JP2004221629A

JP2004221629A - Image processing apparatus, data communication method, and program

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Publication number: JP2004221629A
Application number: JP2003002968A
Authority: JP
Inventors: Yoshinori Ito; 嘉則伊藤
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 2003-01-09
Filing date: 2003-01-09
Publication date: 2004-08-05
Anticipated expiration: 2023-01-09
Also published as: JP4072439B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To realize the optimum image data communication in response to the state of a desired image input/output operation without increasing the cost for the configuration relating to an image communication. <P>SOLUTION: In the case of data communication between a PDL controller (11) and an image processing apparatus control section (10) by using network I/F sections (112, 102) for making two-way control data communication and Video I/F sections (113, 103) for making one-way image data communication, the image processing apparatus controls the use of the network I/F sections (112, 102) for communication of image data in response to the image input output operation (scan and print or the like) executed by the PDL controller (11) and the image processing apparatus control section (10). <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、デジタル複写機の制御部等、画像処理装置と通信可能な画像処理装置、データ通信方法、及びプログラムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、ＰＤＬにより記述されたプリントジョブの各ページを画像展開し、ラスター画像データを生成するＰＤＬコントローラが使われてきている。このＰＤＬコントローラは、複写機などの画像処理装置に、コマンドのやり取りを行うためのコマンドＩ／Ｆと、Ｖｉｄｅｏ画像データのやり取りを行うためのＶｉｄｅｏＩ／Ｆで接続されており、ＰＤＬプリント画像処理システムとして使用されている。
【０００３】
ＰＤＬコントローラでは、ネットワークなどを介して接続されたホストコンピュータより、受け取ったＰＤＬジョブを解析・ラスター画像形成する。そして、画像処理装置の制御部に対して、コマンドＩ／Ｆを介して、解析結果を基に構築したコマンドシーケンスを送り、然る後に或いは並行して、画像データをＶｉｄｅｏＩ／Ｆを介して送る。画像処理装置制御部では、受け取ったコマンドシーケンスと画像データに基づき、画像形成装置部を起動して用紙媒体上に画像形成し、機外へと出力する。なお、このような機能を有するＰＤＬコントローラは、例えば、特開２００１−０２７９３９号公報等に開示されている。
【０００４】
一方で、ＰＤＬコントローラはスキャンコントローラも兼ねている場合もあって、接続される画像処理装置はプリンタ等の画像形成装置のみ備えたものではなく、複写機等の画像形成装置と画像読取装置を合わせて持った画像処理装置に接続される。
【０００５】
この従来のスキャン可能な画像処理システムにおいては、コントローラと画像処理装置間の画像データ転送には、画像転送路であるＶｉｄｅｏＩ／Ｆを用いている。このＶｉｄｅｏＩ／Ｆは、双方向の通信ハードウェアを用いており、プリント時にはコントローラから画像処理装置へ、スキャン時には画像処理装置からコントローラへと、データ転送の方向を切り替えることが可能である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなＰＤＬプリント画像処理システムでは、以下に述べるような問題が生じる。すなわち、通常、ホストコンピュータからのプリントは、原稿を作成したアプリケーションソフトウェアからプリンタドライバを起動し、ネットワーク等のＩ／Ｆを通じてプリンタコントローラ装置へと印刷指令が出される。これに対し、スキャンにおいては、ホストコンピュータ上でスキャン用アプリケーションを起動してコントローラ装置にスキャン指令を出し、画像が送られてくるのを待つか、あるいはコントローラ装置そのものが備える操作部よりスキャン指令を出し、コントローラ装置のハードディスク装置などの記憶部に一旦画像データを保存する。そして、然る後に操作部からホストコンピュータに画像データを送りつけたり、あるいはホストコンピュータより保存されている画像をダウンロードしたりする作業フローが一般的である。
【０００７】
上記の従来の画像処理システムにおいては、同一ハードウェアの双方向ＶｉｄｅｏＩ／Ｆを用いているがため、プリント作業とスキャン作業では使用する画像処理装置の部位が異なるにも拘らず、どちらか一方の作業中の場合には、もう一方の作業を行おうとするユーザは、作業中の作業が終了するまで待たされることになった。このとき、スキャン中にプリントする場合は、プリントジョブは通常ユーザからみると投げっぱなしでよいので、ジョブスタートが遅くなるくらいで、あまり問題はないが、プリント動作中にスキャンを行おうとするユーザはプリント作業が一旦終了するまで、なにもできないことになっていた。
【０００８】
また、上述のとおり、画像転送に用いるＶｉｄｅｏＩ／Ｆとして、双方向のハードウェアを用いる必要があり、システムとしてのコストアップにも繋がっていた。
【０００９】
さらには、コントローラ装置とホストコンピュータの間のＩ／Ｆには、イーサネット（登録商標）などのネットワークＩ／Ｆが用いられることも多く、Ｉ／Ｆの帯域幅の問題から、特にカラー多値画像の場合には、ビットマップラスター画像をそのまま送ることは容量的に不可能で、せっかくコントローラ装置に高画質のラスター画像を読み込んでも、結局コントローラ装置内で画質劣化を伴う高圧縮率の不可逆圧縮を行って、しかる後にホストコンピュータに画像データ転送を行う必要があり、せっかくの高画質の双方向ＶｉｄｅｏＩ／Ｆが無駄になっていた。
【００１０】
本発明は上述した問題点を解決するためのものであり、双方向に制御データの通信を行う第１通信手段と、単方向に画像データの通信を行う第２通信手段とを使用して、画像処理装置と他の画像処理装置との間でのデータ通信を行う際に、画像処理装置及び他の画像処理装置が実行する画像入出力動作に応じて、画像データの通信のために第１通信手段を使用するように制御することことにより、画像通信に係る構成のコストアップを招くことなく、所望とする画像入出力動作の状態に応じた最適な画像データ通信ができる画像処理装置、データ通信方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【００１１】
また、本発明は、双方向に制御データの通信を行う第１通信手段と、単方向に画像データの通信を行う第２通信手段とを使用して、画像処理装置と他の画像処理装置との間でのデータ通信を行う際に、前記画像処理装置が圧縮された画像データを必要とする場合、他の画像処理装置からの圧縮画像データの受信のために第１通信手段を使用するように制御することにより、圧縮画像データを必要とする場合において効率的な画像データ通信ができる画像処理装置、データ通信方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、他の画像処理装置と通信可能な画像処理装置であって、前記他の画像処理装置との間で双方向に制御データの通信を行う第１通信手段と、前記他の画像処理装置との間で単方向に画像データの通信を行う第２通信手段と、前記画像処理装置及び前記他の画像処理装置が実行する画像入出力動作に応じて、画像データの通信のために前記第１通信手段を使用するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
【００１３】
また、本発明の画像処理装置は、他の画像処理装置と通信可能な画像処理装置であって、前記他の画像処理装置との間で双方向に制御データの通信を行う第１通信手段と、前記他の画像処理装置との間で単方向に画像データの通信を行う第２通信手段と、前記画像処理装置が圧縮された画像データを必要とする場合、前記他の画像処理装置からの圧縮画像データの受信のために前記第１通信手段を使用するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
【００１４】
また、本発明のデータ通信方法は、双方向に制御データの通信を行う第１通信手段と、単方向に画像データの通信を行う第２通信手段とを使用して、画像処理装置と他の画像処理装置との間でのデータ通信を行うデータ通信方法であって、前記画像処理装置及び前記他の画像処理装置が実行する画像入出力動作に応じて、画像データの通信のために前記第１通信手段を使用するように制御することを特徴とする。
【００１５】
また、本発明のデータ通信方法は、双方向に制御データの通信を行う第１通信手段と、単方向に画像データの通信を行う第２通信手段とを使用して、画像処理装置と他の画像処理装置との間でのデータ通信を行うデータ通信方法であって、前記画像処理装置が圧縮された画像データを必要とする場合、前記他の画像処理装置からの圧縮画像データの受信のために前記第１通信手段を使用するように制御することを特徴とする。
【００１６】
また、本発明のプログラムは、双方向に制御データの通信を行う第１通信手段と、単方向に画像データの通信を行う第２通信手段とを使用して、画像処理装置と他の画像処理装置との間でのデータ通信を行うデータ通信方法を実行するためのプログラムであって、前記画像処理装置及び前記他の画像処理装置が実行する画像入出力動作に応じて、画像データの通信のために前記第１通信手段を使用するように制御することを特徴とする。
【００１７】
また、本発明のプログラムは、双方向に制御データの通信を行う第１通信手段と、単方向に画像データの通信を行う第２通信手段とを使用して、画像処理装置と他の画像処理装置との間でのデータ通信を行うデータ通信方法を実行するためのプログラムであって、前記画像処理装置が圧縮された画像データを必要とする場合、前記他の画像処理装置からの圧縮画像データの受信のために前記第１通信手段を使用するように制御する。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【００１９】
（第１の実施形態）
図１は本実施形態で用いられる、画像処理システムの一例を示すブロック図である。
【００２０】
［画像処理システム構成の説明］
画像処理装置制御部（１０）は、ＣＰＵ（１０１）によって制御を行っており、ＨＤＤ装置（１０４）や不図示のメモリ等を備える。またネットワークＩ／Ｆ部（１０２）とＶｉｄｅｏＩ／Ｆ部（１０３）を備え、これらを介してネットワークＰＤＬコントローラ（１１）と接続されている。さらに、不図示のＩ／Ｆを介して、画像読取装置部（スキャナ）（１２）、画像形成装置部（プリンタ）（１３）と接続している。また、不図示のキーおよび液晶表示装置を備えたユーザＩ／Ｆ部を備えている。
【００２１】
画像形成装置（１３）と画像読取装置（１２）へのＩ／Ｆは専用ハードウェアを用いており、制御信号線とＶｉｄｅｏデータ信号線等により構成されている。Ｖｉｄｅｏデータ信号線は、画像データを送信または受信するための信号線であって、制御信号線はＶｉｄｅｏデータの送受信のタイミング制御や、各種制御命令を画像読取装置または画像形成装置に対し送信するための信号線である。
【００２２】
画像読取装置（１２）は、ＣＣＤ等の画素毎の階調を読み取ることのできる光学センサを備え、原稿台にセットされた原稿の画像を画素毎に読み取り、ラスタービットマップイメージの電子データを生成し、画像処理装置制御部（１０）へと送ることができる。構成によっては、画像読取装置（１２）にＤＦ（自動原稿送り装置）を備え、複数枚からなる原稿を連続して画像読み取りすることもできる。
【００２３】
画像形成装置（１３）は、電子写真方式やインクジェット方式といったプリントエンジンを備え、用紙媒体上に、画像処理装置制御部（１０）から送られてくる画像データを形成し、機外へと出力することができる。構成によっては、複数の給紙段を備え、異なった複数のサイズ・種類の媒体を選択して給紙し、画像形成することも可能である。また、構成によっては、ある特定のＦｉｎｉｓｈｉｎｇ装置を備え、出力される複数部の原稿をソートしたり、Ｂｏｏｋｌｅｔ型にサドル製本するといったことも可能である。
【００２４】
画像処理装置制御部（１０）では、受け取った画像を圧縮したり、ＨＤＤ（１０４）内に保存したり、あるいは所望の方向に回転させたり、所望のサイズに拡大または縮小する、あるいは画素間を保管してラインやエッジを滑らかにするスムージングといった画像データ処理を行うことができる。プリンタ（１３）で印刷した調整用画像をスキャナ（１２）で読み取って濃度調整するキャリブレーション等の色味調整も行うことができる。
【００２５】
画像処理装置制御部（１０）は、上述のとおり不図示のメモリも備えており、このメモリはこれら画像データを一時的に保持するだけでなく、画像その他処理の作業領域としても使用する。
【００２６】
これらの処理は、主としてＣＰＵ（１０１）で動作する不図示のＲＯＭまたはＨＤＤ（１０４）に格納されたプログラムによって、ソフト的に行われるが、高速化のため一部の画像処理をハード化し、ハード的な画像処理部を設けて行うようにもしている。この画像処理ハード回路は、やはりＣＰＵ（１０１）によって、レジスタ等に値を書き込むことによって制御される。
【００２７】
また、ＰＤＬコントローラ（１１）からのラスター画像データを受け取るためのＶｉｄｅｏＩ／Ｆ部（１０３）と、コマンドやステータスのやり取りを行うためのネットワークＩ／Ｆ部（１０２）を備えている。本実施形態では、イーサ・ネットワークハードウェア上にＴＣＰ／ＩＰプロトコル用いて実装しており、多チャンネルのポートを備えたコマンドＩ／Ｆとなっているが、多重化さえ可能であれば、ＩＥＥＥ１３９４やＵＳＢ２．０等の他のＩ／Ｆハードウェア／プロトコルを用いても、もちろん構わない。
【００２８】
ネットワークＰＤＬコントローラ（１１）は、ＣＰＵ（１１１）で動作するプログラムによって制御されている。外部Ｉ／ＦとしてはネットワークＩ／Ｆ部（１１２−１）を備えており、外部Ｉ／Ｆを介してホストコンピュータ（１４）等に接続される。
【００２９】
プリント時においては、ホストコンピュータ（１４）上で動作するアプリケーションソフト等により生成された印刷原稿が、同コンピュータ上に搭載されたドライバソフトにより、ページ記述言語（ＰＤＬ）で記述された印刷ジョブに変換され、これネットワークＩ／Ｆ部（１１２−１）を介して受け取る。
【００３０】
ＰＤＬコントローラ（１１）は、ホストコンピュータ（１４）から受け取ったＰＤＬジョブにより、プリントジョブシーケンスを組み立て、ラスター画像を展開し、画像処理装置制御部（１０）に指令を出し画像データを送って、プリントジョブを開始する。
【００３１】
また、ホストコンピュータ（１４）上などで起動される、スキャンアプリケーションによる指令を受けて、画像処理装置制御部（１０）に原稿読み取り指令を送り、送られてきた画像データをホストコンピュータ等に送出するスキャンジョブを実行することも可能となっている。
【００３２】
さらには、不図示の操作部を備え、操作部から、ＰＤＬコントローラ（１１）に内蔵される不図示のＨＤＤ装置内に画像データを保存するスキャンジョブを起動したり、テストプリントや以前に転送されてきたプリントジョブの再プリントなどのプリントジョブを起動したりすることも可能である。
【００３３】
ネットワークＩ／Ｆ部（１１２）は画像処理装置制御部（１０）と主にコマンドやステータスのやり取りを行うためのコマンドＩ／Ｆであって、前述のとおりイーサネット（登録商標）とＴＣＰ／ＩＰプロトコルで実現される多チャンネル（ポート）構成となっている。各ポートは、プリントジョブ制御コマンド用ポート（プリントポート）、スキャンジョブ制御コマンド用ポート（スキャンポート）およびプリントスキャンによらず使用される管理コマンド用ポート等がある。この他、ＶｉｄｅｏＩ／Ｆにおける転送タイミングを制御するためのＶｉｄｅｏ制御ポートもある。
【００３４】
ＶｉｄｅｏＩ／Ｆ部（１１３）はプリントするラスター画像を画像処理コントローラに送信するためのＩ／Ｆである。本実施形態では、ＣＭＹＫ各色８ビット×４色からなるデータ信号、画素クロック信号、ページ同期信号等の制御信号等を並列に送ることのできる多ビットハードウェア信号線群から構成されている。またこれらの多ビット並列信号を、送信側機器で一端直列に並べて、コントローラ−制御部間を十分高速な１ビットシリアル回線で繋ぎ、シリアル信号を受け取った受信側機器で再び多ビット並列信号に直して処理するチャネルリンクと呼ばれる構成を用いることも可能である。
【００３５】
メモリ（１１４）はプログラムの動作上の作業領域や、展開した画像を一時的に格納するためのフレームバッファとしても用いられる。
【００３６】
その他、ＰＤＬコントローラ（１１）には、不図示のＨＤＤ装置を備えており、ＯＳや各種制御プログラム、ジョブデータや展開した画像を格納するのに用いられる。もちろん、ＯＳや制御プログラムをＲＯＭに格納したり、データや画像をフラッシュメモリなどのＲＡＭメモリ装置に保存する構成にしても構わない。
【００３７】
尚、上述の操作部は画像処理装置制御部（１０）に内蔵される操作部を、ＰＤＬコントローラ（１１）も使ったり、あるいはその逆にＰＤＬコントローラ（１１）に内蔵される操作部を、画像処理装置制御部も使ったりする兼用構成とすることも可能であり、この場合はコマンドＩ／Ｆには操作部制御用コマンドのチャンネル（ポート）が追加される。
【００３８】
［コピー時の動作の説明］
図１の画像処理装置制御部（１０）と画像読取装置（１２）および画像形成装置（１３）から成るシステムは、いわゆる複写機として構成されており、コピー動作を行うことが可能である。不図示の操作部のキーによって、ユーザからコピー動作のスタート命令が出されると、画像処理装置制御部（１０）はまず、予め設定されたＦｉｎｉｓｈｉｎｇやカラーモード等のコピーモードに従い、コピージョブのシーケンスを生成する。
【００３９】
そして、まず、画像読取装置（１２）に対し画像読取指令を出し、画像読取装置（１２）の不図示の原稿台にセットされた原稿から、画像データを読み取り、読み取った画像データを、一旦ＨＤＤ（１０４）またはメモリ内のフレームバッファに格納する。
【００４０】
次に画像形成装置（１３）に対し、印刷開始指令を出し、画像形成装置から送られてくる画先同期信号に従い、コピージョブシーケンスに基づく画像順で、ＨＤＤ（１０４）またはフレームバッファに格納されている画像データを送出する。
【００４１】
このとき、不図示のユーザＩ／Ｆで、Ｆｉｎｉｓｈｉｎｇ動作が指定されているならば、ＣＰＵ（１０１）は印刷開始指令時に合わせてＦｉｎｉｓｈｉｎｇ動作モードを指定する。画像形成装置（１３）は、モード指定に従って動作を開始し、送られてくる画像を順に用紙媒体上に形成し、Ｆｉｎｉｓｈｅｒへと出力する。Ｆｉｎｉｓｈｅｒでは指定されたＦｉｎｉｓｈｉｎｇモードに従い、特定枚数ごとにステープルやビン送り等の動作を行い、Ｆｉｎｉｓｈｉｎｇ動作を実行する。
【００４２】
画像読取装置（１２）に不図示のＤＦが備えられている場合は、ＤＦにセットされた複数枚の原稿を１枚ずつ連続して画像読取りすることができる。このときの１枚ずつの読取間隔は、画像処理コントローラ（１０）の構成に合わせて、ＣＰＵ（１０１）で動作するプログラムで指定することができる。例えば、画像処理コントローラが十分な容量のＨＤＤ（１０４）またはメモリを持つ場合は、一旦全ての原稿を読み取って保存し、然る後に画像形成装置にＦｉｎｉｓｈｉｎｇ等の形態に合わせて所望の順に１枚ずつの画像データを送るようにしても良いし、十分な容量がない場合や最初の１枚が出力されるまでの時間（ＦＣＯＴ）を短くしたい場合は、画像読み取り開始と並行して、画像形成装置を起動しておき、１枚画像を読み取る毎に、画像形成装置の画先タイミングに合わせて画像を出力するようにしてもよい。
【００４３】
また、読み取った画像のサイズと、画像形成する用紙のサイズや方向のミスマッチを解消すべく、拡大／縮小や回転といった処理の行った後に、画像形成装置（１３）に画像出力するようにシーケンスを組むことも可能である。
【００４４】
［プリンタと画像処理装置制御部間のＩ／Ｆの説明］
本実施形態における画像形成装置（１３）は、入力画像として、ＣＭＹＫカラー多値の画像信号を受けることができる。また画素毎のＴＡＧ信号を受けることもできる。ＴＡＧビットとは、特定の画素が構成するオブジェクトの種類を特定するものであって、ある画素が文字の一部なのか画像の一部なのかそれともグラフィック図形の一部なのかといった情報などを表すものである。
【００４５】
カラー多値画像の場合は、１画素につきＣＭＹＫ各色８ビットの計３２ビット信号を必要とする。その際の画素クロックは、画像形成装置（１３）の画像形成速度に合わせて、６００ｄｐｉの画像を形成することのできるものとなっている。すなわち、本実施形態の画像形成装置では、カラー６００ｄｐｉの画像形成を基本としている。しかし特定画素に写真画像領域であることを示すＴＡＧ信号がついている場合は、画像形成装置（１３）内部で隣接する２画素を一組の単位として３００ｄｐｉで解像度を落とし、階調性を上げて画像形成することも可能である。つまり、ＴＡＧ信号を、写真画像の領域を表す信号として、文字領域と区別し、それぞれの領域ごとに特性に合わせて、高解像度または高階調性を選択し、良好な画像形成をすることができるようになっている。
【００４６】
ハード信号線としては、８ビット×４本（ＣＭＹＫ）とＴＡＧ用の１ビット×１本の計５本の信号線を持つ。もちろんそれ以外にタイミング信号線や、プリントに起動をかけたり、ＪＡＭ等の状態を得る制御信号線もある。
【００４７】
タイミング信号とは、ページ毎の画像の先端を示すページシンク信号や、ライン毎の区切りを示すラインシンク信号、および画素の区切りを示す画素クロック信号などである。ページシンク信号は、プリンタ内における用紙の搬送にあわせて、用紙が画像形成装置分に差し掛かったときに、ページの先頭のデータが画像形成装置分に届くタイミングで、プリンタから画像処理装置へ送られる信号である。また、ラインシンク信号は、例えばプリンタが電子写真式プリンタである場合には、レーザポリゴンの回転速度に比例するライン毎の切れ目を示すタイミングとなる。画素クロックは、ラインシンクの１ライン分において６００ｄｐｉの密度で画素データを送ることのできる同期信号となる。
【００４８】
これらの信号線はパラレル信号線としてもよいが、高速なシリアル線を使い両端のドライバにて仮想的に５本＋αの信号線を実現することも可能である。
【００４９】
［スキャナと画像処理装置制御部間のＩ／Ｆの説明］
スキャナ（１２）は、原稿画像を８ビット多値のＲＧＢデータとして読み取る。すなわち画像処理装置制御部（１０）とのＩ／Ｆは、８ビット×ＲＧＢ３色の２４ビット信号およびスキャン動作させるための制御信号およびタイミング信号線より構成される。
【００５０】
タイミング信号とは、プリンタとのＩ／Ｆの場合と同様に、ページ毎の先端を示すページシンク信号や、１ライン毎の区切りを示すラインシンク信号および画素クロックがあって、これらはスキャナのメカ的な読取速度と光学センサの読取解像度によって定まってくる。
【００５１】
［ＰＤＬコントローラと画像処理コントローラ間のＩ／Ｆの説明］
ＰＤＬコントローラ（１１）と画像処理装置制御部（１０）間の第１のＩ／Ｆは、Ｅｔｈｅｒネットを用いたネットワークＩ／Ｆ２（１１２）である。これはコマンドＩ／Ｆであって、主として両コントローラ間での印刷指令やモード指定等といったコマンドや、画像形成装置（１３）や画像読取装置（１２）がＲｅａｄｙになっているか、あるいはエラー等が起こっているか、といった情報であるステータスのやり取りを行う。プロトコルはＴＣＰ／ＩＰを用いて多重化を実現しており、プリントポート、スキャンポート、管理ポート、イベントポートおよびビデオポートを備え、それぞれ並列に独立してコマンド通信を行えるようになっている。
【００５２】
第２のＩ／Ｆは、画像データの転送を行う、ＶｉｄｅｏＩ／Ｆ部（１１３）である。このＩ／ＦはＣＭＹＫ各８ビットの信号と、画像の領域の性質を表す１または２ビットのＴＡＧビット信号線、および信号の画素単位を表す画素クロック、ラインごとの区切りを表すＬｉｎｅイネーブル信号等の信号線が（論理的に）パラレルに送られるように構成されている。物理的に必要本数の信号線を配置してもよいが、それだとケーブルが太くなってしまうので、数本の高速シリアル線を用い、両端のドライバで仮想的に必要本数の信号線を実現している。
【００５３】
ネットワークＩ／Ｆ部２（１１２）は汎用のＥｔｈｅｒネットＩ／Ｆであり、一度に送れる情報量は比較的少なく、比較的低速のＩ／Ｆである。しかしながらＴＣＰ／ＩＰを用いており、アドレスやポートを複数設定して、複数種類の情報を一度にやり取りする多チャンネル化が可能である。また、双方向Ｉ／Ｆであり、ＰＤＬコントローラ側からも画像処理装置制御部側からもどちらからも所望のコマンドや情報を送ることが可能となっている。
【００５４】
これに対し、ビデオＩ／Ｆ部はシステムのパフォーマンスを考慮して専用に設計されており、プリンタの画像形成速度に合わせて十分に高速なデータ転送が可能となっているが、送れる情報は一度に１つの画像データのみの１チャンネルＩ／Ｆであり、データ転送方向はＰＤＬコントローラから画像処理装置制御部（１０）への１方向Ｉ／Ｆである。
【００５５】
［ＰＤＬコントローラプロセス構成］
図２はＰＤＬコントローラにおける制御ソフトのプロセス構成とデータ／コマンドフローの一例を、模式的に示した図である。なお、この制御ソフトは、ＣＰＵ（１１１）により実行され、模式図に表される各ブロックは、メモリ（１１４）上に構成されている。
【００５６】
２０６はＯＳの機能を用いて実現されているＴＣＰ／ＩＰ通信部を表している。周知のとおりＴＣＰ／ＩＰは多重化されており、物理的に一つの回線で接続されている、あるＩＰアドレスを備える機器に対して、論理的に多数のポートを持って、並列に通信することができる。例えば画像処理装置のＩＰアドレスが１９２．１６８．１．２であるとし、管理ポートは９０００に、イベントポートは９００１に割り振ると、ポート９０００と９００１は全く独立に通信動作することが可能である。またそれぞれのポートで用いられるトランスポート層プロトコルは、ＴＣＰまたはＵＤＰである。ＴＣＰでは接続のセッションを確立してから、データ転送動作を行うので、基本的に送信パケットを相手側が受信したことが保障され、ＵＤＰはセッションを確立せずに転送する可能であるので、相手側の受信は保障されないがその分高速である。本実施形態では、イベントポート（Ｅｖｅｎｔｐｏｒｔ）にはＵＤＰを用いており、その他のポートにはＴＣＰを用いて、その上のアプリケーション層プロトコルを実装している。
【００５７】
２０１は管理プロセスである。このプロセスは、画像処理装置制御部（１０）の管理ポートと通信し、すべてのプロセスに先んじて起動される。主に、プリント、ビデオ、スキャンといった他のプロセスを順次起動する他、画像処理装置制御部（１０）側の静的状態、動的状態等の情報を入手する。例えば後述するポートでジョブシーケンスを送信すると、画像処理装置制御部ソフトはジョブオブジェクトを生成するが、そのジョブの動作（印刷または画像読取）が完了すると、そのジョブオブジェクトは消滅する。この、ジョブオブジェクトの生成・消滅といった情報も、このポートを通じて入手することができる。
【００５８】
管理プロセス（２０１）は、起動するとまず、図３に示す初期化動作を行う。画像処理装置側の管理ポートはＴＣＰの９０００番に固定されており、イベントプロセスはＯＳの機能を用いて、画像処理装置のＩＰアドレスの９０００番ポートに接続に行き、セッションを確立する（Ｓ３０１）。このとき画像処理装置側がサーバとなっており、クライアントであるＰＤＬコントローラ側のポート番号（Ａｄｍｉｎｐｏｒｔ）は、任意の番号を用いることができる。セッションの確立時にこのポート番号は、相手側に通知されるので、その後問題なく双方向通信することができる。また、セッションが確立したら、画像処理装置に初期化コマンドを送信し、必要な初期化処理を促す。
【００５９】
そして次に、イベントを送ってほしいＵＤＰのポート番号（Ｅｖｅｎｔｐｏｒｔ）を空いているものの内から定め、管理ポート９０００を通じて、画像処理装置に知らせる（Ｓ３０２）。画像処理装置はここで知らされたポート番号に、発生したイベントを通知するようになる。
【００６０】
Ａｄｍｉｎｐｏｒｔや後述するＰｒｉｎｔ，Ｖｉｄｅｏ，Ｓｃａｎｐｏｒｔのコマンドは、管理プロセス側から投げられ、それに対して画像処理装置側が返答するという、Ｃｏｍｍａｎｄ−Ｒｅｐｌｙの組の形式を取ったアプリケーション層プロトコルとなっている。例えば、上述のイベントポート番号の通知は、ＳｅｔＥｖｅｎｔコマンドにポート番号と送信してほしいイベントを示すパラメータからなるＣｏｍｍａｎｄパケットとなっており、それを受信した画像処理装置は、イベント送信先をセットするとともに、ＯＫのＲｅｐｌｙパケット返す。
【００６１】
これに対し、Ｅｖｅｎｔｐｏｒｔは、画像処理装置側からＰＤＬコントローラへの一方通行プロトコルを採っており、画像処理装置は、ＰＤＬコントローラが送ったイベントを受信したかどうか確認せず、イベントが発生するたびに次々と送信する。イベントを受け取った管理プロセスは、割り込み処理をして必要な内部処理を行う。
【００６２】
次に、画像処理装置側のプリントポート番号を問い合わせる（Ｓ３０３）。すなわち、プリントポート番号の問い合わせは、管理ポートを通じて行われるので、固定値とする必要はなく、画像処理装置は内部状態に合わせて、空いている任意ポート番号を定めることができる。
【００６３】
ＰＤＬコントローラはＲｅｐｌｙでプリントポート番号（Ｐｒｉｎｔｐｏｒｔ）を得ると、プリントプロセス（２０２）を起動する（Ｓ３０４）。このとき、Ｐｒｉｎｔプロセスには、Ｒｅｐｌｙで得たポート番号が通知され、Ｐｒｉｎｔプロセスは自身の初期化処理において、画像処理装置のＰｒｉｎｔＰｏｒｔに接続することができる。
【００６４】
画像処理装置が何らかの都合により、プリント不可能な機器あるいは状態となっていたときは、このＲｅｐｌｙにおいてエラーを返すことも可能である。このとき管理プロセスはプリントプロセスを起動しないようにして、無駄にＣＰＵリソースを消費しないようにする構成ももちろん可能である。
【００６５】
起動したプリントプロセスと管理プロセスの間では、ＯＳのプロセス間通信の仕組みを用いて、データのやり取りを行うことができる。２１１から２１５は、このプロセス間通信を現し、管理プロセスとプリントプロセスの通信には２１２で現すチャネルを用いている。すなわち、上述のＰｒｉｎｔＰｏｒｔの番号をプリントプロセスに通知するのは、この仕組みを用いている。ＯＳによって、プロセス間通信の仕組みには、メッセージキューやパイプあるいはソケットと呼ばれるものがあるが、もちろんどれを用いて実装してもかまわない。本実施形態では、双方向通信チャネルとしているが、片方向通信の仕組みを２チャンネル用いて実装してももちろん構わない。
【００６６】
管理プロセスは次に、ステップ３０５からＳ３０８において、プリントプロセスと同様に、ビデオプロセス（２０３）とスキャンプロセス（２０４）を起動する。ここまで行った後に、管理プロセスは一端Ａｄｍｉｎｐｏｒｔへの接続セッションを切断し、通常処理状態となる（Ｓ３０９）。通常処理状態とは、各プロセスその他の要求および自身の必要に応じて、Ａｄｍｉｎｐｏｒｔに再度セッションを張り、必要なＣｏｍｍａｎｄ−Ｒｅｐｌｙのやり取りを行う処理である。すなわち、以後は一組のＣｏｍｍａｎｄ−Ｒｅｐｌｙの組毎に、Ａｄｍｉｎ
ｐｏｒｔのセッションは接続・切断される。
【００６７】
また、起動された個々のプロセスが、ジョブ処理での必要性に応じて、直接Ａｄｍｉｎｐｏｒｔに接続して、情報を入手するということも可能である。ＡｄｍｉｎｐｏｒｔはＣｏｍｍａｎｄ−Ｒｅｐｌｙ毎にセッションが張られるので、このルールさえ守ればサーバ側のＯｐｅｎするポートは１つでも構わないが、ＴＣＰの機能を用いて、サーバ側で多重接続を可能とすることももちろん可能である。このときサーバ側の用意するＡｄｍｉｎポートは９０００番のみであるが、クライアントはプロセスごとにＡｄｍｉｎ用のポートを割り振る必要がある。
【００６８】
ビデオプロセス２０３は起動されると、ビデオＩ／Ｆ制御プロセス（２０５）を起動する。ビデオＩ／Ｆ制御プロセスは、ドライバ（２０７）を通じてＶｉｄｅｏＩ／Ｆハードウェアの制御を行うプロセスで、直接ハードウェアを扱うためタイミング的にシビアであり、別プロセスとしてしる。ビデオＩ／Ｆ制御プロセスは、ビデオプロセスから可能なタイミングを教えてもらい、ページメモリから画像データを転送する。データはＣＭＹＫカラー多値の場合膨大な容量となるため、転送処理事態はハードウェア回路により行われ、ＶｉｄｅｏＩ／Ｆに信号同期して転送される。これを制御するためのＩ／ＦとしてＶｉｄｅｏＩ／Ｆドライバ（２０７）が用意されている。
【００６９】
［プリント動作の流れの説明］
図４は、プリントプロセスのプリント時の処理を示した処理フローである。外部Ｉ／Ｆ（１１２−１）を介して、ホストコンピュータよりプリントジョブを受け取ると、プリントプロセスは処理を開始し、まず、送られてきたＰＤＬジョブを受信する（Ｓ４０１）。プリントジョブは、ＰＳやＰＣＬ，ＬＩＰＳといった、いわゆるページ記述言語（ＰＤＬ）で書かれＰＤＬジョブ形式ものであり、ホストコンピュータ等の上で動作しているアプリケーションプログラムから、プリントドライバを介して生成されたものである。すなわちＰＤＬジョブは、各ページの要求する用紙のサイズやメディア、両面／片面指定、カラーモード、Ｆｉｎｉｓｈｉｎｇと言った、シーケンスを構築するのに必要な情報（モード指定）と、各ページのＰＤＬ形式の画像データを合わせて持っている。
【００７０】
そして、受け取ったＰＤＬジョブから、モード指定を抽出する（Ｓ４０２）。これを解析してＦｉｎｉｓｈｉｎｇや両面等の処理を含めてどの給紙段から何枚ずつ給紙しどの排紙段に出すか、あるいは途中何枚目で給紙段を切り替えるか、といった一連のジョブ・コマンド・シーケンスを組み立てる（Ｓ４０３）。
【００７１】
コマンドシーケンスは、ＳｔａｒｔＪｏｂ→ＪｏｂＰａｒａｍｅｔｅｒＳｅｔ（複数回）→ＳｔａｒｔＢｉｎｄｅｒ→ＢｉｎｄｅｒＰａｒａｍｅｔｅｒＳｅｔ（複数回）→ＳｔａｒｔＤｏｃｕｍｅｎｔ→ＤｏｃｕｍｅｎｔＰａｒａｍｅｔｅｒＳｅｔ（複数回）→ＳｔａｒｔＰａｇｅ→ＰａｇｅＰａｒａｍｅｔｅｒＳｅｔ（複数回）→ＥｎｄＰａｇｅ→ＥｎｄＤｏｃｕｍｅｎｔ→ＥｎｄＢｉｎｄｅｒ→ＥｎｄＪｏｂという流れで送られるコマンドの列である。プリントポートより、各々のコマンドを画像処理装置に送ると、それに対応するＲｅｐｌｙが画像処理装置側から送られてくる。
【００７２】
ここで、ＳｔａｒｔＪｏｂからＥｎｄＪｏｂまでが一つのジョブのシーケンスとなる。ＪｏｂＰａｒａｍｅｔｅｒＳｅｔは、そのジョブ全体にかかわるパラメータ、例えばユーザ名やパスワード等をセットするコマンドである。
【００７３】
一つのジョブ中には複数のバインダー単位を含めることができる。バインダー単位とは、主にＦｉｎｉｓｈｉｎｇを行う単位を示したもので、ＳｔａｒｔＢｉｎｄｅｒからＥｎｄＢｉｎｄｅｒまでが一つのバインダーを示す。ＢｉｎｄｅｒＰａｒａｍｅｔｅｒＳｅｔはそのバインダにおけるＦｉｎｉｓｈｉｎｇ指定などのパラメータをセットするコマンドである。
【００７４】
同様に一つのバインダ中には、複数のドキュメント単位を含めることができる。ＳｔａｒｔＤｏｃｕｍｅｎｔからＥｎｄＤｏｃｕｍｅｎｔまでが一つのドキュメントとなる。ドキュメント単位とは、主にカラーか白黒かといったからモードや、複数ページに渡る画像処理の指定を行う単位である。ＤｏｃｕｍｅｎｔＰａｒａｍｅｔｅｒＳｅｔコマンドでそのドキュメントにおけるこれらのパラメータを指定する。
【００７５】
一つのドキュメントは複数のページから構成される。ＳｔａｒｔＰａｇｅからＥｎｄＰａｇｅまでが１ページを示し、ＰａｇｅＰａｒａｍｅｔｅｒＳｅｔによってそのページ固有の処理パラメータを指定する。例えば、ページによって印刷する媒体のサイズが異なる場合には、ここでそのページ固有のサイズが指定される。
【００７６】
通常は、１ジョブ中に１バインダ、１ドキュメント、複数ページの構成となっている。図を簡略化するため、ステップＳ４０４におけるジョブパラメータ送信は、この通常のジョブ構成における、ＪｏｂＰａｒａｍｅｔｅｒＳｅｔ，ＢｉｎｄｅｒＰａｒａｍｅｔｅｒＳｅｔ，ＤｏｃｕｍｅｎｔＰａｒａｍｅｔｅｒＳｅｔのパラメータを送信することとしている。すなわちジョブシーケンスにおけるＳｔａｒｔＪｏｂコマンドからＤｏｃｕｍｅｎｔＰａｒａｍｅｔｅｒＳｅｔまでがジョブ全体に関るパラメータとなる。
【００７７】
ステップＳ４０４において、ジョブ全体にかかわるパラメータを画像処理装置に送信すると、次にステップＳ４０５においてページデータの解析および画像展開を行う。これはページ単位のＰＤＬデータを切り出して、メモリ上のフレームバッファ領域に、ビットマップイメージであるラスターイメージデータとして展開することである。これとともに、そのページのみに指定されるべきパラメータも抽出される。
【００７８】
展開した１ページの画像データは、ステップＳ４０６において、圧縮して一旦メモリまたはＨＤＤに格納する。
【００７９】
そして、次に、ステップＳ４０７において、ジョブパラメータと同様にプリントポートを介して、画像処理装置に、そのページのページパラメータ、すなわちＳｔａｒｔＰａｇｅおよびＰａｇｅＰａｒａｍｅｔｅｒＳｅｔを送る。
【００８０】
このとき、ステップＳ４０８において、ビデオプロセスに対し、上述したプロセス間通信の仕組みを用い、そのページの画像送信依頼を出す。ステップＳ４３０はプロセス間通信を示しており、いわゆるＦＩＦＯ動作を行うキューとなっている。プリントプロセスからは、転送要求に付随するパラメータとしてページのＩＤが送られている。
【００８１】
転送依頼を出した後は、ステップＳ４０９において、そのページがジョブ中の最終ページであったかどうかを確認する。最終ページでない場合は、ステップＳ４０５の処理に戻り、続くページの一連の処理を行う。
【００８２】
最終ページであった場合は、ステップＳ４１０において、ジョブエンドすなわち、ＥｎｄＤｏｃｕｍｅｎｔ，ＥｎｄＢｉｎｄｅｒ，ＥｎｄＪｏｂコマンドを送信し、１ジョブ分の処理終了となる。
【００８３】
尚、先に述べたとおり、ジョブ中には複数のバインダ、バインダ中には複数のドキュメントを含むことも可能である。このような場合に対応するため、実際には、ステップＳ４０４およびステップＳ４１０の処理はジョブ、バインダ、ドキュメントのパラメータ送信およびエンド送信に分割されている。バインダおよびドキュメントのエンド送信の直後には、それぞれ最終バインダあるいはドキュメントであったかどうかの判断が入っており、最終でなかった場合には、それぞれのスタートまでループする構造としている。このようにして、複数バインダおよびドキュメントの処理も可能となっているのである。
【００８４】
画像処理装置は、すでに受け取ったページパラメータに基づき、ページ単位でのＶｉｄｅｏＩ／Ｆからの画像受信の準備を行っている。
【００８５】
ビデオポートにおけるページ画像データ送信のコマンドシーケンスは、ＲｅｑｕｅｓｔＶｉｄｅｏ→ＶｉｄｅｏＳｔａｒｔ→ＶｉｄｅｏＩ／Ｆによる画像転送→ＶｉｄｅｏＥｎｄというシーケンスになっている。これは、ハードウェアＶｉｄｅｏＩ／Ｆの送信開始と終了のタイミングを同期するためのシーケンスである。
【００８６】
ビデオプロセスは、ステップＳ５２１に示すとおり、スタートすると常にステップＳ４３０のキューから、画像転送依頼が届いているかを確認している。転送依頼が来たら、ステップＳ４２１において、画像処理装置に対して、受信準備が完了しているかの問い合わせを行う。このとき用いられるのがＲｅｑｕｅｓｔＶｉｄｅｏコマンドであり、ステップＳ４３０のキューから得た、転送すべきページのＩＤを画像処理装置に通知し、転送準備ができているかどうかを確認する。
【００８７】
画像処理装置側の受け入れ準備が完了していたら、ステップＳ４２３において、ビデオプロセスはビデオＩ／Ｆ制御プロセス（２０５）に対し、ページＩＤの示すメモリ領域の画像を転送可能とするように指令する。ビデオＩ／Ｆ制御プロセス（２０５）は、ハードウェアのページシンク等の同期信号を待ち、同期して画像送信できるようにビデオＩ／Ｆのレジスタをセットする。ビデオＩ／Ｆ制御プロセスの準備完了を待って、ビデオプロセスが、画像処理装置にＶｉｄｅｏＳｔａｒｔコマンドを出し、それのＲｅｐｌｙがＡｃｋで返った後、すぐに画像処理装置からＶｉｄｅｏＩ／Ｆに同期信号が出され、画像データの転送処理が開始される。
【００８８】
ビデオプロセスはＶｉｄｅｏＳｔａｒｔコマンドのＲｅｐｌｙを受け取ったら、一定のタイミングをもってＶｉｄｅｏＥｎｄコマンドを送っている。このコマンドがステップＳ４２４における転送成功確認のコマンドであって、画像処理装置は転送完了を待って、その結果がＯＫならば成功を、圧縮保存等の処理が間に合わず正しく転送完了できなかった場合（後述）はＮＧを、Ｒｅｐｌｙとして返す。このＮＧは再送要求を兼ねており、同一ページ画像の再転送を要求している意である。
【００８９】
従って、転送が失敗した場合は、ステップＳ４２３に戻り、同じページＩＤのページデータを再度転送処理する。成功した場合は、ステップＳ４２１の処理に戻って、続くページの転送依頼があれば、再び同じシーケンスを繰り返すようになっている。
【００９０】
このように、プリントプロセスとビデオプロセスを別プロセスとすることにより、ある程度のページのＲＩＰおよびパラメータ送信を先行した後には、プリントジョブシーケンス送信と、ＶｉｄｅｏＩ／Ｆにおける画像データ転送処理とを並列に処理することが可能となっている。もちろん、１ジョブのシーケンスを送り終わった後に、そのジョブの画像転送が全ページ完了していなくとも、次のジョブシーケンスを送り始めることが可能となる。
【００９１】
［画像処理装置制御部のプリント動作］
画像処理装置制御部（１０）は画像データを圧縮しつつ、内蔵するメモリ上のフレームバッファに格納していく。予め設定された圧縮率が十分でなく、フレームバッファがオーバーフローしたり、転送速度に画像処理制御部の処理が追いつかなかった場合は、そのページの転送は失敗となり、圧縮率を再設定するなど転送失敗しにくい条件に内部状態を変更して再送要求を出す。
【００９２】
ＰＤＬコントローラ（１１）から画像処理装置制御部（１０）に送られてきた画像データは、フレームバッファに格納後、一旦ＨＤＤまたはメモリの特定領域に保存される。このとき、予めプリントポートにて送られてきているジョブシーケンスのＦｉｎｉｓｈｉｎｇその他の各種モードの設定値により、全ページ分の画像データを受信するまで待つようにしたり、あるいは、１ページ分以上の画像データを受信した時点でプリンタに起動を掛けるようにできる。
【００９３】
例えば、ジョブは通常１ページ目から最終ページまで順に並んだ形で画像送信されるが、ＦａｃｅＵｐ出力である場合には、最終ページから印刷すると、出力が１ページから順に並んだ状態でユーザが受け取れる。このような場合には、一端全ページ分のデータを格納した後にプリンタを起動するのがよい。しかしＦｉｎｉｓｈｉｎｇする場合には、ＦａｃｅＤｏｗｎ出力であるプリンタでは、Ｆｉｎｉｓｈｉｎｇ指定された場合は、１ページ目から印刷する必要がある。この場合には、全ページ受信まで待たなくともプリンタ起動することができ、印刷開始時期を早めることもできる。
【００９４】
画像形成装置（１３）の起動においては、ＰＤＬコントローラ（１１）から送られてきたジョブシーケンスに基づき、給紙段や両面印刷、Ｆｉｎｉｓｈｉｎｇ等のモードを指定し、画像形成装置（１３）の動作が要求するページ順にて、画像データに関連するページ情報を不図示のメモリ上の内部キューに配置する。このとき少なくとも最初に送信される画像データは、メモリ上のフレームバッファに展開しておき、残りのＨＤＤに格納されている画像データは、フレームバッファが空き次第、順次ＨＤＤからメモリに転送されるようにする。
【００９５】
そして、画像形成装置（１３）からの画先信号に同期して、キューに入っているページ情報の順に、画像データを画像形成装置（１３）に送出する。画像形成装置（１３）は送られてくる１ページごとの画像を、指定された給紙段の媒体上に形成し、指定されたＦｉｎｉｓｈｉｇを行って機外に排出する。
【００９６】
［ＴＡＧビット信号］
ＰＤＬコントローラ（１１）が、ホストコンピュータ（１４）からのジョブを、画像に展開をする際に、ＰＤＬ言語の記述に基づくと、画像の特定領域が文字／グラフィックであるか、それとも写真のようなもともとビットマップの画像であるかを判別することができる。ＰＤＬコントローラ（１１）は、ラスターイメージへの展開時に、これらの情報を合わせて領域情報として保存しておく。これを、画像処理装置制御部（１０）に対するＴＡＧ信号の生成に用いることができる。
【００９７】
言ってみれば、これは「画素単位パラメータ」であって、画像処理装置制御部（１０）はこのＴＡＧ信号を画像データと共にＶｉｄｅｏＩ／Ｆよりハード的に受け取り、これを用いて、画素単位で最適の画像処理を行って、出力を行うことができる。
【００９８】
［ＰＤＬコントローラの圧縮機能］
ＰＤＬコントローラ（１１）は、展開したラスター画像の圧縮および展開機能を備えている。ラスター展開した画像データを、一旦圧縮してＨＤＤに保存し、ＶｉｄｅｏＩ／Ｆにおける画像データ転送時に、再びフレームバッファ上に展開する。これによって、前のページの転送が終わっていなくとも、画像展開を、ＨＤＤの容量など処理の可能な範囲で先行して行っておくことが可能である。
【００９９】
［その他のプリント動作の特徴］
本実施形態のＰＤＬコントローラでは、ＰＤＬ言語としてＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔ（ＰＳ）を処理することができるようにしている。しかし、その他ＰＣＬ，ＰＤＦ，ＬＩＰＳ等の複数のＰＤＬデータを処理するように構築することももちろん可能である。
【０１００】
また、ユーザはドライバ（ＰＰＤ）にて所望する画像の画質の高低を指定できる。この指定によって、ＰＤＬコントローラは、この指定をもって、ＨＤＤに一時格納する画像の圧縮率の高低を調整し、画質劣化の度合いを調整することができる。
【０１０１】
［スキャン動作の流れの説明］
次に、図５を用いて、スキャンプロセス（２０４）におけるスキャン動作について説明する。
【０１０２】
スキャンプロセス（２０４）は、ホストコンピュータ（１４）よりスキャン動作の要求を受け取ると（Ｓ５０１）、同時に指定されてくるモード指定情報を抽出する（Ｓ５０２）。モード指定情報とは、読み取る画像をＲＧＢカラー多値として読み込みたいのか、白黒として読み込みたいのか、あるいは原稿に応じて自動でカラー・白黒を切り替えて読み取りたいのか、というカラーモード指定や、読み取る画像がプラテンガラス上にセットされた１枚の画像なのか、あるいは自動原稿送り装置（ＤＦ）にセットされた複数枚からなるドキュメントなのか、という読取モード指定の指定、あるいは画像を読み取る範囲の座標情報間などである。
【０１０３】
そして、ステップＳ５０３において、抽出した情報を元に、ジョブシーケンスを構築する。スキャンジョブのコマンドシーケンスは、ＳｔａｒｔＳｃａｎＪｏｂ→ＳｃａｎＰａｒａｍｅｔｅｒＳｅｔ→ＥｎｄＳｃａｎＪｏｂの３つのコマンドから構成される。ただし、ＳｃａｎＰａｒａｍｅｔｅｒＳｅｔに関しては必要なパラメータの数に応じて複数回連続で送ることができる。
【０１０４】
ステップＳ５０４において、このジョブシーケンスを画像処理装置制御部（１０）にスキャンポートを介して送信する。このジョブシーケンスは、あくまで画像処理装置制御部（１０）に読取動作の開始を指示するだけのものである。読み取った画像データをＰＤＬコントローラ側に吸い上げるには、また別のコマンド群を用いている。
【０１０５】
ジョブシーケンスを受け取った画像処理装置制御部（１０）側においては、セットされてきたパラメータに基づくモードで、画像読取装置（１２）を起動する。そしてハードウェアのＳｙｎｃ信号に合わせて画像読取装置（１２）から送られてくる画像データを受け取り、内蔵するメモリまたはＨＤＤ装置（１０４）に、ページ毎に順次格納してゆく。
【０１０６】
ステップＳ５０５においては、スキャンプロセスは画像処理装置制御部（１０）に対し、１ページ分の画像読み込みが完了したかどうかを問い合わせている。このコマンドは、ＲｅｔｒｉｅｖｅＲｅｑｕｅｓｔであり、画像処理装置制御部（１０）はそのＲｅｐｌｙでＯＫ／Ｎｏｔｙｅｔを返す。ＯＫの場合は、少なくとも１ページ分の画像データが読み取られ、圧縮されて画像処理装置制御部（１０）内のメモリ領域またはＨＤＤ装置（１０４）に格納されている状態で、ＰＤＬコントローラに対し画像データ転送できる状態となったことを示す。このときのＲｅｐｌｙにはページＩＤが不可されている。このページＩＤは、読み取ったページの順となっている。尚、Ｎｏｔｙｅｔのリプライのときは、まだ読み取り動作中であって格納が完了していない。このときスキャンプロセスは一定時間を置いて、ステップＳ５０５の処理を繰り返すことになる。
【０１０７】
ステップＳ５０６でスキャンプロセス（２０４）は、ＲｅｔｒｉｅｖｅＰａｇｅコマンドをＲｅｑｕｅｓｕｔで受け取ったページＩＤと共に送り、そのＲｅｐｌｙに付随するデータとして、ページデータを受け取る。ここで画像がカラーＲＧＢ多値の場合は、ＪＰＥＧ圧縮されたデータが送られてくる。白黒２値の場合はＪＢＩＧ圧縮されたデータとなる。つまり、スキャンポートによって画像データを受信するわけである。
【０１０８】
いずれの場合も単なるパラメータの場合とは異なり、非常に大きなバイト列となるため、このＲｅｐｌｙパケットはいくつかに分割されて送られる。スキャンポートは説明してきたとおりイーサネット（登録商標）上に多重チャンネルの一つとして構築されているので、転送スピードは大したものではない。従って、読み取りパラメータをあまり高画質に設定すると、すなわちそれは低圧縮画像となって容量がさらに巨大になり、パフォーマンスが出ないことになる。尚、画像読取装置（１２）と画像処理装置制御部（１０）との間の画像転送は、ＶｉｄｅｏＩ／Ｆと同様の画像転送専用ハードウェア信号線を用いているので、画像読取装置（１２）の読取速度に合わせた転送が可能である。よってこれらのことを加味し、十分なパフォーマンスが出てそれなりの画質を得られる圧縮率を設定する必要がある。これはネットワークＩ／Ｆ自体のスピードにも依存する。
【０１０９】
受け取りが完了したページＩＤの画像に対しては、消去要求ＤｅｌｅｔｅＰａｇｅを、ページＩＤをパラメータとして付随して送る。これを受け取った画像処理装置制御部（１０）は内蔵メモリ領域またはＨＤＤから、そのページ画像を消去する。
【０１１０】
画像データの読み込みが終わったページデータは、順次ホストコンピュータにデータ送信してゆく（Ｓ５０７）。もちろん図５のように、ページごとに順次ホストに送るのではなく、最終ページまで読み取ってから、ジョブ全体のページをまとめて（あるいは順番を並べかえて）送信するようにしてもよい。また、ビデオとプリントの関係のように、専用にホストコンピュータへの画像送信用プロセスを持つ構成とし、画像処理装置制御部（１０）からの読取処理とホストへの送信処理を並列に行うようにすることももちろん可能である。
【０１１１】
そして、ステップＳ５０７において、画像処理装置制御部（１０）から受け取った画像が、最終ページであったがどうかを確認する。これはＬａｓｔＰａｇｅＣｈｅｃｋコマンドによって行われ、ＲｅｐｌｙでＹｅｓ／Ｎｏが返される。最終ページでないばあいには、ステップＳ５０５まで戻り繰り返す。最終ページであったなら、そのスキャンジョブは完了となる。
【０１１２】
尚、ここではホストコンピュータ（１４）からジョブが来てホストコンピュータに画像データを送る場合について説明したが、ＰＤＬコントローラ（１１）自身の操作部からジョブを送り、ＰＤＬコントローラ（１１）内に格納して完了としたり、あるいはＰＤＬコントローラ（１１）内に格納してある画像を、例えばＥｍａｉｌ添付の形で、任意のアドレスで送ったりするようにすることも、もちろん可能である。ＰＤＬコントローラへの読取格納までの指示のみをホストコンピュータが出すようにしたり、すでにＰＤＬコントローラ内に格納されている画像データをホストコンピュータ側から取り出したりすることももちろん可能である。さらには、ＰＤＬコントローラ内部に格納されている画像データを、プリントポートで送るプリントジョブにマージしてプリント処理するといったユーティリティへの応用も考えられる。いずれにせよ、図５の本質的な部分は、スキャンプロセス（２０４）と画像処理装置制御部（１０）との間の制御である。
【０１１３】
［プリントとスキャンの並列動作］
以上述べてきたように、本実施形態のＰＤＬコントローラによれば、ホストコンピュータからのプリント指令の実行と、他のホストコンピュータからのスキャン指令の実行を、パフォーマンスに影響させずに並列に処理することが可能となる。
【０１１４】
外部ホストに対するプリント用のポートは、図１における外部ネットワークＩ／Ｆ部１（１１２−１）を介して、トランスポート層のＴＣＰ／ＩＰプロトコル上に実装されている。例えば、ＬＰＲプロトコル用としては、５１５番ポートを、Ｐｏｒｔ９１００用としては９１００〜９１０３ポートまでをプリント用として開いている。ＰＤＬコントローラ（１１）はサーバとして動作しており、プリント用ポートは多重化されているため、同一ポート番号であっても複数のクライアントＰＣと接続可能である。
【０１１５】
スキャン用ポートについてももちろん、専用に１ポート割り当てても良いが、プリント用ポートと兼用することも可能である。すなわち、スキャンユーティリティ（あるいはドライバ）に、サーバに接続した時点で、自身がスキャン用として接続したい旨を通知するプロトコルとし、サーバ側では外部ポートに対し接続の振り分けプロセスを起動しておき、スキャン用ユーティリティと判別した際には、Ｓｃａｎプロセスに接続させるようにすればよい。
【０１１６】
プリントに関しては、同時に複数のクライアントから印刷要求が来ても、ジョブだけ受け取っておけばクライアント側は開放される。受け取ったジョブは内部でキューイングしておき、実際のプリント動作は順に実行すればよい。
【０１１７】
スキャンに関しては、通常スキャナを動かし、読み取った画像をクライアントに返すという作業が必要になるため、１台のクライアントがスキャンプロセスに接続している状態では他のクライアントは接続しない方が良い。従って振り分けプロセスにおいては、１台のクライアントが接続されている状態では、他のクライアントにはビジーを返すようにしている。
【０１１８】
このように、クライアント側の接続に関しては、プリントと（一つの）スキャンの並列動作については全く支障がない。問題は画像データの転送部であって、ここが共通のＶｉｄｅｏＩ／Ｆ部を使用していると、ＰＤＬコントローラ（１１）内でビデオプロセスが画像転送中である場合には、スキャンジョブは待たされ、さらにはスキャンプロセスに接続しているクライアントＰＣ自体も処理を待たされることになる。また、ＶｉｄｅｏＩ／Ｆというハードウェアリソースを、プリントとスキャンという別のプロセスが使用することになるので、排他制御等が必要となって、処理も若干複雑になる。
【０１１９】
しかし、上記で示してきたとおり、本実施形態では、ＶｉｄｅｏＩ／Ｆはプリント用画像データ専用の転送経路としているため、ＰＤＬコントローラと画像処理装置間でのプリントとスキャンの画像転送は、互いに影響することなく、完全に並列に行うことができる。
【０１２０】
コマンド通信路であるネットワークＩ／Ｆは、スキャン以外のプロセスは、通常、コマンドとそれに付随するパラメータ以外は送受信しないため、帯域幅のほとんどをスキャンデータ転送に使用することが可能であるため、双方向ＶｉｄｅｏＩ／Ｆ通信路を用いるときよりは、若干転送パフォーマンスは劣るが、コマンド通信路でプリントもスキャンもどちらのデータも転送する場合よりは有利となる。
【０１２１】
また、スキャンデータ転送にコマンド通信路を用いることにより、画像処理側で予めＪＰＥＧ／ＪＢＩＧ等の圧縮を行っておく必要があるため、画質的にはＶｉｄｅｏＩ／Ｆを用いた場合よりも落ちることになるはずである。しかし、実際には、ＰＤＬコントローラからホストコンピュータへの画像転送もネットワークを介してであるため、ＰＤＬコントローラがラスター・データを取り込めたとしても、どのみちホストに転送する場合には圧縮が必要であるため、スキャン画質に対する影響はない。
【０１２２】
もちろん、ホストおよび画像処理装置の両方に、ギガビット・イーサのような広帯域ネットワークＩ／Ｆを用いることができる場合には、ラスター・データをＰＤＬコントローラに取り込みホストへ送信するようにする系も、もちろん実装可能である。その場合であっても、プリントとの並列同時動作において、本発明がパフォーマンス的に有効であることは明らかである。
【０１２３】
以上説明してきたように、本実施形態によれば、双方向に制御データの通信を行うネットワークＩ／Ｆ部と、単方向に画像データの通信を行うＶｉｄｅｏＩ／Ｆ部とを使用して、ＰＤＬコントローラと画像処理装置制御部との間でのデータ通信を行う画像処理システムにおいて、ＰＤＬコントローラ及び画像処理装置制御部がスキャン動作する場合に、画像データの通信のために、ネットワークＩ／Ｆ部を使用するように制御した。
【０１２４】
特に、スキャン動作とプリント動作の並列動作を行う場合において、スキャン入力のためにネットワークＩ／Ｆ部を使用し、プリント出力のためにＶｉｄｅｏＩ／Ｆ部を使用することにより、装置のコストアップを招くことなく、既存の通信路の性能を最大限に生かした、並列動作に適した画像データ通信ができる。
【０１２５】
また、ＰＤＬコントローラはホストへの送信のために圧縮された画像データを必要とするので、画像処理装置制御部で入力画像データを圧縮させ、圧縮した画像データをネットワークＩ／Ｆ部を使用して受信するように制御した。これにより、及び各インタフェース部の帯域と転送データ量との最適化が図れ、効率的な画像データ通信ができる。
【０１２６】
（第２の実施形態）
タイミング処理等、ソフト構成上問題がないならば、ビデオＩ／Ｆ制御プロセスは、ビデオプロセス内で同等の処理を行い、あえて別プロセスとしない構成をとることも可能である。また、プリントシーケンスをシーケンシャルに処理するならば、ビデオプロセス自身も独立プロセスとせず、プリントプロセス内で処理するようにする構成ももちろん可能である。この場合、画像処理装置制御部側のポート構成も、ＰｒｉｎｔとＶｉｄｅｏを兼ねて一つのポート番号のみを用いるようにできる。この場合のプロセス構成図を図４に示す。
【０１２７】
尚、第１の実施形態で述べたＰＤＬコントローラからのホストコンピュータに対するポートと同様に、ＰｒｉｎｔとＳｃａｎのポートを共通化することももちろん可能であるが、この場合は、画像処理装置制御部側に振り分けタスク等の仕組みを実装する必要があり、またこのネットワークＩ／Ｆ（１１２−２）は、ＰＤＬコントローラ−画像処理装置間専用であるため、特にポートが不足する等の問題もないので、各々専用ポートとしている。さらに、接続するクライアントとなる、ＰＤＬコントローラ側のプロセスも、基本的に１プロセスであるため、特にポートを多重化してはいない。
【０１２８】
このようなプロセス構成とした場合、プリント処理のシーケンスは、図７に示すものとなる。
【０１２９】
プリント＆ビデオプロセス（以下プリントプロセス）は、まず、ステップＳ７０１において、外部Ｉ／Ｆ（１１２−１）を介して、ホストコンピュータ（１４）よりＰＤＬジョブ形式のプリントジョブを受け取る。
【０１３０】
そして、ステップＳ７０２において、受け取ったＰＤＬジョブから、モード指定を抽出し、解析してＦｉｎｉｓｈｉｎｇや両面等の処理を含めてどの給紙段から何枚ずつ給紙しどの排紙段に出すか、あるいは途中何枚目で給紙段を切り替えるか、といった一連のジョブシーケンスを組み立てる。
【０１３１】
それと共に、ステップＳ７０４において、ＰＤＬジョブ内の全ページの画像データ部分を取り出し、メモリ上のフレームバッファ領域に、ビットマップイメージであるラスターイメージデータに展開する。展開した画像データは、ステップＳ７０５にて、圧縮して一旦メモリまたはＨＤＤに格納する。本実施形態においては、画像データの転送は、全ページ連続してまとめて行うので、ジョブの全ページについて展開・圧縮・保存しておく。
【０１３２】
そして、次にステップＳ７０６において、画像処理装置との内部ネットワークＩ／Ｆ（１１２−１）上のプリントポートを介して、画像処理装置制御部（１０）に、構築したジョブシーケンスを実現するコマンドシーケンスを通知する。これは、第１の実施形態で述べた、ＳｔａｒｔＪｏｂからＥｎｄＪｏｂまでの一連のコマンドシーケンスである。もちろん、ジョブ内に複数バインダ、ドキュメント内に複数ドキュメントを含んでいても構わない。
【０１３３】
画像処理装置制御部（１０）では、受け取ったジョブシーケンスに基づき、ＶｉｄｅｏＩ／Ｆ部での画像受信の準備を行う。１ページでも準備が完了している状態となっていれば、ステップＳ７０７にて、ＰＤＬコントローラから送られてくるＲｅｑｕｅｓｔＶｉｄｅｏコマンドに対して、転送して欲しい最初のページＩＤをＲｅｐｌｙに付けて返すのは、第１の実施形態のＶｉｄｅｏポートでの動作と同様である。
【０１３４】
ステップＳ７０８、７０９の画像データ転送および再送処理についても、第１の実施形態のビデオプロセスおよびビデオＩ／Ｆ制御プロセスと同様である。プリントプロセスは、ハードウェアのページシンク等の同期信号を待ち、同期して画像送信できるようにビデオＩ／Ｆをセットしてから、画像処理装置制御部（１０）にＶｉｄｅｏＳｔａｒｔコマンドを出す。そのＲｅｐｌｙがＡｃｋで返れば、すぐに画像処理装置制御部（１０）からＶｉｄｅｏＩ／Ｆに同期信号が出され、画像データが転送処理が開始される。転送完了後はＶｉｄｅｏＥｎｄコマンドを送り、そのＲｅｐｌｙによって、同一ページを再送するか、次のページの画像を送るかを判断する。
【０１３５】
ステップＳ７１０においては、今送った画像が最終ページであったかどうかを判断する。これは送ったジョブのコマンドシーケンスに基づくので、第１の実施形態とは異なり、特に画像処理装置に問い合わせに行く必要はない。
【０１３６】
プリントジョブシーケンスの全ページ分の画像転送を確認したら、プリントプロセスにおけるジョブの処理は完了となる。
【０１３７】
（他の実施形態）
以上の２つの実施形態は、画像読取装置と画像形成装置を備えるデジタル複写機と、それに接続されるコントローラ装置から構成されるシステムについて説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の画像処理デバイスを備え同数以上のデータ転送可能な入出力通信経路を備える画像処理装置とそれに接続されるコントローラ装置から構成されるシステムであれば、適用可能であることは自明である。
【０１３８】
また、画像データの転送方向については、１つあるいは一部の通信経路が一方向であることが本質的であって、その方向がコントローラ装置から画像処理装置であってもその逆であってもどちらでも構わない。さらには、残りの通信経路で送られる画像データの転送方向が反対方向である必要もなく、接続されるデバイスに応じて、どちらの転送方向も同じであってももちろん差し支えない。
【０１３９】
また、上記実施形態では、スキャン動作のためにネットワークＩ／Ｆ部をプリント動作のためにＶｉｄｅｏＩ／Ｆ部を固定的に割り当てているが、スキャンジョブとプリントジョブが並列に実行されるときだけ、以上のような割り当てとし、一方で、直列に実行される限りは両方の動作に関してＶｉｄｅｏＩ／Ｆ部を共有して使用するようにしてもよい。
【０１４０】
また、本発明は、前述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体をシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ（またはＣＰＵやＭＰＵ）が記憶媒体（ホスト１４が備える記憶媒体、メモリ１１４等）に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、完成されることは言うまでもない。
【０１４１】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー（登録商標）ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ＲＯＭを用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているＯＳなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【０１４２】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きもまれた後、次のプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるＣＰＵなどが処理を行って実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【０１４３】
また、このような記憶媒体を含む装置をネットワーク上に配置させておき、記憶媒体に記憶されたプログラムをネットワークを介して所定の装置へダウンロードし、ダウンロードしたプログラムを実行することによっても、本発明の上記実施形態の機能が実現されることは言うまでもない。
【０１４４】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、双方向に制御データの通信を行う第１通信手段と、単方向に画像データの通信を行う第２通信手段とを使用して、画像処理装置と他の画像処理装置との間でのデータ通信を行う際に、画像処理装置及び他の画像処理装置が実行する画像入出力動作に応じて、画像データの通信のために第１通信手段を使用するように制御することことにより、画像通信に係る構成のコストアップを招くことなく、所望とする画像入出力動作の状態に応じた最適な画像データ通信ができるという効果がある。
【０１４５】
また、本発明によれば、双方向に制御データの通信を行う第１通信手段と、単方向に画像データの通信を行う第２通信手段とを使用して、画像処理装置と他の画像処理装置との間でのデータ通信を行う際に、前記画像処理装置が圧縮された画像データを必要とする場合、他の画像処理装置からの圧縮画像データの受信のために第１通信手段を使用するように制御することにより、圧縮画像データを必要とする場合において効率的な画像データ通信ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る画像処理システムのシステム構成を示すブロック図である。
【図２】第１の実施形態における、ＰＤＬコントローラの制御プログラムのプロセス構造とデータフローの一例を示すブロック図である。
【図３】第１の実施形態における、管理プロセスの起動時の処理を示したフローチャートである。
【図４】第１の実施形態における、プリント時のプリントプロセスおよびビデオプロセスの、処理の一例を示すフローチャートである。
【図５】第１の実施形態における、スキャン時時のスキャンプロセスの、処理の一例を示すフローチャートである。
【図６】第２の実施形態における、ＰＤＬコントローラの制御プログラムのプロセス構造とデータフローの一例を示すブロック図である。
【図７】第２の実施形態における、プリント時のプリントプロセスおよびビデオプロセスの、処理の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
１０画像処理装置制御部
１１ＰＤＬコントローラ
１２画像読取装置
１３画像形成装置
１４ホストコンピュータ
１０１ＣＰＵ
１０２ネットワークＩ／Ｆ部
１０３ＶｉｄｅｏＩ／Ｆ部
１０４ＨＤＤ装置
１１１ＣＰＵ
１１２ネットワークＩ／Ｆ部２
１１２−１ネットワークＩ／Ｆ部１
１１３ＶｉｄｅｏＩ／Ｆ部
１１４メモリ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an image processing apparatus capable of communicating with an image processing apparatus, such as a control unit of a digital copying machine, a data communication method, and a program.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a PDL controller that develops each page of a print job described in PDL into an image and generates raster image data has been used. The PDL controller is connected to an image processing apparatus such as a copying machine via a command I / F for exchanging commands and a Video I / F for exchanging Video image data. Has been used as
[0003]
The PDL controller analyzes the received PDL job and forms a raster image from a host computer connected via a network or the like. Then, a command sequence constructed based on the analysis result is sent to the control unit of the image processing apparatus via the command I / F, and the image data is sent via the Video I / F after that or in parallel. . The image processing apparatus control section activates the image forming apparatus section based on the received command sequence and image data, forms an image on a paper medium, and outputs it outside the apparatus. A PDL controller having such a function is disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-027939.
[0004]
On the other hand, the PDL controller may also serve as a scan controller, and the connected image processing apparatus is not only equipped with an image forming apparatus such as a printer, but may be combined with an image forming apparatus such as a copying machine and an image reading apparatus. Connected to the image processing device.
[0005]
In this conventional image processing system capable of scanning, a video I / F which is an image transfer path is used for transferring image data between a controller and an image processing apparatus. The Video I / F uses bidirectional communication hardware, and can switch the direction of data transfer from the controller to the image processing apparatus during printing and from the image processing apparatus to the controller during scanning.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, such a PDL print image processing system has the following problems. That is, normally, for printing from a host computer, a printer driver is started from application software that has created a document, and a print command is issued to a printer controller via an I / F such as a network. On the other hand, in scanning, a scan application is started on the host computer and a scan command is issued to the controller device, and the scan command is waited for an image to be sent, or a scan command is issued from an operation unit provided in the controller device itself. And temporarily stores the image data in a storage unit such as a hard disk device of the controller device. After that, a work flow of sending image data from the operation unit to the host computer or downloading an image stored from the host computer is generally used.
[0007]
In the above-described conventional image processing system, since the bidirectional Video I / F of the same hardware is used, one of the image processing apparatuses used in the print operation and the scan operation is different irrespective of the parts used. In the case of the work being performed, the user who intends to perform the other work has to wait until the work in progress is completed. At this time, when printing during scanning, the print job does not need to be thrown away from the normal user, so the job start is delayed, so there is not much problem, but the user who scans during the printing operation is not a problem. Had been unable to do anything until the printing work was completed.
[0008]
Further, as described above, it is necessary to use bidirectional hardware as the Video I / F used for image transfer, which has led to an increase in the cost of the system.
[0009]
Further, a network I / F such as Ethernet (registered trademark) is often used for an I / F between the controller device and the host computer. In the case of, it is impossible to send the bitmap raster image as it is in terms of capacity.Even if a high-quality raster image is read into the controller device, irreversible compression with a high compression rate accompanied by image quality degradation will eventually occur in the controller device. Then, it is necessary to transfer the image data to the host computer after that, and the high-quality bidirectional Video I / F is wasted.
[0010]
The present invention is to solve the above-described problem, and uses a first communication unit that performs bidirectional control data communication and a second communication unit that unidirectionally communicates image data. When performing data communication between an image processing apparatus and another image processing apparatus, a first communication for image data is performed according to an image input / output operation performed by the image processing apparatus and the other image processing apparatus. An image processing apparatus and a data processing apparatus that can perform optimal image data communication according to a desired image input / output operation state without causing a cost increase of a configuration related to image communication by controlling to use a communication unit. It is an object to provide a communication method and a program.
[0011]
In addition, the present invention uses a first communication unit for communicating control data in two directions and a second communication unit for communicating image data in one direction, so that the image processing apparatus and another image processing apparatus can communicate with each other. When the image processing apparatus needs compressed image data when performing data communication between the first and second image processing apparatuses, the first communication unit is used to receive compressed image data from another image processing apparatus. Therefore, an object of the present invention is to provide an image processing apparatus, a data communication method, and a program capable of performing efficient image data communication when compressed image data is required.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an image processing apparatus of the present invention is an image processing apparatus capable of communicating with another image processing apparatus, and performs bidirectional communication of control data with the other image processing apparatus. A first communication unit that performs communication, a second communication unit that performs unidirectional communication of image data with the other image processing device, and an image input / output operation that is performed by the image processing device and the other image processing device And control means for controlling the first communication means to use the first communication means for communication of image data.
[0013]
Further, the image processing apparatus of the present invention is an image processing apparatus capable of communicating with another image processing apparatus, and a first communication unit for performing bidirectional control data communication with the other image processing apparatus. A second communication unit that performs unidirectional communication of image data with the other image processing apparatus, and a second communication unit that transmits compressed image data when the image processing apparatus requires compressed image data. And control means for controlling to use the first communication means for receiving the compressed image data.
[0014]
Further, the data communication method of the present invention uses the first communication means for communicating control data in two directions, and the second communication means for communicating image data in one direction, so that the image processing apparatus can communicate with another image processing apparatus. A data communication method for performing data communication with an image processing apparatus, the method comprising: communicating with image data according to an image input / output operation performed by the image processing apparatus and the other image processing apparatus. It is characterized by controlling to use one communication means.
[0015]
Further, the data communication method of the present invention uses the first communication means for communicating control data in two directions, and the second communication means for communicating image data in one direction, so that the image processing apparatus can communicate with another image processing apparatus. A data communication method for performing data communication with an image processing apparatus, wherein the image processing apparatus requires compressed image data, and receives compressed image data from the other image processing apparatus. The first communication means is controlled to use the first communication means.
[0016]
Further, the program of the present invention uses the first communication means for communicating control data in two directions and the second communication means for communicating image data in one direction, so that the image processing apparatus and another image processing apparatus can be used. A program for executing a data communication method of performing data communication with a device, the method comprising the steps of: executing image data communication according to an image input / output operation performed by the image processing device and the other image processing device. For this purpose, the first communication means is controlled to be used.
[0017]
Further, the program of the present invention uses the first communication means for communicating control data in two directions and the second communication means for communicating image data in one direction, so that the image processing apparatus and another image processing apparatus can be used. A program for executing a data communication method for performing data communication with a device, wherein the image processing device needs compressed image data, and the compressed image data from the other image processing device. Is controlled so as to use the first communication means for receiving the first communication means.
[0018]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0019]
(1st Embodiment)
FIG. 1 is a block diagram illustrating an example of an image processing system used in the present embodiment.
[0020]
[Description of Image Processing System Configuration]
The image processing device controller (10) is controlled by the CPU (101) and includes an HDD device (104), a memory (not shown), and the like. It also has a network I / F section (102) and a video I / F section (103), and is connected to the network PDL controller (11) via these. Furthermore, it is connected to an image reading device (scanner) (12) and an image forming device (printer) (13) via an I / F (not shown). In addition, a user I / F unit including a key and a liquid crystal display device (not shown) is provided.
[0021]
The I / F to the image forming device (13) and the image reading device (12) uses dedicated hardware, and is composed of a control signal line, a video data signal line, and the like. The Video data signal line is a signal line for transmitting or receiving image data, and the control signal line is for controlling the timing of transmitting and receiving Video data and transmitting various control commands to the image reading apparatus or the image forming apparatus. Signal line.
[0022]
The image reading device (12) includes an optical sensor such as a CCD that can read the gradation of each pixel, reads an image of a document set on a platen for each pixel, and generates electronic data of a raster bitmap image. Then, it can be sent to the image processing device control unit (10). Depending on the configuration, the image reading device (12) may include a DF (automatic document feeder) to continuously read images of a plurality of documents.
[0023]
The image forming apparatus (13) includes a print engine such as an electrophotographic system or an inkjet system, forms image data sent from the image processing device control unit (10) on a paper medium, and outputs the image data to outside the machine. be able to. Depending on the configuration, a plurality of paper feed stages may be provided, and a plurality of different sizes and types of media may be selected and fed to form an image. In addition, depending on the configuration, a specific finishing device may be provided to sort a plurality of output originals or to perform saddle bookbinding in a Booklet type.
[0024]
The image processing device control unit (10) compresses the received image, stores the image in the HDD (104), rotates the image in a desired direction, enlarges or reduces the image to a desired size, or adjusts the space between pixels. Image data processing such as smoothing to store lines and smooth lines and edges can be performed. Color adjustment such as calibration for adjusting the density by reading the adjustment image printed by the printer (13) with the scanner (12) can also be performed.
[0025]
The image processing device control unit (10) also includes a memory (not shown) as described above. This memory not only temporarily stores the image data but also uses the image data as a work area for processing.
[0026]
These processes are mainly performed by software by a program (not shown) stored in a ROM (not shown) or an HDD (104) operating on the CPU (101). This is also performed by providing a typical image processing unit. This image processing hardware circuit is also controlled by the CPU (101) by writing a value to a register or the like.
[0027]
Further, a video I / F unit (103) for receiving raster image data from the PDL controller (11) and a network I / F unit (102) for exchanging commands and status are provided. In the present embodiment, the command I / F is implemented on the Ethernet network hardware using the TCP / IP protocol, and has a command I / F having a multi-channel port. Of course, other I / F hardware / protocols such as USB 2.0 may be used.
[0028]
The network PDL controller (11) is controlled by a program running on the CPU (111). The external I / F includes a network I / F (112-1), and is connected to the host computer (14) and the like via the external I / F.
[0029]
At the time of printing, a print document generated by application software or the like running on the host computer (14) is converted into a print job described in a page description language (PDL) by driver software installed on the computer. This is received via the network I / F unit (112-1).
[0030]
The PDL controller (11) assembles a print job sequence based on the PDL job received from the host computer (14), develops a raster image, sends a command to the image processing device control unit (10), sends image data, and performs printing. Start the job.
[0031]
Further, in response to a command from a scan application started on the host computer (14) or the like, a document reading command is sent to the image processing device control unit (10), and the sent image data is sent to the host computer or the like. It is also possible to execute a scan job.
[0032]
Further, an operation unit (not shown) is provided, and the operation unit starts a scan job for storing image data in an HDD device (not shown) built in the PDL controller (11), performs a test print, and transmits a test print or a previously transferred image. It is also possible to start a print job such as reprinting of a received print job.
[0033]
The network I / F unit (112) is a command I / F for mainly exchanging commands and statuses with the image processing device control unit (10), and as described above, the Ethernet (registered trademark) and the TCP / IP protocol It has a multi-channel (port) configuration realized by. Each port includes a print job control command port (print port), a scan job control command port (scan port), a management command port used independently of print scan, and the like. In addition, there is a video control port for controlling transfer timing in the video I / F.
[0034]
The video I / F unit (113) is an I / F for transmitting a raster image to be printed to the image processing controller. In the present embodiment, it is composed of a multi-bit hardware signal line group capable of transmitting control signals such as a data signal composed of 8 bits × 4 colors for each color of CMYK, a pixel clock signal, and a page synchronization signal in parallel. Also, these multi-bit parallel signals are serially arranged on the transmitting side at one end, the controller and the control unit are connected by a sufficiently high-speed 1-bit serial line, and the receiving side device that has received the serial signals again converts them into multi-bit parallel signals. It is also possible to use a configuration called a channel link for performing processing.
[0035]
The memory (114) is also used as a work area in the operation of the program and as a frame buffer for temporarily storing developed images.
[0036]
In addition, the PDL controller (11) includes an HDD device (not shown), and is used to store an OS, various control programs, job data, and developed images. Of course, the configuration may be such that the OS and the control program are stored in the ROM, and data and images are stored in a RAM memory device such as a flash memory.
[0037]
The operation unit described above uses the operation unit built in the image processing device control unit (10) and the PDL controller (11), or vice versa. It is also possible to use a dual-purpose configuration in which the processing device control unit is also used. In this case, a channel (port) of an operation unit control command is added to the command I / F.
[0038]
[Explanation of Copying Operation]
The system including the image processing device controller (10), the image reading device (12), and the image forming device (13) shown in FIG. 1 is configured as a so-called copying machine, and can perform a copying operation. When a user issues a copy operation start command using a key of an operation unit (not shown), the image processing apparatus control unit (10) firstly executes a copy job sequence according to a preset copy mode such as finishing or color mode. Generate
[0039]
First, an image reading command is issued to the image reading device (12), image data is read from a document set on a document table (not shown) of the image reading device (12), and the read image data is temporarily stored in the HDD. (104) Alternatively, the data is stored in the frame buffer in the memory.
[0040]
Next, a print start command is issued to the image forming apparatus (13), and stored in the HDD (104) or the frame buffer in the image order based on the copy job sequence in accordance with the image destination synchronization signal sent from the image forming apparatus. Send out the image data.
[0041]
At this time, if the finishing operation is designated by a user I / F (not shown), the CPU (101) designates the finishing operation mode in accordance with the print start command. The image forming apparatus (13) starts operation in accordance with the mode designation, sequentially forms the transmitted images on a sheet medium, and outputs the images to the finisher. In Finisher, in accordance with the designated Finishing mode, operations such as stapling and bin feeding are performed for each specific number of sheets, and the Finishing operation is executed.
[0042]
When the image reading device (12) is provided with a DF (not shown), it is possible to continuously read images of a plurality of documents set in the DF one by one. At this time, the reading interval for each sheet can be designated by a program operated by the CPU (101) in accordance with the configuration of the image processing controller (10). For example, when the image processing controller has an HDD (104) or a memory with a sufficient capacity, all the originals are once read and stored, and then the image forming apparatus is configured to print one sheet in a desired order according to a form such as finishing. The image data may be sent one by one, or if there is not enough capacity or if the time until the first sheet is output (FCOT) is desired to be shortened, the image forming is started in parallel with the start of image reading. The apparatus may be started up, and each time one image is read, an image may be output according to the image destination timing of the image forming apparatus.
[0043]
Further, in order to eliminate a mismatch between the size of the read image and the size and direction of the sheet on which the image is formed, after performing processes such as enlargement / reduction and rotation, the sequence is output to the image forming apparatus (13). It is also possible to build.
[0044]
[Description of I / F between Printer and Image Processing Apparatus Control Unit]
The image forming apparatus (13) according to the present embodiment can receive a CMYK multi-level image signal as an input image. Also, a TAG signal for each pixel can be received. The TAG bit specifies the type of an object formed by a specific pixel, and represents information such as whether a certain pixel is a part of a character, a part of an image, or a part of a graphic figure. Things.
[0045]
In the case of a color multi-valued image, a total of 32-bit signals of 8 bits for each color of CMYK are required for one pixel. The pixel clock at that time is such that an image of 600 dpi can be formed in accordance with the image forming speed of the image forming apparatus (13). That is, the image forming apparatus according to the present embodiment is based on color 600 dpi image formation. However, when a specific pixel has a TAG signal indicating that it is a photographic image area, the resolution is reduced at 300 dpi using two adjacent pixels as a set in the image forming apparatus (13) to increase the gradation. It is also possible to form an image. In other words, the TAG signal is distinguished from the character region as a signal representing the region of the photographic image, and high resolution or high gradation can be selected according to the characteristics of each region, and a good image can be formed. It has become.
[0046]
The hard signal lines have a total of five signal lines of 8 bits × 4 (CMYK) and 1 bit × 1 for TAG. Of course, there are other timing signal lines and control signal lines for activating printing and obtaining a state such as JAM.
[0047]
The timing signal is, for example, a page sync signal indicating the leading edge of an image for each page, a line sync signal indicating a line break, a pixel clock signal indicating a pixel break, and the like. The page sync signal is sent from the printer to the image processing apparatus at the timing when the leading data of the page reaches the image forming apparatus when the paper reaches the image forming apparatus in accordance with the conveyance of the sheet in the printer. Signal. Further, for example, when the printer is an electrophotographic printer, the line sync signal has a timing indicating a break for each line proportional to the rotation speed of the laser polygon. The pixel clock is a synchronization signal capable of transmitting pixel data at a density of 600 dpi for one line of the line sync.
[0048]
These signal lines may be parallel signal lines, but it is also possible to use a high-speed serial line and virtually realize 5 + α signal lines with drivers at both ends.
[0049]
[Description of I / F between Scanner and Image Processing Apparatus Control Unit]
The scanner (12) reads an original image as 8-bit multi-valued RGB data. That is, an I / F with the image processing device control unit (10) is composed of a 24-bit signal of 8 bits × 3 colors of RGB, a control signal for performing a scanning operation, and a timing signal line.
[0050]
As in the case of the I / F with the printer, the timing signal includes a page sync signal indicating the leading edge of each page, a line sync signal indicating a line break, and a pixel clock. It depends on the typical reading speed and the reading resolution of the optical sensor.
[0051]
[Explanation of I / F between PDL controller and image processing controller]
The first I / F between the PDL controller (11) and the image processing device controller (10) is a network I / F2 (112) using an Ethernet network. This is a command I / F, which is mainly a command such as a print command or mode designation between the two controllers, whether the image forming apparatus (13) or the image reading apparatus (12) is in the Ready state, or an error. It exchanges status, which is information such as what is happening. The protocol realizes multiplexing using TCP / IP, and includes a print port, a scan port, a management port, an event port, and a video port, and can execute command communication in parallel and independently.
[0052]
The second I / F is a video I / F unit (113) for transferring image data. The I / F is a CMYK 8-bit signal, a 1- or 2-bit TAG bit signal line representing the characteristics of an image area, a pixel clock representing a signal pixel unit, a line enable signal representing a line-by-line delimiter, and the like. Are transmitted in a (logically) parallel manner. Physically necessary number of signal lines may be arranged, but the cable becomes thicker, so using several high-speed serial lines, drivers at both ends virtually realize the required number of signal lines are doing.
[0053]
The network I / F unit 2 (112) is a general-purpose Ethernet net I / F, and the amount of information that can be sent at one time is relatively small, and is a relatively low-speed I / F. However, since TCP / IP is used, it is possible to set a plurality of addresses and ports, and to achieve multi-channel communication in which a plurality of types of information are exchanged at a time. Also, it is a bidirectional I / F, so that desired commands and information can be sent from either the PDL controller side or the image processing apparatus control unit side.
[0054]
On the other hand, the video I / F unit is specially designed in consideration of the performance of the system, and enables a sufficiently high-speed data transfer in accordance with the image forming speed of the printer. The data transfer direction is a one-way I / F from the PDL controller to the image processing device control unit (10).
[0055]
[PDL controller process configuration]
FIG. 2 is a diagram schematically illustrating an example of a process configuration of control software and a data / command flow in the PDL controller. This control software is executed by the CPU (111), and each block shown in the schematic diagram is configured on the memory (114).
[0056]
Reference numeral 206 denotes a TCP / IP communication unit realized using the function of the OS. As is well known, TCP / IP is multiplexed, and has a logically large number of ports and communicates in parallel with a device having a certain IP address, which is physically connected by one line. Can be. For example, if the IP address of the image processing apparatus is 192.168.1.2, and the management port is assigned to 9000 and the event port is assigned to 9001, the ports 9000 and 9001 can perform communication operations completely independently. The transport layer protocol used for each port is TCP or UDP. In TCP, a data transfer operation is performed after a connection session is established. Therefore, basically, it is guaranteed that a transmission packet is received by the other party, and UDP can be transferred without establishing a session. Is not guaranteed, but it is faster. In the present embodiment, UDP is used for the event port (Event port), and TCP is used for the other ports, and an application layer protocol on the TCP is mounted.
[0057]
201 is a management process. This process communicates with the management port of the image processing device control unit (10), and is started before all processes. Mainly, other processes such as printing, video, and scanning are sequentially activated, and information such as a static state and a dynamic state of the image processing apparatus control unit (10) is obtained. For example, when a job sequence is transmitted through a port described later, the image processing apparatus control unit software generates a job object. However, when the operation (printing or image reading) of the job is completed, the job object disappears. Information such as generation / deletion of the job object can also be obtained through this port.
[0058]
When the management process (201) is started, first, it performs an initialization operation shown in FIG. The management port on the image processing apparatus side is fixed to TCP No. 9000, and the event process uses an OS function to connect to the port 9000 of the IP address of the image processing apparatus to establish a session (S301). . At this time, the server is on the image processing apparatus side, and an arbitrary number can be used as the port number (Admin port) on the PDL controller side as the client. When the session is established, the port number is notified to the other party, so that two-way communication can be performed without any problem thereafter. Further, when the session is established, an initialization command is transmitted to the image processing apparatus to prompt necessary initialization processing.
[0059]
Then, a UDP port number (Event port) to which an event is to be sent is determined from available ones, and is notified to the image processing apparatus through the management port 9000 (S302). The image processing apparatus notifies the port number notified here of the event that has occurred.
[0060]
Admin port and Print, Video, Scan port commands to be described later are thrown from the management process side, and the image processing apparatus side responds to the application layer protocol in the form of a command-reply set. . For example, the notification of the event port number described above is a Command packet including a port number and a parameter indicating an event to be transmitted in the SetEvent command, and the image processing apparatus that has received the command sets the event transmission destination and sets the event transmission destination. , OK reply packet is returned.
[0061]
On the other hand, the Event port employs a one-way protocol from the image processing apparatus to the PDL controller, and the image processing apparatus does not check whether an event sent by the PDL controller has been received. Send one after another. The management process that has received the event performs interrupt processing and performs necessary internal processing.
[0062]
Next, the print port number of the image processing apparatus is inquired (S303). That is, since the inquiry about the print port number is performed through the management port, it is not necessary to set a fixed value, and the image processing apparatus can determine a free arbitrary port number according to the internal state.
[0063]
When the PDL controller obtains the print port number (Print port) by Reply, it activates the print process (202) (S304). At this time, the port number obtained by Reply is notified to the Print process, and the Print process can connect to the PrintPort of the image processing apparatus in its own initialization processing.
[0064]
If the image processing apparatus is in an unprintable device or state for some reason, it is possible to return an error in this Reply. At this time, it is of course possible to adopt a configuration in which the management process does not activate the print process and wastefully consumes CPU resources.
[0065]
Data can be exchanged between the activated print process and the management process using the inter-process communication mechanism of the OS. Reference numerals 211 to 215 indicate this inter-process communication, and the channel indicated by 212 is used for communication between the management process and the print process. That is, this mechanism is used to notify the print process of the PrintPort number. Depending on the OS, the mechanism of inter-process communication includes a so-called message queue, pipe, or socket, but of course, any of them may be implemented. In this embodiment, a two-way communication channel is used. However, a one-way communication mechanism may be implemented using two channels.
[0066]
Next, in steps 305 to S308, the management process activates the video process (203) and the scan process (204) as in the print process. After performing this step, the management process temporarily disconnects the connection session to the Admin port and enters a normal processing state (S309). The normal processing state is a process in which a session is re-established with the admin port according to each process and other requests and the own need, and necessary command-reply is exchanged. That is, thereafter, for each set of Command-Reply, the Admin
The port session is connected / disconnected.
[0067]
Further, it is also possible that each of the activated processes is directly connected to the Admin port to obtain information according to the necessity in job processing. Since the Admin port establishes a session for each command-reply, the server can open only one port as long as this rule is adhered to. However, multiple connections can be performed on the server using the TCP function. Of course, it is possible. At this time, the admin port prepared on the server side is only 9000, but the client needs to allocate an admin port for each process.
[0068]
When activated, the video process 203 activates the video I / F control process (205). The video I / F control process is a process of controlling the Video I / F hardware through the driver (207), and is severe in terms of timing because the hardware is directly handled, and is a separate process. The video I / F control process transfers the image data from the page memory by instructing a possible timing from the video process. Since the data has an enormous capacity in the case of multi-valued CMYK colors, the transfer processing is performed by a hardware circuit and transferred to the Video I / F in synchronization with the signal. A Video I / F driver (207) is prepared as an I / F for controlling this.
[0069]
[Explanation of flow of print operation]
FIG. 4 is a processing flow showing the processing at the time of printing in the printing process. Upon receiving a print job from the host computer via the external I / F (112-1), the print process starts processing, and first receives the sent PDL job (S401). The print job is written in a so-called page description language (PDL) such as PS, PCL, or LIPS, and is in the form of a PDL job. The print job is generated from an application program running on a host computer or the like via a print driver. Things. That is, the PDL job includes information (mode designation) required for constructing a sequence, such as paper size and media required for each page, double-sided / single-sided designation, color mode, finishing, and the PDL format of each page. It also has image data.
[0070]
Then, a mode designation is extracted from the received PDL job (S402). This is analyzed and a series of jobs, such as how to feed paper from each paper feed stage and output it to which paper discharge stage, including finishing and double-sided processing, or how many sheets to switch the paper feed stage in the middle -Assemble a command sequence (S403).
[0071]
The command sequence is StartJob → JobParameterSet (multiple times) → StartBinder → BinderParameterSet (multiple times) → StartDocument → DocumentParameterSet (multiple times) → StartPage → Ed → EngParameter → EdParentEd → deg Column. When each command is sent from the print port to the image processing apparatus, a corresponding Reply is sent from the image processing apparatus side.
[0072]
Here, the sequence from StartJob to EndJob is one job sequence. JobParameterSet is a command for setting parameters relating to the entire job, such as a user name and a password.
[0073]
One job can include a plurality of binder units. The binder unit mainly indicates a unit for performing finishing, and one binder from StartBinder to EndBinder indicates one binder. BinderParameterSet is a command for setting parameters such as finishing specification in the binder.
[0074]
Similarly, one binder can include a plurality of document units. Documents from StartDocument to EndDocument are one document. The document unit is a unit that mainly specifies a mode such as color or black and white, or specifies image processing over a plurality of pages. Specify these parameters in the document with the DocumentParameterSet command.
[0075]
One document is composed of a plurality of pages. A page from StartPage to EndPage indicates one page, and a processing parameter unique to the page is specified by PageParameterSet. For example, when the size of the medium to be printed differs depending on the page, a size unique to the page is specified here.
[0076]
Normally, one job has one binder, one document, and a plurality of pages. To simplify the drawing, the job parameter transmission in step S404 is to transmit the parameters of JobParameterSet, BinderParameterSet, and DocumentParameterSet in this normal job configuration. That is, parameters from the StartJob command to the DocumentParameterSet in the job sequence are parameters relating to the entire job.
[0077]
In step S404, parameters relating to the entire job are transmitted to the image processing apparatus. Next, in step S405, page data analysis and image development are performed. This means that PDL data in page units is cut out and developed as raster image data, which is a bitmap image, in a frame buffer area on a memory. At the same time, parameters to be specified only for the page are extracted.
[0078]
In step S406, the expanded one-page image data is compressed and temporarily stored in a memory or an HDD.
[0079]
Then, in step S407, the page parameters of the page, that is, StartPage and PageParameterSet are sent to the image processing apparatus via the print port in the same manner as the job parameters.
[0080]
At this time, in step S408, an image transmission request for the page is issued to the video process using the above-described inter-process communication mechanism. Step S430 indicates inter-process communication, which is a queue for performing a so-called FIFO operation. From the print process, the page ID is sent as a parameter accompanying the transfer request.
[0081]
After issuing the transfer request, it is checked in step S409 whether the page is the last page in the job. If it is not the last page, the process returns to step S405, and a series of processes for the subsequent page is performed.
[0082]
If it is the last page, in step S410, a job end, that is, an EndDocument, EndBinder, EndJob command is transmitted, and the processing for one job is completed.
[0083]
As described above, a job may include a plurality of binders, and the binder may include a plurality of documents. In order to cope with such a case, the processing of steps S404 and S410 is actually divided into job, binder, document parameter transmission and end transmission. Immediately after the end transmission of the binder and the document, it is determined whether the document is the final binder or the document. If the document is not the final, the process loops until the start. In this way, it is possible to process a plurality of binders and documents.
[0084]
The image processing apparatus is preparing to receive an image from the Video I / F in page units based on the page parameters already received.
[0085]
The command sequence for transmitting the page image data in the video port is a sequence of Request Video → VideoStart → Image transfer by Video I / F → VideoEnd. This is a sequence for synchronizing the transmission start and end timings of the hardware Video I / F.
[0086]
As shown in step S521, the video process always checks whether an image transfer request has been received from the queue in step S430 when it starts. When a transfer request is received, in step S421, an inquiry is made to the image processing apparatus as to whether reception preparation is completed. At this time, a RequestVideo command is used, and the ID of the page to be transferred obtained from the queue in step S430 is notified to the image processing apparatus, and whether or not the transfer is ready is confirmed.
[0087]
If the preparation for the reception on the image processing apparatus side is completed, in step S423, the video process instructs the video I / F control process (205) to transfer the image in the memory area indicated by the page ID. The video I / F control process (205) waits for a synchronization signal such as a hardware page sync, and sets a video I / F register so that images can be transmitted synchronously. Waiting for the completion of the preparation of the video I / F control process, the video process issues a VideoStart command to the image processing device, and immediately after the Reply of the video process returns Ack, a synchronization signal is output from the image processing device to the Video I / F. Then, the image data transfer process is started.
[0088]
Upon receiving the Reply of the VideoStart command, the video process sends the VideoEnd command at a certain timing. This command is a command for confirming the transfer success in step S424, and the image processing apparatus waits for the completion of the transfer. If the result is OK, the transfer is successful. NG) returns NG as Reply. This NG also serves as a retransmission request, meaning that a retransmission of the same page image is requested.
[0089]
Therefore, if the transfer has failed, the process returns to step S423, and the page data with the same page ID is transferred again. If successful, the process returns to step S421, and if there is a request to transfer a subsequent page, the same sequence is repeated again.
[0090]
As described above, by setting the print process and the video process as separate processes, the print job sequence transmission and the image data transfer processing in the Video I / F are processed in parallel after a certain amount of RIP and parameter transmission are performed in advance. It is possible to do. Of course, after the sequence of one job has been sent, it is possible to start sending the next job sequence even if the image transfer of that job has not been completed for all pages.
[0091]
[Print Operation of Image Processing Apparatus Control Unit]
The image processing device control unit (10) compresses the image data and stores it in a frame buffer on a built-in memory. If the preset compression ratio is not sufficient and the frame buffer overflows or the processing of the image processing control unit cannot catch up with the transfer speed, the transfer of the page will fail and the transfer will be performed by resetting the compression ratio. Change the internal state to a condition that is unlikely to fail and issue a retransmission request.
[0092]
The image data sent from the PDL controller (11) to the image processing device controller (10) is stored in a frame buffer and then temporarily stored in a specific area of an HDD or a memory. At this time, depending on the setting values of the finishing and other various modes of the job sequence sent in advance through the print port, it is possible to wait until image data of all pages is received, or to execute image data of one page or more. The printer can be activated at the time of receiving the message.
[0093]
For example, a job is normally transmitted with images arranged in order from the first page to the last page. However, in the case of FaceUp output, when printing from the last page, the user can receive the job with the output arranged in order from the first page. . In such a case, it is preferable to start up the printer after storing data for all pages once. However, in the case of finishing, in a printer that outputs FaceDown, if finishing is specified, it is necessary to print from the first page. In this case, the printer can be started without waiting for reception of all pages, and the printing start time can be advanced.
[0094]
When the image forming apparatus (13) is started, a mode such as a paper feed stage, double-sided printing, and finishing is designated based on the job sequence sent from the PDL controller (11), and the operation of the image forming apparatus (13) is started. The page information related to the image data is arranged in an internal queue on a memory (not shown) in the order of requested pages. At this time, the image data transmitted at least first is expanded in the frame buffer on the memory, and the image data stored in the remaining HDDs is sequentially transferred from the HDD to the memory as soon as the frame buffer becomes empty. To
[0095]
Then, in synchronization with the image destination signal from the image forming apparatus (13), the image data is transmitted to the image forming apparatus (13) in the order of the queued page information. The image forming apparatus (13) forms the transmitted image for each page on the medium of the designated paper feed stage, performs the designated finishing, and discharges the image to the outside of the apparatus.
[0096]
[TAG bit signal]
When the PDL controller (11) develops a job from the host computer (14) into an image, based on the description in the PDL language, a specific area of the image is a character / graphic or a photograph-like image. It can be determined whether the image is originally a bitmap image. The PDL controller (11) stores these pieces of information together with the area information when developing the raster image. This can be used to generate a TAG signal for the image processing device control unit (10).
[0097]
In other words, this is a “pixel unit parameter”, and the image processing device control unit (10) receives this TAG signal together with image data from the video I / F in a hardware manner, and uses the TAG signal to optimize the pixel unit. , And output can be performed.
[0098]
[Compression function of PDL controller]
The PDL controller (11) has a function of compressing and expanding an expanded raster image. The rasterized image data is temporarily compressed and stored in the HDD, and is expanded again on the frame buffer when the image data is transferred in the Video I / F. As a result, even if the transfer of the previous page has not been completed, it is possible to precede the image development within a processable range such as the capacity of the HDD.
[0099]
[Other features of print operation]
The PDL controller according to the present embodiment can process PostScript (PS) as a PDL language. However, it is of course possible to construct such that a plurality of PDL data such as PCL, PDF, LIPS, etc. are processed.
[0100]
In addition, the user can specify the level of the image quality of the desired image with the driver (PPD). With this designation, the PDL controller can adjust the compression ratio of the image temporarily stored in the HDD and adjust the degree of the image quality deterioration by the designation.
[0101]
[Explanation of scan operation flow]
Next, a scan operation in the scan process (204) will be described with reference to FIG.
[0102]
Upon receiving a scan operation request from the host computer (14) (S501), the scan process (204) extracts the mode designation information specified at the same time (S502). The mode designation information is a color mode designation such as whether the image to be read is to be read as RGB color multivalued, whether to read as black and white, or whether to automatically switch between color and black and white according to the original, and whether to read the image. Specifying the reading mode, whether it is a single image set on the platen glass or a document consisting of multiple sheets set on the automatic document feeder (DF), or between the coordinate information of the image reading range And so on.
[0103]
Then, in step S503, a job sequence is constructed based on the extracted information. The command sequence of the scan job is composed of three commands: StartScanJob → ScanParameterSet → EndScanJob. However, the ScanParameterSet can be sent continuously a plurality of times according to the number of necessary parameters.
[0104]
In step S504, the job sequence is transmitted to the image processing device control unit (10) via the scan port. This job sequence merely instructs the image processing apparatus controller (10) to start the reading operation. To download the read image data to the PDL controller, another command group is used.
[0105]
The image processing device controller (10) that has received the job sequence activates the image reading device (12) in a mode based on the set parameters. Then, it receives the image data sent from the image reading device (12) in accordance with the Sync signal of the hardware, and sequentially stores it in the built-in memory or the HDD device (104) for each page.
[0106]
In step S505, the scanning process inquires of the image processing apparatus control unit (10) whether or not reading of the image for one page is completed. This command is RetrieveRequest, and the image processing apparatus control unit (10) returns OK / Not yet in the Reply. In the case of OK, at least one page of image data is read, compressed, and stored in the memory area in the image processing device control unit (10) or the HDD device (104). Indicates that data transfer is possible. At this time, a page ID is not allowed for Reply. The page ID is in the order of the read pages. At the time of the reply of Not yet, the reading operation is still in progress and the storing is not completed. At this time, the scanning process repeats the process of step S505 after a certain period of time.
[0107]
In step S506, the scan process (204) sends a RetrievePage command together with the page ID received in Request, and receives page data as data accompanying the Reply. Here, if the image is multi-color RGB, JPEG-compressed data is sent. In the case of black and white binary, the data is JBIG compressed data. That is, image data is received by the scan port.
[0108]
In each case, unlike a case of a simple parameter, a very large byte string is used. Therefore, this Reply packet is divided into several parts and sent. Since the scan port is constructed as one of the multiple channels on the Ethernet (registered trademark) as described above, the transfer speed is not significant. Therefore, if the reading parameter is set to a very high image quality, that is, it becomes a low-compression image, the capacity is further increased, and the performance is not obtained. Note that the image transfer between the image reading device (12) and the image processing device control unit (10) uses a dedicated hardware signal line for image transfer similar to the Video I / F. The transfer according to the reading speed is possible. Therefore, taking these factors into account, it is necessary to set a compression ratio that provides sufficient performance and obtains a reasonable image quality. This also depends on the speed of the network I / F itself.
[0109]
For the image of the page ID whose reception has been completed, an erasure request DeletePage is sent together with the page ID as a parameter. The image processing device controller (10) receiving this deletes the page image from the internal memory area or the HDD.
[0110]
The page data for which the reading of the image data has been completed is sequentially transmitted to the host computer (S507). Of course, as shown in FIG. 5, instead of sequentially sending each page to the host, the last page may be read, and then the pages of the entire job may be transmitted collectively (or rearranged in order). In addition, as in the case of the relationship between video and print, a configuration is provided in which an image transmission process is exclusively provided to the host computer, and reading processing from the image processing apparatus control unit (10) and transmission processing to the host are performed in parallel. It is of course possible to do so.
[0111]
Then, in step S507, it is confirmed whether or not the image received from the image processing device control unit (10) is the last page. This is performed by a LastPageCheck command, and Reply returns Yes / No. If it is not the last page, the process returns to step S505 and repeats. If it is the last page, the scan job is completed.
[0112]
Here, the case where a job comes from the host computer (14) and the image data is sent to the host computer has been described, but the job is sent from the operation unit of the PDL controller (11) itself and stored in the PDL controller (11). Of course, it is also possible to send the image stored in the PDL controller (11) at an arbitrary address, for example, in a form attached to Email. Of course, it is also possible for the host computer to issue only instructions for reading and storing to the PDL controller, or to take out image data already stored in the PDL controller from the host computer side. Furthermore, application to a utility such as merging image data stored in the PDL controller into a print job sent by a print port and performing print processing is also conceivable. In any case, an essential part of FIG. 5 is the control between the scanning process (204) and the image processing device controller (10).
[0113]
[Parallel operation of print and scan]
As described above, according to the PDL controller of the present embodiment, the execution of a print command from a host computer and the execution of a scan command from another host computer are processed in parallel without affecting performance. Becomes possible.
[0114]
A port for printing to an external host is implemented on the TCP / IP protocol of the transport layer via the external network I / F unit 1 (112-1) in FIG. For example, port 515 is open for LPR protocol and ports 9100 to 9103 for Port 9100 are open for printing. The PDL controller (11) operates as a server, and the print ports are multiplexed, so that the PDL controller (11) can be connected to a plurality of client PCs even with the same port number.
[0115]
Of course, one port may be dedicatedly assigned to the scan port, but it may also be used as a print port. In other words, the protocol is used to notify the scan utility (or driver) that it wants to connect for scanning when it connects to the server. The server starts the connection distribution process for external ports on the server side, If it is determined to be a utility, it may be connected to a Scan process.
[0116]
Regarding printing, even if print requests are received from a plurality of clients at the same time, the client side is released if only the job is received. The received jobs may be queued internally, and the actual print operation may be executed sequentially.
[0117]
For scanning, it is usually necessary to operate the scanner and return the read image to the client, so it is better not to connect another client while one client is connected to the scanning process. Therefore, in the distribution process, when one client is connected, busy is returned to another client.
[0118]
As described above, regarding the connection on the client side, there is no problem at all in the parallel operation of printing and (single) scanning. The problem is the image data transfer unit. If this unit uses a common Video I / F unit, and the video process is transferring an image in the PDL controller (11), the scan job is waited. Further, the client PC connected to the scan process itself is also waited for processing. Further, since a hardware resource called Video I / F is used by another process of printing and scanning, exclusive control and the like are required, and the processing is slightly complicated.
[0119]
However, as described above, in the present embodiment, since the Video I / F is a transfer path dedicated to print image data, print and scan image transfer between the PDL controller and the image processing apparatus affect each other. And can be done completely in parallel.
[0120]
Since the network I / F, which is a command communication path, does not normally transmit or receive a process other than a command and its accompanying parameters, processes other than scanning can use most of the bandwidth for scan data transfer. Although the transfer performance is slightly lower than when the video I / F communication channel is used, it is more advantageous than when both print, scan, and both data are transferred on the command communication channel.
[0121]
Also, by using a command communication path for scan data transfer, it is necessary to perform compression such as JPEG / JBIG on the image processing side in advance, so that the image quality is lower than when using the Video I / F. Should be. However, actually, since the image transfer from the PDL controller to the host computer is also performed via a network, even if the PDL controller can capture the raster data, compression is necessary anyway when transferring the raster data to the host. Therefore, there is no effect on the scan image quality.
[0122]
Of course, if a broadband network I / F such as Gigabit Ethernet can be used for both the host and the image processing apparatus, a system that takes in raster data into a PDL controller and transmits it to the host is, of course, also available. Can be implemented. Even in such a case, it is clear that the present invention is effective in terms of performance in a parallel simultaneous operation with printing.
[0123]
As described above, according to the present embodiment, the PDL is used by using the network I / F section for communicating control data in two directions and the Video I / F section for communicating image data in one direction. In an image processing system that performs data communication between a controller and an image processing device control unit, when a PDL controller and an image processing device control unit perform a scanning operation, a network I / F unit is used for image data communication. Controlled to use.
[0124]
In particular, in the case where the scan operation and the print operation are performed in parallel, the use of the network I / F unit for scan input and the use of the video I / F unit for print output increase the cost of the apparatus. Without making the most of the performance of the existing communication path, image data communication suitable for parallel operation can be performed.
[0125]
Also, since the PDL controller needs the compressed image data for transmission to the host, the input image data is compressed by the image processing device control unit, and the compressed image data is transmitted using the network I / F unit. Controlled to receive. Thereby, the bandwidth of each interface unit and the transfer data amount can be optimized, and efficient image data communication can be performed.
[0126]
(Second embodiment)
If there is no problem in the software configuration such as the timing process, the video I / F control process may perform the same process in the video process and may not adopt a separate process. In addition, if the print sequence is processed sequentially, a configuration in which the video process itself is processed in the print process without being an independent process is also possible. In this case, the port configuration on the image processing apparatus control unit side can use only one port number for both Print and Video. FIG. 4 shows a process configuration diagram in this case.
[0127]
As in the case of the port from the PDL controller to the host computer described in the first embodiment, it is of course possible to use a common port for Print and Scan, but in this case, the image processing apparatus control unit side It is necessary to implement a mechanism such as a distribution task, and since this network I / F (112-2) is exclusively used between the PDL controller and the image processing apparatus, there is no problem such as a shortage of ports. It is a dedicated port. Furthermore, since the process on the PDL controller side, which is a client to be connected, is basically one process, no port is multiplexed.
[0128]
In the case of such a process configuration, the sequence of the printing process is as shown in FIG.
[0129]
First, in step S701, the print & video process (hereinafter, print process) receives a print job in the PDL job format from the host computer (14) via the external I / F (112-1).
[0130]
Then, in step S702, the mode designation is extracted from the received PDL job, analyzed and analyzed to determine how many sheets are fed from which sheet feeding tray including finishing, double-sided processing, etc. Assemble a series of job sequences, such as how many sheets to switch the paper feed stage in the middle.
[0131]
At the same time, in step S704, the image data portions of all the pages in the PDL job are extracted and developed into raster image data, which is a bitmap image, in the frame buffer area on the memory. In step S705, the decompressed image data is compressed and temporarily stored in a memory or an HDD. In the present embodiment, since the transfer of image data is performed continuously for all pages, all the pages of the job are expanded, compressed, and stored.
[0132]
Then, in step S706, a command sequence for realizing the constructed job sequence is sent to the image processing device control unit (10) via the print port on the internal network I / F (112-1) with the image processing device. Notify. This is a series of command sequences from StartJob to EndJob described in the first embodiment. Of course, a job may include a plurality of binders and a document may include a plurality of documents.
[0133]
The image processing device controller (10) prepares for receiving an image in the Video I / F unit based on the received job sequence. If the preparation is completed even for one page, in step S707, the first page ID to be transferred is attached to Reply in response to the RequestVideo command sent from the PDL controller. , The operation is the same as that of the first embodiment.
[0134]
The image data transfer and retransmission processing in steps S708 and S709 are the same as the video process and the video I / F control process of the first embodiment. The print process waits for a synchronization signal such as a hardware page sync, sets a video I / F so that images can be transmitted synchronously, and then issues a VideoStart command to the image processing device control unit (10). When the Reply is returned by Ack, a synchronization signal is immediately output from the image processing device control unit (10) to the Video I / F, and the transfer process of the image data is started. After the transfer is completed, a VideoEnd command is sent, and the Reply determines whether to resend the same page or to send an image of the next page.
[0135]
In step S710, it is determined whether the image just sent is the last page. Since this is based on the command sequence of the sent job, unlike the first embodiment, it is not necessary to go to the image processing apparatus in particular.
[0136]
When the image transfer for all pages of the print job sequence is confirmed, the job processing in the print process is completed.
[0137]
(Other embodiments)
In the above two embodiments, a system including a digital copying machine having an image reading device and an image forming device and a controller device connected thereto has been described. However, the present invention is not limited to this. It is obvious that the present invention is applicable to any system including an image processing apparatus having a plurality of image processing devices and input / output communication paths capable of transferring data of the same number or more and a controller connected thereto.
[0138]
Regarding the transfer direction of the image data, it is essential that one or a part of the communication path is in one direction, and the transfer direction is from the controller device to the image processing device or vice versa. Either is fine. Further, the transfer direction of the image data sent through the remaining communication paths does not need to be in the opposite direction, and either transfer direction may be the same depending on the connected device.
[0139]
In the above-described embodiment, the network I / F is fixedly assigned to the scan operation and the Video I / F is assigned to the print operation. However, only when the scan job and the print job are executed in parallel, The assignment may be performed as described above. On the other hand, the Video I / F unit may be shared and used for both operations as long as the operations are performed in series.
[0140]
Further, according to the present invention, a storage medium storing software program codes for realizing the functions of the above-described embodiments is supplied to a system or an apparatus, and the computer (or CPU or MPU) of the system or the apparatus stores the storage medium (host). It goes without saying that the program code is also completed by reading and executing the program code stored in the storage medium, memory 114 and the like included in 14.
[0141]
In this case, the program code itself read from the storage medium realizes the function of the above-described embodiment, and the storage medium storing the program code constitutes the present invention. As a storage medium for supplying the program code, for example, a floppy (registered trademark) disk, hard disk, optical disk, magneto-optical disk, CD-ROM, CD-R, magnetic tape, nonvolatile memory card, or ROM is used. Can be. When the computer executes the readout program code, not only the functions of the above-described embodiment are realized, but also the OS or the like running on the computer performs the actual processing based on the instruction of the program code. It goes without saying that a case where some or all of the operations are performed and the functions of the above-described embodiments are realized by the processing is also included.
[0142]
Furthermore, after the program code read from the storage medium is written in the memory provided in the function expansion board inserted into the computer or the function expansion unit connected to the computer, based on the instruction of the next program code, It goes without saying that a CPU included in an expansion board or an expansion unit performs the extended function to perform a part or all of the actual processing, and the processing implements the functions of the above-described embodiments.
[0143]
The present invention can also be realized by arranging an apparatus including such a storage medium on a network, downloading a program stored in the storage medium to a predetermined apparatus via the network, and executing the downloaded program. Needless to say, the functions of the above embodiment are realized.
[0144]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, an image processing apparatus is provided using a first communication unit for communicating control data in two directions and a second communication unit for communicating image data in one direction. When performing data communication between the image processing apparatus and another image processing apparatus, the first communication unit is used for image data communication in accordance with an image input / output operation performed by the image processing apparatus and the other image processing apparatus. By performing control to use, there is an effect that optimal image data communication according to a desired image input / output operation state can be performed without increasing the cost of the configuration relating to image communication.
[0145]
According to the present invention, an image processing apparatus and another image processing apparatus can be used by using a first communication means for communicating control data in two directions and a second communication means for communicating image data in one direction. When performing data communication with a device, if the image processing device requires compressed image data, the first communication means is used for receiving compressed image data from another image processing device. By performing such control, there is an effect that efficient image data communication can be performed when compressed image data is required.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a system configuration of an image processing system according to the present invention.
FIG. 2 is a block diagram illustrating an example of a process structure and a data flow of a control program of a PDL controller according to the first embodiment.
FIG. 3 is a flowchart showing processing at the time of starting a management process in the first embodiment.
FIG. 4 is a flowchart illustrating an example of processing of a print process and a video process during printing according to the first embodiment.
FIG. 5 is a flowchart illustrating an example of processing of a scan process at the time of scanning according to the first embodiment.
FIG. 6 is a block diagram illustrating an example of a process structure and a data flow of a control program of a PDL controller according to the second embodiment.
FIG. 7 is a flowchart illustrating an example of processing of a print process and a video process during printing according to the second embodiment.
[Explanation of symbols]
10. Image processing device controller
11 PDL controller
12 Image reading device
13 Image forming apparatus
14 Host computer
101 CPU
102 Network I / F
103 Video I / F section
104 HDD device
111 CPU
112 Network I / F 2
112-1 Network I / F Unit 1
113 Video I / F section
114 memory

Claims

An image processing device capable of communicating with another image processing device,
A first communication unit that bidirectionally communicates control data with the other image processing apparatus;
A second communication unit that performs unidirectional communication of image data with the another image processing apparatus;
A control unit that controls the first communication unit to be used for communication of image data, in accordance with an image input / output operation performed by the image processing device and the another image processing device;
An image processing apparatus comprising:

The other image processing device is connected to an image input device and an image output device,
The control unit executes a parallel operation of an image input operation of inputting image data from the image input device to the image processing device and an image output operation of outputting image data from the image processing device to the image output device. 2. The image processing apparatus according to claim 1, wherein when performing the control, control is performed such that the first communication unit is used for receiving image data from the image input apparatus.

Further comprising receiving means for receiving an image input / output request from an external device,
The image processing apparatus according to claim 1, wherein the control unit transmits an instruction regarding an image input / output operation to the another image processing apparatus in response to the image input / output request.

4. The method according to claim 1, wherein when the image input / output operation involves compression of image data, the first communication unit is used for receiving compressed image data from the another image processing apparatus. An image processing device according to any one of the above.

The image processing apparatus according to any one of claims 1 to 4, wherein the first communication unit is a communication path configured by an Ethernet (registered trademark) interface.

An image processing device capable of communicating with another image processing device,
A first communication unit that bidirectionally communicates control data with the other image processing apparatus;
A second communication unit that performs unidirectional communication of image data with the another image processing apparatus;
When the image processing device needs compressed image data, control means for controlling to use the first communication means for receiving compressed image data from the other image processing device;
An image processing apparatus comprising:

Data communication between an image processing apparatus and another image processing apparatus using a first communication means for communicating control data in two directions and a second communication means for communicating image data in one direction. A data communication method for performing
A data communication method, comprising: controlling to use the first communication unit for communication of image data according to an image input / output operation performed by the image processing device and the other image processing device.

Data communication between an image processing apparatus and another image processing apparatus using a first communication means for communicating control data in two directions and a second communication means for communicating image data in one direction. A data communication method for performing
When the image processing device requires compressed image data, the image processing device controls to use the first communication unit for receiving compressed image data from the another image processing device. Communication method.

Data communication between an image processing apparatus and another image processing apparatus using a first communication means for communicating control data in two directions and a second communication means for communicating image data in one direction. A program for executing a data communication method for performing
A program for controlling to use the first communication unit for communication of image data in accordance with an image input / output operation performed by the image processing apparatus and the other image processing apparatus.

Data communication between an image processing apparatus and another image processing apparatus using a first communication means for communicating control data in two directions and a second communication means for communicating image data in one direction. A program for executing a data communication method for performing
When the image processing apparatus requires compressed image data, the image processing apparatus controls to use the first communication unit for receiving compressed image data from the another image processing apparatus. .