット間の互換もより容易かつ低コストとすることが可能となる。
【0100】
また、CPU23はディレクトリ・ファイル生成機構29に生成させたディレクトリやファイルの情報を記録情報出力機構31により記録媒体2に出力させ記録させる(ST111)。
【0101】
尚、記録媒体2への記録は例えば記録媒体2をメモリースロット22から取り外す直前に、一定時間毎の適切なタイミングで記録させるようにしても良い。
【0102】
次に、CPU23はST109でDCIMディレクトリ40が存在するとディレクトリ・ファイル生成機構29に判断させたときは、更にDCFディレクトリのファイルがいっぱいになっているかディレクトリ・ファイル生成機構29に判断させる(ST112)。
【0103】
ここで、DCFディレクトリのファイルがいっぱいになっているかはDCFディレクトリのディレクトリ番号の一番大きいDCFディレクトリ下の実体ファイルが例えば図4に示すNRQ09999.JPG44のようにそのファイル番号が9999となっているか否かで判断できる。
【0104】
ディレクトリ・ファイル生成機構29が、ファイル番号が9999になっていると判断したときは、CPU23はディレクトリ・ファイル生成機構29にDCFディレクトリのファイルがいっぱいになっていると判断させる。
【0105】
次に、CPU23はディレクトリ・ファイル生成機構29にインデックスファイルとして例えばAVIS00001.MQV39及び次のDCFディレクトリとして例えば101MSDCFディレクトリ45、更にDCFディレクトリのディレクトリ番号の一番大きいDCFディレクトリ下の静止画の実体的ファイルとして例えばNRQ00001.JPG46という名のファイルの記録領域を確保させ、記録位置を決定させてディレクトリ及びファイルを生成させる(ST113)。
【0106】
このとき、AVIS00001.MQV39のプロパティには例えば101MSDCFディレクトリ45、更に静止画の実体的ファイルとして例えばNRQ00001.JPG46に関する参照情報が収容される。これにより、インデックスファイルにより高速な検索機能を利用できると共に、従来の例えばExif規格により実体ファイル例えばNRQ00001.JPG46を読込むことも可能となり、異なるファイルフォーマット間の互換もより容易かつ低コストとすることが可能となる。
【0107】
また、CPU23はディレクトリ・ファイル生成機構29に生成させたディレクトリやファイルの情報を記録情報出力機構31により記録媒体2に出力させ記録させる(ST114)。
【0108】
次に、CPU23はST112でディレクトリ・ファイル生成機構29にDCFディレクトリのファイルがいっぱいになっていないと判断させたときは、ディレクトリ・ファイル生成機構29にインデックスファイルとして例えばAVIS00001.MQV39及びそのDCFディレクトリの例えば101MSDCFディレクトリ45下での静止画の実体的ファイルのファイル番号+1となるような、NRQ00002.JPG47という名のファイルの記録領域を確保させ、記録位置を決定させてファイルを生成させる(ST115)。
【0109】
このとき、AVIS00001.MQV39のプロパティには例えば静止画の実体的ファイルとして例えばNRQ00002.JPG47に関する参照情報が収容される。これにより、インデックスファイルにより高速な検索機能を利用できると共に、従来の例えばExif規格により実体ファイル例えばNRQ00002.JPG47を読込むことも可能となり、異なるファイルフォーマット間の互換もより容易かつ低コストとすることが可能となる。
【0110】
また、CPU23はディレクトリ・ファイル生成機構29に生成させたファイルの情報を記録情報出力機構31により記録媒体2に出力させ記録させる(ST116)。
【0111】
次に、CPU23はST108でディレクトリ・ファイル生成機構29にインデックスファイルがあると判断させたときは、原則的にはDCIMディレクトリ40及びそのサブディレクトリが存在することとなるので、ディレクトリ・ファイル生成機構29にDCFディレクトリのファイルがいっぱいになっているか判断させる(ST117)。
【0112】
ここで、CPU23はST117でディレクトリ・ファイル生成機構29にDCFディレクトリのファイルがいっぱいになっていると判断させたときは、次のDCFディレクトリとして例えば図4に示すように101MSDCFディレクトリ45、更にDCFディレクトリのディレクトリ番号の一番大きいDCFディレクトリ下の静止画の実体的ファイルとして例えばNRQ00001.JPG46という名のファイルの記録領域を確保させ、記録位置を決定させてディレクトリ及びファイルを生成させる(ST118)。
【0113】
この際、AVIS00001.MQV39のプロパティには例えば101MSDCFディレクトリ45、更に静止画の実体的ファイルとして例えばNRQ00001.JPG46に関する参照情報が収容される。これにより、インデックスファイルにより高速な検索機能を利用できると共に、従来の例えばExif規格により実体ファイル例えばNRQ00001.JPG46を読込むことも可能となり、異なるファイルフォーマット間の互換もより容易かつ低コストとすることが可能となる。
【0114】
また、CPU23はディレクトリ・ファイル生成機構29に生成させたディレクトリやファイルの情報を記録情報出力機構31により記録媒体2に出力させ記録させる(ST119)。
【0115】
次に、CPU23はST117でディレクトリ・ファイル生成機構29にDCFディレクトリのファイルがいっぱいになっていないと判断させたときは、ディレクトリ・ファイル生成機構29にディレクトリ番号が一番大きいDCFディレクトリ、例えば101MSDCFディレクトリ45下での静止画の実体的ファイルのファイル番号+1となるような、例えばNRQ00002.JPG47という名のファイルの記録領域を確保させ、記録位置を決定させてファイルを生成させる(ST120)。
【0116】
この場合も、AVIS00001.MQV39のプロパティには例えばNRQ00002.JPG47に関する参照情報が収容される。
【0117】
また、CPU23はディレクトリ・ファイル生成機構29に生成させたファイルの情報を記録情報出力機構31により記録媒体2に出力させ記録させる(ST121)。
【0118】
尚、ファイルの削除等により静止画の実体ファイルのみ全く存在しない場合はファイル番号0001例えばNRQ00001.JPG42という名のファイルの記録領域を確保させ、記録位置を決定させてファイルを生成させる(ST120)。
【0119】
更にDCIMディレクトリ40及びそのDCFディレクトリも存在しない場合(例えば図11に示すようなディレクトリ構造の場合)はDCIMディレクトリ40とディレクトリ番号の一番小さいDCFディレクトリ例えば100MSDCFディレクトリ41及びファイル番号0001例えばNRQ00001.JPG42という名のファイルの記録領域を確保させ、記録位置を決定させてディレクトリ及びファイルを生成させる。
【0120】
また、CPU23はディレクトリ・ファイル生成機構29に生成させたディレクトリ及びファイルの情報を記録情報出力機構31により記録媒体2に出力させ記録させることとなる。
【0121】
以上によりデジタルカメラ1で映像情報を記録媒体2に記録する場合の動作が終了することとなる。
【0122】
これによって、静止画の実体ファイルは必ずExif規格に基づくDCIMディレクトリ40下に生成されるので、例えばデジタルカメラ1により静止画が撮影されたときは図6に示すように枠で囲ったディレクトリ構造が生成され、記録媒体2に記録される。
【0123】
従って、その記録された記録媒体2を例えばExif規格にのみ基づくプリンター48に装着した場合でも、図6の点線で囲まれたDCIMディレクトリ40以下のサブディレクトリ及び実体ファイルは全て再生することができることとなる。
【0124】
次に、記録媒体2に記録された映像情報を再生する場合の動作について説明する。
【0125】
なお、MQ ROOTディレクトリ36は主にMQT方式の動画・静止画・音声・音楽コンテンツを保存するためのディレクトリであり、本発明の電子機器例えばデジタルカメラ1は、動画ファイル記録・再生の際、このディレクトリの下に実動画ファイル及び動画用のインデックスを記録する。以下に説明する記録媒体2に記録された映像情報を再生する場合も、図7等に示すように既に動画用のインデックスファイルである例えばAVIV00001.MQV38、そのサブディレクトリである100VIDEOディレクトリ58及び実体ファイルであるNRQ00001.MQV59等が記録されているものとして説明する。
【0126】
ここで、例えば図7に示すようにまず記録媒体2には、枠Aで囲まれたディレクトリ構造がデジタルカメラ1により記録され、その後、MQ ROOTディレクトリ36に対応していない他のデジタルカメラ49で、更に枠B中の点線で囲まれたファイルが記録された記録媒体2をデジタルカメラ1で再生する場合について説明する。
【0127】
図8に示すように、デジタルカメラ1のメモリースロット22に記録媒体2を装着し、パワースイッチ16により電源を投入する(ST201)と、CPU23は入力情報読込み機構27にメモリースロット22に記録媒体2が装着されているか判断させる(ST202)。CPU23は入力情報読込み機構27がメモリースロット22に装着されていないと判断したときは、画像表示機構30にエラー表示させる(ST203)。
【0128】
更にCPU23は、例えばモードダイヤル14等により静止画再生モードの設定がなされた(ST204)との情報が入力情報読込み機構27から伝えられたときは、入力情報読込み機構27に記録媒体2の読込みをさせ(ST205)、その読込まれた情報を再生機構32に受渡らせる。
【0129】
ここでまず、CPU23は再生機構32に静止画のインデックスファイル例えば図7に示すAVIS00001.MQV39が存在するか判断させる(ST206)。
【0130】
CPU23は、再生機構32が例えばAVIS00001.MQV39が存在すると判断したときは、再生機構32にそのインデックスファイルの情報内容例えばエントリ番号毎に収容されたプロパティ、テキスト及びサムネイル等の静止画に関する情報を取得させる(ST207)。
【0131】
更にCPU23は再生機構32にST207で取得した静止画に関する情報、例えばプロパティのAVファイルの実データを参照する情報等により、静止画の実体ファイル例えばNRQ00001.JPG42等が少なくとも1つは存在するか判断させる(ST208)。
【0132】
また、静止画の実体ファイル例えばNRQ00001.JPG42等が少なくとも1つは存在するか判断する方法として、例えば拡張子JPGの付いたファイルがあるか否かで判断することができる。
【0133】
また、CPU23は再生機構32に静止画の実体ファイル例えばNRQ00001.JPG42等が少なくとも1つは存在すると判断させたときは、ST207で取得した静止画に関する情報、例えばプロパティのAVファイルの実データを参照する情報により、図7に示すDCIMディレクトリ40及びその下にある100MSDCFディレクトリ41を経由して静止画の実体ファイルである例えばNRQ00001.JPG42まで読込ませ、インデックスファイルの情報により特定させた静止画像情報を取得させることができることとなる。
【0134】
これにより、まずインデックスファイルの情報から所望の静止画を極めて高速に検索できることとなる。
【0135】
次に、CPU23は例えば再生機構32に取得させた静止画のサムネイルの情報をその他の画像情報と併せ画像表示機構30に1つの画像情報として受け渡らせる。
【0136】
これによって、インデックスファイ例えばAVIS00001.MQV39により特定された静止画のサムネイル等の画像情報等が表示部4の表示面13に表示されることとなる(ST209)。この時点では、例えばAVIS00001.MQV39のプロパティにより特定されなかった他のデジタルカメラ49により撮影され、記録媒体2に記録された静止画の実体ファイル、例えば図7の点線で囲まれたNRQ00003.JPG50からNRQ00005.JPG52のファイルの静止画像情報は画像表示機構30に伝えられず、サムネイルとしても表示面13に表示されない。
【0137】
一方、表示面13を見ていたユーザーが他のデジタルカメラ49により撮影し記録した静止画も表示させたいと考え、例えばファンクションボタン15を半押しすると、CPU23はその操作情報を入力情報読込み機構27に送らせ、入力情報読込み機構27にその入力情報を画像表示機構30に送らせる。更にCPU23は、その入力情報を受取った画像表示機構30に例えば図9に示すようなメニュー画面を表示させる。
【0138】
ここで、CPU23は他機種再生機構34によりメニュー画面に表示された他機種再生ボタン53が選択されたか判断させる(ST210)。
【0139】
例えばCPU23は、メニュー画面上の他機種再生ボタン53が選択されたとの入力情報を操作部8から入力情報読込み機構27が受取ったときは、入力情報読込み機構27にその入力情報を他機種再生機構34に受け渡らせる。これにより、CPU23は他機種再生機構34に他機種再生ボタン53が選択されたと判断させる。
【0140】
更にCPU23は、他機種再生機構34に他機種再生ボタン53が選択されたものと判断させたときは、他機種再生機構34に画像表示機構30により図10に示すような他機種再生メニュー画面を表示部4に表示させる(ST211)。
【0141】
ここで、ユーザーが他機種再生メニュー画面の例えば他機種再生の実行ボタン54を選択する(ST212)と、その選択情報が操作部8から入力情報読込み機構27に入力され、入力情報読込み機構27はその選択情報を他機種再生機構34に送る。
【0142】
CPU23は他機種再生機構34が他機種再生の実行ボタン54を選択するとの情報を受取ったときは、他機種再生機構34に従来の例えばExif規格に基づき、静止画の実体ファイルである図7に示すNRQ00001.JPG42やNRQ00003.JPG50等を再生させることとなる。
【0143】
例えばCPU23は、他機種再生機構34にROOTディレクトリ35下のDCIMディレクトリ40を読込ませDCIMディレクトリ40内の情報を取得させて、その取得した情報に基づき更にその下にある100MSDCFディレクトリ41を読込ませる。以下同様に静止画の実体ファイルである例えばNRQ00001.JPG42まで読込ませ、その静止画像情報を取得させることができることとなる。また、同様に静止画の実体ファイルである例えばNRQ00005.JPG52まで読込ませ、全ての静止画像情報を取得させることができることとなる(ST213)。
【0144】
更にCPU23は、他機種再生機構34に取得させた静止画の画像情報に付随したサムネイルの情報をその他の情報と併せ画像表示機構30に1つの画像情報として受け渡らせる。
【0145】
これによって、インデックスファイ例えばAVIS00001.MQV39によらずに静止画のサムネイル等が表示部4の表示面13に表示されることとなり(ST214)、インデックスファイル例えばAVIS00001.MQV39に対応していない他のデジタルカメラ49で撮影され記録された、例えば図7の点線で囲まれた静止画の実体ファイルNRQ00003.JPG50等も、再生可能となる。
【0146】
尚、ST213で他機種再生機構34に取得させた静止画の画像情報にサムネイルの情報が付随していないときは、CPU23は他機種再生機構34にサムネイルの情報を生成させてもよい。
【0147】
また、CPU23は他機種再生機構34に例えば操作部8から入力情報読込み機構27に静止画再生を終了するとの入力情報が伝えられたか、或は操作部8から入力情報読込み機構27に所定時間何も伝えられなかったかにより、静止画の再生を終了するものか否か判断させることができる(ST215)。
【0148】
更にCPU23は、ST210でメニュー画面上の他機種再生ボタン53が選択されなかったとの入力情報を操作部8から入力情報読込み機構27が受取ったときは、入力情報読込み機構27にその入力情報を他機種再生機構34に受け渡らせる。これにより、CPU23は他機種再生機構34に他機種再生ボタン53が選択されなかったと判断させる。
【0149】
そしてCPU23は、他機種再生機構34に他機種再生ボタン53が選択されなかったものと判断させたときは、ST214の後に進ませ、静止画の再生を終了するものか否か判断させる。
【0150】
また、ST215でCPU23が他機種再生機構34に静止画の再生を終了するものと判断させたときは、記録媒体2に記録された画像情報を再生する場合の動作は終了することとなる。
【0151】
これに対し、ST215で操作部8から入力情報読込み機構27に、例えば再度インデックスファイルより所望の静止画を検索し表示させるとの入力情報があったときは、他機種再生機構34に静止画の再生を終了するとの判断をさせず、ST205の前に戻り再度、記録媒体2の読込みが開始される。
【0152】
次にST208で、再生機構32が静止画の実体ファイル例えばNRQ00001.JPG42等が1つも存在しない(例えば図11に示すようなディレクト構造である場合)と判断したときは、表示面13には静止画のサムネイルは表示されないこととなる(ST216)。
【0153】
静止画の実体ファイルが存在するかの判断は、拡張子JPGの付いたファイルの有無の他、例えばプロパティのファイル属性情報であるフラグに静止画の実体ファイルが存在しないことの情報を収容させることにより、再生機構32に判断させることも可能である。これにより、インデックスファイルの情報により速やかに、静止画の実体ファイルが存在するか判断できる。
【0154】
一方、表示面13を見ていたユーザーが他のデジタルカメラ49により撮影し記録した静止画があるのではと考え、ファンクションボタン15を半押しすると、CPU23はその操作情報を入力情報読込み機構27に送らせ、入力情報読込み機構27にその入力情報を画像表示機構30に送らせる。更にCPU23は、その入力情報を受取った画像表示機構30に例えば図9に示すようなメニュー画面を表示させる。
【0155】
ここで、CPU23は他機種再生機構34によりメニュー画面に表示された他機種再生ボタン53が選択されたか判断させる(ST217)。
【0156】
例えばCPU23は、メニュー画面上の他機種再生ボタン53が選択されたとの入力情報を操作部8から入力情報読込み機構27が受取ったときは、入力情報読込み機構27にその入力情報を他機種再生機構34に受け渡らせる。これにより、CPU23は他機種再生機構34に他機種再生ボタン53が選択されたと判断させることとなる。
【0157】
更にCPU23は、例えば他機種再生機構34に画像表示機構30に図10に示すような他機種再生メニュー画面を表示させないようにする(ST218)。これによって、表示面13を見ていたユーザーは静止画の実体ファイルが1枚も記録されていないことを知ることができ、それ以降の無駄な操作をしなくてもすむこととなる。
【0158】
また、CPU23は他機種再生機構34にその情報を画像表示機構30に送らせ、例えば「静止画ファイルはありません」というようなメッセージを表示させてもよい。これにより、より確実に表示面13を見ていたユーザーはデジタルカメラ1の状況を認識できることとなる。
【0159】
CPU23は、ST218で他機種再生機構34に他機種再生メニュー画面を表示させないようにさせたときは、ST214の後に進ませ、静止画の再生を終了するものか否か判断させる。
【0160】
CPU23は、ST217でメニュー画面上の他機種再生ボタン53が選択されなかったとの入力情報を、操作部8から入力情報読込み機構27が受取ったときは、入力情報読込み機構27にその入力情報を他機種再生機構34に受け渡らせる。これにより、CPU23は他機種再生機構34に他機種再生ボタン53が選択されなかったと判断させる。
【0161】
そしてCPU23は、他機種再生機構34に他機種再生ボタン53が選択されなかったものと判断させたときは、ST214の後に進ませ、静止画の再生を終了するものか否か判断させる。
【0162】
更にST206で、再生機構32が例えばインデックスファイルであるAVIS00001.MQV39が存在しないと判断したときは、CPU23は再生機構32にその情報を画像表示機構30に送らせ、例えば「静止画ファイルはありません」というようなメッセージを表示させてもよい。
【0163】
ここで、表示面13を見ていたユーザーが他のデジタルカメラ49により撮影し記録した静止画も表示させたいと考え、例えばファンクションボタン15を半押しすると、CPU23はその操作情報を入力情報読込み機構27に送らせ、入力情報読込み機構27にその入力情報を画像表示機構30に送らせる。更にCPU23は、その入力情報を受取った画像表示機構30に例えば図9に示すようなメニュー画面を表示させる。
【0164】
CPU23は他機種再生機構34によりメニュー画面に表示された他機種再生ボタン53が選択されたか判断させる(ST219)。
【0165】
例えばCPU23は、メニュー画面上の他機種再生ボタン53が選択されたとの入力情報を操作部8から入力情報読込み機構27が受取ったときは、入力情報読込み機構27にその入力情報を他機種再生機構34に受け渡らせる。これにより、CPU23は他機種再生機構34に他機種再生ボタン53が選択されたと判断させる。
【0166】
また、CPU23は他機種再生機構34に他機種再生ボタン53が選択されたものと判断させたときは、他機種再生機構34にDCIMディレクトリ40下に静止画の実体ファイル例えばNRQ00001.JPG42等が存在するか判断させる(ST220)。
【0167】
ここで、CPU23は例えば拡張子JPGの有無等により他機種再生機構34が静止画の実体ファイルが少なくとも1つは存在すると判断したときは(例えば図12に示すようなディレクトリ構造のように)、他機種再生機構34に画像表示機構30により図10に示すような他機種再生メニュー画面を表示部4に表示させる(ST221)。
【0168】
更にユーザーが他機種再生メニュー画面の例えば他機種再生の実行ボタン54を選択する(ST222)と、その選択情報が操作部8から入力情報読込み機構27に入力され、入力情報読込み機構27はその選択情報を他機種再生機構34に送る。
【0169】
CPU23は他機種再生機構34が他機種再生の実行ボタン54を選択するとの情報を受取ったときは、他機種再生機構34に従来のExif規格に基づき静止画の実体ファイル例えば図12に示すNRQ00001.JPG42等の静止画像情報を取得させる(ST223)。
【0170】
更にCPU23は、他機種再生機構34に取得させた静止画の画像情報に付随したサムネイルの情報をその他の情報と併せ画像表示機構30に1つの画像情報として受け渡らせる。
【0171】
これによって、インデックスファイル例えばAVIS00001.MQV39によらずに静止画のサムネイル等が表示部4の表示面13に表示されることとなり(ST224)、図12に示すように静止画のインデックスファイル例えばAVIS00001.MQV39の存在しないディレクトリ構造の静止画の実体ファイルNRQ00001.JPG42等も、再生可能となる。
【0172】
尚、ST223で他機種再生機構34に取得させた静止画の画像情報にサムネイルの情報が付随していないときは、CPU23は他機種再生機構34にサムネイルの情報を生成させてもよい。
【0173】
また、CPU23はST224で画像表示機構30に静止画のサムネイルを表示させた後は、ST215へ進ませ静止画の再生を終了するものか否か他機種再生機構34に判断させることとなる。
【0174】
次に、CPU23はST220で他機種再生機構34が静止画の実体ファイルが1つも存在しないと判断したときは、例えば他機種再生機構34に画像表示機構30に図10に示すような他機種再生メニュー画面を表示させないようにする(ST225)。これによって、表示面13を見ていたザーユーは静止画の実体ファイルが1枚も記録されていないことを知ることができ、それ以降の無駄な操作をしなくてもすむこととなる。
【0175】
また、CPU23は他機種再生機構34にその情報を画像表示機構30に送らせ、例えば「静止画ファイルはありません」というようなメッセージを表示させてもよい。これにより、より確実に表示面13を見ていたザーユーはデジタルカメラ1の状況を認識できることとなる。
【0176】
CPU23は、ST225で他機種再生機構34に他機種再生メニュー画面を表示させないようにさせたときは、ST214の後に進ませ、静止画の再生を終了するものか否か判断させる。
【0177】
また、CPU23は、ST219でメニュー画面上の他機種再生ボタン53が選択されなかったとの入力情報を操作部8から入力情報読込み機構27が受取ったときは、入力情報読込み機構27にその入力情報を他機種再生機構34に受け渡らせる。これにより、CPU23は他機種再生機構34に他機種再生ボタン53が選択されなかったと判断させる。
【0178】
そしてCPU23は、他機種再生機構34に他機種再生ボタン53が選択されなかったものと判断させたときは、ST214の後に進ませ、静止画の再生を終了するものか否か判断させる。
【0179】
また、ST215でCPU23が他機種再生機構34に静止画の再生を終了するものと判断させたときは、記録媒体2に記録された画像情報をデジタルカメラ1で再生する場合の動作は終了することとなる。
【0180】
このように本実施形態によれば、電子機器であるデジタルカメラ1はルートディレクトリの下に入力情報のインデックスファイル例えばAVIS00001.MQV39を関係付けるMQ ROOTディレクトリ36を生成するディレクトリ・ファイル生成機構29と、そのMQ ROOTディレクトリ36と並列に入力情報の少なくとも一部の実体ファイル例えばNRQ00001.JPGを関係付けるDCIMディレクトリ40を生成するディレクトリ・ファイル生成機構29を具備することとしたので、互換の為に別途ファイルを生成しなくても、インデックスファイルであるAVIS00001.MQV39を使った高速な検索機能を提供しながら、従来の例えばExif規格により実体ファイルを読込むこと等も可能となり、異なるファイルフォーマット間の互換もより容易かつ低コストとすることが可能となる。
【0181】
また、電子機器であるデジタルカメラ1は少なくとも例えばROOTディレクトリ35と、ディレクトリ・ファイル生成機構29により生成されたMQ ROOTディレクトリ36及びAVIS00001.MQV39と、ディレクトリ・ファイル生成機構29により生成されたDCIMディレクトリ40及び静止画の実体ファイル例えばNRQ00001.JPGとを、可搬性の記録媒体に記録する記録情報出力機構31を更に具備することとしたので、インデックスファイルを使った高速な検索機能を提供しながら、従来の例えばExif規格により静止画の実体ファイルを読込むこと等も可能なディレクトリ構造として、映像情報等を可搬性の記録媒体例えばメモリーカード等に記録させ保存させることができる。それによって、他の電子機器にその記録媒体から映像情報等を入力させ、その電子機器で少なくともその映像情報の例えばExif規格による実体ファイルを取得させることが可能となり、互換性が増すこととなる。
【0182】
更に電子機器であるデジタルカメラ1は、ROOTディレクトリ35の下に入力情報のインデックスファイル例えばAVIS00001.MQV39を関係付けるように生成されたMQ ROOTディレクトリ36を読込む入力情報読込み機構27、再生機構32等と、そのMQ ROOTディレクトリ36と並列に入力情報の少なくとも一部の実体ファイル例えばNRQ00001.JPGを関係付けるように生成されたDCIMディレクトリ40を読込む入力情報読込み機構27、他機種再生機構34等を具備することとしたので、互換の為に別途ファイルを生成しなくても、インデックスファイルを使った高速な検索機能を提供しながら、従来の例えばExif規格により実体ファイルを読込むこと等も可能となり、異なるファイルフォーマット間の互換もより容易かつ低コストとすることが可能となる。
【0183】
また、電子機器であるデジタルカメラ1の入力情報読込み機構27、再生機構32等は、読込まれたインデックスファイル内の情報に基づき、例えば静止画の実体ファイルを読込むものであるので、例えばインデックスファイル内の情報に対応させて生成された従来のExif規格による静止画の実体ファイルを、インデックスファイルを使った高速な検索が可能となる。
【0184】
更に電子機器であるデジタルカメラ1の入力情報読込み機構27、他機種再生機構34等は、読込まれたDCIMディレクトリ40内の情報に基づき、静止画の実体ファイルを読込むものであるので、例えばインデックスファイル内の情報に対応させて生成された従来のExif規格による静止画の実体ファイルを、従来のExif規格に則った電子機器により読込むこと等も可能となり、異なるファイルフォーマット間の互換もより容易かつ低コストとすることが可能となる。
【0185】
また、電子機器であるデジタルカメラ1のCPU23等は、例えば従来のExif規格による読込みをするか否か選択することのできる他機種再生メニュー画面上の実行ボタン54を画像表示機構30に表示させることができる。その実行ボタン54による選択情報により、DCIMディレクトリ40の下に生成された入力情報の静止画の実体ファイルを読込むこととしたので、例えば最初にインデックスファイルによる静止画の実体ファイルの検索をし、その後必要に応じて例えば従来のExif規格に則り実体ファイルを読込むように、再生方法を選択できるので異なるファイルフォーマット間の互換性をより高めることができる。
【0186】
更に電子機器であるデジタルカメラ1は、DCIMディレクトリ40の下に実体ファイル例えばNRQ00001.JPG42等が、生成されたか否か判断する再生機構32等を有し、その再生機構32等が実体ファイルは生成されなかったと判断したときは、実行ボタン54が表示される他機種再生メニュー画面を表示しないようにしたので、無用な処理を無くすと共に、ユーザーに容易に実体ファイルが存在しないこと知らせることができる。
【0187】
また、電子機器であるデジタルカメラ1の再生機構32等は、入力情報読込み機構27等により読込まれたインデックスファイル内の情報によりDCIMディレクトリ40の下に実体ファイルが生成されたか否か判断できることとしたので、例えばインデックスファイル内のプロパティに実体ファイルが生成されていないことを表すフラグを追加することにより、最初のインデックスファイルの読込みにより実体ファイルが生成されているか容易に判断できる。これにより、従来のExif規格による読込み処理を省くことが可能となり、迅速な再生処理が可能となる。
【0188】
更にコンピュータにルートディレクトリの下に、入力情報のインデックスファイルを関係付ける第1のサブディレクトリ例えばMQ ROOTディレクトリ36を生成し、そのMQ ROOTディレクトリ36と並列に入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを関係付ける第2のサブディレクトリ例えばDCIMディレクトリ40を生成することを実行させるコンピュータプログラムとしたので、そのコンピュータプログラムを用いることによって、互換の為に別途ファイルを生成しなくても、インデックスファイルを使った高速な検索機能を提供しながら、従来の例えばExif規格により静止画の実体ファイルを読込むこと等も可能となり、異なるファイルフォーマット間の互換もより容易かつ低コストとすることが可能となる。
【0189】
また、コンピュータにルートディレクトリの下に入力情報のインデックスファイルを関係付けるように生成されたMQ ROOTディレクトリ36を読込み、そのMQ ROOTディレクトリ36と並列に入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを関係付けるように生成されたDCIMディレクトリ40を読込むことを実行させるコンピュータプログラムとしたので、そのコンピュータプログラムを用いることによって、互換の為に別途ファイルを生成しなくてもインデックスファイルを使った高速な検索機能を提供しながら、従来の例えばExif規格により静止画の実体ファイルを読込むこと等も可能となり、異なるファイルフォーマット間の互換もより容易かつ低コストとすることが可能となる。
【0190】
尚、今後メディアの記録容量は年々大きくなりユーザーや電子機器が扱うファイルの数も益々多くなってくることが予想される。そこで、インデックスファイル等によるコンテンツの管理が必要になってくるが、例えばExif規格を採用している静止画等はその互換性をどう取るかが問題になる。
【0191】
本発明はユーザー側の混乱を最小限にするためにも分り易いインターフェースにて従来の形式のファイルもインデックスファイルを用いたファイルも両方扱えるようにし、その利便性を向上させるものである。
【0192】
また、本発明は上述したいずれの実施形態にも限定されず、本発明の技術思想の範囲内で適宜変更して実施できる。
【0193】
ここで、図13はインデックスファイルの情報により管理情報のみ収容されたファイルを経由して静止画の実データを取得する場合の説明図である。
【0194】
なお、MQ ROOTディレクトリ36は主にMQT方式の動画・静止画・音声・音楽コンテンツを保存するためのディレクトリであり、本発明の電子機器例えばデジタルカメラ1は、動画ファイル記録・再生の際、このディレクトリの下に実動画ファイル及び動画用のインデックスを記録する。以下に説明するインデックスファイルの情報により管理情報のみ収容されたファイルを経由して静止画の実データを取得する場合も、図13に示すように動画用のインデックスファイルである例えばAVIV00001.MQV38、そのサブディレクトリである100VIDEOディレクトリ58及び実体ファイルであるNRQ00001.MQV59等が記録されているものとして説明する。
【0195】
例えば上述した実施形態では、インデックスファイルAVIS00001.MQV39のプロパティに収容されている静止画の実体ファイルNRQ00001.JPG42に関する情報を取得して、DCIMディレクトリ40及び100MSDCFディレクトリ41を経由してNRQ00001.JPG42の実データを取得する場合(図13のCの矢印)を説明したが、これに限られるものではない。
【0196】
例えば図13に示すようにMQ ROOTディレクトリ36の下にAVIS00001.MQV39と並列に100STILLディレクトリ55を設け、更にその下に管理情報57のみが収容されたABCD0001.MQT56を設ける。
【0197】
そのディレクトリ構造で、図13のDの矢印に示すようにインデックスファイルAVIS00001.MQV39のプロパティに収容されているABCD0001.MQT56に関する情報を取得し、100STILLディレクトリ55を経由してABCD0001.MQT56を見に行く。
【0198】
次に、図13のEの矢印に示すようにABCD0001.MQT56に収容されている管理情報57を取得し、その管理情報57に基づいてDCIMディレクトリ40及び100MSDCFディレクトリ41を経由してNRQ00001.JPG42の実データを取得するものでも良い。
【0199】
これにより、多種多様なインデックスファイル構造とでき、多様なファイル処理に対応できることとなる。
【0200】
また、上述した実施形態では図8に示すようにST220で静止画ファイルがあるか否か判断することとしたが、これに限られるものではない。例えばCPU23は、ST219で他機種再生機構34に他機種再生ボタン53が選択されたものと判断させたときに、直接他機種再生メニュー画面を表示させる。そして、他機種再生メニュー画面上の実行ボタン54を選択したときは、従来のExif規格に基づき静止画の実体ファイル例えば図12に示すNRQ00001.JPG42等の静止画像情報を取得させる。
【0201】
ここで、他機種再生機構34が静止画の実体ファイルが存在しないと判断したときは、CPU23は他機種再生機構34に図8に示すST215に進ませることができる。これにより、処理工程を少なくすることができより映像情報の再生の迅速化が図れることとなる。
【0202】
更に上述した実施形態では、例えばMQ ROOTディレクトリ36、AVIS00001.MQV38を生成する第1の手段としてディレクトリ・ファイル生成機構29を用い、DCIMディレクトリ40、静止画の実体ファイル例えばNRQ00001.JPG42を生成する第2の生成手段としてもディレクトリ・ファイル生成機構29を用いたが、これに限られるものではなく夫々別々のディレクトリ・ファイル生成機構により生成しても良い。これにより、より多様なディレクトリ・ファイル生成が可能となる。
【0203】
また、上述した実施形態ではデジタルカメラ1の制御部7にデータ格納部を特に設けなかったが、これに限られるものではなく例えば制御部7にデータ格納部を設け、生成されたインデックスファイルや静止画等の実体ファイル等を格納しても良い。これにより、自由な時間や場所で静止画等の映像情報等を再生できカスタマイズ化が図れる。
【0204】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明ではインデックスファイルを使った高速な検索機能を提供するファイルフォーマットと、従来の例えばExif規格のようなファイルフォーマットとの互換をより容易とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラの操作部側から見た概略斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラの撮像部側から見た概略斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラの制御部を中心とするブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラで生成されたディレクトリ・ファイル構造の説明図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラで映像情報を記録媒体に記録する場合のフローチャート図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラで記録媒体に記録したあと他の規格による電子機器で再生する場合の説明図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラで記録媒体に記録したあと他の規格による電子機器で更に記録媒体に記録する場合の説明図である。
【図8】本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラで記録媒体に記録された映像情報を再生する場合のフローチャート図である。
【図9】本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラのメニュー画面の説明図である。
【図10】本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラの他機種再生メニュー画面の説明図である。
【図11】静止画の実体ファイルが存在しないディレクトリ構造の説明図である。
【図12】静止画のインデックスファイルは存在しないが静止画の実体ファイルは存在するディレクトリ構造の説明図である。
【図13】インデックスファイルの情報により管理情報のみ収容されたファイルを経由して静止画の実データを取得する場合の説明図である。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ
2 記録媒体
3 カメラ本体
4 表示部
5 入出力部
6 インターフェース部
7 制御部
8 操作部
9 撮像部
10 音響部
11 リング式ダイヤル
12 アクションボタン
13 表示面
14 モードダイヤル
15 ファンクションボタン
16 パワースイッチ
17 ズームスイッチ
18 レンズ
19 撮像素子
20 マイク
21 スピーカー
22 メモリースロット
23 CPU
24 DRAM
25 ROM
26 ソフトウェア格納部
27 入力情報読込み機構
28 撮像処理機構
29 ディレクトリ・ファイル生成機構
30 画像表示機構
31 記録情報出力機構
32 再生機構
34 他機種再生機構
35 ROOTディレクトリ
36 MQ ROOTディレクトリ
37 AVIndexファイル
40 DCIMディレクトリ
53 他機種再生ボタン
54 実行ボタン
57 管理情報

Claims (17)

  1. ルートディレクトリの下に、入力情報のインデックスファイルを前記ルートディレクトリに関係付ける第1のサブディレクトリを生成する第1の生成手段と、
    前記ルートディレクトリの下に、前記入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを前記ルートディレクトリに関係付ける第2のサブディレクトリを、前記第1のサブディレクトリと並列に生成可能な第2の生成手段と
    を具備することを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記第1の生成手段は、前記第1のサブディレクトリの下に前記インデックスファイルを生成し、
    前記第2の生成手段は、前記第2のサブディレクトリの下に前記入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを生成可能であることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記実体ファイルは、前記インデックスファイル内の情報の少なくとも一部に対応していることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項2に記載の電子機器において、
    少なくとも前記ルートディレクトリと、前記第1の生成手段により生成された第1のサブディレクトリ及びインデックスファイルと、前記第2の生成手段により生成された第2のサブディレクトリ及び実体ファイルとを可搬性の記録媒体に記録する記録手段を更に具備することを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記入力情報は映像情報を有し、少なくとも前記第2のサブディレクトリはディジタルスチルカメラ用画像ファイルフォーマット規格に基づくことを特徴とする電子機器。
  6. ルートディレクトリの下に生成された、入力情報のインデックスファイルを前記ルートディレクトリに関係付ける第1のサブディレクトリを読込む第1の読込み手段と、
    前記第1のサブディレクトリと並列に前記ルートディレクトリの下に生成された、前記入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを前記ルートディレクトリに関係付ける第2のサブディレクトリを読込み可能な第2の読込み手段と
    を具備することを特徴とする電子機器。
  7. 請求項6に記載の電子機器において、
    前記第1の読込み手段は、前記第1のサブディレクトリの下に生成された前記インデックスファイルを読込み、
    前記第2の読込み手段は、前記第2のサブディレクトリの下に生成された前記入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを読込み可能なものであることを特徴とする電子機器。
  8. 請求項7に記載の電子機器において、
    前記第2の読込み手段は、前記第1の読込み手段により読込まれたインデックスファイル内の情報に基づき、前記実体ファイルを読込むものであることを特徴とする電子機器。
  9. 請求項7に記載の電子機器において、
    前記第2の読込み手段は、前記第2の読込み手段により読込まれた前記第2のサブディレクトリ内の情報に基づき、前記実体ファイルを読込むものであることを特徴とする電子機器。
  10. 請求項9に記載の電子機器において、
    前記第2の読込み手段は、その読込み手段による読込みをするか否か選択することのできる選択手段を有し、その選択手段による選択情報により、前記第2のサブディレクトリの下に生成された前記入力情報の実体ファイルを読込むことを特徴とする電子機器。
  11. 請求項10に記載の電子機器において、
    前記選択手段は、前記第2のサブディレクトリの下に実体ファイルが生成されたか否か判断する判断手段を有し、その判断手段が前記実体ファイルは生成されなかったと判断したときは、前記選択手段は規制されることを特徴とする電子機器。
  12. 請求項11に記載の電子機器において、
    前記判断手段は、前記第1の読込み手段により読込まれたインデックスファイル内の情報に基づき前記第2のサブディレクトリの下に実体ファイルが生成されたか否か判断することができることを特徴とする電子機器。
  13. 請求項6に記載の電子機器において、
    前記入力情報は映像情報を有し、少なくとも前記第2のサブディレクトリはディジタルスチルカメラ用画像ファイルフォーマット規格に基づくことを特徴とする電子機器。
  14. ルートディレクトリの下に、入力情報のインデックスファイルを前記ルートディレクトリに関係付ける第1のサブディレクトリを生成する第1の生成工程と、
    前記ルートディレクトリの下に、前記入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを前記ルートディレクトリに関係付ける第2のサブディレクトリを、前記第1のサブディレクトリと並列に生成可能な第2の生成工程と
    を具備することを特徴とするディレクトリ生成方法。
  15. ルートディレクトリの下に生成された、入力情報のインデックスファイルを前記ルートディレクトリに関係付ける第1のサブディレクトリを読込む第1の読込み工程と、
    前記第1のサブディレクトリと並列に前記ルートディレクトリの下に生成された、前記入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを前記ルートディレクトリに関係付ける第2のサブディレクトリを読込み可能な第2の読込み工程と
    を具備することを特徴とするディレクトリ読込み方法。
  16. コンピュータに、
    ルートディレクトリの下に、入力情報のインデックスファイルを前記ルートディレクトリに関係付ける第1のサブディレクトリを生成する第1の生成工程と、
    前記ルートディレクトリの下に、前記入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを前記ルートディレクトリに関係付ける第2のサブディレクトリを、前記第1のサブディレクトリと並列に生成可能な第2の生成工程とを実行させること
    を特徴とするコンピュータプログラム。
  17. コンピュータに、
    ルートディレクトリの下に生成された、入力情報のインデックスファイルを前記ルートディレクトリに関係付ける第1のサブディレクトリを読込む第1の読込み工程と、
    前記第1のサブディレクトリと並列に前記ルートディレクトリの下に生成された、前記入力情報の少なくとも一部の実体ファイルを前記ルートディレクトリに関係付ける第2のサブディレクトリを読込み可能な第2の読込み工程とを実行させること
    を特徴とするコンピュータプログラム。
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