JP2004086822A - 本人認証付カードシステム - Google Patents

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JP2004086822A JP2002284468A JP2002284468A JP2004086822A JP 2004086822 A JP2004086822 A JP 2004086822A JP 2002284468 A JP2002284468 A JP 2002284468A JP 2002284468 A JP2002284468 A JP 2002284468A JP 2004086822 A JP2004086822 A JP 2004086822A
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Nobuo Kamata
鎌田 信夫
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Soliton Systems KK
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SORITON SYST KK
Soliton Systems KK
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Abstract

【課題】企業等では、機密保持確保のために、重要個所に入退場する際の身分証明として、暗証番号又は磁気カード、光カード類を使用することで対応してきたが、第三者による悪用、暗証番号の紛失、カードの盗難紛失等の事故が多かった。
【解決手段】バイオメトリクス技術を利用して、本人認証をおこなう。顔、容貌の特徴抽出と本人のDNAパターンを符号化、暗号化してIDカードのマイクロチップに記憶する。企業等の法人、団体においては、本社機構で一元管理をおこなうことも可能である。本社のサーバに個人情報を登録して、重要個所への入退場のチェックをおこなって、本人の特徴、IDカードの情報、登録データを比較照合して判定する。海外にある事業所を含めて国際回線を使って集中管理出来るから、人の移動に対応できる。IDカードは、所定期間使用しない場合は、内部のマイクロチップによってデータの破壊と消滅を自動的におこなう。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本人認証を安全確実に行うシステムに係わり、特に忘れやすいパスワードを使用しないで企業機密の保持を目的にした重要個所への入退場の管理、IT時代のeコマースの決済を迅速に、確実におこなうことが要求される。ITの進展に伴って、なりすまし、改ざん、不正侵入が後を絶たない。
【0002】
例えば銀行カードは、カードとパスワードさえあれば、だれでも預金口座から現金を引き出したり、決済をすることができるため、カードとパスワードの紛失や盗難に気をつかわなければならない。カードをきちんと管理している場合でも、パスワードを忘れたために機能しないという例も多い。高齢化社会を迎えて、暗証番号の管理が困難になり、暗証番号を忘れないようにと家の電話番号や誕生日等を暗証番号に使用する例も多いから、事故も多発する。こうした事故を防ぎ、手っ取り早く本人認証を安全に行う方法として、本人自身の特徴、つまりバイオメトリクスを認識させる方法がある。本発明は、瞬時に認識できパスワードの必要ない、バイオメトリクスを使ったカードシステムを提供する。
【0003】
【従来の技術】
例えば、入退場のセキュリテイチェックは、従来は、社員証を兼ねたカードでおこなわれていたが、多くは磁気コーテングか光カードによるもので、コピーされやすかった。バイオメトリクス技術を用いた指紋認証が普及してきたが、100%の認識率は難しく容易に使えなかった。パスワードによる認証の方式は、暗証番号を忘れ易い、間違い易い、第三者によって悪用され易い、という欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このためユーザは、銀行カードの使用はもとより企業への入退場の社員証の管理に気をくばらなければならなかった。ユーザにとっては、できれば入退場のIDカードによる認証ではなく、自分自身による認証のほうが使い勝手はよい。守衛、ガードマンを多数配置して、ユーザ全員の特徴を認識していて出入り口でチェックするのが一番よい。しかし、それは不可能であるから、これに近づける方法が要求される。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、本人認証に関してバイオメトリクス技術を応用する。本人の顔、容貌の特徴とDNAパターンを抽出して符号化してデータベースに登録記憶する。身分証明書、社員証のカードにマイクロチップを搭載しておき、これらの情報を記憶する。
【0006】
重要個所への入退場、決済には、その場で本人を確認してカード情報、データベース上の登録情報を比較照合して瞬時におこなう。
【0007】
また、請求項2の発明は、身分証明書、社員証に記載する本人の顔、容貌の写真は修正加工して実際より美化して仕上げる。喜んで周囲の人たちに見せられるから本人は大切にして、進んで所持するから忘れたり、紛失することは少なくなる。本人のDNA情報は、採集した人体の部位にあたる顔、容貌の写真にDNAパターンを示す符号を暗号化して格納する。DNAのような高度な情報がはいっているため、所定期間カードが使用されない場合、内部の情報はマイクロチップの機能によって破壊、消滅される。
【0008】
請求項3の発明は、グローバル化していく企業にとって海外も含めて高速通信情報網を使用することによって、一元管理できる。海外の事業所との人の往来は、年々多くなってきた。従業員、クライアントの職種に応じた対応が可能になる。
【0009】
【発明の実施形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を図1から図8に基づいて説明する。バイオメトリクス技術を本人認証や本人識別に活用する場合、人体の様々な部位、行動が活用される。本人認証、識別には従来のパスワードや免許証の利用より認証精度は、格段に向上する。
【0011】
人間の生体的特徴を活用するものとしては、指紋をはじめ、網膜や虹彩、顔、静脈パターン、DNA等があり、声紋や署名、キーストロークなどの行動上の特徴を利用するものもある。それぞれの技術が固有の特徴を持っていて、応用分野によって選択される。
【0012】
一般的にセキュリテイの観点から、指紋、網膜、虹彩を利用したものは、認証精度は高い。バイオメトリクスの分野では、認証精度を比較すると2つの指標がある。他人受容率(FAR:False Acceptance Rate)と本人排斥率(FRR:False Rejection Rate)である。前者のFARは、本人でもないのに受け入れてしまうエラー率であって、後者のFRR本人でもあるのに排斥してしまうエラー率である。
【0013】
この2つの指標は相関性をもっており、他人受容率、FARを低くすると本人排斥率が高くなって、逆に本人排斥率、FRRを低くすると他人受容率が高くなる傾向にある。
【0014】
ネットワーク社会の進展とeコマースのように現金の決済時には、なりすまし、改ざんという悪質な行為への対抗手段としては、パスワードのように本人しか知らない情報だけとか、カードやワン・タイムパスワードのように本人しか持っていない物で認証をおこなう方法では、限界がある。
【0015】
そこでバイオメトリクス技術を利用して、本人の生体的特徴、行動上の特徴から認証をおこなう事に注目した。認証に利用される媒体は基本的に常時本人の管理下にあるので、認証に使われる媒体を持っているというだけで本人認証がおこなえる。
【0016】
ユーザはパスワードの記憶やカードの所持から開放されるから、ユーザの負担が低減化される。一方、バイオメトリクス技術を導入するにあたり、照合に利用するマスタ情報(テンプレート)の保管と照合作業をどこで行うか、という問題がある。
【0017】
テンプレート情報の保管場所としては、ICカードなどのトークン内に保持するケース、ネットワーク上のサーバに保管する、クライアントのパソコン(PC)内、あるいは公的、民間団体、法人等がウエブ上にサイトを設けて保管して照合作業、メンテナンスを行って、これを事業化することも可能である。
【0018】
特に近年では、悪質な行為の手口が年々巧みになってきて、企業、公的機関のデータベースに侵入してデータの破壊を行うようなサイバーテロに発展する場合が多い。
従って、企業、企業間、企業の研究開発部門におけるセキュリテイの強化、金融機関、政府機関をはじめ地方自治体の安全確保が急務である。ネットワークに接続された機器のセキュリテイレベルの向上は、年々大きな課題となってきた。
【0019】
さらに、ドアをはじめとする物理的な入退室管理のセキュリテイの重要性である。バイオメトリクス認証では、ドア鍵の開閉をするだけで個人の特定ができるため、タイムカードの打刻の手間が省けて出退勤の記録も可能になる。
【0020】
次にセキュリテイの確保に重要なのは、携帯電話機、携帯情報機器(PDA)モバイルPC等の安全確保、本人認証である。携帯多機能端末機に進化した携帯電話機は、今や家を出るとき携帯電話機さえ忘れなければ社会活動はできる時代にまでなった。これらの携帯機器は、据え置き型のPCに比較して安全確保と本人認証の重要性は増加した。現金の決済を携帯情報端末機より行う例が年々急増しているからに他ならない。
【0021】
一般家庭においても年々悪質化している、空き巣のピッキング対策が急務となってきた。我が国の国際化が急激にやってきたために、警察に全面的に頼ることが不可能になってきたからである。
【0022】
セキュリテイを完璧にするにはDNAによる認証が有効である。遺伝子を対象にした解析は、サンプルとなる遺伝子に抽出、遺伝子の増幅、解析データの分析・統計的処理の手順を要する。特に、解析に関してはDNAマイクロアレイ技術が必要である。
【0023】
DNAマイクロアレイは、スライドガラスなどの基板上にDNA断片を固定化した上で、DNAが相補的な結合により2本鎖になる性質を利用して(ハイブリダイゼーション)解析をおこなう。遺伝子を解析しようとする場合、対象となる血液や細胞からDNAを抽出する。そして、マイクロアレイ上で反応させれば目的とする解析ができる。
【0024】
DNAマイクロアレイとは、特殊な表面処理をしたスライドガラスなどの基板上に、多数の異なる塩基配列をもったDNA断片(1本鎖、この断片をプローブと呼ぶ)を固定したものである。スライドガラスの他にナイロン、ニトロセルロースなどのメンブレン、シリコンも用いられる。DNAマイクロアレイは、DNAチップとも呼ばれる。
【0025】
DNAマイクロアレイ上には、cDNA(Complementary DNA,相補的 DNA)を固定しておく。細胞からcDNAを合成するとともに、標識化を複数の蛍光色素でおこなうDNAマイクロアレイは、数値化されて本人の特定を確実にする。
【0026】
本発明は、バイオメトリクスを利用した入退場、勤務の管理と決済にこれらの本人認証情報を格納したカードと本人そのものによっておこなう。重要な部屋への入退場、現金等のビジネス上の決済にはカード情報を読み取って、本人そのものの認証をおこなう。
【0027】
図1は本発明によるシステム構成を示した全体図である。図1においては、国際的に活動する企業と社員が本発明によるバイオメトリクス情報を格納したカードと本人認証を併用して、安全の確度を向上させたシステムを提供する。
【0028】
図1のシステムは、国際通信情報網、衛星通信網、携帯無線網、専用線を駆使して企業のグローバル化に対応したセキュリテイに関するものであって、社員の自宅の安全管理もおこなう。
【0029】
101は、通信情報網でインターネットを含むネットワークである。105は、携帯無線会社の基地局で106はネットワーク101へ接続する専用線、102は、通信情報網上の携帯無線会社のウエブサイト、104は国際通信情報網のウエブサイトで108は、国際通信回線を示す。
【0030】
103は、企業の本人認証のウエブサイトで107は、企業の専用線を示す。もちろん、普通の公衆網を使用してもよい。本例では国際通信回線108、衛星通信網118、通信情報網101を有機的に接続して企業の国際間のセキュリテイの確保を行うものである。
【0031】
109は企業の本社事務所、110は地方の営業所、111は倉庫、112は工場を示す。113は企業の海外事業所を示す。本例では、一ヶ所であるが当然、複数ヶ所、全世界にある場合はその数だけ113は、存在する。
【0032】
115は、部屋ごとに設置してあるバイオメトリクスを利用した“鍵”であって、社員の所持するカードと本人認証のために、顔を115のモニターカメラに写す。カードには本人の顔の特徴、DNAが記憶されている。照合用のサーバは、本社であれば109、営業所であれば110にそれぞれ設置してもよいが、企業が国際化していくと海外から多様な人が出入りする。
【0033】
職種もまちまちであって、対応するのに人手を要する。従って、本発明では103の企業のサイトにて一括管理する。このようにすれば、米国からセキュリテイの高い研究開発者が本社の研究棟に訪れても、関係部署の研究室の出入りは自由で、受け入れ側である本社の人手もかからない。
【0034】
入退室用の、個人が所有するカードはそのまま企業の社員証になる。114は社用車であって、115のドアロックがあって、この車を使える社員はカードと顔の特徴を検出してドアは、解除される。
【0035】
図1の116のクライアントと家庭のドア117を一点鎖線で囲われた部分は、社員の家庭を示す。116は社員又は、クライアントで117は家庭のドアである。ドア117には本人認証検出装置115が設置されている。家族は同様に117の入退室をカードと本人認証の顔を認識しておこなう。
この場合、カードは省略して本人認証の顔の特徴、あるいは他の特徴声紋、眼の虹彩と併用して、家族にとっては面倒なカードは所有しないで103のサイトで照合の管理をおこなうことも可能である。
【0036】
図1の例では、企業の本人認証管理について説明したが、ドア117で示した家庭では勤務先のセキュリテイ・システムを使用してもよいが、103を警備専門の会社と設定して、家庭の安全管理を委託してもよい。企業も自らの管理を警備会社に委託すれば、経費は安く済む。近年、地域社会ごとにこのような警備会社に家の防犯管理を委託するケースが増加している。
【0037】
ドア117の家庭は、一般の電話回線又は、公衆無線網105を使用する。119は公衆無線電波と、衛星網の電波を示す。衛星網118は、地上にゲートウエイ(地上基地局)があって、情報通信網101に接続している。
【0038】
図2は115の内部ブロック構成を示す。115は外部からの侵入者、入退室者のチェックを行う、いわば鍵の受け口のブロックである。図2において204は鍵のブロックのシステムバスであって、このバスは建物、ビルの部屋間を接続してあって照合、認証を行うサーバに通信線を介して結合している。
【0039】
201は電磁波、誘導波を示す。バイオメトリクス情報を格納したカードを接触させると、カードの中に印刷されてあるCPUは201の電磁波によってアクティブになる。202は115にあるアンテナでカードの情報を203の送受信部に取り込む。201の電磁波、誘導波は極めて微弱で数10cm有効である。
【0040】
205はCPUで115の制御を行う。206はデータメモリ、RAMである。209のモニタ・カメラ等で入力した外来者の容貌を取り込む。207はプログラムメモリのROM、208は電源を示す。
【0041】
209は入力部でモニタ・カメラ、マイクロフォンによる音声入力、指紋入力の他、バイオメトリクスによる特徴、行動パターンの入力装置を示す。210は本システムにて応用する人の顔の特徴抽出を行うプログラム・アルゴリズムを格納した領域である。
【0042】
211はDNAパターンを格納した領域で、212は登録されている個人情報、生年月日、出身地、出身校、転職歴、所属、専門職種等が格納された領域である。211のDNAパターン、212の個人情報は115の個々に格納しないでセンターサーバ、ウエブ・サイトのサーバ、PC等に一括して格納する。しかし小規模なシステムや家庭、金庫、重要な場所に個別に管理する場合は、115にデータの照合、認証機能を持たせる。
【0043】
図3、(a)は企業の社員が携帯する社員証を兼ねたIDカードである。普通、企業、団体、法人、政府機関の構成員は身分証明書と同様に所持して、重要な部屋、場所への入退場に使う。301はカードを示す。302は本人の顔写真であって、後述するように、実際より綺麗に修正加工して印刷する。
【0044】
女性であれば自分の好みのアイドル、タレントと似せて写真にしたり男性も同様であるが、尊敬する人物像に似せることもできる。303は本人認証のDNAパターンを自分の写真の中に印刷してある。なりすまし、改ざん等の悪用を防止できる。
【0045】
本人にとってDNA情報は、最高機密である。従って、事故を未然に防ぐために所定期間、半年とか一年間使わなかった場合、内部のマイクロチップによって、データの破壊と消滅をおこなう。カードの写真は、年月が経つと変わって行くから安全上からも適宜、データと写真の更新をおこなう。
【0046】
305はアンテナであって、304は例えばμチップ(日立製作所の商品名)を使用すれば、数百μのなかにCPU、メモリをカード上に印刷できる。302の本人認証に必要なバイオメトリクスのデータを格納でき必要に応じて、本人と比較照合できる。本カードは、鍵の受容部(キーブロック)図3(b)、307から電磁波に触発されて304のマイクロチップが駆動状態になる。金融等の決済、現金の引き出しに使う場合は、この様な微弱電磁波に304は反応しないで、接触によって反応する構造になっている。
【0047】
図3(b)は、鍵の受容部の外観を示す。115は鍵の本体で306はモニターカメラのレンズ、307はIDカード301の接触部である。307から前述したように、電磁波が発信していてカードのマイクロチップは、これに触発されてアクティブ、活動状態になる。115は小型であるからドアのあるいは、ドアの片側の隅に設置できる。
【0048】
図4は本人認証の情報をデータベースに入力する手順を示した模式図である。401は撮影用デジタルカメラであって、本人405の顔、容貌、体形から細部の観察が可能な精細度を必要とする。402は撮影して入力した顔、容貌から特徴の抽出をおこなう。顔の骨格、眼、鼻、口、眉毛、髪の毛、顔、首の静脈のパターン等の特徴の抽出を行うプログラムである。
【0049】
403はデータの流出、漏洩を防ぐために暗号化をおこなって404のデータベースに格納される。この過程で405の要望に応じて実際の写真より美しく仕上げるプログラムが入っていて、402の特徴抽出と伴に加工と修正がおこなわれる。本人の納得のいく顔、容貌に仕上げることができる。
【0050】
本人認証用DNAパターンの抽出は、企業の定期健康診断の血液検査時に行ってもよいし、医療機関にて検査してデータベースに入力する。その場合、DNAの特徴を明確にするために、採集した血液の部位、額、耳等を特定しておく。IDカードのマイクロチップにデータを格納するのと、改ざん、なりすまし等の悪用を防ぐために、IDカードの本人の写真上に採集した部位、耳たぶとか、額、頬にパターンを記憶しておく。
【0051】
図5は本人認証とIDカードを併用して重要な部屋の入退場する模式図を示した。入場しようとする405の人は、IDカード301を図示してない鍵受容器115に近づける。115は電磁波を出していてカードの内容をよみとる。より重要な部屋、場所、金庫、資料等の格納庫は115から電磁波、誘導波の発信を禁止する。
【0052】
301のカードを115に付けた図示してないスロットに直接差し込んで、接触させてデータの読み込みを行う。電磁波は例え距離は短くとも他人に、データを盗まれる危険性があるから、事故を未然に防止するためには、厳重に管理の必要のある場所は、前述した接触方式を採用する。
【0053】
IDカードを接触させている間に、501のモニターカメラは入退場者の顔、容貌を撮影して、502で特徴抽出をおこなう。503ではサイト、センターのサーバにあるデータベース506から登録データを通信網101を介して、504にて暗号をデコードして503にて照合をおこなう。
【0054】
501と301にて入力した情報とデータベース506に登録してあるデータが一致していれば、505の鍵の施錠は解除される。なお、502、503は鍵受容器115に設置しないで、センター、サイトのサーバにて、この作業をおこなってもシステム上問題はない。
【0055】
図6は図4の本人認証用に特徴抽出のための模式図をフロー図で示したものである。S601は本人の顔、容貌の撮影をおこなう。S602は本人の容貌を全周囲から撮影する。行動の特徴を抽出するには、決まった場所で撮影するのでなく歩行しているところ、仕事をしている場面を監視カメラで捕らえた映像を利用するのも一つの方法である。この方がありのままの姿が見られて、特徴の抽出が上手くできるという利点がある。
【0056】
S603ではモニターカメラから撮影した顔、容貌から特徴の抽出をおこなう。S604では撮影した顔、容貌を好みに応じて、より美男、美女に整形加工する。S605ではIDカード上に写真と別に採集した血液より検出した、DNAパターンを符号化してカード上のマイクロチップと採集した部位の写真の中に暗号化して印刷する。
【0057】
S606では、本人認証用の登録データとしてより詳細な特徴、情報をデータベースに登録しておく。なお、このデータベースから取り出した情報は暗号化されて通信網上に送られる。
【0058】
図7は本人認証用のDNAパターンの採集と登録の過程を示したフロー図である。S701は人の赤血球を血液から採集する。この際、採集した人の部位を特定しておく。顔の頬、唇、耳とか手の甲、指といった具合にサンプルの場所を明確にして登録しておく。
【0059】
S702にて、先に説明したように基板上にパターンを配列する。S703はDNAのパターンを検出して、S704では数値化、符号化をおこなう。S705においては、第三者に漏洩しないように暗号化をおこなう。S706ではセンター、ウエブサイトのデータベースに登録する。
【0060】
S707では、個人が所持するIDカードにDNAを暗号化して記録する。先に説明したように血液を採集した人体の部位にDNAの符号を印刷し、さらにカード上のマイクロチップにも格納する。
【0061】
図8は図5における人が重要な場所、部屋に入退場する際の手順の模式をフロー図で示したものである。図8において、S801は人の顔、容貌の特徴をモニターカメラ、IDカードから読み取って、データベースの登録データと比較照合する。
【0062】
S802では一致していれば、S803にてDNAの詳細な鑑定をおこなう。S804で一致していればS805にて本人認証が確認されたので、S806にて鍵のロックを解除する。DNA鑑定、本人の特徴抽出と登録データとの比較、照合作業は、一瞬に行うから人を待たせるということはない。
【0063】
仮にカードを紛失したり、盗難にあったりしても、重要な場所の入退場時に本人をチェックするから、悪用されたり、なりすましにあったりするような危険はない。又、仮にDNAを第三者に知られても、前述したように本人の確認をおこなうから悪用はされない。この場合、人体の他の部位から血液を採集してデータを置き換えたほうが安全といえる。
【0064】
全世界にネットワークを張り巡らせば、パスポートにも応用できる。パスポートの偽造による犯罪は、後を絶たない。IPV6とユビキタスの実現によってこれらは、一挙に解決する。
【0065】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成され機能するので、これによると本人が所持するIDカードはパスワードのような忘れやすい暗証番号は使わないで、本人の特徴をバイオメトリクスを利用して抽出する。その場所で本人の特徴を瞬時に抽出してかつ、IDカード上の情報と、センター、サイトに登録してあるデータを照合して本人の認証をおこなう。
【0066】
本人の特徴とIDカード上の情報、それにセンター、ウエブサイト上の登録データの三重のガードをかけるから、セキュリテイは万全である。DNA情報は暗号化されてIDカードの本人の顔、容貌の写真に、採集した部位上に記憶しておく。
【0067】
本人が所持するIDカードは、そのまま社員証や身分証明書として使用でき、かつ、顔、容貌を本人であることをわかるように、綺麗に好みのアイドル、タレントに似せて加工修正してあるから格好がよく、自分のキャラクターを生かしてマスコットがわりになって、持ち歩けるという特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の全体構成を示すシステム構成図
【図2】鍵の受容器の内部構成を示すブロック構成図
【図3】IDカードと鍵受容器の外観図
【図4】人体のバイオメトリクスによる特徴抽出を示すブロック図
【図5】バイオメトリクスによる本人認証を示すブロック図
【図6】人体のバイオメトリクスによる特徴抽出の過程を示すフロー図
【図7】DNAパターンの検出と符号化の過程を示すフロー図
【図8】バイオメトリクスの特徴を用いて本人認証の過程を示すフロー図
【符号の簡単な説明】
101      情報通信網
102      携帯無線会社ウエブサイト
103      企業のウエブサイト
104      国際通信会社ウエブサイト
105      携帯無線会社基地局
106      携帯無線会社専用回線
107      通信回線
108      国際情報通信網
109      本社事業所
110      営業所
111      倉庫
112      工場
113      海外事業所
114      自動車、社用車
115      鍵受容器(キーブロック)
116、405  人、クライアント
117      家のドア
118      衛星通信網
119      無線電波、衛星電波
201      電磁波、誘導波
202      アンテナ
203      電磁波送受信部
204      鍵受容器(キーブロック)のシステムバス
205      中央演算部、CPU
206      データメモリ、RAM
207      プログラムメモリ、ROM
208      電源部
209      入力部、モニターカメラ等
210、402  特徴抽出部
211      DNAパターン・データメモリ
212      個人情報格納部
301      IDカード
302      顔の写真
303      DNAパターン印刷部位
304      マイクロチップ
305      印刷アンテナ
306、501  モニターカメラ
307      IDカード・タッチ部
401      撮影用カメラ
403      暗号化部
404、506  データベース
502      特徴抽出検出部
503      照合部
504      暗号デコード
505      キーロック解除部

Claims (3)

  1. 機密保持を目的とした本人の認証を必要とするシステムであって、容貌、顔から特徴抽出を行う手段、企業構成員、クライアントのDNA情報を登録する手段、及び該情報をデータベースに記憶、登録する手段、前記個人のバイオメトリクス情報をカードに記憶する手段。
    このカードを所持している企業構成員、クライアント等は、本人自身の認証とカードによる認証と、登録してある情報を比較照合して重要個所への入退場、決済等を安全に行うことを特徴とする本人認証付カードシステム。
  2. 請求項記載1に記載のカードは、マイクロチップとアンテナを搭載してマイクロチップに本人の情報を記憶する手段、
    該カードに本人の容貌、顔の特徴を外観上少なくとも美的効果をもった写真に仕上げてカード上に印刷、複製する手段と、
    及び本人の特徴を示す部位とDNA情報を採集した部位にDNA情報を記憶する手段を備えたことを特徴とする本人認証付カードシステム。
  3. 前記システムは、情報通信網を使って国内、国際間で適用できる手段と、企業の本社等にて一元管理する手段を備えたことを特徴とする本人認証付カードシステム。
JP2002284468A 2002-08-23 2002-08-23 本人認証付カードシステム Pending JP2004086822A (ja)

Priority Applications (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100805472B1 (ko) * 2005-08-31 2008-02-20 황춘홍 Dna id 카드

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