JP2004116027A

JP2004116027A - Catching detector

Info

Publication number: JP2004116027A
Application number: JP2002277093A
Authority: JP
Inventors: Yosuke Kimura; 木村　洋介
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 2002-09-24
Filing date: 2002-09-24
Publication date: 2004-04-15
Anticipated expiration: 2022-09-24
Also published as: JP4181369B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To eliminate the need for the change of the layout of a bracket even when a flange of a door is not placed along the open/close direction of the door in the opening section of the door, and to reduce a cost and stabilize the detection of a load caused by a foreign substance. <P>SOLUTION: A catching detector S has a sensor 23 composed of a sensor body 23a detecting the application of the load, a mounting section 23d with a fitting groove 23c to which the flange 2d facing the opening section 11 of the door 2 is fitted, and a covering section 23b covering the sensor body 23a. The sensor 23 is installed at a place approximately orthogonal in the direction where the fitting groove 23c is formed. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体に形成されたドア開口部をドアで閉めるとき、このドアの端部に形成したフランジ部と、このフランジ部に対向するドア開口部との間に異物が挟み込まれたことを検知する挟み込み検出装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、自動車用ドアの挟み込み検出装置としては、特開平１１−２２２０３６号公報（特許文献１）に開示された電動スライドドア用タッチセンサがある。
このタッチセンサは、自動車の異物の挟み込みを検出するセンサであって、専ら電動スライドドアに使用されている。このタッチセンサは、スライドドアを閉めたときに、スライドドアに異物が挟まれた場合、異物がプロテクタを押圧してタッチセンサが潰れ、このタッチセンサに内設した導電線同士が導通することにより、異物の挟み込みを検出するセンサ本体を有する。また、タッチセンサは、スライドドアの外周縁のフランジ部に設置したブラケットに圧嵌することでドアに取り付けられる。
【０００３】
このセンサ本体は、軟質樹脂製の被覆部で覆われて保護されている。被覆部は、ブラケットに圧嵌する取り付け部を硬質樹脂で成形すると共に、補強するための補強部材をインサート成形して、座屈しないようにしている。取り付け部には、ドアを開ける方向に向けてブラケットが圧嵌する嵌合溝を形成して、その嵌合溝に沿った位置にセンサ本体が設置されている。
【０００４】
そして、タッチセンサは、スライドドアを閉めたときに、スライドドア全体において、タッチセンサが最初に異物に接触して押圧され、異物の挟み込みを検出することができるようにするために、スライドドアのフランジ部より更に突出した状態で、スライドドアを閉める方向に向けて、スライドドアの車両前方側端部に設置されている。そして、フランジ部は、車体のドア開口部の開口端に、一致するように設けられ、スライドドアを閉める方向に向けて配設されている。ブラケットは、そのフランジ部の車室内側に、フランジ部に沿ってスライドドアを閉める方向に突出して配設されている。タッチセンサとフランジ部は、スライドドアの開閉方向と同じ方向を向いて配設されている。
【０００５】
【特許文献１】
特開平１１−２２２０３６号公報（第２〜３頁、図３および図５）
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の挟み込み検出装置をヒンジで開閉する所謂パワーテールゲージなどのバックドアにセンサを設置しようとした場合、車体の開口部には以下の問題が存在している。
バックドアを有する車両における車体の開口部には、リヤターンシグナルランプ、テールアンドストップランプおよびバックランプからなる車体側リヤコンビネーションランプ（以下、「車体側ランプ」という。）やバンパが設置されている。これにより、ドアのフランジ部が車体側ランプやバンパの内側に嵌まり込むように設置されているため、車体の開口部の開口端に対してタッチセンサ設置用ブラケットを設置するドアのフランジ部の向きが、車両の車幅方向の向きとなる。また、車体に車体側ランプやバンパが設置されている箇所において、ドアのフランジ部の向きは、ドアの開閉方向と相違して直交する方向を向いている。このように、バックドアでは、タッチセンサ設置用ブラケットを設置するフランジ部によって、その向きが各所で相違している。
【０００７】
ところで、ブラケットは、異物がドアに挟まれたときに、挟み込みを正確に検出するために、異物がセンサ本体の中心線上を押圧するように設置して、タッチセンサをドアの開閉方向に合わせて設置する必要がある。フランジ部の向きがドアの開閉方向と相違している場合、そのブラケットをフランジ部からドアの開閉方向に延長するなどのレイアウトの変更が必要であった。
このため、タッチセンサを取り付けるためのブラケットが、ドアの開閉方向に沿って延びていない挟み込み検出装置は、ブラケットを延長した分だけ材料費が増加するとともに、ブラケットのレイアウトの変更が必要となり、コストが増大するという問題点があった。
【０００８】
本発明の課題は、ドアの開口部において、ドアのフランジ部がドアの開閉方向に沿って向いていない場合であっても、ブラケットのレイアウトの変更を不要にして、コストの削減と異物による負荷の検知の安定化を図ることができるようにした挟み込み検出装置を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項１に記載の挟み込み検出装置は、負荷が加わったことを検知するセンサ本体と、ドアの開口部に臨むフランジ部が嵌め込まれる嵌合溝を備えた取り付け部と、前記センサ本体を被覆する被覆部と、から構成されるセンサを備えた挟み込み検出装置であって、前記センサ本体は、前記嵌合溝が形成された方向に対して略直交する位置に設置されたことを特徴とする。
【００１０】
請求項１に記載の発明によれば、ドアの開口部においてフランジ部のセンサ取り付け用のブラケットが、ドアの開閉方向に沿って向いていない場合であっても、センサ本体を嵌合溝が形成された方向に対して略直交する位置に設置したことにより、センサ用に取り付けたブラケットのレイアウトを変更する必要がなくなるため、コストの増大を防止することができる。
また、センサを着脱する方向である嵌合溝の形成方向が、ブラケットと略直交していることにより、嵌合溝がドアを開閉する方向にも略直交して設置されることになるため、ドアを開閉したときに異物がセンサに接触して、センサがブラケットから脱落することを防止することができる。
【００１１】
請求項２に記載の挟み込み検出装置は、請求項１に記載の挟み込み検出装置であって、前記センサ本体は、前記嵌合溝が形成される位置において、前記嵌合溝が形成される方向に対し略直交する位置に設置されたことを特徴とする。
【００１２】
請求項２に記載の発明によれば、センサ本体が、嵌合溝が形成される位置において、嵌合溝が形成される方向に対し略直交する位置に設置したことにより、嵌合溝にはブラケットが圧嵌し、フランジ部が延在する位置においてセンサ本体が嵌合溝に略直交するように設けられているため、フランジ部から突出するブラケットの長さを短く形成して、異物に押圧されたセンサ本体に作用するフランジ部のモーメントを小さくすることができる。これにより、フランジ部の強度が増し、センサをしっかりと保持することができるとともに、ドアを開けたときに、ブラケットが僅かしか見えないので、外観を損なうことがない。
また、異物がセンサ本体を押圧したときに、その負荷がブラケットに略直交した方向からかかることにより、異物に押圧されてセンサ本体が変形しても嵌合溝の周辺が型崩れすることがないため、確実にセンサ機能を発揮することができる。
【００１３】
請求項３に記載の挟み込み検出装置は、請求項１の記載の挟み込み検出装置であって、前記嵌合溝には内方に突出する突条が形成され、前記センサ本体は、前記嵌合溝が形成される位置において、前記嵌合溝が形成される方向に対し略直交する位置に設置されたことを特徴とする。
【００１４】
請求項３に記載の発明によれば、嵌合溝には内方に突出する突条が形成されたことにより、嵌合溝がフランジ部を保持する保持力を高めるとともに、センサ本体への負荷を確実に受け止めることができるため、負荷を確実に安定して検知し、異物の挟み込みを検出することができる。
【００１５】
請求項４の記載の挟み込み検出装置は、ドアの開口部に臨むフランジ部と、負荷が加わったことを検出する第１センサ本体と、前記フランジ部が嵌め込まれる第１嵌合溝を備えた第１取り付け部と、前記第１センサ本体を被覆する第１被覆部と、を備え、前記第１センサ本体は前記第１嵌合溝が形成された方向に対して略直交する位置に設置した第１センサと、負荷が加わったことを検知する第２センサ本体と、前記ブラケットが嵌め込まれる第２嵌合溝を備えた第２取り付け部と、前記第２センサ本体を被覆する第２被覆部と、を備え、前記第２センサ本体は前記第２嵌合溝が形成された方向に沿った位置に設置した第２センサと、を有し、前記フランジ部は、ドアの開閉方向に略直交する向きに延びて形成される直交フランジ部と、ドアの開閉方向に略平行な向きに延びて形成される平行フランジ部と、を備え、前記第１センサが前記直交フランジ部に沿って車室側に設置される第１ブラケットに取り付けられると共に、前記第２センサが前記平行フランジ部に沿って車室側に設置された第２ブラケットに取り付けられたことを特徴とする。
【００１６】
請求項４に記載の発明によれば、ドアの開口部周辺のレイアウトに応じて第１および第２センサを用いることにより、平行フランジ部および直交フランジ部に合わせてそのまま第１および第２ブラケットを設置して使用することができるため、第１および第２センサを取り付けるための構成を簡素化することができるとともに、バックドアのように外周縁のフランジ部の向きがドアの開閉方向と相違する箇所があったとしても、安定して負荷を検知し、ドアによる異物の挟み込みを検出することができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図１は、本発明の実施形態に係る挟み込み検出装置を示す図面で、開閉駆動装置でドアを閉めているときの車両後部を示す概略図である。
【００１８】
本発明の実施形態に係る挟み込み検出装置は、開閉駆動装置１により自動的に開閉されるドア２等に設置されるものであり、まず、始めに開閉駆動装置１およびドア２について説明する。
図１に示すように開閉駆動装置１は、例えばハッチバックタイプ、ワゴンタイプ等の車両のラゲージルーム（以下、「車室」という）に設置されたバックドア（以下、単に「ドア」という）２の自動開閉用として使用されている。このドア２は、車体３に対して、車体３とドア２の連結部７の軸回りに回動（開閉）自在に設置されているヒンジ型ドアである。開閉駆動装置１は、車両のルーフの後端近傍に設置されており、ドア２に連結するリンクアーム４等から構成されるリンク手段５と、このリンク手段５を駆動する駆動手段６とを有する。
【００１９】
リンク手段５は、リンクアーム４の一端側に連結部７を介して車体３に回転可能に設置され、他端側は連結部８を介してドア２に回転可能に設置されている。リンクアーム４は、連結部９を介して、駆動手段６を構成するスライド部材１０に対して車幅方向の軸回りに回転可能に設置されている。
【００２０】
駆動手段６は、例えば、スイッチ（図示せず）により回転する電動モータ（図示せず）と、電動モータの回転を減速する減速歯車機構と、減速歯車機構の回転をリンク手段５に伝達するラックアンドピニオン機構からなるスライド部材１０から構成される。
【００２１】
電動モータが所定の回転角度分だけ正逆回転することで、減速歯車機構によりスライド部材１０が進退する。すると、ドア２は、スライド部材１０が移動したことにより、連結部９を介してリンクアーム４が車両前後方向に押され、リンクアーム４は連結部７を中心に回動して、ドア２が開閉する。
【００２２】
このような開閉駆動装置１により開閉されるドア２の自動開閉は、ドア２から離れた運転席に設置してあるスイッチなどによって行われるため、ドア２には、そのドア２と車体３の間に異物が挟み込まれたことを検出する挟み込み検出装置Ｓが設置される。
【００２３】
図２は、本発明の実施形態に係る挟み込み検出装置を示す図面で、ドアが全開時の状態を示す拡大要部斜視図である。図３は、本発明の実施形態に係る挟み込み検出装置を示す図面で、車体におけるセンサの設置位置を示す斜視図である。図４は、本発明の実施形態に係る挟み込み検出装置を示す図面で、センサを設置するためのブラケットの設置位置を示す斜視図である。図５は、図３の矢視線Ｘ−Ｘ方向拡大断面図である。
【００２４】
次に、ドア２について説明する。
図２に示すように、ドア２は、連結部９（図１参照）を中心として矢印Ａ，Ｂの開閉方向に回動してドア２の開口部１１を開閉する。このとき、ドア２の上側サッシ部２ｂは、ルーフ３ａの開口部１１の端部に重なるようにしてその開口部１１を塞ぎ、左右サッシ部２ｅはリヤピラー３ｂに重なるようにして開口部１１を塞ぎ、左右サッシ部２ｅより下側の本体部２ａは開口部１１内に嵌まり込むようにして開口部１１を塞ぐ。
【００２５】
図５に示すように、このドア２には、冷間圧延鋼板からなるインナパネル１６およびアウタパネル１７を打抜き加工してリヤウインドガラス２２（図２参照）を設置するための窓穴が形成されると共に、ドア２の全周縁のフランジ部２ｄをヘミング加工してインナパネル１６とアウタパネル１７が接合されてドア本体２ａが形成される。
【００２６】
図２、図３および図４に示すように、ドア２は、ドア本体２ａと、そのドア本体２ａの下側に設置された樹脂製のガーニッシュ２５と、ドア本体２ａの上側に設置されたリヤウインドガラス２２と、そのリヤウインドガラス２２の窓枠となる上側サッシ部２ｂおよび左右サッシ部２ｅから構成される。
【００２７】
ドア２の上端に形成された上側サッシ部２ｂの外側には、ルーフエンドスポイラ２ｃが設置され、ドア２の上側サッシ部２ｂの内側には、ドア２に設置した電装品に接続するコード２６（図２参照）が設置されている。
【００２８】
図２に示すように、車体３の後面に形成された開口部１１の内周縁部には、ドア２の密閉性と緩衝性を向上させるためのゴム枠２７が設置されている。車体３のルーフ３ａの左右下側には、サイドウインドガラス１５とリヤピラー３ｂが設置され、ドア２を閉めたとき、このサイドウインドガラス１５とリヤピラー３ｂの車両後側方向の端面に対向して、左右サッシ部２ｅが重なり合うようにして配置される。
【００２９】
図２および図３に示すように、サイドウインドガラス１５とリヤピラー３ｂの下側における開口部１１の左右縁の中央部には、リヤターンシグナルランプ、テールアンドストップランプおよびリヤランプからなる車体側リヤコンビネーションランプ（以下「車体側ランプ」という）１２が設置されている。この車体側ランプ１２の表面に一致させて、ドア２には、テールアンドストップランプおよびリヤランプからなるドア側リヤコンビネーションランプ（以下「ドア側ランプ」という）１８が設置されている。車体側ランプ１２のランプハウジング１３の上面には、ドア２を閉めたとき、ドア２の左右サッシ部２ｅの下端部が載るように配置される。ランプハウジング１３の車幅側方向の内面には、ドア２を閉めたときに、ドア２の左右端部に設置されたドア側ランプ１８が配置されている。車体２において、車体側ランプ１２の下側から開口部１１の下側には、リヤバンパ２１が設置され、このリヤバンパ２１の中央上面に形成した切欠部２１ａに嵌合するようにして、ドア２にドア側ランプ１８およびガーニッシュ２５が設置されている。
【００３０】
次に挟み込み検出装置Ｓを説明する。
挟み込み検出装置Ｓは、図２に示すように車体３の開口部１１に臨むドア２の左右のフランジ部２ｄに設置された第１センサ２３と第２センサ２４とからなる。なお、ドア２の下側のフランジ部２ｄに第３センサを設置して、ドア２のヒンジ部以外の略全周で挟み込みを検出するようにしてもよい。
【００３１】
ドア２の左右端部には、車体３の開口部１１に対して、ドア２を閉める矢印Ａの方向に合わせて、第１および第２センサ２３，２４が設置されている。ドア２において、ドア側ランプ１８から上側の左右サッシ部２ｅのフランジ部２ｄには第１センサ２３が設置され、そのドア側ランプ１８から下側には第２センサ２４が設置されている。
【００３２】
図４に示すようにドア２に設置したドア側ランプ１８のランプハウジング１９（図２参照）の車幅方向の外側からガーニッシュ２５の左右下端部までは、第１センサ２３を設置するための第１ブラケット２８が設置されている。
【００３３】
次に、図２および図５に基づきドア本体２ａの左右側面部と、ドア本体２ａの左右側面部に設置される第１センサ２３と、第１センサ２３を設置したドア２に対向する車体３について説明する。
【００３４】
ドア２の左右サッシ部２ｅの下方には、図２に示すように、ドア側ランプ１８とガーニッシュ２５が設置され、それらの車室内側には、図５に示すように、ドア２の矢印Ａ，Ｂの開閉方向と直行する方向に配設したアウタパネル１７とインナパネル１６が設置されている。
【００３５】
ドア側ランプ１８は、電球（図示せず）を取り付けたランプハウジング１９と、電球を覆うランプレンズ２０からなる。ランプレンズ２０は、車両の後方側の表面を、車体側ランプ１２のランプレンズ１４の外側の表面に一致させて面一に配設されるとともに、ランプハウジング１９に固定されている。ランプハウジング１９は、開口部１１の一部を形成するランプハウジング１３の車室内側の側面に対向して、側部ハウジング１９ａをドア２の左右側面を露出し、アウタパネル１７に固定されている。
【００３６】
ガーニッシュ２５は、リヤバンパ２１の切欠部２１ａに対向するドア本体２ａの左右側面および下端面に配設され、アウタパネル１７の下方部位に固定されている。
なお、ガーニッシュ２５は、その周囲に配置されるリヤバンパ２１の形状に合わせてデザインしたバンパとして設置されるものであり、必ずしも必須のものではない。また、ドア側ランプ１８も同じように、必須のものではない。
すなわち、本実施形態では、ドア２には、少なくともインナパネル１６と、アウタパネル１７と、第１および第２センサ２３，２４と、第１および第２ブラケット２８，２９があればよい。
【００３７】
図５に示すように、ドア２において、ドア２が開口部１１に嵌まり込むようにして配置されるドア側ランプ１８とガーニッシュ２５（図２参照）が設置された部位のフランジ部２ｄは、ドア２の矢印Ａ，Ｂの開閉方向に略直交する向きに延びて形成される直交フランジ部２ｆであり、側部ハウジング１９ａの車室内側に配置されている。インナパネル１６は、直行フランジ部２ｆから車室内側に向けて傾斜した立ち上がり部１６ａを形成し、その立ち上がり部１６ａに弾性座金３２を介して第１ブラケット２８の基端部２８ａをねじ止めしている。
【００３８】
この第１ブラケット２８は、断面がく字形状の板状金属板からなり、基端部２８ａ側を直交フランジ部２ｆに沿って配設して立ち上がり部１６ａに固定され、先端部２８ａ側には第１センサ２３の第１取り付け部２３ｄの第１嵌合溝２３ｃが嵌合される。その先端部２８ａは、直交フランジ部２ｆの先端より車両の車幅方向の左右外側に向けて、ランプハウジング１９の側部ハウジング１９ａと略同程度まで突出して配置されている。この先端部２８ａに、第１センサ２３を圧嵌することで、第１センサ２３は、側部ハウジング１９ａより僅かにドア２の外周方向に突出して、ドア本体２ａの左右側面部の最端部に、第１嵌合溝２３ｃがドア２の矢印Ａ，Ｂの開閉方向に略直交するように配設される。
【００３９】
第１センサ２３は、負荷が加わったことを検知する第１センサ本体２３ａと、第１センサ本体２３ａを被覆する第１被覆部２３ｂと、第１ブラケット２８が嵌め込まれる第１嵌合溝２３ｃを備えた第１取り付け部２３ｄから構成されている。図２、図３および図４に示すように、第１センサ２３および第１ブラケット２８は、ドア２に設置されたランプハウジング１９およびガーニッシュ２５の車幅方向の外側側面に連設される。図５に示すように、第１センサ２３の車幅方向の対向位置には、開口部１１の一部を形成するリヤバンパ２１の切欠部２１ａが配置され、第１センサ２３の車両前方向の対向位置には、車体３に形成された段差部２１ｂが配置され、第１センサ２３の車両後方向の対向位置には、側部ハウジング部１９ａが配置されている。
【００４０】
第１センサ本体２３ａは、負荷が加えられると変形して内設された導電性の細線同士が接触してスイッチオンすることにより、異物Ｅ（図６参照）の挟み込みを検出するセンサである。なお、第１センサ本体２３ａは、異物Ｅが第１センサ２３を押圧したことを検出できるものであればよく、例えば感圧ゴムやラバーコンタクトスイッチやマイクロスイッチ等を連設したものでもよい。
【００４１】
第１センサ本体２３ａは、第１ブラケット２８を圧嵌した第１嵌合溝２３ｃが形成された方向に略直交する位置に設置し、ドア２を閉める矢印Ａの車両前方方向に向けて形成している。これにより、第１センサ２３は、ランプハウジング１９およびガーニッシュ２５が設置されたドア２の下側左右側面部において、車室内側の最も外側端部に配置されたことになり、車体３とドア２との間に異物Ｅが挟まれたとき、的確に異物Ｅの挟み込みによる負荷を検出することができる。第１センサ本体２３ａは、先端部側を第１被覆部２３ｂの軟質材２３ｅで覆われ、基端部側を第１被覆部２３ｂの硬質材２３ｆで覆われている。
【００４２】
第１被覆部２３ｂは、ゴムや合成樹脂等で形成され、第１センサ本体２３ａの異物Ｅと接触する先端側が第１センサ本体２３ａの感度を良好にするために軟質材２３ｅで形成され、それ以外の第１センサ本体２３ａの基端部側および第１嵌合溝２３ｃを形成する部位が型崩れしないようにするために硬質材２３ｆで形成されている。第１被覆部２３ｂには、第１嵌合溝２３ｃの周辺部位に金属板材からなる補強部材３３がインサート成形されている。
【００４３】
第１嵌合溝２３ｃには、第１ブラケット２８の表裏面に圧接する複数の突条２３ｇが内方に向けて突出形成されている。その突条２３ｇは、第１嵌合溝２３ｃの奥側方向に向けて斜めに形成されて、第１ブラケット２８を圧入し易く、抜け難く形成されている。
【００４４】
バンパ２１の切欠部２１ａの車室内側には、ドア２を閉めたときに車体３とドア２の周辺が重なり合う段差部２１ｂが形成されている。図５に示すように、段差部２１ｂの内周部には、ゴム枠２７を設置するための金属製板材からなるゴム材設置用ブラケット３４が配設されている。
【００４５】
図７は、図３の矢視線Ｙ−Ｙ方向拡大断面図である。
次に、図２および図７に基づきドア２の左右サッシ部２ｅと、左右サッシ部２ｅに設置される第２センサ２４と、左右サッシ部２ｅが対向する車体３について説明する。
【００４６】
図７に示すように、ドア２の左右サッシ部２ｅは、ドア２の他の外周部と同じように、インナパネル１６とアウタパネル１７の周辺部を折曲してヘミング加工により一体に形成され、ドア２の外周方向の端部には鍔状のフランジ部２ｄがドア２を閉める矢印Ａ方向に向けて突出して形成されている。左右サッシ部２ｅは、車体３の左右後端部に設置したランプハウジング１３の外面および車体側ランプ１２の表面と、リヤピラー３ｂの車室外側に形成したサイドウインドガラス１５の外面と面一に一致させてアウタパネル１７が形成されている。このため、左右サッシ部２ｅにおけるフランジ部２ｄは、ドア２の矢印Ａ，Ｂの開閉方向と平行な平行フランジ部２ｇからなる。この平行フランジ部２ｇは、リヤピラー３ｂの車両後方側の面に対して略直交する状態に配置されると共に、車体３の最も外側に配置されたサイドウインドガラス１５の外側表面に面一に配置されている。
【００４７】
なお、ドア２のフランジ部２ｄは、前記直交フランジ部２ｆと、平行フランジ部２ｇからなり、直交フランジ部２ｆには第１センサ２３が設置され、平行フランジ２ｇには第２センサ２４が設置される。
【００４８】
アウタパネル１７の先端部に形成した折曲部１７ａには、第２センサ２４の第２センサ本体２４ａを被覆した第２被覆部２４ｂの凸部２４ｃが接触するように配設されるともに、第２被覆部２４ｂがドア２の端部の折曲部１７ａからドア２を閉める矢印Ａ方向に沿って突き出た状態に配置されている。
【００４９】
インナパネル１６は、平行フランジ部２ｇの近傍に立ち上がり部１６ｂを形成し、その平行フランジ部２ｇおよび立ち上がり部１６ｂに沿って略平行に第２センサ２４および第２ブラケット２９が配置されている。
【００５０】
第２ブラケット２９は、先端部２９ｂをドア２の平行フランジ部２ｇおよびドア２の開閉する矢印Ａ，Ｂ方向に平行に形成した金属製の平板材からなり、基端部２９ａをねじなどによりインナパネル１６に固定されている。なお、第２ブラケット２９は、インナパネル１６に一体に形成したものでもよい。
【００５１】
第２センサ２４は、負荷が加わったことを検知する第２センサ本体２４ａと、第２ブラケット２９の先端部２９ｂが嵌め込まれる第２嵌合溝２４ｃを備えた第２取り付け部２４ｄと、第２センサ本体２４ａを被覆する第２被覆部２４ｂから構成されている。
【００５２】
第２センサ本体２４ａは、前述した第１センサ本体２３ａと同一構造であり、ドア２を閉める矢印Ａ方向に向けて設置されるとともに、第２嵌合溝２４ｃが形成された方向に沿った位置に設置される。図７において、その第２センサ本体２４ａ、第２ブラケット２９の先端部２９ｂおよび第２嵌合溝２４ｃは、ドア２の矢印Ａ，Ｂの開閉方向と同一直線状上に配置されている。
【００５３】
次に本発明に係る挟み込み検出装置Ｓの作用を説明する。
図１、図３および図４に示すように、走行中や駐車中などの平常時、ドア２は、運転席等に設けられたスイッチにより開口部１１が閉められ、ドア２と開口部１１との間には異物Ｅが挟まれていない。
【００５４】
このとき、図５に示すように第１センサ２３には、異物Ｅや車体３等が接触しておらず、負荷が加えられていない。このため、第１センサ本体２３ａは、スイッチオフの状態で、異物Ｅがドア２と開口部１１との間に挟まれていないことを検知する。ドア２が閉まっている状態において、第１センサ２３は、ドア２のフランジ部２ｄと、リヤバンパ２１の切欠部２１ａおよび段差部２１ｂとで形成される空間Ｃ内に配置されるので、車室内に載せた荷物が第１センサ２３に接触して誤作動することはない。
【００５５】
また、図７に示すように第２センサ２４には、異物Ｅや車体３等が接触しておらず、負荷が加えられていない。このため、第２センサ本体２４ａは、スイッチオフの状態で、異物Ｅがドア２と開口部１１との間に挟まれていないことを検知する。ドア２が閉まっている状態において、第２センサ２４は、ドア２のフランジ部２ｄと、車体３のリヤピラー３ｂおよびゴム枠設置用ブラケット部３５とで形成される空間Ｄ内に配置されるので、車室内に載せた荷物が第２センサ２４に接触して誤作動することはない。
【００５６】
スイッチを操作して駆動手段６を開の方向に作動させると、ドア２は連結部７を中心に矢印Ｂ方向に回動して、図２に示すような状態に開く。このドア２が開いた状態で、車室内への荷物の出し入れが行われる。
【００５７】
そして、スイッチを操作して駆動手段６を閉の方向に作動させると、平常時には、第１、第２センサ２３，２４が異物Ｅの挟み込みが検出されない前述した状態になる。
【００５８】
図６は、ドアに異物が挟まれたときにおける図３の矢視線Ｘ−Ｘ拡大断面図である。
図６に示すように、第１センサ２３は、直交フランジ部２ｄと隣接したドア２の外周端部に配置されている。ドア２を閉めると、第１センサ２３は、開口部１１内の段差部２１ｂの近くで対向する位置に移動する。
例えば、第１センサ２３が設置されたドア２のドア側ランプ１８と、車体３の車体側ランプ１２の間に異物Ｅが挟まれたとき、異物Ｅは、ドア２側に対して始めに第１センサ２３の第１被覆部２３ｂに接触し、車体３側に対して開口部１１の端部に設置したランプレンズ１４と開口部１１の車室内側に設置したゴム枠２７に接触する。すると第１センサ２３は、第１被覆部２３ｂが異物Ｅにより押圧されて内設した第１センサ本体２３ａを変形させて、第１センサ本体２３ａがスイッチオンして異物Ｅが挟まれたことによる負荷を検出する。
【００５９】
第１センサ２３は、車体３とドア２の間に異物Ｅが挟まれたとき、第１センサ２３が異物Ｅのある方向を向いて設置されており、かつドア２が閉まる方向と同じ矢印Ａ方向を向いて設置されていることにより、異物Ｅが第１被覆部２３ｂに接触すると、第１被覆部２３ｂが第１センサ本体２３ａの中心部に向かって押圧されて変形することになり、異物Ｅが車体３とドア２との間に挟まれたことを正確に検出することができる。
【００６０】
また、第１センサ２３は、第１嵌合溝２３ｃおよび第１嵌合溝２３ｃが圧嵌する第１ブラケット２８の先端部２８ｂが、ドア２の矢印Ａ，Ｂの開閉方向に対して直交する方向を向いて形成されていることにより、その第１センサ２３が第１ブラケット２８から脱落する車幅方向と向きが全く相違するため、異物Ｅなどに当接した場合に加わる負荷を確実に検出することができる。
【００６１】
また、第１ブラケット２８は、インナパネル１６の立ち上がり部１６ａに容易にねじ止めできるので、ドア２のレイアウトを変更することなく、あらゆる車種のドア２に設置することができる。
【００６２】
第１ブラケット２８は、先端部２８ｂをドア２の矢印Ａ，Ｂの開閉方向に対して直交する方向に折曲され、第１センサ２３は、第１ブラケット２８の先端部２８ｂに、車幅方向から押し込むことで、第１ブラケット２８に取り付けることができるため、取り付け作業が容易である。
【００６３】
図７に示すように、第２センサ２４は、左右サッシ部２ｅの平行フランジ部２ｇに隣接して配置され、被覆部２４ｂの先端が平行フランジ部２ｇよりさらにリヤピラー３ｂ側に出ている。ドア２を閉めると、第２センサ２４は、リヤピラー３ｂおよびランプハウジング１３（図２参照）の近傍の対向する位置に移動する。
例えば、第２センサ２４が設置された左右サッシ部２ｅと、リヤピラー３ｂの間に異物Ｅが挟まれたとき、異物Ｅは、ドア２側に対して第２センサ２４の第２被覆部２４ｂに接触し、車体３側に対してリヤピラー３ｂの車両後方側の面とゴム枠２７（図２参照）に接触する。すると第２センサ２４は、第２被覆部２４ｂが異物Ｅにより押圧されて内設した第２センサ本体２４ａを変形させて、第２センサ本体２４ａがスイッチオンして異物Ｅが挟まれたことによる負荷を検出する。
【００６４】
第２センサ２４は、車体３とドア２の間に異物Ｅが挟まれたとき、第２センサ２４が異物Ｅのある方向を向いて設置されており、かつドア２が閉まる方向と同じ矢印Ａ方向を向いて設置されていることにより、異物Ｅが第２被覆部２４ｂに接触すると、第２被覆部２４ｂが第２センサ本体２４ａの中心部に向かって押圧されて変形することになり、異物Ｅが車体３とドア２との間に挟まれたことを正確に検出することができる。
【００６５】
このようにドア２の直交フランジ部２ｆには、第１センサ２３を設置するとともに、平行フランジ部２ｇには第２センサ２４を設置したことにより、ドア２のフランジ部２ｄの略全周に、各第１、第２センサ２３，２４をドア２の閉まる方向に向けて設置することができるため、異物Ｅの挟み込みを正確に検出することができる。
【００６６】
なお、本発明は、その技術思想の範囲内で種々の改造および変更が可能であり、本発明はこれら改造および変更された発明にも及ぶことは勿論である。
なお、ドア２の下端部などの直交フランジ部２ｆがある箇所には、第３ブラケットと、第３ブラケットに圧入された第３センサを設置してもよい。この第３ブラケットおよび第３センサは、前述した第１ブラケット２８および第１センサ２３と同様にドア２の矢印Ａ，Ｂの開閉方向に対して直交するドア２のフランジ部２ｄの車室内側に設置される。第３ブラケットおよび第３センサは、第１ブラケット２８および第１センサ２３の設置状態を示す図５を、リヤバンパ２１が下側になるように９０度回転させた状態と形状などが略同一であり、第１センサ２３と同じ作用・効果を備えている。
このように第１、第２および第３センサ２３，２４を設置することにより、異物Ｅがドア２のどこに挟まれたとしても異物Ｅの挟み込みを正確に検出することができる。
【００６７】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項１に記載の挟み込み検出装置によれば、ドアの開口部においてフランジ部のセンサ取り付け用のブラケットが、ドアの開閉方向に沿っていない場合であっても、センサ本体を嵌合溝が形成された方向に対して略直交する位置に設置したことにより、センサ用に取り付けたブラケットをレイアウトの変更をする必要がなくなるため、コストの増大を防止することができる。
また、センサを着脱する方向である嵌合溝の形成方向が、ブラケットと略直交していることにより、嵌合溝がドアを開閉する方向にも略直交して設置されることになるため、ドアを開閉したときにセンサに異物が接触して、センサがブラケットから脱落することを防止することができる。
【００６８】
本発明の請求項２に記載の挟み込み検出装置によれば、センサ本体が、嵌合溝が形成される位置において、嵌合溝が形成される方向に対し略直交する位置に設置したことにより、嵌合溝にはブラケットが圧嵌し、フランジ部が延在する位置においてセンサ本体が嵌合溝に略直交するように設けられているため、フランジ部から突出するブラケットの長さを短く形成して、異物に押圧されたセンサ本体に作用するフランジ部のモーメントを小さくすることができる。これにより、フランジ部の強度が増し、センサをしっかりと保持することができるとともに、ドアを開けたときに、ブラケットが僅かしか見えないので、外観を損なうことがない。
【００６９】
本発明の請求項３に記載の挟み込み検出装置によれば、嵌合溝には内方に突出する突条が形成されたことにより、嵌合溝のフランジ部への保持力を高めるとともに、センサ本体への負荷を確実に受け止めることができるため、安定させた状態で負荷を検知して異物の挟み込みを検出することができる。
【００７０】
本発明の請求項４に記載の挟み込み検出装置によれば、ドアの開口部周辺のレイアウトに応じて第１および第２センサを用いることにより、平行フランジ部および直交フランジ部に合わせてそのまま第１および第２ブラケットを設置して使用することができるため、第１および第２センサを取り付けるための構成を簡素化することができるとともに、安定的に負荷を検知してドアによる異物の挟み込みを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態に係る挟み込み検出装置を示す図面で、開閉駆動装置でドアを閉めているときの車両後部を示すが概略図である。
【図２】本発明の実施形態に係る挟み込み検出装置を示す図面で、ドアが全開時の状態を示す拡大要部斜視図である。
【図３】本発明の実施形態に係る挟み込み検出装置を示す図面で、車体におけるセンサの設置位置を示す斜視図である。
【図４】本発明の実施形態に係る挟み込み検出装置を示す図面で、センサを設置するためのブラケットの設置位置を示す斜視図である。
【図５】図３の矢視線Ｘ−Ｘ拡大断面図である。
【図６】ドアに異物が挟まれたときにおける図３の矢視線Ｘ−Ｘ拡大断面図である。
【図７】図３の矢視線Ｙ−Ｙ拡大断面図である。
【符号の説明】
２　ドア
２ｄ　フランジ部
２ｆ　直交フランジ部
２ｇ　平行フランジ部
１１　開口部
２３　第１センサ
２３ａ　第１センサ本体
２３ｂ　第１被覆部
２３ｃ　第１嵌合溝
２３ｄ　第１取り付け部
２４　第２センサ
２４ａ　第２センサ本体
２４ｂ　第２被覆部
２４ｃ　第２嵌合溝
２４ｄ　第２取り付け部
２８　第１ブラケット
２９　第２ブラケット
Ｓ　挟み込み検出装置[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
According to the present invention, when a door opening formed in a vehicle body is closed with a door, foreign matter is trapped between a flange formed at an end of the door and a door opening facing the flange. The present invention relates to a pinch detection device for detecting.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as a detection device for pinching an automobile door, there is a touch sensor for an electric sliding door disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. H11-222036 (Patent Document 1).
This touch sensor is a sensor for detecting the entrapment of a foreign object in an automobile, and is mainly used for an electric slide door. When the slide door is closed and a foreign object is caught in the slide door when the slide door is closed, the foreign object presses the protector and the touch sensor is crushed, and the conductive wires provided in the touch sensor are electrically connected to each other. And a sensor main body for detecting entrapment of foreign matter. Further, the touch sensor is attached to the slide door by press-fitting to a bracket installed on a flange portion on an outer peripheral edge of the slide door.
[0003]
The sensor main body is covered and protected by a soft resin covering part. The covering portion is formed of a hard resin with a mounting portion to be press-fitted on the bracket, and is insert-molded with a reinforcing member for reinforcement so as not to buckle. A fitting groove is formed in the mounting portion so that the bracket is press-fitted in a direction in which the door is opened, and the sensor main body is installed at a position along the fitting groove.
[0004]
Then, when the slide sensor is closed, the touch sensor first contacts the foreign matter and is pressed on the entire slide door, so that the foreign matter can be detected. The slide door is installed at the vehicle front end of the slide door in a state in which the slide door is closed and further protrudes from the flange portion. The flange portion is provided so as to coincide with the opening end of the door opening portion of the vehicle body, and is arranged in a direction in which the slide door is closed. The bracket is provided on the vehicle compartment side of the flange portion so as to protrude along the flange portion in a direction to close the slide door. The touch sensor and the flange portion are arranged in the same direction as the opening and closing direction of the slide door.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-11-222036 (pages 2-3, FIGS. 3 and 5)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, when attempting to install a sensor on a back door such as a so-called power tail gauge that opens and closes such a conventional pinch detection device with a hinge, the following problem exists in the opening of the vehicle body.
A vehicle-side rear combination lamp (hereinafter, referred to as a "vehicle-side lamp") including a rear turn signal lamp, a tail-and-stop lamp, and a back lamp, and a bumper are installed in an opening of the vehicle body in a vehicle having a back door. . As a result, the door flange is installed so as to fit inside the vehicle-side lamp or the bumper, so that the touch sensor mounting bracket is installed at the opening end of the opening of the vehicle body. The direction is the direction in the vehicle width direction of the vehicle. Further, at a position where the vehicle body side lamp or the bumper is installed on the vehicle body, the direction of the flange portion of the door is different from the opening / closing direction of the door and is orthogonal to the direction. As described above, the orientation of the back door is different at various places depending on the flange portion on which the bracket for installing the touch sensor is installed.
[0007]
By the way, when the foreign object is caught in the door, in order to accurately detect the entrapment, the bracket is installed so that the foreign object presses on the center line of the sensor main body, and the touch sensor is aligned with the opening and closing direction of the door. Need to be installed. When the direction of the flange portion is different from the opening / closing direction of the door, the layout needs to be changed, such as extending the bracket from the flange portion in the opening / closing direction of the door.
For this reason, the pinch detection device in which the bracket for attaching the touch sensor does not extend in the opening and closing direction of the door increases the material cost by the extension of the bracket, and requires a change in the layout of the bracket, which results in cost reduction. However, there is a problem that the number increases.
[0008]
An object of the present invention is to eliminate the need for changing the bracket layout even when the door flange is not oriented along the opening and closing direction of the door at the opening of the door, thereby reducing costs and reducing the load caused by foreign matter. It is an object of the present invention to provide an entrapment detection device capable of stabilizing the detection of an object.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the pinch detection device according to claim 1, wherein a sensor body for detecting that a load is applied, and a mounting portion including a fitting groove into which a flange portion facing an opening of the door is fitted. And a covering portion for covering the sensor body, wherein the sensor body is provided at a position substantially orthogonal to a direction in which the fitting groove is formed. It is characterized by having been done.
[0010]
According to the first aspect of the present invention, the fitting groove is formed in the sensor main body even when the bracket for mounting the sensor on the flange portion at the opening of the door is not oriented along the opening and closing direction of the door. By installing the sensor at a position substantially orthogonal to the set direction, it is not necessary to change the layout of the bracket attached to the sensor, so that an increase in cost can be prevented.
In addition, since the forming direction of the fitting groove, which is the direction in which the sensor is attached and detached, is substantially perpendicular to the bracket, the fitting groove is installed substantially perpendicular to the direction in which the door is opened and closed. When the door is opened and closed, it is possible to prevent foreign matter from coming into contact with the sensor and dropping the sensor from the bracket.
[0011]
The pinch detection device according to claim 2 is the pinch detection device according to claim 1, wherein the sensor main body is arranged at a position where the fitting groove is formed in a direction in which the fitting groove is formed. It is characterized by being installed at a position substantially orthogonal to the position.
[0012]
According to the second aspect of the present invention, the sensor body is installed at a position where the fitting groove is formed, at a position substantially orthogonal to the direction in which the fitting groove is formed. Since the sensor body is provided so as to be substantially perpendicular to the fitting groove at the position where the bracket is press-fitted and the flange portion extends, the length of the bracket protruding from the flange portion is formed short to press against foreign matter. It is possible to reduce the moment of the flange portion acting on the sensor body that has been made. As a result, the strength of the flange portion is increased, the sensor can be held firmly, and when the door is opened, the bracket is only slightly visible, so that the appearance is not impaired.
Further, when a foreign substance presses the sensor main body, the load is applied from a direction substantially orthogonal to the bracket, so that the periphery of the fitting groove does not collapse even if the sensor main body is deformed by the foreign substance being pressed. Therefore, the sensor function can be surely exhibited.
[0013]
The pinch detection device according to claim 3 is the pinch detection device according to claim 1, wherein a ridge projecting inward is formed in the fitting groove, and the sensor body is provided with the fitting groove. Is formed at a position substantially orthogonal to the direction in which the fitting groove is formed.
[0014]
According to the third aspect of the present invention, since the fitting groove is formed with the ridge projecting inward, the fitting groove increases the holding force for holding the flange portion, and the load on the sensor body is increased. Can be reliably received, the load can be reliably and stably detected, and the entrapment of foreign matter can be detected.
[0015]
The pinch detection device according to claim 4, further comprising a flange facing the opening of the door, a first sensor main body that detects that a load is applied, and a first fitting groove into which the flange is fitted. A first mounting portion, and a first covering portion that covers the first sensor main body, wherein the first sensor main body is installed at a position substantially orthogonal to a direction in which the first fitting groove is formed. 1 sensor, a second sensor main body for detecting that a load has been applied, a second mounting portion having a second fitting groove into which the bracket is fitted, and a second covering portion for covering the second sensor main body. And the second sensor body has a second sensor installed at a position along the direction in which the second fitting groove is formed, and the flange portion is substantially orthogonal to the opening and closing direction of the door. Orthogonal flange part extending in the direction, and door A parallel flange portion extending in a direction substantially parallel to the opening and closing direction, wherein the first sensor is attached to a first bracket installed on the vehicle compartment side along the orthogonal flange portion, and The two sensors are attached to a second bracket installed on the vehicle compartment side along the parallel flange portion.
[0016]
According to the fourth aspect of the present invention, the first and second sensors are used in accordance with the layout around the opening of the door, so that the first and second brackets can be directly aligned with the parallel flange portion and the orthogonal flange portion. Since it can be installed and used, the configuration for attaching the first and second sensors can be simplified, and the direction of the flange portion on the outer peripheral edge, such as the back door, is different from the opening and closing direction of the door. Even if there is a portion, the load can be stably detected, and the trapping of foreign matter by the door can be detected.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is a diagram illustrating a pinch detection device according to an embodiment of the present invention, and is a schematic diagram illustrating a rear portion of a vehicle when a door is closed by an opening / closing drive device.
[0018]
The pinch detection device according to the embodiment of the present invention is installed on a door 2 or the like that is automatically opened and closed by an opening / closing drive device 1. First, the opening / closing drive device 1 and the door 2 will be described.
As shown in FIG. 1, an opening / closing drive device 1 includes a back door (hereinafter, simply referred to as “door”) 2 installed in a luggage room (hereinafter, referred to as “cabin”) of a vehicle such as a hatchback type or a wagon type. Used for automatic opening and closing. The door 2 is a hinged door which is installed so as to be rotatable (openable and closable) about an axis of a connecting portion 7 between the vehicle body 3 and the door 2 with respect to the vehicle body 3. The opening / closing drive device 1 is installed near the rear end of the roof of the vehicle, and includes a link means 5 including a link arm 4 connected to the door 2 and the like, and a drive means 6 for driving the link means 5. .
[0019]
The link means 5 is rotatably mounted on the vehicle body 3 via a connecting portion 7 at one end of the link arm 4, and is rotatably mounted on the door 2 via a connecting portion 8 at the other end. The link arm 4 is provided via a connecting portion 9 so as to be rotatable around a shaft in the vehicle width direction with respect to a slide member 10 constituting the driving means 6.
[0020]
The drive means 6 includes, for example, an electric motor (not shown) rotated by a switch (not shown), a reduction gear mechanism for reducing the rotation of the electric motor, and a rack for transmitting the rotation of the reduction gear mechanism to the link means 5. It is composed of a slide member 10 composed of an AND pinion mechanism.
[0021]
When the electric motor rotates forward and backward by a predetermined rotation angle, the slide member 10 moves forward and backward by the reduction gear mechanism. Then, when the slide member 10 moves, the link arm 4 is pushed through the connecting portion 9 in the vehicle front-rear direction, and the link arm 4 rotates about the connecting portion 7, and the door 2 is moved. Open and close.
[0022]
The automatic opening and closing of the door 2 that is opened and closed by the opening and closing drive device 1 is performed by a switch or the like installed in a driver's seat away from the door 2. An entrapment detection device S for detecting that an object is entrapped in the apparatus is installed.
[0023]
FIG. 2 is a perspective view showing an entrapment detection device according to the embodiment of the present invention, and is an enlarged perspective view of a main part showing a state when a door is fully opened. FIG. 3 is a drawing showing the pinch detection device according to the embodiment of the present invention, and is a perspective view showing an installation position of a sensor on a vehicle body. FIG. 4 is a perspective view showing an installation position of a bracket for installing a sensor in the drawing showing the entrapment detection device according to the embodiment of the present invention. FIG. 5 is an enlarged cross-sectional view taken along line XX of FIG. 3.
[0024]
Next, the door 2 will be described.
As shown in FIG. 2, the door 2 opens and closes the opening 11 of the door 2 by rotating about the connecting portion 9 (see FIG. 1) in the opening and closing directions of arrows A and B. At this time, the upper sash portion 2b of the door 2 closes the opening 11 so as to overlap the end of the opening 11 of the roof 3a, and the left and right sash portions 2e close the opening 11 so as to overlap the rear pillar 3b. The main body 2 a below the left and right sashes 2 e is fitted into the opening 11 to close the opening 11.
[0025]
As shown in FIG. 5, the door 2 is provided with a window hole for installing the rear window glass 22 (see FIG. 2) by punching an inner panel 16 and an outer panel 17 made of a cold-rolled steel plate. At the same time, the flange portion 2d of the entire peripheral edge of the door 2 is hemmed, and the inner panel 16 and the outer panel 17 are joined to form the door body 2a.
[0026]
As shown in FIGS. 2, 3 and 4, the door 2 includes a door body 2a, a resin garnish 25 installed below the door body 2a, and a rear body installed above the door body 2a. It comprises a window glass 22, an upper sash portion 2b and a left and right sash portion 2e which become a window frame of the rear window glass 22.
[0027]
A roof end spoiler 2c is installed outside the upper sash 2b formed at the upper end of the door 2, and a cord 26 (to be connected to electrical components installed on the door 2) is installed inside the upper sash 2b of the door 2. 2 (see FIG. 2).
[0028]
As shown in FIG. 2, a rubber frame 27 for improving the sealing and cushioning of the door 2 is provided at an inner peripheral edge of the opening 11 formed on the rear surface of the vehicle body 3. Side windows 15 and rear pillars 3b are installed on the lower left and right sides of the roof 3a of the vehicle body 3, and when the door 2 is closed, the side windows 15 and the rear pillars 3b face the end faces of the rear side of the vehicle, The left and right sash portions 2e are arranged so as to overlap.
[0029]
As shown in FIGS. 2 and 3, a vehicle-side rear combination including a rear turn signal lamp, a tail-and-stop lamp, and a rear lamp is provided at the center of the left and right edges of the opening 11 below the side window glass 15 and the rear pillar 3b. A lamp (hereinafter referred to as a “vehicle-side lamp”) 12 is provided. A door-side rear combination lamp (hereinafter, referred to as a “door-side lamp”) 18 including a tail-and-stop lamp and a rear lamp is installed on the door 2 so as to correspond to the surface of the vehicle body-side lamp 12. When the door 2 is closed, the lower ends of the left and right sash portions 2 e of the door 2 are arranged on the upper surface of the lamp housing 13 of the vehicle body side lamp 12. On the inner surface of the lamp housing 13 in the vehicle width direction, door-side lamps 18 installed at the left and right ends of the door 2 when the door 2 is closed are arranged. In the vehicle body 2, a rear bumper 21 is installed from below the vehicle body side lamp 12 to below the opening 11, and the rear bumper 21 is fitted to a notch 21 a formed on the upper center surface of the rear bumper 21. A door side lamp 18 and a garnish 25 are provided.
[0030]
Next, the entrapment detection device S will be described.
The pinch detection device S includes a first sensor 23 and a second sensor 24 installed on left and right flanges 2d of the door 2 facing the opening 11 of the vehicle body 3, as shown in FIG. In addition, a third sensor may be installed on the lower flange portion 2d of the door 2 to detect the pinch almost all around the door 2 except for the hinge portion.
[0031]
First and second sensors 23 and 24 are provided at the left and right ends of the door 2 with respect to the opening 11 of the vehicle body 3 in the direction of the arrow A for closing the door 2. In the door 2, a first sensor 23 is installed on the flange portion 2 d of the upper left and right sash portions 2 e above the door lamp 18, and a second sensor 24 is installed below the door lamp 18.
[0032]
As shown in FIG. 4, from the outside in the vehicle width direction of the lamp housing 19 (see FIG. 2) of the door side lamp 18 installed on the door 2 to the left and right lower end portions of the garnish 25, a first sensor 23 for installing the first sensor 23 is provided. One bracket 28 is provided.
[0033]
Next, based on FIGS. 2 and 5, left and right side portions of the door main body 2a, first sensors 23 installed on the left and right side portions of the door main body 2a, and the vehicle body 3 facing the door 2 on which the first sensor 23 is installed. Will be described.
[0034]
As shown in FIG. 2, a door-side lamp 18 and a garnish 25 are installed below the left and right sash portions 2 e of the door 2. , B are provided with an outer panel 17 and an inner panel 16 arranged in a direction perpendicular to the opening / closing direction of B.
[0035]
The door-side lamp 18 includes a lamp housing 19 to which a light bulb (not shown) is attached, and a lamp lens 20 that covers the light bulb. The lamp lens 20 is disposed flush with the rear surface of the vehicle so as to coincide with the outer surface of the lamp lens 14 of the vehicle body side lamp 12, and is fixed to the lamp housing 19. The lamp housing 19 is fixed to the outer panel 17 by exposing the left and right side surfaces of the door 2 with the side housing 19a facing the interior side surface of the lamp housing 13 forming a part of the opening 11.
[0036]
The garnish 25 is disposed on the left and right side surfaces and the lower end surface of the door body 2 a facing the cutout portion 21 a of the rear bumper 21, and is fixed to a lower portion of the outer panel 17.
The garnish 25 is installed as a bumper designed according to the shape of the rear bumper 21 disposed around the garnish 25, and is not always essential. Similarly, the door-side lamp 18 is not essential.
That is, in the present embodiment, the door 2 only needs to include at least the inner panel 16, the outer panel 17, the first and second sensors 23 and 24, and the first and second brackets 28 and 29.
[0037]
As shown in FIG. 5, in the door 2, the flange portion 2 d of the portion where the door-side lamp 18 and the garnish 25 (see FIG. 2), which are arranged so that the door 2 fits into the opening 11, is installed in the door 2. Are orthogonal flange portions 2f extending in a direction substantially perpendicular to the opening and closing directions of the arrows A and B, and are disposed on the vehicle interior side of the side housing 19a. The inner panel 16 forms a rising portion 16a inclined from the straight flange portion 2f toward the interior of the vehicle, and screws the base end portion 28a of the first bracket 28 to the rising portion 16a via an elastic washer 32. I have.
[0038]
The first bracket 28 is formed of a plate-shaped metal plate having a U-shaped cross section. The first bracket 28 is disposed on the base end portion 28a along the orthogonal flange portion 2f and fixed to the rising portion 16a. The first fitting groove 23c of the first mounting portion 23d of the one sensor 23 is fitted. The distal end portion 28a is disposed so as to protrude from the distal end of the orthogonal flange portion 2f toward the left and right sides in the vehicle width direction of the vehicle to approximately the same extent as the side housing 19a of the lamp housing 19. By press-fitting the first sensor 23 to the front end portion 28a, the first sensor 23 slightly protrudes from the side housing 19a in the outer peripheral direction of the door 2, and is positioned at the extreme left and right side portions of the door body 2a. The first fitting groove 23c is disposed so as to be substantially perpendicular to the opening and closing directions of the arrows A and B of the door 2.
[0039]
The first sensor 23 includes a first sensor main body 23a that detects that a load is applied, a first covering portion 23b that covers the first sensor main body 23a, and a first fitting groove 23c into which the first bracket 28 is fitted. It comprises a first mounting portion 23d provided. As shown in FIGS. 2, 3 and 4, the first sensor 23 and the first bracket 28 are provided continuously on the outer side surface of the lamp housing 19 and the garnish 25 installed on the door 2 in the vehicle width direction. As shown in FIG. 5, a cutout portion 21 a of a rear bumper 21 that forms a part of the opening 11 is disposed at a position facing the first sensor 23 in the vehicle width direction, and faces the first sensor 23 in a vehicle front direction. A step portion 21b formed on the vehicle body 3 is disposed at the position, and a side housing portion 19a is disposed at a position facing the first sensor 23 in the vehicle rear direction.
[0040]
The first sensor main body 23a is a sensor that detects the entrapment of the foreign matter E (see FIG. 6) by being deformed when a load is applied and by contacting the conductive thin wires provided therein to switch on. The first sensor main body 23a may be any as long as it can detect that the foreign substance E has pressed the first sensor 23, and may be, for example, a series of pressure-sensitive rubber, a rubber contact switch, a micro switch, or the like.
[0041]
The first sensor main body 23a is installed at a position substantially orthogonal to the direction in which the first fitting groove 23c in which the first bracket 28 is press-fitted is formed, and is formed toward the vehicle forward direction indicated by an arrow A for closing the door 2. ing. As a result, the first sensor 23 is disposed at the outermost end on the vehicle interior side in the lower left and right side surfaces of the door 2 on which the lamp housing 19 and the garnish 25 are installed. When the foreign matter E is caught between the two, the load due to the foreign matter E being caught can be accurately detected. The first sensor body 23a has a distal end portion covered with a soft material 23e of the first covering portion 23b, and a proximal end portion covered with a hard material 23f of the first covering portion 23b.
[0042]
The first covering portion 23b is formed of rubber, synthetic resin, or the like, and the tip side of the first sensor main body 23a that contacts the foreign matter E is formed of a soft material 23e to improve the sensitivity of the first sensor main body 23a. The other end portion of the first sensor main body 23a and the portion where the first fitting groove 23c is formed are formed of a hard material 23f so as not to collapse. In the first covering portion 23b, a reinforcing member 33 made of a metal plate is insert-molded around the first fitting groove 23c.
[0043]
In the first fitting groove 23c, a plurality of ridges 23g that are in pressure contact with the front and back surfaces of the first bracket 28 are formed to protrude inward. The protruding ridge 23g is formed obliquely toward the depth side of the first fitting groove 23c, and is formed so that the first bracket 28 is easily press-fitted and hardly pulled out.
[0044]
A stepped portion 21b is formed on the vehicle interior side of the cutout portion 21a of the bumper 21 so that the vehicle body 3 and the periphery of the door 2 overlap when the door 2 is closed. As shown in FIG. 5, a rubber material mounting bracket 34 made of a metal plate for mounting the rubber frame 27 is provided on the inner peripheral portion of the step portion 21b.
[0045]
FIG. 7 is an enlarged cross-sectional view taken along line Y-Y in FIG. 3.
Next, the left and right sash portions 2e of the door 2, the second sensor 24 installed in the left and right sash portions 2e, and the vehicle body 3 in which the left and right sash portions 2e face each other will be described with reference to FIGS.
[0046]
As shown in FIG. 7, the left and right sash portions 2e of the door 2 are formed integrally by bending the peripheral portions of the inner panel 16 and the outer panel 17 in the same manner as the other outer peripheral portions of the door 2 by hemming. A flange-shaped flange portion 2d is formed at an outer circumferential end of the door 2 so as to protrude in the direction of arrow A for closing the door 2. The left and right sash portions 2e are flush with the outer surface of the lamp housing 13 and the surface of the vehicle body side lamp 12 installed at the left and right rear ends of the vehicle body 3 and the outer surface of the side window glass 15 formed outside the cabin of the rear pillar 3b. Thus, the outer panel 17 is formed. For this reason, the flange portion 2d of the left and right sash portions 2e includes a parallel flange portion 2g that is parallel to the opening and closing directions of the arrows A and B of the door 2. The parallel flange portion 2g is disposed substantially orthogonal to the rear surface of the rear pillar 3b, and is flush with the outer surface of the side window glass 15 disposed on the outermost side of the vehicle body 3. ing.
[0047]
The flange 2d of the door 2 includes the orthogonal flange 2f and the parallel flange 2g. The first sensor 23 is installed on the orthogonal flange 2f, and the second sensor 24 is installed on the parallel flange 2g. You.
[0048]
The bent portion 17a formed at the tip of the outer panel 17 is provided with a convex portion 24c of a second covering portion 24b covering the second sensor main body 24a of the second sensor 24 so as to be in contact with the bent portion 17a. The covering portion 24b is disposed so as to protrude from the bent portion 17a at the end of the door 2 along the arrow A direction for closing the door 2.
[0049]
The inner panel 16 has a rising portion 16b formed near the parallel flange portion 2g, and the second sensor 24 and the second bracket 29 are arranged substantially in parallel along the parallel flange portion 2g and the rising portion 16b.
[0050]
The second bracket 29 is made of a metal plate having a front end portion 29b formed in parallel with the parallel flange portion 2g of the door 2 and the directions of the arrows A and B for opening and closing the door 2, and the base end portion 29a is formed with an inner member by a screw or the like. It is fixed to the panel 16. The second bracket 29 may be formed integrally with the inner panel 16.
[0051]
The second sensor 24 includes a second sensor main body 24a that detects that a load has been applied, a second mounting portion 24d having a second fitting groove 24c into which the distal end portion 29b of the second bracket 29 is fitted, It comprises a second covering portion 24b that covers the sensor main body 24a.
[0052]
The second sensor main body 24a has the same structure as the above-described first sensor main body 23a, and is installed in the direction of the arrow A for closing the door 2 and at a position along the direction in which the second fitting groove 24c is formed. Installed in 7, the second sensor main body 24a, the tip portion 29b of the second bracket 29, and the second fitting groove 24c are arranged on the same straight line as the opening and closing directions of the arrows A and B of the door 2.
[0053]
Next, the operation of the pinch detection device S according to the present invention will be described.
As shown in FIGS. 1, 3 and 4, in a normal state such as during traveling or parking, the opening 11 of the door 2 is closed by a switch provided in a driver's seat or the like. No foreign matter E is interposed between them.
[0054]
At this time, as shown in FIG. 5, the foreign matter E, the vehicle body 3 and the like are not in contact with the first sensor 23, and no load is applied. For this reason, the first sensor main body 23a detects that the foreign matter E is not caught between the door 2 and the opening 11 in the switch-off state. In a state where the door 2 is closed, the first sensor 23 is disposed in the space C formed by the flange portion 2d of the door 2 and the cutout portion 21a and the step portion 21b of the rear bumper 21, so that the first sensor 23 There is no possibility that the loaded luggage contacts the first sensor 23 and malfunctions.
[0055]
Further, as shown in FIG. 7, the foreign matter E, the vehicle body 3 and the like are not in contact with the second sensor 24, and no load is applied. For this reason, the second sensor main body 24a detects that the foreign matter E is not caught between the door 2 and the opening 11 in the switch-off state. In a state where the door 2 is closed, the second sensor 24 is disposed in the space D formed by the flange portion 2d of the door 2, the rear pillar 3b of the vehicle body 3, and the rubber frame mounting bracket portion 35. There is no possibility that the luggage placed in the vehicle cabin contacts the second sensor 24 and malfunctions.
[0056]
When the switch is operated to operate the driving means 6 in the opening direction, the door 2 turns around the connecting portion 7 in the direction of arrow B and opens as shown in FIG. With the door 2 open, luggage is put in and out of the vehicle compartment.
[0057]
Then, when the switch is operated to operate the driving means 6 in the closing direction, in the normal state, the first and second sensors 23 and 24 enter the above-described state where the entrapment of the foreign matter E is not detected.
[0058]
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view taken along line XX of FIG. 3 when a foreign object is caught in the door.
As shown in FIG. 6, the first sensor 23 is disposed at an outer peripheral end of the door 2 adjacent to the orthogonal flange 2d. When the door 2 is closed, the first sensor 23 moves to a position facing the step portion 21b in the opening 11 near the stepped portion 21b.
For example, when a foreign substance E is interposed between the door-side lamp 18 of the door 2 on which the first sensor 23 is installed and the vehicle-side lamp 12 of the vehicle body 3, the foreign substance E The first sensor 23 contacts the first cover 23 b of the sensor 23, and contacts the lamp lens 14 installed at the end of the opening 11 with respect to the vehicle body 3 and the rubber frame 27 installed inside the opening 11 in the vehicle interior. Then, the first sensor 23 deforms the first sensor main body 23a provided by the first covering portion 23b being pressed by the foreign matter E, and the first sensor main body 23a is turned on and the foreign matter E is caught. Detect the load.
[0059]
The first sensor 23 is installed such that when a foreign object E is sandwiched between the vehicle body 3 and the door 2, the first sensor 23 is installed in a direction in which the foreign object E exists, and the same arrow A as the direction in which the door 2 closes. When the foreign matter E comes into contact with the first covering portion 23b, the first covering portion 23b is pressed toward the center of the first sensor main body 23a and is deformed. It is possible to accurately detect that E is sandwiched between the vehicle body 3 and the door 2.
[0060]
In the first sensor 23, the first fitting groove 23c and the tip 28b of the first bracket 28 into which the first fitting groove 23c is press-fitted are orthogonal to the opening and closing directions of the arrows A and B of the door 2. Since the first sensor 23 is formed so as to face the direction, the first sensor 23 is completely different from the vehicle width direction in which the first sensor 23 falls off from the first bracket 28, so that the load applied when the first sensor 23 comes into contact with the foreign matter E or the like is reliably detected. can do.
[0061]
Further, since the first bracket 28 can be easily screwed to the rising portion 16a of the inner panel 16, it can be installed on the door 2 of any vehicle type without changing the layout of the door 2.
[0062]
The first bracket 28 is bent at its tip 28b in a direction orthogonal to the opening and closing directions of the arrows A and B of the door 2, and the first sensor 23 is attached to the tip 28b of the first bracket 28 in the vehicle width direction. By pressing in from the first bracket 28, it is possible to attach to the first bracket 28, so that the attaching operation is easy.
[0063]
As shown in FIG. 7, the second sensor 24 is disposed adjacent to the parallel flange portion 2g of the left and right sash portions 2e, and the tip of the covering portion 24b projects further toward the rear pillar 3b than the parallel flange portion 2g. When the door 2 is closed, the second sensor 24 moves to an opposing position near the rear pillar 3b and the lamp housing 13 (see FIG. 2).
For example, when a foreign object E is sandwiched between the left and right sash portions 2e on which the second sensor 24 is installed and the rear pillar 3b, the foreign object E is applied to the second covering portion 24b of the second sensor 24 with respect to the door 2 side. As a result, the rear pillar 3b and the rubber frame 27 (see FIG. 2) come into contact with the vehicle body 3 side. Then, the second sensor 24 deforms the second sensor main body 24a provided by the second covering portion 24b being pressed by the foreign matter E, and the second sensor main body 24a is turned on to trap the foreign matter E. Detect the load.
[0064]
The second sensor 24 is installed such that when the foreign matter E is sandwiched between the vehicle body 3 and the door 2, the second sensor 24 is installed in the direction in which the foreign matter E exists, and the same arrow A as the direction in which the door 2 closes. When the foreign matter E comes into contact with the second covering portion 24b, the second covering portion 24b is pressed toward the center of the second sensor main body 24a and is deformed when the foreign matter E comes into contact with the second covering portion 24b. It is possible to accurately detect that E is sandwiched between the vehicle body 3 and the door 2.
[0065]
As described above, the first sensor 23 is installed on the orthogonal flange portion 2f of the door 2 and the second sensor 24 is installed on the parallel flange portion 2g. Since each of the first and second sensors 23 and 24 can be installed in a direction in which the door 2 closes, the entrapment of the foreign matter E can be accurately detected.
[0066]
The present invention can be variously modified and changed within the scope of the technical concept, and the present invention naturally extends to these modified and changed inventions.
Note that a third bracket and a third sensor press-fitted into the third bracket may be installed at a position where the orthogonal flange portion 2f is located, such as the lower end portion of the door 2. The third bracket and the third sensor are located on the vehicle interior side of the flange portion 2d of the door 2 orthogonal to the opening and closing directions of the arrows A and B of the door 2 similarly to the first bracket 28 and the first sensor 23 described above. Will be installed. The third bracket and the third sensor are substantially the same in shape and the like as the state in which FIG. 5 showing the installation state of the first bracket 28 and the first sensor 23 is rotated 90 degrees so that the rear bumper 21 is on the lower side. , The first sensor 23.
By arranging the first, second and third sensors 23 and 24 in this manner, even if the foreign matter E is caught anywhere in the door 2, the foreign matter E can be accurately detected.
[0067]
【The invention's effect】
As described above, according to the pinch detection device of the first aspect of the present invention, even when the bracket for mounting the sensor on the flange portion at the opening of the door is not along the opening and closing direction of the door. By installing the sensor body at a position substantially orthogonal to the direction in which the fitting groove is formed, it is not necessary to change the layout of the bracket attached for the sensor, thereby preventing an increase in cost. it can.
In addition, since the forming direction of the fitting groove, which is the direction in which the sensor is attached and detached, is substantially perpendicular to the bracket, the fitting groove is installed substantially perpendicular to the direction in which the door is opened and closed. When the door is opened and closed, foreign matter comes into contact with the sensor, and it is possible to prevent the sensor from falling off the bracket.
[0068]
According to the pinching detection device according to claim 2 of the present invention, the sensor body is installed at a position where the fitting groove is formed, at a position substantially orthogonal to the direction in which the fitting groove is formed, Since the bracket is pressed into the fitting groove and the sensor body is provided so as to be substantially orthogonal to the fitting groove at a position where the flange portion extends, the length of the bracket protruding from the flange portion is reduced. Thus, the moment of the flange portion acting on the sensor main body pressed by the foreign matter can be reduced. As a result, the strength of the flange portion is increased, the sensor can be held firmly, and when the door is opened, the bracket is only slightly visible, so that the appearance is not impaired.
[0069]
According to the pinching detection device according to the third aspect of the present invention, since the fitting groove is formed with the ridge projecting inward, the holding force of the fitting groove to the flange portion is increased, and the sensor is provided. Since the load on the main body can be reliably received, the load can be detected in a stabilized state to detect the entrapment of the foreign matter.
[0070]
According to the pinch detection device according to the fourth aspect of the present invention, the first and second sensors are used in accordance with the layout around the opening of the door, so that the first sensor can be used as it is in accordance with the parallel flange portion and the orthogonal flange portion. And the second bracket can be installed and used, so that the structure for mounting the first and second sensors can be simplified, and the load can be stably detected to detect foreign matter being caught by the door. can do.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing a pinch detection device according to an embodiment of the present invention, showing a rear portion of a vehicle when a door is closed by an opening / closing drive device.
FIG. 2 is an enlarged perspective view of a main part showing a state when the door is fully opened, showing the pinch detection device according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a drawing showing the pinch detection device according to the embodiment of the present invention, and is a perspective view showing an installation position of a sensor on a vehicle body.
FIG. 4 is a perspective view showing an installation position of a bracket for installing a sensor in the drawing showing the entrapment detection device according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is an enlarged sectional view taken along line XX of FIG. 3;
6 is an enlarged sectional view taken along line XX of FIG. 3 when a foreign object is caught in the door.
FIG. 7 is an enlarged sectional view taken along line YY of FIG. 3;
[Explanation of symbols]
2 door
2d flange
2f orthogonal flange
2g parallel flange
11 Opening
23 First sensor
23a First sensor body
23b 1st covering part
23c first fitting groove
23d first mounting part
24 Second sensor
24a Second sensor body
24b 2nd covering part
24c second fitting groove
24d second mounting part
28 1st bracket
29 2nd bracket
S Entrapment detection device

Claims

A sensor comprising: a sensor main body for detecting that a load has been applied; a mounting portion having a fitting groove into which a flange portion facing the opening of the door is fitted; and a covering portion for covering the sensor main body. A pinch detection device,
The pinch detection device, wherein the sensor main body is installed at a position substantially orthogonal to a direction in which the fitting groove is formed.

The pinch detection device according to claim 1, wherein the sensor main body is installed at a position where the fitting groove is formed, at a position substantially orthogonal to a direction in which the fitting groove is formed.

The fitting groove is formed with a ridge projecting inward,
The pinch detection device according to claim 1, wherein the sensor main body is installed at a position where the fitting groove is formed, at a position substantially orthogonal to a direction in which the fitting groove is formed.

A flange facing the opening of the door,
A first sensor main body for detecting that a load has been applied, a first mounting portion having a first fitting groove into which the flange portion is fitted, and a first covering portion for covering the first sensor main body are provided. A first sensor body installed at a position substantially orthogonal to a direction in which the first fitting groove is formed;
A second sensor body for detecting that a load has been applied, a second mounting portion having a second fitting groove into which the bracket is fitted, and a second covering portion for covering the second sensor body. The second sensor body has a second sensor installed at a position along a direction in which the second fitting groove is formed,
The flange portion includes an orthogonal flange portion formed to extend in a direction substantially orthogonal to the opening and closing direction of the door, and a parallel flange portion formed to extend in a direction substantially parallel to the opening and closing direction of the door,
The first sensor is attached to a first bracket installed on the vehicle interior side along the orthogonal flange portion, and the second sensor is attached to a second bracket installed on the vehicle interior side along the parallel flange portion. An entrapment detection device, which is attached.