JP2004265302A - 観測データ処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来は、観測データの相関処理を行うまで相当の時間がかかり、観測時のリアルタイムでの相関処理が行われないために、そのデータが有効な結果であるか判断できるまで長い時間を費やすことになる問題があった。
【解決手段】ネットワークが構築されている2局以上の観測局から観測データと共に観測時刻情報をデータ処理局へ伝送し、データ処理局は伝送されてきた観測時刻情報から各観測データ間の伝搬遅延差を算出して初期遅延量として格納し、相関処理時に、格納された前記初期遅延量を相関器へ送出することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】ネットワークが構築されている2局以上の観測局から観測データと共に観測時刻情報をデータ処理局へ伝送し、データ処理局は伝送されてきた観測時刻情報から各観測データ間の伝搬遅延差を算出して初期遅延量として格納し、相関処理時に、格納された前記初期遅延量を相関器へ送出することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超長基線電波干渉法(VLBI)による観測等における観測データの処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の超長基線電波干渉法(VLBI)による観測では、図8に示す如く、100Km以上遠く離れた観測局101、102の電波望遠鏡で観測したデータをそれぞれ磁気テープ103、104に記録し、各観測局101、102からそれら磁気テープ103、104をデータ処理局105に輸送する。
【0003】
データ処理局5では、全観測局からの磁気テープ103、104が到着次第直ちに観測データを再生して相関処理を行って測定値を得る(例えば非特許文献1)。
【0004】
【非特許文献1】
高橋富士信、近藤哲朗 高橋幸雄著「VLBI技術」オーム社発行、第49頁から第115頁
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来技術によると、観測データの相関処理を行うまで相当の時間がかかり、観測時のリアルタイムでの相関処理が行われないために、そのデータが有効な結果であるか判断できるまで長い時間を費やすことになる。
そのため、有効な観測データが即時に得られないのに加えて、有効なデータが得られなかった場合、再実験を行うまで相当な時間が経過してしまうという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、ネットワークが構築されている2局以上の観測局から観測データと共に観測時刻情報をデータ処理局へ伝送し、データ処理局は伝送されてきた観測時刻情報から各観測データ間の伝搬遅延差を算出して初期遅延量として格納し、相関処理時に、格納された前記初期遅延量を相関器へ送出する観測データ処理方法とした。
【0007】
さらに、上記の観測データ処理方法において、上記観測時刻データは、観測時刻を示すタイムスタンプと、そのタイムスタンプで示す同時刻においてさらに識別するための番号情報とから構成されることを特徴とする観測データ処理方法とした。
さらに、上記の観測データ処理方法において、各観測局から伝送されてきた観測時刻情報を比較する比較部を設け、その比較の結果、時刻の差が相関器の遅延追尾能力の範囲以内であれば観測データをそのまま相関器へ送り、範囲外であれば伝搬遅延差を算出して初期遅延量として格納し、相関器処理時に、その格納された初期遅延量を相関器へ送出することを特徴とする観測データ処理方法とした。
【0008】
さらに、上記の観測データ処理方法において、ネットワーク上を伝搬するパケットにパケット番号を付加し、パケットの紛失があった場合、紛失したパケットを検出し、ランダムデータを生成して紛失したデータを復元することを特徴とする観測データ処理方法とした。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態例を図面を用いて説明する。
第1実施の形態例
図1は系統図である。図において、1は電波望遠鏡で観測を行う観測局、2も、電波望遠鏡で観測を行う観測局であり、それぞれ必要に応じて高精度クロック等のオプション部品を有している。
【0010】
観測局1には観測データを送る光出力部3と観測データを受ける光入力部4があり、観測局2には観測データを送る二つの光出力部5、6を有する。
7はデータの相関処理を行うデータ処理局であり、観測データを受ける光入力部8、9を有し、それら光入力部8、9はそれぞれ固定遅延を挿入する固定遅延回路10、11を介して相関器12に接続してデータの相関処理を行うことができる。
【0011】
したがって、上記観測局1の光出力部3とデータ処理局7の光入力部8は接続し、上記観測局2の光出力部5とデータ処理局7の光入力部9も接続する。さらに、上記観測局2の光出力部6と観測局1の光入力部4を接続する。この接続により、観測局でも相関器を設置することにより、相関処理をすることが可能になる。以上によってネットワークが構成される。
【0012】
図2はUDP(User Datagram Protocol)/IP(Internet Protocol)パケットフォーマットを示し、パケットの番号を示すパケット番号、IPヘッダ、UDPヘッダ、時刻情報を示すseq番号、タイムスタンプおよび観測データをビットデータとして割り当てる。
上記タイムスタンプとseq番号の関係は、図3に示す如く、タイムスタンプは観測時刻として秒まで表し、seq番号は、タイムスタンプが同一(秒まで同じ時刻)の複数の観測データについてさらに細かく区分するための番号で、例えば1秒を5.6μsで分割してタイムスタンプが0秒でseq番号の異なるデータは225個ある。
【0013】
なお、タイムスタンプは「年月日時分秒」を示し、seq番号は8バイトのデータ毎に1更新するものとする。
図4は、図2のUDP/IPパケットフォーマットからATM(Asynchronous Transfer Mode)セルを構築する方法を示す。
図2のUDP/IPパケットフォーマットを48バイト毎に区切り、5バイトのセルヘッダを付加する。そのセルヘッダのPTIビットは最終セル以外を”000”とし、最終セルのみを”001”とする。
【0014】
以下に上記光ネットワーク構成の作用を説明する。
観測局1では観測したデータから図2に示すUDP/IPパケットフォーマットを構成し、さらに図4に示すATMセルにマッピングを行い、データ処理局7に伝送する。
データ処理局7によって相関処理を正しく行うためには、データ処理局7に入力される観測局1および観測局2からのそれぞれの観測データの時刻情報が、相関器12のもつ遅延追尾能力の範囲内に収斂している必要がある。
【0015】
そのために、データ処理局7の光入力部8、9から入力したネットワークデータを相関器12に出力する際、観測局1および観測局2から伝送するために発生するネットワークでの遅延を相関器12の遅延追尾能力の範囲内に遅延吸収を行う。
観測局1あるいは観測局2からデータ処理局7に伝送するネットワークデータには図2に示すようにUDP/IPパケットフォーマットにseq番号とタイムスタンプが格納されている。
【0016】
予め観測局1および観測局2からデータ処理局7にデータを伝送して観測局1および観測局2のseq番号とタイムスタンプを読み取り、それぞれのseq番号とタイムスタンプの差分をseq番号とタイムスタンプの早い側に設定する。例えば、観測局1からのデータが、seq番号=123456、タイムスタンプ=2002年1月2日3時4分56秒で、観測局2からのデータが、seq番号=123457、タイムスタンプ=2002年1月2日3時4分56秒であったら、固定遅延回路10に1の初期遅延量を格納しておく。データ処理時には、この予め初期遅延量として格納された値を固定的な遅延量として付加することにより、この遅延量分だけ光入力部8に入力された観測データ(時間的に早く入力されたデータ)を遅らせて相関器12へ送ることによりデータの相関処理が行われることになる。
【0017】
以上の実施の形態例によると、観測局が2局以上の場合、それぞれの観測局からデータ処理局との伝送遅延が一定でないために発生する遅延差を、予め初期遅延量として格納しておき、データ処理時に、初期遅延量として格納したデータ値の分だけ観測データを遅らせて相関器に送るようにしたことにより、相関器のもつ遅延追尾能力の範囲内に収斂させることができ、リアルタイムに相関処理が可能となる。
【0018】
遅延ネットワークが原因で発生し、同じ観測局からの遅延は毎回同じ時間だけ遅延するので、一度遅延差を固定的な遅延量として格納しておくことにより、同じ観測局からの観測データについて2回目以降は遅延差を設定しなくてもリアルタイムな相関処理が可能である。
第2実施の形態例
系統図を図5に示す。
【0019】
図において、7はデータ処理局であり、8は光入力部、9は光入力部、10、11は固定遅延回路、12は相関器、13、14はタイムスタンプとseq番号の読取部、15は比較部である。データ処理局7以外は図1と同様である。
観測局1では観測したデータから図2に示すUDP/IPパケットフォーマットを構成し、さらに図4に示すATMセルにマッピングを行い、データ処理局7に伝送する。
【0020】
同様に、観測局2では観測したデータから図2に示すUDP/IPパケットフォーマットを構成し、さらに図4に示すATMセルにマッピングを行い、データ処理局7に伝送する。
データ処理局7にてリアルタイムに相関処理を行うためには、データ処理局7に入力される観測局1および観測局2からの観測データに時刻情報が含まれており、その時刻情報を比較し、一致することでリアルタイムな相関処理を可能にする。
【0021】
つまり、観測局1あるいは観測局2からデータ処理局7に伝送するネットワークデータには図2に示すようにUDP/IPパケットフォーマットにseq番号とタイムスタンプが格納されている。
そこで、図6の流れ図に示す如く、データ観測時に、観測局1および観測局2から伝送されるデータに含まれているseq番号とタイムスタンプを読取部13、14で読み取り、それぞれのseq番号と時刻データがデータ処理局7の遅延追尾能力の範囲内に遅延吸収可能なseq番号と時刻データであるか比較部15で比較確認を行う。
【0022】
比較結果が遅延追尾能力の範囲内に納まっている場合は、遅延吸収を行うことでリアルタイムに相関処理が可能になる。
遅延追尾能力の範囲内に納まっていない場合には、第1実施の形態例に示した方法により固定遅延回路10、11により初期遅延量として格納して相関処理を行う。
【0023】
第3実施の形態例
系統図を図7に示す。
図において、7はデータ処理局であり、8は光入力部、9は光入力部、10、11は固定遅延回路、12は相関器、16はセル紛失検出回路、17はパケット復元回路である。データ処理局7以外は図1と同様である。
【0024】
観測局1では観測したデータから図2に示すUDP/IPパケットフォーマットを構成し、さらに図4に示すATMセルにマッピングを行い、データ処理局7に伝送する。
同様に、観測局2では観測したデータから図2に示すUDP/IPパケットフォーマットを構成し、さらに図4に示すATMセルにマッピングを行い、データ処理局7に伝送する。
【0025】
UDP/IPパケットフォーマットに示すパケット番号は送信するパケット毎に1から昇順に付加する。
観測局1あるいは観測局2によってATMセルにマッピングしたデータをデータ処理局7で図2に示すUDP/IPパケットフォーマットに再構築する。
観測局1あるいは観測局2では、AAL5(ATM Adaptation Layer type 5)のセルヘッダのPTI(Payload TypeIdentifier)フィールドを用いて、最後尾の識別を行う機能を有することを利用して、図4に示すようにUDP/IPパケットフォーマットを48バイト毎に区切り、5バイトのセルヘッダを付加する。セルヘッダのPTIビットは、最終セル以外を「000」とし、最終セルのみ「001」とする。
【0026】
以下に最後尾セルを識別する手順を述べる。
観測局1あるいは観測局2では、各セルの48バイトのユーザデータ領域に、順次UDP/IPパケットを展開して送信する。UDP/IPパケットは48バイトの整数倍になるように0データにてパッディングする。
データ処理局7では、先頭セルのIPヘッダから導出したパケット長に到達するまで引き続いて到着するセルのユーザデータを連結してパケットを組み立てる。
【0027】
なお、組み立て中に紛失するセルはその紛失条件により、2通りの場合が考えられる。第1に、パケット長に到達する前に当該パケットの最後尾セルが到着した場合、セル紛失が発生したとみなし、組み立て中のパケットを破棄する。第2に、パケット長に到達したにも関わらず最後尾セルが到着しなかった場合は、セル紛失が発生したとみなし、組み立て中のパケットおよび最後尾セルまでのセルを破棄する。
【0028】
第3実施の形態例においてはセルの紛失により、パケットが構築できなかった場合は、図7に示すデータ処理局によって処理する。
そこで、セル紛失検出回路16がセルの紛失を検出すると、パケットが正常に構築できたパケットの先頭に付加しているパケット番号を検査してパケット番号の差分のパケットに相当するデータ量を、例えばモンテカルロ法を用いたランダムデータ生成機能のパケット復元回路17により生成し、紛失データを復元する。例えば、最初に構築したパケットのパケット番号が10で、次に構築したパケットのパケット番号が12の場合には、2パケットが紛失したとして、2パケット分のデータ量をランダムデータにより復元する。
【0029】
以上の実施の形態例によると、ネットワークを伝搬する際に、パケットの紛失があった場合、パケットにパケット番号を付加することによって紛失したパケットを検出する手段を設け、パケットが紛失した場合は、例えばモンテカルロ法を用いたランダムデータを生成して紛失したデータを復元することで連続して伝送することにより、観測データをノイズ(ホワイトノイズ)として受信することができる。
【0030】
加えて、観測データとseq番号、タイムスタンプ(時間)との一致関係を崩すことなくリアルタイムで相関処理をすることが可能になる。
【0031】
【発明の効果】
以上詳細に説明した本発明によると、観測局が2局以上の場合、それぞれの観測局からデータ処理局との伝送遅延が一定でないために発生する遅延差を、予め初期遅延量としてデータとして格納しておき、データ観測時には、その予め初期遅延量として格納したデータ値を固定的な遅延量として付加することにより、データ処理局内の相関器のもつ遅延追尾能力の範囲内に収斂させることでリアルタイムに相関処理を行うことができる効果を有する。
【0032】
また、パケットにパケット番号を付加することによって紛失したパケットを検出する手段を設け、パケットが紛失した場合は、紛失したデータを復元することで連続して伝送することにより、観測データを削除することなく受信することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態例を示す系統図
【図2】UDP/IPパケットフォーマット
【図3】タイムスタンプとseq番号の説明図
【図4】UDP/IPパケットとATMセルのマッピング
【図5】第2実施の形態例を示す系統図
【図6】作用を説明する流れ図
【図7】第3実施の形態例を示す系統図
【図8】従来例の説明図
【符号の説明】
1 観測局
2 観測局
3 観測局1の光出力部
4 観測局1の光入力部
5、6 観測局2の光出力部
7 データ処理局
8、9 データ処理局の光入力部
10、11 固定遅延回路
12 相関器
13、14 読取部
15 比較部
16 セル紛失検出回路
17 パケット復元回路
【発明の属する技術分野】
本発明は、超長基線電波干渉法(VLBI)による観測等における観測データの処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の超長基線電波干渉法(VLBI)による観測では、図8に示す如く、100Km以上遠く離れた観測局101、102の電波望遠鏡で観測したデータをそれぞれ磁気テープ103、104に記録し、各観測局101、102からそれら磁気テープ103、104をデータ処理局105に輸送する。
【0003】
データ処理局5では、全観測局からの磁気テープ103、104が到着次第直ちに観測データを再生して相関処理を行って測定値を得る(例えば非特許文献1)。
【0004】
【非特許文献1】
高橋富士信、近藤哲朗 高橋幸雄著「VLBI技術」オーム社発行、第49頁から第115頁
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来技術によると、観測データの相関処理を行うまで相当の時間がかかり、観測時のリアルタイムでの相関処理が行われないために、そのデータが有効な結果であるか判断できるまで長い時間を費やすことになる。
そのため、有効な観測データが即時に得られないのに加えて、有効なデータが得られなかった場合、再実験を行うまで相当な時間が経過してしまうという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、ネットワークが構築されている2局以上の観測局から観測データと共に観測時刻情報をデータ処理局へ伝送し、データ処理局は伝送されてきた観測時刻情報から各観測データ間の伝搬遅延差を算出して初期遅延量として格納し、相関処理時に、格納された前記初期遅延量を相関器へ送出する観測データ処理方法とした。
【0007】
さらに、上記の観測データ処理方法において、上記観測時刻データは、観測時刻を示すタイムスタンプと、そのタイムスタンプで示す同時刻においてさらに識別するための番号情報とから構成されることを特徴とする観測データ処理方法とした。
さらに、上記の観測データ処理方法において、各観測局から伝送されてきた観測時刻情報を比較する比較部を設け、その比較の結果、時刻の差が相関器の遅延追尾能力の範囲以内であれば観測データをそのまま相関器へ送り、範囲外であれば伝搬遅延差を算出して初期遅延量として格納し、相関器処理時に、その格納された初期遅延量を相関器へ送出することを特徴とする観測データ処理方法とした。
【0008】
さらに、上記の観測データ処理方法において、ネットワーク上を伝搬するパケットにパケット番号を付加し、パケットの紛失があった場合、紛失したパケットを検出し、ランダムデータを生成して紛失したデータを復元することを特徴とする観測データ処理方法とした。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態例を図面を用いて説明する。
第1実施の形態例
図1は系統図である。図において、1は電波望遠鏡で観測を行う観測局、2も、電波望遠鏡で観測を行う観測局であり、それぞれ必要に応じて高精度クロック等のオプション部品を有している。
【0010】
観測局1には観測データを送る光出力部3と観測データを受ける光入力部4があり、観測局2には観測データを送る二つの光出力部5、6を有する。
7はデータの相関処理を行うデータ処理局であり、観測データを受ける光入力部8、9を有し、それら光入力部8、9はそれぞれ固定遅延を挿入する固定遅延回路10、11を介して相関器12に接続してデータの相関処理を行うことができる。
【0011】
したがって、上記観測局1の光出力部3とデータ処理局7の光入力部8は接続し、上記観測局2の光出力部5とデータ処理局7の光入力部9も接続する。さらに、上記観測局2の光出力部6と観測局1の光入力部4を接続する。この接続により、観測局でも相関器を設置することにより、相関処理をすることが可能になる。以上によってネットワークが構成される。
【0012】
図2はUDP(User Datagram Protocol)/IP(Internet Protocol)パケットフォーマットを示し、パケットの番号を示すパケット番号、IPヘッダ、UDPヘッダ、時刻情報を示すseq番号、タイムスタンプおよび観測データをビットデータとして割り当てる。
上記タイムスタンプとseq番号の関係は、図3に示す如く、タイムスタンプは観測時刻として秒まで表し、seq番号は、タイムスタンプが同一(秒まで同じ時刻)の複数の観測データについてさらに細かく区分するための番号で、例えば1秒を5.6μsで分割してタイムスタンプが0秒でseq番号の異なるデータは225個ある。
【0013】
なお、タイムスタンプは「年月日時分秒」を示し、seq番号は8バイトのデータ毎に1更新するものとする。
図4は、図2のUDP/IPパケットフォーマットからATM(Asynchronous Transfer Mode)セルを構築する方法を示す。
図2のUDP/IPパケットフォーマットを48バイト毎に区切り、5バイトのセルヘッダを付加する。そのセルヘッダのPTIビットは最終セル以外を”000”とし、最終セルのみを”001”とする。
【0014】
以下に上記光ネットワーク構成の作用を説明する。
観測局1では観測したデータから図2に示すUDP/IPパケットフォーマットを構成し、さらに図4に示すATMセルにマッピングを行い、データ処理局7に伝送する。
データ処理局7によって相関処理を正しく行うためには、データ処理局7に入力される観測局1および観測局2からのそれぞれの観測データの時刻情報が、相関器12のもつ遅延追尾能力の範囲内に収斂している必要がある。
【0015】
そのために、データ処理局7の光入力部8、9から入力したネットワークデータを相関器12に出力する際、観測局1および観測局2から伝送するために発生するネットワークでの遅延を相関器12の遅延追尾能力の範囲内に遅延吸収を行う。
観測局1あるいは観測局2からデータ処理局7に伝送するネットワークデータには図2に示すようにUDP/IPパケットフォーマットにseq番号とタイムスタンプが格納されている。
【0016】
予め観測局1および観測局2からデータ処理局7にデータを伝送して観測局1および観測局2のseq番号とタイムスタンプを読み取り、それぞれのseq番号とタイムスタンプの差分をseq番号とタイムスタンプの早い側に設定する。例えば、観測局1からのデータが、seq番号=123456、タイムスタンプ=2002年1月2日3時4分56秒で、観測局2からのデータが、seq番号=123457、タイムスタンプ=2002年1月2日3時4分56秒であったら、固定遅延回路10に1の初期遅延量を格納しておく。データ処理時には、この予め初期遅延量として格納された値を固定的な遅延量として付加することにより、この遅延量分だけ光入力部8に入力された観測データ(時間的に早く入力されたデータ)を遅らせて相関器12へ送ることによりデータの相関処理が行われることになる。
【0017】
以上の実施の形態例によると、観測局が2局以上の場合、それぞれの観測局からデータ処理局との伝送遅延が一定でないために発生する遅延差を、予め初期遅延量として格納しておき、データ処理時に、初期遅延量として格納したデータ値の分だけ観測データを遅らせて相関器に送るようにしたことにより、相関器のもつ遅延追尾能力の範囲内に収斂させることができ、リアルタイムに相関処理が可能となる。
【0018】
遅延ネットワークが原因で発生し、同じ観測局からの遅延は毎回同じ時間だけ遅延するので、一度遅延差を固定的な遅延量として格納しておくことにより、同じ観測局からの観測データについて2回目以降は遅延差を設定しなくてもリアルタイムな相関処理が可能である。
第2実施の形態例
系統図を図5に示す。
【0019】
図において、7はデータ処理局であり、8は光入力部、9は光入力部、10、11は固定遅延回路、12は相関器、13、14はタイムスタンプとseq番号の読取部、15は比較部である。データ処理局7以外は図1と同様である。
観測局1では観測したデータから図2に示すUDP/IPパケットフォーマットを構成し、さらに図4に示すATMセルにマッピングを行い、データ処理局7に伝送する。
【0020】
同様に、観測局2では観測したデータから図2に示すUDP/IPパケットフォーマットを構成し、さらに図4に示すATMセルにマッピングを行い、データ処理局7に伝送する。
データ処理局7にてリアルタイムに相関処理を行うためには、データ処理局7に入力される観測局1および観測局2からの観測データに時刻情報が含まれており、その時刻情報を比較し、一致することでリアルタイムな相関処理を可能にする。
【0021】
つまり、観測局1あるいは観測局2からデータ処理局7に伝送するネットワークデータには図2に示すようにUDP/IPパケットフォーマットにseq番号とタイムスタンプが格納されている。
そこで、図6の流れ図に示す如く、データ観測時に、観測局1および観測局2から伝送されるデータに含まれているseq番号とタイムスタンプを読取部13、14で読み取り、それぞれのseq番号と時刻データがデータ処理局7の遅延追尾能力の範囲内に遅延吸収可能なseq番号と時刻データであるか比較部15で比較確認を行う。
【0022】
比較結果が遅延追尾能力の範囲内に納まっている場合は、遅延吸収を行うことでリアルタイムに相関処理が可能になる。
遅延追尾能力の範囲内に納まっていない場合には、第1実施の形態例に示した方法により固定遅延回路10、11により初期遅延量として格納して相関処理を行う。
【0023】
第3実施の形態例
系統図を図7に示す。
図において、7はデータ処理局であり、8は光入力部、9は光入力部、10、11は固定遅延回路、12は相関器、16はセル紛失検出回路、17はパケット復元回路である。データ処理局7以外は図1と同様である。
【0024】
観測局1では観測したデータから図2に示すUDP/IPパケットフォーマットを構成し、さらに図4に示すATMセルにマッピングを行い、データ処理局7に伝送する。
同様に、観測局2では観測したデータから図2に示すUDP/IPパケットフォーマットを構成し、さらに図4に示すATMセルにマッピングを行い、データ処理局7に伝送する。
【0025】
UDP/IPパケットフォーマットに示すパケット番号は送信するパケット毎に1から昇順に付加する。
観測局1あるいは観測局2によってATMセルにマッピングしたデータをデータ処理局7で図2に示すUDP/IPパケットフォーマットに再構築する。
観測局1あるいは観測局2では、AAL5(ATM Adaptation Layer type 5)のセルヘッダのPTI(Payload TypeIdentifier)フィールドを用いて、最後尾の識別を行う機能を有することを利用して、図4に示すようにUDP/IPパケットフォーマットを48バイト毎に区切り、5バイトのセルヘッダを付加する。セルヘッダのPTIビットは、最終セル以外を「000」とし、最終セルのみ「001」とする。
【0026】
以下に最後尾セルを識別する手順を述べる。
観測局1あるいは観測局2では、各セルの48バイトのユーザデータ領域に、順次UDP/IPパケットを展開して送信する。UDP/IPパケットは48バイトの整数倍になるように0データにてパッディングする。
データ処理局7では、先頭セルのIPヘッダから導出したパケット長に到達するまで引き続いて到着するセルのユーザデータを連結してパケットを組み立てる。
【0027】
なお、組み立て中に紛失するセルはその紛失条件により、2通りの場合が考えられる。第1に、パケット長に到達する前に当該パケットの最後尾セルが到着した場合、セル紛失が発生したとみなし、組み立て中のパケットを破棄する。第2に、パケット長に到達したにも関わらず最後尾セルが到着しなかった場合は、セル紛失が発生したとみなし、組み立て中のパケットおよび最後尾セルまでのセルを破棄する。
【0028】
第3実施の形態例においてはセルの紛失により、パケットが構築できなかった場合は、図7に示すデータ処理局によって処理する。
そこで、セル紛失検出回路16がセルの紛失を検出すると、パケットが正常に構築できたパケットの先頭に付加しているパケット番号を検査してパケット番号の差分のパケットに相当するデータ量を、例えばモンテカルロ法を用いたランダムデータ生成機能のパケット復元回路17により生成し、紛失データを復元する。例えば、最初に構築したパケットのパケット番号が10で、次に構築したパケットのパケット番号が12の場合には、2パケットが紛失したとして、2パケット分のデータ量をランダムデータにより復元する。
【0029】
以上の実施の形態例によると、ネットワークを伝搬する際に、パケットの紛失があった場合、パケットにパケット番号を付加することによって紛失したパケットを検出する手段を設け、パケットが紛失した場合は、例えばモンテカルロ法を用いたランダムデータを生成して紛失したデータを復元することで連続して伝送することにより、観測データをノイズ(ホワイトノイズ)として受信することができる。
【0030】
加えて、観測データとseq番号、タイムスタンプ(時間)との一致関係を崩すことなくリアルタイムで相関処理をすることが可能になる。
【0031】
【発明の効果】
以上詳細に説明した本発明によると、観測局が2局以上の場合、それぞれの観測局からデータ処理局との伝送遅延が一定でないために発生する遅延差を、予め初期遅延量としてデータとして格納しておき、データ観測時には、その予め初期遅延量として格納したデータ値を固定的な遅延量として付加することにより、データ処理局内の相関器のもつ遅延追尾能力の範囲内に収斂させることでリアルタイムに相関処理を行うことができる効果を有する。
【0032】
また、パケットにパケット番号を付加することによって紛失したパケットを検出する手段を設け、パケットが紛失した場合は、紛失したデータを復元することで連続して伝送することにより、観測データを削除することなく受信することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態例を示す系統図
【図2】UDP/IPパケットフォーマット
【図3】タイムスタンプとseq番号の説明図
【図4】UDP/IPパケットとATMセルのマッピング
【図5】第2実施の形態例を示す系統図
【図6】作用を説明する流れ図
【図7】第3実施の形態例を示す系統図
【図8】従来例の説明図
【符号の説明】
1 観測局
2 観測局
3 観測局1の光出力部
4 観測局1の光入力部
5、6 観測局2の光出力部
7 データ処理局
8、9 データ処理局の光入力部
10、11 固定遅延回路
12 相関器
13、14 読取部
15 比較部
16 セル紛失検出回路
17 パケット復元回路
Claims (4)
- ネットワークが構築されている2局以上の観測局から観測データと共に観測時刻情報をデータ処理局へ伝送し、
データ処理局は伝送されてきた観測時刻情報から各観測データ間の伝搬遅延差を算出して初期遅延量として格納し、相関処理時に、格納された前記初期遅延量を相関器へ送出することを特徴とする観測データ処理方法。 - 請求項1において、上記観測時刻データは、観測時刻を示すタイムスタンプと、そのタイムスタンプで示す同時刻においてさらに識別するための番号情報とから構成されることを特徴とする観測データ処理方法。
- 請求項1において、各観測局から伝送されてきた観測時刻情報を比較する比較部を設け、その比較の結果、時刻の差が相関器の遅延追尾能力の範囲以内であれば観測データをそのまま相関器へ送り、範囲外であれば伝搬遅延差を算出して初期遅延量として格納し、相関器処理時に、その格納された初期遅延量を相関器へ送出することを特徴とする観測データ処理方法。
- 請求項1もしくは請求項3において、ネットワーク上を伝搬するパケットにパケット番号を付加し、パケットの紛失があった場合、紛失したパケットを検出し、ランダムデータを生成して紛失したデータを復元することを特徴とする観測データ処理方法。
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