JP2004149071A

JP2004149071A - Fixture for vehicular display device

Info

Publication number: JP2004149071A
Application number: JP2002319070A
Authority: JP
Inventors: Hideaki Kobayashi; 秀▲あき▼ 小林
Original assignee: YAC Co Ltd
Current assignee: YAC Co Ltd
Priority date: 2002-10-31
Filing date: 2002-10-31
Publication date: 2004-05-27

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a fixture for a vehicular display device, which has a simple structure to change the level of the display device easily and ensures the firm and stable fitting of the display device. <P>SOLUTION: Left and right joint members (11), (12), which have insertion holes (13), (14) for pillars (P), (P) of a head rest (H), respectively, are coupled to be displaceable to each other horizontally. Arms (31), (32) are connected to the back of the joint members (11), (12), respectively, and a shaft (33) is arranged between the front ends of the arms (31), (32). A hang base (51) is supported in the middle of the shaft (33) to be almost upright, and the display device (M) is hung on a locking member (53) fitted on the top of the support base (51). <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の後部シートに座った人が利用する液晶テレビジョン受像機（単にテレビという）やデジタルビデオディスク（ＤＶＤ）装置等の車両用ディスプレイ装置を、運転シート等の前部シートにおけるヘッドレストの後側に保持させるための車両用ディスプレイ装置の取付け具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
自動車の後部シートに座った人が利用するための車両用テレビ等は、前部シートである運転シートや助手シートのヘッドレストに専用の取付けバンドで固定したり、あるいは、実開平２−１２８１８５号公報や実開平２−１０６９４７号公報に示すように、ヘッドレストの支柱に装着されたホルダやアームを介して取り付ける構造が多い。
【０００３】
しかし、これらの技術は、車両用テレビの取り付け位置が固定的であるので、後部シ−トに座った大人の目線の高さに合った高さレベルに車両用テレビの取付け位置を設定すると、チャイルドシートを使うような幼児の目線の高さに合わず、汎用性に劣るという問題がある。
【０００４】
これらとは別に、従来、例えば特開昭５８−１７６９９８号公報等では、テレビの上下方向の取付け位置を変更できるようにした技術が開示されている。これは、図１０に示すように、棒状のステー（１０１）の基端部（１０１ａ）を左右一対の二つのジョイント（１０２）（１０３）を介して前部シート（Ｓ）におけるヘッドレスト（Ｈ）の支柱（Ｐ）（Ｐ）にねじ止めする一方、このステー（１０１）の先端に前部シート（Ｓ）の側方において立ち下がる垂直片部（１０１ｂ）を延設し、この垂直片部（１０１ｂ）にテレビ支持板固定用の複数の取付け部（１０４）を上下方向へ一定間隔で設け、後部シートに座った人の目線に合った高さにテレビ（Ｍ）が来るように取付け部（１０４）の位置を選択し、テレビ（Ｍ）を支持したテレビ支持板（１０５）を当該位置にて固定するようにしたものである。
【０００５】
【実開平２−１２８１８５号公報】
【実開平２−１０６９４７号公報】
【特開昭５８−１７６９９８号公報】
【０００６】
【発明が解決しょうとする課題】
ところが、前記特開昭５８−１７６９９８号公報等の取付け構造では、後部シートに座った人の目線に合った高さにテレビＭを配備できるものの、それを見込んでステー（１０１）の先端を長く延出させたり、延設された垂直片部（１０１ｂ）に複数の取付け部（１０４）等を設けておかなければならない。
【０００７】
また、ステー（１０１）の先端を前部シート（Ｓ）の側方、つまり左右方向へ延ばした垂直片部（１０１ｂ）側にテレビ（Ｍ）を保持させる構造であるから、テレビ（Ｍ）を取付けた際の荷重が左右方向へ並ぶ二つのジョイント（１０２）（１０３）に対して不均等に作用し、取付け状態には不安が残る。
【０００８】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、複数の取付け部を設ける必要のない比較的簡素な構造で、ディスプレイ装置の取付け高さ位置を容易に変更でき、堅固且つ安定した取付け状態を確保できる車両用ディスプレイ装置の取付け具を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
「請求項１」に記載の車両用ディスプレイ装置の取付け具（Ａ）は、「前部シ−ト（Ｓ）におけるヘッドレスト（Ｈ）の左右一対の支柱（Ｐ）（Ｐ）がそれぞれ挿入される支柱挿通孔（１３）（１４）を有し、左右方向で互いに相対変位可能に連結された左右一対のジョイント部材（１１）（１２）からなる取付け基台部（１）と、
前記両ジョイント部材（１１）（１２）に接続されてヘッドレスト（Ｈ）の後方に突出する左右一対のアーム（３１）（３２）の各先端部間にシャフト（３３）が水平に架設されている略コ字形のアームブロック（２）と、
前記シャフト（３３）に上向き姿勢で支持された吊持基板（５１）の先端部（５１ｅ）に車両用ディスプレイ装置（Ｍ）が係合・吊持される係止部材（５３）が付設されているディスプレイ装置用吊持部（３）とを備えている」ことを特徴とする。
【００１０】
請求項１の車両用ディスプレイ装置の取付け具では、ヘッドレスト（Ｈ）の左右一対の支柱（Ｐ）（Ｐ）を取付け基台部（１）における左右一対のジョイント部材（１１）（１２）の各支柱挿通孔（１３）（１４）にそれぞれ挿通させれば、上記支柱（Ｐ）（Ｐ）に結合した状態で取り付けられる。この状態で左右のジョイント部材（１１）（１２）の背面に接続されたアームブロック（２）の先端側に位置するディスプレイ装置用吊持部（３）における係止部材（５３）にディスプレイ装置（Ｍ）を吊持すれば、ディスプレイ装置（Ｍ）がヘッドレスト（Ｈ）の後側に配備される。
【００１１】
ここで、上記左右一対のジョイント部材（１１）（１２）が左右方向（ヘッドレストＨの幅方向）で互いに変位可能に連結されているので、前記支柱（Ｐ）（Ｐ）の間隔が異なる場合でも、両ジョイント部材（１１）（１２）の左右方向の間隔を調整するだけで、支柱（Ｐ）（Ｐ）を支柱挿通孔（１３）（１４）に挿通させることが可能となり、汎用性が付与される。
【００１２】
また、ディスプレイ装置用吊持部（３）における吊持基台（５１）がアームブロック（２）の先端のシャフト（３３）に上向き姿勢で支持されているので、ヘッドレスト（Ｈ）の支柱（Ｐ）（Ｐ）を一旦外して、全体を上下方向で反転させてから再度取付ければ、前記吊持基台（５１）がシャフト（３３）に対して垂下状に設定され、このため、ディスプレイ装置（Ｍ）の取付け位置の変更を見込んで複数のディスプレイ取付け部を部材に加工するようなことも不要となる。つまり、前記反転装着するだけで係止部材（５３）の位置が低くなり、ディスプレイ装置（Ｍ）をヘッドレスト（Ｈ）の後部下方に位置させることができる。この結果、前部シート（Ｓ）に着席するのが子供であっても、その目線に応じた位置にディスプレイ装置（Ｍ）が配置される。
【００１３】
更に、前記左右一対のジョイント部材（１１）（１２）の背面に接続した略コ字形のアームブロック（２）の先端間にシャフト（３３）にディスプレイ装置用吊持部（３）が配備されるので、ディスプレイ装置（Ｍ）の取付け状態においての荷重が左右のジョイント部材（１１）（１２）に均等的に作用し、堅固で安定した取付け状態が保証される。
【００１４】
なお、前記シャフト（３３）をディスプレイ装置用吊持部（３）を回動可能にて配備する場合、ディスプレイ装置用吊持部（３）の倒れ角を調整することでディスプレイ装置（Ｍ）を見やすい角度に設定することができる。
【００１５】
「請求項２」に記載の車両用ディスプレイ装置の取付け具（Ａ）は、「前記左右のアーム（３１）（３２）の一部をそれぞれボルト（３４）（３８）で構成し、これらボルト（３４）（３８）を前記ジョイント部材（１１）（１２）及びアーム（３１）（３２）に対して装脱可能に構成されている」ものである。
【００１６】
請求項２の車両用ディスプレイ装置の取付け具（Ａ）では、ボルト（３４）（３８）を外して取り変えることができるので、例えばヘッドレスト（Ｈ）の後部の突出量が大きい場合であっても、その突出量を上回る長寸のボルト（３４）（３８）を使用することにより、ディスプレイ装置（Ｍ）の吊持位置をヘッドレスト（Ｈ）の後面（Ｈａ）よりも後方側に確実に設定することが可能となる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図１は本発明の一実施形態にかかる車両用ディスプレイ装置の取付け具（Ａ）を示す一部破断平面図、図２は同じく取付け具の分解斜視図である。
【００１８】
図１及び図２において、車両用ディスプレイ装置の取付け具（Ａ）は、概ね前部シート（Ｓ）におけるヘッドレスト（図６及び図７）（Ｈ）の左右一対の支柱（Ｐ）（Ｐ）に装着される取付け基台部（１）と、この取付け基台部（１）に連結されるアームブロック（２）と、アームブロック（２）に支持されたディスプレイ装置用吊持部（３）とを備えている。ディスプレイ装置（Ｍ）は、これら取付け基台部（１）、アームブロック（２）及びディスプレイ装置用吊持部（３）により、前記ヘッドレスト（Ｈ）の左右一対の支柱（Ｐ）（Ｐ）に対して保持されるようになっている。
【００１９】
前記支柱（Ｐ）（Ｐ）は、図６及び図７に示すようにヘッドレスト（Ｈ）の下面に垂設されており、前部シート（Ｓ）の上面に形成されている左右の支柱挿入孔（図示せず）にそれぞれ挿脱可能に挿入されるようになっている。
【００２０】
前記取付け基台部（１）は、支柱（Ｐ）（Ｐ）に対応して配設された左右一対のジョイント部材（１１）（１２）からなり、それぞれ例えば金属材や樹脂等の剛性材から略扁平Ｌ形のブロック状に形成されている。
【００２１】
ジョイント部材（１１）の左端部及びジョイント部材（１２）の右端部には、前記支柱（Ｐ）（Ｐ）を挿通させるための支柱挿通孔（１３）（１４）がそれぞれ形成されている。また、ジョイント部材（１１）の左端部後面及びジョイント部材（１２）の右端部後面には、各支柱挿通孔（１３）（１４）まで貫通するねじ孔（１５）（１６）がそれぞれ形成されており、前記ねじ孔（１５）（１６）にそれぞれ螺入された止めねじ（１７）（１８）により支柱挿通孔（１３）（１４）にそれぞれ挿通された支柱（Ｐ）（Ｐ）を圧接することで各ジョイント部材（１１）（１２）が支柱（Ｐ）（Ｐ）に保持される。
【００２２】
前記ジョイント部材（１１）（１２）には対向端面には、嵌合用横孔部（２０）がそれぞれ形成されており、この嵌合用横孔部（２０）に嵌合用軸部（１９）がスライド可能に挿入されており、ジョイント部材（１１）（１２）の背面には、前記嵌合用横孔部（２０）（２０）まで貫通して止めねじ（２１）が螺入されるねじ孔（２２）が形成されている。そして、前記嵌合用軸部（１９）を両嵌合用横孔部（２０）（２０）に嵌入することにより、左右のジョイント部材（１１）（１２）が左右方向で互いに相対スライド変位可能に連結される。
【００２３】
支柱（Ｐ）（Ｐ）の間隔（Ｔ）に合わせて両ジョイント部材（１１）（１２）を相対変位させてから所定の位置で前記止めねじ（２１）を螺動して嵌合用軸部（１９）を圧接させることにより、両ジョイント部材（１１）（１２）の設定間隔が保持される。なお、左右のジョイント部材（１１）（１２）のスライド変位構造は、嵌合用軸部（１９）を嵌合用横孔部（２０）（２０）に嵌入させるものに限定されることなく適宜変更可能である。また、左右側のジョイント部材（１１）（１２）の背面には、後述する六角ボルトに螺合用の複数のねじ孔（２３）が所定間隔で形成されている。
【００２４】
ところで、前記支柱挿通孔（１３）（１４）に挿通される支柱（Ｐ）（Ｐ）の直径は車種によって様々であり、太径から小径の場合がある。そのような場合のために、図３及び図４に示すように、前記支柱挿通孔（１３）（１４）に嵌着されるフランジ（２５ｂ）付きの筒形スペーサ（２５）を用意しておくとよい。この筒形スペーサ（２５）には、周方向の一部が筒軸方向へ沿って切欠されたスリット部（２５ａ）が形成されており、前記止めねじ（１７）（１８）が螺入されることにより、縮径されて支柱（Ｐ）（Ｐ）を圧接するようになっている。
【００２５】
前記アームブロック（２）は、両ジョイント部材（１１）（１２）の各背面にそれぞれ接続されてヘッドレスト（Ｈ）の後面（図６及び図７）（Ｈａ）を超える位置まで突出する左右一対のアーム（３１）（３２）と、これらアーム（３１）（３２）の各先端間に水平に架設されたシャフト（３３）とからなり、平面形状が略コ字形に構成されている。
【００２６】
左側のアーム（３１）は、例えば六角ボルト（３４）と、六角ボルト（３４）に外嵌される蛇腹状チューブ（３５）と、ブラケット（３６）と、ブラケット固定ねじ（３７）とから構成されている。
【００２７】
六角ボルト（３４）は、その基端面に雄ねじ部（３４ａ）が突設され、先端面には、ねじ孔（３４ｂ）が形成されている。前記雄ねじ部（３４ａ）を前記ジョイント部材（１１）の背面のねじ孔（２３）に螺入することにより、六角ボルト（３４）がジョイント部材（１１）の背面に突出状態で挿脱可能に接続・固定されている。
【００２８】
ブラケット（３６）には、ねじ挿通孔（３６ａ）が形成されており、このねじ挿通孔（３６ａ）に挿通したブラケット固定ねじ（３７）を前記六角ボルト（３４）のねじ孔（３４ｂ）にねじ込むことにより、六角ボルト（３４）の先端にブラケット（３６）が固定される。
【００２９】
一方、右側のアーム（３２）も前記左側アーム（３１）と同様に、例えば六角ボルト（３８）と、六角ボルト（３８）に外嵌される蛇腹状チューブ（３９）と、ブラケット（４０）と、ブラケット固定ねじ（４１）とから構成されている。
【００３０】
六角ボルト（３８）の基端面には、雄ねじ部（３８ａ）が突設され、先端面にはねじ孔（３８ｂ）が形成されている。前記雄ねじ部（３８ａ）を前記ジョイント部材（１２）の背面に形成されているねじ孔（２４）の一つに螺入することにより、六角ボルト（３８）がジョイント部材（１２）の背面に突出状態に挿脱可能に接続・固定されている。
【００３１】
ブラケット（４０）には、ねじ挿通孔（４０ａ）が形成されており、このねじ挿通孔（４０ａ）に挿通したブラケット固定ねじ（４１）を前記六角ボルト（３８）のねじ孔（３８ｂ）にねじ込むことにより、六角ボルト（３８）の先端にブラケット（４０）が固定される。前記左右のブラケット（３６）（４０）間に前記シャフト（３３）が架設されている。なお、蛇腹状チューブ（３５）（３９）は、必須のものではないが、六角ボルト（３４）（３８）に外嵌すると、外観性が上がる。
【００３２】
アーム（３１）（３２）の一部としては、前記六角ボルト（３４）（３８）に限定されるものではなく、例えば中空ロッドを使用してもよい。その場合、中空ロッドを十分貫通する程度の長寸のブラケット固定ねじ（３７）（４１）を用意し、このブラケット固定ねじ（３７）（４１）を左右のブラケット（３６）（４０）及び中空ロッドを挿通して前記ジョイント部材（１１）（１２）の各ねじ孔（２３）（２４）にねじ込むことにより、アームブロック（２）を前記と同様にジョイント部材（１１）（１２）の背面に装脱可能に接続することができる。なお、前記アームブロック（２）は、アーム（３１）（３２）とシャフト（３３）とで構成されている。
【００３３】
前記ディスプレイ装置用吊持部（３）は、例えば吊持基台（５１）、吊持基台締め付け固定手段（５２）、ディスプレイ装置係止部材（５３）及び係止部材操作用つまみ（５４）等から構成されている。
【００３４】
前記吊持基台（５１）は、例えば縦長矩形状の金属板からなり、アームブロック（２）におけるシャフト（３３）の中央部に回動可能にて略垂直上向き姿勢に配設されるとともに、その下端部（５１ａ）がシャフト（３３）を略Ｃ字形に抱き持ちしてから折り返されており、その抱き持ち部（５１ｂ）がシャフト（３３）に対する枢支部として構成されている。
【００３５】
この吊持基台（５１）の折り返し部（５１ａ）とその対向部位（５１ｃ）とには、略中央部にねじ孔部（５１ｄ）が形成されている。また、吊持基台（５１）の先端部（図２、図５及び図６の状態の上端部）（５１ｅ）の背面側には、ディスプレイ装置（Ｍ）の背面（Ｍａ）に対するクッションプレート（５５）が配設される一方、吊持基台（５１）の先端部（５１ｅ）の後面側にも、クッションプレート（５６）が配設されており、両クッションプレート（５５）（５６）及び吊持基台（５１）の先端部（５１ｅ）には、略中央に位置して貫通孔（５７）が形成されている。
【００３６】
前記吊持基台締め付け固定手段（５２）は、例えば前記ねじ孔部（５１ｄ）と、このねじ孔部（５１ｄ）に螺入される締め付けねじ（５８）と、ワッシャ（５９）とからなり、ねじ孔部（５１ｄ）に締付け用ねじ（５８）を螺入して折り返し部（５１ａ）とその対向部位（５１ｃ）とを締め付けることにより、吊持基台（５１）が所定の力（車の走行時の外部振動によってディスプレイ装置（Ｍ）の取り付け位置や取り付け角度が変わらないいが、人がディスプレイ装置（Ｍ）を持って動かせば回動するような力）にてシャフト（３３）に回動可能に枢支されている。そしてこの締付け用ねじ（５８）を緩めたり、締め付けることで前記締め付け力を調整することができ、これにより或いは締付け用ねじ（５８）を締め付けたり緩めたりする操作で後述する取付状態のディスプレイ装置（Ｍ）の画面角度を調整可能になっている。なお、勿論、前記吊持基台（５１）にねじ孔部（５１ｄ）を形成する代わりにナットを使用してもよい。
【００３７】
前記ディスプレイ装置係止部材（５３）は、例えば前記貫通孔（５７）に挿通されるねじ体（５３ａ）と、このねじ体（５３ａ）の前端面に首部（５３ｂ）を介して突設された円盤状の係止片部（５３ｃ）からなり、この係止片部（５３ｃ）は、ディスプレイ装置（Ｍ）を吊持させる際に、図２及び図５に示すように、ディスプレイ装置（Ｍ）の背面（Ｍａ）に形成されている開口部が狭く、奥に行くほど広くなっている横断面Ｔ字形の係合溝部（Ｎ）に対して相対的嵌入操作で係合される。なお、前記係止部材（５３）の首部（５３ｂ）の長さは、ディスプレイ装置（Ｍ）にい形成された係合溝部（Ｎ）の開口部の背面壁（Ｍｂ）の厚みよりも僅かに長寸に設定されている。勿論、係止部材（５３）の形状等は、ディスプレイ装置（Ｍ）側の係合構造に応じて変更可能である。
【００３８】
前記係止部材操作用つまみ（５４）は、その軸心に、前記吊持基台（５１）の貫通孔（５７）に挿通された前記係止部材（５３）のねじ体（５３ａ）に螺合するねじ孔（５４ａ）が形成されており、締付けナットとして機能する。係止部材（５３）の係止片部（５３ｃ）にディスプレイ装置（Ｍ）における係合溝部（Ｎ）が係合した状態で、前記つまみ（５５）を螺動操作することにより、ディスプレイ装置（Ｍ）の背面壁（Ｍｂ）が前記係止片部（５３ｃ）と吊持基台（５１）の先端部（５１ｅ）との間に挟着されるようになっている。
【００３９】
次に、上記構成の車両用ディスプレイ装置の使用手順を説明する。まず、前記取付け基台部（１）における左右一対のジョイント部材（１１）（１２）を相対的にスライド操作して各支柱挿通孔（１３）（１４）の間隔がヘッドレスト（Ｈ）の左右一対の支柱（Ｐ）（Ｐ）の間隔（Ｔ）に合う位置に設定した後、ジョイント部材（１１）（１２）のねじ孔（２２）に螺合している止めねじ（２１）をねじ込んでジョイント部材（１１）（１２）の嵌合用軸部（１９）を圧接することにより、両ジョイント部材（１１）（１２）を連結固定する。
【００４０】
このように、一対のジョイント部材（１１）（１２）をスライド可能に連結させる構成であるから、ヘッドレスト（Ｈ）の左右一対の支柱（Ｐ）（Ｐ）間の間隔（Ｔ）が異なるものであっても容易に対応可能である。
【００４１】
一方、アームブロック（２）における左右の六角ボルト（３４）（３８）の各雄ねじ部（３４ａ）（３８ａ）をそれぞれ図５に示すようにジョイント部材（１１）（１２）のねじ孔（２３）（２４）にねじ込んで両六角ボルト（３４）（３８）を接続・固定する。勿論、ねじ孔（２３）（２４）については、アームブロック（２）の幅寸法、具体的には、シャフト（３３）を保持するブラケット（３６）（４０）の各ねじ挿通孔（３６ａ）（４０ａ）間の間隔Ｄに基づいて選択されたものが使用される。
【００４２】
また、六角ボルト（３４）（３８）に合わせて形成された蛇腹状チューブ（３５）（３９）をそれぞれ六角ボルト（３４）（３８）に外嵌し、さらに、シャフト（３３）が架設されたブラケット（３６）（４０）を前記六角ボルト（３４）（３８）の先端面に固定ねじ（３７）（４１）によりねじ止め固定する。これにより、アームブロック（２）が左右一対のジョイント部材（１１）（１２）の背面に突出状に接続されて、前記シャフト（３３）の配設位置、具体的には、ディスプレイ装置用吊持部（３）がヘッドレスト（Ｈ）の後面（Ｈａ）よりも後方位置に設定される。この結果、ディスプレイ装置（Ｍ）の装着がヘッドレスト（Ｈ）の後部形状等に関係なく行える。
【００４３】
アームブロック（２）は、アーム（３１）（３２）とシャフト（３３）とが一体化されたものであってもよいが、この例のように、アーム（３１）（３２）におけるボルト（３４）（３８）とシャフト（３３）とが別体であると、アーム（３１）（３２）に対するシャフト（３３）の取り付け長さを調整することで、ヘッドレスト（Ｈ）の左右一対の支柱（Ｐ）（Ｐ）の間隔（Ｔ）に合うようにねじ孔（２４）の選択を行う場合にその選択がより簡単になる。換言すれば、ヘッドレスト（Ｈ）の左右一対の支柱（Ｐ）（Ｐ）の間隔（Ｔ）に合うようにねじ孔（２４）の選択をした場合、シャフト（３３）長さが固定されておればブラケット固定ねじ（３７）（４１）の取り付けは困難になるが、シャフト（３３）長さが可変であればブラケット固定ねじ（３７）（４１）の間隔にあわせてシャフト（３３）長さを簡単に調整できる。
【００４４】
この状態で、一旦、前部シート（Ｓ）側の挿入孔から抜いたヘッドレスト（Ｈ）の支柱（Ｐ）（Ｐ）を前記ジョイント部材（１１）（１２）の各支柱挿通孔（１３）（１４）に挿通すると共に支柱（Ｐ）（Ｐ）を前部シート（Ｓ）側の挿入孔に挿入する。そして、左右のジョイント部材（１１）（１２）におけるねじ孔（１５）（１６）に螺入された止めねじ（１７）（１８）をねじ込んで支柱（Ｐ）（Ｐ）を圧接することにより、ジョイント部材（１１）（１２）が支柱（Ｐ）（Ｐ）に固定され、この結果、取付け具（Ａ）が支柱（Ｐ）（Ｐ）に堅固に保持される。
【００４５】
次いで、ディスプレイ装置（Ｍ）を取付け具（Ａ）に取り付けるのであるが、まず、ディスプレイ装置（Ｍ）の背面（Ｍａ）の係合溝部（Ｎ）に図６に示すように前記係止部材（５３）における係止片部（５３ｃ）を挿入係合させる。この状態で、係止部材（５３）のねじ体（５３ａ）に螺合している操作つまみ（５４）を螺動操作することにより、ディスプレイ装置（Ｍ）の背面壁（Ｍｂ）が前記吊持部材（５３）の係止片部（５３ｃ）と吊持基台（５１）の先端部（５１ｅ）との間に挟着され、ディスプレイ装置（Ｍ）ががたつきなく取付けられる。
【００４６】
この取付け状態では、左右のジョイント部材（１１）（１２）からそれぞれアーム（３１）（３２）突設され、その先端に架設されたシャフト（３３）上にディスプレイ装置（Ｍ）が支持されているので、荷重がジョイント部材（１１）（１２）に均等にかかり、支柱（Ｐ）（Ｐ）に無理な応力が付勢されるおそれもない。
【００４７】
また、この取付け状態において、ディスプレイ装置（Ｍ）の画面角度を調整したい場合には、前記吊持基台（５１）のシャフト（３３）に対するねじ（５８）による締め付け力を緩めて該吊持基台（５１）をシャフト（３３）を中心にして前後方向へ傾動変位させ、上向きもしくは下向き加減の好ましい画面傾き角度を選んでからねじ（５８）を再度締め付ければよい。勿論、前述のように締め付け力を加減しておき、ディスプレイ装置（Ｍ）を手で動かすことで画面傾き角度を変える事ができるようにしておいてもよい。
【００４８】
吊持基台（５１）が図２、図５及び図６に示すように、シャフト（３３）上に起立してあると、ディスプレイ装置（Ｍ）の位置が前部シート（Ｓ）のヘッドレスト（Ｈ）と略同じ高さレベルとなり、図８に示すように、後部シート（Ｓｌ）に着席した人が大人のように、目線が高い人に好ましい高さの取付け位置となる。
【００４９】
後部シート（Ｓｌ）にチャイルドシートを使うような幼児が着席する場合には、ディスプレイ装置用吊持部（３）を前記ブラケット（３６）（４０）と共に、アーム（３１）（３２）から外すか、あるいは、アームブロック（２）と共に支柱（Ｐ）（Ｐ）から外し、全体を上下方向で反転させてから、図７に示すように支柱（Ｐ）（Ｐ）に保持させれば、吊持基台（５１）がシャフト（３３）下側に垂下された状態になる。この状態で再度ディスプレイ装置（Ｍ）を装着することで、図９に示すように、ディスプレイ装置（Ｍ）の位置がヘッドレスト（Ｈ）よりも下方になり、後部シート（Ｓｌ）に着席した人が幼児等のように、目線が低い人に好ましい高さの取付け位置となる。
【００５０】
【発明の効果】
以上のように、請求項１の発明によれば、ヘッドレストにおける左右一対の支柱の挿通孔をそれぞれ有する左右一対のジョイント部材を左右方向で互いに変位可能に連結した構成であるので、前記支柱の間隔が異なる場合でも、両ジョイント部材の間隔調整で容易に対応でき、また、両ジョイント部材の背面に連結されたアームブロックの先端側にディスプレイ装置用吊持基台を略上向き姿勢に支持させてあるので、ディスプレイ装置の取付け高さ位置を変えるための複数の取付け部を設けなくても、ヘッドレストの支柱を外して取付け具全体を上下方向で反転状態にして装着するだけで、ディスプレイ装置の取付け高さ位置を変えることができる。さらに、前記左右一対のジョイント部材の背面に対してアームブロックを介してディスプレイ装置用吊持部を配備したので、ディスプレイ装置の取付け状態においての荷重が左右のジョイント部材に均等的に作用し、堅固で安定した取付け状態を確保できる。
【００５１】
請求項２の発明によれば、左右のアームの一部をそれぞれボルトで構成し、これらボルトを両ジョイント部材及びシャフト側に対して装脱可能に構成したので、例えばヘッドレストの後部の突出量が大きい場合（逆に小さい場合）であっても、長寸ボルトに変えることにより、ディスプレイ装置の吊持位置をヘッドレストの後面よりも後方側に確実に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態におけるディスプレイ装置の取付け具を示す一部破断平面図
【図２】同じくディスプレイ装置の取付け具の分解斜視図
【図３】支柱挿通孔に嵌着される筒形スペーサ等を示す斜視図
【図４】同じく筒形スペーサ使用時の断面図
【図５】同じくディスプレイ装置の取付け具の一部組み立て状態を示す斜視図
【図６】図１のＹ−Ｙ線に沿った断面図
【図７】同じくディスプレイ装置の取付け具を上下で反転させた状態の断面図
【図８】ディスプレイ装置を高いレベル位置に取付けた状態の説明図
【図９】ディスプレイ装置を低いレベル位置に取付けた状態の説明図
【図１０】従来のディスプレイ装置の取付け具の概略構成図
【符号の説明】
（１）取付け基台部
（２）アームブロック
（３）ディスプレイ装置吊持部
（１１）（１２）ジョイント部材
（１３）（１４）支柱挿通孔
（３１）（３２）アーム
（３３）シャフト
（３４）（３８）ボルト
（５１）吊持基台
（５１ｂ）吊持基台の基端側枢支部
（５１ｅ）吊持基台の先端部
（５３）係止部材
（Ｈ）ヘッドレスト
（Ｍ）ディスプレイ装置
（Ｐ）（Ｐ）支柱
（Ｓ）前部シート[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle display device such as a liquid crystal television receiver (hereinafter simply referred to as a television) or a digital video disk (DVD) device used by a person sitting in a rear seat of an automobile, and a headrest in a front seat such as a driving seat. The present invention relates to a mounting device for a vehicle display device to be held on the rear side of the vehicle.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art A television for a vehicle used by a person sitting in a rear seat of an automobile is fixed to a headrest of a driving seat or an assistant seat, which is a front seat, with a dedicated mounting band, or disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 2-128185. As disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open Publication No. 2-106947, there are many structures attached via a holder or an arm attached to a support of a headrest.
[0003]
However, in these technologies, since the mounting position of the vehicle TV is fixed, if the mounting position of the vehicle TV is set to a height level corresponding to the height of the eyes of an adult sitting on the rear seat, There is a problem in that it does not match the height of the eyes of an infant who uses a child seat, and is inferior in versatility.
[0004]
Separately from the above, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 58-176998 discloses a technique in which the mounting position of a television in a vertical direction can be changed. As shown in FIG. 10, the base end (101a) of the rod-shaped stay (101) is connected to the headrest (H) of the front seat (S) via a pair of left and right joints (102) (103). A vertical piece (101b) that falls on the side of the front seat (S) extends from the tip of the stay (101) while being screwed to the support (P) (P). 101b), a plurality of mounting portions (104) for fixing the TV supporting plate are provided at regular intervals in the vertical direction, and the mounting portions (104) are arranged such that the TV (M) comes to a height corresponding to the eyes of the person sitting on the rear seat. The position 104) is selected, and the television support plate (105) supporting the television (M) is fixed at the position.
[0005]
[Japanese Utility Model Laid-Open No. 2-128185]
[Japanese Utility Model Laid-Open No. 2-106947]
[JP-A-58-176998]
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the mounting structure disclosed in the above-mentioned Japanese Patent Application Laid-Open No. 58-176998, the television M can be arranged at a height suitable for the eyes of the person sitting on the rear seat. A plurality of attachment portions (104) must be provided on the extended or extended vertical piece (101b).
[0007]
In addition, since the television (M) is held on the side of the front seat (S), that is, on the side of the vertical piece (101b) extending in the left-right direction, the television (M) is held by the stay (101). The load at the time of mounting acts unequally on the two joints (102) and (103) arranged in the left-right direction, and the mounting state remains uneasy.
[0008]
The present invention has been made in view of the above circumstances, has a relatively simple structure that does not require the provision of a plurality of mounting portions, can easily change the mounting height position of the display device, and provides a solid and stable mounting state. It is an object of the present invention to provide a mounting device for a display device for a vehicle, which can ensure the above.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In the mounting device (A) for a vehicle display device described in "Claim 1," a pair of left and right columns (P) (P) of a headrest (H) in a front seat (S) is inserted. A mounting base portion (1) having a pair of left and right joint members (11) and (12) having support column insertion holes (13) and (14) and connected to each other so as to be relatively displaceable in the left-right direction;
A shaft (33) is horizontally installed between the distal ends of a pair of left and right arms (31) and (32) connected to the two joint members (11) and (12) and projecting rearward of the headrest (H). A substantially U-shaped arm block (2);
An engaging member (53) for engaging and suspending the vehicle display device (M) is attached to a tip (51e) of a suspension board (51) supported on the shaft (33) in an upward posture. And a display device hanging portion (3). "
[0010]
In the mounting device for a vehicle display device according to the first aspect, the pair of right and left columns (P) and (P) of the headrest (H) is connected to each of the pair of right and left joint members (11) and (12) in the mounting base (1). If it is inserted through the support column insertion holes (13) and (14), the support column (P) is attached to the support column (P). In this state, the display unit (53) is attached to the locking member (53) of the display unit suspension unit (3) located on the distal end side of the arm block (2) connected to the back surface of the left and right joint members (11) and (12). When the display device (M) is suspended, the display device (M) is disposed behind the headrest (H).
[0011]
Here, since the pair of left and right joint members (11) and (12) are connected to each other so as to be displaceable in the left and right direction (the width direction of the headrest H), even when the distance between the columns (P) and (P) is different. By simply adjusting the distance between the joint members (11) and (12) in the left-right direction, the columns (P) and (P) can be inserted into the column insertion holes (13) and (14), thereby providing versatility. Is done.
[0012]
In addition, since the suspension base (51) in the suspension unit (3) for the display device is supported by the shaft (33) at the tip of the arm block (2) in an upward posture, the column (P) of the headrest (H) is supported. ) If (P) is once removed, the whole is turned upside down, and then re-attached, the suspension base (51) is set to hang down with respect to the shaft (33). It is not necessary to process a plurality of display mounting portions into members in anticipation of the change in the mounting position of (M). In other words, the position of the locking member (53) is lowered by simply reversing the mounting, and the display device (M) can be positioned below the rear of the headrest (H). As a result, even if a child is seated on the front seat (S), the display device (M) is arranged at a position corresponding to his / her eyes.
[0013]
Further, a display device suspending portion (3) is provided on a shaft (33) between the distal ends of a substantially U-shaped arm block (2) connected to the back surfaces of the pair of left and right joint members (11) and (12). Therefore, the load in the mounted state of the display device (M) acts equally on the left and right joint members (11) and (12), and a firm and stable mounted state is guaranteed.
[0014]
When the shaft (33) is provided so that the display device hanging portion (3) is rotatable, the display device (M) is adjusted by adjusting the tilt angle of the display device hanging portion (3). It can be set to an easy-to-view angle.
[0015]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a mounting device (A) for a vehicle display device, wherein a part of the left and right arms (31) and (32) is constituted by bolts (34) and (38), respectively. 34) and (38) are configured to be removable from the joint members (11) and (12) and the arms (31) and (32). "
[0016]
In the mounting device (A) for a vehicle display device according to the second aspect, the bolts (34) and (38) can be removed and replaced, so that, for example, even when the projection of the rear portion of the headrest (H) is large. By using the long bolts (34) and (38) exceeding the protruding amount, the hanging position of the display device (M) can be reliably set to the rear side of the rear surface (Ha) of the headrest (H). It becomes possible.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a partially cutaway plan view showing a fixture (A) of a vehicle display device according to an embodiment of the present invention, and FIG. 2 is an exploded perspective view of the fixture.
[0018]
In FIGS. 1 and 2, the mounting device (A) of the vehicle display device is generally attached to a pair of right and left columns (P) and (P) of the headrest (FIGS. 6 and 7) and (H) in the front seat (S). A mounting base (1) to be mounted, an arm block (2) connected to the mounting base (1), and a display device suspension (3) supported by the arm block (2). It has. The display device (M) is attached to the pair of right and left columns (P) and (P) of the headrest (H) by the mounting base (1), the arm block (2), and the display device suspending portion (3). It is to be held against.
[0019]
As shown in FIGS. 6 and 7, the columns (P) and (P) are provided vertically on the lower surface of the headrest (H), and are provided on the upper surface of the front seat (S). (Not shown), respectively.
[0020]
The mounting base portion (1) is composed of a pair of left and right joint members (11) and (12) disposed corresponding to the columns (P) and (P), and is made of a rigid material such as a metal material or a resin. It is formed in a substantially flat L-shaped block shape.
[0021]
At the left end of the joint member (11) and at the right end of the joint member (12), strut insertion holes (13) and (14) for inserting the struts (P) and (P) are formed, respectively. Further, screw holes (15) and (16) penetrating to the respective column insertion holes (13) and (14) are formed on the rear surface of the left end portion of the joint member (11) and the rear surface of the right end portion of the joint member (12). The struts (P) and (P) inserted into the strut insertion holes (13) and (14) are press-contacted by set screws (17) and (18) screwed into the screw holes (15) and (16), respectively. Thus, the joint members (11) and (12) are held by the columns (P) and (P).
[0022]
The joint members (11) and (12) each have a fitting horizontal hole (20) formed on the opposite end face, and the fitting shaft (19) slides in the fitting horizontal hole (20). A screw hole (22) which is inserted into the rear surface of the joint member (11) (12) and through which the set screw (21) is screwed into the fitting horizontal hole portion (20) (20). ) Is formed. The right and left joint members (11) and (12) are slidably connected to each other in the left-right direction by fitting the fitting shaft portion (19) into the two fitting horizontal hole portions (20) and (20). Is done.
[0023]
The joint members (11) and (12) are relatively displaced in accordance with the interval (T) between the columns (P) and (P), and then the set screw (21) is screwed at a predetermined position to screw the fitting shaft ( 19), the set interval between the two joint members (11) and (12) is maintained. In addition, the slide displacement structure of the left and right joint members (11) and (12) is not limited to the fitting shaft portion (19) to be fitted into the fitting lateral hole portion (20) (20), and can be changed as appropriate. It is. A plurality of screw holes (23) for screwing to a hexagon bolt described later are formed at predetermined intervals on the back surface of the left and right joint members (11) and (12).
[0024]
By the way, the diameter of the struts (P) (P) inserted into the strut insertion holes (13) (14) varies depending on the type of vehicle, and may be from a large diameter to a small diameter. For such a case, as shown in FIGS. 3 and 4, a cylindrical spacer (25) having a flange (25b) fitted into the support column insertion holes (13) (14) is prepared. Good. The cylindrical spacer (25) has a slit portion (25a) formed by cutting a part in the circumferential direction along the cylindrical axis direction, and the set screws (17) and (18) are screwed therein. Thus, the diameter of the column (P) is reduced and the columns (P) (P) are pressed against each other.
[0025]
The arm block (2) is connected to each of the back surfaces of the joint members (11) and (12), respectively, and protrudes to a position beyond the rear surface (FIGS. 6 and 7) (Ha) of the headrest (H). Arms (31) and (32) and a shaft (33) extending horizontally between the distal ends of the arms (31) and (32) have a substantially U-shaped planar shape.
[0026]
The left arm (31) is composed of, for example, a hexagon bolt (34), a bellows tube (35) fitted externally to the hexagon bolt (34), a bracket (36), and a bracket fixing screw (37). ing.
[0027]
The hexagonal bolt (34) has a male screw portion (34a) protruding from a base end surface thereof and a screw hole (34b) formed on a distal end surface thereof. By screwing the male screw part (34a) into the screw hole (23) on the back surface of the joint member (11), the hexagon bolt (34) is connected to the back surface of the joint member (11) so as to be inserted and removed in a protruding state.・ It is fixed.
[0028]
The bracket (36) has a screw insertion hole (36a) formed therein, and the bracket fixing screw (37) inserted into the screw insertion hole (36a) is screwed into the screw hole (34b) of the hexagon bolt (34). Thereby, the bracket (36) is fixed to the tip of the hexagon bolt (34).
[0029]
On the other hand, similarly to the left arm (31), the right arm (32) includes, for example, a hexagon bolt (38), a bellows tube (39) fitted externally to the hexagon bolt (38), and a bracket (40). , And a bracket fixing screw (41).
[0030]
A male screw portion (38a) protrudes from the base end surface of the hexagon bolt (38), and a screw hole (38b) is formed on the front end surface. By screwing the male screw portion (38a) into one of the screw holes (24) formed on the back surface of the joint member (12), the hexagon bolt (38) projects on the back surface of the joint member (12). It is connected and fixed so that it can be inserted and removed in the state.
[0031]
A screw insertion hole (40a) is formed in the bracket (40), and the bracket fixing screw (41) inserted into the screw insertion hole (40a) is screwed into the screw hole (38b) of the hexagon bolt (38). Thereby, the bracket (40) is fixed to the tip of the hexagon bolt (38). The shaft (33) is provided between the left and right brackets (36) and (40). Note that the bellows-like tubes (35) and (39) are not indispensable, but when fitted externally to the hexagonal bolts (34) and (38), the appearance is improved.
[0032]
A part of the arms (31) and (32) is not limited to the hexagon bolts (34) and (38), and for example, a hollow rod may be used. In this case, long bracket fixing screws (37) and (41) are prepared to sufficiently penetrate the hollow rod, and these bracket fixing screws (37) and (41) are connected to the left and right brackets (36) and (40) and the hollow rod. Into the respective screw holes (23) and (24) of the joint members (11) and (12), thereby mounting the arm block (2) on the back surface of the joint members (11) and (12) in the same manner as described above. Can be detachably connected. The arm block (2) is composed of arms (31) and (32) and a shaft (33).
[0033]
The display device suspending portion (3) includes, for example, a suspending base (51), a suspending base fastening and fixing means (52), a display device locking member (53), and a locking member operating knob (54). And so on.
[0034]
The hanging base (51) is made of, for example, a vertically-long rectangular metal plate, and is rotatably disposed at a central portion of a shaft (33) in the arm block (2) in a substantially vertically upward posture. The lower end (51a) holds the shaft (33) in a substantially C-shape and is then folded back, and the holding portion (51b) is configured as a pivotal support for the shaft (33).
[0035]
A screw hole (51d) is formed substantially at the center between the folded portion (51a) of the suspension base (51) and the opposing portion (51c). Also, a cushion plate (51) on the back side of the display device (M) is provided on the back side of the front end portion (the upper end portion in the state of FIGS. 2, 5, and 6) (51e) of the suspension base (51). 55), a cushion plate (56) is also provided on the rear surface side of the distal end portion (51e) of the suspension base (51), and both cushion plates (55), (56) and A through hole (57) is formed substantially at the center of the tip (51e) of the suspension base (51).
[0036]
The suspension base fastening and fixing means (52) includes, for example, the screw hole (51d), a fastening screw (58) screwed into the screw hole (51d), and a washer (59). The fastening screw (58) is screwed into the screw hole (51d) to tighten the folded portion (51a) and the opposing portion (51c), so that the suspension base (51) exerts a predetermined force (vehicle force). The mounting position and the mounting angle of the display device (M) do not change due to external vibrations during running, but the force is turned around the shaft (33) by a force that turns when the user holds the display device (M) and moves it. It is pivotally movable. Then, the tightening force can be adjusted by loosening or tightening the tightening screw (58), and by this or by tightening or loosening the tightening screw (58), the display device ( The screen angle of M) can be adjusted. Of course, a nut may be used instead of forming the screw hole (51d) in the suspension base (51).
[0037]
The display device locking member (53) is, for example, a screw body (53a) inserted through the through-hole (57) and protrudes from a front end surface of the screw body (53a) via a neck (53b). When the display device (M) is suspended, as shown in FIGS. 2 and 5, the display device (M) is formed of a disk-shaped locking piece (53c). The opening formed in the back surface (Ma) of the first member is narrowly engaged with the engaging groove (N) having a T-shaped cross section, which is wider toward the back. The length of the neck (53b) of the locking member (53) is slightly smaller than the thickness of the back wall (Mb) of the opening of the engagement groove (N) formed in the display device (M). It is set to be long. Of course, the shape and the like of the locking member (53) can be changed according to the engagement structure on the display device (M) side.
[0038]
The locking member operation knob (54) is screwed into the screw body (53a) of the locking member (53) inserted in the through hole (57) of the suspension base (51) at the axis thereof. A matching screw hole (54a) is formed and functions as a fastening nut. By screwing the knob (55) in a state in which the engagement groove (N) of the display device (M) is engaged with the engagement piece (53c) of the engagement member (53), the display device ( The rear wall (Mb) of M) is sandwiched between the locking piece (53c) and the tip (51e) of the suspension base (51).
[0039]
Next, a procedure for using the vehicle display device having the above configuration will be described. First, the pair of left and right joint members (11) and (12) in the mounting base (1) is relatively slid to operate so that the distance between the support holes (13) and (14) is equal to the pair of left and right headrests (H). After setting at a position corresponding to the interval (T) between the columns (P) and (P), the set screw (21) screwed into the screw hole (22) of the joint member (11) (12) is screwed into the joint. By pressing the fitting shaft portions (19) of the members (11) and (12) into pressure, the joint members (11) and (12) are connected and fixed.
[0040]
Since the pair of joint members (11) and (12) are slidably connected as described above, the distance (T) between the pair of right and left columns (P) and (P) of the headrest (H) is different. Even if there is, it can be easily handled.
[0041]
On the other hand, the male screw portions (34a) and (38a) of the left and right hexagon bolts (34) and (38) in the arm block (2) are screw holes (23) of the joint members (11) and (12) as shown in FIG. Screw in (24) to connect and fix both hexagon bolts (34) and (38). Of course, regarding the screw holes (23) and (24), the width of the arm block (2), specifically, the screw insertion holes (36a) (36) and (40) of the brackets (36) and (40) holding the shaft (33). The one selected based on the interval D between 40a) is used.
[0042]
Further, bellows-like tubes (35) and (39) formed according to the hexagon bolts (34) and (38) were fitted around the hexagon bolts (34) and (38), respectively, and a shaft (33) was further erected. The brackets (36) and (40) are screwed and fixed to the distal end surfaces of the hexagon bolts (34) and (38) with fixing screws (37) and (41). As a result, the arm block (2) is connected to the rear surface of the pair of left and right joint members (11) and (12) in a protruding manner, and the arrangement position of the shaft (33), specifically, the suspension for the display device. The portion (3) is set at a position behind the rear surface (Ha) of the headrest (H). As a result, the display device (M) can be mounted regardless of the rear shape of the headrest (H).
[0043]
The arm block (2) may be one in which the arms (31) and (32) and the shaft (33) are integrated, but as in this example, the bolts (34) on the arms (31) and (32) are used. If the shaft (33) is separate from the shaft (33), the length of the shaft (33) to be attached to the arms (31) and (32) is adjusted so that the pair of right and left columns (P) of the headrest (H) is adjusted. ) When selecting the screw holes (24) so as to match the interval (T) of (P), the selection becomes easier. In other words, when the screw hole (24) is selected so as to match the interval (T) between the pair of right and left columns (P) and (P) of the headrest (H), the length of the shaft (33) is fixed. If the length of the shaft (33) is variable, the length of the shaft (33) should be adjusted in accordance with the interval between the bracket fixing screws (37) and (41). Easy to adjust.
[0044]
In this state, the pillars (P) (P) of the headrest (H) once pulled out from the insertion holes on the front seat (S) side are inserted into the respective pillar insertion holes (13) (13) of the joint members (11) (12). 14) and the columns (P) and (P) are inserted into the insertion holes on the front sheet (S) side. Then, the setscrews (17) and (18) screwed into the screw holes (15) and (16) in the left and right joint members (11) and (12) are screwed to press the columns (P) and (P) into pressure contact with each other. The joint members (11) and (12) are fixed to the columns (P) and (P), and as a result, the fixture (A) is firmly held by the columns (P) and (P).
[0045]
Next, the display device (M) is attached to the attachment (A). First, as shown in FIG. 6, the engaging member (N) is provided in the engagement groove (N) on the back surface (Ma) of the display device (M). The locking piece (53c) in 53) is inserted and engaged. In this state, by operating the operation knob (54) screwed to the screw body (53a) of the locking member (53), the rear wall (Mb) of the display device (M) is suspended. The display device (M) is attached between the locking piece (53c) of the member (53) and the tip (51e) of the suspension base (51) without play.
[0046]
In this mounting state, the arms (31) and (32) are protruded from the left and right joint members (11) and (12), respectively, and the display device (M) is supported on a shaft (33) provided at the end thereof. Therefore, the load is equally applied to the joint members (11) and (12), and there is no possibility that excessive stress is applied to the columns (P) and (P).
[0047]
In addition, in this mounting state, when it is desired to adjust the screen angle of the display device (M), the tightening force of the screw (58) on the shaft (33) of the suspension base (51) is loosened and the suspension base is removed. The table (51) is tilted and displaced in the front-rear direction about the shaft (33), and a preferable screen tilt angle of upward or downward adjustment is selected, and then the screw (58) is tightened again. Of course, the tightening force may be adjusted as described above, and the screen tilt angle may be changed by moving the display device (M) by hand.
[0048]
When the suspension base (51) is standing on the shaft (33) as shown in FIGS. 2, 5 and 6, the position of the display device (M) is changed to the headrest (S) of the front seat (S). The height level is substantially the same as that of H), and as shown in FIG. 8, the seating position of the person seated on the rear seat (S1) is a height suitable for a person with a high eye level, such as an adult.
[0049]
When an infant who uses a child seat for the rear seat (S1) is seated, the display device hanging unit (3) is removed from the arms (31) and (32) together with the brackets (36) and (40), or Alternatively, if the arm (2) is removed from the support (P) (P) together with the arm block (2) and the whole is turned upside down, the support (P) (P) is held as shown in FIG. The table (51) is suspended below the shaft (33). By mounting the display device (M) again in this state, as shown in FIG. 9, the position of the display device (M) is lower than the headrest (H), and the person sitting on the rear seat (S1) This is a mounting position of a preferable height for a person with a low line of sight, such as an infant.
[0050]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, since the pair of left and right joint members each having the pair of right and left columns of the headrest in the headrest are displaceably connected to each other in the left and right direction, the distance between the columns is Can be easily adjusted by adjusting the distance between the two joint members, and the display device suspension base is supported in a substantially upward posture on the distal end side of the arm block connected to the back surfaces of the two joint members. Therefore, even if it is not necessary to provide a plurality of mounting portions for changing the mounting height position of the display device, the mounting height of the display device can be reduced simply by removing the support of the headrest and mounting the entire mounting device in a vertically inverted state. You can change the position. Furthermore, since the display device suspension is provided via the arm block to the back surface of the pair of left and right joint members, the load in the mounted state of the display device uniformly acts on the left and right joint members, and the rigidity is improved. And a stable mounting state can be secured.
[0051]
According to the second aspect of the present invention, a part of the left and right arms is formed by bolts, respectively, and these bolts are configured to be detachable with respect to both the joint member and the shaft side. Even if it is large (conversely, if it is small), by changing it to a long bolt, the hanging position of the display device can be reliably set behind the rear surface of the headrest.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially broken plan view showing a fixture of a display device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an exploded perspective view of a mounting device of the display device.
FIG. 3 is a perspective view showing a cylindrical spacer and the like to be fitted into the support hole.
FIG. 4 is a sectional view when a cylindrical spacer is used.
FIG. 5 is a perspective view showing a partially assembled state of the mounting device of the display device.
FIG. 6 is a sectional view taken along the line YY of FIG. 1;
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a state where the mounting fixture of the display device is turned upside down.
FIG. 8 is an explanatory view of a state where the display device is mounted at a high level position.
FIG. 9 is an explanatory diagram of a state where the display device is mounted at a low level position.
FIG. 10 is a schematic configuration diagram of a fixture for a conventional display device.
[Explanation of symbols]
(1) Mounting base
(2) Arm block
(3) Display device suspension
(11) (12) Joint member
(13) (14) Post insertion hole
(31) (32) Arm
(33) Shaft
(34) (38) Bolt
(51) Suspension base
(51b) Base end side pivoting part of suspension base
(51e) Tip of suspension base
(53) Locking member
(H) Headrest
(M) Display device
(P) (P) Prop
(S) Front seat

Claims

A mounting base portion having a pair of left and right joint members that have a pair of left and right columns of the headrest in the front sheet and that are inserted into the left and right portions so as to be relatively displaceable in the left and right directions;
A substantially U-shaped arm block in which a shaft is horizontally erected between the distal ends of a pair of left and right arms connected to the two joint members and projecting rearward of the headrest,
A display device suspension unit provided with a locking member for engaging and suspending the vehicle display device at the tip of the suspension substrate supported upward on the shaft,
A mounting device for a display device for a vehicle, comprising:

2. The mounting device for a vehicle display device according to claim 1, wherein a part of each of the left and right arms is formed by bolts, and these bolts are configured to be detachable from the joint member and the shaft side.