JP2004067064A - バルーン用弁座 - Google Patents
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Abstract
【課題】バルーンを用いた装飾、広告宣伝等において、見る者により強い印象を与えることを可能とするバルーン用弁座を提供すること。
【解決手段】第一発明は、バルーン(8)の口部開口を閉塞するための弁座部(2)と、該弁座部(2)に備えられた、バルーン内部にエアーを注入するためのエアー注入弁(203、206)と、リード部(3)を介して前記弁座部(2)の上方側に接続されたLED(4)と、前記リード部(3)に接続された電源(5)と、具備し、及び第二発明は、バルーン(8)内部における口部近傍に配置される弁座部(2)と、該弁座部(2)に下方側に向けて連結された紐(12)と、リード部(3)を介して前記弁座部(2)の上方側に接続されたLED(4)と、前記リード部(3)に接続された電源(5)とを具備したことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】第一発明は、バルーン(8)の口部開口を閉塞するための弁座部(2)と、該弁座部(2)に備えられた、バルーン内部にエアーを注入するためのエアー注入弁(203、206)と、リード部(3)を介して前記弁座部(2)の上方側に接続されたLED(4)と、前記リード部(3)に接続された電源(5)と、具備し、及び第二発明は、バルーン(8)内部における口部近傍に配置される弁座部(2)と、該弁座部(2)に下方側に向けて連結された紐(12)と、リード部(3)を介して前記弁座部(2)の上方側に接続されたLED(4)と、前記リード部(3)に接続された電源(5)とを具備したことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はバルーン用の弁座に係り、より詳しくは、煩雑な作業等を経ること無く、バルーン内部にLED等の発光手段を装備可能とするバルーン用弁座に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来から、各種の装飾や広告宣伝等の手法の一つとして、バルーンを用いたバルーンアート等が用いられており、これによれば、見る者の視覚に強く訴えることができ、その結果、印象の強い広告宣伝を達成することが可能となる。
【0003】
ところで、前述のようなバルーンを用いた装飾、広告宣伝等では、これを見る者により強い印象を残すことが望ましいが、その一方、従来から用いられているバルーンでは、各種の色彩のバルーンを用いた場合や、バルーンの表面に模様等を描いた場合であっても、見る者に強い印象を与えることには限界があった。また、バルーンを用いた装飾の一つであるバルーンアートにおいても、従来の手法では限界が指摘されていた。
【0004】
そこで、本発明は、バルーンを用いた装飾、広告宣伝等において、見る者により強い印象を与えることを可能とするバルーン用弁座を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のバルーン用弁座は、バルーンの口部開口を閉塞するための弁座部と、該弁座部に備えられた、バルーン内部にエアーを注入するためのエアー注入弁と、リード部を介して前記弁座部の上方側に接続されたLEDと、前記リード部に接続された電源と、具備したことを特徴としている。
【0006】
そして、このような構成において、バルーンの口部を前記弁座部に係止することによってバルーンの口部開口を弁座部により閉塞した後に、エアー注入用ノズル等を用いて、エアー注入弁よりバルーン内部にエアーを注入し、その後にエアー注入用ノズルをエアー注入弁より引き抜く。
【0007】
そうすると、注入したエアーによりバルーンを膨張させることができるとともに、LEDの発光によりバルーンを内部から光らせることが可能となる。
【0008】
このように、本発明では、弁座部でバルーンの口部を閉塞した後にバルーン内部にエアーを注入するのみでバルーンを内部から光らせることができるため、面倒な手間をかけずに内部から発光するバルーンを製作することが可能となり、バルーンを用いた装飾、広告宣伝等に広がりを持たせることができる。
【0009】
また、本発明のバルーン用弁座は、バルーン内部における口部近傍に配置される弁座部と、該弁座部に下方側に向けて連結された紐と、リード部を介して前記弁座部の上方側に接続されたLEDと、前記リード部に接続された電源とを具備したことを特徴としている。
【0010】
そして、このような構成において、バルーン内部に本発明のバルーン用弁座を収容した後に、バルーン内にエアーを注入し、その後、紐を引っ張ってバルーン用弁座をバルーンの口部近傍に位置させた後に、紐を巻き込むようにしてバルーンの口を結ぶ。
【0011】
そうすると、バルーンを内部から光らせることが可能であるとともに、同じようにして複数のバルーンを製作した後に、結んだ口部分を連結することにより、光るバルーンによるバルーンアートを行なうことも可能となり、これによっても、バルーンを用いた装飾、広告宣伝等に広がりを持たせることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明のバルーン用弁座では、バルーンの口部開口を閉塞するための弁座部を備えており、この弁座部には、バルーン内部にエアーを注入するためのエアー注入弁が備えられている。また、前記弁座部の上方側にはリード部を介してLEDが接続され、リード部には電源が接続されている。
【0013】
ここで、前記弁座部は、略円筒状の弁座部本体と、該弁座部本体の外周任意の箇所に連設した略円盤状の拡大部と、前記弁座部本体内に備えたエアー注入弁とにより構成するとよく、これにより、バルーンの口部を容易に閉塞可能であるとともに、バルーンの口部を閉塞した状態で、容易にバルーン内部にエアーを注入することが可能となる。
【0014】
そしてそのとき、エアー注入弁としては、例えば弾性部材で形成したパッキンを弁座部本体内に備えるとともにこのパッキンに貫通孔を形成し、この貫通孔をエアー注入弁としてもよく、その他、弁座部本体内に逆止弁を備えてエアー注入弁としてもよい。
【0015】
また本発明の他のバルーン用弁座では、バルーン内部における口部近傍に配置される弁座部を備えており、この弁座部には、下方側に向けて紐が連結されるとともにその上方側には、リード部を介してLEDが接続され、更に、リード部には電源が接続されている。
【0016】
ここで、前記弁座部は、略円筒状の弁座部本体と、該弁座部本体の外周任意の箇所に連設した略円盤状の拡大部とにより構成するとよく、これにより、バルーン内部における口部近傍に正確に配置することが可能となる。
【0017】
【実施例】
[第一発明]
本発明のバルーン用弁座の第一発明について図面を参照して説明すると、図1は、第一発明の実施例を示した図であり、図において1が本実施例のバルーン用弁座である。
【0018】
そして、このバルーン用弁座1では弁座部2を備えており、使用に際してはこの弁座部2でバルーンの口部開口を閉塞可能としている。
【0019】
即ち、この弁座部2は、略円筒形状の弁座部本体201を有しており、この弁座部本体201の外周任意の箇所には、略円盤形状の拡大部202が連設されており、この拡大部202によりバルーンの口部を係止可能としている。また、弁座部本体201の内部にはパッキン204が充填されており、これにより弁座部本体201の内部を密閉状態としている。
【0020】
そして、前記パッキン204には、これを貫通するエアー注入孔205が形成されており、パッキン204とエアー注入孔205によりエアー注入弁203を構成しいる。即ち、本実施例においては、前記パッキン204を弾性部材で構成しており、これにより、エアー注入孔205は、通常の状態では閉じており、エアー注入用ノズルを挿入することでノズルにより押し開かれて開口し、エアー注入用ノズルを引きぬくと再び復元して閉じる作用を有し、バルーン内部にエアーを注入可能であるとともにバルーン内部のエアーの逆流を防止可能なエアー注入弁203として作用することを可能としている。
【0021】
次に、前記弁座部2の上方側には、電源供給用のリード部3を介して発光手段としてのLED4が接続されるとともに、リード部3は、電源としての電池5のプラス側およびマイナス側のそれぞれに接続され、これにより、リード部3を介して電池5からLED4に電源を供給して、LED4を発光可能としている。
【0022】
なお、図において6はスイッチ用の紙片であり、本実施例においては、初期状態において電池5と前記リード部3との間にスイッチ用の紙片6を介在させておき、使用に際してこれを引き抜くことによりLED4へ電源を供給可能としている。
【0023】
また、図において7は、バルーン保持用の紐であり、本実施例のバルーン用弁座1では、弁座部2に紐7を連結しており、これにより使用に際してバルーン1を保持してその位置を調整可能としている。
【0024】
次に、このように構成される本実施例のバルーン用弁座1の使用方法について図2を参照して説明すると、図において8はバルーンであり、その口部近傍を示している。そして、本実施例のバルーン用弁座1をバルーン8に装着する場合には、バルーン8の口部801を開くとともにバルーン8内に本実施例のバルーン用弁座1の一部を収容し、拡大部202にバルーン8の口部801を係止し、これにより、バルーン8の口部開口を弁座部2により閉塞する。なおこのとき、予めスイッチ用の紙片6を引き抜いておく。
【0025】
次に、エアー注入孔205からエアー注入用ノズル9の先端部901を挿入させてその先端部をバルーン8の内部まで貫通させる。そうすると、エアー注入孔205はノズル9により開口する方向へ変形して、バルーン8の内部にエアーを注入可能な状態になる。
【0026】
その後、バルーン8の内部にエアーを注入してバルーン8を所望の大きさまで膨張させた後にエアー注入用ノズル9の先端部901を引きぬく。そうすると、先端部901を引きぬくことによりエアー注入孔205は復元して閉じ、これによって、バルーン8内にエアーを充満させた状態を維持することができる。そのため、本実施例では、バルーン8の口部801を結ぶことなくエアーをバルーン8内に留めることができる。
【0027】
そしてこのとき、本実施例のバルーン用弁座1では、弁座部2の上方側にLED4を接続しているため、バルーン8を内部から光らせることが可能となり、バルーンを用いた装飾、広告宣伝等に広がりを持たせることができる。
【0028】
なお、前述した本実施例における弁座部2では、弁座部本体201の内部にパッキン204を充填するとともに、このパッキン204を貫通するエアー注入孔205を形成して、これによりエアー注入弁203を構成したが、本発明におけるエアー注入弁は必ずしもこのような構成に限定されるものではなく、例えば、図4に示すように、弁座部本体201内に逆止弁206を備えた形態としてもよい。そしてかかる場合の逆止弁206としては、バルーン内部へのエアー注入を許容するとともにバルーン内部からのエアーの逆流を阻止するものであればいずれの形態としてもよい。
【0029】
また、前記弁座部2の構成にしても、必ずしも前述した構成とする必要は無く、バルーンの口部開口を閉塞可能であるとともに、バルーン内部にエアーを注入可能なエアー注入弁を備えている構成であればいずれの構成としてもよい。
【0030】
更に、前述の実施例ではLED4を一つ用いた場合について説明したが、LED4は必ずしも一つにする必要はなく、これを複数個用いるとともにその配置を様々にすることも可能であり、LEDの色も特に限定されない。
【0031】
更にまた、前述の実施例では電源として電池を用いてこれをバルーン内部に収容される形態について説明したが、必ずしもこの形態を採用する必要はなく、例えば、図3に示すように、リード部3を弁座部2の下方側に延長させて、これに外部電源(商用電源、電池等)を接続させてもよく、これによると、所望するときにLED4を発光させることが可能となる。
【0032】
[第二発明]
次に、本発明のバルーン用弁座の第二発明について図面を参照して説明すると、図5は第二発明の実施例を示した図であり、図において11が本実施例のバルーン用弁座である。
【0033】
そして本実施例のバルーン用弁座11は、バルーン内部に収容される形態としている。即ち、図において2は弁座部であり、前述の第1実施例と同様に、この弁座部2は略円筒形状の弁座部本体201と、この弁座部本体201の外周任意の箇所に連設した略円盤形状の拡大部202と、弁座部本体201の内部に充填したパッキン204を備えており、更に、弁座部2の上方側には、電源供給用のリード部3を介して発光手段としてのLED4が接続されるとともに、リード部3は、電源としての電池5のプラす側およびマイナス側のそれぞれに接続されており、これにより、リード部3を介して電池5からLED4に電源を供給してLED4を発光可能としている。また、本実施例においても、初期状態において電池5と前記リード部3との間にスイッチ用の紙片6を介在させており、使用に際してこれを引き抜くことによりLED4へ電源を供給可能としている。
【0034】
一方、本実施例のバルーン用弁座11では、前記パッキン204に、下方側に向けて位置調整用の紐12を連結しており、これにより、本実施例のバルーン用弁座11のバルーン内部における位置を調整可能としている。
【0035】
次に、このように構成される本実施例のバルーン用弁座11の使用方法について図面を参照して説明すると、予めスイッチ用の紙片6を引き抜いた後に、図6(a)において、バルーン8の口部801を介してバルーン8の内部に本実施例のバルーン用弁座11を収容した後に、エアー注入用ノズル9等を用いてバルーン8の内部にエアーを注入してバルーン8を所望の大きさまで膨張させる。なおこのとき、紐12の先端部がバルーン8の外部に出ているようにする。
【0036】
次に、図6(b)において、紐12を引いて本実施例のバルーン用弁座11をバルーン8の内部における口部801近傍に位置させた後に、図5(c)において、紐12を巻き込むようにしてバルーン8の口部を結んでエアーをバルーン8の内部に維持させるとともに、紐12を目立たない長さにカットする。
【0037】
そうすると、LED4の発光によりバルーン8を内部から光らせることができるとともに、口部801を結んでいるために、同様の状態にした複数のバルーン8を口部どうしで連結することができ、これによりバルーンアート等を行うことも可能である。
【0038】
更に、バルーン内に収容するLED4の数や位置を調整することにより様々な形態でバルーン内部を光らせることもできる。
【0039】
このように、本実施例のバルーン用弁座を用いることにより、煩雑な作業等を経ることなく、容易にバルーンを内部から光らせることができるので、バルーンを用いた装飾、公告宣伝等に広がりを持たせることが可能となる。
【0040】
なお、本発明のバルーン用弁座11はバルーン内部に収容可能とした点に特徴を有しており、その他の作用、構成等は前述の第一発明と同様であるため、同一部分には同一符号を付するとともに重複する説明は省略する。
【0041】
また、本発明のバルーン用弁座11においても、弁座部2の構成としては必ずしも前述の構成には限られず、バルーン内部における口部近傍に配置することが可能な構成であればいずれの構成としてもよい。
【0042】
更に、本発明のバルーン用弁座においても、前述の第一発明と同様に、リード部3を弁座部2の下方側に延長させて、これに外部電源(商用電源、電池等)を接続させてもよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明のバルーン用弁座は以上説明した形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0044】
本発明のバルーン用弁座は、バルーンの口部開口を閉塞するための弁座部と、該弁座部に備えられた、バルーン内部にエアーを注入するためのエアー注入弁と、リード部を介して前記弁座部の上方側に接続されたLEDと、前記リード部に接続された電源と、具備したことを特徴としており、このような構成において、バルーンの口部を前記弁座部に係止することによってバルーンの口部開口を弁座部により閉塞した後に、エアー注入用ノズル等を用いて、エアー注入弁よりバルーン内部にエアーを注入し、その後にエアー注入用ノズルをエアー注入弁より引き抜くと、注入したエアーによりバルーンを膨張させることができるとともに、LEDの発光によりバルーンを内部から光らせることが可能となる。
【0045】
このように、本発明では、弁座部でバルーンの口部を閉塞した後にバルーン内部にエアーを注入するのみでバルーンを内部から光らせることができるため、面倒な手間をかけずに内部から発光するバルーンを製作することが可能となり、バルーンを用いた装飾、広告宣伝等に広がりを持たせることができる。
【0046】
また、本発明のバルーン用弁座は、バルーン内部における口部近傍に配置される弁座部と、該弁座部に下方側に向けて連結された紐と、リード部を介して前記弁座部の上方側に接続されたLEDと、前記リード部に接続された電源とを具備したことを特徴としており、このような構成において、バルーン内部に本発明のバルーン用弁座を収容した後に、バルーン内にエアーを注入し、その後、紐を引っ張ってバルーン用弁座をバルーンの口部近傍に位置させた後に、紐を巻き込むようにしてバルーンの口を結ぶと、バルーンを内部から光らせることが可能であるとともに、同じようにして複数のバルーンを製作した後に結んだ口部分を連結することにより、光バルーンによるバルーンアートを行なうことも可能となり、これによっても、バルーンを用いた装飾、広告宣伝等に広がりを持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一発明の実施例を説明するための図である。
【図2】第一発明の実施例の使用方法を説明するための図である。
【図3】第一発明の実施例において外部電源を用いた形態を説明するための図である。
【図4】第一発明の実施例において逆止弁を用いた形態を説明するための図である。
【図5】第二発明の実施例を説明するための図である。
【図6】第二発明の実施例の使用方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1、11 バルーン用弁座
2 弁座部
201 弁座部本体
202 拡大部
203 エアー注入弁
204 パッキン
205 エアー注入孔
206 エアー注入弁(逆止弁)
3 リード部
4 LED
5 電池
6 紙片
7 紐
8 バルーン
9 エアー注入ノズル
12 紐
【発明の属する技術分野】
本発明はバルーン用の弁座に係り、より詳しくは、煩雑な作業等を経ること無く、バルーン内部にLED等の発光手段を装備可能とするバルーン用弁座に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来から、各種の装飾や広告宣伝等の手法の一つとして、バルーンを用いたバルーンアート等が用いられており、これによれば、見る者の視覚に強く訴えることができ、その結果、印象の強い広告宣伝を達成することが可能となる。
【0003】
ところで、前述のようなバルーンを用いた装飾、広告宣伝等では、これを見る者により強い印象を残すことが望ましいが、その一方、従来から用いられているバルーンでは、各種の色彩のバルーンを用いた場合や、バルーンの表面に模様等を描いた場合であっても、見る者に強い印象を与えることには限界があった。また、バルーンを用いた装飾の一つであるバルーンアートにおいても、従来の手法では限界が指摘されていた。
【0004】
そこで、本発明は、バルーンを用いた装飾、広告宣伝等において、見る者により強い印象を与えることを可能とするバルーン用弁座を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のバルーン用弁座は、バルーンの口部開口を閉塞するための弁座部と、該弁座部に備えられた、バルーン内部にエアーを注入するためのエアー注入弁と、リード部を介して前記弁座部の上方側に接続されたLEDと、前記リード部に接続された電源と、具備したことを特徴としている。
【0006】
そして、このような構成において、バルーンの口部を前記弁座部に係止することによってバルーンの口部開口を弁座部により閉塞した後に、エアー注入用ノズル等を用いて、エアー注入弁よりバルーン内部にエアーを注入し、その後にエアー注入用ノズルをエアー注入弁より引き抜く。
【0007】
そうすると、注入したエアーによりバルーンを膨張させることができるとともに、LEDの発光によりバルーンを内部から光らせることが可能となる。
【0008】
このように、本発明では、弁座部でバルーンの口部を閉塞した後にバルーン内部にエアーを注入するのみでバルーンを内部から光らせることができるため、面倒な手間をかけずに内部から発光するバルーンを製作することが可能となり、バルーンを用いた装飾、広告宣伝等に広がりを持たせることができる。
【0009】
また、本発明のバルーン用弁座は、バルーン内部における口部近傍に配置される弁座部と、該弁座部に下方側に向けて連結された紐と、リード部を介して前記弁座部の上方側に接続されたLEDと、前記リード部に接続された電源とを具備したことを特徴としている。
【0010】
そして、このような構成において、バルーン内部に本発明のバルーン用弁座を収容した後に、バルーン内にエアーを注入し、その後、紐を引っ張ってバルーン用弁座をバルーンの口部近傍に位置させた後に、紐を巻き込むようにしてバルーンの口を結ぶ。
【0011】
そうすると、バルーンを内部から光らせることが可能であるとともに、同じようにして複数のバルーンを製作した後に、結んだ口部分を連結することにより、光るバルーンによるバルーンアートを行なうことも可能となり、これによっても、バルーンを用いた装飾、広告宣伝等に広がりを持たせることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明のバルーン用弁座では、バルーンの口部開口を閉塞するための弁座部を備えており、この弁座部には、バルーン内部にエアーを注入するためのエアー注入弁が備えられている。また、前記弁座部の上方側にはリード部を介してLEDが接続され、リード部には電源が接続されている。
【0013】
ここで、前記弁座部は、略円筒状の弁座部本体と、該弁座部本体の外周任意の箇所に連設した略円盤状の拡大部と、前記弁座部本体内に備えたエアー注入弁とにより構成するとよく、これにより、バルーンの口部を容易に閉塞可能であるとともに、バルーンの口部を閉塞した状態で、容易にバルーン内部にエアーを注入することが可能となる。
【0014】
そしてそのとき、エアー注入弁としては、例えば弾性部材で形成したパッキンを弁座部本体内に備えるとともにこのパッキンに貫通孔を形成し、この貫通孔をエアー注入弁としてもよく、その他、弁座部本体内に逆止弁を備えてエアー注入弁としてもよい。
【0015】
また本発明の他のバルーン用弁座では、バルーン内部における口部近傍に配置される弁座部を備えており、この弁座部には、下方側に向けて紐が連結されるとともにその上方側には、リード部を介してLEDが接続され、更に、リード部には電源が接続されている。
【0016】
ここで、前記弁座部は、略円筒状の弁座部本体と、該弁座部本体の外周任意の箇所に連設した略円盤状の拡大部とにより構成するとよく、これにより、バルーン内部における口部近傍に正確に配置することが可能となる。
【0017】
【実施例】
[第一発明]
本発明のバルーン用弁座の第一発明について図面を参照して説明すると、図1は、第一発明の実施例を示した図であり、図において1が本実施例のバルーン用弁座である。
【0018】
そして、このバルーン用弁座1では弁座部2を備えており、使用に際してはこの弁座部2でバルーンの口部開口を閉塞可能としている。
【0019】
即ち、この弁座部2は、略円筒形状の弁座部本体201を有しており、この弁座部本体201の外周任意の箇所には、略円盤形状の拡大部202が連設されており、この拡大部202によりバルーンの口部を係止可能としている。また、弁座部本体201の内部にはパッキン204が充填されており、これにより弁座部本体201の内部を密閉状態としている。
【0020】
そして、前記パッキン204には、これを貫通するエアー注入孔205が形成されており、パッキン204とエアー注入孔205によりエアー注入弁203を構成しいる。即ち、本実施例においては、前記パッキン204を弾性部材で構成しており、これにより、エアー注入孔205は、通常の状態では閉じており、エアー注入用ノズルを挿入することでノズルにより押し開かれて開口し、エアー注入用ノズルを引きぬくと再び復元して閉じる作用を有し、バルーン内部にエアーを注入可能であるとともにバルーン内部のエアーの逆流を防止可能なエアー注入弁203として作用することを可能としている。
【0021】
次に、前記弁座部2の上方側には、電源供給用のリード部3を介して発光手段としてのLED4が接続されるとともに、リード部3は、電源としての電池5のプラス側およびマイナス側のそれぞれに接続され、これにより、リード部3を介して電池5からLED4に電源を供給して、LED4を発光可能としている。
【0022】
なお、図において6はスイッチ用の紙片であり、本実施例においては、初期状態において電池5と前記リード部3との間にスイッチ用の紙片6を介在させておき、使用に際してこれを引き抜くことによりLED4へ電源を供給可能としている。
【0023】
また、図において7は、バルーン保持用の紐であり、本実施例のバルーン用弁座1では、弁座部2に紐7を連結しており、これにより使用に際してバルーン1を保持してその位置を調整可能としている。
【0024】
次に、このように構成される本実施例のバルーン用弁座1の使用方法について図2を参照して説明すると、図において8はバルーンであり、その口部近傍を示している。そして、本実施例のバルーン用弁座1をバルーン8に装着する場合には、バルーン8の口部801を開くとともにバルーン8内に本実施例のバルーン用弁座1の一部を収容し、拡大部202にバルーン8の口部801を係止し、これにより、バルーン8の口部開口を弁座部2により閉塞する。なおこのとき、予めスイッチ用の紙片6を引き抜いておく。
【0025】
次に、エアー注入孔205からエアー注入用ノズル9の先端部901を挿入させてその先端部をバルーン8の内部まで貫通させる。そうすると、エアー注入孔205はノズル9により開口する方向へ変形して、バルーン8の内部にエアーを注入可能な状態になる。
【0026】
その後、バルーン8の内部にエアーを注入してバルーン8を所望の大きさまで膨張させた後にエアー注入用ノズル9の先端部901を引きぬく。そうすると、先端部901を引きぬくことによりエアー注入孔205は復元して閉じ、これによって、バルーン8内にエアーを充満させた状態を維持することができる。そのため、本実施例では、バルーン8の口部801を結ぶことなくエアーをバルーン8内に留めることができる。
【0027】
そしてこのとき、本実施例のバルーン用弁座1では、弁座部2の上方側にLED4を接続しているため、バルーン8を内部から光らせることが可能となり、バルーンを用いた装飾、広告宣伝等に広がりを持たせることができる。
【0028】
なお、前述した本実施例における弁座部2では、弁座部本体201の内部にパッキン204を充填するとともに、このパッキン204を貫通するエアー注入孔205を形成して、これによりエアー注入弁203を構成したが、本発明におけるエアー注入弁は必ずしもこのような構成に限定されるものではなく、例えば、図4に示すように、弁座部本体201内に逆止弁206を備えた形態としてもよい。そしてかかる場合の逆止弁206としては、バルーン内部へのエアー注入を許容するとともにバルーン内部からのエアーの逆流を阻止するものであればいずれの形態としてもよい。
【0029】
また、前記弁座部2の構成にしても、必ずしも前述した構成とする必要は無く、バルーンの口部開口を閉塞可能であるとともに、バルーン内部にエアーを注入可能なエアー注入弁を備えている構成であればいずれの構成としてもよい。
【0030】
更に、前述の実施例ではLED4を一つ用いた場合について説明したが、LED4は必ずしも一つにする必要はなく、これを複数個用いるとともにその配置を様々にすることも可能であり、LEDの色も特に限定されない。
【0031】
更にまた、前述の実施例では電源として電池を用いてこれをバルーン内部に収容される形態について説明したが、必ずしもこの形態を採用する必要はなく、例えば、図3に示すように、リード部3を弁座部2の下方側に延長させて、これに外部電源(商用電源、電池等)を接続させてもよく、これによると、所望するときにLED4を発光させることが可能となる。
【0032】
[第二発明]
次に、本発明のバルーン用弁座の第二発明について図面を参照して説明すると、図5は第二発明の実施例を示した図であり、図において11が本実施例のバルーン用弁座である。
【0033】
そして本実施例のバルーン用弁座11は、バルーン内部に収容される形態としている。即ち、図において2は弁座部であり、前述の第1実施例と同様に、この弁座部2は略円筒形状の弁座部本体201と、この弁座部本体201の外周任意の箇所に連設した略円盤形状の拡大部202と、弁座部本体201の内部に充填したパッキン204を備えており、更に、弁座部2の上方側には、電源供給用のリード部3を介して発光手段としてのLED4が接続されるとともに、リード部3は、電源としての電池5のプラす側およびマイナス側のそれぞれに接続されており、これにより、リード部3を介して電池5からLED4に電源を供給してLED4を発光可能としている。また、本実施例においても、初期状態において電池5と前記リード部3との間にスイッチ用の紙片6を介在させており、使用に際してこれを引き抜くことによりLED4へ電源を供給可能としている。
【0034】
一方、本実施例のバルーン用弁座11では、前記パッキン204に、下方側に向けて位置調整用の紐12を連結しており、これにより、本実施例のバルーン用弁座11のバルーン内部における位置を調整可能としている。
【0035】
次に、このように構成される本実施例のバルーン用弁座11の使用方法について図面を参照して説明すると、予めスイッチ用の紙片6を引き抜いた後に、図6(a)において、バルーン8の口部801を介してバルーン8の内部に本実施例のバルーン用弁座11を収容した後に、エアー注入用ノズル9等を用いてバルーン8の内部にエアーを注入してバルーン8を所望の大きさまで膨張させる。なおこのとき、紐12の先端部がバルーン8の外部に出ているようにする。
【0036】
次に、図6(b)において、紐12を引いて本実施例のバルーン用弁座11をバルーン8の内部における口部801近傍に位置させた後に、図5(c)において、紐12を巻き込むようにしてバルーン8の口部を結んでエアーをバルーン8の内部に維持させるとともに、紐12を目立たない長さにカットする。
【0037】
そうすると、LED4の発光によりバルーン8を内部から光らせることができるとともに、口部801を結んでいるために、同様の状態にした複数のバルーン8を口部どうしで連結することができ、これによりバルーンアート等を行うことも可能である。
【0038】
更に、バルーン内に収容するLED4の数や位置を調整することにより様々な形態でバルーン内部を光らせることもできる。
【0039】
このように、本実施例のバルーン用弁座を用いることにより、煩雑な作業等を経ることなく、容易にバルーンを内部から光らせることができるので、バルーンを用いた装飾、公告宣伝等に広がりを持たせることが可能となる。
【0040】
なお、本発明のバルーン用弁座11はバルーン内部に収容可能とした点に特徴を有しており、その他の作用、構成等は前述の第一発明と同様であるため、同一部分には同一符号を付するとともに重複する説明は省略する。
【0041】
また、本発明のバルーン用弁座11においても、弁座部2の構成としては必ずしも前述の構成には限られず、バルーン内部における口部近傍に配置することが可能な構成であればいずれの構成としてもよい。
【0042】
更に、本発明のバルーン用弁座においても、前述の第一発明と同様に、リード部3を弁座部2の下方側に延長させて、これに外部電源(商用電源、電池等)を接続させてもよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明のバルーン用弁座は以上説明した形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0044】
本発明のバルーン用弁座は、バルーンの口部開口を閉塞するための弁座部と、該弁座部に備えられた、バルーン内部にエアーを注入するためのエアー注入弁と、リード部を介して前記弁座部の上方側に接続されたLEDと、前記リード部に接続された電源と、具備したことを特徴としており、このような構成において、バルーンの口部を前記弁座部に係止することによってバルーンの口部開口を弁座部により閉塞した後に、エアー注入用ノズル等を用いて、エアー注入弁よりバルーン内部にエアーを注入し、その後にエアー注入用ノズルをエアー注入弁より引き抜くと、注入したエアーによりバルーンを膨張させることができるとともに、LEDの発光によりバルーンを内部から光らせることが可能となる。
【0045】
このように、本発明では、弁座部でバルーンの口部を閉塞した後にバルーン内部にエアーを注入するのみでバルーンを内部から光らせることができるため、面倒な手間をかけずに内部から発光するバルーンを製作することが可能となり、バルーンを用いた装飾、広告宣伝等に広がりを持たせることができる。
【0046】
また、本発明のバルーン用弁座は、バルーン内部における口部近傍に配置される弁座部と、該弁座部に下方側に向けて連結された紐と、リード部を介して前記弁座部の上方側に接続されたLEDと、前記リード部に接続された電源とを具備したことを特徴としており、このような構成において、バルーン内部に本発明のバルーン用弁座を収容した後に、バルーン内にエアーを注入し、その後、紐を引っ張ってバルーン用弁座をバルーンの口部近傍に位置させた後に、紐を巻き込むようにしてバルーンの口を結ぶと、バルーンを内部から光らせることが可能であるとともに、同じようにして複数のバルーンを製作した後に結んだ口部分を連結することにより、光バルーンによるバルーンアートを行なうことも可能となり、これによっても、バルーンを用いた装飾、広告宣伝等に広がりを持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一発明の実施例を説明するための図である。
【図2】第一発明の実施例の使用方法を説明するための図である。
【図3】第一発明の実施例において外部電源を用いた形態を説明するための図である。
【図4】第一発明の実施例において逆止弁を用いた形態を説明するための図である。
【図5】第二発明の実施例を説明するための図である。
【図6】第二発明の実施例の使用方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1、11 バルーン用弁座
2 弁座部
201 弁座部本体
202 拡大部
203 エアー注入弁
204 パッキン
205 エアー注入孔
206 エアー注入弁(逆止弁)
3 リード部
4 LED
5 電池
6 紙片
7 紐
8 バルーン
9 エアー注入ノズル
12 紐
Claims (6)
- バルーン(8)の口部開口を閉塞するための弁座部(2)と、該弁座部(2)に備えられた、バルーン内部にエアーを注入するためのエアー注入弁(203、206)と、リード部(3)を介して前記弁座部(2)の上方側に接続されたLED(4)と、前記リード部(3)に接続された電源(5)と、具備したことを特徴とするバルーン用弁座。
- 前記弁座部(2)は、略円筒状の弁座部本体(201)と、該弁座部本体(201)の外周任意の箇所に連設した略円盤状の拡大部(202)とを備えるとともに、前記弁座部本体(201)内にエアー注入弁(203、206)を具備したことを特徴とする請求項1に記載のバルーン用弁座。
- 前記エアー注入弁(203)は、前記弁座部本体(201)内に充填したパッキン(204)と該パッキン(204)に形成した貫通孔(205)とにより構成されることを特徴とする請求項2に記載のバルーン用弁座。
- 前記エアー注入弁(206)は前記弁座部本体(201)内に装備した逆止弁(206)であることを特徴とする請求項2に記載のバルーン用弁座。
- バルーン(8)内部における口部近傍に配置される弁座部(2)と、該弁座部(2)に下方側に向けて連結された紐(12)と、リード部(3)を介して前記弁座部(2)の上方側に接続されたLED(4)と、前記リード部(3)に接続された電源(5)とを具備したことを特徴とするバルーン用弁座。
- 前記弁座部(2)は、弁座部本体(201)と、該弁座部本体(201)の外周任意の箇所に連設した略円盤状の拡大部(202)と、を備えたことを特徴とする請求項5に記載のバルーン用弁座。
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2002
- 2002-08-09 JP JP2002233305A patent/JP2004067064A/ja active Pending
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