JP2003514580A - ヒトの不妊症の処置 - Google Patents

ヒトの不妊症の処置

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Abstract

(57)【要約】 ヒトの不妊症は、第一減数分裂前期のヒト卵母細胞を能動的に停止させ、そして次に、少なくとも1つの減数分裂刺激化合物の添加、又は卵母細胞−卵丘混合物中での減数分裂刺激分子の内因性の形成を導く培養条件のいずれかによって、この減数分裂の阻止を能動的に反転させるin vitroでの方法によって処置され得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は胚の実験手順並びにヒトの不妊症を処置するための医薬組成物及びそ
の使用に関する。更に具体的には、本発明は第一減数分裂前期にヒトの卵母細胞
を能動的に停止させ、そして次に、少なくとも1つの減数分裂刺激化合物を添加
するか、又は卵母細胞−卵丘細胞混合体における減数分裂刺激分子の内生的な形
成を導く培養条件によって、そのいずれかでこの減数分裂の阻止を能動的に反転
するin vitroでの方法によるヒトの不妊症の処置に関する。要約すると
、本発明はin vitroでの受精(体外受精。本明細書ではIVFと表す)
の改良方法に関する。
【0002】 本発明の背景 減数分裂は、有性生殖を基にした生殖細胞の独特且つ最終的な事象である。減
数分裂は、2つの減数分裂的な分裂を含んで成る。第一分裂の間、母性と父性の
遺伝子の交換が起こり、その後染色体の対が2つの娘細胞に分かれる。これらは
わずかに半分の数(1n)の染色体及び2c DNAを含む。第二減数分裂は、
DNA合成せずに進行する。この分裂は、結果としてわずかに1cのDNAを有
する一倍体の生殖細胞の形成をもたらす。
【0003】 この減数分裂の事象は雄性及び雌性の生殖細胞において類似しているが、卵子
及び精子を導くタイムスケジュール及び分化の過程は大いに異なる。全ての雌性
の生殖細胞が、幼いときに、しばしば生まれる前に第一減数分裂前期に進むが、
前期の終わりに(ディクティエート(dictyate)状態)卵母細胞として
、思春期後の排卵まで全て停止する。この様に、幼少の頃から雌性は、蓄えが使
い尽くされるまで利用される卵母細胞の蓄えを有している。雌性における減数分
裂は受精が終わるまで完了せず、そして生殖細胞当たりわずかに1つの卵及び2
つの不稔性の極体が生じる。対照的に、雄性の生殖細胞のうち、わずかにいくつ
かが思春期から減数分裂に進み、そして一生の間生殖細胞の大部分はそのままで
ある。一度開始すると、雄性細胞における減数分裂はほとんど遅れることなく進
行し、そして4つの精子を産生する。
【0004】 雄性及び雌性の減数分裂を制御する機構についてはほとんど知られていない。
卵母細胞の近年の研究は、卵胞のプリン、例えばヒポキサンチン、及びアデノシ
ンが、減数分裂の停止に重要であり得ることを示している(Dowms, S.M., et al
. (1985) in Dev. Biol. 82: 454-458; Eppig, J.J., et al. (1986) in Dev. B
iol. 119: 313-321; 及びDowns, S.M. et al. (1993) in Mol. Reprod. Dev. 35
: 82-94 )。これらのプリン塩基は、卵胞液中でミリモーラーの濃度で見出され
た(Eppig, J.J., et al. (1985) in Biol. Reprod. 33: 1041-1049 )。しかし
ながら、プリン塩基によって誘導される停止は可逆的であった。このことは、マ
ウス及びヒトの卵母細胞が、ヒポキサンチンを用いて、続いて阻害剤無しの培地
中で16〜30時間培養することによって24時間減数分裂の停止を維持したと
いう実験によって示された(Downs, S.M., et al. (1986) in Gamet Res. 15: 3
05-316; 及びCha, K.Y., et al. (1992) in Reprod. Fertil. Dev. 4: 695-701
)。ほぼ10%の停止したマウスの卵母細胞が成熟を再開し、そして更に成熟卵
母細胞は首尾よく受精し、そして完全な着床前及び後の形成を示した。これらの
データは共同で、プリン、例えばヒポキサンチン及びアデノシンが、in vi
voでの減数分裂を制御する機構において生理学的に重要であるという考えを支
持している。
【0005】 環状アデノシン5′−モノリン酸(以後cAMPと表す)は、卵母細胞の減数
分裂の間、シグナル伝達系路における第二メッセンジャーとして重要な役割を果
たす。cAMPはアデニル酸シクラーゼ(以後ACと表す)の作用によって生じ
る。cAMPは、不活性な第二メッセンジャー生成物を生成する、ホスホジエス
テラーゼ酵素(以後PDEと表す)のファミリーによって生成される。ヒポキサ
ンチン(以後Hxと表す)はcAMP PDEの阻害剤である(Eppig, J.J., e
t al. (1985) in Biol. Reprod. 33: 1041-1049 )。従って、Hxは卵母細胞の
cAMPの加水分解を防ぎ、そしてそれによって卵母細胞におけるcAMPの上
昇したレベルを維持することができる。ヒポキサンチンに加えて、cAMPの上
流及び下流に作用する物質は、cAMPレベルを増大せしめることができる。こ
の様に、フォルスコリンによるACの活性化、非選択的な3−イソブチル−1−
メチルキサンチン(以後IBMXと表す)によるPDEの阻害又は特異的PDE
3阻害剤、例えばミルリノンによる卵母細胞特異的なイソ型PDE3の阻害は、
卵母細胞内でのcAMPの上昇したレベルを維持することによって、減数分裂の
停止を導く(Downs, S.M., and Hunzicker-Dunn, M., (1995) in Dev Biol 172:
72-85; 及びTsafiri, A., et al. (1996) in Dev Biol 178: 393-402)。
【0006】 PDE3特異的阻害剤は、避妊薬として記載されている(WO 98/107
65)。
【0007】 拡散可能な減数分裂制御物質の存在は、胎児マウスの性腺のものが最初に記載
された(Byskov, A.G., et al. (1976) in Dev. Biol. 52: 193-200 )。減数分
裂活性化物質(MAS)は、減数分裂が続いている胎児マウスの卵巣において分
泌されており、そして減数分裂防止物質(以後MPSと表す)は、休止している
非減数分裂細胞を有する、形態学的に分化した精巣から放出された。従って、相
対的な濃度のMAS及びMPSは、雄性及び雌性の生殖細胞における減数分裂の
停止及び再開の開始を制御することが示唆された(Byskov, A.G., and Hoyer, P
.E., (1994) in The Physiology of Reproduction, Knobil, E., and Neil, J.D
., (Editors), Raven Press, New York, pp.487-540 )。近年の論文(Byskov,
A.G., et al. (1995) in Nature 374: 559-562)は、あるステロールの単離を記
載しており、排卵前の卵巣の卵胞液由来のものはFF−MAS、そしてウシの睾
丸の精巣由来のものはT−MASとして定義されており、これらは卵母細胞の減
数分裂を活性化する。このことは最近になって、de novo合成したFF−
MASがマウスの卵母細胞における減数分裂の再開を中介し得ることから確認さ
れた(Grondahl et al. (1998) in Biol. Reprod. (1998); 58: 1297-1302 )。
【0008】 最初の体外受精による妊娠によって、1978年に子供が産まれてから、この
手順は何千もの妊娠をもたらし、そして不妊症のカップルの研究及び処置の大き
な新規領域を切り開いてきた。なおも、改良された不妊症処置の様相についての
重大な必要性が今日存在している。約1/7のカップルが軽度の不妊症又は不妊
症による問題を経験していると予想される。
【0009】 ヒト卵母細胞の体外受精は、雌性及び雄性の軽度の不妊症の処置に普通に使用
される様になってきている。標準的な体外受精の処置は、雌性の患者の長期間の
ホルモン刺激を含み、これは例えば30日間であり、患者自身の卵胞刺激ホルモ
ン(以後FSHと表す)及び黄体形成ホルモン(以後LHと表す)を、ゴナドト
ロピン放出ホルモン(以後GnRHと表す)によって抑制することによって開始
され、そしてこの後に、外因性のゴナドトロピン、例えばFSH及び/又はLH
が、複数の排卵前の卵胞の形成及び排卵直前の、複数のin vivoで成熟し
た卵母細胞の吸引を保証するために注射される。吸引された卵母細胞は、続いて
in vitroで受精され、そして4〜8個の細胞の段階で子宮に戻す前に、
典型的に3日間培養される。一連の努力が、この手順を最適化し、そして単純化
するために行われてきた。それにも関わらず、全体的な妊娠率は、現在の処置の
様相をもってしても約20%以上には有意に増大され得ない。体外受精の患者の
、欧州における大規模な調査において、患者1人当たり、11.5個の吸引され
た卵母細胞のうち7.2個の卵母細胞が受精直前に減数分裂を再開し、わずかに
4.3個の卵母細胞が受精し、そしてわずかに2.2個の卵母細胞が、受精及び
in vitroでの培養後に8個の細胞の胚の段階に達した(ESHRE, Edinbur
gh, 1997)。
【0010】 今日の胚に関する技術水準の非常に予測不可能な質により、1つ以上の胚が、
道理に合った成功の機会を与えるためだけに移植されている。それ故に、2〜3
個の胚(いくつかの国においては最大5個の胚)を移植することが一般的である
が、これは患者及び子供の両方に対する大きな不安及び危険性と共に、多胎妊娠
という非常に大きな副作用を伴う。更に、多子出産(双子、三つ子等)による医
療費の増大は、体外受精の支出の合計を超過することが予想される。
【0011】 従って、現在の処置についての複数の欠点が存在しており、4つの最も顕著な
ものとして、 1.入院を必要とする致死的な症状の可能性がある、ゴナドトロピンの注射によ
る卵巣過剰刺激症候群の危険性、 2.多胎妊娠(正常な双子及び三つ子の頻度がそれぞれ50〜1,000倍)、
3.例えば、多嚢胞性卵巣症候群及び多くの糖尿病性の症候群のために現在の方
法に耐えられない、多くの患者のセグメントの存在、及び 4.潜在的な長期間のガンの危険性、 がある。
【0012】 更に、体重の減少、鼓脹、吐き気、嘔吐、不安定な状態及び患者の他の不快感
が、自分自身に注射することの患者の不本意と共に欠点として報告されている。
【0013】 現在、ヒトにおけるin vitroでの成熟は、多くの関心及び臨床的な試
みにも関わらず非常に成功しにくいことが証明されている。
【0014】 本発明の要約 近年、我々は自然な成熟及びMAS誘導型成熟が、異なるシグナル伝達機構を
利用していることを発見した。自然な成熟は、MAS誘導型シグナル伝達機構と
対照的に、コレラ毒素感受性シグナル伝達機構を利用していない。このことは、
異なる受容体、すなわちGタンパク質共役受容体が2つのシグナル伝達機構を利
用していることを意味する。更に、我々は自然な、及びFF−MAS誘導型の卵
母細胞の成熟の動態が完全に異なることを観察した。裸のマウスの卵母細胞は4
時間以内に自然に成熟し、一方、減数分裂が停止されたマウスの卵母細胞(大量
の卵丘細胞の封入物又は種々のプリンのいずれかによる停止)は、16〜20時
間かけてFF−MAS又はFSHによる活性化で成熟する。
【0015】 我々は更に、ヒトの卵母細胞が封入されている卵丘のFF−MASが、核だけ
でなく細胞質の成熟も改良することを観察した(Grondahl et al., 1999 Alpha
abstract, Copenhagen)。
【0016】 FF−MASの使用は、現在利用されている方法と比較して妊娠の割合を改良
するが、より一層この割合を増大せしめることが望ましい。
【0017】 本発明は、in vitroで起こり、そして成熟の能動的な誘導を好む、自
然な成熟の回避によって不妊症の処置を改良することに関する。
【0018】 このことは、卵母細胞の成熟が阻止される方法によって達成される。続いて、
減数分裂の阻止は能動的に反転される。
【0019】 本発明の詳細な説明 本明細書で特許され、そして請求される方法の1つは、女性、例えば雌性の、
ヒトの患者又は雌性のヒトの供与者から摘出し、又は採取した卵母細胞で行われ
る。当該方法は、以下の段階: 1)女性から摘出した卵母細胞を、卵母細胞を停止せしめる条件に適用し(以後
停止段階と表す)、 2)当該卵母細胞を、停止状態が反転する条件に適用し(以後反転段階と表す)
、 3)当該卵母細胞を受精させること(以後受精段階と表す)、 を含んで成り、但し、当該卵母細胞が患者又は供与者から摘出されたときから
、以後16時間、好ましくは以後8時間、更に好ましくは以後4時間、より更に
好ましくは以後2時間、そしてより更に好ましくは以後1時間、自然な成熟が全
く又は実質的に全く起こらない。
【0020】 あるいは、上記方法の但し書きは、次の様に「但し、当該卵母細胞が患者又は
供与者から摘出されたときから、以後16時間、好ましくは以後8時間、最も好
ましくは以後4時間、卵核胞崩壊は、減数分裂の再開が能動的に誘導される前に
、全く又は実質的に全く現れない」と表される。
【0021】 上記方法を実施する前に、少なくとも1つの卵母細胞が女性、例えば雌性の患
者又は供与者から摘出される。この摘出は既知の方法、例えばItskovitz-Eldor
及びThalerによって記述されたもの(Reproductive, Endocrinology, Surgery a
nd Technology Chapter 107 pp 1191-2030, Editors: Adashi, Rock and Rosenw
aks, 1995, Lippencott-Raven publishers)で実施され得る。通常5〜15個の
卵母細胞が摘出される。全ての卵母細胞が摘出され、又はそれらのうちのわずか
にいくつかのものが本発明の方法に適用され得る。
【0022】 本発明に使用する卵母細胞は、それらが減数分裂的な成熟を再開するための完
全な能力を獲得する増殖期を終えておくべきである。当該増殖期の完了は、卵胞
の変化の間に起こる。好ましくは、卵胞は少なくとも約5mmの直径を有しており
、そして好ましくは、卵胞は約10mm以下の直径を有する。
【0023】 雌性の患者は、体外受精を行うことが決定された女性である。あるいは、卵子
の供与者が使用され得る。
【0024】停止段階 減数分裂を阻害する環境にある、患者又は供与者の卵胞からの卵母細胞の摘出
の後、当該卵母細胞は、卵母細胞に減数分裂の停止を維持せしめる条件に適用さ
れ、あるいは言い換えると、卵母細胞の自然な成熟が回避される条件、すなわち
停止段階に適用される。卵母細胞を停止せしめる条件は、任意な既知の方法で得
ることができる。例えば、この減数分裂を停止せしめる条件は、何らかの方法で
、例えば卵丘に封入された卵母細胞を単独で、あるいは卵丘細胞、莢膜細胞、顆
粒球細胞、体細胞との共培養液中で、又は上文で列記した細胞が培養液中で産生
し得る自己分泌及び傍分泌因子の濃度によって、若しくは任意な化学的減数分裂
阻害剤、例えばプリンを培地に加えることによって条件づけた培地中で一緒に培
養することによって得ることができる。
【0025】 卵母細胞の減数分裂状態が観察され、そして核の成熟の進行によって、例えば
無傷の核膜の存在又は不存によってそのまま続けられことがある。未成熟(減数
分裂的に停止した)な卵母細胞は、Nomarski又はHoffamannの
光学レンズを有する倒立顕微鏡を用いる、生きている卵母細胞の光学顕微鏡的な
研究で認識され得る減数分裂の再開による膜崩壊(卵核胞崩壊(以後GVBと表
す))を経験し得る球状の卵核胞(以後GVと表す)を証明する。
【0026】 好ましくは、卵母細胞に減数分裂の停止を維持させる条件の期間は、約1時間
〜約48時間、好ましくは約8時間〜約22時間である。
【0027】 卵母細胞が減数分裂を阻害せしめる条件に適用された場合(卵細胞の停止とも
表される)、一定期間卵母細胞を培養することが望ましいと思われる。都合良く
は、この培養期間は約1時間〜約44時間、好ましくは約4時間〜約36時間の
範囲内である。好ましくは、卵母細胞は培地、例えばTCM−199又は単純ア
ール平衡塩溶液中で培養される。Bavister又はGardnerを参照の
こと。保存は、好ましくは約36℃〜約39℃、好ましくは約37℃〜約37.
5℃の範囲の温度で実施される。
【0028】反転段階 卵母細胞が減数分裂を停止せしめる条件に適用された場合、卵母細胞は、停止
状態が反転する、又は換言すると減数分裂の阻止が反転する条件に適用される。
従って、停止段階が反転する段階において、これまでの段階で停止を招いていた
成分はなおも存在していると思われる。好ましくは、停止状態は1又は複数の減
数分裂活性化物質(以後MASと表す)の添加によって、あるいは培養細胞に減
数分裂の再開を媒介する物質を産生し、又は分泌せしめる培地成分によって反転
する。
【0029】 WO 96/00235から、あるステロール誘導体が減数分裂の制御に使用
され得ることが知られている。その様なステロールの例は、4,4−ジメチル−
5α−コレスタ−8,14,24−トリエン−3β−オール(以後、FF−MA
Sと表す)である。
【0030】 本明細書において、用語「MAS」は、卵母細胞の減数分裂を媒介する化合物
を表す。更に具体的には、MASは、以下の例1に記載した試験において、コン
トロールよりも有意に高い卵核胞崩壊(以後GVBと表す)のパーセンテージを
有する化合物である。好ましい化合物は、GVBのパーセンテージが少なくとも
50%、好ましくは少なくとも80%の化合物である。
【0031】 MASの例は、WO 96/00235,96/27658,97/0088
4,98/28323,98/54965及び98/55498、更に具体的に
はそれらの請求項1で言及されている。
【0032】 WO 95/000265において、複数の潜在的なMASが未成熟な雌性の
マウスで試験された。試験動物が頸椎脱臼によって殺される48時間前に、それ
らは20IUのFSH及び20IUのLHを含むヒト閉経ゴナドトロピンの単回注射
を受けた。卵巣を摘出し、ヒポキサンチン培地に据え、そして無関係な組織を除
いた。次に、卵母細胞は、卵胞の外側で穿刺され、卵丘細胞が除かれ、そして減
数分裂制御誘導体を含む培地中で培養された。
【0033】 好ましくは、卵母細胞が、停止状態が反転する条件に適用される期間は、約1
時間〜約48時間、好ましくは約4時間〜約36時間である。
【0034】 好ましくは、卵母細胞が、それらを停止した減数分裂のまま維持せしめる条件
に適用されてから、卵母細胞が、停止状態が反転する条件に適用されるまでの期
間は、約0時間〜約24時間、好ましくは約1時間〜約4時間である。
【0035】受精 卵母細胞が、停止状態が反転される条件に適用された後、卵母細胞は受精され
る。受精は、本質的に標準的なin vitroでの受精(IVF)、又は細胞
質内精子注射(intra cytoplasmic sperm injection (ICSI))のいずれか
によって知られている、例えばDavis 及びRosenwaks による総括的な文献(Repr
oductive, Endocrinology, Surgey and Technology Chapter 124, pp.2319-2334
, Editors: Adashi, Rock and Rosenwaks, 1995, Lippencott-Raven publishers
)に記載されている方法で実施される。
【0036】 卵母細胞が受精した後、接合体が培養液中で形成するまで2,3日放置され、
そして次に患者の子宮に移植されるか、又は低温保存される。好ましくは、これ
は本質的に知られている方法で行われる。
【0037】 上記処置の段階の多くが既知の方法で実施され、そして残りの段階は本質的に
知られている方法で実施される。
【0038】 本発明の好ましい態様において、前記方法は以下の段階: a)卵母細胞を雌性の患者又は供与者から摘出し、 b)当該卵母細胞を、減数分裂を停止せしめる条件に適用し、 c)当該卵母細胞を、停止状態が反転する条件に適用し、 d)当該卵母細胞を受精させ、そして 移植又は低温保存の前に接合体を形成せしめること、 を含んで成る。
【0039】 本発明は、以下の例によって更に例示されるが、これは保護の範囲を限定する
ものと見なされるべきではない。前述の記載及び後述の例で開示される特徴は、
任意なそれらの組み合わせで、それらの様々な形態を実現するためのものであっ
てもよい。
【0040】 例1 MASを選択するために使用する方法 卵母細胞は、制御された温度で(20〜22℃)、明るいところで(0.60
0〜18.00の点灯)、そして相対湿度で(50〜70%)維持された、13
〜16gの重量の未成熟の雌性のマウス(C57BL/6J×DBA/2J F
1,Bomholtgaard,Denmark )から得られた。マウスは、20IU
FSHを含む0.2mlのゴナドトロピン(Gonal−F,Serono)の腹
腔内注射を受け、そして48時間後、頸椎脱臼によって殺された。卵巣を切り離
し、そして卵巣が、立体顕微鏡のもと、一組の27ゲージの針を用いる手作業に
よる卵胞の破裂によってHx培地(下文を参照のこと)中で単離された。無傷な
卵核胞(以後GVと表す)を示す球状の卵母細胞は、卵丘に封入された卵母細胞
(以後CEOと表す)及び裸の卵母細胞(以後NOと表す)に分割され、そして
3mg/mlのウシ血清アルブミン(BSA,Sigma Cat.No.A−70
30)、5mg/mlのヒト血清アルブミン(HSA,State Serum I
nstitute,Denmark )、0.23mMのピルビン酸塩(Sigma,Ca
t.No.S−8636)、2mMのグルタミン(Flow Cat.No.16
−801)、100IU/mlのペニシリン及び100μg/mlのストレプトマイシ
ン(Flow,Cat.No.16−700)を添加したα−最小必須培地(リ
ボヌクレオシド無しのα−MEM,Gibco BRL,Cat.No.225
61)中に据えられた。この培地は3mMのヒポキサンチン(Sigma Cat
.No.H−9377)が添加され、そしてHx培地と表された。
【0041】 卵母細胞をHx培地中で3回すすぎ、そして均一なサイズの卵母細胞をCEO
及びNOの群に分けた。CEO及びNOは、各穴が0.4mlのHx培地及び10
μMの濃度の試験すべき化合物を含んだ4穴マルチディッシュ(Nunclon
,Denmark )中で培養した。1つのコントロールの穴(すなわち、試験化合物が
添加されていない、同一の培地中で培養された35〜45個の卵母細胞)は、常
に3つの試験的な穴(試験化合物が添加された穴当たり35〜45個の卵母細胞
)と同時に培養された。
【0042】 卵母細胞は、加湿された、大気中の5% CO2 の雰囲気で、24時間37℃
で培養された。培養期間の終わりに、GV,GVB及び極体(以後PBと表す)
を有する卵母細胞の数が、それぞれ立体顕微鏡(Wildt,Leica MZ
12)を用いて計数された。GVBのパーセンテージは、その穴における卵母
細胞の合計数当たりGVBを経験している卵母細胞のパーセンテージとして定義
され、 %GVB=((GVBの数+PBの数)/卵母細胞の合計数)×100、 として算出された。
【0043】 例2 ヒト卵母細胞を単離し、そして培養するために使用する方法 雌性の患者は、IVF又はICSIを実施することが決定された女性である。
当該患者は、婦人科学的な検査の後、次のホルモン前処置:ゴナドトロピン放出
ホルモンによるダウンレギュレーション、外来性の組換え又は尿を基にしたヒト
FSHによる卵胞成長の刺激及びLH活性を示すヒト絨毛性ゴナドトロピン(以
後hCGと表す)によって誘導される最終的な卵母細胞の成熟に適用される。卵
母細胞は、鎮静状態のもと、超音波によって誘導される、中程度のものから巨大
なサイズの卵胞(直径12〜20mmの卵胞)の経膣卵胞吸引を介して吸引される
【0044】 減数分裂阻害環境にある患者の卵胞からの卵母細胞の摘出後、卵母細胞は、卵
母細胞に減数分裂の停止を維持せしめる、換言すると卵母細胞の自然な成熟を回
避する条件に適用される。この減数分裂停止条件は、卵丘に封入されている卵母
細胞を、卵丘細胞/顆粒膜細胞との共培養と共に培養して卵母細胞の成熟を阻止
することによって、又は生理学的PDE阻害剤であるヒポキサンチンを、例えば
3mMの濃度で培地に加えることによって得られる。
【0045】 減数分裂の停止を保証せしめる、顆粒膜細胞及びヒポキサンチンを含む培地T
CM−199中での1時間の期間の後、20μMのFF−MASを培地に加え、
次にこれを、減数分裂の停止に打ち勝つために約37.4℃の温度で24時間培
養した。
【0046】 例3 未成熟ヒト卵母細胞を単離し、そして培養するために使用する方法 雌性の患者は、IVF又はICSIを実施することが決定された女性である。
当該患者は、婦人科学的な検査の後、次のホルモン前処置に適用される:周期に
おける6日目に(0日目は月経の最初の日である)、小さい卵胞の短期間の刺激
が、225IEの外来性の組換え又は尿を基にしたヒトFSHの3日間の注射に
よって誘導される。未成熟卵母細胞は、鎮静状態のもと、超音波によって誘導さ
れる、小〜中程度のサイズの卵胞(直径6〜12mmの卵胞)の経膣卵胞吸引を介
して吸引される。減数分裂阻害環境にある患者の卵胞からの卵母細胞の摘出後、
卵母細胞は、卵母細胞に減数分裂の停止を維持せしめる、換言すると卵母細胞の
自然な成熟を回避する条件に適用される。この減数分裂停止条件は、卵丘に封入
されている卵母細胞を、卵丘細胞/顆粒膜細胞との共培養と共に培養して卵母細
胞の成熟を阻止することによって、又は生理学的PDE阻害剤であるヒポキサン
チンを、例えば3mMの濃度で培地に加えることによって得られる。
【0047】 減数分裂の停止を保証せしめる、顆粒膜細胞及びヒポキサンチンを含む培地T
CM−199中での1時間の期間の後、20μMのFF−MASを培地に加え、
次にこれを、減数分裂の停止に打ち勝つために36時間培養した。
【0048】 例4 目的:適切な濃度のFF−MASを添加することによって卵母細胞の成熟を開始
する前に、自然な成熟を4時間停止させることによって、哺乳類の卵母細胞のた
めの培養条件を最適化すること。 卵母細胞は、制御された光及び温度のもとで維持した、13〜16gの重量の
未発達な(21〜24日齢)雌性のマウス(C57BI/6J×DBA/2J
F1−hybrids,M & B,Denmark )から得た。当該マウスは、20
IUのFSHを含む0.2mlのゴナドトロピン(Gonal−F,Serono)
の腹腔内注射を受け、そして48時間後、当該動物は頸椎脱臼によって殺された
。卵巣を切除し、そして立体顕微鏡のもと、一組の27ゲージの針を用いる手作
業による卵胞の破壊によってHx培地(下文を参照のこと)中で単離された。無
傷な卵核胞(GV)を示す球状の卵母細胞を選択し、そして3mMのヒポキサンチ
ン(Sigma Cat.No.H−9377)、8mg/mlのヒト血清アルブミ
ン(HSA,State Serum Institute,Denmark )、0.
23mMのピルビン酸塩(Sigma,Cat.No.S−8636)、2mMのグ
ルタミン(Flow Cat.No.16−801)、100IU/mlのペニシリ
ン及び100μg/mlのストレプトマイシン(Flow Cat.No.16−
700)を添加したα最小必須培地(リボヌクレオシド無しのα−MEM,Gi
bco BRL,Cat.No.22561)中に据えた。この培地はHx培地
を表した。Hxを除いて全く同一な培地をHxを含まない培地と表した。
【0049】 この様に、卵母細胞は、各穴が0.4mlのHx培地又はHxを含まない培地(
自然な成熟をさせるため)及び35〜45個の卵母細胞を含んだ4穴マルチディ
ッシュ(Nunclon, Denmark)で培養した。
【0050】 異なる処置群: 1.コントロール:阻害無し、FF−MAS無し 2.MAS:阻害無し及び10□M FF−MAS 3.阻害及びその後に自然な成熟:Hx培地中で4時間、その後Hxを含まない
培地への移し替え 4.阻害及びFF−MASの誘導:Hx培地中で4時間、そしてHx培地へのF
F−MASの添加 5.阻害及び阻害の除去、及びその後のFF−MAS誘導:Hx培地中での4時
間、すすぎ、Hxを含まない培地への移し替え、及びFF−MASの添加。 成熟から16〜20時間後の体外受精。 指標:受精率及びin vitroでの胚の発生。
【表1】
【0051】 5つの処置のうち1つが、受精率及び胚の発生能として評価される卵母細胞の
観点において、他のものより優れていた。第4番目の処置の様相、すなわち阻害
及びFF−MAS誘導は、他の処置の選択肢よりも有意に優れていた。
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Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)女性から摘出した卵母細胞を、卵母細胞を停止せしめる
    条件に適用し(本明細書では停止段階と表す)、 b)当該卵母細胞を、停止状態が反転する条件に適用し(本明細書では反転段階
    と表す)、そして c)当該卵母細胞を受精させること(本明細書では受精段階と表す)、 を含んで成る方法であって、但し、当該卵母細胞が患者又は供与者から摘出され
    たときから、以後16時間、好ましくは以後8時間、最も好ましくは以後4時間
    、より更に好ましくは以後2時間、そしてより更に好ましくは以後1時間、減数
    分裂の再開がMASによって能動的に誘導される前に、GVBの初期に見られる
    自然な成熟は、全く又は実質的に全く起こらない条件付きでの方法。
  2. 【請求項2】 a)女性から摘出した卵母細胞を、卵母細胞を停止せしめる
    条件に適用し(本明細書では停止段階と表す)、 b)当該卵母細胞を、停止状態が反転する条件に適用し(本明細書では反転段階
    と表す)、そして c)当該卵母細胞を受精させること(本明細書では受精段階と表す)、 を含んで成る方法であって、但し、当該卵母細胞が患者又は供与者から摘出され
    たときから、以後16時間、好ましくは以後8時間、最も好ましくは以後4時間
    、より更に好ましくは以後2時間、そしてより更に好ましくは以後1時間、減数
    分裂の再開が能動的に誘導される前に、卵核胞崩壊が全く又は実質的に全く現れ
    ない条件付きでの方法。
  3. 【請求項3】 受精段階後に(すなわち段階c後に)、卵母細胞を発生させ
    る段階を含んで成る、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 停止状態が反転する条件が、MASを用いてもたらされる、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 停止状態が反転する条件が、卵母細胞−卵丘混合物中での減
    数分裂刺激分子の内因性の形成を導く培養条件である、請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 本明細書に記載の特徴のうちの任意な新規特徴又は組み合わ
    せ。
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