JP2004310421A - 電力取引システム及び方法、エネルギーマネージメント装置、ならびに、情報端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】電気の需要家の所望の条件により選定した電力供給会社から電気を購入することができるようにする。
【解決手段】電気の供給条件を示す電力供給公開情報を出力する電力供給会社の情報端末と、電気の需要家が保有し、電気の購入先の電力供給会社を選択するエネルギーマネージメント装置とを、ネットワークを介して接続してなる電力取引システムであって、前記エネルギーマネージメント装置は、使用電力量を計測する電力計測手段と、電力供給会社の選定条件を記憶する記憶手段と、電力供給会社の前記情報端末が出力した電力供給公開情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した電力供給公開情報と、前記記憶手段内の選定条件とを基に購入先の電力供給会社を選択する選択手段とを備える、ことを特徴とする電力取引システムを提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】電気の供給条件を示す電力供給公開情報を出力する電力供給会社の情報端末と、電気の需要家が保有し、電気の購入先の電力供給会社を選択するエネルギーマネージメント装置とを、ネットワークを介して接続してなる電力取引システムであって、前記エネルギーマネージメント装置は、使用電力量を計測する電力計測手段と、電力供給会社の選定条件を記憶する記憶手段と、電力供給会社の前記情報端末が出力した電力供給公開情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した電力供給公開情報と、前記記憶手段内の選定条件とを基に購入先の電力供給会社を選択する選択手段とを備える、ことを特徴とする電力取引システムを提供する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電力取引を行う電力取引システム及び方法、エネルギーマネージメント装置、ならびに、情報端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気の需要家(電気使用者)が電力取引する電力供給会社は地域電力会社1社のみであった。また、現在の積算電力計は、電気の需要家が消費した電気を常時電力積算しており、その表示部に現在までの使用電力の積算値を表示している。そして、およそ1ヶ月毎に、電力供給会社の検針員が電気使用者を訪問して現在の検針値を読み取って記録し、前回検針値からの増分に応じて電気使用量を計算して使用料金を請求している。
また、特許文献1では、送配電業者から需要家に電力消費抑制を提案し、この電力消費抑制の提案に応じて需要家が消費抑制可能な電力および設定時間を送配電業者に応札するとともに、送配電業者がこの応札に応じた電力消費の抑制に基づき課金する電力取引システム及びその方法について開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−252924号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来、各電気の需要家に対しては、それぞれ1社の単独電力供給であるため、必ずしも需要家に購入コストが有利であるとは言えなかった。しかし、積算値から使用電力を算出する従来の方法では、複数の電力供給会社から電力供給を受けた場合に各社毎の使用電力の内訳を区別できないため、最も安価な電力供給会社から電気を購入するための電力取引を行うことができない。しかし、特許文献1においては、送配電業者の設備費や無駄な燃料消費を抑え、安価に電力を供給するものではあるが、上述する問題を解決するものではない。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、電気の需要家の所望の条件により選定した電力供給会社から電気を購入することができる電力取引システム及び方法、エネルギーマネージメント装置、ならびに、情報端末を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決すべくなされたもので、請求項1に記載の発明は、電気の供給条件を示す電力供給公開情報を出力する電力供給会社の情報端末と、電気の需要家が保有し、電気の購入先の電力供給会社を選択するエネルギーマネージメント装置とを、ネットワークを介して接続してなる電力取引システムであって、前記エネルギーマネージメント装置は、使用電力量を計測する電力計測手段と、電力供給会社の選定条件を記憶する記憶手段と、電力供給会社の前記情報端末が出力した電力供給公開情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した電力供給公開情報と、前記記憶手段内の選定条件とを基に購入先の電力供給会社を選択する選択手段とを備える、ことを特徴とする電力取引システムである。
【0006】
請求項2に記載の発明は、電気の供給条件を示す電力供給公開情報を出力する電力供給会社の情報端末と、電気の需要家が保有し、電気の購入先の電力供給会社を選択するエネルギーマネージメント装置とを、ネットワークを介して接続してなる電力取引システムに用いられる電力取引方法であって、前記エネルギーマネージメント装置が、電力供給会社の選定条件を記憶する記憶手段を用意し、使用電力量を計測する一方、電力供給会社の前記情報端末が出力した電力供給公開情報を取得し、取得した電力供給公開情報と、前記記憶手段内の選定条件とを基に購入先の電力供給会社を選択する、ことを特徴とする電力取引方法である。
【0007】
請求項3に記載の発明は、電気の購入先の電力供給会社を選択するエネルギーマネージメント装置であって、使用電力量を計測する電力計測手段と、電力供給会社の選定条件を記憶する記憶手段と、電力供給会社の端末装置から出力され、電気の供給条件を示す電力供給公開情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した電力供給公開情報と、前記記憶手段内の選定条件とを基に購入先の電力供給会社を選択する選択手段と、を備えることを特徴とするエネルギーマネージメント装置である。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のエネルギーマネージメント装置であって、さらに、前記電力計測手段が計測した使用電力量の情報を購入先の電力供給会社毎に前記記憶手段に書き込む記録手段を備える、ことを特徴とする。
【0009】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のエネルギーマネージメント装置であって、さらに、前記記憶手段内の使用電力量の情報と、前記取得手段が取得した電力供給公開情報とを基に、電気使用料金、あるいは、環境への影響量を算出する演算手段を備える、ことを特徴とする。
【0010】
請求項6に記載の発明は、請求項3から請求項5のいずれかの項に記載のエネルギーマネージメント装置であって、さらに、前記選択手段が選択した電力供給会社の情報端末へ購入申請を通知するとともに、現在の電気の購入先の電力供給会社の情報端末へ購入停止申請を通知する通知手段を備える、ことを特徴とする。
【0011】
請求項7に記載の発明は、請求項3から請求項6のいずれかの項に記載のエネルギーマネージメント装置であって、前記電力供給公開情報は、料金コストまたは電気使用による環境影響度の情報、及び、電力供給会社の識別情報からなることを特徴とする。
【0012】
請求項8に記載の発明は、使用電力量を計測する電力計と、電気の購入先の電力供給会社を選択する情報端末とからなるエネルギーマネージメント装置に用いられる情報端末であって、電力供給会社の選定条件を記憶する記憶手段と、電力供給会社の電気の供給条件を示す電力供給公開情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した電力供給公開情報と、前記記憶手段内の選定条件とを基に購入先の電力供給会社を選択する選択手段と、を備えることを特徴とする情報端末である。
【0013】
請求項9に記載の発明は、使用電力量を計測する電力計と、電気の購入先の電力供給会社を選択する情報端末とからなるエネルギーマネージメント装置に用いられる情報端末のコンピュータプログラムであって、電力供給会社の電気の供給条件を示す電力供給公開情報を取得するステップと、取得した電力供給公開情報と、内部に記憶している電力供給会社の選定条件とを基に購入先の電力供給会社を選択するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラムである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。
図1は、この発明の一実施の形態による電力取引システムの構成を示すブロック図である。
【0015】
電力供給会社A、B、C、D、…(以下、単に「電力供給会社」と記載)は、それぞれ、発電システム(図示せず)及び情報端末1を保有する。
発電システムは、発電した電気を、全国電力網9を介して全国の一般家庭や企業などの電気使用者である需要家へ供給する機能を有する。
情報端末1は、サーバや専用端末などのコンピュータシステムである。情報端末1は、専用線、ブロードバンド回線などのアクセス回線により、インターネット網、公衆電話網、携帯電話網などからなる公衆網である情報ネットワーク網8と接続され、電力供給情報公開装置2及びエネルギーマネージメント積算電力計3(エネルギーマネージメント装置)と通信する機能を有する。そして、電力供給情報公開装置2へ、電力の購入単価などの料金コストの情報、電気使用による二酸化炭素排出原単位(例えば、発電1kWあたりの二酸化炭素排出重量や体積)などの環境影響度の情報、電力供給会社名や使用している発電装置の違い(発電の種類)などの電力供給会社の識別情報からなる電力供給公開情報を提供する機能を有する。また、エネルギーマネージメント積算電力計3からの購入申請を受けて電気の購入を許可したり、購入停止申請を受けて電気の購入停止を許可する機能を有する。なお、電力供給会社A、B、C、D、…が保有する情報端末1を、それぞれ、情報端末1a、1b、1c、1d、…とする。
【0016】
電力供給情報公開装置2は、例えば、サーバにより実現することができ、電力供給会社が提供する電力供給公開情報の公開を統括して行う企業などが保有する。電力供給情報公開装置2は、専用線、ブロードバンド回線などのアクセス回線により、情報ネットワーク網8と接続され、電力供給会社の情報端末1及びエネルギーマネージメント積算電力計3と通信する機能を有する。そして、各電力供給会社の情報端末1から電力供給公開情報を取得し、エネルギーマネージメント積算電力計3へ公開する機能を有する。
【0017】
需要家は、エネルギーマネージメント積算電力計3を保有する。
図2は、エネルギーマネージメント積算電力計3の内部を展開して示した図である。エネルギーマネージメント積算電力計3は、積算電力計4及び情報端末5から構成される。
積算電力計4は、需要家が使用した、全国電力網9から供給される電気の電力を計測し、電力量を積算するとともに、現在の電力及び積算した電力量の計測値からなる使用電力情報を情報端末5へ通知する。
【0018】
情報端末5は、パーソナルコンピュータ、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants:情報携帯端末)などのコンピュータシステムであり、制御部51、通信部52、取得部53、記憶部54、演算処理部55、記録部56、表示部57、及び、入力部58からなる。
制御部51は、CPU(central processing unit)及び各種メモリから構成され、各部の制御や、データの一時的な格納や、データの転送等を行う機能を有する。
通信部52は、専用線、ブロードバンド回線、携帯電話網に用いられる無線通信などにより情報ネットワーク網8と接続され、情報端末1及び電力供給情報公開装置2と通信する機能と、10/100Base−Tなどの有線やBluetoothなどの無線により、積算電力計4と通信する機能を有する。
取得部53は、電力供給情報公開装置2から各電力供給会社の電力供給公開情報を取得する機能を有する。
記憶部54は、電力供給会社の選定条件、購入先の電力供給会社の電力供給公開情報、各電力供給会社毎の使用電力情報などの各種データを記録する。
演算処理部55は、記憶部54内の選定条件及び取得部53が取得した各電力供給会社の電力供給公開情報を基に電気の購入先の電力供給会社を選定する機能と、選定された電力供給会社の情報端末1へ購入申込を行うとともに、現行の電力供給会社の情報端末1へ購入停止の申込を行う機能を有する。また、記憶部54内の電力供給公開情報と使用電力情報とを基に、電気使用料金や二酸化炭素排出量などの環境影響量を算出する機能を有する。
記録部56は、購入先の電力供給会社別に積算電力計4から取得した使用電力情報を記憶部54に書き込む機能と、購入先の電力供給会社の電力供給公開情報を記憶部54へ書き込む機能とを有する。
表示部57は、CRT(cathode ray tube)、LCD(liquid crystal display)などのディスプレイに画像を表示する機能を有する。
入力部58は、キーボードやボタン、マウスなどからのデータの入力を制御する機能を有する。
【0019】
図3は、一実施の形態による電力取引システムの動作概要を示す。
まず、エネルギーマネージメント積算電力計3は、需要家が入力した選択条件、例えば、購入単価(料金コスト)、二酸化炭素排原単位(環境影響度)、電力供給会社名や発電の種類(電力供給会社の識別情報)などにより、電気の購入先の電力供給会社を順位付けるための選定条件を記憶部54に記憶しておく。
【0020】
各電力供給会社の情報端末1は、電力供給情報公開装置2へ所定の時間毎、あるいは、変更がある度に自身の電力供給公開情報を送信する(ステップS11)。そして、各需要家のエネルギーマネージメント積算電力計3は、所定の時間毎、あるいは、変更がある度に各電力供給会社の電力供給公開情報を電力供給情報公開装置2から取得する(ステップS12)。
【0021】
エネルギーマネージメント積算電力計3は、取得した電力供給公開情報と、内部に記憶している選定条件とを比較して電力供給会社を順位付けし、最も順位の高い電力供給会社を選定する(ステップS13)。ここでは、現在電力を購買している先の電力供給会社(現行選定会社)が電力供給会社Aであり、新たに選定された電力供給会社(新たな選定会社)が電力供給会社Bであるとする。
【0022】
エネルギーマネージメント積算電力計3は、新たな選定会社である電力供給会社Bの情報端末1bへ購入申請信号を送信する(ステップS14)。電力供給会社Bの情報端末1bは、申請があった需要家に電力を供給することを許可した場合、購入許諾信号を返送する(ステップS15)。エネルギーマネージメント積算電力計3は、購入許諾信号を受信すると速やかに、現行の選定会社である電力供給会社Aへ購入停止申請信号を送出する(ステップS16)。電力供給会社Aの情報端末1aは、申請があった需要家への電力供給を停止することを許可した場合には、購入停止許諾信号を返送する(ステップS17)。
【0023】
エネルギーマネージメント積算電力計3は、電力供給会社Aの情報端末1aから購入停止許諾信号を受信すると、速やかに購入終了信号を返送すると同時に(ステップS18)、電力供給会社Bの情報端末1bへ購入開始信号を送信する(ステップS19)。電力供給会社Aの情報端末1aは、購入終了信号を受信すると、この需要家の識別情報と、電力供給終了日時とを記憶する。また、電力供給会社Bの情報端末1bは、購入開始信号を受信すると、この需要家の識別情報と、電力供給開始日時とを記憶する。
そして、エネルギーマネージメント積算電力計3は、これまでの電力供給会社Aからの使用電力・電力量の計測値(使用電力情報)を積算電力計4から取得して、記憶部54へ記録するとともに(ステップS20)、現在時刻における電力供給会社Bの電力供給公開情報を記憶部54へ記録し、使用電力量の計測を開始する(ステップS21)。
【0024】
エネルギーマネージメント積算電力計3を構成する情報端末5の演算処理部55は、1ヶ月などの所定の期間(電力購入のルールに規定された期間)経過後、あるいは、需要家が随時要求した時に、それまでに記憶部54内に記録した使用電力情報と、購入先の電力供給会社の電力供給公開情報とを用い、電力購入のルールに従って各電力供給会社毎の電気使用料金を計算して結果を出力する(ステップS22)。
なお、ここで使用した各信号名は説明のための名称であり、実際の電力購入のルールに従った信号名が使用される。
【0025】
図4を用いて、電気使用料金の算出方法を説明する。
図において、4月20日は、購入単価優先で購入先の電力供給会社を決めており、0時から24時までの間、順に電力供給会社A、続いて、電力供給会社B、電力供給会社C、電力供給会社Dから電気を購入したことと、これらの電力供給会社毎の使用電力量が示されている。また、5月5日は、二酸化炭素排出量優先で購入先の電力供給会社を決めており、0時から24時までの間、順に電力供給会社A、続いて、電力供給会社B、電力供給会社Cから電気を購入たことと、これらの電力供給会社毎の使用電力量が示されている。また、5月19日は、電力供給会社名優先で購入先の電力供給会社を決めており、0時から24時までに、電力供給会社A、続いて、電力供給会社Dから電気を購入したことと、これらの電力供給会社の使用電力量が示されている。
【0026】
そして、各電力供給会社の電力購入のルールに従い、内部に記憶している各電力供給会社の使用電力量の情報(使用電力情報)及び対応する電力供給会社の購入時の電力供給公開情報により、1ヶ月などの所定の期間における各電力供給会社毎の電気使用料金が算出され、情報端末5に表示される。この電気使用料金を算出する対象の期間は、需要家が情報端末5へ入力した任意の期間でもよい。
また、記憶部54内の電力供給公開情報で示される二酸化炭素排出原単位と、使用電力情報とからある期間における二酸化炭素排出量を計算し、情報端末5に計算結果を出力する。
更に、発電の種類毎などその他の選定パラメータ毎、電力供給会社毎に使用電力量を計算し、情報端末5に結果を出力してもよい。
【0027】
図5は、エネルギーマネージメント積算電力計の制御フローを示す。
情報端末5の取得部53は、電力供給情報公開装置2から各電力供給会社の電力供給公開情報を常時収集している(ステップS100)。このとき、現行選定会社の電力供給公開情報に変更があれば、記憶部54内に現在時刻とともに書き込む。
そして、演算処理部55は、取得した各電力供給会社の電力供給公開情報と、記憶部54内の選定条件とを比較して、電力供給会社を選定する(ステップS110)。このとき選定された電力供給会社が、現行選定会社と同じである場合には(ステップS120No)、現行選定会社からの電気の購入を継続する(ステップS130)。
【0028】
一方、選定された電力供給会社が現行選定会社と異なる場合(ステップS120Yes)、演算処理部55は、情報ネットワーク網8を介して新たな選定会社の情報端末1へ購入申請信号を送出する(ステップS140)。この購入申請信号には、電力購入のルールに従い、例えば、需要家の識別情報、購入開始時刻、使用電力kW数などが設定される。
購入申請信号を受信した電力供給会社がこの需要家への電力の販売を許諾した場合、情報端末1から購入許諾信号が返送される。情報端末5が新たな選定会社の情報端末1から購入許諾信号を受信すると(ステップS150YES)、演算処理部55は、新たな選定会社からの電気の供給が許諾されたことを確認する(ステップS160)。
【0029】
続いて、演算処理部55は、現行選定会社の情報端末1に購入停止申請信号を送信する(ステップS170)。購入停止申請信号を受信した電力供給会社がこの需要家への電力の販売の停止を許諾した場合、情報端末1から購入停止許諾信号が返送される。情報端末5が現行選定会社の情報端末1から購入停止許諾信号を受信すると(ステップS180YES)、現行選定会社からの電気の供給停止が許諾されたことを確認する(ステップS190)。
【0030】
すると、演算処理部55は、現行選定会社の情報端末1へ購入終了信号を送信し(ステップS200)、現行選定会社からの電気の購入の終了を確認する(ステップS210)。そして、記録部56は、積算電力計4へ計測信号要求指令を送信する。積算電力計4は、現在の電力・電力量の計測値からなる使用電力情報を通知するための計測信号を情報端末5へ返送する。情報端末5の記録部56は、受信した使用電力情報を、現行選定会社及び購入終了日時である現在日時と対応させて記憶部54へ書き込む(ステップS220)。
【0031】
また、演算処理部55は、ステップS200において電力供給情報公開装置2へ購入終了信号を送信するのと同時に、新たな選定会社へ購入開始信号を送信し(ステップS250)、現行選定会社からの電気の購入の開始を確認する(ステップS260)。そして、記録部56は、取得部53が取得した新たな選定会社の電力供給公開情報を、この電力供給会社及び購入開始日時である現在日時と対応させて記憶部54へ記憶し、電力量の計測を開始する(ステップS270)。
さらに、選定から除外した電力供給会社の記録をリセットし(ステップS280)、再び、ステップS110の電力供給会社の選定からの処理を繰り返す。
【0032】
なお、ステップS150において、新たな選定会社の情報端末1から拒絶信号を受信するなどして購入が許諾されなかった場合には、この電力供給会社を選定候補から除外して(ステップS300)、再びステップS110の電力供給会社の選定からの処理を繰り返す。
【0033】
また、ステップS180において、現行選定会社の情報端末1から拒絶信号を受信するなどして購入停止が許諾されなかった場合には、現行選定会社からの電気の購入を継続し(ステップS310)、新たな選定会社の情報端末1へ購入中止を通知する(ステップS320)。そして、所定の時間経過後に(ステップS330)、選定から除外した会社の記録をリセットし(ステップS340)、再びステップS110の電力供給会社の選定からの処理を繰り返す。
【0034】
上記実施の形態によれば、需要家は、1台のエネルギーマネージメント積算電力計により、複数の電力供給会社と電力取引を行うことができる。また、このとき、需要家の所望の選択条件に合致する電力供給会社から、電気を購入することができる。すなわち、需要家は、購入単価優先であれば、自動で常に最も安い電力を、二酸化炭素排出原単位優先であれば、自動で常に二酸化炭素排出量が最も少ない電気を購入できる。
また、需要家は、自身のパーソナルコンピュータや携帯電話などの情報端末を用いて、随時、現在までの使用電力量や電気使用料金、電気使用による二酸化炭素排出量を電力供給会社毎に確認することができる。
【0035】
なお、上述の情報端末1及び5、ならびに、電力供給情報公開装置2は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述した動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものである。
【0036】
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ROMの他に、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のシステムやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0037】
【発明の効果】
この発明によれば、需要家は、1台のエネルギーマネージメント積算電力計により、複数の電力供給会社と電力取引を行うことができる。また、このとき、電力需要家の所望の選択条件に合致する電力供給会社から、電気を購入することができる。すなわち、需要家は、購入単価優先であれば、自動で常に最も安い電力を、二酸化炭素排出原単位優先であれば、自動で常に二酸化炭素排出量が最も少ない電気を購入できる。
また、需要家は、自身のパーソナルコンピュータや携帯電話などの情報端末を用いて、随時、現在までの使用電力量や電気使用料金、電気使用による二酸化炭素排出量を電力供給会社毎に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態による電力取引システムの構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態によるエネルギーマネージメント積算電力計の内部を展開して示した図である。
【図3】同実施の形態による電力取引システムの動作概要を示す図である。
【図4】同実施の形態による電気使用料金の算出方法を説明するための図である。
【図5】同実施の形態によるエネルギーマネージメント積算電力計の制御フローを示す図である。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d、5…情報端末
2…電力供給情報公開装置
3…エネルギーマネージメント積算電力計
4…積算電力計
51…制御部
52…通信部
53…取得部
54…記憶部
55…演算処理部
56…記録部
57…表示部
58…入力部
8…情報ネットワーク網
9…全国電力網
【発明の属する技術分野】
この発明は、電力取引を行う電力取引システム及び方法、エネルギーマネージメント装置、ならびに、情報端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気の需要家(電気使用者)が電力取引する電力供給会社は地域電力会社1社のみであった。また、現在の積算電力計は、電気の需要家が消費した電気を常時電力積算しており、その表示部に現在までの使用電力の積算値を表示している。そして、およそ1ヶ月毎に、電力供給会社の検針員が電気使用者を訪問して現在の検針値を読み取って記録し、前回検針値からの増分に応じて電気使用量を計算して使用料金を請求している。
また、特許文献1では、送配電業者から需要家に電力消費抑制を提案し、この電力消費抑制の提案に応じて需要家が消費抑制可能な電力および設定時間を送配電業者に応札するとともに、送配電業者がこの応札に応じた電力消費の抑制に基づき課金する電力取引システム及びその方法について開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−252924号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来、各電気の需要家に対しては、それぞれ1社の単独電力供給であるため、必ずしも需要家に購入コストが有利であるとは言えなかった。しかし、積算値から使用電力を算出する従来の方法では、複数の電力供給会社から電力供給を受けた場合に各社毎の使用電力の内訳を区別できないため、最も安価な電力供給会社から電気を購入するための電力取引を行うことができない。しかし、特許文献1においては、送配電業者の設備費や無駄な燃料消費を抑え、安価に電力を供給するものではあるが、上述する問題を解決するものではない。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、電気の需要家の所望の条件により選定した電力供給会社から電気を購入することができる電力取引システム及び方法、エネルギーマネージメント装置、ならびに、情報端末を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決すべくなされたもので、請求項1に記載の発明は、電気の供給条件を示す電力供給公開情報を出力する電力供給会社の情報端末と、電気の需要家が保有し、電気の購入先の電力供給会社を選択するエネルギーマネージメント装置とを、ネットワークを介して接続してなる電力取引システムであって、前記エネルギーマネージメント装置は、使用電力量を計測する電力計測手段と、電力供給会社の選定条件を記憶する記憶手段と、電力供給会社の前記情報端末が出力した電力供給公開情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した電力供給公開情報と、前記記憶手段内の選定条件とを基に購入先の電力供給会社を選択する選択手段とを備える、ことを特徴とする電力取引システムである。
【0006】
請求項2に記載の発明は、電気の供給条件を示す電力供給公開情報を出力する電力供給会社の情報端末と、電気の需要家が保有し、電気の購入先の電力供給会社を選択するエネルギーマネージメント装置とを、ネットワークを介して接続してなる電力取引システムに用いられる電力取引方法であって、前記エネルギーマネージメント装置が、電力供給会社の選定条件を記憶する記憶手段を用意し、使用電力量を計測する一方、電力供給会社の前記情報端末が出力した電力供給公開情報を取得し、取得した電力供給公開情報と、前記記憶手段内の選定条件とを基に購入先の電力供給会社を選択する、ことを特徴とする電力取引方法である。
【0007】
請求項3に記載の発明は、電気の購入先の電力供給会社を選択するエネルギーマネージメント装置であって、使用電力量を計測する電力計測手段と、電力供給会社の選定条件を記憶する記憶手段と、電力供給会社の端末装置から出力され、電気の供給条件を示す電力供給公開情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した電力供給公開情報と、前記記憶手段内の選定条件とを基に購入先の電力供給会社を選択する選択手段と、を備えることを特徴とするエネルギーマネージメント装置である。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のエネルギーマネージメント装置であって、さらに、前記電力計測手段が計測した使用電力量の情報を購入先の電力供給会社毎に前記記憶手段に書き込む記録手段を備える、ことを特徴とする。
【0009】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のエネルギーマネージメント装置であって、さらに、前記記憶手段内の使用電力量の情報と、前記取得手段が取得した電力供給公開情報とを基に、電気使用料金、あるいは、環境への影響量を算出する演算手段を備える、ことを特徴とする。
【0010】
請求項6に記載の発明は、請求項3から請求項5のいずれかの項に記載のエネルギーマネージメント装置であって、さらに、前記選択手段が選択した電力供給会社の情報端末へ購入申請を通知するとともに、現在の電気の購入先の電力供給会社の情報端末へ購入停止申請を通知する通知手段を備える、ことを特徴とする。
【0011】
請求項7に記載の発明は、請求項3から請求項6のいずれかの項に記載のエネルギーマネージメント装置であって、前記電力供給公開情報は、料金コストまたは電気使用による環境影響度の情報、及び、電力供給会社の識別情報からなることを特徴とする。
【0012】
請求項8に記載の発明は、使用電力量を計測する電力計と、電気の購入先の電力供給会社を選択する情報端末とからなるエネルギーマネージメント装置に用いられる情報端末であって、電力供給会社の選定条件を記憶する記憶手段と、電力供給会社の電気の供給条件を示す電力供給公開情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した電力供給公開情報と、前記記憶手段内の選定条件とを基に購入先の電力供給会社を選択する選択手段と、を備えることを特徴とする情報端末である。
【0013】
請求項9に記載の発明は、使用電力量を計測する電力計と、電気の購入先の電力供給会社を選択する情報端末とからなるエネルギーマネージメント装置に用いられる情報端末のコンピュータプログラムであって、電力供給会社の電気の供給条件を示す電力供給公開情報を取得するステップと、取得した電力供給公開情報と、内部に記憶している電力供給会社の選定条件とを基に購入先の電力供給会社を選択するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラムである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。
図1は、この発明の一実施の形態による電力取引システムの構成を示すブロック図である。
【0015】
電力供給会社A、B、C、D、…(以下、単に「電力供給会社」と記載)は、それぞれ、発電システム(図示せず)及び情報端末1を保有する。
発電システムは、発電した電気を、全国電力網9を介して全国の一般家庭や企業などの電気使用者である需要家へ供給する機能を有する。
情報端末1は、サーバや専用端末などのコンピュータシステムである。情報端末1は、専用線、ブロードバンド回線などのアクセス回線により、インターネット網、公衆電話網、携帯電話網などからなる公衆網である情報ネットワーク網8と接続され、電力供給情報公開装置2及びエネルギーマネージメント積算電力計3(エネルギーマネージメント装置)と通信する機能を有する。そして、電力供給情報公開装置2へ、電力の購入単価などの料金コストの情報、電気使用による二酸化炭素排出原単位(例えば、発電1kWあたりの二酸化炭素排出重量や体積)などの環境影響度の情報、電力供給会社名や使用している発電装置の違い(発電の種類)などの電力供給会社の識別情報からなる電力供給公開情報を提供する機能を有する。また、エネルギーマネージメント積算電力計3からの購入申請を受けて電気の購入を許可したり、購入停止申請を受けて電気の購入停止を許可する機能を有する。なお、電力供給会社A、B、C、D、…が保有する情報端末1を、それぞれ、情報端末1a、1b、1c、1d、…とする。
【0016】
電力供給情報公開装置2は、例えば、サーバにより実現することができ、電力供給会社が提供する電力供給公開情報の公開を統括して行う企業などが保有する。電力供給情報公開装置2は、専用線、ブロードバンド回線などのアクセス回線により、情報ネットワーク網8と接続され、電力供給会社の情報端末1及びエネルギーマネージメント積算電力計3と通信する機能を有する。そして、各電力供給会社の情報端末1から電力供給公開情報を取得し、エネルギーマネージメント積算電力計3へ公開する機能を有する。
【0017】
需要家は、エネルギーマネージメント積算電力計3を保有する。
図2は、エネルギーマネージメント積算電力計3の内部を展開して示した図である。エネルギーマネージメント積算電力計3は、積算電力計4及び情報端末5から構成される。
積算電力計4は、需要家が使用した、全国電力網9から供給される電気の電力を計測し、電力量を積算するとともに、現在の電力及び積算した電力量の計測値からなる使用電力情報を情報端末5へ通知する。
【0018】
情報端末5は、パーソナルコンピュータ、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants:情報携帯端末)などのコンピュータシステムであり、制御部51、通信部52、取得部53、記憶部54、演算処理部55、記録部56、表示部57、及び、入力部58からなる。
制御部51は、CPU(central processing unit)及び各種メモリから構成され、各部の制御や、データの一時的な格納や、データの転送等を行う機能を有する。
通信部52は、専用線、ブロードバンド回線、携帯電話網に用いられる無線通信などにより情報ネットワーク網8と接続され、情報端末1及び電力供給情報公開装置2と通信する機能と、10/100Base−Tなどの有線やBluetoothなどの無線により、積算電力計4と通信する機能を有する。
取得部53は、電力供給情報公開装置2から各電力供給会社の電力供給公開情報を取得する機能を有する。
記憶部54は、電力供給会社の選定条件、購入先の電力供給会社の電力供給公開情報、各電力供給会社毎の使用電力情報などの各種データを記録する。
演算処理部55は、記憶部54内の選定条件及び取得部53が取得した各電力供給会社の電力供給公開情報を基に電気の購入先の電力供給会社を選定する機能と、選定された電力供給会社の情報端末1へ購入申込を行うとともに、現行の電力供給会社の情報端末1へ購入停止の申込を行う機能を有する。また、記憶部54内の電力供給公開情報と使用電力情報とを基に、電気使用料金や二酸化炭素排出量などの環境影響量を算出する機能を有する。
記録部56は、購入先の電力供給会社別に積算電力計4から取得した使用電力情報を記憶部54に書き込む機能と、購入先の電力供給会社の電力供給公開情報を記憶部54へ書き込む機能とを有する。
表示部57は、CRT(cathode ray tube)、LCD(liquid crystal display)などのディスプレイに画像を表示する機能を有する。
入力部58は、キーボードやボタン、マウスなどからのデータの入力を制御する機能を有する。
【0019】
図3は、一実施の形態による電力取引システムの動作概要を示す。
まず、エネルギーマネージメント積算電力計3は、需要家が入力した選択条件、例えば、購入単価(料金コスト)、二酸化炭素排原単位(環境影響度)、電力供給会社名や発電の種類(電力供給会社の識別情報)などにより、電気の購入先の電力供給会社を順位付けるための選定条件を記憶部54に記憶しておく。
【0020】
各電力供給会社の情報端末1は、電力供給情報公開装置2へ所定の時間毎、あるいは、変更がある度に自身の電力供給公開情報を送信する(ステップS11)。そして、各需要家のエネルギーマネージメント積算電力計3は、所定の時間毎、あるいは、変更がある度に各電力供給会社の電力供給公開情報を電力供給情報公開装置2から取得する(ステップS12)。
【0021】
エネルギーマネージメント積算電力計3は、取得した電力供給公開情報と、内部に記憶している選定条件とを比較して電力供給会社を順位付けし、最も順位の高い電力供給会社を選定する(ステップS13)。ここでは、現在電力を購買している先の電力供給会社(現行選定会社)が電力供給会社Aであり、新たに選定された電力供給会社(新たな選定会社)が電力供給会社Bであるとする。
【0022】
エネルギーマネージメント積算電力計3は、新たな選定会社である電力供給会社Bの情報端末1bへ購入申請信号を送信する(ステップS14)。電力供給会社Bの情報端末1bは、申請があった需要家に電力を供給することを許可した場合、購入許諾信号を返送する(ステップS15)。エネルギーマネージメント積算電力計3は、購入許諾信号を受信すると速やかに、現行の選定会社である電力供給会社Aへ購入停止申請信号を送出する(ステップS16)。電力供給会社Aの情報端末1aは、申請があった需要家への電力供給を停止することを許可した場合には、購入停止許諾信号を返送する(ステップS17)。
【0023】
エネルギーマネージメント積算電力計3は、電力供給会社Aの情報端末1aから購入停止許諾信号を受信すると、速やかに購入終了信号を返送すると同時に(ステップS18)、電力供給会社Bの情報端末1bへ購入開始信号を送信する(ステップS19)。電力供給会社Aの情報端末1aは、購入終了信号を受信すると、この需要家の識別情報と、電力供給終了日時とを記憶する。また、電力供給会社Bの情報端末1bは、購入開始信号を受信すると、この需要家の識別情報と、電力供給開始日時とを記憶する。
そして、エネルギーマネージメント積算電力計3は、これまでの電力供給会社Aからの使用電力・電力量の計測値(使用電力情報)を積算電力計4から取得して、記憶部54へ記録するとともに(ステップS20)、現在時刻における電力供給会社Bの電力供給公開情報を記憶部54へ記録し、使用電力量の計測を開始する(ステップS21)。
【0024】
エネルギーマネージメント積算電力計3を構成する情報端末5の演算処理部55は、1ヶ月などの所定の期間(電力購入のルールに規定された期間)経過後、あるいは、需要家が随時要求した時に、それまでに記憶部54内に記録した使用電力情報と、購入先の電力供給会社の電力供給公開情報とを用い、電力購入のルールに従って各電力供給会社毎の電気使用料金を計算して結果を出力する(ステップS22)。
なお、ここで使用した各信号名は説明のための名称であり、実際の電力購入のルールに従った信号名が使用される。
【0025】
図4を用いて、電気使用料金の算出方法を説明する。
図において、4月20日は、購入単価優先で購入先の電力供給会社を決めており、0時から24時までの間、順に電力供給会社A、続いて、電力供給会社B、電力供給会社C、電力供給会社Dから電気を購入したことと、これらの電力供給会社毎の使用電力量が示されている。また、5月5日は、二酸化炭素排出量優先で購入先の電力供給会社を決めており、0時から24時までの間、順に電力供給会社A、続いて、電力供給会社B、電力供給会社Cから電気を購入たことと、これらの電力供給会社毎の使用電力量が示されている。また、5月19日は、電力供給会社名優先で購入先の電力供給会社を決めており、0時から24時までに、電力供給会社A、続いて、電力供給会社Dから電気を購入したことと、これらの電力供給会社の使用電力量が示されている。
【0026】
そして、各電力供給会社の電力購入のルールに従い、内部に記憶している各電力供給会社の使用電力量の情報(使用電力情報)及び対応する電力供給会社の購入時の電力供給公開情報により、1ヶ月などの所定の期間における各電力供給会社毎の電気使用料金が算出され、情報端末5に表示される。この電気使用料金を算出する対象の期間は、需要家が情報端末5へ入力した任意の期間でもよい。
また、記憶部54内の電力供給公開情報で示される二酸化炭素排出原単位と、使用電力情報とからある期間における二酸化炭素排出量を計算し、情報端末5に計算結果を出力する。
更に、発電の種類毎などその他の選定パラメータ毎、電力供給会社毎に使用電力量を計算し、情報端末5に結果を出力してもよい。
【0027】
図5は、エネルギーマネージメント積算電力計の制御フローを示す。
情報端末5の取得部53は、電力供給情報公開装置2から各電力供給会社の電力供給公開情報を常時収集している(ステップS100)。このとき、現行選定会社の電力供給公開情報に変更があれば、記憶部54内に現在時刻とともに書き込む。
そして、演算処理部55は、取得した各電力供給会社の電力供給公開情報と、記憶部54内の選定条件とを比較して、電力供給会社を選定する(ステップS110)。このとき選定された電力供給会社が、現行選定会社と同じである場合には(ステップS120No)、現行選定会社からの電気の購入を継続する(ステップS130)。
【0028】
一方、選定された電力供給会社が現行選定会社と異なる場合(ステップS120Yes)、演算処理部55は、情報ネットワーク網8を介して新たな選定会社の情報端末1へ購入申請信号を送出する(ステップS140)。この購入申請信号には、電力購入のルールに従い、例えば、需要家の識別情報、購入開始時刻、使用電力kW数などが設定される。
購入申請信号を受信した電力供給会社がこの需要家への電力の販売を許諾した場合、情報端末1から購入許諾信号が返送される。情報端末5が新たな選定会社の情報端末1から購入許諾信号を受信すると(ステップS150YES)、演算処理部55は、新たな選定会社からの電気の供給が許諾されたことを確認する(ステップS160)。
【0029】
続いて、演算処理部55は、現行選定会社の情報端末1に購入停止申請信号を送信する(ステップS170)。購入停止申請信号を受信した電力供給会社がこの需要家への電力の販売の停止を許諾した場合、情報端末1から購入停止許諾信号が返送される。情報端末5が現行選定会社の情報端末1から購入停止許諾信号を受信すると(ステップS180YES)、現行選定会社からの電気の供給停止が許諾されたことを確認する(ステップS190)。
【0030】
すると、演算処理部55は、現行選定会社の情報端末1へ購入終了信号を送信し(ステップS200)、現行選定会社からの電気の購入の終了を確認する(ステップS210)。そして、記録部56は、積算電力計4へ計測信号要求指令を送信する。積算電力計4は、現在の電力・電力量の計測値からなる使用電力情報を通知するための計測信号を情報端末5へ返送する。情報端末5の記録部56は、受信した使用電力情報を、現行選定会社及び購入終了日時である現在日時と対応させて記憶部54へ書き込む(ステップS220)。
【0031】
また、演算処理部55は、ステップS200において電力供給情報公開装置2へ購入終了信号を送信するのと同時に、新たな選定会社へ購入開始信号を送信し(ステップS250)、現行選定会社からの電気の購入の開始を確認する(ステップS260)。そして、記録部56は、取得部53が取得した新たな選定会社の電力供給公開情報を、この電力供給会社及び購入開始日時である現在日時と対応させて記憶部54へ記憶し、電力量の計測を開始する(ステップS270)。
さらに、選定から除外した電力供給会社の記録をリセットし(ステップS280)、再び、ステップS110の電力供給会社の選定からの処理を繰り返す。
【0032】
なお、ステップS150において、新たな選定会社の情報端末1から拒絶信号を受信するなどして購入が許諾されなかった場合には、この電力供給会社を選定候補から除外して(ステップS300)、再びステップS110の電力供給会社の選定からの処理を繰り返す。
【0033】
また、ステップS180において、現行選定会社の情報端末1から拒絶信号を受信するなどして購入停止が許諾されなかった場合には、現行選定会社からの電気の購入を継続し(ステップS310)、新たな選定会社の情報端末1へ購入中止を通知する(ステップS320)。そして、所定の時間経過後に(ステップS330)、選定から除外した会社の記録をリセットし(ステップS340)、再びステップS110の電力供給会社の選定からの処理を繰り返す。
【0034】
上記実施の形態によれば、需要家は、1台のエネルギーマネージメント積算電力計により、複数の電力供給会社と電力取引を行うことができる。また、このとき、需要家の所望の選択条件に合致する電力供給会社から、電気を購入することができる。すなわち、需要家は、購入単価優先であれば、自動で常に最も安い電力を、二酸化炭素排出原単位優先であれば、自動で常に二酸化炭素排出量が最も少ない電気を購入できる。
また、需要家は、自身のパーソナルコンピュータや携帯電話などの情報端末を用いて、随時、現在までの使用電力量や電気使用料金、電気使用による二酸化炭素排出量を電力供給会社毎に確認することができる。
【0035】
なお、上述の情報端末1及び5、ならびに、電力供給情報公開装置2は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述した動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものである。
【0036】
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ROMの他に、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のシステムやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0037】
【発明の効果】
この発明によれば、需要家は、1台のエネルギーマネージメント積算電力計により、複数の電力供給会社と電力取引を行うことができる。また、このとき、電力需要家の所望の選択条件に合致する電力供給会社から、電気を購入することができる。すなわち、需要家は、購入単価優先であれば、自動で常に最も安い電力を、二酸化炭素排出原単位優先であれば、自動で常に二酸化炭素排出量が最も少ない電気を購入できる。
また、需要家は、自身のパーソナルコンピュータや携帯電話などの情報端末を用いて、随時、現在までの使用電力量や電気使用料金、電気使用による二酸化炭素排出量を電力供給会社毎に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態による電力取引システムの構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態によるエネルギーマネージメント積算電力計の内部を展開して示した図である。
【図3】同実施の形態による電力取引システムの動作概要を示す図である。
【図4】同実施の形態による電気使用料金の算出方法を説明するための図である。
【図5】同実施の形態によるエネルギーマネージメント積算電力計の制御フローを示す図である。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d、5…情報端末
2…電力供給情報公開装置
3…エネルギーマネージメント積算電力計
4…積算電力計
51…制御部
52…通信部
53…取得部
54…記憶部
55…演算処理部
56…記録部
57…表示部
58…入力部
8…情報ネットワーク網
9…全国電力網
Claims (9)
- 電気の供給条件を示す電力供給公開情報を出力する電力供給会社の情報端末と、
電気の需要家が保有し、電気の購入先の電力供給会社を選択するエネルギーマネージメント装置とを、
ネットワークを介して接続してなる電力取引システムであって、
前記エネルギーマネージメント装置は、
使用電力量を計測する電力計測手段と、
電力供給会社の選定条件を記憶する記憶手段と、
電力供給会社の前記情報端末が出力した電力供給公開情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した電力供給公開情報と、前記記憶手段内の選定条件とを基に購入先の電力供給会社を選択する選択手段とを備える、ことを特徴とする電力取引システム。 - 電気の供給条件を示す電力供給公開情報を出力する電力供給会社の情報端末と、
電気の需要家が保有し、電気の購入先の電力供給会社を選択するエネルギーマネージメント装置とを、
ネットワークを介して接続してなる電力取引システムに用いられる電力取引方法であって、
前記エネルギーマネージメント装置が、
電力供給会社の選定条件を記憶する記憶手段を用意し、
使用電力量を計測する一方、
電力供給会社の前記情報端末が出力した電力供給公開情報を取得し、
取得した電力供給公開情報と、前記記憶手段内の選定条件とを基に購入先の電力供給会社を選択する、ことを特徴とする電力取引方法。 - 電気の購入先の電力供給会社を選択するエネルギーマネージメント装置であって、
使用電力量を計測する電力計測手段と、
電力供給会社の選定条件を記憶する記憶手段と、
電力供給会社の端末装置から出力され、電気の供給条件を示す電力供給公開情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した電力供給公開情報と、前記記憶手段内の選定条件とを基に購入先の電力供給会社を選択する選択手段と、を備えることを特徴とするエネルギーマネージメント装置。 - さらに、前記電力計測手段が計測した使用電力量の情報を購入先の電力供給会社毎に前記記憶手段に書き込む記録手段を備える、ことを特徴とする請求項3に記載のエネルギーマネージメント装置。
- さらに、前記記憶手段内の使用電力量の情報と、前記取得手段が取得した電力供給公開情報とを基に、電気使用料金、あるいは、環境への影響量を算出する演算手段を備える、ことを特徴とする請求項4に記載のエネルギーマネージメント装置。
- さらに、前記選択手段が選択した電力供給会社の情報端末へ購入申請を通知するとともに、現在の電気の購入先の電力供給会社の情報端末へ購入停止申請を通知する通知手段を備える、ことを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかの項に記載のエネルギーマネージメント装置。
- 前記電力供給公開情報は、料金コストまたは電気使用による環境影響度の情報、及び、電力供給会社の識別情報からなることを特徴とする請求項3から請求項6のいずれかの項に記載のエネルギーマネージメント装置。
- 使用電力量を計測する電力計と、電気の購入先の電力供給会社を選択する情報端末とからなるエネルギーマネージメント装置に用いられる情報端末であって、
電力供給会社の選定条件を記憶する記憶手段と、
電力供給会社の電気の供給条件を示す電力供給公開情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した電力供給公開情報と、前記記憶手段内の選定条件とを基に購入先の電力供給会社を選択する選択手段と、を備えることを特徴とする情報端末。 - 使用電力量を計測する電力計と、電気の購入先の電力供給会社を選択する情報端末とからなるエネルギーマネージメント装置に用いられる情報端末のコンピュータプログラムであって、
電力供給会社の電気の供給条件を示す電力供給公開情報を取得するステップと、
取得した電力供給公開情報と、内部に記憶している電力供給会社の選定条件とを基に購入先の電力供給会社を選択するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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