JP2004246607A - Handwritten character recognizing device and method and program - Google Patents

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a device capable of carrying out character recognition with high precision even at the time of increasing the recognizing speed of a handwritten character. <P>SOLUTION: The first stroke is inputted concerning a handwritten character (S102, S103), and after the lapse of an x time (S105), measurement is started (S109), and stokes stored in an orbit buffer are character-recognized, and a character being the recognition result is displayed (S110 to S112). Before the lapse of a y time since the start of measurement (S114), when any new stroke is inputted (S115), measurement is started from 0 (S117), and the stoke is added to the orbit buffer (S120), and the stroke is newly character-recognized (S110 to S112). After the lapse of the y time since the start of measurement (S114), the character being the recognition result is decided (S121). <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タブレットなどのポインティングデバイスを用いて手書き入力した文字を認識するための技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔｓ）は、携帯型の情報端末装置として、ビジネスマンなどの間で広く使われている。ＰＤＡは、手のひらサイズの小型のものであり、その大きさの制約から一般に、入出力デバイスとして平面型表示装置（液晶表示装置など）と透明のタブレットとを重ねて構成したタッチパネルを備えるものが多い。
【０００３】
ＰＤＡにおける文字入力の方法として、ハードウェアキーボードやソフトウェアキーボードから入力するものもあるが、ペン操作でタブレット上に手書き入力し、手書き入力された文字を文字認識して入力するものが多い。手書き入力された文字の認識精度を低下させることなく、認識速度を向上させるための技術が、従来より数多く提案されている（例えば、特許文献１、２参照）。
【０００４】
【特許文献１】
特開平６−１６２２６９号公報
【特許文献２】
特開平７−３０２３０５号公報
【０００５】
上記した特許文献１、２の技術では、ユーザ毎に認識速度を調整することは考えられていなかった。これに対して、手書き文字入力に慣れていない者は、文字認識を行うまでの入力期間を長くとって、確実に文字を入力したいと考える。一方、手書き文字入力に慣れている者は、文字認識を行うまでの入力期間を短くして、素早く文字を入力したいと考える。このため、従来からの手書き文字認識において、ユーザが手書き文字入力に慣れている度合いに従って、文字認識を行うまでの入力時間をユーザが設定できるようにしたものがある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、入力期間を長く設定した場合においては、手書き文字の認識の精度を高くすることはできる。しかしながら、「く」や「し」などといった一画だけで入力にも時間を必要としない単純な文字でも、設定した入力期間を経過するまでは文字認識結果を得ることができない。このため、必ずしも手書き文字認識に好適な入力環境を提供しているとは言えなかった。
【０００７】
一方、入力期間を短く設定した場合においては、単純な文字の認識は高速に快適に行える。しかしながら、画数が多く入力に時間を要する文字では、文字を入力する途中で設定した時間が経過してしまう場合もある。例えば、ユーザが「ほ」という一文字を入力しようとしたのに、「しま」という二文字に認識されてしまうということなどである。このように文字認識を開始させるまでの入力期間を短く設定すると、手書き入力した文字が誤認識されてしまう場合が多くなるという問題があった。
【０００８】
本発明は、手書き入力された文字の認識速度を高めても、高い精度で文字認識を行うことができる手書き文字認識装置及び方法、並びに手書き文字認識のためのプログラムを提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第１の観点にかかる手書き文字認識装置は、
文字を１ストロークずつ手書きで入力する手書き入力手段と、
前記手書き入力手段により手書き文字の１ストロークが入力される度に、該１ストロークの入力から予め設定された第１時間を経過するまでの時間を計時する第１の計時手段と、
前記第１の計時手段が前記第１時間の経過を計時するまでに、前記手書き入力手段から入力された手書き文字のストロークを順次保存する文字ストローク保存手段と、
前記文字ストローク保存手段に保存された手書き文字のストロークを、辞書に登録された文字のパターンと照合することにより文字認識する文字認識手段と、
前記文字認識手段が認識した結果の文字を表示する文字表示手段と、
前記第１の計時手段が前記第１時間の経過を計時したときに、前記文字認識手段による認識結果の文字を確定する確定手段と
を備えることを特徴とする。
【００１０】
上記の手書き文字認識装置では、ストロークの入力毎に第１時間の計時が新たに行われ、第１時間の経過を計時したときに、文字認識の結果が確定される。つまり、手書き文字の最後のストロークを入力してから第１時間を経過したときに、文字認識の結果が確定されるので、１ストローク目の入力から文字認識結果の確定までの時間は、ストローク数が少ない文字では短く、ストローク数が多い文字では長くなる。
【００１１】
これにより、第１時間として比較的短い時間を設定して、ストローク数の少ない文字では速く文字認識の確定結果を得ることができる。一方、第１時間として比較的短い時間を設定しても、ストローク数の多い文字について全てのストロークを入力し終わる前に第１時間の経過が計時され、文字認識の結果が確定してしまうことがなく、ユーザが手書き入力した文字を正確に文字認識することができるようになる。
【００１２】
上記手書き文字認識装置は、
ユーザの選択により前記第１時間を設定する第１時間設定手段をさらに備えるものとすることができる。
【００１３】
上記手書き文字認識装置は、
前記手書き文字入力手段からの手書き文字のストロークの入力態様の履歴を記憶する履歴記憶手段と、
前記履歴記憶手段に記憶された入力態様の履歴に基づいて、前記第１時間の設定を変更する第１設定変更手段とをさらに備えるものとすることもできる。
ここで、前記手書き文字入力手段から手書き文字の１ストロークが入力された時間間隔を計測する時間間隔計測手段をさらに備える場合には、
前記手書き文字のストロークの入力態様は、前記時間間隔計測手段が計測した時間間隔とすることができる。
【００１４】
このように第１時間の設定を変更できるようにすることで、ユーザ毎の手書き文字入力の習熟度に従って素早く文字認識結果を確定させることができる。また、手書き文字のストロークの入力態様の履歴により第１時間の設定を変更できるようにすることで、各ユーザが自分の手書き文字入力に対する習熟度を意識することなく、適切な時間設定を行うことができるようになる。
【００１５】
上記手書き文字認識装置は、
前記手書き入力手段により前記手書き文字の最初の１ストローク目が入力されてから予め設定された第２時間が経過するまでの時間を計時する第２の計時手段をさらに備えるものとすることができる。この場合において、
前記第１の計時手段は、前記第２の計時手段が前記第２時間の経過を計時してから前記第１時間を経過するまでの時間と、前記第２時間を経過した以降に前記手書き入力手段により手書き文字の１ストロークが入力されてから前記第１時間を経過するまでの時間とを計時し、
前記文字認識手段は、前記第２の計時手段が前記第２時間の経過を計時した以降に、前記文字ストローク保存手段に保存された手書き文字のストロークを文字認識するものとすることができる。
【００１６】
この場合、文字認識手段により最初に文字認識が行われるまでには、ある程度のストローク保存手段に保存されている場合が多くなる。これにより、文字認識手段がストローク保存手段に保存されたストロークを辞書と比較しても文字認識不能となってしまう場合が少なくて済むようになる。
【００１７】
ここで、上記手書き文字認識装置は、
ユーザの選択により前記第２時間を設定する第２時間設定手段をさらに備えるものとすることができる。
【００１８】
前記手書き文字入力手段からの手書き文字のストロークの入力態様の履歴を記憶する履歴記憶手段と、
前記履歴記憶手段に記憶された入力態様の履歴に基づいて、前記第２時間の設定を変更する第２設定変更手段とをさらに備えるものとすることもできる。
ここで、前記手書き文字入力手段により前記手書き文字の最初の１ストローク目が入力されてから前記確定手段により認識結果の文字が確定するまでの時間を計測する確定時間計測手段をさらに備える場合には、
前記手書き文字のストロークの入力態様は、前記確定時間計測手段が計測した確定までの時間とすることができる。
【００１９】
上記のように第２時間についても設定を変更できるようにすることで、ユーザ毎の手書き文字入力の習熟度に従って素早く文字認識結果を確定させることができる。また、手書き文字のストロークの入力態様の履歴により第２時間の設定を変更できるようにすることで、各ユーザが自分の手書き文字入力に対する習熟度を意識することなく、適切な時間設定を行うことができるようになる。
【００２０】
上記手書き文字認識装置において、
前記文字認識手段は、前記文字ストローク保存手段に新たなストロークが追加して保存される度に、当該時点で保存された文字のストロークを文字認識するものであってもよい。この場合において、
前記文字表示手段は、前記文字認識手段が新たに文字認識を行う度に、該認識した結果の文字を順次表示することができる。
【００２１】
このような文字認識結果の表示変化により、ユーザは、自分が入力しようとした文字が認識された時点で新たなストロークの入力を中止して、そのまま所望の文字で確定させることを行い易くなる。
【００２２】
上記手書き文字認識装置において、
前記手書き入力手段により手書き文字を入力する文字入力領域は、複数あってもよい。この場合において上記手書き文字認識装置は、
前記手書き入力手段により新たに入力された手書き文字のストロークが異なる文字入力領域に入力されたかどうかを判定する領域判定手段をさらに備えるものとすることができ、
前記確定手段は、前記領域判定手段が異なる領域に入力されたと判定したときに、前記文字認識手段による認識結果の文字を確定することができる。
【００２３】
この場合、ユーザは、異なる文字を入力しようとする場合には別の文字入力領域にストロークを入力すればよいので、ユーザが入力しようとした文字が認識されているのに関わらず新たなストロークまで認識対象とされてしまって、文字の誤認識が生じることを避けることができる。また、異なる文字を入力しようとする場合には、別の文字入力領域に入力することで第１時間の経過を待たずにそれまでの文字が確定されるので、手書き文字入力を高速に行えるようになる。
【００２４】
上記手書き文字認識装置は、
前記文字認識手段により認識された文字に対して所定の操作を行うべきことを指示する文字操作指示手段をさらに備えるものとすることができる。この場合において、
前記確定手段は、前記文字操作指示手段により前記所定の操作が指示されたときに、前記文字認識手段による認識結果の文字を確定することができる。
【００２５】
この場合には、第１時間の経過を計時していなくてもユーザが所定の操作を行うべきことを指示することで、文字認識手段により認識されていた文字が確定されるので、手書き文字入力を高速に行えるようになる。
【００２６】
上記目的を達成するため、本発明の第２の観点にかかる手書き文字認識方法は、
文字を１ストロークずつ手書きで入力するステップと、
手書き文字の１ストロークが入力される度に、該１ストロークの入力から予め設定された第１時間を経過するまでの時間を計時するステップと、
前記第１時間の経過を計時するまでに、前記手書き入力手段から入力された手書き文字のストロークを保存手段に順次保存するステップと、
前記保存手段に保存された手書き文字のストロークを、辞書に登録された文字のパターンと照合することにより文字認識するステップと、
前記文字認識した結果の文字を表示するステップと、
前記第１時間の経過を計時したときに、前記文字認識の結果の文字を確定するステップと
を含むことを特徴とする。
【００２７】
上記手書き文字認識方法は、
前記手書き文字の最初の１ストローク目が入力されてから予め設定された第２時間が経過するまでの時間を計時するステップをさらに含むものとすることができ、この場合において
前記第１時間は、前記第２時間を経過してから計時されると共に、前記第２時間を経過した以降に前記手書き文字の１ストロークが入力される度に計時されるものとすることができ、
前記第２時間の経過を計時した以降に、前記保存手段に保存された手書き文字のストロークを文字認識するものとすることができる。
【００２８】
上記目的を達成するため、本発明の第３の観点にかかるプログラムは、
文字を１ストロークずつ手書きで入力する手書き入力手段、
前記手書き入力手段により手書き文字の１ストロークが入力される度に、該１ストロークの入力から予め設定された第１時間を経過するまでの時間を計時する第１の計時手段、
前記第１の計時手段が前記第１時間の経過を計時するまでに、前記手書き入力手段から入力された手書き文字のストロークを順次保存する文字ストローク保存手段、
前記文字ストローク保存手段に保存された手書き文字のストロークを、辞書に登録された文字のパターンと照合することにより文字認識する文字認識手段、
前記文字認識手段が認識した結果の文字を表示する文字表示手段、及び、
前記第１の計時手段が前記第１時間の経過を計時したときに、前記文字認識手段による認識結果の文字を確定する確定手段
としてコンピュータ装置を機能させることを特徴とする。
【００２９】
上記プログラムは、
前記手書き入力手段により前記手書き文字の最初の１ストローク目が入力されてから予め設定された第２時間が経過するまでの時間を計時する第２の計時手段としてさらに前記コンピュータ装置を機能させることができ、この場合、
前記第１の計時手段は、前記第２の計時手段が前記第２時間の経過を計時してから前記第１時間を経過するまでの時間と、前記第２時間を経過した以降に前記手書き入力手段により手書き文字の１ストロークが入力されてから前記第１時間を経過するまでの時間とを計時し、
前記文字認識手段は、前記第２の計時手段が前記第２時間の経過を計時した以降に、前記文字ストローク保存手段に保存された手書き文字のストロークを文字認識するものとすることができる。
【００３０】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【００３１】
図１は、この実施の形態に適用される情報端末装置の外観を示す図である。図１の情報端末装置１は、ＰＤＡを例とするもので、タッチパネル１４を備えており、ここに情報が表示されると共に、ペン２による押圧操作で情報の入力を行う。タッチパネル１４には、２つの文字入力領域１４−１、１４−２と、確定、変換などを指示するイベント入力領域１４−３が設けられている。情報端末装置１は、汎用のものでも、特定業務に専用のものであってもよい。
【００３２】
図２は、図１の情報端末装置１のブロック図である。図示するように、情報端末装置１は、ＣＰＵ１１（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）と、ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）１２と、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）１３と、表示装置１４ａ及びタブレット１４ｂとから構成されるタッチパネル１４と、外部Ｉ／Ｆ（ＩｎｔｅｒＦａｃｅ）１５とを備えており、これらは互いにバス１０を介して接続されている。
【００３３】
ＣＰＵ１１は、内部タイマを備え、ＲＯＭ１２に記憶された後述するフローチャートに示すプログラムなどを実行し、手書き文字認識を含む各種の処理を実行する。また、情報端末装置１の各部を制御する。ＲＯＭ１２は、後述する文字認識辞書などの固定的なデータやＣＰＵ１１のプログラムを記憶する不揮発性のメモリである。ＲＡＭ１３は、ＣＰＵ１１がプログラムを実行する際のワークエリアなどとして使用される。
【００３４】
タッチパネル１４は、液晶表示装置や有機ＥＬ表示装置などの平面型の表示装置１４ａの上に透明のタブレット（ディジタイザ）１４ｂが重ね合わされて構成される。表示装置１４ａは、ＣＰＵ１１による処理結果として、認識された文字などを表示する。表示画面の例については、後述する。タブレット１４ｂは、ペン２で押圧された位置の軌跡（座標）をＣＰＵ１１に入力するポインティングデバイスである。外部Ｉ／Ｆ１５は、外部機器との間でデータをやりとりするためのデバイスである。
【００３５】
なお、タブレット１４ｂは、ペン２で押圧された場合以外であっても座標入力を行うものとなるが、ここでは必ずペン２で押圧されるものとする。また、ペン２による情報入力操作として、「タップ」とは、ペン２でタブレット１４ｂを叩くことをいう。「ストローク」とは、ペン２をタブレット１４ｂに押圧した状態で動かすことをいう。タブレット１４ｂがペン２でタップされた場合、タップされた位置の座標が入力されることとなる。ストロークの場合には、その軌跡の座標が入力されることとなる。
【００３６】
図３は、情報端末装置１の手書き文字認識機能を示す機能ブロック図である。図示するように、この情報端末装置１の手書き文字認識機能は、タッチパネル１４を構成する表示装置１４ａ及びタブレット１４ｂの他に、文字認識辞書２１と、軌跡バッファ２２−１、２２−２と、認識時間選択テーブル２３ｔを含む認識時間設定部２３と、文字認識部２４と、認識バッファ２５とから実現されている。
【００３７】
文字認識辞書２１は、文字認識の対象となる文字（この実施の形態では、ひらがなのみとする）のパターンを登録した辞書であり、ＲＯＭ１２に格納されている。軌跡バッファ２２−１、２２−２は、それぞれタブレットの文字入力領域１４−１、１４−２にストローク入力された軌跡を一時保存するバッファであり、ＲＡＭ１３に所定の領域が設けられている。ストロークの軌跡は、認識された文字が確定したときに消去される。
【００３８】
認識時間設定部２３は、ユーザの選択により文字認識部２４が文字認識を行う時間を設定する。文字認識には、第１段階と第２段階とがあり、第１段階としてストローク入力が最初にあってからｘ時間を経過したときに軌跡バッファ２２−１または２２−２に保存されたストロークの軌跡について文字認識が開始され、第２段階に移る。第２段階に移り、ｙ時間を経過するまでに新たなストローク入力がないと、認識結果が確定する。
【００３９】
認識時間選択テーブル２３ｔは、図４に示すように、ｘ時間及びｙ時間の値を５段階で設定したテーブルであり、プロパティ画面などによりユーザが設定した段階に対応してｘ時間及びｙ時間が設定される。図４のｘ１〜ｘ５、ｙ１〜ｙ５は、数百〜数千ミリ秒程度の時間であり、文字入力領域１４−１、１４−２の大きさや、ＣＰＵ１１の処理能力などに従って、設定１から設定５に行くに従って時間が長くなるように、それぞれ所定の時間が予め定められている。なお、ここではｙ時間が１ストロークの入力から計測される予め設定された第１時間ということであり、ｘ時間が最初の１ストローク目が入力されてから計測される予め設定された第２時間ということになる。
【００４０】
文字認識部２４は、軌跡バッファ２２−１または２２−２に保存されたストロークの軌跡を、文字認識辞書２１に登録された文字のパターンとパターンマッチングし、最もパターンがマッチする文字を選択して、その文字コードを認識バッファに保存する。この文字認識部２４の機能を中心とした手書き文字認識のための機能は、ＣＰＵ１１がＲＯＭ１２に格納された手書き文字認識用のプログラムを実行することによって実現される。
【００４１】
文字認識部２４は、イベント入力領域１４−３からの入力を監視しており、この入力があったときは、軌跡バッファ２２−１または２２−２に保存されたストロークの文字認識結果を確定させる。文字認識部２４は、また、認識時間設定部２３に設定された時間を監視しており、最初のストローク入力からｘ時間が経過すると文字認識を開始し、さらにｙ時間が経過したときに（さらにストローク入力があったときは、そこからｙ時間）、軌跡バッファ２２−１または２２−２に保存されたストロークの文字認識結果を確定させる。
【００４２】
認識バッファ２５は、文字認識部２４により認識された（但し、確定していない）文字の文字コードを一時保存するバッファであり、ＲＡＭ１３に所定の領域が設けられている。認識バッファ２５に一時保存された文字コードに対応した文字が、表示装置１４ａの所定のフィールドに表示される。認識結果が確定した文字の文字コードは、認識バッファ２５とは別の記憶領域（図示せず）に保存される。
【００４３】
なお、イベント入力領域１４−３は、認識結果の文字をそのまま確定するか、さらに変換するかをユーザの選択により入力するための領域である。イベント入力領域１４−３からの入力により、認識された文字をさらに漢字に変換することが指示されたときには、ＩＭＥの機能により漢字に変換される。もっとも、この点については本発明と関係がないので、詳細な説明を省略する。
【００４４】
以下、この実施の形態に適用される情報端末装置１における手書き文字認識のための処理について説明する。この情報端末装置１において、手書き文字認識を行う前に、ユーザの選択により手書き文字認識を行うための時間（ｘ時間及びｙ時間）の設定を行うことができる。もっとも、このような時間設定の処理を行わなくても、ｘ時間及びｙ時間としてデフォルトの設定により手書き文字認識の処理が行われることとなる。
【００４５】
ｘ時間及びｙ時間の設定を変更する場合、ユーザは、ペンでタブレット１４ｂの所定の領域をタップするなどして、プロパティ画面を開く。このプロパティ画面では、例えば１〜５の数字が表示され、そのうちの現在の設定が反転表示される。ユーザは、ｘ時間及びｙ時間の設定を変更しようとする場合、タブレット１４ｂ上の変更しようとする数字上の位置をペンでタップする。すると、ｘ時間及びｙ時間の設定が変更されると共に、変更後の設定値を示す数字が判定表示される。設定の変更を終了した後、所定の操作を行ってプロパティ画面を閉じてから、手書き文字認識を行わせることができる。
【００４６】
図５は、情報端末装置１における手書き文字認識のための処理を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、情報端末装置１において手書き文字認識機能がＯＮになっていて、文字入力領域１４−１または１４−２に何らかのストローク入力が検出されると起動する。この処理を行う前提として、認識時間設定部２３のｘ時間及びｙ時間の設定は終了しているものとする。
【００４７】
処理が開始すると、内部タイマにより０から計時を開始する（ステップＳ１０１）。次に、文字入力領域１４−１または１４−２のいずれかにストローク入力があったかどうかを判定する（ステップＳ１０２）。ストローク入力がなければ、ステップＳ１０４の処理に進む。文字入力領域１４−１または１４−２にストローク入力があった場合には、対応する軌跡バッファ２２−１または２２−２に当該ストロークの軌跡を保存する（ステップＳ１０３）。そして、ステップＳ１０４の処理に進む。
【００４８】
ステップＳ１０４では、イベント入力領域１４−３から文字の確定や漢字への変換などを指示する入力があったかどうかを判定する。イベント入力領域１４−３からの入力がなければ、内部タイマが認識時間設定部２３への設定に対応したｘ時間を計時したかどうかを判定する（ステップＳ１０５）。ｘ時間を経過していなければ、ステップＳ１０２の処理に戻る。
【００４９】
ステップＳ１０４においてイベント入力領域１４−３からの入力があったと判定された場合には、文字認識部２４は、軌跡バッファ２２−１または２２−２に保存されたストロークの軌跡を、文字認識辞書２１に登録された文字のパターンとマッチングし、最もマッチする文字のコードを生成する（ステップＳ１０６）。文字認識部２４は、生成した文字コードを認識バッファ２５に保存し（ステップＳ１０７）、当該文字コードに対応した文字を表示装置１４ａに表示させる（ステップＳ１０８）。そして、ステップＳ１２１の処理に進む。
【００５０】
また、ステップＳ１０５において、ｘ時間を経過したと判定された場合には、内部タイマによる計時を新たに０から開始させる（ステップＳ１０９）。その後、文字認識部２４は、軌跡バッファ２２−１または２２−２に保存されたストロークの軌跡を、文字認識辞書２１に登録された文字のパターンとマッチングし、最もマッチする文字のコードを生成する（ステップＳ１１０）。文字認識部２４は、生成した文字コードを認識バッファ２５に保存し（ステップＳ１１１）、当該文字コードに対応した文字を表示装置１４ａに表示させる（ステップＳ１１２）。
【００５１】
ステップＳ１１２で表示装置１４ａに文字が表示された後、さらにイベント入力領域１４−３から文字の確定や漢字への変換などを指示する入力があったかどうかを判定する（ステップＳ１１３）。イベント入力領域１４−３からの入力があれば、ステップＳ１２１の処理に進む。イベント入力領域１４−３からの入力がなければ、内部タイマが認識時間設定部２３への設定に対応したｙ時間を計時したかどうかを判定する（ステップＳ１１４）。ｙ時間を計時していたら、ステップＳ１２１の処理に進む。
【００５２】
ｙ時間を計時していなければ、さらに文字入力領域１４−１または１４−２に、さらにストローク入力があったかどうかを判定する（ステップＳ１１５）。ストローク入力がなければ、ステップＳ１１３の処理に戻る。ストローク入力があった場合には、当該ストローク入力のあった文字入力領域が、これまでにストローク入力があったのと別の領域であるかどうかを判定する（ステップＳ１１６）。
【００５３】
これまでにストローク入力があったのと同じ領域であれば、内部タイマによる計時を新たに０から開始させる（ステップＳ１１７）。なお、ストローク入力が継続している間は、何度も計時が０からやり直されるので、後述するようにステップＳ１１０に戻ってからｙ時間になったかどうかが判断される実質的な起点は、手書き文字中の１つのストロークについてストローク入力が終了したタイミングとなる。
【００５４】
次に、ステップＳ１１２で表示装置１４ａに表示された文字を表示消去し（ステップＳ１１８）、認識バッファ２５をクリアする（ステップＳ１１９）。さらに、新たなストローク入力を軌跡バッファ２２−１または２２−２に追加して保存する（ステップＳ１２０）。そして、ステップＳ１２０の処理に戻る。このとき、新たなストロークを含むストロークの軌跡が文字認識されることとなる。
【００５５】
ステップＳ１２１では、ステップＳ１０６またはＳ１１０で文字認識され、ステップＳ１０７またはＳ１１１で認識バッファ２５に文字コードが保存された文字を確定させる。文字が確定されると、認識バッファ２５に保存されていた文字が別の領域に移されて保存されるとともに、認識バッファ２５及びストローク入力がされた軌跡バッファ２２−１または２２−２がクリアされる。そして、このフローチャートの処理を終了する。
【００５６】
なお、ステップＳ１０４またはＳ１１３でイベント入力領域１４−３からの入力があった後にこのフローチャートの処理が終了した場合には、イベント入力領域１４−３からの入力に基づく処理が行われるものとなる。例えば、イベント入力領域１４−３から文字の確定が指示された場合は、認識された文字がさらに漢字に変換されることなく、そのまま確定される。漢字への変換が指示された場合には、ＩＭＥ機能が起動して、漢字への変換が行われることとなる。
【００５７】
また、ステップＳ１１６においては、ステップＳ１１０で文字認識され、ステップＳ１１１で認識バッファ２５に文字コードが保存された文字を確定させる。文字が確定されると、認識バッファ２５に保存されていた文字が別の領域に移されて保存されるとともに、認識バッファ２５及びストローク入力がされた軌跡バッファ２２−１または２２−２がクリアされる。そして、別の文字入力領域へのストローク入力に基づく処理が続けて開始されることとなる。
【００５８】
以下、この実施の形態に適用される情報端末装置１において、ユーザが手書き入力した文字が認識され、確定されるまでの過程を具体例に基づいて説明する。図６、図７は、この実施の形態において、手書き文字が確定されるまでの過程を具体的に説明する図である。第１の例では「ほ」という一文字を、第２の例では「しま」という二文字を手書き入力する場合について説明する。
【００５９】
図６に示す第１の例では、タイミングｔ０において文字入力領域１４−１に「ほ」の文字の１ストローク目が手書き入力され、その軌跡が軌跡バッファ２２−１に保存されたものとする。ここからｘ時間を経過したタイミングｔ１において軌跡バッファ２２−１に保存されたストロークが文字認識され、中途の文字認識結果として「し」と表示装置１４ａに表示される。
【００６０】
次に、タイミングｔ１からｙ時間を経過する前のタイミングｔ２において、文字入力領域１４−１に「ほ」の文字の２ストローク目が手書き入力され、その軌跡が軌跡バッファ２２−１に追加して保存されたものとする。ここで軌跡バッファ２２−１に保存されているストロークが文字認識され、中途の文字認識結果として「じ」と表示装置１４ａに表示される。タイミングｔ２からｙ時間を経過する前のタイミングｔ３において文字入力領域１４−１に「ほ」の文字の３ストローク目が手書き入力され、その軌跡が軌跡バッファ２２−１に追加して保存されると、中途の文字認識結果として「に」と表示装置１４ａに表示される。
【００６１】
さらに、タイミングｔ３からｙ時間を経過する前のタイミングｔ４において文字入力領域１４−１に「ほ」の文字の４ストローク目が手書き入力され、その軌跡が軌跡バッファ２２−１に追加して保存されると、中途の文字認識結果として「ほ」と表示装置１４ａに表示される。その後ストロークが入力されることなく、タイミングｔ４からｙ時間を経過したタイミングｔ５となると、タイミングｔ４において認識した文字「ほ」が確定される。
【００６２】
図７に示す第２の例では、タイミングｔ０において文字入力領域１４−１に「し」の文字のストロークが入力され、その軌跡が軌跡バッファ２２−１に保存されたものとする。ここからｘ時間を経過したタイミングｔ１において軌跡バッファ２２−１に保存されたストロークが文字認識され、中途の文字認識結果として「し」と表示装置１４ａに表示される。
【００６３】
次に、タイミングｔ１からｙ時間を経過する前のタイミングｔ２において、別の文字入力領域１４−２に「ま」の文字の１ストローク目が手書き入力されたとする。このとき、文字入力領域１４−１からストローク入力され、その軌跡が軌跡バッファ２２−１に保存されていた文字「し」が確定する。また、「ま」の文字の１ストローク目が軌跡バッファ２２−２に保存される。
【００６４】
タイミングｔ２からｘ時間を経過する前のタイミングｔ３において文字入力領域１４−２「ま」の文字の２ストローク目が手書き入力され、その軌跡が軌跡バッファ２２−２に追加して保存されたものとする。タイミングｔ２からｘ時間を経過したタイミングｔ３．５となると、軌跡バッファ２２−２に保存されているストロークが文字認識され、文字認識の結果が確定した「し」に続けて、中途の文字認識結果として「こ」と表示装置１４ａに表示される。
【００６５】
さらに、タイミングｔ３．５からｙ時間を経過する前のタイミングｔ４において文字入力領域１４−２に「ま」の文字の３ストローク目が手書き入力され、その軌跡が軌跡バッファ２２−２に追加して保存されると、文字認識の結果が確定した「し」に続けて、中途の文字認識結果として「ま」と表示装置１４ａに表示される。その後ストロークが入力されることなく、タイミングｔ４からｙ時間を経過したタイミングｔ５となると、タイミングｔ４において認識した文字「ま」も確定し、「しま」の二文字が文字認識結果として確定される。
【００６６】
なお、図６、図７において確定するのは文字認識結果のみであり、表示装置１４ａに表示された「ほ」の文字や「しま」の文字がそのまま確定されるものではない。図６、図７のアンダーラインは、文字認識結果としては確定したが、文字そのものは確定していないことを示している。この状態でイベント入力領域１４−３の「確定」をタップすると、そのまま「ほ」の文字や「しま」の文字がひらがなで確定する。イベント入力領域１４−３の「変換」をタップすると、「ほ」や「しま」という読み仮名を有する漢字が変換候補として表示され、さらにイベント入力領域１４−３の「確定」をタップすると、変換された漢字で確定する。
【００６７】
以上説明したように、この実施の形態の情報端末装置１が有する文字認識機能では、文字入力領域１４−１または１４−２に手書き文字の１ストローク目が入力されてからｘ時間を経過した後は、次にｙ時間の計時が行われるが、ｙ時間の経過を計時する前に新たなストローク入力があると、その時点でｙ時間の計時が０から新たに始められる。つまり、いずれの時点で計時開始したかに関わらず、ｙ時間の経過を計時したときに、文字入力領域１４−１または１４−２から手書き入力された文字の認識結果が確定する。このため、１ストローク目の入力から文字認識の結果が最終的に確定するまでの時間は、ストローク数が少ない文字では短く、ストローク数が多い文字では長くなる。
【００６８】
これにより、ｙ時間として比較的短い時間を設定しておくことで、ストローク数の少ない文字では最終的な文字認識結果を素早く得ることができる。一方、ｙ時間として比較的短い時間を設定しても、ストローク数の多い文字について全てのストロークを入力し終わる前にｙ時間の経過が計時され、文字認識の結果が確定しまうことがない。これにより、文字のストローク数に応じて手書き入力に要する時間を考慮して、高速に且つ正確に文字認識結果を得ることができるようになる。
【００６９】
また、文字入力領域１４−１または１４−２に１ストローク目が入力されたときには、いきなりｙ時間の計時が開始されるのではなく、まずｘ時間の計時が行われる。文字入力領域１４−１または１４−２から入力され、軌跡バッファ２２−１または２２−２に保存されたストロークの文字認識を文字認識部２４が開始するのは、最初のストローク入力からｘ時間を経過したときである。ｘ時間の経過の際には、ある程度のストロークが軌跡バッファ２２−１または２２−２に保存されていることが考えられるので、文字認識部２４が文字認識不能となってしまうことを少なくすることができる。
【００７０】
さらに、ｘ時間及びｙ時間の設定は、認識時間設定部２３によりユーザが選択を行って変更することができる。これにより、ユーザ毎の手書き文字入力に対する習熟度に従って、素早く正確に文字認識結果を確定させることができるようになる。
【００７１】
ところで、タブレット１４ｂ上には文字入力領域１４−１、１４−２だけでなく、イベント入力領域１４−３が形成されているが、イベント入力領域１４−３からの指示入力があると、その時点で文字認識部２４による文字認識の結果が確定される。ｘ時間の経過前にイベント入力領域１４−３からの指示入力があると、文字認識部２４により軌跡バッファ２２−１または２２−２に保存されたストロークが文字認識され、そのまま確定される。これにより、ユーザは自らの操作によって、ｘ時間及びｙ時間の経過を待つことなく、素早く文字認識の結果を確定させることができる。
【００７２】
さらに、タブレット１４ｂ上には２つの文字入力領域１４−１、１４−２が形成されており、別の文字入力領域１４−２、１４−１に新たなストロークが入力されると、それまでにストロークが入力されていた文字入力領域１４−１、１４−２に入力されたストロークに基づく文字認識結果が確定される。これにより、ユーザが異なる文字を入力しようとする場合には、新たな文字を入力する文字入力領域１４−１、１４−２を変えれば前の文字が確定されるので、ｙ時間の経過を待たずに手書き文字入力を高速に行えるようになる。
【００７３】
また、ユーザが異なる文字であることを意識して、前の文字とは別の文字入力領域１４−１、１４−２に入力したストロークは、前の文字のストロークとして認識対象とされることがない。このため、前の文字について中途経過として正しい文字認識結果が得られているのに、ユーザが続けて別の文字のストロークを入力したことによって、誤認識が生じてしまうことを避けることができる。
【００７４】
本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形態の変形態様について説明する。
【００７５】
上記の実施の形態では、表示装置１４ａの上に重ねられたタブレット１４ｂに手書き文字を入力する場合を説明したが、表示装置とは全く別個に設けられたタブレットにペンで手書き文字を入力するものであってもよい。或いは、タブレット以外の入力デバイスであっても、手書き文字を入力できるもの（例えば、マウスのドラッグにより手書き文字を入力できるもの）であれば、本発明を適用することができる。
【００７６】
上記の実施の形態では、ひらがなのみが手書き文字認識の対象となる文字として適用されていたが、アルファベット、カタカナ、数字、漢字なども手書き文字認識の対象となる文字として適用してもよい。漢字のように種類によって画数に大きな違いがあり、手書きに要する時間に差が生じやすい文字では、新たなストロークがある度に内部タイマによる計時が開始されるので、認識速度を速くしても精度の高い文字認識が行えるようになる。
【００７７】
上記の実施の形態では、ユーザが手書き文字を１ストロークずつ入力していく度に文字認識が行われ、文字認識結果が順次変化して表示装置１４ａに表示されることとなっていた（但し、ｘ時間を経過した後）。新たなストローク入力により新たに文字認識が行われると、それまでの文字認識結果は表示されなくなっていた。これに対して、中途の文字認識結果が得られる度に、候補として順次追加して表示していくものとしてもよい。ユーザは、表示された候補から自分が入力しようとした文字を選択することができる。ユーザの選択がなくｙ時間を経過した場合は、最終の候補を文字認識結果として確定すればよい。
【００７８】
この場合、ユーザが文字入力領域１４−１、１４−２を変えずに別の文字のストロークをｙ時間以内で入力してしまった場合でも、候補から所望の文字を選ぶことによって、的確な文字認識結果を得ることができる。なお、最終の候補以外の候補がユーザによって選択された場合には、当該選択された候補を文字認識した以降に入力されたストロークは、次の文字のストロークとして扱って軌跡バッファ２２−１または２２−２に残しておくことも、候補の選択による文字の確定と同時に軌跡バッファ２２−１または２２−２から消去してしまうこともできる。
【００７９】
上記の実施の形態では、文字認識領域１４−１または１４−２から文字のストロークが入力される度に、何らかの文字認識結果を得られることを前提として説明した。しかしながら、入力されたストロークの軌跡によっては、文字認識が不能となる場合もある。ｘ時間及びｙ時間が経過した時点で入力されたストロークに基づく文字認識が不能であった場合には、そのことが分かる表示を表示装置１４ａに行って、軌跡バッファ２２−１または２２−２をクリアするものとしてもよい。或いは、複数ストロークが入力された場合において、途中から文字認識が不能となった場合には、最後に認識できた結果で確定させるものとしてもよい。
【００８０】
上記の実施の形態では、手書き入力した文字の認識を行うための時間として、ｘ時間とｙ時間とを計時していた。これに対して、図５のフローチャートは、最初のストローク入力により開始し、ｘ時間を計時し始めるものであったが、ｙ時間の計測もストロークの入力がされる度に新たに計測し始められる。そこで、手書き入力した文字の認識を行うための時間としては、ｙ時間のみを計測するものとしてもよい。
【００８１】
この場合において、図５のフローチャートの処理を開始したときに、内部タイマによる計時を開始すると共に、フローの開始のトリガとなったストロークを軌跡バッファ２２−１または２２−４に保存する。そして、ステップＳ１１０の処理に進むものとすればよい。また、ステップＳ１０４のように、手書き入力された文字の認識を行う前に、イベント入力部１４−３からの入力があったかどうかを判定しなくてもよい。
【００８２】
認識時間設定部２３による時間の設定は、ｙ時間のみができるものとしてもよい（ｘ時間を計時する場合でも同じ）。ｘ時間及びｙ時間の両方を計時する場合には、認識時間設定部２３によりｘ時間のみを設定できるようにしてもよい。ｘ時間および／またはｙ時間は、認識時間選択テーブル２３ｔに登録されたものから選択して設定するだけでなく、任意の数値を入力して自由に設定できるものとしてもよい。
【００８３】
さらに、ｘ時間及びｙ時間は、ユーザが手書き文字を入力する態様に従って、適切な値に自動的に設定できるようにしてもよい。例えば、ｘ時間については、１つの文字について最初のストローク入力があってから最終的に認識された文字が確定されるまでの時間を計測し、この時間の履歴をデータベースに保存しておく。そして、保存した最初のストローク入力から最終確定までの時間の履歴に基づいて、ｘ時間の設定を変更することができる。
【００８４】
また、ｙ時間については、１つの文字についてストローク入力とストローク入力の間の時間を計測し、この時間の履歴をデータベースに保存しておく。そして、保存したストローク入力の間の履歴に基づいて、ｙ時間の設定を変更することができる。このようにｘ時間及びｙ時間の設定をユーザの文字入力の態様に従って変更できるようにすることで、各ユーザが自分の手書き文字入力に対する習熟度を意識することなく、最も適切な時間に認識時間を設定することができる。
【００８５】
或いは、ストローク入力の時間間隔や最初のストローク入力から確定までの時間の履歴に従ってｘ時間及びｙ時間の設定を変更するのではなく、１ストローク当たりの入力に要する時間の履歴をデータベースに保存しておき、この時間の履歴に従ってｘ時間及びｙ時間の設定を変更するものとしてもよい。ここで、ストロークの軌跡の長さに従って、１ストローク当たりの入力に要した時間を調整して、履歴としてデータベースに保存するものとしてもよい。また、この方法により設定を変更するのは、ｘ時間とｙ時間の一方だけであってもよい。
【００８６】
上記の実施の形態では、文字認識は、手書き文字の全てのストロークが入力し終わる前にも行われるが、ｘ時間を経過した後は常に文字認識が行われる状態となっていた。この場合、ｘ時間を経過した後には各ストロークの入力が完了していない状態で文字認識が行われる場合が多くなり、途中経過における文字認識が不能となる場合が多くなると考えられる。そこで、次のような手法をとることによって、このような不都合をかなりの程度で回避することが可能となる。
【００８７】
図８は、手書き文字認識のための処理の変形例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートで適用される処理におけるｘ時間及びｙ時間は、上記の実施の形態とは異なる時間に設定されるものであってもよい。ここでは、（ｘ＋ｙ）時間が１ストロークの入力から計測される予め設定された第１時間ということになる。最初の１ストローク目が入力されてから計測される第２時間という概念はない。
【００８８】
処理が開始すると、文字入力領域１４−１または１４−２のいずれかにストローク入力があったかどうかを判定する（ステップＳ２０１）。ストローク入力がなければ、ステップＳ２０４の処理に進む。ストローク入力があった場合には、内部タイマにより０から計時を開始してから（ステップＳ２０２）、対応する軌跡バッファ２２−１または２２−２に当該ストロークの軌跡を（後述するように、ステップＳ２１８から戻る場合は追加して）保存する（ステップＳ２０３）。そして、ステップＳ２０４の処理に進む。
【００８９】
ステップＳ２０４では、イベント入力領域１４−３から文字の確定や漢字への変換などを指示する入力があったかどうかを判定する。イベント入力領域１４−３からの入力があった場合の処理は、上記の実施の形態と同じである。イベント入力領域１４−３からの入力がなければ、内部タイマが認識時間設定部２３への設定に対応したｘ時間を計時したかどうかを判定する（ステップＳ２０５）。ｘ時間を経過していなければ、ステップＳ２０１の処理に戻る。
【００９０】
ｘ時間を経過したと判定された場合には、内部タイマによる計時を新たに０から開始させる（ステップＳ２０９）。その後、文字認識部２４は、軌跡バッファ２２−１または２２−２に保存されたストロークの軌跡を文字認識し、対応する文字コードを生成する（ステップＳ２１０）。文字認識部２４は、生成した文字コードを認識バッファ２５に保存する（ステップＳ２１１）。次に、後述するステップＳ２１９でストローク入力が続いていることを示すフラグがＴｒｕｅにセットされたかどうかを判定する（ステップＳ２１２）。
【００９１】
フラグがＴｒｕｅにセットされていなければ、ステップＳ２１４の処理に進む。フラグがＴｒｕｅにセットされていれば、表示装置１４ａに表示されている文字を表示消去してから（ステップＳ２１３）、ステップＳ２１４の処理に進む。ステップＳ２１４では、ステップＳ２１１で認識バッファ２５に保存された文字コードに対応した文字を表示装置１４ａに表示させる（ステップＳ２１５）。
【００９２】
次に、イベント入力領域１４−３から文字の確定や漢字への変換などを指示する入力があったかどうかを判定する（ステップＳ２１５）。イベント入力領域１４−３からの入力があれば、ステップＳ２２０（ステップＳ１２１と同じ）の処理に進む。イベント入力領域１４−３からの入力がなければ、内部タイマが認識時間設定部２３への設定に対応したｙ時間を計時したかどうかを判定する（ステップＳ２１６）。ｙ時間を計時していたら、ステップＳ２２０の処理に進む。
【００９３】
ｙ時間を計時していなければ、さらに文字入力領域１４−１または１４−２に、さらにストローク入力があったかどうかを判定する（ステップＳ２１７）。ストローク入力がなければ、ステップＳ２１５の処理に戻る。ストローク入力があった場合には、当該ストローク入力のあった文字入力領域が、これまでにストローク入力があったのと別の領域であるかどうかを判定する（ステップＳ２１８）。別の領域であれば、ステップＳ２２１の処理（ステップＳ１２２と同じ）を実行し、別の文字入力領域へのストローク入力に基づく処理が続けて開始されることとなる。
【００９４】
同じ領域であれば、フラグをＴｒｕｅにセットしてから（ステップＳ２１９）、ステップＳ２０１の処理に戻り、新たに追加されたストローク入力に基づいて同様の処理を繰り返して行うものとなる。なお、図８の手法において、ｘ時間及びｙ時間は、いずれもストローク入力とストローク入力の間の時間の履歴か、１ストローク当たりの入力に要する時間の履歴に従って、設定を変更するものとすることができる。
【００９５】
上記の実施の形態では、タブレット１４ａに２つの文字入力領域１４−１、１４−２が設けられていたが、３つ以上の文字入力領域を有するものであっても、上記と同じように手書き文字認識を実行することができる。また、文字入力領域が１つしかないもの（タブレットＰＣのように特に領域を定めていない場合を含む）であっても、ステップＳ１１５で新たなストローク入力があったと判定された場合にそのままステップＳ１１７の処理に進むものとすれば、上記と同様に２種類の時間判定を行うものとした手書き文字認識を適用することができる。この場合、文字認識のみの確定を何らかの入力によって指示できるようにしてもよい。
【００９６】
上記の実施の形態では、手書き入力したひらがなを漢字に変換する場合、まず、ひらがなを完全に確定してからＩＭＥによる漢字変換を行うものとしていた。上記の実施の形態によれば、手書き入力したひらがなの認識精度は高くなるが、１００％誤認識をなくせるという訳でもない。そこで、誤認識しやすい文字同士を予め登録しておき、誤認識を想定してＩＭＥの変換候補として挙げる漢字を選択するものとしてもよい。これにより、手書き入力されたひらがなの認識精度が完全でないことを補うことができる。
【００９７】
上記の実施の形態では、手書き文字認識を行うためのプログラム及びデータは、ＲＯＭ１２に予め記憶されているものとして説明した。しかしながら、このプログラム及びデータをＣＤ−ＲＯＭやＤＶＤ−ＲＯＭなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して、ハードウェアとは独立して配布するものとしてもよい。情報端末装置１に着脱可能なメモリカードに格納して提供してもよい。また、これらの処理プログラムをインターネット上のＷｅｂサーバ装置が有する固定ディスク装置に格納しておき、インターネットを通じて配信するものとしてもよい。
【００９８】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、手書き入力された文字の認識速度を高めても、高い精度で文字認識を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に適用される情報端末装置の外観を示す図である。
【図２】本発明の実施の形態に適用される情報端末装置のブロック図である。
【図３】本発明の実施の形態にかかる手書き文字認識機能の機能ブロック図である。
【図４】図３の認識時間設定部に置かれる認識時間選択テーブルを示す図である。
【図５】本発明の実施の形態における手書き文字認識のための処理を示すフローチャートである。
【図６】本発明の実施の形態において、手書き文字が確定されるまでの過程の第１の例を説明する図である。
【図７】本発明の実施の形態において、手書き文字が確定されるまでの過程の第２の例を説明する図である。
【図８】本発明の実施の形態における手書き文字認識のための処理の変形例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
１ 情報端末装置
２ ペン
１１ ＣＰＵ
１２ ＲＯＭ
１３ ＲＡＭ
１４ａ 表示装置
１４ｂ タブレット
１４ タッチパネル
１４−１、１４−２ 文字入力領域
１４−３ イベント入力領域
１５ 外部Ｉ／Ｆ
２１ 文字認識辞書
２２−１、２２−２ 軌跡バッファ
２３ 認識時間設定部
２３ｔ 認識時間選択テーブル
２４ 文字認識部
２５ 認識バッファ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a technique for recognizing characters input by handwriting using a pointing device such as a tablet.
[0002]
[Prior art]
PDA (Personal Digital Assistants) is widely used by business people and the like as a portable information terminal device. The PDA is a palm-sized small device, and generally has a touch panel configured by stacking a flat display device (such as a liquid crystal display device) and a transparent tablet as an input / output device because of the size limitation. .
[0003]
As a method of inputting characters in the PDA, there is a method of inputting from a hardware keyboard or a software keyboard. However, there are many methods of inputting by handwriting on a tablet with a pen operation, and recognizing the input characters by handwriting. Many techniques for improving the recognition speed without lowering the recognition accuracy of characters input by handwriting have been conventionally proposed (for example, see Patent Documents 1 and 2).
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-6-162269
[Patent Document 2]
JP-A-7-302305
[0005]
In the techniques of Patent Documents 1 and 2 described above, adjusting the recognition speed for each user has not been considered. On the other hand, a person who is not accustomed to inputting handwritten characters wants to take a long input period until performing character recognition and certainly input characters. On the other hand, a person who is accustomed to handwritten character input wants to input characters quickly by shortening the input period until character recognition is performed. For this reason, in the conventional handwritten character recognition, there is an example in which the user can set an input time until character recognition is performed according to the degree to which the user is accustomed to handwritten character input.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Here, when the input period is set to be long, the accuracy of recognition of handwritten characters can be increased. However, even a simple character such as "ku" or "shi" which does not require a long time for input with only one stroke cannot obtain a character recognition result until the set input period has elapsed. For this reason, it cannot be said that an input environment suitable for handwritten character recognition is always provided.
[0007]
On the other hand, when the input period is set short, simple character recognition can be performed quickly and comfortably. However, for a character having a large number of strokes and requiring a long time for input, the set time may elapse during the input of the character. For example, when the user tries to input one character "ho", it is recognized as two characters "shima". If the input period until the start of character recognition is set to be short as described above, there is a problem that a handwritten input character is often erroneously recognized.
[0008]
SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a handwritten character recognition device and method capable of performing character recognition with high accuracy even if the speed of recognition of characters input by handwriting is increased, and a program for handwritten character recognition. .
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a handwritten character recognition device according to a first aspect of the present invention includes:
Handwriting input means for inputting characters by handwriting stroke by stroke,
A first timing unit that counts the time from the input of the one stroke to the elapse of a preset first time every time one stroke of the handwritten character is input by the handwriting input unit;
Character stroke storage means for sequentially storing strokes of handwritten characters input from the handwriting input means until the first time measurement means measures the elapse of the first time;
Character recognition means for recognizing characters by comparing the strokes of handwritten characters stored in the character stroke storage means with character patterns registered in a dictionary;
Character display means for displaying a character as a result of recognition by the character recognition means,
Determining means for determining a character as a result of recognition by the character recognizing means when the first time measuring means measures the elapse of the first time;
It is characterized by having.
[0010]
In the above-described handwritten character recognition device, the first time is newly measured each time a stroke is input, and when the first time has elapsed, the character recognition result is determined. In other words, the character recognition result is determined when the first time has elapsed since the last stroke of the handwritten character is input. Therefore, the time from the input of the first stroke to the determination of the character recognition result is the number of strokes. Is small for characters with few characters, and long for characters with many strokes.
[0011]
This makes it possible to set a relatively short time as the first time and quickly obtain a character recognition determination result for a character having a small number of strokes. On the other hand, even if a relatively short time is set as the first time, the elapse of the first time is measured before all the strokes are input for a character having a large number of strokes, and the result of character recognition is determined. Therefore, characters that are handwritten by the user can be accurately recognized.
[0012]
The handwritten character recognition device,
The apparatus may further include first time setting means for setting the first time by a user's selection.
[0013]
The handwritten character recognition device,
History storage means for storing a history of an input mode of a stroke of a handwritten character from the handwritten character input means,
The apparatus may further include a first setting change unit that changes the setting of the first time based on the history of the input mode stored in the history storage unit.
Here, when further comprising a time interval measuring means for measuring a time interval during which one stroke of the handwritten character is input from the handwritten character input means,
The input mode of the stroke of the handwritten character may be a time interval measured by the time interval measuring means.
[0014]
By enabling the setting of the first time to be changed in this manner, the character recognition result can be quickly determined according to the proficiency of handwritten character input for each user. In addition, by enabling the setting of the first time to be changed based on the history of stroke input forms of handwritten characters, each user can set an appropriate time without being conscious of his / her proficiency in inputting handwritten characters. Will be able to
[0015]
The handwritten character recognition device,
The information processing apparatus may further include a second timer for counting a time from when the first stroke of the handwritten character is input by the handwriting input to when a second time set in advance elapses. In this case,
The first clock means includes a time period from when the second time means measures the elapse of the second time to a time when the first time elapses, and the handwriting input after the elapse of the second time. Measuring the time from when one stroke of the handwritten character is input by the means to when the first time elapses,
The character recognizing means may recognize the stroke of the handwritten character stored in the character stroke storing means after the second time measuring means measures the lapse of the second time.
[0016]
In this case, by the time the character recognition is performed by the character recognition means for the first time, the strokes are often stored in the stroke storage means to some extent. As a result, even if the character recognizing means compares the stroke stored in the stroke storing means with the dictionary, the character recognition becomes less likely to be impossible.
[0017]
Here, the handwritten character recognition device includes:
The apparatus may further include second time setting means for setting the second time by a user's selection.
[0018]
History storage means for storing a history of an input mode of a stroke of a handwritten character from the handwritten character input means,
The apparatus may further include a second setting change unit configured to change the setting of the second time based on the history of the input mode stored in the history storage unit.
Here, in the case where the handwriting character input means further includes a fixed time measuring means for measuring a time from when the first stroke of the handwritten character is inputted to when the character of the recognition result is fixed by the fixing means, ,
The input mode of the stroke of the handwritten character may be a time until the determination measured by the determination time measuring unit.
[0019]
By allowing the setting to be changed for the second time as described above, the character recognition result can be quickly determined according to the proficiency of handwritten character input for each user. In addition, by enabling the setting of the second time to be changed based on the history of stroke input modes of handwritten characters, each user can set an appropriate time without being conscious of his / her proficiency in inputting handwritten characters. Will be able to
[0020]
In the handwritten character recognition device,
The character recognizing means may be a means for recognizing a stroke of a character stored at that time every time a new stroke is additionally stored in the character stroke storing means. In this case,
The character display means can sequentially display the character as a result of the recognition each time the character recognition means newly performs character recognition.
[0021]
Such a change in the display of the character recognition result makes it easier for the user to stop inputting a new stroke when the character that he / she tried to input has been recognized, and to determine the desired character as it is.
[0022]
In the handwritten character recognition device,
A plurality of character input areas for inputting handwritten characters by the handwriting input means may be provided. In this case, the handwritten character recognition device
Area determination means for determining whether a stroke of a handwritten character newly input by the handwriting input means has been input to a different character input area,
The determination unit may determine a character as a result of the recognition by the character recognition unit when the region determination unit determines that the character is input to a different region.
[0023]
In this case, if the user wants to enter a different character, the user only has to enter a stroke in another character input area. It is possible to avoid erroneous recognition of characters due to being set as a recognition target. Further, when a different character is to be input, the character is determined without inputting the first time by inputting the character into another character input area, so that the handwritten character can be input at high speed. become.
[0024]
The handwritten character recognition device,
The information processing apparatus may further include character operation instruction means for instructing that a predetermined operation should be performed on the character recognized by the character recognition means. In this case,
The determination means may determine a character as a result of recognition by the character recognition means when the predetermined operation is instructed by the character operation instruction means.
[0025]
In this case, the character recognized by the character recognizing means is determined by instructing that the user should perform a predetermined operation even if the elapse of the first time has not been counted. Can be performed at high speed.
[0026]
To achieve the above object, a handwritten character recognition method according to a second aspect of the present invention includes:
Inputting characters by handwriting stroke by stroke;
Each time one stroke of a handwritten character is input, timing a time period from the input of the one stroke until a preset first time elapses;
A step of sequentially storing strokes of handwritten characters input from the handwriting input unit in a storage unit until the elapse of the first time is counted;
A step of recognizing a character by comparing a stroke of a handwritten character stored in the storage unit with a pattern of a character registered in a dictionary;
Displaying a character as a result of the character recognition;
Determining the character as a result of the character recognition when the elapse of the first time is counted;
It is characterized by including.
[0027]
The above handwritten character recognition method,
The method may further include a step of measuring a time from when the first stroke of the handwritten character is input to when a second time set in advance elapses.
The first time may be measured after the second time has elapsed, and each time one stroke of the handwritten character is input after the second time has elapsed. ,
After the elapse of the second time, the stroke of the handwritten character stored in the storage unit may be recognized.
[0028]
In order to achieve the above object, a program according to a third aspect of the present invention includes:
Handwriting input means for inputting characters by handwriting stroke by stroke,
A first timing unit that counts the time from the input of the one stroke to the elapse of a preset first time every time one stroke of the handwritten character is input by the handwriting input unit;
Character stroke storage means for sequentially storing strokes of handwritten characters input from the handwriting input means until the first time measurement means measures the elapse of the first time;
Character recognition means for recognizing a character by comparing a stroke of a handwritten character stored in the character stroke storage means with a pattern of a character registered in a dictionary;
Character display means for displaying a character as a result of recognition by the character recognition means, and
Determining means for determining a character as a result of recognition by the character recognizing means when the first time measuring means measures the elapse of the first time;
As a computer function.
[0029]
The above program is
The computer device may further function as second timing means for timing the time from when the first stroke of the handwritten character is input by the handwriting input means until a second time set in advance elapses. Yes, in this case,
The first clock means includes a time period from when the second time means measures the elapse of the second time to a time when the first time elapses, and the handwriting input after the elapse of the second time. Measuring the time from when one stroke of the handwritten character is input by the means to when the first time elapses,
The character recognizing means may recognize the stroke of the handwritten character stored in the character stroke storing means after the second time measuring means measures the lapse of the second time.
[0030]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0031]
FIG. 1 is a diagram showing an appearance of an information terminal device applied to this embodiment. The information terminal device 1 shown in FIG. 1 is a PDA as an example, and includes a touch panel 14 on which information is displayed and information is input by a pressing operation with the pen 2. The touch panel 14 is provided with two character input areas 14-1 and 14-2 and an event input area 14-3 for instructing confirmation, conversion, and the like. The information terminal device 1 may be a general-purpose terminal or a terminal dedicated to a specific task.
[0032]
FIG. 2 is a block diagram of the information terminal device 1 of FIG. As illustrated, the information terminal device 1 includes a touch panel 14 including a CPU 11 (Central Processing Unit), a ROM (Read Only Memory) 12, a RAM (Random Access Memory) 13, a display device 14a, and a tablet 14b. And an external I / F (Interface) 15, which are connected to each other via a bus 10.
[0033]
The CPU 11 has an internal timer, executes a program shown in a later-described flowchart stored in the ROM 12, and executes various processes including handwritten character recognition. Also, it controls each unit of the information terminal device 1. The ROM 12 is a non-volatile memory that stores fixed data such as a character recognition dictionary described later and a program of the CPU 11. The RAM 13 is used as a work area when the CPU 11 executes a program.
[0034]
The touch panel 14 is configured by superposing a transparent tablet (digitizer) 14b on a flat display device 14a such as a liquid crystal display device or an organic EL display device. The display device 14a displays a recognized character or the like as a processing result by the CPU 11. An example of the display screen will be described later. The tablet 14 b is a pointing device that inputs a locus (coordinates) of a position pressed by the pen 2 to the CPU 11. The external I / F 15 is a device for exchanging data with an external device.
[0035]
Note that the tablet 14b performs coordinate input even when the tablet 14b is not pressed by the pen 2, but it is assumed that the tablet 14b is always pressed by the pen 2 here. As an information input operation using the pen 2, “tap” means hitting the tablet 14b with the pen 2. “Stroke” refers to moving the pen 2 while pressing it on the tablet 14b. When the tablet 14b is tapped with the pen 2, the coordinates of the tapped position are input. In the case of a stroke, the coordinates of the trajectory are input.
[0036]
FIG. 3 is a functional block diagram illustrating a handwritten character recognition function of the information terminal device 1. As shown in the figure, the handwritten character recognition function of the information terminal device 1 includes, in addition to the display device 14a and the tablet 14b constituting the touch panel 14, a character recognition dictionary 21, trajectory buffers 22-1, 22-2, and a recognition device. It is realized by a recognition time setting unit 23 including a time selection table 23t, a character recognition unit 24, and a recognition buffer 25.
[0037]
The character recognition dictionary 21 is a dictionary in which patterns of characters to be subjected to character recognition (in this embodiment, only hiragana) are registered, and are stored in the ROM 12. The trajectory buffers 22-1 and 22-2 are buffers for temporarily storing trajectories stroke-input to the character input areas 14-1 and 14-2 of the tablet, respectively, and a predetermined area is provided in the RAM 13. The stroke trajectory is deleted when the recognized character is determined.
[0038]
The recognition time setting unit 23 sets the time during which the character recognition unit 24 performs character recognition according to the user's selection. The character recognition includes a first stage and a second stage. As the first stage, when x time has elapsed since the first stroke input, the stroke stored in the trajectory buffer 22-1 or 22-2 is read. Character recognition is started for the trajectory, and the process proceeds to the second stage. Moving to the second stage, if there is no new stroke input before the elapse of the y time, the recognition result is determined.
[0039]
As shown in FIG. 4, the recognition time selection table 23t is a table in which the values of x time and y time are set in five stages, and the x time and y time correspond to the stages set by the user on the property screen or the like. Is set. X in FIG. 1 ~ X 5 , Y 1 ~ Y 5 Is about several hundreds to several thousand milliseconds, and the time becomes longer as going from setting 1 to setting 5 according to the size of the character input areas 14-1 and 14-2, the processing capacity of the CPU 11, and the like. , Each of which has a predetermined time. Here, the y time is a preset first time measured from the input of one stroke, and the x time is a preset second time measured from the input of the first stroke. It turns out that.
[0040]
The character recognition unit 24 performs pattern matching of the stroke trajectory stored in the trajectory buffer 22-1 or 22-2 with the pattern of the character registered in the character recognition dictionary 21, and selects the character with the best pattern. , And save the character code in the recognition buffer. The function for handwritten character recognition centered on the function of the character recognition unit 24 is realized by the CPU 11 executing a handwritten character recognition program stored in the ROM 12.
[0041]
The character recognizing unit 24 monitors the input from the event input area 14-3, and when this input is received, determines the character recognition result of the stroke stored in the trajectory buffer 22-1 or 22-2. . The character recognition unit 24 also monitors the time set in the recognition time setting unit 23, starts character recognition when x time has elapsed from the first stroke input, and when y time has elapsed (further, When a stroke is input, the character recognition result of the stroke stored in the trajectory buffer 22-1 or 22-2 is determined at y time from there.
[0042]
The recognition buffer 25 is a buffer for temporarily storing a character code of a character recognized (but not determined) by the character recognition unit 24, and a predetermined area is provided in the RAM 13. Characters corresponding to the character codes temporarily stored in the recognition buffer 25 are displayed in a predetermined field of the display device 14a. The character code of the character whose recognition result has been determined is stored in a storage area (not shown) separate from the recognition buffer 25.
[0043]
The event input area 14-3 is an area for inputting whether the character of the recognition result is to be determined as it is or to be further converted by the user's selection. When it is instructed by the input from the event input area 14-3 to further convert the recognized character into a kanji, the character is converted into a kanji by the function of the IME. However, since this point is not related to the present invention, a detailed description is omitted.
[0044]
Hereinafter, processing for handwritten character recognition in the information terminal device 1 applied to this embodiment will be described. In this information terminal device 1, before performing handwritten character recognition, the time (x time and y time) for performing handwritten character recognition can be set by the user's selection. However, even if such a time setting process is not performed, the handwritten character recognition process is performed by setting the x time and the y time by default.
[0045]
When changing the settings of the x time and the y time, the user opens a property screen by, for example, tapping a predetermined area of the tablet 14b with a pen. On this property screen, for example, numbers 1 to 5 are displayed, and the current setting is highlighted. When changing the settings of the x time and the y time, the user taps the position on the tablet 14b on the numeral to be changed with a pen. Then, the settings of the x time and the y time are changed, and a number indicating the changed setting value is determined and displayed. After the setting change is completed, a predetermined operation is performed to close the property screen, and then handwritten character recognition can be performed.
[0046]
FIG. 5 is a flowchart illustrating a process for handwritten character recognition in the information terminal device 1. The process of this flowchart is started when the handwritten character recognition function is ON in the information terminal device 1 and any stroke input is detected in the character input area 14-1 or 14-2. As a premise of performing this processing, it is assumed that the setting of the x time and the y time by the recognition time setting unit 23 has been completed.
[0047]
When the process starts, the internal timer starts measuring time from 0 (step S101). Next, it is determined whether or not a stroke is input in any of the character input areas 14-1 and 14-2 (step S102). If there is no stroke input, the process proceeds to step S104. When a stroke is input in the character input area 14-1 or 14-2, the trajectory of the stroke is stored in the corresponding trajectory buffer 22-1 or 22-2 (step S103). Then, the process proceeds to step S104.
[0048]
In step S104, it is determined whether or not there is an input from the event input area 14-3 for determining a character or converting to a kanji. If there is no input from the event input area 14-3, it is determined whether or not the internal timer has counted x time corresponding to the setting in the recognition time setting unit 23 (step S105). If x time has not elapsed, the process returns to step S102.
[0049]
If it is determined in step S104 that there has been an input from the event input area 14-3, the character recognizing unit 24 stores the locus of the stroke stored in the locus buffer 22-1 or 22-2 in the character recognition dictionary 21. Is generated, and a code of the most matching character is generated (step S106). The character recognition unit 24 stores the generated character code in the recognition buffer 25 (step S107), and causes the display device 14a to display a character corresponding to the character code (step S108). Then, the process proceeds to step S121.
[0050]
If it is determined in step S105 that x time has elapsed, the internal timer is started from 0 (step S109). Thereafter, the character recognizing unit 24 matches the trajectory of the stroke stored in the trajectory buffer 22-1 or 22-2 with the pattern of the character registered in the character recognition dictionary 21, and generates the code of the most matching character. (Step S110). The character recognition unit 24 stores the generated character code in the recognition buffer 25 (step S111), and causes the display device 14a to display a character corresponding to the character code (step S112).
[0051]
After the characters are displayed on the display device 14a in step S112, it is further determined whether or not there is an input from the event input area 14-3 for instructing confirmation of the characters or conversion to kanji (step S113). If there is an input from the event input area 14-3, the process proceeds to step S121. If there is no input from the event input area 14-3, it is determined whether or not the internal timer has counted y time corresponding to the setting in the recognition time setting unit 23 (step S114). If the time y has been measured, the process proceeds to step S121.
[0052]
If the y time has not been counted, it is determined whether or not further stroke input has been made in the character input area 14-1 or 14-2 (step S115). If there is no stroke input, the process returns to step S113. If there is a stroke input, it is determined whether or not the character input area where the stroke input has been made is another area where the stroke input has been made so far (step S116).
[0053]
If it is in the same region where the stroke input has been made, the internal timer is started from 0 (step S117). While the stroke input is continued, the timing is restarted many times from 0. Therefore, as described later, it is determined whether or not y time has elapsed after returning to step S110. This is the timing when the stroke input is completed for one stroke in the character.
[0054]
Next, the characters displayed on the display device 14a in step S112 are erased (step S118), and the recognition buffer 25 is cleared (step S119). Further, a new stroke input is added to the trajectory buffer 22-1 or 22-2 and stored (step S120). Then, the process returns to step S120. At this time, the trajectory of the stroke including the new stroke is recognized as a character.
[0055]
In step S121, the character whose character is recognized in step S106 or S110 and whose character code is stored in the recognition buffer 25 in step S107 or S111 is determined. When the character is determined, the character stored in the recognition buffer 25 is moved to another area and stored, and the recognition buffer 25 and the trajectory buffer 22-1 or 22-2 in which the stroke is input are cleared. You. Then, the process of this flowchart ends.
[0056]
If the process of this flowchart ends after the input from the event input area 14-3 in step S104 or S113, the processing based on the input from the event input area 14-3 is performed. For example, when a character determination is instructed from the event input area 14-3, the recognized character is determined as it is without being further converted to a Chinese character. When conversion to kanji is instructed, the IME function is activated and conversion to kanji is performed.
[0057]
In step S116, the character whose character is recognized in step S110 and the character whose character code is stored in the recognition buffer 25 is determined in step S111. When the character is determined, the character stored in the recognition buffer 25 is moved to another area and stored, and the recognition buffer 25 and the trajectory buffer 22-1 or 22-2 in which the stroke is input are cleared. You. Then, the processing based on the stroke input to another character input area is continuously started.
[0058]
Hereinafter, a process performed by the information terminal device 1 applied to this embodiment until a character handwritten by the user is recognized and confirmed will be described based on a specific example. FIG. 6 and FIG. 7 are diagrams specifically illustrating a process until a handwritten character is determined in this embodiment. In the first example, a case will be described in which one character “ho” is input by hand, and in the second example, two characters “shima” are input by handwriting.
[0059]
In the first example shown in FIG. 6, it is assumed that the first stroke of the character "" is handwritten in the character input area 14-1 at timing t0, and the trajectory is stored in the trajectory buffer 22-1. At a timing t1 when x time has elapsed from this point, the stroke stored in the trajectory buffer 22-1 is subjected to character recognition, and "S" is displayed on the display device 14a as an intermediate character recognition result.
[0060]
Next, at a timing t2 before a lapse of y time from the timing t1, the second stroke of the character “HO” is handwritten in the character input area 14-1, and the trajectory is added to the trajectory buffer 22-1. It shall be saved. Here, the stroke stored in the trajectory buffer 22-1 is subjected to character recognition, and "Ji" is displayed on the display device 14a as an intermediate character recognition result. At a timing t3 before elapse of the y time from the timing t2, the third stroke of the character "" is handwritten in the character input area 14-1, and the trajectory is additionally stored in the trajectory buffer 22-1. Is displayed on the display device 14a as an intermediate character recognition result.
[0061]
Further, at timing t4 before elapse of y time from timing t3, the fourth stroke of the character "" is input by handwriting in the character input area 14-1, and the trajectory is additionally stored in the trajectory buffer 22-1. Then, "ho" is displayed on the display device 14a as an intermediate character recognition result. After that, at the timing t5 after the elapse of the y-time from the timing t4 without inputting a stroke, the character "ho" recognized at the timing t4 is determined.
[0062]
In the second example shown in FIG. 7, it is assumed that the stroke of the character "shi" is input to the character input area 14-1 at the timing t0, and the trajectory is stored in the trajectory buffer 22-1. At a timing t1 when x time has elapsed from this point, the stroke stored in the trajectory buffer 22-1 is subjected to character recognition, and "S" is displayed on the display device 14a as an intermediate character recognition result.
[0063]
Next, it is assumed that the first stroke of the character “ma” is handwritten in another character input area 14-2 at a timing t2 before y time has elapsed from the timing t1. At this time, the stroke is input from the character input area 14-1, and the trajectory thereof is determined as the character "shi" stored in the trajectory buffer 22-1. Further, the first stroke of the character “ma” is stored in the trajectory buffer 22-2.
[0064]
At timing t3 before x time elapses from timing t2, the second stroke of the character in the character input area 14-2 "ma" is handwritten and its trajectory is additionally stored in the trajectory buffer 22-2. I do. At timing t3.5, which is x time after the timing t2, the stroke stored in the trajectory buffer 22-2 is character-recognized. Is displayed on the display device 14a.
[0065]
Further, at timing t4 before elapse of y time from timing t3.5, the third stroke of the character "ma" is handwritten in the character input area 14-2, and the trajectory is added to the trajectory buffer 22-2. When the character recognition result is stored, "ma" is displayed on the display device 14a as an intermediate character recognition result following "shi" in which the result of character recognition is determined. Thereafter, at the timing t5 after the elapse of y time from the timing t4 without inputting a stroke, the character "ma" recognized at the timing t4 is also determined, and two characters "shima" are determined as the character recognition result.
[0066]
In FIG. 6 and FIG. 7, only the character recognition result is determined, and the characters “ho” and “shima” displayed on the display device 14a are not determined as they are. The underline in FIGS. 6 and 7 indicates that the character recognition result has been determined, but the character itself has not been determined. In this state, tapping "OK" in the event input area 14-3 determines the characters "" and "" in Hiragana. When the user taps "convert" in the event input area 14-3, kanji characters having pronunciations of "ho" and "shima" are displayed as conversion candidates. Confirmed with the kanji that was entered.
[0067]
As described above, in the character recognition function of the information terminal device 1 according to the present embodiment, after the elapse of x hours from the input of the first stroke of the handwritten character in the character input area 14-1 or 14-2. Then, the timing of the y time is performed. If there is a new stroke input before the timing of the elapse of the y time, the timing of the y time is restarted from 0 at that time. That is, irrespective of the point in time at which the time measurement is started, the recognition result of the character input by handwriting from the character input area 14-1 or 14-2 is determined when the elapse of the y time is measured. Therefore, the time from the input of the first stroke to the final determination of the result of character recognition is short for a character having a small number of strokes, and is long for a character having a large number of strokes.
[0068]
Thus, by setting a relatively short time as the y time, a final character recognition result can be quickly obtained for a character having a small number of strokes. On the other hand, even if a relatively short time is set as the y time, the elapse of the y time is measured before inputting all the strokes for the character having a large number of strokes, and the character recognition result is not determined. This makes it possible to quickly and accurately obtain a character recognition result in consideration of the time required for handwriting input according to the number of strokes of the character.
[0069]
When the first stroke is input to the character input area 14-1 or 14-2, the timing of the y time is not started immediately but the timing of the x time is first performed. The character recognition unit 24 starts character recognition of a stroke input from the character input area 14-1 or 14-2 and stored in the trajectory buffer 22-1 or 22-2 after x time from the first stroke input. It is when it has passed. Since it is possible that some strokes are stored in the trajectory buffer 22-1 or 22-2 after the elapse of x time, it is possible to reduce the possibility that the character recognizing unit 24 cannot recognize characters. Can be.
[0070]
Further, the setting of the x time and the y time can be changed by the user making a selection by the recognition time setting unit 23. As a result, the character recognition result can be quickly and accurately determined according to the proficiency of each user in inputting handwritten characters.
[0071]
By the way, on the tablet 14b, not only the character input areas 14-1 and 14-2, but also an event input area 14-3 is formed. , The result of character recognition by the character recognition unit 24 is determined. If there is an instruction input from the event input area 14-3 before the elapse of x time, the strokes stored in the trajectory buffer 22-1 or 22-2 are recognized by the character recognizing unit 24 and are fixed as they are. Thereby, the user can quickly determine the character recognition result by his / her operation without waiting for the lapse of the x time and the y time.
[0072]
Further, two character input areas 14-1 and 14-2 are formed on the tablet 14b, and when a new stroke is input in another character input area 14-2 or 14-1, the character input area 14-1 or 14-2 is input by that time. The character recognition result based on the strokes input to the character input areas 14-1 and 14-2 where the strokes have been input is determined. Thus, when the user attempts to input a different character, the previous character is determined by changing the character input areas 14-1 and 14-2 for inputting a new character. It is possible to input handwritten characters at a high speed without using any of them.
[0073]
In addition, the user may be aware of different characters, and strokes input to character input areas 14-1 and 14-2 different from the previous character may be recognized as strokes of the previous character. Absent. For this reason, it is possible to avoid erroneous recognition due to the user continuously inputting a stroke of another character while a correct character recognition result is obtained as a halfway progress for the previous character.
[0074]
The present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications and applications are possible. Hereinafter, modifications of the above-described embodiment applicable to the present invention will be described.
[0075]
In the above-described embodiment, the case where handwritten characters are input to the tablet 14b superimposed on the display device 14a has been described, but handwritten characters are input with a pen to a tablet provided completely separately from the display device. It may be. Alternatively, the present invention can be applied to input devices other than tablets as long as they can input handwritten characters (for example, can input handwritten characters by dragging a mouse).
[0076]
In the above-described embodiment, only hiragana is applied as a character to be subjected to handwritten character recognition. However, alphabets, katakana, numbers, kanji, and the like may be applied as characters to be subjected to handwritten character recognition. For characters such as kanji, where the number of strokes varies greatly depending on the type and the time required for handwriting is likely to differ, the internal timer starts counting each time a new stroke is made. Character can be recognized.
[0077]
In the above embodiment, each time the user inputs a handwritten character one stroke at a time, character recognition is performed, and the character recognition result is sequentially changed and displayed on the display device 14a (however, x hours have elapsed). When character recognition is newly performed by inputting a new stroke, the previous character recognition result is not displayed. On the other hand, every time a halfway character recognition result is obtained, it may be sequentially added and displayed as a candidate. The user can select the character he / she tried to input from the displayed candidates. If y time has passed without the user's selection, the final candidate may be determined as the character recognition result.
[0078]
In this case, even if the user inputs a stroke of another character within y hours without changing the character input areas 14-1 and 14-2, the user can select a desired character from the candidates to obtain an accurate character. A recognition result can be obtained. When a candidate other than the final candidate is selected by the user, strokes input after character recognition of the selected candidate are treated as strokes of the next character, and the trajectory buffer 22-1 or 22-2 is used. -2, or can be deleted from the trajectory buffer 22-1 or 22-2 at the same time when a character is determined by selecting a candidate.
[0079]
The above embodiment has been described on the assumption that any character recognition result is obtained every time a character stroke is input from the character recognition area 14-1 or 14-2. However, character recognition may not be possible depending on the trajectory of the input stroke. If the character recognition based on the stroke input at the time when the x time and the y time have elapsed is not possible, a display indicating the fact is displayed on the display device 14a, and the trajectory buffer 22-1 or 22-2 is displayed. You may clear it. Alternatively, when a plurality of strokes are input, if character recognition becomes impossible in the middle, it may be determined based on the result of the last recognition.
[0080]
In the above embodiment, x time and y time are measured as the time for recognizing the handwritten input character. On the other hand, the flowchart of FIG. 5 starts with the first stroke input and starts measuring the x time. However, the measurement of the y time is also newly started every time a stroke is input. . Therefore, as the time for recognizing the handwritten input character, only the y time may be measured.
[0081]
In this case, when the process of the flowchart of FIG. 5 is started, the timer by the internal timer is started, and the stroke that triggered the start of the flow is stored in the trajectory buffer 22-1 or 22-4. Then, the process may proceed to step S110. Further, as in step S104, it is not necessary to determine whether or not there is an input from the event input unit 14-3 before recognizing a character input by handwriting.
[0082]
The setting of the time by the recognition time setting unit 23 may be such that only the y time can be performed (the same applies when the x time is measured). When both the x time and the y time are measured, the recognition time setting unit 23 may be able to set only the x time. The x time and / or the y time may be set not only by selecting from those registered in the recognition time selection table 23t, but also by freely setting by inputting an arbitrary numerical value.
[0083]
Further, the x time and the y time may be automatically set to appropriate values in accordance with the manner in which the user inputs handwritten characters. For example, for x time, the time from the first stroke input for one character until the finally recognized character is determined is measured, and the history of this time is stored in the database. Then, based on the stored history of the time from the first stroke input to the final determination, the setting of x time can be changed.
[0084]
As for the y time, the time between stroke inputs for one character is measured, and the history of this time is stored in a database. Then, the setting of the y time can be changed based on the history between the stored stroke inputs. By allowing the setting of the x time and the y time to be changed according to the character input mode of the user, each user can recognize the recognition time at the most appropriate time without being conscious of his / her proficiency in inputting the handwritten character. Can be set.
[0085]
Alternatively, instead of changing the settings of the x time and the y time according to the time interval of the stroke input and the history of the time from the first stroke input to the determination, the history of the time required for one stroke is stored in the database. The setting of the x time and the y time may be changed according to the history of the time. Here, the time required for input per stroke may be adjusted in accordance with the length of the stroke trajectory and stored as a history in the database. Further, the setting may be changed by only one of the x time and the y time by this method.
[0086]
In the above-described embodiment, the character recognition is performed even before all the strokes of the handwritten character have been completely input, but the character recognition is always performed after x time has elapsed. In this case, after x time has passed, character recognition is often performed in a state where the input of each stroke is not completed, and character recognition in the middle of the process is likely to be impossible. Therefore, such inconvenience can be avoided to a considerable extent by taking the following method.
[0087]
FIG. 8 is a flowchart illustrating a modification of the process for handwritten character recognition. Note that the x time and the y time in the processing applied in this flowchart may be set to different times from those in the above-described embodiment. Here, (x + y) time is a preset first time measured from one stroke input. There is no concept of the second time measured after the input of the first stroke.
[0088]
When the process is started, it is determined whether or not a stroke has been input in any of the character input areas 14-1 and 14-2 (step S201). If there is no stroke input, the process proceeds to step S204. If there is a stroke input, after the internal timer starts counting from 0 (step S202), the trajectory of the stroke is stored in the corresponding trajectory buffer 22-1 or 22-2 (step S218 as described later). (If it returns from, add it) and save it (step S203). Then, the process proceeds to step S204.
[0089]
In step S204, it is determined whether or not there is an input from the event input area 14-3 for determining a character or converting to a kanji. The processing when there is an input from the event input area 14-3 is the same as in the above embodiment. If there is no input from the event input area 14-3, it is determined whether or not the internal timer has counted x time corresponding to the setting in the recognition time setting unit 23 (step S205). If x time has not elapsed, the process returns to step S201.
[0090]
If it is determined that x time has elapsed, the internal timer is started from 0 (step S209). Thereafter, the character recognizing unit 24 performs character recognition on the trajectory of the stroke stored in the trajectory buffer 22-1 or 22-2, and generates a corresponding character code (step S210). The character recognition unit 24 stores the generated character code in the recognition buffer 25 (Step S211). Next, it is determined whether or not a flag indicating that the stroke input is continuing is set to True in step S219 described later (step S212).
[0091]
If the flag has not been set to True, the process proceeds to step S214. If the flag is set to True, the characters displayed on the display device 14a are erased (step S213), and the process proceeds to step S214. In step S214, a character corresponding to the character code stored in the recognition buffer 25 in step S211 is displayed on the display device 14a (step S215).
[0092]
Next, it is determined whether or not there is an input from the event input area 14-3 for instructing confirmation of a character or conversion to a kanji (step S215). If there is an input from the event input area 14-3, the process proceeds to step S220 (same as step S121). If there is no input from the event input area 14-3, it is determined whether or not the internal timer has counted y time corresponding to the setting in the recognition time setting unit 23 (step S216). If the time y has been measured, the process proceeds to step S220.
[0093]
If the y time has not been counted, it is determined whether or not further stroke input has been made in the character input area 14-1 or 14-2 (step S217). If there is no stroke input, the process returns to step S215. If a stroke input has been made, it is determined whether or not the character input area where the stroke input has been made is another area where a stroke input has been made so far (step S218). If it is another area, the processing of step S221 (same as step S122) is executed, and the processing based on the stroke input to another character input area is started continuously.
[0094]
If the area is the same, the flag is set to True (step S219), and the process returns to step S201 to repeat the same processing based on the newly added stroke input. In the method shown in FIG. 8, the settings of the x time and the y time are changed according to the history of the time between stroke inputs or the history of the time required for input per stroke. Can be.
[0095]
In the above embodiment, two character input areas 14-1 and 14-2 are provided on the tablet 14a. However, even if the tablet 14a has three or more character input areas, handwriting is performed in the same manner as described above. Character recognition can be performed. Even if there is only one character input area (including a case where no particular area is defined as in the case of a tablet PC), if it is determined in step S115 that a new stroke has been input, step S117 is performed as it is. In this case, handwritten character recognition in which two types of time determination are performed in the same manner as described above can be applied. In this case, determination of only character recognition may be instructed by some input.
[0096]
In the above-described embodiment, when converting a hiragana input by handwriting into a kanji, first, the hiragana is completely determined and then the kanji conversion by the IME is performed. According to the above embodiment, the recognition accuracy of the hiragana input by handwriting is improved, but it does not mean that 100% erroneous recognition can be eliminated. Therefore, characters that are likely to be erroneously recognized may be registered in advance, and a kanji to be selected as an IME conversion candidate may be selected assuming erroneous recognition. This makes it possible to compensate for the fact that the recognition accuracy of the hiragana input by handwriting is not perfect.
[0097]
In the above embodiment, the program and data for performing handwritten character recognition have been described as being stored in the ROM 12 in advance. However, the program and the data may be stored in a computer-readable recording medium such as a CD-ROM or a DVD-ROM and distributed independently of the hardware. The information terminal device 1 may be provided by storing it in a removable memory card. Further, these processing programs may be stored in a fixed disk device included in a Web server device on the Internet, and distributed via the Internet.
[0098]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to perform character recognition with high accuracy even when the speed of recognizing a handwritten input character is increased.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating an appearance of an information terminal device applied to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram of an information terminal device applied to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a functional block diagram of a handwritten character recognition function according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing a recognition time selection table placed in a recognition time setting unit of FIG. 3;
FIG. 5 is a flowchart showing processing for handwritten character recognition according to the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a diagram illustrating a first example of a process until a handwritten character is determined in the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a diagram illustrating a second example of a process until a handwritten character is determined in the embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a flowchart showing a modification of the process for handwritten character recognition according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Information terminal equipment
2 pen
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14a display device
14b tablet
14 Touch panel
14-1, 14-2 Character input area
14-3 Event input area
15 External I / F
21 Character recognition dictionary
22-1, 22-2 locus buffer
23 Recognition time setting section
23t Recognition time selection table
24 character recognition unit
25 Recognition buffer

Claims (11)

文字を１ストロークずつ手書きで入力する手書き入力手段と、
前記手書き入力手段により手書き文字の１ストロークが入力される度に、該１ストロークの入力から予め設定された第１時間を経過するまでの時間を計時する第１の計時手段と、
前記第１の計時手段が前記第１時間の経過を計時するまでに、前記手書き入力手段から入力された手書き文字のストロークを順次保存する文字ストローク保存手段と、
前記文字ストローク保存手段に保存された手書き文字のストロークを、辞書に登録された文字のパターンと照合することにより文字認識する文字認識手段と、
前記文字認識手段が認識した結果の文字を表示する文字表示手段と、
前記第１の計時手段が前記第１時間の経過を計時したときに、前記文字認識手段による認識結果の文字を確定する確定手段と
を備えることを特徴とする手書き文字認識装置。Handwriting input means for inputting characters by handwriting stroke by stroke,
A first timing unit that counts the time from the input of the one stroke to the elapse of a preset first time every time one stroke of the handwritten character is input by the handwriting input unit;
Character stroke storage means for sequentially storing strokes of handwritten characters input from the handwriting input means until the first time measurement means measures the elapse of the first time;
Character recognition means for recognizing characters by comparing the strokes of handwritten characters stored in the character stroke storage means with character patterns registered in a dictionary;
Character display means for displaying a character as a result of recognition by the character recognition means,
A determination unit for determining a character as a result of recognition by the character recognition unit when the first clock unit measures the elapse of the first time; ユーザの選択により前記第１時間を設定する第１時間設定手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項１に記載の手書き文字認識装置。The handwritten character recognition device according to claim 1, further comprising a first time setting unit that sets the first time according to a user's selection. 前記手書き入力手段により前記手書き文字の最初の１ストローク目が入力されてから予め設定された第２時間が経過するまでの時間を計時する第２の計時手段をさらに備え、
前記第１の計時手段は、前記第２の計時手段が前記第２時間の経過を計時してから前記第１時間を経過するまでの時間と、前記第２時間を経過した以降に前記手書き入力手段により手書き文字の１ストロークが入力されてから前記第１時間を経過するまでの時間とを計時し、
前記文字認識手段は、前記第２の計時手段が前記第２時間の経過を計時した以降に、前記文字ストローク保存手段に保存された手書き文字のストロークを文字認識する
ことを特徴とする請求項１または２に記載の手書き文字認識装置。A second timing unit for counting a time from when the first stroke of the handwritten character is input by the handwriting input unit to when a second time set in advance elapses,
The first clock means includes a time period from when the second time means measures the elapse of the second time to a time when the first time elapses, and the handwriting input after the elapse of the second time. Measuring the time from when one stroke of the handwritten character is input by the means to when the first time elapses,
2. The character recognition unit according to claim 1, wherein the character recognition unit recognizes a stroke of the handwritten character stored in the character stroke storage unit after the second clock unit measures the lapse of the second time. Or the handwritten character recognition device according to 2. ユーザの選択により前記第２時間を設定する第２時間設定手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項３に記載の手書き文字認識装置。4. The handwritten character recognition device according to claim 3, further comprising a second time setting unit that sets the second time according to a user's selection. 前記文字認識手段は、前記文字ストローク保存手段に新たなストロークが追加して保存される度に、当該時点で保存された文字のストロークを文字認識し、
前記文字表示手段は、前記文字認識手段が新たに文字認識を行う度に、該認識した結果の文字を順次表示する
ことを特徴とする請求項１乃至４のいずれか１項に記載の手書き文字認識装置。Each time a new stroke is additionally stored in the character stroke storage unit, the character recognition unit recognizes a character stroke of the character stored at that time,
The handwritten character according to any one of claims 1 to 4, wherein each time the character recognition unit newly performs character recognition, the character display unit sequentially displays a character as a result of the recognition. Recognition device. 前記手書き入力手段により手書き文字を入力する文字入力領域は、複数あり、
前記手書き入力手段により新たに入力された手書き文字のストロークが異なる文字入力領域に入力されたかどうかを判定する領域判定手段をさらに備え、
前記確定手段は、前記領域判定手段が異なる領域に入力されたと判定したときに、前記文字認識手段による認識結果の文字を確定する
ことを特徴とする請求項１乃至５のいずれか１項に記載の手書き文字認識装置。There are a plurality of character input areas for inputting handwritten characters by the handwriting input means,
The apparatus further includes an area determination unit that determines whether a stroke of a handwritten character newly input by the handwriting input unit has been input to a different character input area,
6. The device according to claim 1, wherein the determination unit determines a character as a result of recognition by the character recognition unit when the region determination unit determines that the character is input to a different region. Handwritten character recognition device. 前記文字認識手段により認識された文字に対して所定の操作を行うべきことを指示する文字操作指示手段をさらに備え、
前記確定手段は、前記文字操作指示手段により前記所定の操作が指示されたときに、前記文字認識手段による認識結果の文字を確定する
ことを特徴とする請求項１乃至６のいずれか１項に記載の手書き文字認識装置。Further comprising a character operation instructing means for instructing that a predetermined operation should be performed on the character recognized by the character recognizing means,
7. The apparatus according to claim 1, wherein when the predetermined operation is instructed by the character operation instructing unit, the determining unit determines a character as a result of recognition by the character recognizing unit. 8. Handwritten character recognition device. 文字を１ストロークずつ手書きで入力するステップと、
手書き文字の１ストロークが入力される度に、該１ストロークの入力から予め設定された第１時間を経過するまでの時間を計時するステップと、
前記第１時間の経過を計時するまでに、前記手書き入力手段から入力された手書き文字のストロークを保存手段に順次保存するステップと、
前記保存手段に保存された手書き文字のストロークを、辞書に登録された文字のパターンと照合することにより文字認識するステップと、
前記文字認識した結果の文字を表示するステップと、
前記第１時間の経過を計時したときに、前記文字認識の結果の文字を確定するステップと
を含むことを特徴とする手書き文字認識方法。Inputting characters by handwriting stroke by stroke;
Each time one stroke of a handwritten character is input, timing a time period from the input of the one stroke until a preset first time elapses;
A step of sequentially storing strokes of handwritten characters input from the handwriting input unit in a storage unit until the elapse of the first time is counted;
A step of recognizing a character by comparing a stroke of a handwritten character stored in the storage unit with a pattern of a character registered in a dictionary;
Displaying a character as a result of the character recognition;
Determining the character as a result of the character recognition when the elapse of the first time is counted. 前記手書き文字の最初の１ストローク目が入力されてから予め設定された第２時間が経過するまでの時間を計時するステップをさらに含み、
前記第１時間は、前記第２時間を経過してから計時されると共に、前記第２時間を経過した以降に前記手書き文字の１ストロークが入力される度に計時され、
前記第２時間の経過を計時した以降に、前記保存手段に保存された手書き文字のストロークを文字認識する
ことを特徴とする請求項８に記載の手書き文字認識方法。Further comprising a step of counting a time from when the first stroke of the handwritten character is input to when a second time set in advance elapses,
The first time is measured after the second time has elapsed, and each time one stroke of the handwritten character is input after the second time has elapsed,
9. The handwritten character recognition method according to claim 8, wherein the stroke of the handwritten character stored in the storage unit is recognized after the second time has elapsed. 文字を１ストロークずつ手書きで入力する手書き入力手段、
前記手書き入力手段により手書き文字の１ストロークが入力される度に、該１ストロークの入力から予め設定された第１時間を経過するまでの時間を計時する第１の計時手段、
前記第１の計時手段が前記第１時間の経過を計時するまでに、前記手書き入力手段から入力された手書き文字のストロークを順次保存する文字ストローク保存手段、
前記文字ストローク保存手段に保存された手書き文字のストロークを、辞書に登録された文字のパターンと照合することにより文字認識する文字認識手段、
前記文字認識手段が認識した結果の文字を表示する文字表示手段、及び、
前記第１の計時手段が前記第１時間の経過を計時したときに、前記文字認識手段による認識結果の文字を確定する確定手段
としてコンピュータ装置を機能させるためのプログラム。Handwriting input means for inputting characters by handwriting stroke by stroke,
A first timing unit that counts the time from the input of the one stroke to the elapse of a preset first time every time one stroke of the handwritten character is input by the handwriting input unit;
Character stroke storage means for sequentially storing strokes of handwritten characters input from the handwriting input means until the first time measurement means measures the elapse of the first time;
Character recognition means for recognizing a character by comparing a stroke of a handwritten character stored in the character stroke storage means with a pattern of a character registered in a dictionary;
Character display means for displaying a character as a result of recognition by the character recognition means, and
A program for causing a computer device to function as a determination unit for determining a character as a result of recognition by the character recognition unit when the first time measurement unit measures the elapse of the first time. 前記手書き入力手段により前記手書き文字の最初の１ストローク目が入力されてから予め設定された第２時間が経過するまでの時間を計時する第２の計時手段としてさらに前記コンピュータ装置を機能させ、
前記第１の計時手段は、前記第２の計時手段が前記第２時間の経過を計時してから前記第１時間を経過するまでの時間と、前記第２時間を経過した以降に前記手書き入力手段により手書き文字の１ストロークが入力されてから前記第１時間を経過するまでの時間とを計時し、
前記文字認識手段は、前記第２の計時手段が前記第２時間の経過を計時した以降に、前記文字ストローク保存手段に保存された手書き文字のストロークを文字認識する
ことを特徴とする請求項１０に記載のプログラム。The computer device further functions as second timing means for timing the time from when the first stroke of the handwritten character is input by the handwriting input means to when a second time set in advance elapses,
The first clock means includes a time period from when the second time means measures the elapse of the second time to a time when the first time elapses, and the handwriting input after the elapse of the second time. Measuring the time from when one stroke of the handwritten character is input by the means to when the first time elapses,
11. The character recognition unit according to claim 10, wherein the character recognition unit recognizes a stroke of the handwritten character stored in the character stroke storage unit after the second time measurement unit measures the lapse of the second time. The program described in.
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