JP2004033594A - ゴルフボール - Google Patents

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Michihiko Sugiura
杉浦 路彦
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Abstract

【課題】視覚的な違和感を殆ど生じることなく視認性に優れたゴルフボールを提供する。
【解決手段】青色、ピンク色、黄色のいずれかに着色されたゴルフボール1であって、その色調をLab方式で表示したとき、L値、a値及びb値が下記関係を満足する。
35≦L−(a2 +b2 1/2 ≦55
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、白色以外の色に着色されたゴルフボールに関し、さらに詳しくは、視覚的な違和感を殆ど生じることなく視認性に優れたゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術】
ゴルフボールとしては白色に着色されたものが多く、白色以外の色に着色されたゴルフボール(カラーボール)は冬場に僅かに使用される程度である。その理由は、カラーボールは冬場の枯れた白みがかった芝の上で目立ち、ボールの視認性が良いからである。そのため、現在のカラーボールは、主に冬場での使用を目的としたものとなっており、冬場の白みがかった芝の上でできるだけ際立つように極めて濃い色に着色されている。しかしながら、このようなカラーボールは視認性に優れているものの、視覚的な違和感があるため、専ら冬場だけに使用されているのが現状である。
【0003】
これに対して、白色を好むゴルファーにも視覚的な違和感を与えることなく汎用性があるカラーボールとして、特開平10−155937号公報には、色調をLab方式で表示したとき、L値が80以上、a値が−30〜+30の範囲内、b値が−30〜+30の範囲内である淡色ボールが提案されている。更に、特開2000−254250号公報には、淡色ボールを得るための具体的な着色剤等が言及されている。しかしながら、これら淡色ボールはファッション性が認められるものの、視認性の点では改善効果が不十分であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、視覚的な違和感を殆ど生じることなく視認性に優れたゴルフボールを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明のゴルフボールは、青色、ピンク色、黄色のいずれかに着色されたゴルフボールであって、その色調をLab方式で表示したとき、L値、a値及びb値が下記関係を満足することを特徴とする。
【0006】
35≦L−(a2 +b2 1/2 ≦55
本発明者は、着色されたゴルフボールの視認性と視覚的な違和感との関係について実験に基づいて鋭意研究した結果、青色、ピンク色、黄色のいずれかに着色されたゴルフボールであって、かつLab方式の色調におけるL値、a値及びb値が上述の関係を満足するゴルフボールは、視覚的な違和感を殆ど生じることなく視認性に優れていることを知見し、本発明に至ったのである。特に、a値及びb値の少なくとも一方がマイナス値であると、良好な視認性を得ることが可能になる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明のゴルフボールは、ツーピースボール、スリーピースボール等のマルチピースソリッドゴルフボール、糸巻きゴルフボール、ワンピースゴルフボールを包含するものである。例えば、図1に示すように、ゴルフボール1の表面には、多数のディンプル2を形成すると良い。
【0008】
本発明のゴルフボールは、青色、ピンク色、黄色のいずれかに着色されたものであり、その色調をLab方式で表示したとき、L値、a値及びb値が下記関係を満足するものである。
【0009】
35≦L−(a2 +b2 1/2 ≦55
ここで、Lab方式による色の表示とは、JIS−Z−8729に規定された色の表示方法である。この方法において、L(明度)、a及びbの値は、JIS−Z−8701又はJIS−Z−8728に規定された三刺激値X,Y,Zを用いて下記式により求められる。
【0010】
L=116(Y/Yn 1/3 −16
a=500〔(X/Xn 1/3 −(Y/Yn 1/3 
b=200〔(Y/Yn 1/3 −(Z/Zn 1/3 
但し、Xn ,Yn ,Zn は完全拡散反射面のXYZ系における三刺激値である。色調の測定には、例えば、ミノルタ社製の色彩色差計CR−241を使用することができる。
【0011】
L値は明度の指標となるもので、L値が大きいほど明るい。a値とb値は、色相の指標となるもので、a値が大きくなると赤方向の色となり、小さくなると緑方向の色となる。一方、b値が大きくなると黄方向の色となり、小さくなると青方向の色となる。
【0012】
本発明のゴルフボールは、青色、ピンク色、黄色のいずれかに着色されたものであって、35≦L−(a2 +b2 1/2 ≦55の関係を満足しているので、ゴルファーが視覚的な違和感を感じることがなく、しかも視認性に優れている。ここで、L−(a2 +b2 1/2 が35未満であると色が濃過ぎて違和感を生じるようになり、逆に55を超えると色が淡過ぎて視認性の改善効果が得られなくなる。特に、40≦L−(a2 +b2 1/2 ≦53の関係を満足することが好ましい。視認性に優れた色彩を構成するに際し、a値及びb値の少なくとも一方をマイナス値とすることが好ましい。つまり、a値及びb値の両方がプラス値である場合、オレンジ系の色彩となり、特に冬場の視認性が低下する。
【0013】
ゴルフボールの着色は、ゴルフボールの表層を構成するカバーの着色、ゴルフボールの表面を覆う塗膜の着色、或いは、これらカバー及び塗膜の両方の着色により行うと良い。カバーを着色する場合、アイオノマー樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂等のカバー材料に、顔料や染料等の着色剤を混合すれば良い。また、塗膜を着色する場合、二液硬化型ウレタン塗料、水系エマルジョン塗料、紫外線硬化型アクリル塗料等の塗料に、顔料や染料等の着色剤を混合すれば良い。但し、ワンピースゴルフボールの場合には、ゴルフボールの構成材料に顔料や染料等の着色剤を混合すれば良い。
【0014】
顔料としては、無機顔料及び有機顔料のいずれを使用しても良い。無機顔料としては、べんがら(Fe2 3 )、鉛丹(Pb3 4 )、モリブデンレッド、カドミウムレッド等の赤色顔料;チタンイエロー(20TiO2 −NiO−Sb2 3 )、リサージ(PbO)、黄鉛(PbCrO4 )、黄色酸化鉄(FeO(OH))、カドミウムイエロー等の黄色顔料;コバルトブルー(CoO・Al2 3 )、プルシアンブルー、群青等の青色顔料等が挙げられる。
【0015】
有機顔料としては、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、ペリレン系顔料等が挙げられる。また、アゾ顔料としては、ピグメントイエロー−1、ピグメントイエロー−12、ピブメントレッド3、ピグメントレッド57等が挙げられる。
【0016】
【実施例】
表1に示すように色調を種々異ならせた実施例1〜3及び比較例1〜5のゴルフボールをそれぞれ作製した。
【0017】
これら実施例1〜3及び比較例1〜5のゴルフボールについて、下記の方法により視覚的な違和感及び視認性をを評価し、その結果を表1に併せて示した。
【0018】
視覚的な違和感:
100人のゴルファーが上記ゴルフボールを試打し、アドレス時に視覚的な違和感を感じるか否かを評価した。評価結果は、違和感がないと評価したゴルファーの比率(%)である。
【0019】
視認性:
100人のゴルファーが上記ゴルフボールを用いて実際に冬場のゴルフコースでラウンドし、視認性が良好であるか否かを評価した。評価結果は、視認性が良好であると評価したゴルファーの比率(%)である。
【0020】
【表1】
Figure 2004033594
この表1から判るように、実施例1〜3のゴルフボールはいずれも視覚的な違和感を殆ど生じることなく視認性に優れたものであった。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のゴルフボールは、青色、ピンク色、黄色のいずれかに着色されたゴルフボールであって、その色調をLab方式で表示したとき、L値、a値及びb値が35≦L−(a2 +b2 1/2 ≦55の関係を満足するから、視覚的な違和感を殆ど生じることなく視認性に優れている。
【0022】
本発明のゴルフボールは、視認性に優れ、かつ視覚的な違和感が殆どないので、冬場のみならずオールシーズンで有効に活用することができる。勿論、上記着色に基づいてファッション性を高めることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態からなるゴルフボールをを示す正面図である。
【符号の説明】
1 ゴルフボール
2 ディンプル

Claims (2)

  1. 青色、ピンク色、黄色のいずれかに着色されたゴルフボールであって、その色調をLab方式で表示したとき、L値、a値及びb値が下記関係を満足することを特徴とするゴルフボール。
    35≦L−(a2 +b2 1/2 ≦55
  2. 前記a値及び前記b値の少なくとも一方がマイナス値である請求項1に記載のゴルフボール
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