JP2004199247A

JP2004199247A - Method for updating program

Info

Publication number: JP2004199247A
Application number: JP2002365055A
Authority: JP
Inventors: Shuji Maeda; 周二前田; Mamoru Kamimura; 護上村; Satoshi Matsuhashi; 聡松橋
Original assignee: Hitachi Communication Technologies Ltd; Hitachi Hybrid Network Co Ltd
Current assignee: Hitachi Communication Technologies Ltd; Hitachi Information Technology Co Ltd
Priority date: 2002-12-17
Filing date: 2002-12-17
Publication date: 2004-07-15

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To update a device control program operating by multi-tasks without, when possible, stopping the device control processing of the device control program for a device under operation. <P>SOLUTION: This method for updating a program is realized by a device control program storage device part 2 for storing two device control programs, a memory for executing two device control programs capable of simultaneously executing two device control programs, a work memory for executing device control program shared data capable of storing data specific to the device, and for transferring the data during device control, a normal event queue for queuing events generated in hardware 5 specific to the device, a memory device part 3 for executing the device control programs equipped with a suspended event queue for suspending the execution events of tasks in updating a file and a file update management function 4 for executing the control of file update and the control of the queuing of the events. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プログラム更新方法に係り、特に、制御プログラムを内蔵する装置において装置が運用状態にある時、装置制御処理を極力停止する事無く装置制御プログラムの更新を行うプログラム更新方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、運用中の装置制御プログラムの更新を行う方法として、プログラマブルコントローラの分野では、シングルタスクで動く装置制御プログラムを、旧装置制御プログラムの停止状態を見計らって、新装置制御プログラムに更新する方法が開示されている（例えば、特許文献１参照）。また、シングルタスクで動く装置制御プログラムに運用停止のフラグを持ち、このフラグが立っている場合に、一時的に装置制御プログラムの動作を強制的に停止させ、新装置制御プログラムに更新する方法が提案されている（例えば、特許文献２参照）。さらに、装置制御プログラムの開始アドレスと終了アドレスを管理し、新装置制御プログラム実行時に、新プログラムの開始アドレスから新プログラムを動かす方法が開示されている（例えば、特許文献３参照）。
【０００３】
また、交換機の分野では、追加書き込みした新装置制御プログラムに、処理毎に設けたタグにより処理を振り分ける方法が開示されている（例えば、特許文献４参照）。さらに、機能ブロック毎にＩＰＬ（ＩｎｉｔｉａｌＰｒｏｇｒａｍＬｏａｄ）部を持ち、装置再開時においてスイッチにより指定されたＩＰＬ部を実行する方法（例えば、特許文献５参照）や、装置制御プログラム更新時に、データのアドレス変換を行う方法（例えば、特許文献６参照）が提案されている。
【特許文献１】
特開２０００−２５０６１０号公報
【特許文献２】
特開２００１−１２５６０９号公報
【特許文献３】
特開平８−３１４７１２号公報
【特許文献４】
特開２００１−８６２４１号公報
【特許文献５】
特開平７−３１９７０７号公報
【特許文献６】
特開平７−４６６３６号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献１、特許文献２、特許文献３では、対象となる装置がプログラマブルコントローラであり、対象となる装置制御プログラムがシングルタスクで動作する為、実行中の装置制御プログラムを一時的に停止させる事により、装置制御プログラムの状態を含み、装置の状態を固定する事が出来る。装置の状態を固定した状態であれば、装置制御プログラムの差し替えを行う事が出来るが、マルチタスクで動作する装置制御プログラムでは複数の処理が同時に実行され、あるタスクが停止している時には他のタスクが実行中である事が特徴である。通常、マルチタスクで動作する装置制御プログラムでは、実行中の装置制御プログラムが存在する為、装置制御プログラムの状態を含み、装置の状態を固定する事が出来ない。また、装置制御プログラム及び装置の状態を固定せずに装置制御プログラムの更新を行うと、装置制御プログラムの使用しているワークメモリの状態と、装置固有ハードウェアの状態に不一致、又は、ワークメモリ内の状態に矛盾が生じる場合がある。そのため、新装置制御プログラムに更新しても、新装置制御プログラムは動作する事が出来ない場合がある。装置制御プログラムの状態が固定されていない実行中の装置制御プログラムを更新する事は出来ず、マルチタスクで動作する装置制御プログラムを一括で更新する事が困難である。
【０００５】
特許文献４では、古い装置制御プログラムを残し、その残した装置制御プログラムの持つ機能を使用して、装置制御プログラムの一部を差し替える方式であり、全ての装置制御プログラムの更新を行うものではない。また、特許文献５では装置再開からＩＰＬを実行する必要があり、ＩＰＬ中は装置の制御を行う事が出来ず、運用中の装置において適用出来るものではない。
【０００６】
特許文献６では、アドレス変換を、旧装置制御プログラムを停止後データ内容を固定した状態で行う必要がある。装置制御プログラムは、アドレス変換中には新旧両装置制御プログラム共に動作停止状態となり、装置の制御を行う事が出来ず、運用中の装置において適用出来るものではない。
【０００７】
本発明は、以上の点に鑑み、運用中の装置において、マルチタスクで動作する装置制御プログラムの装置制御処理を極力停止する事無く、装置制御プログラムの更新を可能とするプログラム更新方法を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、２つの装置制御プログラムを保存する事を可能とする装置制御プログラム保存装置部と、
２つの装置制御プログラムを同時に実行する事を可能とする装置制御プログラム実行用メモリｉと装置制御プログラム実行用メモリｊ、及び、２つの装置制御プログラム間でのデータ引継の処理を行う事なく、装置に固有なデータの受け渡しを可能とする装置制御プログラム共有データ実行用ワークメモリを有する装置制御プログラム実行用メモリと、ファイル更新管理機能を実行するファイル更新管理機能実行用メモリを有する装置制御プログラム実行用メモリ装置部と、ファイル更新の制御を行うファイル更新管理機能により実現する。なお、ファイル更新管理機能は、専用のハードウェアを用いて実現しても良い。
【０００９】
より具体的には、例えば、装置（ハードウェア又はソフトウェア）を制御する為の装置制御プログラムについて、旧装置制御プログラムと新装置制御プログラムの２つの装置制御プログラムを、それぞれを保存した前後関係を判別する為の識別子と共に保存する装置制御プログラム保存エリアｉ及び装置制御プログラム保存エリアｊを有する装置制御プログラム保存装置部と、
装置制御プログラム及び装置制御プログラム更新機能を保持し、実行するための装置制御プログラム実行用メモリ装置部と、
装置固有ハードウェアからの割込によるイベントのキューイングを制御するイベント制御機能、及び、
イベント制御機能と連携し、運用中の装置において、実行中の旧装置制御プログラムを、新装置制御プログラムに更新する装置制御プログラム更新機能を有するファイル更新管理機能部を使用する事により、マルチタスクで動作する装置制御プログラムの更新を可能とするプログラム更新方法である。
【００１０】
また、前記装置制御プログラム実行用メモリ装置部は、
運用中の装置において、装置制御プログラムの更新時に、同時に更新の前後２つの装置制御プログラムを実行する為に使用する装置制御プログラム実行用メモリｉ並びに装置制御プログラム実行用メモリｊと、
装置制御プログラムの更新前後において、引き継ぐ必要のあるデータを保持する装置制御プログラム共有データ実行用ワークメモリとを有する装置制御プログラム実行用メモリ、及び、
ファイル更新の制御を行うファイル更新管理機能を保持するファイル更新管理機能保持メモリと、
ファイル更新管理機能を実行する為のファイル更新管理機能実行用ワークと、装置固有ハードウェアからのイベントをキューイングする通常イベントキューと、
ファイル更新時に、タスクの実行イベントを保留する為の保留イベントキューと、
新旧それぞれの装置制御プログラムの状態を保持する装置制御プログラムｉ状態フラグ並びに装置制御プログラムｊ状態フラグと、
ファイル更新の状態を保持するファイル更新状態フラグとを有するファイル更新管理機能実行用ワークメモリを備えることができる。
【００１１】
本発明の解決手段によると、
装置のハードウェア又はソフトウェアを制御する新旧２つの装置制御プログラムを保持し、運用中の装置における装置制御プログラムの更新時に各装置制御プログラムを実行するための装置制御プログラム実行用メモリと、
装置からのイベントがキューイングされる通常イベントキューと、
所定の種別のイベントを保留するための保留イベントキューと、
装置からの割込によるイベントのキューイングを制御するイベント制御機能と、
実行中の旧装置制御プログラムを、新装置制御プログラムに更新する装置制御プログラム更新機能と
を用いたプログラム更新方法であって、
前記装置制御プログラム更新機能は、実行中の旧装置制御プログラムから新装置制御プログラムへ更新する際、新装置制御プログラムに実行開始指示及び／又は初期設定開始指示を出力するステップと、
前記装置制御プログラム更新機能は、新装置制御プログラムの初期設定の完了を監視し、及び、旧装置制御プログラムに停止処理を実行させるステップと、
前記イベント制御管理機能は、前記装置制御プログラム更新機能によるプログラム更新の状態を判別するステップと、
前記イベント制御管理機能は、前記更新の状態が旧装置制御プログラムの停止処理実行中を示す場合、実行イベントは前記保留イベントキューにキューイングし、実行イベント以外のイベントは前記通常イベントキューにキューイングするステップと、
前記装置制御プログラム更新機能は、旧装置制御プログラムの停止を監視し、及び、新装置制御プログラムに装置制御開始を指示して制御中とするステップと、
前記装置制御プログラム更新機能は、前記保留イベントキューにキューイングされたイベントをデキューし、前記通常イベントキューにキューイングするステップと、
を含むプログラム更新方法が提供される。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
図１に、本実施の形態における装置の構成要素の概略図を示す。
本実施の形態における装置は、装置の制御を行うプロセッサ１と、装置制御プログラムを保存する装置制御プログラム保存装置部２と、装置制御プログラムを実行するための装置制御プログラム実行用メモリ装置部３と、装置制御プログラムの運用状態での装置制御プログラムの更新を制御するファイル更新管理機能部４と、制御対象となる装置固有ハードウェア５を備える。また、これらは、装置内制御バス６を介して接続されている。装置固有ハードウェア５は、装置制御プログラムによって制御されるハードウェアであり、例えば、ルータ、交換機等の通信機器、コンピュータ等であってもよい。さらに、装置固有ハードウェア５は、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、又は、ソフトウェアであってもよい。装置の制御を極力停止することなくプログラムの更新を行うことにより、例えば、通信状態を維持したままプログラムのバージョンアップ等を行うことが可能となる。
【００１３】
図２は、装置制御プログラム保存装置部２の構成図である。装置制御プログラム保存装置部２は、更新前と更新後の２つの装置制御プログラムを保存する為、装置制御プログラム保存エリアｉ２１と、装置制御プログラム保存エリアｊ２２の２面を備える。装置制御プログラム保存エリアｉ２１と装置制御プログラム保存エリアｊ２２は、それぞれ、保存前後関係識別子ｉ２１１及びｊ２２１と装置制御プログラムｉ２１２及びｊ２２２を保存するエリアを有する。
【００１４】
保存前後関係識別子ｉ２１１及びｊ２２１は、装置制御プログラムｉ２１２又はｊ２２２の内容を書き換える場合に、装置制御プログラム保存エリアｉ２１と装置制御プログラム保存エリアｊ２２の書き込み順を判定する為に使用するものである。例えば、それぞれの装置制御プログラムの書き込み時刻や、装置制御プログラムのバージョン番号を書き込んでおけば良い。なお、これ以外にも書き込み順を判定可能な適宜の情報を書き込むこともできる。
【００１５】
図３は、装置制御プログラムの構成例を示す図である。装置制御プログラムは、装置制御プログラム保存装置部２に保存される。装置制御プログラムは、例えば、装置制御プログラム親タスク３０と、装置制御プログラム親タスク３０により実行及び管理される装置制御プログラム子タスク３１〜３ｎを含む。なお、本装置制御プログラムの構成は一例であり、子タスクの数、タスクの構成等について、その具体的な作り込み方法を制限するものではない。また、更新前に実行中の装置制御プログラム（旧装置制御プログラム）と更新後に実行される装置制御プログラム（新装置制御プログラム）は、異なる数の子タスクを有してもよいし、異なる構成であってもよい。親タスク及び子タスクがない単なるタスク、孫タスク等のさらなる階層があってもよい。
【００１６】
図４は、装置制御プログラム実行用メモリ装置部３の構成例を示す図である。制御プログラム実行用メモリ装置部３は、ファイル更新管理機能の保持と実行を行う為のファイル更新管理機能実行用メモリ４１と、装置制御プログラムの保持と実行を行う為の装置制御プログラム実行用メモリ４２を備える。
【００１７】
ファイル更新管理機能実行用メモリ４１は、ファイル更新の制御を行うファイル更新管理機能を保持するファイル更新管理機能保持メモリ４１１と、ファイル更新管理機能の処理を実行する為のファイル更新管理機能実行用ワークメモリ４１２を有する。また、ファイル更新管理機能実行用ワークメモリ４１２は、ファイル更新管理機能の処理を実行する際に使用されるファイル更新管理機能実行用ワーク４１２１と、装置固有ハードウェア５からのイベントがキューイングされる通常イベントキュー４１２２と、ファイル更新時に旧装置制御プログラムにイベントを実行させず、新装置制御プログラムの制御開始までイベントを保留する為の保留イベントキュー４１２３と、新旧それぞれの装置制御プログラムの状態を保持する装置制御プログラムｉ状態フラグ４１２４及び装置制御プログラムｊ状態フラグ４１２５と、ファイル更新の状態を保持するファイル更新状態フラグ４１２６とを有する。装置制御プログラムｉ状態フラグ４１２４及び装置制御プログラムｊ状態フラグ４１２５は、例えば、装置制御プログラムｉ及びｊの状態が、それぞれプログラム停止中、実行中、初期設定完了等であること保持する。また、ファイル更新状態フラグ４１２６は、例えば、旧装置制御プログラムに停止指示が出力され、旧装置制御プログラムの停止待ちの状態である装置停止処理実行中の状態、又は、ファイル更新を行っていない通常状態等を保持する。
【００１８】
装置制御プログラム実行用メモリ４２は、２面構成となり、装置制御プログラムｉを実行する為の装置制御プログラム実行用メモリｉ４２１と、装置制御プログラムｊを実行する為の装置制御プログラム実行用メモリｊ４２２と、装置固有ハードウェア５の状態に依存する情報を保存する装置制御プログラム共有データ実行用ワークメモリ４２３を有する。また、装置制御プログラム共有データ実行用ワークメモリ４２３は、装置固有ハードウェア５の状態に依存する情報以外に引き継ぐ必要のある適宜のデータを保存するようにしてもよい。旧装置制御プログラム及び新装置制御プログラムは、引き継ぐ必要のあるデータ及び／又は装置固有ハードウェア５の状態について、装置制御プログラム共有データ実行用メモリを使用して制御を行うことでデータの引継ぎをすることができる。
【００１９】
装置制御プログラム実行用メモリｉ４２１は、装置制御プログラムｉを保持する装置制御プログラムｉ保持メモリ４２１１と、装置制御プログラムｉを実行する為のワークデータを保持する装置制御プログラムｉ実行用ワークメモリ４２１２を有する。また、装置制御プログラムｉ実行用ワークメモリ４２１２は、装置制御プログラムｉを実行する時に、タスク間のデータの受け渡しに使用する装置制御プログラムｉテンポラリ４２１２１と、装置制御プログラムｉの各タスク内で使用する装置制御プログラムｉスタック４２１２２を有する。
【００２０】
さらに、装置制御プログラムｉスタック４２１２２は、ファイル更新管理機能部４からの実行開始指示で実行される装置制御プログラムｉの装置制御プログラム親タスク３０の使用する装置制御プログラムｉ親タスクスタック４２１２２０と、装置制御プログラムｉの装置制御プログラム親タスク３０から実行される装置制御プログラム子タスク３１〜３ｎの使用する装置制御プログラムｉ子タスクスタック４２１２２１〜４２１２２ｎを有する。
【００２１】
装置制御プログラム実行用メモリｊ４２２は、上述の装置制御プログラム実行用メモリｉ４２１と同様の構成とすることができる。装置制御プログラム実行用メモリｊ４２２は、装置制御プログラムｊを保持する装置制御プログラムｊ保持メモリ４２２１と、装置制御プログラムｊを実行する為のワークデータを保持する装置制御プログラムｊ実行用ワークメモリ４２２２を有する。また装置制御プログラムｊ実行用ワークメモリ４２２２は、装置制御プログラムｊを実行する時に、タスク間のデータの受け渡しに使用する装置制御プログラムｊテンポラリ４２２２１と、装置制御プログラムｊの各タスク内で使用する装置制御プログラムｊスタック４２２２２を有する。
【００２２】
さらに、装置制御プログラムｊスタック４２２２２は、ファイル更新管理機能部４からの実行開始指示で実行される装置制御プログラムｊの装置制御プログラム親タスク３０の使用する装置制御プログラムｊ親タスクスタック４２２２２０、装置制御プログラムｊの装置制御プログラム親タスク３０から実行される装置制御プログラム子タスク３１〜３ｎの使用する装置制御プログラムｊ子タスクスタック４２２２２１〜４２２２２ｎを有する。
【００２３】
ただし、図４に示す例は、一実施例であり、メモリ内の配置の自由度を妨げるものではなく、また、タスク構成についても一実施例でしかない。これ以外にも、メモリ構成及びタスク構成は、適宜の構成をとることができる。
【００２４】
図５は、ファイル更新管理機能部４の構成図である。ファイル更新管理機能部４は、装置制御プログラム更新機能５１とイベント制御機能５２を備える。装置制御プログラム更新機能５１は、装置制御プログラムの実行中に、装置制御プログラム保存装置部２に保存した新装置制御プログラムのファイルを、装置制御プログラム実行用メモリ装置部３の装置制御プログラムｉ保持メモリ４２１１、又は、装置制御プログラムｊ保持メモリ４２２１に書き込み、新装置制御プログラムの実行開始及び初期設定開始の各指示、旧装置制御プログラムの停止指示、新装置制御プログラムへの装置制御開始指示等を行う。なお、装置制御プログラム更新機能５１は、装置制御プログラム保存装置部２に保存されている保有前後関係識別子ｉ２１１及びｊ２２２を参照し、新装置制御プログラムを判別することができる。
【００２５】
イベント制御機能５２は、装置固有ハードウェア５からイベントを、通常イベントキュー４１２２にキューイングし、装置制御プログラムのファイル更新時には、旧装置制御プログラムの子タスクを実行するイベントを、保留イベントキュー４１２３にキューイングする処理を行う。以下に一例として、実行中の装置制御プログラムｉを新しい装置制御プログラムｊに更新する処理について説明する。以下の各処理は、各機能及びプログラムに従いプロセッサ１が実行する。
【００２６】
図６は、装置制御プログラムｉが実行中であり、ファイルの更新処理が行われていない通常動作状態での装置制御シーケンス図である。通常動作状態では、装置制御プログラムｉ保持メモリ４２１１上に配置された装置制御プログラムｉの装置制御処理が実行中である（Ｓ６５１）。なお、装置制御プログラムｉは、ファイル更新管理機能実行用ワークメモリ４１２内に設けられた通常イベントキュー４１２２に存在するイベントをルックインし（Ｓ６５３）、各イベントに対する処理を実行している。また、装置制御プログラムｉは、装置制御プログラムｉの状態に依存するデータについては、装置制御プログラムｉ実行用ワークメモリ４２１２との間でデータの書き込み及び読み出しを行い（Ｓ６５５）、装置固有ハードウェア５の状態に依存するデータについては、装置制御プログラム共有データ実行用ワークメモリ４２３との間でデータの書き込み及び／又は読み出しを行っている（Ｓ６５７）。なお、装置制御プログラム共有データ実行用ワークメモリ４２３には、装置固有ハードウェア５の状態に依存するデータ以外にも新装置制御プログラムに引き継ぐ必要のある適宜のデータを記憶しても良い。
【００２７】
まず、装置固有ハードウェア５によりイベントＡが発生すると、ファイル更新管理機能部４のイベント制御機能５２は、装置固有ハードウェア５からイベントＡを入力する（Ｓ６０１）。次に、イベント制御機能５２は、入力したイベントＡを、通常イベントキュー４１２２にキューイングする（Ｓ６０９）。イベント制御機能５２は、他のイベントＢ、Ｃ、Ｄについてもイベント発生時に、装置固有ハードウェア５からイベントを入力し（Ｓ６０２〜Ｓ６０４）、入力したイベントを、通常イベントキュー４１２２にキューイングする（Ｓ６１０〜Ｓ６１２）。通常イベントキュー４１２２にキューイングされたイベントは、装置制御プログラムｉによって実行される。
【００２８】
図７〜図９は、ファイル更新のシーケンス図（１）〜（３）である。図７に、ファイル更新のシーケンス図（１）を示す。図７に示すシーケンス図は、上位装置又は保守者からのファイル更新指示による新装置制御プログラム（例えば、装置制御プログラムｊ）のＢＯＯＴ（ｂｏｏｔｓｔｒａｐ、起動）から、制御開始待ちになるまでのシーケンス図である。
【００２９】
図６に示す装置制御プログラムｉが実行中である通常動作状態において、上位装置又は保守者により、ファイル更新管理機能部４に対して装置制御プログラムの更新が指示される（Ｓ７００）。ファイル更新管理機能４の装置制御プログラム更新機能５１は、装置制御プログラム更新指示を受信することにより処理を開始する。また、装置制御プログラム更新機能５１は、上位装置又は外部機器から新装置制御プログラムが装置制御プログラム保存装置部２に書き込まれることで処理を開始してもよい。なお、処理の開始は、これ以外にも適宜のタイミングで開始することができる。
【００３０】
まず、装置制御プログラム更新機能５１は、予め装置制御プログラム保存エリアｊ２２に保存されている装置制御プログラムｊを読み出し、装置制御プログラムｊ保持メモリ４２２１に書き込む（Ｓ７０１）。次に、装置制御プログラム更新機能５１は、装置制御プログラムｊ保持メモリ４２２１上の装置制御プログラムｊに、実行開始を指示する（Ｓ７０３）。装置制御プログラムｊは、実行開始指示を受信し、ＩＤＯＬ（アイドリング）立ち上げを行う（Ｓ７０５）。さらに、装置制御プログラム更新機能５１は、装置制御プログラムｊに初期設定開始を指示する（Ｓ７０７）。なお、初期設定開始の指示は、実行開始の指示に含めても良い。
【００３１】
ＩＤＯＬ立ち上げによりＩＤＯＬ状態となった装置制御プログラムｊは、初期設定開始指示を受信し、初期設定処理を行う（Ｓ７０９）。なお、装置制御プログラムｊは、装置固有ハードウェア５の制御を開始していないため、装置制御プログラム共有データ実行用ワークメモリ４２３は使用せず、必要に応じて装置制御プログラムｊ実行用ワークメモリ４２２２との間でデータの書き込み及び読み出しを行う（Ｓ７０６）。なお、装置固有ハードウェア５の制御（Ｓ６５３）を継続する装置制御プログラムｉは、装置制御プログラムｉ実行用ワークメモリ４２１２と装置制御プログラム共有データ実行用ワークメモリ４２３を使用している（Ｓ６５５、Ｓ６５７）。
【００３２】
装置制御プログラムｊは、初期設定が終了すると、初期設定完了を示すフラグを装置制御プログラムｊ状態フラグ４１２５に設定する（Ｓ７１１）。装置制御プログラムｊは、フラグの設定後、装置制御プログラム更新機能５１からの制御開始指示待ち状態となる（Ｓ７１３）。
【００３３】
一方、初期設定開始を指示した装置制御プログラム更新機能５１は、装置制御プログラムｊ状態フラグを監視する（Ｓ７１５）。装置制御プログラム更新機能５１は、装置制御プログラムｊにより装置制御プログラムｊ状態フラグ４１２５に初期設定完了を示すフラグが設定されることで、初期設定が完了したことを検知できる。なお、初期設定が完了したことを検知する手段は、フラグを用いる以外にも適宜の手段を用いることができる。
【００３４】
図８に、ファイル更新のシーケンス図（２）を示す。図８は、旧装置制御プログラム（例えば、装置制御プログラムｉ）の停止までのシーケンス図である。図７のステップＳ７１５において、装置制御プログラムｊの初期設定の完了を確認後、装置制御プログラム更新機能５１は、実行中の旧装置制御プログラム（例えば、装置制御プログラムｉ）に対して装置制御停止指示を出力する（Ｓ７１７）。装置制御プログラムｉは、装置制御停止指示を入力し、装置制御プログラムｉ停止処理の実行状態となる（Ｓ７１９）。なお、装置制御プログラムｉ停止処理とは、子タスクの状態遷移を行うか、停止するイベントのみを実行する事により、全ての子タスクが停止状態に至る事を言い、装置制御プログラムｉに子タスクを停止させる特別な機能を持つものではない。装置制御プログラムｉは、通常状態の時と同様に、通常イベントキュー４１２２をルックインし、各イベントに対応する処理を実行する（Ｓ７２１）。
【００３５】
また、装置制御プログラム更新機能５１は、ファイル更新状態フラグ４１２６に装置停止処理実行中であることを設定する（Ｓ７２３）。イベント制御機能５２は、例えば、ファイル更新状態フラグ４１２６に装置停止処理実行中であることが設定されると、イベント種別に応じてイベントのキューイング先を制御する。なお、イベント制御機能５２は、ファイル更新状態フラグ４１２６を用いる以外にも適宜の手段又は方法により、プログラム更新の状態が装置低所処理の実行中であることを判別してもよい。
【００３６】
まず、装置固有ハードウェア５によるイベントが発生すると、イベント制御機能５２は、装置固有ハードウェア５からイベントを入力する（Ｓ８０１〜Ｓ８０４）。次に、イベント制御機能５２は、入力したイベントの種別を判別し、タスク実行イベントの場合は、イベントを保留イベントキュー４１２３にキューイングし（Ｓ８１１、Ｓ８１３）、一方、タスク停止イベント又は状態遷移イベントの場合は、イベントを通常イベントにキューイングする（Ｓ８１２、Ｓ８１４）。なお、これらの処理は、各イベント発生時に実行される。イベント制御機能５２により、タスク実行を行うイベントを保留イベントキュー４１２３にキューイングする事により、装置制御プログラムｉには、子タスクの状態遷移を行うか、停止をするイベントのみ渡され、装置制御プログラムｉの実行中の子タスクがなくなる。
【００３７】
装置制御プログラムｉは、全ての子タスクが停止すると装置制御プログラムｉ状態フラグ４１２４に、装置制御停止のフラグを設定する（Ｓ７２５）。装置制御プログラム更新機能５１は、ステップＳ７１７の装置制御停止指示を出力後、装置制御プログラムｉ状態フラグ４１２４を監視する（Ｓ７２７）。装置制御プログラム更新機能５１は、装置制御プログラムｉ状態フラグ４１２４に装置制御停止のフラグが設定されることで、装置制御プログラムｉが停止したことを検知できる。なお、装置制御プログラムｉの状態のチェックは、フラグを用いる以外にも適宜の方法を用いることができる。
【００３８】
なお、この間、装置制御プログラムｉは、装置制御プログラムｉ実行用ワークメモリ４２１２と、装置制御プログラム共有データ実行用ワークメモリ４２３とを使用しながら（Ｓ６５５、Ｓ６５７）、装置制御プログラムｉ停止処理を行う。また、装置制御プログラムｊは、必要に応じて装置制御プログラムｊ実行用ワークメモリ４２２２を使用し（Ｓ７０６）、制御開始指示待ちの状態を継続して、装置制御プログラムｉが装置制御プログラム共有データ実行用ワークメモリ４２３を使用しない状態になるのを待つ。
【００３９】
図９に、ファイル更新のシーケンス図（３）を示す。図９は、新装置制御プログラム（例えば、装置制御プログラムｊ）の装置制御開始までのシーケンス図である。図８のステップＳ７２７において、装置制御プログラム更新機能５１は、装置制御プログラムｉ状態フラグ４１２４に、装置制御停止のフラグが設定されたことを確認後、装置制御プログラムｊに対して、装置制御開始指示を出力する（Ｓ７２９）。装置制御プログラムｊは、装置制御プログラム更新機能５１から装置制御開始指示を入力し、装置制御を実行する（Ｓ７３１）。装置制御プログラムｊは、通常イベントキュー４１２２のイベントをルックインし（Ｓ７３３）、各イベントに対応した処理を実行する。さらに、装置制御プログラム更新機能５１は、装置制御プログラムｊ状態フラグ４１２５にプログラムの実行中を示すフラグを適宜のタイミングで設定しても良い。
【００４０】
なお、装置制御プログラムｊは、装置制御プログラムｊ実行用ワークメモリ４２２２の使用（Ｓ７０６）に加え、装置制御プログラムｉが使用していた装置制御プログラム共有データ実行用ワークメモリ４２３を使用し（Ｓ７３０）、装置制御を行う。装置制御プログラム共有データ実行用ワークメモリ４２３を使用することにより、更新前の装置固有ハードウェア５の状態及び／又は引き継ぐ必要のあるデータ引き継ぐことができる。
【００４１】
さらに、装置制御プログラム更新機能５１は、ファイル更新状態フラグ４１２６に通常状態を示すフラグを設定する（Ｓ７３５）。次に、装置制御プログラム更新機能５１は、保留イベントキュー４１２３にキューイングされているタスク実行イベントを、通常イベントキュー４１２２にキューイングする（Ｓ７３７）。通常イベントキュー４１２２にキューイングし直す事により、保留されていたタスク実行イベントは、装置制御プログラムｊにより実行される。なお、これ以降イベント制御機能５２は、ファイル更新状態フラグ４１２６に通常状態が設定されているため、装置固有ハードウェア５で発生したイベントを全て通常イベントキュー４１２２にキューイングする。
【００４２】
図１０は、イベント制御機能５２のフローチャートである。イベント制御機能５２は、図６及び図８に示すように、装置固有ハードウェア５からの割込により実行される。まず、イベント制御機能５２は、装置固有ハードウェア５からイベントを入力する（Ｓ１０００）。次に、イベント制御機能５２は、実行中の装置制御プログラムの有無を判別する。イベント制御機能５２は、装置制御プログラムｉ状態フラグ４１２４をチェックする（Ｓ１００１）。イベント制御機能５２は、装置制御プログラムｉ状態フラグ４１２４が停止以外を示す場合、ステップＳ１００３の処理移り、一方、装置制御プログラムｉ状態フラグ４１２４が停止を示す場合（Ｓ１００１）、装置制御プログラムｊ状態フラグ４１２５をチェックする（Ｓ１００２）。イベント制御機能５２は、装置制御プログラムｊ状態フラグ４１２５が停止以外を示す場合、ステップＳ１００３の処理移る。一方、イベント制御機能５２は、装置制御プログラムｊ状態フラグ４１２５が停止を示す場合（Ｓ１００２）、装置固有ハードウェア５から入力したイベントを廃棄し、処理を終了する。
【００４３】
ステップＳ１００３では、イベント制御機能５２は、ファイル更新状態フラグ４１２６をチェックし、装置停止処理実行中か否かを判別する（Ｓ１００３）。イベント制御機能５２は、ファイル更新状態フラグ４１２６が通常状態を示す場合、ステップＳ１００５の処理へ移る。一方、イベント制御機能５２は、ファイル更新状態フラグ４１２６が装置停止処理実行中を示す場合（Ｓ１００３）、装置固有ハードウェア５から入力したイベントの種別を判断する（Ｓ１００４）。イベント制御機能５２は、イベントの種別がタスク実行イベントの場合（Ｓ１００４）、イベントを保留イベントキュー４１２３にキューイングし（Ｓ１００６）、処理を終了する。一方、イベント制御機能５２は、イベントの種別がタスク実行イベント以外（例えば、タスク停止イベント、状態遷移イベント）の場合（Ｓ１００４）、ステップＳ１００５の処理へ移る。
【００４４】
ステップＳ１００５では、イベント制御機能５２は、イベントを通常イベント４１２２にキューイングし（Ｓ１００５）、処理を終了する。
【００４５】
図１１及び図１２及び図１３は、装置制御プログラム更新機能５１のフローチャートである。なお、図１２及び図１３は、図１１のステップＳ１１０２及びステップＳ１１０３に示すサブプログラムのフローチャートである。図１１に、装置制御プログラム更新機能５１のメインプログラムのフローチャートを示す。装置制御プログラム更新機能５１は、上位装置又は保守者から装置制御プログラム更新指示を受信することで、以下の処理を開始する。なお、処理の開始は、適宜のタイミングで行っても良い。
【００４６】
まず、装置制御プログラム更新機能５１は、装置制御プログラム保存装置部２に保存された２つの装置制御プログラムの内、現在停止中の装置制御プログラムを、装置制御プログラムｉ状態フラグ４１２４により判定する（Ｓ１１０１）。装置制御プログラム更新機能５１は、装置制御プログラムｉ状態フラグ４１２４をリードし、リードしたフラグが停止中を示す場合（Ｓ１１０１）、装置制御プログラムｉに更新し（Ｓ１１０２）、一方リードしたフラグが停止中以外を示す場合（Ｓ１１０１）、装置制御プログラムｊに更新する（Ｓ１１０３）。装置制御プログラムｉ及び装置制御プログラムｊに更新する処理については図１２及び図１３に示し、詳細は後述する。なお、装置制御プログラム更新機能５１は、例えば、装置制御プログラムｊ状態フラグ４１２５により、現在停止中の装置制御プログラムを判定することができる。また、上位装置又は保守者からの指示に停止中のプログラムの情報が含まれ、この情報により停止中のプログラムを判定してもよい。
【００４７】
装置制御プログラムｉ又は装置制御プログラムｊに更新後、装置制御プログラム更新機能５１はファイル更新状態フラグ４１２６に通常状態を設定する（Ｓ１１０４）。また、装置制御プログラム更新機能５１は、保留イベントキュー４１２３にキューイングされているイベントをデキューする（Ｓ１１０５）。なお、装置制御プログラム更新機能５１は、デキューするイベントが保留イベントキュー４１２３に存在しなかった場合（Ｓ１１０６）、処理を終了する。一方、装置制御プログラム更新機能５１はデキューするイベントが存在した場合（Ｓ１１０６）、デキューしたイベントを通常イベントキュー４１２２にキューイングし（Ｓ１１０７）、ステップＳ１１０５に戻る。
【００４８】
図１２は、装置制御プログラムｊを新装置制御プログラムとして実行するフローチャートである。まず、装置制御プログラム更新機能５１は、装置制御プログラム保存エリアｊ２２の装置制御プログラムｊを読み出し、装置制御プログラム実行用メモリ４２の装置制御プログラムｊ保持メモリ４２２１に書き込む（Ｓ１３０１）。次に、装置制御プログラム更新機能５１は、装置制御プログラムｊに対し、実行開始を指示する（Ｓ１３０２）。さらに、装置制御プログラム更新機能５１は、装置制御プログラムｊに対し初期設定開始を指示する（Ｓ１３０３）。なお、初期設定開始の指示は、実行開始の指示に含めても良い。
【００４９】
装置制御プログラム更新機能５１は、装置制御プログラムｊ状態フラグ４１２５をリードする（Ｓ１３０４）。装置制御プログラム更新機能５１は、リードした装置制御プログラムｊ状態フラグ４１２５の示す状態を判定し、装置制御プログラムｊ状態フラグ４１２５が初期設定実行中を示す場合、ステップＳ１３０４の処理へ戻り、一方、装置制御プログラムｊ状態フラグ４１２５が初期設定終了を示す場合、ステップＳ１３０６の処理へ移る（Ｓ１３０５）。次に、装置制御プログラム更新機能５１は、旧装置制御プログラム（例えば、装置制御プログラムｉ）に対し装置制御停止を指示する（Ｓ１３０６）。
【００５０】
さらに、装置制御プログラム更新機能５１は、ファイル更新状態フラグ４１２６を装置停止処理実行中とする（Ｓ１３０７）。ファイル更新状態フラグ４１２６を装置停止処理実行中とする事により、イベント制御機能５２が、装置固有ハードウェア５からのイベントの内、タスク実行イベントを保留イベントキュー４１２３にキューイングし、新規タスクの実行を抑止し、旧装置制御プログラムを停止状態にする。次に、装置制御プログラム更新機能５１は、装置制御プログラムｉ状態フラグ４１２４をリードする（Ｓ１３０８）。装置制御プログラム更新機能５１は、リードした装置制御プログラムｉ状態フラグ４１２４の示す状態を判定し、停止処理実行中を示す場合はステップＳ１３０８の処理へ戻り、停止処理終了を示す場合はステップＳ１３１０の処理へ移る（Ｓ１３０９）。装置制御プログラム更新機能５１は、装置制御プログラムｊに対し装置制御開始を指示し（Ｓ１３１０）、図１１のステップＳ１１０４の処理へ移る。
【００５１】
装置制御プログラムｊによる装置制御は、装置制御プログラムｊの状態に依存するデータについては、装置制御プログラムｊ実行用ワークメモリ４２２２を使用し、装置の状態に依存するデータについては、装置制御プログラム共有データ実行用ワークメモリ４２３を使用して処理を行う。装置制御プログラムｊは、装置固有ハードウェア５の状態に依存するデータについては、装置制御プログラムｉの使用していた装置制御プログラム共有データ実行用ワークメモリ４２３にあるデータを使用する為、装置制御プログラムｉの制御していた時の装置固有ハードウェア５の状態に依存するデータを、装置制御プログラムｊに受け渡す処理を行う必要がない。その結果、装置制御プログラムｊが、継続して装置固有ハードウェア５の制御を行う事が出来る。
【００５２】
図１３は、装置制御プログラムｉを新装置制御プログラムとして実行するフローチャートである。例えば、旧装置制御プログラムが、装置制御プログラムｊ保持メモリ４２２１上で実行中の場合に実行される処理である。実行する装置制御プログラム、プログラムに対応するメモリ及びフラグが異なるのみで制御の概要は図１２と同様である
【００５３】
まず、装置制御プログラム更新機能５１は、装置制御プログラム保存エリアｉ２１の装置制御プログラムｉを読み出し、装置制御プログラム実行用メモリ４２の装置制御プログラムｉ保持メモリ４２１１に書き込む（Ｓ１２０１）。次に、装置制御プログラム更新機能５１は、装置制御プログラムｉに対し、実行開始を指示する（Ｓ１２０２）。さらに、装置制御プログラム更新機能５１は、装置制御プログラムｉに対し初期設定開始を指示する（Ｓ１２０３）。なお、初期設定開始の指示は、実行開始の指示に含めても良い。
【００５４】
装置制御プログラム更新機能５１は、装置制御プログラムｉ状態フラグ４１２４をリードする（Ｓ１２０４）。装置制御プログラム更新機能５１は、リードした装置制御プログラムｉ状態フラグ４１２４の示す状態を判定し、装置制御プログラムｉ状態フラグ４１２４が初期設定実行中を示す場合、ステップＳ１２０４の処理へ戻り、一方、装置制御プログラムｉ状態フラグ４１２４が初期設定終了を示す場合、ステップＳ１２０６の処理へ移る（Ｓ１２０５）。次に、装置制御プログラム更新機能５１は、旧装置制御プログラム（例えば、装置制御プログラムｊ）に対し、装置制御停止を指示する（Ｓ１２０６）。
【００５５】
さらに、装置制御プログラム更新機能５１は、ファイル更新状態フラグ４１２６を装置停止処理実行中とする（Ｓ１２０７）。ファイル更新状態フラグ４１２６を装置停止処理実行中とする事により、イベント制御機能５２が、装置固有ハードウェア５からのイベントの内、タスク実行イベントを保留イベントキュー４１２３にキューイングし、新規タスクの実行を抑止し、旧装置制御プログラムを停止状態にする。次に、装置制御プログラム更新機能５１は、装置制御プログラムｊ状態フラグ４１２５をリードする（Ｓ１２０８）。装置制御プログラム更新機能５１は、リードした装置制御プログラムｊ状態フラグ４１２５の示す状態を判定し、停止処理実行中を示す場合はステップＳ１２０８の処理へ戻り、停止処理終了を示す場合はステップＳ１２１０の処理へ移る（Ｓ１２０９）。装置制御プログラム更新機能５１は、装置制御プログラムｉに対し装置制御開始を指示し（Ｓ１２１０）、図１１のステップＳ１１０４の処理へ移る。
【００５６】
装置制御プログラムｉによる装置制御は、装置制御プログラムｉの状態に依存するデータについては、装置制御プログラムｉ実行用ワークメモリ４２１２を使用し、装置の状態に依存するデータについては、装置制御プログラム共有データ実行用ワークメモリ４２３を使用して処理を行う。装置制御プログラムｉは、装置固有ハードウェア５の状態に依存するデータについては、装置制御プログラムｊの使用していた装置制御プログラム共有データ実行用ワークメモリ４２３にあるデータを使用する為、装置制御プログラムｊの制御していた時の装置固有ハードウェア５の状態に依存するデータを、装置制御プログラムｉに受け渡す処理を行う必要がない。その結果、装置制御プログラムｉが、継続して装置固有ハードウェア５の制御を行う事が出来る。
【００５７】
本発明のプログラム更新方法は、その各手順をコンピュータに実行させるためのファイル更新管理機能プログラム、ファイル更新管理機能プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、ファイル更新管理機能プログラムを含みコンピュータの内部メモリーにロード可能なプログラム製品、そのプログラムを含むサーバ等のコンピュータ、等により提供されることができる。
【００５８】
【発明の効果】
本発明によると、以上のように運用中の装置に対して、装置制御プログラムの装置制御処理を極力停止する事無く、マルチタスクで動作する装置制御プログラムの更新が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の構成要素の概略を示すブロック図である。
【図２】本発明の装置制御プログラム保存装置部の構成図である。
【図３】本発明の装置制御プログラムの構成例である。
【図４】本発明の装置制御プログラムメモリ実行用メモリ装置部の構成例である。
【図５】本発明のファイル更新管理機能部の構成図である。
【図６】本発明の通常動作状態での動作シーケンス図である。
【図７】本発明の新装置制御プログラム立ち上げ動作シーケンス図である。
【図８】本発明の旧装置制御プログラム停止動作シーケンス図である。
【図９】本発明の新装置制御プログラム装置制御開始動作シーケンス図である。
【図１０】本発明のイベント制御機能のフローチャートである。
【図１１】本発明の装置制御プログラム更新機能メインプログラムのフローチャートである。
【図１２】本発明の装置制御プログラム更新処理サブプログラム（装置制御プログラムｊに更新）のフローチャートである。
【図１３】本発明の装置制御プログラム更新機能サブプログラム（装置制御プログラムｉに更新）のフローチャートである。
【符号の説明】
１プロセッサ
２装置制御プログラム保存装置部
３装置制御プログラム実行用メモリ装置部
４ファイル更新管理機能部
５装置固有ハードウェア
６装置内制御バス
２１装置制御プログラム保存エリアｉ
２１１保存前後関係識別子ｉ
２１２装置制御プログラムｉ
２２装置制御プログラム保存エリアｊ
２２１保存前後関係識別子ｊ
２２２装置制御プログラムｊ
３０装置制御プログラム親タスク
３１〜３ｎ装置制御プログラム子タスク１〜ｎ
４１ファイル更新管理機能実行用メモリ
４１１ファイル更新管理機能保持メモリ
４１２ファイル更新管理機能実行用ワークメモリ
４１２１ファイル更新管理機能実行用ワーク
４１２２通常イベントキュー
４１２３保留イベントキュー
４１２４装置制御プログラムｉ状態フラグ
４１２５装置制御プログラムｊ状態フラグ
４１２６ファイル更新状態フラグ
４２装置制御プログラム実行用メモリ
４２１装置制御プログラム実行用メモリｉ
４２１１装置制御プログラムｉ保持メモリ
４２１２装置制御プログラムｉ実行用ワークメモリ
４２１２１装置制御プログラムｉテンポラリ
４２１２２装置制御プログラムｉスタック
４２１２２０制御プログラムｉ親タスクスタック
４２１２２１〜４２１２２ｎ制御プログラムｉ子タスク１〜ｎスタック
４２２装置制御プログラム実行用メモリｊ
４２２１装置制御プログラムｊ保持メモリ
４２２２装置制御プログラムｊ実行用ワークメモリ
４２２２１装置制御プログラムｉテンポラリ
４２２２２装置制御プログラムｉスタック
４２２２２０制御プログラムｊ親タスクスタック
４２２２２１〜４２２２２ｎ制御プログラムｊ子タスク１〜ｎスタック
４２３装置制御プログラム共有データ実行用ワークメモリ
５１装置制御プログラム更新機能
５２イベント制御機能[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a program updating method, and more particularly to a program updating method for updating a device control program without stopping a device control process as much as possible when the device is in an operating state in a device incorporating a control program.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a method of updating an operating device control program, in the field of programmable controllers, there is a method of updating a device control program that operates by a single task to a new device control program in consideration of the stop state of the old device control program. It is disclosed (for example, see Patent Document 1). In addition, there is a method in which a device control program that runs in a single task has an operation stop flag, and when this flag is set, the operation of the device control program is temporarily forcibly stopped and updated to a new device control program. It has been proposed (for example, see Patent Document 2). Further, there is disclosed a method of managing a start address and an end address of a device control program and moving the new program from the start address of the new program when executing the new device control program (for example, see Patent Document 3).
[0003]
Further, in the field of exchanges, a method of distributing processing to a newly written new apparatus control program using a tag provided for each processing has been disclosed (for example, see Patent Document 4). Further, each function block has an IPL (Initial Program Load) unit, and a method of executing an IPL unit specified by a switch when the apparatus is restarted (for example, refer to Patent Document 5), or a data address conversion at the time of updating an apparatus control program. (For example, see Patent Document 6).
[Patent Document 1]
JP-A-2000-250610
[Patent Document 2]
JP 2001-125609 A
[Patent Document 3]
JP-A-8-314712
[Patent Document 4]
JP 2001-86241 A
[Patent Document 5]
JP-A-7-319707
[Patent Document 6]
JP-A-7-46636
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In Patent Literature 1, Patent Literature 2, and Patent Literature 3, since the target device is a programmable controller and the target device control program operates in a single task, the running device control program is temporarily stopped. Thus, the state of the apparatus including the state of the apparatus control program can be fixed. If the state of the device is fixed, the device control program can be replaced.However, in the device control program that operates in multitask, a plurality of processes are executed simultaneously, and when a certain task is stopped, another process is executed. The feature is that the task is being executed. Normally, in a device control program that operates in multitasking, since there is a device control program being executed, it is not possible to fix the state of the device, including the state of the device control program. Further, if the device control program and the device control program are updated without fixing the device status, the status of the work memory used by the device control program and the status of the device-specific hardware do not match, or There may be inconsistencies in the state inside. Therefore, even if the new apparatus control program is updated, the new apparatus control program may not be able to operate. It is not possible to update a running device control program in which the state of the device control program is not fixed, and it is difficult to update the device control program that operates in multitask at once.
[0005]
Patent Document 4 discloses a method in which an old device control program is left and a part of the device control program is replaced by using a function of the remaining device control program, and not all device control programs are updated. . Further, in Patent Document 5, it is necessary to execute IPL from the restart of the device, and it is not possible to control the device during the IPL, so that it cannot be applied to the device in operation.
[0006]
In Patent Document 6, it is necessary to perform the address conversion in a state where the data content is fixed after the old device control program is stopped. The device control program is in an operation halt state during the address conversion for both the new and old device control programs, cannot control the device, and cannot be applied to the device in operation.
[0007]
In view of the above, the present invention provides a program updating method that enables updating of a device control program in an operating device without stopping device control processing of a device control program that operates in multitasking as much as possible. The purpose is to:
[0008]
[Means for Solving the Problems]
An object of the present invention is to provide a device control program storage device capable of storing two device control programs,
An apparatus control program execution memory i and an apparatus control program execution memory j that enable simultaneous execution of two apparatus control programs, and an apparatus without performing data transfer processing between the two apparatus control programs. For executing a device control program that has a work memory for executing a device control program shared data that enables the transfer of data unique to a device, and for executing a device control program that has a memory for executing a file update management function that executes a file update management function This is realized by a memory device unit and a file update management function for controlling file update. Note that the file update management function may be realized by using dedicated hardware.
[0009]
More specifically, for example, with respect to a device control program for controlling a device (hardware or software), the two device control programs, an old device control program and a new device control program, are determined in a context in which each is stored. A device control program storage device unit having a device control program storage area i and a device control program storage area j for storing together with an identifier for performing
A device control program execution memory device for holding and executing the device control program and the device control program update function,
An event control function for controlling event queuing by interruption from device-specific hardware, and
In coordination with the event control function, by using the file update management function unit with the device control program update function to update the running old device control program to the new device control program in the operating device, multitasking This is a program updating method that enables updating of an operating device control program.
[0010]
Further, the memory device for executing the device control program includes:
A memory i for executing a device control program and a memory j for executing a device control program, which are used for simultaneously executing two device control programs before and after the update at the time of updating the device control program in the operating device;
A device control program execution memory having a device control program shared data execution work memory that holds data that needs to be taken over before and after the device control program is updated, and
A file update management function holding memory for holding a file update management function for controlling file update,
A work for executing the file update management function for executing the file update management function, a normal event queue for queuing an event from the device-specific hardware,
A pending event queue for suspending task execution events when updating files,
A device control program i status flag and a device control program j status flag for holding the status of the new and old device control programs,
A file update management function execution work memory having a file update status flag for holding a file update status can be provided.
[0011]
According to the solution of the present invention,
A device control program execution memory for holding two new and old device control programs for controlling hardware or software of the device, and executing each device control program when updating the device control program in the operating device;
A normal event queue in which events from the device are queued,
A hold event queue for holding a predetermined type of event;
An event control function for controlling event queuing due to an interrupt from the device;
A device control program update function for updating a running old device control program to a new device control program;
A program update method using
Outputting the execution start instruction and / or the initialization start instruction to the new device control program when updating the running device control program from the old device control program to the new device control program;
The device control program update function monitors completion of the initial setting of the new device control program, and causes the old device control program to execute a stop process;
The event control management function, a step of determining the state of the program update by the device control program update function,
When the update status indicates that the old device control program is being stopped, the event control management function queues an execution event in the pending event queue and queues an event other than the execution event in the normal event queue. Steps to
The device control program update function monitors the stop of the old device control program, and instructs the new device control program to start device control, and sets the device control under control.
The device control program update function, dequeueing the event queued in the pending event queue, queuing in the normal event queue,
A method for updating a program is provided.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described.
FIG. 1 shows a schematic diagram of components of the apparatus according to the present embodiment.
The device according to the present embodiment includes a processor 1 for controlling the device, a device control program storage device 2 for storing the device control program, and a device control program execution memory device 3 for executing the device control program. A file update management function unit 4 that controls updating of the device control program in the operation state of the device control program, and device-specific hardware 5 to be controlled. These are connected via an in-device control bus 6. The device-specific hardware 5 is hardware controlled by a device control program, and may be, for example, a communication device such as a router or an exchange, or a computer. Further, the device-specific hardware 5 may be a combination of hardware and software or software. By updating the program without stopping the control of the apparatus as much as possible, for example, it is possible to upgrade the version of the program while maintaining the communication state.
[0013]
FIG. 2 is a configuration diagram of the device control program storage device unit 2. The device control program storage device unit 2 has two surfaces, a device control program storage area i21 and a device control program storage area j22, for storing two device control programs before and after updating. The device control program storage area i21 and the device control program storage area j22 have areas for storing the storage context identifiers i211 and j221 and the device control programs i212 and j222, respectively.
[0014]
The storage context identifiers i211 and j221 are used to determine the writing order of the device control program storage area i21 and the device control program storage area j22 when rewriting the contents of the device control program i212 or j222. For example, the writing time of each device control program and the version number of the device control program may be written. In addition, other appropriate information that can determine the writing order can be written.
[0015]
FIG. 3 is a diagram illustrating a configuration example of the device control program. The device control program is stored in the device control program storage device unit 2. The device control program includes, for example, a device control program parent task 30 and device control program child tasks 31 to 3n executed and managed by the device control program parent task 30. Note that the configuration of the device control program is an example, and does not limit the specific method of creating the number of child tasks, the configuration of tasks, and the like. Further, the device control program being executed before the update (old device control program) and the device control program to be executed after the update (new device control program) may have different numbers of child tasks or may have different configurations. Is also good. There may be further hierarchies, such as mere tasks without parent and child tasks, grandchild tasks, and so on.
[0016]
FIG. 4 is a diagram illustrating a configuration example of the memory device unit 3 for executing a device control program. The control program execution memory device unit 3 includes a file update management function execution memory 41 for holding and executing the file update management function, and a device control program execution memory 42 for holding and executing the device control program. Is provided.
[0017]
The file update management function execution memory 41 includes a file update management function holding memory 411 that holds a file update management function that controls file updates, and a file update management function execution work that executes processing of the file update management function. It has a memory 412. The file update management function execution work memory 412 queues the file update management function execution work 4121 used when executing the file update management function processing and events from the device-specific hardware 5. Holds a normal event queue 4122, a hold event queue 4123 for holding the event until the start of control of the new device control program without causing the old device control program to execute the event when the file is updated, and a state of the new and old device control programs. It has a device control program i status flag 4124 and a device control program j status flag 4125 to execute, and a file update status flag 4126 for holding a file update status. The device control program i status flag 4124 and the device control program j status flag 4125 hold, for example, that the statuses of the device control programs i and j are program stop, running, initialization completed, and the like, respectively. The file update state flag 4126 may be, for example, a state in which a stop instruction is output to the old device control program and the device stop processing is in a state of waiting for the stop of the old device control program, or a normal state in which the file is not updated. Holds state and the like.
[0018]
The device control program execution memory 42 has a two-sided configuration, and includes a device control program execution memory i421 for executing the device control program i, a device control program execution memory j422 for executing the device control program j, It has a work memory 423 for executing the device control program shared data that stores information depending on the state of the device specific hardware 5. Further, the work memory 423 for executing the device control program shared data may store appropriate data that needs to be inherited in addition to information depending on the state of the device-specific hardware 5. The old device control program and the new device control program take over the data that needs to be taken over and / or the state of the device specific hardware 5 by performing control using the device control program shared data execution memory. be able to.
[0019]
The device control program execution memory i421 includes a device control program i holding memory 4211 for holding the device control program i, and a device control program i execution work memory 4212 for holding work data for executing the device control program i. . The work memory 4212 for executing the device control program i is used in each task of the device control program i temporary 42121 used for transferring data between tasks and the device control program i when executing the device control program i. It has a device control program i-stack 42122.
[0020]
Further, the device control program i stack 42122 includes a device control program i parent task stack 421220 used by the device control program parent task 30 of the device control program i executed by the execution start instruction from the file update management function unit 4, and a device control program i stack 42122. It has device control program i child task stacks 421221 to 42122n used by the device control program child tasks 31 to 3n executed from the device control program parent task 30 of the control program i.
[0021]
The device control program execution memory j422 can have the same configuration as the device control program execution memory i421 described above. The device control program execution memory j 422 has a device control program j holding memory 4221 for holding the device control program j, and a device control program j execution work memory 4222 for holding work data for executing the device control program j. . The work memory 4222 for executing the device control program j includes a device control program j temporary 42221 used to transfer data between tasks when executing the device control program j, and a device used in each task of the device control program j. It has a control program j stack 42222.
[0022]
Further, the device control program j stack 42222 includes a device control program j parent task stack 422220 used by the device control program parent task 30 of the device control program j executed by the execution start instruction from the file update management function unit 4. It has device control program j child task stacks 42221 to 42222n used by device control program child tasks 31 to 3n executed from the device control program parent task 30 of program j.
[0023]
However, the example shown in FIG. 4 is an example, which does not impede the degree of freedom of arrangement in the memory, and also has only one example regarding the task configuration. In addition, the memory configuration and the task configuration can have any appropriate configurations.
[0024]
FIG. 5 is a configuration diagram of the file update management function unit 4. The file update management function unit 4 includes a device control program update function 51 and an event control function 52. The device control program update function 51 stores the file of the new device control program stored in the device control program storage device unit 2 during execution of the device control program in the device control program i holding memory of the device control program execution memory device unit 3. 4211 or write to the device control program j holding memory 4221 to perform each instruction to start execution of the new device control program and to start initialization, to instruct the old device control program to stop, and to start the device control program to the new device control program. . The device control program update function 51 can determine the new device control program by referring to the possession context identifiers i211 and j222 stored in the device control program storage device unit 2.
[0025]
The event control function 52 queues the event from the device-specific hardware 5 in the normal event queue 4122, and when updating the file of the device control program, stores the event for executing the child task of the old device control program in the hold event queue 4123. Perform queuing processing. Hereinafter, as an example, a description will be given of a process of updating the running device control program i to a new device control program j. The following processes are executed by the processor 1 according to each function and program.
[0026]
FIG. 6 is a device control sequence diagram in a normal operation state in which the device control program i is being executed and the file update process has not been performed. In the normal operation state, the device control processing of the device control program i arranged on the device control program i holding memory 4211 is being executed (S651). The device control program i looks up events existing in the normal event queue 4122 provided in the file update management function execution work memory 412 (S653), and executes processing for each event. The device control program i writes and reads data to and from the work memory 4212 for executing the device control program i for data depending on the state of the device control program i (S655). For the data depending on the state, the data is written and / or read from / to the device control program shared data execution work memory 423 (S657). The work memory 423 for executing the device control program shared data may store, in addition to the data depending on the state of the device-specific hardware 5, appropriate data that needs to be taken over by the new device control program.
[0027]
First, when the event A is generated by the device-specific hardware 5, the event control function 52 of the file update management function unit 4 inputs the event A from the device-specific hardware 5 (S601). Next, the event control function 52 queues the input event A in the normal event queue 4122 (S609). When other events B, C, and D occur, the event control function 52 inputs an event from the device-specific hardware 5 (S602 to S604), and queues the input event in the normal event queue 4122 (S602 to S604). S610 to S612). The events queued in the normal event queue 4122 are executed by the device control program i.
[0028]
7 to 9 are sequence diagrams (1) to (3) of a file update. FIG. 7 shows a file update sequence diagram (1). The sequence diagram shown in FIG. 7 is a sequence diagram from a BOOT (bootstrap, activation) of a new device control program (for example, device control program j) in response to a file update instruction from a higher-level device or a maintenance person, until a control start waits. is there.
[0029]
In the normal operation state in which the device control program i shown in FIG. 6 is being executed, the host device or the maintenance person instructs the file update management function unit 4 to update the device control program (S700). The device control program update function 51 of the file update management function 4 starts processing upon receiving the device control program update instruction. The device control program update function 51 may start processing when a new device control program is written to the device control program storage device unit 2 from a higher-level device or an external device. The start of the process can be started at any other appropriate timing.
[0030]
First, the device control program update function 51 reads the device control program j stored in advance in the device control program storage area j22, and writes it in the device control program j holding memory 4221 (S701). Next, the device control program update function 51 instructs the device control program j on the device control program j holding memory 4221 to start execution (S703). The device control program j receives the execution start instruction and starts IDOL (idling) (S705). Further, the device control program update function 51 instructs the device control program j to start initialization (S707). The instruction to start the initial setting may be included in the instruction to start the execution.
[0031]
The device control program j which has been brought into the IDOL state by the start of the IDOL receives the initial setting start instruction and performs the initial setting process (S709). Since the device control program j has not started controlling the device-specific hardware 5, the device control program shared data execution work memory 423 is not used, and the device control program j execution work memory 4222 is used as necessary. Data writing and reading are performed between the steps (S706). The device control program i that continues the control of the device-specific hardware 5 (S653) uses the device control program i execution work memory 4212 and the device control program shared data execution work memory 423 (S655, S657). ).
[0032]
When the initialization is completed, the device control program j sets a flag indicating the completion of the initialization in the device control program j status flag 4125 (S711). After setting the flag, the device control program j waits for a control start instruction from the device control program update function 51 (S713).
[0033]
On the other hand, the device control program update function 51 instructing the start of the initial setting monitors the device control program j status flag (S715). The device control program update function 51 can detect that the initialization has been completed by setting a flag indicating the completion of the initialization in the device control program j status flag 4125 by the device control program j. As means for detecting completion of the initial setting, an appropriate means other than using the flag can be used.
[0034]
FIG. 8 shows a sequence diagram (2) of the file update. FIG. 8 is a sequence diagram until the old device control program (for example, the device control program i) stops. In step S715 in FIG. 7, after confirming the completion of the initialization of the device control program j, the device control program update function 51 issues a device control stop instruction to the running old device control program (for example, the device control program i). Is output (S717). The device control program i receives the device control stop instruction, and enters an execution state of the device control program i stop processing (S719). Note that the device control program i stop processing means that all the child tasks reach a stop state by performing a state transition of a child task or executing only an event to stop the child task. It does not have a special function of stopping. The device control program i looks in the normal event queue 4122 as in the case of the normal state, and executes a process corresponding to each event (S721).
[0035]
Further, the device control program updating function 51 sets the file update status flag 4126 to indicate that the device stop processing is being executed (S723). For example, when the file update status flag 4126 is set to indicate that the device stop processing is being executed, the event control function 52 controls the event queuing destination according to the event type. It should be noted that the event control function 52 may determine that the program update status is executing the device low altitude processing by an appropriate means or method other than using the file update status flag 4126.
[0036]
First, when an event by the device-specific hardware 5 occurs, the event control function 52 inputs an event from the device-specific hardware 5 (S801 to S804). Next, the event control function 52 determines the type of the input event, and in the case of the task execution event, queues the event in the pending event queue 4123 (S811, S813), while the task stop event or the state transition event In the case of (1), the event is queued as a normal event (S812, S814). These processes are executed when each event occurs. The event control function 52 queues the event for performing the task in the hold event queue 4123, so that only the event for performing the state transition or the stop of the child task is passed to the device control program i. There are no running child tasks for i.
[0037]
When all the child tasks are stopped, the device control program i sets a device control stop flag in the device control program i status flag 4124 (S725). After outputting the device control stop instruction in step S717, the device control program update function 51 monitors the device control program i status flag 4124 (S727). The device control program update function 51 can detect that the device control program i has stopped by setting the device control stop flag in the device control program i status flag 4124. The state of the device control program i can be checked by using an appropriate method other than using the flag.
[0038]
During this time, the device control program i performs the device control program i stop processing while using the device control program i execution work memory 4212 and the device control program shared data execution work memory 423 (S655, S657). . Further, the device control program j uses the work memory 4222 for executing the device control program j as necessary (S706), continues the state of waiting for the control start instruction, and causes the device control program i to execute the device control program shared data execution. Wait until the work memory 423 is not used.
[0039]
FIG. 9 shows a file update sequence diagram (3). FIG. 9 is a sequence diagram up to the start of device control of a new device control program (for example, device control program j). In step S727 of FIG. 8, the device control program update function 51 confirms that the device control stop flag has been set in the device control program i state flag 4124, and then issues a device control start instruction to the device control program j. Is output (S729). The device control program j inputs a device control start instruction from the device control program update function 51, and executes device control (S731). The device control program j looks up the events in the normal event queue 4122 (S733), and executes a process corresponding to each event. Further, the device control program update function 51 may set a flag indicating that the program is being executed in the device control program j status flag 4125 at an appropriate timing.
[0040]
The device control program j uses the device control program shared data execution work memory 423 used by the device control program i (S730) in addition to the use of the device control program j execution work memory 4222 (S706). , Perform device control. By using the work memory 423 for executing the device control program shared data, the state of the device-specific hardware 5 before the update and / or the data that needs to be taken over can be taken over.
[0041]
Further, the device control program update function 51 sets a flag indicating a normal state in the file update state flag 4126 (S735). Next, the device control program update function 51 queues the task execution event queued in the hold event queue 4123 in the normal event queue 4122 (S737). By requeuing in the normal event queue 4122, the suspended task execution event is executed by the device control program j. After this, since the normal state is set in the file update state flag 4126, the event control function 52 queues all events generated in the device-specific hardware 5 in the normal event queue 4122.
[0042]
FIG. 10 is a flowchart of the event control function 52. The event control function 52 is executed by interruption from the device-specific hardware 5, as shown in FIGS. First, the event control function 52 inputs an event from the device-specific hardware 5 (S1000). Next, the event control function 52 determines whether there is a device control program being executed. The event control function 52 checks the device control program i status flag 4124 (S1001). When the device control program i state flag 4124 indicates a status other than stop, the event control function 52 proceeds to step S1003. On the other hand, when the device control program i state flag 4124 indicates stop (S1001), the device control program j state flag 4125 is checked (S1002). When the device control program j status flag 4125 indicates a status other than stop, the event control function 52 proceeds to the process of step S1003. On the other hand, when the device control program j status flag 4125 indicates stop (S1002), the event control function 52 discards the event input from the device-specific hardware 5 and ends the process.
[0043]
In step S1003, the event control function 52 checks the file update state flag 4126 to determine whether or not the device stop processing is being executed (S1003). When the file update state flag 4126 indicates the normal state, the event control function 52 proceeds to the processing in step S1005. On the other hand, when the file update status flag 4126 indicates that the device stop processing is being executed (S1003), the event control function 52 determines the type of the event input from the device-specific hardware 5 (S1004). If the event type is the task execution event (S1004), the event control function 52 queues the event in the pending event queue 4123 (S1006), and ends the processing. On the other hand, when the type of the event is other than the task execution event (for example, a task stop event or a state transition event) (S1004), the event control function 52 proceeds to the process of step S1005.
[0044]
In step S1005, the event control function 52 queues the event in the normal event 4122 (S1005), and ends the processing.
[0045]
11, 12, and 13 are flowcharts of the device control program update function 51. FIGS. 12 and 13 are flowcharts of the subprograms shown in steps S1102 and S1103 of FIG. FIG. 11 shows a flowchart of the main program of the device control program update function 51. The device control program update function 51 starts the following processing by receiving a device control program update instruction from a host device or a maintenance person. The processing may be started at an appropriate timing.
[0046]
First, the device control program update function 51 determines the currently stopped device control program from the two device control programs stored in the device control program storage device unit 2 by using the device control program i state flag 4124 (S1101). ). The device control program update function 51 reads the device control program i status flag 4124, and updates the device control program i (S1102) if the read flag indicates suspension (S1101), while the read flag is suspended. If it indicates other than (S1101), it is updated to the device control program j (S1103). The process of updating to the device control program i and the device control program j is shown in FIGS. 12 and 13, and will be described later in detail. The device control program update function 51 can determine the currently stopped device control program based on the device control program j status flag 4125, for example. Further, the information of the suspended program may be included in the instruction from the host device or the maintenance person, and the suspended program may be determined based on this information.
[0047]
After updating to the device control program i or the device control program j, the device control program update function 51 sets the file update status flag 4126 to the normal status (S1104). Further, the device control program updating function 51 dequeues the event queued in the hold event queue 4123 (S1105). If the event to be dequeued does not exist in the pending event queue 4123 (S1106), the device control program updating function 51 ends the processing. On the other hand, when there is an event to be dequeued (S1106), the device control program update function 51 queues the dequeued event in the normal event queue 4122 (S1107), and returns to step S1105.
[0048]
FIG. 12 is a flowchart for executing the device control program j as a new device control program. First, the device control program update function 51 reads the device control program j in the device control program storage area j22 and writes it in the device control program j holding memory 4221 of the device control program execution memory 42 (S1301). Next, the device control program update function 51 instructs the device control program j to start execution (S1302). Further, the device control program update function 51 instructs the device control program j to start initialization (S1303). The instruction to start the initial setting may be included in the instruction to start the execution.
[0049]
The device control program update function 51 reads the device control program j status flag 4125 (S1304). The device control program update function 51 determines the state indicated by the read device control program j status flag 4125. If the device control program j status flag 4125 indicates that initialization is being executed, the process returns to step S1304. If the control program j state flag 4125 indicates that the initialization has been completed, the process proceeds to step S1306 (S1305). Next, the device control program update function 51 instructs the old device control program (for example, the device control program i) to stop the device control (S1306).
[0050]
Further, the device control program update function 51 sets the file update status flag 4126 to the device stop processing being executed (S1307). By setting the file update status flag 4126 to the execution of the device stop process, the event control function 52 queues the task execution event among the events from the device-specific hardware 5 in the pending event queue 4123 and executes the new task. And the old device control program is stopped. Next, the device control program update function 51 reads the device control program i status flag 4124 (S1308). The device control program update function 51 determines the state indicated by the read device control program i status flag 4124, returns to the process of step S1308 if the stop process is being executed, and returns to the process of step S1310 if it indicates the end of the stop process. It moves to (S1309). The device control program update function 51 instructs the device control program j to start device control (S1310), and proceeds to the process of step S1104 in FIG.
[0051]
The device control by the device control program j uses the work memory 4222 for executing the device control program j for the data depending on the state of the device control program j, and uses the device control program shared data for the data depending on the device state. Processing is performed using the work memory 423 for execution. The device control program j uses the data in the device control program shared data execution work memory 423 used by the device control program i for data depending on the state of the device specific hardware 5. There is no need to perform a process of transferring data depending on the state of the device-specific hardware 5 under the control of i to the device control program j. As a result, the device control program j can continuously control the device-specific hardware 5.
[0052]
FIG. 13 is a flowchart for executing the device control program i as a new device control program. For example, the process is executed when the old device control program is being executed on the device control program j holding memory 4221. The outline of the control is the same as that of FIG. 12 except that the device control program to be executed, the memory and the flag corresponding to the program are different.
[0053]
First, the device control program update function 51 reads the device control program i in the device control program storage area i21, and writes it in the device control program i holding memory 4211 of the device control program execution memory 42 (S1201). Next, the device control program update function 51 instructs the device control program i to start execution (S1202). Further, the device control program update function 51 instructs the device control program i to start initialization (S1203). The instruction to start the initial setting may be included in the instruction to start the execution.
[0054]
The device control program update function 51 reads the device control program i status flag 4124 (S1204). The device control program update function 51 determines the state indicated by the read device control program i-state flag 4124. If the device control program i-state flag 4124 indicates that the initialization is being performed, the process returns to step S1204. When the control program i state flag 4124 indicates the end of the initial setting, the process proceeds to the step S1206 (S1205). Next, the device control program update function 51 instructs the old device control program (for example, the device control program j) to stop the device control (S1206).
[0055]
Further, the device control program update function 51 sets the file update status flag 4126 to a device stop process being executed (S1207). By setting the file update status flag 4126 to the execution of the device stop process, the event control function 52 queues the task execution event among the events from the device-specific hardware 5 in the pending event queue 4123 and executes the new task. And the old device control program is stopped. Next, the device control program update function 51 reads the device control program j status flag 4125 (S1208). The device control program update function 51 determines the state indicated by the read device control program j status flag 4125, and returns to the process of step S1208 if the stop process is being executed, or returns to the process of step S1210 if it indicates the end of the stop process. Move to (S1209). The device control program update function 51 instructs the device control program i to start device control (S1210), and proceeds to the process of step S1104 in FIG.
[0056]
The device control by the device control program i uses the work memory 4212 for executing the device control program i for data depending on the state of the device control program i, and uses the device control program shared data for the data depending on the device state. Processing is performed using the work memory 423 for execution. The device control program i uses the data in the device control program shared data execution work memory 423 used by the device control program j for data depending on the state of the device specific hardware 5. There is no need to perform processing for transferring data depending on the state of the device-specific hardware 5 under the control of j to the device control program i. As a result, the device control program i can continuously control the device-specific hardware 5.
[0057]
A program update method according to the present invention includes a file update management function program for causing a computer to execute the respective procedures, a computer-readable recording medium storing the file update management function program, and a computer internal memory including the file update management function program. The program product can be provided by a computer such as a server including the program product that can be loaded into the program.
[0058]
【The invention's effect】
According to the present invention, as described above, it is possible to update a device control program that operates in multitasking without stopping the device control processing of the device control program as much as possible for a device that is operating.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram schematically showing components of the present invention.
FIG. 2 is a configuration diagram of a device control program storage device section of the present invention.
FIG. 3 is a configuration example of an apparatus control program of the present invention.
FIG. 4 is a configuration example of a memory device unit for executing a device control program memory according to the present invention.
FIG. 5 is a configuration diagram of a file update management function unit of the present invention.
FIG. 6 is an operation sequence diagram in a normal operation state of the present invention.
FIG. 7 is a sequence diagram of a new device control program start-up operation according to the present invention.
FIG. 8 is an operation sequence diagram of an old device control program stop operation of the present invention.
FIG. 9 is a sequence diagram of a new device control program device control start operation according to the present invention.
FIG. 10 is a flowchart of an event control function of the present invention.
FIG. 11 is a flowchart of an apparatus control program update function main program of the present invention.
FIG. 12 is a flowchart of an apparatus control program update processing subprogram (updated to an apparatus control program j) of the present invention.
FIG. 13 is a flowchart of an apparatus control program update function subprogram (updated to an apparatus control program i) of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 processor
2 Device control program storage unit
3 Memory device section for device control program execution
4 File update management function section
5 Device-specific hardware
6. Control bus in the device
21 Device control program storage area i
211 Storage context identifier i
212 Device control program i
22 Device control program storage area j
221 preservation context identifier j
222 device control program j
30 Device control program parent task
31 to 3n Device control program child tasks 1 to n
41 File update management function execution memory
411 File update management function holding memory
412 Work memory for executing file update management function
4121 Work for executing file update management function
4122 Normal event queue
4123 Pending event queue
4124 Device control program i status flag
4125 Device control program j status flag
4126 File update status flag
42 Device control program execution memory
421 Device control program execution memory i
4211 Device control program i holding memory
4212 Work memory for executing device control program i
42121 Device control program i temporary
42122 Device control program i-stack
421220 Control program i parent task stack
421221 to 42122n Control program i child tasks 1 to n stack
422 device control program execution memory j
4221 Device control program j holding memory
4222 Work memory for executing device control program j
42221 Device control program i temporary
42222 Device control program i-stack
422220 Control program j parent task stack
422221 to 42222n control program j child tasks 1 to n stack
423 Work memory for executing device control program shared data
51 Device control program update function
52 Event control function

Claims

A device control program execution memory for holding two new and old device control programs for controlling hardware or software of the device, and executing each device control program when updating the device control program in the operating device;
A normal event queue in which events from the device are queued,
A hold event queue for holding a predetermined type of event;
An event control function for controlling event queuing due to an interrupt from the device;
A program update method using an old device control program being executed and a device control program update function of updating the new device control program,
Outputting the execution start instruction and / or the initialization start instruction to the new device control program when updating the running device control program from the old device control program to the new device control program;
The device control program update function monitors completion of the initial setting of the new device control program, and causes the old device control program to execute a stop process;
The event control management function, a step of determining the state of the program update by the device control program update function,
When the update status indicates that the old device control program is being stopped, the event control management function queues an execution event in the pending event queue and queues an event other than the execution event in the normal event queue. Steps to
The device control program update function monitors the stop of the old device control program, and instructs the new device control program to start device control, and sets the device control under control.
The device control program update function, dequeueing the event queued in the pending event queue, queuing in the normal event queue,
A program update method including:

The device control program update function outputs a stop instruction to the old device control program, and / or writes a state indicating that the device stop process of the old device control program is being executed or a normal state to a file update state flag,
2. The program updating method according to claim 1, wherein the event control management function refers to the file update status flag to determine a program update status.

The old device control program controls the device using the data in the device control program shared data execution memory that holds data that needs to be taken over by the new device control program,
3. The new device control program according to claim 1, wherein after the old device control program is stopped, data transfer is enabled by controlling the device using data in the memory for executing the device control program shared data. Program update method described in.