JP2004185553A - Webユーザインターフェースのコンポーネント化方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明はWebサーバ装置からユーザに提供される画面を構成するWebユーザインターフェースのコンポーネント化方法及び装置に関し,ユーザ毎に異なるWebユーザインターフェースを提供可能で,個々のユーザが独自にユーザインターフェースのカスタマイズ可能にすることを目的とする。
【解決手段】Webサーバ装置のアプリケーションサーバにおいて,ユーザインターフェースに関係する使用コンポーネントを選択して基本コンテンツを出力し,使用コンポーネントの詳細なレイアウトをスタイルシートを用いて設定し,使用コンポーネント及び設定可能なレイアウト情報をデータベースに格納して,使用する全コンポーネントのコンテンツを結合・編集し,結合コンポーネントをユーザに出力するよう構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】Webサーバ装置のアプリケーションサーバにおいて,ユーザインターフェースに関係する使用コンポーネントを選択して基本コンテンツを出力し,使用コンポーネントの詳細なレイアウトをスタイルシートを用いて設定し,使用コンポーネント及び設定可能なレイアウト情報をデータベースに格納して,使用する全コンポーネントのコンテンツを結合・編集し,結合コンポーネントをユーザに出力するよう構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はWebサーバ装置に組込まれてシステム構築者または開発者にWeb画面を容易に構築可能なWebユーザインターフェースのコンポーネント化方法及び装置に関する。
【0002】
Webサーバ装置(WWW(World Wide Web)サーバ装置ともいう) によりWWWのクライアント(ブラウザ)に対してファイル,データ等をインターネットを通じて提供するサービスが広く利用されるようになった。
【0003】
そのようなWebサーバ装置はどのクライアント(ブラウザ)に対しても提供する処理機能(インターフェース)は共通しており,ユーザに対応した画面や機能を提供することができないため,その改善が望まれている。
【0004】
【従来の技術】
従来のWebサーバ装置とユーザ(クライアント)とのインターフェースは,基本的にすべてのクライアントに対して同一のコンテンツとして提供されてきた。ユーザ毎に異なるサーバを提供する場合も,クライアントに提供する機能や表示するデータ等をCGI(Common Gateway Interface:WWWブラウザからの要求を受けて, 必要な外部プログラムを呼び出し,プログラムの実行結果をブラウザに返す仕組み)や,ASP(Active Server Pages:ブラウザからのリクエストの発生に対し,サーバ側でスクリプトの実行結果をHTML形式の文書に埋め込んでブラウザに渡すサーバサイドスクリプト方式の一つ), Servlet(Webサーバ装置と連携してサーバ側でJava(登録商標)実行形式プログラムを実行するもの),JSP(Java Server Pages:HTML形式の文書にJavaのプログラムを埋め込み,リクエストがあったときにJavaのプログラムを実行し,プレゼンテーション画面の生成を行う) 等のサーバサイドアプリケーションを用いることである程度可変にすることが既に行われている。
【0005】
しかし,ユーザインターフェースに着目すると,操作性や見た目の良さを高めるためには,画像素材等を駆使して画面全体のデザインを構想する専門のデザイナーが必要である。またデザイナーの作成したWebコンテンツに,サーバサイドで行っている提供機能や処理結果等を埋め込むにはサーバサイドアプリケーション開発者に高度な技術力を必要とする。
【0006】
近年は,サーバサイドの業務処理部(ビジネスロジック)とユーザインターフェース実現部(アプリケーションロジック)に分離することにより,ある程度アプリケーション開発者とデザイナーとの分担が明確になってきた。しかし,ユーザにとって真に操作性が良く,見た目が良いユーザインターフェースとは,ユーザ本人が構想したユーザインターフェースである。
【0007】
従来のWeb技術では,ユーザ毎に異なるWebユーザインターフェースを提供可能で,個々のユーザが独自にWebユーザインターフェースのカスタマイズを実現しているものは無く,その方法は知られていない。
【0008】
なお,ユーザインターフェース要素を処理することが要求されるプログラミングをカプセル化することを目的とした従来の技術として,サーバ側制御オブジェクトがWebページ上に表示するクライアント側ユーザインターフェース要素を処理し生成するために,多数のサーバ側制御オブジェクトを組み合わせて,クライアント上のWebページの表示のためのHTMLのような言語コードをサーバ側制御オブジェクトが協動して生成し,クライアント側ユーザインターフェース要素の処理は,イベントハンドリング処理,ポストバックデータハンドリング処理,データ結合処理及びサーバ側制御オブジェクトの状態に関する状態管理処理のうちの1つ以上の処理を行うようにした技術(特許文献1参照)が存在する。しかし,この技術はIIS(Internet Information Service) 等の既存のミドルウェアを利用したインターフェースの技術であり,ユーザの要求に応じて,画面のレイアウトや,画面内の複数の機能に対応するコンポーネントの構成を設定するものではない。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−49484号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の技術における主な問題点を挙げると次の(1) 〜(3) である。
【0011】
(1) サーバサイドのコンポーネントに関する問題
従来の業務処理を実現するコンポーネント(GUiに依存しない,内部的なデータ処理機能)は,ユーザインターフェースと関わりの無いサーバサイドの業務処理を行うものとして位置付けられており,CGI,ASP,Servlet,JSP等のサーバサイドアプリケーションに対してユーザインターフェースに関わる所をシステム毎に開発,追加,変更することにより実現されてきた。しかし,Webユーザインターフェースの中には業務処理と密接な関係を持つものも多数あり,業務処理とユーザインターフェースを完全に分離することは困難であるという問題があった。
【0012】
(2) Webユーザインターフェースの提供に関する問題
Webのユーザインターフェースは,基本的にすべてのクライアントに同一のコンテンツ(内容)を提供するものである。クライアント毎に異なるサービスや異なるレイアウトを提供するためには,サーバサイドでクライアントのサービスやレイアウト情報を全て管理する必要がある。一般的に,クライアント毎に異なる情報はデータベースにより管理されるが,クライアント数が膨大な数になると,データベースの肥大化によりクライアント情報の検索がサーバ装置に対して大きな負荷を与える。また,システムとして提供するサービスの拡張によりユーザインターフェースが複雑化するのに伴い,サーバサイドで管理するクライアント情報も膨大なものとなる。これにより,データの管理が複雑になるだけでなく,サーバ装置の負荷も増大するという問題があった。
【0013】
(3) Webユーザインターフェースの構築に関する問題
一般的にWebのユーザインターフェースの構築は,システム毎にサービスを固定化しないかぎり,システム毎に画面の作成を行う必要がある。この画面作成にはWebデザイナと画面機能の開発者の両者がそろって初めてユーザのニーズを実現することが可能となる。しかし,システムを開発する毎に画面作成を行うと,開発コストが発生し,また個々のユーザ全てのニーズに完全に応えることは困難である。また,ユーザインターフェースを柔軟にすると,ユーザのあらゆる要望を考慮する必要が生じ,ユーザインターフェースを実現する部品化及びコンポーネント化が困難になるという問題があった。
【0014】
本発明はユーザ毎に異なるWebユーザインターフェースを提供可能で,個々のユーザが独自にユーザインターフェースのカスタマイズ可能なWebユーザインターフェースのコンポーネント化方法及び装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理構成を示す。図中,1はWebサーバ装置,2は本発明によりユーザ対応の画面構築を含むサーバサイドで行う各種のトランザクション及び業務処理を実現するアプリケーションサーバ,3はユーザID,ユーザ毎のレイアウト情報,画面種,画面構成情報を管理する設定情報データベース,4は画面内の詳細なレイアウト,色,文字のサイズ等の各種のスタイルの画面情報が規定されたスタイルシート格納部,5はユーザへ提供する画面内に表示すべき複数のコンポーネント(業務処理と画面表示を含む)を結合してユーザに提供する結合コンテンツ部,6−1〜6−3はWebサーバ装置1から提供されるWebページを表示する各ユーザA,B,Cの端末,に対して同じ画面種について異なる表示形態でブラウザにより表示する端末,60〜63は同じWebページについて各ユーザの端末のブラウザに表示される画面を構成する各種の画面種,レイアウトを表す。
【0016】
本発明は各ユーザ(クライアント)に対し,各ユーザからの要求に対応した画面の基本的なレイアウトを設定し,画面を構成する複数のコンポーネントをユーザに提供する時に,ユーザに対応した形式にコンポーネント毎のレイアウトを決めて結合してユーザのブラウザへ提供するものである。
【0017】
ユーザA〜Cの各端末6−1〜6−3からそれぞれのリクエストを受けてWebサーバ装置1のアプリケーションサーバ2が備えるユーザインターフェースと業務処理機能を持つコンポーネントとを結合する機能により,各ユーザA〜Cが要求する画面の基本的なレイアウトや,画面の構成要素である各コンポーネント(処理機能や画面内容)について要求された画面構成となるようレイアウト,設定項目を設定情報データベース3から取り出し,画面のレイアウトについての詳細情報をユーザから指定することでスタイルシート格納部4として設定する。
【0018】
各ユーザのユーザ情報は設定情報データベース3から取り出し,取り出された基本的なユーザ情報(機能に対応したコンポーネント情報を含む)を用いて,スタイルシート格納部4から画面内の個別の処理機能や画面を構成するコンポーネントに対応する基本的なレイアウト及び複数のコンポーネントのレイアウトの詳細情報を識別する。識別した詳細情報を用いてアプリケーションサーバ2において,複数のコンポーネントを結合した結合コンテンツに対し,ユーザ毎のスタイルシートと結合し,ユーザへのレスポンスとして結合コンテンツとユーザ毎のスタイルシートを組み合わせたコンテンツを提供することで,ユーザの端末6−1〜6−3のそれぞれのブラウザに異なる画面種・フレーム(60〜63)を組み合わせた画面が表示される。なお,結合コンテンツは,画面で使用しているコンポーネントの種類や画面上での機能を特定するもので,レイアウト的な要素を持たない。これらは,ユーザ毎のスタイルシートと結合することで,同じ画面種であってもユーザ毎に異なるレイアウトが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図2は複数のコンポーネントから一つのコンテンツを生成するための構成を示す。図中,2はアプリケーションサーバ,20はコンテンツ生成ツール,20aはレイアウト設定項目取得部,20bはコンテンツ結合・編集部,21はコンテンツに対応して用意された複数のコンポーネント(機能と画面内容を含む)21a〜21cを備えたサーバ用ソフト部品,5は上記図1の同じ符号と同様の結合コンテンツ,30はレイアウト設定項目データベース(DBで表示,図1の設定情報データベース3とスタイルシート格納部4を含む)である。
【0020】
上記のコンテンツ生成ツール20の代わりに,コンテンツ生成用のサーブレット(Servlet:サーバ側で動作するJavaプログラム)を使用することができ,サーバ用ソフト部品21はEJB(Enterprise Java Beans:Javaのソフトをサーバにおけるソフト部品として扱う機構)として構成することができる。なお,アプリケーションサーバ2のコンテンツ生成ツール20は,システム構築者の構築画面(または画面種構築ツール)から呼び出すことにより起動させて,コンテンツを生成させることができるが,ユーザがアプリケーションサーバ2にアクセスして,コンテンツ生成用のサーブレットを呼び出すことで起動させるようにしてもよい。
【0021】
複数のコンポーネントからユーザインターフェースコンテンツを結合・生成する場合,ユーザインターフェースに関わるところをEJBコンポーネントの一部に含めることにより,業務処理とユーザインターフェースを結合する。ここで,EJBコンポーネントに対し,ユーザインターフェースに関するコンテンツソース(基本コンテンツと呼ぶ)を出力するためのメソッドを用意する。また,レイアウト設定項目データベース30に含まれたスタイルシート格納部(図1の4)による詳細なレイアウト設定を行うため,ユーザID及び名称(NAME)情報を取得可能なメソッドもコンテンツ生成ツール20に用意する。
【0022】
このようなメソッドを用意しておくことで,画面構築を行うコンテンツ生成ツール(またはServlet)20から設定項目取得メソッド21a〜21cを起動すると,各コンポーネントA〜Cが各自の所有する設定項目を応答として返し,その結果をコンテンツ生成ツール(またはServlet)20が取得することで,画面構築者が画面のレイアウト作成に必要な機能の設定項目の抽出ができる。この結果,コンテンツ生成ツール(またはServlet)20は,ツールの画面上に設定項目を表示し,画面構築者がコンポーネントA〜Cの所有する各種設定項目を入力することができる。また,コンテンツ生成ツール(またはServlet)20は,画面構築者が設定した設定情報を設定項目データベース30に保存したり,取り出したりすることもできる。
【0023】
コンテンツ生成ツール(またはServlet)20は,設定項目データベース30に設定情報を保存した上でA〜Cのコンポーネントのコンテンツ生成メソッドを起動することにより,A〜Cのコンポーネントの持つコンテンツソース(コンポーネントのレイアウトや機能情報をHTML,JSP等のWebコンテンツにしたもの)を取得する。コンテンツ生成ツール(またはServlet)20は,取得したA〜Cのコンテンツソースを1つに結合・編集して結合コンテンツを生成する。この結合コンテンツがWebページの要求を行ったユーザに提供される。
【0024】
各コンポーネントからの基本コンテンツの出力は次の1)〜4)の方法で行う。
【0025】
1)各コンポーネントの基本コンテンツは,出力の開始及び終了部に特殊なコメントタグを付加し,出力順及びコンポーネントの識別が可能になるようにする。
【0026】
2)HTML(Hyper Text Markup−Langage)の全てのタグにクラス(Class)名を付加する。Class 名は,コンポーネント毎の詳細なレイアウト情報を決定するための要素としてコンポーネント名をつける。
【0027】
3)コンポーネントが出力する基本コンテンツは,上記1)で示したコメントの他に,各コンポーネントのレイアウトの独立性を高めるため,「<DIV>〜</DIV>」タグを出力の開始及び終了時に設定する。
【0028】
4)出力するHTMLのタグは,可能な限りID及びNAMEのプロパティを設定する。これは,スタイルシート格納部(図1の4)で詳細なレイアウトの設定を可能にするためである。
【0029】
上記の1)の具体例を図3に示す。図3は特殊なコメントタグによるコンポーネントのコンテンツ出力の識別例であり,A.はHTMLによる記述の例を示し,B.は特殊コメントタグの例を示す。A.の中の<!‐‐Component Name=”ComponentA”ComIndex= “1”PointInfo=“Start ”‐‐>は特殊コメントタグであり,最初の「Component A」は出力元コンポーネント名称で,「ComIndex“1”」は出力順番が1であることを表示し,また特殊コメントタグの「PointInfo 」は出力状況を表し, “Start ”は出力開始を表す。またその「End 」は出力終了,「mEnd」は出力中断,「mStart」は出力再開を表す。また, <DIV>〜</DIV> は上記3)で述べたように,コンポーネントが出力する基本コンテンツ(ユーザインターフェースに関するコンテンツソース)の出力の開始と終了を表すコメントタグである。
【0030】
上記の2)のクラス名によるコンポーネントのレイアウト情報の識別例を図4に示す。図中の<TABLE class=“Component A”や,<A class= “Component A”location href=“/webgui/dsp001”>move pageI</ A> における下線部がレイアウト情報のクラス名を表す。
【0031】
図5はコンテンツの生成・結合の処理フローである。この処理フローにより,画面種を構築するためのシステム構築者専用のぺージやシステム構築ツールを作成して,コンテンツの自動生成が可能となる。
【0032】
図5の処理フローを説明すると,使用するコンポーネントを選択し(図5のS1),使用するコンポーネントの設定可能なプロパティを取得するため,最初に使用コンポーネントのプロパティ設定のための情報収集を行い(同S2),使用コンポーネントのプロパティを設定し(同S3),使用コンポーネントのコンテンツソースへ出力する(同S4)。続いて,使用コンポーネントおよび設定可能なレイアウト情報をデータベースへ格納し(図5のS5),使用コンポーネントの全てについて終了したか判別し(同S6),終了してない場合は,残りの一つのコンポーネントについてステップS3〜S6の処理を行う。こうして,使用するコンポーネントの一つ一つについて同様の処理を行って,使用コンポーネントの全てについて処理が終了すると,全コンポーネントのコンテンツを結合・編集し(図5のS7),終了する。
【0033】
図6はユーザのスタイルシートとコンテンツを結合する構成を示す。図中,2はアプリケーションサーバ,20はServlet(またはコンテンツ生成ツール),21は各種のコンポーネント(EJB),22は上記図2に示すレイアウト設定項目DB3に対応するDBMS(Database Method System),4は各ユーザの複数のスタイルシート40,41を含むスタイルシート格納部である。40はユーザテーマスタイルシートであり,1ユーザ毎に用意する共通のスタイルシートであって,ユーザインタフェースの全体的なレイアウト情報が設定される。41はユーザコンポーネントデザイン・スタイルシートであり,1コンポーネント毎に用意するコンポーネントの基本コンテンツ用のスタイルシートで,上記図1に示したクラス指定により各種タグの属性を定義するものである。この時,コンポーネント毎のスタイルシートで設定するタグの属性は,そのコンポーネントが出力する基本コンテンツに含まれるタグについて行う。
【0034】
5は図1の同一符号と同じ結合コンテンツ部であり,JSP(Java Server Pages)の実行を行い画面種を決定してスタイルシートを結合し,業務処理の実行結果と共にユーザに転送する。6はユーザ(図6の例ではユーザAとする)のブラウザである。
【0035】
図6の動作を説明すると,Servlet20はクライアントのブラウザ6からのリクエストとしてユーザID及び各画面で使用する拡張パラメータを受け取る(図6の▲1▼),Servlet20は各種のコンポーネント(EJB)21の業務処理を行い(同▲2▼),画面機能を実現するために基本コンテンツとスタイルシート格納部4内のユーザに対応したスタイルシート40,41を結合して(同▲3▼),JSP(結合コンテンツ)を実行する(同▲4▼)。このしてアプリケーションサーバ2で作成された画面構成及び業務処理の実行結果はユーザへのレスポンスとしてユーザのブラウザ6へHTMLの形式で出力される(図6の▲5▼)。
【0036】
図7はスタイルシートをテーマとデザインに分離して決定する説明図であり,図中,50はクライアントコンテンツ,40はユーザテーマスタイルシート,41a〜1cは各コンポーネントA〜C毎のスタイルシートである。
【0037】
HTMLのクライアントコンテンツ50の基本的なレイアウト情報(大枠とこれに関連する画面の情報)であるユーザテーマをユーザテーマスタイルシート40を用いて決定する。次にその基本的なレイアウトに含まれる各コンポーネント50a〜50cのそれぞれのレイアウトを表すコンポーネントデザインを,各コンポーネントスタイルシート41a〜41cを用いてユーザコンポーネントデザインとして設定する。
【0038】
なお,ブラウザ6からのリクエストで使用するユーザIDは,従来から使用されているユーザ認証方式により,ユーザ認証後にサーバサイドで割り当てられるIDを画面遷移毎に引き継いだものとする。また,リクエストで同時に使用する拡張パラメータは,Servlet20が画面を実現するために使用する各種の業務処理やデータベース検索を行うための各種のコンポーネント(EJB)21のビーン(Bean)プロパティ(ソフト部品のプロパティ)や,メソッドに渡すステートメントとして使用され,Servlet20の機能即ち,各種のコンポーネント(EJB)21の業務処理の呼び出しやデータベースDBMS22の検索毎に異なる。
【0039】
従来のServletと異なるのは,クライアントのブラウザ6からユーザIDを受け取り,リクエストとしてユーザ用のスタイルシートを結合する処理を行うことである。この処理により,次に説明する図8に示すようなヘッダ情報をコンテンツに結合することができる。
【0040】
図8はコンテンツに結合されたスタイルシートの記述例である。図中,「<head>」〜「</head >」で挟まれた記述がヘッダ情報である。「ユーザ毎のテーマスタイルシート」というコメントの記述の後の「<LINK REL=STYLE ………”text/css”>」という部分でテーマスタイルシートのファイル名が記述されている。また,「ユーザ毎のコンポーネントデザインスタイルシート」というコメントの記述の後の3行の記述においてコンポーネントA,B,Cのスタイルシートのファイル名が記述されている。
【0041】
次にスタイルシートの生成と管理方法を説明する。
【0042】
ユーザテーマとユーザコンポーネントデザインの設定は,システムの利用者(ユーザ)自身が設定することができるように,システムで行うサービスとは別に専用のWebページを用意し,サーバサイドで各ユーザに提供する。
【0043】
(1) ユーザテーマ設定
ユーザテーマを設定する画面では,テーマの要素として図9に示すような各種タグの属性を設定する。図9はユーザテーマ設定項目の例を示し,各タグに対応して設定可能な属性が示されている。例えば,「BODY」というタグに対しては「color,text−align,background−color,background−image」という属性が設定可能であり,「H1〜H6」というヘッダに対しては「color,text−align,border−left−color,padding−top,background−color」という属性が設定可能であることを示す。
【0044】
ここで,設定可能な属性は,画面全体について共通的なタグ及びその属性のみとする。ユーザテーマの設定は,次の▲1▼〜▲3▼の手順で行う。
【0045】
▲1▼テーマ設定情報をデータベースより取得し,テーマ設定画面をユーザへ提供する。
【0046】
▲2▼ユーザから入力されたテーマ設定情報からユーザテーマを実現するスタイルシートを生成する。
【0047】
▲3▼テーマ設定情報をデータベースへ登録する。
【0048】
(2) ユーザコンポーネントデザイン設定
ユーザコンポーネントデザインを設定する画面では,ユーザが利用できるコンポーネントの種類及びコンポーネント毎に独立した各種のタグ及びその属性を設定する。同一のタグに対してレイアウトを別に定義する場合や,階層構造のタグに対して個々に定義する場合は,スタイルシートを識別可能にするためにID及び名称(NAME)プロパティを設定する。なお,ユーザコンポーネントデザインの設定項目は,複数コンポーネントからのユーザインターフェースコンテンツを結合,生成する上記した方法による各コンポーネントの出力(設定済み情報)に依存し,設定は次の▲1▼〜▲4▼の手順で行う。
【0049】
▲1▼使用可能なコンポーネントの種類をデータベースにより取得し,設定可能なコンポーネントリストの画面をユーザへ提供する。
【0050】
▲2▼ユーザからコンポーネントの選択及び選択されたコンポーネントのレイアウトに関する設定情報の入力を受け,ユーザコンポーネントデザインを実現するスタイルシートを生成する。
【0051】
▲3▼上記の▲2▼のスタイルシートの生成を,使用可能なコンポーネントそれぞれについて行う。
【0052】
▲4▼各コンポーネントの設定情報をデータベースへ登録する。
【0053】
図10はサービス構築・レイアウト設定の説明図である。図中,2はアプリケーションサーバ,23はレイアウト設定コンポーネント,3は設定情報データベース,40−1,40−2はユーザAとユーザBのテーマスタイルシート,41−1,41−2はユーザAとユーザBのコンポーネントAデザインスタイルシート,6−1,6−2はそれぞれユーザA用とユーザB用の画面,7はシステム構築者によるサービス提供を行うための画面種及び画面構成を構築するためのレベル設定・画面種構築画面・ツール等である。8はユーザによるテーマとコンポーネントデザイン設定のための画面を表し,8A−1〜8A−4はユーザA用の画面で,8A−1はテーマ設定画面,8A−2はコンポーネントAのデザイン設定画面,8A−3はコンポーネントBのデザイン設定画面,8A−4はコンポーネントCのデザイン設定画面である。8B−1〜8B−3はユーザB用の画面で,8B−1はテーマ設定画面,8B−2はコンポーネントAのデザイン設定画面,8B−3はコンポーネントCのデザイン設定画面である。
【0054】
上記(1) の「ユーザテーマ設定」及び (2) の「ユーザコンポーネントデザイン設定」の設定は,図10のレイアウト設定コンポーネント23で行うことで実現する。システム構築者が各ユーザへのサービス提供のためのレベルや,画面種及び画面構成を構築する場合,レベル設定・画面種構築画面・ツール等7を用いて行い,各ユーザがテーマとコンポーネントデザインを設定する場合は,テーマ設定画面,各コンポーネントのデザイン設定画面を用い,レイアウト設定コンポーネント23により各スタイルシート40−1,40−2,41−1,41−2や,各ユーザ用画面6−1,6−2を用い,ユーザA,ユーザBのテーマ設定画面8A−1,8B−1や,各コンポーネントのデザイン設定画面8A−2〜8A−4,8B−2,8B−3を用いて各ユーザにより設定することができる。
【0055】
また,設定情報の管理は,全て設定情報データベース(DB)3で管理する。但し,この設定情報データベース3は,設定情報の保存及び上記(1) と(2) の設定画面を生成するために使用し, ユーザが提供されるサービスを利用する場合( 通常のWeb画面を使用する場合) ,このデータベースの参照は行わず,レイアウト情報はファイルとして出力されたスタイルシートのみを使用する。これは,次に説明する要因(a.〜c.)で設定情報が膨大な量になったり設定情報が複雑になっても,提供するサービスの性能劣化を起こさないようにするための配慮である。但し,この方法は,データベースアクセスの頻度を抑える代わりにディスク(メモリ)資源をその分だけ消費するため,システム管理者はディスク資源の管理が必要となる。
【0056】
設定情報データベースが肥大化する要因
a.使用ユーザ数の拡大
b.使用するコンポーネント数の拡大
c.使用するコンポーネントの設定情報の複雑化
また,ファイルとして出力しておくことにより,データベースが何らかの原因で整合性を失っても,ファイル内の情報をデータベースへインポートするツールを備えることにより,データベースのリカバリが可能となる。更に,ファイル化しておくことにより,システム固有の機能(汎用性が無く,そのシステムでしか使用されない機能)を直接ファイルに追記することが実現できる。
【0057】
次にユーザインターフェース構築を簡略化する方法を説明する。ユーザインターフェースコンテンツの作成は,上記したとおり(特に図1,図2参照)であるが,従来の問題の(3) (システム毎にユーザに対応した画面の作成を行うと開発コストがかかる)をより確実に解決する方法について説明する。
【0058】
上記の方法では,各種のコンポーネントにユーザインターフェースの出力を行うメソッドを設けることで,ツール等によるコンテンツの生成が可能であることを示したが,各種のコンポーネントの出力を1つに結合したコンテンツをスケルトンソースと呼ぶ。具体的にはJSP(Java Server Pages)に相当し,JSPソールファイルでは,Servletで行った各種の業務処理やトランザクションの結果を受け取り,画面の中に埋め込むことができる。従って,Servletが各種の業務処理を行った結果は,必然的にEJB(Enterprise Java Beans)の出力結果と一致するため,本発明によりEJBに追加したコンテンツ出力メソッドにより出力されたコンテンツは,それだけで業務処理結果を反映できる基本コンテンツとなる。これにより,システム構築者が作成する必要がある物のうち,画面を実現する基本となるレイアウト情報の骨格をシステム構築者がプログラミングしなくとも作成できる。
【0059】
しかし,ユーザインターフェースに関するユーザの要求をより確実に応えるには,EJBが提供する基本コンテンツだけでは不十分な場合もあり,より細かい調整が可能な方法として次のような方法を採ることができる。
【0060】
▲1▼上記図3に示す特殊なコメントタグによりコンポーネント毎のコンテンツ出力の独立性を実現する。
【0061】
▲2▼コンポーネント出力の行間(特殊コメントタグのEND〜START間)に個別のソース編集を行うことで,コンポーネント出力に影響することなく個別の処理や追加のレイアウト情報を追記できる。
【0062】
このようにして,ユーザインターフェースを実現する機能をコンポーネント化しつつ,柔軟なユーザのニーズに応えることが可能となる。
【0063】
(付記1) Webサーバ装置からユーザに提供される画面を構成するWebユーザインターフェースのコンポーネント化方法であって,Webサーバ装置のアプリケーションサーバにおいて,ユーザインターフェースに関係する使用コンポーネントを選択して基本コンテンツを出力し,前記使用コンポーネントの詳細なレイアウトをスタイルシートを用いて設定し,使用コンポーネント及び設定可能なレイアウト情報をデータベースに格納して,使用する全コンポーネントのコンテンツを結合・編集し,結合コンポーネントをユーザに出力することを特徴とするWebユーザインターフェースのコンポーネント化方法。
【0064】
(付記2) 付記1において,前記アプリケーションサーバは,使用コンポーネントを選択し,使用コンポーネントのプロパティ設定を行い,使用コンポーネントのコンテンツを出力し,使用コンテンツ及び設定可能なレイアウト情報を各コンポーネントについてデータベースに格納し,使用する全コンポーネントのコンテンツを結合・編集して出力することを特徴とするWebユーザインターフェースのコンポーネント化方法。
【0065】
(付記3) 付記1において,前記コンポーネントの基本コンポーネントは,出力の開始及び終了部を表すタグをプログラムに付加し,出力順及びコンポーネントを識別できるようにしたことを特徴とするWebユーザインターフェースのコンポーネント化方法。
【0066】
(付記4) Webサーバ装置からWebユーザに提供される画面を構成するWebユーザインターフェースのコンポーネント化装置において,前記Webサーバ装置に,アプリケーションサーバと,ユーザ情報,レイアウト情報,画面種及び画面内の構成情報を管理する設定情報データベース,画面のレイアウトの詳細が格納されたスタイルシートとを備え,前記アプリケーションサーバは,ユーザの要求に対応した画面種,画面内の各機能に対応したコンポーネントの組み合わせや,コンポーネントが持つレイアウトの設定情報を含む結合コンテンツ及び設定情報を生成し,ユーザに出力することを特徴とするWebユーザインターフェースのコンポーネント化装置。
【0067】
(付記5) 付記4において,前記アプリケーションサーバは,コンテンツ生成ツールと,各機能と画面内容とからなるコンポーネントを複数個備え,前記コンテンツ生成ツールからのコンテンツ生成の起動指示により前記コンポーネントを起動して,各コンポーネントからレイアウトの設定項目を取得して設定した項目を前記設定情報データベースに格納し,各コンポーネントのコンテンツを結合・編集して結合コンテンツを生成するコンテンツ生成ツールを備えることを特徴とするWebユーザインターフェースのコンポーネント化装置。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば次のような効果を奏する。
【0069】
(1) 複数コンポーネントからユーザインターフェースコンテンツを結合・生成することで,ユーザインターフェースを実現する機能を独立性の高いコンポーネントとして実現することができる。
【0070】
(2) ユーザ毎のレイアウト情報設定とスタイルシートファイルを生成,管理することで,ユーザ毎に個別でWebページのレイアウト設定ができる。
【0071】
(3) Webコンテンツとユーザ毎のスタイルシートを結合することで,ユーザ毎に利用しているコンポーネントのレイアウト設定ができ,サーバサイドでユーザの管理ができる。またこれを応用することで,ユーザレベルの管理を行うことができる。
【0072】
(4) 本発明によるスタイルシートの生成と管理方法によりユーザ毎のレイアウト情報をデータベースにより管理できる。また設定情報やコンテンツをファイル化することにより,サーバサイドのコンポーネント情報,ユーザ情報,レイアウト情報等のデータベース検索負荷を抑え,サーバのレスポンス向上が図れる。これにより,大規模システムへの適用可能な性能が得られ,何らかの原因でデータベースが整合性を失っても,ファイルからデータベースへのリカバリができる。
【0073】
(5) ユーザインターフェース構築を簡略化することで,システム構築者のプログラミング量を軽減でき,システム開発・構築のコスト削減ができる。また,システム固有の要求をソースコードに追加してもコンポーネントの独立性が確保され,ユーザのニーズに柔軟に応えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を示す図である。
【図2】複数のコンポーネントから一つのコンテンツを生成する構成を示す図である。
【図3】特殊なコメントタグによるコンポーネントのコンテンツ出力の識別例を示す図である。
【図4】クラス名によるコンポーネントのレイアウト情報の識別例を示す図である。
【図5】コンテンツの生成・結合の処理フローを示す図である。
【図6】ユーザのスタイルシートとコンテンツを結合する構成を示す図である。
【図7】スタイルシートをテーマとデザインに分離して決定する説明図である。
【図8】コンテンツに結合されたスタイルシートの記述例である。
【図9】ユーザテーマ設定項目の例を示す図である。
【図10】サービス構築・レイアウト設定の説明図である。
【符号の説明】
1 Webサーバ装置
2 アプリケーションサーバ
3 設定情報データベース
4 スタイルシート格納部
5 結合コンテンツ部
6−1〜6−3 端末
60〜63 画面種
【発明の属する技術分野】
本発明はWebサーバ装置に組込まれてシステム構築者または開発者にWeb画面を容易に構築可能なWebユーザインターフェースのコンポーネント化方法及び装置に関する。
【0002】
Webサーバ装置(WWW(World Wide Web)サーバ装置ともいう) によりWWWのクライアント(ブラウザ)に対してファイル,データ等をインターネットを通じて提供するサービスが広く利用されるようになった。
【0003】
そのようなWebサーバ装置はどのクライアント(ブラウザ)に対しても提供する処理機能(インターフェース)は共通しており,ユーザに対応した画面や機能を提供することができないため,その改善が望まれている。
【0004】
【従来の技術】
従来のWebサーバ装置とユーザ(クライアント)とのインターフェースは,基本的にすべてのクライアントに対して同一のコンテンツとして提供されてきた。ユーザ毎に異なるサーバを提供する場合も,クライアントに提供する機能や表示するデータ等をCGI(Common Gateway Interface:WWWブラウザからの要求を受けて, 必要な外部プログラムを呼び出し,プログラムの実行結果をブラウザに返す仕組み)や,ASP(Active Server Pages:ブラウザからのリクエストの発生に対し,サーバ側でスクリプトの実行結果をHTML形式の文書に埋め込んでブラウザに渡すサーバサイドスクリプト方式の一つ), Servlet(Webサーバ装置と連携してサーバ側でJava(登録商標)実行形式プログラムを実行するもの),JSP(Java Server Pages:HTML形式の文書にJavaのプログラムを埋め込み,リクエストがあったときにJavaのプログラムを実行し,プレゼンテーション画面の生成を行う) 等のサーバサイドアプリケーションを用いることである程度可変にすることが既に行われている。
【0005】
しかし,ユーザインターフェースに着目すると,操作性や見た目の良さを高めるためには,画像素材等を駆使して画面全体のデザインを構想する専門のデザイナーが必要である。またデザイナーの作成したWebコンテンツに,サーバサイドで行っている提供機能や処理結果等を埋め込むにはサーバサイドアプリケーション開発者に高度な技術力を必要とする。
【0006】
近年は,サーバサイドの業務処理部(ビジネスロジック)とユーザインターフェース実現部(アプリケーションロジック)に分離することにより,ある程度アプリケーション開発者とデザイナーとの分担が明確になってきた。しかし,ユーザにとって真に操作性が良く,見た目が良いユーザインターフェースとは,ユーザ本人が構想したユーザインターフェースである。
【0007】
従来のWeb技術では,ユーザ毎に異なるWebユーザインターフェースを提供可能で,個々のユーザが独自にWebユーザインターフェースのカスタマイズを実現しているものは無く,その方法は知られていない。
【0008】
なお,ユーザインターフェース要素を処理することが要求されるプログラミングをカプセル化することを目的とした従来の技術として,サーバ側制御オブジェクトがWebページ上に表示するクライアント側ユーザインターフェース要素を処理し生成するために,多数のサーバ側制御オブジェクトを組み合わせて,クライアント上のWebページの表示のためのHTMLのような言語コードをサーバ側制御オブジェクトが協動して生成し,クライアント側ユーザインターフェース要素の処理は,イベントハンドリング処理,ポストバックデータハンドリング処理,データ結合処理及びサーバ側制御オブジェクトの状態に関する状態管理処理のうちの1つ以上の処理を行うようにした技術(特許文献1参照)が存在する。しかし,この技術はIIS(Internet Information Service) 等の既存のミドルウェアを利用したインターフェースの技術であり,ユーザの要求に応じて,画面のレイアウトや,画面内の複数の機能に対応するコンポーネントの構成を設定するものではない。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−49484号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の技術における主な問題点を挙げると次の(1) 〜(3) である。
【0011】
(1) サーバサイドのコンポーネントに関する問題
従来の業務処理を実現するコンポーネント(GUiに依存しない,内部的なデータ処理機能)は,ユーザインターフェースと関わりの無いサーバサイドの業務処理を行うものとして位置付けられており,CGI,ASP,Servlet,JSP等のサーバサイドアプリケーションに対してユーザインターフェースに関わる所をシステム毎に開発,追加,変更することにより実現されてきた。しかし,Webユーザインターフェースの中には業務処理と密接な関係を持つものも多数あり,業務処理とユーザインターフェースを完全に分離することは困難であるという問題があった。
【0012】
(2) Webユーザインターフェースの提供に関する問題
Webのユーザインターフェースは,基本的にすべてのクライアントに同一のコンテンツ(内容)を提供するものである。クライアント毎に異なるサービスや異なるレイアウトを提供するためには,サーバサイドでクライアントのサービスやレイアウト情報を全て管理する必要がある。一般的に,クライアント毎に異なる情報はデータベースにより管理されるが,クライアント数が膨大な数になると,データベースの肥大化によりクライアント情報の検索がサーバ装置に対して大きな負荷を与える。また,システムとして提供するサービスの拡張によりユーザインターフェースが複雑化するのに伴い,サーバサイドで管理するクライアント情報も膨大なものとなる。これにより,データの管理が複雑になるだけでなく,サーバ装置の負荷も増大するという問題があった。
【0013】
(3) Webユーザインターフェースの構築に関する問題
一般的にWebのユーザインターフェースの構築は,システム毎にサービスを固定化しないかぎり,システム毎に画面の作成を行う必要がある。この画面作成にはWebデザイナと画面機能の開発者の両者がそろって初めてユーザのニーズを実現することが可能となる。しかし,システムを開発する毎に画面作成を行うと,開発コストが発生し,また個々のユーザ全てのニーズに完全に応えることは困難である。また,ユーザインターフェースを柔軟にすると,ユーザのあらゆる要望を考慮する必要が生じ,ユーザインターフェースを実現する部品化及びコンポーネント化が困難になるという問題があった。
【0014】
本発明はユーザ毎に異なるWebユーザインターフェースを提供可能で,個々のユーザが独自にユーザインターフェースのカスタマイズ可能なWebユーザインターフェースのコンポーネント化方法及び装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理構成を示す。図中,1はWebサーバ装置,2は本発明によりユーザ対応の画面構築を含むサーバサイドで行う各種のトランザクション及び業務処理を実現するアプリケーションサーバ,3はユーザID,ユーザ毎のレイアウト情報,画面種,画面構成情報を管理する設定情報データベース,4は画面内の詳細なレイアウト,色,文字のサイズ等の各種のスタイルの画面情報が規定されたスタイルシート格納部,5はユーザへ提供する画面内に表示すべき複数のコンポーネント(業務処理と画面表示を含む)を結合してユーザに提供する結合コンテンツ部,6−1〜6−3はWebサーバ装置1から提供されるWebページを表示する各ユーザA,B,Cの端末,に対して同じ画面種について異なる表示形態でブラウザにより表示する端末,60〜63は同じWebページについて各ユーザの端末のブラウザに表示される画面を構成する各種の画面種,レイアウトを表す。
【0016】
本発明は各ユーザ(クライアント)に対し,各ユーザからの要求に対応した画面の基本的なレイアウトを設定し,画面を構成する複数のコンポーネントをユーザに提供する時に,ユーザに対応した形式にコンポーネント毎のレイアウトを決めて結合してユーザのブラウザへ提供するものである。
【0017】
ユーザA〜Cの各端末6−1〜6−3からそれぞれのリクエストを受けてWebサーバ装置1のアプリケーションサーバ2が備えるユーザインターフェースと業務処理機能を持つコンポーネントとを結合する機能により,各ユーザA〜Cが要求する画面の基本的なレイアウトや,画面の構成要素である各コンポーネント(処理機能や画面内容)について要求された画面構成となるようレイアウト,設定項目を設定情報データベース3から取り出し,画面のレイアウトについての詳細情報をユーザから指定することでスタイルシート格納部4として設定する。
【0018】
各ユーザのユーザ情報は設定情報データベース3から取り出し,取り出された基本的なユーザ情報(機能に対応したコンポーネント情報を含む)を用いて,スタイルシート格納部4から画面内の個別の処理機能や画面を構成するコンポーネントに対応する基本的なレイアウト及び複数のコンポーネントのレイアウトの詳細情報を識別する。識別した詳細情報を用いてアプリケーションサーバ2において,複数のコンポーネントを結合した結合コンテンツに対し,ユーザ毎のスタイルシートと結合し,ユーザへのレスポンスとして結合コンテンツとユーザ毎のスタイルシートを組み合わせたコンテンツを提供することで,ユーザの端末6−1〜6−3のそれぞれのブラウザに異なる画面種・フレーム(60〜63)を組み合わせた画面が表示される。なお,結合コンテンツは,画面で使用しているコンポーネントの種類や画面上での機能を特定するもので,レイアウト的な要素を持たない。これらは,ユーザ毎のスタイルシートと結合することで,同じ画面種であってもユーザ毎に異なるレイアウトが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図2は複数のコンポーネントから一つのコンテンツを生成するための構成を示す。図中,2はアプリケーションサーバ,20はコンテンツ生成ツール,20aはレイアウト設定項目取得部,20bはコンテンツ結合・編集部,21はコンテンツに対応して用意された複数のコンポーネント(機能と画面内容を含む)21a〜21cを備えたサーバ用ソフト部品,5は上記図1の同じ符号と同様の結合コンテンツ,30はレイアウト設定項目データベース(DBで表示,図1の設定情報データベース3とスタイルシート格納部4を含む)である。
【0020】
上記のコンテンツ生成ツール20の代わりに,コンテンツ生成用のサーブレット(Servlet:サーバ側で動作するJavaプログラム)を使用することができ,サーバ用ソフト部品21はEJB(Enterprise Java Beans:Javaのソフトをサーバにおけるソフト部品として扱う機構)として構成することができる。なお,アプリケーションサーバ2のコンテンツ生成ツール20は,システム構築者の構築画面(または画面種構築ツール)から呼び出すことにより起動させて,コンテンツを生成させることができるが,ユーザがアプリケーションサーバ2にアクセスして,コンテンツ生成用のサーブレットを呼び出すことで起動させるようにしてもよい。
【0021】
複数のコンポーネントからユーザインターフェースコンテンツを結合・生成する場合,ユーザインターフェースに関わるところをEJBコンポーネントの一部に含めることにより,業務処理とユーザインターフェースを結合する。ここで,EJBコンポーネントに対し,ユーザインターフェースに関するコンテンツソース(基本コンテンツと呼ぶ)を出力するためのメソッドを用意する。また,レイアウト設定項目データベース30に含まれたスタイルシート格納部(図1の4)による詳細なレイアウト設定を行うため,ユーザID及び名称(NAME)情報を取得可能なメソッドもコンテンツ生成ツール20に用意する。
【0022】
このようなメソッドを用意しておくことで,画面構築を行うコンテンツ生成ツール(またはServlet)20から設定項目取得メソッド21a〜21cを起動すると,各コンポーネントA〜Cが各自の所有する設定項目を応答として返し,その結果をコンテンツ生成ツール(またはServlet)20が取得することで,画面構築者が画面のレイアウト作成に必要な機能の設定項目の抽出ができる。この結果,コンテンツ生成ツール(またはServlet)20は,ツールの画面上に設定項目を表示し,画面構築者がコンポーネントA〜Cの所有する各種設定項目を入力することができる。また,コンテンツ生成ツール(またはServlet)20は,画面構築者が設定した設定情報を設定項目データベース30に保存したり,取り出したりすることもできる。
【0023】
コンテンツ生成ツール(またはServlet)20は,設定項目データベース30に設定情報を保存した上でA〜Cのコンポーネントのコンテンツ生成メソッドを起動することにより,A〜Cのコンポーネントの持つコンテンツソース(コンポーネントのレイアウトや機能情報をHTML,JSP等のWebコンテンツにしたもの)を取得する。コンテンツ生成ツール(またはServlet)20は,取得したA〜Cのコンテンツソースを1つに結合・編集して結合コンテンツを生成する。この結合コンテンツがWebページの要求を行ったユーザに提供される。
【0024】
各コンポーネントからの基本コンテンツの出力は次の1)〜4)の方法で行う。
【0025】
1)各コンポーネントの基本コンテンツは,出力の開始及び終了部に特殊なコメントタグを付加し,出力順及びコンポーネントの識別が可能になるようにする。
【0026】
2)HTML(Hyper Text Markup−Langage)の全てのタグにクラス(Class)名を付加する。Class 名は,コンポーネント毎の詳細なレイアウト情報を決定するための要素としてコンポーネント名をつける。
【0027】
3)コンポーネントが出力する基本コンテンツは,上記1)で示したコメントの他に,各コンポーネントのレイアウトの独立性を高めるため,「<DIV>〜</DIV>」タグを出力の開始及び終了時に設定する。
【0028】
4)出力するHTMLのタグは,可能な限りID及びNAMEのプロパティを設定する。これは,スタイルシート格納部(図1の4)で詳細なレイアウトの設定を可能にするためである。
【0029】
上記の1)の具体例を図3に示す。図3は特殊なコメントタグによるコンポーネントのコンテンツ出力の識別例であり,A.はHTMLによる記述の例を示し,B.は特殊コメントタグの例を示す。A.の中の<!‐‐Component Name=”ComponentA”ComIndex= “1”PointInfo=“Start ”‐‐>は特殊コメントタグであり,最初の「Component A」は出力元コンポーネント名称で,「ComIndex“1”」は出力順番が1であることを表示し,また特殊コメントタグの「PointInfo 」は出力状況を表し, “Start ”は出力開始を表す。またその「End 」は出力終了,「mEnd」は出力中断,「mStart」は出力再開を表す。また, <DIV>〜</DIV> は上記3)で述べたように,コンポーネントが出力する基本コンテンツ(ユーザインターフェースに関するコンテンツソース)の出力の開始と終了を表すコメントタグである。
【0030】
上記の2)のクラス名によるコンポーネントのレイアウト情報の識別例を図4に示す。図中の<TABLE class=“Component A”や,<A class= “Component A”location href=“/webgui/dsp001”>move pageI</ A> における下線部がレイアウト情報のクラス名を表す。
【0031】
図5はコンテンツの生成・結合の処理フローである。この処理フローにより,画面種を構築するためのシステム構築者専用のぺージやシステム構築ツールを作成して,コンテンツの自動生成が可能となる。
【0032】
図5の処理フローを説明すると,使用するコンポーネントを選択し(図5のS1),使用するコンポーネントの設定可能なプロパティを取得するため,最初に使用コンポーネントのプロパティ設定のための情報収集を行い(同S2),使用コンポーネントのプロパティを設定し(同S3),使用コンポーネントのコンテンツソースへ出力する(同S4)。続いて,使用コンポーネントおよび設定可能なレイアウト情報をデータベースへ格納し(図5のS5),使用コンポーネントの全てについて終了したか判別し(同S6),終了してない場合は,残りの一つのコンポーネントについてステップS3〜S6の処理を行う。こうして,使用するコンポーネントの一つ一つについて同様の処理を行って,使用コンポーネントの全てについて処理が終了すると,全コンポーネントのコンテンツを結合・編集し(図5のS7),終了する。
【0033】
図6はユーザのスタイルシートとコンテンツを結合する構成を示す。図中,2はアプリケーションサーバ,20はServlet(またはコンテンツ生成ツール),21は各種のコンポーネント(EJB),22は上記図2に示すレイアウト設定項目DB3に対応するDBMS(Database Method System),4は各ユーザの複数のスタイルシート40,41を含むスタイルシート格納部である。40はユーザテーマスタイルシートであり,1ユーザ毎に用意する共通のスタイルシートであって,ユーザインタフェースの全体的なレイアウト情報が設定される。41はユーザコンポーネントデザイン・スタイルシートであり,1コンポーネント毎に用意するコンポーネントの基本コンテンツ用のスタイルシートで,上記図1に示したクラス指定により各種タグの属性を定義するものである。この時,コンポーネント毎のスタイルシートで設定するタグの属性は,そのコンポーネントが出力する基本コンテンツに含まれるタグについて行う。
【0034】
5は図1の同一符号と同じ結合コンテンツ部であり,JSP(Java Server Pages)の実行を行い画面種を決定してスタイルシートを結合し,業務処理の実行結果と共にユーザに転送する。6はユーザ(図6の例ではユーザAとする)のブラウザである。
【0035】
図6の動作を説明すると,Servlet20はクライアントのブラウザ6からのリクエストとしてユーザID及び各画面で使用する拡張パラメータを受け取る(図6の▲1▼),Servlet20は各種のコンポーネント(EJB)21の業務処理を行い(同▲2▼),画面機能を実現するために基本コンテンツとスタイルシート格納部4内のユーザに対応したスタイルシート40,41を結合して(同▲3▼),JSP(結合コンテンツ)を実行する(同▲4▼)。このしてアプリケーションサーバ2で作成された画面構成及び業務処理の実行結果はユーザへのレスポンスとしてユーザのブラウザ6へHTMLの形式で出力される(図6の▲5▼)。
【0036】
図7はスタイルシートをテーマとデザインに分離して決定する説明図であり,図中,50はクライアントコンテンツ,40はユーザテーマスタイルシート,41a〜1cは各コンポーネントA〜C毎のスタイルシートである。
【0037】
HTMLのクライアントコンテンツ50の基本的なレイアウト情報(大枠とこれに関連する画面の情報)であるユーザテーマをユーザテーマスタイルシート40を用いて決定する。次にその基本的なレイアウトに含まれる各コンポーネント50a〜50cのそれぞれのレイアウトを表すコンポーネントデザインを,各コンポーネントスタイルシート41a〜41cを用いてユーザコンポーネントデザインとして設定する。
【0038】
なお,ブラウザ6からのリクエストで使用するユーザIDは,従来から使用されているユーザ認証方式により,ユーザ認証後にサーバサイドで割り当てられるIDを画面遷移毎に引き継いだものとする。また,リクエストで同時に使用する拡張パラメータは,Servlet20が画面を実現するために使用する各種の業務処理やデータベース検索を行うための各種のコンポーネント(EJB)21のビーン(Bean)プロパティ(ソフト部品のプロパティ)や,メソッドに渡すステートメントとして使用され,Servlet20の機能即ち,各種のコンポーネント(EJB)21の業務処理の呼び出しやデータベースDBMS22の検索毎に異なる。
【0039】
従来のServletと異なるのは,クライアントのブラウザ6からユーザIDを受け取り,リクエストとしてユーザ用のスタイルシートを結合する処理を行うことである。この処理により,次に説明する図8に示すようなヘッダ情報をコンテンツに結合することができる。
【0040】
図8はコンテンツに結合されたスタイルシートの記述例である。図中,「<head>」〜「</head >」で挟まれた記述がヘッダ情報である。「ユーザ毎のテーマスタイルシート」というコメントの記述の後の「<LINK REL=STYLE ………”text/css”>」という部分でテーマスタイルシートのファイル名が記述されている。また,「ユーザ毎のコンポーネントデザインスタイルシート」というコメントの記述の後の3行の記述においてコンポーネントA,B,Cのスタイルシートのファイル名が記述されている。
【0041】
次にスタイルシートの生成と管理方法を説明する。
【0042】
ユーザテーマとユーザコンポーネントデザインの設定は,システムの利用者(ユーザ)自身が設定することができるように,システムで行うサービスとは別に専用のWebページを用意し,サーバサイドで各ユーザに提供する。
【0043】
(1) ユーザテーマ設定
ユーザテーマを設定する画面では,テーマの要素として図9に示すような各種タグの属性を設定する。図9はユーザテーマ設定項目の例を示し,各タグに対応して設定可能な属性が示されている。例えば,「BODY」というタグに対しては「color,text−align,background−color,background−image」という属性が設定可能であり,「H1〜H6」というヘッダに対しては「color,text−align,border−left−color,padding−top,background−color」という属性が設定可能であることを示す。
【0044】
ここで,設定可能な属性は,画面全体について共通的なタグ及びその属性のみとする。ユーザテーマの設定は,次の▲1▼〜▲3▼の手順で行う。
【0045】
▲1▼テーマ設定情報をデータベースより取得し,テーマ設定画面をユーザへ提供する。
【0046】
▲2▼ユーザから入力されたテーマ設定情報からユーザテーマを実現するスタイルシートを生成する。
【0047】
▲3▼テーマ設定情報をデータベースへ登録する。
【0048】
(2) ユーザコンポーネントデザイン設定
ユーザコンポーネントデザインを設定する画面では,ユーザが利用できるコンポーネントの種類及びコンポーネント毎に独立した各種のタグ及びその属性を設定する。同一のタグに対してレイアウトを別に定義する場合や,階層構造のタグに対して個々に定義する場合は,スタイルシートを識別可能にするためにID及び名称(NAME)プロパティを設定する。なお,ユーザコンポーネントデザインの設定項目は,複数コンポーネントからのユーザインターフェースコンテンツを結合,生成する上記した方法による各コンポーネントの出力(設定済み情報)に依存し,設定は次の▲1▼〜▲4▼の手順で行う。
【0049】
▲1▼使用可能なコンポーネントの種類をデータベースにより取得し,設定可能なコンポーネントリストの画面をユーザへ提供する。
【0050】
▲2▼ユーザからコンポーネントの選択及び選択されたコンポーネントのレイアウトに関する設定情報の入力を受け,ユーザコンポーネントデザインを実現するスタイルシートを生成する。
【0051】
▲3▼上記の▲2▼のスタイルシートの生成を,使用可能なコンポーネントそれぞれについて行う。
【0052】
▲4▼各コンポーネントの設定情報をデータベースへ登録する。
【0053】
図10はサービス構築・レイアウト設定の説明図である。図中,2はアプリケーションサーバ,23はレイアウト設定コンポーネント,3は設定情報データベース,40−1,40−2はユーザAとユーザBのテーマスタイルシート,41−1,41−2はユーザAとユーザBのコンポーネントAデザインスタイルシート,6−1,6−2はそれぞれユーザA用とユーザB用の画面,7はシステム構築者によるサービス提供を行うための画面種及び画面構成を構築するためのレベル設定・画面種構築画面・ツール等である。8はユーザによるテーマとコンポーネントデザイン設定のための画面を表し,8A−1〜8A−4はユーザA用の画面で,8A−1はテーマ設定画面,8A−2はコンポーネントAのデザイン設定画面,8A−3はコンポーネントBのデザイン設定画面,8A−4はコンポーネントCのデザイン設定画面である。8B−1〜8B−3はユーザB用の画面で,8B−1はテーマ設定画面,8B−2はコンポーネントAのデザイン設定画面,8B−3はコンポーネントCのデザイン設定画面である。
【0054】
上記(1) の「ユーザテーマ設定」及び (2) の「ユーザコンポーネントデザイン設定」の設定は,図10のレイアウト設定コンポーネント23で行うことで実現する。システム構築者が各ユーザへのサービス提供のためのレベルや,画面種及び画面構成を構築する場合,レベル設定・画面種構築画面・ツール等7を用いて行い,各ユーザがテーマとコンポーネントデザインを設定する場合は,テーマ設定画面,各コンポーネントのデザイン設定画面を用い,レイアウト設定コンポーネント23により各スタイルシート40−1,40−2,41−1,41−2や,各ユーザ用画面6−1,6−2を用い,ユーザA,ユーザBのテーマ設定画面8A−1,8B−1や,各コンポーネントのデザイン設定画面8A−2〜8A−4,8B−2,8B−3を用いて各ユーザにより設定することができる。
【0055】
また,設定情報の管理は,全て設定情報データベース(DB)3で管理する。但し,この設定情報データベース3は,設定情報の保存及び上記(1) と(2) の設定画面を生成するために使用し, ユーザが提供されるサービスを利用する場合( 通常のWeb画面を使用する場合) ,このデータベースの参照は行わず,レイアウト情報はファイルとして出力されたスタイルシートのみを使用する。これは,次に説明する要因(a.〜c.)で設定情報が膨大な量になったり設定情報が複雑になっても,提供するサービスの性能劣化を起こさないようにするための配慮である。但し,この方法は,データベースアクセスの頻度を抑える代わりにディスク(メモリ)資源をその分だけ消費するため,システム管理者はディスク資源の管理が必要となる。
【0056】
設定情報データベースが肥大化する要因
a.使用ユーザ数の拡大
b.使用するコンポーネント数の拡大
c.使用するコンポーネントの設定情報の複雑化
また,ファイルとして出力しておくことにより,データベースが何らかの原因で整合性を失っても,ファイル内の情報をデータベースへインポートするツールを備えることにより,データベースのリカバリが可能となる。更に,ファイル化しておくことにより,システム固有の機能(汎用性が無く,そのシステムでしか使用されない機能)を直接ファイルに追記することが実現できる。
【0057】
次にユーザインターフェース構築を簡略化する方法を説明する。ユーザインターフェースコンテンツの作成は,上記したとおり(特に図1,図2参照)であるが,従来の問題の(3) (システム毎にユーザに対応した画面の作成を行うと開発コストがかかる)をより確実に解決する方法について説明する。
【0058】
上記の方法では,各種のコンポーネントにユーザインターフェースの出力を行うメソッドを設けることで,ツール等によるコンテンツの生成が可能であることを示したが,各種のコンポーネントの出力を1つに結合したコンテンツをスケルトンソースと呼ぶ。具体的にはJSP(Java Server Pages)に相当し,JSPソールファイルでは,Servletで行った各種の業務処理やトランザクションの結果を受け取り,画面の中に埋め込むことができる。従って,Servletが各種の業務処理を行った結果は,必然的にEJB(Enterprise Java Beans)の出力結果と一致するため,本発明によりEJBに追加したコンテンツ出力メソッドにより出力されたコンテンツは,それだけで業務処理結果を反映できる基本コンテンツとなる。これにより,システム構築者が作成する必要がある物のうち,画面を実現する基本となるレイアウト情報の骨格をシステム構築者がプログラミングしなくとも作成できる。
【0059】
しかし,ユーザインターフェースに関するユーザの要求をより確実に応えるには,EJBが提供する基本コンテンツだけでは不十分な場合もあり,より細かい調整が可能な方法として次のような方法を採ることができる。
【0060】
▲1▼上記図3に示す特殊なコメントタグによりコンポーネント毎のコンテンツ出力の独立性を実現する。
【0061】
▲2▼コンポーネント出力の行間(特殊コメントタグのEND〜START間)に個別のソース編集を行うことで,コンポーネント出力に影響することなく個別の処理や追加のレイアウト情報を追記できる。
【0062】
このようにして,ユーザインターフェースを実現する機能をコンポーネント化しつつ,柔軟なユーザのニーズに応えることが可能となる。
【0063】
(付記1) Webサーバ装置からユーザに提供される画面を構成するWebユーザインターフェースのコンポーネント化方法であって,Webサーバ装置のアプリケーションサーバにおいて,ユーザインターフェースに関係する使用コンポーネントを選択して基本コンテンツを出力し,前記使用コンポーネントの詳細なレイアウトをスタイルシートを用いて設定し,使用コンポーネント及び設定可能なレイアウト情報をデータベースに格納して,使用する全コンポーネントのコンテンツを結合・編集し,結合コンポーネントをユーザに出力することを特徴とするWebユーザインターフェースのコンポーネント化方法。
【0064】
(付記2) 付記1において,前記アプリケーションサーバは,使用コンポーネントを選択し,使用コンポーネントのプロパティ設定を行い,使用コンポーネントのコンテンツを出力し,使用コンテンツ及び設定可能なレイアウト情報を各コンポーネントについてデータベースに格納し,使用する全コンポーネントのコンテンツを結合・編集して出力することを特徴とするWebユーザインターフェースのコンポーネント化方法。
【0065】
(付記3) 付記1において,前記コンポーネントの基本コンポーネントは,出力の開始及び終了部を表すタグをプログラムに付加し,出力順及びコンポーネントを識別できるようにしたことを特徴とするWebユーザインターフェースのコンポーネント化方法。
【0066】
(付記4) Webサーバ装置からWebユーザに提供される画面を構成するWebユーザインターフェースのコンポーネント化装置において,前記Webサーバ装置に,アプリケーションサーバと,ユーザ情報,レイアウト情報,画面種及び画面内の構成情報を管理する設定情報データベース,画面のレイアウトの詳細が格納されたスタイルシートとを備え,前記アプリケーションサーバは,ユーザの要求に対応した画面種,画面内の各機能に対応したコンポーネントの組み合わせや,コンポーネントが持つレイアウトの設定情報を含む結合コンテンツ及び設定情報を生成し,ユーザに出力することを特徴とするWebユーザインターフェースのコンポーネント化装置。
【0067】
(付記5) 付記4において,前記アプリケーションサーバは,コンテンツ生成ツールと,各機能と画面内容とからなるコンポーネントを複数個備え,前記コンテンツ生成ツールからのコンテンツ生成の起動指示により前記コンポーネントを起動して,各コンポーネントからレイアウトの設定項目を取得して設定した項目を前記設定情報データベースに格納し,各コンポーネントのコンテンツを結合・編集して結合コンテンツを生成するコンテンツ生成ツールを備えることを特徴とするWebユーザインターフェースのコンポーネント化装置。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば次のような効果を奏する。
【0069】
(1) 複数コンポーネントからユーザインターフェースコンテンツを結合・生成することで,ユーザインターフェースを実現する機能を独立性の高いコンポーネントとして実現することができる。
【0070】
(2) ユーザ毎のレイアウト情報設定とスタイルシートファイルを生成,管理することで,ユーザ毎に個別でWebページのレイアウト設定ができる。
【0071】
(3) Webコンテンツとユーザ毎のスタイルシートを結合することで,ユーザ毎に利用しているコンポーネントのレイアウト設定ができ,サーバサイドでユーザの管理ができる。またこれを応用することで,ユーザレベルの管理を行うことができる。
【0072】
(4) 本発明によるスタイルシートの生成と管理方法によりユーザ毎のレイアウト情報をデータベースにより管理できる。また設定情報やコンテンツをファイル化することにより,サーバサイドのコンポーネント情報,ユーザ情報,レイアウト情報等のデータベース検索負荷を抑え,サーバのレスポンス向上が図れる。これにより,大規模システムへの適用可能な性能が得られ,何らかの原因でデータベースが整合性を失っても,ファイルからデータベースへのリカバリができる。
【0073】
(5) ユーザインターフェース構築を簡略化することで,システム構築者のプログラミング量を軽減でき,システム開発・構築のコスト削減ができる。また,システム固有の要求をソースコードに追加してもコンポーネントの独立性が確保され,ユーザのニーズに柔軟に応えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を示す図である。
【図2】複数のコンポーネントから一つのコンテンツを生成する構成を示す図である。
【図3】特殊なコメントタグによるコンポーネントのコンテンツ出力の識別例を示す図である。
【図4】クラス名によるコンポーネントのレイアウト情報の識別例を示す図である。
【図5】コンテンツの生成・結合の処理フローを示す図である。
【図6】ユーザのスタイルシートとコンテンツを結合する構成を示す図である。
【図7】スタイルシートをテーマとデザインに分離して決定する説明図である。
【図8】コンテンツに結合されたスタイルシートの記述例である。
【図9】ユーザテーマ設定項目の例を示す図である。
【図10】サービス構築・レイアウト設定の説明図である。
【符号の説明】
1 Webサーバ装置
2 アプリケーションサーバ
3 設定情報データベース
4 スタイルシート格納部
5 結合コンテンツ部
6−1〜6−3 端末
60〜63 画面種
Claims (4)
- Webサーバ装置からユーザに提供される画面を構成するWebユーザインターフェースのコンポーネント化方法であって,
Webサーバ装置のアプリケーションサーバにおいて,ユーザインターフェースに関係する使用コンポーネントを選択して基本コンテンツを出力し,前記使用コンポーネントの詳細なレイアウトをスタイルシートを用いて設定し,使用コンポーネント及び設定可能なレイアウト情報をデータベースに格納して,使用する全コンポーネントのコンテンツを結合・編集し,
結合コンポーネントをユーザに出力することを特徴とするWebユーザインターフェースのコンポーネント化方法。 - 請求項1において,
前記アプリケーションサーバは,使用コンポーネントを選択し,使用コンポーネントのプロパティ設定を行い,使用コンポーネントのコンテンツを出力し,使用コンテンツ及び設定可能なレイアウト情報を各コンポーネントについてデータベースに格納し,
使用する全コンポーネントのコンテンツを結合・編集して出力することを特徴とするWebユーザインターフェースのコンポーネント化方法。 - Webサーバ装置からWebユーザに提供される画面を構成するWebユーザインターフェースのコンポーネント化装置において,
前記Webサーバ装置に,アプリケーションサーバと,ユーザ情報,レイアウト情報,画面種及び画面内の構成情報を管理する設定情報データベース,画面のレイアウトの詳細が格納されたスタイルシートとを備え,
前記アプリケーションサーバは,ユーザの要求に対応した画面種,画面内の各機能に対応したコンポーネントの組み合わせや,コンポーネントが持つレイアウトの設定情報を含む結合コンテンツ及び設定情報を生成し,ユーザに出力することを特徴とするWebユーザインターフェースのコンポーネント化装置。 - 請求項3において,
前記アプリケーションサーバは,コンテンツ生成ツールと,各機能と画面内容とからなるコンポーネントを複数個備え,
前記コンテンツ生成ツールからのコンテンツ生成の起動指示により前記コンポーネントを起動して,各コンポーネントからレイアウトの設定項目を取得して設定した項目を前記設定情報データベースに格納し,各コンポーネントのコンテンツを結合・編集して結合コンテンツを生成するコンテンツ生成ツールを備えることを特徴とするWebユーザインターフェースのコンポーネント化装置。
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