JP2004123651A - Combined agent and material for heat retention, deodorization and sterilization - Google Patents
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Abstract
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エネルギーを放射するカリウム４０あるいはカリウム４０を含む鉱物粉末と、銀置換ゼオライト粉末を配合することにより、保温効果と殺菌効果に加えて、単独では得られない優れた足の臭いや腋臭、体臭の消臭効果を有する保温消臭殺菌用配合剤および保温消臭殺菌用材料に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、ラジウム、ウラン、トリウムを含有する鉱物粉末を布帛やシート状基材に固着又は塗布して、血行をよくして疲労回復に有効な健康材や、消臭材とする提案があった。
例えば、特開昭５１‐４２３８２号公報（特許文献１）に、酸化ラジウム、酸化トリウム、酸化セシウム、酸化マグネシウム、酸化イントリウムに５種類を混合した粉末を合成樹脂に配合して、消臭と保温性を有し疲労を防ぐ靴の敷皮を提案している。しかし、ラジウム、ウラン、トリウムを日常品に使用して人体に危険が危惧される技術であるため実用に至らなかった。又、消臭性については、効果が低くて実用化できなかった。
【０００３】
特公昭６２‐３２９４８号公報（特許文献２）では、ウラン系列、トリウム系列及び壊変によって生ずるラドン、トロンなどを含む天然放射性稀有元素鉱物の微粉末を受容体として、負に帯電し且つ気体透過性があり接着力のある樹脂液に混合して、布地等シートに塗布して、疲労回復に有効な健康材料とすることが知られている。ウラン、トリウムを日常の繊維製品に用いるには、放射能の安全面から危険が危惧され、提案技術は実用化することができなかった。
特公平６‐４０８８号公報（特許文献３）には、ウラン系列、トリウム系列及びその壊変によって生ずるラドン、トロンなどを含む天然放射性稀有元素鉱物から生成されるイオン対ラジカルを高度に活用した脱臭剤として、固体触媒として二酸化マンガンを混合又は担持すると、有香気体を無香気体に変えて気体を脱臭剤する提案がある。
天然放射性稀有元素鉱物がある程度脱臭性を有することは知られていたが、脱臭効果が低いために、固体触媒として二酸化マンガンを併用して脱臭性を得る改良提案もあったが、併用により着色が著しいために、肌着やソックス等の衣料に用いることはできなかった。
ウラン系やトリウム系は核燃料になる点から取扱いに規制と安全に注意を要する。核原料物質では３７０ベクレル／ｇ以上は使用届と使用許可が必要であり、量的規制では、トリウムは９００ｇ以上、ウランは３００ｇ以上は使用届と使用許可が必要である。
特許第３０３５２７９号（特許文献４）に、合成樹脂に希有元素類を含む鉱物とトルマリン又は遠赤外線放射セラミックスを添加して、プラスイオンの抑制作用とマイナスイオンの増幅と持続性維持及び遠赤外線を放射する樹脂組成物が開示されている。この構成によって、３００個／ｃｃ以下のマイナスイオンが発生し、腰バンドに応用したケースでは、体表面の昇温があることが開示されている。
この文献には希有元素に何が属するのか明らかになっていないが、好ましい鉱物として例示されたモナズ石、バストネス石には、トリウム、ウラン、セリウム等が含有され、発生する放射線はα線、β線、γ線等が含まれており、取り扱いと安全性に注意を要する放射線源であることは前述の特許文献と同様である。
【０００４】
【特許文献１】特開昭５１‐４２３８２号公報
【特許文献２】特公昭６２‐３２９４８号公報
【特許文献３】特公平６‐４０８８号公報
【特許文献４】特許第３０３５２７９号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように従来技術は、ラジウム、ウラン、トリウムを含有する鉱物をシート状基材に固着して、基材よりα線、β線、γ線を放射させる提案をされているが、放射能を放射する核種および原料の放射能濃度（Ｂｑ／ｇ）及び製品で放射される放射量カウント／分が明らかにされていないので、製品の安全性も効果も不明確で、危険が危惧される状態にあり、社会的安全面から未完成なものであった。
【０００６】
最近では、γ線スペクトルにより核種の同定が正確に行われ、Ｇｅ検出器、サーベメーターにより微量の放射能測定も正確に行うことができるので、安全性を保証することができる。
具体的には、サーベメーターによるβ線量が２００〜１０００カウント／分といった安全領域において、体の保温有効性と、体臭の消臭効果と、殺菌効果の機能性付与及び健康の維持・増進を課題とした。
天然放射性希有元素鉱物が消臭性を有すると云われているが、日常使用に安全な２００〜１０００カウント／分の低放射能領域では、実用に供しえるような消臭効果は得られない。そこで、触媒効果の複合使用により可能とした。
本発明は、ホルミシス効果を得るのに適した安全な鉱物原料を探し当て、精製、粉末化を行い、放射能を測定して、確かな安全性の領域で、単独使用では得られなかった優れた脱臭効果を、複合使用で可能にした技術を提供する。
ラジウム、ウラン、トリウムのように取扱いに危険性があって規制の設定されている物質ではない安全な物質を用いることを課題とした。
本願発明は、安全な低放射能で安全な核種であるカリウム４０に着目し、さらに、ホルミシス作用による治療効果も期待できるものである。カリウム４０は、半減期２０億年とされ、長期に安定してβ線を放射して、α線やγ線が非常に少ない点でも安全性が高い。
β線は、α線より透過力が強いが、γ線より弱く、人体に作用させた場合、体表面から深くは浸透せず、体表面及びその付近に作用する。
透過力が中程度であることから、体表面から作用させた場合、筋肉や関節などの比較的表面付近に存在し、痛痒の発生しやすい場所に集中して機能する効果が期待できる。
半減期が非常に長いことは、製品の使用期間中のみならず、廃棄された後も一定のβ線を中心とした放出に制限されているので、使用肢及びその後の処理においても、安全性に優れているものである。
半減期の短い核種では、崩壊によって放射される放射線の種類、量が変化することとなるので、安定した性能や取り扱いの安全性の確保に注意を払う必要がある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下の構成によりなるものである。
（１） カリウム４０あるいはカリウム４０を含む鉱物と銀置換ゼオライト粉末よりなる保温消臭殺菌用配合剤。
（２） カリウム４０あるいはカリウム４０を含む鉱物粉末１部に、銀置換型ゼオライト粉末０．０１〜０．１部を配合したことを特徴とする保温消臭殺菌用配合剤。
（３） 銀置換ゼオライト粉末として銀置換Ｘ型ゼオライト粉末を使用することを特徴とする前記（１）又は（２）記載の保温消臭殺菌用配合剤。
（４） 前記（１）乃至（３）のいずれかに記載の保温消臭殺菌用配合剤を繊維あるいは基材に含有あるいは付着させて担持させたことを特徴とする保温消臭殺菌用基材。
（５） β線量で２００〜１０００カウント／分のエネルギー放射量であることを特徴とする前記（４）に記載された保温消臭殺菌用基材。
（６） 保温消臭殺菌用基材が、織物、編物、不織布、紙、発泡シートのいずれか、又は、これらの組み合わせによって構成されていることを特徴とする前記（４）又（５）に記載の保温消臭殺菌用基材。
（７） 保温消臭殺菌用配合剤を点状あるいは面状又は特定形状に転写できる熱転写シートに形成した請求項（４）又は（５）に記載の保温消臭殺菌用基材。
（８） 保温消臭殺菌用配合剤にマイクロカプセルに封入した殺菌剤を添加したことを特徴とする前記（４）（５）（６）（７）のいずれかに記載の保温消臭殺菌用基材。
（９） 前記（４）（５）（６）（７）（８）のいずれかに記載された保温消臭殺菌用基材を加工してなる靴敷、ソックス、肌着、手袋、衣類等の繊維製品。
（１０） 前記（４）（５）（６）（７）（８）のいずれかに記載された保温消臭殺菌用基材を加工してなるシーツ、マット、布団カバー、枕カバーなどの寝具。
【０００８】
放射物を発する核種としてカリウム４０に着目し、カリウム４０及びカリウム４０を含有する鉱物を利用し、放射能濃度を１〜５Ｂｑ／ｇの放射線源を用いることで、製品において、人体及び環境に全く安全でβ線量として２００〜１０００カウント／分のエネルギーの放射を得ることができる。
カリウム４０を含有する鉱物の例として、愛媛県道後の山中から産出する石英斑岩がある。これを破砕し、粉砕したものは、１．０〜２Ｂｑ／ｇの放射能濃度のものが得られた。
表１にその放射線原についての分析例を示す。 該石英斑岩鉱物の鉱脈により外観の色が異なるので次のように区分して表示した。Ａ；青み灰色のもの、Ｂ；黒み灰色のもの、Ｃ；黒み透明がかったもの、Ｅ；灰褐色のもの、Ｆ；黒色のものである。カリウム４０が大部分でラドンやトリウムが極わずか検出されたに過ぎない。
しかし、この１．０〜５Ｂｑ／ｇレベルのエネルギーを放射では、人体の保温効果は得られるが、足の臭いや腋臭、体臭の消臭には十分な効果が得られなかった。
【０００９】
【表１】
そこで、本発明は、カリウム４０あるいはカリウム４０を含有する鉱物をエネルギー放射源とし、銀置換ゼオライト粉末とを配合することで相互作用により、単独では得られない、優れた消臭効果を有する配合剤を開発し、基材、特に、繊維材料に添加して保温消臭殺菌繊維材料を得ることができるようになった。銀置換ゼオライトに含有される銀が殺菌性、抗菌性がある銀イオンとなって効果を発揮する。
【００１１】
銀置換ゼオライト粉末としては、Ａ型、Ｙ型、Ｘ型等多種のタイプが存在するゼオライトのそれぞれを使用することができる。その中で結晶のポーラス性が高いＸ型結晶のゼオライトが特に好ましい。
ゼオライトはアンモニア等の臭い成分を吸着し、放射されるβ線を中心とするエネルギーにより分解される。したがって、エネルギー放射鉱物と混合使用することが重要な構成要件である。
特に結晶のポーラスなＸ型結晶のゼオライトは悪臭を一時的キャッチャーとして吸収する機能に優れており、鉱物から放射されるβ線によって吸着された悪臭は分解されて消臭されると考えられる。ゼオライトは、Ｘ型以外に、Ａ型やＹ型その他の結晶性ゼオライトも存在し、利用できるが、ポーラス度合いによってＸ型結晶を最大で、Ｙ型、Ａ型の順で機能性が低くなる。
銀置換Ｘ型ゼオライト粉末としてはゼオミックＨＤ−１０Ｎ（シナネンゼオミック株式会社製品）がある。
【００１２】
本発明は、エネルギーを放射するカリウム４０あるいはカリウム４０を含む鉱物粉末１部に、銀置換ゼオライト粉末０．０１〜０．５部よりなる配合物を、好ましくは０．０２〜０．２部を、配合して用いる。
銀置換ゼオライト粉末を配合しても０．０１部以下の場合には、複合による消臭効果が得られない。又０．５部以上の濃度にしても消臭効果がそれ以上の向上は得られなくコストアップを招き好ましくない。特にＸ型ゼオライト粉末を用いた場合に効果がある。この配合物の利用方法は、合成樹脂などの塗料に添加して用いる、合成繊維の原料樹脂に添加して混練りし紡糸して繊維とする、合成樹脂原料に添加してフィルムやシート、発泡シートを成型することができる。また、貼付材として、任意の箇所に用いることもできる。紙や皮などの天然素材にも、塗布、貼付、含浸などの手法を採用することができる。紙には、抄紙原料に添加することもできる。
【００１３】
基材としては、織物、編物、不織布を用いることができる。その他の基材として、紙材や発砲シート、樹脂フィルム等があげられる。
基材に鉱物及び銀ゼオライトの配合物を含有する方法は、ポリウレタン系、アクリル系、シリコン系、ホットメルト系等の樹脂系バインダーを使用して含浸、塗布、印捺、転写等の方法により固着することができる。原料樹脂にこの配合物を添加すると、繊維等の基材そのものに保温消臭殺菌機能を付与することができる。原料にこの配合剤をした場合は、製品全体に保温消臭殺菌機能を付与する製品とすることに適し、塗布や貼付の場合は必要とする部位に保温消臭殺菌機能を付与することができる。
製品や基材に保温消臭殺菌用配合剤を転写する手段は、洗濯や保存に対する耐久性を考慮して、熱転写が望ましい。転写は、シート上に点状あるいは面状又は特定の形にホットメルト系バインダーあるいは熱硬化性樹脂バインダーを添加した保温消臭殺菌用配合剤を仮貼付し、転写対象の製品や基材の必要箇所にアイロンなどの熱源を当てることによって、実行できる。所望の箇所に部分的に付着できる点で優れている。
本発明による基材の加工は、靴敷、ソックス、肌着の他、肌に接触身使用する衣類等の繊維製品にすることで、足の悪臭や腋臭、体臭の消臭効果を有する。衣料用繊維材料に適用できる。
【００１４】
カリウム４０あるいはカリウム４０を含有する鉱物が発するエネルギーにより人体に対して保温効果として血流の向上、疲れの回復、痛みの除去、等が短期的に得られ、長期的にはホルミシスによる免疫改善等の健康効果が期待でき、更に銀置換ゼオライトによる殺菌効果が得られるのである。
本発明による製品には、マイナスイオンとして３００〜５００個／ｃｃの放出を得ることができる。
真菌に対する殺菌効果を向上するには、有機化合物の殺菌剤をブリードが可能にしたマイクロカプセルに封入したもの（本発明者が他に出願中）を配合して用いることができる。殺菌剤が徐々に滲出して、水虫などの白癬菌の感染しやすい箇所に重点して用いると有効性を高めることができる。
【００１５】
本発明に遠赤外線を放射する鉱物を添加するとカリウム４０のエネルギー放射によって、遠赤外線の励起が高められ、熱的作用効果を向上させることができる。具体的には、（１）体がよく温まる。（２）血行の促進効果、（３）肩こりや筋肉痛が和らぎ、（４）筋肉疲労の回復、（５）神経痛、（６）快眠効果がさらに向上される。サポーターに特に有効である。
本発明の比較例として、遠赤外線放射鉱物のみによる温熱効果を説明すると、遠赤外線応用研究会で繊維製品に遠赤外線放射セラミックスを加工した１００社の製品について、温熱効果を測定した結果、皮膚の温度上昇が０．５℃を得られたのは、僅かに３％で、３社のみであったと説明を受けているが、これに対して本発明による繊維製品では、実施例２に示す通り１．２℃の皮膚の温度上昇が得られており、本発明によればカリウム４０による顕著な保温効果が認められるのである。
【００１６】
【実施例】
以下、本発明を実施例によって詳しく説明する。
【実施例１】
愛媛県より産した、黒色の石英斑岩に属する鉱石を粉砕、粉末化して放射能濃度を測定した結果、カリウム４０によるβ線に基づく放射能濃度が２Ｂｑ／ｇの鉱物を用いた。
該鉱物粉末１部に、銀置換Ｘ型ゼオライトとしてゼオミックＨＤ−１０Ｎを０．１部配合して、ポリエステル不織布にアクリル樹脂バインダーを用いて塗布して固着して靴敷を作成した。
該靴敷の放射β線量は６００カウント／分であり、マイナスイオンの放出は５００個／ｃｃであった。
比較例として、該鉱物粉末の代わりに遠赤外線セラミック粉末としてラジエコーパウダー（日本板硝子製品）を用いた以外は同じとした。
足の（１）保温効果、水虫予防の（２）殺菌効果、足の悪臭の（３）消臭効果について、試験結果を下記に示すとおり有効である。
【００１７】
保温効果
本発明の靴敷を革靴に装着して着用した。１０分後に足裏の体温が０．８℃の上昇を観測した。足の裏から温まり、レーザードップラー血流計による測定結果は血流が９％向上した。
抗菌効果
本発明の靴敷に、水虫菌であるハクセン菌を１０４個／ｃｃ植菌して、２４時間培養後した結果、１０以下個／ｃｃに低減た。殺菌効果を有することが示された。
消臭効果
５Ｌ（リットル）のテトラバックに、本発明の靴敷と、アンモニアガス５０ｐｐｍを封入して、スタート後一定時間毎にテトラバック内部の空気を抜き取りホウ酸吸収液１０ｍｌに吸収させて吸光光度計（日立製作所；Ｕ２０００型）により濃度を測定した（環境庁告示第９号）。
比較のために、銀置換Ａ型ゼオライト（ゼオミックＡＺ−１０Ｎ、シナネンゼオミック株式会社製品）を配合した場合、銀置換Ａ型ゼオライトのみの場合、銀置換Ｘ型ゼオライトのみについて、実施例１の方法で同量を固着した場合の結果を併記した。
【００１８】
【表２】
靴敷の消臭試験結果（アンモニア）
【実施例２】
愛媛県より産した、黒色の石英斑岩に属する鉱石を粉砕、粉末化して放射能濃度を測定した結果、カリウム４０によるβ線に基づく２Ｂｑ／ｇの放射能濃度の鉱物粉末を用いた。
該鉱物粉末１部に、銀置換Ｘ型ゼオライトとしてゼオミックＨＤ−１０Ｎを０．０５部配合して、アクリル系バインダーとホットメルト樹脂を用いて転写紙に水玉模様に印捺した転写システムとして、綿ソックスの底面に、１５０℃で１７秒間の熱プレスを行って水玉模様に転写した。このようにして、該鉱物粉末と銀置換Ｘ型ゼオライト粉末を水玉模様に転写することにより、ソックスにおいてβ線量が４５０カウント／分の放射であり、マイナスイオンが４００個／ｃｃの放出の製品を得た。
比較試験として、該鉱物粉末の代わりに遠赤外線セラミックス粉末としてラジエコーパウダー（日本板硝子製品）１部にゼオミックＨＤ−１０Ｎ０．０５部を配合して、アクリル系バインダーとホットメルト樹脂を用いて転写紙に水玉模様に印捺した転写紙を製造して、綿ソックスの底面に上記同様の条件で水玉模様を転写した。作成したソックスを着用した場合の足の保温効果は次の通りであった。
足の（１）保温効果、化膿菌（シュードモナス）の（２）殺菌効果、足の悪臭の（３）消臭効果について、試験結果により下記にその効果を説明する。
【００２０】
保温効果
本発明のソックスを着用して、１０分後には、足の裏から暖かさを感じ保温に有効であった。その時の足裏の体温は１．２℃の上昇を観測した。
比較例の遠赤外線セラミックスの場合には０．４℃の上昇しか得られなかった。着用前と着用１０分後の血液を採取して顕微鏡で比較した結果、本発明のソックスでは、着用前は赤血球が凝集していたのが、着用後は赤血球が分散して動きが活発であった。比較例ではこのような顕著な変化は見られなかった。
抗菌効果
本発明のソックスに、シュードモナス菌を１０４個／ｃｃ植菌して２４時間培養後には１０以下個／ｃｃに低減した。殺菌効果を有することが確認できた。
消臭効果
５Ｌ（リットル）のテトラパックに、本発明のソックスと、アンモニアガス５０ｐｐｍを封入して、スタート後一定時間毎にテトラパック内部の空気を抜き取りホウ酸吸収液１０ｍｌに吸収させて吸光光度計（日立製作所製；Ｕ２０００型）により濃度を測定した（環境庁告示第９号）。消臭効果に優れていることが示されている。
比較のために、銀置換Ａ型ゼオライト（ゼオミックＡＺ−１０Ｎ、シナネンゼオミック株式会社製品）を配合した場合、銀置換Ａ型ゼオライトのみの場合、銀置換Ｘ型ゼオライトのみの場合について、実施例１の方法で同量を固着した結果を併記した。
【００２１】
【表３】
ソックスの消臭試験結果（アンモニア）
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention combines potassium 40 or a mineral powder containing potassium 40 that emits energy with a silver-substituted zeolite powder to provide an excellent foot odor and axillary odor that cannot be obtained by itself in addition to a heat retaining effect and a bactericidal effect. The present invention relates to a warming / deodorizing / sterilizing compound having a body odor deodorizing effect and a heat / deodorizing / sterilizing material.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, there have been proposals to fix or apply a mineral powder containing radium, uranium, and thorium to a fabric or a sheet-like base material to improve blood circulation and to be an effective health material for fatigue recovery and a deodorant material. .
For example, Japanese Unexamined Patent Publication No. 51-42382 (Patent Document 1) discloses that a powder obtained by mixing radium oxide, thorium oxide, cesium oxide, magnesium oxide, and indium oxide with five types is mixed with a synthetic resin to remove odor. We have proposed a shoe skin that keeps heat and prevents fatigue. However, the use of radium, uranium, and thorium in everyday products is a technology that may pose a danger to the human body, and thus has not been put to practical use. In addition, the deodorizing effect was so low that it could not be put to practical use.
[0003]
In Japanese Patent Publication No. 62-32948 (Patent Document 2), a negatively charged and gas permeable material is used as a receptor with a fine powder of a natural radioactive rare element mineral including a uranium series, a thorium series, and radon and thoron generated by decay. It is known that it is mixed with a resin solution having adhesive force and applied to a sheet such as a fabric to obtain a healthy material effective for recovery from fatigue. The use of uranium and thorium in everyday textile products was dangerous because of the safety of radioactivity, and the proposed technology could not be put to practical use.
Japanese Patent Publication No. 6-4088 (Patent Document 3) discloses a deodorant utilizing ion pair radicals generated from natural radioactive rare element minerals including uranium series, thorium series, and radon and thoron generated by their decay. There is a proposal that, when manganese dioxide is mixed or supported as a solid catalyst, a odorous gas is changed to an unscented gas to deodorize the gas.
It has been known that natural radioactive rare element minerals have a certain degree of deodorizing properties.However, due to the low deodorizing effect, there has been an improvement proposal to obtain deodorizing properties by using manganese dioxide as a solid catalyst in combination. Because of its remarkability, it could not be used for clothing such as underwear and socks.
Uranium and thorium-based fuels need to be carefully controlled and safe because they can be used as nuclear fuel. For nuclear raw materials, a report and license are required for 370 becquerels / g or more, and for quantitative regulations, thorium is required to be 900 g or more and uranium is required to be 300 g or more.
Patent No. 3035279 (Patent Document 4) discloses that a synthetic resin is added with a mineral containing a rare element and tourmaline or far-infrared radiating ceramics to suppress positive ions, amplify negative ions, maintain continuity, and maintain far-infrared rays. An emitting resin composition is disclosed. According to this configuration, it is disclosed that negative ions of not more than 300 ions / cc are generated, and in a case where the negative ions are applied to a waist band, there is a temperature rise on the body surface.
Although this document does not clarify what belongs to the rare elements, monazite and bustnessite exemplified as preferred minerals contain thorium, uranium, cerium, etc., and the generated radiation includes α rays, β rays. It is the same as the above-mentioned patent document in that it is a radiation source that contains radiation, γ-rays and the like and requires careful handling and safety.
[0004]
[Patent Document 1] JP-A-51-42382 [Patent Document 2] Japanese Patent Publication No. 62-32948 [Patent Document 3] Japanese Patent Publication No. 6-4088 [Patent Document 4] Patent No. 3035279
[Problems to be solved by the invention]
As described above, the prior art proposes fixing a mineral containing radium, uranium, and thorium to a sheet-like base material and emitting α-rays, β-rays, and γ-rays from the base material. The radioactivity concentration of radionuclides and raw materials (Bq / g) and the radiation count / minute of the product are not disclosed, so the safety and effect of the product are unclear, and there is a danger. And it was unfinished in terms of social security.
[0006]
In recent years, nuclides are accurately identified based on a γ-ray spectrum, and a trace amount of radioactivity can be accurately measured using a Ge detector and a survey meter, so that safety can be guaranteed.
More specifically, in the safety area where the beta dose from a survey meter is 200 to 1000 counts / minute, the task is to maintain the body's heat retention, deodorize body odor, provide fungicidal function, and maintain / promote health. And
It is said that natural radioactive rare element minerals have deodorizing properties, but in a low radioactivity range of 200 to 1000 counts / min, which is safe for daily use, a practically usable deodorizing effect cannot be obtained. Then, it was made possible by the combined use of the catalytic effect.
The present invention seeks a safe mineral raw material suitable for obtaining a hormesis effect, performs purification, pulverization, measures radioactivity, and in the area of certain safety, an excellent material that could not be obtained by single use. Provide technology that enables the deodorization effect by combined use.
The task was to use safe substances, such as radium, uranium, and thorium, which are dangerous to handle and are not regulated.
The present invention focuses on potassium 40, which is a safe and low radioactive and safe nuclide, and can be expected to have a therapeutic effect by hormesis action. Potassium 40 has a half-life of 2 billion years, emits β-rays stably for a long period of time, and is highly safe even in the point that α-rays and γ-rays are very few.
β-rays have a higher penetrating power than α-rays, but are weaker than γ-rays. When applied to the human body, they do not penetrate deeply from the body surface but act on and near the body surface.
Since the permeability is moderate, when applied from the body surface, it can be expected to have an effect that it exists relatively near the surface, such as a muscle or a joint, and concentrates on a place where pruritus is likely to occur.
The very long half-life is not only limited during the life of the product, but is also limited to constant beta-ray emission after disposal, making it safe for use and subsequent processing. Is excellent.
For nuclides with short half-lives, the type and amount of radiation emitted by decay will vary, so it is necessary to pay attention to ensuring stable performance and safe handling.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has the following configuration.
(1) A warming / deodorizing / sterilizing compound comprising potassium 40 or a mineral containing potassium 40 and a silver-substituted zeolite powder.
(2) A warming / deodorizing / sterilizing compound comprising 0.01 part to 0.1 part of a silver-substituted zeolite powder mixed with 1 part of potassium 40 or a mineral powder containing potassium 40.
(3) The compound according to (1) or (2), wherein a silver-substituted X-type zeolite powder is used as the silver-substituted zeolite powder.
(4) A substrate for heat insulation / deodorization / sterilization wherein the compound for heat insulation / deodorization / sterilization according to any one of the above (1) to (3) is contained in or adhered to fibers or a substrate. .
(5) The substrate for heat-keeping deodorization and sterilization according to (4), wherein the β radiation dose is an energy radiation amount of 200 to 1000 counts / minute.
(6) The substrate according to the above (4) or (5), wherein the substrate for heat retention / deodorization / sterilization is constituted by any one of a woven fabric, a knitted fabric, a nonwoven fabric, a paper, and a foamed sheet, or a combination thereof. The substrate for heat retention / deodorization / sterilization according to the above.
(7) The substrate for heat retention / deodorization / sterilization according to (4) or (5), wherein the heat retention / deodorization / sterilization compounding agent is formed on a thermal transfer sheet that can be transferred to a dot, a plane, or a specific shape.
(8) The heat insulating and deodorizing sterilizer according to any one of (4), (5), (6) and (7), wherein a sterilizing agent encapsulated in microcapsules is added to the heat insulating and deodorizing compounding agent. Base material.
(9) Shoe soles, socks, underwear, gloves, clothing, etc. obtained by processing the substrate for heat retention / deodorization / sterilization described in any of (4), (5), (6), (7), and (8) above. Fiber products.
(10) Sheets, mats, futon covers, pillow covers and the like obtained by processing the substrate for heat retention / deodorization and sterilization described in any of the above (4), (5), (6), (7) and (8). .
[0008]
Focusing on potassium 40 as a nuclide that emits radioactive substances, utilizing potassium 40 and minerals containing potassium 40, and using a radiation source having an activity concentration of 1 to 5 Bq / g, the product has no effect on the human body and the environment. It is safe and it is possible to obtain a radiation with an energy of 200 to 1000 counts / min as a β dose.
An example of a mineral containing potassium 40 is quartz porphyry produced from Yamanaka, Dogo, Ehime Prefecture. This was crushed and pulverized to obtain a substance having a radioactivity concentration of 1.0 to 2 Bq / g.
Table 1 shows an analysis example of the radiation source. The appearance of the quartz porphyry mineral is different depending on the ore of the mineral vein. A: bluish gray, B: blackish gray, C: blackish transparent, E: gray brown, F: black. Most of potassium 40 and radon and thorium were detected in very small amounts.
However, radiating the energy at the level of 1.0 to 5 Bq / g provides a heat retaining effect on the human body, but does not provide a sufficient effect on deodorizing foot odor, armpit odor, and body odor.
[0009]
[Table 1]
Therefore, the present invention uses potassium 40 or a mineral containing potassium 40 as an energy radiation source and mixes it with a silver-substituted zeolite powder to form a compound having an excellent deodorizing effect which cannot be obtained by itself. Has been developed, and it has become possible to obtain a heat-retaining, deodorizing and sterilizing fiber material by adding it to a base material, particularly, a fiber material. Silver contained in the silver-substituted zeolite is effective as germicidal and antibacterial silver ions.
[0011]
As the silver-substituted zeolite powder, various types of zeolites, such as A type, Y type, and X type, can be used. Among them, an X-type crystal zeolite having high crystallinity is particularly preferable.
Zeolite adsorbs odorous components such as ammonia and is decomposed by the energy centered on the emitted beta rays. Therefore, mixing with energy-emitting minerals is an important component.
In particular, the crystalline X-type crystal zeolite is excellent in the function of absorbing a malodor as a temporary catcher, and it is considered that the malodor adsorbed by β rays emitted from the mineral is decomposed and deodorized. In addition to the X-type, the zeolite also includes A-type, Y-type, and other crystalline zeolites, which can be used.
As the silver-substituted X-type zeolite powder, there is Zeomic HD-10N (a product of Sinanen Zeomic Co., Ltd.).
[0012]
The present invention relates to a composition comprising 0.01 to 0.5 part of silver-substituted zeolite powder, preferably 0.02 to 0.2 part, to 1 part of potassium 40 or a mineral powder containing potassium 40 which emits energy. Used in combination.
If the amount of the silver-substituted zeolite powder is 0.01 part or less, the deodorizing effect of the composite cannot be obtained. Further, even when the concentration is 0.5 parts or more, the deodorizing effect cannot be further improved and the cost is increased, which is not preferable. This is particularly effective when X-type zeolite powder is used. This compound can be used by adding it to paint such as synthetic resin, adding it to the raw material resin of synthetic fiber, kneading and spinning it into fibers, adding it to the raw material of synthetic resin, forming a film or sheet, Sheets can be molded. Moreover, it can also be used as an adhesive material at an arbitrary position. Techniques such as coating, sticking, and impregnation can also be applied to natural materials such as paper and leather. For paper, it can be added to papermaking raw materials.
[0013]
As the substrate, a woven fabric, a knitted fabric, or a nonwoven fabric can be used. Other base materials include paper materials, foam sheets, resin films, and the like.
The method of containing a mixture of mineral and silver zeolite in the base material is fixed by impregnation, coating, printing, transfer, etc. using a resin binder such as polyurethane, acrylic, silicon, hot melt, etc. can do. When this compound is added to the raw material resin, the substrate itself such as fiber can be provided with a heat-keeping / deodorizing / sterilizing function. When this compounding agent is used as a raw material, it is suitable for a product that imparts a heat-keeping / deodorizing / sterilizing function to the entire product. .
As a means for transferring the compound for keeping warm and deodorizing and sterilizing to a product or a substrate, heat transfer is preferable in consideration of durability against washing and storage. The transfer is performed by temporarily applying a hot-melt type binder or a thermosetting resin binder to the sheet in a dot, plane, or specific shape with a heat-keeping deodorant / sterilization compound. This can be done by applying a heat source such as an iron to the location. It is excellent in that it can be partially adhered to a desired location.
The processing of the base material according to the present invention has a deodorizing effect of foot odor, axillary odor, and body odor by producing a textile product such as shoe soles, socks, underwear, and clothing used in contact with the skin. Applicable to textile materials for clothing.
[0014]
The energy generated by potassium 40 or minerals containing potassium 40 can improve the blood flow, relieve fatigue, remove pain, etc. in a short term as a warming effect on the human body, and improve immunity by hormesis in the long term The antibacterial effect of silver-substituted zeolite can be obtained.
In the products according to the invention, it is possible to obtain a release of 300 to 500 cells / cc as negative ions.
In order to improve the bactericidal effect against fungi, a compound obtained by encapsulating a bactericide of an organic compound in a microcapsule capable of bleeding (the present inventors have filed another application) can be used. When the fungicide gradually oozes out and is used mainly in a place where Trichophyton such as athlete's foot is easily infected, the effectiveness can be enhanced.
[0015]
When a mineral that emits far-infrared rays is added to the present invention, the excitation of far-infrared rays is enhanced by the energy emission of potassium 40, and the thermal effect can be improved. Specifically, (1) the body warms well. (2) The effect of promoting blood circulation, (3) Stiff shoulders and muscle pain are alleviated, (4) Recovery of muscle fatigue, (5) Neuralgia, (6) Sleeping effect is further improved. Especially effective for supporters.
As a comparative example of the present invention, the thermal effect of only the far-infrared radiating mineral will be described. It is described that only 3% obtained a temperature rise of 0.5 ° C. in only 3%. On the other hand, in the textile product according to the present invention, as shown in Example 2, A skin temperature rise of 1.2 ° C. has been obtained, and according to the present invention, a remarkable warming effect of potassium 40 is recognized.
[0016]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to examples.
Embodiment 1
As a result of crushing and pulverizing ore belonging to black quartz porphyry produced from Ehime Prefecture and measuring the radioactivity concentration, a mineral having a radioactivity concentration of 2 Bq / g based on β-ray by potassium 40 was used.
One part of the mineral powder was mixed with 0.1 part of zeomic HD-10N as a silver-substituted X-type zeolite, applied to a polyester non-woven fabric using an acrylic resin binder, and fixed to form a shoe sole.
The radiation β dose of the shoe sole was 600 counts / min, and the release of negative ions was 500 particles / cc.
As a comparative example, the procedure was the same except that radial echo powder (Nippon Sheet Glass) was used as the far-infrared ceramic powder instead of the mineral powder.
The test results are as shown below for (1) warming effect of foot, (2) disinfecting effect of athlete's foot prevention, and (3) deodorizing effect of foot malodor.
[0017]
Insulation effect The shoe sole of the present invention was attached to leather shoes and worn. Ten minutes later, the body temperature of the sole was observed to rise by 0.8 ° C. It warmed from the sole of the foot and the blood flow improved by 9% as measured by a laser Doppler flowmeter.
Antibacterial effect The shoe sole of the present invention was inoculated with 10 4 cc / cc of athlete's foot bacteria, and cultured for 24 hours. As a result, the number was reduced to 10 or less / cc. It was shown to have a bactericidal effect.
The deodorant effect 5 L (liter) of tetra bag is filled with the shoe sole of the present invention and 50 ppm of ammonia gas, and air is extracted from the inside of the tetra bag at regular intervals after the start and absorbed in 10 ml of boric acid absorbing solution to absorb light. The concentration was measured with a photometer (Hitachi, U2000 type) (Notification No. 9 of the Environment Agency).
For comparison, when a silver-substituted A-type zeolite (Zeomic AZ-10N, product of Sinanen Zeomic Co., Ltd.) was blended, only a silver-substituted A-type zeolite was used, and only a silver-substituted X-type zeolite was used. The results when the same amount was fixed are also shown.
[0018]
[Table 2]
Deodorization test result of shoe sole (ammonia)
Embodiment 2
As a result of crushing and pulverizing ore belonging to black quartz porphyry produced from Ehime Prefecture and measuring its radioactivity concentration, a mineral powder having a radioactivity concentration of 2 Bq / g based on β rays by potassium 40 was used.
One part of the mineral powder was mixed with 0.05 part of zeomic HD-10N as a silver-substituted X-type zeolite, and a polka dot transfer system was used as a transfer system in which a transfer paper was printed on a transfer paper using an acrylic binder and a hot melt resin. The bottom of the sock was hot-pressed at 150 ° C. for 17 seconds to transfer to a polka dot pattern. By transferring the mineral powder and the silver-substituted X-type zeolite powder in a polka dot pattern in this manner, a product with a β-ray emission of 450 counts / min and a release of 400 negative ions / cc in the socks is obtained. Obtained.
As a comparative test, transfer paper was prepared by mixing 0.05 parts of Zeomic HD-10N with 1 part of radio echo powder (Nippon Sheet Glass) as a far-infrared ceramic powder instead of the mineral powder, and using an acrylic binder and a hot melt resin. A transfer paper having a polka dot pattern printed thereon was produced, and the polka dot pattern was transferred to the bottom surface of the cotton socks under the same conditions as described above. The warming effect of the feet when wearing the prepared socks was as follows.
The effects of (1) warming effect of foot, (2) bactericidal effect of Pseudomonas (Pseudomonas), and (3) deodorizing effect of foot malodor will be described below based on test results.
[0020]
Warming effect Ten minutes after wearing the socks of the present invention, the foot sole felt warmth and was effective in keeping warm. At that time, the body temperature of the sole was observed to rise by 1.2 ° C.
In the case of the far-infrared ceramics of the comparative example, only a rise of 0.4 ° C. was obtained. As a result of collecting blood before wearing and 10 minutes after wearing and comparing them with a microscope, red blood cells were agglutinated before wearing in the socks of the present invention, but red blood cells were dispersed and active after wearing. Was. Such a remarkable change was not seen in the comparative example.
Socks antibacterial effects present invention, after 24 hours incubation the Pseudomonas 10 4 / cc inoculated to decreased to 10 or less pieces / cc. It was confirmed that it had a bactericidal effect.
The socks of the present invention and 50 ppm of ammonia gas are sealed in a 5 L (liter) deodorizing effect, air is extracted from the inside of the tetra pack at regular intervals after the start, and absorbed in 10 ml of boric acid-absorbing solution to absorb light. The concentration was measured by a total meter (manufactured by Hitachi, Ltd .; U2000 type) (Notification No. 9 of the Environment Agency). It is shown that it has an excellent deodorizing effect.
For comparison, in the case of blending silver-substituted A-type zeolite (Zeomic AZ-10N, product of Sinanen Zeomic Co., Ltd.), in the case of only silver-substituted A-type zeolite, and in the case of only silver-substituted X-type zeolite, The results of fixing the same amount by the method are also shown.
[0021]
[Table 3]
Socks deodorization test result (ammonia)
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