JP2004302551A - 演算監視プログラム - Google Patents

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Hiroshi Kawabata
弘 川畑
Sho Tanaka
翔 田中
Hiroto Tachikawa
浩人 田地川
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Abstract

【課題】監視対象のプログラムにおける演算が終了したことを検出して通知を行う演算監視プログラムを提供する。
【解決手段】このプログラムは、監視対象のプログラムが演算を終了した時にディスプレイ上にメッセージを表示することによる画像の変化を検出して、オペレータに通知するものである。まず、オペレータがディスプレイ内の領域を設定する(ステップS4)。プログラムは演算開始直後の画像のデータを初期画像データとして取得する(ステップS7)。次に所定の時間毎に画像データを取得して(ステップS11)、その画像データと初期画像データとを比較する(ステップS12)。両者が同じである間はステップS8〜S13を繰り返す。両者が異なっていれば画像が変化した、即ち演算が終了してメッセージが表示されたと判断して、オペレータに音や電子メール等により通知する(ステップS14)。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、計算機における演算等を監視するものであって、オペレータの操作を補助して演算効率を向上させる等の目的に使用されるプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータの演算処理速度が近年急激に向上して、従来スーパーコンピュータを用いなければ処理することができなかった計算を、パーソナルコンピュータ(パソコン)等を用いて行えるようになっている。現在、その簡便性から、膨大な量の計算を行うような場合であってもパソコンが用いられているが、この場合、計算に数時間〜数日を要する場合がある。
【0003】
例えば、化学研究等でパソコンを用いて分子軌道の計算を行う場合がある。この場合、計算対象となる分子によって計算時間は大きく異なるが、通常の用途で用いるパソコンにより計算を行うと、数分〜数ヶ月程度の時間を要する。
【0004】
このように計算に要する時間が分子の種類によって大きく異なるため、オペレータが計算終了時を予測することが困難である。また、このような計算を行う場合、複数のコンピュータを用いて多くの計算を並行して行うことが多いが、その場合、これらのコンピュータのうちの1台のコンピュータにおいて計算が終了したことをオペレータが直ちに確認することは困難である。そのため、計算終了からそのコンピュータで次の計算を開始させるまでの間にタイムラグが生じ、計算効率が低下する。
【0005】
プログラムによっては、計算終了時に音を発したり、ディスプレイの画面上にメッセージを表示することにより計算が終了したことをオペレータに通知するよう設定されたものもある。しかし、それらの通知機能は各プログラムに組み込まれた付随的な機能に過ぎず、機能的に不十分である場合が多い。例えば、計算終了時に音を発する時間が数秒以内であって、音を発した際オペレータが席を外しているとオペレータが計算の終了を気付くことができない等である。
【0006】
プログラムの演算を監視するという点について、特許文献1には、コンピュータに対して何らかの入力が行われたにも関わらず画面表示が変化しなかった時に、演算が暴走したと判断してコンピュータをリセットする自動リセット装置が記載されている。しかし、この自動リセット装置は、外部から何らかの入力があり、且つ演算に異常が生じた場合にのみ、その異常を検知するものであり、演算が正常に終了した場合には何らの動作も行われない。そのため、この自動リセット装置を演算終了の通知に適用することはできない。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−338721号公報([0015])
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような課題を解決するために成されたものであり、その目的とするところは、監視対象のプログラムにおける演算が終了したことを検出してオペレータに通知を行う演算監視プログラムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために成された本発明に係る演算監視プログラムの第1の態様のものは、他のプログラムが行う演算を監視するプログラムであって、コンピュータを、
a)前記監視対象プログラムが表示する画像内の所定の画像取得領域の画像データを初期画像データとして取得して、記憶部に記憶させる初期画像データ取得手段、
b)前記画像取得領域の画像データを所定の時間毎に繰り返し取得する画像データ取得手段、
c)前記画像データ取得手段により取得された画像データと前記初期画像データとを照合する画像データ照合手段、
d)前記取得画像データと前記初期画像データとの間の不一致が検出された時に、所定の指令を発する指令発信手段、
として機能させることを特徴とする
【0010】
本発明に係る演算監視プログラムの第2の態様のものは、他のプログラムが行う演算を監視するプログラムであって、コンピュータを、
a)所定の被検出画像データを取得して、記憶部に記憶させる被検出画像データ取得手段、
b)前記監視対象プログラムが表示する画像内の所定の領域の画像データを所定の時間毎に繰り返し取得する画像データ取得手段、
c)前記画像データ取得手段により取得された画像データ内に前記被検出画像データが含まれているかどうかを判定する画像データ判定手段、及び、
d)前記取得画像データ内に前記被検出画像データが含まれていると判定された時に、所定の指令を発する指令発信手段、
として機能させることを特徴とする。
【0011】
本発明に係る画像監視プログラムの第1の態様のものは、ディスプレイに表示される画像を監視するプログラムであって、コンピュータを、
a)前記表示画像内の所定の画像取得領域の画像データを初期画像データとして取得して、記憶部に記憶させる初期画像データ取得手段、
b)前記画像取得領域の画像データを所定の時間毎に繰り返し取得する画像データ取得手段、
c)前記画像データ取得手段により取得された画像データと前記初期画像データとを照合する画像データ照合手段、及び、
d)前記取得画像データと前記初期画像データとの間の不一致が検出された時に、所定の指令を発する指令発信手段、
として機能させることを特徴とする。
【0012】
本発明に係る画像監視プログラムの第2の態様のものは、ディスプレイに表示される画像を監視するプログラムであって、コンピュータを、
a)所定の被検出画像データを取得して、記憶部に記憶させる被検出画像データ取得手段、
b)前記表示画像内の所定の領域の画像データを所定の時間毎に繰り返し取得する画像データ取得手段、
c)前記画像データ取得手段により取得された画像データ内に前記被検出画像データが含まれているかどうかを判定する画像データ判定手段、及び、
d)前記取得画像データ内に前記被検出画像データが含まれていると判定された時に、所定の指令を発する指令発信手段、
として機能させることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係る演算監視プログラムの第1の態様のものは、コンピュータ等において所定の演算処理が実行されている間、そのコンピュータ等のディスプレイに表示される画像のうち所定の領域(画像取得領域)の画像データを監視して、プログラム開始時の画像データ(初期画像データ)からの画像データの変化を検出するものである。
【0014】
コンピュータにおいて演算処理を行うプログラムによる演算が終了すると、演算結果がディスプレイに表示され、演算終了時における画像は演算中の画像とは異なるものになる。従って、画像データの変化を検出することにより、演算の終了が検出可能となる。
【0015】
本発明では、ソフトウエアを用いてコンピュータ上の画像データの変化を検出するため、ディスプレイの電源がOFFの状態であっても上記検出を行うことができる。
【0016】
以下、第1の態様の演算監視プログラムにより制御されるコンピュータの動作について説明する。
初期画像データ取得手段とは、画像を取得する画像取得領域の画像データを取得して、これを初期画像データとして記憶部に記憶させる手段をいう。オペレーティングシステム(OS)においてデスクトップ画面を画像として取得する関数を提供している場合、この関数を利用して画像データを取得するのが便利である。
【0017】
画像データ取得手段とは、画像取得領域の画像データを所定の時間毎に繰り返し取得する手段をいう。この時間は、例えば演算監視プログラムの実行開始時にオペレータがキーボード等から入力することにより設定されるようにしてもよいし、初期条件を入力したファイルを別途作成しておき、演算監視プログラムの実行開始時にこの初期条件ファイルを読み込むことにより設定されるようにしてもよい。また、画像データ取得手段において画像取得領域の画像データを取得する方法には、初期画像データ取得手段において用いられる方法と同様のものを用いる。
【0018】
画像データ照合手段が、取得した画像データと初期画像データとが同一であると判断した場合、演算監視プログラムによる処理は継続される。
【0019】
一方、画像データ照合手段が、画像データと初期画像データとが異なると判断した場合、指令発信手段は、コンピュータに演算終了時の所定の動作をさせるための指令を発信する。この指令は、典型的にはオペレータに演算の終了を通知するための指令とすることができる。この演算終了通知のための指令には、例えば、音を発信させるプログラムを起動する指令、ディスプレイに所定の画像(例えば、画像を点滅させる等、監視対象のプログラムが表示する演算終了画像よりも目立つ画像等)を表示させるプログラムを起動する指令、あるいは演算が終了したことを通知する電子メールを送信させるプログラムを起動する指令等がある。ここで起動するプログラムには、既存の音声発信プログラム(wavファイル等の音声ファイル)、画像表示プログラム(jpgファイル等の画像ファイル)、メールプログラム等を用いることができる。なお、音・画像・電子メール等を発信・送信するためのプログラムを演算監視プログラムに組み込んでもよい。こうして、コンピュータが演算終了通知等の所定の動作を行い、この演算監視プログラムによる処理は終了する。
【0020】
なお、前記画像取得領域は、ディスプレイ上の表示画面の一部又は全領域とすることができる。画像取得領域を表示画面の一部とした場合、より適切な画面の領域を選択するため、演算監視プログラムが、オペレータにより画像取得領域を適宜設定することを可能とする画像取得領域設定手段としてコンピュータを機能させることが望ましい。この画像取得領域設定手段は、例えばオペレータがマウスやキーボード等の入力手段を用いて設定したディスプレイ上の所定の領域を座標データとして取得するものとすることができる。この場合、こうして設定された画像取得領域内のみにおける画像の変化が上記のように監視される。そのため、この画像取得領域以外において画像が変化した場合には演算終了通知等が行われることはない。
【0021】
常に全領域を画像取得領域とするようにプログラム上設定すれば、オペレータが画像取得領域の設定を行う必要はない。もちろん、前記の方法により、オペレータが表示画面の全領域を画像取得領域に設定してもよい。
【0022】
なお、マウスカーソルが画像取得領域内を移動する場合には、見かけ上、初期画像からの変化が生じる。しかし、通常、OSではマウスカーソルは画像データとは別のデータとして処理されるため、マウスカーソルの移動が初期画像からの変化として検出されることはなく、カーソルの移動によりオペレータに誤って演算の終了が通知されることはない。
【0023】
本発明に係る演算監視プログラムの第2の態様のものは、前記第1の態様のものと同様に、コンピュータ等において所定の演算処理が実行される間、ディスプレイ上の所定の画像取得領域の画像データを監視する。しかし、第1の態様の演算監視プログラムでは画像取得領域内の画像データが初期画像データから変化することを検出するのに対して、第2の態様の演算監視プログラムでは、監視対象プログラムが特定の画像データをディスプレイに送信することのみを検出する。
【0024】
ここで、被検出画像データには、例えばコンピュータにおいて演算処理を行うプログラムが演算を終了したときに表示される画像(「終了しました」とメッセージを表示するもの等)のデータがある。演算監視プログラムは、この画像が画像取得領域に表示されたことを検出することにより演算の終了を検出することができる。
【0025】
第2の態様の演算監視プログラムにより制御されるコンピュータの動作について説明する。
まず、被検出画像データ取得手段は、予め作成された画像データのファイル等から被検出画像データを取得して、記憶部に記憶させる。また、記憶部は第1の態様の記憶部と同様の構成とすることができる。次に、画像データ取得手段は、画像取得領域の画像データを所定の時間毎に取得する。次に、画像データ判定手段は、画像データ取得手段が取得した画像データ内に被検出画像データが含まれているかどうかを判定する。画像データ判定手段が、取得画像データ内に被検出画像データが含まれていないと判定した場合、演算監視プログラムによる処理が継続される。一方、画像データ判定手段が、取得画像データ内に被検出画像データが含まれていると判定した場合、指令発信手段は、第1の態様の場合と同様に、オペレータに演算の終了を通知するための所定の指令を発信する。
【0026】
前記第1の態様における画像取得領域の設定は、第2の態様においても同様に行うことができる。
【0027】
このプログラムは、監視する対象を他のプログラムによる演算に限定せず、コンピュータのディスプレイ上に表示される画像の時間変化を監視するプログラムとしてもよい。
【0028】
例えば、コンピュータが使用されたことによりディスプレイ上の画像が変化した時に、演算監視プログラムが画像変化を検出して、警報音を発したりコンピュータ管理者に電子メール等で通報する等を行うようにすることができる。これにより、コンピュータが使用されて画像データが変化した時に、コンピュータ管理者がそれを迅速に知ることができる。
【0029】
また、このプログラムは、夜間等に無人となる場所に設置した監視カメラによる監視に用いることができる。この監視カメラが映し出す画像は、その場所において異常が生じなければ時間変化せず、侵入者がいる時等の異常時には時間変化する。そのため、このプログラムは侵入者がいる時等に画像の変化を検出して管理者に通報することができる。なお、この場合には空気の揺らぎ等のノイズによる画像の小さな変化を検出することがないように、前記監視対象プログラムによる画像の変化を検出する場合よりも検出感度を低くすることが望ましい。例えば、取得した画像データと初期画像データとの間で一致しない画素数が所定の数以下の場合は、その不一致はノイズによるものであり異常を検知したものではないと判断されるようにする。
【0030】
更に、このプログラムは、プラントプロセスを監視するために用いることもできる。通常、プラントにおいては各部の動作を監視するための装置が設けられているが、工事や検査などのために臨時にプラント内の装置の構成を変更したときには、この定常的な監視装置やプログラムを用いることができない場合がある。そのような場合、本発明のプログラムを用いてプロセス監視画面(配管画面等)を監視する。これにより、その装置に前記既定対象以外の異常が発生した場合に、画像の変化によりその異常を検出することができる。その際、指令発信手段が発信する指令は、音・画像・電子メール等によりオペレータに通知を行うための指令としてもよく、プラント内の装置に緊急停止指示信号等の所定の信号を送信するための指令としてもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明の演算監視プログラムにより、監視対象のプログラムにおける演算が終了したことを、ディスプレイに表示されるべき画像のデータの変化により検出して、音・画像・電子メール等の様々な方法により、オペレータに通知する。このため、オペレータは演算の終了を迅速に知ることができ、次の演算をコンピュータに直ちに実行させることができる
【0032】
また、このプログラムを用いて演算監視を行う場合には、このプログラム以外のソフトウエアやハードウエアを別途用意する必要はない。そのため、演算監視システムを安価に導入することができる。
【0033】
【実施例】
(1)第1実施例
第1実施例では、第1の態様の演算監視プログラムの動作について、図1のフローチャートを用いて詳細に説明する。
まず、オペレータはアイコンをクリックする等の所定の操作により演算監視プログラムを起動させる(ステップS1)。
プログラムは、このプログラムの初期設定が記載されたファイルを読み込む(ステップS2)。
この初期設定ファイルには、画像データを取得する時間間隔t、画像取得領域の初期値(画面上の座標)、演算終了通知を行う際に起動するプログラムのファイル名等の初期条件が記録されている。初期設定ファイルはテキストファイルであり、オペレータは予め初期設定ファイルを書き換えて初期設定を変更することができる。なお、ステップS2において、プログラムが初期設定ファイルを読み込む代わりに、オペレータがこれらの初期条件を入力するようにしてもよい。
【0034】
プログラムはステップS3において、図3に示す所定のウインドウ11をディスプレイ10に表示させる。このウインドウは画像の変化を監視する領域(画像取得領域)を設定するものである。本実施例では、画像取得領域はウインドウから画面下方側すぐの斜線で示した領域12である。このウインドウ内には、領域12に表示されている画像が画像取得領域としてそのまま表示されるため、オペレータは画面中のどの範囲が監視対象となるかを正確に知ることができる。オペレータはこのウインドウ内の表示を見ながら、マウスを用いてウインドウの位置や大きさを適宜変更して、画像取得領域を設定する(ステップS4)。
【0035】
図3では、監視対象のプログラムが演算中に「演算中」と表示するボックス13を含む領域を画像取得領域12として設定している。ボックス13内の表示は演算終了後には「演算終了」という表示に変化する。なお、本実施例のように領域14に演算中の経過が表示されて画面が変化する場合には、画像取得領域12に領域14が含まれないように設定しなければならない。
【0036】
オペレータがマウスカーソルを前記ウインドウ内の任意の位置において、マウスボタンをクリックする(ステップS5)と、プログラムは演算監視を開始する(ステップS6)。
【0037】
演算監視が開始されると、プログラムはまず、画像取得領域の画像データを初期画像データとして取得する(ステップS7)。初期画像データはコンピュータのメモリに記憶される。なお、初期画像データをハードディスク等のメモリ以外の記憶部に記憶させてもよい。
【0038】
次に、プログラムはタイマをリセットして、タイマに経過時間を計測させる(ステップS8)。このタイマには、コンピュータのオペレーションシステムが持つ時間情報を用いることができる。プログラムはタイマから現在の経過時間tを取得し(ステップS9)、時間tと画像取得時間間隔tとを比較する(ステップS10)。ここで時間tが画像取得時間間隔tよりも小さい場合にはステップS9に戻り、時間tが画像取得時間間隔tに達するまでステップS9及びS10を繰り返し実行する。時間tが画像取得時間間隔tよりも大きい場合には、プログラムによる処理は次のステップS11に移る。
【0039】
ステップS11において、プログラムはその時点における画像取得領域の画像データを取得する。次に、ステップS12において、この取得した画像データと前記初期画像データとを照合する。図2は、このステップS12における処理の詳細を表すフローチャートである。まず、ステップS21において、画像取得領域の大きさを横方向のビット数Xmaxと縦方向のビット数Ymaxとして取得する。次に、画像取得領域内のビットの位置を表す変数(x,y)を(0,0)にリセットし(ステップS22)、変数(x,y)を変化(ビットを移動)させながら、各ビット毎に、取得した画像データと前記初期画像データとを照合する(ステップS23〜S27)。ここで変数(x,y)の変化は、まずxを固定してステップS24〜S26を繰り返すことによりyを変化させ、ステップS26でyがYmaxに達したときにステップS27によりyを0にリセットすると共にxを1増加させ、ステップS23でxがXmaxに達するまでS24〜S27を繰り返すことにより行う。このルーチンにより、画像取得領域中の全てのビットに対して、ステップS25の取得画像データと初期画像データとの照合を行う。
【0040】
このルーチンの途中で、ステップS25において”NO”、即ちある1つのビットで取得画像データと初期画像データが異なるときは、このルーチンを抜けて、フラグFの値を1と設定する(ステップS28)。一方、ステップS25において”NO”と判断することなく画像取得領域内の全てのデータの照合を完了した場合には、F=0と設定する(ステップS29)。
【0041】
図3の例では、監視対象のプログラムによる演算が実行されている間にはボックス13内の「演算中」という表示が変化せず、取得画像データと初期画像データが一致するため、ステップS29においてF=0と設定される。それに対して、監視対象のプログラムによる演算が終了すると、この監視対象プログラムによりボックス13内に「演算終了」と表示されるため(図4)、取得画像データと初期画像データとの間に違いが生じる。これにより、ステップS28においてF=1と設定される。
【0042】
プログラムはステップS13において、Fの値を取得する。F=0の場合には、画像の変化がないため、引き続き演算監視を行うためにステップS8に戻る。以後、プログラムは画像取得領域に画像の変化を検出するまで(F=1となるまで)S8〜S13の処理を繰り返す。一方、F=1の場合にはステップS14に進み、オペレータに演算が終了したことを通知するための信号を送信する。この信号は、例えばコンピュータが所定の音、画像又は電子メール等を発信するためのプログラムを起動させるための信号である。これにより、オペレータに演算が終了したことを通知する。
【0043】
図5に、このプログラムが演算終了を検出した時にコンピュータのディスプレイ上に演算が終了したことを表示する画像の例を示す。監視対象のプログラムが領域13に小さい文字で「演算終了」と表示するのに対して、このプログラムはウインドウ15を開いて演算が終了した旨を大きな文字で表示する。そのため、オペレータはコンピュータから離れた位置にいても、一目で演算が終了したことを知ることができる。なお、この表示は、例えば画像ファイルとして作成されたメッセージを通常の画像表示ソフトを用いて表示させるものであってもよい。
【0044】
図6に、このプログラムが演算終了を検出した時に、オペレータに電子メールで演算終了を通知する例を示す。電子メール送信プログラムは、予め定型文として用意されたタイトル及び本文を電子メールとしてオペレータの持つメールアドレス宛に送信するように設定しておく。ここで、オペレータのメールアドレスは前記初期設定ファイルに入力するようにしてもよいし、演算監視プログラムの起動時にオペレータが入力するようにしてもよい。これにより、図6に示すように、オペレータは、所持する携帯電話等の着信コール等により、演算が終了したことを知ることができる。なお、ここでは、オペレータが持つ携帯電話に通知する例を示したが、もちろんパーソナルコンピュータや携帯情報端末等の他の端末に電子メールを送信するようにしてもよい。
【0045】
(2)第2実施例
次に、第2実施例として、上記第2の態様の演算監視プログラムの一実施例を示す。本実施例も第1実施例と同様に、監視対象のプログラムによる演算が終了したことをオペレータに通知するものである。ただし、第1実施例とは異なり、取得した画像を初期画像とを照合するのではなく、取得画像に所定の画像が含まれるかどうかを検出する。この所定の画像は、本実施例では、例えば図7に示すように、監視対象のプログラムが演算終了時に表示するメッセージ画面21とすることができる。即ち、この画面が表示されたことを検出すれば、演算終了を検出することができる。
【0046】
以下、図8及び図9のフローチャートを用いて、第2実施例のプログラムの動作を説明する。なお、フローチャート内の各ステップには、第1実施例と同様の処理を行うものについては同じ番号を付与した。
【0047】
まず、ステップS1〜ステップS6までは、第1実施例とほぼ同様の処理を行う。ただし、ステップS2では、前記第1実施例における初期情報に加えて、被検出画像のデータを取得する。この被検出画像のデータはデータファイルとしてコンピュータのハードディスクに保存されているものを読み出して用いることができる。この被検出画像のデータその他の初期条件の入力は、前記と同様に、プログラムが初期設定ファイルを読み込む代わりにオペレータが初期条件を入力するようにしてもよい。また、ステップS4において設定する画像取得領域は、監視対象プログラムが通常被検出画像を表示する位置を含むようにする。なお、本実施例では、第1実施例のステップS7における初期画像の読み込みは行わない。
【0048】
演算監視を開始すると、第1実施例と同様の方法により、所定時間tが経過するまでステップS8〜S10を繰り返す。所定時間tが経過すると、ステップS11において画像取得領域の画像データを取得する。そして、ステップS12において、取得した画像データの中に被検出画像のデータが含まれているかを判定する。この判定処理を図9に示す。まず、ステップS31において、画像取得領域の大きさを横方向のビット数Xmaxと縦方向のビット数Ymaxとして取得すると共に、被検出画像の大きさを横方向のビット数Bと縦方向のビット数Bとして取得する。また、ステップS35において、取得画像領域中の座標(x,y)、(x+B,y)、(x,y+B)、(x+B,y+B)で囲まれる領域の画像データが被検出画像データと一致するかどうかを検出する。両者が一致すれば、ステップS38においてF=1と設定される。一方、両者が一致しなければ、第1実施例と同様の方法を用いてステップS32〜S34及びS36、S37によりx及びyを変化させながら前記判定を繰り返し行う。そして、全ての(x,y)において取得画像データと被検出画像データとが一致しなければ、ステップS39においてF=0と設定される。
【0049】
ステップS13以降は上記第1実施例と同様の処理が行われ、F=1の時、即ち被検出画像がディスプレイに表示された時に、音・画像・電子メール等によりオペレータに通知される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の演算監視プログラムのフローチャート。
【図2】図1のステップS12内の処理を示すフローチャート。
【図3】第1実施例のプログラムの実行中にコンピュータのディスプレイ上に表示される画面の一例を示す図。
【図4】第1実施例のプログラムの実行中にコンピュータのディスプレイ上に表示される画面の一例を示す図。
【図5】第1実施例のプログラムが監視対象のプログラムの演算終了を検出した時に表示される画面の一例を示す図。
【図6】第1実施例のプログラムが監視対象のプログラムの演算終了を検出した時に携帯電話に送信される電子メールの一例を示す図。
【図7】被検出画面の一例を示す図。
【図8】本発明の第2実施例の演算監視プログラムのフローチャート。
【図9】図7のステップS12内の処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
10…ディスプレイ
11…ウインドウ
12…画像取得領域
21…メッセージ画面

Claims (8)

  1. 他のプログラムが行う演算を監視するプログラムであって、コンピュータを、
    a)前記監視対象プログラムが表示する画像内の所定の領域の画像データを初期画像データとして取得して、記憶部に記憶させる初期画像データ取得手段、
    b)前記画像取得領域の画像データを所定の時間毎に繰り返し取得する画像データ取得手段、
    c)前記画像データ取得手段により取得された画像データと前記初期画像データとを照合する画像データ照合手段、及び、
    d)前記取得画像データと前記初期画像データとの間の不一致が検出された時に、所定の指令を発する指令発信手段、
    として機能させることを特徴とする演算監視プログラム。
  2. 他のプログラムが行う演算を監視するプログラムであって、コンピュータを、
    a)所定の被検出画像データを取得して、記憶部に記憶させる被検出画像データ取得手段、
    b)前記監視対象プログラムが表示する画像内の所定の領域の画像データを所定の時間毎に繰り返し取得する画像データ取得手段、
    c)前記画像データ取得手段により取得された画像データ内に前記被検出画像データが含まれているかどうかを判定する画像データ判定手段、及び、
    d)前記取得画像データ内に前記被検出画像データが含まれていると判定された時に、所定の指令を発する指令発信手段、
    として機能させることを特徴とする演算監視プログラム。
  3. 更に、前記画像取得領域を設定する画像取得領域設定手段としてもコンピュータを機能させることを特徴とする請求項1又は2に記載の演算監視プログラム。
  4. 前記指令が、音を発信させるプログラムを起動する指令、ディスプレイに画像を表示させるプログラムを起動する指令、電子メールを送信させるプログラムを起動する指令のいずれかであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の演算監視プログラム。
  5. ディスプレイに表示される画像を監視するプログラムであって、コンピュータを、
    a)前記表示画像内の所定の画像取得領域の画像データを初期画像データとして取得して、記憶部に記憶させる初期画像データ取得手段、
    b)前記画像取得領域の画像データを所定の時間毎に繰り返し取得する画像データ取得手段、
    c)前記画像データ取得手段により取得された画像データと前記初期画像データとを照合する画像データ照合手段、及び、
    d)前記取得画像データと前記初期画像データとの間の不一致が検出された時に、所定の指令を発する指令発信手段、
    として機能させることを特徴とする画像監視プログラム。
  6. ディスプレイに表示される画像を監視するプログラムであって、コンピュータを、
    a)所定の被検出画像データを取得して、記憶部に記憶させる被検出画像データ取得手段、
    b)前記表示画像内の所定の領域の画像データを所定の時間毎に繰り返し取得する画像データ取得手段、
    c)前記画像データ取得手段により取得された画像データ内に前記被検出画像データが含まれているかどうかを判定する画像データ判定手段、及び、
    d)前記取得画像データ内に前記被検出画像データが含まれていると判定された時に、所定の指令を発する指令発信手段、
    として機能させることを特徴とする画像監視プログラム。
  7. 更に、前記画像取得領域を設定する画像取得領域設定手段としてもコンピュータを機能させることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像監視プログラム。
  8. 前記指令が、音を発信させるプログラムを起動する指令、ディスプレイに画像を表示させるプログラムを起動する指令、電子メールを送信させるプログラムを起動する指令のいずれかであることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の画像監視プログラム。
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