JP2004056777A - 無線遠隔操作システム - Google Patents

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JP2004056777A
JP2004056777A JP2003152525A JP2003152525A JP2004056777A JP 2004056777 A JP2004056777 A JP 2004056777A JP 2003152525 A JP2003152525 A JP 2003152525A JP 2003152525 A JP2003152525 A JP 2003152525A JP 2004056777 A JP2004056777 A JP 2004056777A
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JP2003152525A
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Masaru Ueda
上田 大
Hisafumi Taniguchi
谷口 尚史
Naoki Nakajima
中嶋 直紀
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】サーバーからの音付き動画をクライアントでスムーズにかつ映像と音とが同期して再生できる無線遠隔操作システムを提供することを目的とする。
【解決手段】サーバー1において、共通形式映像・音データ変換ブロック34は、アプリケーションソフトウェア31独自の形式のデータ33を、共通形式データ37に変換する。映像・音分配ブロック51は、音付き映像データ53と、動画領域データ54を出力する。音付き動画データ送出処理ブロック52は、映像と音声のデータに同期データを加え、ストリームデータ55を得る。映像・音データ変換ブロック41は、操作関連表示・音データ56を出力する。遠隔制御ブロック43は、このデータ56とストリームデータ55とを出力する。クライアント21は、これらのデータから得た映像と音声に関連する操作に応じて、サーバー1のアプリケーションソフトウェア31を制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーバーとクライアントとを含み、クライアントが、サーバーを無線で遠隔操作できる無線遠隔操作システムに関する。とくに、サーバーからの音付動画データのクライアントでのスムーズな再生が可能な無線遠隔操作システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
サーバーとクライアントから成る無線遠隔操作システムとしては、マイクロソフト社が提唱するリモートデスクトップ等があり、企業等において広く普及している。
【0003】
以下、図12、図13〜図16を用いてリモートデスクトップに代表される従来の無線遠隔操作システムについて説明する。
【0004】
図12は、従来の無線遠隔操作システムのハードウエア構成図であり、図12(a)はサーバー101、図12(b)はクライアント121のハードウエア構成を示している。
【0005】
まず、サーバーのハードウエア構成について説明する。
【0006】
サーバー101において、中央演算処理部102はサーバー全体の制御を行う。
【0007】
第1次記憶部103は、通常、DRAMなどを用いたデータの主記録領域である。第2次記憶部104は、通常は、ハードディスクなどを用いOSやアプリケーションなどを記憶する外部記録領域である。第3次記憶部105は、画像データや音楽データなどを記憶したCompact Disc(CD)、Digital Versatile Disc(DVD)などの交換可能な記録媒体を用いた補助記録領域である。
【0008】
表示部106は、Cathode Ray Tube(CRT)や液晶ディスプレイ(LCD)などを用いて操作画面や処理データを表示する。通信部107は、モデムやLocal Area Network(LAN)ボードなどによって外部との通信を行う。無線部108は、クライアント121と無線通信する。
【0009】
入力制御部109は、それに接続されたキーボードやマウスなどの入力デバイスを制御する。動画データ生成部110は動画データを生成する。音出力部111は、スピーカによって音データを再生する。電源供給部112はサーバー101の各部に電力を供給する。電源スイッチ113は電源供給部112のON/OFF制御を行う。バス114は、前述の各部を接続する信号線群と電源線群を含む。
【0010】
次に、クライアント121のハードウエア構成について説明する。
【0011】
中央演算処理部122はクライアント121全体の制御を行う。
【0012】
表示部123はCRTや液晶ディスプレイなどにより画像を表示する。
【0013】
無線部124は、サーバー101の無線部108と、無線通信路を介して無線通信をする。
【0014】
ここで、サーバー101の無線部108とクライアント121の無線部124は、例えば、プロトコルとして5GHz帯で最大54MB/秒の転送速度を有するIEEE802.11aや2.5GHz帯で最大11MB/秒の転送速度を有するIEEE802.11bなどに従う通信方式を使用して通信する。
【0015】
入力制御部125は、それに接続されたキーボードやマウスなどの入力デバイスを制御する。音出力部126は、スピーカによってサーバー101からの音データを再生する。電源供給部127はクライアント121の各部に動作に必要な電力を供給する。電源スイッチ128は電源供給部127のON/OFF制御を行う。バス129は、前述の各部を接続する信号線群と電源線群を含む。
【0016】
次に、従来の無線遠隔操作システムの動作について図13〜図16を用いて説明する。
【0017】
図13は、従来の無線遠隔システムにおけるサーバー単独での表示動作を説明する機能ブロック図である。
【0018】
以下では、アプリケーションソフトウエアそれぞれに独自なデータ形式を有する音付き映像データと、システムにおい共通な共通データ形式を有する操作関連音・表示データの双方を扱うアプリケーションソフトウエア131のデータ表示について説明する。
【0019】
ここで、操作関連音・表示データ132は、ハードウエア操作が容易なようにハードウエアに極めて強く依存した共通データ形式を有する。ここで、音データ形式としてはパルス符号変調(PCM)形式が、一般的に使用される。また、表示データ形式としては、画面の各画素を赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色の強度で表わすRGB形式が一般的に使用される。
【0020】
アプリケーションソフトウエア131は、操作関連音・表示データ132を、直接、映像・音再生ブロック138に出力する。さらに、アプリケーションソフトウエア131から出力された独自形式の音付き動画データ133は、共通形式映像・音データ変換ブロック134で、共通形式映像・音データ137に変換され、映像・音再生ブロック138に入力される。
【0021】
ここで、共通形式映像・音データ変換ブロック134は、独自形式の音付き動画データを受信し、独自形式のそれぞれに応じた映像・音データを、システム内で共通の共通形式映像・音データに変換するために、それぞれの独自形式ごとにそれぞれ個別の解読モジュールを有している。
【0022】
映像・音再生ブロック138は、入力された共通形式映像・音データを再生して、映像データ139は表示部106に、音データ140は音出力部111に出力する。
【0023】
表示部106の表示画面106aにおいて、映像データが動画の場合、動画の再生/停止ボタンなどが表示された操作関連バックグラウンド画面106bと動画画面106cが表示される。
【0024】
出力音111aとしては、使用者の操作ミスに対する警告音などの操作関連音111bと動画に付随したバックグラウンドミュージックや音声などの動画関連音111cが音出力部111に出力される。
【0025】
図14は、従来の無線遠隔システムにおけるリモート表示動作を説明する機能ブロック図である。
【0026】
サーバー101のアプリケーションソフトウエア131は、操作関連音・表示データ132を、直接、遠隔操作用の映像・音データ変換ブロック141に出力する。アプリケーションソフトウエア131から出力された独自形式の音付き動画データ133は、共通形式映像・音データ変換ブロック134で、共通形式映像・音データ137に変換されて、遠隔操作用の映像・音データ変換ブロック141に出力される。
【0027】
映像・音データ変換ブロック141は、共通形式映像・音データ137および操作関連音・表示データ132を、サーバー101とクライアント121間で送受信される遠隔操作用の映像・音データ142に変換して遠隔制御ブロック143に出力する。
【0028】
サーバー101の遠隔制御ブロック143は、図示されてない接続状態監視部、無線通信部とコマンド解析部を含む。
【0029】
ここで、接続状態監視部は、クライアント121の接続状態を監視する。無線通信部は、クライアント121との間でコマンドや表示データを無線で送受信する。コマンド解析部は、クライアント121からのコマンドを解析してサーバー101のアプリケーションの起動などを行う。サーバー101の遠隔制御ブロック143は、遠隔操作用の映像・音データ142を、無線部108を介してクライアント121に送信する。
【0030】
クライアント121の遠隔制御ブロック145は、サーバー101から無線部124によって受信した遠隔操作用の映像・音データ146を遠隔操作用の映像・音データ再生ブロック147に出力する。
【0031】
映像・音データ再生ブロック147は、入力された映像・音データ146を再生する。
【0032】
出力148中の遠隔操作用の映像データは、表示部123に出力され、表示画面123aとして表示される。表示画面123aには、操作関連バックグラウンド画面123b、音付き動画画面123cが、表示画面123aに重畳して表示される。
【0033】
出力148中の遠隔操作用の音データは、音出力部126に出力され、出力音126aとして再生される。出力音126aにおいては、操作関連音126b、動画関連音126cが重畳して再生される。
【0034】
以上に述べるような映像と音声のデータが出力148中に含まれるので、そのデータ量は非常に大きい。
【0035】
図15は、従来の無線遠隔システムにおけるサーバーのさらに詳しい動作を説明する機能ブロック図である。
【0036】
アプリケーションソフトウエア131は、アプリケーションそれぞれに独自の形式の音付き動画データ133を、共通形式映像・音データ変換ブロック134の音付き映像データ分離ブロック134aに出力する。
【0037】
音付き映像データ分離ブロック134aは、入力された独自形式の音付き動画データ133を元形式の音データ135と元形式の映像データ136とに分離して、音データ135を共通形式音データ変換ブロック134bに、映像データ136を共通形式映像データ変換ブロック134cに出力する。
【0038】
変換ブロック134bは、音データ135を、共通形式音データとしてのPCM音データ137aに変換して映像・音データ変換ブロック141の音データ変換ブロック141aに出力する。
【0039】
また、共通形式映像データ変換ブロック134cは、元形式の映像データ136を、共通形式映像データとしてのRGB形式映像データまたはYUV形式映像データ137bに変換して、映像データ変換ブロック141bに出力する。
【0040】
なお、映像データ変換ブロック141bからの形式制御信号144によって共通形式映像データとしてRGB形式映像データまたはYUV形式映像データのいずれを使うかを選択されてもよい。
【0041】
音データ変換ブロック141aは、操作関連PCM形式音データ132aと、PCM形式音データ137aとを合成して、遠隔操作用のPCM形式音データ142aに変換し、遠隔制御ブロック143に出力する。音データ142aは、クライアント121に無線送信される。
【0042】
映像データ変換ブロック141bは、操作関連RGB形式表示データ132bとRGB形式映像データ137bとを合成して、遠隔操作用のRGB形式映像データ142bに変換し、サーバー側遠隔制御ブロック143に出力する。映像データ142bは、クライアント121に無線送信される。
【0043】
サーバー101の遠隔制御ブロック143は、入力されるPCM形式音データ142aとRGB形式映像データ142bとを合成して遠隔操作用の映像・音データとしてクライアント121に無線送信する。
【0044】
図16は、従来の無線遠隔システムにおけるクライアント121の動作を、さらに詳しく説明する機能ブロック図である。
【0045】
遠隔制御ブロック145は、サーバー101から受信した遠隔操作用映像・音データを遠隔操作用のPCM形式音データ146aと遠隔操作用のRGB形式映像データ146bとに分離する。さらに、遠隔制御ブロック145は、音データ146aを遠隔操作用の映像・音データ再生ブロック147の音再生ブロック147aに、映像データ146bを、映像再生ブロック147bに出力する。
【0046】
音再生ブロック147aは、音データ146aを再生して、PCM形式音データ148aを音出力部126に出力する。
【0047】
また、映像再生ブロック147bは、映像データ146bを再生して、RGB形式映像データ148bを、表示部123に出力する。
【0048】
なお、動画データを遠隔制御によってサーバーから受信するシステムに関する先行特許文献としては下記のものがある。
【0049】
【特許文献1】
特開2002−369130号公報
【0050】
【発明が解決しようとする課題】
従来の無線遠隔操作システムにおいては、サーバーからクライアントに動画を伝送する場合、伝送データ量が膨大なサイズとなって現在の無線の伝送帯域幅では能力が不足することがあり得る。
【0051】
また、クライアント側において、受信するデータ量が大きいため、スムーズな動画再生ができないことがあり得る。
【0052】
さらに、データ量が膨大な画像データと画像データに比べてデータ量がかなり少ない音データが、別々に伝送されるために、処理時間のかかる画像と対応する音との間にズレが生じ得る。
【0053】
また、従来の無線遠隔操作システムは、動画のデータ形式や圧縮方法の公開か非公開かがシステム構築に大きく影響し、非公開の形式の存在のために、統一的なシステム構築ができないこともあり得る。
【0054】
本発明は、サーバーからの音付き動画をクライアントでスムーズにかつ映像と音とが同期して再生できる無線遠隔操作システムを提供することを目的とする。
【0055】
【課題を解決するための手段】
本発明の遠隔操作システムは、サーバーとクライアントを含む。
【0056】
サーバーは、アプリケーションソフトウエアを取り扱い、以下を含む。
【0057】
共通形式映像・音データ変換部は、アプリケーションソフトウエアから供給されるアプリケーションソフトウエアの独自の形式を有する音付き動画データが入力されて、その独自形式に応じた映像・音データを、システム内で共通の共通形式映像・音データに変換して、出力する。
【0058】
映像・音分配部は、共通形式映像・音データを受信して、音付き映像データと、音付き映像データの動画に相当する部分を所定のデータとした動画領域データとを出力する。
【0059】
音付き動画データ送出処理部は、音付き映像データを受信して、音と映像を同期させるための同期データを加え、圧縮して、音と映像に関するデータを含むデータストリームにして出力する。
【0060】
映像・音データ変換部は、アプリケーションソフトウエアから得られる操作関連音・表示データに動画領域データを加えて、遠隔操作用操作関連表示・音データを得る。
【0061】
第1の遠隔制御部は、この遠隔操作用操作関連表示・音データとデータストリームとを受信して、出力する。
【0062】
クライアントは、サーバーから、遠隔操作用操作関連表示・音データとデータストリームとを受信して、遠隔操作用の映像と音声を再生する。クライアントは、この遠隔操作用の映像と音声に関連したユーザーの操作に応じて、サーバーにおけるアプリケーションソフトウエアを制御する。
【0063】
さらに、クライアントにおいて、第2の遠隔制御部は、第1の遠隔制御部からのデータを受け取って、遠隔操作用操作関連表示・音データとデータストリームとを出力する。また、音付き動画データ再生処理部は、データストリームを受け取って、復号して、映像と音声の同期をとって出力する。
【0064】
このような構成によって、サーバーはアプリケーションソフトウエアの音付き動画データをクライアントに個別に分配する。また、クライアントから遠隔操作で、サーバーのアプリケーションソフトウエアを個別に制御できる。
【0065】
ここで音付き動画データは、MPEG2形式等を使用して圧縮されて、伝送データ量が抑えられる。したがって、伝送帯域幅への負担が軽減されて、クライアント側でのスムーズな描画がなされる。また、再生時の映像と音の同期のために動画データと動画に関連した音データが、同期データ付きデータとして、クライアントへ伝送される。したがって、クライアントでの再生時における、同期ズレが防止される。
【0066】
さらに、本発明は、圧縮方式、データ形式などの公開、未公開にかかわらず対応できるシステムも提供する。
【0067】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図1から図11を用いて説明する。
【0068】
(実施の形態1)
図1は本発明の無線遠隔操作システムのサーバーとクライアントのハードウエア構成を説明するハードウエア構成図であり、図1(a)はサーバー1、図1(b)はクライアント21のハードウエア構成を示している。
【0069】
図2は、実施の形態1の無線遠隔操作システムにおけるサーバーの遠隔表示機能と遠隔操作機能を説明する機能ブロック図である。
【0070】
図3は、クライアントの遠隔表示機能と遠隔操作機能を説明する機能ブロック図である。
【0071】
サーバー1において、中央演算処理部2はサーバー全体の制御を行う。
【0072】
第1次記憶部3は、Dynamic Random Access Memory(DRAM)などを用いたデータの主記録領域である。第2次記憶部4は、ハードディスクなどを用いOperating System(OS)やアプリケーションなどを記憶する外部記録領域である。第3次記憶部5は、画像データや音楽データなどを記憶したCD、DVDなどの交換可能な記録媒体を用いた補助記録領域である。
【0073】
表示部6は、CRTや液晶ディスプレイなどを用いて操作画面や処理データを表示する。
【0074】
通信部7は、モデムやLANボードなどによって外部との通信を行う。
【0075】
無線部8は、クライアント21と無線通信する。
【0076】
入力制御部9は、それに接続されたキーボードやマウスなどの入力デバイスを制御する。動画データ生成部10は動画データを生成する。音出力部11はスピーカによって音データを再生する。電源供給部12はサーバー1の各部に電力を供給する。電源スイッチ13は電源供給部12のON/OFF制御を行う。バス14は、これら各部を接続する信号線群と電源線群を含む。
【0077】
次に、クライアント21のハードウエア構成について説明する。
【0078】
中央演算処理部22はクライアント21全体の制御を行う。
【0079】
表示部23はCRTや液晶ディスプレイなどにより画像を表示する。
【0080】
無線部24は、サーバー1の無線部8と、無線通信路を介して無線通信をする。
【0081】
ここで、サーバー1の無線部8とクライアント21の無線部24は、例えば、プロトコルとして5GHz帯で最大54MB/秒の転送速度を有するIEEE802.11aや2.5GHz帯で最大11MB/秒の転送速度を有するIEEE802.11bなどに従う通信方式を使用して通信をする。
【0082】
入力制御部25は、それに接続されたキーボードやマウスなどの入力デバイスを制御する。音出力部26はスピーカによってサーバー1からの音データを再生する。電源供給部27はクライアント21の各部に動作に必要な電力を供給する。電源スイッチ28は電源供給部27のON/OFF制御を行う。バス29はこれら各部を接続する信号線群と電源線群を含む。
【0083】
ここで、本発明の説明に直接関係しない構成要素については図示を省略している。
【0084】
本実施の形態は、図1(a)の通信部7を介して、サーバー1に配信される様々な動画データに対応して、この動画データをクライアント21で、スムーズに音と映像とが同期した形で動画を得る方法に関する。
【0085】
ここでは、広域通信網から配信される動画で、その圧縮方法やデータ形式が未公開の場合についての、データ処理について述べる。
【0086】
図2において、サーバー1のアプリケーションソフトウエア31は、操作関連音・表示データ32を、直接、遠隔操作用の映像・音データ変換ブロック41に出力する。アプリケーションソフトウエア31から出力された独自形式の音付き動画データ33は、共通形式映像・音データ変換ブロック34で、共通形式映像・音データ37に変換されて、映像・音分配ブロック51に出力される。
【0087】
ここで、それぞれのアプリケーションソフトウエアにおいて、音、表示、映像などのデータは、それぞれのアプリケーションソフトウエアでそれぞれ独自のデータ形式を有している。これを、独自形式と呼ぶ。
【0088】
共通形式とは、サーバーとクライアントを含んだシステムにおいて、共通して用いられる映像、音、表示データなどのデータと信号の形式を指す。
【0089】
サーバーの一つまたは複数のアプリケーションソフトウエア31は、少なくともそのアプリケーションソフトウエアに独自の独自形式の音付き動画データと操作関連音データ、操作表示データを有する。このうち操作関連音・表示データ32については、直接、遠隔操作用の映像・音データ変換ブロック41に出力される。
【0090】
映像・音データ変換ブロック41は、操作関連音・表示データ32を、サーバーとクライアント間で送受信される遠隔操作用の操作関連表示・音データ56に変換して、遠隔制御ブロック43に出力する。
【0091】
独自形式の音付き動画データ33は、共通形式映像・音データ変換ブロック34に出力され、ここで、共通形式映像・音データ37に変換される。
【0092】
映像・音分配ブロック51は、映像・音データ37を受けて、音付き映像データ53と動画領域データ54を出力する。
【0093】
分配ブロック51において、音付き映像データ53は、圧縮等の処理を施しやすい形式とされる。動画領域データ54は、音付き映像データ53の動画の表示部分に相当する部分を示すために、データ列に埋めこまれる所定のデータとして、生成される。この所定のデータとして、たとえば、次のようなデータがデータ列に埋めこまれる。
【0094】
動画の表示部分の位置とサイズを指定する座標のデータと、動画の表示部分を示す指定された色(Color Key)のデータが、データ列に埋めこまれる。すなわち、指定された色がつけられた部分にのみ、動画が表示される。
【0095】
音付き映像データ53は、音付き動画データ送出処理ブロック52に入力されて、ここで、処理される。
【0096】
データ53は、映像・音同期ブロック52aで動画と、動画に関係した音が、クライアント21で再生された時に同期して出力されるための処理をされて、データ57として出力される。
【0097】
圧縮ブロック52bは、データ57を圧縮処理して、圧縮されたデータ58を多重化ブロック52cへ出力する。
【0098】
多重化ブロック52cは、遠隔操作用の音付き動画圧縮ストリームデータ55を、遠隔制御ブロック43に出力する。
【0099】
映像・音データ変換ブロック41は、操作に関連したデータのみからなる遠隔操作用の操作関連表示・音データ56を出力する。変換ブロック41の出力は、動画そのもののデータは含んでいない。
【0100】
送出処理ブロック52は、映像・音同期ブロック52a、圧縮ブロック52b、多重化ブロック52cを含む。
【0101】
映像・音同期ブロック52aは、動画ならびに動画に関連した音がクライアント21で再生された時に同期して出力されるように、同期データ付き音・映像データ57を出力する。
【0102】
同期データ付き音・映像データ57は、以下のような処理で生成される。
【0103】
映像・音同期ブロック52aは、データ53の音データと映像データとを、一定の時間間隔ごとにそれぞれ分離する。すなわち、映像・音同期ブロック52aは、データ53を、所定のデータ単位ごとに分割して、それぞれのデータ単位ごとに、同期データとして働く数値データを音付き映像データ53の映像データと音データに、それぞれ挿入する。言いかえれば、映像データと音声データのそれぞれに、時間軸またはフレーム単位に、映像と音声の同期を取るためのフラグが設けられる。
【0104】
これにより、再生時に、所定のデータ単位ごとに映像データと音声データの同期を取りつつ、再生できるようにする。すなわち、この数値データは、音と映像の同期を取るマークとして、同期のためのスタンプのような性質を有する。
【0105】
圧縮ブロック52bは、同期データ付き音・映像データ57の音データと映像データをそれぞれ圧縮する。ここで、よく知られているMoving Picture Expert Group(MPEG)技術等が、圧縮技術として使用される。
圧縮ブロック52bは、圧縮音・映像データ58を出力する。
【0106】
多重化ブロック52cは、映像・音データ変換ブロック41と同様の機能を持ち、入力されるデータを、時間軸をベースとして、音データと映像データが一つのストリームに含まれるストリーミングデータに変換する。多重化ブロック52cは、遠隔操作用の音付き動画圧縮ストリームデータ55を出力する。
【0107】
遠隔制御ブロック43は、遠隔操作用の操作関連表示・音データ56と遠隔操作用の音付き動画圧縮ストリームデータ55とを、それぞれ独立したデータと解釈して、無線部8を介して、クライアント21に送出する。
【0108】
なお、遠隔制御ブロック43は、図示されてない接続状態監視部、無線通信部とコマンド解析部を含む。
【0109】
ここで、接続状態監視部は、クライアント21の接続状態を監視する。無線通信部は、クライアント21との間でコマンドや表示データを、無線部8を介して送受信する。コマンド解析部は、クライアント21からのコマンドを解析してサーバー1のアプリケーションの起動などを行う。
【0110】
また、遠隔制御ブロック43は、遠隔操作用の操作関連表示・音データ56を、無線部8を介してクライアント21に送信する。
【0111】
図3に示される、クライアント21において、無線部24は、サーバー1から送信される信号を受信する。
【0112】
クライアント21において、無線部24を経て、遠隔制御ブロック45は、サーバー1からの遠隔操作用の操作関連表示・音データ56と遠隔操作用の音付き動画圧縮ストリームデータ55を得る。
【0113】
表示・音データ56のうち、映像データ56bは、表示部23に出力され、表示画面23aとして表示される。表示画面23aには、操作関連バックグラウンド画面23b、動画画面23cが、重畳して表示される。
【0114】
音データ56aは、音出力部26に出力され、出力音26aとして再生される。出力音26aとして、操作関連音26b、動画関連音26cが重畳して再生される。
【0115】
こうして、操作関連バックグラウンド画面23bと操作関連音26bとが得られる。この詳しい動作は後述する。
【0116】
操作関連バックグラウンド画面23bにおいて動画に相当する部分、すなわち、動画画面23cに相当する部分を示すデータは、サーバー1において、動画領域データ54として加えられている。
【0117】
したがって、表示部23において、動画領域データ54が参照されることにより、動画に相当する部分は、画面23bとともに一画面として表示される。
【0118】
音付き動画圧縮ストリームデータ55は、音付き動画データ再生処理ブロック59に出力される。
【0119】
処理ブロック59は、ストリームデータ55の圧縮を解除し、映像データと音声データの同期をとって、動画関連PCM形式音データ49と動画関連映像データ50とを出力する。
【0120】
ここで、映像データ50は、動画画面23cを表示するためのデータである。音データ49は、動画関連音26cを発生するためのデータである。
【0121】
遠隔制御ブロック45は、直接、表示部23と音出力部26に、遠隔操作用の操作関連表示・音データ56を出力する。データ56は、表示部23において、操作関連バックグラウンド画面23bを表示するためのデータと、音出力部26において、操作関連音26bを発生するためのデータを含む。
【0122】
動画画面23cは、操作関連バックグラウンド画面23bの上に重ね合わされる。動画関連音26cは、操作関連音26bに、重ねられる。
【0123】
動画の部分を重ねることは、次のような方法で実行される。
【0124】
1)動画の部分は、あらかじめ決められた所定データになっているため、この部分が音付き動画データ再生処理ブロック59内の映像再生ブロック59cで検出されて、動画を表示する部分に、データ50の動画の表示位置が合わせられる。映像再生ブロック59cについては後述する。
【0125】
又は、2)動画の表示位置データが、遠隔操作用音付き動画圧縮ストリームデータ55に追加される。
【0126】
3)図1のクライアント21の表示部23は、表示される一画面分の表示用記憶部を有する。したがって、この記憶部から所定データである動画領域埋め込みデータ54部分を検出することができる。この検出機能を後述する映像再生ブロック59cに持たせておくことで動画の重ね合わせが実現される。
【0127】
4)また、サーバー1の遠隔制御ブロック43は、データを独立して、クライアント21へ伝達できる。したがって、動画の表示位置情報が、単独のデータとして送られて、動画が画面23bに重ね合わせられるために用いられてもよい。
【0128】
音付き動画データ再生処理ブロック59は、多重分離ブロック59aと、復号ブロック59bと映像再生ブロック59cとを含む。
【0129】
多重分離ブロック59aは、伝送のために施されていた処理を解除する。すなわち、多重分離ブロック59aは、伝送のために一つのストリームとなっていたデータを、圧縮音データと、圧縮映像データとに分離する。
【0130】
こうして、図2の圧縮ブロック52bからの出力である圧縮音・映像データ58と同等の圧縮音・映像データ60を得る。
【0131】
復号ブロック59bは、データ60を、図2の同期データ付き音・映像データ57と同じデータである同期データ付き音・映像データ61に変換する。
【0132】
映像再生ブロック59cは、この同期データに基づいて、動画関連YUV形式映像データ50と、それに関連した動画関連PCM形式音データ49との同期を取りながら、それぞれを、表示部23と音出力部26に出力する。
【0133】
このような構成により、音付き動画データと操作関連データとをそれぞれ独立したデータとしてサーバー1からクライアント21に送ることができる。
【0134】
クライアント21は、音付き動画データとその操作関連データとをそれぞれ独立したデータとして処理する。これらのデータを重ね合わせることにより、操作画面が表示され、操作しやすい環境が使用者に提供される。
【0135】
ここで、音付き動画データのみを圧縮することが可能である。したがって、クライアントとサーバー間の伝送帯域に負荷をかけることなくスムーズな動画再生がなされる。また、同期データによって、動画とその動画に関係する音とが同期して動画が再生される。
【0136】
クライアント21において、ユーザーは、表示部23の表示に応じて、コマンドを入力して、サーバー1を遠隔操作する。たとえば、ユーザーは、サーバー1のアプリケーションソフトウエアを、適切なコマンドにより、制御することができる。
【0137】
次に、図4、図5、図6を用いて本発明の実施の形態1について、さらに詳しく説明する。
【0138】
図4は、図2に示した無線遠隔操作システムにおけるサーバー1の遠隔表示機能と遠隔操作機能を、さらに詳しく説明する機能ブロック図である。
【0139】
図5は、図2の音付き動画データ専用送出処理ブロック52を、さらに詳細に説明する機能ブロック図である。
【0140】
図6は、図3のクライアントの遠隔表示動作と遠隔操作機能を、さらに詳しく説明する機能ブロック図である。
【0141】
以下、すでに説明した要素と同じ機能の部分には同じ符号を付けて説明を省略する。
【0142】
図4において、アプリケーションソフトウエア31は、それぞれのアプリケーション独自の形式の音付き動画データ33を、共通形式映像・音データ変換ブロック34の音付き映像データ分離ブロック34aに出力する。
【0143】
分離ブロック34aは、入力された独自形式の音付き動画データ33を元の形式音データ35と元の形式映像データ36とに分離し、音データ35を、共通形式音データ変換ブロック34bに、映像データ36を共通形式映像データ変換ブロック34cに出力する。
【0144】
共通形式音データ変換ブロック34bは、音データ35を、共通形式音データとしてのPCM形式音データ37aに変換して、映像・音分配ブロックの音データを処理する音分配ブロック51aに出力する。
【0145】
また、共通形式映像データ変換ブロック34cは、元の形式映像データ36を、共通形式映像データとしてのYUV形式映像データ37bに変換して、映像分配ブロック51bに出力する。
【0146】
図4において、共通形式映像データ変換ブロック34cは、形式制御信号44で映像データをRGB形式又はYUV形式に選択できる。本実施の形態では、この機能を使用して、共通形式映像データ変換ブロック34cからの出力である映像データ37bをYUV形式とする。
【0147】
動画の圧縮をする場合、RGB形式であると、圧縮する際のデータ処理量が多く、その処理時間が長くかかる。
【0148】
一方、YUV形式は動画の場合には人間の視的感覚を考慮して余分なデータを省いている。したがって、動画に関しての見かけの映像品質は、RGB形式のそれと同等で、かつ圧縮された場合のデータ量もRGB形式に比べて少ない。
【0149】
よって、共通形式映像データ変換ブロック34cの出力である映像データ37bは、YUV形式とされている。
【0150】
映像・音分配ブロック51は、音分配ブロック51aと映像分配ブロック51bとを含む。
【0151】
音データは、すでに変換ブロック34bでPCM形式になっているので、そのデータ37aそのものが使用できる。映像・音分配ブロック51は、データ37aを、動画関連PCM形式音データ53aとして出力する。
【0152】
映像分配ブロック51bは、YUV形式映像データ37bを受取り、RGB形式動画領域データ54と動画関連YUV形式映像データ53bとを出力する。
【0153】
映像分配ブロック51bは、YUV形式映像データ37bの動画の領域を示すデータを、すべて同一のデータで、かつRGB形式にしたRGB形式動画領域データ54を生成する。
【0154】
このように、データをRGB形式にすることで、データ54は、アプリケーションソフトウエア31から得られた操作関連RGB形式映像データ32bと形式が同じとなる。こうして、データ54とデータ32bは、一画面分の表示データとして、図4の映像・音データ変換ブロック41に送出される。
【0155】
動画関連YUV形式映像データ53bは、YUV形式映像データ37bと同じデータである。
【0156】
音付き動画データ送出処理ブロック52は、動画関連PCM形式音データ53aと動画関連YUV形式映像データ53bとを受けて、遠隔操作用音付き動画圧縮ストリームデータ55を生成する。
【0157】
映像・音データ変換ブロック41は、音データ変換ブロック41aと映像データ変換ブロック41bとを含む。
【0158】
変換ブロック41aは、操作に関連した音データのみが処理された操作関連PCM形式音データ56aを出力する。
【0159】
映像データ変換ブロック41bは、操作に関連した表示データ32bとRGB形式動画領域データ54を受けて、ひとつの操作のみに関連した映像データである操作関連RGB形式映像データ56bを出力する。前述のように、RGB形式動画領域データ54は、動画に相当する部分を示す所定のデータである。
【0160】
遠隔制御ブロック43は、遠隔操作用の操作関連PCM形式音データ56aと操作関連RGB形式映像データ56b、動画の部分のみを扱うデータである音付き動画圧縮ストリームデータ55を受けて、それぞれ、独立したデータとして、無線部8を介して、クライアント21に送出する。
【0161】
図5は、音付き動画データ送出処理ブロック52の動作について、詳しく説明する。
【0162】
ここで、映像・音同期ブロック52a、圧縮ブロック52b、多重化ブロック52cは、図2を用いて説明した処理と同じ処理を行う。
【0163】
図5は、動画に関連した音データと動画データが、それぞれのブロックで、別々に処理されることを示している。
【0164】
動画関連YUV形式映像データ53bと、これに対応した動画関連PCM形式音データ53aとを受けて、それぞれを同期させるために、数値データが、それぞれのデータに挿入される。すなわち、同期のための数値データが、データ53bとデータ53aに、同期データとして挿入される。こうして、映像・音同期ブロック52aは、同期データ付き動画関連PCM形式音データ57aと、同期データ付き動画関連YUV形式映像データ57bとを出力する。
【0165】
以上のような、同期データは、同期スタンプと呼ばれることもある。
【0166】
圧縮ブロック52bは、これらのデータを受けてそれぞれを圧縮し、圧縮音データ58aと圧縮映像データ58bとを出力する。
【0167】
多重化ブロック52cは、これらデータを受けて、音付き動画圧縮ストリームデータ55を出力する。データ55は、時間軸に沿ったデータであるストリーミングデータである。
【0168】
図6は、クライアント21をさらに詳細に説明している。
【0169】
遠隔表示・操作機能ブロック45xは、図3における遠隔制御ブロック45に含まれている。また、ブロック45xは、制御ブロック45に接続される別のブロックであってもよい。
【0170】
多重分離ブロック59aは、ストリームデータ55から、データ60aとデータ60bを得る。データ60aとデータ60bは、それぞれ、図5のサーバーの圧縮ブロック52bからの出力である圧縮音データ58aと圧縮映像データ58bと同じデータである。
【0171】
復号ブロック59bは、動画関連PCM形式音データ61aと、同期データ付き動画関連YUV形式映像データ61bを得る。音データ61aと映像データ61bとは、それぞれ、図5のサーバー1の音データ57aと映像データ57bと同じデータである。
【0172】
映像再生ブロック59cは、同期データに基づいて、映像データ61bと音データ61aとの同期をとりながら、それぞれを表示部23に出力する。
【0173】
遠隔表示・操作機能ブロック45xは、さらに、入力される操作関連表示・音データ56から音データ56aと映像データ56bを再生する。
【0174】
音データ56aは、音出力部26に出力され、出力音26aとして再生される。出力音26aとしては、操作関連音26b、動画関連音26cが重畳して再生される。
【0175】
映像データは、表示部23に出力され、表示画面23aとして表示される。表示画面23aにおいて、操作関連バックグラウンド画面23b、動画画面23cが重畳して表示される。
【0176】
以上、動画に関する音データと映像データの流れをそれぞれ個別に説明し、さらに音付き動画データ送出処理ブロック52と音付き動画データ再生処理ブロック59の具体的実現内容を明らかにした。映像データをRGB形式でなくYUV形式で扱うことによりサーバーでの圧縮とクライアントでの復元が容易になり、かつその映像品質も確保できる。
【0177】
この実施の形態において説明した各ブロックの動作は、ソフトウエアで実現されてもよいし、ハードウエアのユニットで実現されてもよい。また、それぞれのブロックは、あるブロックの動作がソフトウエア、あるブロックがハードウエアのユニットで実現されてもよい。また、それぞれのブロックの動作が、ハードウエアのユニットとソフトウエアの組み合わせで実現されてもよい。
【0178】
(実施の形態2)
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態2について説明する。
【0179】
図7は、本実施の形態のサーバー1の遠隔表示機能と遠隔操作機能を説明する機能ブロック図である。
【0180】
図8は、本実施の形態のクライアント21の遠隔表示機能と遠隔操作機能を説明する機能ブロック図である。
【0181】
図9は、サーバー1の遠隔表示動作をさらに詳細に説明する機能ブロック図である。
【0182】
図10は、音付き動画データ送出処理ブロックを詳細に説明する機能ブロック図である。
【0183】
図11は、クライアント21の遠隔表示動作を説明する機能ブロック図である。
【0184】
すでに説明した要素と同一機能の要素には同じ符号を付けて説明を省略する。
【0185】
この実施の形態は、図1の動画データ生成部10または図1の第3次記憶部5から得られる各種の動画データの処理に関する。
【0186】
具体的には、動画の圧縮方法やそのデータ形式が既知の場合についての、動画データの処理に関する。
【0187】
図7において、共通形式映像・音データ変換ブロック34xは、複数の解読モジュールを含む。変換ブロック34xは、アプリケーションソフトウエア31から出力されるそれぞれのアプリケーションソフトウエア独自の独自形式音付き動画データ33に適した解読モジュールを選択する。この選択されたモジュールは、動画データ33を解読して、それぞれのアプリケーションソフト毎に定められた元の形式の音と動画データを得る。
【0188】
この詳細を以下に説明する。
【0189】
図7では、この変換ブロック34xは、さらに、分岐モジュール34xdを含んでいる。
【0190】
先に、図2、図4を用いて、動画の圧縮方法およびその形式などがアプリケーション毎に異なり、かつその内容が開示されてない場合が説明されている。
【0191】
この場合は、そのアプリケーション毎に対応した、開示されない解読と変換モジュールが、そのアプリケーションソフト開発機関又は販売機関より提供を受けて変換ブロック34に含められる。
【0192】
一方、あらかじめその圧縮方法、音と映像が同期する方法等その内容が開示されたアプリケーションソフトが存在する。また、図1の動画データ生成部10のような、専用の動画データ生成部を有して、その圧縮方法と同期方法が明白な動画データも存在する。この場合も、上述のような解読モジュールが、変換ブロック34xに含まれてもよい。
【0193】
この実施の形態では、図2、図4において説明した構成より、より簡易な構成を提供する。
【0194】
つまり、図2、図4の場合においては、共通形式映像・音データ変換ブロック34x内の各解読・変換モジュールが、圧縮されたデータを復号し、再度、音付き動画データ送出処理ブロック52で圧縮し直す。しかし、圧縮方法とそのデータ構造が明白であるならば、復号して、再度、圧縮する必要は無く、復号処理を省略することで、より高速で、より簡易な処理がなされる。
【0195】
このように、あらかじめ復号方法がわかっている場合は、図2、図4のように共通形式の音・映像データに一旦変換し、その後圧縮してクライアントへ送り、クライアントで復号する必要はない。
【0196】
図7の構成においては、そのままのデータがクライアントに送られ、クライアントで復号される。
【0197】
分岐モジュール34xdは、独自形式音付き動画データ33の中から音付き動画データを抽出し、さらに、図2の映像・音分配ブロック51と同等の機能を持ち、動画領域データ62を生成させる。
【0198】
この動作を以下に説明する。
【0199】
アプリケーションソフトウエア31は、それぞれのアプリケーション独自の形式の音付き動画データ33を、共通形式映像・音データ変換ブロック34xに出力する。
【0200】
変換ブロック34xは、分岐モジュール34xdを含む。分岐モジュール34xdは、動画領域データ62と音付き動画圧縮データ63とを出力する。
【0201】
分岐モジュール34xdにおいて、動画領域データ62を生成する方法は、図2の映像・音分配ブロック51で説明した方法と同様の方法で生成できる。
【0202】
動画領域データ62は、映像・音データ変換ブロック41に出力される。
【0203】
音付き動画データは、音付き動画圧縮データ63として映像・音分配ブロック51に送られる。今、このデータ63の復元方法が予めわかっている。そのとき、音付き動画圧縮データ63は、映像・音分配ブロック51、映像・音同期ブロック52a、圧縮ブロック52bで処理されず、多重化ブロック52cにそのまま入力される。多重化ブロック52cは、データ63より、音付き動画圧縮ストリームデータ55を得る。
【0204】
その他の動作は図2と同様で、これで、遠隔制御ブロック43を介して、操作関連表示・音データ56と音付き動画圧縮ストリームデータ55が、サーバー1からクライアント21に、それぞれ送出される。
【0205】
図8で、クライアント21の動作の説明をする。
【0206】
ここで、音付き動画データ再生処理ブロック59xは、多重分離ブロック59xa、専用復号ブロック59xbと映像再生ブロック59xcを含む。
【0207】
前述のように、今、データの復号方法があらかじめ分かっている。したがって、図3の復号ブロック59bが、専用復号ブロック59xbに置き変えられる。
【0208】
専用復号ブロック59xbは、同期データ付き音・映像データ61を出力する。
【0209】
映像再生ブロック59xcは、この同期データに基づいて、動画関連YUV形式映像データ50と、それに関連した動画関連PCM形式音データ49との同期を取りながら、それぞれを、表示部23と音出力部26に出力する。
【0210】
こうして、音付き動画がクライアント21で再生される。
【0211】
なお、上述の方法では、サーバー1において、データ63は、図7における映像・音分配ブロック51、映像・音同期ブロック52a、圧縮ブロック52bを素通りさせられる。その代わりに、ブロック52a、ブロック52bが除かれて、専用の多重化ブロック52cが設けられ、その出力が遠隔制御ブロック43に入力されてもよい。
【0212】
または、次のような方法が用いられてもよい。
1)音付き動画圧縮データ63の先頭にあらかじめ定めたフラグがつけられる。
2)映像・音分配ブロック51、映像・音同期ブロック52a、圧縮ブロック52bでの処理の最初にこのフラグが検出される。
3)このフラグが検出されると、その後の処理は飛ばされ、そのフラグを含むデータがそのブロックの出力データとされる。
【0213】
また、次のようにして、音付き動画データ再生処理ブロック59xが、図2のサーバーの音付き動画データ送出処理ブロック52と共用されてもよい。
1)復号ブロック59bと専用復号ブロック59xbとが並列に配置される。
2)上記のフラグを検出する処理が、多重分離ブロック59xaに追加される。
3)このフラグが検出されると、データは、専用復号ブロック59xbに出力される。このフラグが検出されないと、データが、復号ブロック59bに出力される。
【0214】
さらに、あらかじめ解っている復号方法が複数存在する場合、たとえば図1の第3次記憶部5に記憶される各種メディアごと、またはメディアは同じでも複数の形式が存在する場合、およびこれらの形式を、動画データ生成部10が扱える場合は、下記のような方法が用いられてもよい。
1)上述のようなフラグが複数用意される。
2)映像・音同期ブロック52a、圧縮ブロック52bにおいて、データにこの複数のフラグが検出されれば、そのデータは、そのブロックをスキップして処理される。
3)さらに、処理ブロック59xは、複数の復号ブロックを有する。
4)複数のフラグから、どの復号ブロックを選択するかを決める処理をするブロックが、多重分離ブロック59xaの後に追加される。
【0215】
図9から図11は図7、図8をさらに具体的に説明する。
【0216】
図9は、共通形式映像・音データ変換ブロック34xを中心にサーバー1を、さらに詳細に説明する。
【0217】
図10は、音付き動画データ専用再生処理ブロックを詳細に説明する。
【0218】
図11はクライアント21を詳細に説明する。
【0219】
図9を用いて、テレビチューナーが受信したアナログ動画デーダを下記の場合について説明する。
【0220】
図1の動画データ生成部10が、アナログ動画デーダをデジタル動画データに変換する。このデジタル動画データが、あらかじめ所定の圧縮方法で圧縮されて、テレビ受像機(TV)で受信された映像の動画圧縮データ(以下、TV形式圧縮データと呼ぶ)とされている。
【0221】
このデータは、アプリケーションソフトに制御されて、分岐モジュール34xdに渡される。
【0222】
分岐モジュール34xdは、TV形式圧縮音データ63aとTV形式圧縮映像データ63bとを得る。これらのデータは、再生時には映像と音とが同期して再生できるように同期用のデータ処理などをすでに施されているとする。このデータは、図7を用いて説明したように、映像・音分配ブロック51を素通りし、音付き動画データ送出処理ブロック52に入力される。分岐モジュール34xdは、図2と図7を用いて説明したようなRGB形式動画領域データ62も出力する。
【0223】
図9に示される、各ブロック41y、41ya、41ybと43yは、図4における各ブロック41、41a、41bと43と、それぞれ、同じ処理をする。
【0224】
図10は、音付き動画データ専用送出処理ブロック52を説明する。
【0225】
図10において、図7を用いて説明したように、TV形式圧縮音データ63aとTV形式圧縮映像データ63bは、映像・音同期ブロック52aと圧縮ブロック52bとを素通りして多重化ブロック52cに入力される。
【0226】
図11のクライアント21において、多重分離ブロック59xaは、TV形式圧縮音データ60aとTV形式圧縮映像データ60bとを得る。音データ60aと映像データ60bは、それぞれ図9のデータ63a、63bと同じデータである。
【0227】
TV専用復号ブロック59xbは、あらかじめ決められた復号方法で同期データ付き動画関連PCM形式音データ61aと、同期データ付き動画関連YUV形式映像データ61bとを得る。これにより、サーバー側で、テレビ・チューナーが受信した音付き動画データが、クライアント側で再生される。
【0228】
以上のように、あらかじめその圧縮方法と、音と映像が同期する方法等、とそのデータ構造が開示された音付き動画データの場合には、以上に図7〜図11を用いて説明されるような、より簡単な方法が適用され得る。
【0229】
すなわち、上述の方法は、実施の形態1で説明される方法より、より簡単である。
【0230】
また、前述のように、図2と図4の共通形式映像・音データ変換ブロック34に、分岐モジュール34xdが新たに追加されると、次のような処理が可能になる。
【0231】
各種広域通信網、あるいは第3次記憶部で使用される各種メディア、システム専用の動画生成部によりテレビ受信などの放送媒体から、得られる各種動画データが高速に、かつ簡単に扱うことが可能になる。この方法は、処理能力が低いサーバーで、これらのデータを処理できるようにする。
【0232】
また、本発明は、動画データの形式が公開・非公開にかかわらず適用できる。そのため、その仕組の統一性が保たれ動画データを扱うソウトウエアの開発がし易くなる。あるいはシステムのトラブル時のメンテナンスがし易い。
【0233】
また、圧縮又は加工されない元のデータ(たとえば音楽データ)などの取り扱いについても、以下のようにして、本発明の仕組みが利用できる。
【0234】
すなわち、圧縮又は加工されない元のデータが、そのままサーバーからクライアントに送出される。さらにクライアントは、その圧縮データを解凍しない。
【0235】
なお、上述した各実施の形態では、サーバーに対しクライアントは1台の場合を例示したが、1台のサーバーに対してクライアントは複数とされてもよい。また、サーバーはアプリケーションソフトウエアを複数有することができる。したがって、複数のクライアントが、サーバーの複数のアプリケーションソフトウエアを、個別に制御することができる。
【0236】
さらに、ここでは無線遠隔操作システムについて説明したが、無線で実現できれば、無線に比べて伝送帯域幅が広い有線において、この技術を適用できることは明らかである。
【0237】
以上の実施の形態1と2で説明したそれぞれのブロックの動作は、ソフトウエアで実現されてもよいし、ハードウエアのユニットで実現されてもよい。また、実施の形態1と2で説明したそれぞれのブロックの動作は、あるブロックがソフトウエア、あるブロックがハードウエアのユニットで実現されてもよい。また、それぞれのブロックの動作が、ハードウエアのユニットとソフトウエアの組み合わせで実現されてもよい。
【0238】
【発明の効果】
本発明によれば、本発明の無線遠隔操作システムによれば、音付き動画データについては、背景データ・操作関連音データとの分離および伝送形式の特定化がなされる。こうして、伝送データ量が抑えられ、伝送帯域幅への負担を軽減される。したがって、クライアント側は、スムーズな描画が実行される。
【0239】
さらに、音付き動画データにおいて、クライアントへの伝送前に音データと画像データの同期を取るための、同期スタンプがデータに挿入される。このことで、クライアント側で動画再生を行う際、同期スタンプを参照して、同期をとって、データが再生される。このことで、音と画像の同期ズレが防止される。
【0240】
以上のように、本発明は、サーバーからの音付き動画をクライアントでスムーズにかつ映像と音とが同期して再生できる無線遠隔操作システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線遠隔操作システムにおけるサーバーおよびクライアントのハードウエア構成図
【図2】本発明の実施の形態1の無線遠隔操作システムにおけるサーバーの遠隔表示機能と遠隔操作機能を説明する機能ブロック図
【図3】本発明の実施の形態1のクライアントの遠隔表示機能と遠隔操作機能を説明する機能ブロック図
【図4】本発明の実施の形態1における無線遠隔操作システムにおけるサーバーの遠隔表示動作を説明する機能ブロック図
【図5】本発明の実施の形態1における音付き動画データ送出ブロックをさらに詳細に説明する機能ブロック図
【図6】本発明の実施の形態1におけるクライアントの遠隔表示機能と遠隔操作機能をさらに詳細に説明する機能ブロック図
【図7】本発明の実施の形態2における無線遠隔操作システムにおけるサーバーの遠隔表示機能と遠隔操作機能を説明する機能ブロック図
【図8】本発明の実施の形態2におけるクライアントの遠隔表示機能と遠隔操作機能を説明する機能ブロック図
【図9】本発明の実施の形態2におけるサーバーの遠隔表示動作をさらに詳細に説明する機能ブロック図
【図10】本発明の実施の形態2における音付き動画データ送出処理ブロックを詳細に説明する機能ブロック図
【図11】本発明の実施の形態2におけるクライアント遠隔表示動作を説明する機能ブロック図
【図12】従来の無線遠隔操作システムのサーバーおよびクライアントのハードウエア構成を説明する機能ブロック図
【図13】従来の無線遠隔システムにおけるサーバー単独での表示動作を説明する機能ブロック図
【図14】従来の無線遠隔システムにおけるリモート表示動作を説明する機能ブロック図
【図15】従来の無線遠隔システムにおけるサーバーのさらに詳しい動作を説明する機能ブロック図
【図16】従来の無線遠隔システムにおけるクライアントのさらに詳しい動作を説明する機能ブロック図
【符号の説明】
1 サーバー
2 中央演算処理部
3 第1次記憶部
4 第2次記憶部
5 第3次記憶部
6 表示部
7 通信部
8 無線部
9 入力制御部
10 動画データ生成部
11 音出力部
12 電源供給部
13 電源スイッチ
14 バス
21 クライアント
22 中央演算処理部
23 表示部
23a 表示画面
23b 操作関連バックグラウンド画面
23c 動画画面
24 無線部
25 入力制御部
26 音出力部
26a 出力音
26b 操作関連音
26c 動画関連音
27 電源供給部
28 電源スイッチ
29 バス
31 アプリケーションソフトウエア
32 操作関連音・表示データ
33 独自形式音付き動画データ
34 共通形式映像・音データ変換ブロック
34a 音付き映像データ分離ブロック
34b 共通形式音データ変換ブロック
34c 共通形式映像データ変換ブロック
34x 共通形式映像・音データ変換ブロック
34xd 分岐モジュール
35 形式音データ
36 形式映像データ
37 共通形式映像・音データ
37a PCM形式音データ
37b YUV形式映像データ
41 映像・音データ変換ブロック
41a 音データ変換ブロック
41b 映像データ変換ブロック
41y 映像・音データ変換ブロック
41ya 音データ変換ブロック
41yb 映像データ変換ブロック
43 遠隔制御ブロック
43y 遠隔制御ブロック
44 形式制御信号
45 遠隔制御ブロック
45x 遠隔表示・操作機能ブロック
49 動画関連PCM形式音データ
50 動画関連映像データ
51 映像・音分配ブロック
51a 音分配ブロック
51b 映像分配ブロック
52 音付き動画データ送出処理ブロック
52a 映像・音同期ブロック
52b 圧縮ブロック
52c 多重化ブロック
53 音付き映像データ
53a 動画関連PCM形式音データ
53b 動画関連YUV形式映像データ
54 RGB形式動画領域データ
55 音付き動画圧縮ストリームデータ
56 操作関連表示・音データ
56a 操作関連PCM形式音データ
56b 操作関連RGB形式映像データ
57 同期データ付き音・映像データ
57a 同期データ付き動画関連PCM形式音データ
57b 同期データ付き動画関連YUV形式映像データ
58 圧縮音・映像データ
58a 圧縮音データ
58b 圧縮映像データ
59 音付き動画データ再生処理ブロック
59a 多重分離ブロック
59b 復号ブロック
59c 映像再生ブロック
59x 音付き動画データ再生処理ブロック
59xa 多重分離ブロック
59xb 専用復号ブロック
59xc 映像再生ブロック
60 圧縮音・映像データ
60a データ
60b データ
61 同期データ付き音・映像データ
61a 動画関連PCM形式音データ
61b 同期データ付き動画関連YUV形式映像データ
62 動画領域データ
63 音付き動画圧縮データ
63a TV形式圧縮音データ
63b TV形式圧縮映像データ

Claims (10)

  1. 遠隔操作システムであって、
    アプリケーションソフトウエアを取り扱うサーバーであって、
    前記アプリケーションソフトウエアから供給される前記アプリケーションソフトウエアの独自形式を有する音付き動画データを、前記システム内で共通の共通形式映像・音データに変換する共通形式映像・音データ変換部と、
    前記共通形式映像・音データを受信して、前記音付き映像データの動画に相当する部分を所定のデータとした動画領域データと、音付き映像データとを出力する映像・音分配部と、
    前記音付き映像データを受信して、音と映像を同期させるための同期データを加え、圧縮して、データストリームにして出力する音付き動画データ送出処理部と、
    前記アプリケーションソフトウエアから供給される操作関連音・表示データに前記動画領域データを加えて、遠隔操作用操作関連表示・音データを得る映像・音データ変換部と、
    前記遠隔操作用操作関連表示・音データと前記データストリームとを受信して、出力する第1の遠隔制御部と
    を含むサーバーと、
    前記サーバーから、前記遠隔操作用操作関連表示・音データと前記データストリームとを受信して、遠隔操作用の映像と音声を再生し、前記遠隔操作用の映像と音声に関連した操作に応じて、前記アプリケーションソフトウエアを制御するクライアントと
    を含む
    遠隔操作システム。
  2. 請求項1記載の遠隔操作システムであって、
    前記クライアントは、前記第1の遠隔制御部からのデータを受け取って、前記遠隔操作用操作関連表示・音データと前記データストリームとを出力する第2の遠隔制御部と、
    前記データストリームを受け取って、復号して、映像と音声の同期をとって出力する音付き動画データ再生処理部と
    を含む
    遠隔操作システム。
  3. 請求項1記載の遠隔操作システムであって、
    前記音付き動画データ送出処理部は、
    前記映像のデータと前記音のデータを、それぞれ所定の単位毎に分割されたデータにして、前記それぞれ所定単位毎のデータの間に、前記映像と前記音を同期させるための数値データが挿入された、同期データ付き音データと同期データ付き映像データとを得る映像・音同期部と、
    前記同期データ付き音データと前記同期データ付き映像データとを、それぞれ圧縮して、圧縮音データと圧縮映像データとを出力する圧縮部と、
    前記圧縮音データと前記圧縮映像データとを、所定の単位ごとに、前記データストリームに含めて出力する多重化部と
    を含む
    遠隔操作システム。
  4. 請求項2記載の遠隔操作システムであって、
    前記音付き動画データ送出処理部は、
    前記映像のデータと前記音のデータを、それぞれ所定の単位毎に分割されたデータにして、前記それぞれ所定単位毎のデータの間に、前記映像と前記音を同期させるための数値データが挿入された、同期データ付き音データと同期データ付き映像データとを得る映像・音同期部と、
    前記同期データ付き音データと前記同期データ付き映像データとを、それぞれ圧縮して、圧縮音データと圧縮映像データとを出力する圧縮部と、
    前記圧縮音データと前記圧縮映像データとを、所定の単位ごとに、前記データストリームに含めて出力する多重化部と
    を含む
    遠隔操作システム。
  5. 請求項3記載の遠隔操作システムであって、
    前記音付き動画データ再生処理部は、
    前記第2の遠隔制御部から前記データストリームを受けとって、前記圧縮音データと前記圧縮映像データとに分離する多重分離部と、
    前記圧縮音データと前記圧縮映像データを受けとって、それぞれを、前記同期データ付き音データと前記同期データ付き映像データに復号する復号部と、
    前記同期データ付き音データと前記同期データ付き映像データに含まれる音データと動画データとを同期させて再生する映像・音再生部と
    を含む
    遠隔操作システム。
  6. 請求項5に記載の遠隔操作システムであって、
    前記共通形式映像・音データ変換部は、分岐モジュールを含み、
    前記独自形式音付き動画データが予め定められた圧縮方法にしたがう場合に、
    前記分岐モジュールは、前記独自形式音付き動画データを音付き動画圧縮データとして、前記多重化部へ出力し、前記動画領域データを前記映像・音データ変換部に出力し、
    前記多重化部は、前記データストリームを出力し、
    前記復号部は、前記予め定められた圧縮方法に応じた復号方法により、前記音付き動画圧縮データを復号する
    遠隔操作システム。
  7. 請求項1記載の遠隔操作システムであって、
    前記音付き動画データ送出処理部における前記映像データの圧縮形式は
    MPEGである
    遠隔操作システム。
  8. 請求項2記載の遠隔操作システムであって、
    前記音付き動画データ送出処理部における前記映像データの圧縮形式は
    MPEGである
    遠隔操作システム。
  9. 請求項3記載の遠隔操作システムであって、
    前記圧縮部における前記映像データの圧縮形式はMPEGである
    遠隔操作システム。
  10. 請求項4記載の遠隔操作システムであって、
    前記圧縮部における前記映像データの圧縮形式はMPEGである
    遠隔操作システム。
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