JP2004247871A

JP2004247871A - Data relay method, data relay apparatus, and data relay system using the apparatus

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Publication number: JP2004247871A
Application number: JP2003034134A
Authority: JP
Inventors: Makoto Nakamura; 眞中村; Katsunori Tanibuchi; 克典谷渕
Original assignee: Furukawa Electric Co Ltd
Current assignee: Furukawa Electric Co Ltd
Priority date: 2003-02-12
Filing date: 2003-02-12
Publication date: 2004-09-02
Anticipated expiration: 2023-02-12
Also published as: JP3773907B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To improve the reliability of data relay and to easily construct a system configuration by reducing the number of connections on a backbone network and reducing route information traffics of route information. <P>SOLUTION: Routing control processing is duplicated so that main routers 41, 51, 61 in an active state and backup routers 42, 52, 62 in a standby state each make a connection to different routers and are connected via transmission paths 30-32; and route information is exchanged between the connected routers. The exchanged route information is synchronized between the main router and the backup router in each set of routers 40, 50, 60, so that the main router and the backup router complement the information with each other to share the route information. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ルーティングの制御機能として冗長性を確保することができるコネクション型通信（Ｃｏｎｎｅｃｔｉｏｎ−Ｏｒｉｅｎｔｅｄ）の経路交換プロトコル、たとえばＢＧＰ（ＢｏｒｄｅｒＧａｔｅｗａｙＰｒｏｔｏｃｏｌ：ＲＦＣ１７７１）を利用したデータ中継方法、データ中継装置およびその装置を用いたデータ中継システムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来のデータ中継方法では、このＲＦＣ１７７１の非特許文献１に示すように、ＡＳ（ＡｕｔｏｎｏｍｏｕｓＳｙｓｔｅｍ）間の経路情報を交換する制御を、このＢＧＰのプロトコルによって行うものがあった。なお、このＡＳとは、単一の管理主体によって単一経路制御ポリシーのもとで管理・運用される範囲のことで、たとえばＩＳＰ（ＩｎｔｅｒｎｅｔＳｅｒｖｉｃｅＰｒｏｖｉｄｅｒ：インターネットサービス事業者）がこれに相当する。
【０００３】
このデータ中継方法では、図１７〜図１９に示すように、インターネット接続サービスのバックボーンネットワーク１０上に各ＩＳＰ１１のルータ２０を接続させて、これらルータ２０間にピアリングというＢＧＰのコネクションを張って、内部に設けられたルーティング・テーブル（図示せず）の交換を行った後に、このテーブルに格納されているルート情報に基づいて、ＩＳＰ１１間でＩＰ（ＩｎｔｅｒｎｅｔＰｒｏｔｏｃｏｌ）データの中継を行っている。これらルータ２０は、故障時の安全対策として、以下の２つの方法によってシステムを構成するものがある。なお、以下の図において、同様の構成部分に関しては、説明の都合上、同一符号を付記するものとする。
【０００４】
第１の従来例は、ルーティング制御ソフトウェアプログラムの二重化を行う場合であり、この場合には、たとえば図１７に示すように、物理的には１つのルータ（以下、「物理ルータ」という）２０を、データ中継の動作を行う上で論理的に２つのルータ（以下、「論理ルータ」という）２１，２２に設定し、この二重化されたルーティング制御ソフトウェアプログラムによって、それぞれの論理ルータが別々にルーティング制御データ（以下、「経路情報」という）の交換を行うものがある。
【０００５】
この論理ルータは、動作がアクティブ状態にあり、メイン処理を行う論理ルータ（以下、「メインルータ」という）２１と、動作がスタンバイ状態にあり、バックアップ処理を行う論理ルータ（以下、「バックアップルータ」という）２２とからなり、各論理ルータを他のルータのそれぞれの論理ルータ（物理ルータでも可）１台ごとに、１コネクションを張って伝送路３０を介して接続し、このメインルータ２１およびバックアップルータ２２がそれぞれ上述したルーティング制御ソフトウェアプログラムを使用して、フルメッシュにルーティング制御データ（以下、「経路情報」という）の交換を行うものがあった。
【０００６】
また、第２の従来例では、たとえば図１８に示すように、一方のルータ２０から他方のルータ２０へ経路情報を送信する際に、この経路情報を通信する通信路から他方のルータのメインルータ２１とバックアップルータ２２の両方のＢＧＰ処理部（図示せず）に対して、この経路情報をコピーして送信することで、経路情報の交換を行うものがあった。
【０００７】
【非特許文献１】
ＹａｋｏｖＲｅｋｈｔｅｒ＆ＴｏｎｙＬｉ共著、“ＲＦＣ１７７１ＡＢｏｒｄｅｒＧａｔｅｗａｙＰｒｏｔｏｃｏｌ４”［ｏｎｌｉｎｅ］、インターネット公式プロトコル（ＳＴＤ１）、１９９５年３月、ｐ．１−１１、ＡｌｔｅｒＮＩＣＴｈｅＮｅｔｗｏｒｋＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＣｅｎｔｅｒ、［平成１４年１０月１日検索］、インターネット＜ＵＲＬ：ＨＹＰＥＲＬＩＮＫ”ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ａｌｔｅｒｎｉｃ．ｏｒｇ／ｒｆｃｓ／ｒｆｃ１７００／ｒｆｃ１７７１．ｈｔｍｌ”＞
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記第１の従来例では、ルータ間でフルメッシュで経路情報を交換しなければならないので、論理ルータの１台に対して、１コネクションを張って経路情報を送信する必要があり、コネクションの数が増え、経路情報送信によるバックボーンネットワーク上での伝送トラフィックが増大し、またコネクションの管理が煩雑になるという問題点があった。また、上記第２の従来例では、論理ルータからの経路情報をコピーして送信する機能が必要となるので、実装が複雑となり、オーバーヘッドの大きい処理となるという問題点があった。
【０００９】
このような問題を解決するものとして、たとえば図１９の第３の従来例に示すように、バックボーンネットワーク１０上に、経路情報を中継するルートリフレクタ（以下、「集約装置」という）２３，２４を設け、各ルータ２０のメインルータ２１とバックアップルータ２２は、この集約装置２３，２４とコネクションを張って伝送路３１で接続させ、この伝送路３１を介して経路情報の交換を行っている。この集約装置２３，２４は、受信した経路情報を集約して、各ルータ２０のメインルータ２１とバックアップルータ２２に経路情報を振り分けてそれぞれ送信するものがある。
【００１０】
しかしながら、上記第３の従来例では、経路情報の交換相手を減少させることはできるが、この場合でもメインルータ２１とバックアップルータ２２のそれぞれが集約装置２３，２４と経路情報の交換を行う必要があり、バックボーンネットワーク１０上での経路情報トラフィックの増大や管理の煩雑さが避けられないという問題点があった。
【００１１】
この発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、バックボーンネットワーク上でのコネクションの数を削減して、経路情報の経路情報トラフィックを減少させ、データ中継の信頼性を高めるとともに、システム構成を簡易に構築できるデータ中継方法、データ中継装置およびその装置を用いたデータ中継システムを提供することを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項１にかかるデータ中継方法では、複数のデータ中継装置が、論理的にアクティブ状態とスタンバイ状態の関係に設定され、メイン処理とバックアップ処理を行う少なくとも２つの論理データ中継装置をそれぞれ構築してデータを中継するデータ中継方法において、前記アクティブ状態およびスタンバイ状態の論理データ中継装置が、データ中継を行うためのコネクション型通信の経路交換プロトコルを使用して、それぞれ異なるデータ中継装置とコネクションを張る第１の接続工程と、前記コネクションを張った論理データ中継装置と前記他のデータ中継装置との間で前記経路情報の交換を行う第１の交換工程とを含むことを特徴とするデータ中継方法が提供される。
【００１３】
この発明によれば、論理的にアクティブ状態とスタンバイ状態の論理データ中継装置を備えた複数のデータ中継装置間でデータ中継を行うデータ中継方法であって、各データ中継装置は、一方の論理データ中継装置が接続されるデータ中継装置と異なるデータ中継装置とコネクションを張ってそれぞれ接続され、この接続されたデータ中継装置間で経路情報の交換を行うことで、バックボーンネットワーク上でのコネクションの数を削減して、経路情報の経路情報トラフィックを減少させる。
【００１４】
また、請求項２にかかるデータ中継方法では、複数のデータ中継装置が、論理的にアクティブ状態とスタンバイ状態の関係に設定され、メイン処理とバックアップ処理を行う少なくとも２つの論理データ中継装置をそれぞれ構築してデータを中継するデータ中継方法において、前記アクティブ状態およびスタンバイ状態の論理データ中継装置が、データ中継を行うためのコネクション型通信の経路交換プロトコルを使用して、それぞれ異なるデータ集約装置を介して他のデータ中継装置とコネクションを張る第２の接続工程と、前記コネクションを張った論理データ中継装置と前記データ集約装置との間で前記経路情報の交換を行う第２の交換工程とを含むことを特徴とするデータ中継方法が提供される。
【００１５】
この発明によれば、論理的にアクティブ状態とスタンバイ状態の論理データ中継装置を備えた複数のデータ中継装置間でデータ中継を行うデータ中継方法であって、各データ中継装置は、一方の論理データ中継装置が接続されるデータ集約装置と異なるデータ集約装置を介して、他のデータ中継装置とコネクションを張ってそれぞれ接続され、この接続された論理データ中継装置とデータ集約装置間で経路情報の交換を行うことで、バックボーンネットワーク上でのコネクションの数を削減して、経路情報の経路情報トラフィックを減少させる。
【００１６】
また、請求項３にかかるデータ中継方法では、前記データ中継装置内に設定された論理データ中継装置間で、前記交換された経路情報の同期をとる同期工程をさらに含むことを特徴とする。
【００１７】
この発明によれば、データ中継装置内の各論理データ中継装置で得られた経路情報を、このアクティブ状態およびスタンバイ状態の論理データ中継装置間で同期をとることで、コネクション数を削減したことによる互いの経路情報の不足を、相互に補充して経路情報の共有化を図る。
【００１８】
また、請求項４にかかるデータ中継方法では、前記各論理データ中継装置は、前記同期工程で同期がとられた経路情報に基づいて、最適経路を選択する選択工程を、さらに含むことを特徴とする。
【００１９】
アクティブ状態およびスタンバイ状態の各論理データ中継装置では、相互に補充して経路情報の共有化を図るとともに、この共有化が図られた経路情報から最適経路を選択することで、たとえば最短経路などの適切な経路の選択を可能にする。
【００２０】
また、請求項５にかかるデータ中継方法では、前記スタンバイ状態の論理データ中継装置は、前記アクティブ状態の論理データ中継装置がメイン処理動作中かどうかを監視する第１の監視工程と、前記メイン処理の動作中でない場合には、前記アクティブ状態のデータ中継装置がコネクションを張っていた前記他のデータ中継装置と新たにコネクションを張る第３の接続工程と、前記新たにコネクションを張った他のデータ中継装置との間で前記経路情報の交換を行う第３の交換工程とをさらに含むことを特徴とする。
【００２１】
この発明によれば、スタンバイ状態の論理データ中継装置がバックアップ処理の一環として、アクティブ状態の論理データ中継装置のメイン処理動作を監視し、このメイン処理を行っていない場合には、アクティブ状態の論理データ中継装置に代わって、他のデータ中継装置と新たにコネクションを張って、経路情報を交換することで、コネクション数を削減したことによる弊害を補填する。
【００２２】
また、請求項６にかかるデータ中継方法では、前記スタンバイ状態の論理データ中継装置は、前記アクティブ状態の論理データ中継装置によるメイン処理の動作が再開されると、前記第３の接続工程において、前記他のデータ中継装置と新たに張ったコネクションを断にする接続断工程をさらに含むことを特徴とする。
【００２３】
この発明によれば、アクティブ状態の論理データ中継装置によるメイン処理動作の再開により、スタンバイ状態の論理データ中継装置による他のデータ中継装置との新たなコネクションが不要になるので、このコネクションを断にして、同一データ中継装置内の論理データ中継装置と二重のコネクションを避けることで、コネクションの数の削減を図る。
【００２４】
また、請求項７にかかるデータ中継方法では、前記スタンバイ状態の論理データ中継装置は、前記アクティブ状態の論理データ中継装置によるメイン処理の動作が再開されると、該アクティブ状態の論理データ中継装置に、前記メイン処理動作停止中に取得した経路情報を出力する出力工程をさらに含むことを特徴とする。
【００２５】
この発明によれば、アクティブ状態の論理データ中継装置がメイン処理を再開すると、スタンバイ状態の論理データ中継装置が、この動作停止中に取得した経路情報をアクティブ状態の論理データ中継装置に出力することで、経路情報の共有化を図る。
【００２６】
また、請求項８にかかるデータ中継方法では、前記アクティブ状態の論理データ中継装置は、前記スタンバイ状態の論理データ中継装置がバックアップ処理動作中かどうかを監視する第２の監視工程と、前記バックアップ処理の動作中でない場合には、前記スタンバイ状態の論理データ中継装置がコネクションを張っていた前記他のデータ中継装置と新たにコネクションを張る第４の接続工程と、前記新たにコネクションを張った他のデータ中継装置との間で前記経路情報の交換を行う第４の交換工程とをさらに含むことを特徴とする。
【００２７】
この発明によれば、アクティブ状態の論理データ中継装置がメイン処理の一環として、スタンバイ状態の論理データ中継装置のバックアップ処理動作を監視し、このバックアップ処理を行っていない場合には、スタンバイ状態の論理データ中継装置に代わって、他のデータ中継装置と新たにコネクションを張って、経路情報を交換することで、コネクション数を削減したことによる弊害を補填する。
【００２８】
また、請求項９にかかるデータ中継方法では、前記アクティブ状態の論理データ中継装置は、前記スタンバイ状態の論理データ中継装置によるバックアップ処理の動作が再開されると、前記第３の接続工程において、前記他のデータ中継装置と新たに張ったコネクションを断にする第２の接続断工程をさらに含むことを特徴とする。
【００２９】
この発明によれば、スタンバイ状態の論理データ中継装置によるバックアップ処理動作の再開により、アクティブ状態の論理データ中継装置による他のデータ中継装置との新たなコネクションが不要になるので、このコネクションを断にして、同一のデータ中継装置のと二重のコネクションを張るのを避けることで、コネクションの数の削減を図る。
【００３０】
また、請求項１０にかかるデータ中継方法では、前記アクティブ状態の論理データ中継装置は、前記スタンバイ状態の論理データ中継装置によるバックアップ処理の動作が再開されると、該スタンバイ状態の論理データ中継装置に、前記バックアップ処理動作停止中に取得した経路情報を出力する第２の出力工程をさらに含むことを特徴とする。
【００３１】
この発明によれば、スタンバイ状態の論理データ中継装置がバックアップ処理を再開すると、アクティブ状態の論理データ中継装置が、この動作停止中に取得した経路情報をスタンバイ状態の論理データ中継装置に出力することで、経路情報の共有化を図る。
【００３２】
また、請求項１１にかかるデータ中継装置では、論理的にアクティブ状態とスタンバイ状態の関係に設定され、メイン処理とバックアップ処理を行う少なくとも２つの論理データ中継装置によって構築され、他のデータ中継装置とコネクションを張って、データのデータ中継を行うデータ中継装置において、前記アクティブ状態の論理データ中継装置は、前記データ中継を行うためのコネクション型通信の経路交換プロトコルを使用し、所定の前記他のデータ中継装置とコネクションを張る第１の接続手段と、前記第１の接続手段によってコネクションを張った他のデータ中継装置との間で、前記経路情報の交換を行う第１の交換手段と、前記交換された経路情報を記憶する第１の記憶手段と、前記スタンバイ状態の論理データ中継装置は、前記データ中継を行うためのコネクション型通信の経路交換プロトコルを使用し、前記第１の接続手段がコネクションを張った前記所定の他のデータ中継装置とは異なる所定のデータ中継装置とコネクションを張る第２の接続手段と、前記第２の接続手段によってコネクションを張った他のデータ中継装置との間で、前記経路情報の交換を行う第２の交換手段と、前記交換された経路情報を記憶する第２の記憶手段とを備えたことを特徴とするデータ中継装置が提供される。
【００３３】
この発明によれば、論理的にアクティブ状態とスタンバイ状態の関係に設定された論理データ中継装置が他のデータ中継装置とデータ、たとえばＩＰデータのデータ中継を行うデータ中継装置であって、アクティブ状態とスタンバイ状態の論理データ中継装置は、第１および第２の接続手段を用いて、それぞれ一方の論理データ中継装置がコネクションを張ったデータ中継装置とは異なる他のデータ中継装置とコネクションを張って経路情報の交換を行うことで、バックボーンネットワーク上でのコネクションの数を削減して、経路情報の経路情報トラフィックを減少させる。
【００３４】
また、請求項１２にかかるデータ中継装置では、前記アクティブ状態の論理データ中継装置は、前記第１の記憶手段に記憶されている経路情報のデータ処理を行う第１のデータ処理手段をさらに備え、前記スタンバイ状態の論理データ中継装置は、前記第２の記憶手段に記憶されている経路情報のデータ処理を行う第２のデータ処理手段をさらに備え、前記第１および第２のデータ処理手段は、互いに前記交換され、かつ前記第１および第２の記憶手段に記憶されている経路情報の同期をとることを特徴とする。
【００３５】
この発明によれば、第１および第２の交換手段によってそれぞれ異なる他のデータ中継装置と交換された経路情報を、第１および第２のデータ処理手段で同期をとって、この経路情報の共有化を図ることで、さらにバックボーンネットワーク上でのコネクションの数を削減して、経路情報の経路情報トラフィックを減少させる。
【００３６】
また、請求項１３にかかるデータ中継装置では、最適の経路を記憶する第３の記憶手段をさらに備え、前記第１および第２のデータ処理手段は、前記同期がとられた経路情報に基づいて、最適の経路を選択して、当該最適の経路を前記第３の記憶手段に記憶させることを特徴とする。
【００３７】
この発明によれば、第１および第２のデータ処理手段が、同期がとられた経路情報から経路選択を行うアルゴリズムによって、共有化が図られた経路情報から最適の経路を選択して、第３の記憶手段に記憶させることで、たとえば最短経路などの適切な経路の選択を可能にする。
【００３８】
また、請求項１４にかかるデータ中継装置では、前記スタンバイ状態の論理データ中継装置は、前記アクティブ状態の論理データ中継装置のメイン処理動作を監視する第１の監視手段をさらに備え、前記第２の接続手段は、前記監視手段の監視結果に応じて、前記第１の接続手段がコネクションを張っていた前記他のデータ中継装置と新たにコネクションを張り、前記第２の交換手段は、前記新たにコネクションを張った他のデータ中継装置との間で前記経路情報の交換を行うことを特徴とする。
【００３９】
この発明によれば、アクティブ状態の論理データ中継装置がメイン処理動作を行っていない場合には、アクティブ状態の論理データ中継装置に代わって、第２の接続手段がスタンバイ状態の論理データ中継装置と他のデータ中継装置間に新たなコネクションを張って、経路情報を交換することで、コネクション数を削減したことによる経路情報の不足に伴う弊害を補填する。
【００４０】
また、請求項１５にかかるデータ中継装置では、前記第２の接続手段は、前記第１の監視手段の監視結果から、前記アクティブ状態の論理データ中継装置によるメイン処理の動作が再開されたことを認識すると、前記他のデータ中継装置と新たに張ったコネクションを断にすることを特徴とする。
【００４１】
この発明によれば、アクティブ状態の論理データ中継装置は、メイン処理動作の再開により以前にコネクションを張っていた他のデータ中継装置とコネクションを張り直すので、スタンバイ状態の論理データ中継装置は、この他のデータ中継装置とのコネクションが不要となるので、第２の接続手段は、このコネクションを断にして、同一のデータ中継装置のと二重のコネクションを避けることで、コネクションの数の削減を図る。
【００４２】
また、請求項１６にかかるデータ中継装置では、前記第２のデータ処理手段は、前記第１の監視手段の監視結果から、前記アクティブ状態の論理データ中継装置によるメイン処理の動作が再開されたことを認識すると、該メイン処理動作停止中に取得した経路情報を、前記アクティブ状態の論理データ中継装置に出力することを特徴とする。
【００４３】
この発明によれば、アクティブ状態のデータ中継装置では、メイン処理動作の停止中に経路情報の取得がなされていないので、第２のデータ処理手段は、この動作停止中に取得した経路情報を、スタンバイ状態のデータ中継装置からアクティブ状態のデータ中継装置に出力することで、経路情報の共有化を図る。
【００４４】
また、請求項１７にかかるデータ中継装置では、前記アクティブ状態の論理データ中継装置は、前記スタンバイ状態の論理データ中継装置のバックアップ処理動作を監視する第２の監視手段をさらに備え、前記第１の接続手段は、前記第１の監視手段の監視結果に応じて、前記第２の接続手段がコネクションを張っていた前記他のデータ中継装置と新たにコネクションを張り、前記第１の交換手段は、前記新たにコネクションを張った他のデータ中継装置との間で前記経路情報の交換を行うことを特徴とする。
【００４５】
この発明によれば、スタンバイ状態の論理データ中継装置がバックアップ処理動作を行っていない場合には、スタンバイ状態の論理データ中継装置に代わって、第１の接続手段がアクティブ状態の論理データ中継装置と他のデータ中継装置間に新たなコネクションを張って、経路情報を交換することで、コネクション数を削減したことによる経路情報の不足に伴う弊害を補填する。
【００４６】
また、請求項１８にかかるデータ中継装置では、前記第１の接続手段は、前記第２の監視手段の監視結果から、前記スタンバイ状態の論理データ中継装置によるバックアップ処理の動作が再開されたことを認識すると、前記他のデータ中継装置と新たに張ったコネクションを断にすることを特徴とする。
【００４７】
この発明によれば、スタンバイ状態の論理データ中継装置は、バックアップ処理動作の再開により以前にコネクションを張っていた他のデータ中継装置とコネクションを張り直すので、アクティブ状態の論理データ中継装置は、この他のデータ中継装置とのコネクションが不要となるので、第１の接続手段は、このコネクションを断にして、同一のデータ中継装置のと二重のコネクションを避けることで、コネクションの数の削減を図る。
【００４８】
また、請求項１９にかかるデータ中継装置では、前記第１のデータ処理手段は、前記第２の監視手段の監視結果から、前記スタンバイ状態の論理データ中継装置によるバックアップ処理の動作が再開されたことを認識すると、該バックアップ処理動作停止中に取得した経路情報を、前記スタンバイ状態の論理データ中継装置に出力することを特徴とする。
【００４９】
この発明によれば、スタンバイ状態の論理データ中継装置では、バックアップ処理動作の停止中に経路情報の取得がなされていないので、第１のデータ処理手段は、この動作停止中に取得した経路情報を、アクティブ状態の論理データ中継装置からスタンバイ状態の論理データ中継装置に出力することで、経路情報の共有化を図る。
【００５０】
また、請求項２０にかかるデータ中継装置では、論理的にアクティブ状態とスタンバイ状態の関係に設定され、メイン処理とバックアップ処理を行う少なくとも２つの論理データ中継装置によって構築され、データ集約装置とコネクションを張って、データのデータ中継を行うデータ中継装置において、前記アクティブ状態の論理データ中継装置は、前記データ中継を行うためのコネクション型通信の経路交換プロトコルを使用し、所定の前記データ集約装置とコネクションを張る第３の接続手段と、前記第３の接続手段によってコネクションを張った他のデータ集約装置との間で、前記経路情報の交換を行う第３の交換手段と、前記交換された経路情報を記憶する第４の記憶手段と、前記スタンバイ状態の論理データ中継装置は、前記データ中継を行うためのコネクション型通信の経路交換プロトコルを使用し、前記第３の接続手段がコネクションを張った前記所定の他のデータ集約装置とは異なる所定の前記データ集約装置とコネクションを張る第４の接続手段と、前記第４の接続手段によってコネクションを張った他のデータ集約装置との間で、前記経路情報の交換を行う第４の交換手段と、前記交換された経路情報を記憶する第５の記憶手段とを備えたことを特徴とするデータ中継装置が提供される。
【００５１】
この発明によれば、論理的にアクティブ状態とスタンバイ状態の関係に設定された論理データ中継装置がデータ集約装置とデータ、たとえばＩＰデータのデータ中継を行うデータ中継装置であって、アクティブ状態とスタンバイ状態の論理データ中継装置は、第３および第４の接続手段を用いて、それぞれ一方の論理データ中継装置がコネクションを張ったデータ集約装置とは異なる他のデータ集約装置とコネクションを張って経路情報の交換を行うことで、バックボーンネットワーク上でのコネクションの数を削減して、経路情報の経路情報トラフィックを減少させる。
【００５２】
また、請求項２１にかかるデータ中継装置では、前記アクティブ状態の論理データ中継装置は、前記第４の記憶手段に記憶されている経路情報のデータ処理を行う第３のデータ処理手段をさらに備え、前記スタンバイ状態の論理データ中継装置は、前記第５の記憶手段に記憶されている経路情報のデータ処理を行う第４のデータ処理手段をさらに備え、前記第３および第４のデータ処理手段は、互いに前記交換され、かつ前記第４および第５の記憶手段に記憶されている経路情報の同期をとることを特徴とする。
【００５３】
この発明によれば、第３および第４の交換手段によってそれぞれ異なるデータ集約装置と交換された経路情報を、第３および第４のデータ処理手段で同期をとって、この経路情報の共有化を図ることで、さらにバックボーンネットワーク上でのコネクションの数を削減して、経路情報の経路情報トラフィックを減少させる。
【００５４】
また、請求項２２にかかるデータ中継装置では、最適の経路を記憶する第６の記憶手段をさらに備え、前記第３および第４のデータ処理手段は、前記同期がとられた経路情報に基づいて、最適の経路を選択して、当該最適の経路を第６の記憶手段に記憶させることを特徴とする。
【００５５】
この発明によれば、第３および第４のデータ処理手段が、同期がとられた経路情報から経路選択を行うアルゴリズムによって、共有化が図られた経路情報から最適の経路を選択して、第６の記憶手段に記憶させることで、たとえば最短経路などの適切な経路の選択を可能にする。
【００５６】
また、請求項２３にかかるデータ中継装置では、前記スタンバイ状態の論理データ中継装置は、前記アクティブ状態の論理データ中継装置のメイン処理動作を監視する第３の監視手段をさらに備え、前記第４の接続手段は、前記第３の監視手段の監視結果に応じて、前記第３の接続手段がコネクションを張っていた前記他のデータ集約装置と新たにコネクションを張り、前記第４の交換手段は、前記新たにコネクションを張った他のデータ集約装置との間で前記経路情報の交換を行うことを特徴とする。
【００５７】
この発明によれば、アクティブ状態の論理データ中継装置がメイン処理動作を行っていない場合には、アクティブ状態の論理データ中継装置に代わって、第４の接続手段がスタンバイ状態の論理データ中継装置と他のデータ中継装置間に新たなコネクションを張って、経路情報を交換することで、コネクション数を削減したことによる弊害を補填する。
【００５８】
また、請求項２４にかかるデータ中継装置では、前記第４の接続手段は、前記第３の監視手段の監視結果から、前記アクティブ状態の論理データ中継装置によるメイン処理の動作が再開されたことを認識すると、前記他のデータ中継装置と新たに張ったコネクションを断にすることを特徴とする。
【００５９】
この発明によれば、アクティブ状態の論理データ中継装置は、メイン処理動作の再開により以前にコネクションを張っていた他のデータ中継装置とコネクションを張り直すので、スタンバイ状態の論理データ中継装置は、この他のデータ中継装置とのコネクションが不要となるので、第４の接続手段は、このコネクションを断にして、同一のデータ中継装置のと二重のコネクションを避けることで、コネクションの数の削減を図る。
【００６０】
また、請求項２５にかかるデータ中継装置では、前記第４のデータ処理手段は、前記第３の監視手段の監視結果から、前記アクティブ状態の論理データ中継装置によるメイン処理の動作が再開されたことを認識すると、該メイン処理動作停止中に取得した経路情報を、前記アクティブ状態の論理データ中継装置に出力することを特徴とする。
【００６１】
この発明によれば、アクティブ状態の論理データ中継装置では、メイン処理動作の停止中に経路情報の取得がなされていないので、第４のデータ処理手段は、この動作停止中に取得した経路情報を、スタンバイ状態の論理データ中継装置からアクティブ状態の論理データ中継装置に出力することで、経路情報の共有化を図る。
【００６２】
また、請求項２６にかかるデータ中継装置では、前記アクティブ状態の論理データ中継装置は、前記スタンバイ状態の論理データ中継装置のバックアップ処理動作を監視する第４の監視手段をさらに備え、前記第３の接続手段は、前記第４の監視手段の監視結果に応じて、前記第４の接続手段がコネクションを張っていた前記他のデータ集約装置と新たにコネクションを張り、前記第３の交換手段は、前記新たにコネクションを張った他のデータ集約装置との間で前記経路情報の交換を行うことを特徴とする。
【００６３】
この発明によれば、スタンバイ状態の論理データ中継装置がバックアップ処理動作を行っていない場合には、スタンバイ状態の論理データ中継装置に代わって、第３の接続手段がスタンバイ状態の論理データ中継装置と他のデータ中継装置間に新たなコネクションを張って、経路情報を交換することで、コネクション数を削減したことによる弊害を補填する。
【００６４】
また、請求項２７にかかるデータ中継装置では、前記第３の接続手段は、前記第４の監視手段の監視結果から、前記スタンバイ状態の論理データ中継装置によるバックアップ処理の動作が再開されたことを認識すると、前記他のデータ中継装置と新たに張ったコネクションを断にすることを特徴とする。
【００６５】
この発明によれば、スタンバイ状態の論理データ中継装置は、バックアップ処理動作の再開により以前にコネクションを張っていた他のデータ中継装置とコネクションを張り直すので、アクティブ状態の論理データ中継装置は、この他のデータ中継装置とのコネクションが不要となるので、第３の接続手段は、このコネクションを断にして、同一のデータ中継装置のと二重のコネクションを避けることで、コネクションの数の削減を図る。
【００６６】
また、請求項２８にかかるデータ中継装置では、前記第３のデータ処理手段は、前記第４の監視手段の監視結果から、前記スタンバイ状態の論理データ中継装置によるバックアップ処理の動作が再開されたことを認識すると、該バックアップ処理動作停止中に取得した経路情報を、前記スタンバイ状態の論理データ中継装置に出力することを特徴とする。
【００６７】
この発明によれば、スタンバイ状態の論理データ中継装置では、バックアップ処理動作の停止中に経路情報の取得がなされていないので、第３のデータ処理手段は、この動作停止中に取得した経路情報を、アクティブ状態の論理データ中継装置からスタンバイ状態の論理データ中継装置に出力することで、経路情報の共有化を図る。
【００６８】
また、請求項２９にかかるデータ中継システムでは、論理的にアクティブ状態とスタンバイ状態の関係に設定され、メイン処理とバックアップ処理を行う少なくとも２つの論理データ中継装置によって構築されるデータ中継装置と、該データ中継装置とデータの通信を行うノードと、これらデータ中継装置間でコネクションを張らせる伝送路とを有するデータ中継システムにおいて、前記データ中継装置は、請求項１１〜１９のいずれか一つに記載のデータ中継装置からなり、これらデータ中継装置間でデータ中継のための経路情報を交換することを特徴とするデータ中継装置を用いたデータ中継システムが提供される。
【００６９】
この発明によれば、請求項１１〜１９のいずれか一つに記載のアクティブ状態の論理データ中継装置とスタンバイ状態の論理データ中継装置とを、それぞれ異なるデータ中継装置と接続させるとともに、経路情報の交換を行うことで、バックボーンネットワーク上でのコネクションの数を削減して、経路情報の経路情報トラフィックを減少させる。
【００７０】
また、請求項３０にかかるデータ中継システムでは、論理的にアクティブ状態とスタンバイ状態の関係に設定され、メイン処理とバックアップ処理を行う少なくとも２つの論理データ中継装置によって構築されるデータ中継装置と、該データ中継装置とデータの通信を行うノードと、中継されるデータを集約するするデータ集約装置と、前記データ中継装置とデータ集約装置間でコネクションを張らせる伝送路とを有するデータ中継システムにおいて、前記データ中継装置は、請求項２０〜２８のいずれか一つに記載のデータ中継装置からなり、該データ中継装置とデータ集約装置間でデータ中継のための経路情報を交換することを特徴とするデータ中継装置を用いたデータ中継システムが提供される。
【００７１】
この発明によれば、請求項２０〜２８のいずれか一つに記載の論理データ中継装置とスタンバイ状態の論理データ中継装置とを、それぞれ異なるデータ中継装置と接続させるとともに、経路情報の交換を行うことで、バックボーンネットワーク上でのコネクションの数を削減して、経路情報の経路情報トラフィックを減少させる。
【００７２】
【発明の実施の形態】
以下に図１〜図１６の添付図面を参照して、この発明にかかるデータ中継方法、データ中継装置およびその装置を用いたデータ中継システムの好適な実施の形態を説明する。なお、以下の図において、同様の構成部分に関しては、説明の都合上、同一符号を付記するものとする。
【００７３】
（実施の形態１）
図１は、この発明にかかるデータ中継システムの概略構成を示すシステム構成図である。図において、この実施の形態のデータ中継システムは、論理ルータであるメインルータ４１〜６１とバックアップルータ４２〜６２とから構成される各ルータ４０〜６０から構築されており、メインルータ４１〜６１とバックアップルータ４２〜６２は、それぞれ異なるルータの論理ルータと接続されている。すなわち、ルータ４０のメインルータ４１は、ルータ５０のメインルータ５１とコネクションを張って、伝送路３０を介して接続されており、バックアップルータ４２は、ルータ６０のバックアップルータ６２とコネクションを張って、伝送路３１を介して接続されている。また、ルータ６０のメインルータ６１は、ルータ５０のバックアップルータ５２とコネクションを張って、伝送路３２を介して接続されている。また、各ルータ４０〜６０は、それぞれ異なるＩＳＰ１１とも接続されており、これにより各ＩＳＰ１１，１１間でのデータ中継を可能にしている。
【００７４】
これらメインルータ４１〜６１同士は、同一の構成であり、またバックアップルータ４２〜６２同士も、同一の構成なので、ここでは代表して、図２を用いてメインルータ４１とバックアップルータ４２の構成を示す。図において、メインルータ４１とバックアップルータ４２は、専用の伝送路４３を介して接続されている。メインルータ４１は、他のルータ（この実施の形態では、メインルータ５１）と伝送路３０を介して接続されるインターフェース（以下、「Ｉ／Ｆ」という）４１ａと、ＢＧＰのプロトコルによるデータ処理を行うＢＧＰ処理部４１ｂと、このＢＧＰ処理部４１ｂに接続され、経路情報を記憶するルーティングテーブル４１ｃと、パケットの定期送信を制御するパケット定期送信制御部４１ｄと、伝送路４３と接続され、このパケットを送出する通信部４１ｅとから構成されている。
【００７５】
バックアップルータ４２は、伝送路４３と接続され、メインルータ４１からのパケットを取り込む通信部４２ａと、このパケットの受信状態をモニタするパケット受信監視部４２ｂと、ＢＧＰのプロトコルによるデータ処理を行うＢＧＰ処理部４２ｃと、このＢＧＰ処理部４２ｃに接続され、他のルータと交換した経路情報や最適な経路を記憶するルーティングテーブル４２ｄと、他のルータ（この実施の形態では、バックアップルータ６２）と伝送路３１を介して接続されるＩ／Ｆ４２ｅとから構成されている。
【００７６】
このメインルータ４１においては、ＢＧＰ処理部４１ｂは、ＢＧＰのデータ処理機能として、Ｉ／Ｆ４１ａを介して他のルータと経路情報の交換を行い、受信した経路情報をルーティングテーブル４１ｃに記憶させるとともに、これら経路情報に基づいて最適な経路を計算してルーティングテーブル４１ｃに記憶させている。また、ＢＧＰ処理部４１ｂは、バックアップルータ４２内のＢＧＰ処理部４２ｃと経路情報の同期をとって、ルーティングテーブル内の経路情報の共有化を図っている。
【００７７】
また、このＢＧＰ処理部４１ｂは、ＫｅｅｐＡｌｉｖｅ（生存通知）メッセージの送受信を、Ｉ／Ｆ４１ａを介して他のルータと行っており、この生存通知メッセージの受信状況に応じて、自己の動作状態を遷移させている。さらに、このＢＧＰ処理部４１ｂは、ルータ４１内のバックアップルータ４２にも、この生存通知メッセージを送信するように、パケット定期送信制御部４１ｄに指示を送っている。
【００７８】
パケット定期送信制御部４１ｄは、ＢＧＰ処理部４１ｂの指示に基づいて、通信部４１ｅから定期的に生存通知メッセージを、伝送路４３を介してバックアップルータ４２の通信部４２ａに送出している。
【００７９】
バックアップルータ４２においては、パケット受信監視部４２ｂは、通信部４２ａで取り込まれた生存通知メッセージをモニタしており、パケット受信監視部４２ｂは、一定時間内にこの生存通知メッセージがモニタできたかどうかをＢＧＰ処理部４２ｃに通知している。
【００８０】
ＢＧＰ処理部４２ｃは、ＢＧＰのデータ処理機能として、Ｉ／Ｆ４２ｅを介して他のルータと経路情報の交換を行い、受信した経路情報をルーティングテーブル４２ｄに記憶させるとともに、これら経路情報に基づいて最適な経路を計算してルーティングテーブル４２ｄに記憶させている。また、ＢＧＰ処理部４２ｃは、メインルータ４１内のＢＧＰ処理部４１ｂと経路情報の同期をとって、ルーティングテーブル内の経路情報の共有化を図っている。
【００８１】
また、このＢＧＰ処理部４２ｃは、生存通知メッセージの送受信を、Ｉ／Ｆ４２ｅを介して他のルータと行っており、生存通知メッセージの受信状況に応じて、自己の動作状態を遷移させている。さらに、このＢＧＰ処理部４２ｃは、パケット受信監視部４２ｂから生存通知メッセージのモニタができない旨の通知を受けた場合には、メインルータ４１がコネクションを張っていた他のルータ（この実施の形態では、メインルータ５１）と新たにコネクションを張って、お互いの経路情報の交換を行う。
【００８２】
ルーティングテーブル４１ｃ，４２ｄは、他のルータと交換された経路情報および自ルータ内の他の論理ルータと同期がとられた経路情報を記憶する経路情報テーブルと、これら経路情報に基づいて選択された最適経路を記憶するフォワーディングテーブルとからそれぞれ構成されている。
【００８３】
次に、これらルータ４０〜６０間、またはこれらルータ内の論理ルータ４１〜６１，４２〜６２間で送受信される生存通知メッセージを含めたＢＧＰの使用するメッセージのフォーマットを図３〜図５のメッセージの各構成図に基づいて説明する。ＢＧＰのメッセージは、図示しないＩＰとＴＣＰのヘッダに次いで、図３に示すメッセージの受信者が予測できる値を含んだマーカーと、ヘッダを含むメッセージ全体の長さを示す長さと、メッセージのタイプコードを示すタイプとから構成されるＢＧＰのメッセージヘッダと、メッセージのタイプによって含まれるデータ部とから構成されている。
【００８４】
このメッセージのタイプには、転送プロトコル接続が確立された後に送信されるオープンメッセージと、ＢＧＰピアの間の経路情報の転送に使用するアップデートメッセージと、ＢＧＰ処理部の生存確認タイマがタイムアウトしないのに十分な間隔でピア間で交換される生存通知メッセージと、エラー条件が検出されたときに送られるＮＯＴＩＦＩＣＡＴＩＯＮ（通知）メッセージの４つのタイプがある。
【００８５】
この４つのメッセージタイプのうち、オープンメッセージのフォーマットは、図４に示すように、メッセージのプロトコル版数を示すバージョンと、メッセージ送信者の自律システム番号を示すＭｙＡｕｔｏｎｏｍｏｕｓＳｙｓｔｅｍ（自分の自律システム）と、生存確認タイマ値として提案する秒数を示す保留時間と、メッセージ送信者のＢＧＰ識別子（自分自身に割り当てられたＩＰアドレス）を示すＢＧＰ識別子と、オプションパラメータフィールドの全体の長さを示すオプションパラメータ長と、オプションパラメータの列で、それぞれのパラメータがコード化されているオプションパラメータとから構成されている。
【００８６】
アップデートメッセージのフォーマットは、図５に示すように、撤回経路フィールドの全体の長さを示す転送不可能ルート長と、サービスが停止した経路のＩＰアドレスプレフィックスのリストを含む可変長フィールドを示す撤回経路と、パス属性フィールドの全体の長さを示すトータルパス属性長と、３項の組からなるパス属性を示すパス属性と、ＩＰアドレスフィックスのリストを含むネットワーク層到達可能性情報とから構成されている。
【００８７】
なお、生存通知メッセージは、図３に示したメッセージヘッダのみからなり、通知メッセージは、この発明と直接係わりがないので、このフォーマットの説明を省略する。
【００８８】
なお、ルータ内のメインルータとバックアップルータの内部通信においても、この標準プロトコル（ＢＧＰ−４）のメッセージが使用されており、この場合にも図３に示したメッセージフォーマットの前段にＩＰとＴＣＰのヘッダがつき、ＩＰアドレスとしては、予め内部通信用に予約した特定のＩＰアドレスを使用する。そして、処理動作の確認のときには、図３に示したメッセージヘッダのタイプに、生存通知を示すコードを付加して、生存通知メッセージを送信し、また経路情報の同期のときには、このメッセージヘッダのタイプに、アップデートを示すコードを付加し、かつ図５に示したネットワーク層到達可能性情報に、経路情報を付加するとともに、パス属性を含めて、アップデートメッセージを送信することになる。
【００８９】
図６は、これらメッセージの送受信によってルータが遷移する動作状態を示した状態遷移図である。図において、ＢＧＰの遷移状態には、ＢＧＰの最初の状態を示すアイドル状態と、転送プロトコルの接続が完了した状態である接続状態と、この転送プロトコル接続を始めることにより、ピアを得ようとする状態であるアクティブ状態と、ピアからのオープンメッセージを待つ状態を示すオープン送信状態と、生存通知メッセージと通知メッセージを待つ状態を示すオープン確認状態と、アップデートメッセージ、通知メッセージおよび生存通知メッセージの交換を行う状態である接続確立状態とがある。
【００９０】
なお、このうちの「アクティブ状態」は、前述した「アクティブ状態」のメインルータで記述した「アクティブ状態」とは、その表現する意味が異なっている。すなわち、状態遷移のうちの「アクティブ状態」は、あくまでも論理ルータが遷移する動作状態の一つを表現するもので、これに対して前述した「アクティブ状態」は、メインルータがメイン処理を行う動作状態であることを表現するもので、バックアップルータがバックアップ処理を行う動作状態を表現する「スタンバイ状態」に相対するものとして用いたものである。
【００９１】
メインルータおよびバックアップルータは、ともに上述した動作の状態遷移を行っており、まず、これら論理ルータのＢＧＰ処理部は、Ｉ／Ｆを介してアイドル状態から予め定められた他のピアである論理ルータにコネクションを張って伝送路への接続を開始し、動作状態を接続状態に状態遷移する。ここで、接続が成功すると、接続した相手側の論理ルータに対してオープンメッセージを送信し、オープン送信状態に状態遷移する。なお、接続が失敗した場合には、動作状態をアクティブ状態に状態遷移する。
【００９２】
オープン送信状態において、ＢＧＰ処理部は、相手側の論理ルータからオープンメッセージを受信すると、このメッセージにエラーがない場合には、生存通知メッセージを送信し、その後にオープン確認状態に状態遷移して、生存通知メッセージと通知メッセージを待つ。ここで、生存通知メッセージを受信すると、確立状態に状態遷移し、通知メッセージを受信した場合には、アイドル状態に状態遷移する。また、メインルータおよびバックアップルータのＢＧＰ処理部は、オープン送信状態において、自装置内の他方の論理ルータに対しても、生存通知メッセージを送信する。
【００９３】
この接続確立状態では、ＢＧＰ処理部は、相手側の論理ルータとアップデートメッセージ、通知メッセージおよび生存通知メッセージの交換を行うことができ、この状態で相手側の論理ルータと経路情報を交換することが可能となる。
【００９４】
次に、この実施の形態にかかるメインルータとバックアップルータの監視アルゴリズム、メイン処理動作動作の監視アルゴリズムについて、図７〜図９の図面を用いて説明する。
【００９５】
図７は、論理ルータであるメインルータまたはバックアップルータが外部の他の論理ルータからのパケット受信を監視するための監視アルゴリズムを説明するためのフローチャートを示す図である。なお、この監視アルゴリズムは、メインルータの場合でも、バックアップルータの場合でも同様なので、この実施の形態では、ルータ４０のメインルータ４１におけるパケット監視を一例として説明する。
【００９６】
図において、メインルータ４１のＢＧＰ処理部４１ｂは、図６に示した遷移状態が接続確立状態のときに、接続相手であるルータ５０のメインルータ５１から定期的に送信される生存通知メッセージを、Ｉ／Ｆ４１ａを介して受信している（ステップ１０１）。そして、ＢＧＰ処理部４１ｂは、この生存通知メッセージが定期的に受信されている間は、内部に設けられた監視タイマをリスタートさせて（ステップ１０２）、次の生存通知メッセージの受信を待っている。
【００９７】
なお、この状態では、図８の経路情報の流れを示す模式図に示すように、メインルータ４１は、メインルータ５１とアップデートメッセージを用いた経路情報の交換が可能となり、交換された経路情報は、それぞれのメインルータ４１，５１のルーティングテーブル内の経路情報テーブル（メインルータ４１では、経路情報テーブル４１ｃ１）に記憶されることとなる。また、バックアップルータ４２は、バックアップルータ６２とアップデートメッセージを用いた経路情報の交換が可能となり、交換された経路情報は、それぞれのバックアップルータ４２，６２のルーティングテーブル内の経路情報テーブル（バックアップルータ４２では、経路情報テーブル４２ｄ１）に記憶されることとなる。
【００９８】
また、この外部のルータとの経路情報の交換とともに、メインルータ４１とバックアップルータ４２間では、この交換された経路情報の同期がとられている。この同期がとられた経路情報は、相互に補充しあって、外部からの経路情報と同様に、ルーティングテーブル４１ｃ、４２ｄ内の経路情報テーブル４１ｃ１，４２ｄ１に記憶され、経路情報の共有化が図られている。
【００９９】
さらに、ＢＧＰ処理部４１ｂ、４２ｃは、経路情報テーブル４１ｃ１，４２ｄ１に記憶されている経路情報に基づいて最適経路情報を計算しており、この計算された最適経路情報は、フォワーディングテーブル４１ｃ２，４２ｄ２に記憶される。なお、この最適経路の選択においては、ＢＧＰ経路の転送先属性によって判断される。
【０１００】
ここで、たとえば図９に示すように、メインルータ４１、５１間を接続する伝送路３０が断状態になり、メインルータ４１がメインルータ５１からの生存通知メッセージの受信ができなくなると、この監視タイマがタイムアウトになったかどうか判断する（ステップ１０３）。ここで、現時点でタイムアウトになっていない場合には、ＢＧＰ処理部４１ｂは、ステップ１０１に戻って再びパケット受信を待つ。また、この時点でタイムアウトになった場合には、ＢＧＰ処理部４１ｂは、メインルータ５１との間で障害が発生したと判断して、いったんアイドル状態に遷移した後に接続状態からオープン送信状態に遷移して、他の新たな論理ルータに接続を行う切り替え処理を行い（ステップ１０４）、オープン確認状態を経て接続確立状態に遷移して、ステップ１０１で次の生存通知メッセージの受信を待つ。
【０１０１】
このように、この実施の形態では、同一の物理ルータ内のメインルータとバックアップルータでそれぞれ異なる論理ルータとコネクションを張って経路情報の交換を行うので、バックボーンネットワーク上でのコネクションの数を削減して、経路情報の経路情報トラフィックを減少させることができ、これによって通常のデータ中継における伝送品質を向上させることができる。
【０１０２】
また、この実施の形態では、メインとバックアップの各ルータで外部のルータと経路情報の交換を行うと、これらルータ間で経路情報の同期をとって、互いの経路情報を補充しあうので、コネクション数が減少したことによる経路情報の不足による弊害を解消し、経路情報の共有化を図ることができる。
【０１０３】
また、この実施の形態では、接続相手からのパケットの受信ができなくなると、接続相手のルータを新たな他のルータに切り替えて生存通知メッセージの受信および経路情報の交換を行うことができるので、コネクション数を削減したことによる弊害を補填することができる。
【０１０４】
次に、図１０のフローチャートを用いてバックアップルータ４２による自装置内のメインルータ４１の監視アルゴリズムを説明する。図において、バックアップルータ４２のパケット受信監視部４２ｂは、動作状態がオープン送信状態において、メインルータ４１のパケット定期送信制御部４１ｄの制御によって定期送信される生存通知メッセージをモニタしており、ＢＧＰ処理部４２ｃは、このパケット受信監視部４２ｂからの監視結果を取り込むことで、メインルータ４１によるメイン処理の動作が正常に行われているかどうか判断する（ステップ２０１）。
【０１０５】
ここで、ＢＧＰ処理部４２ｃは、一定時間内にメインルータ４１から生存通知メッセージの受信がある場合には、メインルータ４１によるメイン処理の動作が正常に行われていると判断して、予め自ルータ４２の接続相手に決められているルータ６１のバックアップルータ６２とＢＧＰセッションを確立する（ステップ２０２）。これにより、ＢＧＰ処理部４２ｃは、遷移状態が接続確立状態になって、このバックアップルータ６２と経路情報の交換が可能となる。
【０１０６】
また、一定時間内にメインルータ４１から生存通知メッセージの受信がない場合には、ＢＧＰ処理部４２ｃは、メインルータ４１によるメイン処理の動作が正常に行われていないと判断して、このバックアップルータ６２とともに、予めメインルータ４１の接続相手に決められていたルータ５０のメインルータ５１ともＢＧＰセッションを確立する（ステップ２０３）。これにより、ＢＧＰ処理部４２ｃは、遷移状態が接続確立状態になって、このバックアップルータ６２およびメインルータ５１と経路情報の交換が可能となる。
【０１０７】
なお、この状態では、図１１のメインルータ４１側故障時における経路情報の流れを示す模式図に示すように、バックアップルータ４２は、バックアップルータ６２とアップデートメッセージを用いた経路情報の交換が可能となり、交換された経路情報は、バックアップルータ４２のルーティングテーブル内の経路情報テーブル４２ｄ１に記憶されることとなる。また、バックアップルータ４２は、メインルータ５１とアップデートメッセージを用いた経路情報の交換が可能となり、この交換された経路情報も、経路情報テーブル４２ｄ１に記憶されることとなる。
【０１０８】
ＢＧＰ処理部４２ｃは、メインルータ４１側故障時にメインルータ側からの経路がなくなるので、ここで、この経路情報テーブル４２ｄ１に記憶されている経路情報に基づいて最適経路情報を再計算しており、この計算された最適経路情報は、フォワーディングテーブル４２ｄ２に記憶される。また、バックアップルータ４２がメインルータ５１と接続された場合には、メインルータ５１側からの経路ができるので、接続完了後に経路情報が学習された際に、再度最適経路情報を計算して、この計算された最適経路情報をフォワーディングテーブル４２ｄ２に記憶させる。
【０１０９】
さらに、ＢＧＰ処理部４２ｃは、メインルータ４１側の復旧時には、図１２の模式図に示すように、メインルータ５１との接続を一度切断し、メインルータ５１との接続されるメインルータ４１経由で経路情報を交換するようになる。この復旧時、メインルータ４１は、経路情報の学習を行っていないので、ＢＧＰ処理部４２ｃは、この故障時に交換した経路情報をメインルータ４１に送信することができるようにすることも可能である。
【０１１０】
このように、この実施の形態では、同一ルータ内のバックアップルータがメインルータのメイン処理動作を監視し、メイン処理動作が正常でない場合には、バックアップルータが予め定められた論理ルータと接続するとともに、メインルータの接続相手の論理ルータとも新たに接続して、経路情報の交換を行うことを可能とするので、この場合もコネクション数が減少したことによる経路情報の不足による弊害を解消することができる。
【０１１１】
（実施の形態２）
ところで、この発明にかかるデータ中継装置では、メインルータがバックアップルータのバックアップ処理動作を監視するように構成することも可能である。この場合には、図１３の構成図に示すように、メインルータ４１には、通信部４１ｅで取り込んだパケットの受信状態をモニタするパケット受信監視部４１ｆを備え、バックアップルータ４２には、パケットの定期送信を制御するパケット定期送信制御部４２ｆを備えるように構成する。
【０１１２】
この構成において、バックアップルータ４２のパケット定期送信制御部４２ｆからメインルータ４１に生存通知メッセージを送信して、メインルータ４１のパケット受信監視部４１ｆとＢＧＰ処理部４１ｂでバックアップルータ４２のバックアップ処理の動作を監視することも可能である。
【０１１３】
図１４は、メインルータ４１が自装置内のバックアップルータ４２の動作を監視するための監視アルゴリズムを説明するためのフローチャートを示す図である。図において、メインルータ４１のパケット受信監視部４１ｆは、動作状態がオープン送信状態において、バックアップルータ４２のパケット定期送信制御部４２ｆの制御によって定期送信される生存通知メッセージをモニタしており、ＢＧＰ処理部４１ｂは、このパケット受信監視部４１ｆからの監視結果を取り込むことで、バックアップルータ４２によるバックアップ処理の動作が正常に行われているかどうか判断する（ステップ３０１）。
【０１１４】
ここで、ＢＧＰ処理部４１ｂは、一定時間内にバックアップルータ４２から生存通知メッセージの受信がある場合には、バックアップルータ４２によるバックアップ処理の動作が正常に行われていると判断して、予め自ルータ４１の接続相手に決められているルータ５０のメインルータ５１とＢＧＰセッションを確立する（ステップ３０２）。これにより、ＢＧＰ処理部４１ｂは、遷移状態が接続確立状態になって、このメインルータ５１と経路情報の交換が可能となる。
【０１１５】
また、一定時間内にバックアップルータ４２から生存通知メッセージの受信がない場合には、ＢＧＰ処理部４１ｂは、バックアップルータ４２によるバックアップ処理の動作が正常に行われていないと判断して、このメインルータ５１とともに、予めバックアップルータ４２の接続相手に決められていたルータ６０のバックアップルータ６２ともＢＧＰセッションを確立する（ステップ３０３）。これにより、ＢＧＰ処理部４１ｂは、遷移状態が接続確立状態になって、このメインルータ５１およびバックアップルータ６２と経路情報の交換が可能となる。
【０１１６】
このように、この実施の形態では、同一ルータ内のメインルータがバックアップルータのバックアップ処理動作を監視し、バックアップ処理動作が正常でない場合には、メインルータが予め定められた論理ルータと接続するとともに、バックアップルータの接続相手の論理ルータとも新たに接続して、経路情報の交換を行うことを可能とするので、この場合もコネクション数が減少したことによる経路情報の不足による弊害を解消することができる。
【０１１７】
また、この発明では、実施の形態１と実施の形態２とを組み合わせることも可能であり、この場合には、同一ルータ内のメインルータとバックアップルータが、互いの処理動作を監視し、一方のルータの接続相手の論理ルータとも新たに接続して、経路情報の交換を行えるようにすれば、コネクション数が減少したことによる経路情報の不足による弊害を解消することができるとともに、さらに冗長性が増した構成となり、データ中継の信頼性を高めることができる。
【０１１８】
（実施の形態３）
図１５は、この発明にかかるデータ中継システムの概略構成の実施形態３を示すシステム構成図である。図において、この実施の形態のデータ中継システムは、メインルータ４１，５１とバックアップルータ４２，５２は、それぞれ異なる集約装置２３，２４と接続されている。すなわち、ルータ４０，５０のメインルータ４１，５１は、集約装置２３とコネクションを張って、伝送路３０，３１でそれぞれ接続されており、バックアップルータ４２，５２は、集約装置２４とコネクションを張って、伝送路３２，３３でそれぞれ接続されている。また、各ルータ４０，５０は、それぞれ異なるＩＳＰ１１とも接続されており、各ＩＳＰ１１間でのデータ中継を可能にしている。また、これら集約装置２３，２４には、ルータ４０，５０の他に、複数のルータが接続されており、各ルータから受信したデータを該当するルータに振り分けている。
【０１１９】
これらメインルータ４１，５１同士およびバックアップルータ４２，５２同士は、図２または図１３に示したメインルータおよびバックアップルータと同様の構成および機能からなっているので、ここでは説明を省略する。この実施の形態では、各ルータからの経路情報を、集約装置２３，２４で集約した後に、各メインルータおよびバックアップルータにこの経路情報を振り分けてそれぞれ送信している。なお、各メインルータおよびバックアップルータの動作は、実施の形態１〜３に記載したルータと同様の動作を行う。
【０１２０】
このように、この実施の形態では、同一ルータ内の論理ルータがそれぞれ異なる集約装置と接続されるので、実施の形態１〜３と同様の効果を奏するとともに、各ルータには、集約装置で集約された経路情報が取り込まれるので、整理された経路情報の取得および多い情報量の経路情報の取得が可能となる。
【０１２１】
（実施の形態４）
図１６は、この発明にかかるデータ中継システムの概略構成の実施形態４を示すシステム構成図である。図において、Ａ〜Ｅは、ＩＳＰであり、Ｅは、その他のＩＳＰ（Ａ〜Ｄ）が保持する経路情報をＢＧＰを使って学習および配信する。このＥの網は、ルータ７０〜７３と、これらルータ７０〜７３のメインルータからＢＧＰセッションを確立する集約装置２５と、これらルータ７０〜７３のバックアップルータからＢＧＰセッションを確立する集約装置２６と、これら装置間を接続させる伝送路とからＬＡＮを構築している。この網内において、ＬＡＮおよびルータ７０〜７３のアドレスに関しては、ＯＳＰＦ（ＯｐｅｎＳｈｏｒｔｅｓｔＰａｔｈＦｉｒｓｔ）のルーティング・プロトコルを使って経路情報の交換を行っている。
【０１２２】
各ルータ７０〜７３は、ＢＧＰのプロトコルを使用しており、各ルータ間は直接フルメッシュで接続されており、網内通信用のＢＧＰ（ＩＢＧＰと呼ばれ、外部との通信はＥＢＧＰと呼ばれる）のセッションでそれぞれ学習した外部の経路情報を交換している。
【０１２３】
ここで、ルータ７０に着目すると、ルータ７０は、たとえばルータ７３がＥＢＧＰで学習したＤ宛の経路を、ＩＢＧＰで学習してルータ７３経由で到達できることを確認する。なお、このルータ７３までの経路は、ＯＳＰＦで学習した情報を利用する。
【０１２４】
このように、この実施の形態では、ＯＳＰＦを用いたＩＳＰと、この発明にかかるＢＧＰを用いたＩＳＰとを組み合わせてシステムを構築することができるので、上述した効果を奏するとともに、システム構成を簡易に構築でき、汎用性の高いシステムを構築することができる。
【０１２５】
この発明は、これら実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。上述した実施の形態では、コネクション型通信の経路交換プロトコルとしてＢＧＰのプロトコルを使用した例を説明したが、この発明はこれに限らず、たとえばＩＤＲＰ（Ｉｎｔｅｒ−ＤｏｍａｉｎＲｏｕｔｉｎｇＰｒｏｔｏｃｏｌ）のプロトコルを使用することも可能である。
【０１２６】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明では、ルーティング制御処理を二重化して論理的に設定されたアクティブ状態とスタンバイ状態の論理データ中継装置のそれぞれが異なるデータ中継装置とコネクションを張って接続し、この接続されたデータ中継装置間で経路情報の交換を行うので、バックボーンネットワーク上でのコネクションの数を削減して、経路情報の経路情報トラフィックを減少させ、データ中継の信頼性を高めるとともに、システム構成を簡易に構築できる。
【０１２７】
また、この発明では、ルーティング制御処理を二重化して論理的に設定されたアクティブ状態とスタンバイ状態の論理データ中継装置のそれぞれが異なるデータ集約装置とコネクションを張って接続し、この接続されたデータ中継装置とデータ集約装置間で経路情報の交換を行うので、バックボーンネットワーク上でのコネクションの数を削減して、経路情報の経路情報トラフィックを減少させ、データ中継の信頼性を高めるとともに、システム構成を簡易に構築できる。
【０１２８】
また、この発明では、アクティブ状態およびスタンバイ状態の論理データ中継装置間で、交換された経路情報の同期をとって互いの経路情報を補充しあうので、コネクション数を削減したことによる互いの経路情報の不足を、相互に補充して経路情報の共有化を図ることができる。
【０１２９】
また、この発明では、同期がとられた経路情報から最適経路を選択するので、たとえば最短経路などの適切な経路の選択が可能となり、データ中継の信頼性を高めることができる。
【０１３０】
また、この発明によれば、スタンバイ状態の論理データ中継装置が、アクティブ状態の論理データ中継装置のメイン処理動作を監視しており、アクティブ状態の論理データ中継装置がこのメイン処理を行っていないと判断した場合には、アクティブ状態の論理データ中継装置がコネクションを張っていた他のデータ中継装置と新たにコネクションを張って、経路情報を交換するので、コネクション数を削減したことによる弊害を補填することができる。
【０１３１】
また、この発明によれば、アクティブ状態の論理データ中継装置によるメイン処理の動作が再開されると、スタンバイ状態の論理データ中継装置は、前記他のデータ中継装置と新たに張ったコネクションを断にするので、同一データ中継装置内の論理データ中継装置と二重のコネクションを張るのを避けることができ、これによりコネクションの数の削減を図ることができる。
【０１３２】
また、この発明によれば、アクティブ状態の論理データ中継装置によるメイン処理の動作が再開されると、スタンバイ状態の論理データ中継装置は、メイン処理動作停止中に取得した経路情報をアクティブ状態のデータ中継装置に出力するので、経路情報の共有化を図ることができる。
【０１３３】
また、この発明によれば、アクティブ状態の論理データ中継装置がスタンバイ状態の論理データ中継装置のバックアップ処理動作を監視しており、スタンバイ状態の論理データ中継装置がこのバックアップ処理を行っていないと判断した場合には、スタンバイ状態の論理データ中継装置がコネクションを張っていた他のデータ中継装置と新たにコネクションを張って、経路情報を交換するので、コネクション数を削減したことによる弊害を補填することができる。
【０１３４】
また、この発明によれば、スタンバイ状態の論理データ中継装置によるバックアップ処理の動作が再開されると、アクティブ状態の論理データ中継装置は、前記他のデータ中継装置と新たに張ったコネクションを断にするので、同一データ中継装置内の論理データ中継装置と二重のコネクションを張るのを避けることができ、これによりコネクションの数の削減を図ることができる。
【０１３５】
また、この発明によれば、スタンバイ状態の論理データ中継装置によるバックアップ処理の動作が再開されると、アクティブ状態の論理データ中継装置は、バックアップ処理動作停止中に取得した経路情報をスタンバイ状態の論理データ中継装置に出力するので、経路情報の共有化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明にかかるデータ中継システムの概略構成の実施形態１を示すシステム構成図である。
【図２】図１に示したメインルータとバックアップルータの構成を示す構成図である。
【図３】ＢＧＰのメッセージヘッダのフォーマットを示す構成図である。
【図４】図３に示したメッセージのうちのオープンメッセージのフォーマットを示す構成図である。
【図５】図３に示したメッセージのうちのアップデートメッセージのフォーマットを示す構成図である。
【図６】ルータが遷移する動作状態を示した状態遷移図である。
【図７】論理ルータが外部の他の論理ルータからのパケット受信を監視するための監視アルゴリズムを説明するためのフローチャートを示す図である。
【図８】経路情報の交換を行った場合のルータ内での経路情報の流れを示す模式図である。
【図９】図１に示したシステムにおいて、伝送路に断線が発生した場合を示すシステム構成図である。
【図１０】バックアップルータが自装置内のメインルータの動作を監視するための監視アルゴリズムを説明するためのフローチャートを示す図である。
【図１１】メインルータ側故障時において、経路情報の交換を行った場合のルータ内での経路情報の流れを示す模式図である。
【図１２】メインルータ側復旧時において、経路情報の交換を行った場合のルータ内での経路情報の流れを示す模式図である。
【図１３】図１に示したメインルータとバックアップルータのその他の構成を示す構成図である。
【図１４】メインルータが自装置内のバックアップルータの動作を監視するための監視アルゴリズムを説明するためのフローチャートを示す図である。
【図１５】この発明にかかるデータ中継システムの概略構成の実施形態３を示すシステム構成図である。
【図１６】この発明にかかるデータ中継システムの概略構成の実施形態４を示すシステム構成図である。
【図１７】データ中継システムの第１従来例の概略構成を示すシステム構成図である。
【図１８】データ中継システムの第２従来例の概略構成を示すシステム構成図である。
【図１９】データ中継システムの第３従来例の概略構成を示すシステム構成図である。
【符号の説明】
１０バックボーンネットワーク
１１ＩＳＰ
２０，４０，５０，６０ルータ
２１，４１，５１，６１メインルータ（論理ルータ）
２２，４２，５２，６２バックアップルータ（論理ルータ）
２３〜２６，７０〜７３集約装置
３０〜３３，４３伝送路
４１ａ，４２ｅＩ／Ｆ
４１ｂ，４２ｃＢＧＰ処理部
４１ｃ，４２ｄルーティングテーブル
４１ｃ１，４２ｄ１経路情報テーブル
４１ｃ２，４２ｄ２フォワーディングテーブル
４１ｄ，４２ｆパケット定期送信制御部
４１ｅ，４２ａ通信部
４１ｆ，４２ｂパケット受信監視部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a data relay method, a data relay device, and a data exchange method using a connection-oriented communication (Connection-Oriented) path exchange protocol capable of ensuring redundancy as a routing control function, for example, BGP (Border Gateway Protocol: RFC1771). The present invention relates to a data relay system using the device.
[0002]
[Prior art]
In a conventional data relay method, as described in Non-Patent Document 1 of RFC1771, control for exchanging route information between ASs (Autonomous Systems) is performed by using the BGP protocol. Note that the AS is a range managed and operated by a single management entity under a single routing policy, and corresponds to, for example, an ISP (Internet Service Provider).
[0003]
In this data relay method, as shown in FIGS. 17 to 19, the routers 20 of the ISPs 11 are connected on the backbone network 10 of the Internet connection service, and a BGP connection called peering is established between these routers 20, and the internal After exchanging a routing table (not shown) provided in the ISP 11, relaying of IP (Internet Protocol) data between the ISPs 11 is performed based on the route information stored in this table. Some of these routers 20 constitute a system by the following two methods as a safety measure at the time of failure. In the following drawings, the same components are denoted by the same reference numerals for convenience of description.
[0004]
The first conventional example is a case where a routing control software program is duplicated. In this case, as shown in FIG. 17, for example, one router (hereinafter, referred to as “physical router”) 20 is physically connected. In performing the data relay operation, logically, two routers (hereinafter, referred to as "logical routers") 21 and 22 are set, and the respective logical routers are separately controlled by the duplicated routing control software program. Some exchange data (hereinafter, referred to as “route information”).
[0005]
This logical router is in an active state and performs a main process (hereinafter, referred to as a “main router”) 21. A logical router in which the operation is in a standby state and performs a backup process (hereinafter, a “backup router”) Each logical router is connected via a transmission line 30 to each logical router (or a physical router) of each of the other routers, and the main router 21 and the backup are connected. In some routers, routing control data (hereinafter, referred to as “route information”) is exchanged for a full mesh using the above-described routing control software programs.
[0006]
In the second conventional example, as shown in FIG. 18, for example, when transmitting route information from one router 20 to the other router 20, a main router of the other router is transmitted from a communication path for communicating the route information. In some cases, the route information is exchanged by copying and transmitting this route information to both BGP processing units (not shown) of the backup router 21 and the backup router 22.
[0007]
[Non-patent document 1]
Co-authored by Yakov Rekhter & Tony Li, "RFC1771 A Border Gateway Protocol 4" [online], Internet Official Protocol (STD1), March 1995, p. 1-11, AlterNIC The Network Information Center, [searched October 1, 2002], Internet <URL: HYPERLINK ”http://www.alternic.org/rfcs/rfc1700/rfc1771.html”>
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the first conventional example, since route information must be exchanged between routers in a full mesh, it is necessary to establish one connection and transmit the route information to one logical router. However, there is a problem that transmission traffic on the backbone network due to transmission of route information increases and connection management becomes complicated. Further, in the second conventional example, a function of copying and transmitting the path information from the logical router is required, so that there is a problem that the implementation is complicated and the processing has a large overhead.
[0009]
To solve such a problem, for example, as shown in a third conventional example in FIG. 19, route reflectors (hereinafter, referred to as “aggregation devices”) 23 and 24 for relaying route information are provided on a backbone network 10. The main router 21 and the backup router 22 of each router 20 are connected to the aggregating devices 23 and 24 via a transmission line 31 and exchange path information via the transmission line 31. Some of the aggregating devices 23 and 24 aggregate the received route information, distribute the route information to the main router 21 and the backup router 22 of each router 20, and transmit the route information respectively.
[0010]
However, in the third conventional example, although the number of exchange partners of the route information can be reduced, even in this case, the main router 21 and the backup router 22 need to exchange the route information with the aggregation devices 23 and 24, respectively. In addition, there is a problem that the increase of the route information traffic on the backbone network 10 and the complicated management are unavoidable.
[0011]
The present invention has been made in view of the above problems, and reduces the number of connections on a backbone network, reduces the route information traffic of route information, increases the reliability of data relay, and simplifies the system configuration. It is an object of the present invention to provide a data relay method, a data relay device, and a data relay system using the device, which can be constructed in a computer.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the data relay method according to claim 1, the plurality of data relay devices are logically set to a relationship between an active state and a standby state, and perform at least two logical data processes for performing a main process and a backup process. In the data relay method of relaying data by constructing relay devices, the logical data relay devices in the active state and the standby state use different path exchange protocols of connection-based communication for performing data relay, and use different data exchange methods. A first connection step of establishing a connection with the relay apparatus; and a first exchange step of exchanging the path information between the logical data relay apparatus having the connection and the other data relay apparatus. A featured data relay method is provided.
[0013]
According to the present invention, there is provided a data relay method for relaying data between a plurality of data relay devices having logical data relay devices in a logically active state and a standby state, wherein each data relay device includes one logical data relay device. The relay device is connected to a data relay device different from the data relay device to which the relay device is connected, and is connected to each other. By exchanging route information between the connected data relay devices, the number of connections on the backbone network can be reduced. Reduce the route information traffic of the route information.
[0014]
Further, in the data relay method according to the second aspect, the plurality of data relay devices are logically set in a relationship between an active state and a standby state, and respectively construct at least two logical data relay devices that perform a main process and a backup process. In the data relay method for relaying data, the logical data relay devices in the active state and the standby state use the path exchange protocol of connection-type communication for performing data relay, and through the respective different data aggregation devices. A second connection step of establishing a connection with another data relay apparatus, and a second exchange step of exchanging the path information between the logical data relay apparatus having the connection and the data aggregation apparatus. A data relay method is provided.
[0015]
According to the present invention, there is provided a data relay method for relaying data between a plurality of data relay devices having logical data relay devices in a logically active state and a standby state, wherein each data relay device includes one logical data relay device. The relay device is connected to another data relay device via a data aggregation device different from the data aggregation device to which the relay device is connected, and is connected to each other, and route information is exchanged between the connected logical data relay device and the data aggregation device. Is performed, the number of connections on the backbone network is reduced, and the route information traffic of the route information is reduced.
[0016]
The data relay method according to claim 3, further comprising a synchronization step of synchronizing the exchanged path information between the logical data relay devices set in the data relay device.
[0017]
According to the present invention, the number of connections is reduced by synchronizing the path information obtained by each logical data relay device in the data relay device between the logical data relay devices in the active state and the standby state. The lack of mutual route information is mutually supplemented to share the route information.
[0018]
The data relay method according to claim 4, wherein each of the logical data relay devices further includes a selection step of selecting an optimal path based on the path information synchronized in the synchronization step. I do.
[0019]
The logical data relay devices in the active state and the standby state replenish each other to share the path information, and select the optimum path from the shared path information so that, for example, the shortest path, etc. Enables selection of an appropriate route.
[0020]
6. The data relay method according to claim 5, wherein the logical data relay device in the standby state monitors whether the logical data relay device in the active state is performing a main processing operation, and the main processing includes: A third connection step of newly establishing a connection with the other data relay apparatus to which the active data relay apparatus has established a connection, and the other data having the newly established connection. A third exchanging step of exchanging the path information with the relay device.
[0021]
According to the present invention, the logical data relay device in the standby state monitors the main processing operation of the logical data relay device in the active state as part of the backup processing, and if the logical processing apparatus in the active state is not performing the main processing, A new connection is established with another data relay device in place of the data relay device, and the path information is exchanged, thereby compensating for the adverse effect due to the reduction in the number of connections.
[0022]
Further, in the data relay method according to claim 6, when the logical data relay device in the standby state resumes the operation of the main processing by the logical data relay device in the active state, the logical data relay device in the third connection step includes: The method further includes a disconnection step of disconnecting a newly established connection with another data relay device.
[0023]
According to the present invention, the restart of the main processing operation by the logical data relay device in the active state eliminates the need for a new connection between the logical data relay device in the standby state and another data relay device. Thus, the number of connections is reduced by avoiding double connections with the logical data relay device in the same data relay device.
[0024]
Further, in the data relay method according to claim 7, the logical data relay device in the standby state is connected to the logical data relay device in the active state when the operation of the main processing by the logical data relay device in the active state is resumed. An output step of outputting the path information acquired while the main processing operation is stopped is further included.
[0025]
According to the present invention, when the logical data relay device in the active state resumes the main processing, the logical data relay device in the standby state outputs the path information acquired during the suspension of the operation to the logical data relay device in the active state. The aim is to share the route information.
[0026]
9. The data relay method according to claim 8, wherein the logical data relay device in the active state monitors whether the logical data relay device in the standby state is performing a backup process, and the backup process If not, a fourth connection step in which the standby logical data relay apparatus newly establishes a connection with the other data relay apparatus that has established a connection, and A fourth exchange step of exchanging the path information with a data relay device.
[0027]
According to the present invention, the logical data relay device in the active state monitors the backup processing operation of the logical data relay device in the standby state as part of the main processing. A new connection is established with another data relay device in place of the data relay device, and the path information is exchanged, thereby compensating for the adverse effect due to the reduction in the number of connections.
[0028]
In the data relay method according to the ninth aspect, when the logical data relay device in the active state resumes the backup processing operation by the logical data relay device in the standby state, the logical data relay device in the third connection step The method further includes a second disconnection step of disconnecting a newly established connection with another data relay device.
[0029]
According to the present invention, since the standby logical data relay apparatus restarts the backup processing operation, the active logical data relay apparatus does not require a new connection with another data relay apparatus. Thus, by avoiding establishing a double connection with the same data relay device, the number of connections is reduced.
[0030]
Further, in the data relay method according to claim 10, the logical data relay device in the active state, when the backup processing operation by the logical data relay device in the standby state is resumed, the logical data relay device in the standby state A second output step of outputting the path information acquired during the suspension of the backup processing operation.
[0031]
According to the present invention, when the logical data relay device in the standby state resumes the backup processing, the logical data relay device in the active state outputs the path information acquired during the suspension of the operation to the logical data relay device in the standby state. The aim is to share the route information.
[0032]
In the data relay device according to the eleventh aspect, the data relay device is logically set to a relationship between an active state and a standby state, is constructed by at least two logical data relay devices that perform a main process and a backup process, and In a data relay device that establishes a connection and relays data of data, the logical data relay device in the active state uses a path exchange protocol of connection-type communication for performing the data relay, and uses the predetermined other data. A first connection unit for establishing a connection with the relay device, a first exchange unit for exchanging the path information between another connection device established by the first connection unit, and the data exchange device; First storage means for storing the obtained path information, and the logical data relay device in the standby state, The first connection means establishes a connection with a predetermined data relay device different from the predetermined other data relay device to which the first connection means has established a connection using a path exchange protocol of connection-type communication for performing the data relay. A second exchange unit for exchanging the path information between the second connection unit and another data relay device connected by the second connection unit, and storing the exchanged path information. A data relay device comprising a second storage means is provided.
[0033]
According to the present invention, a logical data relay device logically set in a relationship between an active state and a standby state is a data relay device that relays data, for example, IP data, with another data relay device, and And the logical data relay device in the standby state uses the first and second connection means to establish a connection with another data relay device different from the data relay device to which one logical data relay device has established a connection. By exchanging the routing information, the number of connections on the backbone network is reduced, and the routing information traffic of the routing information is reduced.
[0034]
Further, in the data relay device according to claim 12, the logical data relay device in the active state further includes first data processing means for performing data processing of the path information stored in the first storage means, The standby logical data relay device further includes a second data processing unit that performs data processing of the path information stored in the second storage unit, wherein the first and second data processing units include: Synchronizing the path information exchanged with each other and stored in the first and second storage means.
[0035]
According to the present invention, the path information exchanged by the first and second exchange units with different data relay devices, respectively, is synchronized by the first and second data processing units to share the path information. By reducing the number of connections on the backbone network, the number of connections on the backbone network is further reduced, and the route information traffic of the route information is reduced.
[0036]
The data relay device according to claim 13, further comprising a third storage unit for storing an optimum route, wherein the first and second data processing units are configured to store the optimum route based on the synchronized route information. , An optimal route is selected, and the optimal route is stored in the third storage means.
[0037]
According to this invention, the first and second data processing means select an optimal path from the shared path information by an algorithm for selecting a path from the synchronized path information, and By storing the information in the storage means of No. 3, an appropriate route such as the shortest route can be selected.
[0038]
In the data relay device according to claim 14, the logical data relay device in the standby state further includes first monitoring means for monitoring a main processing operation of the logical data relay device in the active state, and The connection means newly establishes a connection with the other data relay device to which the first connection means has established a connection in accordance with a monitoring result of the monitoring means, and the second exchange means newly establishes a connection. The path information is exchanged with another data relay device that has established a connection.
[0039]
According to the present invention, when the logical data relay device in the active state is not performing the main processing operation, the second connection means replaces the logical data relay device in the active state with the logical data relay device in the standby state. A new connection is established between the other data relay devices to exchange path information, thereby compensating for adverse effects due to a shortage of path information due to a reduction in the number of connections.
[0040]
Further, in the data relay device according to claim 15, the second connection means determines from the monitoring result of the first monitoring means that the operation of the main processing by the active logical data relay device has been resumed. Upon recognition, the connection newly established with the other data relay device is disconnected.
[0041]
According to the present invention, the logical data relay device in the active state reestablishes a connection with another data relay device that has previously established a connection by resuming the main processing operation. Since the connection with another data relay device becomes unnecessary, the second connection means cuts off this connection and avoids double connection with the same data relay device, thereby reducing the number of connections. Aim.
[0042]
In the data relay device according to claim 16, the second data processing means restarts the operation of the main processing by the active logical data relay device from the monitoring result of the first monitoring means. Is recognized, the path information acquired during the suspension of the main processing operation is output to the logical data relay device in the active state.
[0043]
According to the present invention, in the data relay device in the active state, the route information is not acquired during the suspension of the main processing operation. Therefore, the second data processing means transmits the route information acquired during the suspension of the operation. By outputting from the data relay device in the standby state to the data relay device in the active state, sharing of path information is achieved.
[0044]
Further, in the data relay device according to claim 17, the logical data relay device in the active state further includes a second monitoring unit that monitors a backup processing operation of the logical data relay device in the standby state, The connection unit newly establishes a connection with the other data relay device to which the second connection unit has established a connection in accordance with a monitoring result of the first monitoring unit, and the first exchange unit includes: The path information is exchanged with the other data relay device that has newly established a connection.
[0045]
According to the present invention, when the logical data relay device in the standby state is not performing the backup processing operation, the first connection means replaces the logical data relay device in the standby state with the logical data relay device in the active state. A new connection is established between the other data relay devices to exchange path information, thereby compensating for adverse effects due to a shortage of path information due to a reduction in the number of connections.
[0046]
Further, in the data relay device according to claim 18, the first connection means determines from the monitoring result of the second monitoring means that the backup processing operation by the standby logical data relay device has been restarted. Upon recognition, the connection newly established with the other data relay device is disconnected.
[0047]
According to the present invention, the logical data relay device in the standby state reestablishes a connection with another data relay device that has previously established a connection by resuming the backup processing operation. Since the connection with another data relay device becomes unnecessary, the first connection means cuts off this connection and avoids double connection with the same data relay device, thereby reducing the number of connections. Aim.
[0048]
20. The data relay device according to claim 19, wherein the first data processing means restarts the backup processing operation by the logical data relay device in the standby state based on the monitoring result of the second monitoring means. Is recognized, the path information acquired during the suspension of the backup processing operation is output to the standby logical data relay apparatus.
[0049]
According to the present invention, in the logical data relay device in the standby state, the path information is not acquired during the suspension of the backup processing operation. Therefore, the first data processing unit transmits the path information acquired during the suspension of the operation. The routing information is shared by outputting the logical data relay device in the active state to the logical data relay device in the standby state.
[0050]
Further, in the data relay device according to the twentieth aspect, the data relay device is logically set to a relationship between an active state and a standby state, is constructed by at least two logical data relay devices that perform a main process and a backup process, and establishes a connection with the data aggregation device. In the data relay device for relaying data, the logical data relay device in the active state uses a path exchange protocol of connection-type communication for performing the data relay, and establishes a connection with the predetermined data aggregation device. Third exchange means for exchanging the path information between the third connection means for establishing a connection, another data aggregating device established by the third connection means, and the exchanged path information. Fourth storage means for storing the data and the logical data relay device in the standby state. A fourth method for establishing a connection with the predetermined data aggregating apparatus different from the predetermined other data aggregating apparatus to which the third connecting means has established a connection, using a path exchange protocol of connection-oriented communication for relaying. A fourth exchange unit for exchanging the path information between another connection unit connected to the fourth connection unit and another data aggregator connected by the fourth connection unit, and a fourth exchange unit for storing the exchanged path information. 5 is provided.
[0051]
According to the present invention, the logical data relay device logically set to the relationship between the active state and the standby state is a data relay device that relays data, for example, IP data, with the data aggregating device, The logical data relay device in the state establishes a connection with another data aggregating device, which is different from the data aggregating device to which the one logical data relay device has a connection, by using the third and fourth connection means, respectively. By performing the exchange, the number of connections on the backbone network is reduced, and the route information traffic of the route information is reduced.
[0052]
The data relay device according to claim 21, wherein the logical data relay device in the active state further includes third data processing means for performing data processing of the path information stored in the fourth storage means, The standby logical data relay device further includes a fourth data processing unit that performs data processing of the path information stored in the fifth storage unit, and the third and fourth data processing units include: Synchronizing the path information exchanged with each other and stored in the fourth and fifth storage means.
[0053]
According to the present invention, the path information exchanged with the different data aggregating devices by the third and fourth exchange units is synchronized by the third and fourth data processing units to share the path information. By doing so, the number of connections on the backbone network is further reduced, and the route information traffic of the route information is reduced.
[0054]
The data relay device according to claim 22, further comprising a sixth storage unit for storing an optimum route, wherein the third and fourth data processing units are configured to store the optimum route based on the synchronized route information. , The optimum route is selected, and the optimum route is stored in the sixth storage means.
[0055]
According to the present invention, the third and fourth data processing means select an optimal path from the shared path information by an algorithm for selecting a path from the synchronized path information, and By storing the data in the storage unit 6, an appropriate route such as the shortest route can be selected.
[0056]
In the data relay device according to claim 23, the logical data relay device in the standby state further includes a third monitoring unit that monitors a main processing operation of the logical data relay device in the active state, The connection unit newly establishes a connection with the other data aggregating device to which the third connection unit has established a connection in accordance with a monitoring result of the third monitoring unit, and the fourth exchange unit includes: The path information is exchanged with another data aggregating device that has newly established a connection.
[0057]
According to the present invention, when the logical data relay device in the active state is not performing the main processing operation, the fourth connection means replaces the logical data relay device in the active state with the logical data relay device in the standby state. By exchanging path information by establishing a new connection between the other data relay devices, the problem caused by reducing the number of connections is compensated for.
[0058]
Further, in the data relay device according to claim 24, the fourth connection means determines from the monitoring result of the third monitoring means that the operation of the main processing by the active logical data relay device has been resumed. Upon recognition, the connection newly established with the other data relay device is disconnected.
[0059]
According to the present invention, the logical data relay device in the active state reestablishes a connection with another data relay device that has previously established a connection by resuming the main processing operation. Since the connection with another data relay device becomes unnecessary, the fourth connection means cuts off this connection and avoids double connection with the same data relay device, thereby reducing the number of connections. Aim.
[0060]
26. The data relay device according to claim 25, wherein the fourth data processing means restarts the operation of the main processing by the active logical data relay device from the monitoring result of the third monitoring means. Is recognized, the path information acquired during the suspension of the main processing operation is output to the logical data relay device in the active state.
[0061]
According to the present invention, in the logical data relay device in the active state, the path information is not acquired during the suspension of the main processing operation. Therefore, the fourth data processing means transmits the path information acquired during the suspension of the operation. The routing information is shared by outputting the logical data relay device in the standby state to the logical data relay device in the active state.
[0062]
Also, in the data relay device according to claim 26, the logical data relay device in the active state further includes fourth monitoring means for monitoring a backup processing operation of the logical data relay device in the standby state; The connection unit newly establishes a connection with the other data aggregating device to which the fourth connection unit has established a connection in accordance with a monitoring result of the fourth monitoring unit, and the third exchange unit includes: The path information is exchanged with another data aggregating device that has newly established a connection.
[0063]
According to this invention, when the logical data relay device in the standby state is not performing the backup processing operation, the third connection means replaces the logical data relay device in the standby state with the logical data relay device in the standby state. By exchanging path information by establishing a new connection between the other data relay devices, the problem caused by reducing the number of connections is compensated for.
[0064]
Further, in the data relay device according to claim 27, the third connection means determines from the monitoring result of the fourth monitoring means that the operation of the backup processing by the logical data relay device in the standby state has been restarted. Upon recognition, the connection newly established with the other data relay device is disconnected.
[0065]
According to the present invention, the logical data relay device in the standby state reestablishes a connection with another data relay device that has previously established a connection by resuming the backup processing operation. Since the connection with another data relay device becomes unnecessary, the third connection means cuts off this connection and avoids a double connection with the same data relay device to reduce the number of connections. Aim.
[0066]
29. The data relay device according to claim 28, wherein the third data processing means restarts the backup processing operation by the logical data relay device in the standby state from the monitoring result of the fourth monitoring means. Is recognized, the path information acquired during the suspension of the backup processing operation is output to the standby logical data relay apparatus.
[0067]
According to the present invention, in the logical data relay device in the standby state, the path information is not acquired during the suspension of the backup processing operation. Therefore, the third data processing unit transmits the path information acquired during the suspension of the operation. The routing information is shared by outputting the logical data relay device in the active state to the logical data relay device in the standby state.
[0068]
Further, in the data relay system according to claim 29, the data relay device is configured by at least two logical data relay devices that are logically set to a relationship between an active state and a standby state, and perform a main process and a backup process. 20. In a data relay system having a node for performing data communication with a data relay device and a transmission path for establishing a connection between these data relay devices, the data relay device according to any one of claims 11 to 19. And a data relay system using the data relay device characterized by exchanging route information for data relay between the data relay devices.
[0069]
According to this invention, the logical data relay device in the active state and the logical data relay device in the standby state according to any one of claims 11 to 19 are respectively connected to different data relay devices, By performing the exchange, the number of connections on the backbone network is reduced, and the route information traffic of the route information is reduced.
[0070]
Further, in the data relay system according to claim 30, the data relay device is configured by at least two logical data relay devices that are logically set in a relationship between an active state and a standby state and perform a main process and a backup process; In a data relay system including a node that performs data communication with a data relay device, a data aggregation device that aggregates data to be relayed, and a transmission path that establishes a connection between the data relay device and the data aggregation device, A data relay device comprising the data relay device according to any one of claims 20 to 28, and exchanging route information for data relay between the data relay device and the data aggregation device. A data relay system using a relay device is provided.
[0071]
According to this invention, the logical data relay device according to any one of claims 20 to 28 and the logical data relay device in the standby state are connected to different data relay devices, respectively, and route information is exchanged. Thus, the number of connections on the backbone network is reduced, and the route information traffic of the route information is reduced.
[0072]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of a data relay method, a data relay device, and a data relay system using the data relay device according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings of FIGS. In the following drawings, the same components are denoted by the same reference numerals for convenience of description.
[0073]
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a system configuration diagram showing a schematic configuration of a data relay system according to the present invention. In the figure, the data relay system of this embodiment is constructed by routers 40 to 60 each composed of main routers 41 to 61 as logical routers and backup routers 42 to 62. The backup routers 42 to 62 are respectively connected to logical routers of different routers. That is, the main router 41 of the router 40 establishes a connection with the main router 51 of the router 50 and is connected via the transmission line 30, and the backup router 42 establishes a connection with the backup router 62 of the router 60, They are connected via a transmission line 31. The main router 61 of the router 60 is connected to the backup router 52 of the router 50 via the transmission line 32 so as to establish a connection. Each of the routers 40 to 60 is also connected to a different ISP 11, thereby enabling data relay between the ISPs 11 and 11.
[0074]
Since the main routers 41 to 61 have the same configuration, and the backup routers 42 to 62 also have the same configuration, the configuration of the main router 41 and the backup router 42 will be representatively described with reference to FIG. Show. In the figure, a main router 41 and a backup router 42 are connected via a dedicated transmission line 43. The main router 41 performs an interface (hereinafter, referred to as “I / F”) 41 a connected to another router (in this embodiment, the main router 51) via the transmission line 30, and performs data processing using a BGP protocol. The BGP processing unit 41b, which is connected to the BGP processing unit 41b, stores a routing table 41c that stores path information, a packet regular transmission control unit 41d that controls regular transmission of packets, and is connected to the transmission path 43. And a communication unit 41e for sending out.
[0075]
The backup router 42 is connected to the transmission line 43, and receives a packet from the main router 41, a communication unit 42a, a packet reception monitoring unit 42b that monitors the reception state of the packet, and a BGP process that performs data processing according to the BGP protocol. Unit 42c, a routing table 42d connected to the BGP processing unit 42c and storing route information exchanged with another router and an optimum route, another router (the backup router 62 in this embodiment), and a transmission path. And an I / F 42e connected via the I / F 31.
[0076]
In the main router 41, the BGP processing unit 41b exchanges route information with another router via the I / F 41a as a BGP data processing function, stores the received route information in the routing table 41c, The optimum route is calculated based on the route information and stored in the routing table 41c. Further, the BGP processing unit 41b synchronizes the path information with the BGP processing unit 42c in the backup router 42 to share the path information in the routing table.
[0077]
The BGP processing unit 41b transmits and receives a KeepAlive (survival notification) message to and from another router via the I / F 41a, and changes its own operation state according to the reception status of the survival notification message. Let me. Further, the BGP processing unit 41b sends an instruction to the packet periodic transmission control unit 41d to transmit the survival notification message also to the backup router 42 in the router 41.
[0078]
The packet periodic transmission control unit 41d periodically sends a survival notification message from the communication unit 41e to the communication unit 42a of the backup router 42 via the transmission line 43 based on the instruction of the BGP processing unit 41b.
[0079]
In the backup router 42, the packet reception monitoring unit 42b monitors the survival notification message captured by the communication unit 42a, and the packet reception monitoring unit 42b checks whether the survival notification message has been monitored within a certain period of time. The BGP processing unit 42c is notified.
[0080]
The BGP processing unit 42c exchanges route information with another router via the I / F 42e as a BGP data processing function, stores the received route information in the routing table 42d, and optimizes the route information based on the route information. Is calculated and stored in the routing table 42d. Further, the BGP processing unit 42c synchronizes the path information with the BGP processing unit 41b in the main router 41 to share the path information in the routing table.
[0081]
The BGP processing unit 42c transmits and receives the survival notification message to and from another router via the I / F 42e, and changes its own operation state according to the reception status of the survival notification message. Further, when the BGP processing unit 42c receives a notification from the packet reception monitoring unit 42b that the survival notification message cannot be monitored, the BGP processing unit 42c connects to another router to which the main router 41 has established a connection (in this embodiment, , And a new connection with the main router 51) to exchange the route information with each other.
[0082]
The routing tables 41c and 42d are route information tables storing route information exchanged with other routers and route information synchronized with other logical routers in the own router, and are selected based on these route information. And a forwarding table for storing the optimum route.
[0083]
Next, the format of the message used by the BGP, including the existence notification message transmitted and received between these routers 40 to 60 or between the logical routers 41 to 61 and 42 to 62 in these routers, is shown in FIG. A description will be given based on the respective configuration diagrams. The BGP message is composed of a marker including a value which can be predicted by the recipient of the message shown in FIG. 3, a length indicating the entire length of the message including the header, and a type code of the message, following the IP and TCP headers not shown. And a data portion included in the message depending on the type of the message.
[0084]
This message type includes an open message sent after a transfer protocol connection is established, an update message used to transfer routing information between BGP peers, and an existence check timer of the BGP processing unit that does not time out. There are four types of survival notification messages exchanged between peers at sufficient intervals and NOTIFICATION messages sent when an error condition is detected.
[0085]
Among these four message types, the format of the open message is, as shown in FIG. 4, a version indicating the protocol version of the message, a My Autonomous System (own autonomous system) indicating the autonomous system number of the message sender. , A hold time indicating the number of seconds proposed as a survival confirmation timer value, a BGP identifier indicating the BGP identifier of the message sender (IP address assigned to itself), and an optional parameter indicating the entire length of the optional parameter field. It consists of a length and an optional parameter column, where each parameter is an encoded optional parameter.
[0086]
The format of the update message is, as shown in FIG. 5, the length of a non-transferable route indicating the entire length of the withdrawn route field, and the withdrawn route indicating a variable length field including a list of IP address prefixes of the route where the service has stopped. , A total path attribute length indicating the entire length of the path attribute field, a path attribute indicating a path attribute including a set of three items, and network layer reachability information including a list of IP address fixes. I have.
[0087]
Note that the existence notification message includes only the message header shown in FIG. 3, and the notification message is not directly related to the present invention, and therefore, the description of this format is omitted.
[0088]
Note that the standard protocol (BGP-4) message is also used in the internal communication between the main router and the backup router in the router. In this case, too, the IP and the TCP are added before the message format shown in FIG. A header is attached, and a specific IP address reserved in advance for internal communication is used as the IP address. Then, when confirming the processing operation, a code indicating the existence notification is added to the type of the message header shown in FIG. 3, and the existence notification message is transmitted. When synchronizing the path information, the message header type is used. Then, a code indicating an update is added, and route information is added to the network layer reachability information shown in FIG. 5, and an update message including a path attribute is transmitted.
[0089]
FIG. 6 is a state transition diagram showing an operation state in which the router makes a transition by transmitting and receiving these messages. In the figure, the transition state of the BGP includes an idle state indicating the first state of the BGP, a connection state in which the connection of the transfer protocol is completed, and an attempt to obtain a peer by starting this transfer protocol connection. The active state, which is the state, the open transmission state, which indicates the state of waiting for an open message from the peer, the open confirmation state, which indicates the state of waiting for the existence notification message and the notification message, and the exchange of update, notification, and existence notification messages. There is a connection establishment state which is a state to be performed.
[0090]
Note that the “active state” has a different meaning from the “active state” described in the “active state” main router described above. That is, the “active state” of the state transitions merely represents one of the operating states to which the logical router makes a transition, whereas the “active state” described above is an operation in which the main router performs the main processing. This is used to express that the backup router is in a standby state, which represents an operation state in which the backup router performs a backup process.
[0091]
Both the main router and the backup router perform the above-described state transition of the operation. First, the BGP processing units of these logical routers change from the idle state via the I / F to the logical router which is another predetermined peer from the idle state. A connection to the transmission line is started by establishing a connection to the connection state, and the operation state is changed to the connection state. If the connection is successful, an open message is transmitted to the connected logical router, and the state transitions to the open transmission state. When the connection fails, the operation state changes to the active state.
[0092]
In the open transmission state, when the BGP processing unit receives an open message from the other logical router, if there is no error in this message, the BGP processing unit transmits a survival notification message, and thereafter transitions to the open confirmation state, Wait for the existence notification message and the notification message. Here, when the existence notification message is received, the state transition is made to the established state, and when the notification message is received, the state transition is made to the idle state. In the open transmission state, the BGP processing units of the main router and the backup router also transmit a survival notification message to the other logical router in the own device.
[0093]
In this connection established state, the BGP processing unit can exchange the update message, the notification message, and the existence notification message with the other logical router, and in this state, can exchange the route information with the other logical router. It becomes possible.
[0094]
Next, a monitoring algorithm of the main router and the backup router and a monitoring algorithm of the main processing operation according to the present embodiment will be described with reference to FIGS.
[0095]
FIG. 7 is a flowchart illustrating a monitoring algorithm for a main router or a backup router, which is a logical router, to monitor reception of a packet from another external logical router. This monitoring algorithm is the same for the case of the main router and the case of the backup router. Therefore, in this embodiment, the packet monitoring in the main router 41 of the router 40 will be described as an example.
[0096]
In the figure, the BGP processing unit 41b of the main router 41, when the transition state shown in FIG. 6 is the connection established state, sends a survival notification message that is periodically transmitted from the main router 51 of the router 50 that is the connection partner. It is received via the I / F 41a (step 101). Then, the BGP processing unit 41b restarts the monitoring timer provided therein while the survival notification message is periodically received (step 102), and waits for the reception of the next survival notification message. I have.
[0097]
In this state, as shown in the schematic diagram showing the flow of the path information in FIG. 8, the main router 41 can exchange the path information with the main router 51 using the update message. Are stored in the routing information table (the routing information table 41c1 in the main router 41) in the routing table of each of the main routers 41 and 51. Further, the backup router 42 can exchange path information with the backup router 62 using the update message, and the exchanged path information is stored in the path information table (backup router 42) in the routing table of each backup router 42, 62. Then, it is stored in the path information table 42d1).
[0098]
In addition to the exchange of the path information with the external router, the exchanged path information is synchronized between the main router 41 and the backup router 42. The synchronized route information is mutually supplemented and stored in the route information tables 41c1 and 42d1 in the routing tables 41c and 42d, similarly to the route information from the outside, so that the route information can be shared. Have been.
[0099]
Further, the BGP processing units 41b and 42c calculate the optimum route information based on the route information stored in the route information tables 41c1 and 42d1, and the calculated optimum route information is stored in the forwarding tables 41c2 and 42d2. It is memorized. The selection of the optimum route is determined based on the transfer destination attribute of the BGP route.
[0100]
Here, as shown in FIG. 9, for example, when the transmission line 30 connecting the main routers 41 and 51 is disconnected and the main router 41 cannot receive the existence notification message from the main router 51, the monitoring is performed. It is determined whether the timer has timed out (step 103). Here, if the timeout has not occurred at the present time, the BGP processing unit 41b returns to step 101 and waits for packet reception again. If a timeout occurs at this point, the BGP processing unit 41b determines that a failure has occurred between itself and the main router 51, temporarily transitions to the idle state, and then transitions from the connection state to the open transmission state. Then, a switching process for connecting to another new logical router is performed (step 104), the state transits to the connection established state via the open confirmation state, and the reception of the next survival notification message is waited for in step 101.
[0101]
As described above, in this embodiment, the main router and the backup router in the same physical router establish connections with different logical routers to exchange routing information, thereby reducing the number of connections on the backbone network. Thus, the route information traffic of the route information can be reduced, and the transmission quality in normal data relay can be improved.
[0102]
In this embodiment, when the main and backup routers exchange routing information with an external router, the routers synchronize the routing information and supplement each other's routing information. The problem caused by the shortage of the route information due to the decrease in the number can be solved, and the sharing of the route information can be achieved.
[0103]
Further, in this embodiment, when it becomes impossible to receive the packet from the connection partner, the connection partner router can be switched to another new router to receive the survival notification message and exchange the route information. The adverse effects caused by reducing the number of connections can be compensated.
[0104]
Next, the monitoring algorithm of the main router 41 in its own device by the backup router 42 will be described with reference to the flowchart of FIG. In the figure, the packet reception monitoring unit 42b of the backup router 42 monitors the survival notification message periodically transmitted under the control of the packet periodic transmission control unit 41d of the main router 41 when the operation state is the open transmission state. The unit 42c determines whether the operation of the main processing by the main router 41 is performed normally by taking in the monitoring result from the packet reception monitoring unit 42b (Step 201).
[0105]
Here, when the survival notification message is received from the main router 41 within a certain period of time, the BGP processing unit 42c determines that the operation of the main processing by the main router 41 is normally performed, and determines in advance A BGP session is established with the backup router 62 of the router 61 determined as the connection partner of the router 42 (step 202). Accordingly, the transition state of the BGP processing unit 42c becomes the connection established state, and the BGP processing unit 42c can exchange the path information with the backup router 62.
[0106]
If no survival notification message is received from the main router 41 within a certain period of time, the BGP processing unit 42c determines that the operation of the main processing by the main router 41 is not performed normally, and Along with 62, a BGP session is also established with the main router 51 of the router 50 which has been determined in advance as a connection partner of the main router 41 (step 203). Thereby, the transition state of the BGP processing unit 42c becomes the connection established state, and the BGP processing unit 42c can exchange the route information with the backup router 62 and the main router 51.
[0107]
In this state, the backup router 42 can exchange the path information with the backup router 62 using the update message as shown in the schematic diagram showing the flow of the path information at the time of the failure of the main router 41 in FIG. The exchanged route information is stored in the route information table 42d1 in the routing table of the backup router 42. Further, the backup router 42 can exchange route information with the main router 51 using the update message, and the exchanged route information is also stored in the route information table 42d1.
[0108]
The BGP processing unit 42c recalculates the optimal route information based on the route information stored in the route information table 42d1, because there is no route from the main router side when the main router 41 side fails. The calculated optimal route information is stored in the forwarding table 42d2. In addition, when the backup router 42 is connected to the main router 51, a route from the main router 51 is created. When the route information is learned after the connection is completed, the optimum route information is calculated again. The calculated optimum route information is stored in the forwarding table 42d2.
[0109]
Further, at the time of restoration on the main router 41 side, the BGP processing unit 42c disconnects the connection with the main router 51 once, as shown in the schematic diagram of FIG. Exchange route information. At the time of recovery, the main router 41 has not learned the path information, so that the BGP processing unit 42c can transmit the path information exchanged at the time of the failure to the main router 41. .
[0110]
Thus, in this embodiment, the backup router in the same router monitors the main processing operation of the main router, and if the main processing operation is not normal, the backup router connects to the predetermined logical router and Since it is possible to exchange the routing information by newly connecting to the logical router to which the main router is connected, it is also possible to solve the problem caused by the lack of the routing information due to the reduced number of connections. it can.
[0111]
(Embodiment 2)
By the way, in the data relay device according to the present invention, it is possible to configure the main router to monitor the backup processing operation of the backup router. In this case, as shown in the configuration diagram of FIG. 13, the main router 41 includes a packet reception monitoring unit 41f that monitors the reception state of the packet captured by the communication unit 41e, and the backup router 42 includes It is configured to include a packet periodic transmission control unit 42f that controls periodic transmission.
[0112]
In this configuration, the packet regular transmission control unit 42f of the backup router 42 transmits a survival notification message to the main router 41, and the packet reception monitoring unit 41f of the main router 41 and the BGP processing unit 41b perform the backup processing operation of the backup router 42. Can also be monitored.
[0113]
FIG. 14 is a flowchart illustrating a monitoring algorithm for the main router 41 to monitor the operation of the backup router 42 in its own device. In the figure, the packet reception monitoring unit 41f of the main router 41 monitors the survival notification message periodically transmitted under the control of the packet periodic transmission control unit 42f of the backup router 42 when the operation state is the open transmission state. The unit 41b fetches the monitoring result from the packet reception monitoring unit 41f to determine whether or not the backup router 42 is performing the backup processing normally (Step 301).
[0114]
Here, when the survival notification message is received from the backup router 42 within a certain period of time, the BGP processing unit 41b determines that the operation of the backup processing by the backup router 42 is being performed normally, and A BGP session is established with the main router 51 of the router 50 determined as the connection partner of the router 41 (step 302). Accordingly, the transition state of the BGP processing unit 41b becomes the connection established state, and the BGP processing unit 41b can exchange the route information with the main router 51.
[0115]
If no survival notification message is received from the backup router 42 within a certain period of time, the BGP processing unit 41b determines that the backup router 42 is not performing backup processing properly, and Along with 51, a BGP session is also established with the backup router 62 of the router 60 which has been determined in advance as a connection partner of the backup router 42 (step 303). Thereby, the transition state of the BGP processing unit 41b becomes the connection established state, and the BGP processing unit 41b can exchange the route information with the main router 51 and the backup router 62.
[0116]
Thus, in this embodiment, the main router in the same router monitors the backup processing operation of the backup router, and if the backup processing operation is not normal, the main router connects to the predetermined logical router and In this case, it is possible to newly connect to the logical router to which the backup router is connected, and to exchange the routing information. In this case, too, it is possible to eliminate the adverse effect due to the lack of the routing information due to the reduced number of connections. it can.
[0117]
Further, in the present invention, the first embodiment and the second embodiment can be combined. In this case, the main router and the backup router in the same router monitor each other's processing operations, and If it is possible to exchange routing information by newly connecting to the logical router to which the router is connected, it is possible to eliminate the adverse effects caused by the lack of routing information due to the decrease in the number of connections and further increase redundancy. With this configuration, the reliability of data relay can be improved.
[0118]
(Embodiment 3)
FIG. 15 is a system configuration diagram showing a third embodiment of the schematic configuration of the data relay system according to the present invention. In the figure, in the data relay system of this embodiment, main routers 41 and 51 and backup routers 42 and 52 are connected to different aggregation devices 23 and 24, respectively. That is, the main routers 41 and 51 of the routers 40 and 50 establish connections with the aggregation device 23 and are connected by the transmission lines 30 and 31, respectively, and the backup routers 42 and 52 establish connections with the aggregation device 24. , And transmission lines 32 and 33, respectively. Each of the routers 40 and 50 is also connected to a different ISP 11 to enable data relay between the ISPs 11. In addition, a plurality of routers are connected to the aggregation devices 23 and 24 in addition to the routers 40 and 50, and the data received from each router is distributed to the corresponding router.
[0119]
The main routers 41 and 51 and the backup routers 42 and 52 have the same configurations and functions as the main router and the backup router shown in FIG. 2 or FIG. In this embodiment, after the route information from each router is aggregated by the aggregation devices 23 and 24, this route information is distributed to each main router and backup router and transmitted. The operation of each main router and the backup router performs the same operation as the router described in the first to third embodiments.
[0120]
As described above, in this embodiment, since the logical routers in the same router are respectively connected to different aggregation devices, the same effects as those in Embodiments 1 to 3 can be obtained. Since the arranged route information is taken in, it is possible to acquire the arranged route information and the route information having a large amount of information.
[0121]
(Embodiment 4)
FIG. 16 is a system configuration diagram showing a fourth embodiment of the schematic configuration of the data relay system according to the present invention. In the figure, A to E are ISPs, and E learns and distributes the route information held by the other ISPs (A to D) using BGP. The E network includes routers 70 to 73, an aggregation device 25 that establishes a BGP session from the main router of these routers 70 to 73, and an aggregation device 26 that establishes a BGP session from the backup router of these routers 70 to 73. A LAN is constructed from a transmission line connecting these devices. In this network, the routing information of the LAN and the addresses of the routers 70 to 73 are exchanged by using an OSPF (Open Shortest Path First) routing protocol.
[0122]
Each of the routers 70 to 73 uses a BGP protocol, and the routers are directly connected to each other by a full mesh. BGP for intra-network communication (called IBGP, and communication with the outside is called EBGP). Exchanges the external route information learned in each session.
[0123]
Here, focusing on the router 70, the router 70 learns, for example, the route to D learned by the EBGP by the router 73 by the IBGP and confirms that the route can be reached via the router 73. The route to the router 73 uses information learned by OSPF.
[0124]
As described above, in this embodiment, a system can be constructed by combining the ISP using the OSPF and the ISP using the BGP according to the present invention, so that the above-described effects can be obtained and the system configuration can be simplified. And a highly versatile system can be constructed.
[0125]
The present invention is not limited to these embodiments, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention. In the above-described embodiment, an example in which the BGP protocol is used as the path exchange protocol of the connection-type communication has been described. However, the present invention is not limited to this. For example, an IDRP (Inter-Domain Routing Protocol) protocol may be used. Is also possible.
[0126]
【The invention's effect】
As described above, in the present invention, each of the logical data relay devices in the active state and the standby state which are logically set by duplicating the routing control process establishes a connection with different data relay devices, and this connection is established. Route information is exchanged between the data relay devices, so the number of connections on the backbone network is reduced, the route information traffic of the route information is reduced, the reliability of the data relay is increased, and the system configuration is improved. Can be easily constructed.
[0127]
Further, in the present invention, each of the logical data relay devices in the active state and the standby state which are logically set by duplicating the routing control process establishes connections with different data aggregating devices, and connects the connected data relay devices. Since the route information is exchanged between the device and the data aggregation device, the number of connections on the backbone network is reduced, the route information traffic of the route information is reduced, the reliability of data relay is increased, and the system configuration is improved. Can be easily constructed.
[0128]
Further, according to the present invention, the logical data relay devices in the active state and the standby state supplement the mutual path information by synchronizing the exchanged path information, so that the mutual path information is reduced by reducing the number of connections. Can be mutually supplemented to share the route information.
[0129]
Further, in the present invention, since the optimum route is selected from the synchronized route information, an appropriate route such as the shortest route can be selected, and the reliability of data relay can be improved.
[0130]
According to the present invention, the logical data relay device in the standby state monitors the main processing operation of the logical data relay device in the active state, and the logical data relay device in the active state does not perform this main processing. If it is determined, the logical data relay device in the active state establishes a new connection with the other data relay device to which the connection has been established, and exchanges route information, thereby compensating for the adverse effect caused by reducing the number of connections. be able to.
[0131]
According to the present invention, when the operation of the main processing by the logical data relay device in the active state is resumed, the logical data relay device in the standby state disconnects the connection newly established with the other data relay device. Therefore, it is possible to avoid establishing a double connection with the logical data relay device in the same data relay device, thereby reducing the number of connections.
[0132]
Further, according to the present invention, when the operation of the main processing by the logical data relay device in the active state is restarted, the logical data relay device in the standby state transmits the path information acquired during the suspension of the main processing operation to the active data Since the information is output to the relay device, the route information can be shared.
[0133]
Further, according to the present invention, the logical data relay device in the active state monitors the backup processing operation of the logical data relay device in the standby state, and it is determined that the logical data relay device in the standby state is not performing the backup processing. In such a case, the logical data relay device in the standby state establishes a new connection with another data relay device with which the connection has been established, and exchanges route information, thereby compensating for adverse effects due to the reduction in the number of connections. Can be.
[0134]
According to the present invention, when the backup processing operation by the logical data relay device in the standby state is restarted, the logical data relay device in the active state disconnects the connection newly established with the other data relay device. Therefore, it is possible to avoid establishing a double connection with the logical data relay device in the same data relay device, thereby reducing the number of connections.
[0135]
Further, according to the present invention, when the operation of the backup process by the logical data relay device in the standby state is restarted, the logical data relay device in the active state transmits the path information acquired during the suspension of the backup processing operation to the logical Since the data is output to the data relay device, sharing of the route information can be achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a system configuration diagram showing a first embodiment of a schematic configuration of a data relay system according to the present invention.
FIG. 2 is a configuration diagram showing a configuration of a main router and a backup router shown in FIG.
FIG. 3 is a configuration diagram illustrating a format of a BGP message header.
FIG. 4 is a configuration diagram showing a format of an open message of the messages shown in FIG. 3;
FIG. 5 is a configuration diagram showing a format of an update message of the messages shown in FIG. 3;
FIG. 6 is a state transition diagram showing an operation state to which a router transitions.
FIG. 7 is a flowchart illustrating a monitoring algorithm for a logical router to monitor reception of a packet from another external logical router;
FIG. 8 is a schematic diagram showing a flow of route information in a router when the route information is exchanged.
FIG. 9 is a system configuration diagram showing a case where a disconnection occurs in a transmission line in the system shown in FIG. 1;
FIG. 10 is a flowchart illustrating a monitoring algorithm for a backup router to monitor the operation of a main router in its own device.
FIG. 11 is a schematic diagram showing a flow of route information in the router when the route information is exchanged when the main router fails.
FIG. 12 is a schematic diagram showing a flow of path information in the router when the path information is exchanged at the time of restoration of the main router side.
FIG. 13 is a configuration diagram illustrating another configuration of the main router and the backup router illustrated in FIG. 1;
FIG. 14 is a flowchart illustrating a monitoring algorithm for a main router to monitor the operation of a backup router in its own device.
FIG. 15 is a system configuration diagram showing a third embodiment of the schematic configuration of the data relay system according to the present invention;
FIG. 16 is a system configuration diagram showing a fourth embodiment of the schematic configuration of the data relay system according to the present invention.
FIG. 17 is a system configuration diagram showing a schematic configuration of a first conventional example of a data relay system.
FIG. 18 is a system configuration diagram showing a schematic configuration of a second conventional example of a data relay system.
FIG. 19 is a system configuration diagram showing a schematic configuration of a third conventional example of a data relay system.
[Explanation of symbols]
10. Backbone network
11 ISP
20,40,50,60 router
21, 41, 51, 61 Main router (logical router)
22, 42, 52, 62 Backup router (logical router)
23-26, 70-73 Aggregation device
30-33,43 Transmission line
41a, 42e I / F
41b, 42c BGP processing unit
41c, 42d routing table
41c1, 42d1 route information table
41c2, 42d2 forwarding table
41d, 42f Packet periodic transmission control unit
41e, 42a Communication unit
41f, 42b Packet reception monitoring unit

Claims

In a data relay method in which a plurality of data relay devices are logically set in a relationship between an active state and a standby state, and each of which constructs at least two logical data relay devices that perform a main process and a backup process and relays data,
A first connection step in which the logical data relay devices in the active state and the standby state establish connections with different data relay devices, respectively, using a path exchange protocol of connection-based communication for performing data relay;
A first exchange step of exchanging the path information between the logical data relay device having the connection and the other data relay device;
A data relay method comprising:

In a data relay method in which a plurality of data relay devices are logically set in a relationship between an active state and a standby state, and each of which constructs at least two logical data relay devices that perform a main process and a backup process and relays data,
A second logical data relay device in the active state and the standby state, which establishes a connection with another data relay device via a different data aggregation device using a path exchange protocol of connection-oriented communication for performing data relay. Connection process,
A second exchange step of exchanging the path information between the logical data relay device with the connection and the data aggregation device;
A data relay method comprising:

In the data relay method, a synchronization step of synchronizing the exchanged path information between logical data relay devices set in the data relay device,
3. The data relay method according to claim 1, further comprising:

In the data processing method,
Each of the logical data relay devices,
Based on the path information synchronized in the synchronization step, a selection step of selecting an optimal path,
The data relay method according to claim 3, further comprising:

In the data relay method,
A first monitoring step of monitoring whether the logical data relay device in the standby state is performing a main processing operation,
A third connection step of newly establishing a connection with the other data relay apparatus to which the active logical data relay apparatus has established a connection when the main processing is not being performed;
A third exchange step of exchanging the path information with another data relay device that has newly established a connection,
The data relay method according to claim 1, further comprising:

In the data relay method, the logical data relay device in the standby state includes:
When the operation of the main processing by the logical data relay device in the active state is resumed, in the third connection step, a first connection disconnection step of disconnecting a newly established connection with the other data relay apparatus is performed. ,
6. The data relay method according to claim 5, further comprising:

In the data relay method, the logical data relay device in the standby state includes:
When the operation of the main processing by the logical data relay device in the active state is resumed, a first output step of outputting the path information acquired during the suspension of the main processing operation to the logical data relay device in the active state,
The data relay method according to claim 5, further comprising:

In the data relay method,
A second monitoring step of monitoring whether the logical data relay device in the active state is performing a backup operation by the logical data relay device in the standby state,
A fourth connection step of newly establishing a connection with the other data relay apparatus to which the logical data relay apparatus in the standby state has established a connection when the backup processing is not being performed;
A fourth exchange step of exchanging the path information with another data relay device that has newly established the connection,
The data relay method according to claim 1, further comprising:

In the data relay method, the logical data relay device in the active state includes:
When the backup processing operation by the logical data relay device in the standby state is resumed, the third connection step includes a second connection disconnection step of disconnecting the newly established connection with the other data relay device. ,
9. The data relay method according to claim 8, further comprising:

In the data relay method, the logical data relay device in the active state includes:
When the operation of the backup process by the logical data relay device in the standby state is resumed, a second output step of outputting the path information acquired during the suspension of the backup processing operation to the logical data relay device in the standby state,
The data relay method according to claim 8, further comprising:

Data that is logically set to a relationship between an active state and a standby state, is configured by at least two logical data relay devices that perform a main process and a backup process, and that establishes a connection with another data relay device and relays data. In the relay device,
The active logical data relay device uses a connection-oriented communication path exchange protocol for performing the data relay, and a first connection unit that establishes a connection with the predetermined other data relay device;
First exchange means for exchanging the path information with another data relay device connected by the first connection means;
First storage means for storing the exchanged route information;
The logical data relay device in the standby state uses a path exchange protocol of connection-type communication for performing the data relay, and is different from the predetermined other data relay device to which the first connection unit has established a connection. Second connection means for establishing a connection with a predetermined data relay device;
A second exchange unit for exchanging the path information with another data relay device that has established a connection by the second connection unit;
Second storage means for storing the exchanged route information;
A data relay device comprising:

In the data relay device,
The logical data relay device in the active state further includes first data processing means for performing data processing of the path information stored in the first storage means,
The standby logical data relay device further includes a second data processing unit that performs data processing of the path information stored in the second storage unit,
The data according to claim 11, wherein the first and second data processing means synchronize the path information exchanged with each other and stored in the first and second storage means. Relay device.

In the data relay device,
A third storage unit that stores an optimal route;
The first and second data processing means selects an optimum path based on the synchronized path information, and stores the optimum path in the third storage means. 13. The data relay device according to claim 12, wherein

In the data relay device,
The logical data relay device in the standby state further includes a first monitoring unit that monitors a main processing operation of the logical data relay device in the active state,
The second connection unit newly establishes a connection with the other data relay device to which the first connection unit has established a connection, according to a monitoring result of the first monitoring unit,
The data according to any one of claims 11 to 13, wherein the second exchange unit exchanges the path information with another data relay device that has newly established a connection. Relay device.

When the second connection unit recognizes from the monitoring result of the first monitoring unit that the operation of the main processing by the active logical data relay device has been resumed, the second connection unit newly connects with the other data relay device. 15. The data relay device according to claim 14, wherein the established connection is disconnected.

When the second data processing unit recognizes from the monitoring result of the first monitoring unit that the operation of the main processing by the logical data relay device in the active state has been resumed, the second data processing unit obtains the data during the suspension of the main processing operation. The data relay device according to claim 14, wherein the route information is output to the active logical data relay device.

In the data relay device,
The active state logical data relay device further includes a second monitoring unit that monitors a backup processing operation of the standby state logical data relay device,
The first connection unit newly establishes a connection with the other data relay device to which the second connection unit has established a connection in accordance with a monitoring result of the first monitoring unit,
The data according to any one of claims 11 to 16, wherein the first exchange unit exchanges the path information with the other data relay device that has newly established a connection. Relay device.

When the first connection unit recognizes from the monitoring result of the second monitoring unit that the backup processing operation by the standby logical data relay device has been resumed, the first connection unit newly establishes a connection with the other data relay device. The data relay device according to claim 17, wherein the established connection is disconnected.

When the first data processing means recognizes from the monitoring result of the second monitoring means that the operation of the backup processing by the logical data relay device in the standby state has been resumed, the first data processing means obtains the data during the backup processing operation suspension. 18. The data relay device according to claim 17, wherein the route information output to the logical data relay device in the standby state is output.

A data relay device that is logically set to have a relationship between an active state and a standby state, is constructed by at least two logical data relay devices that perform a main process and a backup process, and establishes a connection with a data aggregation device to relay data data. At
The active logical data relay device uses a connection-oriented communication path exchange protocol for performing the data relay, and third connection means for establishing a connection with the predetermined data aggregation device;
Third exchange means for exchanging the path information with another data aggregating device that has established a connection by the third connection means;
Fourth storage means for storing the exchanged route information;
The logical data relay device in the standby state uses a path exchange protocol of connection-based communication for performing the data relay, and is different from the predetermined other data aggregation device to which the third connection unit has established a connection. Fourth connection means for establishing a connection with the predetermined data aggregation device;
A fourth exchange unit for exchanging the path information with another data aggregating device that has established a connection by the fourth connection unit;
Fifth storage means for storing the exchanged route information;
A data relay device comprising:

In the data relay device,
The logical data relay device in the active state further includes a third data processing unit that performs data processing of the path information stored in the fourth storage unit,
The logical data relay device in the standby state further includes a fourth data processing unit that performs data processing of the path information stored in the fifth storage unit,
21. The data according to claim 20, wherein the third and fourth data processing units synchronize the path information exchanged with each other and stored in the fourth and fifth storage units. Relay device.

In the data relay device,
Further comprising sixth storage means for storing an optimal route,
The third and fourth data processing means selects an optimal path based on the synchronized path information, and stores the optimal path in the sixth storage means. 22. The data relay device according to claim 21, wherein:

In the data relay device,
The logical data relay device in the standby state further includes third monitoring means for monitoring a main processing operation of the logical data relay device in the active state,
The fourth connection unit newly establishes a connection with the other data aggregating device to which the third connection unit has established a connection, according to a monitoring result of the third monitoring unit,
The data according to any one of claims 20 to 22, wherein the fourth exchange unit exchanges the path information with the other data aggregation device that has newly established a connection. Relay device.

When the fourth connection unit recognizes from the monitoring result of the third monitoring unit that the operation of the main processing by the logical data relay device in the active state has been resumed, the fourth connection unit newly associates with the other data relay device. The data relay device according to claim 23, wherein the established connection is disconnected.

The fourth data processing means, while recognizing from the monitoring result of the third monitoring means that the operation of the main processing by the logical data relay device in the active state has been resumed, acquires the data during the suspension of the main processing operation. 24. The data relay device according to claim 23, wherein the route information output to the logical data relay device in the active state is output.

In the data relay device,
The active logical data relay device further includes a fourth monitoring unit that monitors a backup processing operation of the standby logical data relay device,
The third connection unit newly establishes a connection with the other data aggregating device to which the fourth connection unit has established a connection, according to a monitoring result of the fourth monitoring unit,
The data according to any one of claims 20 to 25, wherein the third exchange unit exchanges the path information with the other data aggregating device that has newly established a connection. Relay device.

When the third connection unit recognizes from the monitoring result of the fourth monitoring unit that the operation of the backup process by the logical data relay device in the standby state has been resumed, the third connection unit newly connects with the other data relay device. 27. The data relay device according to claim 26, wherein the established connection is disconnected.

The third data processing means, when recognizing from the monitoring result of the fourth monitoring means that the operation of the backup processing by the logical data relay device in the standby state has been resumed, acquires the data during the backup processing operation suspension. The data relay device according to claim 26, wherein the route information output to the standby logical data relay device is output.

A data relay device configured by at least two logical data relay devices that are logically set in a relationship between an active state and a standby state and perform a main process and a backup process, and a node that performs data communication with the data relay device; In a data relay system having a transmission path for establishing a connection between these data relay devices,
The data relay device, comprising the data relay device according to any one of claims 11 to 19, wherein the data relay device exchanges route information for data relay between the data relay devices. Data relay system used.

A data relay device configured by at least two logical data relay devices that are logically set in a relationship between an active state and a standby state and perform a main process and a backup process, and a node that performs data communication with the data relay device; In a data relay system having a data aggregation device that aggregates data to be relayed, and a transmission path that establishes a connection between the data relay device and the data aggregation device,
The data relay device comprises the data relay device according to any one of claims 20 to 28, and exchanges route information for data relay between the data relay device and the data aggregation device. A data relay system using a data relay device.