JP2004005996A - ディジタル信号再生装置 - Google Patents

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Taketoshi Hibi
日比 武利
Kenji Maeno
前野 健二
Nobuo Ueda
植田 信夫
Keiji Hatanaka
畠中 恵司
Keiyu Hirano
平野 景由
Kihei Ido
井戸 喜平
Takeshi Onishi
大西 健
Kenji Shiroshita
城下 賢司
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Abstract

【目的】マルチ画面を使ってプログラム内容を一覧表示し、それを選択する事によってプログラムを検索するため操作性がよく、インデックス信号によって検索を行うため検索回路の回路規模が小さく、安価に構成できる画像再生装置を提供する。
【構成】インデックス信号によって区切られるプログラムの冒頭の画面を、記録回路により磁気テープの始端にマルチ画面として記憶しておき、プログラム検索時にこのマルチ画面を一覧表示する。マルチ画面に表示されたプログラムのうちの1つを選択し、テープの始端又は終点等の基準点からインデックス信号の数を数えることによって自動的に検索するように構成する。
【選択図】    図14

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ビデオ、音声等の信号のディジタル記録再生装置(ディジタルVTR)に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、ディジタルVTRにおいてテープの記録内容に関するデータをそのテープの始端部に記録するものとして特開平3−217179号公報に示すものがあった。以下、この従来例による磁気テープ上の記録フォーマットと磁気テープ全体の各記録信号の記録領域との配置を図1,図2において説明する。
【0003】
図1は磁気テープ上の1トラック内の記録信号の配置を示したものであり、トラック開始部から順にビデオデータ、音声データ、サーボ・パイロット信号、サブコードの各領域に分割され、サブコード領域はさらにデータ検出用同期の領域(SYNC)、トラック番号等の領域(ID)、図形、文字データ等の領域(付加データ)、及び誤り訂正用の符号の記録領域(パリティー)に分割されている。
【0004】
図2はテープ全体の各記録信号の記録領域の配置を示したもので(P1)、(P2)、から(Pn)はn個のビデオと音声のプログラムの記録領域、(A1)、(A2)から(An)は上記n個のプログラムの付加データの記録領域である。また、テープは幅方向にビデオデータ、音声データを記録する領域(S1)と付加データを記録する領域(S2)とに分割されるとともに、長さ方向に各プログラムの付加データを集めて記録する領域(A)とそれ以外の通常記録領域とに分割される。再生時は領域(A)から付加データを得ることで記録内容の情報を得る。
【0005】
また、同様にテープの記録内容に関するデータをそのテープの始端部に記録する従来の実施例として、VHS方式のアナログVTRでは以下のものがあった。すなわち再生ビデオ信号の1画面をA/Dコンバーターによりディジタルデータに変換しこれをメモリに保持し、その際複数画面を保持する場合はこれら全部が1画面に入るよう各々の画面を縮小したうえでマルチ画面表示し、これをテープ開始部にインサート記録する。再生時はこのインサート記録した画面を再生し記録内容の情報を得る。
【0006】
さらに、以上の2従来例から容易に想起される方法、すなわちディジタルVTRにおいてテープに記録される各プログラムのビデオデータと音声データの一部をテープの始端部に各プログラムの記録フォーマットと同一のフォーマットで記録する方法もある。
【0007】
特開平3−217179号公報の場合は以上のように構成されているのでテープ開始部では付加データしか再生できず、テープの大部分に記録されているビデオデータ,音声データ自体は全く確認できないことが問題であり、これらの確認を行うためには前記付加データをもとに当該データの記録位置までテープを走行させたうえで再生を行う必要があり手間と時間を要することも問題であった。また、従来のVHS方式での実施例ではテープ開始部ではビデオ信号の確認はできるが画面の数が増えると縮小画面になり見にくいうえ音声は確認できないことが問題であった。
【0008】
また、ディジタルVTRにおいて各プログラムのデータの一部を各プログラムの記録フォーマットと同一のフォーマットでテープ始端部に記録する方法では以下の問題がある。すなわち、一般に、ビデオ信号は1フレームまたは1フィールドでその内容が充分判別可能である一方、音声信号は上記ビデオ信号と同一時間、すなわち1/30秒または1/60秒ではその内容が全く判別出来ず、判別できるためには少なくとも数秒以上の時間を要する。また、テープ始端部のデータはできるだけ短時間に確認できることが望ましい。このため、ビデオ信号が確認できる条件で記録時間を設定すると音声信号が全く確認できないことが問題であり、音声信号が確認できる条件で記録時間を設定すると大半のビデオ信号が内容の確認を行うには無駄な記録となることも問題である。
【0009】
以下、従来の磁気記録再生装置について、その構成を示す図3を参照して説明する。
近年、磁気記録再生装置に記録したプログラムの数及び内容はラベル等に記入しておくか、ユーザーが記憶しておかなければならなかった。以下従来の磁気記録再生装置でプログラムを検索する方法について説明する。まず、記録時の操作について説明する。記録時においては記録するプログラムの冒頭、特に再生時に検索したい部分にインデックス信号を記録する。インデックス信号は記録開始時には自動的に記録されるが、その他任意に記録可能である。
【0010】
この場合、インデックス信号の記録はユーザーが操作部51によってインデックス信号記録情報を入力する事により記録される。操作部51からの操作情報が制御部52に入力され、制御部52はCTL信号処理回路53を制御する。CTL信号処理回路53はCTL信号(各プログラムの冒頭のコントロール信号)のデューティー比をかえたインデックス信号を数秒間記録する。このようにして1本のテープをインデックス信号によって複数のプログラムに区分する事ができる。
【0011】
次に検索方法について説明する。ユーザーは操作部51の正逆方向のインデックス検索キーを操作する事によって検索を行う。例えば正方向のインデックス検索キーを押したとき、操作部51より制御部52に入力情報が送られ、制御部52はモータドライブサーボ回路54により走行機構部55を制御し、テープを早送りする。この際再生されるCTL信号はインデックス判別回路56に入力され、インデックス信号を発見すると制御部52にインデックス発見信号を送る。制御部52はインデックス発見信号を受けるとモータドライブサーボ回路54及び再生回路58を以下のように制御する。
【0012】
モータドライブサーボ回路54によって走行機構部55は早送りを停止し、インデックス信号が記録されている部分まで巻き戻した後、再生モードとなる。再生モードとなると再生回路58はヘッドから再生された信号を増幅し、元の映像信号に戻して出力する。これをTV受像機64に映し出す事によって検索は完了する。ここで、操作部51よりユーザーが例えばインデックス検索キーを二回押せばインデックス信号が二回発見されるまで検索を行う事ができる。また逆方向のインデックスサーチについても同様に行い、巻き戻し方向に検索を行う。
【0013】
また、上記以外にも以下のような検索方法が知られている。1つはCTL信号のデューティー比を細かく制御して番地情報とし、各プログラムの位置を絶対番地として表し、検索時もこの番地情報をユーザーが入力する事によりダイレクトにプログラムを検索できる方法である。もう1つはこれもCTL信号のデューティー比を細かく制御してリニアタイムカウンタ情報とし、記録時間をテープに記録しておき、検索時はプログラムの冒頭のカウンタ値をユーザーが入力することによりダイレクトにプログラムを検索できる方法である。
【0014】
従来の磁気記録再生装置は以上のように構成されているので、ユーザーが見たいプログラムを検索する際、あらかじめ磁気テープの内容を記憶しておくか、ラベル等にプログラムの内容を記録しておき、それを見ながら検索を行うという動作が必要でありユーザーにかかる負担が大きいという問題があった。また、ダイレクトにプログラムを選択するように構成した場合、CTL信号のデューティー比を細かく制御するため番地情報,リニアタイムカウンタ情報のエンコーダ及びデコーダが必要となり回路規模が大きくなり、価格的にも高価であるという問題があった。
【0015】
近年、画像信号の記録再生を行う装置、例えばビデオテープレコーダは家庭または放送局に広く普及し同時に記録媒体であるカセットテープは一般家庭でも数多く使用されている。このためカセットテープの記録内容を確認し検索が行える簡単で便利な方法及び装置が求められている。従来、画像信号からマルチ画面を作り記録内容の確認と検索を行うことを目的とする装置として、特開昭63ー4478号公報に開示された磁気記録再生装置があり、その構成及び動作について、次のように説明されている。
【0016】
図4はこの従来の磁気記録再生装置を示すブロック図である。まず、記録時に記録開始時、特に再生時にテープ位置を検出したいテープ位置で操作部71で番地設定し打ち込みスイッチを押す。操作部71からのスイッチ情報,番地情報を制御部72が入力しコントロール記録信号処理回路74に番地情報に従った変換データを出力する。コントロール記録信号処理回路74は制御部72からの変換データに従いコントロール記録信号を磁気テープに記録する。
【0017】
次に再生時には操作部71で高速サーチボタンを押す。操作部71からのボタン情報を制御部72が入力し走行機構部77を高速走行状態にするためにモータドライブサーボ回路76に指令を出力する。走行機構部77はサブローディング状態で高速走行を始める。高速走行時にもコントロール信号デューティ判別回路73は再生されたコントロール信号を増幅波形整形してデューティ比を判別し番地情報があれば制御部72に磁気テープに記録されている番地情報を出力する。
【0018】
制御部72は番地情報を入力すると走行機構部77を再生状態にするためにモータドライブサーボ回路76及び再生回路75に指令を出力する。走行機構部77が再生状態になるとモータドライブサーボ回路76は再生コントロール信号に従ってキャプスタンモータ,シリンダモータ等のモータの制御をする。再生回路75ではヘッドから再生された信号を増幅し、元の映像信号に戻しメモリ回路79に出力する。制御部72は画像情報が出力されてからメモリ制御回路80にメモリ回路79に画像情報と番地情報とを記憶する様指令を出力する。メモリ制御回路80は制御部72の指令に従いメモリ回路79の一部分に画像情報と番地情報とを間引いて格納する様メモリ回路79を制御する。一定時間再生させた後再び高速走行状態にする。
【0019】
以上の動作を数回繰り返して数カ所の番地情報が記録されている位置の画像情報をメモリ回路79に記憶する。1フィールド又は1フレームのメモリ回路79全体に記憶されるか磁気テープの全てが終了したかどうかを制御部72が検出し、検出したら磁気テープの始端に戻る様にモータドライブサーボ回路76に指令を出力する。磁気テープが始端になったら、走行機構部77を記録状態にする。
【0020】
メモリ回路79に記憶されている内容を磁気テープに記録する為に記録信号切換えスイッチ84でメモリ回路79と記録回路82とを接続し、録再切換えスイッチ83で記録回路82とヘッドとを接続し記録する。次にテープ位置検索する場合、磁気テープの始端を再生映像信号をTV受像機78に映し出すと同時にメモリに記憶し画像情報と番地情報とによって次のテープ位置検索の番地を設定し高速走行させる。
【0021】
制御部72は設定番地と磁気テープに記録されている番地情報とが等しくなったら再生状態にする。再生状態になったら再生信号切換えスイッチ81を切換えて、再生回路75から出力される映像信号をTV受像機78に映し出す。再度テープ位置検索を行なう場合は再生信号切換えスイッチ81を切換えてメモリ回路79からの映像信号をTV受像機78に映し出しテープ位置検索の番地設定を行ない高速走行する。以上の様な動作を行ないテープ位置検索を行なう。
【0022】
上述した従来の磁気記録再生装置は、記録済みの磁気テープにおいて手動操作でインデックス信号を追加記録した場所の画像信号を再生し、これよりマルチ画面を作るものであり、このためマルチ画面を作るためにはあらかじめ装置の使用者が映像信号を再生確認しながらインデックス信号を個別に記録する必要があり、作業が面倒であり時間もかかった。
【0023】
また、他の公知の方法、すなわち記録の開始時にインデックッスを自動記録し、次に前記インデックスのある場所を順次再生してマルチ画面を作る方法では、予約録画を行った場合には放送の前後に通常はコマーシャル放送が含まれるためインデックスの記録される場所の大半がコマーシャル放送となり、このためマルチ画面の大半がコマーシャル放送の画面となり検索に使えないといった問題点があった。
【0024】
また、カセットテープの記録内容を表示して検索を行う方法として、画像信号が記録された媒体のインデックス位置の画像をメモリに記憶した後、メモリの画像をモニタ画面に表示し検索に用いるものがあり、一例として特開昭63ー102092号公報に次のように開示されている。
【0025】
図5はこの従来の磁気記録再生装置を示すブロック図である。まず、記録時に記録開始時または特に再生時にテープ位置を検出したいテープ位置で操作部101の頭出し信号打ち込みスイッチを押す。操作部101からのスイッチ情報を制御部102が入力しコントロール記録信号処理回路104に頭だし信号書き込み指令を出力する。コントロール記録信号処理回路104はこの指令に従いデューティー比を変えたコントロール記録信号を磁気テープに記録する。
【0026】
次に再生時には操作部101で高速サーチボタンを押す。そのときカウンタ112をリセットする。制御部102は操作部101からのスイッチ情報を入力し、走行機構部107を高速走行状態にするためにモータードライブサーボ回路106に指令を出力する。走行機構部107はサブローディング状態で高速走行を始める。高速走行時にもコントロール信号デューティー判別回路103は再生されたコントロール信号を増幅波形整形してデューティー比を判別し頭出し信号を検出したら制御部102に頭出し信号の有無を出力する。
【0027】
制御部102は頭出し信号の有無を入力し頭出し信号があればまずそのときのカウンタ112からのテープカウント値を記憶して走行機構部107を再生状態にするためにモータードライブサーボ回路106及び再生回路105に指令を出力する。走行機構部107が再生状態になると、再生信号切り替えスイッチ111を再生回路105側に接続し、モータードライブサーボ回路106は再生コントロール信号に従ってキャプスタンモータ,シリンダモータ等のモータを制御する。
【0028】
再生回路105ではヘッドから再生された信号を増幅し、元の映像信号に戻しメモリ回路109に出力する。制御部102は画像情報が出力されてからメモリ制御回路110にメモリ回路109に画像情報と番地情報とを出力するよう指令を出す。メモリ制御回路110は制御部102の指令に従いメモリ回路109の一部分に再生時の大画面の縮小画を記憶するようメモリ回路109を制御する。
【0029】
図6はテレビ受像機での表示パターン図であり、この図の左上の部分ADR.1に対応するメモリ回路109の一部分に記憶させる。メモリ回路109への書き込み終了後再度高速走行状態にし再生信号切り替えスイッチ111をメモリ回路109側と接続する。
【0030】
以上の動作を数回繰り返して頭出し情報が記録されている位置の再生時の大画面の縮小画をメモリ回路109のN分割された一部分に順次記憶していく。同時にその時のカウンタ112からのテープカウント値を制御部102は記憶していく。メモリ回路109全体に記憶されるか磁気テープの全てが終了したかどうかを制御部102が検出し、検出したら磁気テープを停止させるようにモータードライブサーボ回路106に指令を出力する。この時の再生信号切り替えスイッチ111はメモリ回路109側に接続し、メモリ回路109からの映像信号が図6に示されるようにテレビ受像機108に映し出される。
【0031】
次にテープ位置を検索する場合、テレビ受像機108に映し出されるメモリ回路109からの映像より次のテープ位置検索のADR番号のスイッチを操作部101で押す。操作部101のスイッチ情報と制御部102で記憶しておいたテープカウント値とをもとにテープ位置の検索を行う。再生状態になったらスイッチ111を切り替えて再生回路からの信号をテレビ受像機108に映し出す。再度テープ位置検索を行う場合はスイッチ111を切り替えてメモリ回路109からの図6のような映像信号をテレビ受像機108に映し、画面上に示されたADR番号を読み取りこの数字を操作部101に対し設定することで検索を行う。
【0032】
上述した従来の磁気記録再生装置は以上のように構成されていたので、実際に検索を行うためには、画面より1桁から5桁程度のアドレスの数字を読み取る作業とこれを操作手段に入力する作業とが必要であり面倒であった。またマルチ画面の数が増えた場合、例えば子画面数16の場合は少なくとも2桁の数字を画面から読み取り、操作部101から入力する必要があり面倒であるとともに、画面が小さくなったうえに数字の桁が増加するので数字に隠れて画像の見えない部分が多くなり見にくいため使い勝手が良くない点があった。
【0033】
また他の公知例として、マルチ画面による検索先の指示方法として子画面の配列に一対一に対応する操作ボタンを用いる方法があるが、専用のボタンが必要でコストがかかるうえ画面数が多い場合はボタンの数が多くなり画面との対応がとりにくくなるといった問題点があった。
【0034】
本発明の1つの目的は、長時間の記録がなされた場合でもそのテープの開始部に、付加データとともに各プログラムの特徴を表すビデオデータ及び音声データを確認可能な範囲で効率良く記録し、いわゆる画像と音声とによる目次を実現できる記録再生装置を提供することにある。
【0035】
本発明の他の目的は、回路規模が小さくて、ダイレクトにプログラムを選択できる記録再生装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、予約録画を含め、記録中のプログラムと既記録のプログラムとの両者について、使用者の手間及び時間をかけずに自動的にマルチ画面を作成し内容の確認と検索とを行うことができる記録再生装置を提供することにある。
【0036】
本発明の更に他の目的は、検索情報の画面に重畳した文字,記号を見ながら簡単なボタン操作を行うことで殆どテレビ画面から目を離す事なく、その背景の画像と対応する記録部を容易に検索し再生できる記録再生装置を提供することにある。
【0037】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の記録再生装置は、ビデオデータと音声データとを第1のフォーマットにて記録媒体にディジタル信号で記録する手段と、ビデオデータに対する音声データの割合が第1のフォーマットと異なる第2のフォーマットに切り替えて記録媒体にディジタル信号で記録する手段とを備える。
また、前記第2のフォーマットにおいて、ビデオ信号の1フィールドまたは1フレームに対応するビデオデータと、一定時間の音声信号に対応する音声データとを1プログラムとして記録するように構成したものである。
また、前記第2のフォーマットにて記録するデータとして、前記第1のフォーマットで記録されたプログラムに関連する図形または文字のデータを付加するように構成したものである。
また、前記第2のフォーマットにて記録するビデオデータまたは音声データとして、前記第1のフォーマットで記録されたプログラムのビデオデータまたは音声データを使用するように構成したものである。
即ち、通常の記録フォーマットである第1のフォーマットと、これとはビデオデータに対する音声データまたは付加データの割合が異なる第2のフォーマットとを切り替えて記録する手段と、第1のフォーマットと第2のフォーマットとを区別するための信号発生回路と、再生信号から第1のフォーマットと第2のフォーマットとを区別するフォーマット検出回路とを備える。
【0038】
本発明の第2の記録再生装置は、一つの磁気テープに複数のプログラムを記録する記録再生装置において、各プログラムの冒頭のコントロール信号のデューティ比を変えたインデックス信号を記録する記録手段と、テープ上のある基準点からの各プログラムの記録されている順番を判断する手段と、各プログラムの冒頭の1画面を1画面を細分化したマルチ画面上に縮小して一覧表示する手段と、前記マルチ画面に表示されたプログラムのうちの1つを選択する手段と、前記基準点の位置を判断する手段と、インデックス信号をカウントする手段とを備え、前記マルチ画面で選択したプログラムを前記基準点からインデックス信号の数を数える事によって自動的に検索するように構成する。
本発明の第3の記録再生装置は、第2の記録再生装置において、テープの正逆走行方向判断手段を備え、現在、前記基準点からのどの位置のプログラムにいるのかを判別するように構成する。
【0039】
本発明の第4の記録再生装置は、一つの磁気テープに複数のプログラムを記録する記録再生装置において、各プログラムの冒頭のコントロール信号をカウントして記録再生時間を表示する表示手段と、各プログラムの冒頭にインデックス信号を記録する記録手段と、テープ上のある基準点からカウントされた各プログラムの冒頭のリニアタイムカウンタ値を記憶する手段と、各プログラムの冒頭の1画面を1画面を細分化したマルチ画面上に縮小して一覧表示する手段と、前記マルチ画面に表示されたプログラムのうちの1つを選択する手段と、前記基準点の位置を判断する手段とを備え、前記マルチ画面で選択したプログラムを、前記基準点からのリニアタイムカウンタの値と、前記記憶されたプログラムの冒頭のリニアタイムカウンタの値とによって自動的に検索するように構成する。
【0040】
本発明の第5の記録再生装置は、一つの磁気テープに複数のプログラムを記録する記録再生装置において、各プログラムの冒頭のコントロール信号をカウントして記録再生時間を表示する表示手段と、各プログラムの冒頭にインデックス信号を記録する記録手段と、テープ上のある基準点からカウントされた各プログラムの冒頭のリニアタイムカウンタ値を記憶する手段と、各プログラムの冒頭の1画面を1画面を細分化したマルチ画面上に縮小して一覧表示する手段と、前記マルチ画面に表示されたプログラムのうちの1つを選択する手段と、前記基準点の位置を判断する手段とを備え、前記マルチ画面で選択したプログラムを、前記基準点からのリニアタイムカウンタ値と、前記記憶されたプログラムの冒頭のリニアタイムカウンタ値とによって前記選択されたプログラムの冒頭の近傍まで検索し、その後前記選択したプログラムのインデックス信号を検出する事により、自動的に検索を行うように構成する。
【0041】
本発明の第6の記録再生装置は、時計機能,インデックス信号の記録及び再生機能を有する記録再生装置において、1フィールド又は1フレームの画像情報を記億するメモリと、画像情報を間引いて前記メモリの一部に書き込むことで複数の画像情報をマルチ画面として合成するメモリ制御手段と、再生または高速走行時に前記インデックス信号を検出した後、所定の時間継続して走行を行い、その後画像情報を再生し前記メモリに記憶する制御手段とを備える。
【0042】
本発明の第7の記録再生装置は、時計機能,予約録画機能,インデックス信号の記録及び再生機能を有する記録再生装置において、1フィールド又は1フレームの画像情報を記億するメモリと、画像情報を間引いて前記メモリの一部に書き込むことで複数の画像情報をマルチ画面として合成するメモリ制御手段と、放送音声モードが所定の音声モードに変化したときに自動的にインデックス信号の記録及び/または画像信号の前記メモリへの記憶を行う制御手段とを備える。
前記所定の音声モードは、ステレオモード、モノラルモード、2カ国語モードのうちの何れかである。
【0043】
本発明の第8の記録再生装置は、インデックス信号の記録及び再生機能を有する記録再生装置において、1フィールド又は1フレームの画像情報を記億するメモリと、画像情報を間引いて前記メモリの一部に書き込むことで複数の画像情報をマルチ画面として合成するメモリ制御手段と、前記メモリのデータと記録または再生する画像信号のデータとから画像の相関を求める相関検出手段と、前記画像の相関が所定の値以下の場合にインデックス信号の記録及び/または画像信号の前記メモリへの記憶を行う制御手段とを備える。
【0044】
本発明の第9の記録再生装置は、時計機能,予約録画機能,インデックス信号の記録及び再生機能を有する記録再生装置において、1フィールド又は1フレームの画像情報を記億するメモリと、画像情報を間引いて前記メモリの一部に書き込むことで複数の画像情報をマルチ画面として合成するメモリ制御手段と、予約録画を行う時間を前記マルチ画面の数以下の数で等分した時間ごとにインデックス信号の記録及び/または画像信号の前記メモリへの記憶を行う制御手段とを備える。
【0045】
本発明の第10の記録再生装置は、時計機能,インデックス信号の記録及び再生機能を有する記録再生装置において、1フィールド又は1フレームの画像情報を記億するメモリと、画像情報を間引いて前記メモリの一部に書き込むことで複数の画像情報をマルチ画面として合成するメモリ制御手段と、既記録プログラムの記録時間を前記マルチ画面の数以下の数で等分した時間ごとにインデックス信号の記録及び/または画像信号の前記メモリへの記憶を行う制御手段とを備える。
【0046】
本発明の第11の記録再生装置は、時計機能,予約録画機能,インデックス信号の記録及び再生機能を有する記録再生装置において、1フィールド又は1フレームの画像情報を記億するメモリと、画像情報を間引いて前記メモリの一部に書き込むことで複数の画像情報をマルチ画面として合成するメモリ制御手段と、予約録画を行う時間の数値を所定の時間値で除した商以上に前記マルチ画面の数を設定し、前記所定の時間ごとにインデックス信号の記録及び/または画像信号の前記メモリへの記憶を行う制御手段とを備えることを特徴とする記録再生装置。
【0047】
本発明の第12の記録再生装置は、1フィールド又は1フレームの画像情報を記億するメモリ手段と、画像情報を間引いてメモリの一部に書き込むことで複数の画像情報をマルチ画面として合成するメモリ制御手段と、既記録のプログラムの記録時間の数値を所定の時間値で除した商以上に前記マルチ画面の数を設定し、前記所定の時間ごとにインデックスの記録及び/または画像信号の前記メモリへの記憶を行う制御手段とを備える。
【0048】
本発明の第13の記録再生装置は、第6〜12の記録再生装置において、予約録画機能を有し、予約録画の終了後に前記メモリ制御手段及び制御手段を動作させた後電源をオフとするように構成する。
【0049】
本発明の第14の記録再生装置は、画像信号の記録及び再生手段、インデックス信号の記録及び再生手段、フィールドまたはフレームメモリ、データメモリ、文字発生及び表示手段、制御用マイクロコンピュータ等を有する装置において、画像信号に重畳すべき文字を発生して重畳表示する手段と、画像信号に重畳された文字の画面上での位置データをもとに当該画像信号の記録部分に対し所定の動作を行う制御手段とを備える。
【0050】
本発明の第15の記録再生装置は、画像信号の記録及び再生手段、インデックス信号の記録及び再生手段、フィールドまたはフレームメモリ、マルチ画面作成手段、データメモリ、文字発生及び表示手段、制御用マイクロコンピュータ等を有する装置において、画像信号に重畳すべき文字を発生して重畳表示する手段と、マルチ画面を作成する手段と、マルチ画面の画像信号に重畳した文字の画面上での位置データをもとにマルチ画面の中の当該する子画面に対応する画像信号の記録部分に対し所定の動作を行う制御手段とを備える。
【0051】
【作用】
第1の記録再生装置では、テープの第1のフォーマットの領域に記録された各プログラムのビデオ信号及び音声信号の特徴を表す部分をテープの開始直後の領域に、図形または文字データと同時に、第2のフォーマットで記録することで、第1のフォーマットの領域の各プログラムの記録内容の要約が短時間で得られる。
【0052】
第2の記録再生装置では、マルチ画面を使ってプログラム内容を一覧表示し、それを選択する事によってプログラムを検索するため操作性がよく、インデックス信号によって検索を行うため検索回路の回路規模が小さく、安価に構成できる。
【0053】
第3の記録再生装置では、一度マルチ画面を生成すれば現在テープ上のどのプログラムの位置にいるかわかるようにしたので、テープ上のどのプログラムの位置からでも検索でき、また何回でも検索できるようにしたので、操作性が向上する。
【0054】
第4の記録再生装置では、マルチ画面を使ってプログラム内容を一覧表示し、それを選択する事によってプログラムを検索するため操作性がよく、CTL信号をカウントするリニアタイムカウンタによって検索を行うため、非常に高精度な検索を行えるうえ、CTL信号をカウントするリニアタイムカウンタの値を用いて検索を行うので検索回路の回路規模が小さく安価に構成できる。
【0055】
第5の記録再生装置では、マルチ画面を使ってプログラム内容を一覧表示し、それを選択する事によってプログラムを検索するため操作性がよく、また、リニアタイムカウンタによってプログラムの近傍まで検索し、そのあとインデックス信号によって頭出しを行うので、高速検索時のインデックス信号の読みとばし,CTL信号の読みとばしによるリニアタイムカウンタのずれにたいしても影響が少なくなり、非常に高精度な検索を行える。また、各プログラムの冒頭のカウンタ値は近傍までの検索しか行わなくて良いのでカウンタ値を記憶する手段のメモリを節約する事ができる。またインデックス信号とCTL信号をカウントするリニアタイムカウンタの値を用いて検索を行うので検索回路の回路規模が小さく安価に構成できる。
【0056】
第6の記録再生装置では、複数の予約録画がされたカセットテープで、その予約録画の記録開始部にインデックスが記録されたものにおいて、これを再生しマルチ画面を作る場合にインデックスから一定時間後のテープ位置を再生しメモリに記憶することで放送の最初のコマーシャル画像を含まないマルチ画面を作ることができる。このためインデックスの打ち込み作業をすることなくマルチ画面が作成可能で、これによりカセットテープの整理と検索が容易となる。
【0057】
第7の記録再生装置では、映画等の比較的長時間の放送番組を予約録画するときにその途中に何度かのコマーシャル放送が挿入され、しかも映画放送とコマーシャル放送の音声モードが例えばそれぞれ2カ国音声とステレオ音声のように異なる場合に所定の音声モードに放送が変化した時、即ちこの例では2カ国語モードに変化したときにインデックス信号を記録するもので、後でインデックス信号の記録場所を再生しマルチ画面を作ることで、正確にプログラムの開始場所の画像をマルチ画面にすることができる。また、予約録画と並行してインデックスの記録とマルチ画面の作成を行うことも可能で、画像メモリのデータを保持すれば、後刻メモリから即座にマルチ画面を表示できるので便利である。また、この場合記録を行う信号からマルチ画面を作るので、再生信号からマルチ画面を作る場合よりも画像信号の劣化が少なく画面が見やすい利点もある。
【0058】
第8の記録再生装置では、記録又は再生を行う場合に画像信号の時間相関を求めこの値が所定の値より小さい場合は信号の内容が大きく変化した場所としてインデックスを記録する及び/または画像信号をマルチ画面に書き込むことで、映画のシーンの変わり目またはカメラ撮影のカットの繋ぎ場所の画像からマルチ画面を作ることができるので内容の正確な把握,編集作業が容易となる。
【0059】
第9の記録再生装置では、放送番組を予約録画するときに、既定のマルチ画面の画面数全部を検索に使用するものであり、例えばマルチ画面の数が12でありその録画時間が1時間であれば1時間を12等分した5分ごとにマルチ画面に書き込むことで、予約録画により記録されたプログラムの内容がマルチ画面の縮小画面全部を使って表示されるので画面の数が最も多くなり分かり易く検索も容易である。
【0060】
第10の記録再生装置では、既記録のプログラムの検索に既定のマルチ画面の画面数全部を検索に使用するものであり、例えばマルチ画面の数が12であり、既記録のプログラムの録画時間が1時間であれば1時間を12等分した5分ごとにマルチ画面に書き込むことで、既記録のプログラムの内容がマルチ画面の縮小画面全部を使って表示されるので画面の数が最も多くなり分かり易く検索も容易である。
【0061】
第11の記録再生装置では、予約録画された放送番組のプログラムから一定時間ごとにマルチ画面に書き込みを行う場合に記録時間に応じてマルチ画面の画面数を変更するもので、画面数が一定の場合と比較すると、記録時間が長い場合はマルチ画面の画面数が不足することを無くせるうえ、記録時間が短い場合はマルチ画面の画面数を少なくできるので縮小画面が比較的大きく記録内容が確認し易く検索も容易である。
【0062】
第12の記録再生装置では、既記録のプログラムから一定時間ごとにマルチ画面に書き込みを行う場合にプログラムの時間に応じてマルチ画面の画面数を変更するもので、画面数が一定の場合と比較すると、記録時間が長い場合はマルチ画面の画面数が不足することを無くせるうえ、記録時間が短い場合はマルチ画面の画面数を少なくできるので縮小画面が比較的大きく記録内容が確認し易く検索も容易である。
【0063】
第13の記録再生装置では、予約録画を行った後の従来は電源がオフとなる空き時間に所定の手段で既記録のプログラムからマルチ画面の作成を行うもので、メモリの内容を保持すれば後刻装置を使用する際は即座にマルチ画面を利用できる。特に予約録画の記録とそれ以前の記録をあわせてマルチ画面を作成する場合または画面数が多い場合に時間節約効果が大きい。
【0064】
第14, 15の記録再生装置では、テレビ放送の1番組などの画像信号(以下、プログラムという)を記録する場合、プログラムの記録開始時にプログラム検索を行うためのインデックスを同時記録し、プログラムの中では場面を検索するためのインデックス(以下、サブインデックスという)を記録する。インデックスの位置及びサブインデックスの数はデータメモリに記憶する。検索を行うための画像を作る場合、インデックス記録位置の画像をメモリに記憶しこれをテープ始端に記録する。複数インデックスがある場合、対応する複数の画像をテープ始端に記録する。検索を行う場合、テープ始端を再生して再生画像をメモリに記憶して画面表示し、これにデータメモリのデータを文字として重畳表示する。
【0065】
1インデックスに対応する画面を表示した場合はそのプログラム中のサブインデックスの数と同数の文字を一列に表示しその中の一つを移動ボタンで選択することで検索と再生を行う。複数インデックス位置の画像を縮小して合成しマルチ画面表示したときは、マルチ画面の子画面の上に文字を表示することでその一つを選択し、移動ボタンで文字を移動して子画面を選ぶことで希望のプログラムを検索し再生する。このように、プログラムの検索が画面を見ながら文字の移動ボタンを操作するだけで容易に行える。また、インデックスの数が多い場合またはサブインデックスがある場合にも同一の操作で良く、従来例のようにボタンを増やしたり指定する番地の桁数を増やす必要がない。
【0066】
【実施例】
以下、本発明をその実施例を示す図面に基づいて詳述する。
実施例1.
以下、本発明の一実施例を図について説明する。図7〜図9は本発明の装置の回路ブロック図であり、図10,図11は図7〜図9の装置における状態名とテープフォーマット、スイッチの接続の関係を示したものである。
【0067】
第1のフォーマットでの記録を行う場合、図7〜図9の記録系1において入力端子2より入力されたアナログのビデオ信号はA/D変換器4でディジタル信号に変換され、高能率符号化回路3によりデータ量を低減された後、スイッチ45を通り、誤り訂正符号付加回路5により、再生系20で使用される誤り訂正符号が付加される。また入力端子6より入力されたアナログ音声信号はA/D変換器8によりディジタル信号にされ、スイッチ46を通ったのち誤り訂正符号付加回路7により誤り訂正符号が付加される。
【0068】
誤り訂正符号付加回路9には付加データ、すなわち入力端子10から入力されたアナログ信号が2値化回路12により2値画像化された図形データとなりデータ圧縮回路13でデータ量が低減された信号、入力端子14から入力された文字コード信号、入力端子16から入力されたタイムコード信号等の信号、及びフォーマット切替回路36からの指示でフォーマット検出信号発生回路38から出されるフォーマットを示す信号が送られると同時に、切換スイッチ11からの制御信号が送られる。ここで切換スイッチ11は、データ圧縮回路13及び入力端子14からのデータを使用するかしないかの選択をおこなう。
【0069】
また、フォーマット切替回路36は記録するフォーマットが第1のフォーマットか第2のフォーマットかを切り替える回路であり、フォーマットに応じてマルチプレクサ15が生成するデータ系列を切り替えると同時に、フォーマット検出信号発生回路38がフォーマットを示す信号を発生するよう指示する。これらのデータには誤り訂正符号付加回路9において誤り訂正符号が付加され、その出力が誤り訂正符号付加回路5、及び誤り訂正符号付加回路7からの出力信号とともにマルチプレクサ15に入力され第1の種類のトラックフォーマットに合うようにビデオデータ、音声データ、付加データの記録系列が生成され、記録符号化回路17でテープ上に記録されるパターン信号に変換され、これが記録アンプ19で増幅され、記録/再生スイッチ18を経て、ヘッド21により磁気テープTに記録される。図10,図11に示すように、以上の状態をM1と表し、記録するフォーマットはF1、スイッチ45とスイッチ46とはどちらも端子cと端子aとが接続される。またスイッチ47,スイッチ48,スイッチ49、及びスイッチ50の状態は不問である。
【0070】
再生モードでは、図7〜図9において、まずヘッド21により磁気テープTに記録されたデータが読み取られ、記録/再生スイッチ18を経て再生系20においてヘッドアンプ25に入力されて増幅され、データ復号回路27に入力されディジタル信号に復号され、TBC回路29においてテープへの記録再生等で発生したジッタが除去されるとともにバイト同期がとられたディジタルデータとされ、ビデオ信号誤り訂正回路31、音声信号誤り訂正回路33、サブコード信号誤り訂正回路35に各々入力される。
【0071】
ビデオ信号誤り訂正回路31においてはビデオデータの誤り訂正がおこなわれ、スイッチ47を経てデータ伸長回路32で圧縮前の信号に復元され、スーパーインポーズ回路34に入力される。音声信号誤り訂正回路33においては音声データの誤り訂正が行われ、スイッチ48を経てD/A変換器22により音声信号に変換され、出力端子26に送られる。
【0072】
サブコード信号誤り訂正回路35においてはサブコード信号の誤り訂正が行われ、付加データは図形データ伸長回路39、または文字生成回路41に送られ記録された付加データが復元されスイッチ43におくられる。スイッチ43は、スイッチ制御信号発生回路37からの信号で開閉し付加信号をスーパーインポーズ回路34においてビデオ信号に加算するか否かの切替えが行われる。スーパーインポーズ回路34の出力はD/A変換器23でビデオ信号に変換され出力端子24に送られる。
【0073】
また、サブコード信号誤り訂正回路35からは再生されたフォーマットを示す信号がフォーマット検出回路28に送られ、磁気テープTの記録が第1のフォーマットでなされたか第2のフォーマットでなされたかを判定し、その結果をTBC回路29に送りディジタルデータのバイト同期をフォーマットに応じて自動的に切り替える。図10,図11に示すように、以上の状態をM2と表し、テープフォーマットはF1またはF2の自動切り替え、スイッチ47とスイッチ48とはどちらも端子cと端子aとが接続される。またスイッチ45,スイッチ46,スイッチ49、及びスイッチ50の状態は不問である。
【0074】
再生映像信号と再生音声信号とをメモリに書き込む場合は、図7〜図9における前記再生モードにおいてビデオ信号誤り訂正回路31の出力のビデオデータがスイッチ49を経てメモリ40に書き込まれ、音声信号誤り訂正回路33の出力の音声データがスイッチ50を経てメモリ42に書き込まれる。図10,図11に示すように、以上の状態をM8と表し、テープフォーマットはF1またはF2の自動切り替え、スイッチ47とスイッチ48とはどちらも端子cと端子aとが接続され、スイッチ49とスイッチ50とはどちらも端子cと端子bとが接続され、スイッチ45,スイッチ46の状態は不問である。
【0075】
第2のフォーマットでテープに記録する場合は、メモリに書き込まれたビデオと音声とのデータを読み出し記録するが、前記、通常の記録モードM1と以下の点が異なる。すなわち、図7〜図9において、高能率符号化回路3の出力は使用されず、ビデオデータがメモリ40から読み出されスイッチ45を経て誤り訂正符号付加回路5に入力され、また音声信号のA/D変換器8の出力は使用されず、音声データがメモリ42から読み出されスイッチ46を経て誤り訂正符号付加回路7に入力される。フォーマット切替回路36は第2のフォーマットで記録するようマルチプレクサ15及びフォーマット検出信号発生回路38を切り替える。図10,図11に示すように、以上の状態をM11と表し、テープフォーマットはF2であり、スイッチ45とスイッチ46とはどちらも端子cと端子bとが接続され、スイッチ47,スイッチ48,スイッチ49、及びスイッチ50の状態は不問である。
【0076】
メモリに書き込まれたビデオと音声とのデータを読み出し再生する場合は、前記再生モードと以下の点が異なる。すなわち、図7〜図9において、ビデオ信号誤り訂正回路31の出力は使用されず、ビデオデータがメモリ40から読み出されスイッチ47を経てデータ伸長回路32に入力され、音声信号誤り訂正回路33の出力は使用されず、音声データがメモリ42から読み出されスイッチ48を経てD/A変換器22に入力される。図10,図11に示すように、以上の状態をM14と表し、テープフォーマットは関係なく、スイッチ47とスイッチ48とはどちらも端子cと端子bとが接続される。またスイッチ45,スイッチ46,スイッチ49及びスイッチ50の状態は不問である。
【0077】
スイッチ制御回路44は前出のスイッチ45,スイッチ46,スイッチ47,スイッチ48,スイッチ49及びスイッチ50の制御回路であり、装置の状態に応じて、各スイッチの端子cを端子aまたは端子bのいずれかの端子に接続する。
【0078】
図10,図11は本実施例の装置の動作モードと前記スイッチの状態及びテープフォーマットとの関係を示したものであり、既出のモードM1、モードM2、モードM8、モードM11、モードM14以外に、高能率符号化回路3の出力のビデオデータをメモリ40に書き込むモードM3、音声のA/D変換器8の出力の音声データをメモリ42に書き込むモードM4、M3とM4との複合モードM5、再生ビデオデータのみをメモリに書き込むモードM6、再生音声データのみをメモリに書き込むモードM7、ビデオデータのみメモリから読みだしテープに記録するモードM9、音声データのみメモリから読みだしテープに記録するモードM10、メモリのビデオデータのみを読みだし再生するモードM12、メモリの音声データのみを読みだし再生するモードM13がある。
【0079】
図12,図13は本実施例の装置によるテープフォーマットを示したもので、図12(a)は第1の記録フォーマットF1であり、トラック開始部から順にビデオデータ、音声データ、サーボ・パイロット信号、サブコードの各領域に分割され、サブコード領域はさらにデータ検出用同期の領域(SYNC)、トラック番号等の領域(ID)、図形、文字データ等の領域(付加データ)、及び誤り訂正用の符号の記録領域(パリティー)に分割されている。ここで、(ID)にはフォーマットF1を表す信号が記録されている。
【0080】
図12(b)は第2の記録フォーマットF2であり、図12(a)とはビデオデータ、音声データ記録領域の長さが異なるとともに、(ID)にはフォーマットF2を表す信号が記録されている。上記第2のフォーマットF2は第1のフォーマットF1と比較し、ビデオデータの領域に対する音声データの領域の割合を多く設定したものである。
【0081】
ここで、1フレームのビデオ信号をプログラムの特徴的な場面として記録する場合に、その信号のデータの量の計算例を示すと、1/30秒のビデオ信号を1フレームとしこれをY信号、R−Y信号、B−Y信号をそれぞれサンプルレート13.5MHz、6.75MHz、6.75MHzで各々8ビットでサンプリングした場合のデータ量は、
(13.5M+6.75M+6.75M)×8bit÷30=7.20 Mbit
【0082】
一方、1チャンネルの音声信号をサンプルレート48kHz、16ビットでサンプリングした場合のデータ量は、その時間が1/30秒、5秒では各々、
48k×16bit×(1/30)=25.6 kbit
48k×16bit×5=3.84  Mbit
となる。これらの数値をデータ量と考え、さらに磁気テープの同一面積には同一の量のデータが記録できるとして記録フォーマットを設定すればよく、ビデオデータに対するこれらの比をとれば
7.20:0.0256=281.25:1
7.20:3.84=1.875: 1
となる。
【0083】
第1と第2のフォーマットは、1トラック中のビデオデータと音声データの記録領域の長さの比をそれぞれ上記の数値にしたものである。ここで、ビデオデータの量が高能率符号化回路3で大幅に低減する場合、あるいは音声系においてもデータの圧縮を行う場合は、これらを適用した後の各データ量の比を上記数値の代わりに適用すれば良い。
【0084】
図13はテープ全体の各記録信号の記録領域の配置を示したものであり、テープは長さ方向に第2のフォーマットF2の領域(A)と、それ以後の第1のフォーマットF1の領域とに大別される。(A)の始めには領域(P1´)と(A1)とがあるが、(P1´)はプログラム(P1)の特徴を表す1場面のビデオ信号と音声信号を記録した領域であり、(A1)はプログラム(P1)と対応する文字または図形による付加データを記録した領域である。以後の領域(Pn´)、(An)も同様である。
【0085】
図13において、領域(A)を本実施例の装置で作成する場合を説明すると、例えば第1のプログラムが領域(P1)に記録済みの場合、これを再生しモードM8の状態でビデオと音声のサンプルデータをメモリに書き込み、テープ開始部においてM11状態によりインサート記録を行う。その際、入力端子10または入力端子14から付加データを入力し、これを同時に記録する。以上を各プログラム対し適用することで図13の領域(A)が記録される。
【0086】
本実施例1では、長時間の信号が記録可能なVTRにおいて、テープの開始部からそのテープに記録された各プログラムを代表するビデオ、及び音声信号と、付加データによる内容の確認、検索情報が得られるので書籍の目次と同様の大きな便益が得られる。
【0087】
実施例2.
以下、本発明の他の実施例についてその構成を示す図14を参照して説明する。図14において、図3と同一部分には同一番号を付す。また、図15は、マルチ画面の表示の一例である。
【0088】
1本のテープをインデックス信号によって複数のプログラムに分ける方法は従来例と同じであり説明を省略する。本実施例ではまず前記テープの各プログラムの冒頭をマルチ画面に表示する事により始まる。以下、マルチ画面の作成方法について説明する。マルチ画面の作成方法についてはいろいろな方法が考えられるが、例えばテープ終端より検索を開始してインデックス信号を検索し、プログラムの冒頭の画面を再生回路58にて縮小し、メモリ制御回路60でメモリ59をコントロールしてこの縮小画面をメモリ59に記憶し、テープ始端までこれを繰り返す事によって作成できる。このとき検知されたプログラムはテープの終端からの順番でメモリ59に記憶されるが、テープの始端を検知した点で順番を逆にするようにメモリ制御回路60で制御する。
【0089】
これによりマルチ画面上の各プログラムがテープ始端より何番目に当たるかが判断できる。このマルチ画面は例えばテープ始端に記録しておき、次回からはこれを再生する事によりマルチ画面を表示する事ができる。記録する場所はテープの始端または終端が考えられるが、実際にはテープに記録されたプログラムの1番目はほとんどがテープの始端から始まるものであり、例えばテープの途中までしか記録されていない場合等を考えると終端にマルチ画面を記録した場合、始端と比べて検索時間が長くなる場合が多いと考えられる。
【0090】
次にテープの基準点について述べる。基準点はいかようなテープを挿入した場合においても存在する点、たとえばテープの始端または終端が考えられる。前述と同様に実際のテープの記録内容を考慮して、本実施例では始端を基準点とする。例えば前記マルチ画面生成時にテープ始端まで検索したとき、またはテープ始端に記録されたマルチ画面の再生時にテープの始端を走行機構部55にて検知し、制御部52に情報が送られ、制御部52は今テープの基準点であると判断する。
【0091】
次にマルチ画面の記録動作について説明する。マルチ画面の記録を制御するのは制御部52である。以下制御部52の制御動作について述べる。メモリ59に記憶されたマルチ画面は、記録切り替えスイッチ61を切り替える事により記録回路62に入力される。記録信号は記録再生切り替えスイッチ57を記録側に切り替える事によって磁気テープに記録される。この際、モータドライブサーボ回路54は走行機構部55をコントロールして磁気テープの始端から記録するように制御する。
【0092】
次に検索動作について説明する。まずマルチ画面を表示する。操作部51よりユーザーからの検索操作情報が制御部52に入力される。制御部52はモータドライブサーボ回路54、再生回路58、メモリ制御回路60を以下のように制御する。モータドライブサーボ回路54によりテープは始端まで巻き戻され再生される。再生回路58はこれをメモリ59に送信し、メモリ59はメモリ制御回路60によって制御され、マルチ画面を記憶する。さらに前記記憶されたマルチ画面をメモリ59より読み出してTV受像機64に表示する。
【0093】
ユーザーは例えば図15のようなマルチ画面を見て、見たいプログラムの縮小画面を選択し操作部51より入力する。入力方法は縮小画面に割り当てられた数字でも良いし、また数字を表示しないならば選択された縮小画面の外枠を例えば図15中のプログラムNo2のように他と異なるようにして特定し、選択するようにしても良い。
【0094】
以下例をあげて説明する。例えば今プログラムNo2を選択したとする。操作部51より選択情報は制御部52に入力され、制御部52はインデックス検索モードとなる。今マルチ画面を表示した場合は、基準点であるテープの始端にいる。ここよりプログラムNo2を検索するときはインデックスが2回見つかるまで早送り方向に検索を行えば良い。検索方法については前述の従来例と同様である。また、プログラムNoが何番であっても同様に検索を行う事ができる。
【0095】
実施例3.
実施例2では検索を行う際、基準点から検索を開始して再生されたインデックス信号を数える事によって選択されたプログラムNoを検索する。つまり検索を行うためには必ず基準点に一旦戻らなければならない。本実施例3では制御部52において、検知したインデックス信号の数とそのときのテープの回転方向によってテープの基準点から何番目のプログラムを再生しているかを判断する。これによって一度マルチ画面を生成すれば、そのテープを取り出すまでテープのどこからでも、また何度でもマルチ画面によるプログラムの頭出しができる。
【0096】
例をあげて説明する。例えばいまプログラムNo2を検索したとする。ユーザーは再生画像を見続け、プログラムNo3の途中まで見たとする。このとき制御部52は再生中にプログラムNo3の冒頭でインデックス信号を検知する。制御部52はテープが正方向回転でインデックス信号を検知したのでプログラムがNo2からNo3に移ったと判断する。また、プログラムNo3の途中でユーザーが巻き戻しなどを行い、プログラムNo1まで戻ったとする。制御部52は逆方向回転でインデックス信号を2回検知するのでプログラムがNo3からNo1に移ったと判断する。ここでユーザーがメモリ59よりマルチ画面を出して検索を行った場合、例えばプログラムNo4を選択すれば、制御部52は正方向にインデックス信号が3回見つかるまで検索を行う。このように、制御部52で今プログラムの何番目にいるのかを常に判断する事によってテープのどこからでも、また何度でも検索を行う事ができる。
【0097】
実施例4.
以下、本発明の実施例4についてその構成を示す図16を参照して説明する。図16において、図3,図14と同一部分には同一符号を付す。また、図17は、実施例4におけるリニアタイムカウンタ記憶部66の記憶内容の一例である。
【0098】
マルチ画面を生成する方法及びテープの基準点がテープの始端である事は実施例2と同様であるので説明を省略する。本実施例ではマルチ画面を生成する際、各プログラムの冒頭のリニアタイムカウンタ値をリニアタイムカウンタ記憶部66にて記憶する。このときに重要なのはテープの基準点である始端で一旦リニアタイムカウンタをリセットしてからマルチ画面を作成する事である。これによりこのカウンタ値はテープの始端からの記録時間を表示するものとなる。
【0099】
以下、リニアタイムカウンタ値の記憶動作について説明する。操作部51からユーザーからのマルチ画面表示操作情報が制御部52に入力される。制御部52はモータドライブサーボ回路54により走行機構部55のテープを始端まで巻き戻し、リニアタイムカウンタ表示部65をリセットすると共に実施例2と同様にマルチ画面を作成する。ここで、インデックス信号を検出してプログラムの冒頭の画面を縮小したときのカウンタ値をリニアタイムカウンタ記憶部66にて記録する。
【0100】
リニアタイムカウンタ記憶部66には一例として図17のような各プログラムの冒頭のリニアタイムカウンタ値が記憶される。この例では一本のテープに記憶できるプログラム数は7プログラムであるが、増やしたい場合はメモリの使用量によって変更すれば良い。本実施例ではメモリにカウンタ情報を記憶しているが、マルチ画面と同時にテープの始端に記録しておき、マルチ画面再生時にリニアタイムカウンタ記憶部66に記憶するようにしても良い。
【0101】
また既存の磁気記録再生装置であるDAT等ではテープ管理も行っている。これは、図17中のアドレス0E、0Fの様にテープNo,そのテープに記録されているプログラム数,記録年月日などを記憶させれば対応できる。この場合現在挿入されているテープ自身にテープNoの情報が必要である。テープの識別方法は例えばテープにテープNo情報を記録したり、テープに識別ラベルを貼ってそれを読みとる方法などがあり、これも適用できる。
【0102】
次に検索動作について説明する。本実施例ではマルチ画面を表示する際、テープの基準点である始端を検知したとき、同時にカウンタリセットを行う。検索したいプログラムNoの選択方法は実施例2と同じなので説明を省略する。今、プログラムNo2が選択されたものとする。操作部51よりの選択情報は制御部52に入力され、制御部52はプログラム検索モードとなる。制御部52はリニアタイムカウンタ記憶部66からプログラムNo2の冒頭のカウンタ値を読み出す。次にモータドライブサーボ回路54により走行機構部55を制御し、テープを早送りする。
【0103】
リニアタイムカウンタ表示部65は早送り中もCTL信号をカウントする事によりリニアタイムを表示する。カウンタ値は制御部52にも入力され、前記読み出したプログラムNo2の冒頭のカウンタ値と現在カウントしているリニアタイムカウンタ値が同じになる点から再生を開始するように走行機構部55を制御し、再生が始まった時点で検索は完了する。また、プログラムNoが何番であっても同様に検索を行う事ができる。
【0104】
実施例5.
実施例5における磁気記録再生装置の構成は、図16に示した実施例4と同じである。図18は実施例5におけるリニアタイムカウンタ記憶部66の記憶内容の一例である。
【0105】
まず本実施例の概要について述べる。本実施例はリニアタイムカウンタ値でプログラムの近傍までサーチし、そのあとインデックス信号によって頭出しを行う。このようにすればリニアタイムカウンタ記憶部66に記憶されるデータは例えば図18のように記憶容量を減らして秒の位を10秒単位にしても正確に頭出しを行う事ができる。また、高速検索時のインデックス信号の読みとばし、または、CTL信号の読みとばしによるリニアタイムカウンタのずれにたいしても影響が少なくなる。
【0106】
次に動作について説明する。マルチ画面を生成する方法は実施例4と同様であるので説明を省略する。本実施例ではリニアタイムカウンタ記憶部66に記憶されるカウンタ値は前述のように秒の桁は10秒単位でよいが、このときのカウンタ値は例えば必ずインデックス信号の前の値になるように統一する。
【0107】
次に検索動作について説明する。検索したいプログラムNoの選択方法は実施例4と同じなので説明を省略する。今、プログラムNo2が選択されたものとする。操作部51より選択結果は制御部52に送信され、制御部52はプログラム検索モードとなる。次に検索動作に入るが、これも実施例4と同じなので一部説明を省略する。
【0108】
制御部52はリニアタイムカウンタ記憶部66から読み出されたカウンタ値と現在のカウンタ値とが一致する点から再生されるように走行機構部55を制御する。インデックス信号は必ずこのカウンタ値よりも後に記録されているので、再生後10秒以内にインデックス信号がある。再生CTL信号はインデックス判別回路56に入力され、インデックス信号を検知するとインデックス発見信号を制御部52に送り、制御部52は再生回路58及び出力切り替えスイッチ63を再生モードにすることにより検索は完了する。また、プログラムNoが何番であっても同様に検索を行う事ができる。
【0109】
本実施例では10秒単位までリニアタイムカウンタで検索を行ったが、例えば分単位にしても同様な効果がある。この場合走行機構部55が再生モードになってからインデックス信号が発見されるまで最大1分かかり、検索時間が長くなるので、現在のリニアタイムカウンタ値がリニアタイムカウンタ記憶部66のカウンタ値と同じになっても早送りのままインデックス検索モードに切り替え、後は実施例2のように頭出しを行う。
【0110】
実施例6.
実施例6における磁気記録再生装置の構成は図19に示す通りである。テープに記録を行うときは記録信号選択スイッチ85により入力信号が外部入力端子91からの信号であるか、テレビ放送用の受信回路92からの信号であるか、画像信号メモリ回路79からの出力信号がスイッチ86を通りスーパーインポーズ回路93を経た信号であるかを選択し、その出力が記録回路82に入力され、ここで磁気テープに記録する信号に変換され録再切り替えスイッチ83を通り、走行制御部77のヘッドに供給されテープに記録される。制御部95はモータドライブサーボ回路76を制御して走行制御部77のモーターを駆動しテープの記録走行を開始するとともにテープ走行の速度制御の基準信号であるコントロールパルスを発生する。
【0111】
プログラムデータメモリ回路94のデータ及び制御部95から随時発生するインデックス信号はデータマルチプレクサ96において時系列に多重され、コントロール記録信号処理回路74にてコントロール信号にデューティーの変化として重畳され走行制御部77のコントロールヘッドにてテープに記録される。ここで、プログラムデータメモリ回路94のデータはカセットテープ番号、プログラム数、記録日時、放送チャンネル、分類、記録開始アドレス、文字コード等である。データマルチプレクサ96はプログラムデータメモリ回路94のデータの一部と制御部95からのインデックス信号を所定のフォーマットで時間多重する。
【0112】
本実施例の磁気記録再生装置ではテープが記録走行を開始した直後に制御部95はインデックス信号を発生し上記方法でテープに記録する。プログラムが記録されたテープから制御部95が検索を目的としたマルチ画面を作る手順が本実施例において特徴的であるので、制御部95の制御手順をフローチャートとして表記した図20を併用し以下に詳述する。
【0113】
プログラムの記録がなされたテープについて、制御部95はモータドライブサーボ回路76により走行制御部77を駆動し、プログラムの頭部又はテープの始端までテープを巻戻す(S1)。巻戻しの終了は、プログラムの頭部のインデックス信号あるいはテープ始端のリーダーテープを検出して行う(S2)。その後、再生または高速走行を行い(S3)、走行制御部77のコントロールヘッドからの信号が、コントロール信号デューティー判別回路73に入力され、ここで、インデックス信号の検出を行う(S4)。
【0114】
インデックス信号が検出されると制御部95はタイマー回路98のなかの走行時間タイマーをリセット後カウントを開始させる(S5)。走行時間タイマーの出力tを所定の値aと比較し(S6)、それ以上になったとき制御部95は装置を再生モードとし(S7)、走行制御部77のヘッドからの信号は録再切り替えスイッチ83を経て再生回路75に入力され、ここで画像信号に変換されて出力され、スイッチ86を通り、スーパーインポーズ回路93においてプログラムデータメモリ回路94からのデータに対応する文字パターンを画像信号として付加された信号となる。この信号がテレビ受像機78に出力されるとともに画像信号メモリ回路79に記憶される(S8)。
【0115】
ここで定数aはインデックス検出部とメモリに記憶する画像をサンプルする場所のテープ上での時間差を設定するもので、その目的はコマーシャルを避けてマルチ画面を作ることである。具体的には放送プログラムを予約録画したテープからマルチ画面を作る場合を考えると、放送プログラムの開始時は大半がコマーシャル画像であるので、記録開始と同時にインデックスを自動記録し、再生時にインデックスを検出してからも所定の時間をテープ走行を行った後の画像信号をメモリに記憶しマルチ画面を作ることで、前記コマーシャル画像を避けることができる。
【0116】
さらに番組のタイトル画像をマルチ画面にすることも、定数aの値を放送プログラムに応じて適宜設定することで可能であり、このため従来必要であったインデックスの打ち込み作業が不要となり、検索を目的としてマルチ画面を作るときの手間を大幅に簡略化できる。画像信号をメモリに記憶する際、メモリ制御回路80は画像信号のメモリへの書き込みデータを間引くことで画像信号を縮小記憶させる。
【0117】
この後、再度テープを走行中にインデックスを検出した場合、メモリ制御回路80は再生画像信号を画像信号メモリ回路79の異なるアドレスに記憶させることでマルチ画面を構成する。このアドレスの全てに画像が記憶されるか(S9)テープの信号記録区間が終了したとき(S10)、制御部95はテープをプログラムの頭部又はテープの始端まで巻戻し(S11)、マルチ画面の作成を終了する。ここで、テープの記録区間の終了は、コントロール信号の有無または再生信号の中の映像同期信号の有無を検出する等の公知の方法で行う。
【0118】
以上の手順で作成されたマルチ画面は、画像信号メモリ回路79のデータが不揮発性の場合は装置の電源のオフ、オンを行っても直ちに表示し検索に使用できるので便利であり、揮発性の場合もこれを例えばテープ始端部に記録することで何度でも再生して利用できる。マルチ画面表示からプログラムの検索を行うには、公知の方法、例えば番号表示のある画面を指定するとテープ始端から数えてその番号の順番のインデックスまで高速走行を行うことで容易に行える。
【0119】
図21は実施例5における画面を示す図で、図21(a)はプログラムデータメモリ回路94のデータの一部を一覧表示したもので、メモリのデータの一部をカセット番号ごとに行表示したもので複数のカセットテープから希望のプログラムを含むカセットを選択するために用いられる。画面上では4本のカセットのデータが表示され、表示項目は左よりカセット番号、記録日付、分類、文字データである。
【0120】
図21(b)はマルチ画面の表示であり、1から12までの番号の付与された画面領域は各々がカセットテープに記録済みのプログラムの画像信号の一部であり、この一覧表示から希望のプログラムの画面を選択することでプログラムの検索を行う。図中では第6番目の子画面が選択されており、この状態で検索を行うとテープ始端より第6番目のインデックス位置までテープが送られる。下欄の文字はプログラムデータメモリ回路94のデータの一部をスーパーインポーズ回路93において画像信号に重畳したもので、マルチ画面に加えて文字情報を表示することで検索の便宜を図るものである。
【0121】
実施例7.
実施例7の磁気記録再生装置の構成は図22に示す通りであり、テープに放送信号を記録するときは記録信号選択スイッチ88によりテレビ放送用の受信回路92からの信号か、画像信号メモリ回路79からの出力信号がスイッチ86を通りスーパーインポーズ回路93を経た信号かを選択し、その出力が記録回路82に入力され、ここで磁気テープに記録する信号に変換され録再切り替えスイッチ83を通り、走行制御部77のヘッドに供給されテープに記録される。制御部95はモータドライブサーボ回路76を制御して走行制御部77のモーターを駆動しテープの記録走行を開始するとともにテープ走行の速度制御の基準信号であるコントロールパルスを発生する。
【0122】
プログラムデータメモリ回路94のデータ及び制御部95から随時発生するインデックス信号はデータマルチプレクサ96において時系列に多重され、コントロール記録信号処理回路74にてコントロール信号にデューティーの変化として重畳され走行制御部77のコントロールヘッドにてテープに記録される。ここで、プログラムデータメモリ回路94のデータはカセットテープ番号、プログラム数、記録日時、放送チャンネル、分類、記録開始アドレス、文字コード等である。データマルチプレクサ96はプログラムデータメモリ回路94のデータの一部と制御部95からのインデックス信号とを所定のフォーマットで時間多重する。
【0123】
テレビ放送用の受信回路92はテレビ放送の画像信号と同時に音声信号の復調を行うが、このとき放送音声のモードがモノラル、ステレオ或は2カ国語等のいずれであるかを検出して出力し制御部95に送る。放送の音声モード例えばニュースはモノラル、ミュージカルはステレオ、外国映画は2カ国語等は1つのプログラムの中では通常は一定であり、これが変化するのは放送の前後の解説またはコマーシャル放送の前後が大半である。一方、タイムシフトを目的として放送を記録する場合コマーシャル放送を含めて記録することが多く、このため記録開始時点の画像は検索を目的とするマルチ画面に使用できないが、外国映画を例にとると、音声モードが2カ国語モード以外から2カ国語モードになった時点が映画のプログラムの開始時点であり、ここからマルチ画面を作れば良い。
【0124】
プログラムの記録中または再生中に制御部95が検索を目的としたマルチ画面を作る手順が本実施例に特徴的であるので、制御部95の制御手順をフローチャートとして表記した図23を併用し以下に詳述する。ここで、3つの手順、
1.記録中にインデックスの記録とマルチ画面の作成を行う
2.記録中にインデックスの記録を行い、再生時にインデックス位置の再生画像からマルチ画面の作成を行う
3.再生中にインデックスの記録とマルチ画面の作成を行う
があり、そのうち第2の手順におけるマルチ画面の作成方法は公知であり、それ以外の説明を図23で共通に行う。
【0125】
第1の手順はマルチ画面を記録信号から作成するので再生信号から作る場合よりも画像の質が良くなる利点があり、第2の手順ではインデックスの有無及び場所を確認した後マルチ画面を作成することが可能であり放送の音声モードが不明な場合に都合が良く、第3の手順では複数回に渡って記録されたプログラムから1つのマルチ画面を作る場合に適する。これらは使用者が適宜選択できるものとし、この選択に応じてメモリ入力切り替えスイッチ87でマルチ画面のソース信号を記録信号とするか再生信号とするかを切り替える。
【0126】
マルチ画面を作る場合、まず最初にインデックスを記録する音声モードを設定する(S21)、次に記録または再生を行い(S22)、音声モードの変化を検知する(S23)。制御部95は記録時は受信回路92からの音声モード信号によりその変化を検知し、再生時は例えばコントロール信号に重畳記録された音声モードデータの変化で検知する。音声モードが所定のモードに変化したとき、インデックス信号を記録する及び/または画像信号をメモリに縮小記憶する(S24)。メモリ全てに画像が記憶されるか(S25)、テープの信号記録区間が終了するか(S26)、記録または再生の終了したとき(S27)、制御部95はインデックスを記録する及び/または画像信号をメモリに縮小記憶することを終了する(S28)。
【0127】
以上の手順で作成されたマルチ画面は、画像信号メモリ回路79のデータが不揮発性の場合は装置の電源のオフ、オンを行っても直ちに表示し検索に使用できるので便利であり、揮発性の場合もこれを例えばテープ始端部に記録することで何度でも再生して利用できる。マルチ画面表示からプログラムの検索を行うには、公知の方法、例えば番号表示のある画面を指定するとテープ始端から数えてその番号の順番のインデックスまで高速走行を行うことで容易に行える。
【0128】
以上説明を行った実施例7の磁気記録再生装置の表示画面は、実施例6の磁気記録再生装置の表示画面である図21と同様であり、その構成、機能の説明も同様である。
【0129】
実施例8.
実施例8の磁気記録再生装置の構成は図24に示されるもので、テープに記録を行うときは記録信号選択スイッチ85により入力信号が外部入力端子91からの信号であるか、テレビ放送用の受信回路92からの信号であるか、画像信号メモリ回路79からの出力信号がスイッチ86を通りスーパーインポーズ回路93を経た信号であるかを選択し、その出力が記録回路82に入力され、ここで磁気テープに記録する信号に変換され録再切り替えスイッチ83を通り、走行制御部77のヘッドに供給されテープに記録される。制御部95はモータドライブサーボ回路76を制御して走行制御部77のモーターを駆動しテープの記録走行を開始するとともにテープ走行の速度制御の基準信号であるコントロールパルスを発生する。
【0130】
プログラムデータメモリ回路94のデータ及び制御部95から随時発生するのインデックス信号はデータマルチプレクサ96において時系列に多重され、コントロール記録信号処理回路74にてコントロール信号にデューティーの変化として重畳され走行制御部77のコントロールヘッドにてテープに記録される。ここで、プログラムデータメモリ回路94のデータはカセットテープ番号、プログラム数、記録日時、放送チャンネル、分類、記録開始アドレス、文字コード等である。データマルチプレクサ96はプログラムデータメモリ回路94のデータの一部と制御部95からのインデックス信号を所定のフォーマットで時間多重する。
【0131】
メモリ入力切り替えスイッチ87により選択された信号は画像信号メモリ回路79及び画像相関検出回路97に入力される。画像信号メモリ回路79に入力された画像はメモリ内の未記億領域に記憶され、1フレーム後に画像相関検出回路97に出力される。画像相関検出回路97はメモリ入力切り替えスイッチ87からの信号と画像信号メモリ回路79からの信号のテレビ画面上の同一画素信号の相関を求めて、その値を制御部95に送る。
【0132】
プログラムの記録中または再生中に制御部95が検索を目的としたマルチ画面を作る手順は本実施例に特徴的であるので、制御部95の制御手順をフローチャートとして表記した図25を併用し以下に詳述する。ここで、3つの手順、
1.記録中にインデックスの記録とマルチ画面の作成を行う
2.記録中にインデックスの記録を行い、再生時にインデックス位置の再生画像からマルチ画面の作成を行う
3.再生中にインデックスの記録とマルチ画面の作成を行う
があり、そのうち第2の手順におけるマルチ画面の作成方法は公知であり、それ以外の説明を図25で共通に行う。
【0133】
第1の手順はマルチ画面を記録信号から作成するので再生信号から作る場合よりも画像の質が良く、マルチ画面の作成に余分な時間が必要ないことが利点であり、第2の手順ではインデックスの有無及び場所を確認した後マルチ画面を作成することが可能でありプログラムの内容が不明な場合に都合が良く、第3の手順では複数回に渡って記録されたプログラムから1つのマルチ画面を作る場合に適する。
【0134】
これらは使用者が適宜選択できるものとし、この選択に応じてスイッチ87でマルチ画面のソース信号を記録信号とするか再生信号とするかを切り替える。マルチ画面を作る場合、そのマルチ画面の子画面数Nmaxは所定とし、まず書き込みを行う子画面の順序番号カウンタの値Nを1とする(S31)。次に記録または再生を行い(S32)、画像信号メモリ回路79に入力される信号をメモリの第N子画面に記憶する(S33)。
【0135】
画像信号メモリ回路79のメモリに記憶された第N子画面のデータは次の画像フレームのタイミングに合わせて画像相関検出回路97に出力される。画像相関検出回路97はメモリ入力切り替えスイッチ87からの信号と画像信号メモリ回路79からの信号のテレビ画面上の同一画素信号の相関を求め(S34)、その値を制御部95に送る。制御部95では画像相関検出回路97から入力された画像の相関値が所定値b以下であるか判定し(S35)、以下の場合テープにインデックスを記録する、及び/または続く画像信号をメモリの第N子画面に記憶し(S36)、子画面の順序番号カウンタNに1を加え(S37)、そのときのカウンタ値がNmaxより大きいか判定する(S38)。
【0136】
大きくない場合はテープエンドか判定し(S39)、エンドでない場合、記録または再生の終了操作がされたか判定し(S40)、されていない場合は前記S33に移行しマルチ画面の作成が継続される。S40で終了操作がされている場合と、前記S38でカウンタ値がNmaxより大きい場合、前記S39でテープエンドの場合はテープ走行を停止し(S41)、マルチ画面の作成を終了する。
【0137】
以上の手順で作成されたマルチ画面は、画像信号メモリ回路79のデータが不揮発性の場合は装置の電源のオフ、オンを行っても直ちに表示し検索に使用できるので便利であり、揮発性の場合もこれを例えばテープ始端部に記録することで何度でも再生して利用できる。マルチ画面表示からプログラムの検索を行うには、公知の方法、例えば番号表示のある画面を指定するとテープ始端から数えてその番号の順番のインデックスまで高速走行を行うことで容易に行える。
【0138】
以上説明を行った実施例8の磁気記録再生装置の表示画面は、実施例6の磁気記録再生装置の表示画面である図21と同様であり、その構成、機能の説明も同様である。
【0139】
実施例9.
実施例9の磁気記録再生装置の構成は図26に示されるもので、テープに記録を行うときは記録信号選択スイッチ85により入力信号が外部入力端子91からの信号であるか、テレビ放送用の受信回路92からの信号であるか、画像信号メモリ回路79からの出力信号がスイッチ86を通りスーパーインポーズ回路93を経た信号であるかを選択し、その出力が記録回路82に入力され、ここで磁気テープに記録する信号に変換され録再切り替えスイッチ83を通り、走行制御部77のヘッドに供給されテープに記録される。制御部95はモータドライブサーボ回路76を制御して走行制御部77のモーターを駆動しテープの記録走行を開始するとともにテープ走行の速度制御の基準信号であるコントロールパルスを発生する。
【0140】
プログラムデータメモリ回路94のデータ及び制御部95から随時発生するのインデックス信号はデータマルチプレクサ96において時系列に多重され、コントロール記録信号処理回路74にてコントロール信号にデューティーの変化として重畳され走行制御部77のコントロールヘッドにてテープに記録される。ここで、プログラムデータメモリ回路94のデータはカセットテープ番号、プログラム数、記録日時、放送チャンネル、分類、記録開始アドレス、文字コード等である。
【0141】
データマルチプレクサ96はプログラムデータメモリ回路94のデータの一部と制御部95からのインデックス信号とを所定のフォーマットで時間多重する。また、メモリ入力切り替えスイッチ87により選択された信号は画像信号メモリ回路79に入力され、ここで記憶される。予約録画を行う場合は操作部71で予約録画開始時刻、終了時刻、放送チャンネルを入力し、これらがプログラムデータメモリ回路94に記憶される。これらのうち時刻データとタイマー回路98の時刻とが制御部95で比較され、一致すると所定の制御を行う。
【0142】
プログラムの記録中または再生中に制御部95が検索を目的としたマルチ画面を作る手順は本発明に特徴的であるので、制御部95の制御手順をフローチャートとして表記した図27を併用し以下に詳述する。ここで、2つの手順、
1.記録中にインデックスの記録とマルチ画面の作成を行う
2.記録中にインデックスの記録を行い、再生時にインデックス位置の再生画像からマルチ画面の作成を行う
があり、そのうち第2の手順におけるマルチ画面の作成方法は公知であり、それ以外の説明を図27で共通に行う。
【0143】
第1の手順はマルチ画面を記録信号から作成するので再生信号から作る場合よりも画像の質が良く、マルチ画面の作成に余分な時間が必要ないことが利点であり、第2の手順では画像信号メモリが揮発性の場合に好適である。これらは使用者が適宜選択できるものとし、この選択に応じてスイッチ87でマルチ画面のソース信号を記録信号とするか再生信号とするかを切り替える。
【0144】
予約録画放送からマルチ画面を作る場合、予約録画開始時刻と終了時刻から予約録画時間を求め(S51)、次に(予約録画時間÷マルチ画面の子画面数)を求めこれを周期Tとする(S52)。録画開始時刻まで時間待をした後(S53)、録画を開始し(S54)、インデックスを記録する及び/または画像信号をメモリの未記憶部にに縮小記億する(S55)。
【0145】
ここで、tを出力とするタイマの出力をリセットしタイマーの動作を開始し(S56)、tが前記Tと比較され(S57)、それ以上になれば前記S55に移行することで等間隔のインデックス及び/またはマルチ画面が構成される。tが前記T未満のときは、画像メモリの未記憶部の有無が判定され(S58)、未記憶部がある場合、予約録画の終了時刻になたったかどうかが判定され(S59)、なっていない場合、記録テープの終端に成ったかどうかが判定され(S60)、なっていない場合、前記S57に移行する。S58において未使用のメモリが無い場合と、S59において予約録画の終了時刻になった場合、及びS60においてテープの終端になった場合は録画を終了する(S61)。
【0146】
以上の手順で作成されたマルチ画面は、画像信号メモリ回路79のデータが不揮発性の場合は装置の電源のオフ、オンを行っても直ちに表示し検索に使用できるので便利であり、揮発性の場合もこれを例えばテープ始端部に記録することで何度でも再生して利用できる。マルチ画面表示からプログラムの検索を行うには、公知の方法、例えば番号表示のある画面を指定するとテープ始端から数えてその番号の順番のインデックスまで高速走行を行うことで容易に行える。
【0147】
以上説明を行った実施例9の磁気記録再生装置の表示画面は、実施例6の磁気記録再生装置の表示画面である図21と同様であり、その構成、機能の説明も同様である。
【0148】
実施例10.
実施例10の磁気記録再生装置の構成は、図26に示される実施例9と同一であるので、同一機能の構成要素の説明は省略し、以下で機能が異なる構成要素の説明を行う。制御部95はプログラムの記録を開始した直後にインデックス信号を発生しデータマルチプレクサ96に送り、これをプログラムデータメモリ回路94からのカセット番号等のデータと時間多重したた後コントロール記録信号処理回路74に入力しコントロール記録信号に変換し磁気テープに記録する。以上の方法で、プログラムの頭部にだけインデックスの記録されたテープができる。プログラムの再生中に制御部95がマルチ画面を作るが、この手順は本発明に特徴的であるので、制御部95の制御手順をフローチャートとして表記した図28を併用し以下に詳述する。
【0149】
記録済みのテープは巻戻され(S71)、テープの始端またはプログラムの頭部を検知する(S72)。プログラムの頭部を検知するか、あるいはテープ始端を検知するかは選択可能とする。ここで、プログラムの頭部はインデックスにより検知を行う。検知された場合は、高速走行を行い(S73)、コントロール信号のカウントを行い(S74)、プログラムの終端を検知する(S75)。終端を検知すると停止し(S76)、前記コントロール信号の積算カウント値Mをマルチ画面の子画面数Nmaxで除した商Tを求める(S77)、書き込み子画面番号カウンタNをNmaxに設定し(S78)、テープの巻き戻しを行い(S79)、同時にコントロール信号のカウントを行い(S80)、カウント値と前記Tを比較する(S81)。
【0150】
ここでカウント値がT以上になったときインデックスを記録する及び/または再生画像を間引いて画像信号メモリの第N子画面に記憶し(S82)、前記Nを1減じコントロール信号カウント値をリセットする(S83)。Nの値が0か否かを判定し(S84)、0でないとき、テープの始端またはプログラムの頭部か検知し(S85)、検知できなければ前述のS79に移行する。S84においてNが0のとき、及びS85において検知がされたときはテープ走行を停止し(S86)、マルチ画面の作成を終了する。
【0151】
前記S82において以下の2つのケース、
1.インデックスを記録すると同時にマルチ画面を記憶する
2.マルチ画面を記憶する
がある。第1のケースは例えば複数のプログラムのうち特定のものの内容を確認し検索したい場合に適し、あるいは記録内容が不明でインデックスも記録されていないテープの場合にも好適でテープの内容を一覧し検索できるマルチ画面が作成できる。第2のケースは特定のプログラムについて検索は行わず内容の確認だけを行う場合に適し、不要なインデックスを記録することが無い。これらは適宜選択使用するものとする。
【0152】
以上の手順で作成されたマルチ画面は、画像信号メモリ回路79のデータが不揮発性の場合は装置の電源のオン、オフを行っても直ちに表示し検索に使用できるので便利であり、揮発性の場合もこれを例えばプログラム始端部に記録することで何度でも再生して利用できる。マルチ画面表示からプログラムの検索を行うには、公知の方法、例えば番号表示のある画面を指定するとプログラム始端から数えて、その番号の順番のインデックスまで高速走行を行うことで容易に行える。
【0153】
以上説明を行った実施例10の磁気記録再生装置の表示画面は、実施例6の磁気記録再生装置の表示画面である図21と同様であり、その構成、機能の説明も同様である。
【0154】
実施例11.
実施例11の磁気記録再生装置の構成は、図26に示される実施例9と同一であるので、同一機能の構成要素の説明は省略し、以下で機能が異なる構成要素の説明を行う。予約録画を行うときには操作部71で予約録画開始時刻、終了時刻、放送チャンネルを入力し、これらがプログラムデータメモリ回路94に記憶される。予約録画において制御部95が検索を目的としたマルチ画面を作る手順は本発明に特徴的であるので、制御部95の制御手順をフローチャートとして表記した図29を併用し以下に詳述する。
【0155】
まず、マルチ画面を記憶する時間周期Tを設定し、マルチ画面の子画面カウンタNを1に設定する(S91)。予約録画開始時刻と終了時刻から予約録画時間をもとめ(S92)、次に(予約録画時間÷時間周期T)を求めこれをLとする(S93)。Lの整数部はマルチ画面の記憶回数を示す。さらに、L≦Nmaxなる最小のNmaxを選択する(S94)。ここで、Nmaxは図30に示す様な子画面の場合それぞれ4,9,16の値をとる。前記Lが例えば12.4となった場合はNmaxは16が選択され図30(c)のマルチ画面が作成されることになる。録画開始時刻まで時間待をした後(S95)、録画を開始し(S96)、インデックスを記録する及び/または画像信号をメモリの第N子画面に縮小記億する(S97)。
【0156】
ここで、tを出力とするタイマの出力をリセットしタイマーの動作を開始し(S98)、子画面カウンタNを1増加する(S99)。タイマ値tが時間周期Tと比較され(S100)、それ以上になれば前記S97に移行することで等間隔のインデックス及び/またはマルチ画面が構成される。tがT未満のときは、子画面カウンタ値NがNmaxと比較され(S101)、N≦Nmaxの場合、予約録画の終了時刻になたったかどうかが判定され(S102)、なっていない場合、記録テープの終端になったかどうかが判定され(S103)、なっていない場合、前記S100に移行する。S101においてN>Nmaxの場合と、S102において予約録画の終了時刻になった場合、及びS103においてテープの終端になった場合は予約録画を終了する(S104)。
【0157】
前記S97において以下の2つのケース、
1.インデックスを記録すると同時にマルチ画面を記憶する
2.マルチ画面を記憶する
がある。第1のケースは例えば予約録画のプログラムのうち特定のものの内容を確認し検索したい場合に適し、第2のケースは予約録画プログラムについて検索は行わず内容の一覧確認だけを行う場合に適し、不要なインデックスを記録することが無い。これらは適宜選択使用するものとする。
【0158】
以上の手順で作成されたマルチ画面は、画像信号メモリ回路79のデータが不揮発性の場合は装置の電源のオフ、オンを行っても直ちに表示し検索に使用できるので便利であり、揮発性の場合もこれを例えばプログラム始端部に記録することにより何度でも再生して利用できる。マルチ画面表示からプログラムの検索を行うには、公知の方法、例えば番号表示のある画面を指定するとプログラム始端から数えてその番号の順番のインデックスまで高速走行を行うことで容易に行える。
【0159】
以上説明を行った実施例11の磁気記録再生装置の表示画面は、図30に示すように予約録画するプログラムの長さ及びマルチ画面の記録周期Tに応じてその子画面数が変化する。このため、子画面の数が一定の場合と比較して未使用のマルチ画面の数を少なくできるのでテレビ画面が有効利用できるうえ、記憶画面の数が少ない場合は子画面のサイズを大きくできるので内容の確認が容易となる長所がある。
【0160】
実施例12.
実施例12の磁気記録再生装置の構成は、図26に示される実施例9と同一であるので、同一機能の構成要素の説明は省略し、以下で機能が異なる構成要素の説明を行う。制御部95はプログラムの記録を開始した直後にインデックス信号を発生しデータマルチプレクサ96に送り、これをプログラムデータメモリ回路94からのカセット番号等のデータと時間多重したた後コントロール記録信号処理回路74に入力しコントロール記録信号に変換し磁気テープに記録する。以上の方法で、プログラムの頭部にだけインデックスの記録されたテープができる。プログラムの再生中に制御部95がマルチ画面を作るが、この手順は本発明に特徴的であるので、制御部95の制御手順をフローチャートとして表記した図31を併用し以下に詳述する。
【0161】
まず、マルチ画面を記憶する時間周期Tを設定し(S111)、テープの巻戻しを行い(S112)、テープの始端又はプログラムの頭部を検知する(S113)。プログラムの頭部を検知するかテープ始端を検知するかは選択可能とする。ここでプログラムの頭部はインデックスにより検知を行う。検知された場合は、コントロールパルスカウンタをリセットし(S114)、高速走行を行い(S115)、コントロール信号のカウントを行い(S116)、プログラムの終端を検知する(S117)。終端を検知すると停止し(S118)、前記コントロール信号のカウント値からプログラム時間を求め(S119)、次に(プログラム時間÷時間周期T)を求めこれをLとする(S120)。Lの整数部はマルチ画面の記憶回数を示す。
【0162】
さらに、L≦Nmaxなる最小のNmaxを選択する(S121)。ここで、Nmaxは図30に示す様な子画面の場合それぞれ4,9,16の値をとる。前記Lが例えば12.4となった場合はNmaxは16が選択され図30(c)のマルチ画面が作成されることになる。続いてマルチ画面の子画面カウンタNがLの整数部、この例では12に設定され(S122)、コントロールパルスカウンタをリセットし(S123)、テープの巻戻しを行い(S124)、テープ始端又はプログラム頭部を検出し(S125)、検出しなければコントロール信号をカウントしその値から巻戻し時間を求め(S126)、巻戻し時間が時間周期T以上か判定し(S127)、T以上ならインデックスを記録する及び/または画像信号をメモリの第N子画面に縮小記億する(S128)。続いて子画面カウンタNを1減少しる(S129)、コントロール信号のカウント値をリセットし(S130)、子画面カウンタNの値が0か判定し(S131)、0でない場合、前記S124に移行する。前記S125でテープ始端又はプログラム頭部を検出するか、前記S131で小画面カウンタが0の場合は装置を停止し(S132)、マルチ画面の作成を終了する。
【0163】
前記S128において以下の2つのケース、
1.インデックスを記録すると同時にマルチ画面を記憶する
2.マルチ画面を記憶する
がある。第1のケースは例えば記録された複数のプログラムのうち特定のものの内容を確認し検索したい場合に適し、第2のケースは検索は行わず内容の一覧確認だけを行う場合に適し、不要なインデックスを記録することが無い。これらは適宜選択使用するものとする。
【0164】
以上の手順で作成されたマルチ画面は、画像信号メモリ回路79のデータが不揮発性の場合は装置の電源のオフ、オンを行っても直ちに表示し検索に使用できるので便利であり、揮発性の場合もこれを例えばプログラム頭部に記録することで何度でも再生して利用できる。マルチ画面表示からプログラムの検索を行うには、公知の方法、例えば番号表示のある画面を指定するとプログラム頭部から数えてその番号の順番のインデックスまで高速走行を行うことで容易に行える。
【0165】
以上説明を行った実施例12の磁気記録再生装置の表示画面は、図30に示すように予約録画するプログラムの長さ及びマルチ画面の記録周期Tに応じてその子画面数が変化する。このため、子画面の数が一定の場合と比較して未使用のマルチ画面の数を少なくできるのでテレビ画面が有効利用できるうえ、記憶画面の数が少ない場合は子画面のサイズを大きくできるので内容の確認が容易となる長所がある。
【0166】
実施例13.
実施例13の磁気記録再生装置は、前述の実施例6〜12の磁気記録再生装置の何れかにおいて、予約録画機能を有し、録画予約の終了後に各磁気記録再生装置の各々の制御部95のマルチ画面作成手順のうち再生時に行うものを自動実行するものであり、その構成は各々の実施例の説明に用いた図19,図22、図24又は図26に示されるものである。以下実施例として図19を用い、実施例13を実施例6に適用した場合において説明するが、実施例6と同一機能の構成要素の説明は省略し、以下で機能が異なる構成要素の説明を行う。制御部95が検索を目的としたマルチ画面を作る手順は本実施例に特徴的であるので、制御部95の制御手順をフローチャートとして表記した図32を併用し以下に詳述する。
【0167】
制御部95は予約録画を行う際にテープが記録走行を開始した直後にインデックス信号を発生する。プログラムデータメモリ回路94のデータ及び制御部95から発生するインデックス信号はデータマルチプレクサ96において時系列に多重され、コントロール記録信号処理回路74にてコントロール信号にデューティーの変化として重畳され走行制御部77のコントロールヘッドにてテープに記録される。
【0168】
以上の動作は実施例6の磁気記録再生装置と同一であり、これらの制御部95の予約録画時の一連の制御手順を図32においてS141と表示する。次に予約録画の終了の検知を行い(S142)、検知されると、通常は装置の電源がオフされるが、本発明ではオフすることなくS143に移行する。ここでS143は再生信号からマルチ画面を作成する手順で、この例では実施例6における制御部95の制御動作として図20に示したフローが含まれる。
【0169】
これらが終了した後、装置の電源がオフされる(S144)。複数の予約録画が行われる場合は最後の予約録画が終了した場合に前記S143に移行する。このS143は実施例6においては装置が予約録画以外の通常の使用時に使用者が装置に対しマルチ画面の作成の指示を行うことで実行されていたもので、このためマルチ画面が作成されるまでの待ち時間が必要であったが、本実施例によれば装置の電源をオンし通常の使用を開始したときにはマルチ画面の作成が完了しているので前記待ち時間が無用となる。
【0170】
以上の手順で作成されたマルチ画面は、画像信号メモリ回路79のデータが不揮発性の場合は装置の電源のオフ、オンを行っても直ちに表示し検索に使用できるので便利であり、揮発性の場合もこれを例えばテープ始端部に記録することで何度でも再生して利用できる。マルチ画面表示からプログラムの検索を行うには、公知の方法、例えば番号表示のある画面を指定するとテープ始端から数えてその番号の順番のインデックスまで高速走行を行うことで容易に行える。
【0171】
以上のように実施例6〜13によれば、プログラムの検索に用いるマルチ画面の子画面が自動的に選択記憶されるので、プログラムを再生し内容を確認しながらインデックスを手動で打ち込むという面倒な作業が省略できる。また本発明のなかで記録時にマルチ画面を作る手順をとった場合は再生信号からマルチ画面を作る場合よりもマルチ画面の画像劣化が少ないことが利点であり、本発明のなかで予約録画の後の待機時間にマルチ画面を作る手順をとった場合はマルチ画面を作成する際の待ち時間が無くなり、以上の結果として使い勝手の良い磁気記録再生装置が得られる。
【0172】
なお、実施例6〜13では、コントロールトラックを有するビデオテープレコーダに適用した例について説明したが、インデックス信号の記録再生が可能なビデオテープレコーダであれば適用することができ、また画像信号及びインデックス信号の記録方法も各々デジタルとアナログとのどちらでも良いので、これらの例に限定されるものではない。
【0173】
実施例14.
実施例14を実施する場合に記録媒体への画像信号とインデックスの記録方法は各々アナログとデジタルのいずれでも良いので、デジタルビデオテープレコーダにもアナログビデオテープレコーダにも同様に適用できる。図33はコントロールトラックを有するアナログビデオテープレコーダに適用した場合の装置のブロック図である。
【0174】
図33において、記録を行う場合、テレビ放送用の受信回路121から受信信号が出力されスイッチ114を通り記録回路122に入力され、ここで磁気テープに記録する信号に変換されて出力されスイッチ115を通って走行機構部107のビデオヘッドでテープに記録される。記録の開始時にはシステム制御部102がコントロール信号処理部123にプログラム検索のためのインデックス信号の書き込み信号を出力し、これを入力したコントロール信号処理部123がコントロール信号のデューティー比を変化することでコントロール信号にインデックス信号を重畳して走行機構部107に出力し、走行機構部107のコントロールヘッドでテープに記録する。コントロール信号処理部123においてはテープ始端からのコントロールパルスの積算数をシステム制御部102に出力し、これを入力したシステム制御部102はアドレス値に変換しプログラム開始位置のアドレスデータとしてプログラムの番号と対応させてデータメモリ124に記憶する。
【0175】
プログラムの記録中は、操作部101の操作によりテープ走行の一次停止が行われた場合、あるいはインデックス記録の操作が行われるとシステム制御部102がコントロール信号処理部123にサブインデックス書き込み信号を出力し、サブインデックス信号が記録される。この場合はサブインデックスを記録したアドレス値はデータメモリには記録しない。各プログラムの途中に記録されたサブインデックスの数はシステム制御部102でカウントしプログラムの記録が終了した時点でデータメモリ124にプログラム番号と対応して記憶する。
【0176】
図34(a)はデータメモリ124のデータ項目の一部を示したもので、記録を行ったカセットのデータ領域にカセットについてのデータ項目領域162と、プログラムについてのデータ項目領域163とがあり、プログラムデータ項目163はプログラム番号に対応するメモリアドレス164で管理される。図34(b)は18番の番号が付けられたカセットに7つのプログラムを記録したときのデータの例であり、アドレスには4桁の数値が、サブインデックス数には各プログラムの中のサブインデックスの数値が記憶されている。第8のプログラム以降のデータは無いので初期化されたままであり、カセットデータのプログラム数が7であることからも検索等のデータに使用しない。データメモリ124はこれと同様な領域を装置が管理を行うカセットの本数だけ有する。
【0177】
プログラムを記録したカセットのインデックス信号の記録位置から検索を目的とする画面を作る場合、図33において操作部101からの指示信号がシステム制御部102に入力され、テープは始端から高速走行モードで走行するとともに、コントロール信号処理部123はコントロール信号を再生し、テープ始端からのコントロールパルスの積算数をシステム制御部102に出力する。システム制御部102は走行中のアドレスを計算するとともに、データメモリ124のデータのうち第1のプログラムの開始アドレスを読みだし、両者の差が所定の値以下になるとテープの走行速度を低下する。テープの走行速度が低下すると、コントロール信号処理部123は再生コントロール信号のデュティー比を判別しインデックス信号を検出しシステム制御部102に出力する。
【0178】
プログラムの開始部のインデックスが検出されると、システム制御部102は装置を再生状態とする。走行機構部107のビデオヘッドで信号を再生してスイッチ115を通し、再生回路105に入力し画像信号に変換されて出力してスイッチ116を通し、文字発生表示部125に入力する。ここでは文字は付加されずに出力され装置の信号出力端子126からテレビ受像機108に入力するとともにスイッチ117を通し画像信号メモリ109に入力する。システム制御部102からの書き込み信号により、メモリ制御回路110は1画面分のインデックス位置の画像信号データを記憶するよう画像信号メモリ109を制御する。
【0179】
画像信号メモリ109へ画像を記憶すると、システム制御部102はテープを始端まで巻戻し、装置を記録モードとする。画像信号メモリ109のデータを読み出し画像信号として出力しスイッチ116を通り文字発生表示部125を通過しスイッチ114を通り記録回路122に入力する。システム制御部102は走行機構部107のテープを短時間だけ走行させるることで第1のプログラムの検索を行うための画像をテープ始端部に記録するとともにインデックスを記録する。
【0180】
図35(a)はこのときテープに記録する画像を示したものでテレビ画面枠131の中に第1のプログラムのインデックス記録位置の画像132を表示している。以降のプログラムの検索を行うための画像も同様にテープ始端に記録する。ここで画像132の外側の部分は平坦信号であり、画像信号メモリ109から一定データを読み出すことで付加する。
【0181】
図36(a)は以上の手順でプログラムの記録と検索用画像の記録を行ったテープの各記録領域を示したもので、磁気テープ151の始端に検索用画像領域152があり、それ以後に第1プログラム記録領域153、第2プログラム記録領域154、等がある。第1プログラムのコントロールトラックには、最初にインデックスI1があり、途中に3つのインデックスJ1、J2及びJ3がある。第2のプログラム以降のコントロールトラックにも同様にインデックスがある。
【0182】
図36(b)は検索用画像領域152の拡大図である。リーダーテープ150直後のマージン1520の後プログラム1の検索用画像1521とインデックスI1があり、次にプログラム2の検索用画像1522とインデックスI2がある。以下のプログラムについても同様であるがプログラム7の検索用画像1524とインデックスI7のあとは未記録のプログラムのための記録領域1525がある。
【0183】
プログラムの検索を行う場合は、図33において文字発生表示部125を制御する制御部127の制御動作が本実施例に特徴的である。従って、制御部127の説明を行う前に、その動作に関連する文字発生表示部125の構成例を説明し、その後に制御部127の説明を行う。
【0184】
図37は文字発生表示部125の構成例であり、入力端子171から入力された画像信号は同期制御回路172及びアナログスイッチ168に入力する。同期制御回路172は画像信号から水平同期及び垂直同期を分離し各々水平位置カウンタ173及び垂直位置カウンタ174に入力する。ドットクロック発生器175は文字を画面表示する際の時間基準クロックを発生して水平位置カウンタ173に入力する。水平位置カウンタ173のカウンタは水平同期でリセットされ時間基準クロックでカウント動作を行い、カウント値を表示位置検出器176及びビデオRAMリードアドレス発生部177に入力する。
【0185】
垂直位置カウンタ174は画像信号の走査線に対応するカウント値を出力して表示位置検出器176及びビデオRAMリードアドレス発生部177に入力する。ビデオRAMリードアドレス発生部177はビデオRAM178のリードアドレスを発生しアクセス制御部179に入力する。
【0186】
図38はビデオRAM178のメモリ配置を示したもので行191及び列192に対応する記憶単位を持ち、各々の記憶単位193には文字の指定コードが記憶される。文字の指定コードは文字ROM180のデータ配列を示す図39においてアドレスの行194と列195との数字で指定し、例えば“画”という文字は“6−1”と表されビデオRAM178の第1行、第9列に記憶される。文字ROM180のデータは各文字が例えば16×16ドットの2値化データで構成され、文字196、ブランク(無表示)197、選択記号198、あるいはスケール記号199等が記憶されている。表示位置検出器176は垂直位置カウンタ174からの走査線数と水平位置カウンタ173からの水平位置カウント値を入力し文字ROM180の各文字領域内での読み出しドットアドレスを指定する。
【0187】
文字ROMアクセス制御部181は、ビデオRAM178から入力する文字コードの番地の文字ROMの文字のデータのうち、表示位置検出器176から入力するドットアドレスのデータを、ドットクロック発生器175から入力するドットクロックのタイミングで読み出し、アナログスイッチ168に入力する。アナログスイッチ168は、入力端子171から入力する画像信号の一部を、文字ROMアクセス制御部181から入力する文字データに応じて黒又は白レベルの信号に切り替えることで文字表示し、出力端子182に出力する。
【0188】
表示文字の設定及び変更は外部の制御手段からの指令で行う。一つの文字を表示設定する場合を例にとると、外部の制御手段からのシリアルデータを端子183を通してシリアル/パラレル変換器184に入力し、ここでパラレルデータに変換してラッチ185に出力し、ラッチ185は所定数のデータを一括してデータバス186に出力すると共に、特定のビットデータをコマンドデコーダ187に出力する。コマンドデコーダ187はデータの転送先,外部制御手段の命令を復号し制御バス188に出力する。
【0189】
制御バス188からの信号をうけてビデオRAMライトアドレス発生部189はデータバス186からビデオRAMアドレスを入力しこれをアドレスカウンタ190及びアクセス制御部179に出力し、これを入力したアドレスカウンタ190はアドレスを記憶保持し、アクセス制御部179はビデオRAM178の文字アドレスを書き込み状態とする。この時データバス186からはビデオRAM178に文字コードデータが入力し所定のアドレスに記憶する。
【0190】
図40は画面表示の文字の設定及び変更を行う場合のシリアルデータの一部を示したもので、図中の201は図38において第1行の“画面目次”及び第2行のカーソル及び“1”を表示するための一連のデータを示し、202は図38の第2行、第1列の記号を消去して第2行第6列にカーソルを表示するためのデータである。ここで文字の消去はビデオRAMの文字データに無表示を表す“3−5”を記憶することで行う。図38において、カーソルは12ヶ所表示されているが、実際は択一的に表示し202の手順で表示場所を移動する。
【0191】
プログラムの検索を行う場合、制御部127が画面表示の制御を行うと共にシステム制御部102に指示信号を出力し、一方システム制御部102はこれを入力し装置の制御を行い操作部101からのキー入力信号,コントロール信号処理部123からのデータを入力し制御部127に出力する。
【0192】
図41は本実施例における制御部127の制御フローを示すフローチャートであり、カセットを装置に装着するとカセット番号を読み取る(S201)。ここでカセット番号はコントロール信号に重畳記録する等の公知の方法を用いる。制御部127はカセット番号のデータを基にデータメモリの該カセット番号の領域のデータを読み出し(S202)、カーソルの移動可能な場所を求める。図34(b)はデータメモリ124のデータ例で、カセット番号が18、プログラム数が7、第3プログラムのサブインデックス数は3である等が記憶されている。このデータから制御部127はカーソルの移動可能な画面上の位置を求める(S203)。
【0193】
文字発生表示部125のビデオRAMの構成を示す図38において、プログラム数が7の場合のカーソルの移動可能な場所は行列の座標で表現すると、2−1、2−6、2−11、2−16、5−1、5−6、5−11の7ヶ所である。この座標値を後述するカーソル位置カウンタの値に応じて択一的にカーソルの表示に用いる。ここで図38の文字表示は図42(a)のマルチ画面表示に対応する。画面表示が図35(a)の場合は図35(b)の文字表示とし、カーソルの移動可能な場所は座標値が第12行で、列はサブインデックス数に応じて変化する。
【0194】
制御部127はテープの始端部を再生し複数の検索用画面からマルチ画面を作るようシステム制御部102に指示信号を出力する(S204)。これを入力したシステム制御部102は図36(b)に示すテープ始端部の領域1521に記録された第1プログラムの検索用画面を再生する。再生信号は再生回路105から出力しスイッチ116、文字発生表示部125、スイッチ117、を通過し画像信号メモリ109に縮小記憶する。画像信号メモリ109のデータは例えば第4プログラムの場合図42(a)の画面領域141に対応するアドレスに記憶する。
【0195】
また第8プログラムはこのテープに記録されていないので図42(a)の画面領域142及びハッチングが無い領域は青色等の平面表示とする。第7プログラムの検索用画面を再生し画像信号メモリ109に記憶すると、マルチ画面の作成が終了し画像信号メモリ109は信号を出力し、スイッチ116を通り、文字発生表示部125に入力する(S205)。
【0196】
制御部127はカーソル位置カウンタの値を初期値1に設定し(S206)、文字発生表示部125を制御して図42(b)に示す文字表示を入力したマルチ画面に重畳する。図42(b)において文字143はマルチ画面の説明文字、破線144は文字を重畳するマルチ画面の画枠の想定線、カーソル145は図中“6”の左にあるが初期状態は“1”の左にある。文字発生表示部125は図42(a)に図42(b)が重畳した図42(c)の画像信号を出力し装置の出力端子126を通り、TV受像機108に表示する(S207)。
【0197】
TV受像機108の表示を確認することでカセット番号18の中には7つのプログラムは記録されていることが直ちに分かる。マルチ画面を確認し再生を行いたい子画面の上にカーソルを移動する(S300)。このカーソル移動手段は各種使用できるが例えば図43(a)に示す左右移動キー、あるいは図43(b)に示す上下左右移動キー、既存の受信チャンネル変更キーを兼用する、その他ジョイスティック、マウス等でも良くこれらの選択に応じてS300の内部のフロー図は変更する。また、これらカーソル移動手段は操作部101または、遠隔操作部(図示せず)等に設ける。図43(a)のキーの場合はカーソル右移動キー146が押されたか判定し(S301)、押されていればカーソルカウンタに1を加える(S302)。次にカーソル左移動キー147が押されたか判定し(S303)、押されていればカーソルカウンタから1を減じる(S304)。
【0198】
カーソルを移動し画面を選択することで検索が行える。図42(c)は第6プログラムを選択した状態であり、ここで検索キーが押されたか判定し(S305)、押されていればインデックス位置の検索を行い(S208)、再生する(S209)。検索の実行キーは専用のボタンでも、再生ボタンと兼用しても良く、あるいは左右の移動ボタンの同時押し等でもよい。再生を行い希望のプログラムを確認できると装置を停止するか判定し(S210)、停止ならば再生を中止する。
【0199】
検索キーの入力判定S305において、検索キーが入力されず画面変更キーの入力判定S211において、画面変更キーが押されると図35(a)に示すプログラムの検索画面をマルチ画面ではない一つのプログラム画面で表示する(S212)。図35(a)は図42(c)において第3プログラムをカーソルで選択した後、画面変更キーを押した場合の表示である。ここで表示する画像信号はテープ始端部の第3プログラムの検索用画面1523を再生し一時停止モードで表示する。
【0200】
文字発生表示部125は図35(b)に示す画面に変更し、プログラム番号の3を示す表示、サブインデックス数が3であることを示すスケール表示134、スケールの左右位置を選択するカーソル135を表示する。図中カーソルはスケールの途中にあるが、初期値は1(1番めのサブインデックス)位置とし(S206)、画像と文字を重畳した図35(c)の画面がTV受像機108に表示される(S207)。
【0201】
図35(c)の画面表示のカーソル135を左右移動キーで移動することで第3プログラムの中のサブインデックスを選択し(S300)、検索する(S208)。図中スケール134に4ヶ所のマークがあるが画面左からプログラムインデックスI3、第1サブインデックスJ1、第2サブインデックスJ2、第3サブインデックスJ3に対応し、この位置にカーソルを移動することで、図36(a)に示す領域155内の対応するインデックス位置の検索を行う。サブインデックスの検索を行う場合はプログラム最初のインデックス位置までアドレスによる高速検索を行い、これを検出後該プログラムの記録領域内部ではサブインデックスの検索を行う。
【0202】
以上のように本実施例14によればテープに記録されたプログラムのインデックス記録位置の画像を検索を行うための画面として表示し、これにプログラム番号,サブインデックスの数のデータを重畳表示し、この画面上の選択記号を移動することでプログラム及びその中のサブインデックスを選択し検索及び再生する制御手段を設けたので、小数の簡単なボタン操作だけで見たいプログラムの見たい部分を見るという画像記録再生装置の基本操作が格段に容易となる。
【0203】
【発明の効果】
以上のように、本発明の第1の記録再生装置では、長時間の信号が記録可能なVTRにおいて、テープの開始部からそのテープに記録された各プログラムを代表するビデオ、および音声信号と、付加データによる内容の確認、検索情報が得られるので書籍の目次と同様の大きな便益が得られる。
【0204】
本発明の第2の記録再生装置では、マルチ画面を使ってプログラム内容を一覧表示し、それを選択する事によってプログラムを検索するため操作性がよく、インデックス信号によって検索を行うため検索回路の回路規模が小さく、安価に構成できる。
【0205】
本発明の第3の記録再生装置では、第2の記録再生装置において、一度マルチ画面を生成すれば現在テープ上のどのプログラムの位置にいるかわかるようにしたので、テープ上のどのプログラムの位置からでも検索でき、また何回でも検索できるようにしたので操作性が向上する。
【0206】
本発明の第4の記録再生装置では、マルチ画面を使ってプログラム内容を一覧表示し、それを選択する事によってプログラムを検索するため操作性がよく、CTL信号をカウントするリニアタイムカウンタによって検索を行うため、非常に高精度な検索を行えるうえ、CTL信号をカウントするリニアタイムカウンタの値を用いて検索を行うので検索回路の回路規模が小さく安価に構成できる。
【0207】
本発明の第5の記録再生装置では、マルチ画面を使ってプログラム内容を一覧表示し、それを選択する事によってプログラムを検索するため操作性がよく、また、リニアタイムカウンタによってプログラムの近傍まで検索し、そのあとインデックス信号によって頭出しを行うので、高速検索時のインデックス信号の読みとばしやCTL信号の読みとばしによるリニアタイムカウンタのずれにたいしても影響が少なくなり、非常に高精度な検索を行える。また、各プログラムの冒頭のカウンタ値は近傍までの検索しか行わなくて良いのでカウンタ値を記憶する手段のメモリを節約する事ができる。またインデックス信号とCTL信号をカウントするリニアタイムカウンタの値を用いて検索を行うので検索回路の回路規模が小さく安価に構成できる。
【0208】
本発明の第6〜13の記録再生装置では、プログラムの検索に用いるマルチ画面の子画面が自動的に選択記憶されるので、プログラムを再生し内容を確認しながらインデックスを手動で打ち込むという面倒な作業が省略できる。また本発明のなかで記録時にマルチ画面を作る手順をとった場合は再生信号からマルチ画面を作る場合よりもマルチ画面の画像劣化が少ないことが利点であり、本発明のなかで予約録画の後の待機時間にマルチ画面を作る手順をとった場合はマルチ画面を作成する際の待ち時間が無くなり、以上の結果として使い勝手が良い記録再生装置が得られる。
【0209】
本発明の第14, 15の記録再生装置では、テープに記録されたプログラムのインデックス記録位置の画像を検索を行うための画面として表示し、これにプログラム番号やサブインデックスの数のデータを重畳表示し、この画面上の選択記号を移動することでプログラムやその中のサブインデックスを選択し検索および再生する制御手段を設けたので、少数の簡単なボタン操作だけで見たいプログラムの見たい部分を見るという記録再生装置の基本操作が格段に容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例のテープフォーマットを示す図である。
【図2】従来例のテープフォーマットを示す図である。
【図3】従来の磁気記録再生装置のブロック図である。
【図4】従来の磁気記録再生装置を示すブロック図である。
【図5】従来の磁気記録再生装置のブロック図である。
【図6】従来のテレビ受像機での表示パターンを示す図である。
【図7】本発明の記録再生装置の回路ブロック図である。
【図8】本発明の記録再生装置の回路ブロック図である。
【図9】本発明の記録再生装置の回路ブロック図である。
【図10】図7〜図9に示す記録再生装置の状態とテープフォーマットとスイッチの対応とを示す表である。
【図11】図7〜図9に示す記録再生装置の状態とテープフォーマットとスイッチの対応とを示す表である。
【図12】図7〜図9に示す記録再生装置のテープフォーマットを示す図である。
【図13】図7〜図9に示す記録再生装置のテープフォーマットを示す図である。
【図14】本発明の他の磁気記録再生装置のブロック図である。
【図15】マルチ画面の表示例を示す図である。
【図16】本発明の更に他の磁気記録再生装置のブロック図である。
【図17】リニアタイムカウンタ記憶部の記憶内容の一例を示す図である。
【図18】リニアタイムカウンタ記憶部の記憶内容の他の例を示す図である。
【図19】本発明の更に他の磁気記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図20】マルチ画面を作成する際の制御フローチャートである。
【図21】画面を示す図である。
【図22】本発明の更に他の磁気記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図23】マルチ画面を作成する際の他の制御フローチャートである。
【図24】本発明の更に他の磁気記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図25】マルチ画面を作成する際の更に他の制御フローチャートである。
【図26】本発明の更に他の磁気記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図27】マルチ画面を作成する際の更に他の制御フローチャートである。
【図28】マルチ画面を作成する際の更に他の制御フローチャートである。
【図29】マルチ画面を作成する際の更に他の制御フローチャートである。
【図30】マルチ画面を示す図である。
【図31】マルチ画面を作成する際の更に他の制御フローチャートである。
【図32】マルチ画面を作成する際の更に他の制御フローチャートである。
【図33】本発明の更に他の磁気記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図34】データメモリの記憶内容を示す図である。
【図35】画面表示の一例を示す図である。
【図36】記録パターンを示す図である。
【図37】図33における文字発生表示部の構成を示すブロック図である。
【図38】図37におけるビデオRAMのデータ構成図である。
【図39】図37における文字ROMのデータ構成図である。
【図40】図33における制御部のシリアルデータの一例を示す図である。
【図41】図33における制御部の制御フローを示すフローチャートである。
【図42】画面表示の他の例を示す図である。
【図43】操作ボタンを示す図である。
【符号の説明】
28  フォーマット検出回路
36 フォーマット切替回路
38 フォーマット検出信号発生回路
51 操作部
52 制御部
53 CTL信号処理回路
56 インデックス判別回路
58 再生回路
59 メモリ
62 記録回路
65 リニアタイムカウンタ表示部
66 リニアタイムカウンタ記憶部
93 スーパーインポーズ回路
94 プログラムデータメモリ回路
95 制御部
97 画像相関検出回路
109 画像信号メモリ
124 データメモリ
125文字発生表示部
127制御部

Claims (4)

  1. 複数のプログラムが記録された記録媒体からプログラムを再生する再生装置において、前記各プログラムはインデックス信号によって区別されており、
    各プログラムを一覧表示画面に表示する手段と、
    前記一覧表示画面に表示されたプログラムのうちの1つを選択する手段とを備え、
    前記一覧表示画面で選択したプログラムは、前記インデックス信号により再生するように構成したことを特徴とする再生装置。
  2. 前記記録媒体は磁気テープであって、
    前記磁気テープの正逆走行方向を判断する手段を更に備え、現在、前記基準点からのどの位置のプログラムにいるのかを判別するように構成したことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  3. 複数のプログラムが記録された記録媒体からプログラムを再生する再生装置において、前記各プログラムには前記記録媒体上のある基準点からカウントされたタイムカウンタ値が記録されており、
    各プログラムを一覧表示画面に表示する手段と、
    前記一覧表示画面に表示されたプログラムのうちの1つを選択する手段とを備え、
    前記一覧表示画面で選択したプログラムは、前記タイムカウンタ値に基づいて再生するように構成したことを特徴とする再生装置。
  4. 複数のプログラムが記録された記録媒体からプログラムを再生する再生装置において、前記各プログラムはインデックス信号によって区別され、前記各プログラムには前記記録媒体上のある基準点からカウントされたタイムカウンタ値が記録されており、
    各プログラムを一覧表示画面に表示する手段と、
    前記一覧表示画面に表示されたプログラムのうちの1つを選択する手段とを備え、
    前記一覧表示画面で選択したプログラムは、前記タイムカウンタ値に基づいて当該選択されたプログラム近傍まで検索し、前記インデックス信号により再生を行うように構成したことを特徴とする再生装置。
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