JP2004005174A - 電子メールシステム、およびこれを用いた画像形成装置の管理システム - Google Patents

電子メールシステム、およびこれを用いた画像形成装置の管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】メールの受信によって生じ、他のジョブの処理に影響を及ぼす負荷を軽減するディジタル複写機を提供する。
【解決手段】原稿読込手段と、画像形成手段と、所定のネットワークシステムを介して電子メールサーバと通信を行う送受信手段と、前記電子メールサーバから電子メールを受信するための電子メール受信要求を所定の時間間隔で行わせる電子メール受信要求手段と、前記電子メールサーバから受信した電子メールを解析し、実行処理する電子メール処理手段と、前記所定の時間経過後で、前記電子メール受信要求を行う前に、画像処理が行われているか否かを判別する画像処理判別手段と、
該画像処理判別手段によって、前記画像処理が行われていると判別された場合に、前記電子メール受信要求を行わないように制御する第一制御手段と
を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークと、前記ネットワークに接続された複数の端末とを有する電子メールシステム、およびこれを適用した画像形成装置の管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、汎用ネットワークに接続された画像形成装置において、当該画像形成装置と、外部の例えば管理者用の端末との間で、読み取った原稿をデータ化して電子メールとして送信するスキャン・トゥ・E−メール技術(例えば特開2001−177672号)、画像形成装置で起こった不具合などを管理者用の端末で把握するためのエラー通知技術(特開平10−17202号)、画像形成装置の状態を管理者用の端末で把握するための状態通知技術(特開平10−207304号)、画像形成装置を管理者用の端末から遠隔操作する遠隔管理技術(特開平8−331267号)などのインターネットの電子メールを用いた管理技術が利用されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したような管理システムでは、管理者は、通常、複数の画像形成装置を管理することが多い。したがって、電子メールを受け取った場合に、当該電子メールが、前記複数の画像形成装置のうち、どの画像形成装置から送られたものであるのかを把握する必要がある。さらに、複数の画像形成装置のうち少なくとも一つを、他の複数の画像形成装置を代表する代表端末として機能させることも、管理を簡素化する観点から行われており、この場合には、代表端末の背後に控える子端末から電子メールの送信があった場合に、どの子端末から送られた電子メールであるのかを、管理者が把握する必要がある。
【0004】
また、近年の携帯端末の発達により、管理者が携帯端末を用いて複数の画像形成装置を管理することも行われている。この場合、携帯端末として例えば携帯電話、携帯計算処理装置などが用いられ、各携帯端末ごとに電子メールを読み出すためのソフトウェアが異なるため、そのソフトウェアで取り扱う電子メールのフォーマットも異なる。フォーマットが異なる電子メールを受信した場合には、例えば携帯端末における表示画面にて中途半端なところで改行が入ったりすることで、本文が読みにくくなったりといった不具合が生じる。そこで、それぞれの環境にあわせたフォーマットにて電子メールの送信を行うことが望まれる。
【0005】
また、通常、インターネット上での情報は、英語にて表示されることが多く、英語圏以外の人は分かりずらいことがあった。したがって、それぞれの環境にあわせた言語の内容で電子メールの送信を行うことが望まれる。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みてなされたものであり、複数の画像形成装置を、電子メールを利用した技術を用いて遠隔にて管理することを簡便にするための画像形成装置の管理システム、および当該管理システムに適用される電子メールシステムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子メールシステムは、上述した課題を解決するために、ネットワークと、前記ネットワークに接続された複数の端末とを有する電子メールシステムにおいて、
前記各端末は、自己の電子メールアドレスと、自己を特定するための端末識別データとを有するとともに、
各端末から電子メールを送信する際に、当該送信元となる端末に対応する端末識別データを、当該電子メールのいずれかの領域に付与する電子メール処理手段を備えることを特徴としている。
【0007】
また、当該電子メール処理手段は、
前記いずれかの端末から電子メールを受け、この受信電子メールに対する返信操作を行ったときに、当該受信電子メールから送信元の端末識別データを抽出して、当該抽出された端末識別データに基づいて、返信用電子メールの送信先を設定処理することが好ましい。
【0008】
また、前記端末のうち少なくとも一つが、複数の子端末を代表する代表端末として機能している場合において、
前記代表端末が電子メール処理手段を備えるとともに、
前記子端末の一つから外部端末に電子メールを送信する際に、前記電子メール処理手段は、当該電子メールのいずれかの領域に、当該代表端末を特定するための代表端末識別データと、当該送信元となる子端末を特定するための子端末識別データとを前記送信元となる端末に対応する端末識別データとして付与することが好ましい。
【0009】
また、本発明に係る電子メールシステムは、ネットワークと、前記ネットワークに接続された複数の端末とを有する電子メールシステムにおいて、
一の端末(端末A)が、
前記各端末の識別子と、当該各端末が有する固有の情報を示す固有データとを互いに関係付けて蓄積する端末固有情報データベースと、
前記端末Aがメールサーバから電子メール1を取り込み、該電子メール1に基づき前記端末Aが他の端末(端末B)に電子メール2を送信する場合に、前記電子メール1にて指定された識別子に基づいて、前記端末固有情報データベースから対応する固有データを抽出して、抽出された固有データに基づいて、取り込んだ電子メール1を処理して電子メール2を作成し、当該送信先端末Bへ電子メール2を送信する電子メール処理手段と
を有することを特徴としている。
【0010】
また、前記電子メール1が前記端末A宛に送信された電子メールであることが好ましい。
また、前記識別子が前記電子メール1の送信元の電子メールアドレスを含むことが好ましい。
また、前記固有データは、前記端末Bで取り扱うのに都合のよい電子メールのフォーマットを表すメールフォーマットデータであり、
前記電子メール処理手段は、前記端末Aから前記端末Bに電子メールを送信する際に、送信先端末Bに対応するメールフォーマットデータを抽出し、当該電子メールを当該抽出されたメールフォーマットデータにしたがってフォーマットして、当該送信先端末Bに送信することが好ましい。
【0011】
また、前記固有データは、前記端末Bで取り扱うことが可能な言語についての文字コードを表す言語データであり、
前記電子メール処理手段は、前記端末Aから前記端末Bに電子メールを送信する際に、送信先端末Bに対応する言語データを抽出し、当該電子メールBを当該抽出された言語データにしたがって文字コード変換して、当該送信先端末に送信することが好ましい。
【0012】
また、当該電子メール処理手段は、前記いずれかの端末から電子メールを受け、この受信電子メールに対する返信操作を行うときに、受信電子メールから新たな送信先の固有データを抽出して、当該抽出された固有データに基づいて、当該受信電子メールを処理して、前記新たな送信先へ送信することが好ましい。
また、本発明に係る画像形成装置の管理システムは、ネットワークと、前記ネットワークに接続された複数の画像形成装置と、該画像形成装置を管理する管理用端末とを有する画像形成装置の管理システムにおいて、
前記各画像形成装置は、自己の電子メールアドレスと、自己を特定するための画像形成装置識別データとを有するとともに、
各画像形成装置から前記管理用端末に電子メールを送信する際に、当該送信元となる画像形成装置に対応する画像形成装置識別データを、当該電子メールのいずれかの領域に付与する電子メール処理手段を備えることを特徴としている。
【0013】
また、前記管理用端末は、
前記いずれかの画像形成装置から電子メールを受け、この受信電子メールに対する返信操作を行ったときに、当該受信電子メールから送信元の画像形成装置識別データを抽出して、当該抽出された画像形成装置識別データに基づいて、返信用電子メールの送信先を設定処理する管理用電子メール処理手段を備えることが好ましい。
【0014】
また、前記画像形成装置のうち少なくとも一つが、複数の画像形成装置を代表する代表端末として機能している場合において、
前記代表端末が電子メール処理手段を備えるとともに、
前記代表端末に関連する子端末としての画像形成装置の一つから、前記管理用端末に電子メールを送信する際に、前記電子メール処理手段は、当該電子メールのいずれかの領域に、当該代表端末を特定するための代表端末識別データと、当該送信元となる子端末を特定するための子端末識別データとを、前記送信元となる画像形成装置に対応する画像形成装置識別データとして付与することが好ましい。
【0015】
また、本発明に係る画像形成装置の管理システムは、ネットワークと、前記ネットワークに接続された複数の画像形成装置と、該画像形成装置を管理する少なくとも一つの管理用端末とを有する画像形成装置の管理システムにおいて、
前記各画像形成装置が、
前記管理用端末に割り当てられた識別子と、当該管理用端末が有する固有の情報を示す固有データとを互いに関係付けて蓄積する管理用端末固有情報データベースと、
前記各画像形成装置がメールサーバから電子メール1を取り込み、該電子メール1に基づき前記各画像形成装置がそれぞれ前記管理用端末に電子メール2を送信する場合に、前記電子メール1にて指定された識別子に基づいて、前記管理用端末固有情報データベースから対応する固有データを抽出して、抽出された固有データに基づいて、取り込んだ電子メール1を処理して電子メール2を作成し、当該管理用端末へ電子メール2を送信する電子メール処理手段と
を有することを特徴としている。
【0016】
また、前記電子メール1が前記画像形成装置宛に送信された電子メールであることが好ましい。
また、前記識別子が前記電子メール1の送信元の電子メールアドレスを含むことが好ましい。
また、前記固有データは、前記管理用端末で取り扱うのに都合のよい電子メールのフォーマットを表すメールフォーマットデータであり、
前記電子メール処理手段は、画像形成装置から管理用端末に電子メールを送信する際に、送信先となる管理用端末に対応するメールフォーマットデータを抽出し、当該電子メールを当該抽出されたメールフォーマットデータにしたがってフォーマットして、当該管理用端末に送信することが好ましい。
【0017】
また、前記固有データは、前記各端末で取り扱うことが可能な言語についての文字コードを表す言語データであり、
前記電子メール処理手段は、画像形成装置から管理用端末に電子メールを送信する際に、送信先となる管理用端末に対応する言語データを抽出し、当該電子メールを当該抽出された言語データにしたがって文字コード変換して、当該管理用端末に送信することが好ましい。
【0018】
また、当該電子メール処理手段は、前記いずれかの画像形成装置から電子メールを受けた管理用端末にて、この受信電子メールに対する返信操作を行うときに、受信電子メールから新たな送信先である画像形成装置の固有データを抽出して、当該抽出された固有データに基づいて、当該受信電子メールを処理して、前記新たな送信先へ送信することが好ましい。
【0019】
【発明の実施の態様】
以下、本発明に係る電子メールシステムおよびこの電子メールを適用した画像形成装置の管理システムの実施態様について、図面を参照しながら詳細に説明する。
前記電子メールシステムの一実施態様は、図1に示したように、ネットワークとしてのインターネット30と、前記ネットワークに接続された複数の端末としての端末10、携帯端末22とを有する電子メールシステムであり、前記各端末は、自己の電子メールアドレスと、自己を特定するための端末識別データとを有するとともに、各端末から電子メールを送信する際に、当該送信元となる端末に対応する端末識別データを、当該電子メールのいずれかの領域に付与する電子メール処理手段としてのCPU14を備えるものである。
【0020】
端末10は、電子メールを送信できるものであれば、どのような構成であってもよく、例えばキーボード、テンキー、マウスなどからなる入力部16、端末10の各構成の動作を制御するとともに、後述するように、入力部16にて入力、作成された電子メールに所定の処理を施すCPU14、前記電子メールへの処理の際に参照するための所定のデータを蓄積するメモリ12、CPU14で処理された電子メールの送信およびインターネット30から送信された電子メールの受信を行うための送受信部18を備えるものである。図1においては、端末10のうちの一つだけについて、入力部16、CPU14、メモリ12、送受信部18を示したが、他の端末10、携帯端末22も同様の構成を有する。
【0021】
ここで、電子メール処理手段としてのCPU14は、作成された電子メールのヘッダ、フッタ、本文などいずれかの領域に、当該端末を特定するための端末識別データを挿入処理する。このときの端末識別データとは、例えば各端末10の製品出荷時に割り当てられる端末のシリアル番号、当該シリアル番号とメーカー情報との組合せ、所定のネットワークを形成した際の当該ネットワーク内での識別データなどが挙げられる。また、この端末識別データと、当該端末の電子メールアドレスとは、メモリ12に蓄積しておき、CPU14での電子メール処理の際には参照される。
【0022】
送受信部18から送信された電子メールは、インターネット30を経由して、宛先に示された電子メールアドレスに向けて送信され、端末10または基地局20を通じて携帯端末22で受信され、送受信部18で受信された電子メールはCPU14に送られる。
図1に示した電子メールシステムの実施態様によれば、端末10にて入力部16での操作により作成された電子メールは、CPU14に送られる。CPU14は、当該端末10の端末識別データをメモリ12から抽出し、この抽出された端末識別データを、後述するように、電子メールの所定の領域に挿入処理する。処理された電子メールは、送受信部18に送られる。この電子メールは、送受信部18からインターネットを通じて、送信先として指定された電子メールアドレスを有する端末10または基地局20を通じて携帯端末22に送られる。
【0023】
ここで、電子メール処理手段としてのCPU14は、このように、他のいずれかの端末10または携帯端末22から電子メールを受け、この受信電子メールに対する返信操作を行ったときに、当該受信電子メールから送信元の端末識別データを抽出して、当該抽出された端末識別データに基づいて、返信用電子メールの送信先を設定処理してもよい。
【0024】
このようにすることで、通常の返信操作を行うだけで、送信者の端末識別データを返信用電子メールの所定の領域に自動的に挿入することができる。
端末識別データが挿入された電子メールを受信した受信者は、当該端末識別データを確認することで、その電子メールがどの端末から送られたものなのかを容易に把握することができる。特に、電子メールアドレスは変更することが多く、変更後に電子メールを受け取った場合に、受信者にはどの端末から送られたものであるかが不明な場合があり、このようなときでも送信者の把握が容易である。
【0025】
また、一度受信した電子メールの送り主の端末識別データと、当該送り主の電子メールアドレスとをメモリに関連付けて蓄積することが好ましく、この場合、例えば一度受信した電子メールの送信元へ電子メールを送る際には、当該送信元の端末識別データを指定入力するだけで、当該送信元の電子メールアドレスを再度入力しなくても、当該端末識別データに対応する電子メールアドレスをメモリから抽出して、電子メールの送信先のデータとして用いることができるようになる。
【0026】
また、図2に示したように、前記端末のうち少なくとも一つが、複数の子端末65を代表する代表端末60として機能している場合において、代表端末60が前記電子メール処理手段としてのCPUを備えるとともに、子端末65の一つから外部端末としての端末10に電子メールを送信する際に、前記電子メール処理手段は、当該電子メールのいずれかの領域に、代表端末60を特定するための代表端末識別データと、当該送信元となる子端末65を特定するための子端末識別データとを前記送信元となる端末に対応する端末識別データとして付与することが好ましい。
【0027】
このようにすることで、子端末65から端末10に送信される電子メールは、一旦子端末65で作成され、当該子端末65に対応する子端末識別データが付与され、代表端末60に送られる。この子端末65から送られた電子メールは、代表端末60において、前記データ処理手段で代表端末識別データが挿入される。このように、他の端末10は、子端末65から突然電子メールを受信しても、その代表端末60および当該子端末65の特定をすることができる。
【0028】
また、前述のように、子端末65から受信電子メールに対する返信操作、すなわち代表端末60への返信操作を行ったときに、当該受信電子メールから送信元の代表者端末識別データおよび子端末識別データを抽出して、当該抽出された代表者識別データに基づいて、返信用電子メールの送信先を設定処理し、子端末識別データを用いて、代表端末60に該当する子端末65に返信電子メールの内容を知らせるようにさせてもよい。
【0029】
なお、このときに、一度受信した電子メールの送り主現実の送り主の子端末識別データと、実際の送り主の代表端末識別データと、当該送り主の電子メールアドレスとをメモリに関連付けて蓄積することが好ましい。
また、前記電子メールシステムの他の実施態様は、図3に示したように、ネットワークとしてのインターネット30と、前記ネットワークに接続された複数の端末としての端末11、携帯端末23とを有する電子メールシステムにおいて、一の端末11(端末A)が、前記各端末の識別子と、当該各端末が有する固有の情報を示す固有データとを互いに関係付けて蓄積する端末固有情報データベースである固有情報データベース50と、前記端末Aがメールサーバから電子メール1を取り込み、該電子メール1に基づき前記端末Aが他の端末(端末B)に電子メール2を送信する場合に、前記電子メール1にて指定された識別子に基づいて、前記端末固有情報データベースから対応する固有データを抽出して、抽出された固有データに基づいて、取り込んだ電子メール1を処理して電子メール2を作成し、当該送信先端末Bへ電子メール2を送信する電子メール処理手段である電子メール処理部40とを有するものである。前記電子メール1は前記端末A宛に送信された電子メールであることが好ましい。 端末11は、前述の端末10と同様に、電子メールを送信できるものであれば、どのような構成であってもよく、例えばキーボード、テンキー、マウスなどからなる入力部17、端末11の各構成の動作を制御するCPU15、前記電子メールへの作成の際に作業領域を提供するメモリ13、CPU15から送られる作成された電子メールの送信およびインターネット30から送信された電子メールの受信を行うための送受信部19、後述する電子メール処理部40、および後述する固有情報データベース50を備えるものである。図1においては、端末11のうちの一つだけについて、入力部17、CPU15、メモリ13、送受信部19、電子メール処理部40、固有情報データベース50を示したが、他の端末11、携帯端末23も同様の構成を有する。
【0030】
固有情報データベース50は、各端末11が有する識別子と、当該各端末11に関する固有データ、例えば各端末11で取り扱うのに都合のよい電子メールのフォーマットを表すメールフォーマットデータおよび/または各端末11で取り扱うことが可能な言語についての文字コードを表す言語データとを関連付けて蓄積するものである。すなわち、固有情報データベース50は、前記識別子をキーワードとして、対応するメールフォーマットデータおよび/または言語データを、前記固有データとして抽出することができるように構成される。
【0031】
前記識別子としては、例えば端末Aが受信した電子メール1を送信した相手の電子メールアドレス、受信した電子メール1内の例えばヘッダ情報等のコマンド、あるいは電子メールシステムにおける設定などが挙げられる。
電子メール処理部40は、前記固有データが、前記メールフォーマットデータである場合には、一の端末11(または携帯端末23)(端末A)から他の端末11(または携帯端末23)(端末B)に電子メールを送信する際に、メールサーバから電子メール1を取り込み、当該電子メール1から送信先端末Bの識別子を取り出す。この取り出した識別子をキーワードとして、固有情報データベース50から当該送信先端末Bに対応するメールフォーマットデータを抽出して、電子メール2を作成する。さらに、当該電子メール2を、当該抽出されたメールフォーマットデータにしたがってフォーマットして、当該送信先端末Bに送信する。
【0032】
また、前記固有データが、前記言語データである場合には、一の端末11(または携帯端末23)(端末A)から他の端末11(または携帯端末23)(端末B)に電子メールを送信する際に、メールサーバから電子メール1を取り込み、電子メール1から送信先端末Bの識別子を取り出す。この取り出した識別子をキーワードとして、固有情報データベース50から当該送信先端末Bに対応する言語データを抽出して、電子メール2を作成する。さらに、当該電子メール2を、当該抽出された言語データにしたがって文字コード変換して、当該送信先端末Bに送信する。
【0033】
さらに、いずれかの端末11(または携帯端末23)(端末A)にて、他の端末11(または携帯端末23)(端末B)から電子メールを受け、この受信電子メールに対する返信操作を行う場合には、当該受信電子メールから新たな送信先、すなわち予め電子メールを当該端末Aに送信した端末Bの識別子を取り出す。この取り出した識別子をキーワードとして、固有情報データベース50から当該返信先の端末Bに対応する固有データ、すなわちメールフォーマットデータおよび/または言語データを抽出して、返信用電子メールを作成する。さらに、この当該返信用電子メールを、当該抽出された固有データにしたがって変換処理を行って、当該返信先の端末Bに送信するようにしてもよい。
【0034】
図3に示した電子メールシステムの実施態様によれば、端末11にて入力部17での操作によりメールサーバから取り込んだ電子メール1はCPU15から電子メール処理部40に取り込まれる。電子メール処理部40では、取り込んだ電子メール1から送信先として指定された識別子を取り出し、取り出された識別子に基づいて固有情報データベース50から所定の固有データを抽出し、当該電子メールを、後述するように、当該固有データに基づいて変換処理する。このようにして処理され作成された電子メール2は、電子メール処理部40からCPU15を介して送受信部19に送られ、インターネット30を通じて、送信先として指定されている識別子を有する端末Bとしての端末10、携帯端末23に送信される。
【0035】
このように、電子メール処理部40と固有情報データベース50とを組み合わせて使用することで、電子メールの送信先で要求されるフォーマット、言語などに自動に合わせることができ、このような電子メールを所定の端末に送信することが可能になる。このような処理が施された電子メールは、受信側の端末の環境にあわせたフォーマットおよび言語で送信されるため、受信者は当該電子メールを読もうとしたときに、本文が読みにくいといったこともなく、および/または本文が自分で使用する言語になっているので、電子メール本文の内容把握も容易になる。
【0036】
また、前記画像形成装置の管理システムの実施態様は、例えば図4に示したように、ネットワーク30と、前記ネットワーク30に接続された複数の画像形成装置100と、該画像形成装置100を管理する管理用端末としての管理用端末230、管理用携帯端末220とを有する画像形成装置の管理システムであり、前記各画像形成装置は、自己の電子メールアドレスと、自己を特定するための画像形成装置識別データとを有するとともに、各画像形成装置100から前記管理用端末に電子メールを送信する際に、当該送信元となる画像形成装置に対応する画像形成装置識別データを、当該電子メールのいずれかの領域に付与する電子メール処理手段としてのCPU140を備えるものである。
【0037】
画像形成装置100は、画像形成を行うことができて、かつ、電子メールを送信できるものであれば、どのような構成であってもよく、例えばキーボード、テンキー、マウスなどからなる入力部160、画像形成装置100の各構成の動作を制御するとともに、後述するように、入力部160にて入力、作成された電子メールに所定の処理を施すCPU140、前記電子メールへの処理の際に参照するための所定のデータを蓄積するメモリ120、CPU140で処理された電子メールの送信およびインターネット30から送信された電子メールの受信を行うための送受信部180、後述するジョブデータに基づいて画像形成する画像形成部185、画像形成部185により形成される画像を出力する画像出力部190を備えるものである。図4においては、画像形成装置100のうちの一つだけについて、入力部160、CPU140、メモリ120、送受信部180、画像形成部185、画像出力部190を示したが、他の画像形成装置100も同様の構成を有する。
【0038】
ここで、CPU140から画像形成部185に送られるジョブデータには、少なくとも、文字や図面等を示す画像データが含まれている。この画像データは、ページ単位で管理され、画像形成装置100が有する画像出力部190で同等の画像出力が可能となるデータである。たとえば、画像データをページ単位で特定するための画像識別データと特定のジョブ識別データとを用いて、特定のそれぞれの画像識別データと一つの特定のジョブ識別データとを関連付けたものがジョブデータとなる。
【0039】
また、画像出力部190としては、画像形成装置1に備えられた、たとえばプリンター機能を実現する構成部分、ディスプレイ等の所定の表示手段が挙げられる。
ここで、電子メール処理手段としてのCPU140は、作成された電子メールのヘッダ、フッタ、本文などいずれかの領域に、当該画像形成装置を特定するための画像形成装置識別データを挿入処理する。このときの画像形成装置識別データとは、例えば各画像形成装置100の製品出荷時に割り当てられる画像形成装置のシリアル番号、当該シリアル番号とメーカー情報との組合せ、所定のネットワークを形成した際の当該ネットワーク内での識別データなどが挙げられる。また、この画像形成装置識別データと、当該画像形成装置の電子メールアドレスとは、メモリ120に蓄積しておき、CPU140での電子メール処理の際には参照される。
【0040】
送受信部180から送信された電子メールは、インターネット30を経由して、宛先に示された電子メールアドレスに向けて送信され、管理用端末230または基地局200を通じて管理用携帯端末220で受信され、送受信部180で受信された電子メールはCPU140に送られる。
図4に示した画像形成装置の管理システムの実施態様によれば、画像形成装置100にて入力部160での操作により作成された電子メールは、CPU140に送られる。CPU140は、当該画像形成装置100の画像形成装置識別データをメモリ120から抽出し、この抽出された画像形成装置識別データを、後述するように、電子メールの所定の領域に挿入処理する。処理された電子メールは、送受信部180に送られる。この電子メールは、送受信部180からインターネット30を通じて、送信先として指定された電子メールアドレスを有する管理用端末230または基地局200を通じて管理用携帯端末220に送られる。
【0041】
また、電子メールを受け取った管理用端末230または管理用携帯端末220では、電子メールの所定の領域に挿入された画像形成装置識別データを視認することで、どの画像形成装置から送られてきたものであるのかが、一目で分かる。ここで、管理用端末230および管理用携帯端末220は、前記いずれかの画像形成装置100から電子メールを受け、この受信電子メールに対する返信操作を行ったときに、当該受信電子メールから送信元の画像形成装置識別データを抽出して、当該抽出された画像形成装置識別データに基づいて、返信用電子メールの送信先を設定処理する管理用電子メール処理手段としての電子メール処理部(CPU)232、222を備えることが好ましい。
【0042】
このようにすることで、管理用端末230などでは、通常の返信操作を行うだけで、送信元の画像形成装置識別データを返信用電子メールの所定の領域に自動的に挿入することができる。
また、画像形成装置識別データが挿入された電子メールを受信した管理者は、当該識別データを確認することで、その電子メールがどの画像形成装置から送られたものなのかを容易に把握することができる。特に、電子メールアドレスは変更することが多く、変更後に電子メールを受け取った場合に、受信者にはどの端末から送られたものであるかが不明な場合があり、このようなときでも送信者の把握が容易である。
【0043】
さらに、一度受信した電子メールの送信元の画像形成装置の画像形成装置識別データと、当該画像形成装置の電子メールアドレスとをメモリに関連付けて蓄積することが好ましく、この場合、例えば一度受信した電子メールの送信元へ電子メールを送る際には、当該送信元の画像形成装置識別データを指定入力するだけで、当該送信元の電子メールアドレスを再度入力しなくても、当該画像形成装置識別データに対応する電子メールアドレスをメモリから抽出して、電子メールの送信先のデータとして用いることができるようになる。
【0044】
また、図5に示したように、前記画像形成装置のうち少なくとも一つが、複数の画像形成装置を代表する代表端末として機能している場合において、前記代表端末としての代表画像形成装置260が電子メール処理手段としてのCPU145を備えるとともに、前記代表端末に関連する子端末としての画像形成装置100の一つから、管理用端末としての管理用携帯端末220、管理用端末230に電子メールを送信する際に、前記電子メール処理手段としてのCPU145は、当該電子メールのいずれかの領域に、当該代表端末を特定するための代表端末識別データと、当該送信元となる子端末を特定するための子端末識別データとを、前記送信元となる画像形成装置に対応する画像形成装置識別データとして付与するように構成してもよい。
【0045】
図5においては、代表画像形成装置260は、図4における画像形成装置100と同様に、画像形成を行うことができて、かつ、電子メールを送信できるものであれば、どのような構成であってもよく、例えばキーボード、テンキー、マウスなどからなる入力部160、代表画像形成装置260の各構成の動作を制御するとともに、後述するように、入力部160にて入力、作成された電子メールに所定の処理を施すCPU145、前記電子メールへの処理の際に参照するための所定のデータを蓄積するメモリ120、CPU145で処理された電子メールの送信およびインターネット30から送信された電子メールの受信を行うための送受信部180、前述したジョブデータに基づいて画像形成する画像形成部185、画像形成部185により形成される画像を出力する画像出力部190を備えるものである。
【0046】
なお、画像形成装置100については詳細な構成を示さないが、図4で示した画像形成装置100と同様に、入力部160、CPU140、メモリ120、送受信部180、画像形成部185、画像出力部190を有する。ただし、画像形成装置100は、図4の場合とは異なり、管理用端末230、管理用携帯端末220へ電子メールを送る際には、必ず代表画像形成装置260に送り、この代表画像形成装置260からインターネット30を通じて、管理用端末230などに送るように構成される。
【0047】
ここで、電子メール処理手段としてのCPU145は、作成された電子メールのヘッダ、フッタ、本文などいずれかの領域に、当該画像形成装置100を特定するための子端末識別データと、代表画像形成装置260を特定するための代表端末識別データとを、前記画像形成装置識別データとして挿入処理する。このときの代表端末識別データおよび子端末識別データとは、例えば各画像形成装置260および画像形成装置100の製品出荷時に割り当てられる画像形成装置のシリアル番号、当該シリアル番号とメーカー情報との組合せ、所定のネットワークを形成した際の当該ネットワーク内での識別データなどが挙げられる。
【0048】
また、代表端末識別データは、代表画像形成装置260の電子メールアドレスと関連付けられて、メモリ120に蓄積され、CPU145での電子メール処理の際には参照される。なお、画像形成装置100の子端末識別データは、各画像形成装置100に備えられたメモリに記憶させておいてもよいが、識別データの管理を容易にするために、代表画像形成装置260のメモリ120に蓄積しておいても差し支えない。
【0049】
図5に示した画像形成装置の管理システムの実施態様によれば、画像形成装置100にて作成された電子メールは、代表画像形成装置260の送受信部180に送られる。この送受信部180は、受信した電子メールをCPU145に送る。
CPU145は、当該代表画像形成装置260の代表端末識別データ、および必要に応じて電子メールの送信元である画像形成装置100に対応する子端末識別データをメモリ120から抽出し、この抽出された代表端末識別データおよび必要に応じて子端末識別データを、前記画像形成装置識別データとして、後述するように、電子メールの所定の領域に挿入処理する。
【0050】
処理された電子メールは、送受信部180に再度送られる。この電子メールは、送受信部180からインターネット30を通じて、送信先として指定された電子メールアドレスを有する管理用端末230または基地局200を通じて管理用携帯端末220に送られる。
また、電子メールを受け取った管理用端末230または管理用携帯端末220では、電子メールの所定の領域に挿入された、代表端末識別データおよび子端末識別データを視認することで、どの代表画像形成装置に関連する画像形成装置から送られてきたものであるのかが、一目で分かる。
【0051】
また、前記画像形成装置の管理システムの実施態様は、例えば図6に示したように、ネットワークとしてのインターネット30と、前記ネットワークに接続された複数の画像形成装置110と、該画像形成装置110を管理する少なくとも一つの管理用端末としての管理用携帯端末225、管理用端末235とを有する画像形成装置の管理システムにおいて、前記各画像形成装置が、前記管理用端末に割り当てられた識別子と、当該管理用端末が有する固有の情報を示す固有データとを互いに関係付けて蓄積する管理用端末固有情報データベースとしての固有情報データベース250と、前記各画像形成装置がメールサーバから電子メール1を取り込み、該電子メール1に基づき前記各画像形成装置がそれぞれ前記管理用端末に電子メール2を送信する場合に、前記電子メール1にて指定された識別子に基づいて、前記管理用端末固有情報データベースから対応する固有データを抽出して、抽出された固有データに基づいて、取り込んだ電子メール1を処理して電子メール2を作成し、当該管理用端末へ電子メール2を送信する電子メール処理手段である電子メール処理部240とを有するものである。前記電子メール1は前記画像形成装置宛に送信された電子メールであることが好ましい。
【0052】
画像形成装置110は、画像形成を行うことができて、かつ、電子メールを送信できるものであれば、どのような構成であってもよく、例えばキーボード、テンキー、マウスなどからなる入力部170、画像形成装置110の各構成の動作を制御するCPU150、前記電子メールへの作成の際に作業領域を提供するメモリ130、CPU150から送られる作成された電子メールの送信およびインターネット30から送信された電子メールの受信を行うための送受信部190、前述したジョブデータに基づいて画像形成する画像形成部192、画像形成部192により形成される画像を出力する画像出力部194、後述する電子メール処理部240、および後述する固有情報データベース250を備えるものである。なお、送受信部190から送信された電子メールは、インターネット30を経由して、宛先に示された電子メールアドレスに向けて送信され、管理用端末235または基地局210を通じて管理用携帯端末225で受信される。図6においては、画像形成装置110のうちの一つだけについて、入力部170、CPU150、メモリ130、送受信部190、画像形成部192、画像出力部194、電子メール処理部240、固有情報データベース250を示したが、他の画像形成装置110も同様の構成を有する。
【0053】
また、画像出力部194としては、図4に示した画像出力部190と同様に、画像形成装置110に備えられた、たとえばプリンター機能を実現する構成部分、ディスプレイ等の所定の表示手段が挙げられる。
固有情報データベース250は、管理用端末235または管理用携帯端末225が有する識別子と、当該管理用端末235または管理用携帯端末225に関する固有データ、例えば管理用端末235または管理用携帯端末225で取り扱うのに都合のよい電子メールのフォーマットを表すメールフォーマットデータおよび/または管理用端末235または管理用携帯端末225で取り扱うことが可能な言語についての文字コードを表す言語データとを関連付けて蓄積するものである。すなわち、固有情報データベース250は、前記識別子をキーワードとして、対応するメールフォーマットデータおよび/または言語データを、前記固有データとして抽出することができるように構成される。
【0054】
前記識別子としては、例えば画像形成装置が受信した電子メール1を送信した相手(管理用端末)の電子メールアドレス、受信した電子メール1内の例えばヘッダ情報等のコマンド、あるいは画像形成装置の管理システムにおける設定などが挙げられる。
電子メール処理部240は、前記固有データが前記メールフォーマットデータである場合には、ある画像形成装置110から管理用端末、すなわち管理用携帯端末225または管理用端末235に電子メールを送信する際に、メールサーバから電子メール1を取り込み、当該電子メール1から送信先となる管理用端末の識別子を取り出す。この取り出した識別子をキーワードとして、固有情報データベース250から当該送信先となる管理用端末に対応するメールフォーマットデータを抽出して、電子メール2を作成する。さらに、当該電子メール2を、当該抽出されたメールフォーマットデータにしたがってフォーマットして、当該送信先の管理用端末に送信する。
【0055】
また、電子メール処理部240は、前記固有データが前記言語データである場合には、ある画像形成装置110から管理用端末、すなわち管理用携帯端末225または管理用端末235に電子メールを送信する際に、メールサーバから電子メール1を取り込み、当該電子メール1から送信先となる管理用端末の識別子を取り出す。この取り出した識別子をキーワードとして、固有情報データベース250から当該送信先となる管理用端末に対応する言語データを抽出して、電子メール2を作成する。さらに、当該電子メール2を、当該抽出された言語データにしたがって文字コード変換して、当該送信先となる管理用端末に送信する。
【0056】
また、電子メール処理部240は、前記いずれかの画像形成装置110から電子メールを受けた管理用端末、すなわち管理用携帯端末225または管理用端末235にて、この受信電子メールに対する返信操作を行うときに、受信電子メールから新たな送信先である画像形成装置110の固有データを抽出して、当該抽出された固有データに基づいて、当該受信電子メールを処理して、新たな送信をするようにしてもよい。
【0057】
すなわち、当該受信電子メールから新たな送信先、すなわち当該管理用端末に電子メールを予め送信した画像形成装置110の識別子を取り出す。この取り出した識別子をキーワードとして、固有情報データベース250から当該画像形成装置110に対応する固有データ、すなわちメールフォーマットデータおよび/または言語データを抽出して、返信用電子メールを作成する。さらに、この当該返信用電子メールを、当該抽出された固有データにしたがって変換処理を行って、新たな送信先となる画像形成装置110に送信するようにしてもよい。
【0058】
図6に示した画像形成装置の管理システムの実施態様によれば、画像形成装置110にて入力部170での操作によりメールサーバから取り込んだ電子メールはCPU150から電子メール処理部240に取り込まれる。電子メール処理部240では、取り込んだ電子メールから送信先として指定された管理用端末の識別子を取り出し、取り出された識別子に基づいて固有情報データベース250から所定の固有データを抽出し、当該電子メールを、後述するように、当該固有データに基づいて変換処理する。このようにして処理された電子メール2は、電子メール処理部240からCPU150を介して送受信部190に送られ、インターネット30を通じて、送信先として指定されている識別子を有する管理用端末235、管理用携帯端末225に送信される。
【0059】
このように、電子メール処理部240と固有情報データベース250とを組み合わせて使用することで、電子メールの送信先で要求されるフォーマット、言語などに自動に合わせることができ、このような電子メールを管理用端末に送信することが可能になる。このような処理が施された電子メールは、管理用携帯端末225および管理用端末235の環境にあわせたフォーマットおよび言語で送信されるため、管理者は当該電子メールを読もうとしたときに、本文が読みにくいといったこともなく、および/または本文が自分で使用する言語になっているので、電子メール本文の内容把握も容易になる。
【0060】
また、図5、図6に示した実施態様を組み合わせてもよい。すなわち、図7に示したように、少なくとも一つの画像形成装置105を代表する代表端末としての代表画像形成装置265を設けて、この代表画像形成装置265に固有情報データベース255を接続する。
この固有情報データベース255は、図6における前記固有情報データベース250と同様に、管理用端末、すなわち管理用携帯端末215および管理用端末236についての固有データ、すなわち当該管理用端末で取り扱うのに都合のよい電子メールフォーマットを表すメールフォーマットデータおよび/または当該管理用端末で取り扱うことが可能な言語についての文字コードを表す言語データを、各管理用端末の識別子とを関連付けて蓄積する他、代表端末としての代表画像形成装置265および子端末としての画像形成装置105のそれぞれの識別子と、識別データとを関連付けて蓄積する。
【0061】
各子端末としての画像形成装置105は、画像形成を行うことができて、かつ、電子メールを送信できるものであれば、どのような構成であってもよく、例えばキーボード、テンキー、マウスなどからなる入力部175、画像形成装置105の各構成の動作を制御するCPU155、前記電子メールへの作成の際に作業領域を提供するメモリ135、CPU155から送られる作成された電子メールの送受信を代表画像形成装置265に対して行うとともに、インターネット30から代表画像形成装置265を通じて送られる電子メールを受信するための送受信部195、前述したジョブデータに基づいて画像形成する画像形成部196、画像形成部196により形成される画像を出力する画像出力部198を備えるものである。なお、送受信部195から代表画像形成装置265に送られた電子メールは、代表画像形成装置265にて後述するような処理がなされて、インターネット30を経由して、宛先に示された電子メールアドレスに向けて送信され、管理用端末236または基地局211を通じて管理用携帯端末215で受信される。図7においては、画像形成装置105のうちの一つだけについて、入力部175、CPU155、メモリ135、送受信部195、画像形成部196、画像出力部198を示したが、他の画像形成装置105も同様の構成を有する。
【0062】
ここで、画像形成装置105から代表画像形成装置265に送られた電子メールの処理であるが、まず、送信元である画像形成装置105の子端末識別データが固有情報データベース255より抽出されて、当該電子メールの所定の領域に抽出された子端末識別データが挿入される。また、代表画像形成装置265の代表端末識別データも併せて固有情報データベース255から抽出され、前記電子メールの所定の領域に挿入される。
【0063】
さらに、代表画像形成装置265では、当該電子メールから送信先となる管理用携帯端末215および管理用端末236の識別子が取り出され、この識別子に対応する固有データ、すなわちメールフォーマットデータおよび/または言語データが、固有情報データベース255より抽出される。この抽出された固有データにしたがって、メールフォーマットおよび/または文字コード変換がなされる。
【0064】
この処理がなされた電子メールは、インターネット30を通じて、管理用携帯端末215および管理用端末236に送信される。
また、管理用携帯端末215は、基地局211を通じてインターネット30に接続可能なものであり、代表画像形成装置265から送られた受信電子メールの返信操作を行う際に、返信用電子メールに、返信先の画像形成装置105の固有データに変換する処理を行うCPU224を備えている。
【0065】
また、管理用端末236は、インターネット30に接続しており、代表画像形成装置265から送られた受信電子メールの返信操作を行う際に、返信用電子メールに、返信先の画像形成装置105の固有データに変換する処理を行うCPU234を備えている。
受信電子メールには、ヘッダ部分に言語データ、メールフォーマットなどに関するデータが書き込まれているのが通常であるが、本発明においては、言語データ、メールフォーマットなどに関するデータは、電子メールのどの領域に書かれていてもよく、CPU224およびCPU234では、返信操作時に、このデータを取り出して、返信用電子メールを当該言語データ、メールフォーマットにしたがって文字コード変換、フォーマット処理がなされる。なお、この際に、画像形成装置105の子端末識別データと、この画像形成装置105を代表する代表画像形成装置265の代表端末識別データと、メールフォーマットおよび/または言語データとをそれぞれ関連付けて、蓄積してデータベース化することもでき、このようにすることで、管理用携帯端末215および管理用端末236から画像形成装置105に任意に電子メールを送信する際に、子端末識別データをもって送信先を特定することで、代表画像形成装置265の電子メールアドレスが送信用電子メールの送信先に挿入され、さらに、この送信用電子メールを画像形成装置105に関する固有データにて処理した上で、送信することが可能になる。
【0066】
このように構成することで、画像形成装置105から代表画像形成装置265を通じて送信される電子メールは、各画像形成装置105および代表画像形成装置265の代表端末または子端末識別データが所定の領域に挿入されているため、管理用携帯端末215および管理用端末236では、当該電子メールを受信した際に、どの画像形成装置105から送られたものであるのかを、子端末識別データを視認することで容易に確認することができる。さらに、前記画像形成装置105から代表画像形成装置265を通じて送信される電子メールは、受信する管理用携帯端末215および管理用端末236において都合のよいメールフォーマットおよび/または言語に変換されて送信されるため、当該電子メールの受信側での取扱いが容易になる。
【0067】
また、逆に管理用携帯端末215および管理用端末236から画像形成装置105に返信される電子メールは、受信する画像形成において都合のよいメールフォーマットおよび/または言語に変換されて送信されるため、当該電子メールの受信側での取扱いが容易になる。
なお、前記各実施態様においては、端末または携帯端末間、あるいは画像形成装置および管理用端末または管理用携帯端末間を接続するネットワークとして、インターネットである場合を示したが、これに限定されることはなく、公衆電話回線、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)などのネットワーク網であってもよい。
【0068】
以下に、図1〜図7に示した実施態様にて、送受信される電子メールについて説明する。
図1の受信側の端末10または携帯端末22、および図4の管理用携帯端末220および管理用端末230で受信される電子メールの一例は、例えば図8に示したように、電子メール300のヘッダ部には件名(Subject)の他に、送信者アドレス表示部301と、送信者アドレス表示部301に続いて、図1の送信者端末10(または携帯端末22)(端末A)または図4の画像形成装置100を特定するための識別データのための識別データ表示部302、さらに送信者アドレス表示部301の下には受信者アドレス表示部306が設けられている。また、本文部304には、実際の電子メール内容が表示される。
【0069】
また、図9に示したように、端末識別データを本文部312の下に表示させてもよい。すなわち、電子メール310のヘッダ部には件名(Subject)の他に、送信者アドレス表示部311、受信者アドレス表示部316が設けられ、本文部314にて電子メール内容が示され、その下側に別途、前記識別データを表示するための端末識別データ表示部312を設けておく。
【0070】
前記識別データは、前述したように、図1ではCPU14、図4ではCPU140の動作により挿入されるものである。
電子メールアドレスは、通常ネットワーク接続設定時に決めることが多いため、複数の端末などを管理する場合に、どの端末がどの電子メールアドレスを有するかを関連付ける作業が別途必要になるが、このように、当該端末などの出荷時に割り当てられるシリアル番号などを当該端末の識別データとして用いて、電子メールの任意の領域にて示すことで、管理側では予めどの端末がどの識別データを有するかを決めておくことができるため、端末の管理が容易になる。
【0071】
また、送信側の端末などまたは画像形成装置とシリアル番号などの識別データと関連付けられるため、図1においてはある端末Aなどから他の端末Bに対して、図4においては管理用端末などから画像形成装置に対して電子メールを送信する際には、この識別データを特定するだけで送信先の電子メールアドレスの入力を行うことができるようになる。さらに、図1では受信側、図4では管理用端末(または管理用携帯端末)側にて、識別データごとにディレクトリを作成し、受信した電子メールを識別データごとに振り分けることも可能になり、受信電子メールの管理が容易になる。
【0072】
また、図3および図6の実施態様では、例えば図10に示したように、図3の送信側の端末11または携帯端末23、または図6の画像形成装置110で受信された電子メール320が、電子メール処理部40または240により、携帯電話形式の電子メール325にフォーマット変更されて、図3の受信側の携帯端末23および図6の管理用携帯端末225に送られる。
【0073】
このようにすることで、例えば図10の電子メール320のように、例えば表で示された端末側のログ情報を携帯端末で受信すると、行ずれを起こすことが多く、確認しづらいところ、送信先の端末で表示可能な形式、例えば携帯端末における表示可能な一行あたりの文字数に変換して送信することができるようになり、受信側で一旦受信した電子メールを組み直すなどの処理が不要になる。また、受信側で文字数制限から一度に受信できないと判断された場合には、自動的に内容を二つ以上の電子メールに分割する処理も行わせることもできる。
【0074】
一方で、例えば図11に示したように、電子メール処理部40または240にて、図3の送信側の端末11または携帯端末23、または図6の画像形成装置110から送られる通常の電子メール330を、所定のフォーマット形式、例えばhtml(hyper text Markup language)形式の電子メール335にフォーマット変換してもよい。
【0075】
この電子メール335においては、html言語を使って、文字の大きさ、画像の挿入など表示方法を詳細に設定することができる。図11においては、情報が表で表示され、さらに「2002年1月24日(2002/01/24)」に起こった故障(Jam)回数の欄336で「1」が大きく表示されている。また、この表示において色を変えることも可能である。また画像挿入部338には、所定の画像を挿入することもできる。さらに、必要に応じて、所定のウェブページのURL(uniform resource locator)へのリンク339を表示することも可能になる。
【0076】
このようにすることで、通常はテキストスタイルでやりとりされる電子メールを、よりグラフィカルに分かりやすい表示形式にて、送信することが可能になる。
図3においては固有情報データベース50に、図6においては固有情報データベース250にて、このようなメールフォーマットにかかるデータと、各送信先の端末(図3、端末11、携帯端末23)または管理用端末など(図6、管理用携帯端末225、管理用端末235)の電子メールアドレスとを関連付けて蓄積しておき、電子メール処理部40(または240)にて、電子メールアドレスから固有データとしてのメールフォーマットにかかるデータを抽出して、抽出されたメールフォーマットに基づいて当該電子メールに処理を加える。
【0077】
また、電子メールのメールフォーマットとして、暗号化を用いることもできる。すなわち、送信先によっては、あるいは送信する電子メールの内容によっては、情報漏洩の防止の観点から電子メールの暗号化が要求されている場合に、予め固有情報データベース50または250に端末など(図3)または管理用端末など(図6)の識別子と、各端末などで要求された暗号化方法とを関連付けて登録しておき、電子メール処理部40または240で電子メールの暗号化を行うようにする。
【0078】
また、暗号化は電子メール全体を対象にして行ってもよいし、内容のみを暗号化してファイルにして、当該ファイルを送信する電子メールの添付ファイルとして送信してもよい。
この電子メールを送信前に所定のメールフォーマットに変換する実施態様においては、固有情報データベースに、送信先の端末など(図3)または管理用端末など(図6)の固有データと、それぞれの識別子とを、予め関連付けて登録することが好ましい。
【0079】
このとき、登録を行う端末からインターネットを経由して、前記電子メール処理部を通じてまたは直接固有情報データベースにアクセスし、表示装置に、例えば図12に示したようなメール形式設定画面340を表示し、登録操作者に登録させる。なお、図示しないが、図12に示したようないわゆる操作パネルからの設定のほかに、ブラウザから設定できるようにしてもよい。
【0080】
図12においては、登録操作者に選択させるためのボタン、すなわち送信する電子メールを携帯電話形式に設定するための携帯電話形式ボタン342と、html形式に設定するためのhtml形式ボタン344と、暗号化するように設定するための暗号化ボタン346とが表示されている。なお、ここでは、携帯電話形式ボタン342が選択された状態を示す。
【0081】
また、図13に示したメール形式設定画面350のように、電子メールを受信した際に当該受信メールから抜き出した固有データをもって決定する旨の受信メールから決定ボタン358を設けてもよい。なお、ここでは、受信メールから決定ボタン358が選択された状態を示す。
この操作モードは、例えばいったん他の端末など(図3)または管理用端末など(図6)から、何らかの要求を行う電子メールを受けた端末など(図3)または画像形成装置(図6)にて、受けた要求に対する返事を行う際に、受信電子メールから相手先で好都合な電子メールのフォーマットを解析するために用いられる。
【0082】
ここで、受信した電子メールからメールフォーマットを決定する方法としては、送信者の電子メールアドレスから形式決定する方法、ヘッダ情報から形式決定する方法、電子メールの本文に示されたコマンドから形式決定する方法などが挙げられる。
送信者の電子メールアドレスから形式決定する方法では、図14に示したように、電子メール360のヘッダ部にある送信者アドレス表示領域362に示される送信者の電子メールアドレスのドメイン名から送信者側で受信するのに都合のよい電子メールフォーマットを特定する。送信側が、携帯端末である場合、キャリアによって、電子メールフォーマットがある程度決められている。したがって、前記ドメイン名からこのキャリアを特定することで、この電子メールフォーマットを特定することが可能になる。
【0083】
また、送信者の電子メールのヘッダ情報から形式決定する方法では、図15で示したように、電子メール370のヘッダ部に送信者が使用している電子メールソフトの名称が示されるメーラー名表示領域372に示される電子メールソフト名から、相手側で取り扱うことのできる電子メールフォーマット、例えばhtml形式、テキスト形式などを特定する。
【0084】
また、電子メールの本文に示されたコマンドから形式決定する方法では、図16に示したように、電子メール380の本文部に示されたコマンド382にしたがって、返信する電子メールのフォーマットを決定する。図16においては、「SetMailer html#type」とコマンドが記載されており、これにより、この電子メール380に対する返信電子メールは、html形式のフォーマットに設定される。
【0085】
また、図3および図6の実施態様では、図3の受信側の端末11または携帯端末23、または図6の管理用携帯端末225または管理用端末235にて、送信側の端末11または携帯端末23、または図6の画像形成装置110からの電子メールを受信するのに先立ち、例えば図17に示したように、表示手段にメール言語設定画面390を表示させて、当該電子メールの言語を決定させるようにしてもよい。なお、図示しないが、図17に示したようないわゆる操作パネルからの設定のほかに、ブラウザから設定できるようにしてもよい。
【0086】
図17においては、日本語を設定入力させるための日本語ボタン392と、英語を設定入力させるための英語ボタン394とが示されている。なお、ここでは、日本語ボタン392が選択された状態を示す。ここで、選択された言語は、例えば前記固有情報データベースに、それぞれの電子メールと関連付けて蓄積しておくことが好ましい。
【0087】
このように、予め受信側で受ける電子メールの言語を設定しておくことで、前記電子メール処理部では、図18に示したように、送信者アドレス表示部402に示された送信側から送られた電子メールを、受信者アドレス表示部404に基づいて、前記固有情報データベースから言語データを抽出し、この言語データを言語データ表示部406を設けて挿入するとともに、電子メール本文を当該言語データに基づいて文字変換し、さらに、この変換処理の実行結果について実行結果表示部408を設けて挿入する。
【0088】
このようにすることで、送信先の端末で取り扱うのに都合よい言語に、電子メール本文を変換して送信することができるようになる。
また、電子メールを受信した際に、この電子メールに対する返信電子メールを、当該受信メールから抜き出した固有データに基づいて言語変化処理を行うようにしてもよい。
【0089】
ここで、受信した電子メールからメールフォーマットを決定する方法としては、ヘッダ情報から形式決定する方法、電子メールの本文(または添付ファイル)に示されたコマンドから形式決定する方法などが挙げられる。
送信者の電子メールのヘッダ情報から形式決定する方法では、前記電子メール処理部において、図19(a)に示した受信電子メール410のヘッダ部412に設けられた言語データ表示部416に示された言語データを抽出して、図19(b)に示した返信用電子メール420のヘッダ部422に言語データ表示部426を設けてこの抽出された言語データを挿入して、電子メール本文もこの言語データに変換する。なお、受信電子メールにコマンド表示418が挿入されているときだけ、文字変換の処理を行うようにすることもできる。この場合には、実行結果表示428を設けて、実行結果を示してもよい。
【0090】
また、電子メールの本文に示されたコマンドから形式決定する方法では、前記電子メール処理部において、図20(a)に示した受信電子メール430の本文部434に設けられたコマンド表示438に示された言語データを抽出して、図20(b)に示した返信用電子メール440のヘッダ部442に言語データ表示部446を設けてこの抽出された言語データを挿入して、電子メール本文もこの言語データに変換する。なお、実行結果表示448を設けて、実行結果を示してもよい。
【0091】
図18〜図20においては、言語データとして、「iso−2022−jp」、すなわち日本語を用いた例を示した。
また、図5の画像形成装置の管理システムの実施態様においては、図5では複数の画像形成装置を代表する代表画像形成装置がインターネット30を介して管理用携帯端末および携帯端末と接続している。
【0092】
例えば、多数部の印刷をかける場合に、一台の画像形成装置では印刷が間に合わない場合に、複数の画像形成装置に一の印刷命令で同時に印刷をさせるよう、一つの画像形成装置を代表端末として、これに他の少なくとも一つの画像形成装置を関連づけて、代表端末に対して印刷コマンドを送ることで、代表端末と関連付けられた他の画像形成装置でも、同じ印刷コマンドが実行されるタンデム機能が用いられることがある。
【0093】
このように構成することで、複数の画像形成装置に同時に同一の画像を形成する場合に、各画像形成装置に同じ印刷コマンドを送る必要がなく、操作性が向上する。
画像形成装置を確実に動作させるために、各画像形成装置の状態、特にエラーを把握することは重要なことである。このエラーは、多岐にわたり、例えば紙なし、紙づまり、トナーなしなどの印刷に直接関わるエラーの他に、印刷後にパンチ穴をあける処理を行う場合には、このパンチ穴あけしたときに出たゴミが満杯な状態であること、またステープラーでとめる処理を行う場合には、ステープラー用の針がないことその他何らかの要求、またタンデム機能を使用する場合には画像形成装置間での通信エラーなどが挙げられる。
【0094】
代表端末としての画像形成装置で生じたエラーについては、通常代表端末としての画像形成装置とは直接接続し、印刷コマンドを送る関係上、そこで生じたエラーを把握することは容易である。
一方で、当該代表端末と関連付けられた他の画像形成装置へは直接に接続しないため、その画像形成装置のいずれか一つで生じたエラーについては、そのエラーがどの画像形成装置で生じたものなのか、またそのエラーの内容を把握することは容易ではない。
【0095】
この場合に、代表端末の画像形成装置にて電子メールの通信設定の際に、図21に示したようなタンデムメール設定画面450を表示させて、タンデム機能を使用する旨を設定する。図21において、代表端末と関連付けられる画像形成装置である「サブ機」で生じたエラーについて電子メールを送信するか否かを選択させるボタン、「する」ボタン452、「しない」ボタン454が設けられている。図21では、「する」ボタン452が選択されており、これにより、予め設定された管理用端末または管理用携帯端末(「管理用端末など」ともいう)に、タンデム機能によりエラーを知らせる電子メールを送信する設定になる。
【0096】
管理用端末などに送信される電子メールの一例としては、例えば図22に示したようなエラー通知用電子メール460が挙げられる。
電子メール460は、ヘッダ部464および本文部469から構成される。ヘッダ部464では、件名(Subject)表示部461には当該電子メールがタンデム機能に基づくものである旨(Tandem Mail)が記載され、送信者アドレス表示部462には代表端末(master)の電子メールアドレスが記載され、受信者アドレス表示部463には管理用端末の電子メールアドレスが記載されている。また、本文部469では、エラーの種類表示(ERROR)465、エラーコード表示(CODE)466、画像形成装置識別コード表示(Machine)467、エラー発生時間表示(Time)468が設けられている。図示しないが、印刷可能な紙の残数表示を設けてもよい。
【0097】
図22によれば、「192.168.0.1」で特定される画像形成装置では、エラーコード「J−21」で特定される故障(Jam)が16時に生じたことが示され、「192.168.0.2」で特定される画像形成装置では、エラーコード「P−03」で特定される紙無し(NoPaper)が16時1分に生じたことが示される。
また、この電子メールは、図23に示したように、サブ機472でSC(Service Call:サービスマンが訪問して修理しなければならないトラブル)発生時476に、代表端末としてのマスター474に通知された時点478で、管理用端末などに送信される。この電子メールを送信するタイミングとしては、いずれかの画像形成装置でエラー発生したとき、一定期間内のエラー通知を蓄積してまとめて当該期間の経過後、一定数のエラー通知が蓄積されたとき、一定台数の画像形成装置からエラー通知を受けたとき(例えば、全画像形成装置からエラー通知を受けたところで電子メール送信を行うなど)などが挙げられる。
【0098】
以上のようなタンデム機能は、図2に示したような態様、すなわち端末が画像形成装置以外のものであるときにおいても使用することができる。
また、図7に示した実施態様においては、図21〜図23に示したようなタンデム機能に加えて、代表端末としての代表画像形成装置265が、固有情報データベース255にアクセスして、図8〜図20までにおいて示した所定の電子メール処理を行うことができるため、代表画像形成装置265から管理用携帯端末215および管理用端末236に送信される電子メールに、画像形成装置105および代表画像形成装置265の識別データを挿入することが可能であり、また管理用携帯端末215および管理用端末236で読み込むのに都合のよい形式に変換処理を加えることが可能である。
【0099】
以上、本発明の実施態様をいくつか説明したが、これら実施態様を、本発明の目的を逸脱しない範囲で適宜変更した構成も、本発明の範囲に属するものと理解される。
【0100】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の端末、例えば画像形成装置を、電子メールを利用した技術を用いて遠隔にて管理することを簡便にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る電子メールシステムの一実施態様を示すブロック図である。
【図2】図2は、前記電子メールシステムの他の実施態様を示すブロック図である。
【図3】図3は、前記電子メールシステムの他の実施態様を示すブロック図である。
【図4】図4は、本発明に係る画像形成装置の管理システムの一実施態様を示すブロック図である。
【図5】図5は、前記画像形成装置の管理システムの他の実施態様を示すブロック図である。
【図6】図6は、前記画像形成装置の管理システムの他の実施態様を示すブロック図である。
【図7】図7は、前記画像形成装置の管理システムの他の実施態様を示すブロック図である。
【図8】図8は、前記実施態様において送受信される電子メールを模式的に示す図である。
【図9】図9は、前記実施態様において送受信される電子メールを模式的に示す図である。
【図10】図10は、前記実施態様において行われる電子メール処理としての電子メールの形式の変換を説明するための図である。
【図11】図11は、前記実施態様において行われる電子メール処理としての電子メールの形式の変換を説明するための図である。
【図12】図12は、図10または図11で説明した変換内容を設定するための操作画面の一例を示す図である。
【図13】図13は、図10または図11で説明した変換内容を設定するための操作画面の他の一例を示す図である。
【図14】図14は、図10または図11で説明した変換内容を設定するための他の方法を説明するための図である。
【図15】図15は、図10または図11で説明した変換内容を設定するための他の方法を説明するための図である。
【図16】図16は、図10または図11で説明した変換内容を設定するための他の方法を説明するための図である。
【図17】図17は、前記実施態様において行われる電子メール処理としての電子メールの文字コード変換の内容を設定するための操作画面の一例を示す図である。
【図18】図18は、前記文字コード変換を説明するための図である。
【図19】図19は、前記文字コード変換を説明するための図である。
【図20】図20は、前記文字コード変換を説明するための図である。
【図21】図21は、前記実施態様において行われるタンデム機能の内容を設定するための操作画面の一例を示す図である。
【図22】図22は、前記タンデム機能を説明するための図である。
【図23】図23は、前記タンデム機能を説明するための図である。
【符号の説明】
10、11 端末
12 メモリ
14 CPU
22、23 携帯端末
30 インターネット
40 電子メール処理部
50 固有情報データベース
60 代表端末
65 子端末
100、105、110 画像形成装置
120 メモリ
140 CPU
215、220、225 管理用携帯端末
230、235、236 管理用端末
240 電子メール処理部
250、255 固有情報データベース
260、265 代表画像形成装置

Claims (18)

  1. ネットワークと、前記ネットワークに接続された複数の端末とを有する電子メールシステムにおいて、
    前記各端末は、自己の電子メールアドレスと、自己を特定するための端末識別データとを有するとともに、
    各端末から電子メールを送信する際に、当該送信元となる端末に対応する端末識別データを、当該電子メールのいずれかの領域に付与する電子メール処理手段を備えることを特徴とする電子メールシステム。
  2. 当該電子メール処理手段は、
    前記いずれかの端末から電子メールを受け、この受信電子メールに対する返信操作を行ったときに、当該受信電子メールから送信元の端末識別データを抽出して、当該抽出された端末識別データに基づいて、返信用電子メールの送信先を設定処理することを特徴とする請求項1に記載の電子メールシステム。
  3. 前記端末のうち少なくとも一つが、複数の子端末を代表する代表端末として機能している場合において、
    前記代表端末が電子メール処理手段を備えるとともに、
    前記子端末の一つから外部端末に電子メールを送信する際に、前記電子メール処理手段は、当該電子メールのいずれかの領域に、当該代表端末を特定するための代表端末識別データと、当該送信元となる子端末を特定するための子端末識別データとを前記送信元となる端末に対応する端末識別データとして付与することを特徴とする請求項1に記載の電子メールシステム。
  4. ネットワークと、前記ネットワークに接続された複数の端末とを有する電子メールシステムにおいて、
    一の端末(端末A)が、
    前記各端末の識別子と、当該各端末が有する固有の情報を示す固有データとを互いに関係付けて蓄積する端末固有情報データベースと、
    前記端末Aがメールサーバから電子メール1を取り込み、該電子メール1に基づき前記端末Aが他の端末(端末B)に電子メール2を送信する場合に、前記電子メール1にて指定された識別子に基づいて、前記端末固有情報データベースから対応する固有データを抽出して、抽出された固有データに基づいて、取り込んだ電子メール1を処理して電子メール2を作成し、当該送信先端末Bへ電子メール2を送信する電子メール処理手段と
    を有することを特徴とする電子メールシステム。
  5. 前記電子メール1が前記端末A宛に送信された電子メールであることを特徴とする請求項4に記載の電子メールシステム。
  6. 前記識別子が前記電子メール1の送信元の電子メールアドレスを含むことを特徴とする請求項4に記載の電子メールシステム。
  7. 前記固有データは、前記端末Bで取り扱うのに都合のよい電子メールのフォーマットを表すメールフォーマットデータであり、
    前記電子メール処理手段は、前記端末Aから前記端末Bに電子メールを送信する際に、送信先端末Bに対応するメールフォーマットデータを抽出し、当該電子メールを当該抽出されたメールフォーマットデータにしたがってフォーマットして、当該送信先端末Bに送信することを特徴とする請求項4に記載の電子メールシステム。
  8. 前記固有データは、前記端末Bで取り扱うことが可能な言語についての文字コードを表す言語データであり、
    前記電子メール処理手段は、前記端末Aから前記端末Bに電子メールを送信する際に、送信先端末Bに対応する言語データを抽出し、当該電子メールを当該抽出された言語データにしたがって文字コード変換して、当該送信先端末Bに送信することを特徴とする請求項4に記載の電子メールシステム。
  9. 当該電子メール処理手段は、
    前記いずれかの端末から電子メールを受け、この受信電子メールに対する返信操作を行うときに、受信電子メールから新たな送信先の固有データを抽出して、当該抽出された固有データに基づいて、当該受信電子メールを処理して、前記新たな送信先へ送信することを特徴とする請求項4に記載の電子メールシステム。
  10. ネットワークと、前記ネットワークに接続された複数の画像形成装置と、該画像形成装置を管理する管理用端末とを有する画像形成装置の管理システムにおいて、
    前記各画像形成装置は、自己の電子メールアドレスと、自己を特定するための画像形成装置識別データとを有するとともに、
    各画像形成装置から前記管理用端末に電子メールを送信する際に、当該送信元となる画像形成装置に対応する画像形成装置識別データを、当該電子メールのいずれかの領域に付与する電子メール処理手段を備えることを特徴とする画像形成装置の管理システム。
  11. 前記管理用端末は、
    前記いずれかの画像形成装置から電子メールを受け、この受信電子メールに対する返信操作を行ったときに、当該受信電子メールから送信元の画像形成装置識別データを抽出して、当該抽出された画像形成装置識別データに基づいて、返信用電子メールの送信先を設定処理する管理用電子メール処理手段を備えることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置の管理システム。
  12. 前記画像形成装置のうち少なくとも一つが、複数の画像形成装置を代表する代表端末として機能している場合において、
    前記代表端末が電子メール処理手段を備えるとともに、
    前記代表端末に関連する子端末としての画像形成装置の一つから、前記管理用端末に電子メールを送信する際に、前記電子メール処理手段は、当該電子メールのいずれかの領域に、当該代表端末を特定するための代表端末識別データと、当該送信元となる子端末を特定するための子端末識別データとを、前記送信元となる画像形成装置に対応する画像形成装置識別データとして付与することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置の管理システム。
  13. ネットワークと、前記ネットワークに接続された複数の画像形成装置と、該画像形成装置を管理する少なくとも一つの管理用端末とを有する画像形成装置の管理システムにおいて、
    前記各画像形成装置が、
    前記管理用端末に割り当てられた識別子と、当該管理用端末が有する固有の情報を示す固有データとを互いに関係付けて蓄積する管理用端末固有情報データベースと、
    前記各画像形成装置がメールサーバから電子メール1を取り込み、該電子メール1に基づき前記各画像形成装置がそれぞれ前記管理用端末に電子メール2を送信する場合に、前記電子メール1にて指定された識別子に基づいて、前記管理用端末固有情報データベースから対応する固有データを抽出して、抽出された固有データに基づいて、取り込んだ電子メール1を処理して電子メール2を作成し、当該管理用端末へ電子メール2を送信する電子メール処理手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置の管理システム。
  14. 前記電子メール1が前記画像形成装置宛に送信された電子メールであることを特徴とする請求項13に記載の電子メールシステム。
  15. 前記識別子が前記電子メール1の送信元の電子メールアドレスを含むことを特徴とする請求項13に記載の電子メールシステム。
  16. 前記固有データは、前記管理用端末で取り扱うのに都合のよい電子メールのフォーマットを表すメールフォーマットデータであり、
    前記電子メール処理手段は、画像形成装置から管理用端末に電子メールを送信する際に、送信先となる管理用端末に対応するメールフォーマットデータを抽出し、当該電子メールを当該抽出されたメールフォーマットデータにしたがってフォーマットして、当該管理用端末に送信することを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置の管理システム。
  17. 前記固有データは、前記各端末で取り扱うことが可能な言語についての文字コードを表す言語データであり、
    前記電子メール処理手段は、画像形成装置から管理用端末に電子メールを送信する際に、送信先となる管理用端末に対応する言語データを抽出し、当該電子メールを当該抽出された言語データにしたがって文字コード変換して、当該管理用端末に送信することを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置の管理システム。
  18. 当該電子メール処理手段は、
    前記いずれかの画像形成装置から電子メールを受けた管理用端末にて、この受信電子メールに対する返信操作を行うときに、受信電子メールから新たな送信先である画像形成装置の固有データを抽出して、当該抽出された固有データに基づいて、当該受信電子メールを処理して、前記新たな送信先へ送信することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置の管理システム。
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