【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、毛髪及び体毛のカットを行うヘアカッターのヘッドスイング機構に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
ヘアカッターとして最も一般的なのは、所謂バリカンであるが、これは丸刈りする場合にはよいものの、調髪という点から熟練した技術を要するために家庭内での使用には無理がある。
【０００３】
そこで、従来、素人でも簡単に一定の毛髪の長さに整えたり、毛量を間引く（スキ刈り）のための補助具が知られている（例えば、特許文献１参照）。
【０００４】
【特許文献１】
特開平８−１８７３７４号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の補助具の使用にはある程度の熟練が必要であり、使用における制約を守らないと、毛の長さが不均一になり、狙いの長さにうまく揃わない場合がある。
【０００６】
本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、ヘッド部が本体に対して回動することにより本体の角度を変えたりすることなく、複雑な曲面の地肌に容易に刃部を密着させることが可能となり、熟練者でなくとも所望の仕上がりが得られるヘアカッターのヘッドスイング機構を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明にあっては、駆動源が内蔵された本体１と、刃ブロック３を有するヘッド部２とを備えたヘアカッターにおいて、ヘッド部２の肌当て面４が常時地肌と接するようにヘッド部２を本体１に対して回動自在とするヘッド支軸６を備えていることを特徴としており、このように構成することで、ヘッド部２が本体１に対して回動することにより本体１の角度を変えたりすることなく、複雑な曲面の地肌に容易に刃部３ａを密着させることが可能となる。
【０００８】
また上記ヘッド支軸６はヘッド部２を刃の摺動方向Ｂと略平行な軸線Ｍ回りに回動させるのが好ましく、この場合、手首の動きを自然な状態にしながら刃部３ａの地肌からの浮きを低減することが可能となる。
【０００９】
また上記刃ブロック３を回動自在範囲内の一定位置、例えば本体１の水平状態において刃ブロック３の刃部３ａが最も下方に傾いた下向き最大位置Ｐ１、或いは最も上方に傾いた上向き最大位置Ｐ３、或いは下向き最大位置Ｐ１と上向き最大位置Ｐ３との略中間位置Ｐ２のいずれかに付勢するバネ手段８を備えているのが好ましく、この場合、カット時にヘッド部２に対して外力が加わっても、特別な動作を必要とせず、ヘッド部２は設定した所定の位置に自動で復帰することが可能となる。
【００１０】
また上記一定位置に付勢するバネ手段８はコイルバネ８ａであるのが好ましく、この場合、コイルバネ８ａの反力を利用して一定位置での付勢を行なうことができるので、板状のバネを使用するよりも構造を簡略化できる。
【００１１】
また上記ヘッド支軸６の回動中心をヘッド部２における刃ブロック３の刃部３ａ近傍に配置するのが好ましく、この場合、ヘッド部２の回動中心を刃部３ａの摺動面（切断作用部）に近付けることができるので、ヘッド部２の回動動作が刃部３ａの動きに正確に追従するようになる。
【００１２】
また上記ヘッド支軸６をヘッド部２におけるヘッドシェル９内部に配置するのが好ましく、この場合、ヘッド部２の外側にヘッド支軸６が突出することがなく、ヘッド部２の外観の平滑化及びヘッド部２の小型化を図ることができる。
【００１３】
また上記ヘッド支軸６は、ヘッド部２を刃の摺動方向Ｂと略直交する軸線Ｎ回りに回動させるのが好ましく、この場合、手首の動きを自然な状態にしながら刃部３ａの地肌からの浮きを低減することが可能となり、特に耳まわりなどの斜面の部分のカットをする場合に最適となる。
【００１４】
また上記ヘッド部２に、ヘッド部２と一体に回動動作を行なう刈り高さアタッチメント１０を装着するのが好ましく、この場合、ヘッド部２と刈り高さアタッチメント１０との一体回動によってどの位置でも刈り高さアタッチメント１０を地肌に密着させて刈り高さを揃えることができるようになる。
【００１５】
また上記刈り高さアタッチメント１０をヘッド部２の回動自在範囲内で本体１と干渉しないように装着すると共に、ヘッド部２に対する刈り高さアタッチメント１０の装着方向を変えることで刈り高さを可変可能とするのが好ましく、この場合、刈り高さアタッチメント１０をヘッド部２の回動可能範囲とほぼ同範囲で回動させることができると共に、異なる刈り高さの切り変えが容易となる。
【００１６】
また上記ヘッド部２に、ヘッド部２と一体に回動動作を行なうボリューム落としアタッチメント１１を装着するのが好ましく、この場合、ヘッド部２とボリューム落としアタッチメント１１との一体回動によってどの位置でもボリューム落としアタッチメント１１を地肌に密着させて刃部３ａの摺動面（切断作用部）を地肌と略平行に保つようにすることができ、毛量の多い部分のボリューム落としによって奇麗な仕上がり（例えば段カット）を得ることができる。
【００１７】
また上記ヘッド部２に、ヘッド部２と一体に回動動作を行なうスキ刈り用アタッチメント１２を装着するのが好ましく、この場合、ヘッド部２とスキ刈り用アタッチメント１２との一体回動によってスキ刈り用アタッチメント１２を地肌に密着させることができ、本体１の中心線を地肌と略垂直に保った状態でスキ刈りを行なえるようになる。
【００１８】
また上記ヘッド部２の回動動作を一時阻止可能とするロック手段１３を設けるのが好ましく、この場合、例えば生え際、耳まわり等の細かい部分の仕上げ時にはヘッド部２を回転しないように固定することで、従来のバリカン刃と同様なカット動作が可能となる。
【００１９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【００２０】
本実施形態のヘアカッターＡは、図１〜図７に示すように、駆動源が内蔵される本体１と、刃ブロック３を有するヘッド部２と、ヘッド部２を刃の摺動方向Ｂと略平行な軸線Ｍ回りに回動させるためのヘッド支軸６とで構成されている。
【００２１】
ヘアカッターＡの本体１には、駆動源となる電動モータ或いは振動型のリニアアクチュエータ（図示せず）が内蔵されている。また本体１の動作を入り切りするスイッチハンドル（図示せず）等が設けられている。ここでは、駆動源の出力軸７とヘッドスイング用の左右一対の連結軸６ｂとが本体ハウジング１ａの上端面１ｃから上方に突出しており、これら出力軸７及び連結軸６ｂ以外は、本体ハウジング１ａ，１ｂ内に格納されている。
【００２２】
ヘッド部２のヘッドシェル９は、図３に示すように、左右一対の側板１７と底板１８と背板１９とからなる。底板１８は、本体ハウジング１ａ，１ｂの凹状に湾曲した上端面１ｃに沿って凸状に湾曲形成されている。また、ヘッドシェル９の底板１８中央には本体１側の出力軸７が挿入される中央開口部８０が設けられ、底板１８の両サイドに本体１側の一対の連結軸６ｂがそれぞれ挿入される両側開口部８１がそれぞれ設けられている。
【００２３】
刃ブロック３は、図２に示すように、肌当て面４を有する刃フレーム３ｂと、互いに摺接する櫛状の可動刃２１と固定刃２２とで構成されており、刃部３ａをヘッドシェル９の頂部よりも上方に突出させた状態で、ヘッドシェル９の前面に設けた複数の刃固定ボス２３（図３）に、刃フレーム３ｂのボス嵌合孔２４を嵌合し、圧入保持することで刃ブロック３をヘッドシェル９に固着してある。ここでは、刃フレーム３ｂの外側面が平滑な肌当て面４となり、肌当て面４の延長線上に刃部３ａが配置されている。
【００２４】
上記可動刃２１における固定刃２２とは反対側の面に、図２に示すように、一対の案内板２５，２５が取り付けられ、この案内板２５，２５間に設けたスリット２６に本体１側の出力軸７（図３）が挿入されることにより、出力軸７の駆動力が案内板２５を介して可動刃２１に伝達されて可動刃２１が往復運動をし、固定刃２２とのはさみ込みにより毛髪及び体毛を切断するようになっている。ここで、一対の案内板２５，２５は、図５（ａ）〜（ｃ）に示すように、ヘッド部２が前後方向Ｆに回動動作しても出力軸７との嵌合が外れないような形状、大きさに形成してあり、これにより、どの回動角度においても、出力軸７の駆動力が案内板２５を介して可動刃２１に伝達されるようになっている。
【００２５】
次にヘッドスイング機構を説明する。本例はヘッド部２を刃の摺動方向Ｂと略平行な軸線Ｍまわりにスイングさせるヘッド支軸６を備えている。ここにおいてヘッド支軸６は、ヘッドシェル９の両内壁に突設した左右一対の回動軸６ａと、本体ハウジング１ａ，１ｂの上端面１ｃから突出する左右一対の連結軸６ｂとからなる。各連結軸６ｂは図３、図４に示すように両側開口部８１からヘッドシェル９内に挿入され、連結軸６ｂの上部に設けた軸穴２８が回動軸６ａに回転自在に嵌め込まれている。ヘッド支軸６は、ヘッド部２の肌当て面４が常時地肌と接するようにヘッド部２を刃の摺動方向Ｂと略平行な軸線Ｍまわりに回動させるものである。ここで図６はヘッド部２の回動可能範囲の一例を示している。図６（ａ）は下向き最大位置Ｐ１（本体１の水平状態において刃ブロック３が最も下方に傾いた位置）、図６（ｂ）は中間位置Ｐ２、図６（ｃ）は上向き最大位置Ｐ３（本体１の水平状態において刃ブロック３が最も上方に傾いた位置）をそれぞれ示している。
【００２６】
しかして、上記構成のヘアカッターＡは、ヘッド部２の肌当て面４が常時地肌と接するようにヘッド部２が本体１に対して前後方向Ｆにスイングするので、本体１の角度や位置を変えなくても複雑な曲面の地肌に容易に刃部３ａを密着させることができるようになる。つまり、カット時に刃部３ａが地肌から離れないような最適な角度を維持することで、使用時の刃部３ａの地肌からの浮きを低減することができ、作業性が向上すると共に、熟練者でなくとも全体的に均一な滑らかな仕上がり（例えば奇麗な段カット）を達成することができる。
【００２７】
また本例では、ヘッド部２の回動中心を刃ブロック３の刃部３ａ近傍に配置しているので、ヘッド部２の回動中心が刃部３ａの可動刃２１と固定刃２２の摺動面（切断作用部）に近付き、ヘッド部２の回動動作が刃部３ａの動きに正確に追従することとなり、スムーズにカット動作を行なうことができるという利点がある。
【００２８】
さらに、回動軸６ａをヘッドシェル９の内側に突出させていると共に、連結軸６ｂをヘッドシェル９の内側で回動軸６ａに連結しているので、ヘッド支軸６がヘッド部２の外側に突出することがなくなり、ヘッド部２の外観の平滑化及びヘッド部２の小型化を図ることができる。そのうえヘッドシェル９は底板１８が凸状に湾曲形成され、本体ハウジング１ａ，１ｂの上端面１ｃは凹状に湾曲形成されているため、ヘッド部２と本体１との隙間を狭く保ちながらヘッド部２を回動させることができるという利点もある。
【００２９】
次に、刃ブロック３をその回動自在範囲内の一定位置に付勢するためのバネ手段８を設けた場合の一実施形態を説明する。図７に示す例では、バネ手段８としてコイルバネ８ａを用いている。図７（ａ）は刃ブロック３を図６（ａ）に示す下向き最大位置Ｐ１にバネ付勢するために、連結軸６ｂに設けた中央バネ受け部３０とヘッドシェル９の底板１８の後端側に立設した後方バネ受け部３１とをコイルバネ８ａにて押し広げている。図７（ｂ）は刃ブロック３を図６（ｂ）に示す中間位置Ｐ２にバネ付勢するために、中央バネ受け部３０と後方バネ受け部３１との間、及び、中央バネ受け部３０とヘッドシェル９の底板１８の前端側に立設した前方バネ受け部３２とをそれぞれコイルバネ８ａにて押し広げている。図７（ｃ）は刃ブロック３を図６（ｃ）に示す下向き最大位置Ｐ１にバネ付勢するために、中央バネ受け部３０と前方バネ受け部３２との間をコイルバネ８ａにて押し広げている。このように、ヘッドシェル９をコイルバネ８ａでバネ付勢することにより、図６に示す下向き最大位置Ｐ１、中間位置Ｐ２、上向き最大位置Ｐ３のいずれかに、ヘッド部２の角度を保持することができ、従って、カット時にヘッド部２に対して外力が加わっても特別な動作を必要とせず、設定した所定の位置に自動で復帰することが可能となる。また、一定位置への付勢をコイルバネ８ａの反力を利用しているので、板状のバネを使用するよりも構造を簡略化し、バネ手段８を省スペースで構成できるという利点もある。
【００３０】
図８〜図１６は他の実施形態であり、ヘッド部２が刃の摺動方向Ｂと略直交する軸線Ｎ回りに回動動作を行なう場合の一例を示している。なお、刃ブロック３をヘッドシェル９に取着する構成、及び、可動刃２１の案内板２５と出力軸７との嵌合が外れないようにする構成は、前記図１〜図７の実施形態と同様である。
本例のヘッドスイング機構は、ヘッド部２を刃の摺動方向Ｂと略直交する軸線Ｎまわりにスイングさせるヘッド支軸６を備えている。本例のヘッド支軸６は、ヘッドシェル９の底面に設けた環状の軸孔６ｃと、本体ハウジング１ａ，１ｂの上端面１ｃから突出する環状の嵌合軸６ｄとからなる。上記軸線Ｎはヘッド支軸６の中心軸と一致している。また本例のヘッドシェル９は、対称形状をした２つのシェル半体９ａ，９ｂで構成されている。各シェル半体９ａ，９ｂは図９、図１０に示す組立用フック８２によって互いに結合される。また、各シェル半体９ａ，９ｂの底面４０の中央には、それぞれ、半円孔６ｅが形成されており、各シェル半体９ａ，９ｂの結合によってヘッドシェル９の底板１８の中央には２つの半円孔６ｅ，６ｅからなる円形の軸孔６ｃが形成される。一方、本体ハウジング１ａ，１ｂの各上端面の中央側には、それぞれ、半円状ボス６ｆが形成されており、本体ハウジング１ａ，１ｂの結合によってその上面中央には２つの半円状ボス６ｆ，６ｆからなる環状の嵌合軸６ｄが形成される。この嵌合軸６ｄの外周溝と軸孔６ｃとが回動自在に嵌合することで、軸孔６ｃと嵌合軸６ｄとでヘッド支軸６が構成され、ヘッド部２はヘッド支軸６を中心として刃の摺動方向Ｂと直交する軸線Ｎ回りに回動可能となっている。
【００３１】
さらにヘッド部２のシェル半体９ａ，９ｂの底面４０の下面側には、図９、図１０、図１１に示すように、軸孔６ｃと同心円状の回動規制溝４１が凹設されており、本体ハウジング１ａ，１ｂの上面に突設した規制リブ４２が回動規制溝４１にスライド自在に嵌合することによって、ヘッド部２の回動範囲が一定範囲内に規制されている。ここでは図１２に示すように、回動規制溝４１内に規制リブ４２と回動規制溝４１の一端との間、規制リブ４２と回動規制溝４１の他端との間に、それぞれ、保持バネ４３が組み込まれており、ヘッド部２が図１３に示す右回りａに回動した場合、或いは図１５に示す左回りｂに回動した場合のいずれにおいても、保持バネ４３によって図１４に示す初期位置に自動復帰できるようにしている。また本例のヘッドシェル９の底面４０と本体ハウジング１ａ，１ｂの上面とが共に平坦状に形成されているため、ヘッド部２と本体１との隙間を狭く保ちながらヘッド部２を回動させることができる構造となっている。
【００３２】
しかして、ヘッド部２は刃の摺動方向Ｂと略直交する軸線Ｎ回りに回動自在としたので、手首の動きを自然な状態にしながら刃部３ａの地肌からの浮きを低減することが可能となる。特に図１６のように、耳まわりなどの斜面の部分のカットをする場合、ヘッド部２が軸線Ｎ回りに矢印ロで示す方向に回動するので、手首の動きを自然な状態にしながら刃部３ａを常時地肌５に密着させることが可能になり、作業性が向上する。
【００３３】
次に、刈り高さアタッチメント１０、ボリューム落としアタッチメント１１、スキ刈り用アタッチメント１２のいずれかを使用する場合の実施形態を順に説明する。
【００３４】
先ず、図１８〜図２１は、ヘッド部２と一体に回動動作を行なう刈り高さアタッチメント１０をヘッド部２に装着した場合の一例を示している。ヘッド部２は刃の摺動方向Ｂと略平行な軸線Ｍ（図１）回りに回動可能となっている。刈り高さアタッチメント１０は毛髪を一定長さに揃える補助具として使用されるものであり、図１８に示すように、複数の支持部材６０が刃の摺動方向Ｂに複数並設されていると共に、各支持部材７０は前端部１０ａ後端部１０ｂとで異なる高さａｍｍ，ｂｍｍ（例えば、ａ＞ｂ）を有している。ここにおいて、図１９（ａ）に示すように、刈り高さアタッチメント１０の両サイドに設けた嵌合軸５０をヘッド部２の両側面に仮保持するに際して、高さの高い方の前端部１０ａを刃ブロック３に対向配置することで図１７のように刈り高さを高くでき、逆に、図１９（ｂ）に示すように、高さの低い方の後端部１０ｂを刃ブロック３に対向配置することで刈り高さを低くできるようになっている。また本例においては、ヘッド部２の回動自在範囲内で刈り高さアタッチメント１０と本体１とが干渉しないように刈り高さアタッチメント１０をヘッド部２に装着している。具体的には、ヘッド部２の初期位置が図６（ａ）に示す下向き最大位置Ｐ１である場合において、この下向き最大位置Ｐ１にした状態で図２０（ａ）のように刈り高さアタッチメント１０を装着する。これにより、ヘッド部２が図２０（ａ）に示す初期位置から図２０（ｂ）のように回動しても、刈り高さアタッチメント１０の未使用側の端部（図２０の例では後端部１０ｂ）は本体１から離れる方向（矢印イの方向）に回動するため、刈り高さアタッチメント１０と本体１とが干渉することがなく、刈り高さアタッチメント１０をヘッド部２の回動可能範囲とほぼ同範囲で回動させることができるようになる。
【００３５】
しかして、図２１に示すように、刈り高さアタッチメント１０の支持部材６０の先端を地肌５に密着させた状態で、ヘアカッターＡを毛の流れに逆らって（ここでは、生え際から頭頂部に向かって）滑らせることにより一定の毛髪の長さに仕上げることができる。ちなみに従来のヘッド固定式では図２１の破線位置Ｓ１からのスタートになるため、手首の動きが窮屈な状態となり、刃部３ａを地肌５に密着させることが困難であるが、本ヘアカッターＡを用いた場合は、従来よりも高い位置（図２１の実線位置Ｓ２）からのスタートになるため、手首の動きが自然な状態で刈り高さアタッチメント１０の先端を地肌５に密着させることが可能になり、刈り高さアタッチメント１０による最適な使用状態を補助できるようになる。そのうえ、図１９（ａ）（ｂ）のように、刈り高さアタッチメント１０の装着方向を変えることにより、異なる高さに容易に設定可能となり、作業性がより向上するものである。
【００３６】
次に図２２、図２３は、ヘッド部２と一体に回動動作を行なうボリューム落としアタッチメント１１をヘッド部２に装着した場合の一例を示している。ヘッド部２は刃の摺動方向Ｂと略平行な軸線Ｍ（図１）回りに回動可能となっている。
本例のボリューム落としアタッチメント１１は、毛髪のボリューム落としを行なう補助具として使用されるものであり、図２２に示すように、先端が滑らかに凹曲した支持部材７０が刃の摺動方向Ｂに沿って複数並設されていると共に、その内側には毛髪を押さえる押さえ部６１を刃部３ａの刃面と略平行となるように設けてある。図２３のようにボリューム落としアタッチメント１１をヘッド部２に装着し、支持部材７０の先端を頭皮に当接させた状態で、ヘアカッターＡを頭の上方から下方に移動させて毛髪を刃部３ａで切断する。このとき、支持部材７０によって刃部３ａと頭皮との間の間隔が所定間隔となるように保持され、また、刃部３ａの切断作用部よりも後方に押さえ部６１が位置していることで、図２３の厚みＥで仕上げることが可能となる。さらにヘッド部２の初期位置（例えば図６（ｂ）に示す中間位置Ｐ２）でボリューム落としアタッチメント１１を取り付けることにより、どの角度でも刃部３ａの接触面を地肌５と略平行に保つようにすることができると共に、ボリューム落としアタッチメント１１の支持部材７０の先端を地肌５に密着させて動作させることができるので、所定の厚さ分Ｅに仕上げることができる。そのうえ、押さえ部６１で毛髪が押さえられながら押さえ部６１と刃部３ａの切断作用部との間隔の厚さ分Ｅだけ切断される。つまり、支持部材７０にてカット後の最小の厚みを保証し、押さえ部６１の存在にて一度にバッサリ切断されず（押さえ部６１がないと刃部３ａの切断作用部より外方に広がる毛髪が一度にバッサリ切断される）、毛髪を所定の厚さ分Ｅを残して切断できる。このように切断することにより、従来のように毛髪の先端だけを切断するのに比べて手早く行うことができ、また誰が切断して所定の状態に切断できて全体的に均一にカットでき、奇麗な仕上がり（例えば段カット）を得ることができるなど、ボリューム落としアタッチメント１１による最適な使用状態（刃部３ａの接触面を地肌５と略平行に保つ状態）を十分に補助できるようになり、作業性が向上するものである。
【００３７】
次に図２４、図２５は、ヘッド部２と一体に回動動作を行なうスキ刈り用アタッチメント１２をヘッド部２に装着した場合の一例を示している。ヘッド部２は刃の摺動方向Ｂと略平行な軸線Ｍ（図１）回りに回動可能となっている。本例のスキ刈り用アタッチメント１２は、毛髪のスキ刈りを行なう補助具として使用されるものであり、図２４に示すように、先端に刃部３ａの切断部の一部を覆うことによって、切断可能な隙間部７１と、切断不能なカバー部７２とが摺動方向Ｂに沿って複数形成されている。このスキ刈り用アタッチメント１２をヘッド部２に装着し、ヘアカッターＡを頭の上方から下方に移動させることにより、隙間部７１のみで毛髪をカットできる。つまり、一気に毛髪全体をカットするのではなく、少しずつカットすることが可能となり、毛量の多い部分のボリューム落としを行なうことが可能となる。さらにヘッド部２の初期位置でスキ刈り用アタッチメント１２を取り付けることで、本体１の中心線を地肌５と略垂直に保つことができ、毛髪が隙間部７１に確実に導入されるようになる。しかも従来のスタート位置（図２５の破線Ｓ３）よりも低い位置Ｓ５からのスタートになり、また従来のストップ位置（図２５の破線Ｓ４）よりも高い位置Ｓ６でのストップとなるため、手首の動きが自然な状態でアタッチメントの先端部を地肌に密着させることが可能になり、スキ刈り用アタッチメント１２による最適な使用状態（本体１の中心線を地肌と略垂直に保つ状態）を十分に補助できるようになり、作業性がより向上する。
【００３８】
図２６〜図２８は更に他の実施形態であり、ヘッド部２の回動動作を一時阻止可能とするためのロック手段１３を設けた場合の一例を示している。ヘッド部２は刃の摺動方向Ｂと略平行な軸線Ｍ（図１）回りに回動可能となっている。他の構成は図４と同様である。ちなみに、生え際の産毛カットや耳まわり等の細かい部分の仕上げ時にはヘッド部２が本体１に対して回動すると逆に安定せず、うまくカットできない場合がある。この場合を鑑みて、本例では、図２７に示すように、本体１にロックレバー１３ａとレバー保持部材１３ｂとを取り付け、ヘッドシェル９の底板１８の一部に穴部１３ｃ（図２８）を設け、図２６（ｂ）に示すように、ロックレバー１３ａを上に上げることにより、ヘッド部２の穴部１３ｃと嵌合し、ヘッド部２の回動が阻止され、生え際、耳まわり等の細かい部分の仕上げが従来のバリカン刃と同様にできるようになる。また回動可能な状態に戻す場合はロックレバー１３ａを引き下げるだけでよい。
【００３９】
【発明の効果】
上述のように請求項１記載の発明にあっては、駆動源が内蔵された本体と、刃ブロックを有するヘッド部とを備えたヘアカッターにおいて、ヘッド部の肌当て面が常時地肌と接するようにヘッド部を本体に対して回動自在とするヘッド支軸を備えているので、本体の角度や位置はそのままで、ヘッド部だけが回動することにより、複雑な曲面の地肌に容易に刃部を密着させることが可能となり、作業性が向上すると共に、熟練者でなくとも全体的に均一な滑らかな仕上がり（例えば奇麗な段カット）を達成することができる。
【００４０】
また請求項２記載の発明は、請求項１記載の効果に加えて、上記ヘッド支軸はヘッド部を刃の摺動方向と略平行な軸線回りに回動させるので、手首の動きを自然な状態にしながら刃部の地肌からの浮きを低減することが可能となり、作業性が向上する。
【００４１】
また請求項３記載の発明は、請求項２記載の効果に加えて、上記刃ブロックを回動自在範囲内の一定位置に付勢するバネ手段を備えているので、カット時にヘッド部に対して外力が加わっても、特別な動作を必要とせず、設定した所定の位置に自動で復帰することが可能となる。
【００４２】
また請求項４記載の発明は、請求項３の一定位置が、本体の水平状態において刃ブロックの刃部が最も下方に傾いた下向き最大位置であり、請求項５記載の発明は、請求項３の一定位置が、本体の水平状態において刃ブロックの刃部が最も上方に傾いた上向き最大位置であり、請求項６記載の発明は、請求項３の一定位置が下向き最大位置と上向き最大位置との略中間位置であるので、いずれの場合も、カット時にヘッド部に対して外力が加わっても特別な動作を必要とせず、設定した所定の位置（下向き最大位置、上向き最大位置或いは略中間位置）に自動で復帰することが可能となる。
【００４３】
また請求項７記載の発明は、請求項３記載の効果に加えて、上記一定位置に付勢するバネ手段はコイルバネであるので、コイルバネの反力を利用して一定位置での付勢を行なうことができるので、板状のバネを使用するよりも構造を簡略化でき、省スペースでバネ手段を構成可能となる。
【００４４】
また請求項８記載の発明は、請求項２記載の効果に加えて、上記ヘッド支軸の回動中心をヘッド部における刃ブロックの刃部近傍に配置したので、ヘッド部の回動中心が刃部の摺動面（切断作用部）に近付くことにより、ヘッド部の回動動作が刃部の動きに正確に追従しやすくなり、スムーズにカット動作を行なうことができる。
【００４５】
また請求項９記載の発明は、請求項２記載の効果に加えて、上記ヘッド支軸をヘッド部におけるヘッドシェル内部に配置したので、ヘッド部の外側にヘッド支軸が突出することがなく、ヘッド部の外観の平滑化及びヘッド部の小型化を図ることができる。
【００４６】
また請求項１０記載の発明は、請求項２記載の効果に加えて、上記ヘッド支軸は、ヘッド部を刃の摺動方向と略直交する軸線回りに回動させるので、ヘッド部は刃の摺動方向と略直交する軸線回りに回動自在となっているので、手首の動きを自然な状態にしながら刃部の地肌からの浮きを低減することが可能となり、特に耳まわりなどの斜面の部分のカットに最適となる。
【００４７】
また請求項１１記載の発明は、請求項２記載の効果に加えて、上記ヘッド部に、ヘッド部と一体に回動動作を行なう刈り高さアタッチメントを装着したので、ヘッド部と刈り高さアタッチメントとの一体回動によってどの位置でも刈り高さアタッチメントを地肌に密着させて刈り高さを揃えることができ、刈り高さアタッチメントによる最適な使用状態を補助できるものである。
【００４８】
また請求項１２記載の発明は、請求項１１記載の効果に加えて、上記刈り高さアタッチメントをヘッド部の回動自在範囲内で本体と干渉しないように装着すると共に、ヘッド部に対する刈り高さアタッチメントの装着方向を変えることで刈り高さを可変可能としたので、刈り高さアタッチメントをヘッド部の回動可能範囲とほぼ同範囲で回動させることができると共に、異なる刈り高さの切り変えが容易となる。
【００４９】
また請求項１３記載の発明は、請求項２記載の効果に加えて、上記ヘッド部に、ヘッド部と一体に回動動作を行なうボリューム落としアタッチメントを装着したので、ヘッド部とボリューム落としアタッチメントとの一体回動によってどの位置でもボリューム落としアタッチメントを地肌に密着させて刃部の摺動面（切断作用部）を地肌と略平行に保つようにすることができ、毛量の多い部分のボリューム落としによって奇麗な仕上がり（例えば段カット）が得られ、ボリューム落としアタッチメントによる最適な使用状態を補助できるものである。
【００５０】
また請求項１４記載の発明は、請求項２記載の効果に加えて、上記ヘッド部に、ヘッド部と一体に回動動作を行なうスキ刈り用アタッチメントを装着したので、ヘッド部とスキ刈り用アタッチメントとの一体回動によってスキ刈り用アタッチメントを地肌に密着させることができ、最適な使用状態（本体の中心線を地肌と略垂直に保つ状態）を補助できるものである。
【００５１】
また請求項１５記載の発明は、請求項２記載の効果に加えて、上記ヘッド部の回動動作を一時阻止可能とするロック手段を設けたので、例えば生え際、耳まわり等の細かい部分の仕上げ時にはヘッド部を回転しないように固定することで、従来のバリカン刃と同様なカット動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態の一例を示し、刃の摺動方向と略平行な軸線回りにヘッド部がスイングする場合の斜視図である。
【図２】同上の刃ブロックの斜視図である。
【図３】同上の本体とヘッドシェルの分解斜視図である。
【図４】同上のヘッドシェルを本体に取り付けた状態の斜視図である。
【図５】（ａ）は同上のヘッド部の下向き最大位置、（ｂ）は中間位置、（ｃ）は上向き最大位置をそれぞれ説明する一部破断斜視図である。
【図６】（ａ）は同上のヘッド部の下向き最大位置、（ｂ）は中間位置、（ｃ）は上向き最大位置をそれぞれ説明する側面図である。
【図７】（ａ）は同上のヘッド部をコイルバネによって下向き最大位置に付勢した場合の一部破断斜視図、（ｂ）は中間位置に付勢した場合の一部破断斜視図、（ｃ）は上向き最大位置に付勢した場合の一部破断斜視図である。
【図８】（ａ）は他の実施形態であり、刃の摺動方向と略平行な軸線回りにヘッド部がスイングする場合の分解斜視図、（ｂ）は組立斜視図である。
【図９】同上のシェル半体の斜視図である。
【図１０】同上のヘッド支軸を説明する一部破断斜視図である。
【図１１】同上のヘッド部の回動状態の説明図である。
【図１２】同上の規制リブと保持バネとの説明図である。
【図１３】（ａ）は同上のヘッド部が左回りに回動した状態の斜視図、（ｂ）は（ａ）における規制リブの位置の説明図である。
【図１４】（ａ）は同上のヘッド部が復帰した状態の斜視図、（ｂ）は（ａ）における規制リブの位置の説明図である。
【図１５】（ａ）は同上のヘッド部が右回りに回動した状態の斜視図、（ｂ）は（ａ）における規制リブの位置の説明図である。
【図１６】同上のヘアカッターの使用状態説明図である。
【図１７】同上のヘッド部に刈り高さアタッチメントを装着した場合の使用状態説明図である。
【図１８】同上の刈り高さアタッチメントの斜視図である。
【図１９】（ａ）は刈り高さアタッチメントの前端部を使用する場合の側面図、（ｂ）は後端部を使用する場合の側面図である。
【図２０】（ａ）はヘッド部の初期位置で刈り高さアタッチメントを装着した状態の側面図、（ｂ）は刈り高さアタッチメントがヘッド部と一体に回動した状態の側面図である。
【図２１】同上の刈り高さアタッチメントの使用状態説明図である。
【図２２】同上のヘッド部に装着されるボリューム落としアタッチメントの斜視図である。
【図２３】同上のボリューム落としアタッチメントをヘッド部に装着した場合の使用状態説明図である。
【図２４】同上のヘッド部に装着されるスキ刈り用アタッチメントの斜視図である。
【図２５】同上のスキ刈り用アタッチメントをヘッド部に装着した場合の使用状態説明図である。
【図２６】同上のロック機構を説明する一部破断斜視図である。
【図２７】同上のロック機構の分解斜視図である。
【図２８】同上のロック機構の動作説明図である。
【符号の説明】
１ 本体
２ ヘッド部
３ 刃ブロック
３ａ 刃部
４ 肌当て面
６ ヘッド支軸
８ バネ手段
８ａ コイルバネ
９ ヘッドシェル
１０ 刈り高さアタッチメント
１１ ボリューム落としアタッチメント
１２ スキ刈り用アタッチメント
１３ ロック手段
Ａ ヘアカッター
Ｂ 刃の摺動方向
Ｍ 刃の摺動方向と平行な軸線
Ｎ 刃の摺動方向と直交する軸線[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a head swing mechanism of a hair cutter for cutting hair and body hair.
[0002]
[Prior art]
The most common type of hair cutter is a so-called hair clipper, which is good for round cutting, but cannot be used at home because of the need for skilled techniques in terms of hair conditioning.
[0003]
Therefore, conventionally, an assisting tool for easily adjusting the hair length to a certain level or thinning out the amount of hair (skip cutting) even by an amateur is known (for example, see Patent Document 1).
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-8-187374
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the use of conventional assistive devices requires some skill, and if the restrictions on use are not respected, the length of the hairs may be uneven and may not be exactly the desired length.
[0006]
The present invention has been made in view of the problems of the conventional example described above, and the object thereof is to change the angle of the main body by rotating the head with respect to the main body, without changing the angle of the main body. An object of the present invention is to provide a head swing mechanism of a hair cutter in which a blade portion can be easily brought into close contact with the background of a complicated curved surface and a desired finish can be obtained even by a non-expert.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, in the present invention, in a hair cutter including a main body 1 having a built-in drive source and a head portion 2 having a blade block 3, a skin contact surface 4 of the head portion 2 is always It is characterized by having a head support shaft 6 that allows the head portion 2 to be rotatable with respect to the main body 1 so as to come into contact with the ground. By rotating, the blade portion 3a can be easily brought into close contact with the ground having a complicated curved surface without changing the angle of the main body 1.
[0008]
It is preferable that the head support shaft 6 rotates the head portion 2 around an axis M substantially parallel to the sliding direction B of the blade. In this case, the movement of the wrist is kept in a natural state, and the head portion 2 is moved from the background of the blade portion 3a. Can be reduced.
[0009]
Further, the blade block 3 is moved to a fixed position within a rotatable range, for example, a downward maximum position P at which the blade portion 3a of the blade block 3 is inclined most downward in a horizontal state of the main body 1. 1 , Or the maximum upward position P inclined upward 3 Or downward maximum position P 1 And the maximum upward position P 3 Approximately intermediate position P 2 Preferably, the head unit 2 does not require any special operation even when an external force is applied to the head unit 2 at the time of cutting. It is possible to automatically return to the position.
[0010]
It is preferable that the spring means 8 for urging to the fixed position is a coil spring 8a. In this case, the plate spring can be urged at a fixed position by utilizing the reaction force of the coil spring 8a. The structure can be simplified as compared with use.
[0011]
It is preferable that the center of rotation of the head support shaft 6 is located near the blade portion 3a of the blade block 3 in the head portion 2. In this case, the center of rotation of the head portion 2 is set to the sliding surface of the blade portion 3a (cutting surface). (The action portion), so that the pivoting operation of the head portion 2 accurately follows the movement of the blade portion 3a.
[0012]
Further, it is preferable that the head support shaft 6 is disposed inside the head shell 9 of the head portion 2. In this case, the head support shaft 6 does not protrude outside the head portion 2, and the appearance of the head portion 2 is smoothed. In addition, the size of the head unit 2 can be reduced.
[0013]
It is preferable that the head support shaft 6 rotates the head portion 2 about an axis N substantially perpendicular to the sliding direction B of the blade. In this case, the background of the blade portion 3a is kept while the movement of the wrist is in a natural state. This makes it possible to reduce floating from the floor, and is particularly suitable for cutting a slope portion such as around the ear.
[0014]
Further, it is preferable that a cutting height attachment 10 that rotates integrally with the head portion 2 is mounted on the head portion 2. In this case, the position of the cutting portion is determined by the integral rotation of the head portion 2 and the cutting height attachment 10. However, the cutting height attachment 10 can be brought into close contact with the ground to make the cutting height uniform.
[0015]
In addition, the cutting height attachment 10 is mounted so as not to interfere with the main body 1 within the rotatable range of the head portion 2 and the cutting height is variable by changing the mounting direction of the cutting height attachment 10 to the head portion 2. It is preferable that the cutting height attachment 10 can be rotated in a range substantially the same as the rotatable range of the head portion 2, and it is easy to switch between different cutting heights.
[0016]
Further, it is preferable to mount a volume drop attachment 11 which rotates integrally with the head portion 2 on the head portion 2. In this case, the volume is reduced at any position by the integrated rotation of the head portion 2 and the volume drop attachment 11. The dropping attachment 11 can be brought into close contact with the ground to keep the sliding surface (cutting portion) of the blade portion 3a substantially parallel to the ground. Cut) can be obtained.
[0017]
Further, it is preferable to mount a skim-cutting attachment 12 which performs a rotating operation integrally with the head portion 2 on the head portion 2. In this case, the skid-cutting is performed by integrally rotating the head portion 2 and the skid-cutting attachment 12. The attachment 12 can be brought into close contact with the ground, and skiing can be performed with the center line of the main body 1 kept substantially perpendicular to the ground.
[0018]
Further, it is preferable to provide a lock means 13 which can temporarily prevent the head 2 from rotating. In this case, the head 2 is fixed so as not to rotate when finishing a fine part such as a hairline or an ear circumference. Thus, a cutting operation similar to that of the conventional hair clipper blade can be performed.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments shown in the accompanying drawings.
[0020]
As shown in FIGS. 1 to 7, the hair cutter A of the present embodiment includes a main body 1 having a built-in drive source, a head 2 having a blade block 3, and a head 2 having a blade sliding direction B. And a head support shaft 6 for rotating about a substantially parallel axis M.
[0021]
The main body 1 of the hair cutter A incorporates an electric motor or a vibration-type linear actuator (not shown) serving as a driving source. Further, a switch handle (not shown) for turning on and off the operation of the main body 1 and the like are provided. Here, an output shaft 7 of the drive source and a pair of left and right connecting shafts 6b for head swing protrude upward from an upper end surface 1c of the main body housing 1a. , 1b.
[0022]
As shown in FIG. 3, the head shell 9 of the head unit 2 includes a pair of left and right side plates 17, a bottom plate 18, and a back plate 19. The bottom plate 18 is formed to be convexly curved along the concavely curved upper end surface 1c of the main body housings 1a and 1b. A center opening 80 into which the output shaft 7 of the main body 1 is inserted is provided at the center of the bottom plate 18 of the head shell 9, and a pair of connecting shafts 6b of the main body 1 are inserted into both sides of the bottom plate 18, respectively. Both side openings 81 are provided.
[0023]
As shown in FIG. 2, the blade block 3 is composed of a blade frame 3b having a skin contact surface 4, a comb-shaped movable blade 21 and a fixed blade 22 which are in sliding contact with each other. The boss fitting holes 24 of the blade frame 3b are fitted to the plurality of blade fixing bosses 23 (FIG. 3) provided on the front surface of the head shell 9 in a state of protruding above the top of the head shell 9 and press-fitted. The blade block 3 is fixed to the head shell 9 with. Here, the outer surface of the blade frame 3b is a smooth skin contact surface 4, and the blade portion 3a is disposed on an extension of the skin contact surface 4.
[0024]
As shown in FIG. 2, a pair of guide plates 25, 25 is attached to the surface of the movable blade 21 opposite to the fixed blade 22, and a slit 26 provided between the guide plates 25, 25 is provided on the main body 1 side. When the output shaft 7 (FIG. 3) is inserted, the driving force of the output shaft 7 is transmitted to the movable blade 21 via the guide plate 25, and the movable blade 21 reciprocates, and the scissors with the fixed blade 22 are interposed. The hair and body hair are cut by the inset. Here, as shown in FIGS. 5 (a) to 5 (c), the pair of guide plates 25, 25 are not disengaged from the output shaft 7 even when the head 2 rotates in the front-rear direction F. With such a shape and size, the driving force of the output shaft 7 is transmitted to the movable blade 21 via the guide plate 25 at any rotation angle.
[0025]
Next, the head swing mechanism will be described. This example includes a head support shaft 6 that swings the head portion 2 around an axis M substantially parallel to the sliding direction B of the blade. Here, the head support shaft 6 includes a pair of left and right rotation shafts 6a protruding from both inner walls of the head shell 9, and a pair of left and right connection shafts 6b protruding from upper end surfaces 1c of the main body housings 1a and 1b. Each of the connecting shafts 6b is inserted into the head shell 9 from both side openings 81 as shown in FIGS. 3 and 4, and a shaft hole 28 provided at an upper portion of the connecting shaft 6b is rotatably fitted to the rotating shaft 6a. I have. The head support shaft 6 rotates the head unit 2 about an axis M substantially parallel to the sliding direction B of the blade so that the skin contact surface 4 of the head unit 2 is always in contact with the ground. Here, FIG. 6 shows an example of a rotatable range of the head unit 2. FIG. 6A shows the downward maximum position P. 1 (The position where the blade block 3 is inclined most downward in the horizontal state of the main body 1), FIG. 2 FIG. 6C shows the maximum upward position P. 3 (The position in which the blade block 3 is inclined most upward in the horizontal state of the main body 1).
[0026]
In the hair cutter A having the above configuration, the head 2 swings in the front-rear direction F with respect to the main body 1 so that the skin contact surface 4 of the head 2 is always in contact with the ground. The blade portion 3a can be easily brought into close contact with the ground having a complicated curved surface without changing. In other words, by maintaining the optimum angle at which the blade portion 3a does not separate from the ground at the time of cutting, the floating of the blade portion 3a from the ground at the time of use can be reduced, the workability is improved, and the skilled worker is improved. If not, a uniform and smooth finish (for example, a beautiful step cut) can be achieved as a whole.
[0027]
In this example, since the center of rotation of the head 2 is located near the blade 3a of the blade block 3, the center of rotation of the head 2 slides between the movable blade 21 and the fixed blade 22 of the blade 3a. There is an advantage that the rotating operation of the head unit 2 accurately follows the movement of the blade unit 3a when approaching the surface (cutting action unit), and the cutting operation can be performed smoothly.
[0028]
Further, since the rotating shaft 6a is protruded inside the head shell 9 and the connecting shaft 6b is connected to the rotating shaft 6a inside the head shell 9, the head supporting shaft 6 is outside the head portion 2. Therefore, the appearance of the head unit 2 can be smoothed and the head unit 2 can be downsized. In addition, since the bottom plate 18 of the head shell 9 is curved in a convex shape, and the upper end surfaces 1c of the main body housings 1a and 1b are formed in a concave shape, the head portion 2 is kept narrow while keeping the gap between the head portion 2 and the main body 1 narrow. There is also an advantage that can be rotated.
[0029]
Next, an embodiment in which a spring means 8 for urging the blade block 3 to a fixed position within the rotatable range is provided will be described. In the example shown in FIG. 7, a coil spring 8a is used as the spring means 8. FIG. 7A shows the blade block 3 in the maximum downward position P shown in FIG. 1 In order to urge the spring, the central spring receiving portion 30 provided on the connecting shaft 6b and the rear spring receiving portion 31 erected on the rear end side of the bottom plate 18 of the head shell 9 are pushed and spread by the coil spring 8a. FIG. 7B shows the blade block 3 in the intermediate position P shown in FIG. 2 In order to urge the spring, the center spring receiving portion 30 and the rear spring receiving portion 31, and the center spring receiving portion 30 and the front spring receiving portion 32 erected on the front end side of the bottom plate 18 of the head shell 9. Are spread by coil springs 8a. FIG. 7C shows the blade block 3 in the maximum downward position P shown in FIG. 1 In order to urge the spring, the space between the central spring receiving portion 30 and the front spring receiving portion 32 is pushed open by the coil spring 8a. As described above, the head shell 9 is urged by the coil spring 8a so that the downward maximum position P shown in FIG. 1 , Intermediate position P 2 , Upward maximum position P 3 , The angle of the head portion 2 can be maintained, so that even if an external force is applied to the head portion 2 at the time of cutting, no special operation is required, and the head portion 2 automatically returns to the set predetermined position. It becomes possible. Further, since the biasing to the fixed position is performed by using the reaction force of the coil spring 8a, there is an advantage that the structure can be simplified as compared with the case of using a plate-like spring, and the spring means 8 can be configured in a small space.
[0030]
FIGS. 8 to 16 show another embodiment, and show an example in which the head portion 2 rotates about an axis N substantially perpendicular to the sliding direction B of the blade. The configuration in which the blade block 3 is attached to the head shell 9 and the configuration in which the guide plate 25 of the movable blade 21 is not disengaged from the output shaft 7 are described in the embodiments of FIGS. Is the same as
The head swing mechanism of this example includes a head support shaft 6 that swings the head portion 2 around an axis N that is substantially perpendicular to the sliding direction B of the blade. The head support shaft 6 of the present embodiment includes an annular shaft hole 6c provided on the bottom surface of the head shell 9 and an annular fitting shaft 6d protruding from the upper end surface 1c of the main body housings 1a and 1b. The axis N coincides with the center axis of the head support shaft 6. Further, the head shell 9 of the present example is constituted by two shell halves 9a and 9b having a symmetrical shape. The shell halves 9a and 9b are connected to each other by an assembly hook 82 shown in FIGS. In the center of the bottom surface 40 of each of the shell halves 9a and 9b, a semicircular hole 6e is formed, and the center of the bottom plate 18 of the head shell 9 is formed by coupling the shell halves 9a and 9b. A circular shaft hole 6c composed of two semicircular holes 6e, 6e is formed. On the other hand, semicircular bosses 6f are formed at the center of the upper end surfaces of the main body housings 1a and 1b, respectively, and two semicircular bosses 6f are formed at the center of the upper surface by coupling the main body housings 1a and 1b. , 6f are formed. The outer peripheral groove of the fitting shaft 6d and the shaft hole 6c are rotatably fitted to form the head support shaft 6 with the shaft hole 6c and the fitting shaft 6d. Is rotatable around an axis N orthogonal to the sliding direction B of the blade.
[0031]
Further, on the lower surface side of the bottom surface 40 of the shell halves 9a and 9b of the head portion 2, as shown in FIGS. 9, 10, and 11, a rotation restricting groove 41 concentric with the shaft hole 6c is recessed. The rotation range of the head unit 2 is regulated within a certain range by the regulation ribs 42 protruding from the upper surfaces of the main body housings 1a and 1b being slidably fitted into the rotation regulation grooves 41. Here, as shown in FIG. 12, in the rotation restricting groove 41, between the restricting rib 42 and one end of the rotational restricting groove 41, and between the restricting rib 42 and the other end of the rotational restricting groove 41, respectively. The holding spring 43 is incorporated, and the head spring 2 rotates in the clockwise direction a shown in FIG. 13 or in the counterclockwise direction b shown in FIG. It is possible to automatically return to the initial position shown in. Further, since the bottom surface 40 of the head shell 9 and the upper surfaces of the main body housings 1a and 1b are both formed in a flat shape, the head portion 2 is rotated while keeping a small gap between the head portion 2 and the main body 1. It has a structure that can be used.
[0032]
Since the head portion 2 is rotatable around the axis N substantially perpendicular to the sliding direction B of the blade, it is possible to reduce the floating of the blade portion 3a from the background while keeping the movement of the wrist in a natural state. It becomes possible. In particular, as shown in FIG. 16, when cutting a portion of a slope such as the circumference of the ear, the head 2 rotates around the axis N in the direction indicated by the arrow B. 3a can be always brought into close contact with the ground 5, and workability is improved.
[0033]
Next, an embodiment in the case of using any one of the cutting height attachment 10, the volume drop attachment 11, and the skim cutting attachment 12 will be described in order.
[0034]
First, FIGS. 18 to 21 show an example of a case where the cutting height attachment 10 that rotates integrally with the head unit 2 is attached to the head unit 2. The head 2 is rotatable about an axis M (FIG. 1) substantially parallel to the sliding direction B of the blade. The cutting height attachment 10 is used as an auxiliary tool for adjusting the hair to a fixed length. As shown in FIG. 18, a plurality of support members 60 are arranged in parallel in the blade sliding direction B. Each support member 70 has a different height amm and bmm (for example, a> b) at the front end 10a and the rear end 10b. Here, as shown in FIG. 19A, when the fitting shafts 50 provided on both sides of the cutting height attachment 10 are temporarily held on both side surfaces of the head portion 2, the front end portion 10a having the higher height is used. The cutting height can be increased as shown in FIG. 17 by arranging the blade block 3 in opposition to the blade block 3. Conversely, as shown in FIG. The cutting height can be reduced by arranging them facing each other. Further, in this example, the cutting height attachment 10 is attached to the head 2 so that the cutting height attachment 10 and the main body 1 do not interfere with each other within the rotatable range of the head 2. Specifically, the initial position of the head unit 2 is set to the maximum downward position P shown in FIG. 1 , The downward maximum position P 1 In this state, the cutting height attachment 10 is mounted as shown in FIG. Thereby, even if the head 2 rotates from the initial position shown in FIG. 20A as shown in FIG. 20B, the unused end of the cutting height attachment 10 (the rear end in the example of FIG. 20). Since the end 10b) rotates in a direction away from the main body 1 (in the direction of arrow A), the cutting height attachment 10 and the main body 1 do not interfere with each other, and the cutting height attachment 10 is rotated by the rotation of the head unit 2. The rotation can be performed in substantially the same range as the possible range.
[0035]
Then, as shown in FIG. 21, in a state where the tip of the support member 60 of the cutting height attachment 10 is in close contact with the ground 5, the hair cutter A is turned against the flow of hair (here, from the hairline to the top of the hair). By sliding (toward), a certain length of hair can be obtained. By the way, in the conventional head fixed type, since the start is from the broken line position S1 in FIG. 21, the movement of the wrist is in a cramped state, and it is difficult to bring the blade portion 3a into close contact with the ground 5; If used, the start from a position higher than the conventional position (solid line position S2 in FIG. 21), so that the tip of the cutting height attachment 10 can be brought into close contact with the ground 5 with a natural movement of the wrist. Thus, it is possible to assist the cutting height attachment 10 in an optimal use state. Further, as shown in FIGS. 19A and 19B, by changing the mounting direction of the cutting height attachment 10, it is possible to easily set the cutting height to a different height, and the workability is further improved.
[0036]
Next, FIGS. 22 and 23 show an example of a case where the volume drop attachment 11 that rotates integrally with the head unit 2 is attached to the head unit 2. The head 2 is rotatable about an axis M (FIG. 1) substantially parallel to the sliding direction B of the blade.
The volume reduction attachment 11 of this example is used as an auxiliary tool for volume reduction of hair, and as shown in FIG. 22, a support member 70 having a smoothly concave tip is moved in the sliding direction B of the blade. A plurality of holding portions 61 for holding hair are provided on the inner side so as to be substantially parallel to the blade surface of the blade portion 3a. As shown in FIG. 23, with the volume drop attachment 11 attached to the head portion 2 and the tip of the support member 70 in contact with the scalp, the hair cutter A is moved downward from above the head to cut the hair into the blade portion 3a. Disconnect with At this time, the interval between the blade portion 3a and the scalp is held by the support member 70 so as to be a predetermined interval, and the pressing portion 61 is located behind the cutting action portion of the blade portion 3a. 23, it is possible to finish with the thickness E of FIG. Further, the initial position of the head unit 2 (for example, the intermediate position P shown in FIG. 2 ), The contact surface of the blade portion 3a can be kept substantially parallel to the ground 5 at any angle, and the tip of the support member 70 of the volume drop attachment 11 can be attached to the ground 5 at any angle. Since the operation can be performed in close contact, it can be finished to a predetermined thickness E. In addition, the hair is cut by the thickness E of the interval between the pressing portion 61 and the cutting action portion of the blade portion 3a while the hair is pressed by the pressing portion 61. In other words, the minimum thickness after the cut is ensured by the support member 70, and the hair is not cut at once by the presence of the pressing portion 61 (the hair that extends outward from the cutting action portion of the blade portion 3a without the pressing portion 61). Can be cut at once), and the hair can be cut leaving a predetermined thickness E. By cutting in this way, it can be performed more quickly than in the case of cutting only the tip of the hair as in the past, and who can cut and cut into a predetermined state, and can cut evenly as a whole, It is possible to sufficiently assist an optimal use state (a state in which the contact surface of the blade portion 3a is kept substantially parallel to the ground surface 5) by the volume drop attachment 11 such that a smooth finish (for example, a step cut) can be obtained. The property is improved.
[0037]
Next, FIG. 24 and FIG. 25 show an example in which the skim-cutting attachment 12 that rotates integrally with the head unit 2 is attached to the head unit 2. The head 2 is rotatable about an axis M (FIG. 1) substantially parallel to the sliding direction B of the blade. The skim attachment 12 of this embodiment is used as an auxiliary tool for skim hair. As shown in FIG. 24, the tip 12 covers a part of the cut portion of the blade portion 3a to cut the hair. A plurality of possible gap portions 71 and a non-cuttable cover portion 72 are formed along the sliding direction B. By attaching the skim attachment 12 to the head unit 2 and moving the hair cutter A downward from above the head, the hair can be cut only at the gap 71. In other words, instead of cutting the entire hair at once, it is possible to cut the hair little by little, and it is possible to reduce the volume of a portion with a large amount of hair. Further, by attaching the skim attachment 12 at the initial position of the head portion 2, the center line of the main body 1 can be kept substantially perpendicular to the ground 5, and hair can be reliably introduced into the gap portion 71. In addition, the wrist movement starts at a position S5 lower than the conventional start position (dashed line S3 in FIG. 25) and stops at a position S6 higher than the conventional stop position (dashed line S4 in FIG. 25). Makes it possible to bring the tip of the attachment into close contact with the ground in a natural state, and it is possible to sufficiently assist the optimum use state (the state in which the center line of the main body 1 is maintained substantially perpendicular to the ground) by the skim-cutting attachment 12. And workability is further improved.
[0038]
26 to 28 show still another embodiment, and show an example in which a lock means 13 for temporarily stopping the rotation of the head 2 is provided. The head 2 is rotatable about an axis M (FIG. 1) substantially parallel to the sliding direction B of the blade. Other configurations are the same as those in FIG. By the way, when the hair part is cut at the hairline or when finishing a fine part such as the circumference of the ear, the head part 2 is not stabilized when the head part 2 is rotated with respect to the main body 1, so that the cut may not be performed well. In consideration of this case, in this example, as shown in FIG. 27, a lock lever 13a and a lever holding member 13b are attached to the main body 1, and a hole 13c (FIG. 28) is formed in a part of the bottom plate 18 of the head shell 9. 26 (b), the lock lever 13a is raised to engage with the hole 13c of the head portion 2 to prevent the rotation of the head portion 2 and to prevent the head portion 2 from rotating, such as a hairline or an ear circumference. Fine parts can be finished in the same way as a conventional hair clipper blade. In order to return to the rotatable state, it is only necessary to pull down the lock lever 13a.
[0039]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, in a hair cutter including a main body in which a drive source is incorporated and a head having a blade block, the skin contact surface of the head is always in contact with the ground. The head is pivoted with respect to the main body so that the head can rotate freely with respect to the main body. The parts can be brought into close contact with each other, so that the workability can be improved and a uniform and smooth finish (for example, a beautiful step cut) can be achieved even by a non-expert.
[0040]
According to the second aspect of the invention, in addition to the effect of the first aspect, the head support shaft rotates the head portion about an axis substantially parallel to the sliding direction of the blade, so that the movement of the wrist is natural. The floating of the blade portion from the background can be reduced while maintaining the state, and workability is improved.
[0041]
According to the third aspect of the present invention, in addition to the effect of the second aspect, since the blade block is provided with a spring means for urging the blade block to a fixed position within a rotatable range, the blade block is moved with respect to the head portion at the time of cutting. Even if an external force is applied, it is possible to automatically return to the set predetermined position without requiring any special operation.
[0042]
According to a fourth aspect of the present invention, the fixed position of the third aspect is a downward maximum position in which the blade portion of the blade block is inclined most downward in a horizontal state of the main body. Is a maximum upward position at which the blade portion of the blade block is inclined most upward in the horizontal state of the main body. The invention according to claim 6, wherein the constant position of claim 3 is a maximum downward position and a maximum upward position. In any case, no special operation is required even if an external force is applied to the head portion at the time of cutting, and a predetermined predetermined position (a maximum downward position, a maximum upward position, or a substantially intermediate position) ) Can be automatically restored.
[0043]
According to a seventh aspect of the present invention, in addition to the effect of the third aspect, since the spring means for urging to the certain position is a coil spring, the urging at the certain position is performed by utilizing the reaction force of the coil spring. Therefore, the structure can be simplified as compared with the case of using a plate-shaped spring, and the spring means can be configured in a small space.
[0044]
According to an eighth aspect of the present invention, in addition to the effect of the second aspect, the center of rotation of the head support shaft is disposed near the blade of the blade block in the head, so that the center of rotation of the head is the blade. By approaching the sliding surface (cutting action portion) of the portion, the turning operation of the head portion can easily follow the movement of the blade portion accurately, and the cutting operation can be performed smoothly.
[0045]
According to a ninth aspect of the present invention, in addition to the effect of the second aspect, the head spindle is disposed inside the head shell of the head, so that the head spindle does not protrude outside the head. The external appearance of the head section can be smoothed and the head section can be downsized.
[0046]
According to a tenth aspect of the present invention, in addition to the effect of the second aspect, the head support shaft rotates the head portion about an axis that is substantially perpendicular to the sliding direction of the blade. Because it is rotatable about an axis that is substantially perpendicular to the sliding direction, it is possible to reduce the lifting of the blade from the ground while keeping the movement of the wrist in a natural state, especially for slopes such as around the ears. Ideal for cutting parts.
[0047]
According to an eleventh aspect of the present invention, in addition to the effect of the second aspect, a cutting height attachment that rotates integrally with the head portion is attached to the head portion, so that the head portion and the cutting height attachment are attached. The cutting height attachment can be brought into close contact with the ground at any position by the integral rotation of the cutting height and the cutting height can be made uniform, and the optimum use state by the cutting height attachment can be assisted.
[0048]
According to a twelfth aspect of the present invention, in addition to the effects of the eleventh aspect, the cutting height attachment is mounted so as not to interfere with the main body within a rotatable range of the head portion, and the cutting height with respect to the head portion. The cutting height can be changed by changing the attachment direction, so that the cutting height attachment can be rotated in almost the same range as the rotation range of the head, and the cutting height can be changed. Becomes easier.
[0049]
According to a thirteenth aspect of the present invention, in addition to the effect of the second aspect, a volume drop attachment that rotates integrally with the head is attached to the head, so that the head and the volume drop attachment are connected to each other. Volume reduction at any position by integral rotation The attachment can be brought into close contact with the ground to keep the sliding surface of the blade (cutting action part) almost parallel to the ground. A beautiful finish (for example, a step cut) can be obtained, and an optimal use state by the volume reduction attachment can be assisted.
[0050]
According to a fourteenth aspect of the present invention, in addition to the effect of the second aspect, the skid-cutting attachment that rotates integrally with the head portion is mounted on the head portion, so that the head portion and the skid-cutted attachment are attached. By the integral rotation of the body, the skim-cutting attachment can be brought into close contact with the ground, and an optimum use state (a state in which the center line of the main body is kept substantially perpendicular to the ground) can be assisted.
[0051]
According to a fifteenth aspect of the present invention, in addition to the effect of the second aspect, a locking means is provided for temporarily stopping the rotation of the head, so that fine parts such as hairline, ear circumference and the like can be finished. At times, by fixing the head portion so as not to rotate, a cutting operation similar to that of a conventional clipper blade can be performed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view illustrating an example of an embodiment of the present invention, in which a head swings around an axis substantially parallel to a sliding direction of a blade.
FIG. 2 is a perspective view of the blade block according to the first embodiment;
FIG. 3 is an exploded perspective view of the main body and the head shell.
FIG. 4 is a perspective view showing a state where the head shell is attached to a main body.
5A is a partially broken perspective view illustrating a downward maximum position of the head unit, FIG. 5B is an intermediate position, and FIG. 5C is a partially broken perspective view illustrating an upward maximum position.
6A is a side view illustrating a downward maximum position of the head unit, FIG. 6B is an intermediate position, and FIG. 6C is a side view illustrating an upward maximum position.
7A is a partially cutaway perspective view when the head unit is urged to the maximum downward position by a coil spring, FIG. 7B is a partially cutaway perspective view when urged to an intermediate position, and FIG. () Is a partially cutaway perspective view when biased to the maximum upward position.
8A is an exploded perspective view of another embodiment, in which the head swings about an axis substantially parallel to the sliding direction of the blade, and FIG. 8B is an assembled perspective view.
FIG. 9 is a perspective view of a shell half of the above.
FIG. 10 is a partially cutaway perspective view illustrating the head support shaft according to the embodiment.
FIG. 11 is an explanatory diagram of a rotating state of the head unit according to the third embodiment.
FIG. 12 is an explanatory diagram of a regulating rib and a holding spring according to the embodiment.
13A is a perspective view showing a state in which the head unit is rotated counterclockwise, and FIG. 13B is an explanatory diagram of the position of a regulating rib in FIG.
FIG. 14A is a perspective view showing a state in which the head unit is restored, and FIG. 14B is an explanatory diagram of a position of a regulating rib in FIG.
FIG. 15A is a perspective view showing a state in which the head unit is rotated clockwise, and FIG. 15B is an explanatory diagram of the position of the regulating rib in FIG.
FIG. 16 is an explanatory view of a usage state of the hair cutter of the above.
FIG. 17 is an explanatory view of a use state in a case where a cutting height attachment is mounted on the head unit according to the first embodiment.
FIG. 18 is a perspective view of the same cutting height attachment.
FIG. 19A is a side view when the front end of the cutting height attachment is used, and FIG. 19B is a side view when the rear end is used.
20A is a side view showing a state where a cutting height attachment is mounted at an initial position of a head portion, and FIG. 20B is a side view showing a state where the cutting height attachment is rotated integrally with the head portion.
FIG. 21 is an explanatory diagram of a usage state of the cutting height attachment of the above.
FIG. 22 is a perspective view of a volume drop attachment attached to the head unit of the above.
FIG. 23 is an explanatory diagram of a use state when the volume drop attachment is mounted on a head unit.
FIG. 24 is a perspective view of a skim-cutting attachment attached to the head unit according to the third embodiment.
FIG. 25 is an explanatory view of a use state in a case where the skim cutting attachment is attached to a head portion.
FIG. 26 is a partially cutaway perspective view illustrating the lock mechanism according to the third embodiment.
FIG. 27 is an exploded perspective view of the lock mechanism.
FIG. 28 is an operation explanatory view of the above lock mechanism.
[Explanation of symbols]
1 body
2 Head
3 blade block
3a Blade
4 Skin contact surface
6 Head spindle
8 Spring means
8a coil spring
9 Headshell
10 Cutting height attachment
11 Volume drop attachment
12 Attachment for ski cutting
13 Locking means
A hair cutter
B Sliding direction of blade
M Axis parallel to blade sliding direction
Axis line perpendicular to the sliding direction of the blade
