JP2004272367A - 共同購入逆オークションシステム、方法、サーバ、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】インターネット上で、買い手が購入を希望する商品を決定して公開し、一般に広く共同購入者を募集した後、この共同購入に対して、買い手による売り手の選択も可能な逆オークションを行う。
【解決手段】共同購入情報を共同購入逆オークションサーバに送信し、他の買い手により登録された共同購入情報を前記サーバから受信して、購入希望数を前記サーバに送信する二以上の買い手端末3と、共同購入情報をWebサイト上で公開し、共同購入募集期間が終了すると、逆オークション情報を生成してWebサイト上で公開し、売り手端末から受信した入札価格のうち最も低額のものを落札候補価格とし、逆オークション開催期間が終了すると、落札候補価格を落札価格とする前記サーバ(5,9)と、前記サーバから逆オークション情報を受信して、入札情報を前記サーバに送信する二以上の売り手端末4とを有する共同購入逆オークションシステム。
【選択図】 図1
【解決手段】共同購入情報を共同購入逆オークションサーバに送信し、他の買い手により登録された共同購入情報を前記サーバから受信して、購入希望数を前記サーバに送信する二以上の買い手端末3と、共同購入情報をWebサイト上で公開し、共同購入募集期間が終了すると、逆オークション情報を生成してWebサイト上で公開し、売り手端末から受信した入札価格のうち最も低額のものを落札候補価格とし、逆オークション開催期間が終了すると、落札候補価格を落札価格とする前記サーバ(5,9)と、前記サーバから逆オークション情報を受信して、入札情報を前記サーバに送信する二以上の売り手端末4とを有する共同購入逆オークションシステム。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット上で、買い手が購入を希望する商品を決定して公開し、一般に広く共同購入者を募集した後、この共同購入に対して逆オークションを行う共同購入逆オークションシステム、方法、サーバ及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットの普及に伴い、オンラインショッピングが盛んに行われるにようになった。
このオンラインショッピングにおいて、買い手は、売り手の提示する商品の仕様や価格を見て購入を決定する。
この方法の場合、一般に個人の買い手の場合、一回の購入量は少ないため、買い手は大量購入による購入価格低減の効果を享受できないことが多かった。
一方、企業間取引において逆オークションは一般的に使用される技術であるが、個人相手の場合には、一回の購入量が少なく、また、逆オークションの開催・入札に係わる作業の手間が大きいため、個人と企業間の取引においては、逆オークションは利用されづらいという状況があった。
【0003】
このような問題を解決するものとして、インターネットを利用した共同購入逆オークションシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この共同購入逆オークションシステムによれば、売り手は、インターネット上に商品の最低購入予約数と購入価格を含む共同購入募集条件を提示することによって、共同購入者を集めることができ、さらに他の売り手が、よりよい条件を提示することによって、この共同購入を横取りすることができる。
このため、売り手同士を競い合わせることができるため、買い手にとっては、一層購入金が低下する効果を得ることが可能となっている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−319098号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の共同購入逆オークションシステムでは、売り手の提示情報にもとづいて、買い手の募集が行われる。このため、買い手が、商品の売り手にかかわりなく、望みの商品について、インターネットを介して広く一般に共同購入者を募集し、その共同購入に対して、インターネットを介して広く一般に売り手を募集することが可能なものではなかった。
【0006】
また、従来の共同購入逆オークションシステムでは、共同購入の落札者は、入札価格にもとづく売り手間の競争のみによって決定され、買い手による選択は行われなかった。
しかし、例えば、売り手が販売する商品の性能などに大きな差があるような場合など、入札価格のみに基づいて売り手を単純に比較することが不適切な場合もある。このような場合は、買い手にとって最適な売り手を決定できないという問題があった。
さらに、共同購入逆オークションシステムにおいては、買い手が購入先として望んでいない売り手が、落札者として決定される場合もあり得るが、従来のシステムでは、このような場合でも買い手は必ず購入しなければならないという問題もあった。
【0007】
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、インターネット上で、買い手が購入を希望する商品を決定して公開し、一般に広く共同購入者を募集した後、この共同購入に対して、買い手による売り手の選択も可能な逆オークションを行う共同購入逆オークションシステム、方法、サーバ及びプログラムの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1記載の共同購入逆オークションシステムは、通信回線を介して、共同購入者を募集した後、この共同購入に対して逆オークションを行う共同購入逆オークションシステムであって、購入を希望する商品を決定して、商品名、購入希望数、共同購入条件、共同購入募集期間を含む共同購入情報を共同購入逆オークションサーバに送信するとともに、他の買い手により登録された共同購入情報を共同購入逆オークションサーバから受信して、その共同購入に参加するために購入希望数を含む共同購入情報を共同購入逆オークションサーバに送信する二以上の買い手端末と、買い手端末から受信した共同購入情報をWebサイト上で公開し、共同購入募集期間が終了すると、共同購入情報にもとづき逆オークション情報を生成して、この逆オークション情報をWebサイト上で公開し、売り手端末から受信した入札情報に含まれる入札価格のうち最も低額のものを落札候補価格とし、逆オークション開催期間が終了すると、落札候補価格を落札価格に決定して、当該落札価格を含む逆オークション終了通知を売り手端末に送信する共同購入逆オークションサーバと、共同購入逆オークションサーバから逆オークション情報を受信して、入札情報を共同購入逆オークションサーバに送信する二以上の売り手端末と、買い手端末、共同購入逆オークションサーバ、売り手端末を接続する通信回線と、を有する構成としてある。
【0009】
共同購入逆オークションシステムをこのような構成にすれば、買い手は、共同購入という手法を用いて大量一括購入ができるため、購入価格低減の効果を得ることができるとともに、共同購入の募集後に、その情報を用いて逆オークションを開催するため、さらに逆オークションによる購入価格低減の効果を合わせて得ることが可能となる。
また、売り手は、大量の注文が一括で行われるため、受注、出荷に関わる作業工数の削減の効果を得ることができる。
さらに、本発明によれば、買い手は、商品の売り手を認識せずに、望みの商品について、インターネットにより広く一般に共同購入者を募集し、その共同購入に対して、インターネットにより一般に売り手を募集することも可能となる。
【0010】
なお、本明細書において、逆オークション終了通知とは、落札したことを通知する落札通知と、選外であったことを通知する選外通知、及び共同購入者に対して逆オークションの終了を連絡するための共同購入者への終了通知等を挙げることができる。
また、本明細書において、商品とは、サービスも含むものであり、以下において、商品の仕様とは、サービスの内容を含むものとして用いている。さらに、この商品の仕様やサービスの内容は、商品やサービスの特性などを含むものでもよく、商品やサービスを価格以外の要素により評価するための指標となるものであれば特に限定されるものではない。
逆オークション開催期間は、例えば、共同購入条件として、最初に所定の金額を下回る入札金額を入札した売り手に対して落札するという条件が定められているような場合には、逆オークションの開始から最初に所定の金額を下回る入札金額があるまでの変動的な期間となり、一定の期間に限定されるものではない。
【0011】
本発明の請求項2記載の共同購入逆オークションシステムは、買い手端末による購入を希望する商品の決定は、共同購入逆オークションサーバが履歴情報として保有する買い手端末により過去に購入された商品、若しくは売り手端末により共同購入逆オークションサーバに登録された商品にもとづいて、又は新たな商品を選択することによって行われる構成としてある。
【0012】
共同購入逆オークションシステムをこのような構成にすれば、買い手は、共同購入逆オークションサーバに登録するための共同購入情報における商品を決定するに際し、新しい商品を決定するほか、以前購入したことのある商品については、共同購入逆オークションサーバに保存されている履歴情報にもとづいて決定し、共同購入逆オークションサーバに登録することができる。
このため、何度も共同購入を行うような商品について、買い手が同じ情報を繰り返し入力する手間を省くことが可能となる。
【0013】
また、買い手は、売り手が共同購入逆オークションサーバにあらかじめ登録している商品を共同購入することもできる。
このため、買い手にとっては、商品選択の機会が増え、売り手にとっては、買い手に共同購入の対象となる商品を提供できるため、商品の大量販売の機会を得ることが可能となる。
【0014】
本発明の請求項3記載の共同購入逆オークションシステムは、逆オークション開催期間が終了すると、共同購入逆オークションサーバが、当該逆オークションの対象である共同購入に参加するすべての買い手端末へ、落札価格を含む逆オークション終了通知を送信する構成としてある。
【0015】
共同購入逆オークションシステムをこのような構成にすれば、逆オークションが終了すると、当該共同購入に参加しているすべての買い手は、逆オークション終了通知により、それを容易に把握することが可能となる。
【0016】
本発明の請求項4記載の共同購入逆オークションシステムは、入札情報に、入札価格のほか、商品の仕様が含まれ、逆オークション開催期間が終了すると、共同購入逆オークションサーバが、当該逆オークションの対象である共同購入に参加するすべての買い手端末へ、投票を促す通知を送信し、買い手端末が、購入を希望する売り手を希望購入先として有する投票情報を共同購入逆オークションサーバへ送信し、共同購入逆オークションサーバが、投票情報にもとづいて、共同購入を落札する売り手を決定する構成としてある。
【0017】
共同購入逆オークションシステムをこのような構成にすれば、売り手を、入札価格以外の情報も考慮して、決定することができる。
その結果、価格のみでは比較できないような商品について、買い手は最終的に投票により売り手を決定することができるため、公明で透明性の高い逆オークションを実現することができ、かつ、逆オークションによる購入価格の低減効果を得ることができるとともに、買い手にとって最適な売り手を決定することも可能となる。
【0018】
本発明の請求項5記載の共同購入逆オークションシステムは、買い手端末が、希望購入先が売り手として落札されなかったときに共同購入を辞退するか否かという情報を投票情報に含めて共同購入逆オークションサーバに送信し、共同購入逆オークションサーバが、希望購入先が売り手として落札されなかった場合であって、買い手端末からの投票情報に、共同購入を辞退するという情報が含まれているときは、共同購入情報における当該買い手端末についての共同購入情報を共同購入の対象外とする構成としてある。
【0019】
共同購入逆オークションシステムをこのような構成にすれば、買い手は、自分が希望しない売り手が決定した場合に、共同購入を辞退することができる。
このため、このような投票権を行使可能な逆オークションと共同購入とを融合した場合に、共同購入者が、自分の望まない売り手から購入しなければならない場合が生じ得るという事態を適切に調整することが可能となる。
【0020】
本発明の請求項6記載の共同購入逆オークション方法は、通信回線を介して、共同購入者を募集した後、この共同購入に対して逆オークションを行う共同購入逆オークション方法であって、買い手端末が、購入を希望する商品を決定して、商品名、購入希望数、共同購入条件、共同購入募集期間を含む共同購入情報を共同購入逆オークションサーバに送信し、共同購入逆オークションサーバが、買い手端末から受信した共同購入情報をWebサイト上で公開し、他の買い手端末が、共同購入情報を共同購入逆オークションサーバから受信して、その共同購入に参加するために購入希望数を含む共同購入情報を共同購入逆オークションサーバに送信し、共同購入逆オークションサーバが、共同購入募集期間が終了すると、共同購入情報にもとづき逆オークション情報を生成して、この逆オークション情報をWebサイト上で公開し、売り手端末が、共同購入逆オークションサーバから逆オークション情報を受信して、入札情報を共同購入逆オークションサーバに送信し、共同購入逆オークションサーバが、入札情報に含まれる入札価格のうち最も低額のものを落札候補価格とし、かつ、逆オークション開催期間が終了すると、落札候補価格を落札価格に決定して、当該落札価格を含む逆オークション終了通知を売り手端末及び買い手端末に送信する方法としてある。
【0021】
共同購入逆オークション方法をこのような方法にすれば、買い手により共同購入逆オークションサーバに登録された共同購入情報にもとづいて、共同購入を行うことにより、商品の大量一括購入による購入価格の低減効果を得ることができるとともに、この共同購入に対してさらに逆オークションを実施することができる。
このため、売り手間の競争により一層購入価格を低減させることが可能となる。
【0022】
本発明の請求項7記載の共同購入逆オークション方法は、通信回線を介して、共同購入者を募集した後、この共同購入に対して逆オークションを行う共同購入逆オークション方法であって、買い手端末が、購入を希望する商品を決定して、商品名、購入希望数、共同購入条件、共同購入募集期間を含む共同購入情報を共同購入逆オークションサーバに送信し、共同購入逆オークションサーバが、買い手端末から受信した共同購入情報をWebサイト上で公開し、他の買い手端末が、共同購入情報を共同購入逆オークションサーバから受信して、その共同購入に参加するために購入希望数を含む共同購入情報を共同購入逆オークションサーバに送信し、共同購入逆オークションサーバが、共同購入募集期間が終了すると、共同購入情報にもとづき逆オークション情報を生成して、この逆オークション情報をWebサイト上で公開し、売り手端末が、共同購入逆オークションサーバから逆オークション情報を受信して、商品の仕様を含む入札情報を共同購入逆オークションサーバに送信し、共同購入逆オークションサーバが、逆オークション開催期間が終了すると、当該逆オークションの対象である共同購入に参加するすべての買い手端末へ、投票を促す通知を送信し、買い手端末が、購入を希望する売り手を希望購入先として有する投票情報を共同購入逆オークションサーバへ送信し、共同購入逆オークションサーバが、投票情報にもとづいて、共同購入を落札する売り手を決定する方法としてある。
【0023】
共同購入逆オークション方法をこのような方法にすれば、逆オークションにおける入札情報として、商品の仕様など、価格以外の情報も合わせて共同購入逆オークションサーバに登録し、この情報も加味して売り手を決定することができる。
このため、入札価格のみでは、売り手を決定することの困難な商品などについて、入札終了後に、共同購入を行う買い手による投票を行うことにより、適切に売り手を決定することが可能となる。
【0024】
本発明の請求項8記載の共同購入逆オークション方法は、買い手端末が、希望購入先が売り手として落札されなかったときに共同購入を辞退するか否かという情報を投票情報に含めて共同購入逆オークションサーバに送信し、共同購入逆オークションサーバが、希望購入先が売り手として落札されなかった場合であって、買い手端末からの投票情報に、共同購入を辞退するという情報が含まれているときは、共同購入情報における当該買い手端末についての共同購入情報を共同購入の対象外とする方法としてある。
【0025】
共同購入逆オークション方法をこのような方法にすれば、上記投票の結果、買い手が購入を望まない売り手が決定されてしまうことがあるところ、このような買い手に対して無理に購入を強制するとすれば、共同購入への参加者数の減少を招くおそれがある。
このため、買い手が望まない売り手が決定された場合には、共同購入を取りやめることを、買い手に選択可能としている。
【0026】
本発明の請求項9記載の共同購入逆オークションサーバは、インターネット上で、買い手が購入を希望する商品を決定して公開し、一般に広く共同購入者を募集した後、この共同購入に対して逆オークションを行う共同購入逆オークションサーバであって、買い手端末から受信した商品、購入希望数、共同購入条件、共同購入募集期間を含む共同購入情報を共同購入情報DBに登録する共同購入情報登録部と、共同購入情報をWebサイト上で公開し、かつ、他の買い手端末から受信した、購入希望数を含む共同購入への参加情報を共同購入情報として共同購入情報DBに登録する共同購入情報制御部と、共同購入募集期間が終了すると、事前に売り手情報DBに登録されている売り手の売り手端末に、逆オークション開始通知を送信するとともに、当該逆オークションが終了すると、落札価格を含む逆オークション終了通知を、売り手端末及び買い手端末に送信するEメール発信部と、売り手端末から送信されてきた入札情報を逆オークション情報DBに登録する入札情報登録部と、Webサイト上で逆オークション情報を公開するとともに、入札情報に含まれる入札価格のうち最も低額のものを落札候補価格とし、逆オークショ募集期間が終了すると、落札候補価格を落札価格に決定する逆オークション情報制御部と、を有する構成としてある。
【0027】
共同購入逆オークションサーバをこのような構成にすれば、買い手端末からの共同購入情報にもとづいて、共同購入者を募集するとともに、この共同購入に対して逆オークションを行うことができる。
このため、買い手は、共同購入による購入価格低減効果と逆オークションによる購入価格低減効果を共に受けることが可能となり、売り手は、大量の注文が一括で行われるため、受注、出荷に関わる作業工数の削減の効果を得ることが可能となる。
【0028】
本発明の請求項10記載の共同購入逆オークションサーバは、Eメール発信部が、逆オークション開催期間が終了すると、当該逆オークションの対象である共同購入に参加するすべての買い手端末へ、投票を促す通知を送信し、逆オークション情報制御部が、買い手端末から送信されてきた、購入を希望する売り手を希望購入先として有する投票情報にもとづいて、共同購入を落札する売り手を決定する構成としてある。
【0029】
共同購入逆オークションサーバをこのような構成にすれば、逆オークション開催期間が終了すると、買い手端末から、売り手を決定するための投票情報を受信して、その投票にもとづいて売り手を決定することが可能となる。
このため、買い手は、入札金額以外の情報も考慮して、売り手を決定することができる。
また、売り手も、価格のみならず、商品の品質などにより販売競争を行うことが可能となる。
【0030】
本発明の請求項11記載の共同購入逆オークションサーバは、投票情報に、希望購入先が売り手として落札されなかったときは共同購入を辞退するという情報が含まれている場合、逆オークション情報制御部が、共同購入情報から当該投票情報を送信した買い手端末についての共同購入情報を対象外とする構成としてある。
【0031】
共同購入逆オークションサーバをこのような構成にすれば、買い手は、購入先として希望しない売り手が決定された場合に、共同購入を取りやめることができる。
このため、特定の売り手からの購入を望まない買い手も、安心して共同購入に参加することが可能となり、買い手の共同購入への参加を促進することが可能となる。
【0032】
本発明の請求項12記載の共同購入逆オークションプログラムは、インターネット上で、買い手が購入を希望する商品を決定して公開し、一般に広く共同購入者を募集した後、この共同購入に対して逆オークションを行う共同購入逆オークションプログラムであって、共同購入逆オークションサーバに、買い手端末から受信した商品名、購入希望数、共同購入条件、共同購入募集期間を含む共同購入情報をWebサイト上で公開させるとともに、他の買い手端末から当該共同購入への参加情報として購入希望数を含む共同購入情報を受信させ、共同購入募集期間が終了すると、共同購入情報にもとづき逆オークション情報を生成させて、この逆オークション情報をWebサイト上で公開させ、売り手端末から受信した入札情報に含まれる入札価格のうち最も低額のものを落札候補価格とし、かつ、逆オークション開催期間が終了すると、落札候補価格を落札価格に決定させて、当該落札価格を含む逆オークション終了通知を売り手端末及び買い手端末に送信させる構成としてある。
【0033】
共同購入逆オークションプログラムをこのような構成にすれば、共同購入逆オークションサーバに、買い手端末から送信されてきた共同購入情報にもとづき共同購入を募集させ、集まった共同購入に対して、逆オークションを実行させることができ、買い手と売り手の双方にとって、利用価値の高い共同購入逆オークションサーバを提供することが可能となる。
【0034】
本発明の請求項13記載の共同購入逆オークションプログラムは、インターネット上で、買い手が購入を希望する商品を決定して公開し、一般に広く共同購入者を募集した後、この共同購入に対して逆オークションを行う共同購入逆オークションプログラムであって、共同購入逆オークションサーバに、買い手端末から受信した商品名、購入希望数、共同購入条件、共同購入募集期間を含む共同購入情報をWebサイト上で公開させるとともに、他の買い手端末から当該共同購入への参加情報として購入希望数を含む共同購入情報を受信させ、共同購入募集期間が終了すると、共同購入情報にもとづき逆オークション情報を生成させて、この逆オークション情報をWebサイト上で公開させ、売り手端末から商品の仕様を含む入札情報を受信させ、逆オークション開催期間が終了すると、当該逆オークションの対象である共同購入に参加するすべての買い手端末へ、投票を促す通知を送信させるとともに、買い手端末から送信されてきた、購入を希望する売り手を希望購入先として有する投票情報にもとづいて、共同購入を落札する売り手を決定させる構成としてある。
【0035】
共同購入逆オークションプログラムをこのような構成にすれば、共同購入逆オークションサーバに、逆オークション開催期間の終了後、買い手端末からの投票情報にもとづいて、売り手の決定を行わせることができる。
このため、売り手の決定を、商品の仕様など入札価格以外の情報も考慮して行うことが可能となる。
【0036】
本発明の請求項14記載の共同購入逆オークションプログラムは、投票情報に、希望購入先が売り手として落札されなかったときは共同購入を辞退するという情報が含まれている場合、共同購入逆オークションサーバに、共同購入情報から当該投票情報を送信した買い手端末についての共同購入情報を共同購入の対象外とさせる構成としてある。
【0037】
共同購入逆オークションプログラムをこのような構成にすれば、共同購入逆オークションサーバに、買い手端末からの投票情報にもとづいて、売り手の決定を行わせた場合、さらに、その投票情報にもとづいて、買い手を共同購入の対象外とすることができる。
このため、買い手は、自分が購入を希望しない売り手が、落札者として決定した場合には、共同購入を取りやめることが可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。
[第一実施形態]
まず、本発明の第一実施形態の構成について、図1を参照して説明する。同図は、本実施形態の共同購入逆オークションシステムの構成を示すブロック図である。
【0039】
[共同購入逆オークションシステム]
図1に示すように、本実施形態の共同購入逆オークションシステムは、インターネット上で、買い手が購入を希望する商品を決定して公開し、一般に広く共同購入者を募集した後、この共同購入に対して逆オークションを行うものであり、共同購入逆オークションサイト1,通信回線2,買い手端末3,売り手端末4を有している。
[共同購入逆オークションサイト1]
共同購入逆オークションサイト1は、共同購入逆オークションサービスを提供するWebサイトであり、共同購入逆オークションサーバとして、WWWサーバ5とDBサーバ9を備え、さらにWWWサーバ5は、共同購入管理部6,逆オークション管理部7,システム管理部8を有している。
【0040】
[共同購入管理部6]
共同購入管理部6は、共同購入に関する処理を行うものであり、共同購入者情報登録部6a,買い手認証部6b,共同購入情報登録部6c,共同購入情報制御部6d,履歴管理部6eを有している。
共同購入者情報登録部6aは、買い手端末3から、買い手の名前,住所,配送先,連絡先,電子メールアドレス,決済方法等の買い手情報を受信すると、この買い手情報を共同購入者情報DB9bに格納する。また、買い手を認証するためのID及びパスワードを発行して、買い手端末3へ送信する。そして、この買い手の認証情報も共同購入者情報DB9bに格納し、上記買い手情報と合わせて、共同購入者情報として保管する。
【0041】
買い手認証部6bは、買い手端末3により入力され、共同購入逆オークションサイト1に送信されてきたID及びパスワードが、共同購入者情報DB9bに買い手のID及びパスワードとして登録されているかどうかを検索することにより買い手の認証を行う。
共同購入情報登録部6cは、ID及びパスワードを取得した買い手の買い手端末3から、共同購入を希望する商品の情報,購入希望数,共同購入募集期間,納期,その他の共同購入条件等の共同購入情報を受信して、共同購入情報DB9aに格納する。
【0042】
共同購入情報制御部6dは、共同購入における各種制御を実行するものであり、買い手端末3から送信されてきた共同購入情報における購入希望数を、共同購入情報DB9aに格納されている同一の共同購入の共同購入情報における購入希望数に加算して、共同購入情報DB9aに格納する。
また、買い手端末3からの要求にもとづいて、買い手端末3へ共同購入者情報及び共同購入情報を送信し、参照可能とするとともに、買い手端末3からの要求にもとづいて、その買い手の共同購入への参加のとりやめや、購入希望数の変更の登録を行う。
【0043】
さらに、共同購入募集期間が過ぎると、共同購入募集期間を過ぎた共同購入情報に対して新たに参加登録ができないように、共同購入への参加登録の受付を停止する。
そして、登録されている共同購入情報が共同購入条件を満たしているかを判定する。この判定としては、例えば、共同購入者情報における購入希望者数が、買い手により設定された最低共同購入数より多いか否かの判定が行われる。
【0044】
ここで、共同購入条件を満たしている場合は、Eメール発信部8bにより共同購入に参加した買い手全員のメールアドレスを共同購入者情報DB9bから抽出し、共同購入募集期間の終了及び逆オークション開始の旨を記したEメールを自動送信する。
共同購入条件を満たしていない場合は、Eメール発信部8bにより同様にして、共同購入不成立の旨を記したEメールを自動送信し、共同購入情報制御部6dは、共同購入情報DB9aから当該共同購入情報を削除する。
【0045】
加えて、共同購入情報制御部6dは、落札した売り手の売り手端末4の要求にもとづいて、共同購入情報DB9a及び共同購入者情報DB9bにおける情報を売り手端末4へ送信し、買い手の情報と買い手それぞれの購入希望数を参照可能とする。
履歴管理部6eは、上記購入情報を共同購入履歴情報DB9gに格納することにより、購入情報の履歴を管理する。
【0046】
[逆オークション管理部7]
逆オークション管理部7は、逆オークションに関する処理を行うものであり、売り手情報登録部7a,売り手認証部7b,入札情報登録部7c,逆オークション情報制御部7d,商品情報登録部7eを有している。
売り手情報登録部7aは、売り手端末4から売り手企業の企業名,住所,連絡先,電子メールアドレス等の売り手情報を受信して、売り手情報DB9dに格納する。また、それぞれの売り手企業にID及びパスワードを発行して、売り手情報に合わせて売り手情報DB9dに格納する。
【0047】
売り手認証部7bは、売り手端末4から送信されてきたID及びパスワードが、売り手情報DB9dに売り手のID及びパスワードとして登録されているかどうかを検索することにより売り手の認証を行う。
入札情報登録部7cは、売り手端末4から送信されてきた入札情報に含まれる入札価格と、逆オークション情報DB9c内の最新の落札候補価格とを比較し、入札価格が落札候補価格未満の場合に、入札価格を落札候補価格、入札した売り手を落札候補企業として、逆オークション情報DB9cに格納する。
【0048】
逆オークション情報制御部7dは、逆オークションにおける各種制御を実行するものであり、共同購入募集期間が終了し、共同購入情報が共同購入条件を満たす場合に、共同購入情報DB9aから共同購入情報を抽出し、この共同購入情報にもとづいて、商品名,購入希望数,納期等を有する逆オークション情報を生成し、これを逆オークション情報DB9cに格納して、逆オークションを開始状態とする。
また、Eメール発信部8bにより、共同購入逆オークションに参加している売り手企業の電子メールアドレスを売り手情報DB9dから抽出して、逆オークションを開始する旨を記したEメールを自動送信する。
さらに、逆オークション情報制御部7dは、売り手端末4の要求に応じて、逆オークション情報DB9cにおける逆オークション開催期間中の逆オークション情報を送信して、これを売り手に参照可能とする。
【0049】
加えて、逆オークション情報制御部7dは、逆オークション開催期間が過ぎると、逆オークション開催期間が過ぎた逆オークション情報に対して新たに入札ができないように、入札の受付を停止する。そして、その逆オークションに対して入札があったかどうかを判定し、入札した売り手企業が1社以上あった場合、逆オークション情報DB9c内の落札候補価格を落札価格とし、落札候補企業を落札企業とする。
【0050】
また、逆オークション情報制御部7dは、Eメール発信部8bにより、売り手情報DB9dから売り手企業の電子メールアドレスを抽出し、落札した旨を記したEメール(逆オークション終了通知:落札通知)を自動発信する。さらに、逆オークションに参加したが落札できなかった売り手企業に対しては、同様にして選外である旨を記したEメール(逆オークション終了通知:選外通知)を自動送信する。そして、共同購入者情報DB9bから共同購入に参加した買い手の電子メールアドレスを抽出し、落札企業名、落札価格の情報を含む逆オークション終了の旨を記したEメール(逆オークション終了通知:共同購入者への終了通知)を自動送信する。
【0051】
加えて、逆オークション情報制御部7dは、売り手端末4の要求に応じて、逆オークション情報DB9cにおける逆オークション開催期間中の逆オークション情報を送信して、売り手に参照可能とする。
商品情報登録部7eは、登録された売り手の売り手端末4から取引を希望する商品の情報を受信して、商品情報DB9fに格納する。
【0052】
[システム管理部8]
システム管理部8は、共同購入逆オークションシステムにおけるその他の一般的な処理を担当するものであり、時間制御部8a,Eメール発信部8bを有している。
時間制御部8aは、共同購入募集期間を管理し、現在日時が、共同購入者情報として登録された共同購入募集期間を経過したかどうかを判定する。また、逆オークション開催期間も管理し、現在日時が、逆オークション開催期間を経過したかどうかを判定する。
【0053】
なお、この逆オークション開催期間は、共同購入逆オークションサイト1において特定の期間をあらかじめ設定しておくようにすることができる。また、共同購入逆オークションサイト1により適宜変更可能としたり、ある共同購入について、その共同購入情報を最初に登録した買い手から送信され、逆オークション情報制御部7dにより逆オークション情報DB9cに登録しておくようにするなども可能である。
また、上述のように、逆オークション開催期間は、例えば、共同購入条件として、最初に所定の金額を下回る入札金額を入札した売り手に対して落札するという条件が定められているような場合には、逆オークションの開始から最初に所定の金額を下回る入札金額があるまでの期間となり、必ずしも一定の期間に限定されるものではない。
Eメール発信部8bは、共同購入情報制御部6dや逆オークション情報制御部7dの指示に従って、Eメールを所定の買い手や売り手の端末に送信する。
【0054】
[DBサーバ9]
DBサーバ9は、各種情報を保存するデータベースであり、共同購入情報DB9a,共同購入者情報DB9b,逆オークション情報DB9c,売り手情報DB9d,商品情報DB9f,共同購入履歴情報DB9gを有している。
共同購入情報DB9aは、共同購入を希望する商品の情報,購入希望数,共同購入募集期間,納期,その他の共同購入条件等の共同購入情報を記憶する。
共同購入者情報DB9bは、買い手の名前,住所,配送先,連絡先,電子メールアドレス,決済方法等の買い手情報と、買い手を認証するためのID及びパスワード等を共同購入者情報として記憶する。
【0055】
逆オークション情報DB9cは、商品名,購入希望数,納期等の逆オークション情報に、企業名,連絡先,入札価格等の入札情報を合わせて、逆オークション情報として記憶する。
売り手情報DB9dは、売り手企業の企業名,住所,連絡先,電子メールアドレス等の売り手情報に、売り手を認証するためのID及びパスワードを合わせて記憶する。
商品情報DB9fは、売り手が取引を希望する商品情報を記憶する。
共同購入履歴情報DB9gは、上記共同購入情報を履歴情報として記憶する。
【0056】
[通信回線2]
通信回線2は、従来公知の任意好適な公衆回線、商業回線又は専用回線を用いることができる。また共同購入逆オークションサイト1、買い手端末3、売り手端末4のそれぞれの間においては、同一又は別個の通信回線で構成することができる。
さらに、通信回線2は、共同購入逆オークションサイト1、買い手端末3、売り手端末4のそれぞれの間を、無線又は有線で接続可能な回線であり、例えば、公衆回線網、専用回線網、インターネット回線網及びイントラネット網により構成することができる。
【0057】
[買い手端末3]
買い手端末3は、共同購入を行う買い手が使用する端末であり、パーソナルコンピュータや、携帯電話、PHS、PDA等を用いることができる。
この買い手端末3は、通信回線2を介して共同購入逆オークションサイト1にアクセスし、共同購入者情報の登録や共同購入情報の登録を行う。
また、共同購入逆オークションサイト1から共同購入募集期間の終了及び逆オークション開始の旨を記したEメールや、共同購入不成立を通知するEメール等を受信する。
【0058】
さらに、共同購入逆オークションサイト1から交付された買い手のID及びパスワードにもとづいて、共同購入逆オークションサイト1の認証を受け、自分が登録した共同購入者情報及び共同購入情報を受信して表示する。
また、共同購入への参加の取りやめを共同購入逆オークションサイト1に登録したり、購入希望数の変更登録等を行う。
【0059】
[売り手端末4]
売り手端末4は、逆オークションに参加する売り手が使用する端末であり、パーソナルコンピュータや、携帯電話、PHS、PDA等を用いることができる。この売り手端末4は、通信回線2を介して共同購入逆オークションサイト1にアクセスし、売り手情報の登録や商品情報の登録を行う。
また、共同購入逆オークションサイト1から落札した旨を記したEメールや、逆オークション不成立を通知するEメール等を受信する。
【0060】
さらに、共同購入逆オークションサイト1から交付された売り手のID及びパスワードにもとづいて、共同購入逆オークションサイト1の認証を受け、逆オークション情報を参照して、入札情報を共同購入逆オークションサイト1へ登録する。
また、落札者の売り手端末4は、共同購入逆オークションサイト1から共同購入者情報を受信して表示し、落札者は、これを参照することができる。
この共同購入者情報の参照は、落札者の認証情報にもとづいて、落札者のみが行えるように制限することが好ましい。
【0061】
次に、本実施形態の共同購入逆オークションシステムにおける処理手順について、図2及び図3を参照して説明する。
図2は、本実施形態の共同購入逆オークションシステムにおける処理手順を示すフローチャート(前半)であり、図3は、同システムにおける処理手順を示すフローチャート(後半)である。
【0062】
まず、図2に示す動作の実行に先立って、共同購入逆オークションサイト1などにおいて、共同購入逆オークションシステムに参加する売り手の企業を広く募集し、それぞれの売り手企業等にIDとパスワードを交付する。
そして、WWWサーバ5の売り手情報登録部7aにより、これらのID及びパスワード、並びに売り手企業等の企業名、住所、連絡先、メールアドレスなどの売り手情報を、DBサーバ9の売り手情報DB9dに格納しておく。
【0063】
また、このようにして共同購入逆オークションサイト1に売り手情報が登録された売り手は、この共同購入逆オークションシステムにおいて販売を希望する自商品の情報を、WWWサーバ5の商品情報登録部7eによりDBサーバ9の商品情報DB9fに格納しておくことができる。
この事前の売り手情報や商品の情報登録は、売り手端末4から通信回線2を介して、共同購入逆オークションサイト1にアクセスして行うことができる。
なお、この売り手による登録は、必ずしも共同購入の前に実行しなければならないわけではなく、共同購入募集期間中や逆オークション開催期間中などにおいても随時実行可能とすることもできる。
【0064】
次に、買い手の操作により、買い手端末3は、通信回線2上の共同購入逆オークションサイト1にアクセスする。
そして、買い手端末3は、買い手の名前、住所、配送先、連絡先、メールアドレス、決済方法等の買い手情報を共同購入逆オークションサイト1に登録し、共同購入逆オークションサイト1から買い手を識別するためのIDとパスワードを取得する。
このとき、共同購入逆オークションサイト1におけるWWWサーバ5の共同購入者情報登録部6aは、買い手情報を共同購入者情報として、DBサーバ9の共同購入者情報DB9bに格納する(ステップA1)。
【0065】
IDとパスワードを取得した買い手は、共同購入情報として、共同購入を希望する商品の情報,購入希望数,共同購入募集期間,納期,最高購入価格,その他の共同購入条件を定め、買い手端末3は、この共同購入情報を入力して、共同購入逆オークションサイト1へ送信することにより登録する(ステップA2)。
このとき、WWWサーバ5の共同購入情報登録部6cは、この共同購入情報をDBサーバ9の共同購入情報DB9aに格納する。
【0066】
また、WWWサーバ5の履歴管理部6eは、共同購入情報の履歴を保存するため、上記共同購入情報を過去の登録情報として、DBサーバ9の共同購入履歴情報DB9gに格納する。
さらに、共同購入情報としての上記共同購入を希望する商品の情報については、買い手端末3が、共同購入情報登録時に新規に登録するほか、売り手が商品情報を登録した商品情報DB9eから選択したり、過去に自分が共同購入を行った商品を共同購入履歴情報DB9gから選択することができる。
このため、買い手による共同購入情報の登録にあたり、共同購入逆オークションサイト1は、その登録のためのWeb画面などにおいて、上記各DBにおける対象となる情報をリスト表示し、商品の選択入力を可能とすることが好ましい。
【0067】
一方、別の買い手により、その買い手端末3は、通信回線2上の共同購入逆オークションサイト1にアクセスし、共同購入募集期間中の共同購入情報を取得して表示することができ、別の買い手は、この共同購入情報を参照することができる(ステップA3)。
このとき、WWWサーバ5の共同購入情報制御部6dは、DBサーバ9の共同購入情報DB9a内における共同購入募集期間中の共同購入情報を抽出して、買い手端末3へ送信する。
【0068】
そして、共同購入条件が買い手の希望にあえば、買い手により、買い手端末3は、共同購入者情報として名前、住所、配送先、連絡先、メールアドレス、決済方法等を共同購入逆オークションサイト1に登録し、共同購入逆オークションサイト1から買い手を一意に識別するためのIDとパスワードを取得する(ステップA4)。
このとき、WWWサーバ5の共同購入者情報登録部6aは、上記共同購入者情報をDBサーバ9の共同購入者情報DB9bに格納する。なお、当該買い手の共同購入情報が既に共同購入者情報DB9bに登録済みである場合には、この手順は省略することが可能である。この場合、既に発行済みのID及びパスワードにより買い手の認証を実行して、買い手を特定するようにすることができる。
【0069】
さらに、買い手端末3は、共同購入情報として購入を希望する商品の購入希望数についても同様に、共同購入逆オークションサイト1に登録する(ステップA5)。
これに対して、WWWサーバ5の共同購入情報制御部6dは、DBサーバ9の共同購入情報DB9aに格納されている当該共同購入の対象である商品の購入希望数に、上記購入希望数を加算して、共同購入情報DB9aに保管する(ステップA6)。
共同購入逆オークションサイト1は、時間制御部8aで共同購入募集期間を管理しており、共同購入募集期間中は買い手端末3による共同購入者情報と共同購入情報の登録が繰り返される(ステップA3〜ステップA6)
【0070】
また、既に共同購入に参加している買い手により、その買い手端末3は、共同購入逆オークションサイト1にアクセスしてIDとパスワードを入力し、WWWサーバ5の買い手認証部6bにより共同購入逆オークションサイト1の認証を受けて、WWWサーバ5の共同購入情報制御部6dにより自分が登録した共同購入者情報と共同購入情報を、それぞれDBサーバ9の共同購入者情報DB9b及び共同購入情報DB9aから抽出して表示し、買い手に参照可能とすることができる。
さらに、買い手は、共同購入への参加のとりやめや、購入希望数の変更の登録を行うことができる。これらの情報は、買い手端末3から共同購入逆オークションサイト1へ送信され、共同購入情報制御部6dが、これに応じて共同購入情報DB9a等の内容を随時更新する。
【0071】
共同購入逆オークションサイト1は、時間制御部8aで共同購入募集期間を管理しており、各共同購入情報ごとに、それぞれ登録されている共同購入募集期間が過ぎたかどうかを判定する(ステップA7)。
そして、共同購入募集期間が過ぎると、共同購入情報制御部6dは、共同購入募集期間が過ぎた共同購入情報に対して新たに参加登録ができないように、共同購入への参加登録の受付を停止する(ステップA8)。
【0072】
さらに、共同購入情報制御部6dは、共同購入情報DB9aにもとづいて、上記共同購入情報が共同購入条件を満たしているかを判定する(ステップA9)。
例えば、共同購入者情報における購入希望者数が、買い手により設定された最低共同購入数より多いか否かが判定される。
そして、共同購入条件を満たしている場合、Eメール発信部8bは、共同購入に参加した買い手全員のメールアドレスを共同購入者情報DB9bから抽出して、そのメールアドレス宛に、共同購入募集期間の終了及び逆オークション開始の旨を記したEメールを自動送信する(ステップA10)。
【0073】
また、逆オークション情報制御部7dは、共同購入者情報DB9bから共同購入情報を抽出し、この共同購入情報にもとづいて、商品名、購入希望数、納期等の情報を有する逆オークション情報を生成し、これを逆オークション情報DB9cに格納して、逆オークションを開始状態とする(ステップA11)。
さらに、共同購入逆オークションサイト1に参加している売り手企業のメールアドレスを売り手情報DB9dから抽出して、そのメールアドレス宛に、逆オークションを開始する旨を記したEメールを自動送信する(ステップA12)。
【0074】
一方、共同購入募集期間を過ぎた時点で、例えば購入希望数が買い手の設定した最低共同購入数より少ないなど、買い手が設定した共同購入条件を満たしてしない場合、Eメール発信部8bは、共同購入を不成立として、共同購入に参加した買い手全員のメールアドレスを共同購入者情報DB9bから抽出し、そのメールアドレス宛に、共同購入不成立の旨を記したEメールを自動送信する(ステップA13)。
さらに、共同購入情報制御部6dは、共同購入情報DB9aから当該共同購入情報を削除する(ステップA14)。
【0075】
次に、図3に示すように、売り手により、売り手端末4は、通信回線2を介して共同購入逆オークションサイト1にアクセスし、交付されたIDとパスワードを用いて、WWWサーバ5の売り手認証部7bにより認証を受け、共同購入逆オークションサイト1にログインする(ステップB1)。
そして、売り手端末4は、共同購入逆オークションサイト1から、逆オークション情報を受信して表示し、売り手は、逆オークション情報を参照することが可能となる。(ステップB2)。このとき、WWWサーバ5の逆オークション情報制御部7dは、DBサーバ9の逆オークション情報DB9cから逆オークション開催期間中の逆オークション情報を抽出して売り手端末4へ送信する。
逆オークション情報を参照して、上記条件が売り手の希望に合い、商品の納入が可能であるならば、売り手により、売り手端末4は、入札情報として企業名、連絡先、入札価格等を入力して、共同購入逆オークションサイト1へ送信する(ステップB3)。
【0076】
これに対して、WWWサーバ5の入札情報登録部7cは、入札情報における入札価格と逆オークション情報DB9c内の最新の落札候補価格とを比較する(ステップB4)。
そして、入札情報登録部7cは、入札価格が落札候補価格未満の場合、入札価格を落札候補価格とし、入札した売り手を落札候補企業として、逆オークション情報DB9cに格納する。
すなわち、逆オークション情報DB9c内の落札候補価格及び落札候補企業の情報が更新される(ステップB5)。
入札価格が落札候補価格以上の場合は、当該処理を行わない。
【0077】
共同購入逆オークションサイト1は、時間制御部8aで逆オークション開催期間を管理しており、逆オークション開催期間が過ぎたかどうかを判定する(ステップB6)。
逆オークション開催期間が過ぎると、逆オークション情報制御部7dは、逆オークション開催期間が過ぎた逆オークション情報に対して新たに入札ができないように、入札の受付を停止する(ステップB7)。
【0078】
そして、逆オークション情報制御部7dは、その逆オークションに対して入札があったかを判定する(ステップB8)。
入札した売り手企業が1社以上あった場合、逆オークション情報制御部7dは、逆オークション情報DB9c内の落札候補価格を落札価格、落札候補企業を落札企業とする(ステップB9)。
そして、Eメール発信部8bは、売り手情報DB9dから落札企業のメールアドレスを抽出し、そのメールアドレス宛に、落札した旨を記したEメールを自動送信する(ステップB10)。
【0079】
また、Eメール発信部8bは、逆オークションに参加したが落札できなかった売り手に対しても、売り手情報DB9dからメールアドレスを抽出し、そのメールアドレス宛に、選外である旨を記したEメールを自動送信する(ステップB11)。
さらに、Eメール発信部8bは、共同購入者情報DB9bから前記共同購入に参加した買い手のメールアドレスを抽出し、そのメールアドレス宛に、落札企業名、落札価格の情報を含む逆オークション終了の旨を記したEメールを自動送信する(ステップB12)。
【0080】
次に、落札した売り手企業により、売り手端末4は、通信回線2を介して共同購入逆オークションサイト1にアクセスし、交付されたIDとパスワードを用いて、WWWサーバ5の売り手認証部7bにより認証を受け、共同購入逆オークションサイト1にログインする。
そして、この売り手端末4は、共同購入逆オークションサイト1から、買い手情報と買い手それぞれの購入希望数を受信して表示し、落札した売り手は、これらを参照することができる(ステップB13)。
このとき、共同購入情報制御部6dは、共同購入者情報DB9bと共同購入情報DB9a内の情報から、買い手情報と、買い手それぞれの購入希望数を抽出して、売り手端末4へ送信する。
この買い手情報等の参照は、落札者の認証情報にもとづいて、落札者のみが行えるように制限することが好ましい。
【0081】
一方、逆オークションの開催期間を終了した時点で、入札した売り手企業が1社もなかった場合、Eメール発信部8bは、共同購入者情報DB9bから当該共同購入に参加した買い手のメールアドレスを抽出し、そのメールアドレス宛に、逆オークションが成立しなかった旨をEメールで自動送信する(ステップB14)。
また、逆オークション情報制御部7dは、逆オークション情報DB9cから当該逆オークション情報を削除する(ステップB15)。
【0082】
以上説明したように、本実施形態の共同購入逆オークションシステムによれば、買い手は、共同購入という手法を用いて大量一括購入ができるため購入価格低減の効果を得ることができるとともに、共同購入の募集後にその情報を用いて逆オークションを開催するため、さらに逆オークションによる購入価格低減の効果を合わせて得ることが可能となる。
また、売り手は、大量の注文が一括で行われるため、受注、出荷に関わる作業工数の削減の効果を得ることが可能となる。
さらに、買い手は、商品の売り手を認識せずに、望みの商品について、インターネットを介して広く一般に共同購入者を募集し、その共同購入に対して、インターネットを介して広く一般に売り手を募集することも可能となる。
【0083】
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態の構成について、図4を参照して説明する。同図は、本実施形態の共同購入逆オークションシステムの構成を示すブロック図である。
本実施形態は、本発明の共同購入逆オークションシステムを、入札価格だけでは決定できないような逆オークションの形態にも適用できる点で第一実施形態と異なる。すなわち、本実施形態によれば、入札価格のみならず、商品の仕様情報等を売り手が提供し、これらの情報を利用して共同購入逆オークションを行うことが可能となる。
その他の点については、第一実施形態と同様であり、本実施形態のブロック図は、図1のブロック図の構成に加え、WWWサーバ5に投票情報登録部6fと投票情報制御部6gが、DBサーバ9に投票情報DB9eが備えられたものとなっている。
【0084】
投票情報登録部6fは、買い手端末3から送信されてきた購入を希望する売り手の選択情報を、希望購入先の投票情報として、投票情報DB9eに格納する。また、買い手が、自分が希望する売り手以外が選ばれた場合に、その共同購入を辞退するかどうかという情報についても、買い手端末3から受信して、上記投票情報に加えて投票情報DB9eに格納する。
投票情報制御部6gは、買い手端末3の要求に応じて、逆オークション情報DB9cにおける売り手企業の逆オークション情報を、買い手端末3へ送信する。そして、買い手にすべての売り手企業の、商品情報、その価格、売り手企業の情報等の逆オークション情報を参照可能とする。
【0085】
また、本実施形態における逆オークション情報制御部7dも、第一実施形態と同様に、逆オークション開催期間が過ぎると、逆オークション開催期間が過ぎた逆オークション情報に対して新たに入札ができないように、入札の受付を停止し、その逆オークションに対して入札があったかどうかを判定するが、その後の処理において、第一実施形態と異なっている。
【0086】
すなわち、本実施形態における逆オークション情報制御部7dは、入札した売り手企業が複数あった場合、Eメール発信部8bにより、共同購入者情報DB9bから共同購入に参加した買い手の電子メールアドレスを抽出し、逆オークションに複数の売り手企業が入札に参加したため投票を開始するという旨を記したEメールを自動送信する。
【0087】
また、入札した売り手企業が1社であった場合、逆オークション情報制御部7dは、逆オークション情報DB9c内の逆オークション情報を抽出して、逆オークション情報DB9c内の落札候補商品仕様を落札商品仕様と、落札候補価格を落札価格と、落札候補企業を落札企業とする。そして、Eメール発信部8bにより、売り手情報DB9dから落札企業の電子メールアドレスを抽出し、落札した旨をEメールで自動送信する。
【0088】
さらに、入札した売り手企業が1社もなかった場合、逆オークション情報制御部7dは、Eメール発信部8bにより、共同購入者情報DB9bから当該共同購入に参加した買い手の電子メールアドレスを抽出して、逆オークションが成立しなかった旨をEメールで自動送信する。そして、逆オークション情報制御部7dは、逆オークション情報DB9cから当該逆オークション情報を削除する。
その他の逆オークション情報制御部7dの機能については、第一実施形態と同様である。
投票情報DB9eは、各買い手により選択された希望購入先としての売り手を、投票情報として記憶する。また、各買い手が、自分が希望する売り手以外が選ばれた場合、その共同購入を辞退するかどうかという情報も合わせて投票情報として記憶する。
また、本実施形態における買い手端末3は、共同購入逆オークションサイト1にアクセスして認証を受け、逆オークション情報を参照して、上記投票情報を共同購入逆オークションサイト1に登録する。
【0089】
次に、本発明の第二実施形態について、図5及び図6を参照して説明する。図5は、本実施形態の共同購入逆オークションシステムにおける処理手順を示すフローチャート(前半)であり、図6は、同システムにおける処理手順を示すフローチャート(後半)である。
まず、図5に示すように、売り手により、売り手端末4は、通信回線2を介して共同購入逆オークションサイト1にアクセスし、交付されたIDとパスワードを用いて、WWWサーバ5の売り手認証部7bにより認証を受け、共同購入逆オークションサイト1にログインする(ステップC1)。
【0090】
そして、売り手端末4は、共同購入逆オークションサイト1から、逆オークション開催期間中の逆オークション情報を受信して表示し、売り手は、これを参照することができる(ステップC2)。
このとき、WWWサーバ5の逆オークション情報制御部7dは、逆オークション情報DB9c内の逆オークション開催期間中の逆オークション情報を抽出して、売り手端末4に送信する。
【0091】
逆オークション情報を参照して、上記条件が売り手の希望に合い、商品の納入が可能であるならば、売り手により、売り手端末4は、入札情報として企業名、連絡先、入札商品の詳細な仕様、入札価格等を入力し、共同購入逆オークションサイト1へ送信する(ステップC3)。
これに対して、WWWサーバ5の入札情報登録部7cは、受信した入札情報を逆オークション情報として逆オークション情報DB9cに格納する。
【0092】
共同購入逆オークションサイト1は、時間制御部8aで逆オークション開催期間を管理しており、逆オークション開催期間が過ぎたかどうかを判定する(ステップC4)。
逆オークション開催期間が過ぎると、逆オークション情報制御部7dは、逆オークション開催期間が過ぎた逆オークション情報に対して新たに入札ができないよう、入札の受付を停止する(ステップC5)。
そして、逆オークション情報制御部7dは、その逆オークションに対して入札があったかを判定する(ステップC6)。
また、入札した売り手企業が、複数かどうかについても判定する(ステップC7)。
【0093】
入札した売り手企業が1社もなかった場合、Eメール発信部8bは、共同購入者情報DB9bから当該共同購入に参加した買い手のメールアドレスを抽出し、そのメールアドレス宛に、逆オークションが成立しなかった旨をEメールで自動送信する(ステップC12)。
また、逆オークション情報制御部7dは、逆オークション情報DB9cから当該逆オークション情報を削除する(ステップC13)。
【0094】
入札した売り手企業が1社だった場合、逆オークション情報制御部7dは、逆オークション情報DB9c内の逆オークション情報を抽出し、この逆オークション情報における落札候補商品仕様、落札候補価格、落札候補企業をそれぞれ、落札商品仕様、落札価格、落札企業として決定する(ステップC8)。
そして、Eメール発信部8bは、売り手情報DB9dから落札企業のEメールアドレスを抽出し、そのメールアドレス宛に、落札した旨を記したEメールを自動送信する(ステップC9)。
さらに、Eメール発信部8bは、共同購入者情報DB9bから当該共同購入に参加した買い手のメールアドレスを抽出し、そのメールアドレス宛に、落札商品仕様、落札企業名、落札価格の情報を含む逆オークション終了の旨を記したEメールを自動送信する(ステップC10)。
【0095】
また、落札した売り手企業により、売り手端末4は、通信回線2を介して共同購入逆オークションサイト1にアクセスし、交付されたIDとパスワードを用いて、WWWサーバ5の売り手認証部7bにより認証を受け、共同購入逆オークションサイト1にログインする。
そして、その売り手端末4は、共同購入逆オークションサイト1から、買い手情報と買い手それぞれの購入希望数を受信して表示し、落札した売り手は、これらを参照することができる(ステップC11)。
このとき、WWWサーバ5の共同購入情報制御部6dは、DBサーバ9の共同購入情報DB9aと共同購入者情報DB9b内の情報から、買い手情報と買い手それぞれの購入希望数を抽出して売り手端末4へ送信する。
この買い手情報等の参照は、落札者の認証情報にもとづいて、落札者のみが行えるように制限することが好ましい。
【0096】
次に、入札した売り手企業が複数あった場合について、図6を参照して説明する。
この場合、Eメール発信部8bは、共同購入者情報DB9bから当該共同購入に参加した買い手のメールアドレスを抽出し、そのメールアドレス宛に逆オークションに複数の売り手企業が入札に参加したため投票を開始するという旨を記したEメールを自動送信する(ステップD1)。
【0097】
次に、買い手により、買い手端末3は、共同購入逆オークションサイト1にアクセスし、IDとパスワードを入力して、WWWサーバ5の買い手認証部6bにより認証を受けると(ステップD2)、逆オークション情報を受信して表示し、買い手は、売り手企業が入札したすべての逆オークション情報を参照することができる(ステップD3)。
このとき、WWWサーバ5の投票情報制御部6gは、DBサーバ9の逆オークション情報DBから逆オークション情報を抽出して、買い手端末3へ送信する。
【0098】
そして、買い手は、前記逆オークション情報を参照し、商品情報、価格、売り手企業等の逆オークション情報から購入を希望する売り手を選択し、買い手により、買い手端末3は、この売り手を希望購入先として投票する(ステップD4)。
このとき、その投票情報は、買い手端末3から共同購入逆オークションサイト1へ送信され、投票情報制御部6gは、投票情報DB9eにこれを格納する。
また、買い手は、自分が希望する売り手以外が選ばれた場合、その共同購入を辞退するかどうかを共同購入逆オークションサイト1に登録することができる。
この買い手が辞退するかどうかという情報についても、投票情報登録部6fが、投票情報として投票情報DB9eに格納する。
【0099】
共同購入逆オークションサイト1は、時間制御部8aで投票期間を管理しており、投票期間が過ぎたかどうかを判定する(ステップD5)。
投票期間が過ぎると、投票情報制御部6gは、投票期間が過ぎた逆オークション情報に対して新たに投票ができないよう、投票の受付を停止する(ステップD6)。
【0100】
そして、投票情報制御部6gは、一番投票数を集めた逆オークション情報を逆オークション情報DB9cから抽出し、抽出した逆オークション情報の落札候補商品仕様を落札商品仕様、落札候補価格を落札価格、落札候補企業を落札企業とする(ステップD7)。
また、投票情報制御部6gは、投票情報DB9eから買い手企業の投票情報を抽出し、辞退する買い手の購入希望数を除いて、最終的な共同購入数を決定する(ステップD8)。
【0101】
そして、Eメール発信部8bは、売り手情報DB9dから落札企業のメールアドレスを抽出し、そのメールアドレス宛に、落札した旨を記したEメールを自動送信する(ステップD9)。
また、Eメール発信部8bは、売り手情報DB9dから逆オークションに参加したが落札できなかった売り手企業のメールアドレスを抽出し、そのメールアドレス宛に、選外である旨を記したEメールを自動送信する(ステップD10)。
さらに、Eメール発信部8bは、共同購入者情報DB9bから当該共同購入に参加した買い手のメールアドレスを抽出し、そのメールアドレス宛に、落札企業名、落札価格の情報を含む逆オークション終了の旨を記したEメールを自動送信する(ステップD11)。
【0102】
また、落札した売り手企業により、売り手端末4は、通信回線2上の共同購入逆オークションサイト1にアクセスし、交付されたIDとパスワードを用いて、WWWサーバ5の売り手認証部7bにより認証を受け、共同購入逆オークションサイト1にログインする。
そして、その売り手端末4は、共同購入逆オークションサイト1から、買い手情報と買い手それぞれの購入希望数を受信して表示し、売り手は、これらを参照することができる(ステップD12)。
このとき、WWWサーバ5の共同購入情報制御部6dは、DBサーバ9の共同購入情報DB9aと共同購入者情報DB9b内の情報から、買い手情報と買い手それぞれの購入希望数を抽出して売り手端末4へ送信する。
この買い手情報等の参照は、落札者の認証情報にもとづいて、落札者のみが行えるように制限することが好ましい。
【0103】
以上説明したように、本実施形態の共同購入逆オークションシステムによれば、入札価格だけでは決定できない形態のオークションにおいて、共同購入に参加した者が全員、購入先を決定するための投票権を行使できるので、公明かつ透明性の高い逆オークションが実現できる。
また、買い手は、自分が希望しない売り手が決定した場合に、共同購入を辞退することができるため、このような投票権を行使可能な逆オークションと共同購入とを融合した場合に、共同購入者が、自分の望まない売り手から購入しなければならない場合が生じ得るという事態を適切に調整することが可能となる。
【0104】
上記の実施形態における各種情報の共同購入逆オークションサイト1への登録や、共同購入条件を満たしているか否かの判断、Eメールの自動送信等は、共同購入逆オークションプログラムにより実行される。
この共同購入逆オークションプログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送り、所定の処理、例えば、各種情報の共同購入逆オークションサイト1への登録処理や、共同購入条件を満たしているか否かの判断処理、Eメールの自動送信処理等を行わせる。
これによって、これらの処理は、共同購入逆オークションプログラムとコンピュータとが協働した共同購入逆オークションサーバなどにより実現される。
【0105】
なお、共同購入逆オークションプログラムは、コンピュータのROMやハードディスクに記憶させる他、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、外部記憶装置及び可搬記録媒体等に格納することができる。
外部記憶装置とは、磁気ディスク等の記録媒体を内蔵し、例えば共同購入逆オークションサーバなどに外部接続される記憶増設装置をいう。一方、可搬記録媒体とは、記録媒体駆動装置(ドライブ装置)に装着でき、かつ、持ち運び可能な記録媒体であって、例えば、CD−ROM、フレキシブルディスク、メモリカード、光磁気ディスク等をいう。
【0106】
そして、記録媒体に記録されたプログラムは、コンピュータのRAMにロードされて、CPUにより実行される。この実行により、上述した本実施形態の共同購入逆オークションサーバの機能が実現される。
さらに、コンピュータで共同購入逆オークションプログラムをロードする場合、他のコンピュータで保有された共同購入逆オークションプログラムを、通信回線を利用して自己の有するRAMや外部記憶装置にダウンロードすることもできる。
このダウンロードされた共同購入逆オークションプログラムも、CPUにより実行され、本実施形態の各種情報の共同購入逆オークションサイト1への登録処理や、共同購入条件を満たしているか否かの判断処理、Eメールの自動送信処理等を実現する。
【0107】
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、本発明の共同購入逆オークションサイト1における各構成を、併合又は分離したり、ある構成の一部の機能を他の構成の機能に融合させたり、あるいは第一実施形態の共同購入逆オークションシステムに、第二実施形態における買い手に共同購入の辞退を可能とする機能を組み合わせ、入札価格のみにもとづいて売り手が決定される場合であっても買い手が購入を辞退することを可能とするなど適宜変更することが可能である。
【0108】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、買い手は、共同購入という手法を用いて大量一括購入ができるため購入価格低減の効果を得ることができるとともに、共同購入の募集後にその情報を用いて逆オークションを開催するため、さらに逆オークションによる購入価格低減の効果を合わせて得ることが可能となる。
また、売り手は、大量の注文が一括で行われるため、受注、出荷に関わる作業工数の削減の効果を得ることが可能となる。
さらに、買い手は、商品の売り手を認識せずに、望みの商品について、インターネットを介して広く一般に共同購入者を募集し、集まった共同購入体に対して、インターネットを介して広く一般に売り手を募集することも可能となる。
【0109】
また、本発明によれば、売り手を入札価格以外の情報も考慮して、決定することもできる。その結果、価格のみでは比較できないような商品について、買い手は最終的に投票により売り手を決定することができるため、公明で透明性の高い逆オークションを実現することができ、かつ、逆オークションによる購入価格の低減効果を得ることができるとともに、買い手にとって最適な売り手を決定することも可能となる。
加えて、買い手は、自分が希望しない売り手が決定した場合に、共同購入を辞退することができるため、このような投票権を行使可能な逆オークションと共同購入とを融合した場合に、共同購入者が、自分の望まない売り手から購入しなければならない場合が生じ得るという事態を適切に調整することが可能となる。
【0110】
また、共同購入逆オークションプログラムは、コンピュータの各構成要素へ所定の指令を送ることにより、この各種情報の共同購入逆オークションサイトへの登録機能や、共同購入条件を満たしているか否かの判断機能、Eメールの自動送信機能等を実現させることができる。
これによって、これらの機能等は、共同購入逆オークションプログラムとコンピュータとが協働した共同購入逆オークションサーバにより実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の共同購入逆オークションシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第一実施形態の共同購入逆オークションシステムにおける処理手順を示すフローチャート(前半)である。
【図3】本発明の第一実施形態の共同購入逆オークションシステムにおける処理手順を示すフローチャート(後半)である。
【図4】本発明の第二実施形態の共同購入逆オークションシステムの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第二実施形態の共同購入逆オークションシステムにおける処理手順を示すフローチャート(前半)である。
【図6】本発明の第二実施形態の共同購入逆オークションシステムにおける処理手順を示すフローチャート(後半)である。
【符号の説明】
1 共同購入逆オークションサイト
2 通信回線
3 買い手端末
4 売り手端末
5 WWWサーバ
6 共同購入管理部
6a 共同購入者情報登録部
6b 買い手認証部
6c 共同購入情報登録部
6d 共同購入情報制御部
6e 履歴管理部
6f 投票情報登録部
6g 投票情報制御部
7 逆オークション管理部
7a 売り手情報登録部
7b 売り手認証部
7c 入札情報登録部
7d 逆オークション情報制御部
7e 商品情報登録部
8 システム管理部
8a 時間制御部
8b Eメール発信部
9 DBサーバ
9a 共同購入情報DB
9b 共同購入者情報DB
9c 逆オークション情報DB
9d 売り手情報DB
9e 投票情報DB
9f 商品情報DB
9g 共同購入履歴情報DB
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット上で、買い手が購入を希望する商品を決定して公開し、一般に広く共同購入者を募集した後、この共同購入に対して逆オークションを行う共同購入逆オークションシステム、方法、サーバ及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットの普及に伴い、オンラインショッピングが盛んに行われるにようになった。
このオンラインショッピングにおいて、買い手は、売り手の提示する商品の仕様や価格を見て購入を決定する。
この方法の場合、一般に個人の買い手の場合、一回の購入量は少ないため、買い手は大量購入による購入価格低減の効果を享受できないことが多かった。
一方、企業間取引において逆オークションは一般的に使用される技術であるが、個人相手の場合には、一回の購入量が少なく、また、逆オークションの開催・入札に係わる作業の手間が大きいため、個人と企業間の取引においては、逆オークションは利用されづらいという状況があった。
【0003】
このような問題を解決するものとして、インターネットを利用した共同購入逆オークションシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この共同購入逆オークションシステムによれば、売り手は、インターネット上に商品の最低購入予約数と購入価格を含む共同購入募集条件を提示することによって、共同購入者を集めることができ、さらに他の売り手が、よりよい条件を提示することによって、この共同購入を横取りすることができる。
このため、売り手同士を競い合わせることができるため、買い手にとっては、一層購入金が低下する効果を得ることが可能となっている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−319098号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の共同購入逆オークションシステムでは、売り手の提示情報にもとづいて、買い手の募集が行われる。このため、買い手が、商品の売り手にかかわりなく、望みの商品について、インターネットを介して広く一般に共同購入者を募集し、その共同購入に対して、インターネットを介して広く一般に売り手を募集することが可能なものではなかった。
【0006】
また、従来の共同購入逆オークションシステムでは、共同購入の落札者は、入札価格にもとづく売り手間の競争のみによって決定され、買い手による選択は行われなかった。
しかし、例えば、売り手が販売する商品の性能などに大きな差があるような場合など、入札価格のみに基づいて売り手を単純に比較することが不適切な場合もある。このような場合は、買い手にとって最適な売り手を決定できないという問題があった。
さらに、共同購入逆オークションシステムにおいては、買い手が購入先として望んでいない売り手が、落札者として決定される場合もあり得るが、従来のシステムでは、このような場合でも買い手は必ず購入しなければならないという問題もあった。
【0007】
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、インターネット上で、買い手が購入を希望する商品を決定して公開し、一般に広く共同購入者を募集した後、この共同購入に対して、買い手による売り手の選択も可能な逆オークションを行う共同購入逆オークションシステム、方法、サーバ及びプログラムの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1記載の共同購入逆オークションシステムは、通信回線を介して、共同購入者を募集した後、この共同購入に対して逆オークションを行う共同購入逆オークションシステムであって、購入を希望する商品を決定して、商品名、購入希望数、共同購入条件、共同購入募集期間を含む共同購入情報を共同購入逆オークションサーバに送信するとともに、他の買い手により登録された共同購入情報を共同購入逆オークションサーバから受信して、その共同購入に参加するために購入希望数を含む共同購入情報を共同購入逆オークションサーバに送信する二以上の買い手端末と、買い手端末から受信した共同購入情報をWebサイト上で公開し、共同購入募集期間が終了すると、共同購入情報にもとづき逆オークション情報を生成して、この逆オークション情報をWebサイト上で公開し、売り手端末から受信した入札情報に含まれる入札価格のうち最も低額のものを落札候補価格とし、逆オークション開催期間が終了すると、落札候補価格を落札価格に決定して、当該落札価格を含む逆オークション終了通知を売り手端末に送信する共同購入逆オークションサーバと、共同購入逆オークションサーバから逆オークション情報を受信して、入札情報を共同購入逆オークションサーバに送信する二以上の売り手端末と、買い手端末、共同購入逆オークションサーバ、売り手端末を接続する通信回線と、を有する構成としてある。
【0009】
共同購入逆オークションシステムをこのような構成にすれば、買い手は、共同購入という手法を用いて大量一括購入ができるため、購入価格低減の効果を得ることができるとともに、共同購入の募集後に、その情報を用いて逆オークションを開催するため、さらに逆オークションによる購入価格低減の効果を合わせて得ることが可能となる。
また、売り手は、大量の注文が一括で行われるため、受注、出荷に関わる作業工数の削減の効果を得ることができる。
さらに、本発明によれば、買い手は、商品の売り手を認識せずに、望みの商品について、インターネットにより広く一般に共同購入者を募集し、その共同購入に対して、インターネットにより一般に売り手を募集することも可能となる。
【0010】
なお、本明細書において、逆オークション終了通知とは、落札したことを通知する落札通知と、選外であったことを通知する選外通知、及び共同購入者に対して逆オークションの終了を連絡するための共同購入者への終了通知等を挙げることができる。
また、本明細書において、商品とは、サービスも含むものであり、以下において、商品の仕様とは、サービスの内容を含むものとして用いている。さらに、この商品の仕様やサービスの内容は、商品やサービスの特性などを含むものでもよく、商品やサービスを価格以外の要素により評価するための指標となるものであれば特に限定されるものではない。
逆オークション開催期間は、例えば、共同購入条件として、最初に所定の金額を下回る入札金額を入札した売り手に対して落札するという条件が定められているような場合には、逆オークションの開始から最初に所定の金額を下回る入札金額があるまでの変動的な期間となり、一定の期間に限定されるものではない。
【0011】
本発明の請求項2記載の共同購入逆オークションシステムは、買い手端末による購入を希望する商品の決定は、共同購入逆オークションサーバが履歴情報として保有する買い手端末により過去に購入された商品、若しくは売り手端末により共同購入逆オークションサーバに登録された商品にもとづいて、又は新たな商品を選択することによって行われる構成としてある。
【0012】
共同購入逆オークションシステムをこのような構成にすれば、買い手は、共同購入逆オークションサーバに登録するための共同購入情報における商品を決定するに際し、新しい商品を決定するほか、以前購入したことのある商品については、共同購入逆オークションサーバに保存されている履歴情報にもとづいて決定し、共同購入逆オークションサーバに登録することができる。
このため、何度も共同購入を行うような商品について、買い手が同じ情報を繰り返し入力する手間を省くことが可能となる。
【0013】
また、買い手は、売り手が共同購入逆オークションサーバにあらかじめ登録している商品を共同購入することもできる。
このため、買い手にとっては、商品選択の機会が増え、売り手にとっては、買い手に共同購入の対象となる商品を提供できるため、商品の大量販売の機会を得ることが可能となる。
【0014】
本発明の請求項3記載の共同購入逆オークションシステムは、逆オークション開催期間が終了すると、共同購入逆オークションサーバが、当該逆オークションの対象である共同購入に参加するすべての買い手端末へ、落札価格を含む逆オークション終了通知を送信する構成としてある。
【0015】
共同購入逆オークションシステムをこのような構成にすれば、逆オークションが終了すると、当該共同購入に参加しているすべての買い手は、逆オークション終了通知により、それを容易に把握することが可能となる。
【0016】
本発明の請求項4記載の共同購入逆オークションシステムは、入札情報に、入札価格のほか、商品の仕様が含まれ、逆オークション開催期間が終了すると、共同購入逆オークションサーバが、当該逆オークションの対象である共同購入に参加するすべての買い手端末へ、投票を促す通知を送信し、買い手端末が、購入を希望する売り手を希望購入先として有する投票情報を共同購入逆オークションサーバへ送信し、共同購入逆オークションサーバが、投票情報にもとづいて、共同購入を落札する売り手を決定する構成としてある。
【0017】
共同購入逆オークションシステムをこのような構成にすれば、売り手を、入札価格以外の情報も考慮して、決定することができる。
その結果、価格のみでは比較できないような商品について、買い手は最終的に投票により売り手を決定することができるため、公明で透明性の高い逆オークションを実現することができ、かつ、逆オークションによる購入価格の低減効果を得ることができるとともに、買い手にとって最適な売り手を決定することも可能となる。
【0018】
本発明の請求項5記載の共同購入逆オークションシステムは、買い手端末が、希望購入先が売り手として落札されなかったときに共同購入を辞退するか否かという情報を投票情報に含めて共同購入逆オークションサーバに送信し、共同購入逆オークションサーバが、希望購入先が売り手として落札されなかった場合であって、買い手端末からの投票情報に、共同購入を辞退するという情報が含まれているときは、共同購入情報における当該買い手端末についての共同購入情報を共同購入の対象外とする構成としてある。
【0019】
共同購入逆オークションシステムをこのような構成にすれば、買い手は、自分が希望しない売り手が決定した場合に、共同購入を辞退することができる。
このため、このような投票権を行使可能な逆オークションと共同購入とを融合した場合に、共同購入者が、自分の望まない売り手から購入しなければならない場合が生じ得るという事態を適切に調整することが可能となる。
【0020】
本発明の請求項6記載の共同購入逆オークション方法は、通信回線を介して、共同購入者を募集した後、この共同購入に対して逆オークションを行う共同購入逆オークション方法であって、買い手端末が、購入を希望する商品を決定して、商品名、購入希望数、共同購入条件、共同購入募集期間を含む共同購入情報を共同購入逆オークションサーバに送信し、共同購入逆オークションサーバが、買い手端末から受信した共同購入情報をWebサイト上で公開し、他の買い手端末が、共同購入情報を共同購入逆オークションサーバから受信して、その共同購入に参加するために購入希望数を含む共同購入情報を共同購入逆オークションサーバに送信し、共同購入逆オークションサーバが、共同購入募集期間が終了すると、共同購入情報にもとづき逆オークション情報を生成して、この逆オークション情報をWebサイト上で公開し、売り手端末が、共同購入逆オークションサーバから逆オークション情報を受信して、入札情報を共同購入逆オークションサーバに送信し、共同購入逆オークションサーバが、入札情報に含まれる入札価格のうち最も低額のものを落札候補価格とし、かつ、逆オークション開催期間が終了すると、落札候補価格を落札価格に決定して、当該落札価格を含む逆オークション終了通知を売り手端末及び買い手端末に送信する方法としてある。
【0021】
共同購入逆オークション方法をこのような方法にすれば、買い手により共同購入逆オークションサーバに登録された共同購入情報にもとづいて、共同購入を行うことにより、商品の大量一括購入による購入価格の低減効果を得ることができるとともに、この共同購入に対してさらに逆オークションを実施することができる。
このため、売り手間の競争により一層購入価格を低減させることが可能となる。
【0022】
本発明の請求項7記載の共同購入逆オークション方法は、通信回線を介して、共同購入者を募集した後、この共同購入に対して逆オークションを行う共同購入逆オークション方法であって、買い手端末が、購入を希望する商品を決定して、商品名、購入希望数、共同購入条件、共同購入募集期間を含む共同購入情報を共同購入逆オークションサーバに送信し、共同購入逆オークションサーバが、買い手端末から受信した共同購入情報をWebサイト上で公開し、他の買い手端末が、共同購入情報を共同購入逆オークションサーバから受信して、その共同購入に参加するために購入希望数を含む共同購入情報を共同購入逆オークションサーバに送信し、共同購入逆オークションサーバが、共同購入募集期間が終了すると、共同購入情報にもとづき逆オークション情報を生成して、この逆オークション情報をWebサイト上で公開し、売り手端末が、共同購入逆オークションサーバから逆オークション情報を受信して、商品の仕様を含む入札情報を共同購入逆オークションサーバに送信し、共同購入逆オークションサーバが、逆オークション開催期間が終了すると、当該逆オークションの対象である共同購入に参加するすべての買い手端末へ、投票を促す通知を送信し、買い手端末が、購入を希望する売り手を希望購入先として有する投票情報を共同購入逆オークションサーバへ送信し、共同購入逆オークションサーバが、投票情報にもとづいて、共同購入を落札する売り手を決定する方法としてある。
【0023】
共同購入逆オークション方法をこのような方法にすれば、逆オークションにおける入札情報として、商品の仕様など、価格以外の情報も合わせて共同購入逆オークションサーバに登録し、この情報も加味して売り手を決定することができる。
このため、入札価格のみでは、売り手を決定することの困難な商品などについて、入札終了後に、共同購入を行う買い手による投票を行うことにより、適切に売り手を決定することが可能となる。
【0024】
本発明の請求項8記載の共同購入逆オークション方法は、買い手端末が、希望購入先が売り手として落札されなかったときに共同購入を辞退するか否かという情報を投票情報に含めて共同購入逆オークションサーバに送信し、共同購入逆オークションサーバが、希望購入先が売り手として落札されなかった場合であって、買い手端末からの投票情報に、共同購入を辞退するという情報が含まれているときは、共同購入情報における当該買い手端末についての共同購入情報を共同購入の対象外とする方法としてある。
【0025】
共同購入逆オークション方法をこのような方法にすれば、上記投票の結果、買い手が購入を望まない売り手が決定されてしまうことがあるところ、このような買い手に対して無理に購入を強制するとすれば、共同購入への参加者数の減少を招くおそれがある。
このため、買い手が望まない売り手が決定された場合には、共同購入を取りやめることを、買い手に選択可能としている。
【0026】
本発明の請求項9記載の共同購入逆オークションサーバは、インターネット上で、買い手が購入を希望する商品を決定して公開し、一般に広く共同購入者を募集した後、この共同購入に対して逆オークションを行う共同購入逆オークションサーバであって、買い手端末から受信した商品、購入希望数、共同購入条件、共同購入募集期間を含む共同購入情報を共同購入情報DBに登録する共同購入情報登録部と、共同購入情報をWebサイト上で公開し、かつ、他の買い手端末から受信した、購入希望数を含む共同購入への参加情報を共同購入情報として共同購入情報DBに登録する共同購入情報制御部と、共同購入募集期間が終了すると、事前に売り手情報DBに登録されている売り手の売り手端末に、逆オークション開始通知を送信するとともに、当該逆オークションが終了すると、落札価格を含む逆オークション終了通知を、売り手端末及び買い手端末に送信するEメール発信部と、売り手端末から送信されてきた入札情報を逆オークション情報DBに登録する入札情報登録部と、Webサイト上で逆オークション情報を公開するとともに、入札情報に含まれる入札価格のうち最も低額のものを落札候補価格とし、逆オークショ募集期間が終了すると、落札候補価格を落札価格に決定する逆オークション情報制御部と、を有する構成としてある。
【0027】
共同購入逆オークションサーバをこのような構成にすれば、買い手端末からの共同購入情報にもとづいて、共同購入者を募集するとともに、この共同購入に対して逆オークションを行うことができる。
このため、買い手は、共同購入による購入価格低減効果と逆オークションによる購入価格低減効果を共に受けることが可能となり、売り手は、大量の注文が一括で行われるため、受注、出荷に関わる作業工数の削減の効果を得ることが可能となる。
【0028】
本発明の請求項10記載の共同購入逆オークションサーバは、Eメール発信部が、逆オークション開催期間が終了すると、当該逆オークションの対象である共同購入に参加するすべての買い手端末へ、投票を促す通知を送信し、逆オークション情報制御部が、買い手端末から送信されてきた、購入を希望する売り手を希望購入先として有する投票情報にもとづいて、共同購入を落札する売り手を決定する構成としてある。
【0029】
共同購入逆オークションサーバをこのような構成にすれば、逆オークション開催期間が終了すると、買い手端末から、売り手を決定するための投票情報を受信して、その投票にもとづいて売り手を決定することが可能となる。
このため、買い手は、入札金額以外の情報も考慮して、売り手を決定することができる。
また、売り手も、価格のみならず、商品の品質などにより販売競争を行うことが可能となる。
【0030】
本発明の請求項11記載の共同購入逆オークションサーバは、投票情報に、希望購入先が売り手として落札されなかったときは共同購入を辞退するという情報が含まれている場合、逆オークション情報制御部が、共同購入情報から当該投票情報を送信した買い手端末についての共同購入情報を対象外とする構成としてある。
【0031】
共同購入逆オークションサーバをこのような構成にすれば、買い手は、購入先として希望しない売り手が決定された場合に、共同購入を取りやめることができる。
このため、特定の売り手からの購入を望まない買い手も、安心して共同購入に参加することが可能となり、買い手の共同購入への参加を促進することが可能となる。
【0032】
本発明の請求項12記載の共同購入逆オークションプログラムは、インターネット上で、買い手が購入を希望する商品を決定して公開し、一般に広く共同購入者を募集した後、この共同購入に対して逆オークションを行う共同購入逆オークションプログラムであって、共同購入逆オークションサーバに、買い手端末から受信した商品名、購入希望数、共同購入条件、共同購入募集期間を含む共同購入情報をWebサイト上で公開させるとともに、他の買い手端末から当該共同購入への参加情報として購入希望数を含む共同購入情報を受信させ、共同購入募集期間が終了すると、共同購入情報にもとづき逆オークション情報を生成させて、この逆オークション情報をWebサイト上で公開させ、売り手端末から受信した入札情報に含まれる入札価格のうち最も低額のものを落札候補価格とし、かつ、逆オークション開催期間が終了すると、落札候補価格を落札価格に決定させて、当該落札価格を含む逆オークション終了通知を売り手端末及び買い手端末に送信させる構成としてある。
【0033】
共同購入逆オークションプログラムをこのような構成にすれば、共同購入逆オークションサーバに、買い手端末から送信されてきた共同購入情報にもとづき共同購入を募集させ、集まった共同購入に対して、逆オークションを実行させることができ、買い手と売り手の双方にとって、利用価値の高い共同購入逆オークションサーバを提供することが可能となる。
【0034】
本発明の請求項13記載の共同購入逆オークションプログラムは、インターネット上で、買い手が購入を希望する商品を決定して公開し、一般に広く共同購入者を募集した後、この共同購入に対して逆オークションを行う共同購入逆オークションプログラムであって、共同購入逆オークションサーバに、買い手端末から受信した商品名、購入希望数、共同購入条件、共同購入募集期間を含む共同購入情報をWebサイト上で公開させるとともに、他の買い手端末から当該共同購入への参加情報として購入希望数を含む共同購入情報を受信させ、共同購入募集期間が終了すると、共同購入情報にもとづき逆オークション情報を生成させて、この逆オークション情報をWebサイト上で公開させ、売り手端末から商品の仕様を含む入札情報を受信させ、逆オークション開催期間が終了すると、当該逆オークションの対象である共同購入に参加するすべての買い手端末へ、投票を促す通知を送信させるとともに、買い手端末から送信されてきた、購入を希望する売り手を希望購入先として有する投票情報にもとづいて、共同購入を落札する売り手を決定させる構成としてある。
【0035】
共同購入逆オークションプログラムをこのような構成にすれば、共同購入逆オークションサーバに、逆オークション開催期間の終了後、買い手端末からの投票情報にもとづいて、売り手の決定を行わせることができる。
このため、売り手の決定を、商品の仕様など入札価格以外の情報も考慮して行うことが可能となる。
【0036】
本発明の請求項14記載の共同購入逆オークションプログラムは、投票情報に、希望購入先が売り手として落札されなかったときは共同購入を辞退するという情報が含まれている場合、共同購入逆オークションサーバに、共同購入情報から当該投票情報を送信した買い手端末についての共同購入情報を共同購入の対象外とさせる構成としてある。
【0037】
共同購入逆オークションプログラムをこのような構成にすれば、共同購入逆オークションサーバに、買い手端末からの投票情報にもとづいて、売り手の決定を行わせた場合、さらに、その投票情報にもとづいて、買い手を共同購入の対象外とすることができる。
このため、買い手は、自分が購入を希望しない売り手が、落札者として決定した場合には、共同購入を取りやめることが可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。
[第一実施形態]
まず、本発明の第一実施形態の構成について、図1を参照して説明する。同図は、本実施形態の共同購入逆オークションシステムの構成を示すブロック図である。
【0039】
[共同購入逆オークションシステム]
図1に示すように、本実施形態の共同購入逆オークションシステムは、インターネット上で、買い手が購入を希望する商品を決定して公開し、一般に広く共同購入者を募集した後、この共同購入に対して逆オークションを行うものであり、共同購入逆オークションサイト1,通信回線2,買い手端末3,売り手端末4を有している。
[共同購入逆オークションサイト1]
共同購入逆オークションサイト1は、共同購入逆オークションサービスを提供するWebサイトであり、共同購入逆オークションサーバとして、WWWサーバ5とDBサーバ9を備え、さらにWWWサーバ5は、共同購入管理部6,逆オークション管理部7,システム管理部8を有している。
【0040】
[共同購入管理部6]
共同購入管理部6は、共同購入に関する処理を行うものであり、共同購入者情報登録部6a,買い手認証部6b,共同購入情報登録部6c,共同購入情報制御部6d,履歴管理部6eを有している。
共同購入者情報登録部6aは、買い手端末3から、買い手の名前,住所,配送先,連絡先,電子メールアドレス,決済方法等の買い手情報を受信すると、この買い手情報を共同購入者情報DB9bに格納する。また、買い手を認証するためのID及びパスワードを発行して、買い手端末3へ送信する。そして、この買い手の認証情報も共同購入者情報DB9bに格納し、上記買い手情報と合わせて、共同購入者情報として保管する。
【0041】
買い手認証部6bは、買い手端末3により入力され、共同購入逆オークションサイト1に送信されてきたID及びパスワードが、共同購入者情報DB9bに買い手のID及びパスワードとして登録されているかどうかを検索することにより買い手の認証を行う。
共同購入情報登録部6cは、ID及びパスワードを取得した買い手の買い手端末3から、共同購入を希望する商品の情報,購入希望数,共同購入募集期間,納期,その他の共同購入条件等の共同購入情報を受信して、共同購入情報DB9aに格納する。
【0042】
共同購入情報制御部6dは、共同購入における各種制御を実行するものであり、買い手端末3から送信されてきた共同購入情報における購入希望数を、共同購入情報DB9aに格納されている同一の共同購入の共同購入情報における購入希望数に加算して、共同購入情報DB9aに格納する。
また、買い手端末3からの要求にもとづいて、買い手端末3へ共同購入者情報及び共同購入情報を送信し、参照可能とするとともに、買い手端末3からの要求にもとづいて、その買い手の共同購入への参加のとりやめや、購入希望数の変更の登録を行う。
【0043】
さらに、共同購入募集期間が過ぎると、共同購入募集期間を過ぎた共同購入情報に対して新たに参加登録ができないように、共同購入への参加登録の受付を停止する。
そして、登録されている共同購入情報が共同購入条件を満たしているかを判定する。この判定としては、例えば、共同購入者情報における購入希望者数が、買い手により設定された最低共同購入数より多いか否かの判定が行われる。
【0044】
ここで、共同購入条件を満たしている場合は、Eメール発信部8bにより共同購入に参加した買い手全員のメールアドレスを共同購入者情報DB9bから抽出し、共同購入募集期間の終了及び逆オークション開始の旨を記したEメールを自動送信する。
共同購入条件を満たしていない場合は、Eメール発信部8bにより同様にして、共同購入不成立の旨を記したEメールを自動送信し、共同購入情報制御部6dは、共同購入情報DB9aから当該共同購入情報を削除する。
【0045】
加えて、共同購入情報制御部6dは、落札した売り手の売り手端末4の要求にもとづいて、共同購入情報DB9a及び共同購入者情報DB9bにおける情報を売り手端末4へ送信し、買い手の情報と買い手それぞれの購入希望数を参照可能とする。
履歴管理部6eは、上記購入情報を共同購入履歴情報DB9gに格納することにより、購入情報の履歴を管理する。
【0046】
[逆オークション管理部7]
逆オークション管理部7は、逆オークションに関する処理を行うものであり、売り手情報登録部7a,売り手認証部7b,入札情報登録部7c,逆オークション情報制御部7d,商品情報登録部7eを有している。
売り手情報登録部7aは、売り手端末4から売り手企業の企業名,住所,連絡先,電子メールアドレス等の売り手情報を受信して、売り手情報DB9dに格納する。また、それぞれの売り手企業にID及びパスワードを発行して、売り手情報に合わせて売り手情報DB9dに格納する。
【0047】
売り手認証部7bは、売り手端末4から送信されてきたID及びパスワードが、売り手情報DB9dに売り手のID及びパスワードとして登録されているかどうかを検索することにより売り手の認証を行う。
入札情報登録部7cは、売り手端末4から送信されてきた入札情報に含まれる入札価格と、逆オークション情報DB9c内の最新の落札候補価格とを比較し、入札価格が落札候補価格未満の場合に、入札価格を落札候補価格、入札した売り手を落札候補企業として、逆オークション情報DB9cに格納する。
【0048】
逆オークション情報制御部7dは、逆オークションにおける各種制御を実行するものであり、共同購入募集期間が終了し、共同購入情報が共同購入条件を満たす場合に、共同購入情報DB9aから共同購入情報を抽出し、この共同購入情報にもとづいて、商品名,購入希望数,納期等を有する逆オークション情報を生成し、これを逆オークション情報DB9cに格納して、逆オークションを開始状態とする。
また、Eメール発信部8bにより、共同購入逆オークションに参加している売り手企業の電子メールアドレスを売り手情報DB9dから抽出して、逆オークションを開始する旨を記したEメールを自動送信する。
さらに、逆オークション情報制御部7dは、売り手端末4の要求に応じて、逆オークション情報DB9cにおける逆オークション開催期間中の逆オークション情報を送信して、これを売り手に参照可能とする。
【0049】
加えて、逆オークション情報制御部7dは、逆オークション開催期間が過ぎると、逆オークション開催期間が過ぎた逆オークション情報に対して新たに入札ができないように、入札の受付を停止する。そして、その逆オークションに対して入札があったかどうかを判定し、入札した売り手企業が1社以上あった場合、逆オークション情報DB9c内の落札候補価格を落札価格とし、落札候補企業を落札企業とする。
【0050】
また、逆オークション情報制御部7dは、Eメール発信部8bにより、売り手情報DB9dから売り手企業の電子メールアドレスを抽出し、落札した旨を記したEメール(逆オークション終了通知:落札通知)を自動発信する。さらに、逆オークションに参加したが落札できなかった売り手企業に対しては、同様にして選外である旨を記したEメール(逆オークション終了通知:選外通知)を自動送信する。そして、共同購入者情報DB9bから共同購入に参加した買い手の電子メールアドレスを抽出し、落札企業名、落札価格の情報を含む逆オークション終了の旨を記したEメール(逆オークション終了通知:共同購入者への終了通知)を自動送信する。
【0051】
加えて、逆オークション情報制御部7dは、売り手端末4の要求に応じて、逆オークション情報DB9cにおける逆オークション開催期間中の逆オークション情報を送信して、売り手に参照可能とする。
商品情報登録部7eは、登録された売り手の売り手端末4から取引を希望する商品の情報を受信して、商品情報DB9fに格納する。
【0052】
[システム管理部8]
システム管理部8は、共同購入逆オークションシステムにおけるその他の一般的な処理を担当するものであり、時間制御部8a,Eメール発信部8bを有している。
時間制御部8aは、共同購入募集期間を管理し、現在日時が、共同購入者情報として登録された共同購入募集期間を経過したかどうかを判定する。また、逆オークション開催期間も管理し、現在日時が、逆オークション開催期間を経過したかどうかを判定する。
【0053】
なお、この逆オークション開催期間は、共同購入逆オークションサイト1において特定の期間をあらかじめ設定しておくようにすることができる。また、共同購入逆オークションサイト1により適宜変更可能としたり、ある共同購入について、その共同購入情報を最初に登録した買い手から送信され、逆オークション情報制御部7dにより逆オークション情報DB9cに登録しておくようにするなども可能である。
また、上述のように、逆オークション開催期間は、例えば、共同購入条件として、最初に所定の金額を下回る入札金額を入札した売り手に対して落札するという条件が定められているような場合には、逆オークションの開始から最初に所定の金額を下回る入札金額があるまでの期間となり、必ずしも一定の期間に限定されるものではない。
Eメール発信部8bは、共同購入情報制御部6dや逆オークション情報制御部7dの指示に従って、Eメールを所定の買い手や売り手の端末に送信する。
【0054】
[DBサーバ9]
DBサーバ9は、各種情報を保存するデータベースであり、共同購入情報DB9a,共同購入者情報DB9b,逆オークション情報DB9c,売り手情報DB9d,商品情報DB9f,共同購入履歴情報DB9gを有している。
共同購入情報DB9aは、共同購入を希望する商品の情報,購入希望数,共同購入募集期間,納期,その他の共同購入条件等の共同購入情報を記憶する。
共同購入者情報DB9bは、買い手の名前,住所,配送先,連絡先,電子メールアドレス,決済方法等の買い手情報と、買い手を認証するためのID及びパスワード等を共同購入者情報として記憶する。
【0055】
逆オークション情報DB9cは、商品名,購入希望数,納期等の逆オークション情報に、企業名,連絡先,入札価格等の入札情報を合わせて、逆オークション情報として記憶する。
売り手情報DB9dは、売り手企業の企業名,住所,連絡先,電子メールアドレス等の売り手情報に、売り手を認証するためのID及びパスワードを合わせて記憶する。
商品情報DB9fは、売り手が取引を希望する商品情報を記憶する。
共同購入履歴情報DB9gは、上記共同購入情報を履歴情報として記憶する。
【0056】
[通信回線2]
通信回線2は、従来公知の任意好適な公衆回線、商業回線又は専用回線を用いることができる。また共同購入逆オークションサイト1、買い手端末3、売り手端末4のそれぞれの間においては、同一又は別個の通信回線で構成することができる。
さらに、通信回線2は、共同購入逆オークションサイト1、買い手端末3、売り手端末4のそれぞれの間を、無線又は有線で接続可能な回線であり、例えば、公衆回線網、専用回線網、インターネット回線網及びイントラネット網により構成することができる。
【0057】
[買い手端末3]
買い手端末3は、共同購入を行う買い手が使用する端末であり、パーソナルコンピュータや、携帯電話、PHS、PDA等を用いることができる。
この買い手端末3は、通信回線2を介して共同購入逆オークションサイト1にアクセスし、共同購入者情報の登録や共同購入情報の登録を行う。
また、共同購入逆オークションサイト1から共同購入募集期間の終了及び逆オークション開始の旨を記したEメールや、共同購入不成立を通知するEメール等を受信する。
【0058】
さらに、共同購入逆オークションサイト1から交付された買い手のID及びパスワードにもとづいて、共同購入逆オークションサイト1の認証を受け、自分が登録した共同購入者情報及び共同購入情報を受信して表示する。
また、共同購入への参加の取りやめを共同購入逆オークションサイト1に登録したり、購入希望数の変更登録等を行う。
【0059】
[売り手端末4]
売り手端末4は、逆オークションに参加する売り手が使用する端末であり、パーソナルコンピュータや、携帯電話、PHS、PDA等を用いることができる。この売り手端末4は、通信回線2を介して共同購入逆オークションサイト1にアクセスし、売り手情報の登録や商品情報の登録を行う。
また、共同購入逆オークションサイト1から落札した旨を記したEメールや、逆オークション不成立を通知するEメール等を受信する。
【0060】
さらに、共同購入逆オークションサイト1から交付された売り手のID及びパスワードにもとづいて、共同購入逆オークションサイト1の認証を受け、逆オークション情報を参照して、入札情報を共同購入逆オークションサイト1へ登録する。
また、落札者の売り手端末4は、共同購入逆オークションサイト1から共同購入者情報を受信して表示し、落札者は、これを参照することができる。
この共同購入者情報の参照は、落札者の認証情報にもとづいて、落札者のみが行えるように制限することが好ましい。
【0061】
次に、本実施形態の共同購入逆オークションシステムにおける処理手順について、図2及び図3を参照して説明する。
図2は、本実施形態の共同購入逆オークションシステムにおける処理手順を示すフローチャート(前半)であり、図3は、同システムにおける処理手順を示すフローチャート(後半)である。
【0062】
まず、図2に示す動作の実行に先立って、共同購入逆オークションサイト1などにおいて、共同購入逆オークションシステムに参加する売り手の企業を広く募集し、それぞれの売り手企業等にIDとパスワードを交付する。
そして、WWWサーバ5の売り手情報登録部7aにより、これらのID及びパスワード、並びに売り手企業等の企業名、住所、連絡先、メールアドレスなどの売り手情報を、DBサーバ9の売り手情報DB9dに格納しておく。
【0063】
また、このようにして共同購入逆オークションサイト1に売り手情報が登録された売り手は、この共同購入逆オークションシステムにおいて販売を希望する自商品の情報を、WWWサーバ5の商品情報登録部7eによりDBサーバ9の商品情報DB9fに格納しておくことができる。
この事前の売り手情報や商品の情報登録は、売り手端末4から通信回線2を介して、共同購入逆オークションサイト1にアクセスして行うことができる。
なお、この売り手による登録は、必ずしも共同購入の前に実行しなければならないわけではなく、共同購入募集期間中や逆オークション開催期間中などにおいても随時実行可能とすることもできる。
【0064】
次に、買い手の操作により、買い手端末3は、通信回線2上の共同購入逆オークションサイト1にアクセスする。
そして、買い手端末3は、買い手の名前、住所、配送先、連絡先、メールアドレス、決済方法等の買い手情報を共同購入逆オークションサイト1に登録し、共同購入逆オークションサイト1から買い手を識別するためのIDとパスワードを取得する。
このとき、共同購入逆オークションサイト1におけるWWWサーバ5の共同購入者情報登録部6aは、買い手情報を共同購入者情報として、DBサーバ9の共同購入者情報DB9bに格納する(ステップA1)。
【0065】
IDとパスワードを取得した買い手は、共同購入情報として、共同購入を希望する商品の情報,購入希望数,共同購入募集期間,納期,最高購入価格,その他の共同購入条件を定め、買い手端末3は、この共同購入情報を入力して、共同購入逆オークションサイト1へ送信することにより登録する(ステップA2)。
このとき、WWWサーバ5の共同購入情報登録部6cは、この共同購入情報をDBサーバ9の共同購入情報DB9aに格納する。
【0066】
また、WWWサーバ5の履歴管理部6eは、共同購入情報の履歴を保存するため、上記共同購入情報を過去の登録情報として、DBサーバ9の共同購入履歴情報DB9gに格納する。
さらに、共同購入情報としての上記共同購入を希望する商品の情報については、買い手端末3が、共同購入情報登録時に新規に登録するほか、売り手が商品情報を登録した商品情報DB9eから選択したり、過去に自分が共同購入を行った商品を共同購入履歴情報DB9gから選択することができる。
このため、買い手による共同購入情報の登録にあたり、共同購入逆オークションサイト1は、その登録のためのWeb画面などにおいて、上記各DBにおける対象となる情報をリスト表示し、商品の選択入力を可能とすることが好ましい。
【0067】
一方、別の買い手により、その買い手端末3は、通信回線2上の共同購入逆オークションサイト1にアクセスし、共同購入募集期間中の共同購入情報を取得して表示することができ、別の買い手は、この共同購入情報を参照することができる(ステップA3)。
このとき、WWWサーバ5の共同購入情報制御部6dは、DBサーバ9の共同購入情報DB9a内における共同購入募集期間中の共同購入情報を抽出して、買い手端末3へ送信する。
【0068】
そして、共同購入条件が買い手の希望にあえば、買い手により、買い手端末3は、共同購入者情報として名前、住所、配送先、連絡先、メールアドレス、決済方法等を共同購入逆オークションサイト1に登録し、共同購入逆オークションサイト1から買い手を一意に識別するためのIDとパスワードを取得する(ステップA4)。
このとき、WWWサーバ5の共同購入者情報登録部6aは、上記共同購入者情報をDBサーバ9の共同購入者情報DB9bに格納する。なお、当該買い手の共同購入情報が既に共同購入者情報DB9bに登録済みである場合には、この手順は省略することが可能である。この場合、既に発行済みのID及びパスワードにより買い手の認証を実行して、買い手を特定するようにすることができる。
【0069】
さらに、買い手端末3は、共同購入情報として購入を希望する商品の購入希望数についても同様に、共同購入逆オークションサイト1に登録する(ステップA5)。
これに対して、WWWサーバ5の共同購入情報制御部6dは、DBサーバ9の共同購入情報DB9aに格納されている当該共同購入の対象である商品の購入希望数に、上記購入希望数を加算して、共同購入情報DB9aに保管する(ステップA6)。
共同購入逆オークションサイト1は、時間制御部8aで共同購入募集期間を管理しており、共同購入募集期間中は買い手端末3による共同購入者情報と共同購入情報の登録が繰り返される(ステップA3〜ステップA6)
【0070】
また、既に共同購入に参加している買い手により、その買い手端末3は、共同購入逆オークションサイト1にアクセスしてIDとパスワードを入力し、WWWサーバ5の買い手認証部6bにより共同購入逆オークションサイト1の認証を受けて、WWWサーバ5の共同購入情報制御部6dにより自分が登録した共同購入者情報と共同購入情報を、それぞれDBサーバ9の共同購入者情報DB9b及び共同購入情報DB9aから抽出して表示し、買い手に参照可能とすることができる。
さらに、買い手は、共同購入への参加のとりやめや、購入希望数の変更の登録を行うことができる。これらの情報は、買い手端末3から共同購入逆オークションサイト1へ送信され、共同購入情報制御部6dが、これに応じて共同購入情報DB9a等の内容を随時更新する。
【0071】
共同購入逆オークションサイト1は、時間制御部8aで共同購入募集期間を管理しており、各共同購入情報ごとに、それぞれ登録されている共同購入募集期間が過ぎたかどうかを判定する(ステップA7)。
そして、共同購入募集期間が過ぎると、共同購入情報制御部6dは、共同購入募集期間が過ぎた共同購入情報に対して新たに参加登録ができないように、共同購入への参加登録の受付を停止する(ステップA8)。
【0072】
さらに、共同購入情報制御部6dは、共同購入情報DB9aにもとづいて、上記共同購入情報が共同購入条件を満たしているかを判定する(ステップA9)。
例えば、共同購入者情報における購入希望者数が、買い手により設定された最低共同購入数より多いか否かが判定される。
そして、共同購入条件を満たしている場合、Eメール発信部8bは、共同購入に参加した買い手全員のメールアドレスを共同購入者情報DB9bから抽出して、そのメールアドレス宛に、共同購入募集期間の終了及び逆オークション開始の旨を記したEメールを自動送信する(ステップA10)。
【0073】
また、逆オークション情報制御部7dは、共同購入者情報DB9bから共同購入情報を抽出し、この共同購入情報にもとづいて、商品名、購入希望数、納期等の情報を有する逆オークション情報を生成し、これを逆オークション情報DB9cに格納して、逆オークションを開始状態とする(ステップA11)。
さらに、共同購入逆オークションサイト1に参加している売り手企業のメールアドレスを売り手情報DB9dから抽出して、そのメールアドレス宛に、逆オークションを開始する旨を記したEメールを自動送信する(ステップA12)。
【0074】
一方、共同購入募集期間を過ぎた時点で、例えば購入希望数が買い手の設定した最低共同購入数より少ないなど、買い手が設定した共同購入条件を満たしてしない場合、Eメール発信部8bは、共同購入を不成立として、共同購入に参加した買い手全員のメールアドレスを共同購入者情報DB9bから抽出し、そのメールアドレス宛に、共同購入不成立の旨を記したEメールを自動送信する(ステップA13)。
さらに、共同購入情報制御部6dは、共同購入情報DB9aから当該共同購入情報を削除する(ステップA14)。
【0075】
次に、図3に示すように、売り手により、売り手端末4は、通信回線2を介して共同購入逆オークションサイト1にアクセスし、交付されたIDとパスワードを用いて、WWWサーバ5の売り手認証部7bにより認証を受け、共同購入逆オークションサイト1にログインする(ステップB1)。
そして、売り手端末4は、共同購入逆オークションサイト1から、逆オークション情報を受信して表示し、売り手は、逆オークション情報を参照することが可能となる。(ステップB2)。このとき、WWWサーバ5の逆オークション情報制御部7dは、DBサーバ9の逆オークション情報DB9cから逆オークション開催期間中の逆オークション情報を抽出して売り手端末4へ送信する。
逆オークション情報を参照して、上記条件が売り手の希望に合い、商品の納入が可能であるならば、売り手により、売り手端末4は、入札情報として企業名、連絡先、入札価格等を入力して、共同購入逆オークションサイト1へ送信する(ステップB3)。
【0076】
これに対して、WWWサーバ5の入札情報登録部7cは、入札情報における入札価格と逆オークション情報DB9c内の最新の落札候補価格とを比較する(ステップB4)。
そして、入札情報登録部7cは、入札価格が落札候補価格未満の場合、入札価格を落札候補価格とし、入札した売り手を落札候補企業として、逆オークション情報DB9cに格納する。
すなわち、逆オークション情報DB9c内の落札候補価格及び落札候補企業の情報が更新される(ステップB5)。
入札価格が落札候補価格以上の場合は、当該処理を行わない。
【0077】
共同購入逆オークションサイト1は、時間制御部8aで逆オークション開催期間を管理しており、逆オークション開催期間が過ぎたかどうかを判定する(ステップB6)。
逆オークション開催期間が過ぎると、逆オークション情報制御部7dは、逆オークション開催期間が過ぎた逆オークション情報に対して新たに入札ができないように、入札の受付を停止する(ステップB7)。
【0078】
そして、逆オークション情報制御部7dは、その逆オークションに対して入札があったかを判定する(ステップB8)。
入札した売り手企業が1社以上あった場合、逆オークション情報制御部7dは、逆オークション情報DB9c内の落札候補価格を落札価格、落札候補企業を落札企業とする(ステップB9)。
そして、Eメール発信部8bは、売り手情報DB9dから落札企業のメールアドレスを抽出し、そのメールアドレス宛に、落札した旨を記したEメールを自動送信する(ステップB10)。
【0079】
また、Eメール発信部8bは、逆オークションに参加したが落札できなかった売り手に対しても、売り手情報DB9dからメールアドレスを抽出し、そのメールアドレス宛に、選外である旨を記したEメールを自動送信する(ステップB11)。
さらに、Eメール発信部8bは、共同購入者情報DB9bから前記共同購入に参加した買い手のメールアドレスを抽出し、そのメールアドレス宛に、落札企業名、落札価格の情報を含む逆オークション終了の旨を記したEメールを自動送信する(ステップB12)。
【0080】
次に、落札した売り手企業により、売り手端末4は、通信回線2を介して共同購入逆オークションサイト1にアクセスし、交付されたIDとパスワードを用いて、WWWサーバ5の売り手認証部7bにより認証を受け、共同購入逆オークションサイト1にログインする。
そして、この売り手端末4は、共同購入逆オークションサイト1から、買い手情報と買い手それぞれの購入希望数を受信して表示し、落札した売り手は、これらを参照することができる(ステップB13)。
このとき、共同購入情報制御部6dは、共同購入者情報DB9bと共同購入情報DB9a内の情報から、買い手情報と、買い手それぞれの購入希望数を抽出して、売り手端末4へ送信する。
この買い手情報等の参照は、落札者の認証情報にもとづいて、落札者のみが行えるように制限することが好ましい。
【0081】
一方、逆オークションの開催期間を終了した時点で、入札した売り手企業が1社もなかった場合、Eメール発信部8bは、共同購入者情報DB9bから当該共同購入に参加した買い手のメールアドレスを抽出し、そのメールアドレス宛に、逆オークションが成立しなかった旨をEメールで自動送信する(ステップB14)。
また、逆オークション情報制御部7dは、逆オークション情報DB9cから当該逆オークション情報を削除する(ステップB15)。
【0082】
以上説明したように、本実施形態の共同購入逆オークションシステムによれば、買い手は、共同購入という手法を用いて大量一括購入ができるため購入価格低減の効果を得ることができるとともに、共同購入の募集後にその情報を用いて逆オークションを開催するため、さらに逆オークションによる購入価格低減の効果を合わせて得ることが可能となる。
また、売り手は、大量の注文が一括で行われるため、受注、出荷に関わる作業工数の削減の効果を得ることが可能となる。
さらに、買い手は、商品の売り手を認識せずに、望みの商品について、インターネットを介して広く一般に共同購入者を募集し、その共同購入に対して、インターネットを介して広く一般に売り手を募集することも可能となる。
【0083】
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態の構成について、図4を参照して説明する。同図は、本実施形態の共同購入逆オークションシステムの構成を示すブロック図である。
本実施形態は、本発明の共同購入逆オークションシステムを、入札価格だけでは決定できないような逆オークションの形態にも適用できる点で第一実施形態と異なる。すなわち、本実施形態によれば、入札価格のみならず、商品の仕様情報等を売り手が提供し、これらの情報を利用して共同購入逆オークションを行うことが可能となる。
その他の点については、第一実施形態と同様であり、本実施形態のブロック図は、図1のブロック図の構成に加え、WWWサーバ5に投票情報登録部6fと投票情報制御部6gが、DBサーバ9に投票情報DB9eが備えられたものとなっている。
【0084】
投票情報登録部6fは、買い手端末3から送信されてきた購入を希望する売り手の選択情報を、希望購入先の投票情報として、投票情報DB9eに格納する。また、買い手が、自分が希望する売り手以外が選ばれた場合に、その共同購入を辞退するかどうかという情報についても、買い手端末3から受信して、上記投票情報に加えて投票情報DB9eに格納する。
投票情報制御部6gは、買い手端末3の要求に応じて、逆オークション情報DB9cにおける売り手企業の逆オークション情報を、買い手端末3へ送信する。そして、買い手にすべての売り手企業の、商品情報、その価格、売り手企業の情報等の逆オークション情報を参照可能とする。
【0085】
また、本実施形態における逆オークション情報制御部7dも、第一実施形態と同様に、逆オークション開催期間が過ぎると、逆オークション開催期間が過ぎた逆オークション情報に対して新たに入札ができないように、入札の受付を停止し、その逆オークションに対して入札があったかどうかを判定するが、その後の処理において、第一実施形態と異なっている。
【0086】
すなわち、本実施形態における逆オークション情報制御部7dは、入札した売り手企業が複数あった場合、Eメール発信部8bにより、共同購入者情報DB9bから共同購入に参加した買い手の電子メールアドレスを抽出し、逆オークションに複数の売り手企業が入札に参加したため投票を開始するという旨を記したEメールを自動送信する。
【0087】
また、入札した売り手企業が1社であった場合、逆オークション情報制御部7dは、逆オークション情報DB9c内の逆オークション情報を抽出して、逆オークション情報DB9c内の落札候補商品仕様を落札商品仕様と、落札候補価格を落札価格と、落札候補企業を落札企業とする。そして、Eメール発信部8bにより、売り手情報DB9dから落札企業の電子メールアドレスを抽出し、落札した旨をEメールで自動送信する。
【0088】
さらに、入札した売り手企業が1社もなかった場合、逆オークション情報制御部7dは、Eメール発信部8bにより、共同購入者情報DB9bから当該共同購入に参加した買い手の電子メールアドレスを抽出して、逆オークションが成立しなかった旨をEメールで自動送信する。そして、逆オークション情報制御部7dは、逆オークション情報DB9cから当該逆オークション情報を削除する。
その他の逆オークション情報制御部7dの機能については、第一実施形態と同様である。
投票情報DB9eは、各買い手により選択された希望購入先としての売り手を、投票情報として記憶する。また、各買い手が、自分が希望する売り手以外が選ばれた場合、その共同購入を辞退するかどうかという情報も合わせて投票情報として記憶する。
また、本実施形態における買い手端末3は、共同購入逆オークションサイト1にアクセスして認証を受け、逆オークション情報を参照して、上記投票情報を共同購入逆オークションサイト1に登録する。
【0089】
次に、本発明の第二実施形態について、図5及び図6を参照して説明する。図5は、本実施形態の共同購入逆オークションシステムにおける処理手順を示すフローチャート(前半)であり、図6は、同システムにおける処理手順を示すフローチャート(後半)である。
まず、図5に示すように、売り手により、売り手端末4は、通信回線2を介して共同購入逆オークションサイト1にアクセスし、交付されたIDとパスワードを用いて、WWWサーバ5の売り手認証部7bにより認証を受け、共同購入逆オークションサイト1にログインする(ステップC1)。
【0090】
そして、売り手端末4は、共同購入逆オークションサイト1から、逆オークション開催期間中の逆オークション情報を受信して表示し、売り手は、これを参照することができる(ステップC2)。
このとき、WWWサーバ5の逆オークション情報制御部7dは、逆オークション情報DB9c内の逆オークション開催期間中の逆オークション情報を抽出して、売り手端末4に送信する。
【0091】
逆オークション情報を参照して、上記条件が売り手の希望に合い、商品の納入が可能であるならば、売り手により、売り手端末4は、入札情報として企業名、連絡先、入札商品の詳細な仕様、入札価格等を入力し、共同購入逆オークションサイト1へ送信する(ステップC3)。
これに対して、WWWサーバ5の入札情報登録部7cは、受信した入札情報を逆オークション情報として逆オークション情報DB9cに格納する。
【0092】
共同購入逆オークションサイト1は、時間制御部8aで逆オークション開催期間を管理しており、逆オークション開催期間が過ぎたかどうかを判定する(ステップC4)。
逆オークション開催期間が過ぎると、逆オークション情報制御部7dは、逆オークション開催期間が過ぎた逆オークション情報に対して新たに入札ができないよう、入札の受付を停止する(ステップC5)。
そして、逆オークション情報制御部7dは、その逆オークションに対して入札があったかを判定する(ステップC6)。
また、入札した売り手企業が、複数かどうかについても判定する(ステップC7)。
【0093】
入札した売り手企業が1社もなかった場合、Eメール発信部8bは、共同購入者情報DB9bから当該共同購入に参加した買い手のメールアドレスを抽出し、そのメールアドレス宛に、逆オークションが成立しなかった旨をEメールで自動送信する(ステップC12)。
また、逆オークション情報制御部7dは、逆オークション情報DB9cから当該逆オークション情報を削除する(ステップC13)。
【0094】
入札した売り手企業が1社だった場合、逆オークション情報制御部7dは、逆オークション情報DB9c内の逆オークション情報を抽出し、この逆オークション情報における落札候補商品仕様、落札候補価格、落札候補企業をそれぞれ、落札商品仕様、落札価格、落札企業として決定する(ステップC8)。
そして、Eメール発信部8bは、売り手情報DB9dから落札企業のEメールアドレスを抽出し、そのメールアドレス宛に、落札した旨を記したEメールを自動送信する(ステップC9)。
さらに、Eメール発信部8bは、共同購入者情報DB9bから当該共同購入に参加した買い手のメールアドレスを抽出し、そのメールアドレス宛に、落札商品仕様、落札企業名、落札価格の情報を含む逆オークション終了の旨を記したEメールを自動送信する(ステップC10)。
【0095】
また、落札した売り手企業により、売り手端末4は、通信回線2を介して共同購入逆オークションサイト1にアクセスし、交付されたIDとパスワードを用いて、WWWサーバ5の売り手認証部7bにより認証を受け、共同購入逆オークションサイト1にログインする。
そして、その売り手端末4は、共同購入逆オークションサイト1から、買い手情報と買い手それぞれの購入希望数を受信して表示し、落札した売り手は、これらを参照することができる(ステップC11)。
このとき、WWWサーバ5の共同購入情報制御部6dは、DBサーバ9の共同購入情報DB9aと共同購入者情報DB9b内の情報から、買い手情報と買い手それぞれの購入希望数を抽出して売り手端末4へ送信する。
この買い手情報等の参照は、落札者の認証情報にもとづいて、落札者のみが行えるように制限することが好ましい。
【0096】
次に、入札した売り手企業が複数あった場合について、図6を参照して説明する。
この場合、Eメール発信部8bは、共同購入者情報DB9bから当該共同購入に参加した買い手のメールアドレスを抽出し、そのメールアドレス宛に逆オークションに複数の売り手企業が入札に参加したため投票を開始するという旨を記したEメールを自動送信する(ステップD1)。
【0097】
次に、買い手により、買い手端末3は、共同購入逆オークションサイト1にアクセスし、IDとパスワードを入力して、WWWサーバ5の買い手認証部6bにより認証を受けると(ステップD2)、逆オークション情報を受信して表示し、買い手は、売り手企業が入札したすべての逆オークション情報を参照することができる(ステップD3)。
このとき、WWWサーバ5の投票情報制御部6gは、DBサーバ9の逆オークション情報DBから逆オークション情報を抽出して、買い手端末3へ送信する。
【0098】
そして、買い手は、前記逆オークション情報を参照し、商品情報、価格、売り手企業等の逆オークション情報から購入を希望する売り手を選択し、買い手により、買い手端末3は、この売り手を希望購入先として投票する(ステップD4)。
このとき、その投票情報は、買い手端末3から共同購入逆オークションサイト1へ送信され、投票情報制御部6gは、投票情報DB9eにこれを格納する。
また、買い手は、自分が希望する売り手以外が選ばれた場合、その共同購入を辞退するかどうかを共同購入逆オークションサイト1に登録することができる。
この買い手が辞退するかどうかという情報についても、投票情報登録部6fが、投票情報として投票情報DB9eに格納する。
【0099】
共同購入逆オークションサイト1は、時間制御部8aで投票期間を管理しており、投票期間が過ぎたかどうかを判定する(ステップD5)。
投票期間が過ぎると、投票情報制御部6gは、投票期間が過ぎた逆オークション情報に対して新たに投票ができないよう、投票の受付を停止する(ステップD6)。
【0100】
そして、投票情報制御部6gは、一番投票数を集めた逆オークション情報を逆オークション情報DB9cから抽出し、抽出した逆オークション情報の落札候補商品仕様を落札商品仕様、落札候補価格を落札価格、落札候補企業を落札企業とする(ステップD7)。
また、投票情報制御部6gは、投票情報DB9eから買い手企業の投票情報を抽出し、辞退する買い手の購入希望数を除いて、最終的な共同購入数を決定する(ステップD8)。
【0101】
そして、Eメール発信部8bは、売り手情報DB9dから落札企業のメールアドレスを抽出し、そのメールアドレス宛に、落札した旨を記したEメールを自動送信する(ステップD9)。
また、Eメール発信部8bは、売り手情報DB9dから逆オークションに参加したが落札できなかった売り手企業のメールアドレスを抽出し、そのメールアドレス宛に、選外である旨を記したEメールを自動送信する(ステップD10)。
さらに、Eメール発信部8bは、共同購入者情報DB9bから当該共同購入に参加した買い手のメールアドレスを抽出し、そのメールアドレス宛に、落札企業名、落札価格の情報を含む逆オークション終了の旨を記したEメールを自動送信する(ステップD11)。
【0102】
また、落札した売り手企業により、売り手端末4は、通信回線2上の共同購入逆オークションサイト1にアクセスし、交付されたIDとパスワードを用いて、WWWサーバ5の売り手認証部7bにより認証を受け、共同購入逆オークションサイト1にログインする。
そして、その売り手端末4は、共同購入逆オークションサイト1から、買い手情報と買い手それぞれの購入希望数を受信して表示し、売り手は、これらを参照することができる(ステップD12)。
このとき、WWWサーバ5の共同購入情報制御部6dは、DBサーバ9の共同購入情報DB9aと共同購入者情報DB9b内の情報から、買い手情報と買い手それぞれの購入希望数を抽出して売り手端末4へ送信する。
この買い手情報等の参照は、落札者の認証情報にもとづいて、落札者のみが行えるように制限することが好ましい。
【0103】
以上説明したように、本実施形態の共同購入逆オークションシステムによれば、入札価格だけでは決定できない形態のオークションにおいて、共同購入に参加した者が全員、購入先を決定するための投票権を行使できるので、公明かつ透明性の高い逆オークションが実現できる。
また、買い手は、自分が希望しない売り手が決定した場合に、共同購入を辞退することができるため、このような投票権を行使可能な逆オークションと共同購入とを融合した場合に、共同購入者が、自分の望まない売り手から購入しなければならない場合が生じ得るという事態を適切に調整することが可能となる。
【0104】
上記の実施形態における各種情報の共同購入逆オークションサイト1への登録や、共同購入条件を満たしているか否かの判断、Eメールの自動送信等は、共同購入逆オークションプログラムにより実行される。
この共同購入逆オークションプログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送り、所定の処理、例えば、各種情報の共同購入逆オークションサイト1への登録処理や、共同購入条件を満たしているか否かの判断処理、Eメールの自動送信処理等を行わせる。
これによって、これらの処理は、共同購入逆オークションプログラムとコンピュータとが協働した共同購入逆オークションサーバなどにより実現される。
【0105】
なお、共同購入逆オークションプログラムは、コンピュータのROMやハードディスクに記憶させる他、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、外部記憶装置及び可搬記録媒体等に格納することができる。
外部記憶装置とは、磁気ディスク等の記録媒体を内蔵し、例えば共同購入逆オークションサーバなどに外部接続される記憶増設装置をいう。一方、可搬記録媒体とは、記録媒体駆動装置(ドライブ装置)に装着でき、かつ、持ち運び可能な記録媒体であって、例えば、CD−ROM、フレキシブルディスク、メモリカード、光磁気ディスク等をいう。
【0106】
そして、記録媒体に記録されたプログラムは、コンピュータのRAMにロードされて、CPUにより実行される。この実行により、上述した本実施形態の共同購入逆オークションサーバの機能が実現される。
さらに、コンピュータで共同購入逆オークションプログラムをロードする場合、他のコンピュータで保有された共同購入逆オークションプログラムを、通信回線を利用して自己の有するRAMや外部記憶装置にダウンロードすることもできる。
このダウンロードされた共同購入逆オークションプログラムも、CPUにより実行され、本実施形態の各種情報の共同購入逆オークションサイト1への登録処理や、共同購入条件を満たしているか否かの判断処理、Eメールの自動送信処理等を実現する。
【0107】
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、本発明の共同購入逆オークションサイト1における各構成を、併合又は分離したり、ある構成の一部の機能を他の構成の機能に融合させたり、あるいは第一実施形態の共同購入逆オークションシステムに、第二実施形態における買い手に共同購入の辞退を可能とする機能を組み合わせ、入札価格のみにもとづいて売り手が決定される場合であっても買い手が購入を辞退することを可能とするなど適宜変更することが可能である。
【0108】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、買い手は、共同購入という手法を用いて大量一括購入ができるため購入価格低減の効果を得ることができるとともに、共同購入の募集後にその情報を用いて逆オークションを開催するため、さらに逆オークションによる購入価格低減の効果を合わせて得ることが可能となる。
また、売り手は、大量の注文が一括で行われるため、受注、出荷に関わる作業工数の削減の効果を得ることが可能となる。
さらに、買い手は、商品の売り手を認識せずに、望みの商品について、インターネットを介して広く一般に共同購入者を募集し、集まった共同購入体に対して、インターネットを介して広く一般に売り手を募集することも可能となる。
【0109】
また、本発明によれば、売り手を入札価格以外の情報も考慮して、決定することもできる。その結果、価格のみでは比較できないような商品について、買い手は最終的に投票により売り手を決定することができるため、公明で透明性の高い逆オークションを実現することができ、かつ、逆オークションによる購入価格の低減効果を得ることができるとともに、買い手にとって最適な売り手を決定することも可能となる。
加えて、買い手は、自分が希望しない売り手が決定した場合に、共同購入を辞退することができるため、このような投票権を行使可能な逆オークションと共同購入とを融合した場合に、共同購入者が、自分の望まない売り手から購入しなければならない場合が生じ得るという事態を適切に調整することが可能となる。
【0110】
また、共同購入逆オークションプログラムは、コンピュータの各構成要素へ所定の指令を送ることにより、この各種情報の共同購入逆オークションサイトへの登録機能や、共同購入条件を満たしているか否かの判断機能、Eメールの自動送信機能等を実現させることができる。
これによって、これらの機能等は、共同購入逆オークションプログラムとコンピュータとが協働した共同購入逆オークションサーバにより実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の共同購入逆オークションシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第一実施形態の共同購入逆オークションシステムにおける処理手順を示すフローチャート(前半)である。
【図3】本発明の第一実施形態の共同購入逆オークションシステムにおける処理手順を示すフローチャート(後半)である。
【図4】本発明の第二実施形態の共同購入逆オークションシステムの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第二実施形態の共同購入逆オークションシステムにおける処理手順を示すフローチャート(前半)である。
【図6】本発明の第二実施形態の共同購入逆オークションシステムにおける処理手順を示すフローチャート(後半)である。
【符号の説明】
1 共同購入逆オークションサイト
2 通信回線
3 買い手端末
4 売り手端末
5 WWWサーバ
6 共同購入管理部
6a 共同購入者情報登録部
6b 買い手認証部
6c 共同購入情報登録部
6d 共同購入情報制御部
6e 履歴管理部
6f 投票情報登録部
6g 投票情報制御部
7 逆オークション管理部
7a 売り手情報登録部
7b 売り手認証部
7c 入札情報登録部
7d 逆オークション情報制御部
7e 商品情報登録部
8 システム管理部
8a 時間制御部
8b Eメール発信部
9 DBサーバ
9a 共同購入情報DB
9b 共同購入者情報DB
9c 逆オークション情報DB
9d 売り手情報DB
9e 投票情報DB
9f 商品情報DB
9g 共同購入履歴情報DB
Claims (14)
- 通信回線を介して、共同購入者を募集した後、この共同購入に対して逆オークションを行う共同購入逆オークションシステムであって、
購入を希望する商品を決定して、商品名、購入希望数、共同購入条件、共同購入募集期間を含む共同購入情報を共同購入逆オークションサーバに送信するとともに、他の買い手により登録された共同購入情報を共同購入逆オークションサーバから受信して、その共同購入に参加するために購入希望数を含む共同購入情報を前記共同購入逆オークションサーバに送信する二以上の買い手端末と、
前記買い手端末から受信した共同購入情報をWebサイト上で公開し、共同購入募集期間が終了すると、前記共同購入情報にもとづき逆オークション情報を生成して、この逆オークション情報をWebサイト上で公開し、売り手端末から受信した入札情報に含まれる入札価格のうち最も低額のものを落札候補価格とし、逆オークション開催期間が終了すると、前記落札候補価格を落札価格に決定して、当該落札価格を含む逆オークション終了通知を前記売り手端末に送信する前記共同購入逆オークションサーバと、
前記共同購入逆オークションサーバから前記逆オークション情報を受信して、前記入札情報を前記共同購入逆オークションサーバに送信する二以上の前記売り手端末と、
前記買い手端末、前記共同購入逆オークションサーバ、前記売り手端末を接続する通信回線と、を有する
ことを特徴とする共同購入逆オークションシステム。 - 前記買い手端末による購入を希望する商品の決定は、前記共同購入逆オークションサーバが履歴情報として保有する前記買い手端末により過去に購入された商品、若しくは前記売り手端末により前記共同購入逆オークションサーバに登録された商品にもとづいて、又は新たな商品を選択することによって行われる
ことを特徴とする請求項1記載の共同購入逆オークションシステム。 - 逆オークション開催期間が終了すると、前記共同購入逆オークションサーバが、当該逆オークションの対象である共同購入に参加するすべての前記買い手端末へ、前記落札価格を含む逆オークション終了通知を送信する
ことを特徴とする請求項1又は2記載の共同購入逆オークションシステム。 - 前記入札情報に、入札価格のほか、商品の仕様が含まれ、
逆オークション開催期間が終了すると、
前記共同購入逆オークションサーバが、当該逆オークションの対象である共同購入に参加するすべての前記買い手端末へ、投票を促す通知を送信し、
前記買い手端末が、購入を希望する売り手を希望購入先として有する投票情報を前記共同購入逆オークションサーバへ送信し、
前記共同購入逆オークションサーバが、前記投票情報にもとづいて、前記共同購入を落札する売り手を決定する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の共同購入逆オークションシステム。 - 前記買い手端末が、前記希望購入先が売り手として落札されなかったときに前記共同購入を辞退するか否かという情報を前記投票情報に含めて前記共同購入逆オークションサーバに送信し、
前記共同購入逆オークションサーバが、前記希望購入先が売り手として落札されなかった場合であって、前記買い手端末からの前記投票情報に、前記共同購入を辞退するという情報が含まれているときは、前記共同購入情報における当該買い手端末についての共同購入情報を共同購入の対象外とする
ことを特徴とする請求項4記載の共同購入逆オークションシステム。 - 通信回線を介して、共同購入者を募集した後、この共同購入に対して逆オークションを行う共同購入逆オークション方法であって、
買い手端末が、購入を希望する商品を決定して、商品名、購入希望数、共同購入条件、共同購入募集期間を含む共同購入情報を共同購入逆オークションサーバに送信し、
前記共同購入逆オークションサーバが、前記買い手端末から受信した前記共同購入情報をWebサイト上で公開し、
他の買い手端末が、前記共同購入情報を前記共同購入逆オークションサーバから受信して、その共同購入に参加するために購入希望数を含む共同購入情報を前記共同購入逆オークションサーバに送信し、
前記共同購入逆オークションサーバが、共同購入募集期間が終了すると、前記共同購入情報にもとづき逆オークション情報を生成して、この逆オークション情報をWebサイト上で公開し、
売り手端末が、前記共同購入逆オークションサーバから前記逆オークション情報を受信して、入札情報を前記共同購入逆オークションサーバに送信し、
前記共同購入逆オークションサーバが、前記入札情報に含まれる入札価格のうち最も低額のものを落札候補価格とし、かつ、逆オークション開催期間が終了すると、前記落札候補価格を落札価格に決定する
ことを特徴とする共同購入逆オークション方法。 - 通信回線を介して、共同購入者を募集した後、この共同購入に対して逆オークションを行う共同購入逆オークション方法であって、
買い手端末が、購入を希望する商品を決定して、商品名、購入希望数、共同購入条件、共同購入募集期間を含む共同購入情報を共同購入逆オークションサーバに送信し、
前記共同購入逆オークションサーバが、前記買い手端末から受信した前記共同購入情報をWebサイト上で公開し、
他の買い手端末が、前記共同購入情報を前記共同購入逆オークションサーバから受信して、その共同購入に参加するために購入希望数を含む共同購入情報を前記共同購入逆オークションサーバに送信し、
前記共同購入逆オークションサーバが、共同購入募集期間が終了すると、前記共同購入情報にもとづき逆オークション情報を生成して、この逆オークション情報をWebサイト上で公開し、
売り手端末が、前記共同購入逆オークションサーバから前記逆オークション情報を受信して、商品の仕様を含む入札情報を前記共同購入逆オークションサーバに送信し、
前記共同購入逆オークションサーバが、逆オークション開催期間が終了すると、当該逆オークションの対象である共同購入に参加するすべての前記買い手端末へ、投票を促す通知を送信し、
前記買い手端末が、購入を希望する売り手を希望購入先として有する投票情報を前記共同購入逆オークションサーバへ送信し、
前記共同購入逆オークションサーバが、前記投票情報にもとづいて、前記共同購入を落札する売り手を決定する
ことを特徴とする共同購入逆オークション方法。 - 前記買い手端末が、前記希望購入先が売り手として落札されなかったときに前記共同購入を辞退するか否かという情報を前記投票情報に含めて前記共同購入逆オークションサーバに送信し、
前記共同購入逆オークションサーバが、前記希望購入先が売り手として落札されなかった場合であって、前記買い手端末からの前記投票情報に、前記共同購入を辞退するという情報が含まれているときは、前記共同購入情報における当該買い手端末についての共同購入情報を共同購入の対象外とする
ことを特徴とする請求項7記載の共同購入逆オークション方法。 - インターネット上で、買い手が購入を希望する商品を決定して公開し、一般に広く共同購入者を募集した後、この共同購入に対して逆オークションを行う共同購入逆オークションサーバであって、
買い手端末から受信した商品、購入希望数、共同購入条件、共同購入募集期間を含む共同購入情報を共同購入情報DBに登録する共同購入情報登録部と、
前記共同購入情報をWebサイト上で公開し、かつ、他の買い手端末から受信した、購入希望数を含む共同購入への参加情報を共同購入情報として前記共同購入情報DBに登録する共同購入情報制御部と、
共同購入募集期間が終了すると、事前に売り手情報DBに登録されている売り手の売り手端末に、逆オークション開始通知を送信するとともに、当該逆オークションが終了すると、落札価格を含む逆オークション終了通知を、前記売り手端末及び前記買い手端末に送信するEメール発信部と、
売り手端末から送信されてきた入札情報を逆オークション情報DBに登録する入札情報登録部と、
Webサイト上で前記逆オークション情報を公開するとともに、前記入札情報に含まれる入札価格のうち最も低額のものを落札候補価格とし、逆オークショ募集期間が終了すると、前記落札候補価格を落札価格に決定する逆オークション情報制御部と、を有する
ことを特徴とする共同購入逆オークションサーバ。 - 前記Eメール発信部が、前記逆オークション開催期間が終了すると、当該逆オークションの対象である共同購入に参加するすべての前記買い手端末へ、投票を促す通知を送信し、
前記逆オークション情報制御部が、前記買い手端末から送信されてきた、購入を希望する売り手を希望購入先として有する投票情報にもとづいて、前記共同購入を落札する売り手を決定する
ことを特徴とする請求項9記載の共同購入逆オークションサーバ。 - 前記投票情報に、前記希望購入先が売り手として落札されなかったときは前記共同購入を辞退するという情報が含まれている場合、
前記逆オークション情報制御部が、前記共同購入情報から当該投票情報を送信した前記買い手端末についての共同購入情報を対象外とする
ことを特徴とする請求項10記載の共同購入逆オークションサーバ。 - インターネット上で、買い手が購入を希望する商品を決定して公開し、一般に広く共同購入者を募集した後、この共同購入に対して逆オークションを行う共同購入逆オークションプログラムであって、
共同購入逆オークションサーバに、
前記買い手端末から受信した商品名、購入希望数、共同購入条件、共同購入募集期間を含む共同購入情報をWebサイト上で公開させるとともに、他の買い手端末から当該共同購入への参加情報として購入希望数を含む共同購入情報を受信させ、
共同購入募集期間が終了すると、前記共同購入情報にもとづき逆オークション情報を生成させて、この逆オークション情報をWebサイト上で公開させ、
売り手端末から受信した入札情報に含まれる入札価格のうち最も低額のものを落札候補価格とし、かつ、逆オークション開催期間が終了すると、前記落札候補価格を落札価格に決定させて、当該落札価格を含む逆オークション終了通知を前記売り手端末及び前記買い手端末に送信させる
ことを実行させるための共同購入逆オークションプログラム。 - インターネット上で、買い手が購入を希望する商品を決定して公開し、一般に広く共同購入者を募集した後、この共同購入に対して逆オークションを行う共同購入逆オークションプログラムであって、
共同購入逆オークションサーバに、
前記買い手端末から受信した商品名、購入希望数、共同購入条件、共同購入募集期間を含む共同購入情報をWebサイト上で公開させるとともに、他の買い手端末から当該共同購入への参加情報として購入希望数を含む共同購入情報を受信させ、
共同購入募集期間が終了すると、前記共同購入情報にもとづき逆オークション情報を生成させて、この逆オークション情報をWebサイト上で公開させ、
売り手端末から商品の仕様を含む入札情報を受信させ、
逆オークション開催期間が終了すると、当該逆オークションの対象である共同購入に参加するすべての前記買い手端末へ、投票を促す通知を送信させるとともに、前記買い手端末から送信されてきた、購入を希望する売り手を希望購入先として有する投票情報にもとづいて、前記共同購入を落札する売り手を決定させる
ことを特徴とする共同購入逆オークションプログラム。 - 前記投票情報に、前記希望購入先が売り手として落札されなかったときは前記共同購入を辞退するという情報が含まれている場合、
前記共同購入逆オークションサーバに、前記共同購入情報から当該投票情報を送信した前記買い手端末についての共同購入情報を共同購入の対象外とさせる
ことを特徴とする請求項13記載の共同購入逆オークションプログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003058811A JP2004272367A (ja) | 2003-03-05 | 2003-03-05 | 共同購入逆オークションシステム、方法、サーバ、及びプログラム |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011503694A (ja) * | 2007-11-02 | 2011-01-27 | イーベイ ジーマーケット シーオー.エルティーディー. | 付加注文書式を用いてオンラインオープンマーケットで商品取引の多様性をサポートする電子商取引方法及びシステム |
US10108712B2 (en) | 2014-11-19 | 2018-10-23 | Ebay Inc. | Systems and methods for generating search query rewrites |
US10599733B2 (en) | 2014-12-22 | 2020-03-24 | Ebay Inc. | Systems and methods for data mining and automated generation of search query rewrites |
WO2023058307A1 (ja) * | 2021-10-07 | 2023-04-13 | 株式会社カウシェ | 共同購入方法、プログラム、サーバ端末、共同購入システム |
-
2003
- 2003-03-05 JP JP2003058811A patent/JP2004272367A/ja active Pending
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