【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、防犯のために構築されるセキュリティシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、住宅や商店の防犯対策として、警備会社などが遠隔地から監視する防犯監視システム（以下、セキュリティシステムとする）が開発されている。このようなセキュリティシステムとしては、例えば、特許文献１に記載されているものがある。特許文献１に記載のセキュリティシステムは、侵入者の有無を検出するセンサや、侵入者を撮影するカメラなどの防犯端末器を住宅などの内部に配設し、防犯端末器の情報を通信網を介して警備会社に送信するように構成されている。さらに、住宅の持ち主や、商店の店主など、監視を希望するユーザが状況確認を自分で確認できるようにするために、防犯端末器の情報を収集したり、蓄積したりする防犯監視サーバを、その住宅や商店に設置してある。
【０００３】
また、防犯端末器は、その誤作動を防止するために定期的に点検（テスト）することが望ましい。テスト方法としては、センサに点検スイッチを含むテスト回路部を設け、点検スイッチを切り替えて作動テストを行うことが知られている（例えば、特許文献２参照。）。
【０００４】
【特許文献１】
特開２００２−１６５２１１号公報（段落番号００１１から００１４、図１）
【特許文献２】
特開平５−２３３９６６号公報（段落番号００１６、００２５、図１）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、従来のセキュリティシステムにおいて防犯端末器のテストや防犯訓練を行って動作確認をすると、テストや防犯訓練により擬似的に発生させた検出信号が警備会社に送信されるので、この検出信号を受けた警備会社が誤って警察などに通報してしまう可能性がある。このため、住宅や商店に多数の防犯端末器を設置している場合には、誤った通報を行わせないように各防犯端末器ごとに確認しながら、テストや防犯訓練を行わなければならない。また、テストや防犯訓練を行う家屋などに、警報ランプや、スプレーを噴射して侵入者を撃退するスプレー噴射装置などの威嚇機器が設置されている場合には、テストや防犯訓練を行う度に威嚇機器が作動すると近隣に迷惑がかかったり、点検作業者にスプレーを噴き付けてしまうことがある。
本発明は、このような問題を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、監視中の住宅などにおいて、防犯端末器の動作確認を確実に行えるようにすることである。また、防犯端末器の動作確認を、安全に、かつ効率的に行えるようにすることである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、本発明では、監視区域内に設置された機器のテストや、監視区域の防犯訓練といった動作確認を行う際に、テストや訓練の実施を警備会社などが設定できるようにした。また、テストと、訓練とのそれぞれの目的に合わせて威嚇装置を作動させるようにした。例えば、監視区域内では、監視区域の防犯訓練の実施もしくは検出機器のテストの実施を監視区域の監視モードとして監視サーバに登録可能にし、監視区域内への侵入者を検出機器が検知したときに監視モードごとに前もって定められた威嚇機器に対して作動指令を出力するようにすることがあげられる。
【０００７】
この際に、監視モードを設定する手段としては、検出機器などからの情報を監視区域ごとに画面表示させるセンタサーバにおいて、監視区域ごとに防犯訓練の実施もしくは検出機器のテストの実施をその監視区域の監視モードとして選択可能にすることがあげられる。
【０００８】
なお、威嚇機器としては、警報ランプ、音声を出力する音声警報スピーカ、スプレー式の噴射装置があげられる。防犯訓練時には、警報ランプや音声警報スピーカの動作チェックも行えるようにすることが望ましいので、警報ランプおよび音声警報スピーカに作動指令を出力するようにすると良い。また、テスト時には、警報ランプの作動だけでテストの目的を果たすことができるので、警報ランプのみに作動指令を出力すれば良い。
【０００９】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図１に本実施形態におけるセキュリティシステムの概略構成図を示す。
セキュリティシステム１は、家屋や商店といった建物に赤外線センサ（以下、センサとする）２１などの防犯端末器や、監視サーバ２６を配置して監視区域Ａ，Ｂ，Ｃをなし、この監視区域Ａ，Ｂ，Ｃ内への侵入者を検出したときには侵入者に対して威嚇をしたり、通信網２で接続された警備会社３のセンタサーバ３１を利用して警察５などの所定の通報先に通報を行うようになっている。さらに、本実施形態のセキュリティシステム１は、防犯端末器の点検（テスト）や、監視区域Ａ，Ｂ，Ｃの防犯訓練を安全かつ確実に行えるように、通常の監視状態（本番監視モード）に加えて、テストモードと、訓練モードとを選択できるようになっている。
【００１０】
ここで、監視区域Ａ，Ｂ，Ｃは、複数の防犯端末器と、監視サーバ２６とが配置され、これらが有線、または無線でネットワークを構築している。
【００１１】
防犯端末器としては、侵入者を検出する検出機器と、侵入者を威嚇する威嚇機器とがあげられる。検出機器は、侵入者の有無を赤外線を利用して検知するセンサ２１と、侵入者の姿を捉える撮像カメラ（以下、カメラとする）２２とである。威嚇機器は、侵入者の存在を視覚に伝える警報ランプ２３と、音声で伝える音声警報スピーカ２４と、侵入者にスプレーを噴き付けるスプレー噴射装置２５とである。なお、各防犯端末が無線通信技術を利用して監視サーバ２６にネットワーク接続される場合には、その防犯端末器は通信制御装置を備えた構成になる。
【００１２】
監視サーバ２６は、コンピュータに所定のプログラムを起動させたもので、検出機器や威嚇機器からの情報を受け取る手段と、必要に応じて警備会社３のセンタサーバ３１との間で情報の授受を行う手段と、警備会社３がテストモードなどの監視モードを選択した結果を登録する手段と、侵入者を検出したときに、登録されている監視モードの種類に応じて威嚇機器の作動を指令する信号（作動指令）を出力する手段と、侵入者を検出したことを記録したり、通知したりするための情報である侵入者検出情報を作成し、これを記録する手段として機能する。また、監視サーバ２６は、その監視区域Ａ，Ｂ，Ｃに家主や家族などが居り、監視の必要がない場合に、防犯端末器を停止させたり、外出の際に防犯端末器を稼動させたりする操作を受け付けるようにしても良い。
【００１３】
ここで、監視モードとは、すべての防犯端末器および監視サーバ２５を稼動させ、監視区域Ａ，Ｂ，Ｃ内への侵入者を監視するために通常行われる状態である本番監視モードと、防犯端末器の点検（テスト）を行う際のテストモードと、監視区域Ａ，Ｂ，Ｃ内に人を徘徊させて、その人を侵入者として実際に検出できるか否かを試す訓練モードとがある。ちなみに、テストモードは、テスト対象となる防犯端末器が正常に作動か否かを点検することが主目的であり、検出機器がテスト対象である場合には、その検出機器と警報ランプ２３とが監視サーバ２６の制御により作動可能な状態になる。一方、訓練モードは、すべての検出機器を作動可能な状態にすると共に、監視サーバ２６の制御により警報ランプ２３および音声訓練スピーカ２４を作動可能な状態にする。どちらの監視モードの場合においてもスプレー噴射装置２５を非作動状態にするのは、スプレーを噴射させた後の始末の煩わしさを避けるためや、作業員などの安全性を重視するためである。テストモードで音声警報スピーカ２４を吹鳴させないのは、近隣への配慮のためである。このように、本番監視モードまたはテストモードあるいは訓練モードといった監視モードごとに、作動する威嚇機器の種類を決めておくことで、安全かつ、効率的な動作確認が可能になっている。
【００１４】
侵入者検出情報は、監視区域Ａ，Ｂ，Ｃに侵入者が侵入したときに、防犯端末器から監視サーバ２６に出力される情報に所定の情報を加えて作成される一組のレコードからなる。図２に、監視サーバで作成され、その記憶装置に記録される侵入者検出情報のデータ形式の一例を示す。侵入者検出情報の各レコードＲｗは、監視サーバ２６のアドレスｒ１と、警備会社３のコンピュータであるセンタサーバ３１のアドレスｒ２と、監視区域名ｒ３と、防犯端末器が作動した日時、もしくは防犯端末器を非作動とする信号を監視サーバ２６が出力した日時を示す監視日時ｒ４と、監視モードｒ５と、防犯端末を特定する情報である監視媒体ｒ６とを含み、必要に応じて追加される監視データｒ７と、カメラ２２の監視映像データｒ８とが付加される。
【００１５】
アドレスｒ１，ｒ２の一例としては、ＩＰ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）アドレスがあげられる。監視データｒ７は、センサ２１または威嚇機器から出力される情報であって、作動を示す情報（作動イベント）、または、監視サーバ２６が監視モードにより威嚇機器を非作動状態にしたことを示す情報（作動抑制イベント）からなる。監視映像データｒ８は、カメラ２２の作動を示す情報（作動イベント）と、カメラが撮影した動画からなる。ここで、センサ２１が検出した情報のみを伝える場合には、監視データｒ７のみが付加される。威嚇機器の作動のみを伝える場合にも、監視データｒ７のみが付加される。カメラ２２が検出（撮像）した情報のみを伝える場合には、監視撮像データｒ８のみが付加される。したがって、レコードＲｗには、監視データｒ７と監視撮像データｒ８とのいずれか一方が付加されることになる。また、図２のように監視データｒ７と監視撮像データｒ８とを備えるレコードＲｗを作成しても良い。この場合は、複数の防犯機器からの情報をまとめて記録することができる。なお、このような侵入者検出情報は、監視サーバ２６の記録装置２６ａにレコードＲｗごとに時系列に記録される。
【００１６】
また、この侵入者検出情報は、図１に示すセンタサーバ３１にも送信される。侵入者検出情報の送信時の通信伝文の形式の一例を図３に模式的に示す。
送信用の侵入者検出情報であるレコードＲｔは、送信元となる監視サーバ２６が保有するアドレスｒ１と、送信先となるセンタサーバ３１に割り当てられているアドレスｒ２と、監視区域名ｒ３と、防犯端末器が作動した日時、もしくは防犯端末器を非作動とする信号を監視サーバ２６が出力した日時を示す監視日時ｒ４と、監視モードｒ５と、異常を検出した防犯端末を特定する情報である監視媒体ｒ６とを含み、監視データｒ７と、カメラ２２の監視映像データｒ８とが、前記と同様に、必要に応じて付加される。センタサーバ３１においても、侵入者検出情報はレコードＲｔごとに時系列に記録される。
【００１７】
なお、図１の監視区域Ｂは、検出機器であるセンサ２１とカメラ２２とを、玄関と、洋室と、２つの和室と、ダイニング＆キッチンとのそれぞれに配置し、威嚇機器であるスプレー噴射装置２５を玄関に、警報ランプ２３および警報スピーカ２４を屋外に、それぞれ配置している。さらに、監視サーバ２６は、洋室に設置されている。検出機器および威嚇機器の種類や、数または配置は、一例であって、その監視区域に最適なものを選択することができる。監視サーバ２６の配置についても同様である。また、本実施形態で監視区域Ｂは、家屋の全体を１つの単位とするが、家屋の一階部分と二階部分とを別の監視区域としたり、部屋ごとに監視区域を区画しても良い。
【００１８】
警備会社３は、ユーザとの契約に応じて特定の区域への侵入者の侵入の有無を監視し、必要な処置を講じる監視機関であり、通信網２で監視サーバ２６と接続されるセンタサーバ３１を有している。センタサーバ３１は、このセンタサーバ３１は、コンピュータに所定のプログラムを起動させたもので、制御装置の他に、キーボードなどの入力手段や、ディスプレイなどの出力手段（共に不図示）を備え、各監視区域Ａ，Ｂ，Ｃの監視サーバ２６からの情報を受け取る手段と、必要な情報を画面表示させる手段と、前記した監視モードを監視区域Ａ，Ｂ，Ｃごとに設定する手段として機能する。
【００１９】
警備会社３は、監視員を常駐させており、特定の監視区域Ａ，Ｂ，Ｃで侵入者が検出された場合には、前もって定められている通報先に連絡する。通報先としては、その監視区域Ａ，Ｂ，Ｃを管轄する警備会社デポ（緊急発進基地）７、警察署５、消防署６や、監視区域ごとに登録されている連絡先８があげられる。この連絡先８とは、警備会社３に監視を依頼する監視区域Ａ，Ｂ，Ｃの所有者などが、登録する携帯電話の番号や、メールアドレス、他の家屋または職場の連絡先などである。
【００２０】
次に、センタサーバ３１がディスプレイに表示する画面例を図４から図６に示す。
【００２１】
図４は監視区域の名称と監視モードを一覧表示すると共に、監視モードの切り替え、または監視区域履歴表示のいずれかを選択する際に用いられる選択画面を示す図である。
図４の選択画面４１は、監視区域Ａ，Ｃ，Ｃの名称と監視モードとが関連付けられたデータが配列された一覧表４２を有している。この一覧表４２からは、例えば、監視区域Ａは訓練中であるとか、監視区域Ｂおよび監視区域Ｃならびに監視区域Ｅは本番監視中であるとか、監視区域Ｄはテスト中であるとかの確認ができる。また、一覧表４２の下の領域には、セキュリティメニュー選択の表示４３が設けられ、監視モード切り替えを選択するボタン４４と、監視区域Ａ，Ｂ，Ｃの監視履歴の表示（監視区域履歴表示）を選択するボタン４５とが配置されている。監視モードの切り替え、または監視区域履歴表示のいずれかを選択する際には、選択処理を実行させたい監視区域Ａ，Ｂ，Ｃのデータ４２ａ，４２ｂ，４２ｃ，４２ｄ，４２ｅ・・・を一覧表４２から選択した後に、いずれかのボタン４４，４５を選択する。なお、選択とは、キーボードやマウスで選択する場合と、タッチパネル方式により選択する場合とがあげられる（以下、各選択動作について同じ）。
【００２２】
図５は、監視区域の監視モードの切り替えを制御する画面の一例である。
モード切替画面５１は、監視モードを切り替える監視区域Ａ，Ｂ，Ｃを指定するためにその名称などを入力する入力領域５２と、その監視区域Ａ，Ｂ，Ｃの現状の監視モードを表示する現状表示領域５３と、切り替えの要否を入力する判定入力領域５４と、切り替える監視モードを入力するモード入力領域５５と、切り替える監視モードの確認を行う切替確認領域５６と、切り替え後の監視モードを表示する切替後表示領域５７とが配列された構成を有している。
【００２３】
入力領域５２は、例えば「切り替え対象の監視区域を入力してください」などの入力指示を促す表示５２ａに監視区域Ａ，Ｂ，Ｃの入力欄５２ｂが対応付けられた構成になっている。入力欄５２ｂへの入力方法としては、キーボードから入力する方法や、入力する情報の候補を一覧表示させ、入力したい候補を選択する方法を採用することができる（入力方法について以下同じ。）。
【００２４】
現状表示領域５３は、入力領域５２の入力欄５２ｂに入力された監視区域Ａ，Ｂ，Ｃを確認するための表示５３ａと、入力された監視区域Ａ，Ｂ，Ｃの現在の監視モードの表示５３ｂとからなる。図３では、表示５３ａとして「監視区域Ｂの監視モード（現状）」と、表示５３ｂとして「本番監視中」が図示されている。
【００２５】
判定入力領域５４は、監視員が監視モードの切り替えの要否を判定した結果を入力するために設けられており、判定結果の入力を促す表示５４ａと、変更または現状維持を択一に選択できるボタン５４ｂ，５４ｃとからなる。表示５４ａの例としては、図５に示すように「監視区域Ｂの監視モードを切り替えますか？」があげられる。変更を選択するボタン５４ｂには、「変更」というテキストが付され、現状維持を選択するボタン５４ｃには、「現状通り」というテキストが付されており、監視員の操作ミスを防止している。
【００２６】
モード入力領域５５は、判定入力領域５４で変更のボタン５４ｂが選択されたときに操作可能になるもので、「監視区域Ｂの監視モード（切り替え）」などと表示される切り替え指示の表示５５ａと、３つのモードにそれぞれ対応して配列される３つのボタン、すなわち、本番監視モードに対応する「本番」と表示されたボタン５５ｂ、訓練モードに対応する「訓練」と表示されたボタン５５ｃ、テストモードに対応する「テスト」と表示されたボタン５５ｄからなる。
【００２７】
切替確認領域５６は、「監視区域Ｂの監視モードを切り替えます。よろしいですか。」などの確認を促す表示５６ａと、了解した場合に選択するボタン５６ｂと、ここに至る処理を取り消すためのボタン５６ｃとからなる。なお、確認を行うのは、監視員が操作ミスを防ぐためである。
【００２８】
切替後表示領域５７は、その監視区域Ａ，Ｂ，Ｃの切り替え処理後の監視モードを確認のために表示させるもので、「監視区域Ｂの監視モード（切り替え後）」などの切り替えを行った監視領域Ａ，Ｂ，Ｃを特定する表示５７ａと、切り替え後の監視モードを特定する表示５７ｂとからなる。
【００２９】
また、図６に監視区域の履歴を表示する履歴表示画面の一例を示す。
履歴表示画面６１は、選択された監視区域Ａ，Ｂ，Ｃの名称およびその監視区域Ａ，Ｂ，Ｃの監視モードを表示すると共に、その監視区域Ａ，Ｂ，Ｃに発生したイベントの発生日時と、イベントの内容とを時系列に表示したものである。イベントの発生日時は、受信した侵入者検出情報の監視日時ｒ４（図３参照）を用いる。イベントの内容は、受信した侵入者検出情報の監視媒体ｒ６および監視データｒ７または監視映像データｒ８（図３参照）に基づいて作成され、防犯端末器が作動したことを示すテキストと、防犯端末器の設置場所を特定する情報とからなり、例えば、「センサ侵入者検知（玄関）」や、「カメラ侵入者検知（玄関）」、「警報ランプ作動（玄関横）」などである。設置場所の情報は、防犯端末器を特定する情報とその設置位置とを対応付けたテーブルを前もってセンタサーバ３１に記憶させておき、このテーブルを監視区域Ａ，Ｂ，Ｃの名称と防犯端末器を特定する情報とで検索することにより得られる。
【００３０】
この履歴表示画面６１は、１つの監視区域Ａ，Ｂ，Ｃを指定して履歴を表示させるが、複数の監視区域Ａ，Ｂ，Ｃを指定して、それらの監視区域Ａ，Ｂ，Ｃの履歴を表示させても良い。また、所定の期間の最初の日時と最後の日時とを指定し、その間に発生した履歴表示のみを行わせる機能や、特定のイベントに限定した履歴表示など、用途に応じた各種の履歴表示が可能にしても良い。
【００３１】
さらに、セキュリティシステムで行われる処理の具体例を図７から図９のフローチャートを用いて説明する。なお、図７は監視区域内の監視サーバの処理を示し、図８および図９は警備会社のセンタサーバの処理を示している。
【００３２】
監視区域Ａ，Ｂ，Ｃ内に設置される監視サーバ２６における処理について、監視区域Ｂを例にして図７のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、図１のセンタサーバ３１から監視モードを取り込み（ステップＳ１１）、監視プログラムの停止指示があった場合（ステップＳ１２で有）には、停止処理を行い、処理を終了する。一方、監視プログラムの停止指示がない場合（ステップＳ１２で無）は、監視区域Ｂの情報を読み取る（ステップＳ１３）が、監視区域Ｂが侵入者検知信号を出力していない場合（ステップＳ１４で無）は、ステップＳ２３に進んで、５秒間など、一定時間待機した後に、ステップＳ１１に戻る。
【００３３】
監視区域から出力された侵入者検知信号を受信したとき（ステップＳ１４で有）には、記録装置２６ａに侵入者を検知したセンサ２１の識別情報と、その日時ならびに検出イベントを記録する（ステップＳ１５）。さらに、センサ２１に近接して設置されたカメラ２２がある場合には、カメラ２２の識別情報と、映像データと撮像日時と、作動イベントとを記録する（ステップＳ１６）。
【００３４】
ここで、監視区域Ｂの監視モードが訓練モードである場合には（ステップＳ１７でＹＥＳ）、スプレー噴射装置２５の作動を抑止し、この状態で警報ランプ２３および音声警報スピーカ２４を作動させ、その日時と、スプレー噴射装置２５の作動抑止イベントと、警報ランプ２３および音声警報スピーカ２４の作動イベントとを侵入者検出情報Ｒｗ（図２）として、それぞれ記録する（ステップＳ１８）。ここまでの処理で監視サーバ２６に記録された情報で、センタサーバ３１に未送信の情報があれば、これに所定の情報を付加して侵入者検出情報Ｒｔ（図３参照）として送信する（ステップＳ２２）。この後は一定時間待機してから（ステップＳ２３）、ステップＳ１１に戻る。
【００３５】
また、侵入者検知信号を取得したときに、監視区域Ｂの監視モードが訓練モードでなく（ステップＳ１７で）、テストモードであった場合には（ステップＳ１９でＹＥＳ）、スプレー噴射装置２５および音声警報スピーカ２４の作動を抑止し、この状態で警報ランプ２３を作動させ、その日時と、スプレー噴射装置２５および音声警報スピーカ２４の作動抑止イベントと、警報ランプ２３の作動イベントとを侵入者検出情報Ｒｗ（図２）として、それぞれ記録する（ステップＳ２０）。ここまでの処理で監視サーバ２６に記録された情報で、センタサーバ３１に未送信の情報があれば、これに所定の情報を付加して侵入者検出情報Ｒｔ（図３参照）として送信する（ステップＳ２２）。この後は一定時間待機してから（ステップＳ２３）、ステップＳ１１に戻る。
【００３６】
そして、侵入者検知信号を取得したときに、監視区域Ｂの監視モードが訓練モードでなく（ステップＳ１７でＮＯ）、テストモードでもない場合（ステップＳ１９でＮＯ）、つまり本番監視モードである場合には、スプレー噴射装置２５および音声警報スピーカ２４ならびに警報ランプ２３を作動させ、その日時と、スプレー噴射装置２５および音声警報スピーカ２４ならびに警報ランプ２３の作動イベントとを侵入者検出情報Ｒｗ（図２）として、それぞれ記録する（ステップＳ２１）。ここまでの処理で監視サーバ２６に記録された情報で、センタサーバ３１に未送信の情報があれば、これに所定の情報を付加して侵入者検出情報Ｒｔ（図３参照）として送信する（ステップＳ２２）。この後は一定時間待機してから（ステップＳ２３）、ステップＳ１１に戻る。
【００３７】
図８に警備会社３のセンタサーバ３１の処理のフローチャートを示す。
監視区域Ａ，Ｂ，Ｃを特定する情報の入力を受け（ステップＳ３１）、かつ、処理の終了が指示されていない場合（ステップＳ３２でＮＯ）に、センタサーバ３１は、該当する監視区域Ａ，Ｂ，Ｃの監視サーバ２６から未取得の侵入者検出情報Ｒｔを取得する（ステップＳ３３）。侵入者検出情報Ｒｔを受信したら、日時やイベントの内容などを編集する（ステップＳ３４）。
【００３８】
侵入者検出情報Ｒｔを受信した監視区域Ａ，Ｂ，Ｃの監視モードが、訓練モードである場合には（ステップＳ３５でＹＥＳ）、編集した侵入者検出情報Ｒｔに訓練モードであることの情報を追加し（ステップＳ３６）、ディスプレイに表示させる（ステップＳ３９）。ディスプレイへの表示を終えたら、一定時間（例えば５秒間）待機した後に（ステップＳ４０）、ステップＳ３２に戻る。このときに、表示終了の指示が入力されていれば（ステップＳ３２でＹＥＳ）、ここでの処理を終了する。
【００３９】
侵入者検出情報Ｒｔを受信した監視区域Ａ，Ｂ，Ｃの監視モードが、訓練モードでなく（ステップＳ３５でＮＯ）、テストモードである場合には（ステップＳ３７でＹＥＳ）、編集した侵入者検出情報Ｒｔにテストモードであることの情報を追加し（ステップＳ３８）、ディスプレイに表示させる（ステップＳ３９）。ディスプレイへの表示を終えたら、一定時間（例えば５秒間）待機した後に（ステップＳ４０）、ステップＳ３２に戻る。このときに、表示終了の指示が入力されていれば（ステップＳ３２でＹＥＳ）、ここでの処理を終了する。
【００４０】
そして、侵入者検出情報Ｒｔを受信した監視区域Ａ，Ｂ，Ｃの監視モードが、本番監視モードであった場合には（ステップＳ３５でＮＯ、かつステップＳ３７でＮＯ）、編集した侵入者検出情報Ｒｔをディスプレイに表示させる（ステップＳ３９）。ディスプレイへの表示を終えたら、一定時間（例えば５秒間）待機した後に（ステップＳ４０）、ステップＳ３２に戻る。このときに、表示終了の指示が入力されていれば（ステップＳ３２でＹＥＳ）、ここでの処理を終了する。
【００４１】
次に、図９は、センタサーバ３１における監視モードの切り替え処理を説明するフローチャートである。
センタサーバ３１は、図５のモード切替画面５１を表示させると共に、警備会社３の監視員が入力領域５２に必要な情報を入力させることで、切り替え処理をする監視区域Ａ，Ｂ，Ｃの入力を受け付ける（ステップＳ４１）。そして、該当する監視区域（ここでは、監視区域Ｂとする）と、その監視区域Ｂの現在のモードとを監視員に確認させるために現状表示領域５３に表示する（ステップＳ４２）。
【００４２】
現状の表示を確認した監視員が判定入力領域５４を操作したら、操作結果に応じて切り替え処理の要否を判定する。監視モードの切り替えが要求されていた場合（ステップＳ４３でＹＥＳ）には、ステップＳ４４に進んでモード入力領域５５の操作に基づいた処理を行う。一方、モードの切り替えが要求されていない場合、つまり現状維持の場合（ステップＳ４３でＮＯ）は、ここでの処理を終了する。
【００４３】
ステップＳ４４に進んでモード入力領域５５の操作に基づいた処理を行う場合には、モード入力領域５５から取得する情報から、切り替える監視モードを判定する。訓練モードが選択されていたときには（ステップＳ４４でＹＥＳ）、該当する監視区域Ｂの防犯端末器を訓練モードに切り替え（ステップＳ４５）、切り替え後の監視モードをディスプレイに表示すると共に、その監視区域Ｂの監視サーバ２６に転送して（ステップＳ４９）、ここでの処理を終了する。
【００４４】
訓練モードが選択されていないときには（ステップＳ４４でＮＯ）、テストモード、本番作動モードのいずれであるか判定する。テストモードであった場合には（ステップＳ４６でＹＥＳ）、該当する監視区域Ｂの防犯端末器をテストモードに切り替え（ステップＳ４７）、ステップＳ４９に進んでディスプレイ表示および該当する監視サーバ２６への転送を行った後に処理を終了する。
【００４５】
本番作動モードであった場合（ステップＳ４６でＮＯ）には、該当する監視区域Ｂの防犯端末器を本番作動モードに切り替え（ステップＳ４８）、ステップＳ４９に進んでディスプレイ表示および該当する監視サーバ２６への転送を行った後に処理を終了する。
【００４６】
本実施形態のセキュリティシステム１によれば、警備会社３は、複数の監視区域Ａ，Ｂ，Ｃを遠隔地から監視することができ、必要に応じて監視履歴の表示や、現在の監視モードの確認ができるようになる。さらに、監視モードにはテストモードや、訓練モードといった動作確認のためのモードが選択可能になっており、警備会社３のセンタサーバ３１の画面上でも現在の監視モードを確認することができるので、テストの実施や、訓練の実施により擬似的に発生させた異常状態と、実際の異常の発生とを判別することが可能である。また、監視モードの選択作業はセンタサーバ３１で行うが、この際に確認のための表示を画面に出力させることで人為的なミスを防止できる。
【００４７】
一方、監視区域Ａ，Ｂ，Ｃでは、警備会社３で選択された監視モードを監視サーバ２６が登録し、監視モードごとに決められた威嚇機器を作動させるようにしたことで、近隣に迷惑をかけることがなくなり、不要な威嚇機器を作動させないことで安全に、かつ効率良くテストや訓練を実施することができる。
【００４８】
なお、本発明は前記実施形態に限定されずに広く応用することができる。
例えば、監視モードによって、威嚇機器の作動の仕方を変化させても良い。例えば、テストモードや、訓練モードでは、警報ランプ２３や音声警報スピーカ２４を本番監視モードに比べて短い時間だけ作動させたり、テストモードや、訓練モードでは、本番監視モードとは異なる色で警報ランプ２３を点灯したり、本番監視モードとは異なる音声を音声警報スピーカ２４から出力させても良い。
【００４９】
【発明の効果】
本発明によれば、特定の区域において、通常の監視を行う場合と、検出機器のテストを行う場合と、防犯訓練を行う場合とを区別できるようになるので、誤った通報が行われることがなくなる。また、テストや防犯訓練に必要な威嚇機器のみ作動させることで、安全かつ効率的に検出機器の動作確認を行える。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態におけるセキュリティシステムの概略構成図である。
【図２】図１の監視サーバに記録される情報の構成を示す図である。
【図３】図１の警備会社のセンタサーバに送信される情報の構成を示す図である。
【図４】図１のセンタサーバの画面の一例を示す図である。
【図５】図１のセンタサーバの画面の一例を示す図である。
【図６】図１のセンタサーバの画面の一例を示す図である。
【図７】図１の監視サーバの処理を示すフローチャートである。
【図８】図１のセンタサーバで行われる処理の全体を示すフローチャートである。
【図９】図１のセンタサーバで行われる監視モードの切り替え処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
１ セキュリティシステム
２ 通信網
３ 警備会社
２１ センサ（検出機器）
２２ カメラ（検出機器）
２３ 警報ランプ（威嚇機器）
２４ 音声警報スピーカ（威嚇機器）
２５ スプレー噴射装置（威嚇機器）
２６ 監視サーバ
３１ センタサーバ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a security system constructed for crime prevention.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, as a security measure for houses and shops, a security monitoring system (hereinafter, referred to as a security system) that a security company monitors from a remote place has been developed. As such a security system, for example, there is one described in Patent Document 1. The security system described in Patent Literature 1 arranges a security terminal such as a sensor for detecting the presence or absence of an intruder and a camera for photographing the intruder in a house or the like, and transmits information of the security terminal to a communication network. Configured to transmit to the security company via the Internet. In addition, in order to allow users who wish to monitor, such as owners of houses and store owners of stores, to check the situation by themselves, a security monitoring server that collects and stores information on security terminals, It is installed in the house or store.
[0003]
Further, it is desirable that the security terminal be inspected (tested) periodically to prevent its malfunction. As a test method, it is known that a test circuit unit including an inspection switch is provided in a sensor, and an operation test is performed by switching the inspection switch (for example, see Patent Document 2).
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-165221 (paragraphs 0011 to 0014, FIG. 1)
[Patent Document 2]
JP-A-5-233966 (paragraph number 0016, 0025, FIG. 1)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Here, if a conventional security system performs a security terminal test or security training to confirm operation, a detection signal simulated by the test or security training is transmitted to a security company. There is a possibility that the security company that received the report may accidentally report to the police. For this reason, when many security terminals are installed in a house or a store, it is necessary to perform a test or security training while checking each security terminal so as not to make an erroneous report. Also, if a warning lamp or a threatening device such as a sprayer that sprays spray to repel intruders is installed in a house where testing or crime prevention training is conducted, every time a test or security training is performed When the intimidating device is activated, it may disturb the neighborhood or spray a spray to the inspection worker.
The present invention has been made in view of such a problem, and an object of the present invention is to ensure that operation of a security terminal can be confirmed in a monitored house or the like. Another object of the present invention is to make it possible to safely and efficiently check the operation of the security terminal.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, in the present invention, when testing a device installed in a monitored area or performing an operation check such as a security drill in a monitored area, a security company or the like can set the execution of the test or training. I did it. In addition, the intimidating device was activated according to the purpose of each of the test and the training. For example, in the monitored area, it is possible to register the execution of security drills or the testing of the detection device in the monitored area as a monitoring mode of the monitored area in the monitoring server, and when the detecting device detects an intruder in the monitored area. One example is to output an operation command to a threat device determined in advance for each monitoring mode.
[0007]
At this time, as a means for setting the monitoring mode, the center server for displaying information from the detecting device or the like on a screen for each monitoring area may be used to execute security training or test of the detecting device for each monitoring area. The monitoring mode can be selected.
[0008]
Examples of the intimidating device include an alarm lamp, an audio alarm speaker that outputs audio, and a spray-type injection device. At the time of security training, it is desirable to be able to check the operation of the alarm lamp and the audio alarm speaker. Therefore, it is preferable to output an operation command to the alarm lamp and the audio alarm speaker. Further, at the time of the test, since the purpose of the test can be achieved only by the operation of the alarm lamp, an operation command may be output only to the alarm lamp.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 shows a schematic configuration diagram of a security system according to the present embodiment.
The security system 1 arranges security terminals such as an infrared sensor (hereinafter referred to as a sensor) 21 and a monitoring server 26 in a building such as a house or a store to form monitoring areas A, B, and C. When an intruder in B or C is detected, the intruder is intimidated or reported to a predetermined destination such as the police 5 using the center server 31 of the security company 3 connected by the communication network 2. It is supposed to do. Further, the security system 1 according to the present embodiment is set in a normal monitoring state (production monitoring mode) so that inspection (test) of the security terminal and security training of the monitoring areas A, B, and C can be performed safely and reliably. In addition, a test mode and a training mode can be selected.
[0010]
Here, in the monitoring areas A, B and C, a plurality of security terminals and a monitoring server 26 are arranged, and these form a wired or wireless network.
[0011]
Examples of the security terminal include a detection device that detects an intruder and a threat device that threatens the intruder. The detection devices include a sensor 21 that detects the presence or absence of an intruder using infrared rays, and an imaging camera (hereinafter, referred to as a camera) 22 that captures the intruder. The intimidating device includes an alarm lamp 23 that visually indicates the presence of an intruder, a voice alarm speaker 24 that transmits a voice, and a spray ejection device 25 that sprays a spray to the intruder. When each security terminal is connected to the monitoring server 26 using a wireless communication technology, the security terminal has a communication control device.
[0012]
The monitoring server 26 activates a predetermined program in a computer, and exchanges information with a means for receiving information from a detecting device or a threatening device, and with a center server 31 of the security company 3 as necessary. Means, means for registering the result of the security company 3 selecting a monitoring mode such as a test mode, and a signal for instructing the operation of a threatening device according to the type of registered monitoring mode when an intruder is detected. It functions as a means for outputting (operation command) and a means for creating and recording intruder detection information, which is information for recording and notifying that an intruder has been detected. Further, the monitoring server 26 stops the security terminal when the landlords, family members, etc. are present in the monitoring areas A, B, and C and need not be monitored, or operates the security terminal when going out. May be accepted.
[0013]
Here, the monitoring mode is a production monitoring mode in which all the security terminals and the monitoring server 25 are operated to monitor an intruder in the monitoring areas A, B, and C, and a security monitoring mode. There is a test mode for checking (testing) the terminal device, and a training mode in which a person walks in the monitoring areas A, B, and C to test whether the person can be actually detected as an intruder. . Incidentally, the test mode is mainly for checking whether or not the security terminal to be tested is operating normally. When the detection device is the test target, the detection device and the alarm lamp 23 are connected. The operation becomes possible under the control of the monitoring server 26. On the other hand, in the training mode, all the detection devices are made operable, and the alarm lamp 23 and the voice training speaker 24 are made operable under the control of the monitoring server 26. The reason why the spray injection device 25 is set to the non-operating state in either of the monitoring modes is to avoid troublesome cleaning after spraying and to attach importance to the safety of workers and the like. The reason why the voice alarm speaker 24 is not blown in the test mode is for consideration of the neighborhood. As described above, by deciding the type of the threatening device to be operated for each of the monitoring modes such as the actual monitoring mode, the test mode, and the training mode, it is possible to check the operation safely and efficiently.
[0014]
The intruder detection information includes a set of records created by adding predetermined information to information output from the security terminal to the monitoring server 26 when an intruder enters the monitoring areas A, B, and C. . FIG. 2 shows an example of the data format of intruder detection information created by the monitoring server and recorded in the storage device. Each record Rw of the intruder detection information includes an address r1 of the monitoring server 26, an address r2 of the center server 31 which is a computer of the security company 3, a monitoring area name r3, a date and time when the security terminal is activated, or a security terminal. A monitoring date and time r4 indicating the date and time when the monitoring server 26 outputs a signal to deactivate the device, a monitoring mode r5, and a monitoring medium r6 that is information for specifying the security terminal, and a monitoring added as necessary. The data r7 and the monitoring video data r8 of the camera 22 are added.
[0015]
An example of the addresses r1 and r2 is an IP (Internet Protocol) address. The monitoring data r7 is information output from the sensor 21 or the intimidating device, and information indicating operation (operation event) or information indicating that the monitoring server 26 has disabled the intimidating device in the monitoring mode ( Operation suppression event). The monitoring video data r8 includes information (operation event) indicating the operation of the camera 22 and a moving image captured by the camera. Here, when transmitting only the information detected by the sensor 21, only the monitoring data r7 is added. Even when only the operation of the intimidating device is transmitted, only the monitoring data r7 is added. When only the information detected (imaged) by the camera 22 is transmitted, only the monitoring image data r8 is added. Therefore, one of the monitoring data r7 and the monitoring imaging data r8 is added to the record Rw. Further, a record Rw including the monitoring data r7 and the monitoring imaging data r8 may be created as shown in FIG. In this case, information from a plurality of security devices can be collectively recorded. Note that such intruder detection information is recorded in the recording device 26a of the monitoring server 26 in chronological order for each record Rw.
[0016]
The intruder detection information is also transmitted to the center server 31 shown in FIG. FIG. 3 schematically shows an example of the format of a communication message when transmitting intruder detection information.
The record Rt that is the intruder detection information for transmission includes an address r1 held by the monitoring server 26 that is the transmission source, an address r2 assigned to the center server 31 that is the transmission destination, a monitoring area name r3, The monitoring date and time r4 indicating the date and time when the terminal device was activated or the date and time when the monitoring server 26 output the signal to deactivate the security terminal, the monitoring mode r5, and the monitoring which is information for identifying the security terminal that detected the abnormality. Including the medium r6, the monitoring data r7 and the monitoring video data r8 of the camera 22 are added as necessary as described above. Also in the center server 31, the intruder detection information is recorded in chronological order for each record Rt.
[0017]
In the monitoring area B of FIG. 1, a sensor 21 and a camera 22 as detection devices are arranged in an entrance, a Western-style room, two Japanese-style rooms, and a dining & kitchen, respectively, and a spray injection device as a threatening device is provided. An alarm lamp 23 and an alarm speaker 24 are arranged at an entrance and an alarm lamp 23 and an alarm speaker 24 are arranged outdoors. Further, the monitoring server 26 is installed in a Western-style room. The types, number, or arrangement of the detection devices and the threat devices are merely examples, and an optimum device for the monitoring area can be selected. The same applies to the arrangement of the monitoring server 26. In the present embodiment, the monitoring area B is the whole house as one unit, but the first floor and the second floor of the house may be different monitoring areas, or the monitoring area may be divided for each room. .
[0018]
The security company 3 is a monitoring institution that monitors the presence or absence of an intruder in a specific area according to a contract with a user and takes necessary measures, and is a center server connected to the monitoring server 26 via the communication network 2. 31. The center server 31 is a computer that activates a predetermined program in a computer. The center server 31 includes an input unit such as a keyboard and an output unit such as a display (both not shown) in addition to a control device. It functions as a means for receiving information from the monitoring server 26 of the monitoring areas A, B, and C, a means for displaying necessary information on a screen, and a means for setting the monitoring mode described above for each of the monitoring areas A, B, and C.
[0019]
The security company 3 keeps a guard, and when an intruder is detected in a specific monitoring area A, B, or C, the guard company 3 contacts a predetermined report destination. The report destination includes a security company depot (emergency starting base) 7, a police station 5, a fire station 6, and a contact 8 registered for each monitored area A, B, C. The contact information 8 is, for example, the number of a mobile phone to be registered, an e-mail address, or contact information of another house or workplace, which is owned by the owner of the monitoring area A, B, or C for which the security company 3 requests monitoring. .
[0020]
Next, examples of screens displayed on the display by the center server 31 are shown in FIGS.
[0021]
FIG. 4 is a diagram showing a list of monitoring area names and monitoring modes, and showing a selection screen used when switching between monitoring modes or selecting monitoring area history display.
The selection screen 41 in FIG. 4 has a list 42 in which data in which the names of the monitoring areas A, C, and C and the monitoring mode are associated are arranged. From the list 42, for example, it is confirmed that the monitoring area A is under training, the monitoring area B and the monitoring area C and the monitoring area E are under actual monitoring, and the monitoring area D is under test. it can. In the area below the list 42, a security menu selection display 43 is provided, a button 44 for selecting monitoring mode switching, and a monitoring history display of the monitoring areas A, B, and C (monitoring area history display). And a button 45 for selecting. When the monitoring mode is switched or the monitoring area history display is selected, a list of the monitoring areas A, B, C data 42a, 42b, 42c, 42d, 42e,. After selecting from buttons 42, one of buttons 44 and 45 is selected. Note that the selection includes a case of selecting with a keyboard or a mouse and a case of selecting with a touch panel method (the same applies to each selection operation hereinafter).
[0022]
FIG. 5 is an example of a screen for controlling switching of the monitoring mode of the monitoring area.
The mode switching screen 51 includes an input area 52 for inputting the names and the like for specifying the monitoring areas A, B, and C for which the monitoring modes are to be switched, and a current state for displaying the current monitoring modes of the monitoring areas A, B, and C. A display area 53, a determination input area 54 for inputting the necessity of switching, a mode input area 55 for inputting a monitoring mode to be switched, a switching confirmation area 56 for confirming the monitoring mode to be switched, and a monitoring mode after switching are displayed. And a post-switching display area 57 are arranged.
[0023]
The input area 52 has a configuration in which an input field 52b for the monitoring areas A, B, and C is associated with a display 52a that prompts an input instruction such as "enter a monitoring area to be switched". As a method of inputting into the input field 52b, a method of inputting from a keyboard or a method of displaying a list of input information candidates and selecting a candidate to be input can be adopted (the same applies to the input method below).
[0024]
The current status display area 53 includes a display 53a for confirming the monitoring areas A, B, and C input in the input fields 52b of the input area 52, and a display of the current monitoring mode of the input monitoring areas A, B, and C. 53b. In FIG. 3, the display 53a shows "monitoring mode of monitoring area B (current state)" and the display 53b shows "monitoring in production".
[0025]
The determination input area 54 is provided for the monitor to input the result of determining whether or not the switching of the monitoring mode is necessary. The display 54a for prompting the input of the determination result, and the change or the maintenance of the current state can be selected. It comprises buttons 54b and 54c. As an example of the display 54a, as shown in FIG. 5, "Do you want to switch the monitoring mode of the monitoring area B?" The button 54b for selecting the change is provided with the text "change", and the button 54c for selecting the status quo is provided with the text "as is" to prevent an operation error by the observer. .
[0026]
The mode input area 55 becomes operable when the change button 54b is selected in the determination input area 54, and includes a display 55a of a switching instruction displayed as "monitoring mode (switching) of the monitoring area B" and the like. Three buttons arranged in correspondence with the three modes, that is, a button 55b labeled "actual" corresponding to the production monitoring mode, a button 55c labeled "training" corresponding to the training mode, and a test It consists of a button 55d labeled "test" corresponding to the mode.
[0027]
The switching confirmation area 56 includes a display 56a for prompting confirmation such as "Switch the monitoring mode of the monitoring area B. Are you sure?", A button 56b to be selected when the user has agreed, and a button for canceling the processing leading to this. 56c. Note that the confirmation is performed in order to prevent an operation error by the monitor.
[0028]
The post-switching display area 57 displays the monitoring mode after the switching process of the monitoring areas A, B, and C for confirmation, and switches the monitoring mode of the monitoring area B (after the switching). A display 57a for specifying the monitoring areas A, B, and C and a display 57b for specifying the monitoring mode after switching are provided.
[0029]
FIG. 6 shows an example of a history display screen for displaying the history of the monitoring area.
The history display screen 61 displays the names of the selected monitoring areas A, B, and C and the monitoring modes of the monitoring areas A, B, and C, and the date and time of the event that occurred in the monitoring areas A, B, and C. And the contents of the event are displayed in chronological order. The monitoring date and time r4 (see FIG. 3) of the received intruder detection information is used as the date and time of occurrence of the event. The content of the event is created based on the monitoring medium r6 and the monitoring data r7 or the monitoring video data r8 (see FIG. 3) of the received intruder detection information, and a text indicating that the security terminal has been activated, The information includes information for specifying the installation location of the camera, for example, "sensor intruder detection (entrance)", "camera intruder detection (entrance)", "alarm lamp activation (next to entrance)" and the like. The information of the installation location is stored in advance in the center server 31 in which the information identifying the security terminal and the installation position are stored in the center server 31, and the table is stored in the names of the monitoring areas A, B and C and the security terminal. Is obtained by searching for information that specifies
[0030]
The history display screen 61 displays a history by designating one monitoring area A, B, C. However, it designates a plurality of monitoring areas A, B, C and displays the history of the monitoring areas A, B, C. The history may be displayed. In addition, various types of history display according to the application, such as a function to specify the first date and time and the last date and time of a predetermined period and display only the history that occurred during that time, and a history display limited to a specific event, are available. May be enabled.
[0031]
Further, a specific example of the processing performed in the security system will be described with reference to the flowcharts in FIGS. FIG. 7 shows the processing of the monitoring server in the monitoring area, and FIGS. 8 and 9 show the processing of the center server of the security company.
[0032]
The processing in the monitoring server 26 installed in the monitoring areas A, B, and C will be described with reference to the flowchart of FIG.
First, the monitoring mode is fetched from the center server 31 shown in FIG. 1 (step S11). If there is an instruction to stop the monitoring program (yes in step S12), a stop process is performed and the process ends. On the other hand, when there is no instruction to stop the monitoring program (No in Step S12), the information of the monitoring area B is read (Step S13), but when the monitoring area B does not output the intruder detection signal (No in Step S14). ) Proceeds to step S23, waits for a predetermined time such as 5 seconds, and then returns to step S11.
[0033]
When the intruder detection signal output from the monitoring area is received (Yes in step S14), the identification information of the sensor 21 that has detected the intruder, the date and time, and the detection event are recorded in the recording device 26a (step S15). ). Further, when there is a camera 22 installed in the vicinity of the sensor 21, the identification information of the camera 22, the video data, the imaging date and time, and the operation event are recorded (step S16).
[0034]
Here, when the monitoring mode of the monitoring area B is the training mode (YES in step S17), the operation of the spray injection device 25 is suppressed, and in this state, the alarm lamp 23 and the audio alarm speaker 24 are operated. The date and time, the operation suppression event of the spray injection device 25, and the operation event of the alarm lamp 23 and the audio alarm speaker 24 are recorded as intruder detection information Rw (FIG. 2), respectively (step S18). If there is any information not yet transmitted to the center server 31 among the information recorded in the monitoring server 26 in the processing up to this point, predetermined information is added to the information and transmitted as intruder detection information Rt (see FIG. 3) ( Step S22). Thereafter, after waiting for a predetermined time (step S23), the process returns to step S11.
[0035]
When the monitoring mode of the monitoring area B is not the training mode (step S17) and the test mode is set (YES in step S19) when the intruder detection signal is acquired, the spray injection device 25 and the sound are output. The operation of the alarm speaker 24 is inhibited, and the alarm lamp 23 is operated in this state. The date and time, the operation inhibition event of the spray injection device 25 and the audio alarm speaker 24, and the operation event of the alarm lamp 23 are intruder detection information. Rw (FIG. 2) is recorded (step S20). If there is any information not yet transmitted to the center server 31 among the information recorded in the monitoring server 26 in the processing up to this point, predetermined information is added to the information and transmitted as intruder detection information Rt (see FIG. 3) ( Step S22). Thereafter, after waiting for a predetermined time (step S23), the process returns to step S11.
[0036]
Then, when the intruder detection signal is acquired, if the monitoring mode of the monitoring area B is not the training mode (NO in step S17) and is not the test mode (NO in step S19), that is, if it is the actual monitoring mode. Activates the spray ejection device 25, the audio alarm speaker 24, and the alarm lamp 23, and determines the date and time and the operation event of the spray injection device 25, the audio alarm speaker 24, and the alarm lamp 23 as intruder detection information Rw (FIG. 2). Respectively (step S21). If there is any information not yet transmitted to the center server 31 among the information recorded in the monitoring server 26 in the processing up to this point, predetermined information is added to the information and transmitted as intruder detection information Rt (see FIG. 3) ( Step S22). Thereafter, after waiting for a predetermined time (step S23), the process returns to step S11.
[0037]
FIG. 8 shows a flowchart of the processing of the center server 31 of the security company 3.
When the information for specifying the monitoring areas A, B, and C is input (step S31) and the end of the processing is not instructed (NO in step S32), the center server 31 transmits the corresponding monitoring areas A, B, and C. The unacquired intruder detection information Rt is acquired from the monitoring servers 26 of B and C (step S33). When the intruder detection information Rt is received, the date and time, the content of the event, and the like are edited (step S34).
[0038]
If the monitoring mode of the monitoring areas A, B, and C that have received the intruder detection information Rt is the training mode (YES in step S35), the information that the intruder detection information Rt is in the training mode is added to the edited intruder detection information Rt. It is added (step S36) and displayed on the display (step S39). When the display on the display is completed, the process waits for a predetermined time (for example, 5 seconds) (step S40), and then returns to step S32. At this time, if an instruction to end the display has been input (YES in step S32), the processing here ends.
[0039]
If the monitoring mode of the monitoring areas A, B, and C that have received the intruder detection information Rt is not the training mode (NO in step S35) and is in the test mode (YES in step S37), the edited intruder detection The information indicating the test mode is added to the information Rt (step S38) and displayed on the display (step S39). When the display on the display is completed, the process waits for a predetermined time (for example, 5 seconds) (step S40), and then returns to step S32. At this time, if an instruction to end the display has been input (YES in step S32), the processing here ends.
[0040]
If the monitoring mode of the monitoring areas A, B, and C that has received the intruder detection information Rt is the production monitoring mode (NO in step S35 and NO in step S37), the edited intruder detection information Rt is displayed on the display (step S39). When the display on the display is completed, the process waits for a predetermined time (for example, 5 seconds) (step S40), and then returns to step S32. At this time, if an instruction to end the display has been input (YES in step S32), the processing here ends.
[0041]
Next, FIG. 9 is a flowchart illustrating a process of switching the monitoring mode in the center server 31.
The center server 31 displays the mode switching screen 51 in FIG. 5 and allows the guard of the security company 3 to input necessary information in the input area 52, thereby inputting the monitoring areas A, B, and C for which the switching process is performed. Is received (step S41). Then, the corresponding monitoring zone (here, monitoring zone B) and the current mode of the monitoring zone B are displayed in the current status display area 53 in order to allow the monitor to check (step S42).
[0042]
When the monitor who has checked the current display operates the determination input area 54, it determines whether or not switching processing is necessary according to the operation result. If the switching of the monitoring mode has been requested (YES in step S43), the process proceeds to step S44 to perform a process based on the operation of the mode input area 55. On the other hand, if the mode switching has not been requested, that is, if the current status is to be maintained (NO in step S43), the processing here ends.
[0043]
When the processing proceeds to step S44 and the processing based on the operation of the mode input area 55 is performed, the monitoring mode to be switched is determined from the information acquired from the mode input area 55. When the training mode has been selected (YES in step S44), the security terminal in the corresponding monitoring area B is switched to the training mode (step S45), and the monitoring mode after the switching is displayed on the display and the monitoring area B is switched. Is transferred to the monitoring server 26 (step S49), and the processing here ends.
[0044]
When the training mode is not selected (NO in step S44), it is determined whether the mode is the test mode or the actual operation mode. If the mode is the test mode (YES in step S46), the security terminal in the corresponding monitoring area B is switched to the test mode (step S47), and the process proceeds to step S49 to display on the display and transfer to the corresponding monitoring server 26. Is performed, and the process ends.
[0045]
If the operation mode is the production operation mode (NO in step S46), the security terminal in the corresponding monitoring area B is switched to the production operation mode (step S48), and the process proceeds to step S49 to display on the display and to the corresponding monitoring server 26. After the transfer, the process ends.
[0046]
According to the security system 1 of the present embodiment, the security company 3 can monitor the plurality of monitoring areas A, B, and C from a remote location, display a monitoring history, and change the current monitoring mode as needed. You will be able to confirm. Furthermore, a mode for operation confirmation such as a test mode and a training mode can be selected as the monitoring mode, and the current monitoring mode can be confirmed on the screen of the center server 31 of the security company 3. It is possible to discriminate between an abnormal state simulated due to the execution of a test and training and the occurrence of an actual abnormality. The operation of selecting the monitoring mode is performed by the center server 31. At this time, by outputting a display for confirmation on the screen, human error can be prevented.
[0047]
On the other hand, in the monitoring areas A, B, and C, the monitoring server 26 registers the monitoring mode selected by the security company 3 and activates the threatening device determined for each monitoring mode, thereby causing trouble to the neighborhood. The test and training can be carried out safely and efficiently by preventing unnecessary threatening devices from being operated.
[0048]
Note that the present invention is not limited to the above embodiment, but can be widely applied.
For example, the operation mode of the threatening device may be changed depending on the monitoring mode. For example, in the test mode or the training mode, the alarm lamp 23 or the audio alarm speaker 24 is operated for a shorter time than in the actual monitoring mode, or in the test mode or the training mode, the alarm lamp is different in color from the actual monitoring mode. 23 may be turned on, or a sound different from that in the actual monitoring mode may be output from the sound alarm speaker 24.
[0049]
【The invention's effect】
According to the present invention, in a specific area, a case where normal monitoring is performed, a case where a detection device is tested, and a case where a security drill is performed can be distinguished, so that an erroneous notification may be performed. Disappears. In addition, by operating only the intimidating device necessary for testing and crime prevention training, the operation of the detecting device can be confirmed safely and efficiently.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a security system according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a configuration of information recorded in a monitoring server of FIG. 1;
FIG. 3 is a diagram showing a configuration of information transmitted to a center server of the security company in FIG. 1;
FIG. 4 is a diagram illustrating an example of a screen of the center server in FIG. 1;
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of a screen of the center server in FIG. 1;
FIG. 6 is a diagram showing an example of a screen of the center server in FIG. 1;
FIG. 7 is a flowchart showing a process of the monitoring server of FIG. 1;
FIG. 8 is a flowchart showing the entire processing performed by the center server of FIG. 1;
FIG. 9 is a flowchart illustrating a monitoring mode switching process performed by the center server of FIG. 1;
[Explanation of symbols]
1 Security system
2 Communication network
3 security companies
21 Sensor (Detection device)
22 Camera (detection device)
23 Warning lamp (threatening equipment)
24 Voice alarm speaker (threatening equipment)
25 Sprayer (threatening equipment)
26 Monitoring server
31 Center server
