JP2004023765A - 無線型データ伝送装置 - Google Patents

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Moichi Kawai
川合 茂一
Isao Shibata
柴田 勲男
Masaru Horikoshi
堀越 勝
Yutaka Saito
斉藤 豊
Atsushi Tanaka
田中 敦
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Abstract

【課題】送受信以外の動作に必要な電力についてもデータキャリアで補うことができ、かつ、装置の大型化を最小限に抑えることのできる無線型データ伝送装置を提供する。
【解決手段】受信部20で受信した搬送波を整流することにより電圧を発生させる整流部21と、電圧を入力することに基づいて高電圧を発生させる昇圧部22を設けたことによりデータキャリア2の内部で使用する電力の供給、およびバッテリー24への充電が可能になる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線型データ伝送装置に関し、特に、送受信以外の動作に必要な電力についてもデータキャリアで補うことができ、かつ、装置の大型化を最小限に抑えることのできる無線型データ伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、無線を通信媒体として、応答器(データキャリア)に記憶されている情報を質問器(リーダライタ)を用いて非接触で読み書きする無線型データ伝送装置が知られている。
【0003】
このような無線型データ伝送装置として、マイクロ波(2.45GHzの電波)を用いてデータキャリアとリーダライタとの間でデータの送受信を行うものがある。この無線型データ伝送装置によると、リーダライタはデータキャリアの読み取り又は書き込み等の命令に応じたデータで変調した電波をデータキャリアに送信する。データキャリアは受信したマイクロ波に基づいて送受信に必要な電力を生成するとともに、受信したデータに応じた反射波としての電波をリーダライタに送信する。
【0004】
上記した無線型データ伝送装置によれば、高周波の無線電波を用いることで外来ノイズによる通信特性の低下が生じにくく、かつ、通信エリアが数センチから1メートル前後の近接型に対して広範囲の通信エリアを確保できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のデータ伝送方法によると、受信した電波に基づいて供給することのできる電力には限りがあるため、送受信以外の動作をデータキャリアで実行させることができないという問題がある。これを解消するために、例えば、電池等の電源を内蔵させたとしても電池には寿命があるため、要求される機能に応じた容量(サイズ)が必要となってデータキャリアが大型化し、その結果、用途に適さないといった状況が起こりうる。
【0006】
従って、本発明の目的は、送受信以外の動作に必要な電力についてもデータキャリアで補うことができ、かつ、装置の大型化を最小限に抑えることのできる無線型データ伝送装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記した目的を達成するため、電波を送信する送信手段と、
前記電波を受信して整流することにより得られる電圧を昇圧して内部回路を動作、駆動する駆動電圧を発生させる受信手段を有する無線型データ伝送装置を提供する。
【0008】
また、本発明は上記した目的を達成するため、送信するデータに応じて変調された電波を送信する送信手段と、
前記電波を受信して前記データを抽出し、前記データに応じた処理を実行するとともに前記電波を整流することにより得られる電圧を昇圧して内部回路を動作、駆動する駆動電圧を発生させる受信手段を有する無線型データ伝送装置を提供する。
【0009】
上記した無線型データ伝送装置によると、送信器から送信される電波(変調波あるいは搬送波)を受信して整流することによって出力波形の異なる電圧が生成される。この電圧の波形に応じたタイミングで基となる電圧を段階的に昇圧して高電圧の駆動電圧を発生させる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の無線型データ伝送装置を図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る無線型データ伝送装置を概略的に示し、この無線型データ伝送装置は、リーダライタ1から読み取り又は書き込み等の命令に応じたデータを変調した変調波をデータキャリア2に送信し、データキャリア2で変調波に応じた電波を反射波としてリーダライタ1に送信するものであり、リーダライタ1は、搬送波を送信するデータに応じて変調することにより変調波を生成する送受信部10と、変調波を必要な電力まで増幅してアンテナ12に供給するRFアンプ11と、リーダライタ1から送信される変調波とデータキャリア2からの反射波とを分離するサーキュレータ13と、サーキュレータ13で分離された反射波を整流する整流部14と、整流された反射波に含まれるデータを復調する復調部15と、各部の動作を制御する制御部16とを配線17によって接続して構成されている。制御部16は、図示しないキーボード等の外部装置と接続可能なインターフェースを有しており、オペレータ等の操作者によるコマンド入力を可能にしている。
【0012】
送受信部10は、制御部16に設けられる図示しない発振器から入力する2.45GHzの搬送波をデータキャリア2に対するコマンドに基づいてASK(Amplitude Shift Keying)変調することにより変調波を生成する。コマンドは制御部16から入力する。変調波の送信後はデータキャリア2からのデータ送信が終了するまでの一定の時間で搬送波を継続して送出する。
【0013】
データキャリア2は、アンテナ20Aと、リーダライタ1から送信される変調波および搬送波をアンテナ20Aを介して受信し、変調波を復調してコマンドを抽出する受信部20と、搬送波を整流することにより電圧を発生させる整流部21と、電圧を入力することに基づいて高電圧を発生させる昇圧部22と、整流部21で発生する電圧の電圧レベルを監視する電圧監視部23と、昇圧動作に基づいて生じるチャージ電流によって充電されてデータキャリア2の各部に電力を供給する二次電池(バッテリー)24と、図示しない基準クロック発生部で発生する基準クロックをカウントすることによって計時動作を行う時計部25と、データキャリア2を取り付ける監視対象の温度を計測する温度センサを有するセンサ部26と、送信すべきデータに応じた符号化信号に基づいて駆動されるロードスイッチ27と、各部の動作を制御する制御部28とを内部回路として有し、これらを配線29によって接続して構成されている。
【0014】
電圧監視部23は、上記した整流部21での電圧レベルの他に昇圧部22で昇圧させた電圧についても監視し、制御部28に電圧レベルに応じた監視信号を出力する。
【0015】
制御部28は、データキャリア2に固有に付されるIDデータを固定的に格納する図示しないID格納部を有している。
【0016】
図2は、センサ部26を示し、センサ部26は監視対象の温度に応じた温度信号を出力する温度検出部260と、温度信号に前述の時計部25から入力する時刻情報を付加した温度計測データを格納するメモリ261と、温度計測動作を制御する温度計測部262を有し、リーダライタ1から入力するデータ送信コマンドに基づいてメモリ261から制御部28に温度計測データを出力する。センサ部26の駆動電圧はデータキャリア2のバッテリー24から供給される。
【0017】
ロードスイッチ27は、制御部28で送信すべきデータを符号化することにより得られる符号化信号に基づいてON/OFF動作を実行する。ロードスイッチ27をONしたときは電波の伝送路が接地電位と同電位となり、その結果、搬送波が逆相で全反射される。また、ロードスイッチ27をOFFしたときは搬送波が同相で全反射される。このようにして搬送波を位相変調した高周波信号が反射波としてリーダライタ1に送信される。
【0018】
図3は、データキャリア2に電力を供給する給電部を示し、整流部21は、受信部20から入力する搬送波を全波整流して図示するような波形の電圧V1を発生する全波整流部21Aと、搬送波を半波整流する半波整流部21Bおよび21Cを有し、半波整流部21Bは図示するような波形の正相の電圧V2を発生し、半波整流部21Cは図示するような波形の逆相の電圧V3を発生する。図3では説明上、電圧V1をパルス状の電圧として図示しているが、実際には連続波形(DC)である。整流部21は、上記した電圧V1、V2、およびV3を昇圧部22に入力する。
【0019】
また、連続波形を得るものとしては、上記した全波整流部21Aに限定されず、例えば、半波倍圧整流のような構成や、半波整流により得られる出力を平滑化することによって連続的な波形を得る構成であっても良い。
【0020】
昇圧部22は、全波整流部21Aと後段のダイオード224との間に直列に接続される複数のトランジスタ(220Aから220N)と、トランジスタの接続点(ノード)と半波整流部21Bおよび21Cとの間に接続される複数のキャパシタ(221Aから221D)によってチャージポンプ回路を形成している。トランジスタおよびキャパシタは要求される電圧に応じて適切な数を設定する。また、全波整流部21Aからダイオード223を有してダイオード224の後段に接続されるバイパス225と、チャージポンプ回路で昇圧されたチャージ電流によってチャージされるキャパシタ222を有する。キャパシタ221Aから222は同じ容量のものを用いる。
【0021】
以下に、本発明の無線型データ伝送装置の動作について説明する。
【0022】
(1)リーダライタ1からデータキャリア2への送信
リーダライタ1は、データキャリア2からデータを送信させるにあたってデータ送信コマンドをデータキャリア2に送信する。例えば、オペレータによってデータ送信コマンドが制御部16に入力されると、制御部16はデータ送信コマンドを送受信部10に入力する。送受信部10はデータ送信コマンドをASK変調してアンテナ12から送信する。また、コマンド送信後は一定の時間で搬送波を継続して送信する。
【0023】
また、リーダライタ1は、データキャリア2との通信に関係なく一定の周期で搬送波を一定の時間で送信する。
【0024】
(2)データキャリア2からリーダライタ1への送信
データキャリア2は、アンテナ20Aを介して受信部20でリーダライタ1から送信されたデータ送信コマンドを受信すると、まず、整流部21および昇圧部22によって駆動電圧(後述)を生成し、これを制御部28に出力する。制御部28は、駆動電圧の入力に基づいてスリープ状態から起動する。受信部20は、ASK変調波を復調することによりデータ送信コマンドを抽出して制御部28に出力する。制御部28は、データ送信コマンドに基づいてID格納部からIDデータを読み込み、次に、センサ部26のメモリ261から温度計測データを読み込んで各データに応じた符号化信号を作成してロードスイッチ27に出力する。ロードスイッチ27は、符号化信号に基づいてON/OFF動作を実行することによりIDデータと温度計測データに応じた電波を反射波としてリーダライタ1へ送信する。
【0025】
(3)データキャリア2で受信した電波に基づく電力供給
データキャリア2は、リーダライタ1から送信される搬送波を受信部20で受信して整流部21に出力する。整流部21は、搬送波を全波整流部21Aで全波整流することにより得られる電圧V1と、搬送波を半波整流部21Bおよび21Cで半波整流することにより得られる電圧V2およびV3を昇圧部22に出力する。昇圧部22は、整流部21から入力する電圧V1を電圧V2およびV3に基づいて昇圧することにより、入力する電圧より高い電圧の電圧V4を発生させる。
【0026】
昇圧部22は、電圧V1がHiレベルにある状態で、電圧V2がHiレベル、電圧レベルV3がLoレベルであるときにトランジスタ220Bおよび220Dが導通し、キャパシタ221Bに電圧V1およびV2に応じたチャージ電流が流れる。また、キャパシタ221Dに電圧V2に応じたチャージ電流が流れる。次に、電圧V1がHiレベルにある状態で、電圧V2がLoレベル、電圧レベルV3がHiレベルであるときにトランジスタ220Cが導通し、キャパシタ221Cに電圧V1、V2、およびV3に応じたチャージ電流が流れる。また、キャパシタ222には電圧V2に応じたチャージ電流が流れる。このことによってチャージポンプ回路の後段の電圧V4が上昇する。電圧V4は、キャパシタ222で平滑化され内部回路の駆動電圧としてその役割を果たす。
【0027】
なお、本実施の形態では、整流要素としてMOSトランジスタを用いる構成を説明したが、MOSトランジスタの代わりにダイオード等の整流要素を用いても良い。また、トランジスタおよびキャパシタで構成される昇圧回路の段数は、図示する数に限定されず、必要に応じた段数で構成することが可能である。
【0028】
図4は、電圧V1、V2、およびV3に基づいて生じる電圧V4を示し、上記した電圧V2およびV3の入力を交互に繰り返すことでトランジスタ220Bから220Dのスイッチング動作が繰り返されることにより昇圧された電圧V4が得られる。
【0029】
キャパシタ222は、容量を越えたチャージ電流については配線29を介してバッテリー24に供給する。バッテリー24は、チャージ電流によって充電される。
【0030】
電圧監視部23は、全波整流部21Aで整流した電圧V1が充分な電圧を有しているときは昇圧部22による昇圧動作を行わずにバイパス225を介してチャージポンプ回路の後段に電圧V1を供給する。このとき、キャパシタ222は電圧V1に基づいてチャージされ、容量を越えたチャージ電流については配線29を介してバッテリー24に供給する。
【0031】
図5は、他の給電部として半波整流部の代わりに発振器21Dとインバータ21Eとを有する他の整流部21を示し、全波整流部21Aから出力される電圧V1に基づいてパルス状の電圧V2を発生させる発振器21Dと、発振器21Dから出力される電圧V2を反転して逆相の電圧V3を発生させるインバータ21Eを有する。このような整流部21から前述の昇圧部22に電圧V1、V2、およびV3を入力することで、入力する電圧より高い電圧の電圧V4を発生させることも可能である。昇圧部22については図3に示す構成と同一であるので重複する説明を省略する。
【0032】
上記した第1の実施の形態によると、搬送波を整流する整流部と整流に基づいて得られる電圧を昇圧する昇圧部を設けたことにより、受信した電波に基づいて電力を自己生成し、この電力に基づいて自らの内部回路を起動させる自己生成昇圧回路が形成される。そして、データキャリア2の内部で使用する電力の供給、およびバッテリー24への充電が可能になる。このことから、送受信動作に加えて温度計測部等の能動回路をバッテリー24の寿命を意識することなく駆動することが可能になる。
【0033】
図6は、データキャリア2の電力供給方式について概略的に示し、アンテナ40Aを介して受信した電波に基づいて電力を発生させる受信回路40と、電波に応じて受信回路から入力する信号に基づく処理を実行する制御回路41と、制御回路41の動作に必要な電力を供給する電池42とを有する構成を例にして説明する。制御回路41は図示しないロードスイッチを有しており、そのON/OFF動作に基づいて反射波をリーダライタ(図示せず)に送信する。
【0034】
図6(a)に示す構成では、制御回路41は、受信した電波に基づく電圧を受信回路40から入力することにより起動する。起動後は電池42から供給される電圧に基づいて必要な処理を実行するが、受信回路40から入力する電圧は電波の強度に依存することから、電波状態が良好な状況下では動作上問題ないが、充分な電波強度を確保できない状況では制御回路41を起動するのに充分な電圧を得ることができないので、通信不可あるいは通信距離が小になるという不都合が生じる。
【0035】
このように電圧が不安定になることを補うために、例えば、図6(b)に示すように受信回路40と制御回路41との間にアンプ43を設けることで、受信した電波に基づく電圧が電池42から供給される電圧に基づいて増幅される。この場合には制御回路41を安定的に駆動でき、通信距離を大にできる反面、アンプ43を常時通電しておく必要があるので、電池42の消耗が著しくなるばかりでなく内部回路を充分に駆動することができなくなる。
【0036】
本発明では、図3で説明したように、受信した電波に基づいて整流部21で生成した電圧V1、V2、およびV3を昇圧部22に供給することで、電波が微弱であっても昇圧動作によって入力より高い電圧を電圧V4として発生させることができる。この昇圧動作はバッテリー24の電力を必要としないので、データキャリア2では、電波を受信するとその良否に関係なく制御部28を起動できる。また、受信に備えてバッテリー24の電力を浪費しないので、内部回路の動作にバッテリー24の電力を有効に活用することが可能になる。
【0037】
更に、上記したバッテリー24が充電可能な二次電池である場合には、電圧V4に基づくチャージ電流によって充電することができるので、電池寿命による使用上の制約を回避することができる。
【0038】
電圧監視部23は、整流に基づいて得られる電圧が充分な電圧を有しているときはバッテリー24に充電せずに受信部20あるいはセンサ部26の駆動用に電力を供給させるようにしても良い。また、上記した昇圧部22を複数設け、昇圧された電圧V4を更に後段の昇圧部22で昇圧するようにしても良く、この場合にはより高電圧を得ることができる。
【0039】
上記した説明では、リーダライタ1から送信された搬送波を整流する動作を説明したが、例えば、搬送波以外の電波によって電界が形成されている場合でも電力を自己生成することが可能である。
【0040】
また、リーダライタ1およびデータキャリア2で通信するデータの変調方式については、上記したASK変調以外の他の変調方式で行うことも可能である。
【0041】
近年では、携帯が可能なノート型PC装置やPDA(Personal Digital Assistants)装置の普及が進み、機器の長時間駆動を実現するために内部回路の省電力構造および高性能バッテリーの開発が盛んに行われている。本発明はこのような機器の電力の供給、充電、および内部回路の起動の用途としても有効である。
【0042】
図7は、本発明の第2の実施の形態に係るPDA装置30を示し、操作者の手で保持可能なサイズを有する本体31と、本体31に設けられて操作内容等の表示を行うとともに入力ペン32によってデータの入力操作を行うペン入力機能を備えた液晶表示部(LCD)33と、電源のON/OFFを行う電源ボタン34と、画面表示に基づく入力操作を行うための操作ボタン35Aおよび35Bと、本体31の上部に設けられてICカード37を挿入するカード挿入部36を有する。
【0043】
本体31は、ICカード37から入力するプログラムに基づく制御動作を行う制御部、電源としてのバッテリーの他に、第1の実施の形態で説明したアンテナ(本体内蔵型)、受信部、整流部、昇圧部等の回路を内蔵している。また、カード挿入部36は、ICカード37のほかに通信機器として用いるためのモデム等のカードを用途に応じて挿入して使用することができる。
【0044】
図8は、PDA装置30の制御ブロックを示し、LCD33を駆動するLCDドライバー300と、本体31の背面に設けられる図示しないスピーカ301と、操作ボタン35Aおよび35Bの操作に応じた信号を入力するキー入力部302と、入力ペン32の操作に応じた信号を入力するペン入力部303と、本体31内に設けられてデータおよびプログラムを格納するメモリ304と、前述のカード挿入部および図示しない外部接続端子部を備えたインターフェース部(I/F部)305と、充電可能な二次電池(バッテリー)306と、受信した電波を整流部21で整流して得られる電圧レベルを監視するとともに各部の動作を制御する制御部307を内部バス308によって接続して構成されている。その他の構成については第1の実施の形態と同一の引用数字を付しているので重複する説明を省略する。
【0045】
上記した第2の実施の形態によると、例えば、携帯電話が使用可能な通信エリアにおいて放射されている電波をアンテナ20Aを介して受信部20で受信し、これを整流部21で整流して得られる電圧を昇圧部22で昇圧することでLCDおよび他の回路の駆動に必要な電力を賄うことができる。また、PDA装置を使用していないときは昇圧部22から供給されるチャージ電流に基づいてバッテリー306を充電することができ、充電に要する手間を省くことができるとともにバッテリー306のサイズを大にすることなくPDA装置を長時間駆動することが可能になる。
【0046】
このように受信した電波に基づく電力供給構造は、上記したデータキャリアやPDA装置に限定されず、CCDイメージセンサ等の固体撮像装置のように高い制御電圧が要求される用途に適用することも可能である。また、非常用として用いられる照明機器(例えば、懐中電灯)やラジオのバッテリー充電構造として、あるいは病院等の補助電源に適用することで未使用による放電を回避でき、人手を煩わせることなく電源が安定的に確保される。
【0047】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明の無線型データ伝送装置によると、受信した電波を整流して得られる電圧を段階的に昇圧して高電圧を発生させるようにしたため、送受信以外の動作に必要な電力についてもデータキャリアで補うことができ、かつ、装置の大型化を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る無線型データ伝送装置を示す概略構成図
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るセンサ部の回路図
【図3】本発明の第1の実施の形態において、データキャリアへの給電およびバッテリーへの充電を行う給電部の回路図
【図4】整流部における各部の信号波形を示す波形図
【図5】本発明の第1の実施の形態において、データキャリアへの給電およびバッテリーへの充電を行う他の給電部の回路図
【図6】(a)は、データキャリアの電力供給方式についての第1の概略構成図
(b)は、データキャリアの電力供給方式についての第2の概略構成図
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るPDA装置を示す平面図
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るPDA装置の制御ブロック図
【符号の説明】
1、リーダライタ 2、データキャリア 10、送受信部 11、RFアンプ
12、アンテナ 13、サーキュレータ 14、整流部 15、復調部
16、制御部 17、配線 20A、アンテナ 20、受信部
21、整流部 21A、全波整流部 21B、半波整流部
21C、半波整流部 22、昇圧部 23、電圧監視部
24、バッテリー 25、時計部 26、センサ部
27、ロードスイッチ 28、制御部 29、配線
30、PDA装置 31、本体 32、入力ペン 34、電源ボタン
35A,35B、操作ボタン 36、カード挿入部
37、ICカード 40、受信回路 40A、アンテナ 41、制御回路
42、電池 43、アンプ 220A〜220D、トランジスタ
221A〜221D、キャパシタ 222、キャパシタ
223、ダイオード 224、ダイオード 225、バイパス
260、温度検出部 261、メモリ 262、温度計測制御部
300、ドライバー 301、スピーカ 302、キー入力部
303、ペン入力部 304、メモリ 305、I/F部 306、バッテリー
307、制御部 308、内部バス

Claims (7)

  1. 電波を送信する送信手段と、
    前記電波を受信して整流することにより得られる電圧を昇圧して内部回路を動作、駆動する駆動電圧を発生させる受信手段を有することを特徴とする無線型データ伝送装置。
  2. 送信するデータに応じて変調された電波を送信する送信手段と、
    前記電波を受信して前記データを抽出し、前記データに応じた処理を実行するとともに前記電波を整流することにより得られる電圧を昇圧して内部回路を動作、駆動する駆動電圧を発生させる受信手段を有することを特徴とする無線型データ伝送装置。
  3. 前記受信手段は、前記電波を全波整流して第1の電圧を発生する第1の整流部と、前記電波を半波整流して第2の電圧を発生する第2の整流部と、前記電波を半波整流して第2の電圧と逆相の第3の電圧を発生する第3の整流部からなる整流部と、
    前記第1の電圧を前記第2および前記第3の電圧に基づくスイッチング動作に基づいて段階的に昇圧することにより昇圧された駆動電圧を発生させる昇圧部を有することを特徴とする請求項第1項又は第2項記載の無線型データ伝送装置。
  4. 前記受信手段は、前記電波を全波整流して第1の電圧を発生する整流部と、前記第1の電圧に基づいて駆動されて第2の電圧を発生させる発振器と、前記第1の電圧に基づいて駆動されて前記第2の電圧を逆相に変換して第3の電圧を発生させるインバータからなる整流部と、
    前記第1の電圧を前記第2および前記第3の電圧に基づくスイッチング動作に基づいて段階的に昇圧することにより昇圧された駆動電圧を発生させる昇圧部を有することを特徴とする請求項第1項又は第2項記載の無線型データ伝送装置。
  5. 前記受信手段は、前記駆動電圧に基づくチャージ電流によって充電される二次電池を有することを特徴とする請求項第1項から第4項の何れかに記載の無線型データ伝送装置。
  6. 前記受信手段は、前記駆動電圧を内部回路の起動に用いることを特徴とする請求項第1項から第4項の何れかに記載の無線型データ伝送装置。
  7. 前記受信手段は、前記駆動電圧に基づいて前記電波の送受信動作に加えて物理量の測定動作を行う能動回路を有することを特徴とする請求項第1項から第4項の何れかに記載の無線型データ伝送装置。
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