JP2004199741A - 記録再生方法および記録再生装置 - Google Patents

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知之 三宅
Kyoji Kasuga
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Abstract

【課題】複数ユーザに使用され、多くのコンテンツが記録されるような記録媒体におけるファイル管理を簡便、容易にした記録再生装置を提供する。
【解決手段】記録再生装置1を用いて、光ディスクDにコンテンツの記録・再生を行う際には、録画ユーザ、視聴予定ユーザ、視聴ユーザについて、コンテンツごとに、各コンテンツの視聴の有無、視聴制限等を含む記録再生履歴情報の記録・更新を実施する。また、この情報を表示する事を可能としたので、各ファイルの管理を容易にできる。例えば、視聴する複数ユーザに共通の未視聴コンテンツの取り出し、または全てのユーザによって視聴されたコンテンツの削除などの作業を、素早く確実に実行できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像情報等を記録または再生する記録再生方法および記録再生装置に関するものであり、より詳細には、例えば複数ユーザによって使用され、動画、音声またはテレビジョン放送番組のようなコンテンツを記録または再生する記録再生方法および記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ハードディスクドライブに代表されるランダムアクセス可能な記憶媒体の性能向上によって、デジタル圧縮映像を記録蓄積して再生することのできる番組記録再生装置が実用化されている。
【0003】
市販されている記録再生装置の一例においては、録画した番組について「再生済み」または「未再生」の2種類の管理を行い、録画された番組の一箇所でも再生すると「再生済み」と表示し、または録画した番組の情報、再生情報などを表示する記録再生装置がある。
【0004】
また、例えば日本国の公開特許公報「特開2000−295558号公報(公開日:2000年10月20日)」に記載された番組記録再生装置においては、録画済み番組の管理方法として、専用領域を用いて録画済み番組の再生履歴をグラフ表示する方法が提案されている。
【0005】
これらの技術においては、例えばテレビジョン放送番組を、複数の視聴者によって同時に見る場合については考慮されていない。すなわち、複数のユーザが使用する場合を考慮していない。
【0006】
これに対して、例えば日本国の公開特許公報「特開2000−175117号公報(公開日:2000年6月23日)」には、登録された複数の視聴ユーザ中から視聴するユーザを認識し、登録されているユーザ情報に応じて、番組ごとに視聴可能かどうか視聴制限を判断するテレビジョン受像機が記載されている。
【0007】
なお、例えば日本国の公開特許公報「特開2001−35092号公報(公開日:2001年2月9日)」に記載されたリムーバブルメモリ、リムーバブルメモリドライブ及びセキュリティ管理方法においては、例えばパーソナルコンピュータ(Personal Computer:PC)用の外部メモリのような記録メディアに、ユーザ管理情報を記録する構成が開示されている。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−295558号公報
【0009】
【特許文献2】
特開2000−175117号公報
【0010】
【特許文献3】
特開2001−35092号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の構成によれば、複数ユーザに使用され、多くのコンテンツが記録されるような記録媒体を用いる記憶再生装置において、ファイル管理(コンテンツ管理)が必ずしも簡便なものとならない虞れがある。
【0012】
すなわち、上記の特開2000−175117号公報に記載の構成は、放送される映像情報のためのものであり、記録媒体に記録された映像情報を視聴するものではない。このため、記録媒体に記録されたコンテンツについては、どのようなファイル管理が行われるか分からない。
【0013】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数ユーザに使用され、多くのコンテンツが記録されるような記録媒体におけるファイル管理を簡便、容易にした記録再生方法および記録再生装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る記録再生方法は、上記課題を解決するために、記録媒体にコンテンツの記録を行い、または記録媒体に記録されたコンテンツの再生を行う記録再生装置における記録再生方法において、上記記録媒体に記録されるコンテンツのコンテンツ情報と上記記録再生装置を使用する複数のユーザについてのユーザ情報とを関連付けた、上記ユーザが上記コンテンツを再生したか否かを表す再生項目を含んでいる記録再生履歴情報に対して、上記コンテンツの再生に応じて、上記コンテンツを再生した上記ユーザについての上記再生項目を更新する工程を含んでいることを特徴としている。
【0015】
上記記録媒体には、例えば動画、音声またはテレビジョン放送番組のようなコンテンツが記録される。記録媒体は、複数のユーザに共同で使用(共用)される。
【0016】
コンテンツのコンテンツ情報には、コンテンツの記録(録画)日時、録画チャンネル、録画時間、内容(ドラマ、映画などの分類)などが含まれる。このコンテンツ情報は、記録媒体に登録するものであってもよいし、記録媒体を記録・再生する記録再生装置に登録するものであってもよいが、記録容量の増大を考慮すれば、記録再生装置に着脱可能な記録媒体に記録されている方が望ましい。
【0017】
また、記録再生装置を使用するユーザについてのユーザ情報は、記録媒体に登録するものであってもよいし、記録媒体を記録・再生する記録再生装置に登録するものであってもよい。また、ユーザ情報の登録は、少なくともコンテンツの再生又は記録の前に行う。すなわち、ユーザ情報の登録は、例えば記録・再生の度に行うものであってもよいし、または一度行った登録の内容を例えば再生前に確認することによって、登録するものであってもよい。この点を考慮すれば、ユーザ情報は、記録再生装置内に設けた半導体メモリ、ハードディスクなどの記録領域に記録しておく方が望ましい。
【0018】
また、記録媒体に記録されるコンテンツのコンテンツ情報と記録再生装置を使用する複数のユーザについてのユーザ情報とを関連付けた記録再生履歴情報は、記録履歴情報または再生履歴情報の意味であり、記録・再生履歴情報と表すこともできる。
【0019】
記録再生履歴情報には、各ユーザの各コンテンツに関する再生履歴(再生項目)が含まれる。また、記録再生履歴情報には、各コンテンツの記録を行ったユーザに関する記録履歴(記録項目)を含んでいてもよい。記録再生履歴情報は、記録媒体に登録するものであってもよいし、記録媒体を記録・再生する記録再生装置に登録するものであってもよいが、装置での履歴一覧性を考慮すれば、記録再生装置内の記録領域、上記記録媒体と異なる記録装置で、例えば半導体メモリ、HDD等に代表される固定メモリ、PCカード型メモリに代表される可換型メモリに記録されている方が望ましい。
【0020】
ここで、コンテンツの再生には、コンテンツを記録する際に、ユーザがそのコンテンツを視聴することをも含むものとする。
【0021】
上記構成において、ユーザによってコンテンツが再生されると、そのコンテンツに関連づけられた記録再生履歴情報に含まれる上記ユーザの視聴履歴の中の上記コンテンツに関する項目(再生項目)が、視聴済みに更新(修正)される。ここで、コンテンツの再生に応じて記録再生履歴情報を更新するために、例えばコンテンツの再生前にユーザ認証を行ってもよい。ユーザ認証を行ったときには、認証がなされたユーザを、コンテンツを再生したユーザであるとみなして、記録再生履歴情報を更新する。
【0022】
したがって、記録再生履歴情報を参照すれば、複数のユーザについて、ユーザごとに、記録媒体に記録されたコンテンツの再生履歴を管理できる。このため、例えば他のユーザの再生履歴を参照して、他のユーザにとって未視聴のコンテンツを誤って削除してしまうことを防止できる。このために、例えば記録媒体に記録されているコンテンツとユーザとを関連付けてテーブルを作成し、このテーブルを表示するようにしてもよい。このように、個別のコンテンツについて、複数のユーザの再生履歴を確認できるので、不用意にコンテンツを削除することがなくなる。
【0023】
または、例えば記録媒体に記録されているコンテンツのうち、全てのユーザに視聴されていて既に不要なコンテンツがあるか否かを判別できる。したがって、全てのユーザに視聴されていれば、不要なコンテンツを削除する事も可能である。
【0024】
よって、複数ユーザに使用され、多くのコンテンツが記録されるような記録媒体におけるファイル管理(コンテンツ管理)を簡便、容易にした記録再生方法を提供できる。すなわち、例えば視聴する複数のユーザに共通の未視聴コンテンツの取り出し、また例えば全てのユーザによって視聴されたコンテンツの削除などの作業を素早く、確実に実行して、ファイル管理、ユーザ管理を容易にできる。
【0025】
なお、上記記録再生方法を、記録媒体に記録されたコンテンツと上記記録媒体の記録・再生を行うユーザが登録されており、上記ユーザによる上記コンテンツ記録・再生履歴情報の内容として、少なくとも、視聴するユーザ名、及び上記ユーザが上記コンテンツについて、視聴済み、又は未視聴の区別を含み、上記記録装置の使用ユーザを認識して、この情報を管理するようにした構成である、と表現することもできる。
【0026】
また、上記記録・再生履歴情報は、視聴ユーザ、コンテンツ名、視聴済み・未視聴の区別などを含む情報である。この場合、記録再生装置で記録又は再生するコンテンツが増えれば、記録・再生履歴情報に関する情報量は、これに伴い、次第に大きくなっていく事になり、記録可能容量を超えると情報の記録が出来なくなる可能性があるが、記録媒体に記録すれば、記録領域が不足するような心配がない。しかしながら、記録媒体を装置内に挿入時にしか、この情報にアクセス出来ない事になるので、他の記録媒体を含む、未視聴コンテンツを確認したい場合の一覧性に劣る。この場合、記録再生装置内の専用の記録領域に記録する方が便利である。
【0027】
本発明に係る記録再生方法は、上記課題を解決するために、上記構成において、上記記録再生装置に登録されている上記ユーザ情報を、上記記録再生装置を使用するユーザの選択のために表示する工程を含んでいることを特徴としている。
【0028】
上記構成においては、記録再生装置を使用するユーザのユーザ情報を、予め記録再生装置に登録する。その後に、その記録再生装置を使用するときに、その登録したユーザ情報を、記録再生装置を用いているユーザを選択するために、表示する。
【0029】
したがって、例えば登録したユーザ情報から、記録再生装置を用いているユーザとして、コンテンツを再生するユーザが選択される。また、例えばコンテンツの記録を行う際には、記録再生装置を用いているユーザとして、コンテンツを記録するユーザが選択される。
【0030】
このため、例えばコンテンツの再生に応じて再生履歴を更新する際には、この選択されたユーザを、コンテンツを再生するユーザとみなすことができる。したがって、各コンテンツを再生するユーザを特定する際に、上記の登録されたユーザ情報を用いた選択によって特定するので、例えばユーザ名入力、パスワード設定などの各種設定の手間が省ける。
【0031】
また、ユーザ情報は、記録媒体を記録・再生する記録再生装置に記録されているので、記録媒体からユーザ情報を読み出さなくてもよい。このため、記録媒体を記録・再生するための調整時間、例えば光ディスクであれば、レーザパワー調整、ディスクチルト補正などに要する時間の間に、ユーザ情報、特に再生履歴に関する情報を早く表示できる。また、この調整時間中に各コンテンツ視聴ユーザの選択を終了する事も可能である。
【0032】
なお、上記記録再生方法は、複数ユーザを管理する記録再生装置に、この記録再生装置を使用するユーザのユーザ情報を登録するためのユーザ情報記録部が設けられており、上記記録媒体に記録・再生する各コンテンツの視聴ユーザを、上記ユーザ情報記録部に登録された上記ユーザ情報から選択されるようにした構成である、と表現することもできる。
【0033】
本発明に係る記録再生方法は、上記課題を解決するために、上記構成において、上記記録再生装置の起動時に、または上記記録再生装置の起動後に、上記記録再生装置を使用するユーザについて、上記記録再生装置に設けられた記録領域にユーザ登録する工程と、上記記録再生装置の起動から使用を終了するまでの間に、上記記録媒体にコンテンツの記録を行った場合には、上記ユーザ登録する工程において登録された上記ユーザについて、上記ユーザが上記コンテンツの記録を行ったかを表す上記記録再生履歴情報の記録項目を登録し、または上記記録媒体に記録されたコンテンツの再生を行った場合には、上記ユーザ登録する工程において登録された上記ユーザについて、上記記録再生履歴情報の上記再生項目を更新する工程とを含んでいることを特徴としている。
【0034】
上記構成においては、記録再生装置の起動時に選択、又は新規登録したユーザを、その後の記録または再生の際のユーザとして設定する。このユーザ設定は、複数のユーザについて行うものであってもよい。これによって、ユーザ情報を更新する。より詳細には、装置起動時には、記録再生装置を使用するユーザとして、視聴ユーザ、または一緒に視聴する他ユーザが登録される。そして、この登録されたユーザを、その後にコンテンツを記録または再生したユーザとして、記録再生履歴情報を更新する。例えば、コンテンツの記録を行った場合にはそのユーザについて記録再生履歴情報の記録項目を登録し、コンテンツの再生を行った場合にはそのユーザについて記録再生履歴情報の再生項目を更新する。
【0035】
したがって、複数のコンテンツを視聴、または記録する場合に、各コンテンツにおいてユーザ情報を入力、更新する手間を省くことができる。
【0036】
なお、上記記録再生方法は、複数ユーザが使用する記録再生装置の起動時に、起動したユーザ、及びこれから一緒に視聴または記録するユーザを登録し、記録時には上記ユーザを録画ユーザとして、視聴時には上記ユーザを視聴ユーザとして、自動的に各コンテンツにおけるユーザ情報、記録・再生履歴情報を更新する構成である、と表現することもできる。
【0037】
本発明に係る記録再生方法は、上記課題を解決するために、上記構成において、上記記録再生履歴情報に含まれる、または上記コンテンツ情報に含まれて上記記録再生履歴情報と関連付けられる、コンテンツが消去可能か否かを示す消去制限の項目を、所望のコンテンツに対して設定する工程を含んでいることを特徴としている。
【0038】
上記構成によれば、所望のコンテンツに消去制限を行って、コンテンツが消去されないようにできる。ここで、消去制限のなされているコンテンツは消去することができない。消去制限の解除されたコンテンツは消去できる。または、消去制限のなされているコンテンツを消去しようとすると、警告を発する構成であってもよい。
【0039】
例えばあるコンテンツについて、そのコンテンツをまだ視聴していない未視聴者がいるとき、そのコンテンツに消去制限を設定する。これによって、未視聴者がいる場合には、そのコンテンツを消去できないようにできる。したがって、この方法により、未視聴者がいるにも関わらず、該当コンテンツを消去してしまうことを防止できる。
【0040】
また、例えば、そのコンテンツの記録時に消去制限の項目を設定し、全てのユーザによって視聴されるとその消去制限を解除するようにしてもよい。または、例えばそのコンテンツの記録時に消去制限の項目を設定し、所定の期間が経過するとその消去制限を解除するようにしてもよい。この場合には、消去制限が解除されると、その消去制限の解除されたコンテンツを削除する構成であってもよい。すなわち、全てのユーザに視聴されたコンテンツを自動的に削除する構成であってもよい。また、記録から所定の期間が経過したコンテンツを自動的に削除する構成であってもよい。この構成であれば、不要なコンテンツを記録しておくことがない。
【0041】
なお、上記構成において、消去制限の項目は、記録再生履歴情報またはコンテンツ情報の少なくともいずれか一方に含まれている構成であってもよい。そして、消去制限の項目が、記録再生履歴情報またはユーザ情報と、関連付けることが可能なように構成されていてもよい。
【0042】
また、上記記録再生方法は、記録された各コンテンツに登録されたユーザ情報、記録・再生履歴情報に基づき、未視聴者がいる場合には、該当コンテンツを消去できないように消去制限を加えるか、または消去に対して警告を発するようにした構成である、と表現することもできる。
【0043】
本発明に係る記録再生方法は、上記課題を解決するために、上記構成において、上記記録再生履歴情報から、上記コンテンツ情報のコンテンツと上記ユーザ情報のユーザとの関連付けを示すテーブルを作成する工程と、上記テーブルを表示する工程とを含んでいることを特徴としている。
【0044】
上記構成においては、記録媒体のコンテンツごとに登録されている記録再生履歴情報を読取り、ユーザごとのコンテンツの視聴状況としてのテーブルを表示する。
【0045】
このテーブルには、視聴する自分自身の未視聴コンテンツ、また、既に設定された複数ユーザ、視聴対象ユーザ全員の視聴済みコンテンツなどの情報が含まれる。
【0046】
したがって、視聴する自分自身の未視聴コンテンツ、また、既に設定された複数ユーザ、視聴対象ユーザ全員の視聴済みコンテンツを、選択するために表示することが可能となり、利便性、一覧性が向上する。また、上述のようなテーブルが得られれば、消去、保存等のファイル作業を簡便かつ確実に実行できる。
【0047】
本発明に係る記録再生方法は、上記課題を解決するために、記録媒体にコンテンツの記録を行い、または記録媒体に記録されたコンテンツの再生を行う記録再生装置において、少なくとも1人のユーザについて、ユーザを特定可能な固有情報を少なくとも含んでいるユーザ情報を登録し、保存する工程と、上記記録媒体に記録するコンテンツ毎に、上記ユーザ情報に登録されたユーザと上記コンテンツとを関連付けた記録再生履歴情報を記録する工程と、上記記録されたコンテンツに対する、上記ユーザ情報に登録されたユーザからの再生要求を受け付ける工程と、上記再生要求を受け付けたコンテンツに関して上記記録再生履歴情報に含まれているユーザと上記再生要求を行ったユーザとを照合する工程と、上記照合の結果、同一と判断される場合に、上記コンテンツを再生指示するとともに、再生が実行された後に、上記コンテンツと上記再生要求により得られたユーザを特定可能な固有情報の組合せに対し、上記再生済みコンテンツについて視聴済みを意味する情報を上記記録再生履歴情報に付加する工程と、上記ユーザを特定可能な固有情報と、上記コンテンツ情報と、視聴済みの有無との関係を示した情報を出力する工程と、を含んでいることを特徴としている。
【0048】
上記構成によれば、ユーザを個々に特定可能なユーザ名等のユーザ情報を、例えばメモリ等の記憶手段(記録領域)に登録、保存して、記録媒体に記録するコンテンツ情報ごとにそのユーザ情報を関連付けるので、コンテンツとユーザとの関係を明確にできる。
【0049】
次に、例えばCPU等の制御手段が、登録されたユーザ情報と記録されたコンテンツの再生要求を受け付け、その受け付けたユーザ情報とコンテンツの記録再生履歴情報を照合することによって、再生要求したユーザがコンテンツの正当なユーザであるか否かの判別を行う。
【0050】
この判別の結果、一致した場合には、コンテンツを再生指示するとともに、再生が実行された後に、そのコンテンツと再生要求により得られたユーザを特定可能な固有情報の組合せに対し、上記ユーザが視聴済みであることを示すように記録再生履歴情報を書き換え、メモリ等の記憶手段に記憶する。視聴済みを意味する情報を付加するとは、例えばユーザがコンテンツを再生したか否か(視聴済みか未視聴か)を表す再生履歴(視聴履歴)の項目(再生項目)を、未視聴から視聴済みに変更することを含むものとする。また、ユーザを特定可能な固有情報と、記録媒体に記録されたコンテンツと、これに対して視聴済みか否かの関係を示した情報を外部の表示装置等に対して出力する。
【0051】
したがって、1枚の記録媒体を複数のユーザで共有する場合において、記録媒体に記録されたコンテンツに対して、ユーザ情報及びそのユーザの視聴/未視聴の有無を関連付けて管理するので、そのユーザ以外のユーザであっても、そのコンテンツの視聴状況を確認できる。したがって、視聴済みのコンテンツを消去してもよいという判断ができる。コンテンツの消去によって、記録媒体の記録可能な記録容量を回復できるので、新たなコンテンツを記録することが可能となる。
【0052】
さらに、視聴済み/未視聴の区別に加え、消去禁止の情報を設定可能にしてもよい。これによれば、視聴済みのコンテンツであっても、そのコンテンツに関連付けられていない第三者によるそのコンテンツの消去を防止できる。したがって、記録したコンテンツの消去を防止するので、コンテンツを一定期間あるいは永久保存する場合に用いると好ましい。
【0053】
本発明に係る記録再生装置は、上記課題を解決するために、記録媒体にコンテンツの記録を行い、または記録媒体に記録されたコンテンツの再生を行う記録再生装置において、記録再生装置本体を使用する複数のユーザについてのユーザ情報を管理するユーザ情報管理部と、上記記録媒体に記録されるコンテンツのコンテンツ情報と上記ユーザ情報管理部の管理する上記ユーザ情報とを関連づけた、上記ユーザが上記コンテンツを再生したか否かを表す再生項目を含んでいる記録再生履歴情報を管理する記録再生履歴情報管理部とを備え、上記記録再生履歴情報管理部が、上記コンテンツの再生に応じて、上記コンテンツを再生した上記ユーザについての上記再生項目を更新することを特徴としている。
【0054】
記録再生装置のユーザ情報管理部は、記録再生装置を使用するユーザのユーザ情報を管理する。ユーザ情報には、ユーザ名、パスワード、その他属性が含まれる。
【0055】
また、記録媒体には、例えば動画、音声またはテレビジョン放送番組のようなコンテンツが記録される。記録媒体は、複数のユーザに共同で使用(共用)される。コンテンツのコンテンツ情報には、コンテンツの記録(録画)日時、録画チャンネル、録画時間、内容(ドラマ、映画などの分類)などが含まれる。コンテンツの内容を知りたければ、別途記録されているコンテンツ情報を含めて表示すればよい。
【0056】
記録再生装置の記録再生履歴情報管理部は、コンテンツ情報とユーザ情報とを関連付けた、記録再生履歴情報を管理する。この記録再生履歴には、ユーザがコンテンツを再生したか否かを表す再生履歴の項目(再生項目)が含まれる。例えば、記録再生履歴情報に対して、コンテンツとユーザとを指定すると、そのコンテンツとユーザとに関する再生項目を得ることができる。また、記録再生履歴情報には、各コンテンツの記録を行ったユーザに関する記録履歴(記録項目)を含んでいてもよい。なお、この記録再生履歴情報は、例えば記録再生装置本体に設けられた本内容を記録するための専用の記録領域に登録されてもよいし、または例えば記録媒体に登録されてもよい。
【0057】
記録再生履歴情報管理部は、コンテンツの再生に応じて、記録再生履歴情報を更新する。特に、コンテンツの再生履歴の項目(再生項目)を、再生済み(視聴済み)の状態に変更する。
【0058】
ここで、コンテンツの再生には、コンテンツが記録される際に、ユーザがそのコンテンツを視聴することも含むものとする。また、コンテンツの再生に応じて記録再生履歴情報を更新するために、例えばコンテンツの再生前に認証手段を用いてユーザ認証を行ってもよい。ユーザ認証を行ったときには、認証がなされたユーザを、コンテンツを再生したユーザであるとみなして、そのユーザの記録再生履歴情報を更新する。
【0059】
したがって、複数のユーザに対して、ユーザごとに、記録媒体に記録されたコンテンツの再生履歴を管理できる。このため、例えば他のユーザの再生履歴を参照して、他のユーザにとって未視聴のコンテンツを誤って削除してしまうことを防止できる。このために、例えば記録媒体に記録されているコンテンツと記録再生履歴情報とを関連付けてテーブルを作成し、このテーブルを表示するようにしてもよい。このように、個別のコンテンツについて、複数のユーザの再生履歴を確認できるので、不用意にコンテンツを削除することがなくなる。
【0060】
または、例えば記録媒体に記録されているコンテンツのうち、全てのユーザに視聴されていて既に不要なコンテンツがあるか否かを判別できる。したがって、不要なコンテンツを削除できる。
【0061】
よって、複数ユーザに使用され、多くのコンテンツが記録されるような記録媒体におけるファイル管理(コンテンツ管理)を簡便、容易にした記録再生装置を提供できる。すなわち、例えば視聴する複数のユーザに共通の未視聴コンテンツの抽出、また例えば全てのユーザによって視聴されたコンテンツの削除などの作業を素早く、確実に実行して、ファイル管理、ユーザ管理を容易にできる。
【0062】
なお、上記の記録再生装置を、複数ユーザが使用する記録再生装置において、この記録再生装置本体にて用いる記録媒体に記録された各コンテンツに、視聴するユーザを登録しており、少なくとも、各コンテンツに対して登録されたユーザが視聴ユーザであるか又は未視聴ユーザであるかの区別を示す情報を上記記録媒体、又は記録再生装置に設けられた記録部に記録、管理するようにした構成である、と表現することもできる。
【0063】
本発明に係る記録再生装置は、上記課題を解決するために、上記構成において、上記ユーザ情報管理部が上記ユーザ情報を登録するために用いる、記録再生装置本体に設けられた記録領域と、記録再生装置本体を使用するユーザの選択のために、上記記録領域に上記ユーザ情報が登録されている上記ユーザを一覧表示する表示制御部とを備えていることを特徴としている。
【0064】
上記記録再生装置の記録領域には、記録再生装置本体を用いるユーザのユーザ情報が登録・記録される。この記録領域は、例えばフラッシュメモリのような書き換え可能な半導体メモリを用いる事が可能である。また、この記録領域は、記録再生装置本体に着脱可能なリムーバブル記録媒体であってもよい。着脱可能であれば、他の記録再生装置に装着して、同様の効果を得ることができる。
【0065】
上記記録再生装置において、表示制御部が、記録領域に登録されているユーザ情報を、例えば表示パネルに表示する。表示制御部を用いて、表示パネルに表示されているユーザ情報に応じてユーザが選択される。この選択は、例えば、表示パネル上で表示制御部によってポインタを移動可能として、ユーザがこのポインタを移動させて記録再生装置本体を用いているユーザを選択すると、その選択が検出される構成であってもよい。このような表示制御部は、例えば表示パネルとポインティングデバイスとを用いて実現できる。
【0066】
上記構成によれば、各コンテンツの視聴ユーザを選択する際に、記録領域に登録されたユーザ情報を用いることができるので、例えばユーザ名入力、パスワード設定などの各種設定の手間が省ける。
【0067】
すなわち、例えば、ユーザ情報管理部がユーザによるコンテンツの再生を検出する際には、例えばユーザ名入力、パスワード設定のようなユーザを特定する方法が必要となる。ここで、上記構成によれば、予め登録したユーザ情報から選択するのみでよいので、新たな入力、設定よりも簡単にユーザを特定できる。
【0068】
また、記録媒体からユーザ情報を読み出さないので、記録媒体の読取り開始までに調整時間が必要となる記録媒体であっても、この調整時間と関係なく、ユーザ情報を取り込んで表示できる。
【0069】
ここで、例えばDVDのような書き換え型の高密度光ディスクでは、初期処理時間(読み出し、または記録可能となるまでの各種再生パラメータ、例えばレーザパワー調整等を含む調整時間)が必要となる。しかしながら、上記構成によれば、これらの記録媒体を用いる場合であっても、記録媒体から情報を読み出すより早く、必要なユーザ情報を取り込む事ができる。また、この調整時間中に各コンテンツ視聴ユーザの選択を終了する事も可能である。
【0070】
なお、上記記録再生装置を、記録再生装置本体を使用するユーザのユーザ情報を登録するようにユーザ情報記録部(記録領域)が設けられており、記録媒体に記録・再生する各コンテンツの視聴ユーザを、ユーザ情報記録部に登録されたユーザ情報から選択されるようにした構成である、と表現することもできる。
【0071】
本発明に係る記録再生装置は、上記課題を解決するために、上記構成において、上記ユーザ情報管理部の管理する上記ユーザ情報を設定するためのユーザ設定部を備え、上記記録再生履歴情報管理部は、記録再生装置本体の起動時に、または記録再生装置本体の起動後に、上記記録媒体にコンテンツの記録を行った場合には、上記ユーザ設定部によって設定された上記ユーザについて、上記ユーザが上記コンテンツの記録を行ったかを表す上記記録再生履歴情報の記録項目を登録し、または上記記録媒体に記録されたコンテンツの再生を行った場合には、上記ユーザ設定部によって設定された上記ユーザについて、上記記録再生履歴情報の上記再生項目を更新することを特徴としている。
【0072】
上記構成において、記録再生履歴情報管理部は、記録再生装置本体の起動時に設定されたユーザを、例えば、後の記録再生の際のユーザとみなして、記録再生履歴情報を更新する。より詳細には、装置起動時に、視聴ユーザ、又は一緒に視聴する他ユーザなどが設定される。そして、このユーザを、その後に記録又は再生したコンテンツにおけるユーザとして、各コンテンツの記録再生履歴情報を更新する。
【0073】
したがって、複数のコンテンツを視聴、又は記録する場合に、各コンテンツにおいて記録再生履歴情報を入力、更新する手間を省くことができる。
【0074】
なお、上記記録再生装置は、複数ユーザが使用する記録再生装置の起動時に、選択したユーザ、及びこれから一緒に視聴または記録するユーザを登録し、記録時には上記複数ユーザを録画ユーザとして、視聴時には上記ユーザを視聴ユーザとして、自動的に各コンテンツにおける記録再生履歴情報を更新する構成である、と表現することもできる。
【0075】
本発明に係る記録再生装置は、上記課題を解決するために、上記構成において、上記記録再生履歴情報はコンテンツが消去可能か否かを示す消去制限の項目を含んでおり、または、上記コンテンツ情報はコンテンツが消去可能か否かを示す消去制限の項目を含んでいるとともにこの消去制限の項目が上記記録再生履歴情報と関連づけられており、上記記録再生履歴情報管理部が、所望のコンテンツについて、上記消去制限の項目を設定することを特徴としている。
【0076】
上記構成によれば、所望のコンテンツに消去制限の項目を設定して、コンテンツが消去されないようにできる。ここで、消去制限の項目は、コンテンツが消去可能か否かを示すものであり、記録再生履歴情報、またはコンテンツ情報に含まれている。そして、消去制限のなされているコンテンツは消去することができない。消去制限の解除されたコンテンツは消去できる。または、消去制限のなされているコンテンツを消去しようとすると、記録再生装置が警告を発する構成であってもよい。消去制限と解除については、例えば、コンテンツについて、すべてのユーザが視聴済みになった時に解除、一人でも未視聴者がいる場合、制限という設定を行う。
【0077】
したがって、例えば未視聴ユーザがいるコンテンツについて、そのコンテンツについての消去制限を行えば、未視聴ユーザがいるにも関わらずコンテンツを消去することを防止できる。
【0078】
また、例えば、そのコンテンツの記録時に消去制限の項目を設定し、全てのユーザによって視聴されるとその消去制限を解除するようにしてもよい。または、例えばそのコンテンツの記録時に消去制限の項目を設定し、所定の期間が経過するとその消去制限を解除するようにしてもよい。この場合には、消去制限が解除されると、その消去制限の解除されたコンテンツを削除する構成であってもよい。この消去制限は、コンテンツ毎に設定するので、コンテンツ情報に含ませ、視聴状況は、記録再生履歴情報を参照するように構成するのが一般的である。この構成であれば、不要なコンテンツを記録しておくことがない。
【0079】
また、上記構成において、消去制限の項目は、記録再生履歴情報またはコンテンツ情報の少なくともいずれか一方に含まれている構成であってもよい。そして、消去制限の項目が、記録再生履歴情報またはユーザ情報と、関連付けることが可能なように構成されていてもよい。
【0080】
なお、上記記録再生装置を、記録された各コンテンツに登録されたユーザ情報に基づき、未視聴者がいる場合には、該当コンテンツを消去できないように消去制限を加えるか、または消去に対して警告を発するようにした構成である、と表現することもできる。
【0081】
本発明に係る記録再生装置は、上記課題を解決するために、上記構成において、上記ユーザ情報管理部の管理する上記ユーザ情報と上記記録媒体に記録されているコンテンツのコンテンツ情報とを関連付けたテーブルを、上記記録再生履歴情報を基に作成して、上記テーブルを表示するテーブル表示部を備えていることを特徴としている。
【0082】
上記構成において、テーブル表示部が、記録再生履歴情報を基に作成したテーブルを例えば表示パネルに表示させる。したがって、個別のコンテンツについて、複数のユーザの視聴状況(視聴テーブル)を確認できる。なお、表示パネルは、例えば記録再生装置の制御情報を表示するためのパネルであってもよいし、または例えば記録再生装置によって記録または再生する映像情報を表示するためのパネルであってもよい。また、表示パネルは、記録再生装置と一体となった表示パネルであってもよいし、または記録再生装置とは別体の外付けの表示パネルであってもよい。
【0083】
また、上記構成においては、記録媒体のコンテンツごとに登録されている記録再生履歴情報を読取り、ユーザごとのコンテンツの視聴状況としてのテーブルを表示する。したがって、視聴する自分自身の未視聴コンテンツ、また、既に設定された複数ユーザ、視聴対象ユーザ全員の視聴済みコンテンツを、選択するために表示することが可能となり、利便性、一覧性が向上する。また、上述のような視聴テーブルが得られれば、消去、保存等のファイル作業を簡便かつ確実に実行できる。
【0084】
なお、上記記録再生装置を、記録媒体のコンテンツごとに記録されている記録再生履歴情報を読取り、記録再生装置本体に設けられたユーザ情報保持部に記録されたユーザごとにコンテンツの視聴状況を示す一覧表を表示するようにした構成である、と表現することもできる。
【0085】
以上のように、本発明に係る記録再生方法および記録再生装置は、複数ユーザによって用いられる記録媒体に記録されるコンテンツごとに、各ユーザの視聴または未視聴の情報(再生履歴)を登録する。
【0086】
このため、複数のユーザによって共有、共用される一般的なAV(Audio Visual)機器において、例えば視聴する複数のユーザに共通の未視聴コンテンツの取り出し、また例えば全てのユーザによって視聴されたコンテンツの削除などの作業を素早く、確実に実行して、ファイル管理、ユーザ管理を容易にできる。
【0087】
また、記録再生装置に、この装置を使用するユーザを登録する記録領域(ユーザ情報記録部)が設けられている場合には、この記録領域に予めユーザ登録して、記録媒体が挿入されていなくても、起動と共に素早く、例えば記録媒体の各コンテンツに記録された記録再生履歴情報と関係なく、上記記録領域に登録された視聴ユーザを表示でき、同記録再生装置で記録、又は再生を行うユーザ設定を行う事が出来る。
【0088】
また、さらに、予め登録したユーザ情報から、ポインティングデバイスなどの表示制御部を用いて選択する場合には、複数ユーザの管理を簡便に、確実に実行できる。
【0089】
【発明の実施の形態】
本発明に係る記録再生装置は、記録再生装置を使用する複数のユーザについて、記録媒体に記録されるコンテンツに関連づけて、各ユーザの上記コンテンツ毎の記録再生履歴情報を登録する。また、コンテンツの再生に応じて記録再生履歴情報を更新し、例えば各ユーザがコンテンツを再生したか否かを表す再生項目を更新する。これによって、複数のユーザによって、記録媒体及び記録媒体中のコンテンツを共用する場合に、各コンテンツ(コンテンツファイル)の管理を容易にできる。
【0090】
本発明の一実施の形態について図1ないし図9に基づいて説明すると以下の通りである。
【0091】
記録再生装置1は、図1に示すように、システム制御部(表示制御部、テーブル表示部)2、情報入力部3、情報出力部4、ユーザ操作部(ユーザ設定部)5、ユーザ認識部6、ユーザ情報管理部7、ユーザ情報記録部(記録領域)8、ディスク記録再生部9、ディスクID認識部10、バッファメモリ11、表示パネル(表示制御部、テーブル表示部)12、記録再生履歴情報管理部15および記録再生履歴情報記録部16を備えている。
【0092】
記録再生装置1は、光ディスク(記録媒体)Dに情報(映像情報、コンテンツ)の記録を行い、または光ディスクDに記録された情報の再生を行う装置である。記録再生装置1は、複数のユーザに用いられる記録再生装置である。本実施形態の光ディスクDは、書き換え型光ディスクである。光ディスクDも、複数のユーザに用いられる。
【0093】
システム制御部2は、記録再生装置1の制御を行うためのものである。システム制御部2は、情報入力部3、情報出力部4、ユーザ操作部5、ユーザ認識部6、ユーザ情報管理部7、ディスク記録再生部9、ディスクID認識部10、バッファメモリ11、表示パネル12、および記録再生履歴情報管理部15の各手段とそれぞれ接続されている。
【0094】
例えば、システム制御部2には、記録再生装置1の外部から情報入力部3を介して映像情報が入力される。また例えば、システム制御部2は、ディスク記録再生部9から入力される、光ディスクDから読取った映像情報、音声情報を、情報出力部4を介して図示しない外部の表示装置、スピーカなどに出力する。また例えば、システム制御部2は、ユーザがユーザ操作部5によって入力した操作に基づいて、上述の各手段の動作、及び各手段によるデータの入出力を制御する。
【0095】
情報入力部3は、記録再生装置1の外部からの入力インタフェースである。情報入力部3は、外部から入力される情報を、システム制御部2へと出力する。例えば、情報入力部3は、テレビジョン放送番組のようなコンテンツ(コンテンツデータ)が入力されると、システム制御部2へと出力する。情報入力部3は、圧縮された動画データ、音声データの伸張のためのデコード機能を内蔵する構成であってもよい。ネットワークからのデータ配信を受け付けるようにも構成出来る。また、図1においては簡単のために一つの情報入力部3のみを示しているが、記録再生装置1には情報入力部3が複数設けられ、様々なデータ、信号(デジタル、又はアナログ)が入力可能な構成であってもよい。
【0096】
情報出力部4は、記録再生装置1の外部への出力インタフェースである。情報出力部4は、例えばシステム制御部2から入力される、光ディスクDに記録された映像情報、音声情報など(コンテンツ、コンテンツ情報)を、図示しない表示装置(CRT)、スピーカのような外部の装置へと出力する。また、情報出力部4は、システム制御部2から入力されるユーザ情報、または記録再生履歴情報を出力することもできる。
【0097】
ユーザ操作部5は、記録再生装置1のユーザ用のインタフェースである。記録再生装置1のユーザは、記録再生装置1を、ユーザ操作部5を用いて操作する。ユーザ操作部5は、記録再生装置1を使用する複数のユーザについてのユーザ情報を登録するために用いられる。このユーザ情報を、光ディスクDに記録されるコンテンツのコンテンツ情報に関連付けて登録する事も可能である。ここで、ユーザ情報とは、例えばユーザ名、パスワードのようなユーザを識別するための情報である。ユーザ情報はこれに限るものではなく、例えば、年齢、視聴可能番組等の、ユーザに固有の情報を追加して含んでいてもよい。また、コンテンツ情報とは、コンテンツの内容を示すもので、番組名、録画日時、録画時間、内容の分類などを含んでいる。また、コンテンツ情報には、コンテンツのタイトルをリスト表示したものや、コンテンツの内容を示すサムネイル画像を一覧表示したものも含まれる。
【0098】
また、ユーザ操作部5は、記録再生装置1を使用するユーザの設定(使用ユーザの選択)を行うために用いられる。また、ユーザ操作部5は、所望のコンテンツに、そのコンテンツが消去可能か否かを示す消去制限の項目を設定するために用いられる。ユーザ操作部5の詳細な構成については後述する。
【0099】
ユーザ認識部6は、記録再生装置1を使用するユーザを認識するためのものである。個人を認証、特定するための手段として、例えばパスワード、指紋認証などを用いるようになっている。
【0100】
ユーザ情報管理部7は、記録再生装置を使用する複数のユーザについてのユーザ情報を管理する。ユーザ情報管理部7は、例えばユーザ操作部5によって登録されるユーザ情報をユーザ情報記録部8に記録する。ユーザ情報管理部7は、ユーザ情報記録部8に記録されたユーザ情報を管理する。ユーザ情報記録部8は、ユーザ情報を記録するための記録領域である。
【0101】
ディスク記録再生部9は、光ディスクDに情報(コンテンツ)の記録または再生を行うため装置である。ディスク記録再生部9は、システム制御部2に制御されて、コンテンツの記録・再生を行う。
【0102】
ディスクID認識部10は、ディスク記録再生部9によって記録・再生される光ディスクDのID番号を認識するためのものである。
【0103】
バッファメモリ11は、光ディスクDの圧縮動画、音声等の伸張・再生の際に使用される、記録再生装置1の記憶装置である。なお、バッファメモリ11内の情報は、システム制御部2へ入出力が可能である。また、バッファメモリ11内の情報は、システム制御部2の指示に従って更新できる。また、バッファメモリ11の用途は、これに限るものではない。
【0104】
本実施形態の表示パネル12は、記録再生装置1と接続された液晶表示パネルである。表示パネル12は、記録再生装置1における制御情報を表示するためのパネルである。また、本実施形態の表示パネル12は、制御情報のみならず、光ディスクDに記録された映像情報なども表示するようになっている。
【0105】
記録再生履歴情報管理部15は、登録されたユーザ毎のコンテンツの記録・再生履歴(記録再生履歴情報)を管理、記録するためのものである。記録再生履歴情報記録部16は、記録再生履歴情報を記録するための記録領域である。
【0106】
ここで、記録再生履歴情報は、記録履歴情報または再生履歴情報の意味であり、記録・再生履歴情報と表すこともできる。記録再生履歴情報には、例えば、録画したユーザ、視聴可能なユーザ、視聴済みユーザ、未視聴ユーザなどの項目も含まれる。すなわち、本実施形態の記録再生履歴情報は、ユーザとコンテンツを関連づけた情報である。
【0107】
例えば、記録再生履歴情報管理部15は、ユーザによるコンテンツの記録に応じて、記録再生履歴情報記録部16の記録再生履歴情報に、新たにそのコンテンツの記録を行ったユーザについて、記録を行ったユーザであることを示す記録項目を登録する。また、記録再生履歴情報管理部15は、ユーザによるコンテンツの再生に応じて、そのコンテンツの再生を行ったユーザについて、記録再生履歴情報記録部16の記録再生履歴情報における、再生記録を行ったユーザであることを示す再生項目を更新する。
【0108】
なお、本実施形態においては、ユーザ情報記録部8、バッファメモリ11、記録再生履歴情報記録部16として、例えばフラッシュメモリのような書き換え可能な半導体メモリを用いる。しかしながら、この構成に限るものではなく、ハードディスクや他のディスクメディアを用いてもよい。また、ユーザ情報記録部8は、バッファメモリ11、記録再生履歴情報記録部16と共有する、一体となった記録部であってもよい。
【0109】
ここで、本実施形態のユーザ操作部5の詳細について説明する。
【0110】
図2、図3に、ユーザ操作部5に含まれるポインティングデバイスの一例としての、リモートコントローラ(リモコン)(ユーザ設定部)13、マウス(ユーザ設定部)14をそれぞれ示した。
【0111】
図2に示すように、リモートコントローラ13は、AV機器用リモコンである。リモートコントローラ13は、メニュー(Menu)ボタン13a、電源(Power)ボタン13b、番号ボタン13c、ユーザ(User)ボタン13d、パスワード(Password)ボタン13e、移動・選択(Enter)ボタン13f、停止(Stop)ボタン13g、再生(Play)ボタン13h、および録画(Record)ボタン13iを備えている。
【0112】
メニューボタン13aは、記録再生装置1においてユーザが用いることのできるメニューを表示させるためのボタンである。電源ボタン13bは、記録再生装置1の電源をオンオフするためのボタンである。
【0113】
番号ボタン13cは、例えばテレビジョン放送番組のチャンネルのような、通常の選局時に使用する番号表示のボタンである。本実施形態の番号ボタン13cは、図2に示すように、1〜20の20個のボタンからなる。近年は、選局可能なテレビ局が増加しているので、20個のボタンを持っていても不思議ではない。
【0114】
また、番号ボタン13cには、例えば図2に示すように、アルファベット(A〜Z)がそれぞれ割り振られている。これによって、番号ボタン13cを用いてユーザ名などのユーザ情報を入力できる。また、パスワードの設定、入力についても、例えば順番に1,5,16,10といった数字を組み合わせてもよいし、または例えばアルファベットを用いるようにしてもよい。また、番号ボタン13cから、例えばローマ字による日本語入力をしてもよい。この場合、ユーザ情報として日本語での登録も可能となる。
【0115】
ユーザ(User)ボタン13dは、ユーザ選択画面を表示させるためのボタンである。このユーザボタン13dによって、例えば図4に示すようなユーザ選択画面が表示される。ここで、ユーザ選択は、例えば記録・再生の際に、どのユーザが記録したか、またはどのユーザが再生したか(視聴したか)を判別するために行われる。表示パネル12に表示されたポインタPを、例えば移動・選択ボタン13fを用いて移動させることによって、ユーザを選択できる。このように、ポインティングデバイスを用いて選択すれば、情報の選択・決定等の動作は容易である。選択結果は、例えば図4に示すように、選択した事を示す欄(「選択」欄)を設けて表示する。または、例えば選択したユーザのユーザ名の色を変えるなどによって表示してもよい。また、記録再生装置1へのユーザ登録情報は、追加、修正、削除可能である。
【0116】
図2に戻ると、パスワード(Password)ボタン13eは、ユーザ選択の際にパスワードを入力するためのボタンである。
【0117】
移動・選択ボタン13fは、上下左右移動可能なポインティングデバイスである。これにより、表示パネル12に現れているポインタPを移動させてユーザを選択できる。
【0118】
停止ボタン13gは、記録再生装置1における記録・再生動作を停止させるためのボタンである。再生ボタン13hは、記録再生装置1における再生動作を開始させるためのボタンである。録画ボタン13iは、記録再生装置1における記録動作を開始させるためのボタンである。
【0119】
また、図3に示すマウス14は、パーソナルコンピュータ(Personal Computer:PC)で良く使われるポインティングデバイスである。このマウス14を用いて、図4に示す表示パネル12に現れているポインタPを移動させてユーザを選択することもできる。
【0120】
なお、本実施形態のユーザ操作部5は、上述のようにリモートコントローラ13およびマウス14を含むものとして説明したが、これに限るものではない。ポインティングデバイスとしては、これ以外にも様々なものが実用化されており、ユーザ操作部5として他のポインティングデバイスを利用することも当然可能である。
【0121】
また、このリモートコントローラ13などを用いて入力・選択するユーザ情報は、光ディスクD等の記録媒体だけでなく、記録再生装置1のユーザ情報記録部8にも保存する。したがって、記録再生装置1に記録媒体が挿入されてなくても、使用するユーザ全ての情報を、記録再生装置1の起動とともに表示できる。また、記録再生装置1に記録媒体が挿入されてなくても、記録再生装置1を使用する可能性のあるユーザのユーザ情報を登録できる。
【0122】
このように、記録再生装置1本体のユーザ情報記録部8には、この記録再生装置1を使用する可能性のあるユーザのユーザ情報を登録するようにする。なお、記録再生装置1に記録されているユーザ、ユーザ情報と、光ディスクDに記録されているユーザ、ユーザ情報とは、必ずしも一致する必要はない。記録再生装置1を使用するユーザは、どちらの情報を表示するかを選択できる。
【0123】
ここで、最近の光ディスク記録再生装置においては、光ディスクDの挿入から記録・再生可能な状態となるまでに、各種の記録・再生条件、例えばレーザパワー、ディスクのチルト補正、収差補正等を決定、設定する必要があるので、数十秒以上かかることもある。このため、例えば光ディスクDにユーザ情報が記録されているときには、この数十秒の経過後にユーザ情報を読取ることになる。
【0124】
一方、本実施形態の記録再生装置1においては、ユーザ情報を、光ディスクDでなく、記録再生装置1内の半導体メモリのような、データ読み出しが比較的早く可能となる装置(ユーザ情報記録部8)に保存している。これによって、光ディスクDへの記録または再生が可能となるまでの待ち時間においても、ユーザ情報を読み出して表示することができるので、視聴するユーザの登録、各種設定などを効率的に行うことができる。
【0125】
また、本実施形態の光ディスクDは、映像情報および音声情報から成るコンテンツデータを格納するものである。例えば、光ディスクDとして、コンテンツを再生するために初期処理が必要な媒体である、書き換え型DVD(Digital Versatile Disk)などの光ディスクを用いることができる。また、記録媒体は光ディスクに限るものではなく、光磁気ディスク、磁気ディスクを用いることもできる。また、光ディスクDに記録されるデータとしての、コンテンツデータ(コンテンツ)、ユーザ情報、コンテンツ情報、記録再生履歴情報などの種別は、単なる例示であり、これに限るものではない。
【0126】
上記構成の記録再生装置1が、光ディスクDへのコンテンツの記録を行う際には、ディスク記録再生部9が、例えば情報入力部3を介してシステム制御部2から入力されたコンテンツデータを、光ディスクDで記録可能な形式に変換して、光ディスクDに記録する。また、このデータを表示パネル12に表示する。
【0127】
また、上記構成の記録再生装置1において、コンテンツの再生を行う際には、ユーザがユーザ操作部5を用いて必要なコンテンツを選択する。これによって、システム制御部2へ、選択されたコンテンツの番号が通知されるようになっている。
【0128】
そして、記録再生装置1のディスク記録再生部9が、光ディスクDに記録されているコンテンツデータを取り出し、情報出力部4において再生できる形式に変換して、システム制御部2へ出力する。また、このデータを表示パネル12に表示する。
【0129】
また、記録再生装置1が、光ディスクDの初期化を行う際には、システム制御部2からの指示によって、光ディスクDの初期処理を行う。初期処理が完了した場合、システム制御部2には、光ディスクDの初期処理の完了が通知される。
【0130】
また、記録再生装置1においては、記録再生履歴情報を表示することも可能となっている。表示された各ユーザ、又は各コンテンツを、ユーザ操作部5などの外部入力装置により選択すると、システム制御部2へ通知され、記録再生履歴情報が表示パネル12に表示されるようになっている。
【0131】
これらの動作の詳細について、以下で説明をする。複数のユーザによって用いることができるように、記録再生装置1においては、以下のような複数ユーザの管理方法が行われる。
【0132】
まず、記録・再生動作の前に行うユーザ登録について説明する。記録再生装置1には、記録再生装置1の購入後の最初の使用時、又は必要な時に、この記録再生装置1を使用するユーザのユーザ情報を入力するようになっている。すなわち、ユーザ操作部5を用いて、記録再生装置1を使用する複数のユーザについてのユーザ情報を登録する。
【0133】
例えば記録再生装置1の購入後の最初の使用時に、図2に示すリモートコントローラ13のユーザボタン13dを押して、ユーザ登録(追加)画面を表示する。この状態において、使用する可能性のあるユーザ全てのユーザ情報を入力するか、または新規にユーザ、ユーザ情報を追加する。本実施形態においては、図4に示すユーザ選択画面のうち、ユーザ名、ユーザに関する情報(情報)の欄、また図示しないパスワードについても入力がなされる。ユーザ情報の最小入力項目としては、ユーザ名、パスワードを登録する。このユーザ情報は、記録再生装置1に設けられたユーザ情報記録部8に記録される。
【0134】
その後、通常の使用時には、記録再生装置1の起動時に、ユーザ情報記録部8に記録されたユーザ情報に基づいて、ユーザ選択画面を表示する。これによって、ユーザ選択が実行される。また、このユーザ選択と、この後のコンテンツの記録または再生などの実行結果に応じて、コンテンツのコンテンツ情報と上記登録された各ユーザとを関連付けた記録再生履歴情報を記録、更新する。
【0135】
例えば、表示パネル12に表示される図4に示すようなユーザ選択画面を表示する。そして、ポインタPを用いて、使用するユーザを選択する。図4に示す状態においては、ユーザ「A男」と「C男」とが選択されている。
【0136】
なお、この時に用いる入力装置としては、リモートコントローラ13に限るものではなく、例えば記録再生装置1のユーザ操作部5のうちの、記録再生装置1本体に配設した操作部であってもよい。ただし、リモートコントローラ13であれば、番号ボタン13cまたは移動・選択ボタン13fを用いて簡単に入力、選択できる。
【0137】
また、例えば図4に示すユーザ選択画面から、例えばポインタPを用いてユーザ名を選択すると、光ディスクDに記録されたコンテンツに関するそのユーザの視聴状況を表示するようにしてもよい。また、ユーザの視聴状況から、コンテンツをポインタPで選択すると、そのコンテンツに関する各ユーザの視聴状況を表示するようにしてもよい。これらの構成については後述する。
【0138】
次に、図5に基づいて、記録再生装置1を用いた光ディスクDに対する記録・再生動作の詳細について説明する。この記録・再生動作は、上述したユーザ登録とユーザ選択を行った記録再生装置1を用いて行うものとする。
【0139】
まず、ステップS1においてリモートコントローラ13の電源ボタン13bを選択すると、S2にて記録再生装置1の電源が投入される。また、本実施形態では、リモートコントローラ13の再生ボタン13hまたは録画ボタン13iを選択した場合(S1)にも、記録再生装置1の電源が投入される(S2)ようになっている。
【0140】
S2の後のS3において、視聴するユーザ(視聴者)を入力(選択)する。ここでは、例えば光ディスクDに記録されたコンテンツを再生する場合には、そのコンテンツを視聴するユーザを入力する。また、例えばテレビジョン放送番組を録画(記録)するとともに視聴する場合にも、その視聴するユーザを入力する。
【0141】
ここでは、起動時のユーザの入力として、上述の図4に示すユーザ選択画面を用いてユーザを選択する。また、ユーザ情報が入力されていない場合には、ユーザを登録する。その上でユーザを選択する。本実施形態においては、上述のように、記録再生装置1のユーザ情報記録部8にユーザ情報が予め記録されているので、リモートコントローラ13のユーザボタン13dを押すと、システム制御部2によって表示パネル12に、図4に示すようなユーザ選択画面が表示される。すなわち、ユーザ情報記録部8に登録されているユーザを、記録再生装置1を使用するユーザの選択のために表示する。ポインタPを移動させることによって、ユーザ「A男」と「C男」とが選択される。
【0142】
このように、記録再生装置1を使用するユーザのユーザ情報は、予め、装置内のユーザ情報記録部8に登録されているので、記録再生装置1の起動とほぼ同時に、ユーザ情報記録部8から登録ユーザの情報を読み出し、その情報の中から必要な情報を表示パネル12または情報出力部4を介して外部の表示装置に表示できる。また、表示されたユーザ情報から、これから視聴または記録するユーザを選択する事が可能になる。また、このS3にて設定したユーザを、後のステップにおいて光ディスクDに記録または再生するユーザとみなして、ユーザ情報を更新するようにしてもよい。この点については後述する。
【0143】
なお、このS3において、ユーザ認識部6を用いてユーザ認証を行うことも可能である。例えば、ユーザ情報として登録したパスワードを用いてユーザ認証を行うことができる。また、例えば、システム制御部2が、登録されたユーザ情報と入力される情報との組合せを照合して、コンテンツの正当なユーザであるか否かの判別を行ってもよい。この場合には、判別の結果、正当なユーザであるとされた場合には次のステップに進み、正当なユーザでないと判別された場合にはその旨を表示して処理を終了してもよい。また、複数ユーザのユーザ認証を行う場合には、ユーザごとに認証を行ってもよいし、または、例えばユーザ情報に応じて複数のユーザを代表するユーザのみの認証を行うようにしてもよい。このようにすれば、認証に要する時間、手間を省くことができる。
【0144】
S3の後のS4においては、記録再生装置1に、記録・再生するための光ディスクDが挿入されているか否かを判別する。予め挿入されている、又は挿入された場合には、次のS5に進む。挿入されていない場合には、S4を繰り返す。なお、光ディスクDが挿入されていない場合に、挿入を促す指示を表示パネル12に表示してもよい。
【0145】
S5においては、ディスクID認識部10が、光ディスクDのIDを認識する。これによって、光ディスクDから、記録済みの各コンテンツの読取り(再生)が可能になる。また、光ディスクDへのコンテンツの記録が可能となる。なお、上記IDが認識出来なくても、各ディスクの記録情報(TOC)などから、記録されているコンテンツの情報を得ることが出来る。
【0146】
また、記録再生装置1は、S5にて各コンテンツのコンテンツ情報を得ると、S6において、システム制御部2が、例えば図6に示すような複数ユーザの記録再生履歴情報(テーブル)を表示パネル12に表示し、S7に進む。
【0147】
ここで、図6に示す記録再生履歴情報は、光ディスクDに記録されているコンテンツと、記録再生装置1を使用する登録ユーザとを関連づけてテーブルとしたものである。すなわち、S5においてコンテンツ情報を得ると、このコンテンツ情報とユーザ情報記録部8に記録されたユーザ情報とを関連付けた記録再生履歴情報を、記録再生履歴情報管理部15が作成、または記録再生履歴情報記録部16から抽出する。例えば、記録再生履歴情報記録部16に該当する記録再生履歴情報の項目が含まれていない場合には、記録再生履歴情報管理部15がその項目を新たに作成する。また、例えば、該当する記録再生履歴情報の項目が記録再生履歴情報記録部16に含まれている場合には、該当する項目を記録再生履歴情報管理部15が記録再生履歴情報記録部16から抽出する。そして、システム制御部2が、S6において、該当項目をテーブルとして表示パネル12に表示する。
【0148】
図6に示すように、本実施形態においては、視聴するユーザとして「A男」と「C男」とが選択されている。また、光ディスクDに記録されているコンテンツのコンテンツ情報として、タイトル、録画日時、チャンネルなどが表示されている。
【0149】
また、図6に表示されているテーブルは、縦の欄がユーザ、横の欄がコンテンツを区別するようになっている。登録ユーザとコンテンツとを指定すると、そのユーザによるそのコンテンツの再生履歴(視聴済みか未視聴か)が分かるようになっている。
【0150】
また、ここでは、起動時の視聴ユーザ選択(S2)において複数のユーザ(A男、C男)が選択されている。この場合に、図6に示すテーブルが表示パネル12に表示されている状態から、例えばリモートコントローラ13のメニューボタン13aを押すと、図7に示すような、選択した視聴ユーザで共通する未視聴コンテンツを記録再生履歴情報記録部16から読取って、検索し、表示する事もできる。例えば図7では、共通する未視聴コンテンツを優先的に左側の欄から表示している。また、例えば視聴ユーザが3人以上になれば、未視聴ユーザの多いコンテンツを左から示すように構成する。こうすると、未視聴のコンテンツ検索結果表示として分かりやすい。
【0151】
これらの各種表示機能は、例えばリモートコントローラ13に設けたボタンを押すことによって行ってもよいし、表示パネル12に表示されるポインタPによって選択してもよい。
【0152】
また、図6に示す複数ユーザの視聴状況の表示から、例えば番組欄をポインタPで選択すると、その番組に関する情報を表示するようにしてもよい。例えば、タイトルが「映画Z」のコンテンツを選択した場合、図8に示すようなコンテンツに関する情報を表示するようにしてもよい。図8は、記録再生装置1における複数のユーザの管理方法において実現可能な、コンテンツ単位での視聴状況表示方法の一例である。すなわち、図8に示すように、光ディスクDに記録されているコンテンツのうちの一つが選択されると、そのコンテンツのみに関する、各ユーザの視聴状況などを、記録再生履歴情報記録部16から読取って表示する。
【0153】
また、図6にしめす複数ユーザの視聴状況の表示から、例えばユーザ欄を選択すると、そのユーザに関する記録再生履歴情報を記録再生履歴情報記録部16から読取って、表示するようにしてもよい。例えば、ユーザとして「C男」を選択した場合、図9に示すように、そのユーザの視聴状況のみを表示してもよい。図9は、記録再生装置1における複数のユーザの管理方法において実現可能な、ユーザ単位での視聴状況表示方法の一例である。すなわち、図9に示すように、ユーザのうちの一人が選択されると、そのユーザのみに関する、光ディスクDに記録されている各コンテンツの視聴状況を表示する。
【0154】
また、図6に示すように、タイトル「映画Z」については、ユーザ「E子」は不許可ユーザ「×」となっている。この不許可ユーザとは、ユーザに対する視聴制限を意味するとともに、消去可能か否かを示す消去制限をも兼ねるようになっている。すなわち、このタイトル「映画Z」について、ユーザ「E子」は、視聴することができない。また、このタイトル「映画Z」について、ユーザ「E子」は、消去することもできない。なお、この消去制限の項目は、ユーザ操作部5を用いて設定することができる。また、このタイトル「映画Z」についての消去制限は、例えばこのコンテンツの記録の際に設定される。すなわち、例えば図4を参照して説明したユーザ選択画面において、視聴ユーザを選択するように説明したが、その時に、視聴不許可ユーザの選択も行えば良いのである。この場合、例えば図4に示すユーザ選択画面において、さらに視聴不許可であるか否かを示す項目を表示して、ユーザに選択させるようにしてもよい。または、ユーザを選択した上で、さらに例えばリモートコントローラ13のユーザボタン13dを押すことによって、視聴不許可であるか否かを選択できるようにしてもよい。
【0155】
次に、S7においては、光ディスクDに対する動作が録画動作であるか、再生動作であるかを判別する。例えばS1において録画ボタン13iまたは再生ボタン13hが押された場合には、押されたボタンに応じて録画を行うか、または再生を行うかを判別する。また、例えば、表示パネル12に、録画ボタン13iまたは再生ボタン13hを押す旨の指示を表示して、その後にユーザによって押されるボタンを検出する構成であってもよい。
【0156】
S7にて録画が選択された場合のS8においては、録画操作を行う。この録画操作は、通常の録画のための設定に相当するものであり、例えば録画するコンテンツを選択し、録画モードなどを設定する。
【0157】
また、S8の後のS9においては、録画するコンテンツについて、録画するユーザ(録画担当者、録画ユーザ)をユーザ登録する。本実施形態においては、S9にて登録するユーザは、S1,S2における電源の投入後にS3において選択したユーザとされるが、改めて選択してもよい。ここで、録画するユーザを登録するのは、自動的に視聴ユーザとして登録する事が出来るためで、例えば、消去制限を加えたコンテンツの制限解除に必要な視聴ユーザ設定が簡単に行えるからである。
【0158】
改めて選択する場合、ユーザ情報記録部8に記録されているユーザ全員を再表示して、ユーザ操作部5を用いてユーザを選択させてもよい。また、S3において登録した、記録再生装置1の起動時のユーザ等から、再選択可能なようにしてもよい。予約録画においては、予約時にユーザを設定しておけばよい。また、通常は、起動時のS3において登録したユーザで問題ない場合がほとんどであろうから、この起動時に選択したユーザを自動的に録画ユーザとして登録完了してもよい。あるいは、録画動作完了後に、ユーザ入力S9を行っても良い。一般的に録画操作S8は、録画スイッチを操作するので、録画動作S10と続く方が、普通である。
【0159】
また、S9の後のS10においては、新たに記録するコンテンツのコンテンツ情報(番組名、録画日時、録画時間、内容の分類など)を登録する。この登録によって、光ディスクDにコンテンツ情報が記録される。
【0160】
また、視聴予定ユーザを、コンテンツ情報と関連付けて、記録再生履歴情報管理部15が記録再生履歴情報記録部16に記録する。また、録画ユーザについても、コンテンツ情報と関連付けて、記録再生履歴情報管理部15が記録再生履歴情報記録部16に記録する。このように、記録再生装置1を使用する複数のユーザについての記録再生履歴情報を、光ディスクDに記録されるコンテンツに関連付けて登録する。
【0161】
また、このコンテンツ情報の記録に応じて、このコンテンツに対する視聴制限、消去制限を、各視聴予定ユーザについて設定するようにしてもよい。すなわち、記録再生履歴情報管理部15が記録再生履歴情報記録部16に、視聴制限、消去制限の項目を記録してもよい。
【0162】
なお、記録再生履歴情報については、録画ユーザの選択(S9)が終了していれば、録画終了時(S11の後)でも良いし、録画完了前(S11の前)に記録してもよい。図1に示す記録再生装置1においては、装置内に設けた記録再生履歴情報記録部16に、記録再生履歴情報を記録しているが、光ディスクDに記録する構成であってもよい。この場合、録画終了後(S11の後)に、光ディスクDのコンテンツを書き換えるので、これに合わせて録画終了後に記録再生履歴情報の光ディスクDへの記録を行う方が効率的である。
【0163】
そして、S10の後のS11にて録画を行う。なお、この時に、全ての視聴予定のユーザが録画の際にそのコンテンツを視聴すれば、コンテンツの消去が可能となる。すなわち、例えばS3にて登録したユーザとS10にて登録した視聴予定ユーザとが一致する場合には、S11にて録画するコンテンツはその後消去することができる。したがって、この場合には例えばコンテンツの録画を行わない旨を表示パネル12に表示して、録画を省略するようにしてもよい。このようにすれば、光ディスクDの記録領域を節約できる。
【0164】
一方、S7にて再生が選択された場合のS12では、再生操作を行う。この再生操作は、通常の再生のための設定に相当するものであり、例えば再生するコンテンツを選択し、再生モードなどを設定する。なお、再生するコンテンツについて、そのコンテンツが録画された際に、例えば視聴予定のユーザが記録再生履歴情報として記録されている。
【0165】
また、例えば記録再生履歴情報に、コンテンツごとに、ユーザが視聴可能(再生可能)であるか否かの情報(視聴可能ユーザ情報)が設定されている場合には、S3などで特定したユーザの情報と、上述の記録再生履歴情報とを用いて、ユーザがそのコンテンツを再生可能であるか否かを判別してもよい。この場合には、再生可能でないならば処理を終了し、再生可能であればS13に進む。
【0166】
また、S12においては、再生するためのコンテンツとして、例えばS3にて入力した視聴ユーザに共通の未視聴コンテンツを、選択して表示する構成であってもよい。すなわち、例えば図7に示すテーブルを表示パネル12に表示するようにしてもよい。本実施形態においては、コンテンツとユーザの関係は、記録再生履歴情報に登録されているため、このような処理が可能となる。このように、複数のユーザが視聴する場合であっても、簡便な操作で視聴対象のコンテンツを検索できる。
【0167】
S12の後のS13においては、視聴ユーザの入力を行う。この入力については、記録の場合と同様に、装置起動後のS3においてユーザ選択を行っているので、S3と同様の内容として省略してもよい。また、例えば、ユーザ操作部5を用いて、選択するようにしてもよい。或いは、再生動作(S14)完了後に、ユーザ入力S13を行っても良い。一般的に再生操作S12は、再生スイッチを操作するので、再生動作S14と続く方が、普通である。
【0168】
また、例えば記録再生履歴情報に、コンテンツごとに、ユーザが視聴可能であるか否かの情報(視聴可能ユーザ情報)が設定されている場合に、このS13で特定したユーザと、記録再生履歴情報に記録されている視聴可能ユーザ情報とを用いて、ユーザがそのコンテンツを再生可能であるか否かを判別してもよい。
【0169】
すなわち、例えば図6に示すように、タイトル「映画Z」について、ユーザ「E子」は不許可ユーザ「×」となっている。この場合、ユーザ「E子」がタイトル「映画Z」を視聴しようとする場合には、視聴が可能でないと判断する。図6に示す例では、その他の場合には視聴が可能である。この場合、視聴が可能でないならば処理を終了し、視聴が可能であればS14に進む。
【0170】
S13の後のS14においては、記録再生装置1が、選択されたコンテンツの再生を行う。視聴ユーザとして入力したユーザがそのコンテンツを視聴する。
【0171】
S14の後のS15においては、実際に視聴したことを記録するために、記録再生履歴情報として、そのコンテンツを実際に視聴したユーザについて、記録再生履歴情報管理部15が、記録再生履歴情報記録部16に記録されている上記コンテンツに関する記録再生履歴情報(再生項目)を更新する。
【0172】
なお、そのコンテンツに関する視聴ユーザについての記録再生履歴情報の項目が記録再生履歴情報記録部16に記録されていないときは、S15において、記録再生履歴情報管理部15がその項目(再生項目)を作成して記録再生履歴情報記録部16に記録してもよい。
【0173】
また、S15において、この書き換えた記録再生履歴情報に基づいて作成したテーブルを、図6に示すようなテーブルとして表示パネル12に表示してもよい。
【0174】
このように書き換えを行うと、例えば、視聴後に再度同じ光ディスクDを挿入すると、図6または図7に示すように各ユーザの項目に視聴済みであるマークが示されるとともに、図8または図9に示すように視聴した各ユーザの項目が視聴済みであるとの表示に変更される。
【0175】
コンテンツ(番組)情報については、EPG(Electronic Programming Guide)から詳細な情報を得ることも可能であるので、各コンテンツについては、これを表示する欄を設けてもよい。
【0176】
以上のように、本実施形態に係る記録再生装置1は、記録再生装置1を使用する複数のユーザについて、光ディスクDに記録されるコンテンツごとに、各ユーザがコンテンツを再生したか否かを表す再生項目を、コンテンツの再生に応じて更新する構成である。
【0177】
このように、光ディスクDを共有する場合において、光ディスクDに記録されたコンテンツに対し、そのユーザの視聴/未視聴の有無を関連付けて記録再生履歴情報として管理する。例えばこの情報をテーブルとして表示パネル12に表示するので、そのユーザ以外のユーザであっても、そのコンテンツの視聴状況を確認することができる。したがって、視聴済みのコンテンツを消去してもよいという判断ができる。また、コンテンツの消去により、光ディスクDの記録可能な記録容量を回復することができるので、新たなコンテンツを記録することが可能となる。
【0178】
なお、上述したユーザ情報のユーザ名は、予め記録再生装置1が作成したユーザ名を利用する形態であってもよい。たとえば、簡単には、“A”,“B”,“C”,・・・等の番号であり、あるいは、“Father(F)”,“Mother(M)”,“Brother1(B1)”,“Brother2(B2)”,・・・であってもよい。この場合には、上述したユーザ情報を登録するステップ(記録・再生動作の前に行うユーザ登録)を省略可能である。
【0179】
また、この形態において、再生要求を行う際には、ユーザを特定可能な固有情報として“A”あるいは“F”等の情報を入力することで行う。ここで、“F”は、“Father”の省略形であり、入力の手間を省くために用いられる。
【0180】
このように、予め設定されたユーザ名を利用する場合には、利用者間において、どのユーザ名を使用するかについての取り決めが必要である。しかしながら、機器の使用者に対しユーザ情報を設定するという行為を要求しないので、利便性に優れている。
【0181】
また、記録再生履歴情報は、コンテンツとユーザの情報を含むので、視聴済み/未視聴の区別(再生履歴)に加えて、コンテンツごとに消去禁止の情報(消去制限)を設定可能にしてもよい。例えば、視聴制限とは別の項目として消去制限の項目を設けてもよい。この場合には、コンテンツとユーザとを特定すると、再生履歴に加えて消去制限の項目が得られることになる。この消去制限の設定は、例えば録画が終了した上述のS11にて行ってもよい。または、再生が終了したS15において消去制限を解除してもよい。これによれば、視聴済みのコンテンツであっても、そのコンテンツに関連付けられていない第三者によるそのコンテンツの消去を防止できる。したがって、記録したコンテンツを一定期間あるいは永久保存する場合に効果がある。
【0182】
なお、上記構成において、消去制限の項目は、記録再生履歴情報またはコンテンツ情報の少なくともいずれか一方に含まれている構成であってもよい。すなわち、例えば消去制限の項目は、コンテンツ情報に含まれて、記録媒体に記録される構成であってもよい。この場合、他の記録再生装置においても、このコンテンツを消去可能にできる。また、消去制限の項目が、記録再生履歴情報またはユーザ情報と、関連付けることが可能なように構成されていてもよい。また、消去制限の項目をユーザ情報と関連づけて登録し、例えば所定のユーザは全てのコンテンツを消去できる、または他の所定のユーザはコンテンツを消去できないといった設定を行ってもよい。
【0183】
また、以上のように、記録再生装置1において、上述した複数ユーザの管理方法を用いることによって、その容量が大きく、複数のユーザによって使用され、更に多くのコンテンツが記録されるような記録媒体に記録・再生を行う際に、ユーザ管理及びコンテンツ管理を容易に行うことが可能になる。
【0184】
また、記録再生装置1において、記録再生履歴情報を持つことによって、1つの番組、コンテンツを複数のユーザで視聴する場合には、図6ないし図8に示すように、複数のユーザについての視聴状況を表示する事が可能となる。すなわち、誰がいつ視聴したのか、視聴済みかどうかなどについて、各番組、コンテンツごとに表示する。これによって、例えばどのコンテンツを消去できるのかを、この情報を用いて判断できる。したがって、例えば新しい番組を録画したい時に、使用可能な媒体に記録可能時間が不足する場合に、これを利用して消去可能なコンテンツを選択できる。
【0185】
以上のように、ここでは、動画、音声、又はテレビジョン放送番組のようなコンテンツが記録可能であり、複数ユーザによって使用される記録再生装置における複数ユーザの管理方法およびこれを用いた記録装置(記録再生装置)について記載している。
【0186】
ここで、近年、動画、音声、これらを含むコンテンツの記録装置として、各種装置が開発されてきたが、特に光ディスク装置においては、青色レーザの実用化と共にその容量は一気に増大している。
【0187】
例えば、1枚のディスクに記録可能な容量は、DVDの書き換え型で4.7GB程度であったが、次世代光ディスクとして、25GBを越えるものが発表されている。このように容量が増大すると、DVDと同等の画質であれば、5倍以上の記録あるいは再生時間を実現できる。その結果、ディスクの交換回数が減り、一枚のディスクへ多くのコンテンツが記録されるようになる。この場合、ディスクを共有する形態の場合には、記録するユーザ数も増える事になる。すなわち、一つの記録媒体を、複数のユーザで共用することになる。また、例えば映像コンテンツを記録する場合には、記録媒体に記録したコンテンツについても、複数のユーザで共用することになる。
【0188】
このように、複数ユーザによって、一枚のディスクに多くのコンテンツが記録されるようになると、記録されたコンテンツを誰が視聴したのか、視聴していない人がいないのか、誰が視聴していないのか、といったことを確かめる方法が必要となる。すなわち、ユーザごとの、各コンテンツの視聴状況を記したユーザ視聴情報を確認する必要がある。
【0189】
なぜならば、このようなユーザ視聴情報が示されなければ、例えば家族全員が視聴したい留守録画された番組があった場合、録画された番組を家族一緒に見る機会がなければ、自分以外に誰が視聴し、あるいは誰が未視聴なのかについて即時に判断できないからである。また、録画された番組を消去して、新しいコンテンツを記録して良いのか、といった判断もできない。
【0190】
すなわち、従来の構成によると、例えば複数のユーザが未視聴であるコンテンツを表示する、または全てのユーザに視聴されたコンテンツを削除するといったことができない。
【0191】
そこで、本発明においては、上述のように、記録媒体に記録された各コンテンツに対して、複数のユーザ情報の視聴済み、未視聴、記録、等の情報管理を行えるようにした。
【0192】
より詳細には、記録再生装置に記録再生履歴情報記録部を持たせ、媒体上に記録された各コンテンツに複数ユーザの視聴、未視聴などの情報を持たせた。これによって、複数ユーザが使用し、多くのコンテンツを持つ記録媒体のファイル管理を簡便、且つ容易に行えるようになった。
【0193】
なお、複数のユーザが使用することを前提にユーザを管理するものとしては、パーソナルコンピュータ(PC)が代表的である。例えば、従来の特開2001−35092号公報には、このようなPCにおけるユーザ管理の方法が記載されている。
【0194】
しかしながら、PCが複数ユーザによる使用を想定していたとしても、同時にPCを操作できる人数は普通一人である。したがって、テレビ、又はテレビに接続されたAV機器のように複数の人が同時に楽しむように構成されていない。このため、各コンテンツについて、記録したユーザが視聴ユーザとなる事が前提とされ、この前提で何ら問題は生じなかった。このため、各コンテンツについて、複数ユーザ個々の視聴、或いは記録について情報として持つという課題が認識されることはなかった。
【0195】
また、従来のAV機器、例えばVTRは、1つのテープ、或いはディスクに記録される時間が短いので、記録されている内容をラベルに書き込んで表示しておくだけ十分であった。また、これらのテープ、又はディスクにおいては、複数ユーザ個々に関する所謂再生履歴情報が記録されていなかった。そのため、複数ユーザ個々の情報、視聴済みユーザ、及び未視聴ユーザが誰なのかを調べる手段がなかった。
【0196】
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
【0197】
上述の具体的な実施形態または実施例は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、本発明はそのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、特許請求の範囲に示した範囲で種々の変更が可能であり、変更した形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0198】
【発明の効果】
本発明に係る記録再生方法は、以上のように、上記構成において、記録媒体に記録されるコンテンツのコンテンツ情報と記録再生装置を使用する複数のユーザについてのユーザ情報とを関連付けた、上記ユーザが上記コンテンツを再生したか否かを表す再生項目を含んでいる記録再生履歴情報に対して、上記コンテンツの再生に応じて、上記コンテンツを再生した上記ユーザについての上記再生項目を更新する工程を含んでいる構成である。
【0199】
それゆえ、複数のユーザに対して、ユーザごとに、記録媒体に記録されたコンテンツの再生履歴(再生項目)を管理できるので、例えば他のユーザの再生履歴を参照して、他のユーザにとって未視聴のコンテンツを誤って削除してしまうことを防止できるという効果を奏する。また、例えば記録媒体に記録されているコンテンツのうち、全てのユーザに視聴されていて既に不要なコンテンツがあるか否かを判別して、不要なコンテンツを削除できるという効果を奏する。
【0200】
本発明に係る記録再生方法は、以上のように、上記構成において、上記記録再生装置に登録されている上記ユーザ情報を、上記記録再生装置を使用するユーザの選択のために表示する工程を含んでいる構成である。
【0201】
それゆえ、例えば各コンテンツを再生するユーザを特定する際に、登録されたユーザ情報を用いた選択によって特定して、ユーザ名入力、パスワード設定などの各種設定の手間を省けるという効果を奏する。また、記録媒体からユーザ情報を読み出さなくてもよいので、記録媒体を記録・再生するための調整に要する時間よりも、ユーザ情報を早く表示できるという効果を奏する。
【0202】
本発明に係る記録再生方法は、以上のように、上記構成において、上記記録再生装置の起動時に、または上記記録再生装置の起動後に、上記記録再生装置を使用するユーザについて、上記記録再生装置に設けられた記録領域にユーザ登録する工程と、上記記録再生装置の起動から使用を終了するまでの間に、上記記録媒体にコンテンツの記録を行った場合には、上記ユーザ登録する工程において登録された上記ユーザについて、上記ユーザが上記コンテンツの記録を行ったかを表す上記記録再生履歴情報の記録項目を登録し、または上記記録媒体に記録されたコンテンツの再生を行った場合には、上記ユーザ登録する工程において登録された上記ユーザについて、上記記録再生履歴情報の上記再生項目を更新する工程とを含んでいる構成である。
【0203】
それゆえ、複数のコンテンツを視聴、または記録する場合に、各コンテンツにおいてユーザ情報を入力、更新する手間を省くことができるという効果を奏する。
【0204】
本発明に係る記録再生方法は、以上のように、上記構成において、上記記録再生履歴情報に含まれる、または上記コンテンツ情報に含まれて上記記録再生履歴情報と関連付けられる、コンテンツが消去可能か否かを示す消去制限の項目を、所望のコンテンツに対して設定する工程を含んでいる構成である。
【0205】
それゆえ、未視聴者がいるにも関わらず、該当コンテンツを消去してしまうことを防止できるという効果を奏する。
【0206】
本発明に係る記録再生方法は、以上のように、上記構成において、上記記録再生履歴情報から、上記コンテンツ情報のコンテンツと上記ユーザ情報のユーザとの関連付けを示すテーブルを作成する工程と、上記テーブルを表示する工程とを含んでいる構成である。
【0207】
それゆえ、視聴する自分自身の未視聴コンテンツ、また、既に設定された複数ユーザ、視聴対象ユーザ全員の視聴済みコンテンツを、選択するために表示することが可能となり、利便性、一覧性を向上できるという効果を奏する。
【0208】
本発明に係る記録再生方法は、以上のように、記録媒体にコンテンツの記録を行い、または記録媒体に記録されたコンテンツの再生を行う記録再生装置において、少なくとも1人のユーザについて、ユーザを特定可能な固有情報を少なくとも含んでいるユーザ情報を登録し、保存する工程と、上記記録媒体に記録するコンテンツ毎に、上記ユーザ情報に登録されたユーザと上記コンテンツとを関連付けた記録再生履歴情報を記録する工程と、上記記録されたコンテンツに対する、上記ユーザ情報に登録されたユーザからの再生要求を受け付ける工程と、上記再生要求を受け付けたコンテンツに関して上記記録再生履歴情報に含まれているユーザと上記再生要求を行ったユーザとを照合する工程と、上記照合の結果、同一と判断される場合に、上記コンテンツを再生指示するとともに、再生が実行された後に、上記コンテンツと上記再生要求により得られたユーザを特定可能な固有情報の組合せに対し、上記再生済みコンテンツについて視聴済みを意味する情報を上記記録再生履歴情報に付加する工程と、上記ユーザを特定可能な固有情報と、上記コンテンツ情報と、視聴済みの有無との関係を示した情報を出力する工程と、を含んでいる構成である。
【0209】
それゆえ、記録媒体を複数のユーザで共有する場合において、記録媒体に記録されたコンテンツに対して、ユーザ情報及びそのユーザの視聴/未視聴の有無を関連付けて管理するので、そのユーザ以外のユーザであっても、そのコンテンツの視聴状況を確認でき、視聴済みのコンテンツを消去してもよいという判断ができるという効果を奏する。
【0210】
本発明に係る記録再生装置は、以上のように、記録再生装置本体を使用する複数のユーザについてのユーザ情報を管理するユーザ情報管理部と、記録媒体に記録されるコンテンツのコンテンツ情報と上記ユーザ情報管理部の管理する上記ユーザ情報とを関連づけた、上記ユーザが上記コンテンツを再生したか否かを表す再生項目を含んでいる記録再生履歴情報を管理する記録再生履歴情報管理部とを備え、上記記録再生履歴情報管理部が、上記コンテンツの再生に応じて、上記コンテンツを再生した上記ユーザについての上記再生項目を更新する構成である。
【0211】
それゆえ、複数のユーザに対して、ユーザごとに、記録媒体に記録されたコンテンツの再生履歴を管理できるので、例えば他のユーザの再生履歴を参照して、他のユーザにとって未視聴のコンテンツを誤って削除してしまうことを防止できるという効果を奏する。また、例えば記録媒体に記録されているコンテンツのうち、全てのユーザに視聴されていて既に不要なコンテンツがあるか否かを判別して、不要なコンテンツを削除できるという効果を奏する。
【0212】
本発明に係る記録再生装置は、以上のように、上記構成において、上記ユーザ情報管理部が上記ユーザ情報を登録するために用いる、記録再生装置本体に設けられた記録領域と、記録再生装置本体を使用するユーザの選択のために、上記記録領域に上記ユーザ情報が登録されている上記ユーザを一覧表示する表示制御部とを備えている構成である。
【0213】
それゆえ、各コンテンツの視聴ユーザを選択する際に、記録領域に登録されたユーザ情報を用いることができるので、例えばユーザ名入力、パスワード設定などの各種設定の手間を省くことができるという効果を奏する。また、記録媒体の読取り開始までに調整時間が必要となる記録媒体であっても、この調整時間と関係なく、記録媒体からユーザ情報を読み出さずに、ユーザ情報を取り込んで表示できるという効果を奏する。
【0214】
本発明に係る記録再生装置は、以上のように、上記構成において、上記ユーザ情報管理部の管理する上記ユーザ情報を設定するためのユーザ設定部を備え、上記記録再生履歴情報管理部は、記録再生装置本体の起動時に、または記録再生装置本体の起動後に、上記記録媒体にコンテンツの記録を行った場合には、上記ユーザ設定部によって設定された上記ユーザについて、上記ユーザが上記コンテンツの記録を行ったかを表す上記記録再生履歴情報の記録項目を登録し、または上記記録媒体に記録されたコンテンツの再生を行った場合には、上記ユーザ設定部によって設定された上記ユーザについて、上記記録再生履歴情報の上記再生項目を更新する構成である。
【0215】
それゆえ、複数のコンテンツを視聴、又は記録する場合に、各コンテンツにおいてユーザ情報を入力、更新する手間を省くことができるという効果を奏する。
【0216】
本発明に係る記録再生装置は、以上のように、上記構成において、上記記録再生履歴情報はコンテンツが消去可能か否かを示す消去制限の項目を含んでおり、または、上記コンテンツ情報はコンテンツが消去可能か否かを示す消去制限の項目を含んでいるとともにこの消去制限の項目が上記記録再生履歴情報と関連づけられており、上記記録再生履歴情報管理部が、所望のコンテンツについて、上記消去制限の項目を設定する構成である。
【0217】
それゆえ、例えば未視聴ユーザがいるコンテンツについて、消去制限の項目を設定して消去制限を行えば、未視聴ユーザがいるにも関わらずコンテンツを消去することを防止できるという効果を奏する。
【0218】
本発明に係る記録再生装置は、以上のように、上記構成において、上記ユーザ情報管理部の管理する上記ユーザ情報と上記記録媒体に記録されているコンテンツのコンテンツ情報とを関連付けたテーブルを、上記記録再生履歴情報を基に作成して、上記テーブルを表示するテーブル表示部を備えている構成である。
【0219】
それゆえ、記録再生履歴情報に基づいて、ユーザごとのコンテンツの視聴状況としてのテーブル(視聴テーブル)を表示して、視聴する自分自身の未視聴コンテンツ、また、既に設定された複数ユーザ、視聴対象ユーザ全員の視聴済みコンテンツを、選択するために表示することが可能となり、利便性、一覧性を向上できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録再生装置の一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】上記記録再生装置の一部を示す平面図である。
【図3】上記記録再生装置の他の一部を示す平面図である。
【図4】上記記録再生装置の表示画面の一例を示す平面図である。
【図5】上記記録再生装置における記録・再生動作を示すフローチャートである。
【図6】上記記録再生装置の表示画面の他の一例を示す平面図である。
【図7】上記記録再生装置の表示画面のさらに他の一例を示す平面図である。
【図8】上記記録再生装置の表示画面のさらに他の一例を示す平面図である。
【図9】上記記録再生装置の表示画面のさらに他の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 記録再生装置
2 システム制御部(表示制御部、テーブル表示部)
5 ユーザ操作部(ユーザ設定部)
7 ユーザ情報管理部
8 ユーザ情報記録部(記録領域)
12 表示パネル(表示制御部、テーブル表示部)
13 リモートコントローラ(ユーザ設定部)
14 マウス(ユーザ設定部)
15 記録再生履歴情報管理部
16 記録再生履歴情報記録部
D 光ディスク(記録媒体)

Claims (11)

  1. 記録媒体にコンテンツの記録を行い、または記録媒体に記録されたコンテンツの再生を行う記録再生装置における記録再生方法において、
    上記記録媒体に記録されるコンテンツのコンテンツ情報と上記記録再生装置を使用する複数のユーザについてのユーザ情報とを関連付けた、上記ユーザが上記コンテンツを再生したか否かを表す再生項目を含んでいる記録再生履歴情報に対して、上記コンテンツの再生に応じて、上記コンテンツを再生した上記ユーザについての上記再生項目を更新する工程を含んでいることを特徴とする記録再生方法。
  2. 上記記録再生装置に登録されている上記ユーザ情報を、上記記録再生装置を使用するユーザの選択のために表示する工程を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の記録再生方法。
  3. 上記記録再生装置の起動時に、または上記記録再生装置の起動後に、上記記録再生装置を使用するユーザについて、上記記録再生装置に設けられた記録領域にユーザ登録する工程と、
    上記記録再生装置の起動から使用を終了するまでの間に、上記記録媒体にコンテンツの記録を行った場合には、上記ユーザ登録する工程において登録された上記ユーザについて、上記ユーザが上記コンテンツの記録を行ったかを表す上記記録再生履歴情報の記録項目を登録し、または上記記録媒体に記録されたコンテンツの再生を行った場合には、上記ユーザ登録する工程において登録された上記ユーザについて、上記記録再生履歴情報の上記再生項目を更新する工程とを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の記録再生方法。
  4. 上記記録再生履歴情報に含まれる、または上記コンテンツ情報に含まれて上記記録再生履歴情報と関連付けられる、コンテンツが消去可能か否かを示す消去制限の項目を、所望のコンテンツに対して設定する工程を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の記録再生方法。
  5. 上記記録再生履歴情報から、上記コンテンツ情報のコンテンツと上記ユーザ情報のユーザとの関連付けを示すテーブルを作成する工程と、
    上記テーブルを表示する工程とを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の記録再生方法。
  6. 記録媒体にコンテンツの記録を行い、または記録媒体に記録されたコンテンツの再生を行う記録再生装置において、少なくとも1人のユーザについて、ユーザを特定可能な固有情報を少なくとも含んでいるユーザ情報を登録し、保存する工程と、
    上記記録媒体に記録するコンテンツ毎に、上記ユーザ情報に登録されたユーザと上記コンテンツとを関連付けた記録再生履歴情報を記録する工程と、
    上記記録されたコンテンツに対する、上記ユーザ情報に登録されたユーザからの再生要求を受け付ける工程と、
    上記再生要求を受け付けたコンテンツに関して上記記録再生履歴情報に含まれているユーザと上記再生要求を行ったユーザとを照合する工程と、
    上記照合の結果、同一と判断される場合に、上記コンテンツを再生指示するとともに、再生が実行された後に、上記コンテンツと上記再生要求により得られたユーザを特定可能な固有情報の組合せに対し、上記再生済みコンテンツについて視聴済みを意味する情報を上記記録再生履歴情報に付加する工程と、
    上記ユーザを特定可能な固有情報と、上記コンテンツ情報と、視聴済みの有無との関係を示した情報を出力する工程と、を含んでいることを特徴とする記録再生方法。
  7. 記録媒体にコンテンツの記録を行い、または記録媒体に記録されたコンテンツの再生を行う記録再生装置において、
    記録再生装置本体を使用する複数のユーザについてのユーザ情報を管理するユーザ情報管理部と、
    上記記録媒体に記録されるコンテンツのコンテンツ情報と上記ユーザ情報管理部の管理する上記ユーザ情報とを関連づけた、上記ユーザが上記コンテンツを再生したか否かを表す再生項目を含んでいる記録再生履歴情報を管理する記録再生履歴情報管理部とを備え、
    上記記録再生履歴情報管理部が、上記コンテンツの再生に応じて、上記コンテンツを再生した上記ユーザについての上記再生項目を更新することを特徴とする記録再生装置。
  8. 上記ユーザ情報管理部が上記ユーザ情報を登録するために用いる、記録再生装置本体に設けられた記録領域と、
    記録再生装置本体を使用するユーザの選択のために、上記記録領域に上記ユーザ情報が登録されている上記ユーザを一覧表示する表示制御部とを備えていることを特徴とする請求項7に記載の記録再生装置。
  9. 上記ユーザ情報管理部の管理する上記ユーザ情報を設定するためのユーザ設定部を備え、
    上記記録再生履歴情報管理部は、記録再生装置本体の起動時に、または記録再生装置本体の起動後に、上記記録媒体にコンテンツの記録を行った場合には、上記ユーザ設定部によって設定された上記ユーザについて、上記ユーザが上記コンテンツの記録を行ったかを表す上記記録再生履歴情報の記録項目を登録し、または上記記録媒体に記録されたコンテンツの再生を行った場合には、上記ユーザ設定部によって設定された上記ユーザについて、上記記録再生履歴情報の上記再生項目を更新することを特徴とする請求項7に記載の記録再生装置。
  10. 上記記録再生履歴情報はコンテンツが消去可能か否かを示す消去制限の項目を含んでおり、または、上記コンテンツ情報はコンテンツが消去可能か否かを示す消去制限の項目を含んでいるとともにこの消去制限の項目が上記記録再生履歴情報と関連づけられており、
    上記記録再生履歴情報管理部が、所望のコンテンツについて、上記消去制限の項目を設定することを特徴とする請求項7に記載の記録再生装置。
  11. 上記ユーザ情報管理部の管理する上記ユーザ情報と上記記録媒体に記録されているコンテンツのコンテンツ情報とを関連付けたテーブルを、上記記録再生履歴情報を基に作成して、上記テーブルを表示するテーブル表示部を備えていることを特徴とする請求項7に記載の記録再生装置。
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