JP2004096265A

JP2004096265A - Satellite communication service system and satellite communication terminal

Info

Publication number: JP2004096265A
Application number: JP2002252328A
Authority: JP
Inventors: Hideki Inoue; 井上　秀樹; Toshihide Maeda; 前田　利秀
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 2002-08-30
Filing date: 2002-08-30
Publication date: 2004-03-25

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a method for developing profitable communication services utilizing satellites. <P>SOLUTION: A ground mobile communication service provider, for example, receives communication charges collected from users as a representative, and distributes the charges between a charge 2105 to be received by a ground mobile communication service network and a charge 2106 to be received by a satellite mobile communication service network. The satellite mobile communication service network utilizing charge includes at least a part of charge to be paid as a fundamental charge for using a satellite system, irrespective of the use/no use of the satellite system. Since there are a large number of subscribers of the ground mobile communication service network, even small amounts of the fundamental charge for the satellite mobile communication service network are summed to a large amount, this enabling the development of profitable businesses. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に移動体を対象とした通信サービスに係り、特に衛星を利用し通信カバー範囲を拡大する通信サービスにおいて、衛星通信の収益を改善する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の衛星通信サービスにおいては、回線使用料そのものからの収入で経費をまかなう収益構造であった。例えば、宇宙通信社の衛星ディジタルＤＡＭＡサービス（ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｓｕｐｅｒｂｉｒｄ．ｃｏ．ｊｐ／ｓｅｒｖｉｃｅｓ／ｄａｍａ．ｈｔｍｌ）等がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
衛星回線帯域は利用可能な電波帯域の関係上、地上系通信網と比較し帯域が狭くならざるを得ない。その帯域を数百万人規模のユーザがメインの通信路として共有することは現実的ではない。また、衛星寿命は１２−１５年であり、衛星回線帯域はこの間一定であるため、地上系の通信路の高速化及びユーザ通信需要の広帯域化と比較し、圧倒的に低いレベルに留まる。一方、高速回線が得られる場所は市街地部に限られており、全地球規模での通信を可能とする衛星回線は、依然として不可欠であるが、回線使用料そのものからの収入で経費をまかなう方式とすると、採算が取れない。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
加入者数の非常に多い地上系移動通信サービス利用者に、衛星回線を非常時に利用出来るサービスを提供することで、地上系移動通信サービスの基本料金の上乗せ分で、収益を得る。
【０００５】
【発明の実施の形態】
図１に本発明の料金収受の説明図を示す。２１０１が移動体端末を利用するユーザ、２１０７が衛星サービス提供者、２１０８が地上系移動通信サービス提供者である。２１０２が移動体端末ユーザの支払う通信料金で、地上系移動通信サービス網利用料金２１０３と、衛星系移動通信サービス網利用料金２１０４の合計からなる。これらユーザより収受した通信料金を例えば地上系移動通信サービス提供者が代表してユーザから収受し、地上系移動通信サービス網が受領する料金２１０５と、衛星系移動通信サービス網が受領する料金２１０６とに分配する。衛星系移動通信サービス網利用料金は、衛星系の使用／不使用に関わらず、衛星系を使用する基本料金として支払う部分を少なくとも一部含むものとする。本方式の利点は、衛星の回線使用料そのものから収益を得るのではなく地上系移動通信サービス網の利用者から、月々の基本料金への上乗せで収益を得られる点である。地上系移動通信サービス網の利用者数は圧倒的な多数であるため、月々の使用料が小額でも、合算で非常に大きな額とすることが出来る。これは、携帯電話向けインターネット接続サービスのための付加契約を、実際に使用するか否かに関わらず契約するケースが多いことからも、実現性のある料金収受法といえる。また、衛星利用への初期投資を少なくすることで、衛星を利用するための敷居を低くし、多くのユーザを取り込むことが可能となるため、収益性は更に向上する。移動体端末は、電話に限らず、その時代で使用される主要な通信手段の料金としても良い。例えば将来、無線系のインターネット接続契約に移動体電話機能が含まれる場合には、無線系のインターネット接続料金に衛星系使用料金を重畳する。
【０００６】
次に、図２を用い衛星帯域の配分について説明する。先の実施例で、衛星系の使用／不使用に関わらずユーザが支払う衛星系の基本料があるとした。このモデルでユーザの加入を促すには、ユーザにとって有益なサービスを提供する必要がある。そのひとつが、非常通信機能の提供である。ユーザに、地上系移動通信サービス網の利用が不可能な場所／状況においても、通信を確保出来るという安心感を売り、その代償として基本料金を支払ってもらう方式とすれば、ビジネスとして成功する確率を高めることが出来る。また、非常通信のトラフィックが少ない場合、使用しない帯域を衛星系の加入者に対しレジャー用途等に開放するなどを行い、余剰資源の還元にも配慮する。余剰帯域の還元は、レジャー用途以外に、各種放送や広告の放映／リモートセンシング用途への転売などで、収益を得ても良い。図２においては、収益と周波数資源分配の基本構造を示している。２１０１は移動体端末を利用するユーザで、地上系移動通信サービス網の使用契約の他に、衛星系を使用する付加契約を行っている。２１０６は出資者からの衛星使用料であり、衛星帯域（トランスポンダなど）運用資金として使用する。１７０３は衛星系移動通信サービス網の衛星帯域であり、この帯域資源を出資者へ分配１７０４する。帯域分配の際、最優先される項目は、１７０５の非常通信である。非常通信に利用されない帯域１７０６は、何らかの手法で出資者に還元する。非常通信以外の帯域を使用する例１７０７としては、地上系の圏外時の通信（山間部でのレジャー時の使用，都市部でのユーザ集中による輻輳時の利用）や、リモートセンシングにおける測定値など緊急性を要しない通信が挙げられる。非常通信以外の帯域を使用する際は、非常通信により、中断する可能性がある点を、ユーザが納得した上で使用する用途が適する。出資者即ち移動体端末ユーザ２１０１は、非常に数が多いユーザ群であると有利である。これは衛星系付加契約のために、月額基本料金への上乗せがわずかな額であっても、総額として衛星帯域を確保可能となるためである。更に、通常は、衛星系移動通信サービス網をメインの通信手段として使用せず、地上系移動通信サービス網が利用出来る状況下では、地上系のみを利用する方式とすることで、衛星帯域の枯渇を防止し、非常通信のための十分な帯域を確保する。また、衛星帯域の出資者への還元に関し、公平性の配慮も重要である。これは、特定の少数のユーザが非常通信を高頻度で行う場合、傾斜料金を適用するなどを行うものである。出資者に関しては、移動体端末や各種リモートセンシング装置に限らず、一般家庭向けの固定局でも良い。更に、自治体の災害時の通信手段として使用するための、衛星専用端末でも良い。同端末は、災害対策本部や、各コミュニティに配置している非常用品倉庫に格納してもよい。更に、端末は発呼回数限定の使いきりとすることで、無駄な発呼を抑止する効果がある他、自己放電の少ない保存性の良好な一時電池を電源とすることが可能となる。この端末を自治体向けに売切り方式で納入しても、年度契約の使用料を徴収して分配しても良い。専用端末の電池の交換サービスで収益を確保しても良い。モートセンシングの用途では、衛星の耐災害性から、地上系の連絡網が分断された場合でも利用可能な特徴がある。これは、衛星を利用するシステムの大きな利点である。特に仰角が大きな衛星を利用すると、大震災などの災害発生時に、倒壊した建造物の間からでも通信が可能となり、人命救助率の向上が見込めるなど、公益性の高いサービスが実現できる。
【０００７】
図３に本発明の概略図を示す。１００１が移動端末ユーザ、１００２が衛星サービス提供者、１００３が地上系移動通信サービス提供者である。移動端末ユーザと地上系移動通信サービス提供者の間では、通常の地上系のサービスと料金の収受関係１００４が成立している。移動端末ユーザは、地上系移動通信サービス提供者を経由して、衛星サービス料金を支払う１００５，１００６。地上系移動通信サービス提供者にとっては、サービスエリアの拡大による加入者であるところの移動端末ユーザへの利便性向上の利点がある１００７。衛星サービス提供者は、移動端末ユーザに対し、衛星通信サービスを提供する１００８。移動端末ユーザは、衛星サービス提供者の提供する衛星サービスを利用する１００９。
【０００８】
図４に関係者相互の動作を、時間を追って示す。１１０１が移動端末ユーザ、１１０２が地上系移動通信サービス提供者、１１０３が衛星サービス提供者である。まず移動端末ユーザと地上系移動通信サービス提供者との間では、地上系通常加入契約１１０４がある。これに加え、移動端末ユーザが衛星を利用したい場合に、衛星系付加契約１１０５を交わす。地上系移動通信サービス提供者は、衛星系付加契約を交わしたユーザを衛星サービス提供者に通知する１１０６。衛星系付加契約を交わした移動端末ユーザが衛星を利用する１１０７。衛星サービス提供者は、移動端末ユーザの衛星サービス利用状況を地上系移動通信サービス提供者に通知する１１０８。この通知により、地上系移動通信サービス提供者は、移動端末ユーザへの追加使用料の清算などの根拠とする。
【０００９】
図５に本発明のシステム図を示す。１３０１が移動体端末で、図に示すように携帯電話型，車載端末型，ノートＰＣやＰＤＡと衛星アダプタの組み合わせが考えられる。また衛星専用の端末であっても良い。１３０２は衛星である。必要とする通信品質を確保出来る衛星であれば、静止／非静止，軌道形式を問わない。また必要な範囲をカバーすることが可能な通信機能を有していれば、衛星に限らず大気圏内の飛翔体でも良い。１３０３は衛星サービス提供者の基地局である。同基地局は、移動端末ユーザからの通信を衛星経由で受信し、必要に応じて地上系移動通信サービス提供者交換局１３０４やインターネット１３０６に転送する。１３０５は地上系移動通信サービス提供者基地局であり、地上系がカバー出来る地域内においては、移動端末ユーザからの通信を直接処理する。また、衛星内交換を行い、移動体端末間でのピアツーピア形式の通信を利用する場合は、移動体端末１３０１からの通信を、衛星内で交換し、他の移動体端末１３０７へ転送する。
【００１０】
図６に移動体端末の構成を示す。１２１０は衛星通信機能内蔵型の移動体端末の構成例である。１２１１が端末の非無線系機能部で、プロトコル処理やデジタル信号処理，マイクやスピーカなどの入出力装置や、外部装置へ通信サービスを提供するためのインターフェース装置からなる。１２１２は地上系無線部で、地上系移動通信サービス網を利用する場合に、１２１４の地上系アンテナと共に使用する。尚、性能基準を満たせば、アンテナは別体式に限らず、地上系と衛星系一体型でも良い。１２１３は衛星系無線部であり衛星系移動通信サービス網を使用する場合に、１２１５の衛星系アンテナと共に使用する。１２１８の表示部は、通常の地上系移動通信サービス網利用時の各種情報の表示に利用されるほか、衛星系移動通信サービス網利用の可否状況の表示，衛星課金情報の表示，衛星通信オプションや利用条件の表示，衛星通信利用に関する操作ＧＵＩの表示などに用いる。１２１９の操作部はボタンやダイヤル，タッチパネル，ＧＵＩの仮想ボタンなど操作装置からなり、通常の地上系移動通信サービス網利用時の各種操作に利用されるほか、衛星通信利用のための操作，衛星通信オプション選択のための操作に利用する。１２２０の制御部は、端末の動作を統括的に制御する。１２２１の衛星課金管理部は、利用プラン，利用可能回数（あるいは接続可能），接続回数や時刻及び接続継続時間などの履歴を管理し、衛星系移動通信サービス網への接続時に、移動端末ユーザに提示する各種接続条件を保持する。１２２２，１２２３は衛星アダプタ接続インターフェースで、実線で示した音声や通信データの中身（いわゆるペーロードデータまたはアプリケーションデータ）や、点線で示した制御データのやり取りを、移動体端末と衛星アダプタ間で行う際に使用する。
１２１６の地上系／衛星系切り換え機構は、地上系移動通信サービス網が使用可能な場合は、出来るだけ地上系移動通信サービス網を利用するよう制御する。この制御は地上系無線部１２１２からの、地上系利用可否判定信号１２１７を利用して行う。またこの制御は自動で行うとユーザの操作が簡略化される。自動切り換えとしておくことで、地上系が利用可能な状況下での衛星系の利用を防止出来、限られた衛星帯域の節約になる。尚、特定の用途を考慮し、マニュアルで切り換えることを可能とすることは妨げない。一般ユーザに同機能を開放する否かは、サービス提供形態に依存するものとする。
【００１１】
図７に衛星通信機能非内蔵型の移動体端末の構成例を示す。１２３０は衛星通信機能非内蔵型の移動体端末，１２３１が衛星アダプタである。１２２２，１２２３が衛星アダプタ接続インターフェースである。衛星通信機能非内蔵型の移動体端末と衛星アダプタとを、有線１２３２あるいは無線１２３３により接続することで、衛星系移動通信サービス網が利用可能となる。有線系の結合部は、ＲＳ−
２３２などのシリアル通信，ＩＥＥＥ　１２８４などのパラレル通信，ＵＳＢやＩＥＥＥ１３９４などの通信，装着型衛星アダプタ利用の場合の独自インターフェース（コネクタ，プロトコルの少なくとも一方）などが考えられる。また、無線系の結合部は、８０２．１１ｘなどの無線ＬＡＮ系，ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ　系，Ｉｒ−
ＤＡなどの赤外線系が考えられる。衛星通信機能非内蔵型の移動体端末では、衛星系を内蔵しないため、軽量化や低消費電力化の点で有利である。また、衛星系無線部を、例えば車載機に内蔵し、必要に応じ、衛星通信機能非内蔵型の端末と接続することで衛星系移動通信サービス網との接続を可能とする構成も考えられる。この車載機との組み合わせの例では、携帯型へのアダプタ形式と比較し、回路設置スペース，電源の余裕度及び衛星系アンテナの設置スペースの面で有利である。更に、地上系移動通信サービス網へのアクセスが不可能な場所への主な移動手段として、自動車が使用されるケースが多いことも、車載機への衛星通信機能の親和性の良さを示している。また、衛星通信機能を有する車載端末に対し、アップリンク非使用時に放送型でコンテンツを配信すれば、衛星通信加入者の確保に有利である。
【００１２】
図８は、衛星課金管理部１２２１を、衛星アダプタ側１２４１に内蔵した例である。この場合、移動体端末１２４０側において衛星系付加契約を交わしていないケースでも、衛星課金管理部内蔵型衛星アダプタ１２４１側で衛星系付加契約を交わしていれば、衛星系移動通信サービス網を利用することが可能となる。本実施例は、衛星課金管理部内蔵型衛星アダプタ１２４１を、地上系移動通信サービス網のサービスエリア外を移動する可能性が高い車両の車載機に内蔵し、運転者が必要時に移動体端末１２４０を車載機に接続して使用する場合に有用である。本ケースに当てはまる使用シーンは、山間部のレンタカーを都市部のユーザが使用する場合などである。
【００１３】
図９は簡易操作機能付き衛星アダプタ１２５０の例である。本アダプタは、基本的に前述の実施例における、衛星課金管理部付き衛星アダプタ１２４１に、簡易的な操作を行える機能を付加したものである。この付加機能により、音声通話機能をもつ移動体端末を用いずに、定型文や簡単な文字，データなどを衛星経由で通知することが可能となる。１２５１は表示部で、衛星系移動通信サービス網利用時に必要な情報を表示する。具体的には、衛星系移動通信サービス網利用の可否状況の表示，衛星課金情報の表示，衛星通信オプションや利用条件の表示，衛星通信利用に関する操作ＧＵＩの表示など、図６の１２１８と同類の表示の他、送信すべき定型文の選択や、簡易文字データの表示に用いる。通信アダプタの性格上、小さいディスプレイを使用する場合は、上記表示内容を簡略化して表示しても良い。１２５２の操作部は、衛星系移動通信サービス網への接続に関する操作（接続操作，接続条件選択操作，定型文選択操作，簡易文字列入力操作）を行う。１２５３の制御部は、アダプタ中の各機能部を統括的に制御する。１２５４の簡易文字生成部は、予め登録してある定型文の出力や、操作部による文字入力の補助を行う。１２５５の位置情報読み込み機能は、ＧＰＳやその他の位置検出手段からの位置情報をアダプタへ入力する機能を提供する。定型文や簡易文字列の送出の際、位置情報を常に或いは必要に応じ付加することで、通信利用者の位置を煩雑な操作無しに通信相手へ伝達することが出来る。位置データは、図９の実施例のみに関わらず、図６から図７の全ての実施例について利用しても良い。また、位置データの注入先は、情報を伝達可能であれば、移動体端末と衛星通信アダプタのどちらでも構わない。この簡易操作機能付き衛星アダプタ１２５０の適用先は、車載機などが考えられる。音声端末を用いず、車載機のみで、緊急時の通信手段が確保出来るため、運転者の安心感の向上に寄与する。また、音声通話やデータ通信などと異なり、定型文などの小さいデータのやり取りが主体であるため、契約料を低減することが可能である。低料金化は加入者数を確保する際に有利であるほか、全ての車両（及び移動体一般）への装着の義務化を行う際にも有利である。また、車両からは、カーナビゲーションシステムからの位置情報を比較的容易に取得できるため、１２５５のような位置情報を利用した応用を低コストで実現できる利点がある。上記、実施例で、車載型端末あるいはアダプタとしたものは、車載型に限らず可搬形式の装置，僻地設置型のブース端末，都市部設置型のブース端末，地上系移動通信サービス網の輻輳頻度の高い場所への設置型のブース端末としても良い。ここでいうブース端末とは、公衆電話ボックスのように、ユーザを限定せず、公共的に利用出来る端末で、ブースなどへの設置を想定したものである。設置場所は、地上系通信サービス網が地理的あるいは輻輳頻度的に利用不可能な箇所に設置する。また、船舶や航空機，公共交通機関の中に設置しても良い。ユーザを特定しない場合、衛星課金管理部１２２１は、ユーザの端末に内蔵するか、或いは脱着式でユーザがブース端末に挿入する形式とする。
【００１４】
図１０に接続動作時の事例フローを示す。１４２０が移動端末ユーザ、１４２１が地上系移動通信サービス提供者、１４２２が衛星サービス提供者を示す。移動端末ユーザはまず、衛星系移動通信サービス網を利用するか否かの選択を行う１４０１。この選択は、地上系移動通信サービス網が利用出来る場合には強制的に地上系移動通信サービス網を利用する方式を採用し、かつ地上系移動通信サービス網が利用可能の場合、表示を抑止することが出来る。衛星系移動通信サービス網を利用しない選択を手動（あるいは自動）で決定した場合、地上系移動通信サービス網を利用する１４０２。逆に衛星系移動通信サービス網を利用する選択を手動
（あるいは自動）で決定した場合は、１４０３にて課金管理部による発信の可否の判定を行う。発信許可が下りない場合は、衛星への発信は行わない１４０４。発信許可された場合、衛星に向け接続要求を送出する１４０５。接続要求を受信した衛星サービス提供者の基地局では、登録ユーザの確認を行う。移動端末ユーザの加入者データベースを衛星サービス提供者側に持たない図１０の実施例では、登録ユーザ確認要求を地上系移動通信サービス提供者側へ向け送信する１４０６。地上系移動通信サービス提供者側では、受信した登録ユーザ確認要求を元に、移動端末ユーザの加入者データベースを参照し、接続要求に対する接続の可否を、衛星サービス提供者側に送信する１４０７。衛星サービス提供者は、地上系移動通信サービス提供者からの接続可否情報を元に、移動端末ユーザに、接続可否判定結果を送信する１４０８。移動端末ユーザにおいては、接続要求に対する応答を確認し１４０９、接続中止１４１０あるいは接続手続きを続行１４１１の判断をする。尚、本実施例では、衛星系移動通信サービス網も使用可否の判定部分のみのフローであり、認証シーケンス等後に続く処理を、使用するプロトコル仕様に応じ追加する。
【００１５】
図１１に加入者データベース１４２３を衛星サービス提供者の側に設置した場合の接続動作に関する事例フローを示す。１４０１〜１４０４は前の図１０の例と同様であるため省略する。本実施例では、１４０５の衛星接続要求に対し、
１４２２衛星サービス提供者側は、１４０６において自システム内にある加入者データベース１４２３を参照するため、地上系移動通信サービス提供者１４２１への問い合わせを行わずに、直接接続可否の応答を移動端末ユーザ１４２０へ返答することが出来る。従って移動端末ユーザ側から見た場合、応答時間の短縮などの利点がある。更に、衛星サービス提供者管理の加入者データベース１４２３の利用状況データを、地上系移動通信サービス提供者との間で同期させる際、料金清算期間単位の間隔と同程度（例えば月ごとや週ごとなど）とすることで、衛星サービス提供者と地上系移動通信サービス提供者間の通信量の削減が可能である。また、衛星サービス提供者と加入者データベースを、地上系移動通信サービス提供者のそれと別管理とすると、衛星サービス提供者独自の料金プランやディスカウントを行うことが可能となる利点がある。図１１における１４２４は地上系移動通信サービス網経由の通信の例である。このケースでは、衛星サービス提供者は移動体端末よりのデータを地上系移動通信サービス提供者に転送することで通信を行う。１４２６は移動体端末から衛星系移動通信サービス網への通信データ、１４２７は地上系移動通信サービス網への折り返しデータである。本ケースでは、通信網の対称性を保ちやすく、通信プログラムを単純化することが可能である。一方１４２５に示す地上系移動通信サービス網非経由の通信においては、衛星サービス提供者は移動体端末よりのデータを地上系移動通信サービス提供者に転送せず、インターネットなどの外部の通信網へ直接転送することで通信を行う。１４２８は移動体端末から衛星系移動通信サービス網への通信データ、
１４２９は外部網への直接転送されるデータである。本ケースでは、移動体端末からのデータが地上系移動通信サービス提供者を経由して最終的にインターネットなどの外部網へ転送される場合に、より短い経路をとることが可能となる。尚、１４２４，１４２５の両経路は、図１０の接続動作後の通信においても同様に適用できる。
【００１６】
次に図１２と図１３を用いてデータファイル構成の例を示す。図１２は移動体端末側データファイル構成例、図１３は地上系移動通信サービス提供者又は衛星サービス提供者側のデータファイル構成例である。両図より判るとおり、本発明では、移動体端末側に必要十分な課金関連データを保持する。これは、課金情報確認のためのトラフィックを発生させないか、あるいは低減させるためである。移動体端末に通信サービス提供者側並のデータを保持していれば、接続信号を発信する前に課金条件や接続の可否を確認することが出来、限られた衛星帯域を有効に利用することが可能となる。この方式は、加入者数が多く、しかも発呼する頻度が小さいシステムで特に有効である。１５０１はユーザＩＤのデータファイルである。これは地上系移動通信サービス網用専用のＩＤとして扱っても、認証一般のＩＤとして用いても良い。１５０２は認証情報のデータファイルである。認証は、地上系移動通信サービス網のみを利用する場合は勿論、衛星系移動通信サービス網経由での利用の際の認証データとして共通に扱い、一度の認証で済ませる方式としても良い。衛星系移動通信サービス網独自の認証を行う場合は、別に衛星専用の認証データファイルを設けても良い。１５０３は衛星利用ユーザ
ＩＤのデータファイルで、衛星の利用登録をしている移動端末ユーザのＩＤである。本ＩＤは、衛星系移動通信サービス網経由で地上系移動通信サービス網に接続する際に、正規に衛星利用登録を済ませた真正ユーザであることの確認に利用しても良い。また、衛星系移動通信サービス網のみの利用で他の網へ接続する際の確認用ＩＤとしてもよい。更に、地上系移動通信サービス網のユーザＩＤ
（１５０１）と統一しても良い。加えて、前もって衛星利用登録を行わずに衛星を利用可能なサービス形態の場合の、ユーザＩＤとして利用しても良い。１５０４は衛星利用回数のデータファイルで、ユーザが衛星系移動通信サービス網を利用した回数、あるいは時間及び時間帯など、課金に関係する使用状況の記録を保持する。１５０５の衛星回線状況のデータファイルは、衛星回線の混雑状況を保持する。これは衛星回線の混雑状況に応じ、移動体端末での接続可否の判定や、課金条件を変える場合の基礎データに用いる。１５０６の衛星利用プランのデータファイルは、現在適用している料金プランの情報を保持する。１５０７衛星課金情報のデータファイルは、料金清算期間単位の間隔（例えば月毎，週毎など）での、現在までの課金高を保持する。過去の履歴を保持しても良い。１５０８の衛星課金条件のデータファイルは、定額料金で利用出来る回数と超過時の傾斜料金額など、料金体系の仕組みを保持する。料金体系は、単純でない場合が多いため、マクロ言語形式などの記述で与えても良く、複雑な料金体系への適用範囲の拡大が可能である。１５０９ユーザ位置情報のデータファイルは、移動体端末の現在位置の情報を保持する。待ち合わせ時の位置確認や、緊急時の着実な位置情報の通報などの用途に利用するオプションである。１５１０の課金等級データファイルは、非常通信の利用頻度によって課金クラスを変える際の基礎データとする。
【００１７】
１６０１〜１６１１は、地上系移動通信サービス提供者又は衛星サービス提供者側のデータファイル構成例である。移動体端末側での説明で示したとおり、通信サービス提供者（地上系／衛星系とも）の側にも、移動体端末と同様のデータを保持する。移動体端末と異なる点は、課金請求用のデータファイル１６１１が増えた点及び、それぞれのデータファイルを衛星サービス提供者側にもつか、地上系移動通信サービス提供者側にもつかが、システム構成によって異なる点、更にデータファイルのレコードが加入者数を収容できるよう複数化されている点である。例えば、衛星サービス提供者側の課金も含め、全ての認証や課金管理を地上系移動通信サービス提供者側で行い、衛星系移動通信サービス網を単なるスルーリピータ（受けた信号を通過させる機能のみをもつ中継装置）として扱う構成の場合、これらのデータファイルを全て地上系移動通信サービス提供者側の設備に置くことが出来る。このケースでは、図１０の事例フローに近い構成となる。逆のケースとして、衛星系移動通信サービス網の課金をはじめ、地上系移動通信サービス網への認証まで衛星サービス提供者側が実施し、認証手順の単純化と、衛星サービス提供者と地上系移動通信サービス提供者間のメッセージ交換シーケンスを削減することを念頭においた場合、これらのデータファイルの多くを衛星サービス提供者側の設備に置くことが出来る。このケースでは、図１１の事例フローに近い構成となる。どのデータファイルをどちら側の設備に置くかは、認証や課金のタスクの分担による。データ保全の為に、重要なデータファイルを敢えて衛星サービス提供者と地上系移動通信サービス提供者の双方の設備に重複して保持しても良い。
【００１８】
運用に際し、移動体端末と通信サービス提供者（衛星系，地上系とも）との間でデータの同期が必要となった場合、通信サービス提供者側からポーリングを行い、順序だてて更新をかけることにより、移動体端末側から競合アクセスする場合より帯域を有効利用できる。また、移動体端末から、データの同期をかけたい場合は、衛星系を用いず、地上系移動通信サービス網あるいは、家庭やサービスステーションのインターネット端末などの固定局経由で同期をかけると衛星帯域の節約が可能となる。尚、移動体端末からのデータの同期を早急に行う必要がある場合は、この限りではなく衛星系のアップリンクを利用することを妨げない。
【００１９】
図１４に移動体端末の入出力画面の例を示す。３１０１，３１０２は地上系や衛星系の電波インジケータ、３１０３は現在選択している通信サービス提供者
（キャリア）の表示である。３１０４のメッセージウィンドウは、各種操作のための情報や、通信サービス提供者からユーザに通知したい情報を表示する。３１０５の操作ボタンは、例えば３１０４のメッセージに対する応答を入力するために使用する。同操作は、物理的なボタンと併用しても良い。３１０６は衛星系利用条件表示するウィンドウで、現在選択している料金プランやその条件を表示する。３１０７は電話番号を表示するウィンドウで、数字に限らず登録名称を示す文字でもよい。３１０８は衛星トラフィック表示で、衛星帯域の状態を示す。この情報は、混雑状況に応じた傾斜料金（一定料金あたりの利用可能時間数でも可）のための根拠とする。３１０９，３１１０は、非常通信関連の説明ウィンドウ及び操作ボタンである。非常通信は、普段は非表示としておいても良い。さらに物理的ボタン／ソフトウェアボタンの簡単な操作によって短時間で呼び出せるようにしておいてもよい。本入出力画面例に示した表示やボタンは、ソフトウェア生成であるため、表示／非表示，大きさ，メッセージ内容などは、状況に応じ適宜変化させる。
【００２０】
図１５は回線混雑状況に依存した課金条件変更の例である。同図（ａ）は、衛星帯域を示す。塗りつぶし部が現在利用されている帯域幅，同白抜きが通信に供することが可能な空き帯域幅、両者を合わせて衛星帯域全体をなしているとする。（ｂ），（ｃ），（ｄ），（ｅ）は衛星帯域の混雑度を示している。（ｂ）から（ｅ）の順で混んでいることを示す（図中の塗りつぶし部の割合は相対的なものであり、図示の割合に限定するものではない）。同図（ｆ），（ｇ），（ｈ）は、それぞれ（ｂ），（ｃ），（ｄ）の混雑度に対応する移動体端末側の３１０６衛星系利用条件表示と３１０８衛星トラフィック表示の例である。同じく（ｉ）と（ｊ）は（ｅ）に対応している。（ｆ）の例においては、衛星帯域の混雑度が低いため、例え月次（課金単位が月ごとの場合）の基本料金内に含まれるフリー通話分を使用することが可能である旨の表示を行う。以降、説明する（ｆ）から（ｊ）の表示の課金プランは一例である。従って、表示内容は、図示したものに限らず、利用プランに応じて変化する。（ｇ）の例においては、中程度の衛星回線混雑度のため、通常より高い課金となることを表示している。従って、やや急を要する通信需要をもつユーザのみに利用が削減されることが予想できる。（ｈ）の例においては、余剰帯域の余裕度が残りわずかになり、非常通信のみを受け付ける旨を表示した例である。更に混雑度が増し、余剰帯域を消費し尽くした場合の例が（ｉ）及び（ｊ）である。（ｉ）の例においては、回線に空きが生じた時点で音や振動、視覚的通知手段でユーザに通信回復を告知する。或いは、予約回線が空いている場合に予約処理を行ってもよい。また、（ｊ）に示すように、安否確認に応答するモードに設定し、サーバからのポーリングに備えて待機しても良い。これは、衛星帯域が非常通信で飽和する主な原因が、大震災など広域の災害である可能性が大きいため、広域災害時に通信需要として最も多い安否確認をポーリング方式で行うためのものである。以上のように、同一料金プランにおいても、衛星帯域の混雑状況に応じ、課金条件が変化することをユーザに示すことで、ユーザの理解と合意のもとに、可変的課金条件を適用することが可能となる。この方式を用いることにより、衛星帯域混雑時には高い課金条件となるために発呼が抑えられ、逆に閑散時には、安い課金条件により発呼を促進でき、トラフィックの平滑化が図られるため、衛星帯域の有効利用が可能となる。これら課金条件の変更を動的に行い、更にユーザには常に課金条件を示すことで、相互理解に基づいた満足度の高いサービスを提供することができる。尚、ポーリングに応答する際、端末ユーザの状態を示す付加情報を加えて応答しても良い。付加情報には、少なくとも、端末ユーザが健全であるか救護が必要であるかの状態を示す情報を含むものとする。また安否確認時のポーリングモードに応答する際には、端末の位置情報を自動的に付加しても良い。また、家族など端末ユーザ本人以外の情報を含めても良い。
【００２１】
図１７は課金条件の指値の例である。これは、衛星帯域の混雑状況が変化し、ユーザの希望する課金条件になった場合に通知（あるいは自動接続）などの手段を用いて、より有利な条件での通信を提供するものである。以前の図と同様に、３１０６は衛星系利用条件表示、３１０８は衛星トラフィック表示の例である。同図のように、衛星帯域の混雑により、衛星帯域の閑散時に比較し高い課金条件となっている場合に、より安価な課金条件まで、帯域が空いた時点で、ユーザに通知するか否かを問う表示を行う。このとき、どの程度の課金条件まで下がった場合に通知するかの指定（指値）を行っても良い。図の例では、通話回数の換算倍率を課金条件としているが、単位時間あたりの通話料や、単位料金あたりの通話可能時間でも良い。通信内容は音声通話以外にデータ通信でも良い。本課金条件の指値は、移動体端末本体のみで実行できる。衛星帯域混雑度根拠となるデータは、移動体端末が独自に衛星帯域をスキャンし求めるか、あるいは衛星系移動通信サービス網のサーバから、制御チャネルなどの帯域を用いてダウンリンク方向にブロードキャストしても良い。更に、衛星帯域混雑度が変化し、それに伴い課金条件が変化した場合に、多くの移動体端末が一斉に発呼することによる輻輳を防止するため、移動体端末がランダムな時間発呼を待つ（バックオフ）と、よりトラフィックの平準化に寄与する。
【００２２】
図１６は課金区間のオフセットの例である。４１０１が料金清算期間単位の長さで、例えば月や週などである。４１０２がユーザ群Ａの課金清算期間単位である。同様に４１０３，４１０４，４１０５が夫々ユーザ群Ｂ，Ｃ，Ｘの課金清算期間単位である（尚４１０５のユーザ群Ｘは２４番目という意味ではなく、いくつかに分割したユーザ群中の最後の１つを指すものとする）。このように課金を計算する区間を、ユーザ群毎に少しずつオフセットさせるとこによって、移動体端末ユーザのフリー通話分の消化行動によるトラフィックの増加を分散化させることが可能となる。オフセットは、出来るだけ細かい単位とすることが望ましい。例えば日単位でのオフセットとすると、日付の変わる時点で、トラフィックの急増を起こす可能性がある。従って、オフセットの単位は、日刻みではなく、時間刻み，分刻みで分割することが望ましい。時間刻み，分刻みが無理な場合は、深夜の二時，三時など、使用するユーザ数が極端に少ないと予想される時間帯に切り換えポイントを置いても良い。ユーザ群の分け方に関しても、ユーザ数のみでなく、使用するアプリケーション種類や、ユーザの使用頻度／トラフィックパタンを分析し、出来るだけ総合したトラフィックが平準となるよう、グルーピング分けすると良い。また、課金清算期間単位の前あるいは後ろに、少々の猶予時間をオーバーラップさせることにより、トラフィックの集中を緩和しても良い。このオーバーラップは、課金条件の指値を設定している場合や、課金条件切り換え直後の移動体端末毎のバックオフによる課金清算期間単位のまたぎの問題を低減することが可能となる。
【００２３】
図１８に事前契約無し衛星利用の例を示す。前出の図４においては、移動体端末ユーザが、地上系通常加入契約に加え、衛星系付加契約を結んで初めて衛星系移動通信サービス網を利用可能となる方式を示した。本実施例では、事前の衛星系付加契約無しで、衛星系移動通信サービス網を利用する場合例を示す。１１０１が移動端末ユーザ、１１０２が地上系移動通信サービス提供者、１１０３が衛星サービス提供者である。まず移動端末ユーザと地上系移動通信サービス提供者との間で、地上系通常加入契約１１０４を結ぶ。このとき、図４の例と異なり明示的な衛星系の付加契約は行わない。次に地上系移動通信サービス提供者は、衛星サービス提供者に対し、将来衛星を利用するかもしれない潜在ユーザとして、契約ユーザに関する通知を行う１１３０。移動体端末利用者と、地上系移動通信サービス提供者の間では、地上系通常契約の締結時に、衛星系移動通信サービス網を利用しうる点及び衛星サービス提供者に、課金及び認証のための必要データが渡される点を説明しておく。移動体端末ユーザは、事前の衛星系付加契約無しで、衛星を利用する１１３１。移動体端末ユーザが衛星を利用した後、衛星サービス提供者は地上移動通信サービス提供者に向け、接続時間や回数など利用に関するデータを通知する１１０８。地上移動通信サービス提供者においては、この利用状況データを元に課金を行う。本方式では、事前契約無しに、非常の際などに衛星通信帯域を利用出来る点が特徴である。従って、衛星系付加契約を締結していないユーザに関しても、使用者を拡大できる。更に本方式は、移動体端末ユーザにとって安心感を与えることが出来るため、地上系移動通信サービス網の加入者増につなげることが可能である。尚、事前契約無しでの衛星通信においては、事前契約を締結し、基本料金を支払っているユーザに対し、不公平感を与えぬよう、通常の衛星付加契約より有意に高額な値とする（例えば数年分程度の基本料金相当など）。本方式の利点は、衛星利用付加契約を締結していない多くの潜在ユーザを増やす点である。また、僻地での遭難に備え、平時より衛星利用付加契約をすることに抵抗のある多くのユーザを取り込むことが可能となる。衛星系移動通信サービス網を事前契約無しに利用するユーザにとっても、衛星通信への敷居がより低くなることで、利用促進につながる。また潜在ユーザが多いことは、そのまま非常通信を行うユーザの発生確率増に繋がるものであり、収益増に繋がることが見込まれる。
【００２４】
図１９に課金クラスの設定フローの例を示す。課金クラスとは、同じ衛星系移動通信サービス網の利用プランにおいても、緊急通信の利用の度合いにより料金をランク分けするものである。衛星帯域資源を公平に分配するため、優先度の高い非常通信を頻繁に利用するユーザは、料金をより高く、逆に非常通信の利用頻度が低いユーザの料金を安くするものである。ここで説明する例では、課金クラスが上がると料金が高くなるものとする。まず同図１８０１でユーザが衛星系移動通信サービス網の登録のイベントが入ったとする。次に１８０２において初期クラスを決定する。これは、山岳地帯での危険作業に従事するユーザなど、非常通信を利用する頻度が高いと思われる利用形態の場合、ハイリスクグループとして、初期クラスを高くするなど、非常通信の利用可能性の大小でクラスの初期値を変えるものである。同様に、契約ユーザが過去に同類の契約をした際の履歴を元に、非常通信の利用頻度を予測し、初期クラスを決めることも有効である。次に実際に衛星系移動通信サービス網の利用開始後、例えば一定期間毎に、非常通信利用度合いの吟味１８０３を行う。これは、実際の非常通信の利用実績に基づき、実態に則した課金クラスに修正するためである。契約開始直後は、見直しの精度を高めるためクラス見直しの期間を短めにとっても良い。非常通信の利用度合いが所定条件以上であれば、課金等級を引き上げ１８０４、衛星系移動通信サービス網利用料金をより高く設定する。逆に非常通信の利用度合いが所定条件以下であれば、課金等級引き下げ１８０５、衛星系移動通信サービス網利用料金をより安く設定する。尚非常通信の利用度合いによっては、クラスを不変としても良い。非常通信の利用度合いの尺度としては、一定期間（例えば１ヶ月など）の非常通信利用頻度（回数，接続時間）の他、非常通信を利用した際の衛星帯域の混雑度合いも考慮する。より衛星帯域が混雑している際に非常通信を利用した場合は、利用度合い算定の度合いとしては高めに評価される。１８０６では見直し後の課金クラスの吟味を行う。例えば非常通信の利用頻度が多く、最高クラスに継続的に達している場合、専用線の確保など、別のサービス形態の利用を勧める１８０７。
【００２５】
図２０に使いきり課金方式の例を示す。衛星系付加契約による継続的利用以外に、一時的に衛星系移動通信サービス網を利用する場合に、何らかの課金証明手段とあわせ、プリペイド方式で課金を行う。まず図２０の（ａ）の例を説明する。１９０１は課金モジュールで、衛星利用料金を払うことにより、衛星系移動通信サービス網を利用可能となったことを証明する媒体や機構である。１９０２は衛星通信機能内蔵型の移動体端末で、課金モジュールとの組み合わせで、衛星系付加契約無しに衛星の利用を可能とする。決済は、課金モジュールに予めチャージした使用料から差し引く。（ｂ）の例は、衛星通信機能内蔵型の車載端末１９０３と課金モジュールの例である。課金モジュールを挿入（あるいは近接など、接触／非接触は問わない）することで、衛星系移動通信サービス網を利用することが可能となる。本方式により、課金モジュールのみ持参し、必要に応じて車載端末を借りるなどの応用が出来る。また、ユーザにとっては、比較的高価な衛星通信機能内蔵端末を用意する必要がなくなるため、衛星系移動通信サービス網利用の敷居が低くなり、課金モジュール売上数増を見込める。図２０（ｃ）は、衛星通信機能内蔵型の車載端末と、車載端末接続可能な移動体端末及び課金モジュールの組み合わせである。前出の（ｂ）の場合、車載端末に音声通話機能が搭載されていない場合、定型文や文字による通信に留まるのに対し、（ｃ）のケースでは、移動体端末を経由し音声での通話が可能である。（ｄ）は、衛星アダプタ１９０４と衛星通信機能非内蔵型の移動体端末１９０５の組み合わせである。この場合、衛星通信機能非内蔵型の移動体端末は、携帯するユーザにとって軽量であるといったメリットがある。以上の例において、移動体端末はＰＤＡやＰＣでもよい。また、課金モジュールは、移動体端末に内蔵しても良い。
【００２６】
図２１は課金モジュールの例である。課金モジュールに必要な条件は、課金情報本体及び必要とされるレベルのセキュリティ関連機能を格納できる手段を有することである。課金情報本体とは、図１２に示したように、移動体端末側が、地上系移動通信サービス提供者又は衛星サービス提供者側との間で、課金情報確認のための余剰トラフィックを発生させないための情報である。尚、上記余剰トラフィックが容認できる場合は、課金モジュール中の課金情報本体を使用者ＩＤのみとし、他の内容を地上系移動通信サービス提供者又は衛星サービス提供者側においても良い。図２１において、２００１を課金モジュールとすると、その具体的形態は、従来型カード（磁気，パンチ，文字）２００２，メモリカード２００３，ＩＣカード２００４，ＳＩＭ的機能内蔵カード２００５，端末中のメモリ中へのチャージ２００６などがある。磁気カードの場合、カードリーダは広く普及しているが、多くの情報を格納できないため、使用者ＩＤとセキュリティ関連の情報のみを格納しても良い。メモリカードは、汎用品である著作権保護機能内蔵型を流用してもよい。ＩＣカードは、セキュリティの観点で高機能化が期待できる。ＳＩＭカードは、ＧＳＭ方式の携帯電話端末のように、地上系移動通信サービス網の認証機能も含めてモジュール化してもよい。端末中のメモリへのチャージは、移動体端末のソフトウェアのみで実現できるため、低コストで実現できる。
【００２７】
【発明の効果】
本発明によれば、合算で大きな額の収益を見込むことが出来、採算性のある衛星通信ビジネスを展開することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図１】料金収受の説明図。
【図２】収益と周波数資源分配の例。
【図３】概略図。
【図４】関係者相互の動作を示す図。
【図５】システム図。
【図６】移動体端末構成図（衛星通信機能内蔵型）。
【図７】移動体端末構成図（衛星通信機能分離その１）。
【図８】移動体端末構成図（衛星通信機能分離その２）。
【図９】簡易操作機能付き衛星アダプタ。
【図１０】接続動作時の事例フロー１。
【図１１】接続動作時の事例フロー２。
【図１２】移動体端末側データファイル構成例。
【図１３】地上系移動通信サービス提供者又は衛星サービス提供者側のデータファイル構成例。
【図１４】入出力画面。
【図１５】回線混雑状況に依存した課金条件変更の例。
【図１６】課金区間のオフセットの例。
【図１７】課金条件の指値。
【図１８】事前契約無し衛星利用。
【図１９】課金等級の設定フロー。
【図２０】使いきり課金方式の例。
【図２１】課金モジュールの例。
【符号の説明】
２１０１…移動体端末ユーザ、２１０２…移動体端末ユーザの支払う通信料金、２１０３…地上系移動通信サービス網利用料金、２１０４…衛星系移動通信サービス網利用料金、２１０５…地上系移動通信サービス網が受領する料金、２１０６…衛星系移動通信サービス網が受領する料金、２１０７…衛星サービス提供者、２１０８…地上系移動通信サービス提供者。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a communication service mainly for a mobile object, and more particularly to a method for improving profits of satellite communication in a communication service using a satellite to expand a communication coverage.
[0002]
[Prior art]
The conventional satellite communication service has a profit structure in which expenses are covered by income from the line usage fee itself. For example, there is a satellite digital DAMA service (http://www.superbird.co.jp/services/dama.html) of Space Communications Company.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Due to the available radio wave band, the satellite line band must be narrower than the terrestrial communication network. It is not practical for millions of users to share the bandwidth as a main communication path. In addition, the satellite life is 12 to 15 years, and the satellite link band is constant during this period. Therefore, the satellite link band remains at an overwhelmingly low level as compared with the increase in the speed of the terrestrial communication path and the broadening of the user communication demand. On the other hand, the places where high-speed lines can be obtained are limited to urban areas, and satellite lines that enable communication on a global scale are still indispensable. Then, it is not profitable.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
Providing a service that can use a satellite line in an emergency to a terrestrial mobile communication service user who has a very large number of subscribers, earns a profit by adding to the basic fee of the terrestrial mobile communication service.
[0005]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 is an explanatory diagram of toll collection according to the present invention. Reference numeral 2101 denotes a user using a mobile terminal, 2107 denotes a satellite service provider, and 2108 denotes a terrestrial mobile communication service provider. Reference numeral 2102 denotes a communication fee paid by the mobile terminal user, which is the sum of a terrestrial mobile communication service network usage fee 2103 and a satellite mobile communication service network usage fee 2104. The communication fee received from these users is received from the user, for example, on behalf of the terrestrial mobile communication service provider, and the fee 2105 received by the terrestrial mobile communication service network and the fee 2106 received by the satellite mobile communication service network Distribute to The satellite-based mobile communication service network usage fee includes at least a portion paid as a basic fee for using the satellite system regardless of whether the satellite system is used or not. The advantage of this method is that it is possible to earn revenue from users of the terrestrial mobile communication service network by adding to the monthly basic fee, instead of earning revenue from the satellite line usage fee itself. Since the number of users of the terrestrial mobile communication service network is overwhelmingly large, even if the monthly fee is small, the sum can be extremely large. This is a feasible toll collection method, as there are many cases in which an additional contract for the Internet connection service for mobile phones is contracted regardless of whether or not it is actually used. In addition, by reducing the initial investment in the use of satellites, the threshold for using satellites can be lowered and a large number of users can be taken in, so that profitability is further improved. The mobile terminal is not limited to the telephone, and may be used as a charge for main communication means used in the era. For example, if the mobile phone function is included in the wireless internet connection contract in the future, the satellite usage fee is superimposed on the wireless internet connection fee.
[0006]
Next, the allocation of satellite bands will be described with reference to FIG. In the above embodiment, it is assumed that there is a satellite-based basic fee paid by the user regardless of whether the satellite system is used or not. In order to encourage users to subscribe in this model, it is necessary to provide services that are beneficial to the users. One of them is to provide emergency communication functions. Providing users with a sense of security that they can secure communications even in places / circumstances where terrestrial mobile communication service networks are not available, and asking them to pay a basic fee, the probability of business success Can be increased. Also, when the traffic of the emergency communication is small, the unused band is opened to the subscriber of the satellite system for leisure use, etc., and consideration is given to the return of the surplus resources. The return of the surplus bandwidth may be earned by profits not only in leisure use but also in resale to various broadcasts and broadcasting of advertisements / remote sensing use. FIG. 2 shows the basic structure of revenue and frequency resource distribution. Reference numeral 2101 denotes a user who uses a mobile terminal, and makes an additional contract using a satellite system in addition to a contract for using a terrestrial mobile communication service network. Reference numeral 2106 denotes a satellite usage fee from an investor, which is used as a fund for operating a satellite band (such as a transponder). Reference numeral 1703 denotes a satellite band of the satellite mobile communication service network, and this band resource is distributed 1704 to investors. At the time of band distribution, the item with the highest priority is emergency communication 1705. The band 1706 not used for emergency communication is returned to the investor by some method. Examples 1707 of using bands other than emergency communication include communication outside the terrestrial system (use during leisure in mountainous areas, use during congestion due to user concentration in urban areas), and measured values in remote sensing. Communication that does not require urgency is mentioned. When a band other than the emergency communication is used, it is suitable for use in which the user is convinced that there is a possibility of being interrupted by the emergency communication. The investor or mobile terminal user 2101 is advantageously a very large group of users. This is because the satellite-based additional contract makes it possible to secure a total satellite bandwidth even if the monthly basic charge is slightly increased. Furthermore, when the satellite mobile communication service network is not used as the main communication means and the terrestrial mobile communication service network can be used, the satellite band is depleted by using only the terrestrial system. And ensure sufficient bandwidth for emergency communications. It is also important to consider fairness in returning satellite band to investors. In the case where a specific small number of users frequently perform emergency communication, a slope fee is applied. Investors are not limited to mobile terminals and various remote sensing devices, but may be fixed stations for ordinary homes. Further, a satellite dedicated terminal for use as a communication means at the time of a disaster of a local government may be used. The terminal may be stored in a disaster response headquarters or an emergency goods warehouse located in each community. In addition, by limiting the number of calls to the terminal, the terminal has the effect of suppressing useless calls and can use a temporary battery with low self-discharge and good storage characteristics as a power source. The terminal may be delivered to the local government in a sold-out manner, or the usage fee of the annual contract may be collected and distributed. Profit may be secured by the battery replacement service of the dedicated terminal. In the use of remote sensing, there is a feature that can be used even when the ground-based communication network is disconnected due to the disaster resistance of the satellite. This is a significant advantage of satellite based systems. In particular, if a satellite with a large elevation angle is used, communication is possible even between collapsed buildings in the event of a disaster such as a great earthquake, and services with high public benefit can be realized, such as an improvement in the lifesaving rate.
[0007]
FIG. 3 shows a schematic diagram of the present invention. 1001 is a mobile terminal user, 1002 is a satellite service provider, and 1003 is a terrestrial mobile communication service provider. A normal terrestrial service and a fee collection relationship 1004 are established between the mobile terminal user and the terrestrial mobile communication service provider. The mobile terminal user pays a satellite service fee via the terrestrial mobile communication service provider (1005, 1006). There is an advantage 1007 for the terrestrial mobile communication service provider to improve the convenience for the mobile terminal user who is a subscriber by expanding the service area 1007. The satellite service provider provides satellite communication services to mobile terminal users 1008. The mobile terminal user uses 1009 a satellite service provided by a satellite service provider.
[0008]
FIG. 4 shows the operation of the related parties over time. 1101 is a mobile terminal user, 1102 is a terrestrial mobile communication service provider, and 1103 is a satellite service provider. First, there is a terrestrial normal subscription contract 1104 between the mobile terminal user and the terrestrial mobile communication service provider. In addition, when the mobile terminal user wants to use satellites, a satellite additional contract 1105 is made. The terrestrial mobile communication service provider notifies the satellite service provider of the user who has signed the satellite additional contract 1106. A mobile terminal user who has made a satellite additional contract uses a satellite 1107. The satellite service provider notifies the terrestrial mobile communication service provider of the satellite service usage status of the mobile terminal user 1108. With this notification, the terrestrial mobile communication service provider provides a basis for the settlement of the additional usage fee to the mobile terminal user.
[0009]
FIG. 5 shows a system diagram of the present invention. Reference numeral 1301 denotes a mobile terminal, which may be a mobile phone type, an in-vehicle terminal type, a combination of a notebook PC or PDA and a satellite adapter as shown in the figure. Alternatively, the terminal may be dedicated to a satellite. 1302 is a satellite. As long as the satellite can secure the required communication quality, it does not matter whether it is geostationary / non-geostation, orbit type. In addition, as long as it has a communication function capable of covering a necessary range, it is not limited to a satellite, but may be a flying object in the atmosphere. Reference numeral 1303 denotes a base station of a satellite service provider. The base station receives communication from the mobile terminal user via a satellite, and transfers the communication to the terrestrial mobile communication service provider exchange 1304 or the Internet 1306 as necessary. Reference numeral 1305 denotes a terrestrial mobile communication service provider base station, which directly processes communication from a mobile terminal user in an area covered by the terrestrial system. In the case of performing intra-satellite exchange and using peer-to-peer communication between mobile terminals, communication from the mobile terminal 1301 is exchanged within the satellite and transferred to another mobile terminal 1307.
[0010]
FIG. 6 shows the configuration of the mobile terminal. Reference numeral 1210 denotes a configuration example of a mobile terminal with a built-in satellite communication function. Reference numeral 1211 denotes a non-wireless function unit of the terminal, which includes protocol processing, digital signal processing, input / output devices such as a microphone and a speaker, and an interface device for providing a communication service to an external device. A terrestrial radio unit 1212 is used together with a terrestrial antenna 1214 when a terrestrial mobile communication service network is used. If the performance standard is satisfied, the antenna is not limited to a separate antenna, but may be a terrestrial system and a satellite system integrated type. Reference numeral 1213 denotes a satellite radio unit which is used together with a satellite antenna 1215 when a satellite mobile communication service network is used. The display unit 1218 is used for displaying various information when using a normal terrestrial mobile communication service network, displaying the availability of the satellite mobile communication service network, displaying satellite billing information, satellite communication options, and the like. It is used for displaying usage conditions, displaying an operation GUI relating to the use of satellite communication, and the like. An operation unit 1219 includes operation devices such as buttons, dials, a touch panel, and virtual buttons of a GUI, and is used for various operations when using a normal terrestrial mobile communication service network. Used for operations for selecting options. A control unit 1220 totally controls the operation of the terminal. The satellite billing management unit 1221 manages histories such as usage plan, number of usable times (or connectable), number of times of connection, time and connection continuation time. Holds various connection conditions to be presented. Reference numerals 1222 and 1223 denote satellite adapter connection interfaces for exchanging voice and communication data (so-called payload data or application data) indicated by solid lines and control data indicated by dotted lines between the mobile terminal and the satellite adapter. Used when
The terrestrial / satellite system switching mechanism 1216 controls to use the terrestrial mobile communication service network as much as possible when the terrestrial mobile communication service network is available. This control is performed using a terrestrial system availability determination signal 1217 from the terrestrial system radio unit 1212. When this control is performed automatically, the operation of the user is simplified. By using automatic switching, it is possible to prevent the use of the satellite system in a situation where the terrestrial system is available, thereby saving a limited satellite band. It should be noted that it is not precluded that manual switching can be performed in consideration of a specific application. Whether or not to release this function to general users depends on the service providing form.
[0011]
FIG. 7 shows a configuration example of a mobile terminal without a built-in satellite communication function. Reference numeral 1230 denotes a mobile terminal without a built-in satellite communication function, and 1231 denotes a satellite adapter. Reference numerals 1222 and 1223 denote satellite adapter connection interfaces. By connecting a mobile terminal without a built-in satellite communication function and a satellite adapter by a wire 1232 or a wireless 1233, a satellite mobile communication service network can be used. The cable connection is RS-
For example, serial communication such as H.232, parallel communication such as IEEE 1284, communication such as USB or IEEE 1394, and a unique interface (at least one of a connector and a protocol) when a wearable satellite adapter is used can be considered. In addition, the wireless communication system includes a wireless LAN system such as 802.11x, a Bluetooth system, and an Ir-
An infrared system such as DA is conceivable. Mobile terminals that do not have a built-in satellite communication function do not incorporate a satellite system, which is advantageous in terms of weight reduction and low power consumption. Further, a configuration is also conceivable in which the satellite radio section is built in, for example, an in-vehicle device, and connected to a satellite mobile communication service network by connecting to a terminal having no satellite communication function as necessary. This example of the combination with the on-vehicle device is advantageous in terms of circuit installation space, power supply margin, and satellite antenna installation space, as compared with a portable adapter type. Furthermore, the fact that automobiles are often used as the main means of transportation to places where access to the terrestrial mobile communication service network is not possible also indicates the good affinity of the satellite communication function for onboard equipment. I have. Further, if content is distributed in a broadcast format to an in-vehicle terminal having a satellite communication function when the uplink is not used, it is advantageous for securing satellite communication subscribers.
[0012]
FIG. 8 shows an example in which the satellite charging management unit 1221 is built in the satellite adapter 1241. In this case, even if the mobile terminal 1240 does not make a satellite additional contract, the satellite mobile communication service network is used if a satellite additional contract is made on the satellite charging management unit built-in satellite adapter 1241 side. It becomes possible. In the present embodiment, a satellite adapter 1241 with a built-in satellite charging management unit is built in a vehicle-mounted device of a vehicle that is likely to move outside the service area of a terrestrial mobile communication service network, and a mobile terminal 1240 is provided when the driver needs it. It is useful when connecting to a vehicle-mounted device for use. A use scene applicable to this case is a case where a rental car in a mountain area is used by a user in an urban area.
[0013]
FIG. 9 is an example of a satellite adapter 1250 with a simple operation function. This adapter is basically the same as the above-described embodiment, except that a function for performing a simple operation is added to the satellite adapter 1241 with a satellite charging management unit. With this additional function, it is possible to notify fixed phrases, simple characters, data, and the like via a satellite without using a mobile terminal having a voice call function. Reference numeral 1251 denotes a display unit that displays information necessary when using a satellite mobile communication service network. More specifically, the display of the availability status of the satellite-based mobile communication service network, the display of satellite billing information, the display of satellite communication options and usage conditions, the display of an operation GUI related to the use of satellite communication, and the like are the same as 1218 in FIG. In addition to the display, it is used to select a fixed phrase to be transmitted and to display simple character data. When a small display is used due to the nature of the communication adapter, the display content may be simplified and displayed. The operation unit 1252 performs operations related to connection to the satellite mobile communication service network (connection operation, connection condition selection operation, fixed phrase selection operation, and simple character string input operation). The control unit 1253 controls each functional unit in the adapter as a whole. The simple character generation unit 1254 outputs a pre-registered fixed phrase and assists character input by the operation unit. The position information reading function 1255 provides a function of inputting position information from GPS or other position detecting means to the adapter. At the time of sending a fixed phrase or a simple character string, the position information of a communication user can be transmitted to a communication partner without complicated operation by always adding position information or as necessary. The position data may be used for all the embodiments shown in FIGS. 6 and 7 irrespective of only the embodiment shown in FIG. In addition, as long as the information can be transmitted, the injection destination of the position data may be either the mobile terminal or the satellite communication adapter. The application destination of the satellite adapter 1250 with the simple operation function may be an in-vehicle device or the like. Emergency communication means can be ensured only by the on-board unit without using a voice terminal, which contributes to the improvement of the driver's sense of security. Also, unlike voice communication and data communication, contract data can be reduced because exchange of small data such as fixed phrases is mainly performed. Reducing the price is advantageous when securing the number of subscribers, and also advantageous when obligating the installation on all vehicles (and mobile bodies in general). Further, since position information from a car navigation system can be relatively easily obtained from a vehicle, there is an advantage that an application using position information such as 1255 can be realized at low cost. In the above embodiment, the on-board type terminal or the adapter is not limited to the on-vehicle type, but is a portable type device, a booth terminal installed in a remote area, a booth terminal installed in an urban area, and congestion of a terrestrial mobile communication service network. The booth terminal may be an installation type booth terminal in a frequently-used place. The booth terminal referred to here is a terminal that can be used publicly without limiting users, such as a public telephone box, and is assumed to be installed in a booth or the like. The installation location is set at a location where the terrestrial communication service network cannot be used geographically or due to congestion frequency. Further, it may be installed in a ship, an aircraft, or a public transportation system. When the user is not specified, the satellite charging management unit 1221 is built in the user's terminal or is detachably inserted into the booth terminal by the user.
[0014]
FIG. 10 shows a case flow during the connection operation. 1420 indicates a mobile terminal user, 1421 indicates a terrestrial mobile communication service provider, and 1422 indicates a satellite service provider. The mobile terminal user first selects 1401 whether or not to use the satellite mobile communication service network. This selection adopts a method of forcibly using the terrestrial mobile communication service network when the terrestrial mobile communication service network is available, and suppresses the display when the terrestrial mobile communication service network is available. I can do it. When the selection not to use the satellite-based mobile communication service network is manually (or automatically) determined, a ground-based mobile communication service network is used 1402. Conversely, manually select to use the satellite-based mobile communication service network.
If it is determined (or automatically), the charge management unit determines in step 1403 whether transmission is possible. If the transmission permission is not obtained, no transmission to the satellite is performed 1404. If the transmission is permitted, a connection request is sent to the satellite 1405. The base station of the satellite service provider receiving the connection request confirms the registered user. In the embodiment of FIG. 10 in which the satellite database does not have the subscriber database of the mobile terminal user, a registration user confirmation request is transmitted to the terrestrial mobile communication service provider 1406. On the basis of the received registered user confirmation request, the terrestrial mobile communication service provider refers to the subscriber database of the mobile terminal user and transmits 1407 whether the connection to the connection request is permitted or not to the satellite service provider. The satellite service provider transmits 1408 a connection determination result to the mobile terminal user based on the connection determination information from the terrestrial mobile communication service provider. The mobile terminal user confirms the response to the connection request 1409, and determines whether to stop connection 1410 or continue connection procedure 1411. In the present embodiment, the flow of the satellite mobile communication service network is only a part for judging whether or not the satellite mobile communication service network can be used. Processing following the authentication sequence or the like is added according to the protocol specification to be used.
[0015]
FIG. 11 shows an example flow regarding the connection operation when the subscriber database 1423 is installed on the satellite service provider side. 1401 to 1404 are the same as in the example of FIG. In this embodiment, in response to the satellite connection request of 1405,
Since the 1422 satellite service provider refers to the subscriber database 1423 in its own system in 1406, the mobile terminal user 1420 does not make an inquiry to the terrestrial mobile communication service provider 1421 and sends a response indicating whether direct connection is possible or not. You can reply to Therefore, when viewed from the mobile terminal user side, there are advantages such as a reduction in response time. Furthermore, when synchronizing the usage status data of the subscriber database 1423 managed by the satellite service provider with the terrestrial mobile communication service provider, it is almost the same as the interval of the charge settlement period (for example, every month or every week). ), It is possible to reduce the communication volume between the satellite service provider and the terrestrial mobile communication service provider. Further, if the satellite service provider and the subscriber database are managed separately from those of the terrestrial mobile communication service provider, there is an advantage that it is possible to perform a unique rate plan and discount for the satellite service provider. Reference numeral 1424 in FIG. 11 denotes an example of communication via a terrestrial mobile communication service network. In this case, the satellite service provider performs communication by transferring data from the mobile terminal to the terrestrial mobile communication service provider. Reference numeral 1426 denotes communication data from the mobile terminal to the satellite mobile communication service network, and reference numeral 1427 denotes return data to the terrestrial mobile communication service network. In this case, it is easy to maintain the symmetry of the communication network, and it is possible to simplify the communication program. On the other hand, in communication not via the terrestrial mobile communication service network shown in 1425, the satellite service provider does not transfer data from the mobile terminal to the terrestrial mobile communication service provider, but directly to an external communication network such as the Internet. Communication is performed by transferring. 1428, communication data from the mobile terminal to the satellite mobile communication service network;
1429 is data directly transferred to the external network. In this case, a shorter route can be taken when data from the mobile terminal is finally transferred to an external network such as the Internet via the terrestrial mobile communication service provider. Note that both paths 1424 and 1425 can be similarly applied to the communication after the connection operation in FIG.
[0016]
Next, an example of a data file configuration will be described with reference to FIGS. FIG. 12 shows an example of a data file configuration on the mobile terminal side, and FIG. 13 shows an example of a data file configuration on the terrestrial mobile communication service provider or satellite service provider side. As can be seen from both figures, according to the present invention, necessary and sufficient charging-related data is stored in the mobile terminal side. This is to prevent or reduce traffic for billing information confirmation. If the mobile terminal holds data equivalent to that of the communication service provider side, it is possible to check the charging conditions and the availability of the connection before transmitting the connection signal, and to use the limited satellite band effectively. Becomes possible. This method is particularly effective in a system having a large number of subscribers and a low frequency of making calls. Reference numeral 1501 denotes a user ID data file. This may be handled as a dedicated ID for a terrestrial mobile communication service network or may be used as a general authentication ID. Reference numeral 1502 denotes a data file of authentication information. The authentication may be performed not only when only the terrestrial mobile communication service network is used, but also as authentication data when used via the satellite mobile communication service network, and the authentication may be performed only once. When performing authentication unique to the satellite-based mobile communication service network, an authentication data file dedicated to satellites may be separately provided. 1503 is a satellite user
This is the ID of the mobile terminal user who has registered the use of the satellite in the ID data file. This ID may be used to confirm that the user is a genuine user who has properly registered satellite use when connecting to a terrestrial mobile communication service network via a satellite mobile communication service network. Alternatively, the confirmation ID may be used when connecting to another network using only the satellite mobile communication service network. Further, the user ID of the terrestrial mobile communication service network
(1501) may be unified. In addition, it may be used as a user ID in the case of a service form in which satellites can be used without performing satellite use registration in advance. Reference numeral 1504 denotes a data file of the number of times of use of the satellite, which keeps a record of the number of times the user has used the satellite-based mobile communication service network, or the usage status related to charging such as time and time zone. The satellite link status data file 1505 holds the satellite link congestion status. This is used for determining whether or not a mobile terminal can be connected, or as basic data when changing the billing conditions, depending on the congestion status of the satellite link. The satellite use plan data file 1506 holds information on the currently applied rate plan. The data file of the 1507 satellite billing information holds the billing amount up to the present at intervals (for example, monthly, weekly, etc.) in units of the fee settlement period. A past history may be held. The satellite billing condition data file 1508 holds the structure of the fee system, such as the number of times that it can be used for a fixed fee and the amount of the slope fee when exceeding. Since the charge system is often not simple, it may be given in a description such as a macro language format, and the range of application to a complicated charge system can be expanded. The data file of the 1509 user location information holds information on the current location of the mobile terminal. This option is used for purposes such as confirming the position during a meeting and reporting steady position information in an emergency. The charging class data file 1510 is used as basic data when changing the charging class according to the frequency of use of emergency communication.
[0017]
1601 to 1611 are data file configuration examples on the terrestrial mobile communication service provider or satellite service provider side. As described in the description on the mobile terminal side, the communication service provider (both the terrestrial system and the satellite system) also holds the same data as the mobile terminal. The points different from the mobile terminal are that the number of billing data files 1611 is increased, and whether the respective data files are used by the satellite service provider or the terrestrial mobile communication service provider. And the number of records in the data file is increased to accommodate the number of subscribers. For example, terrestrial mobile communication service providers perform all authentication and charging management, including charging on the satellite service provider side, and use a simple through repeater (only a function to pass received signals) on the satellite mobile communication service network. In such a case, all of these data files can be placed in facilities on the terrestrial mobile communication service provider side. In this case, the configuration is close to the case flow of FIG. In the opposite case, the satellite service provider performs charging from the satellite mobile communication service network to authentication to the terrestrial mobile communication service network, simplifies the authentication procedure, and communicates with the satellite service provider and the terrestrial mobile communication. Many of these data files can be located at the satellite service provider's facility, with the intention of reducing the message exchange sequence between service providers. In this case, the configuration is close to the example flow of FIG. Which data file is placed on which device depends on the sharing of authentication and billing tasks. For the purpose of data security, important data files may be duplicated and held in facilities of both the satellite service provider and the terrestrial mobile communication service provider.
[0018]
During operation, if it becomes necessary to synchronize data between the mobile terminal and the communication service provider (both satellite and terrestrial), poll the communication service provider and update in order. As a result, the band can be used more effectively than when competing access is made from the mobile terminal side. Also, if you want to synchronize data from a mobile terminal, you need to use a terrestrial mobile communication service network or a fixed station such as the Internet terminal of a home or service station instead of a satellite system. Savings are possible. If it is necessary to synchronize data from the mobile terminal immediately, this is not the only case, and the use of satellite uplinks is not prevented.
[0019]
FIG. 14 shows an example of the input / output screen of the mobile terminal. 3101, 3102 are terrestrial or satellite radio indicators, and 3103 is the currently selected communication service provider.
(Carrier) display. The message window 3104 displays information for various operations and information that the communication service provider wants to notify the user. The operation button 3105 is used to input a response to the message 3104, for example. This operation may be used in combination with a physical button. Reference numeral 3106 denotes a window for displaying satellite system usage conditions, which displays the currently selected rate plan and its conditions. Reference numeral 3107 denotes a window for displaying a telephone number, which is not limited to a number, and may be a character indicating a registered name. Reference numeral 3108 denotes a satellite traffic display, which indicates the status of the satellite band. This information is used as a basis for a slope fee (or the number of available hours per fixed fee) according to the congestion situation. Reference numerals 3109 and 3110 are emergency communication-related explanation windows and operation buttons. The emergency communication may be normally hidden. Further, it may be possible to call up in a short time by a simple operation of the physical button / software button. Since the display and buttons shown in this input / output screen example are generated by software, display / non-display, size, message content, and the like are appropriately changed according to the situation.
[0020]
FIG. 15 shows an example of changing the charging condition depending on the line congestion status. FIG. 2A shows a satellite band. It is assumed that the filled portion currently uses the bandwidth, the blank portion represents an available bandwidth that can be used for communication, and the both portions constitute the entire satellite band. (B), (c), (d), and (e) show the congestion degree of the satellite band. (B) to (e) are shown in the order (the ratio of the solid portion in the drawing is relative, and is not limited to the ratio shown). (F), (g), and (h) show the 3106 satellite system usage condition display and 3108 satellite traffic display on the mobile terminal side corresponding to the congestion degrees (b), (c), and (d), respectively. It is an example. Similarly, (i) and (j) correspond to (e). In the example of (f), since the congestion degree of the satellite band is low, it is possible to use a free call included in the monthly basic charge (when the billing unit is monthly). I do. Hereinafter, the charging plan of the display of (f) to (j) to be described is an example. Therefore, the display contents are not limited to those shown in the figure, but change according to the usage plan. In the example of (g), it is displayed that the charge is higher than usual because of the medium satellite congestion degree. Therefore, it can be expected that the use will be reduced only for users who have somewhat urgent communication demands. In the example of (h), it is displayed that the margin of the surplus band is slightly reduced and only emergency communication is accepted. (I) and (j) are examples of the case where the congestion degree further increases and the excess bandwidth is consumed. In the example of (i), when the line becomes available, the user is notified of communication recovery by sound, vibration or visual notification means. Alternatively, the reservation processing may be performed when the reserved line is free. Also, as shown in (j), the mode may be set to respond to the safety confirmation, and the system may wait for polling from the server. This is because the main cause of the saturation of the satellite band due to emergency communication is a wide-area disaster such as a great earthquake, and the safety confirmation, which is the most important communication demand at the time of the wide-area disaster, is performed by the polling method. As described above, even in the same billing plan, by indicating to the user that the billing condition changes depending on the congestion situation of the satellite band, the variable billing condition can be applied based on the understanding and agreement of the user. Becomes possible. By using this method, when the satellite band is congested, calls are suppressed due to high billing conditions. On the other hand, when the traffic is low, calls can be promoted under low billing conditions, and traffic can be smoothed. Can be used effectively. By dynamically changing these billing conditions and constantly showing the billing conditions to the user, a highly satisfactory service based on mutual understanding can be provided. When responding to the polling, additional information indicating the status of the terminal user may be added. It is assumed that the additional information includes at least information indicating whether the terminal user is sound or needs rescue. When responding to the polling mode at the time of confirming safety, the location information of the terminal may be automatically added. Further, information other than the terminal user, such as family members, may be included.
[0021]
FIG. 17 is an example of the limit price of the charging condition. This is to provide communication under more advantageous conditions by using means such as notification (or automatic connection) when the congestion state of the satellite band changes and the charging conditions desired by the user are reached. As in the previous figures, 3106 is an example of satellite system usage condition display, and 3108 is an example of satellite traffic display. As shown in the figure, when the satellite band is congested and the billing condition is higher than when the satellite band is idle, whether to notify the user at the time when the band becomes available up to the cheaper billing condition Is displayed. At this time, it is also possible to specify (limit order) how far down the billing condition is to be notified. In the example shown in the figure, the conversion factor of the number of calls is set as a charging condition, but a call charge per unit time or a talkable time per unit charge may be used. The communication content may be data communication other than voice communication. The limit of this charge condition can be executed only by the mobile terminal itself. The data used as the basis for the degree of congestion in the satellite band can be obtained by the mobile terminal scanning the satellite band on its own or by broadcasting it from the server of the satellite mobile communication service network in the downlink direction using a band such as a control channel. Is also good. Further, when the degree of congestion in the satellite band changes and the billing conditions change accordingly, in order to prevent congestion due to simultaneous calling of many mobile terminals, the mobile terminals wait for a random time of calling. (Back-off) and contribute to traffic leveling.
[0022]
FIG. 16 shows an example of the offset of the charging section. Reference numeral 4101 denotes the length of a fee settlement period unit, such as a month or a week. Reference numeral 4102 denotes a charge settlement period unit of the user group A. Similarly, 4103, 4104, and 4105 are charge settlement period units of the user groups B, C, and X, respectively. (Note that the user group X of 4105 does not mean the 24th, but the last one of the divided user groups. One). By thus slightly offsetting the section for calculating the charge for each user group, it is possible to disperse the increase in traffic caused by the mobile terminal user's free call digestion behavior. It is desirable that the offset be as small as possible. For example, if the offset is set in units of days, there is a possibility that a sudden increase in traffic will occur when the date changes. Therefore, it is desirable to divide the offset not by the date but by the time or minute. If the time interval and the minute interval are impossible, the switching point may be set in a time zone where the number of users to use is expected to be extremely small, such as 2 o'clock or 3 o'clock at midnight. Regarding how to divide the user group, it is preferable to analyze not only the number of users but also the type of application to be used and the frequency of use / traffic pattern of the users, and to group them so that the total traffic becomes as equal as possible. Also, traffic concentration may be reduced by overlapping a little grace time before or after the charge settlement period unit. This overlap makes it possible to reduce the problem in which the limit of the billing condition is set, or the problem of straddling the billing settlement period due to back-off for each mobile terminal immediately after switching the billing condition.
[0023]
FIG. 18 shows an example of using a satellite without a prior contract. FIG. 4 shows a method in which a mobile terminal user can use a satellite-based mobile communication service network only after signing a satellite-based supplementary contract in addition to a terrestrial-based normal subscription contract. In this embodiment, an example is shown in which a satellite mobile communication service network is used without a prior satellite additional contract. 1101 is a mobile terminal user, 1102 is a terrestrial mobile communication service provider, and 1103 is a satellite service provider. First, a terrestrial normal subscription contract 1104 is concluded between the mobile terminal user and the terrestrial mobile communication service provider. At this time, unlike the example of FIG. 4, an explicit satellite-based additional contract is not made. Next, the terrestrial mobile communication service provider notifies the satellite service provider about the contracted user as a potential user who may use the satellite in the future 1130. When the mobile terminal user and the terrestrial mobile communication service provider conclude a terrestrial normal contract, the point at which the satellite mobile communication service network can be used and the satellite service provider are charged and authenticated. The point where necessary data is passed will be described. The mobile terminal user uses the satellite 1131 without a satellite-based additional contract. After the mobile terminal user uses the satellite, the satellite service provider notifies the terrestrial mobile communication service provider of data regarding the use such as the connection time and the number of times 1108. The terrestrial mobile communication service provider charges based on the usage data. This system is characterized in that a satellite communication band can be used in an emergency or the like without a prior contract. Therefore, the number of users can be expanded even for users who have not concluded a satellite system additional contract. Further, this method can give a sense of security to the mobile terminal user, and can be used to increase the number of subscribers of the terrestrial mobile communication service network. Incidentally, in satellite communication without a prior contract, a value that is significantly higher than a normal satellite additional contract is set so that a user who has concluded a prior contract and paid the basic fee does not feel unfair ( For example, a basic fee equivalent to several years). The advantage of this method is that it increases the number of potential users who have not concluded a satellite use additional contract. Also, in preparation for a distress in a remote area, it is possible to take in many users who are reluctant to make a satellite use additional contract from normal times. Even for users who use the satellite-based mobile communication service network without a prior contract, lowering the threshold for satellite communication leads to promotion of usage. Also, the fact that there are many potential users leads to an increase in the probability of occurrence of users who carry out emergency communication as it is, and is expected to lead to an increase in profits.
[0024]
FIG. 19 shows an example of a charging class setting flow. The charging class ranks charges according to the degree of use of emergency communication, even in the same use plan of the satellite mobile communication service network. In order to distribute the satellite band resources fairly, users who frequently use emergency communications with high priority have higher charges, and conversely, users with less frequent use of emergency communications have lower charges. In the example described here, it is assumed that the fee increases as the charging class increases. First, in FIG. 1801, it is assumed that a user enters an event of registration of a satellite mobile communication service network. Next, in 1802, an initial class is determined. This is because, in the case of users who are likely to use emergency communications frequently, such as users engaged in dangerous work in mountainous areas, the possibility of using emergency communications is high, such as raising the initial class as a high risk group. It changes the initial value of the class depending on the size. Similarly, it is also effective to predict the frequency of use of emergency communication and determine the initial class based on the history of contract users who have made similar contracts in the past. Next, after actually starting the use of the satellite mobile communication service network, an examination 1803 of the degree of emergency communication use is performed, for example, at regular intervals. This is to correct the charging class based on the actual usage record of the emergency communication to the actual charging class. Immediately after the contract starts, it is good to shorten the class review period in order to increase the accuracy of the review. If the degree of use of the emergency communication is equal to or higher than the predetermined condition, the charging class is raised 1804 and the usage fee for the satellite mobile communication service network is set higher. Conversely, if the degree of use of the emergency communication is equal to or less than the predetermined condition, the charge class is reduced 1805 and the satellite mobile communication service network usage fee is set lower. The class may not be changed depending on the degree of use of the emergency communication. As a measure of the degree of use of emergency communication, the degree of congestion of the satellite band when emergency communication is used is taken into consideration in addition to the frequency (number of times and connection time) of emergency communication used during a certain period (for example, one month). When emergency communication is used when the satellite band is more congested, the degree of use degree calculation is evaluated to be higher. In 1806, the charging class after the review is examined. For example, when the frequency of use of emergency communication is high and the highest class is continuously reached, the use of another service form such as securing a dedicated line is recommended 1807.
[0025]
FIG. 20 shows an example of the one-time use charging method. When the satellite mobile communication service network is temporarily used in addition to the continuous use according to the satellite additional contract, charging is performed by a prepaid method together with some charging certification means. First, the example of FIG. 20A will be described. Reference numeral 1901 denotes a charging module, which is a medium or a mechanism for certifying that a satellite-based mobile communication service network can be used by paying a satellite usage fee. Reference numeral 1902 denotes a mobile terminal with a built-in satellite communication function, which enables use of a satellite without a satellite system additional contract in combination with a billing module. Settlement is subtracted from the usage fee charged in advance to the charging module. The example of (b) is an example of an in-vehicle terminal 1903 with a built-in satellite communication function and a billing module. By inserting a billing module (or contact / non-contact, such as proximity), a satellite-based mobile communication service network can be used. With this method, it is possible to bring only a billing module and borrow an in-vehicle terminal as needed. In addition, since it is not necessary for the user to prepare a relatively expensive terminal with a built-in satellite communication function, the threshold for using a satellite-based mobile communication service network is reduced, and an increase in sales of billing modules can be expected. FIG. 20C shows a combination of an in-vehicle terminal with a built-in satellite communication function, a mobile terminal connectable to the in-vehicle terminal, and a billing module. In the case of (b) above, if the in-vehicle terminal does not have a voice call function, communication using fixed phrases or characters is limited, whereas in the case of (c), voice communication via the mobile terminal is performed. Calls are possible. (D) is a combination of a satellite adapter 1904 and a mobile terminal 1905 without a built-in satellite communication function. In this case, there is an advantage that a mobile terminal without a built-in satellite communication function is lightweight for a user who carries it. In the above example, the mobile terminal may be a PDA or a PC. Further, the billing module may be built in the mobile terminal.
[0026]
FIG. 21 shows an example of a billing module. A necessary condition for the charging module is to have means capable of storing the charging information body and a required level of security-related functions. As shown in FIG. 12, the billing information body is used to prevent the mobile terminal from generating extra traffic for confirming billing information with the terrestrial mobile communication service provider or the satellite service provider. Information. If the surplus traffic is acceptable, the main body of the charging information in the charging module may be only the user ID, and the other contents may be provided by the terrestrial mobile communication service provider or the satellite service provider. In FIG. 21, if 2001 is a billing module, its specific form is a conventional card (magnetic, punch, character) 2002, a memory card 2003, an IC card 2004, a card with a SIM-like function 2005, into a memory in a terminal. And the like 2006. In the case of a magnetic card, a card reader is widely used, but since much information cannot be stored, only a user ID and security-related information may be stored. The memory card may be a general-purpose product with a built-in copyright protection function. IC cards can be expected to have higher functions from the viewpoint of security. The SIM card may be modularized to include an authentication function of a terrestrial mobile communication service network like a GSM mobile phone terminal. Since the charging of the memory in the terminal can be realized only by the software of the mobile terminal, it can be realized at low cost.
[0027]
【The invention's effect】
According to the present invention, a large amount of profit can be expected in total, and it is possible to develop a profitable satellite communication business.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram of toll collection.
FIG. 2 is an example of revenue and frequency resource distribution.
FIG. 3 is a schematic diagram.
FIG. 4 is a diagram showing the operation of the parties involved;
FIG. 5 is a system diagram.
FIG. 6 is a configuration diagram of a mobile terminal (with a built-in satellite communication function).
FIG. 7 is a configuration diagram of a mobile terminal (separation of satellite communication functions 1).
FIG. 8 is a configuration diagram of a mobile terminal (separation of satellite communication function No. 2).
FIG. 9 is a satellite adapter with a simple operation function.
FIG. 10 is an example flow 1 at the time of a connection operation.
FIG. 11 is a case flow 2 at the time of connection operation.
FIG. 12 is a configuration example of a mobile terminal side data file.
FIG. 13 is a data file configuration example of a terrestrial mobile communication service provider or a satellite service provider.
FIG. 14 is an input / output screen.
FIG. 15 shows an example of changing a charging condition depending on a line congestion state.
FIG. 16 shows an example of an offset of a charging section.
FIG. 17 shows a limit price of a charging condition.
FIG. 18: Use of satellite without prior contract.
FIG. 19 is a flowchart for setting a charging class.
FIG. 20 shows an example of a one-time use billing method.
FIG. 21 shows an example of a billing module.
[Explanation of symbols]
2101: Mobile terminal user, 2102: Communication fee paid by mobile terminal user, 2103: Terrestrial mobile communication service network usage fee, 2104: Satellite mobile communication service network usage fee, 2105: Terrestrial mobile communication service network receives Charges to be received, 2106: Charges received by the satellite-based mobile communication service network, 2107: Satellite service provider, 2108: Terrestrial mobile communication service provider.

Claims

In a system that provides communication services via satellites, a satellite usage fee is provided as part of the communication fee for communication services with a large number of subscribers, so that charges are collected regardless of whether or not a satellite-based mobile communication service network is used A satellite communication service system.

In the satellite communication service system according to claim 1, when a communication network other than the satellite system is unavailable and an urgent communication demand occurs, the satellite communication service subscriber pays the satellite usage fee. A satellite communication service system characterized by permitting emergency communication through the Internet.

3. The satellite communication service system according to claim 2, wherein emergency communication via a satellite is provided, wherein a band not used in the emergency communication is opened to emergency communication of a satellite communication service subscriber under certain conditions. Characteristic satellite communication service system.

4. The satellite communication service system according to claim 3, wherein emergency communication via a satellite is provided, wherein a band not used in the emergency communication is dynamically diverted to broadcast-type information provision or commercial advertisement broadcasting. A communication service system and a satellite communication service system having a reception function corresponding to the provision of the dynamically set broadcast type information and commercial advertisement broadcasting.

5. The satellite communication service system according to claim 4, wherein emergency communication via a satellite is provided, wherein a satellite usage fee is inclined based on the frequency of use of the emergency communication.

A satellite communication terminal for providing emergency communication via a satellite, wherein billing-related information required for communication via the satellite is provided on both the terminal side and the satellite mobile communication service system.

In the satellite communication terminal and the satellite communication service system according to claim 6, when the charging-related information is carried on both the terminal side and the satellite-based mobile communication service system, a description language is used for storing the contents of the charge plan. A satellite communication terminal characterized by using.

7. The satellite communication terminal according to claim 6, wherein the satellite communication terminal realizes a satellite communication function by being attached in an adapter form to a terminal for a terrestrial mobile communication service network.

7. The satellite communication terminal according to claim 6, wherein the terminal is of an on-vehicle type, and can transmit a pre-registered fixed phrase or a short text by simple character input via a satellite.

The vehicle-mounted satellite communication terminal according to claim 9, which has a connection function with a terminal for a terrestrial mobile communication service network or a portable computer, so that voice and more complicated data can be transmitted via a satellite. Satellite communication terminal.

The satellite communication terminal according to claim 10, wherein the vehicle-mounted terminal has a voice communication function by itself, thereby enabling communication via a satellite.

In any one of claims 6 to 11, the charging function holding means is separated from the satellite communication terminal so that the counting of the frequency of use of emergency communication is performed not for the terminal owner but for the owner of the charging function holding means. A satellite communication terminal characterized by performing the above.

A satellite communication terminal characterized by presenting a satellite band cost at the time of starting use of a satellite-based mobile communication service network, and making a decision to start satellite use after a terminal user recognizes a billing condition.

14. The satellite communication terminal according to claim 13, wherein at least the congestion degree of the satellite band is used as a basis for calculating the satellite band cost.

14. The communication method according to claim 13, wherein the user inputs a desired charging condition in advance to the satellite terminal, and when the charging condition satisfies the user's desired condition, the user is notified or the connection is automatically established. A satellite communication terminal which realizes the limit system of (1).

16. The satellite communication terminal according to claim 15, wherein the charging condition previously input to the satellite terminal by the user includes at least availability of emergency communication or availability of emergency communication.

In the above-mentioned claim 15, when the end time of the period for liquidating the satellite call is reached during the waiting time according to the limit of the calling conditions, only the reserved calls already in the waiting time are calls within the previous clearing period. A satellite communication terminal, characterized in that it has a mechanism capable of counting as.

14. The satellite communication terminal according to claim 13, wherein an end time of a period in which a fee for a satellite call is settled is dispersed for each group of a plurality of users.

19. The method according to claim 18, wherein when terminating a period for clearing a fee for a satellite call, the plurality of users are grouped together, at least one of application information used by the user, past line use frequency, or past traffic pattern. A satellite communication terminal characterized in that the grouping is performed so as to disperse the total traffic in the same group using the group.

In claim 19,
A satellite communication terminal having a service capable of performing emergency communication via a satellite-based mobile communication service network without a contract with a satellite service provider in advance.