JP2004058696A

JP2004058696A - Floor structure of vehicle body rear part

Info

Publication number: JP2004058696A
Application number: JP2002215694A
Authority: JP
Inventors: Masashi Bando; 板東　真史; Mitsuhiro Naganuma; 長沼　充浩
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 2002-07-24
Filing date: 2002-07-24
Publication date: 2004-02-26
Anticipated expiration: 2022-07-24
Also published as: JP3863077B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To increase safety more with a light weight and space saving structure by controlling bound of a spare tire at the time of rear face collision. <P>SOLUTION: In this floor structure of vehicle body rear part, a tilting wall 16 is formed at a front end part of a spare tire pan 13 of a rear floor 11 and a plate member 20 is fixed on the rear floor 11 under a condition that the same projects from an upper part of the tilting wall 16 toward vehicle body rear part . <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車室後方の床面にスペアタイヤを格納する車両の車体後部フロア構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
車室後方の床面にスペアタイヤを格納する車両の車体後部フロアとしては、例えば実開平７−３５２６１号公報に示されているものがある。
これは、車体後部フロアに設けられたスペアタイヤパンの前端部を前上がりの傾斜壁とし、この傾斜壁を車外側から補強したことにより、後面衝突時に前方に押し出されたスペアタイヤによる傾斜壁の変形を抑え、スペアタイヤを確実に上方へ跳ね上げるようにしたものである。これにより、スペアタイヤがスペアタイヤパンの前端部周辺を変形させることを防止し、これらの前方に配される燃料タンクへの影響をなくすようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の車体後部フロア構造においては、後面衝突時に跳ね上げられたスペアタイヤがその姿勢のまま前方に押し出されてしまうため、荷室の前部に配置される搭載物を保護する必要がある。そのため、車体重量が増加し、荷室内スペースを狭くするという問題がある。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、後面衝突時、跳ね上げられたスペアタイヤの動きを制御し、軽量、省スペースで安全性をより一層高める車体後部フロア構造を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記課題の解決手段として、請求項１に記載した発明は、リアフロア（例えば実施の形態におけるリアフロア１１）のスペアタイヤパン（例えば実施の形態におけるスペアタイヤパン１３）の前端部に傾斜壁（例えば実施の形態における傾斜壁１６）を形成し、板状部材（例えば実施の形態における板状部材２０）を前記傾斜壁の上部から車体後方へ突出した状態でリアフロアに固定したことを特徴とする車体後部フロア構造を提供する。
これにより、後面衝突時、板状部材が跳ね上げられるスペアタイヤに干渉して変形し、スペアタイヤの運動エネルギーの吸収を行うと共に、縦壁となってスペアタイヤの跳ね上げ方向を制御することができる。
【０００５】
請求項２に記載した発明は、前記板状部材のリアフロアへの固定部（例えば実施の形態における接合部２１）よりも、車体後方への突出部（例えば実施の形態における突出部２２）を高剛性としたことを特徴とする請求項１に記載の車体後部フロアを提供する。
これにより、固定部と突出部との間に変形応力を集中させ、板状部材の折れ曲がりを所定の位置に発生させることができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面と共に説明する。
図１、図２に示す車両１はハイブリット車両であって、この車両１は、エンジンをモータによって駆動補助し、車両減速時にモータを発電機として用いて電力を回収する高圧バッテリ等の高圧電装部品を備えている。これら高圧電装部品は略箱型の高圧電装ボックス２内に収容され、一体のユニットとしてリアシート３の背後に搭載されている。
【０００７】
車室４の後方に配置されるリアシート３は、シート本体５が図示しないシートレールを介して車体１ａのフロア６に取り付けられ、シートバック７がその上部を車体１ａのリアシェルフ８に、下部が車体１ａのリアクロスメンバ９に取り付けられている。フロア６は、シート本体５の下方から後方に向かうにつれて上方に変化すると共に、シートバック７の下部近傍に車幅方向で延設されるリアクロスメンバ９を境として荷室１０の床面を形成する車体１ａのリアフロア１１に接続されている。
【０００８】
リアフロア１１は、その面内方向の略中央であって略方形の範囲が下方に向かって膨出成形され、ここにはスペアタイヤ１２を水平に収容可能なスペアタイヤパン１３が形成されている。また、スペアタイヤパン１３の前方であって、フロア６の上方変化によって形成されるフロア６下の空間には、燃料タンク１４が配設されている。リアシート３の背後に搭載される高圧電装ボックス２は、車体１ａの左右のホイルハウス１５間に配置されており、シートバック７の背面に沿って後方に傾斜した姿勢で適宜個所を車体１ａに取り付けられている。
【０００９】
スペアタイヤパン１３の前端側内壁は、車幅方向と略平行であって前上がりの傾斜壁１６として形成されている。なお、１７はフロアトリムを示す。
そして、リアフロア１１には、傾斜壁１６の車幅方向略中央であって、傾斜壁１６の上縁部１８から後方へ突出するように設けられた板状部材２０が配置されている。
【００１０】
図３に示すように、板状部材２０は、各角部がＲ面取りされた略方形状の部材であり、その前部がリアフロア１１の上面に重合し、複数箇所（この実施形態においては５箇所）を例えばスポット溶接によって車幅方向と略平行に接合され、この部分が接合部（固定部）２１として構成されている。また、この板状部材２０の後部には、上方に突出する複数のリブ２３が車幅方向に等間隔で形成されており、この部分が突起部２２として構成されている。したがって、突起部２２は、接合部２１に対して高剛性とされている。この突起部２２は、接合部２１から後方に延びてスペアタイヤパン１３の傾斜壁１６の上縁部１８から突出すると共に、その前部がリアフロア１１の上面に重合するように設けられている。
【００１１】
各リブ２３は、板状部材２０の後縁部２４から前記接合部２１の手前まで形成されており、したがって、リブ２３の前側の終端部２５が板状部材２０の接合部２１の手前で車幅方向と略平行な直線上に並ぶこととなる。ここで、板状部材２０の後縁部２４は、傾斜壁１６の下縁部１９より前方に位置するように設けられている（図１参照）。また、板状部材２０は、その突出部２２の剛性をリブ２３の数を増やすことで高めているため、リブ２３の突出高さｈが抑えられている。
【００１２】
また、板状部材２０の接合部２１の後方であって、突出部２２のリアフロア１１との重合部２７の両側部には、例えばスポット溶接の電流値を下げる等により、接合部２１の溶接に対して比較的接合力の弱い簡易溶接が施された簡易接合部２８，２８が設けられている。
【００１３】
次に、作用について説明する。
後面衝突等により、車両１の後方から大きな衝撃が加わって車体１ａの後部が変形した場合、リアフロア１１のスペアタイヤパン１３に水平に収容されていたスペアタイヤ１２は、スペアタイヤパン１３の後端側内壁２９により前方に押し出されるが、スペアタイヤパン１３の前端側の傾斜壁１６によって、スペアタイヤ１２の前部が上方に跳ね上げられるため、スペアタイヤパン１３の前方に配置される燃料タンク１４に大きな荷重による変形等が生じることを確実に防止することができる。
【００１４】
このとき、上方に跳ね上げられようとするスペアタイヤ１２が、傾斜壁１６の上縁部１８から後方へ突出するように設けられている板状部材２０に干渉することにより、板状部材２０は接合部２１より後方の部位が上方に向かって変形しようとする。板状部材２０の後部の突出部２２はリブ２３により剛性を高められているため、各リブ２３の終端部２５と接合部２１との間に変形応力が集中することとなる。各リブ２３の前側の終端部２５は車幅方向に平行な直線上に並んでいるため、板状部材２０には、接合部２１と各リブ２３の終縁部２５との間に車幅方向に平行な折れ線２６が生じることとなる。
【００１５】
さらに、スペアタイヤ１２との干渉により変形しようとする板状部材２０は、突出部２２の重合部２７の各簡易溶接部２８がリアフロア１１から剥離して上方に向かって折れ曲がっていく。このとき、スペアタイヤ１２の運動エネルギーを、板状部材２０が折れ曲がることで吸収していく。折れ曲がった板状部材２０は、図４に示すように、複数のリブ２３によって補強された縦壁となって跳ね上がったスペアタイヤ１２’に対向するような姿勢となり、高圧電装ボックス２への衝接を防止しながら、スペアタイヤ１２の前部がリアシェルフ８付近に達するように案内することとなる。
【００１６】
上述した実施の形態によれば、後面衝突時、スペアタイヤパン１３の前端部に設けられた板状部材２０が、跳ね上げられたスペアタイヤ１２に干渉して変形すると共に縦壁となることで、スペアタイヤ１２がさらに前方に押し出されてシートバック７の背後の高圧電装ボックス２に影響を与えないよう、スペアタイヤ１２の跳ね上げ方向を制御することで、車体重量の増加を抑え且つ荷室１０のスペースを狭めずに、後面衝突時の安全性をより一層高めることができる。
【００１７】
このとき、板状部材２０のリブ２３の形状やリアフロア１１との簡易接合部２８の位置等を調整することで、スペアタイヤ１２の跳ね上げ方向を任意に設定できると共に、様々な車両においても適用することができる。また、板状部材２０の後縁部２４は、スペアタイヤパン１３の傾斜壁１６の下縁部１９よりも前方に設けられているため、スペアタイヤパン１３の実質開口面積を狭めることはない。さらに、板状部材２０のリブ２３の突出高さを低く設定したため、リアフロア１１の上面への突出量を最小限に抑えることができる点で有利である。
【００１８】
なお、この発明は上記実施の形態に限られるものではなく、例えば、板状部材２０は、リブ２３の有無ではなく、板厚違いや２枚重ね等により接合部２１と突出部２２とに剛性差を持たせるようにしてもよい。
【００１９】
また、図５に示すように、ヒンジ構造を有する板状部材３０としてもよい。具体的には、リアフロア１１に当接する前側板状部材３１の車幅方向に平行な後縁部３３に後側板状部材３２を上下方向に回動可能に連結して、前側板状部材３１の後縁部３３に沿う回動部分を前記折れ線２６とすることで、板状部材３０の折れ線を所望の位置に確実に設けることができ、スペアタイヤ１２の跳ね上げ方向をより確実に制御することができる。なお、図５において、図２と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。さらに、折れ線部分に車幅方向に平行なリブ等を有する弾性ヒンジ構造として簡略化を図ることも可能である。
【００２０】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項１に記載した発明によれば、後面衝突時、板状部材が跳ね上げられるスペアタイヤに干渉して変形し、スペアタイヤの運動エネルギーの吸収を行うと共に、縦壁となってスペアタイヤの跳ね上げ方向を制御することができるため、特にシートバックの後方に搭載物がある車両の場合、その搭載物部への影響を回避して、後面衝突時の安全性をより一層高める効果がある。なお、板状部材は、スペアタイヤパンの開口を狭めることなく、またリアフロアの上面に沿って設けられているため、荷室の使い勝手を低下させることはない。
【００２１】
請求項２に記載した発明によれば、固定部と突出部との間に変形応力を集中させ、板状部材の折れ曲がりを任意に発生させることができるため、スペアタイヤの跳ね上げを制御して後面衝突時の安全性を高めると共に、様々な車両に適用できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施形態のリアフロア周辺を示す側面説明図である。
【図２】後部フロア構造を右後上方から見た斜視図である。
【図３】板状部材を右後上方から見た斜視図である。
【図４】後面衝突時のスペアタイヤの動きを示す側面説明図である。
【図５】板状部材の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
１　車両
１ａ　車体
２　高圧電装ボックス
３　リアシート
１１　リアフロア
１２　スペアタイヤ
１３　スペアタイヤパン
１４　燃料タンク
１６　傾斜壁
１８　上縁部
２０　板状部材
２１　接合部（固定部）
２２　突出部
２６　折れ線[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle body rear floor structure for storing a spare tire on a floor surface behind a vehicle compartment.
[0002]
[Prior art]
As a vehicle body rear floor for storing spare tires on the floor behind the vehicle cabin, there is, for example, one disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 7-35261.
This is because the front end of the spare tire pan provided on the rear floor of the vehicle body is a sloped wall that rises forward, and this sloped wall is reinforced from the outside of the car, so that the spare tire pushed forward by a spare tire at the time of a rear collision The deformation is suppressed, and the spare tire is surely flipped upward. This prevents the spare tire from deforming the vicinity of the front end of the spare tire pan, and eliminates the influence on the fuel tank disposed in front of them.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a conventional vehicle body rear floor structure, the spare tire flipped up at the time of a rear collision is pushed forward in its posture, so that the load placed at the front of the luggage compartment is protected. There is a need. Therefore, there is a problem that the weight of the vehicle body increases and the space in the luggage space is narrowed.
The present invention has been made in view of the above circumstances, and provides a vehicle body rear floor structure that controls the movement of a jumped-up spare tire at the time of a rear collision, and that further enhances safety with light weight, space saving, and the like. .
[0004]
[Means for Solving the Problems]
As a means for solving the above-mentioned problem, the invention described in claim 1 is directed to an inclined wall (e.g., a front tire) of a spare tire pan (for example, the spare tire pan 13 in the embodiment) on the rear floor (for example, the rear floor 11 in the embodiment). A rear portion of the vehicle body, wherein a plate-like member (for example, the plate-like member 20 in the embodiment) is fixed to a rear floor so as to protrude rearward from the vehicle body from above the inclined wall. Provide floor structure.
Thereby, at the time of a rear collision, the plate-shaped member interferes with and deforms the jumped-up spare tire, absorbs the kinetic energy of the spare tire, and serves as a vertical wall to control the jumping direction of the spare tire. it can.
[0005]
In the invention described in claim 2, the protruding portion (for example, the protruding portion 22 in the embodiment) to the rear of the vehicle body is higher than the fixing portion (for example, the joining portion 21 in the embodiment) of the plate-like member to the rear floor. The vehicle body rear floor according to claim 1, wherein the vehicle body rear floor is rigid.
Thereby, the deformation stress is concentrated between the fixed portion and the protruding portion, and the plate-shaped member can be bent at a predetermined position.
[0006]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
A vehicle 1 shown in FIGS. 1 and 2 is a hybrid vehicle. The vehicle 1 includes a high-voltage component such as a high-voltage battery that assists driving of an engine by a motor and recovers power by using the motor as a generator when the vehicle decelerates. It has. These high-voltage components are housed in a substantially box-shaped high-voltage device box 2 and mounted behind the rear seat 3 as an integrated unit.
[0007]
The rear seat 3 disposed behind the passenger compartment 4 has a seat body 5 attached to a floor 6 of the vehicle body 1a via a seat rail (not shown), and a seat back 7 having an upper portion thereof on a rear shelf 8 of the vehicle body 1a and a lower portion thereof. It is attached to the rear cross member 9 of the vehicle body 1a. The floor 6 changes upward from below the seat body 5 toward the rear and forms a floor surface of a luggage compartment 10 around a rear cross member 9 extending in the vehicle width direction near a lower portion of the seat back 7. Connected to the rear floor 11 of the vehicle body 1a.
[0008]
The rear floor 11 has a substantially square area substantially in the in-plane direction and a substantially rectangular area bulging downward, and a spare tire pan 13 capable of horizontally storing the spare tire 12 is formed therein. A fuel tank 14 is provided in a space in front of the spare tire pan 13 and below the floor 6 formed by the upward change of the floor 6. The high-piezoelectric box 2 mounted behind the rear seat 3 is disposed between the left and right wheel houses 15 of the vehicle body 1a, and is attached to the vehicle body 1a at an appropriate position in a posture inclined rearward along the rear surface of the seat back 7. Have been.
[0009]
The front end side inner wall of the spare tire pan 13 is formed as an inclined wall 16 that is substantially parallel to the vehicle width direction and rises forward. Reference numeral 17 denotes a floor trim.
The rear floor 11 is provided with a plate-like member 20 which is provided substantially at the center of the inclined wall 16 in the vehicle width direction and protrudes rearward from the upper edge portion 18 of the inclined wall 16.
[0010]
As shown in FIG. 3, the plate-shaped member 20 is a substantially square-shaped member in which each corner is rounded, and a front portion thereof is superimposed on the upper surface of the rear floor 11 to form a plurality of portions (5 in this embodiment). Are joined substantially parallel to the vehicle width direction, for example, by spot welding, and this portion is configured as a joint (fixed portion) 21. A plurality of ribs 23 protruding upward are formed at equal intervals in the vehicle width direction at the rear portion of the plate member 20, and this portion is configured as a protrusion 22. Therefore, the protrusion 22 has high rigidity with respect to the joint 21. The protruding portion 22 extends rearward from the joint portion 21 and protrudes from the upper edge portion 18 of the inclined wall 16 of the spare tire pan 13, and is provided so that its front portion overlaps the upper surface of the rear floor 11.
[0011]
Each rib 23 is formed from the rear edge 24 of the plate-shaped member 20 to just before the joint 21, so that the front end 25 of the rib 23 is positioned in front of the joint 21 of the plate-shaped member 20. They are arranged on a straight line substantially parallel to the width direction. Here, the rear edge 24 of the plate-shaped member 20 is provided so as to be located forward of the lower edge 19 of the inclined wall 16 (see FIG. 1). Further, since the plate-shaped member 20 increases the rigidity of the protruding portion 22 by increasing the number of the ribs 23, the protruding height h of the ribs 23 is suppressed.
[0012]
In addition, at the rear of the joint 21 of the plate-like member 20 and on both sides of the overlapping portion 27 with the rear floor 11 of the protruding portion 22, for example, by reducing the current value of spot welding, the welding of the joint 21 is performed. On the other hand, there are provided simple joining portions 28, 28 to which simple welding having relatively low joining force is applied.
[0013]
Next, the operation will be described.
When a large impact is applied from the rear of the vehicle 1 due to a rear collision or the like, and the rear portion of the vehicle body 1a is deformed, the spare tire 12 housed horizontally in the spare tire pan 13 of the rear floor 11 becomes the rear end of the spare tire pan 13 The fuel tank 14 is pushed forward by the side inner wall 29, but the front portion of the spare tire 12 is flipped up by the inclined wall 16 on the front end side of the spare tire pan 13. This can reliably prevent deformation or the like caused by a large load.
[0014]
At this time, the spare tire 12 that is about to be flipped upward interferes with the plate member 20 provided so as to protrude rearward from the upper edge portion 18 of the inclined wall 16, so that the plate member 20 is The part behind the joint 21 tends to deform upward. Since the rigidity of the projecting portion 22 at the rear portion of the plate member 20 is increased by the ribs 23, the deformation stress is concentrated between the terminal portion 25 of each rib 23 and the joint portion 21. Since the front end portions 25 of the respective ribs 23 are arranged on a straight line parallel to the vehicle width direction, the plate-like member 20 has a portion between the joint portion 21 and the end edge portion 25 of each rib 23 in the vehicle width direction. Is generated.
[0015]
Further, in the plate-shaped member 20 that is about to be deformed due to interference with the spare tire 12, each simple welded portion 28 of the overlapping portion 27 of the protruding portion 22 peels off from the rear floor 11 and bends upward. At this time, the kinetic energy of the spare tire 12 is absorbed by the plate-shaped member 20 being bent. As shown in FIG. 4, the bent plate-like member 20 becomes a vertical wall reinforced by a plurality of ribs 23, and is in a posture to face the spare tire 12 ′ that has jumped up, and makes contact with the high-piezoelectric packaging box 2. Is guided so that the front portion of the spare tire 12 reaches the vicinity of the rear shelf 8.
[0016]
According to the above-described embodiment, at the time of a rear collision, the plate-shaped member 20 provided at the front end of the spare tire pan 13 is deformed by interfering with the flipped-up spare tire 12 and becomes a vertical wall. By controlling the direction in which the spare tire 12 is flipped up so that the spare tire 12 is not pushed further forward and affects the high-voltage mounted box 2 behind the seat back 7, an increase in vehicle body weight is suppressed and the luggage compartment is controlled. The safety at the time of a rear collision can be further improved without reducing the space of 10.
[0017]
At this time, by adjusting the shape of the ribs 23 of the plate member 20 and the position of the simple joint 28 with the rear floor 11, the flip-up direction of the spare tire 12 can be arbitrarily set and can be applied to various vehicles. can do. Further, since the rear edge 24 of the plate-shaped member 20 is provided forward of the lower edge 19 of the inclined wall 16 of the spare tire pan 13, the substantial opening area of the spare tire pan 13 is not reduced. Furthermore, since the projecting height of the ribs 23 of the plate member 20 is set low, the projecting amount of the ribs 23 on the upper surface of the rear floor 11 can be advantageously minimized.
[0018]
The present invention is not limited to the above-described embodiment. For example, the plate-shaped member 20 may have a rigidity due to a difference in plate thickness or a double-layered structure. A difference may be provided.
[0019]
Further, as shown in FIG. 5, a plate-like member 30 having a hinge structure may be used. Specifically, the rear plate-shaped member 32 is connected to the rear edge 33 parallel to the vehicle width direction of the front plate-shaped member 31 in contact with the rear floor 11 so as to be vertically rotatable. By making the turning portion along the trailing edge portion 33 the bent line 26, the bent line of the plate member 30 can be reliably provided at a desired position, and the flip-up direction of the spare tire 12 can be more reliably controlled. Can be. In FIG. 5, the same parts as those in FIG. Furthermore, the elastic hinge structure having a rib or the like parallel to the vehicle width direction at the broken line portion can be simplified.
[0020]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, at the time of a rear collision, the plate-shaped member deforms by interfering with the spare tire that is jumped up, and absorbs the kinetic energy of the spare tire. It can be used as a wall to control the direction in which the spare tire flips up, so if the vehicle has a load behind the seatback, avoid impact on the load and secure the vehicle in the event of a rear collision. Has the effect of further enhancing In addition, since the plate-shaped member is provided without narrowing the opening of the spare tire pan and along the upper surface of the rear floor, the usability of the luggage compartment is not reduced.
[0021]
According to the invention described in claim 2, since the deformation stress can be concentrated between the fixed portion and the protruding portion and the plate-shaped member can be bent arbitrarily, it is possible to control the jumping up of the spare tire. This has the effect of improving safety in a rear collision and being applicable to various vehicles.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory side view showing a periphery of a rear floor according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of the rear floor structure viewed from the upper right rear.
FIG. 3 is a perspective view of a plate-like member viewed from the upper right rear.
FIG. 4 is an explanatory side view showing a movement of a spare tire at the time of a rear collision.
FIG. 5 is a perspective view showing a modification of the plate member.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Vehicle 1a Body 2 High-voltage box 3 Rear seat 11 Rear floor 12 Spare tire 13 Spare tire pan 14 Fuel tank 16 Inclined wall 18 Upper edge 20 Plate member 21 Joint (fixed part)
22 protruding part 26 polygonal line

Claims

A rear body floor structure in which an inclined wall is formed at a front end of a spare tire pan on a rear floor, and a plate-like member is fixed to the rear floor in a state of projecting rearward from the upper part of the inclined wall to the vehicle body.

The rear floor structure of a vehicle body according to claim 1, wherein a protruding portion toward the rear of the vehicle body has higher rigidity than a fixing portion of the plate-shaped member to a rear floor.